JPWO2020048525A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020048525A5
JPWO2020048525A5 JP2021537459A JP2021537459A JPWO2020048525A5 JP WO2020048525 A5 JPWO2020048525 A5 JP WO2020048525A5 JP 2021537459 A JP2021537459 A JP 2021537459A JP 2021537459 A JP2021537459 A JP 2021537459A JP WO2020048525 A5 JPWO2020048525 A5 JP WO2020048525A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
acid sequence
seq
bsap
hvr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021537459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7548587B2 (ja
JP2021535758A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/CN2019/104680 external-priority patent/WO2020048525A1/en
Publication of JP2021535758A publication Critical patent/JP2021535758A/ja
Publication of JPWO2020048525A5 publication Critical patent/JPWO2020048525A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7548587B2 publication Critical patent/JP7548587B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

これらの結果は、例示的なCD19×CD3 BSAPが、カニクイザルにおいて良好な安全性及び忍容性プロファイルを有することを実証する。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
二重特異性抗原結合タンパク質(BSAP)であって、以下:
i)腫瘍抗原を特異的に認識する抗腫瘍抗原Fabであって、以下:
(a)免疫グロブリン(Ig)重鎖可変領域(VH)及びIg重鎖定常領域1(CH1)、ならびに
(b)Ig軽鎖可変領域(VL)及びIg軽鎖定常領域(CL)を含む、前記抗腫瘍抗原Fab;ならびに
ii)CD3を特異的に認識する抗CD3結合ドメインを含み;
前記抗腫瘍抗原Fab及び前記抗CD3結合ドメインが、直接または任意選択のリンカーを介して接続している、前記二重特異性抗原結合タンパク質。
(項目2)
前記抗CD3結合ドメインが、前記抗腫瘍抗原Fabの前記VHのN末端に接続している、項目1に記載のBSAP。
(項目3)
前記抗CD3結合ドメインが、前記抗腫瘍抗原Fabの前記VLのN末端に接続している、項目1に記載のBSAP。
(項目4)
前記腫瘍抗原が、CD19、EpCAM、CD20、CD22、CD30、CD37、CD40、及びCD74からなる群から選択される、項目1~3のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目5)
前記腫瘍抗原が、CD19である、項目1~4のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目6)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖超可変領域1(HVR-H1)、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号4または37のアミノ酸配列を含む軽鎖超可変領域1(HVR-L1)、配列番号5または38のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号6または39のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、項目5に記載のBSAP。
(項目7)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号4のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号5のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、項目5または6に記載のBSAP。
(項目8)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号37のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号38のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号39のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、項目5または6に記載のBSAP。
(項目9)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号7のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号8または40のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、項目5~8のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目10)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号7のアミノ酸配列を含み、前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号8のアミノ酸配列を含む、項目5~9のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目11)
前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号7のアミノ酸配列を含み、前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号40のアミノ酸配列を含む、項目5~9のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目12)
前記抗CD3結合ドメインが、CD3εのN末端を特異的に認識する、項目1~11のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目13)
前記抗CD3結合ドメインが、CD3εのアミノ酸残基1~27内のエピトープを特異的に認識する、項目12に記載のBSAP。
(項目14)
前記抗CD3結合ドメインが、VH及びVLを含み;前記抗CD3結合ドメインの前記VHが、配列番号9のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号10のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD3結合ドメインの前記VLが、配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、項目12または13に記載のBSAP。
(項目15)
前記抗CD3結合ドメインの前記VHが、配列番号15のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記抗CD3結合ドメインの前記VLが、配列番号16のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、項目12~14のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目16)
前記抗CD3結合ドメインの前記VHが、配列番号15のアミノ酸配列を含み、前記抗CD3結合ドメインの前記VLが、配列番号16のアミノ酸配列を含む、項目12~15のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目17)
前記抗CD3結合ドメインが、抗CD3 scFvであり、前記抗CD3 scFvが、接続ペプチドによって接続したVH及びVLを含む、項目1~16のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目18)
前記抗CD3 scFvが、配列番号17のアミノ酸配列を含む、項目17に記載のBSAP。
(項目19)
前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1及び前記CLが、ジスルフィド結合によって接続している、項目1~18のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目20)
前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1及び前記CLが、約1~約5個のジスルフィド結合によって接続している、項目19に記載のBSAP。
(項目21)
前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1及び前記CLが、約2個のジスルフィド結合によって接続している、項目19または20に記載のBSAP。
(項目22)
前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1が、配列番号18のアミノ酸配列を含み、前記抗腫瘍抗原Fabの前記CLが、配列番号19のアミノ酸配列を含む、項目1~21のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目23)
前記リンカー及び/または前記接続ペプチドが、グリシン、セリン、アルギニン、及びアラニンからなる群から選択される約2~約30個のアミノ酸残基を含む、項目1~22のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目24)
前記リンカー及び/または前記接続ペプチドが、配列番号20~22、33、及び41~54からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目23に記載のBSAP。
(項目25)
前記リンカーが、約6~約12個のアミノ酸残基を含む、項目23または24に記載のBSAP。
(項目26)
前記BSAPが、第一のポリペプチド及び第二のポリペプチドを含み、前記第一のポリペプチドが、配列番号23、28、35、58、及び59のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24または27のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、項目1、2、及び5~25のいずれか1項に記載のBSAP。
(項目27)
前記第一のポリペプチドが、配列番号23のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBSAP。
(項目28)
前記第一のポリペプチドが、配列番号28または58のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBSAP。
(項目29)
前記第一のポリペプチドが、配列番号35または59のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBSAP。
(項目30)
前記第一のポリペプチドが、配列番号28または58のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBSAP。
(項目31)
項目1~30のいずれか1項に記載のBSAPをコードする、単離された核酸。
(項目32)
項目1~30のいずれか1項に記載のBSAP、及び医薬的に許容可能な担体を含む、医薬組成物。
(項目33)
がんの処置を必要とする個体においてがんを処置する方法であって、前記個体に、有効量の項目1~30のいずれか1項に記載のBSAP、または項目32に記載の医薬組成物を投与することを含む、前記方法。
(項目34)
前記BSAPまたはその医薬組成物が、静脈内投与される、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記個体が、ヒトである、項目33または34に記載の方法。
(項目36)
前記がんが、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、マンテル細胞白血病(MCL)、及びB細胞リンパ腫(BCL)からなる群から選択される、項目33~35のいずれか1項に記載の方法。

Claims (29)

  1. 二重特異性抗原結合タンパク質(BSAP)であって、以下:
    i)腫瘍抗原を特異的に認識するFab(抗腫瘍抗原Fab)であって、以下:
    (a)免疫グロブリン(Ig)重鎖可変領域(VH)及びIg重鎖定常領域1(CH1)、ならびに
    (b)Ig軽鎖可変領域(VL)及びIg軽鎖定常領域(CL)を含む、前記抗腫瘍抗原Fab;ならびに
    ii)CD3を特異的に認識する結合ドメイン(抗CD3結合ドメイン)を含み;
    前記抗腫瘍抗原Fab及び前記抗CD3結合ドメインが、直接またはリンカーを介して接続している、前記二重特異性抗原結合タンパク質。
  2. (i)前記抗CD3結合ドメインのC末端が、前記抗腫瘍抗原Fabの前記VHのN末端に接続している、または
    (ii)前記抗CD3結合ドメインのC末端が、前記抗腫瘍抗原Fabの前記VLのN末端に接続している、
    請求項1に記載のBSAP。
  3. 前記BSAPが、第一の抗CD3結合ドメインおよび第二の抗CD3結合ドメインを含み、前記第一の抗CD3結合ドメインのC末端が前記抗腫瘍抗原Fabの前記VHのN末端に接続しており、前記第二の抗CD3結合ドメインのC末端が前記抗腫瘍抗原Fabの前記VLのN末端に接続している、請求項1に記載のBSAP。
  4. 前記腫瘍抗原が、CD19、EpCAM、CD20、CD22、CD30、CD37、CD40、及びCD74からなる群から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載のBSAP。
  5. 前記腫瘍抗原が、CD19である、請求項1~4のいずれか1項に記載のBSAP。
  6. 前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含む重鎖超可変領域1(HVR-H1)、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号4または37のアミノ酸配列を含む軽鎖超可変領域1(HVR-L1)、配列番号5または38のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号6または39のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、請求項5に記載のBSAP。
  7. (i)前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号4のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号5のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号6のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、または
    (ii)前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号1のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号2のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号37のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号38のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号39のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、
    請求項5または6に記載のBSAP。
  8. 前記抗CD19 Fabの前記VHが、配列番号7のアミノ酸配列または配列番号7のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記抗CD19 Fabの前記VLが、配列番号8もしくは40のアミノ酸配列または配列番号8もしくは40のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項5~のいずれか1項に記載のBSAP。
  9. 前記抗CD3結合ドメインが、CD3εのN末端を特異的に認識する、請求項1~のいずれか1項に記載のBSAP。
  10. 前記抗CD3結合ドメインが、CD3εのアミノ酸残基1~27内のエピトープを特異的に認識する、請求項1~9のいずれか1項に記載のBSAP。
  11. 前記抗CD3結合ドメインが、VH及びVLを含み;前記抗CD3結合ドメインの前記VHが、配列番号9のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号10のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号11のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含み;前記抗CD3結合ドメインの前記VLが、配列番号12のアミノ酸配列を含むHVR-L1、配列番号13のアミノ酸配列を含むHVR-L2、及び配列番号14のアミノ酸配列を含むHVR-L3を含む、請求項1~10のいずれか1項に記載のBSAP。
  12. 前記抗CD3結合ドメインの前記VHが、配列番号15のアミノ酸配列または配列番号15のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記抗CD3結合ドメインの前記VLが、配列番号16のアミノ酸配列または配列番号16のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1~11のいずれか1項に記載のBSAP。
  13. 前記抗CD3結合ドメインが、接続ペプチドによって接続したVH及びVLを含む抗CD3 scFvであ、請求項1~12のいずれか1項に記載のBSAP。
  14. 前記抗CD3 scFvが、配列番号17のアミノ酸配列を含む、請求項13に記載のBSAP。
  15. 前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1及び前記CLが、ジスルフィド結合によって接続している、請求項1~14のいずれか1項に記載のBSAP。
  16. 前記抗腫瘍抗原Fabの前記CH1が、配列番号18のアミノ酸配列を含み、前記抗腫瘍抗原Fabの前記CLが、配列番号19のアミノ酸配列を含む、請求項1~15のいずれか1項に記載のBSAP。
  17. 前記リンカー及び/または前記接続ペプチドが、配列番号20~22、33、及び41~54からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1~16のいずれか1項に記載のBSAP。
  18. 前記BSAPが、第一のポリペプチド及び第二のポリペプチドを含み、前記第一のポリペプチドが、配列番号23、28、35、58、及び59のいずれかのアミノ酸配列または配列番号23、28、35、58、及び59のいずれかのアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24もしくは27のアミノ酸配列または配列番号24もしくは27のアミノ酸配列と少なくとも約95%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1、2、及び5~15のいずれか1項に記載のBSAP。
  19. (i)前記第一のポリペプチドが、配列番号23のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、
    (ii)前記第一のポリペプチドが、配列番号28のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、
    (iii)前記第一のポリペプチドが、配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、
    (iv)前記第一のポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、
    (v)前記第一のポリペプチドが、配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、
    (vi)前記第一のポリペプチドが、配列番号23のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、
    (vii)前記第一のポリペプチドが、配列番号28のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、
    (viii)前記第一のポリペプチドが、配列番号58のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、
    (ix)前記第一のポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、または
    (x)前記第一のポリペプチドが、配列番号59のアミノ酸配列を含み、前記第二のポリペプチドが、配列番号27のアミノ酸配列を含む、
    請求項18に記載のBSAP。
  20. 請求項1~19のいずれか1項に記載のBSAPをコードする、単離された核酸。
  21. 請求項20に記載の単離された核酸を含むベクター。
  22. 請求項20に記載の単離された核酸または請求項21に記載のベクターを含む宿主細胞。
  23. 請求項1~19のいずれか1項に記載のBSAP、及び医薬的に許容可能な担体を含む、医薬組成物。
  24. 体においてがんを処置する医薬であって、前記医薬が有効量の請求項1~19のいずれか1項に記載のBSAP、または請求項23に記載の医薬組成物を含み前記BSAPが前記がんにより発現される腫瘍抗原を特異的に認識する、前記医薬
  25. (i)前記医薬が、静脈内投与のためのものであるおよび/または
    (ii)前記医薬が、約0.01μg/kg~約1000μg/kgでの投与のためのものである、
    請求項24に記載の医薬
  26. 前記個体が、ヒトである、請求項24または25に記載の医薬
  27. 前記がんが、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、マンテル細胞白血病(MCL)、及びB細胞リンパ腫(BCL)からなる群から選択される、請求項24~26のいずれか1項に記載の医薬
  28. (i)コードされたBSAPを発現するために有効な条件下で、請求項20に記載の単離された核酸もしくは請求項21に記載のベクターを含む宿主細胞を培養、または請求項22に記載の宿主細胞を培養するステップ、および
    (ii)前記宿主細胞から発現されたBSAPを得るステップ
    を含む、BSAPを製造する方法。
  29. ステップ(i)が、前記宿主細胞を製造することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
JP2021537459A 2018-09-07 2019-09-06 二重特異性抗原結合タンパク質及びその使用 Active JP7548587B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201811041588 2018-09-07
CN201811041588.X 2018-09-07
PCT/CN2019/104680 WO2020048525A1 (en) 2018-09-07 2019-09-06 Bispecific antigen binding proteins and uses thereof

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021535758A JP2021535758A (ja) 2021-12-23
JPWO2020048525A5 true JPWO2020048525A5 (ja) 2022-09-14
JP7548587B2 JP7548587B2 (ja) 2024-09-10

Family

ID=69721491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021537459A Active JP7548587B2 (ja) 2018-09-07 2019-09-06 二重特異性抗原結合タンパク質及びその使用

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210301018A1 (ja)
EP (1) EP3847196A4 (ja)
JP (1) JP7548587B2 (ja)
CN (1) CN112867735A (ja)
WO (1) WO2020048525A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107903325B (zh) 2011-05-16 2021-10-29 埃泰美德(香港)有限公司 多特异性fab融合蛋白及其使用方法
CA3017776A1 (en) 2016-03-15 2017-09-21 Generon (Shanghai) Corporation Ltd. Multispecific fab fusion proteins and use thereof
JP2024506831A (ja) 2021-01-28 2024-02-15 リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド サイトカイン放出症候群を治療するための組成物及び方法
AU2023254191A1 (en) 2022-04-11 2024-10-17 Regeneron Pharmaceuticals, Inc. Compositions and methods for universal tumor cell killing
CN117603351A (zh) * 2022-08-22 2024-02-27 英脉德医疗科技(广东)有限公司 肿瘤微环境特异激活的Her2-CD3双特异性抗体
US20240277844A1 (en) 2023-02-17 2024-08-22 Regeneron Pharmaceuticals, Inc. Induced nk cells responsive to cd3/taa bispecific antibodies

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107903325B (zh) * 2011-05-16 2021-10-29 埃泰美德(香港)有限公司 多特异性fab融合蛋白及其使用方法
KR102211837B1 (ko) * 2013-01-14 2021-02-03 젠코어 인코포레이티드 신규한 이형이량체 단백질
EP2789630A1 (en) * 2013-04-09 2014-10-15 EngMab AG Bispecific antibodies against CD3e and ROR1
CA2963696A1 (en) * 2014-10-09 2016-04-14 Engmab Ag Bispecific antibodies against cd3epsilon and ror1 for use in the treatment of ovarian cancer
EP3064507A1 (en) * 2015-03-06 2016-09-07 Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung des öffentlichen Rechts Fusion proteins comprising a binding protein and an interleukin-15 polypeptide having a reduced affinity for IL15ra and therapeutic uses thereof
RU2756010C2 (ru) * 2015-05-26 2021-09-24 МорфоСис АГ Комбинация антитела к CD19 и ингибитора тирозинкиназы брутона и их применение
CA3017776A1 (en) * 2016-03-15 2017-09-21 Generon (Shanghai) Corporation Ltd. Multispecific fab fusion proteins and use thereof
CN107903324B (zh) * 2017-11-15 2021-01-29 北京绿竹生物技术股份有限公司 一种结合人cd19和cd3的双特异性抗体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019502712A5 (ja)
JP7356970B2 (ja) 多重特異性抗体とその作製及び使用方法
Fischer et al. Bispecific antibodies: molecules that enable novel therapeutic strategies
AU2018295119B2 (en) Multi-specific antibodies and methods of making and using thereof
JP2018527887A5 (ja)
JP2019533441A5 (ja)
IL271257B1 (en) Multispecific antibodies and methods for their preparation and use
CN112969476B (zh) 多特异性蛋白分子
JP2020511947A5 (ja)
JPWO2019129221A5 (ja)
US12076413B2 (en) Compositions and methods for modulating delta gamma chain mediated immunity
CN116396386A (zh) Cd3抗体及其药物用途
CN112533945A (zh) 优化的结合gp41的分子及其用途
TWI814715B (zh) Adam9結合分子及使用其的方法
JPWO2020048525A5 (ja)
CA3189473A1 (en) Novel human antibodies binding to human cd3 epsilon
JPWO2021064137A5 (ja)
WO2023212056A2 (en) Combination of cytokine fusion proteins with cd8 antigen binding molecules
JPWO2022087458A5 (ja)
WO2022127066A1 (zh) 一种特异性中和辅助性T细胞TGF-β信号的双特异性抗体、其药物组合及其用途
JPWO2020135335A5 (ja)
JPWO2021042019A5 (ja)
US20240247062A1 (en) Heterodimeric antibodies that bind claudin18.2 and cd3
NZ807704A (en) Bispecific antigen-binding molecules and methods of use
JPWO2019157308A5 (ja)