JPWO2020045506A1 - ポインティングデバイス、椅子、およびポインティングデバイスキット - Google Patents

ポインティングデバイス、椅子、およびポインティングデバイスキット Download PDF

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Abstract

PCを操作する作業を通して身体を動かすことができる環境を提供する。座板(11)と、特定の平面に対する座板(11)の変位量であって、特定の平面の面内方向における変位量を検出する変位センサ(21)と、座板(11)に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタン(22)と、変位量を表す変位情報と、フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部(23)と、を備えている。

Description

本発明は、コンピュータの入力装置として用いられるポインティングデバイス、椅子、およびポインティングデバイスキットに関する。
従来、立ち机や、Gボール(Gym Ball、Balance Ball、Exercise Ballとも称される)を用いた椅子等を使用することで、オフィスにおいて働きながら軽く身体を動かす環境づくりが試みられてきた(例えば、非特許文献1,2参照)。
Thomas B. Trafecanty, "The Benefits and Considerations of Using a Standing Desk", [online], [2018年8月15日検索], インターネット<https://www. huffingtonpost.com/thomas-b-trafecanty/the-benefits-and-consider_b_9996782.html> Larry G Merritt and Celynne M Merritt, "The gym ball as a chair for the back pain patient: A two case report", J Can Chiropr Assoc. 2007 Mar; 51(1): 50-55.
しかしながら、立ち机や、Gボール椅子等により誘発される軽い運動は、PC(パーソナルコンピュータ)を操作するオフィスワークとは関連していない。よって、ユーザがPCを操作する作業に集中すると、結局、ユーザの姿勢が固定化されてしまうという問題がある。
本発明の一態様は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的は、PCを操作する作業を通して身体を動かすことができる環境を提供する技術を実現することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るポインティングデバイスは、座板と、特定の平面に対する上記座板の変位量であって、上記特定の平面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンと、上記変位量を表す変位情報と、上記フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部と、を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る椅子は、上記のポインティングデバイスを備え、当該ポインティングデバイスが座面に配置されている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る椅子は、キャスター付の椅子であって、地面に対する座板の変位量であって、上記地面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンと、上記変位量を表す変位情報と、上記フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部と、を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る椅子は、キャスター付の椅子であって、マウス又はトラックボールが、地面に対する座板の変位量であって、上記地面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能するように、当該マウス又は当該トラックボールを脚部に固定するための固定部材を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るポインティングデバイスキットは、ユーザがマウス又はトラックボールをセットすることによってポインティングデバイスとして機能するポインティングデバイスキットであって、座板と、上記座板と対向する基板と、上記座板と上記基板との間に配置された3つ以上の球状部材と、上記座板及び上記基板の何れか一方の板状部材に設けられた固定部材と、を備え、上記固定部材は、上記マウス又は上記トラックボールが、上記基板に対する上記座板の変位量であって、上記基板の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能するように、当該マウス又は当該トラックボールを上記座板又は上記基板に固定する。
本発明の一態様によれば、PCを操作する作業を通して身体を動かすことができるポインティングデバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポインティングデバイスの使用例を示す配置図である。 (a)は、図1に示したポインティングデバイスの斜視図である。(b)及び(c)は、図1に示したポインティングデバイスの断面図である。 (a)は、本発明の第1の変形例に係るポインティングデバイスの断面図である。(b)は、本発明の第2の変形例に係るポインティングデバイスの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る椅子の斜視図である。 本発明の第3の変形例に係る椅子が備えている脚部の斜視図である。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係るポインティングデバイス1について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、ポインティングデバイス1の使用例を示す配置図である。図2の(a)は、ポインティングデバイス1の斜視図である。図2の(b)及び(c)は、図2の(a)に示した直線線A−A’に沿った断面におけるポインティングデバイス1の断面図である。
(ポインティングデバイス1の概要)
図1に示すように、ポインティングデバイス1は、情報機器の一例であるパソコンPCの入力機器であり、パソコンPCの表示画面に表示されたカーソル等のポインタやアイコンを操作するために用いられる機器である。本実施形態では、情報機器の一例としてパソコンPCを用いてポインティングデバイス1について説明する。しかし、ポインティングデバイス1を入力機器として接続する情報機器は、パソコンPCに限定されず、例えば、タブレット端末、スマートフォン、及びゲーム機の何れかであってもよい。
ポインティングデバイス1は、ユーザが腰を下ろす座板11(図2参照)を備えている。座板11は、ユーザの腰及び臀部の動きに応じて特定の平面の面内方向に移動可能なように構成されている。本実施形態において、椅子Cが載置されている地面は、特許請求の範囲に記載の特定の平面の一態様である。したがって、座板11は、ユーザの腰及び臀部の動きに応じて、地面の面内方向(本実施形態においては水平面内方向)に移動可能なように構成されている。
詳細については後述するが、ポインティングデバイス1は、ユーザの腰及び臀部の動きによる座板11の地面に対する変位量であって、水平面内方向における変位量を検出し、該変位量を表す変位情報を出力する。また、ポインティングデバイス1は、座板11に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替え、該フラグを表す情報であるフラグ情報を出力する。
ユーザは、座板11に腰を下ろしている状態で、座板11を地面に対して平行に移動させるべく、身体を動かすことで、ポインティングデバイス1に、座板11の変位量を表す変位情報を出力させ、パソコンPCの表示画面に表示されたカーソル等のポインタを所望の位置に移動させることができる。また、ユーザは、座板11に腰を下ろしている状態で、座板11に加える荷重を変化させることで、ポインティングデバイス1に加えた荷重の大きさに応じたフラグ情報を出力させ、パソコンPCの表示画面に表示されたアイコンを選択する等の操作を行うことができる。
ポインティングデバイス1は、座板11とは別体に構成された1又は複数のフットスイッチ40を備えていてもよい(図1参照)。フットスイッチ40は、座板11に腰を下ろしているユーザが、足で操作可能に構成されている。フットスイッチ40は、例えば、ユーザが、足によって加える荷重を変化させることによりオンとオフが切り替わるスイッチであってもよいし、ユーザの足の接触、非接触によってオンとオフとが切り替わるスイッチであってもよい。図1に示したフットスイッチ40は、3つのスイッチを備えているが、スイッチの数は、3つに限定されるものではない。また、フットスイッチ40が備えている各スイッチの機能は、パソコンPCにインストールされているドライバによって、適宜選択される。
(ポインティングデバイス1の構成)
図2の(a)に示すように、ポインティングデバイス1は、基部30と、移動部10と、を備えている。
基部30は、基板31、板状部材32、及び枠体33を備えている。基板31は、矩形板状の平板部材である。枠体33は、基板31の全周囲を壁状に囲み、基板31の表面31aより上方に突出している。基部30は、基板31と、枠体33とによって、上面が開口する箱形状に形成されている。基板31及び枠体33の各々は、本実施形態において木製である。しかし、基板31及び枠体33の各々を構成する材料は、加工及び成形のしやすさや、コストなどを考慮して適宜選択される。
板状部材32は、基板31の表面31aに設置され、表面31aと同一又はおよそ同一な形状を有する、平板部材である。板状部材32の硬度は、後述するキャスター12〜15を固定されていない側の板である基板31の硬度とは異なることが好ましい。
なお、基部30を平面視した場合の形状は、矩形に限らず、円形や、楕円形等の如何なる形状であってもよい。
また、(1)椅子Cの座板C1が平滑且つ硬い板状部材により構成されている場合、及び、(2)椅子Cの座板C1上ではなく、平滑且つ硬い板状部材からなる床の上にポインティングデバイス1を載置する場合は、基部30を省略し、上記板状部材上に、移動部10及びマウス20を載置することによってもポインティングデバイス1は、機能する。床を構成する板状部材がフローリングのように傷が付きやすい物で有る場合には、床の表面に板状部材32を載置したうえで、移動部10及びマウス20を使用することもできる。
移動部10は、座板11と、複数のキャスター12,13,14,15と、を備えている。座板11は、本実施形態において木製である。また、本実施形態において、キャスター12,13,14,15の数は、4つであるが、3つ以上であれば特に限定されるものではない。
座板11は、上面にユーザが腰を下ろす部材であり、下面を基板31の上面に対向させて、基板31と平行又はおよそ平行(本実施形態においては平行)になるように配置されている。座板11の上面には、ユーザのすわり心地を考慮して、適宜にクッション性のある部材等が配置されていてもよい。
また、座板11は、当該座板11に加わる荷重の大小に応じて、しなるように構成されている。座板11がしなることによって、座板11と板状部材32との間隔が減少し、その結果として、後述するボタン22が突出部17を介して押下される。なお、座板11を構成する材料は、木材に限定されるものではなく、加わる荷重の大小に応じてしなるように座板11を構成できれば、いずれの材料を用いてもよい。すなわち、座板11は、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。
また、ポインティングデバイス1は、例えばオフィス用の椅子に一体化されていてもよい。換言すれば、図1に示したように、座板C1上に載置されたポインティングデバイス1を備えた椅子Cも、本発明の範疇に含まれる。この場合、座板11は、椅子の座面として機能する。また、この場合、ポインティングデバイス1は、柔らく、且つ、見栄えのよいシート(例えば、布など)により覆われていることが好ましい。すなわち、ポインティングデバイス1は、座面の内部に収容されていてもよい。
キャスター12〜15の各々は、それぞれ、鉄球12a,13a,14a,15aと、鉄球12a,13a,14a,15aの各々を何れの方向にも回転可能な状態で保持するハウジングと、を備えている。すなわち、鉄球12a〜15aの各々は、それぞれがキャスター12〜15の一部を構成している。鉄球12a〜15aの各々は、鉄製であり、球状部材の一例である。なお、これらの球状部材を構成する材料は、鉄に限られず、アルミニウム合金などの鉄以外の金属であってもよいし、樹脂であってもよい。また、これらの球状部材は、金属球の表面に樹脂をコーティングすることによって構成されていてもよい。
複数のキャスター12〜15は、座板11の、ユーザが腰を下ろす上面とは反対側の面である下面に固定され、座板11と、基板31との間に配置されている。キャスター12〜15は、矩形形状に形成された座板11の4隅に、それぞれ1つずつ固定されていている。これらの構成によれば、座板11は、座板11に腰を下ろしたユーザの動きに応じて、水平面内において移動可能に構成される。
なお、座板11は、矩形に限らず、円形や、楕円形等のその他の形状であってもよい。また、キャスターは、座板11と、基板31との間に4つ設けられている構成に限らず、3つ以上であればよく、キャスターの数は、座板11の形状などに応じて適宜選択できる。
例えば、本実施形態のように座板11の形状が矩形である場合、キャスターの数は、4つであることがバランスを保つために好ましいし、座板11の形状が三角形である場合、キャスターの数は、3つであることがバランスを保つために好ましい。座板11の形状が円形である場合、キャスターの数は、3つ以上であればよい。ただし、各キャスターにかかる負担を軽減するという観点では、キャスターの数を増やすことが好ましい。一方、ポインティングデバイスの製造コストを軽減するという観点では、キャスターの数を3つにすることが好ましい。
また、本実施形態では、平面視した場合に、座板11及び基板31は、矩形形状に形成されている例を示しているが、座板11及び基板31が互いに異なる形状に形成されていてもよい。
移動部10の水平面内における移動は、基部30の枠体33によって制限され、移動部10は、基部30の範囲を超えて移動しないように構成されている。なお、枠体33は、キャスター12〜15の何れかが枠体33と接触することで、移動部10の移動範囲を制限することができる構成であってもよいし、座板11が枠体33と接触することで、移動部10の移動範囲を制限することができる構成であってもよい。
キャスター12〜15の何れかが枠体33と接触することで、移動部10の移動範囲を制限することができる構成では、座板11は、その表面積が基板31の表面31aの面積よりも大きく形成され、キャスター12〜15が、座板11の隅部ではなく、平面視で中央側に寄せて配置されていてもよい。また、座板11の表面積が、基板31の表面31aの面積よりも小さい場合には、座板11の上面に、基板31の表面31aの面積よりも大きく構成された、ユーザが腰を下ろすための座部を設置するのが望ましい。
なお、キャスター12〜15の各々は、座板11を、基板31の表面31aの面内方向において移動可能に設けられていればよく、各ハウジングが座板11の下面に固定されている構成に限らず、各ハウジングが基板31に固定されていてもよい。
移動部10の座板11は、基板31の表面31a(特定の平面)に対する座板11の変位量であって、基板31の表面31aの面内(すなわち水平面内)方向における変位量を検出する変位センサ21を含むマウス20を保持している。マウス20は、座板11の下面のうち何れの位置に配置されていてもよいが、移動部10の構造上の対称性を高めるという点では、座板11の重心又は重心近傍に設けられているのが望ましい。本実施形態では、座板11の重心と一致するようにマウス20を配置している。
マウス20は、光学式の変位センサ21と、ボタン22と、を備えたシングルボタン式のマウスである。図2の(b),(c)に示すように、変位センサ21は、マウス20の下面に配置されている。ボタン22は、座板11に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替える、押しボタン式のスイッチである。ボタン22は、マウス20の上面に配置されている。
マウス20としては、光学センサを用いた光学式マウス、又は、ボールを用いた機械式マウスの何れを採用してもよい。また、本実施形態において、マウス20として光学式マウスを採用する場合、光学センサを構成する光源の態様は、限定されるものではない。ただし、トラッキング性能を高めるという点においては、光学センサを構成する光源としてレーザを用いたレーザ式の光学式マウスが好ましい。また、マウス20は、パソコンPCに対して無線接続される無線式マウスであることが好ましいが、パソコンPCに対して有線接続される有線式マウスであってもよい。
座板11を平面視した場合において、座板11の重心近傍には、マウス20を水平面内方向において固定する固定部材16が設けられている。
固定部材16は、座板11の下面に固定された4本の棒状部材16a〜16dからなる。棒状部材16a〜16dの各々は、マウス20の前後左右の4方を取り囲むように配置されている。
このように構成された固定部材16は、4本の棒状部材16a〜16dの各々がマウス20の前後左右の4方を取り囲むことによって、水平面内方向におけるマウス20の座板11に対する相対位置を固定する。その一方で、固定部材16は、上下方向におけるマウス20の座板11に対する相対位置を固定しない。この構成により、座板11に加わる荷重の大小に応じて座板11がしなり、後述するボタン22を押下することが可能である。
図2の(b)、(c)に示すように、座板11の下面には、ボタン22に対向する位置に突出部17が設けられている。突出部17は、荷重に応じて変形可能な樹脂製の半球状部材であり、本実施形態においてはウレタン樹脂製である。
ユーザが座板11に対し矢印A1方向に加わる荷重を大きくすることによって、座板11がしなり(図2の(c)参照)、その結果、突出部17を介してボタン22が押下される。このとき、突出部17が変形可能に構成されているため、座板11に加えられた荷重が大きすぎる場合であっても、ボタン22に加わる荷重を適度に抑制することができる。
また、固定部材16の4本の棒状部材16a〜16dの高さ(z軸方向に沿った長さ)は、無荷重である状態(図2の(b)参照)において、板状部材32の表面との隙間が2〜3mm程度になるように設定されていることが好ましい。この構成によれば、座板11に加えられた荷重が大きすぎる場合であっても、棒状部材16a〜16dがストッパーとして機能するので、マウス20又は座板11が破損することを防ぐことができる。
図2の(b)に示すように、座板11に加わる荷重の大きさが所定の値より小さい場合、座板11と、板状部材32との間隔は、突出部17と、ボタン22との間にわずかに隙間が生じる程度の間隔となる。したがって、ボタン22が押下されることはない。
図2の(c)に示すように、座板11に加わる荷重の大きさが所定の値より大きくなると、座板11と、基板31との間隔は、突出部17がボタン22と接触し、ボタン22が押し込まれる程度の間隔となる。このように、ボタン22は、座板11に加わる荷重の大小に応じて、所定の機能のオンとオフ、またはアイコンの選択と非選択等とを示すフラグを切り替える。
ボタン22が押下された場合に、パソコンPCにおいてどのような機能を割り当てるかは、ポインティングデバイス1のドライバを用いて任意に設定可能である。本実施形態においては、ボタン22に対して、通常の1ボタン式のマウスのボタンと同じ機能を割り当てるものとする。ただし、通常の2ボタン式のマウスの左ボタンと同じ機能を割り当てることもできるし、右ボタンと同じ機能を割り当てることもできる。
なお、ポインティングデバイス1は、座板11に加わる荷重の大小に応じて、ボタン22を物理的に押すことで、フラグを切り替える構成に限らず、座板11、または板状部材32の表面に、シート状の圧力センサを配置して、当該圧力センサの検出値に基づいて、フラグを切り替える構成であってもよい。また、ポインティングデバイス1は、座板11が加わる荷重の大小に応じてしなる材質の部材から形成され、座板11のしなりにより、突出部17がボタン22を押し込む構成であってもよい。
また、マウス20は、変位センサ21が検出した座板11の変位量を表す変位情報と、ボタン22の状態に応じたフラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部23を備えている。送信部23は、USBを用いた有線通信方式、またはBluetooth(登録商標)や所定周波数の無線通信を用いた無線通信方式により、変位情報と、フラグ情報とをパソコンPC等の外部機器へ送信する。
このように、ポインティングデバイス1は、座板11と、基板31の表面31aに対する座板11の変位量であって、表面31aの平面の面内方向における変位量を検出する変位センサ21と、座板11に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタン22と、を備えている。また、ポインティングデバイス1は、変位センサ21によって検出された変位量を表す変位情報と、ボタン22によって切り替えられたフラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部23を備えている。
これらの構成により、ポインティングデバイス1は、座板11に腰を下ろしたユーザの身体の動きに応じた変位量を外部に送信することができるとともに、ユーザが座板11に対して加えた荷重の大小に応じたフラグ情報を外部に送信することができる。よって、ユーザは、座った状態で、身体を動かすことで、パソコンPCへの入力操作を行うことができ、PCを操作する作業を通して身体を動かすことができる。
なお、上述したように、変位センサ21及びボタン22は、それぞれ、座板11と基板31との間に配置されたマウス20のセンサ及びボタンであってもよい。
また、ポインティングデバイス1は、座板11が、基板31の表面31aの面内方向において変位可能であれば良く、座板11が、キャスター12〜15を備えた移動部10の一部である構成に限られるものではない。ポインティングデバイス1は、座板11と、座板11に対向する基板31と、を備え、座板11は、座板11と基板31との間に配置された3つ以上の球状部材(例えば鉄球12a〜15a)により、基板31の表面31aの面内方向において変位可能に構成されていてもよい。
また、上記構成では、変位センサ21を備えるマウス20が、座板11を一体に備えた移動部10に固定されている例を示したが、ポインティングデバイス1の構成はこれに限られるものではない。ポインティングデバイス1は、基板31の表面31aの面内方向における座板11の変位量を検出することができる変位センサ21を備えていれば良く、変位センサ21は、基板31に固定されていてもよい。このように、変位センサ21は、座板11および基板31の何れか一方に固定された状態で、座板11と基板31との間に配置され、基板31の表面31aによって規定される特定の平面に対する座板11の変位量を検出することができればよい。
また、上述した板状部材32は、キャスター12〜15が基板31に固定されている構成では、座板11の下面であって、キャスター12〜15の鉄球12a〜15aが接触して転がる面の表面に配置されている。このように、板状部材32は、座板11及び基板31のうち、キャスター12〜15が固定されていない側の板の表面に配置されている。また、板状部材32は、座板11及び基板31のうち、キャスター12〜15が固定されていない側の板とは硬度の異なる部材により形成されている。板状部材32は、座板11及び基板31のうち、キャスター12〜15が固定されていない側の板よりも硬度が高く、鉄球12a〜15aとの接触部分に集中する荷重により変形しない硬度を有する金属等の部材から形成されているのが望ましい。
また、板状部材32は、表面に所定の粗さを有しているのが望ましい。これにより、変位センサ21が、光学式、レーザ式、ブルーLED式、赤外線LED式、または、ボール式の何れのセンサであっても、変位量を精度良く検出することができる。
〔ポインティングデバイス1の効果〕
上述したように、ポインティングデバイス1は、座板11と、特定の平面(基板31の表面31a)に対する座板11の変位量であって、特定の平面の面内方向における変位量を検出する変位センサ21と、座板11に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタン22と、変位量を表す変位情報と、フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部23と、を備えている、構成である。
この構成によれば、ユーザは、腰を下ろした座板11を、腰の前後左右の動きで特定の平面の面内方向(水平面内方向)に移動させて、パソコンPCの表示画面に表示されたポインタを移動させることができる。換言すれば、ユーザは、ポインタを操作するために、主に腰及び臀部の運動を誘発される。したがって、ポインティングデバイス1は、ユーザがPCを操作することに伴って、ユーザの腰及び臀部が固定化されることを抑制することができる。
さらに、ユーザは、座板11に加わる荷重の大小を変化させることで、フラグを切り替えることができる。換言すれば、ユーザは、クリックや、ドラッグや、ドラッグアンドドロップなどを実行するために、主に脚部の運動を誘発される。したがって、ポインティングデバイス1は、ポインティングデバイス1は、ユーザがPCを操作することに伴って、ユーザの脚部が固定化されることを抑制することができる。
以上のように、ポインティングデバイス1は、ユーザがパソコンPCを操作する作業を通して身体を動かすことができる環境を提供することができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1は、座板11と対向する基板31と、座板11と基板31との間に配置された3つ以上の球状部材(鉄球12a〜15a)と、を更に備え、変位センサ21は、座板11及び基板31の何れか一方に固定された状態で、座板11と基板31との間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、座板11と基板31とを平行又はおよそ平行に保つことが容易にできるので、座板11と基板31との間隔を一定又はおよそ一定に容易に保つことができる。したがって、変位センサ21の動作を安定させることができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1において、座板11は、座板11に加わる荷重の大小に応じて、座板11と基板31との間隔が変化するように構成されており、ボタン22は、座板11と基板31との間に配置されており、且つ、座板11と基板31との間隔の大小に応じてフラグを切り替えるように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、ユーザが座板11に対して加えた荷重の大小に応じて、座板11と基板31との間隔が変化するので、ボタン22の動作を安定させることができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1において、3つ以上の鉄球12a〜15aの各々は、それぞれがボールキャスターの一部を構成し、各ボールキャスターは、座板11及び基板31の何れか一方に固定されていることが好ましい。
一方向に回転可能なタイヤと、該タイヤの進行方向を可変にするボールベアリングとを備えた通常のキャスターをポインティングデバイス1に採用した場合、座板11を一方向にスムースに移動させることが難しく(具体的には座板11の進路がふらつきやすく)、また、座板11の移動の向きを変化させたいとき(たとえは、右方向から左方向に変化させたいとき)に座板11の移動に引っかかりが生じやすく、予期せぬ方向へ座板11が移動してしまうといった不具合が起こりやすい。
一方、上述した構成によれば、ポインティングデバイス1は、座板11の特定の平面の面内方向(水平面内方向)における移動を実現するために、ボールキャスター(フリーベアとも呼ばれる)を備えている。ボールキャスターは、水平面内の任意の方向に対してスムースに移動可能である。とくに、移動の向きを変化させる場合であっても、座板11の移動に引っかかりが生じにくく、予期せぬ方向へ座板11が移動してしまうといった不具合が起こりにくい。
したがって、ユーザは、ポインティングデバイス1を用いて快適にパソコンPCを操作することができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1において、座板11及び基板31のうち、ボールキャスター(キャスター12〜15)を固定されていない側の板の表面には、当該板とは硬度の異なる板状部材32が配置されている構成であってもよい。
この構成によれば、板状部材32の表面は、キャスター12〜15の鉄球12a,13a,14a,15aが接触しながら転がる表面となる。したがって、板状部材32の硬度を適宜選択することによって、基部30に対する移動部10の転がり抵抗を調整することができる。すなわち、ポインティングデバイス1の操作感を軽くしたり、重くしたり、調整することができる。
ポインティングデバイス1の操作感を軽くしたい場合、板状部材32を構成する材料として、基板31を構成する材料(本実施形態では木材)より硬度が高い材料(例えば、アルミ合金やステンレスなどの金属材料)を採用すればよい。逆に、ポインティングデバイス1の操作感を重くしたい場合、板状部材32を構成する材料として、基板31を構成する材料より硬度が低い材料(例えば、ゴムなどの樹脂材料や、フェルトなどの繊維材料など)を採用すればよい。なお、ポインティングデバイス1の操作感を変化させる必要がない場合には、板状部材32を省略することもできる。
また、座板11及び基板31のうち、ボールキャスター(キャスター12〜15)を固定されていない側の板の表面が、ボールキャスター(キャスター12〜15)に起因して傷付けられたり、変形したりすることを防ぐことができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1において、変位センサ21及びボタン22は、それぞれ、マウス20又はトラックボールのセンサ及びボタンであってもよい。
この構成によれば、一般的に市販されているマウス20を用いて容易にポインティングデバイス1を構成することができため、ポインティングデバイス1の製造コストを下げることができとともに、ポインティングデバイス1を簡単な構成で製造することができる。
また、上述したように、ポインティングデバイス1は、ユーザが足で操作可能な1又は複数のフットスイッチを更に備えている構成であってもよい。
この構成によれば、ユーザは、座板11に下ろした腰の動きだけではなく、足を動かしてパソコンPCの操作を行うことができる。よって、ユーザはパソコンPCを操作する作業を通して、更に身体を動かすことができる。
また、椅子Cは、ポインティングデバイス1を備え、当該ポインティングデバイスが座面(座板C1の表面)に配置されている構成であってもよい。
このように構成された椅子Cは、ポインティングデバイス1と同様の効果を奏する。
〔第1,第2の変形例〕
(第1の変形例)
上述の第1の実施形態では、変位センサ21及びボタン22が、それぞれ、マウス20のセンサ及びボタンである構成を例に説明した。しかしながら、これに限らず、トラックボールのセンサ及びボタンを用いて、ポインティングデバイスが構成されていてもよい。
図3の(a)は、第1の実施形態の第1の変形例であるポインティングデバイス101の断面図である。ポインティングデバイス101は、基部130と、移動部110と、を備えている。
基部130は、基板131、板状部材132、及び枠体133を備えている。なお、基部130において、基板131、板状部材132、及び枠体133は、それぞれ、第1の実施形態の基部30の、基板31、板状部材32、及び枠体33と同様の構成、および機能であるため、その説明を省略する。
移動部110は、座板111と、複数のキャスター112〜115と、を備えている。本実施形態においても、座板111は、木製であるものとして説明する。なお、図3の(a)には、複数のキャスター112〜115のうち、2つのキャスター113,115のみが図示されているが、移動部110は、3つ以上の複数のキャスターを備えている。キャスター112〜115は、キャスター112〜115の一部を構成する鉄球112a〜115aが回転することで、移動部110を、基板131の表面に対して移動させる、所謂ボールキャスターである。
複数のキャスター112〜115は、座板111との間にスペーサ112b〜115bを挟んで、座板111の下面に固定されている。
座板111が図2に示した座板11と同様に、荷重に応じてしなるように構成されている場合、スペーサ112b〜115bの各々は、座板111の下面と、板状部材132の表面との間に間隔を所望の値に一致させるための板状部材であればよい。したがって、スペーサ112b〜115bの各々は、座板111に加えられる荷重の大小に関わらず、その厚みが変化しない材料により構成されていればよい。
一方、座板111に加えられる荷重の大小に関わらず厚さが変化しないように座板111を構成したうえで、座板111に加えられる荷重の大小に依存して厚さが変化するようにスペーサ112b〜115bの各々を構成することもできる。荷重の大小に依存してスペーサ112b〜115bの各々の厚さが薄くなったり厚くなったりすることによって、座板111がしならない場合であっても、座板11と板状部材132との間隔を変化させることができる。荷重の大小に依存して厚さを変化させる場合には、スペーサ112b〜115bの各々は、弾性を備えていればよい。ここで、弾性を実現するための構成は限定されず、例えば、ウレタン樹脂などの樹脂材料を用いてもよいし、鋼線をコイル状に巻いたバネを用いてもよいし、空気又は流体を密閉空間内に封じることによって得られる空気バネ又は流体バネを用いてもよい。
座板111の、キャスター112〜115が設けられた下面の表面には、座板111とは硬度が異なるシート状部材118が配置されている。シート状部材118は、後述するボール124をグリップするために、摩擦係数が高いことが好ましい。シート状部材118を構成する材料は、限定されるものではないが、例えば、ゴムやシリコーン樹脂などの樹脂材料が挙げられる。
基板131を平面視した場合に、基板131の重心近傍の位置には、固定部材116が設けられている。固定部材116は、板状部材132に固定された4本の棒状部材116a〜116dから構成されている。なお、図3の(a)には、4本の棒状部材116a〜116dのうち、棒状部材116aと、棒状部材116bとの2本だけが図示されている。固定部材116は、棒状部材116a〜116dの各々がトラックボール120を四方から取り囲むことによって、トラックボール120を固定する。
トラックボール120は、変位センサ121、ボタン122、送信部123、及びボール124を備えている。板状部材132と、シート状部材118との間隔は、ボール124の表面の一部が座板111の下面に配置されたシート状部材118の表面に接触するように定められている。この構成によれば、ボール124は、座板111の水平面内における変位に応じて回転する。変位センサ121は、ボール124の回転に伴う変位量を検出することによって、特定の平面である基板131の表面に対する座板111の変位量であって、水平面内方向における座板111の変位量を検出する。
ボタン122は、押しボタン式のスイッチである。ボタン122は、座板111と、基板131との間に配置されており、且つ、座板111と、基板131との間隔の大小に応じて、ボタン122によるスイッチのオンと、オフとが切り替えられるように、すなわちフラグを切り替えるように構成されている。
ボタン122の上部には突出部125が設けられている。突出部125は、座板111に設けられていてもよいし、ボタン122に設けられていてもよい。座板111に加わる荷重の大きさが所定より小さい場合には、スペーサ112b〜115bによって保持される座板111と、基板131との間隔によって、ボタン122が押下されることはない。一方で、座板111に加わる荷重の大きさが所定より大きくなると、スペーサ112b〜115bによって保持される座板111と、基板131との間隔が、突出部125によってボタン122が押し込まれる程度の間隔となるように構成されている。
変位センサ121によって検出された座板111の変位量を表す変位情報と、ボタン22の状態に応じたフラグを表すフラグ情報とは、送信部123によって外部へ送信される。
(第2の変形例)
図3の(b)は、第1の実施形態の第2の変形例であるポインティングデバイス201の断面図である。ポインティングデバイス201は、基部230と、移動部210と、を備えている。
基部230は、基板231を備えている。基板231の隅部には、複数のキャスター212〜215が固定されている。なお、図3の(b)には、複数のキャスター212〜215のうち、2つのキャスター213,215のみが図示されているが、基板231には、3つ以上の複数のキャスターが備えられている。キャスター212〜215は、キャスター212〜215の一部を構成する鉄球212a〜215aが回転することで、移動部210を、基板231の表面に対して移動させる所謂ボールキャスターである。
複数のキャスター212〜215は、基板231との間にスペーサ212b〜215bを挟んで、基板231に固定されている。スペーサ212b〜215bは、例えば、バネ、空気圧、または油圧によって、座板211と、基板231との間隔を、座板211に加わる荷重の大小に応じて変化させる。
また、基板231の表面の面内の中央部近傍(換言すれば基板231の重心近傍)には、固定部材216が設けられている。固定部材216は、基板231に固定された4本の棒状部材216a〜216dから構成されている。なお、図3の(b)には、4本の棒状部材216a〜216dのうち、棒状部材216aと、棒状部材216bとの2本だけが図示されている。
固定部材216には、トラックボール220が固定されている。トラックボール220は、変位センサ221、ボタン222、送信部223、及びボール224を備えている。
移動部210は、座板211と、枠体219とを備えている。座板211は、上面にユーザが腰を下ろす部材であり、下面を基板231に対向させて、キャスター212〜215の鉄球212a〜215aの上に載置され保持される。枠体219は、座板211の全周囲を壁状に囲み、座板211の下面より下方に突出している。これにより、移動部210は、座板211と、枠体219とによって、下面が開口する箱形状に形成されている。
移動部210の移動は、枠体219によって制限され、基部230の範囲を超えて移動しないように構成されている。なお、枠体219は、キャスター212〜215が枠体219と接触することで、移動部210の移動範囲を制限することができる構成であってもよいし、枠体219が基板231に接触することで、移動部210の移動範囲を制限することができる構成であってもよい。
座板211の、下面の表面には、シート状部材218が配置されている。シート状部材218は、例えばゴムシートやシリコーン樹脂シートなどの摩擦係数が高く、衝撃を吸収する材料から形成されているのが望ましい。
座板211が、基板231の表面によって規定される特定の平面の面内方向に変位すると、トラックボール220のボール224は、座板211の下面に配置されたシート状部材218との間の摩擦力により、座板211の変位に応じて回転する。変位センサ221は、ボール224の回転に応じた座板211の、基板231の表面に対する変位量を検出する。
ボタン222は、押しボタン式のスイッチである。ボタン222は、座板211と、基板231との間に配置されており、且つ、座板211と、基板231との間隔の大小に応じて、スイッチのオンと、オフとが切り替えられるように構成されている。
ボタン222の上部には突出部225が設けられている。突出部225は、座板211に設けられていてもよいし、ボタン222に設けられていてもよい。座板211に加わる荷重の大きさが所定より小さい場合には、スペーサ212b〜215bによって保持される座板211と、基板231との間隔によって、ボタン222が押下されることはない。一方で、座板211に加わる荷重の大きさが所定より大きくなると、スペーサ212b〜215bによって保持される座板211と、基板231との間隔が、突出部225によってボタン222が押し込まれる程度の間隔となるように構成されている。
変位センサ221によって検出された座板211の変位量を表す変位情報と、ボタン222の状態に応じたフラグを表すフラグ情報とは、送信部223によって外部へ送信される。
第1の実施形態の第1の変形例および第2の変形例に示したように、ポインティングデバイス101,201の変位センサ121,221及びボタン122,222は、それぞれ、トラックボール120のセンサ及びボタンを用いて構成されている。
〔ポインティングデバイス101,201の効果〕
上述したように、ポインティングデバイス101,201において、変位センサ121,221及びボタン122,222は、それぞれ、トラックボール120,220のセンサ及びボタンを用いて構成されている。
この構成によれば、一般的に使用されているトラックボール120,220を好適に用いてポインティングデバイス101,201を構成することができため、ポインティングデバイス101,201の製造コストを下げることができるとともに、ポインティングデバイス101,201を簡単な構成で製造することができる。また、ユーザは手持ちのトラックボール120,220を用いて、ポインティングデバイス101,201を操作することができるようになる。
なお、上述したポインティングデバイス1,101,201を構成する基部30,130,230及び移動部10,110,210は、ユーザが市販されているマウスまたはトラックボールをセットすることによって、ポインティングデバイスとして機能するポインティングデバイスキットである。市販されているマウス又はトラックボールをセットすることによって、ポインティングデバイスとして機能する、座板11,111,211と、座板11,111,211と対向する基板31,131,231と、座板11,111,211と基板31,131,231との間に配置された3つ以上の球状部材(鉄球12a〜15a,112a〜115a,212a〜215a)と、座板11,111,211及び基板31,131,231の何れか一方の板状部材に設けられた固定部材16,116,216と、を備えたポインティングデバイスキットも本発明の範疇に含まれる。
このようなポインティングデバイスキットが提供されることによって、ユーザは、既に所有しているマウス又はトラックボールを用いて、容易にポインティングデバイス1を使用することができる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る椅子301について、図4を参照して説明する。図4は、第2の実施形態に係る椅子301の斜視図である。図4に示すように、椅子301は、座板311と、脚部317と、脚部317に固定された複数のキャスター312〜316を備えるキャスター付の椅子である。
脚部317は、座板311から下方に延びる軸部317fと、軸部317fから放射状に延びる複数の下脚317a〜317eと、により構成されている。下脚317a〜317eの本数は、5本に限られるものではなく、椅子301を安定して保持できる複数本であればよく、さらには、棒状に延びる構成に限られるものでもない。下脚317a〜317eの、軸部317fからの延出方向端部には、キャスター312〜316がそれぞれ1つずつ固定されている。キャスター312〜316は、ブレが少なく、360度の方向に回転可能なボールキャスター(あるいはフリーベア)であることが望ましい。
軸部317fの下端には、地面に対する座板311の変位量であって、地面の面内方向(水平面内方向)における変位量を検出する変位センサ321が備えられている。変位センサ321は、例えば、地面に対して光、またはレーザを照射して、地面に対する座板311の水平移動を感知し、変位量を検出する構成であってもよい。また、変位センサ321は、地面上を転がるボールを備え、当該ボールの回転に応じて地面に対する座板311変位量を検出する構成であってもよい。
また、椅子301は、座板311の表面上であって、座板311を覆うシートの下側には、座板311に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタン322を備えている。ボタン322は、例えば、座板311、または脚部317の軸部317fに内蔵された圧力センサを有し、当該圧力センサの検出値に応じて、フラグを切り替えてもよい。また、ボタン322は、座板311に加えられた荷重の大きさに応じて、物理的に押下される押しボタン式のスイッチであってもよい。なお、ボタン322を設ける位置は、上述した位置の代わりに脚部317の軸部317fであってもよい。
椅子301は、変位センサ321によって検出された座板311の変位量を表す変位情報と、ボタン322によって切り替えられたフラグを表すフラグ情報とを外部(パソコンPC)へ送信する送信部323とを備えている。本実施形態において、送信部323は、軸部317fの上端近傍に配置されているが、その位置は、限定されるものではない。
また、椅子301は、背もたれ318と、背もたれ318の根本に設けられた後傾角センサ324を更に備えていてもよい。後傾角センサ324は、ユーザが背もたれ318に加えた荷重に応じて変位する背もたれ318の変位量を検出するように構成されていてもよいし、ユーザが背もたれ318に加えた荷重に応じてフラグを切り替えるように構成されていてもよい。本実施形態においては、後傾角センサ324は、背もたれ318の変位量を検出するものとして説明する。なお、椅子301は、後傾角センサ324の代わりに、ユーザが背もたれ318に加えた荷重の大小を圧力の大小として検出する感圧センサを用いてもよい。
後傾角センサ324は、背もたれ318の変位量を表す変位情報を送信部323に供給する。この場合、送信部323は、座板311の変位量を表す変位情報を第1の変位情報として、背もたれ318の変位量を表す変位情報を第2の変位情報とする。送信部323は、第1の変位情報及びフラグ情報に加えて第2の変位情報を外部(パソコンPC)へ送信する。
椅子301において、ボタン322を第1のボタンとして、後傾角センサ324は、第2のボタンとして機能する。第1の実施形態においても記載したように、ボタン322及び後傾角センサ324に対してどのような機能を割り当てるかは、椅子301のドライバを用いて任意に設定可能である。本実施形態においては、ボタン322に対して、通常の1ボタン式のマウスのボタンと同じ機能を割り当て、後傾角センサ324に対して、アプリケーションの表示倍率を下げる(ズームアウトする)機能を割り当てるものとする。この構成によれば、アプリケーションの一例である画像閲覧ソフトを利用しているときに、ユーザは、背もたれ318に寄りかかることによって、パソコンPCの表示画面に表示された画像の倍率を下げること、すなわち、引いた目線でみることができる。
また、椅子301において、座板311は、ユーザが荷重を加える位置及び方向、並びに荷重の大小によって、前後左右の任意の方向に座面が傾くように構成されていてもよい。この場合、椅子301は、例えば座板311の下面に配置された姿勢センサであって、座板311の法線をベクトル量として検出する姿勢センサ(図4には不図示)を更に備えている。姿勢センサは、座板311の法線を表す姿勢情報を送信部323に供給し、送信部323は、第1の変位情報、第2の変位情報、及びフラグ情報に加えて姿勢情報を外部(パソコンPC)へ送信する。
椅子301において、姿勢センサは、第3のボタン又はスクロールホイールとして機能する。上述したように、姿勢センサに対してどのような機能を割り当てるかは任意であるが、例えば、表示画面を2次元的にスクロールさせる機能を割り当てることができる。
椅子301は、ひじ掛けを更に備えており、ひじ掛けには、更なるボタン又はスクロールホイールが設けられていてもよい。
〔椅子301の効果〕
上述したように、椅子301は、キャスター312〜316付の椅子であって、地面に対する座板311の変位量であって、地面の面内方向における変位量を検出する変位センサ321と、座板311に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタン322と、変位量を表す変位情報と、フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部323と、を備えている構成である。
この構成によれば、ユーザは、椅子301の座板311に腰を下ろした状態で、キャスター312〜316を転がして椅子301を水平方向に移動させたり、座板311に加える荷重を変化させたりすることで、パソコンPCの表示画面に表示されたポインタを移動させたり、アイコンを選択する等の操作を行うことができる。よって、ユーザはパソコンPCを操作する作業を通して身体を動かすことができ、PCを操作する作業によって姿勢が固定化されてしまうのを防ぐことができる。
〔第3の変形例〕
本発明の第3の変形例に係る椅子401について、図5を参照して説明する。図5は、第3の変形例に係る椅子401が備えている脚部417の斜視図である。なお、図示は省略するが、椅子401は、椅子301と同様に、座板411、および背もたれ418を備えている。なお、椅子401を構成する各部材の符号は、椅子301を構成する各部材の符号を300番台から400番台に変更することによって読み替えられる。
図5に示すように、椅子401は、脚部417を備え、脚部417に固定された複数のキャスター412〜416を備えるキャスター付の椅子である。この点について、椅子401は、椅子301と同様である。
脚部417は、座板から下方に延びる軸部417fと、軸部417fから放射状に延びる複数の下脚417a〜417eと、により構成されている。下脚417a〜417eの、軸部417fからの延出方向端部には、地面に接地するキャスター412〜416がそれぞれ1つずつ固定されている。キャスター412〜416は、ブレが少なく、360度の方向に回転可能なボールキャスターであるのが望ましい。
キャスター412〜416は、下脚417a〜417eとの間にスペーサ412a〜416aを挟んで、下脚417a〜417eにそれぞれ固定されている。スペーサ412a〜416aは、座板411に加えられる荷重の大小に依存して厚さが変化するように構成されている。
座板411に加えられる荷重の大小に依存してスペーサ412a〜416aの各々の厚さが薄くなったり厚くなったりすることによって、軸部417fの下端と地面との間隔を変化させることができる。このために、スペーサ412a〜416aの各々は、弾性を有するように構成されている。ここで、弾性を実現するための構成は限定されず、例えば、ウレタン樹脂などの樹脂材料を用いてもよいし、鋼線をコイル状に巻いたバネを用いてもよいし、空気又は流体を密閉空間内に封じることによって得られる空気バネ又は流体バネを用いてもよい。本変形例においては、スペーサ412a〜416aの各々は、ウレタン樹脂により構成された板状部材であるものとする。
軸部417fの下端には、マウス420を固定するための固定部材419が備えられている。マウス420は、地面に対する座板411の変位量であって、地面の面内方向(水平面内方向)における変位量を検出する変位センサとして機能するように、固定部材419を用いて軸部417fの下端に固定されている。より詳しくは、固定部材419は、変位センサが設けられた面が地面に接地するように、マウス420を軸部417fに固定する。マウス420は、市販されているマウスのなかから適宜選択することができる。
また、上述したようにスペーサ412a〜416aの各々が弾性を有し、座板411に加えられる荷重の大小に依存してスペーサ412a〜416aの厚さが変化することによって、椅子401は、マウス420のボタンを、座板411に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能させることができる。
座板411に腰をかけたユーザが、キャスター412〜416を転がして椅子401を地面の面内方向に移動させると、椅子410は、マウス420の変位センサによって、地面に対する座板411の変位量であって、地面の面内方向(水平面内方向)における変位量を検出する。また、ユーザが座板411に加える荷重の大小を変化させることでマウス420のボタンが操作され、椅子401は、フラグを切り替えることができる。
なお、図示は省略するが、固定部材419は、マウス420に換えて市販のトラックボールを軸部417fの下端に固定するように構成されていてもよい。この場合、トラックボールが変位センサ及びボタンとして機能する。
また、椅子301の場合と同様に、椅子401は、不図示のひじ掛けを更に備えており、ひじ掛けには、更なるボタン又はスクロールホイールが設けられていてもよい。
〔椅子401の効果〕
上述したように、椅子401は、キャスター412〜416付の椅子であって、市販のマウス420又はトラックボールが、地面に対する座板411の変位量であって、地面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、座板411に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能するように、当該マウス420又は当該トラックボールを脚部417に固定するための固定部材419を備えている。
この構成によれば、ユーザは、椅子401の座板411に腰を下ろした状態で、キャスター412〜416を転がして椅子401を水平方向に移動させたり、座板411に加える荷重を変化させたりすることで、パソコンPCの表示画面に表示されたポインタを移動させたり、アイコンを選択する等の操作を行うことができる。よって、ユーザはパソコンPCを操作する作業を通して身体を動かすことができ、PCを操作する作業によって姿勢が固定化されてしまうのを防ぐことができる。また、ユーザは、一般的マウス、またはトラックボールを固定部材419に固定することで、このような椅子を容易に実現することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,101,201 ポインティングデバイス
301,401 椅子
11,111,211,311 座板
12〜15,112〜115,212〜215,312〜315,412〜416 キャスター(ボールキャスター)
12a〜15a,112a〜115a,212a〜215a 鉄球(球状部材)
16,116,216 固定部材
317 脚部
20、420 マウス
21、121、221、321 変位センサ
22、122、222、322 ボタン
23、123、223、323 送信部
31 基板
31a 表面(特定の平面)
32、132 板状部材
40 フットスイッチ

Claims (11)

  1. 座板と、
    特定の平面に対する上記座板の変位量であって、上記特定の平面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、
    上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンと、
    上記変位量を表す変位情報と、上記フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部と、を備えている、
    ことを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 上記座板と対向する基板と、
    上記座板と上記基板との間に配置された3つ以上の球状部材と、を更に備え、
    上記変位センサは、上記座板及び上記基板の何れか一方に固定された状態で、上記座板と上記基板との間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイス。
  3. 上記座板は、当該座板に加わる荷重の大小に応じて、上記座板と上記基板との間隔が変化するように構成されており、
    上記ボタンは、上記座板と上記基板との間に配置されており、且つ、上記間隔の大小に応じて上記フラグを切り替える、
    ことを特徴とする請求項2に記載のポインティングデバイス。
  4. 上記3つ以上の球状部材の各々は、それぞれがボールキャスターの一部を構成し、
    上記ボールキャスターの各々は、上記座板及び上記基板の何れか一方に固定されている、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のポインティングデバイス。
  5. 上記座板及び上記基板のうち、上記ボールキャスターを固定されていない側の板の表面には、当該板とは硬度の異なる板状部材が配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のポインティングデバイス。
  6. 上記変位センサ及び上記ボタンは、それぞれ、マウス又はトラックボールのセンサ及びボタンである、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のポインティングデバイス。
  7. ユーザが足で操作可能な1又は複数のフットスイッチを更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のポインティングデバイス。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のポインティングデバイスを備え、
    当該ポインティングデバイスが座面に配置されている、
    ことを特徴とする椅子。
  9. キャスター付の椅子であって、
    地面に対する座板の変位量であって、上記地面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、
    上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンと、
    上記変位量を表す変位情報と、上記フラグを表すフラグ情報とを外部へ送信する送信部と、を備えている、
    ことを特徴とする椅子。
  10. キャスター付の椅子であって、
    マウス又はトラックボールが、地面に対する座板の変位量であって、上記地面の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能するように、当該マウス又は当該トラックボールを脚部に固定するための固定部材を備えている、
    ことを特徴とする椅子。
  11. ユーザがマウス又はトラックボールをセットすることによってポインティングデバイスとして機能するポインティングデバイスキットであって、
    座板と、
    上記座板と対向する基板と、
    上記座板と上記基板との間に配置された3つ以上の球状部材と、
    上記座板及び上記基板の何れか一方の板状部材に設けられた固定部材と、を備え、
    上記固定部材は、上記マウス又は上記トラックボールが、上記基板に対する上記座板の変位量であって、上記基板の面内方向における変位量を検出する変位センサと、上記座板に加わる荷重の大小に応じてフラグを切り替えるボタンとして機能するように、当該マウス又は当該トラックボールを上記座板又は上記基板に固定する、
    ことを特徴とするポインティングデバイスキット。
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