JPWO2020045282A1 - 光接続部品 - Google Patents
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Abstract
光接続部品1は、光ファイバ10と、光ファイバ10の一端部を固定する第一固定部材20(30)と、前記光ファイバ10と接着剤で接着された、前記光ファイバ10が沿う曲率を有する外周壁42および内周壁のどちらか一方または両方と一端に前記第一固定部材20(30)を位置決めする位置決め部とを有する第二固定部材40と、を備える。
Description
本開示は、光接続部品に関する。本願は、2018年8月27日に出願された日本特許出願第2018−158779号による優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に、その全体を参照して本明細書に組み込む。
光モジュールの小型化に伴い、発光素子、受光素子、および光回路のような光素子を搭載した基板に、光ファイバの一端を垂直に対向接続する際、光ファイバの基板からの高さを低く抑えるよう光接続部品の低背化が求められている。光接続部品の低背化のためには、光ファイバの先端部付近を小半径で屈曲させることが必要となる。このため、特許文献1には、コネクタ本体に湾曲する孔をあけ、この孔に光ファイバを挿通固定することによって、光ファイバを湾曲させた光コネクタが開示されている。
本開示の一態様に係る光接続部品は、光ファイバと、前記光ファイバの一端部を固定する第一固定部材と、前記光ファイバと接着剤で接着された、前記光ファイバが沿う曲率を有する外周壁および内周壁のどちらか一方または両方と一端に前記第一固定部材を位置決めする位置決め部とを有する第二固定部材と、を備えている。
[本開示が解決しようとする課題]
特許文献1に開示された光コネクタは、湾曲した孔に被覆を除去した光ファイバを挿通する際に、光ファイバが断線するおそれがあった。本開示は、湾曲した孔を有するコネクタ部材を必要とせずに、光ファイバを屈曲させるために組み立て操作が容易な光接続部品を提供する。
特許文献1に開示された光コネクタは、湾曲した孔に被覆を除去した光ファイバを挿通する際に、光ファイバが断線するおそれがあった。本開示は、湾曲した孔を有するコネクタ部材を必要とせずに、光ファイバを屈曲させるために組み立て操作が容易な光接続部品を提供する。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る光接続部品は、光ファイバと、前記光ファイバの一端部を固定する第一固定部材と、前記光ファイバと接着剤で接着された、前記光ファイバが沿う曲率を有する外周壁および内周壁のどちらか一方または両方と一端に前記第一固定部材を位置決めする位置決め部とを有する第二固定部材と、を備えている。
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る光接続部品は、光ファイバと、前記光ファイバの一端部を固定する第一固定部材と、前記光ファイバと接着剤で接着された、前記光ファイバが沿う曲率を有する外周壁および内周壁のどちらか一方または両方と一端に前記第一固定部材を位置決めする位置決め部とを有する第二固定部材と、を備えている。
この構成によれば、光ファイバを第二固定部材の外周壁および内周壁のどちらか一方または両方に沿わせて接着することにより、湾曲した孔を有するコネクタ部材を必要とせずに、光ファイバを屈曲させるための組み立て操作が容易な光接続部品を得ることができる。
(2)前記第二固定部材が、前記外周壁および内周壁のどちらか一方または両方が垂直に突出する側壁を含み、前記外周壁および前記内周壁のどちらか一方または両方の壁面を挟んで前記側壁と反対側に、開放面を有していることが好ましい。この構成によれば、光ファイバを装着した第一固定部材を第二固定部材に装着することが容易となり、光ファイバを曲げる際に損傷するおそれが小さくなる。
(3)前記位置決め部が、前記一端部における前記光ファイバと平行な位置決め面、垂直な位置決め面に加えて、前記垂直な位置決め面と接続するテーパ面を有することが望ましい。この構成によれば、光ファイバを装着した第一固定部材を第二固定部材に装着する際に、第一固定部材から出た部分の光ファイバが第二固定部材の位置決め部に触れて損傷するおそれがなくなる。
(4)前記第一固定部材が、前記光ファイバを貫通する孔を有していてもよく、また、(5)前記第一固定部材が、前記光ファイバの一端部を挟持する2枚の板状部材を含んでいてもよい。この構成によれば、第一の固定部材として、複数の構成から選択可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、図面を参照しながら、本開示の光接続部品に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。
以下、図面を参照しながら、本開示の光接続部品に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。また、複数の実施形態について組み合わせが可能である限り、本発明は任意の実施形態を組み合わせたものを含む。
(第1の実施形態)
図1Aおよび図1Bは、それぞれ本開示の光接続部品が含む光ファイバの一例を示す正面図および側面図である。また、図2Aおよび図2Bは、それぞれ本開示の光接続部品が含む第一固定部材の一例を、光ファイバを固定した状態で示す正面図および側面図である。光ファイバ10は、石英系ガラスからなる少なくとも1つのコア11と、コア11の周囲に設けたコア11よりも屈折率の低いクラッド12と、クラッド12の周囲を覆う樹脂製の被覆層14を有している。ガラス製のコア11とクラッド12は、ガラスファイバ13を構成している。
図1Aおよび図1Bは、それぞれ本開示の光接続部品が含む光ファイバの一例を示す正面図および側面図である。また、図2Aおよび図2Bは、それぞれ本開示の光接続部品が含む第一固定部材の一例を、光ファイバを固定した状態で示す正面図および側面図である。光ファイバ10は、石英系ガラスからなる少なくとも1つのコア11と、コア11の周囲に設けたコア11よりも屈折率の低いクラッド12と、クラッド12の周囲を覆う樹脂製の被覆層14を有している。ガラス製のコア11とクラッド12は、ガラスファイバ13を構成している。
図2A、図2Bに示すように、例えば、4本の光ファイバ10の一端部が、第一固定部材20に固定される。本実施形態では、図1Bに示すように光ファイバ10の一端部の被覆層14が除去されて、ガラスファイバ13のクラッド12が露出され、この露出したガラスファイバ13が第一固定部材20に固定される。第一固定部材20は、光ファイバ10を整列させるための部材であり、細孔21を有するほぼ直方体形状のガラス製のキャピラリ部材である。細孔21の内径はガラスファイバ13の外径よりもわずかに大きく、ガラスファイバ13を細孔21内に挿通した際に、ガラスファイバ13は遊嵌されて前後に移動可能に位置決めされる。そして、第一固定部材20とガラスファイバ13とは、毛細管現象を利用して細孔21とガラスファイバ13との間隙に接着剤が充填され、両者が固定される。
図2Cおよび図2Dは、それぞれ光ファイバを固定した、本開示の光接続部品が含む第一固定部材の他の例を、光ファイバを固定した状態で示す正面図および側面図である。第一固定部材30は、ガラス製のV溝基板31と、同じくガラス製の平基板32からなる。V溝基板31には、例えば、平行に並んだ4本のV溝33を有し、各V溝33は、ガラスファイバ13が載置可能な大きさである。平基板32は、V溝基板31の各V溝33を覆う大きさで平面状である。ガラスファイバ13をV溝基板31の各V溝33に載置し、平基板32で蓋をする。そして、平基板32はガラスファイバ13とともにV溝基板31に接着剤で固定される。V溝基板31と平基板32とからなる第一固定部材30は、第一固定部材20と同様に、ほぼ直方体の形状を有する。
第一固定部材20、30に固定される光ファイバ10は、1本でも、4本以外の複数本でもよく、平行に配列された複数本の光ファイバ10を共通の被覆でテープ化した光ファイバテープ心線であってもよい。また、光ファイバ10は、単一のコアあるいは複数コアを有するものであってよい。光ファイバ10を固定した第一固定部材20、30は、先端がガラスファイバ13とともに研磨され、図示しない光素子搭載基板に対して例えば接着剤によって固着される。なお、第一固定部材20,30の材質は、ガラスファイバ13と熱膨張係数を合わせる点からは、ガラスが好適であるが樹脂であってもよい。
また、光ファイバ10を第一固定部材20、30に固定する際に、ガラスファイバ13を露出させて、第一固定部材20、30に固定しているが、被覆層14を設けた状態で固定してもよい。このため、本開示において、「光ファイバ」の語は、ガラスファイバに被覆層を設けたものを意味するが、その一部において被覆層が除去されガラスファイバが露出したものを含む。なお、本実施形態では、光ファイバ10の一端側に第一固定部材20、30を設けているが、光ファイバ10の他端側にも上述の第一固定部材20、30を取り付け、先端部を研磨しておいてもよい。
図3Aは、本開示の光接続部品が含む第二固定部材の一例40を示す斜視図であり、図3Bは、第二固定部材40の側面図である。また、図3Cは、第二固定部材40に第一固定部材を装着した例を示す図である。第二固定部材40は、光ファイバ10を屈曲させるための部材であり、その一端側に、光ファイバ10を固定した第一固定部材20(または、第一固定部材30でもよい。以下、第一固定部材20を例に説明する。)が位置決めされ、光ファイバ10は第二固定部材40に設けた外周壁42の内周面に沿って曲げられている。
第二固定部材40は、図3Aに示すように、YZ平面で円弧形状である側壁41と、この側壁41から垂直方向(X軸方向)に突出した円弧形状の外周壁42とを有している。外周壁42のX軸方向の厚さは、後述する第一固定部材20を装着した際に、光ファイバ10が外れない厚さである。第二固定部材40の一端には、第一固定部材20を位置決めするための位置決め部43を有する。
本実施形態では、位置決め部43は、第二固定部材40の側壁41の一端部から突出した位置決め用突起46と、この位置決め用突起46に対向する外周壁42の端部を含む。より具体的には、位置決め部43は、外周壁42の端部のXZ平面に平行な位置決め面44AとXY平面に平行な位置決め面44B、位置決め用突起46のXZ平面に平行な位置決め面44A’とXY平面に平行な位置決め面44B’、および、側壁41とを含む。外周壁42の位置決め面44Aと位置決め用突起46の位置決め面44A’の間隔は、第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に平行な2面の幅に等しい。ここで、XZ平面に平行な位置決め面44A、44A‘は、光ファイバ10と平行な位置決め面であり、XY平面に平行な位置決め面44B、44B’は、光ファイバ10と垂直な位置決め面である。
第二固定部材40は、外周壁42の壁面を挟んで側壁41と反対側に開放面を有している。このため、第二固定部材40の位置決め部43に、光ファイバ10を固定した第一固定部材20を位置決めする際は、第一固定部材20に固定した光ファイバ10の並列面がXZ平面に平行になるように第一固定部材20を位置合わせし、開放面側(X軸方向正側)から第一固定部材20を第二固定部材40の位置決め部43に挿入する。そして、第一固定部材20が側壁41に当接するまで挿入する。
これによって、直方体形状の第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に平行な2面は、外周壁42の位置決め面44Aと位置決め用突起46の位置決め面44A’によって位置決めされる。また、第一固定部材20の光ファイバ10が挿入されている面は、外周壁42の位置決め面44Bと位置決め用突起46の位置決め面44B’に位置決めされる。さらに、第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に垂直な1面は、側壁41によって位置決めされる。その際、図3Cに示すように、光ファイバ10は外周壁42の内周面に沿って屈曲される。この状態で、第一固定部材20と位置決め部43、および、光ファイバ10と外周壁42の内周面とを図示しない接着剤を用いて固定し、光接続部品1を得る。接着剤の供給は、第二固定部材40の開放面側から供給することができる。
第二固定部材40の材質は、切削、モールド成型などによって外周壁42や位置決め部43を一体に成形可能であれば、ガラス、金属、樹脂のいずれであっても構わない。また、図3Bに示すように、外周壁42の位置決め面44Bと位置決め用突起46の位置決め面44B’それぞれがテーパ面45、45’を有することが望ましい。これにより、第一固定部材20を第二固定部材40に位置決めして、光ファイバ10を屈曲させる際に、第一固定部材20が位置決め部43からずれて、光ファイバ10の被覆層14およびその内部のガラスファイバ13が位置決め部43と接触して傷つくのを防止することができる。テーパ面45、45’は、それぞれ光ファイバ10と垂直な位置決め面44B、44B’と接続されている。
(第2の実施形態)
図4Aは、本開示の光接続部品が含む第二固定部材の他の例50を示す斜視図であり、図4Bは、第二固定部材50の側面図である。また、図4Cは、第二固定部材50に第一固定部材を装着した例を示す図である。第二固定部材50は、光ファイバ10を屈曲させるための部材であり、その一端側に、光ファイバ10を固定した第一固定部材20(または第一固定部材30)が位置決めされ、光ファイバ10は第二固定部材50に設けた内周壁52の外周面に沿って曲げられている。
図4Aは、本開示の光接続部品が含む第二固定部材の他の例50を示す斜視図であり、図4Bは、第二固定部材50の側面図である。また、図4Cは、第二固定部材50に第一固定部材を装着した例を示す図である。第二固定部材50は、光ファイバ10を屈曲させるための部材であり、その一端側に、光ファイバ10を固定した第一固定部材20(または第一固定部材30)が位置決めされ、光ファイバ10は第二固定部材50に設けた内周壁52の外周面に沿って曲げられている。
第二固定部材50は、図4Aに示すように、YZ平面で円弧形状の側壁51と、この側壁51から垂直方向(X軸方向)に突出した円弧形状の内周壁52とを有している。内周壁52のX軸方向の厚さは、後述する第一固定部材20を装着した際に、光ファイバ10が載置可能な厚さである。第二固定部材50の一端には、第一固定部材20を位置決めするための位置決め部53を有する。
本実施形態では、位置決め部53は、第二固定部材50の側壁51の一端部から突出した位置決め用突起56と、この位置決め用突起56に対向する内周壁52の端部を含む。より具体的には、位置決め部53は、内周壁52の端部のXZ平面に平行な位置決め面54AとXY平面に平行な位置決め面54B、位置決め用突起56のXZ平面に平行な位置決め面54A’とXY平面に平行な位置決め面54B’、および、側壁51とを含む。内周壁52の位置決め面54Aと位置決め用突起56の位置決め面54A’の間隔は、第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に平行な2面の幅に等しい。ここで、XZ平面に平行な位置決め面54A、54A‘は、光ファイバ10と平行な位置決め面であり、XY平面に平行な位置決め面54B、54B’は、光ファイバ10と垂直な位置決め面である。
第二固定部材50は、内周壁52の壁面を挟んで側壁41と反対側に開放面を有している。このため、第二固定部材50の位置決め部53に、光ファイバ10を固定した第一固定部材20を位置決めする際は、第一固定部材20に固定した光ファイバ10の並列面がXZ平面に平行になるように第一固定部材20を位置合わせし、開放面側(X軸方向正側)から第一固定部材20を第二固定部材50の位置決め部53に挿入する。そして、第一固定部材20が側壁51に当接するまで挿入する。
これによって、直方体形状の第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に平行な2面は、内周壁52の位置決め面54Aと位置決め用突起56の位置決め面54A’によって位置決めされる。また、第一固定部材20の光ファイバ10が挿入される面は、内周壁52の位置決め面54Bと位置決め用突起56の位置決め面54B’に位置決めされる。さらに、第一固定部材20の光ファイバ10の並列面に垂直な1面は、側壁51によって位置決めされる。本実施形態では、この状態で、まず、第一固定部材20と位置決め部53とを接着剤によって固定する。次に、図4Cに示すように、光ファイバ10を内周壁52の外周面に沿って屈曲させる。その後、光ファイバ10を内周壁52の外周面に接着剤を用いて固定することで、光接続部品1を得る。接着剤の供給は、第二固定部材50の開放面を利用して行うことができる。
第二固定部材50の材質は、第1の実施形態の第二固定部材40と同様に、切削、モールド成型などによって内周壁52や位置決め部53を一体に成形可能であれば、ガラス、金属、樹脂のいずれであっても構わない。また、図4Bに示すように、内周壁52の位置決め面54Bと位置決め用突起56の位置決め面54B’にそれぞれテーパ面55、55’を有することが望ましい。これにより、第一固定部材20を第二固定部材50に位置決めして、光ファイバ10を屈曲させる際に、第一固定部材20が位置決め部53からずれて、位置決め部53と接触して傷つくのを防止することができる。テーパ面55、55’は、それぞれ光ファイバ10と垂直な位置決め面54B、54B’と接続されている。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第二固定部材が外周壁と内周壁との両者を有している。図示は省略するが、第1の実施形態における第二固定部材40の外周壁42と、第2の実施形態における第二固定部材50の内周壁52を備えた構造をしている。外周壁と内周壁の端部には、第一固定部材20を位置決めするための位置決め部を有する。また、外周壁の内周面と内周壁の外周面とは間隙を有しており、この間隙の中に光ファイバ10が挿入される。この間隙を光ファイバ10の直径とほぼ同じ大きさとしておき、光ファイバ10を外周壁と内周壁とで挟む構造にしてもよい。また、この間隙を光ファイバの直径よりも大きくしておき、開放面から接着剤を充填して光ファイバ10を外周壁と内周壁との間隙内に固定してもよい。
本実施形態は、第二固定部材が外周壁と内周壁との両者を有している。図示は省略するが、第1の実施形態における第二固定部材40の外周壁42と、第2の実施形態における第二固定部材50の内周壁52を備えた構造をしている。外周壁と内周壁の端部には、第一固定部材20を位置決めするための位置決め部を有する。また、外周壁の内周面と内周壁の外周面とは間隙を有しており、この間隙の中に光ファイバ10が挿入される。この間隙を光ファイバ10の直径とほぼ同じ大きさとしておき、光ファイバ10を外周壁と内周壁とで挟む構造にしてもよい。また、この間隙を光ファイバの直径よりも大きくしておき、開放面から接着剤を充填して光ファイバ10を外周壁と内周壁との間隙内に固定してもよい。
以上、各実施形態では、位置決め部を、外周壁または内周壁の端部に一体に形成していたが、外周壁または内周壁と別体に設けてもよい。
1…光接続部品、
10…光ファイバ、
11…コア、
12…クラッド、
13…ガラスファイバ、
14…被覆層、
20、30…第一固定部材、
21…細孔、
31…V溝基板、
32…平基板、
33…V溝、
40…第二固定部材、
41…側壁、
42…外周壁、
43…位置決め部、
44A、44A'、44B、44B'…位置決め面、
45,45'…テーパ面、
46…位置決め用突起、
50…第二固定部材、
51…側壁、
52…内周壁、
53…位置決め部、
54A、54A'、54B、54B'…位置決め面、
55、55'…テーパ面、
56…位置決め用突起。
10…光ファイバ、
11…コア、
12…クラッド、
13…ガラスファイバ、
14…被覆層、
20、30…第一固定部材、
21…細孔、
31…V溝基板、
32…平基板、
33…V溝、
40…第二固定部材、
41…側壁、
42…外周壁、
43…位置決め部、
44A、44A'、44B、44B'…位置決め面、
45,45'…テーパ面、
46…位置決め用突起、
50…第二固定部材、
51…側壁、
52…内周壁、
53…位置決め部、
54A、54A'、54B、54B'…位置決め面、
55、55'…テーパ面、
56…位置決め用突起。
Claims (5)
- 光ファイバと、
前記光ファイバの一端部を固定する第一固定部材と、
前記光ファイバと接着剤で接着された、前記光ファイバが沿う曲率を有する外周壁および内周壁のどちらか一方または両方と一端に前記第一固定部材を位置決めする位置決め部とを有する第二固定部材と、
を備えた光接続部品。 - 前記第二固定部材が、前記外周壁および前記内周壁のどちらか一方または両方が垂直に突出する側壁を含み、前記外周壁および前記内周壁のどちらか一方または両方の壁面を挟んで前記側壁と反対側に開放面を有する、請求項1に記載の光接続部品。
- 前記位置決め部が、前記一端部における前記光ファイバと平行な位置決め面、垂直な位置決め面に加えて、前記垂直な位置決め面に接続するテーパ面を有する、
請求項1または請求項2に記載の光接続部品。 - 前記第一固定部材が、前記光ファイバを貫通する孔を有する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光接続部品。 - 前記第一固定部材が、前記光ファイバの一端部を挟持する2枚の板状部材を含む、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光接続部品。
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