JPWO2020044514A1 - 湯水混合栓 - Google Patents

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Abstract

効果的に潤滑剤を供給しうる湯水混合栓の提供。湯水混合栓10は、固定弁体62と可動弁体60とを備える。固定弁体62は、湯供給孔80、水供給孔82、排出孔84、第1摺動面PL1、及び潤滑剤保持部102を有する。潤滑剤保持部の少なくとも一部が、湯供給孔80の周方向延長領域R1と、水供給孔82の周方向延長領域R2とに設けられている。周方向延長領域R1において、湯供給孔80と潤滑剤保持部102との間が第1摺動面PL1のみで占められている。周方向延長領域R2において、水供給孔82と潤滑剤保持部102との間が第1摺動面PL1のみで占められている。

Description

本開示は、湯水混合栓に関する。
固定弁体と、この固定弁体上を摺動する可動弁体とを有するシングルレバー式の湯水混合栓が知られている。この湯水混合栓では、固定弁体と可動弁体との間の摺動抵抗を低減するため、グリース等の潤滑剤が用いられる。特開2002−22040号公報は、潤滑剤が充填された陥没部を有する固定弁体を開示する。
特開2002−22040号公報
摺動合わせ面に供給された潤滑剤は、水流により流出する。摺動合わせ面から潤滑剤が流出すると、摩耗が促進され、摺動合わせ面からの水漏れ及び弁体同士の固着が生じうる。鋭意検討の結果、本発明者は、部位によって潤滑剤の流出度合いに差があることを見いだした。また、より長期に亘って潤滑剤が供給されるのが好ましい。本開示は、より効果的に潤滑剤を供給しうる湯水混合栓に関する。
一つの態様では、湯水混合栓は、固定弁体と可動弁体とを備えている。前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有している。前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有している。前記潤滑剤保持部の少なくとも一部が、次の(a)及び(b)に設けられている。
(a)前記湯供給孔の周方向延長領域
(b)前記水供給孔の周方向延長領域
前記湯供給孔の周方向延長領域において、前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められており、
前記水供給孔の周方向延長領域において、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められている。
他の態様では、湯水混合栓は、固定弁体と可動弁体とを備えている。前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有している。前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有している。前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有している。前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている。
一つの側面では、潤滑剤が流出しやすい領域に効果的に潤滑剤が供給されうる。他の側面では、潤滑剤が長期に亘って供給されうる。
図1は、第1実施形態に係る湯水混合栓の斜視図である。 図2は、図1の湯水混合栓に用いられているバルブ組立体の断面図である。 図3は、第1実施形態に係る固定弁体の斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る固定弁体の平面図である。 図5は、第1実施形態に係る固定弁体の底面図である。 図6は、第1実施形態に係る固定弁体の拡大平面図である。 図7は、図4のA−A線に沿った断面図である。 図8は、第2実施形態に係る固定弁体の斜視図である。 図9は、第2実施形態に係る固定弁体の平面図である。 図10は、第2実施形態に係る固定弁体の底面図である。 図11は、第2実施形態に係る固定弁体の拡大平面図である。 図12は、図9のA−A線に沿った断面図である。 図13は、第2実施形態に係る幅狭部の拡大断面図である。 図14は、第1実施形態に係る幅狭部の拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。なお以下では、「水」及び「湯」との文言が用いられる。湯供給孔からの液体と水供給孔からの液体とを区別する観点から、必要に応じて、「湯」と「水」とが使い分けられる。一方、湯供給孔からの液体と水供給孔からの液体とを総称して「水」としている記載もある。
図1は、一実施形態に係る湯水混合栓10の斜視図である。湯水混合栓10は、水栓本体12、レバーハンドル14、吐出部16、湯導入管18、水導入管20及び吐出管22を有する。吐出部16は、ヘッド24を有する。ヘッド24は、切替レバー26を有する。この切替レバー26の操作により、シャワー吐出と通常吐出との切り替えが可能である。湯水混合栓10は、例えば、キッチン、洗面台等で使用される。
更に、ヘッド24は、切替ボタン28と表示部30を有する。吐出部16には、浄水カートリッジ(図示されず)が内臓されている。切替ボタン28により、浄水カートリッジを透過する流路と、浄水カートリッジを透過しない流路とが切り換えられる。浄水カートリッジを透過する流路に切り換えられると、浄水が吐出される。浄水カートリッジを透過しない流路に切り換えられると、原水が吐出される。表示部30は、吐水が浄水か原水かを表示する。
レバーハンドル14の前後回動(上下動)により、レバー前後位置が変化する。レバー前後位置により、吐出量が調整される。本実施形態では、レバーハンドル14を上側に動かすほど吐出量が増加し、レバーハンドル14を最も下側にすると止水される。レバー左右位置に拘わらず、レバーハンドル14が最も下側にあるとき、止水状態となる。逆に、レバーハンドル14を下側に動かすほど吐出量が増加してもよい。レバーハンドル14の左右回動により、レバー左右位置が変化する。レバー左右位置により、湯と水との混合割合が変化する。レバーハンドル14の左右回動により、吐水温度の調整が可能である。
図2は、バルブ組立体38及の縦断面図である。湯水混合栓10において、バルブ組立体38は交換可能である。
バルブ組立体38は、湯水混合栓10の水栓本体12に内蔵されている。図2が示すように、バルブ組立体38は、移動体40、上ケース42、回動体44、レバー46、レバー回転軸48、可動弁体60、固定弁体62、インナーシール部材64、下シール部材66及び下ケース68を有する。
移動体40は、回動体44に、上下移動が可能な状態で保持されている。移動体40は、回動体44に対して上下移動のみが可能であり、回動体44に対して相対回転することはできない。移動体40は、レバーハンドル14の左右回動に連動して回動体44と共に回転し、且つこの回転に連動して上下移動しうるように構成されている。この移動体40の上下移動は、移動体40と上ケース42との間で形成されたカム機構によって達成されている。上ケース42の外周面にはカム溝70が設けられており、移動体40の内周面には、このカム溝70と係合する突起(図示されず)が設けられている。この突起がカム溝70内を移動することで、カム機構が発現する。
移動体40は、レバーハンドル14の前後回動に伴い発現する前後クリック機構を有する。移動体40が上側に移動すると、前後クリック機構の係合が解除されるように構成されている。移動体40が下側に移動すると、前後クリック機構の係合が達成されるように構成されている。この構成により、特定のレバー左右位置で前後クリック機構が発現する。
上ケース42は、下ケース68に固定されている。上ケース42と下ケース68とで、弁体60,62を収容する収容部が構成されている。
回動体44は、所定の角度範囲で回転可能な状態で、上ケース42に保持されている。回動体44は、レバーハンドル14と共に回転する。回動体44は、回動が可能な状態で、レバー46を保持している。回動体44は、スライド移動が可能な状態で、上側部材86を保持している。
レバー46は、上部50及び下部52を有する。上部50には、レバーハンドル14が固定されている。レバーハンドル14が前後回動されると、レバー46はレバー回転軸48を中心として回動する。すなわち、レバーハンドル14が前後回動されると、レバー46も前後回動される。レバーハンドル14が左右回動されると、レバー46も左右回動される。
可動弁体60は、上側部材86と下側部材88とを有する。上側部材86は下側部材88に固定されている。下側部材88(可動弁体60)の下面は、湯水混合凹部94と第2摺動面PL2とを有している。上側部材86は、レバー係合凹部98を有している。レバー係合凹部98に、レバー46の下部52が係合している。
レバー46が前後回動されると、下部52が動き、この動きに連動して、上側部材86が回動体44に対してスライド移動する。この結果、可動弁体60が、固定弁体62に対して移動する。
レバー46が左右回動されると、レバー46と共に回動体44が回転し、上側部材86(可動弁体60)も回転する。この結果、可動弁体60が、固定弁体62に対して回転する。
下ケース68は、湯導入孔、水導入孔及び吐出孔を有しており、これらのそれぞれが、湯導入管18、水導入管20及び吐出管22のそれぞれに接続されている。インナーシール部材64は、3組の孔の接続部分のそれぞれについて、固定弁体62と下ケース68との間をシールしている。
固定弁体62は、下ケース68の上側に位置する。固定弁体62は、インナーシール部材64で下方から支持されつつ、このインナーシール部材64により可動弁体60に押し付けられている。固定弁体62の上面は、第1摺動面PL1を有する。第1摺動面PL1は、可動弁体60の第2摺動面PL2と摺動する。第1摺動面PL1と第2摺動面PL2とで摺動合わせ面PL3が形成されている。第1摺動面PL1は、第2摺動面PL2と接触する部分と面一である平面全体を意味する。
図3は固定弁体62の斜視図であり、図4は固定弁体62の平面図であり、図5は固定弁体62の底面図である。
固定弁体62は、湯供給孔80、水供給孔82及び排出孔84を有する。湯供給孔80は、固定弁体62を貫通している。湯供給孔80は、下ケース68の湯導入孔に接続されている。水供給孔82は、固定弁体62を貫通している。水供給孔82は、下ケース68の水導入孔に接続されている。排出孔84は、固定弁体62を貫通している。排出孔84は、下ケース68の吐出孔に接続されている。
湯供給孔80は、上開口線80aを有する。この上開口線80aは、第1摺動面PL1における湯供給孔80の輪郭線である。上開口線80aは、湯供給孔80の上開口の輪郭線である。
水供給孔82は、上開口線82aを有する。この上開口線82aは、第1摺動面PL1における水供給孔82の輪郭線である。上開口線82aは、水供給孔82の上開口の輪郭線である。
排出孔84は、上開口線84aを有する。この上開口線84aは、第1摺動面PL1における排出孔84の輪郭線である。上開口線84aは、排出孔84の上開口の輪郭線である。
固定弁体62において、供給孔80,82は左右非対称に配置されている。レバー左右位置が正面位置にあるとき、水のみが吐出される。すなわち、レバー左右位置が正面位置にあるとき、水吐出状態が達成される。この構成は、湯の節約に寄与し、省エネルギー性を高める。供給孔80,82は左右対称に配置されていてもよい。
前述の通り、固定弁体62の上面には、第1摺動面PL1が設けられている。第1摺動面PL1は平面である。前記孔80、82、84及び潤滑剤保持部(後述)が存在していない部分に、第1摺動面PL1が形成されている。
前述の通り、レバーハンドル14の操作により、可動弁体60が固定弁体62に対して移動する。よって、可動弁体60の湯水混合凹部94も移動する。湯水混合凹部94の位置によって、吐水状態が変化する。湯水混合凹部94が湯供給孔80及び/又は水供給孔82と排出孔84とに重複することで、吐水状態が達成される。吐水状態は、混合吐出状態、湯吐出状態及び水吐出状態を含む。湯水混合凹部94が湯供給孔80及び水供給孔82に重複しているとき、混合吐出状態が達成される。混合吐出状態では、湯供給孔80からの湯と水供給孔82からの水とが混合されて吐出される。湯水混合凹部94が、湯供給孔80のみに重複し、水供給孔82に重複していないとき、湯吐出状態が達成される。湯吐出状態では、湯供給孔80からの湯のみが吐出され、水供給孔82からの水は吐出されない。湯水混合凹部94が、水供給孔82のみに重複し、湯供給孔80に重複していないとき、水吐出状態が達成される。水吐出状態では、水供給孔82からの水のみが吐出され、湯供給孔80からの湯は吐出されない。湯水混合凹部94が湯供給孔80及び水供給孔82に重複していないとき、止水状態が達成される。
固定弁体62は、外縁100を有する。湯供給孔80の上開口線80aは、外縁100に至っていない。すなわち、湯供給孔80は固定弁体62の外側に繋がっていない。湯供給孔80の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。水供給孔82の上開口線82aは、外縁100に繋がっていない。すなわち、水供給孔82は固定弁体62の外側に繋がっていない。水供給孔82の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。排出孔84の上開口線84aは、外縁100に繋がっていない。すなわち、排出孔84は固定弁体62の外側に繋がっていない。排出孔84の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。
固定弁体62は、潤滑剤保持部102を有する。潤滑剤保持部102は、固定弁体62の上面に設けられている。潤滑剤保持部102は、第1摺動面PL1よりも低い面を形成している。図示されていないが、潤滑剤保持部102には、潤滑剤が配置されている。潤滑剤として、グリース及びワックスが例示される。本実施形態では、潤滑剤としてグリースが用いられている。潤滑剤保持部102は、第1摺動面PL1に隣接している。潤滑剤保持部102の外縁は、第1摺動面PL1上に位置している。
潤滑剤保持部102は、第1潤滑剤保持部102aと、第2潤滑剤保持部102bとを有する。第1潤滑剤保持部102aと第2潤滑剤保持部102bとは、互いに繋がっていない。第1潤滑剤保持部102aと第2潤滑剤保持部102bとは、互いに独立している。
第1潤滑剤保持部102aは、湯供給孔80に近い。第1潤滑剤保持部102aと湯供給孔80との最短距離は、第2潤滑剤保持部102bと湯供給孔80との最短距離よりも小さい。第1潤滑剤保持部102aと湯供給孔80との最短距離は、第1潤滑剤保持部102aと排出孔84との最短距離よりも小さい。第1潤滑剤保持部102aと排出孔84との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。
第2潤滑剤保持部102bは、水供給孔82に近い。第2潤滑剤保持部102bと水供給孔82との最短距離は、第1潤滑剤保持部102aと水供給孔82との最短距離よりも小さい。第2潤滑剤保持部102bと水供給孔82との最短距離は、第2潤滑剤保持部102bと排出孔84との最短距離よりも小さい。第2潤滑剤保持部102bと水供給孔82との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。
潤滑剤保持部102の数は1であってもよいし、2以上であってもよい。本実施形態では、潤滑剤保持部102の数は2である。
吐水状態において、湯水混合凹部94は潤滑剤保持部102に重複しない。止水状態において、湯水混合凹部94は潤滑剤保持部102に重複しない。あらゆるレバー左右位置において、湯水混合凹部94は潤滑剤保持部102に重複しない。あらゆるレバー前後位置において、湯水混合凹部94は潤滑剤保持部102に重複しない。
第1潤滑剤保持部102aは、凹部104aを有する。また、第1潤滑剤保持部102aは、外部接続部106aを有する。外部接続部106aは、第1摺動面PL1よりも低い面を形成しており、外縁100に繋がっている。凹部104aは外部接続部106aに繋がっている。第1摺動面PL1からの最大深さを比較すると、凹部104aは、外側接続部106aよりも深い。
第2潤滑剤保持部102bは、凹部104bを有する。また、第2潤滑剤保持部102bは、外部接続部106bを有する。外部接続部106bは、第1摺動面PL1よりも低い面を形成しており、外縁100に繋がっている。凹部104bは外部接続部106bに繋がっている。第1摺動面PL1からの最大深さを比較すると、凹部104bは、外側接続部106bよりも深い。
第1潤滑剤保持部102aと第2潤滑剤保持部102bとは、互いに左右対称の関係にある。平面図(図4)において、第1潤滑剤保持部102aと第2潤滑剤保持部102bとは互いに線対称の関係にある。
図6は、固定弁体62の拡大平面図である。なお図6では、水供給孔82においては上開口線82aのみが示されており、潤滑剤保持部102においては輪郭線のみが示されている。
図6において2点鎖線で示されているのは、固定弁体62の最小包含円MC1である。本願において、最小包含円MC1は、次のように定義される。最小包含円MC1は、その内側に固定弁体62の全体を含む円のうち、半径が最小の円と定義される。最小包含円MC1は、図6のような平面図において決定される。この平面図は、第1摺動面PL1と平行な平面への、固定弁体62の投影図である。本実施形態では、最小包含円MC1の半径Rは、固定弁体62の外周面78を含む円周面の半径に等しい。本願における径方向とは、この最小包含円MC1の半径方向である。本願における周方向とは、この最小包含円MC1の周方向である。
固定弁体62に関して、本願では、以下の領域(a)及び(b)が定義される。これらは、固定弁体62の上面における領域である。これらの領域は、固定弁体62の平面図において決定される。
(a)湯供給孔80の周方向延長領域R1
(b)水供給孔82の周方向延長領域R2
図6において符号CPで示されているのは、最小包含円MC1の中心点である。直線L1は、点CPと点P1とを通る直線である。点P1は、周方向において最も水供給孔82側に位置する、上開口線80a上の点である。直線L2は、点CPと点P2とを通る直線である。点P2は、周方向において最も湯供給孔80側に位置する、上開口線82a上の点である。直線L3は、点CPを通る直線であって、直線L1と直線L2との成す角の2等分線である。この直線L3は、湯供給孔80と水供給孔82との間の中心と固定弁体62の中心(点CP)とを通る直線である。
直線L3は、最小包含円MC1の直径の一つである。直線L3は、固定弁体62を2つの領域に区画する。直線L3により、固定弁体62は、湯側領域Rhと水側領域Rcとに区画される。湯側領域Rhは、湯供給孔80の全体を含む。湯側領域Rhは、第1潤滑剤保持部102aの全体を含む。水側領域Rcは、水供給孔82の全体を含む。水側領域Rcは、第2潤滑剤保持部102bの全体を含む。
円C1は、点CPを中心とし、上開口線80aにおいて最も径方向外側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C1は上開口線80aの一部に一致している。円C2は、点CPを中心とし、上開口線80aにおいて最も径方向内側に位置する点を通る円である。
円C3は、点CPを中心とし、上開口線82aにおいて最も径方向外側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C3は上開口線82aの一部に一致している。円C4は、点CPを中心とし、上開口線82aにおいて最も径方向内側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C3は円C1と同じである。
湯供給孔80の周方向延長領域R1は、円C1と円C2との間の領域と定義される。図6では、周方向延長領域R1が2点鎖線ハッチングで示されている。周方向延長領域R1は、周方向において水供給孔82の反対側に延び、直線L3で終端する。
水供給孔82の周方向延長領域R2は、円C3と円C4との間の領域と定義される。図6では、周方向延長領域R2が破線ハッチングで示されている。周方向延長領域R2は、周方向において湯供給孔80の反対側に延び、直線L3で終端する。
潤滑剤保持部102の一部は、湯供給孔80の周方向延長領域R1に設けられている。潤滑剤保持部102の一部は、周方向延長領域R2に設けられている。
本実施形態では、第1潤滑剤保持部102aの一部が、湯供給孔80の周方向延長領域R1に設けられている。凹部104aの一部が、周方向延長領域R1に設けられている。第1潤滑剤保持部102aの他の部分は、周方向延長領域R1の外側に位置する。外側接続部106aの全体は、周方向延長領域R1の外側に位置する。
本実施形態では、第2潤滑剤保持部102bの一部が、水供給孔82の周方向延長領域R2に設けられている。凹部104bの一部が、周方向延長領域R2に設けられている。第2潤滑剤保持部102bの他の部分は、周方向延長領域R2の外側に位置する。小径外壁部106bの全体は、周方向延長領域R2の外側に位置する。
湯供給孔80の周方向延長領域R1において、湯供給孔80と潤滑剤保持部102(第1潤滑剤保持部102a)との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。周方向延長領域R1において、湯供給孔80と第1潤滑剤保持部102aとの間に、排出孔84は存在しない。水供給孔82の周方向延長領域R2において、水供給孔82と潤滑剤保持部102(第2潤滑剤保持部102b)との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。周方向延長領域R2において、水供給孔82と第2潤滑剤保持部102bとの間に、排出孔84は存在しない。
直線L4は、湯供給孔80と潤滑剤保持部102との距離が最短となる位置を示す。直線L4の長さが、湯供給孔80と潤滑剤保持部102との最短距離D1である。本実施形態では、距離D1は、湯供給孔80と第1潤滑剤保持部102aとの最短距離である。直線L4は、最短距離線とも称される。最短距離線L4は、第1摺動面PL1に引かれている。最短距離線L4が引かれている部分は、第1摺動面PL1のみで占められている。
直線L5は、水供給孔82と潤滑剤保持部102との距離が最短となる位置を示す。直線L5の長さが、水供給孔82と潤滑剤保持部102との最短距離D2である。本実施形態では、距離D2は、水供給孔82と第2潤滑剤保持部102bとの最短距離である。直線L5は、最短距離線とも称される。最短距離線L5は、第1摺動面PL1に引かれている。最短距離線L5が引かれている部分は、第1摺動面PL1のみで占められている。
潤滑剤保持部102は、局所的に幅が小さくされている幅狭部110を有する。幅狭部110は、角部によって形成されている。第1潤滑剤保持部102aは、幅狭部110aを有する。第2潤滑剤保持部102bは、幅狭部110bを有する。
第1潤滑剤保持部102aの幅狭部110a(の最上点126)は、湯供給孔80の周方向延長領域R1に位置する。第2潤滑剤保持部102bの幅狭部110b(の最上点126)は、水供給孔82の周方向延長領域R2に位置する。
図7は、図4のA−A線に沿った断面図である。
図3、図4及び図7を参照して、潤滑剤保持部102は、傾斜した底面120と、第1側面122と、第2側面124と、角部最上点126を有する。底面120は、角部最上点126に近づくにつれて潤滑剤保持部102の深さが小さくなるように傾斜している。側面122と底面120とが交差した角部によって、幅狭部110が形成されている。幅狭部110の位置は、角部最上点126に近づくにつれて高くなり、角部最上点126まで到達している。すなわち、幅狭部110は、第1摺動面PL1に到達している。図7では示されていないが、第2潤滑剤保持部102bにも、幅狭部110、底面120、第1側面122、第2側面124及び角部最上点126が形成されている。角部頂点126の近傍においては、第1側面122と第2側面124とが近づいている。第1側面122と第2側面124との近接によっても、第1摺動面PL1の近傍における幅狭部110が形成されている。
図8は、第2実施形態の湯水混合栓に係る固定弁体162の斜視図であり、図9は固定弁体162の平面図であり、図10は固定弁体162の底面図である。固定弁体162を除き、第2実施形態の湯水混合栓は、第1実施形態の湯水混合栓10と同じである。
固定弁体162は、湯供給孔180、水供給孔182及び排出孔184を有する。湯供給孔180は、固定弁体162を貫通している。湯供給孔180は、上開口線180aを有する。この上開口線180aは、第1摺動面PL1における湯供給孔180の輪郭線である。上開口線180aは、湯供給孔180の上開口の輪郭線である。
水供給孔182は、上開口線182aを有する。この上開口線182aは、第1摺動面PL1における水供給孔182の輪郭線である。上開口線182aは、水供給孔182の上開口の輪郭線である。
排出孔184は、上開口線184aを有する。この上開口線184aは、第1摺動面PL1における排出孔184の輪郭線である。上開口線184aは、排出孔184の上開口の輪郭線である。
固定弁体162の上面には、第1摺動面PL1が設けられている。第1摺動面PL1は平面である。前記孔180、182、184及び潤滑剤保持部(後述)が存在していない部分に、第1摺動面PL1が形成されている。
固定弁体162は、外縁200を有する。湯供給孔180の上開口線180aは、外縁200に至っていない。すなわち、湯供給孔180は固定弁体162の外側に繋がっていない。湯供給孔180の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。水供給孔182の上開口線182aは、外縁200に繋がっていない。すなわち、水供給孔182は固定弁体162の外側に繋がっていない。水供給孔182の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。排出孔184の上開口線184aは、外縁200に繋がっていない。すなわち、排出孔184は固定弁体162の外側に繋がっていない。排出孔184の周囲全体が第1摺動面PL1で囲まれている。
固定弁体162は、潤滑剤保持部202を有する。潤滑剤保持部202は、固定弁体162の上面に設けられている。潤滑剤保持部202は、第1摺動面PL1よりも低い面を形成している。図示されていないが、潤滑剤保持部202には、潤滑剤としてグリースが配置されている。
潤滑剤保持部202は、第1潤滑剤保持部202aと、第2潤滑剤保持部202bとを有する。
第1潤滑剤保持部202aは、湯供給孔180に近い。第1潤滑剤保持部202aと湯供給孔180との最短距離は、第2潤滑剤保持部202bと湯供給孔180との最短距離よりも小さい。第1潤滑剤保持部202aと湯供給孔180との最短距離は、第1潤滑剤保持部202aと排出孔184との最短距離よりも小さい。第1潤滑剤保持部202aと排出孔184との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。
第2潤滑剤保持部202bは、水供給孔182に近い。第2潤滑剤保持部202bと水供給孔182との最短距離は、第1潤滑剤保持部202aと水供給孔182との最短距離よりも小さい。第2潤滑剤保持部202bと水供給孔182との最短距離は、第2潤滑剤保持部202bと排出孔184との最短距離よりも小さい。第2潤滑剤保持部202bと水供給孔182との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。
第1潤滑剤保持部202aは、凹部204aを有する。また、第1潤滑剤保持部202aは、外部接続部206aを有する。外部接続部206aは、第1摺動面PL1よりも低い面を形成しており、外縁200に繋がっている。凹部204aは外部接続部206aに繋がっている。第1摺動面PL1からの深さを比較すると、凹部204aは、外側接続部206aよりも深い。
第2潤滑剤保持部202bは、凹部204bを有する。また、第2潤滑剤保持部202bは、外部接続部206bを有する。外部接続部206bは、第1摺動面PL1よりも低い面を形成しており、外縁200に繋がっている。凹部204bは外部接続部206bに繋がっている。第1摺動面PL1からの深さを比較すると、凹部204bは、外側接続部206bよりも深い。
第1潤滑剤保持部202aと第2潤滑剤保持部202bとは、互いに左右対称の関係にある。平面図(図9)において、第1潤滑剤保持部202aと第2潤滑剤保持部202bとは互いに線対称の関係にある。
図11は、固定弁体162の拡大平面図である。
前述の固定弁体62と同じく、固定弁体162も、以下の領域(a)及び(b)を有する。
(a)湯供給孔180の周方向延長領域R1
(b)水供給孔182の周方向延長領域R2
図11において符号CPで示されているのは、最小包含円MC1の中心点である。直線L1は、点CPと点P1とを通る直線である。点P1は、周方向において最も水供給孔182側に位置する、上開口線180a上の点である。直線L2は、点CPと点P2とを通る直線である。点P2は、周方向において最も湯供給孔180側に位置する、上開口線182a上の点である。直線L3は、点CPを通る直線であって、直線L1と直線L2との成す角の2等分線である。
直線L3は、最小包含円MC1の直径の一つである。直線L3は、固定弁体162を2つの領域に区画する。直線L3により、固定弁体162は、湯側領域Rhと水側領域Rcとに区画される。湯側領域Rhは、湯供給孔180の全体を含む。湯側領域Rhは、第1潤滑剤保持部202aの全体を含む。水側領域Rcは、水供給孔182の全体を含む。水側領域Rcは、第2潤滑剤保持部202bの全体を含む。
円C1は、点CPを中心とし、上開口線180aにおいて最も径方向外側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C1は上開口線180aの一部に一致している。円C2は、点CPを中心とし、上開口線180aにおいて最も径方向内側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C2は上開口線180aの一部に一致している。
円C3は、点CPを中心とし、上開口線182aにおいて最も径方向外側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C3は上開口線182aの一部に一致している。円C4は、点CPを中心とし、上開口線182aにおいて最も径方向内側に位置する点を通る円である。本実施形態では、円C4は上開口線182aの一部に一致している。本実施形態では、円C3は円C1と同じであり、円C4は円C2と同じである。
前述の通り、湯供給孔180の周方向延長領域R1は、円C1と円C2との間の領域である。図11では、周方向延長領域R1が2点鎖線ハッチングで示されている。
前述の通り、水供給孔182の周方向延長領域R2は、円C3と円C4との間の領域である。図11では、周方向延長領域R2が破線ハッチングで示されている。
潤滑剤保持部202の一部は、湯供給孔180の周方向延長領域R1に設けられている。潤滑剤保持部202の一部は、水供給孔182の周方向延長領域R2に設けられている。
本実施形態では、第1潤滑剤保持部202aの一部が、湯供給孔180の周方向延長領域R1に設けられている。凹部204aの一部が、周方向延長領域R1に設けられている。第1潤滑剤保持部202aの他の部分は、周方向延長領域R1の外側に位置する。外側接続部206aの全体は、周方向延長領域R1の外側に位置する。
本実施形態では、第2潤滑剤保持部202bの一部が、水供給孔182の周方向延長領域R2に設けられている。凹部204bの一部が、周方向延長領域R2に設けられている。第2潤滑剤保持部202bの他の部分は、周方向延長領域R2の外側に位置する。外側接続部206bの全体は、周方向延長領域R2の外側に位置する。
湯供給孔180の周方向延長領域R1において、湯供給孔180と潤滑剤保持部202(第1潤滑剤保持部202a)との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。周方向延長領域R1において、湯供給孔180と第1潤滑剤保持部202aとの間に、排出孔184は存在しない。水供給孔182の周方向延長領域R2において、水供給孔182と潤滑剤保持部202(第2潤滑剤保持部202b)との間は、第1摺動面PL1のみで占められている。周方向延長領域R2において、水供給孔182と第2潤滑剤保持部202bとの間に、排出孔184は存在しない。
直線L4は、湯供給孔180と潤滑剤保持部202との距離が最短となる位置を示す。直線L4の長さが、湯供給孔180と潤滑剤保持部202との最短距離D1である。本実施形態では、距離D1は、湯供給孔180と第1潤滑剤保持部202aとの最短距離である。直線L5は、水供給孔182と潤滑剤保持部202との距離が最短となる位置を示す。直線L5の長さが、水供給孔182と潤滑剤保持部202との最短距離D2である。本実施形態では、距離D2は、水供給孔182と第2潤滑剤保持部202bとの最短距離である。
潤滑剤保持部202は、局所的に幅が小さくされている幅狭部210を有する。幅狭部210は、溝によって形成されている。第1潤滑剤保持部202aは、幅狭部210aを有する。第2潤滑剤保持部202bは、幅狭部210bを有する。
第1潤滑剤保持部202aの幅狭部210aは、周方向延長領域R1に設けられている幅狭部212aを有する。第2潤滑剤保持部202bの幅狭部210bは、水供給孔182の周方向延長領域R2に設けられている幅狭部212bを有する。
図12は、図9のA−A線に沿った断面図である。潤滑剤保持部202は、底面214と側面216とを有している。側面216は、底面214と第1摺動面PL1との間に延びている。溝によって形成された幅狭部210は、第1摺動面PL1から下側に向かって延びている。幅狭部210は、側面216に設けられている。幅狭部210は、第1摺動面PL1から、底面214にまで延びている。
図13は、幅狭部210の拡大断面図である。この断面は、第1摺動面PL1に平行である。
前述の通り、幅狭部210は、溝である。幅狭部210は、深さF1mmの位置における幅W1を有する。F1mmは、0.03mmとされうる。幅W1は、第1摺動面PL1と平行な断面において測定される。この断面において、幅狭部210の第1端点E1及び第2端点E2と、第1端点E1と第2端点E2とを結ぶ直線L6とが決定される。幅W1は、直線L6と平行な方向に沿って測定される。深さF1は、直線L6に垂直な方向に沿って測定される。幅狭部210は、幅W2を有する。幅W2は、第1端点E1と第2端点E2とを結ぶ線分の長さである。幅W2は、第1摺動面PL1と平行な断面において測定される。幅狭部210において、幅W2は溝幅(溝の開口幅)である。幅狭部210は、深さF2を有する。幅狭部210において、深さF2は溝深さである。深さF2は、直線L6に垂直な方向に沿って測定される。
上記断面図において、第1端点E1及び第2端点E2は、エッジである。丸みにより第1端点E1が不明確である場合、曲率半径が最小である部分の中心点が、第1端点E1とされうる。同様に、丸みにより第2端点E2が不明確である場合、曲率半径が最小である部分の中心点が、第2端点E2とされうる。
図14は、幅狭部110の拡大断面図である。この断面は、第1摺動面PL1に平行である。
前述の通り、幅狭部110は、溝ではなく、角部である。幅狭部110は、深さF1mmの位置における幅W1を有する。F1mmは、0.03mmとされうる。幅W1は、第1摺動面PL1と平行な断面において測定される。
この幅狭部110は、図13に示される第1端点E1及び第2端点E2を有さない。この場合、最低点P3と、最低点P3における接線L7と、この接線L7に平行であり且つ接線L7との距離F1が0.03mmである直線L8が決定される。直線L8と断面線SLとの交点P4、P5が決定される。点P4と点P5との間の距離が、上記幅W1と定義される。
最低点P3は、曲率半径が最小である部分の中点とされうる。本実施形態では、この最小の曲率半径が0.1mmであり、接線L7を引くことができる。最低点P3が角の頂点である場合、断面線SLの接線としての接線L7は定義できない。この場合、点P3の一方側に位置し且つ点P3からの道のりが0.03mmである点P6と、点P3の他方側に位置し且つ点P3からの道のりが0.03mmである点P7とが決定されうる。点P3、P6及びP7の3点を通る円が決定され、点P3におけるこの円の接線が、接線L7と見なされる。なお、道のりとは、断面線SLに沿って測定される距離である。
以上のように、第1及び第2実施形態では、潤滑剤保持部の少なくとも一部が、湯供給孔の周方向延長領域R1と、水供給孔の周方向延長領域R2とに設けられている。
吐水状態では、湯供給孔及び水供給孔の周囲において水流が強く、且つこの周囲は水流に直面する機会が多い。よって、湯供給孔及び水供給孔の周囲で、第1摺動面PL1上の潤滑剤が流出しやすい。吐水状態では、可動弁体の湯水混合凹部が、湯供給孔及び/又は水供給孔と、排出孔とに跨がって重なる。このため、湯供給孔と排出孔との間、及び、水供給孔と排出孔との間、及び、湯供給孔と水供給孔との間では、第1摺動面PL1上の潤滑剤が特に流出しやすい。図6の実施形態で言えば、湯供給孔80の径方向内側の領域、水供給孔82の径方向内側の領域、及び、湯供給孔80と水供給孔82との間の領域において、潤滑剤が特に流出しやすい。これらの部分は、可動弁体60との間で頻繁に摺動する部分であり、潤滑剤が無い場合には摩耗しやすい部分でもある。またこれらの領域は湯供給孔及び水供給孔に近く、高い水圧が作用しやすい。これらの領域で摩耗が生じれば、水漏れが起こりやすい。
潤滑剤保持部の少なくとも一部が、湯供給孔の周方向延長領域R1と、水供給孔の周方向延長領域R2とに設けられることで、潤滑剤が流出しやすい部分に、潤滑剤が効果的に供給される。前述の通り、レバーハンドルの前後回動により、可動弁体は固定弁体に対して移動し、レバーハンドルの左右回動により、可動弁体は固定弁体に対して回転する。これらの相対移動及び相対回転により、周方向延長領域R1及び周方向延長領域R2に供給された潤滑剤は、第1摺動面PL1における、湯供給孔及び水供給孔の周囲の領域に移動しやすい。周方向延長領域R1に供給された潤滑剤は、第1摺動面PL1における、湯供給孔の径方向内側の領域に移動しやすい。また、周方向延長領域R2に供給された潤滑剤は、第1摺動面PL1における、水供給孔の径方向内側の領域に移動しやすい。したがって、潤滑剤が流出しやすい部位に、潤滑剤が効果的に供給される。
図6の実施形態では、周方向延長領域R1において、湯供給孔80と第1潤滑剤保持部102aとの間は、第1摺動面PL1のみで占められている。図11の実施形態でも、周方向延長領域R1において、湯供給孔180と第1潤滑剤保持部202aとの間は、第1摺動面PL1のみで占められている。よって、潤滑剤保持部からの潤滑剤が円滑に湯供給孔の周囲に到達しうる。
図6の実施形態では、周方向延長領域R2において、水供給孔82と第2潤滑剤保持部102bとの間は、第1摺動面PL1のみで占められている。図11の実施形態でも、周方向延長領域R2において、水供給孔182と第2潤滑剤保持部202bとの間は、第1摺動面PL1のみで占められている。よって、潤滑剤保持部からの潤滑剤が円滑に水供給孔の周囲に到達しうる。
幅狭部は、毛細管現象を起こす。幅狭部では、潤滑剤保持部の他の部分に比べて、毛細管現象が促進されている。幅狭部は、毛細管現象により、潤滑剤を上側に引き上げる。潤滑剤が減少し、潤滑剤保持部内において潤滑剤の上面の位置が下がってくると、潤滑剤が第1摺動面PL1に供給されにくくなる。しかし、毛細管現象を利用することで、潤滑剤の上面の位置が下がっていても、潤滑剤が第1摺動面PL1に効率よく供給されうる。
このように、潤滑剤保持部は、当該潤滑剤保持部の他の部分に比較して潤滑剤を第1摺動面PL1側に引き上げる毛細管現象を起こしやすい毛細管現象促進部を有する。幅狭部110、210は、この毛細管現象促進部の一例である。
図6の実施形態では、幅狭部110aが湯供給孔80の周方向延長領域R1に設けられた湯側幅狭部であり、幅狭部110bが水供給孔82の周方向延長領域R2に設けられた水側幅狭部である。図11の実施形態では、幅狭部212aが湯供給孔180の周方向延長領域R1に設けられた湯側幅狭部であり、幅狭部212bが水供給孔182の周方向延長領域R2に設けられた水側幅狭部である。幅狭部が湯供給孔の周方向延長領域R1に設けられることで、潤滑剤が流出しやすい領域への潤滑剤の供給効率が更に高まる。同様に、幅狭部が水供給孔の周方向延長領域R2に設けられることで、潤滑剤が流出しやすい領域への潤滑剤の供給効率が更に高まる。また、幅狭部により、所望の位置に潤滑剤が供給できるので、狙った箇所に集中的に潤滑剤を供給することができる。
図6の実施形態では、第1潤滑剤保持部102aは、凹部104aと外側接続部106aとを有する。凹部104aは深いため、多くの潤滑剤を保持することができる。また、凹部104aに幅狭部110aが設けられているので、潤滑剤が減少して潤滑剤の上面と第1摺動面PL1との高さの差が大きくなった場合でも、毛細管現象により、潤滑剤が効果的に供給されうる。外側接続部106aは、第1潤滑剤保持部102aの領域を広くし、第1潤滑剤保持部102aに保持される潤滑剤の量を多くするのに寄与している。外側接続部106aが外縁100にまで至っていることで、外側接続部106aの面積が拡張されている。外側接続部106aは凹部104aに繋がっているので、外側接続部106aに配置された潤滑剤は、凹部104a内に順次供給される。このため、長期間に亘る潤滑剤の供給が可能となる。これらの効果は、第2潤滑剤保持部102bでも同じである。
固定弁体の表面の界面張力は、潤滑剤の界面張力よりも大きい。幅狭部では、毛細管現象によって効率よく潤滑剤が引き上げられる。
図6及び図11が示すように、湯供給孔と潤滑剤保持部との最短距離がD1とされ、水供給孔と潤滑剤保持部との最短距離がD2とされる。湯供給孔の周囲と水供給孔の周囲とにバランスよく潤滑剤を供給する観点から、D1/D2は、0.5以上が好ましく、0.7以上がより好ましく、0.9以上がより好ましい。湯供給孔の周囲と水供給孔の周囲とにバランスよく潤滑剤を供給する観点から、D1/D2は、2以下が好ましく、1.5以下がより好ましく、1.2以下がより好ましい。図6の実施形態では、D1/D2は1である。図11の実施形態では、D1/D2は1であった。
湯供給孔の近傍に効率よく潤滑剤を供給する観点から、最短距離D1は、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、3.5mm以下がより好ましく、3.0mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。第1摺動面PL1の幅を確保して水漏れを防止する観点から、最短距離D1は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましい。図6の実施形態では、最短距離D1は1.95mmである。図11の実施形態では、最短距離D1は1.95mmであった。
水供給孔の近傍に効率よく潤滑剤を供給する観点から、最短距離D2は、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、3.5mm以下がより好ましく、3.0mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。第1摺動面PL1の幅を確保して水漏れを防止する観点から、最短距離D2は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましい。図6の実施形態では、最短距離D2は1.95mmである。図11の実施形態では、最短距離D2は1.95mmであった。
幅狭部と湯供給孔との最短距離がD3とされる。図6の実施形態では、最短距離D3は、最短距離D1に一致している。図11の実施形態でも、最短距離D3は、最短距離D1に一致している。
湯供給孔の径方向内側の部分に潤滑剤を供給する観点から、最短距離D3は、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、3.5mm以下がより好ましく、3.0mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。第1摺動面PL1の幅を確保して水漏れを抑制する観点から、最短距離D3は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましい。
幅狭部と水供給孔との最短距離がD4とされる。図6の実施形態では、最短距離D4は、最短距離D2に一致している。図11の実施形態でも、最短距離D4は、最短距離D2に一致している。
水供給孔の径方向内側の部分に潤滑剤を供給する観点から、最短距離D4は、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、3.5mm以下がより好ましく、3.0mm以下がより好ましく、2.5mm以下がより好ましい。第1摺動面PL1の幅を確保して水漏れを抑制する観点から、最短距離D4は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上が更に好ましい。
図11が示すように、複数の幅狭部210のうち、湯供給孔180に最も近い幅狭部210は、周方向延長領域R1に設けられている。また、複数の幅狭部210のうち、水供給孔182に最も近い幅狭部210は、周方向延長領域R2に設けられている。よって、湯供給孔80及び水供給孔82の周囲に効率よく潤滑剤が供給されうる。
第1摺動面PL1の面積がM1とされる。面積M1は、第2摺動面PL2と接触しうる接触部と面一である平面の全体面積である。潤滑剤保持部の面積がM2とされる。図6及び図11の実施形態のように、複数の潤滑剤保持部が存在する場合、面積M2は、それらの潤滑剤保持部の面積の合計である。面積M1及び面積M2は、図6及び図11のような平面図において測定される。
潤滑剤保持部に保持されうる潤滑剤の量を増やす観点から、M2/M1は、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.15以上がより好ましく、0.20以上がより好ましい。第1摺動面PL1の面積を確保して水漏れを抑制する観点から、M2/M1は、0.40以下が好ましく、0.35以下がより好ましく、0.30以下が更に好ましい。図6の実施形態では、M2/M1は0.25とされた。図11の実施形態では、M2/M1は0.25とされた。
上述の実施形態のように第1及び第2の潤滑剤保持部が設けられる場合、潤滑剤を長期に亘って供給する観点から、各潤滑剤保持部の面積は大きいのが好ましい。
第1潤滑剤保持部の面積がM3とされ、第2潤滑剤保持部の面積がM4とされる。面積M3及び面積M4は、図6及び図11のような平面図において測定される。単独の潤滑剤保持部に保持されうる潤滑剤の量を増やす観点から、M3/M1は、0.01以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、0.05以上がより好ましく、0.07以上がより好ましい。第1摺動面PL1の面積を確保して水漏れを抑制する観点から、M3/M1は、0.20以下が好ましく、0.18以下がより好ましく、0.15以下が更に好ましい。単独の潤滑剤保持部に保持されうる潤滑剤の量を増やす観点から、M4/M1は、0.01以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、0.05以上がより好ましく、0.07以上がより好ましい。第1摺動面PL1の面積を確保して水漏れを抑制する観点から、M4/M1は、0.20以下が好ましく、0.18以下がより好ましく、0.15以下が更に好ましい。図6の実施形態では、M3/M1及びM4/M1は0.13とされた。図11の実施形態では、M3/M1及びM4/M1は0.13とされた。
前述の通り、図13及び図14には、幅W1が示されている。毛細管現象を高める観点から、深さF1=0.03mmの位置における幅狭部の幅W1は、0.7mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましく、0.45mm以下がより好ましく、0.4mm以下がより好ましい。潤滑剤の供給量を考慮すると、幅W1は、0.2mm以上が好ましく、0.25mm以上がより好ましく、0.3mm以上が更に好ましい。図6の実施形態では、幅W1は0.34mmとされた。図11の実施形態では、幅W1は0.34mmとされた。
毛細管現象を高める観点から、幅狭部の幅W2は、1.0mm以下が好ましく、0.9mm以下がより好ましく、0.8mm以下が更に好ましい。潤滑剤の供給量を考慮すると、幅W2は、0.4mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、0.6mm以上が更に好ましい。図11の実施形態では、幅W2は0.7mmとされた。
毛細管現象を高める観点から、幅狭部の深さF2は、0.08mm以上が好ましく、0.10mm以上がより好ましく、0.12mm以上が更に好ましい。固定弁体の成形性を考慮すると、深さF2が過大となるのは好ましくない。この観点から、深さF2は、0.2mm以下が好ましく、0.18mm以下がより好ましく、0.16mm以下が更に好ましい。図11の実施形態では、深さF2は0.14mmとされた。
固定弁体の材質が表面に露出している場合、固定弁体の表面の界面張力は、潤滑剤(グリース等)の界面張力よりも大きい。この構成は、潤滑剤を引き上げる毛細管現象を促進している。
潤滑剤保持部が、固定弁体の材質よりも界面張力が低い表面皮膜を有しており、前記表面皮膜が、幅狭部以外の部分に設けられていてもよい。この構成では、幅狭部の表面は固定弁体の材質で構成されているので、表面皮膜の界面張力が、幅狭部の界面張力よりも低くなる。この結果、潤滑剤は、表面被膜よりも幅狭部に優先的に付着しやすくなり、幅狭部からの潤滑剤の供給が促進されうる。潤滑剤保持部において、表面被膜は、幅狭部以外の部分の全体に設けられてもよい。潤滑剤保持部において、表面被膜は、幅狭部以外の部分の一部に設けられてもよい。表面被膜として、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルコキシアルカン、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル等のフッ素樹脂が挙げられる。界面張力が小さいとの観点から、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルコキシアルカン及びパーフルオロエチレンプロペンコポリマーが好ましい。
幅狭部への潤滑剤の付着を促進する観点から、上記表面被膜の界面張力は、潤滑剤の界面張力よりも小さいのがより好ましい。
上記潤滑剤保持部を有する固定弁体の製造方法として、以下の工程を含む製造方法が例示される。この方法では、幅狭部が表面被膜を有さない固定弁体が容易に作製されうる。(1)幅狭部を有さない潤滑剤保持部を有する固定弁体を成形する第1工程。
(2)前記第1工程で形成された潤滑剤保持部の表面に表面被膜を形成する第2工程。
(3)前記第2工程で得られた、表面被膜を有する潤滑剤保持部を部分的に切削して、幅狭部を形成する第3工程。
潤滑剤は限定されず、ワックス及びグリースが挙げられる。界面張力が小さい潤滑剤が好ましい。この観点から、シリコーングリースが好ましい。
潤滑剤保持部の深さを大きくすることで、保持されうる潤滑剤の量を増やすことができる。また、幅狭部を設けることで、潤滑剤の減少時において当該潤滑剤の上面から第1摺動面PL1までの高さが増大しても、潤滑剤が供給されうる。この観点から、潤滑剤保持部の深さ(最大深さ)は、1.0mm以上が好ましく、1.1mm以上がより好ましく、1.2mm以上が更に好ましい。固定弁体の厚み及び強度を考慮すると、潤滑剤保持部の深さ(最大深さ)は、1.6mm以下が好ましく、1.5mm以下がより好ましく、1.4mm以下が更に好ましい。この深さは、第1摺動面PL1に対して垂直な方向に沿って測定される。
局所的に幅が狭くされている限り、幅狭部の構成は限定されない。幅狭部の構成として、以下が例示される。
・[構成1]:溝
・[構成2]:谷部
・[構成3]:角部
・[構成4]:2つの面同士が近接した近接部
・[構成5]:前記構成1から4からなる群から選択される2以上の組み合わせ
前記構成1に関して、溝の断面形状は限定されない。溝は、底面及び両側面を有していても良い。溝は、断面形状がV字型、U字型、円弧形等である場合のように、底面を有しなくても良い。潤滑剤保持部が第1摺動面PL1に対して垂直な側面を有しており、溝がこの垂直な側面に形成されてもよい。潤滑剤保持部が第1摺動面PL1に対して傾斜した斜面を有しており、溝がこの斜面に形成されてもよい。
前記構成2に関して、谷部は、当該谷部の最下点の位置が第1摺動面PL1に向かって徐々に高くなるように形成されていてもよい。
前記構成3に関して、角部は、潤滑剤保持部に形成された第1側面と第2側面とが交差することによって形成されていてもよい。潤滑剤保持部が傾斜した底面と側面とを有しており、この傾斜した底面と側面とが交差することによって角部が形成されていてもよい。角部は、第1摺動面PL1に対して垂直な方向に延在していてもよいし、第1摺動面PL1に対して傾斜した方向に延在していてもよい。この角部は、谷部の一種でもある。
前記構成4に関して、例えば、潤滑剤保持部が第1側面と第2側面とを有している場合、それらが互いに交差していなくても、互いに近接していれば、幅狭部となりうる。この場合、第1側面と第2側面とが第3面に交差しており、当該第3面を底面とする溝状部が形成されていてもよい。
固定弁体の材質として、樹脂(繊維強化樹脂を含む)、金属及びセラミックが例示される。可動弁体(下側部材)との摺動における耐摩耗性の観点から、セラミックが好ましい。このセラミックは、水に対する腐食性、強度及び耐久性に優れる観点からも好ましい。好ましいセラミックとして、酸化アルミニウム(アルミナ)及び炭化ケイ素(SiC)が例示される。上記実施形態では、セラミック(アルミナ)が用いられた。
可動弁体の下側部材の材質として、樹脂(繊維強化樹脂を含む)、金属及びセラミックが例示される。固定弁体との摺動における耐摩耗性の観点から、セラミックが好ましい。このセラミックは、水に対する腐食性、強度及び耐久性の観点からも好ましい。上記実施形態では、セラミック(アルミナ)が用いられた。
毛細管現象を利用する箇所は、より粗面であることが望ましい。粗面にすることで、表面積が増大し、見かけの界面張力が増大する。したがって、粗面にすることで、毛細管現象を利用した潤滑剤の供給が促進されうる。この観点から、幅狭部の算術平均粗さRaは、0.5μm以上が好ましく、0.7μm以上がより好ましく、0.9μm以上がより好ましい。加工の困難性を考慮すると、幅狭部の算術平均粗さRaは、1.5μm以下が好ましく、1.3μm以下がより好ましく、1.1μm以下がより好ましい。毛細管現象の観点から、幅狭部の算術平均粗さRaは、第1摺動面PL1の算術平均粗さRaよりも大きいのが好ましい。潤滑剤保持部において、幅狭部の算術平均粗さRaが、幅狭部以外の少なくとも一部の算術平均粗さRaよりも大きくされてもよい。算術平均粗さRaは、JIS B 0601−2001に規定されている。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
固定弁体と可動弁体とを備えており、
前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
前記潤滑剤保持部の少なくとも一部が、次の(a)及び(b)に設けられており、
(a)前記湯供給孔の周方向延長領域
(b)前記水供給孔の周方向延長領域
前記湯供給孔の周方向延長領域において、前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められており、
前記水供給孔の周方向延長領域において、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められている湯水混合栓。
[付記2]
前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている付記1に記載の湯水混合栓。
[付記3]
前記幅狭部が、前記湯供給孔の周方向延長領域に設けられている湯側幅狭部と、前記水供給孔の周方向延長領域に設けられている水側幅狭部とを有している付記2に記載の湯水混合栓。
[付記4]
前記潤滑剤保持部が、前記固定弁体の材質よりも界面張力が低い表面皮膜を有しており、
前記表面皮膜が、前記幅狭部以外の部分に設けられている付記2又は3に記載の湯水混合栓。
[付記5]
深さ0.03mmの位置における前記幅狭部の幅W1が、0.7mm以下である付記1から4のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
[付記6]
固定弁体と可動弁体とを備えており、
前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている湯水混合栓。
[付記7]
前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD1とされ、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD2とされるとき、D1/D2が0.5以上2以下である付記1から6のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
[付記8]
前記最短距離D1が0.5mm以上7mm以下であり、前記最短距離D2が0.5mm以上7mm以下である付記7に記載の湯水混合栓。
[付記9]
前記第1摺動面の面積がM1とされ、前記潤滑剤保持部の面積がM2とされるとき、M2/M1が0.05以上0.40以下である付記1から8のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
本願には、請求項(独立形式請求項を含む)に係る発明に含まれない他の発明も記載されている。本願の請求項及び実施形態に記載されたそれぞれの形態、部材、構成及びそれらの組み合わせは、それぞれが有する作用効果に基づく発明として認識される。
上記各実施形態で示されたそれぞれの形態、部材、構成等は、これら実施形態の全ての形態、部材又は構成をそなえなくても、個々に、本願請求項に係る発明をはじめとした、本願記載の全発明に適用されうる。
10・・・湯水混合栓
14・・・レバーハンドル
16・・・吐出部
18・・・湯導入管
20・・・水導入管
22・・・吐出管
38・・・バルブ組立体
44・・・回動体
46・・・レバー
48・・・レバー回転軸
60・・・可動弁体
62、162・・・固定弁体
80、180・・・湯供給孔
82、182・・・水供給孔
84、184・・・排出孔
100、200・・・固定弁体の外縁
102、202・・・潤滑剤保持部
110、210・・・幅狭部
R1・・・湯供給孔の周方向延長領域
R2・・・水供給孔の周方向延長領域
PL1・・・第1摺動面
PL2・・・第2摺動面
PL3・・・摺動合わせ面
本実施形態では、第2潤滑剤保持部102bの一部が、水供給孔82の周方向延長領域R2に設けられている。凹部104bの一部が、周方向延長領域R2に設けられている。第2潤滑剤保持部102bの他の部分は、周方向延長領域R2の外側に位置する。外側接続部106bの全体は、周方向延長領域R2の外側に位置する。
図3、図4及び図7を参照して、潤滑剤保持部102は、傾斜した底面120と、第1側面122と、第2側面124と、角部最上点126を有する。底面120は、角部最上点126に近づくにつれて潤滑剤保持部102の深さが小さくなるように傾斜している。側面122と底面120とが交差した角部によって、幅狭部110が形成されている。幅狭部110の位置は、角部最上点126に近づくにつれて高くなり、角部最上点126まで到達している。すなわち、幅狭部110は、第1摺動面PL1に到達している。図7では示されていないが、第2潤滑剤保持部102bにも、幅狭部110、底面120、第1側面122、第2側面124及び角部最上点126が形成されている。角部最上点126の近傍においては、第1側面122と第2側面124とが近づいている。第1側面122と第2側面124との近接によっても、第1摺動面PL1の近傍における幅狭部110が形成されている。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
固定弁体と可動弁体とを備えており、
前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
前記潤滑剤保持部の少なくとも一部が、次の(a)及び(b)に設けられており、
(a)前記湯供給孔の周方向延長領域
(b)前記水供給孔の周方向延長領域
前記湯供給孔の周方向延長領域において、前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められており、
前記水供給孔の周方向延長領域において、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められている湯水混合栓。
[付記2]
前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている付記1に記載の湯水混合栓。
[付記3]
前記幅狭部が、前記湯供給孔の周方向延長領域に設けられている湯側幅狭部と、前記水供給孔の周方向延長領域に設けられている水側幅狭部とを有している付記2に記載の湯水混合栓。
[付記4]
前記潤滑剤保持部が、前記固定弁体の材質よりも界面張力が低い表面皮膜を有しており、
前記表面皮膜が、前記幅狭部以外の部分に設けられている付記2又は3に記載の湯水混合栓。
[付記5]
深さ0.03mmの位置における前記幅狭部の幅W1が、0.7mm以下である付記から4のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
[付記6]
固定弁体と可動弁体とを備えており、
前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている湯水混合栓。
[付記7]
前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD1とされ、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD2とされるとき、D1/D2が0.5以上2以下である付記1から6のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
[付記8]
前記最短距離D1が0.5mm以上7mm以下であり、前記最短距離D2が0.5mm以上7mm以下である付記7に記載の湯水混合栓。
[付記9]
前記第1摺動面の面積がM1とされ、前記潤滑剤保持部の面積がM2とされるとき、M2/M1が0.05以上0.40以下である付記1から8のいずれか1項に記載の湯水混合栓。

Claims (9)

  1. 固定弁体と可動弁体とを備えており、
    前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
    前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
    前記潤滑剤保持部の少なくとも一部が、次の(a)及び(b)に設けられており、
    (a)前記湯供給孔の周方向延長領域
    (b)前記水供給孔の周方向延長領域
    前記湯供給孔の周方向延長領域において、前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められており、
    前記水供給孔の周方向延長領域において、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との間が、前記第1摺動面のみで占められている湯水混合栓。
  2. 前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
    前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている請求項1に記載の湯水混合栓。
  3. 前記幅狭部が、前記湯供給孔の周方向延長領域に設けられている湯側幅狭部と、前記水供給孔の周方向延長領域に設けられている水側幅狭部とを有している請求項2に記載の湯水混合栓。
  4. 前記潤滑剤保持部が、前記固定弁体の材質よりも界面張力が低い表面皮膜を有しており、
    前記表面皮膜が、前記幅狭部以外の部分に設けられている請求項2又は3に記載の湯水混合栓。
  5. 深さ0.03mmの位置における前記幅狭部の幅W1が、0.7mm以下である請求項2から4のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
  6. 固定弁体と可動弁体とを備えており、
    前記固定弁体が、湯供給孔と、水供給孔と、排出孔と、前記可動弁体が摺動する第1摺動面と、前記第1摺動面に隣接する潤滑剤保持部とを有しており、
    前記可動弁体が、前記第1摺動面と摺動する第2摺動面と、湯水混合凹部とを有しており、
    前記潤滑剤保持部が、局所的に幅が小さくされている幅狭部を有しており、
    前記幅狭部が、前記第1摺動面から下側に向かって延びている湯水混合栓。
  7. 前記湯供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD1とされ、前記水供給孔と前記潤滑剤保持部との最短距離がD2とされるとき、D1/D2が0.5以上2以下である請求項1から6のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
  8. 前記最短距離D1が0.5mm以上7mm以下であり、前記最短距離D2が0.5mm以上7mm以下である請求項7に記載の湯水混合栓。
  9. 前記第1摺動面の面積がM1とされ、前記潤滑剤保持部の面積がM2とされるとき、M2/M1が0.05以上0.40以下である請求項1から8のいずれか1項に記載の湯水混合栓。
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