JPWO2020031667A1 - 酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラント - Google Patents

酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラント Download PDF

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Abstract

酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラントにおいて、給水(W)を加熱して沸騰させることで給水(W)に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去装置(101)と、測定妨害物質除去装置(101)により沸騰した給水(W)から陽イオンを除去する陽イオン除去装置としての陽イオン交換装置(102)と、陽イオン交換装置(102)により陽イオンが除去された給水Wの酸電気伝導率を測定する第1酸電気伝導率計(103)とを備える。

Description

本発明は、例えば、蒸気タービンプラントにおいて、給水の酸電気伝導率を測定する酸電気伝導率の測定装置及び方法、並びに、酸電気伝導率の測定装置が適用される蒸気タービンプラントに関するものである。
コンバインドサイクル発電は、まず、天然ガスなどを燃料としてガスタービンを駆動し、次に、排熱回収ボイラがガスタービンの排ガスを回収して蒸気を生成し、この蒸気により蒸気タービンを駆動して複合的に発電を行うものである。コンバインドサイクルプラントは、このコンバインドサイクル発電を実行するための発電プラントである。
ところで、コンバインドサイクルプラントにて、蒸気タービンを駆動した使用済の蒸気は、復水器で海水を用いて冷却されて復水となり、排熱回収ボイラに戻される。復水器は、海水が流れる冷却管が何らかの原因で損傷すると、海水が復水に混入することがある。すると、排熱回収ボイラの給水系統における蒸発器のドラムで海水成分が濃縮されると共に、塩化マグネシウムが加水分解して水酸化マグネシウムを生成して沈殿する。この水酸化マグネシウムは、給水管の内壁にスケーリングを生成し、伝熱阻害や腐食などの不具合事象を引き起こすおそれがある。また、塩化マグネシウムから遊離した塩化物イオンにより塩酸が生成され、ドラム水のpHを低下させ、給水管を腐食させるおそれがある。
そのため、給水系統を流れる給水の酸電気伝導率を測定することとで、給水への海水の漏洩を検出することが行われている。一般的な酸電気伝導率の測定装置は、陽イオン交換樹脂に給水を通過させることで、給水に含まれる陽イオンを水素イオンに変換した後、給水の酸電気伝導率を測定する。そして、測定した酸電気伝導率に基づいて給水への海水の混入を検出する。ところで、給水には、復水器の真空破壊や給水系統への補給水により二酸化炭素が持ち込まれて溶解している。酸電気伝導率の測定装置は、二酸化炭素を炭酸イオンとして測定することから、給水の酸電気伝導率が高くなってしまう。そこで、従来の酸電気伝導率の測定装置は、陽イオン交換樹脂により給水の陽イオンを除去した後、給水を加熱沸騰させることで妨害物質である二酸化炭素を気化させて除去し、給水の酸電気伝導率を測定している。このような技術としては、例えば、非特許文献1や特許文献1に記載されたものがある。
JIS 8224:2016 ボイラの給水及びボイラ水−試験方法 特開2015−148411号公報
ところで、給水系統における配管の腐食抑制のため、給水に対してpH調整剤を添加することで、給水のpHを高めてアルカリ性としている。そのため、従来の酸電気伝導率の測定装置にて、陽イオン交換樹脂に給水を通過させると、陽イオン交換樹脂が給水中のpH調整剤を陽イオン(NH )として吸着する。すると、陽イオン交換樹脂が吸着する陽イオンの量が増加し、陽イオン交換樹脂の寿命が低下し、陽イオン交換樹脂の交換頻度が増加してしまう。その結果、材料コストや処理コストが増加すると共に、作業者による陽イオン交換樹脂の交換作業が増加して作業性が低下してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、装置の寿命を延ばして交換頻度を低下させることでコストの増加を抑制すると共に測定作業の作業性の向上を図る酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラントを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の酸電気伝導率の測定装置は、給水を加熱して沸騰させることで給水に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去装置と、前記測定妨害物質除去装置により測定妨害物質が除去された給水から陽イオンを除去する陽イオン除去装置と、前記陽イオン除去装置により陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を測定する第1酸電気伝導率計と、を備えることを特徴とするものである。
従って、給水は、まず、測定妨害物質除去装置により加熱されて沸騰すると、給水に含まれるpH調整剤などの測定妨害物質が気化することで分離して除去され、次に、陽イオン除去装置により陽イオンが除去されるため、第1酸電気伝導率計は、測定妨害物質や陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を高精度に測定することができる。そして、事前に給水からpH調整剤などの測定妨害物質を気化して除去することから、陽イオン除去装置が除去する測定妨害物質の量が減少して寿命を延ばすことができると共に、陽イオン除去装置の小型化を図ることができる。その結果、陽イオン除去装置の交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置から排出された給水を冷却する冷却装置が設けられることを特徴としている。
従って、測定妨害物質除去装置により加熱されて沸騰した給水が冷却装置により冷却されてから陽イオン除去装置に供給されることで、陽イオンを適正に除去することができると共に、陽イオン除去装置の損傷を抑制することができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記冷却装置は、前記測定妨害物質除去装置に供給される給水と前記測定妨害物質除去装置から排出された給水との間で熱交換を行う熱交換器であることを特徴としている。
従って、冷却媒体として測定妨害物質除去装置に供給される給水を用いることで、加熱後の給水から熱を回収して測定妨害物質除去装置に供給される給水を加熱することとなり、熱の有効利用を図ることができると共に、別の冷却媒体を不要として構造の簡素化を図ることができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置により加熱された給水の温度を計測する温度計測器と、前記温度計測器が計測した給水の温度に基づいて前記測定妨害物質除去装置による給水の加熱温度を制御する温度制御装置とが設けられることを特徴としている。
従って、測定妨害物質除去装置による給水の加熱温度を適正温度に制御することで、給水に含まれるpH調整剤などの測定妨害物質を効率良く気化させることができると共に、給水自体の気化を抑制して適正量の給水を陽イオン除去装置に供給することができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置は、下部に供給部が設けられて上部に排出部が設けられる容器と、前記容器内の給水を加熱するヒータと、前記容器内の給水に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置とを有することを特徴としている。
従って、下部から容器内に供給された給水は、ヒータにより加熱されて測定妨害物質が気化して分離された後、上部の排出部から排出される。このとき、不活性ガス供給装置により容器内の給水に不活性ガスが供給されることで、不活性ガスの泡が給水中を上昇するとき、測定妨害物質が不活性ガスの泡内に取り込まれることとなり、給水に含まれる測定妨害物質を効率良く分離して除去することができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置は、下部に供給部が設けられて上部に排出部が設けられる容器と、前記容器内の給水を加熱するヒータとを有し、前記排出部は、給水をオーバーフローさせて排出する給水排出部と、給水から気化した測定妨害物質を排出する測定妨害物質排出部とを有し、前記測定妨害物質排出部に減圧装置が連結されることを特徴としている。
従って、下部から容器内に供給された給水は、ヒータにより加熱されて測定妨害物質が気化して分離された後、上部の給水排出部からオーバーフローして排出される一方、給水から分離された測定妨害物質は、上部の測定妨害物質排出部から排出される。このとき、減圧装置により測定妨害物質排出部に負圧が作用することで、容器内で分離された測定妨害物質が測定妨害物質排出部に吸引されて効率良く排出することができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置から排出された給水の酸電気伝導率を測定する第2酸電気伝導率計が設けられることを特徴としている。
従って、第2酸電気伝導率計は、測定妨害物質が除去された給水の酸電気伝導率を高精度に測定することができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置では、前記測定妨害物質除去装置に供給される前の給水の電気伝導率を測定する電気伝導率計が設けられることを特徴としている。
従って、電気伝導率計が測定妨害物質除去装置に供給される前の給水の電気伝導率を測定することから、pH調整剤の濃度を測定することができる。
また、本発明の酸電気伝導率の測定方法は、給水を加熱して沸騰させることで給水に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去工程と、加熱沸騰した給水から陽イオンを除去する陽イオン除去工程と、陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を測定する酸電気伝導率測定工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、まず、給水を加熱して沸騰させると、給水に含まれるpH調整剤などの測定妨害物質が気化することで分離して除去され、次に、pH調整剤が除去されるため、測定妨害物質や陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を高精度に測定することができる。そして、事前に給水からpH調整剤などの測定妨害物質を気化して除去することから、陽イオン除去工程で除去する測定妨害物質の量が減少して装置の寿命を延ばすことができる。その結果、装置の交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。
また、本発明の蒸気タービンプラントは、排ガスの排熱により蒸気を生成する排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラにより生成された蒸気により駆動する蒸気タービンと、前記蒸気タービンから排出された蒸気を冷却して生成された給水を前記排熱回収ボイラに戻す復水器と、前記復水器で冷却された給水の給水系統に設けられる前記酸電気伝導率の測定装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、給水系統に酸電気伝導率の測定装置を設けることで、給水の酸電気伝導率を高精度に測定することができると共に、陽イオン除去装置が除去する測定妨害物質の量が減少して寿命を延ばすことができる。その結果、陽イオン除去装置の交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。
本発明の酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラントによれば、装置の寿命を延ばして交換頻度を低下させることでコストの増加を抑制することができると共に、測定作業の作業性の向上を図ることができる。
図1は、本実施形態の酸電気伝導率の測定装置が適用されたコンバインドサイクルプラントを表す概略構成図である。 図2は、酸電気伝導率の測定装置を表す概略図である。 図3は、酸電気伝導率の測定装置における測定妨害物質除去装置を表す概略図である。 図4は、酸電気伝導率の測定装置における測定妨害物質除去装置の変形例を表す概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る酸電気伝導率の測定装置及び方法並びに蒸気タービンプラントの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
本実施形態では、本発明の酸電気伝導率の測定装置及び方法を蒸気タービンプラントとしてのコンバインドサイクルプラントに適用する。ここで、蒸気タービンプラントとは、蒸気タービンによる発電機能を備えたプラントであり、蒸気タービン単体で発電を行うプラントだけでなく、蒸気タービンに他の発電手段を組み合わせたコンバインドサイクルプラントを含むプラントである。図1は、本実施形態の酸電気伝導率の測定装置が適用されたコンバインドサイクルプラントを表す概略構成図である。
本実施形態において、図1に示すように、コンバインドサイクルプラント10は、ガスタービン11と、排熱回収ボイラ(HRSG)12と、蒸気タービン13と、発電機14とを備えている。
ガスタービン11は、圧縮機21と、燃焼器22と、タービン23とを有しており、圧縮機21とタービン23は、ロータ(回転軸)24により一体回転可能に連結されている。圧縮機21は、空気取り込みラインL1から取り込んだ空気Aを圧縮して圧縮空気ACを生成する。燃焼器22は、圧縮機21から圧縮空気供給ラインL2を通して供給された圧縮空気ACと、燃料ガス供給ラインL3から供給された燃料ガスFとを混合して燃焼する。タービン23は、燃焼器22から燃焼ガス供給ラインL4を通して供給された燃焼ガスFGにより回転駆動する。
排熱回収ボイラ12は、ガスタービン11(タービン23)から排ガス排出ラインL5を介して排出された排ガスEGの排熱によって蒸気(過熱蒸気)Sを発生させるものである。排熱回収ボイラ12は、後述する低圧ユニット41と、中圧ユニット42と、高圧ユニット43と、再熱器44とを有している。この排熱回収ボイラ12は、ガスタービン11から供給された排ガスEGが内部を上方に移送することで、高圧ユニット43、中圧ユニット42、低圧ユニット41の順に排ガスEGから熱回収を行って蒸気Sを発生させる。そして、排熱回収ボイラ12は、蒸気Sを生成した使用済の排ガスEGを排出する排ガス排出ラインL6を介して煙突45が連結されている。
蒸気タービン13は、排熱回収ボイラ12により生成された蒸気Sにより駆動するものである。蒸気タービン13は、高圧タービン31と、中圧タービン32と、低圧タービン33とを有している。高圧タービン31と中圧タービン32と低圧タービン33は、回転軸34上に連結され、回転軸34がガスタービン11のロータ24と一直線状をなして連結されている。そして、発電機14は、回転軸34上に連結されている。蒸気タービン13は、低圧タービン33を駆動した蒸気を冷却する復水器35が設けられている。復水器35は、低圧タービン33から排出された使用済の蒸気Sを冷却して復水(給水W)とするものであり、蒸気を海水SWで冷却する冷却水ラインL7が設けられている。復水器35は、生成した復水を給水Wとして給水ラインL11を介して排熱回収ボイラ12に供給する。給水ラインL11は、復水ポンプ36とグランドコンデンサ37と給水予熱器38と脱気器39が設けられている。
排熱回収ボイラ12において、低圧ユニット41は、低圧節炭器51と、低圧ドラム52と、低圧蒸発器53と、低圧過熱器54とを有している。給水ラインL11は、脱気器39より下流側から分岐して低圧給水ラインL12が設けられており、給水Wがこの低圧給水ラインL12を介して低圧節炭器51に送られる。低圧給水ラインL12は、低圧給水ポンプ55が設けられている。低圧節炭器51は、給水Wを加熱し、加熱された給水Wが低圧ドラム52に送られる。低圧蒸発器53は、低圧ドラム52の給水W(以下、ドラム水W1)を加熱して低圧ドラム52に戻す。低圧ドラム52の低圧蒸気LSは、低圧過熱器54に送られ、ここで過熱される。
中圧ユニット42は、中圧節炭器61と、中圧ドラム62と、中圧蒸発器63と、中圧過熱器64とを有している。給水ラインL11は、低圧給水ラインL12と同様に、脱気器39より下流側から分岐して中圧給水ラインL13が設けられており、給水Wがこの中圧給水ラインL13を介して中圧節炭器61に送られる。中圧給水ラインL13は、中圧給水ポンプ65が設けられている。中圧節炭器61は、給水Wを加熱し、加熱された給水Wが中圧ドラム62に送られる。中圧蒸発器63は、中圧ドラム62の給水W(以下、ドラム水W2)を加熱して中圧ドラム62に戻す。中圧ドラム62の中圧蒸気MSは、中圧過熱器64に送られ、ここで過熱される。
高圧ユニット43は、高圧節炭器71と、高圧ドラム72と、高圧蒸発器73と、高圧過熱器74とを有している。中圧給水ラインL13は、中圧給水ポンプ65より下流側で分岐して高圧給水ラインL14が設けられており、給水Wがこの高圧給水ラインL14を介して高圧節炭器71に送られる。高圧節炭器71は、給水Wを加熱し、加熱された給水Wが高圧ドラム72に送られる。高圧蒸発器73は、高圧ドラム72の給水W(以下、ドラム水W3)を加熱して高圧ドラム72に戻す。高圧ドラム72の高圧蒸気HSは、高圧過熱器74に送られ、ここで過熱される。
そして、高圧過熱器74の高圧蒸気HSを高圧タービン31に供給する高圧蒸気供給ラインL15が設けられると共に、高圧タービン31で使用されて降圧された中圧蒸気MSを再熱器44に戻す中圧蒸気回収ラインL16が設けられている。高圧蒸気供給ラインL15は、高圧主蒸気止弁75が設けられている。また、中圧過熱器64の中圧蒸気MSをこの中圧蒸気回収ラインL16に供給する中圧蒸気供給ラインL17が設けられている。更に、再熱器44で過熱された中圧蒸気MSを中圧タービン32に供給する中圧蒸気供給ラインL18が設けられると共に、中圧タービン32で使用されて降圧された低圧蒸気LSを低圧タービン33に搬送する低圧蒸気搬送ラインL19が設けられている。中圧蒸気供給ラインL18は、再熱蒸気止弁66が設けられている。そして、低圧過熱器54に発生した低圧蒸気LSを低圧蒸気搬送ラインL19に供給する低圧蒸気供給ラインL20が設けられている。
また、排熱回収ボイラ12は、給水系統における配管の腐食を抑制するため、給水に対してpH調整剤としてのアンモニアを添加するアンモニア添加装置77が設けられている。アンモニア添加装置77は、給水ラインL11における復水ポンプ36より下流側で、且つ、グランドコンデンサ37より上流側の給水Wにアンモニアを添加することで、給水WのpHを高めてアルカリ性としている。なお、pH調整剤は、アンモニアに限らず、ヒドラジン、モノエタノールアミン、モルホリンの少なくとも一つを含むアミン類であればよい。
そのため、コンバインドサイクルプラント10の稼働時、ガスタービン11にて、圧縮機21は空気Aを圧縮し、燃焼器22は供給された圧縮空気ACと燃料ガスFとを混合して燃焼する。タービン23は燃焼器22から供給された燃焼ガスFGにより回転駆動する。また、ガスタービン11(タービン23)から排出された排ガスEXは、排熱回収ボイラ12に送られ、排熱回収ボイラ12は蒸気Sを生成し、蒸気Sが蒸気タービン13に送られる。高圧タービン31と中圧タービン32と低圧タービン33は、この蒸気Sにより回転駆動する。そして、ガスタービン11と蒸気タービン13の同軸上に配置された発電機14が発電を行う。一方、蒸気タービン13で使用された蒸気Sは、復水器35で冷却されて復水となり、給水Wとして排熱回収ボイラ12に戻される。
ところで、復水器35は、蒸気Sを海水SWにより冷却して復水(給水W)とすることから、内部に冷却水ラインL7を構成する多数の冷却水管が配置されている。この冷却水管が何らかの原因で損傷すると、冷却水管を流れる海水が復水器35の復水に混入する。すると、排熱回収ボイラ12の給水系統に海水成分が混入し、伝熱阻害や腐食などの不具合事象を引き起こすおそれがある。そのため、復水器35における海水の漏洩を検出し、その対策を実施する必要がある。
そのため、復水器35から排熱回収ボイラ12の給水系統に複数の酸電気伝導率の測定装置81,82,83,84,85,86,87,88が設けられている。酸電気伝導率の測定装置81は、給水ラインL11における復水ポンプ36及びアンモニア添加装置77より下流側で、且つ、グランドコンデンサ37より上流側に設けられる。酸電気伝導率の測定装置82は、グランドコンデンサ37より下流側で、且つ、給水予熱器38より上流側に設けられる。酸電気伝導率の測定装置83は、低圧ユニット41の低圧ドラム52に設けられ、酸電気伝導率の測定装置84は、低圧蒸気供給ラインL20に設けられる。酸電気伝導率の測定装置85は、中圧ユニット42の中圧ドラム62に設けられ、酸電気伝導率の測定装置86は、中圧蒸気供給ラインL18に設けられる。酸電気伝導率の測定装置87は、高圧ユニット43の高圧ドラム72に設けられ、酸電気伝導率の測定装置88は、高圧蒸気供給ラインL15に設けられる。なお、酸電気伝導率の測定装置を設ける位置は、上述した位置に限定されるものではない。
以下、この酸電気伝導率の測定装置81,82,83,84,85,86,87,88について説明するが、酸電気伝導率の測定装置81,82,83,84,85,86,87,88は、ほぼ同様の構成であることから、酸電気伝導率の測定装置81についてのみ詳細に説明する。図2は、酸電気伝導率の測定装置を表す概略図、図3は、酸電気伝導率の測定装置における測定妨害物質除去装置を表す概略図である。
図2に示すように、酸電気伝導率の測定装置81は、測定妨害物質除去装置101と、陽イオン除去装置としての陽イオン交換装置102と、第1酸電気伝導率計103とを備える。
測定妨害物質除去装置101は、給水Wを加熱して沸騰させることで測定妨害物質を気化させて分離除去するものである。陽イオン交換装置102は、測定妨害物質除去装置101により測定妨害物質が除去された給水Wから陽イオンを除去するものである。第1酸電気伝導率計103は、測定妨害物質や陽イオンが除去された給W水の酸電気伝導率を測定するものである。
給水Wは、水の電離により水素イオン(H)と水酸化物イオン(OH)を含んでいる。また給水Wは、復水器35の真空破壊や給水系統への補給水により二酸化炭素(CO)が持ち込まれ、重炭酸イオン(HCO )として溶解している。更に、給水Wには、給水系統における配管の腐食抑制のためにアンモニア添加装置77が添加したアンモニア(NH)が混入しており、アンモニウムイオン(NH )として溶解している。そして、給水系統における配管が破損すると給水Wに海水が混入し、給水Wは、ナトリウムイオン(Na)や塩素イオン(Cl)が混入する。
そのため、第1酸電気伝導率計103が給W水の酸電気伝導率を高精度に測定するために、測定妨害物質除去装置101は、給水Wを加熱して沸騰させることで、給水Wから測定妨害物質である二酸化炭素(CO)とアンモニア(NH)を気化させて分離除去する。そして、陽イオン交換装置102は、給水Wから陽イオンとしてのナトリウムイオン(Na)を除去する。本実施形態では、給水Wから二酸化炭素(CO)とアンモニアイオン(NH )を除去した後にナトリウム(Na)を除去する。
図2および図3に示すように、測定妨害物質除去装置101は、容器111と、電気式のヒータ112とを有する。容器111は、下部の側部に給水Wの供給部113が設けられ、上部の側部に給水排出部114が設けられると共に、上部の天井部に測定妨害物質排出部115が設けられる。容器111は、供給部113に給水ラインL11から分岐した給水分岐ラインL21が連結され、給水分岐ラインL21に給水ポンプ116が設けられる。そのため、給水ポンプ116が駆動すると、給水ラインL11の給水Wが給水分岐ラインL21に流れ、所定量の給水Wが供給部113から容器111内に供給される。また、容器111は、給水排出部114に第1給水排出ラインL22の一端部が連結され、測定妨害物質排出部115に測定妨害物質排出ラインL23の一端部が連結され、この測定妨害物質排出ラインL23の他端部が建屋の外部に開放される。
ヒータ112は、容器111内に供給された給水Wを加熱するものである。容器111は、ヒータ112により加熱された給水Wの温度を計測する温度計測器117が設けられる。また、ヒータ112は、温度制御装置118が接続され、温度制御装置118は、温度計測器117が計測した給水Wの温度に基づいてヒータ112による給水Wの加熱温度を制御する。
そのため、給水分岐ラインL21から所定量の給水Wが測定妨害物質除去装置101の容器111に供給され、ヒータ112により給水Wが加熱されて沸騰すると、給水Wに溶けていた酸素が気化して気体(水蒸気)の泡となり、給水Wの液面上に向けて上昇する。このとき、給水Wに溶解していた重炭酸イオンが気化して二酸化炭素となり、給水Wに溶解していたアンモニウムイオンが気化してアンモニアとなる。そして、気化した二酸化炭素とアンモニアが気体の泡と共に給水Wの液面上に向けて上昇する。そして、二酸化炭素及びアンモニアと給水Wの一部は、気体となって測定妨害物質排出部115から測定妨害物質排出ラインL23を通して排出される。一方、二酸化炭素とアンモニアが除去された給水Wは、水素イオンと水酸化物イオンとナトリウムイオンと塩素イオンだけを含んだものとなり、液体のままで給水排出部114からオーバーフローして第1給水排出ラインL22に排出される。このとき、温度制御装置118は、給水Wが沸騰して二酸化炭素とアンモニアが気化するように、ヒータ112の加熱温度を制御する。
陽イオン交換装置102は、カラム内に陽イオン交換樹脂が充填されて構成され、下部に供給部121が設けられ、上部に排出部122が設けられる。陽イオン交換装置102は、供給部121に第1給水排出ラインL22の他端部が連結され、排出部122に第2給水排出ラインL24の一端部が連結される。そのため、第1給水排出ラインL22から所定量の給水Wが陽イオン交換装置102に供給されると、給水Wが陽イオン交換装置102を通過するときに、ナトリウムイオンが陽イオン交換樹脂により水素イオンに変換され、第2給水排出ラインL24に排出される。即ち、陽イオン交換樹脂は、ナトリウムイオンを吸着し、水素イオンを放出する。水素イオンは、ナトリウムイオン比べて極限モル伝導率が大きいことから、第1酸電気伝導率計103による塩素の検出感度が増幅される。第2給水排出ラインL24に排出された給水Wは、水素イオンと水酸化物イオンと塩素だけを含んだものとなる。但し、給水系統における配管が破損しなければ、給水Wに海水が混入せず、給水Wにナトリウムや塩素が含まれず、陽イオン交換装置102の陽イオン交換樹脂は、ナトリウムなどの測定妨害物質を吸着することはない。
また、酸電気伝導率の測定装置81は、測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wを冷却する冷却装置131が設けられる。冷却装置131は、測定妨害物質除去装置101に供給される給水Wと測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wとの間で熱交換を行う熱交換器である。即ち、給水分岐ラインL21を流れる給水Wにより第1給水排出ラインL22を流れる給水Wを冷却する。
酸電気伝導率の測定装置81は、測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wの酸電気伝導率を測定する第2酸電気伝導率計141が設けられる。また、酸電気伝導率の測定装置81は、測定妨害物質除去装置101に供給される前の給水Wの電気伝導率を測定する電気伝導率計142が設けられる。
ここで、酸電気伝導率の測定装置81による酸電気伝導率の測定方法について説明する。酸電気伝導率の測定方法は、給水Wを加熱して沸騰させることで給水に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去工程と、加熱沸騰した給水Wから陽イオンを除去する陽イオン除去工程と、陽イオンが除去された給水Wの酸電気伝導率を測定する酸電気伝導率測定工程とを有する。
図1に示すように、コンバインドサイクルプラント10の稼働時、蒸気タービン13で使用された蒸気Sは、復水器35で冷却されて復水となり、給水Wとして排熱回収ボイラ12に戻される。アンモニア添加装置77は、給水ラインL11を流れる給水Wにアンモニアを添加する。このとき、アンモニア添加後の給水WのpH値を計測し、給水WのpH値が予め設定されたpH領域(例えば、pH9.4からpH10.0)に入るようにアンモニア添加装置77を制御することが好ましい。また、このとき、酸電気伝導率の測定装置81,82は、給水ラインL11の給水Wの酸電気伝導率を計測し、酸電気伝導率の測定装置83,85,87は、各ドラム52,62,72のドラム水W1,W2,W3の酸電気伝導率を計測し、酸電気伝導率の測定装置84,86,88は、各蒸気供給ラインL15,L18,L20の各蒸気HS,MS,LSの酸電気伝導率を計測する。
即ち、酸電気伝導率の測定装置81において、図2および図3に示すように、容器111に所定量の給水Wが供給され、ヒータ112により給水Wが加熱されて沸騰すると、給水Wに溶解していた重炭酸イオンが気化して二酸化炭素となり、給水Wに溶解していたアンモニウムイオンが気化してアンモニアとなる。そして、気化した二酸化炭素とアンモニアが気体となって測定妨害物質排出部115から測定妨害物質排出ラインL23に排出される。一方、二酸化炭素とアンモニアが除去された給水Wは、液体のままで給水排出部114をオーバーフローして第1給水排出ラインL22に排出される。第1給水排出ラインL22を流れる給水Wは、冷却装置131により冷却された後、陽イオン交換装置102に供給される。そして、給水Wが陽イオン交換装置102を通過するときに、ナトリウムイオンが吸着除去されて第2給水排出ラインL24に排出される。第2給水排出ラインL24に排出された給水Wは、水素イオンと水酸化物イオンと塩素イオンを含んだものとなる。なお、給水Wに海水が漏えいしていなければ、陽イオン交換装置102は何も吸着せず、排出された給水Wは、水素イオンと水酸化物イオンだけを含んだものである。
このとき、電気伝導率計142は、測定妨害物質除去装置101に供給される前の給水Wの電気伝導率を測定し、第2酸電気伝導率計141は、測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wの酸電気伝導率を測定する。第1酸電気伝導率計103は、二酸化炭素、アンモニア、ナトリウムイオンが除去された給W水の酸電気伝導率を測定する。そして、第1酸電気伝導率計103が測定した給W水の酸電気伝導率に基づいて給水Wの塩素イオン濃度を算出して海水の漏洩検出を判定する。即ち、給水Wの塩素イオン濃度が予め設定された限界値を超えたときに、給水Wへ海水が漏洩したと判定する。
なお、測定妨害物質除去装置101の構成は上述した構成に限定されるものではない。図4は、酸電気伝導率の測定装置における測定妨害物質除去装置の変形例を表す概略図である。
図4に示すように、測定妨害物質除去装置101は、給水Wを加熱して沸騰させることで測定妨害物質を気化させて分離除去するものである。測定妨害物質除去装置101は、容器111と、ヒータ112とを有する。容器111は、下部の供給部113に給水分岐ラインL21が連結され、上部の給水排出部114に第1給水排出ラインL22が連結され、測定妨害物質排出部115に測定妨害物質排出ラインL23が連結される。ヒータ112は、容器111に設けられ、内部に供給された給水Wを加熱する。
測定妨害物質除去装置101は、容器111内の給水Wに不活性ガス(例えば、窒素)を供給する不活性ガス供給装置151が設けられる。不活性ガス供給ラインL31は、基端部に不活性ガス供給部152が設けられると共に中途部にポンプ153が設けられ、先端部が容器111の内部に下部に侵入し、複数のノズル154が設けられる。
また、測定妨害物質除去装置101は、測定妨害物質排出部115に減圧装置155が連結される。減圧装置155は、減圧ポンプまたは真空ポンプであって、測定妨害物質排出部115に連結された測定妨害物質排出ラインL23に対して負圧を作用させる。
そのため、ヒータ112により容器111内の給水Wが加熱されて沸騰すると、給水Wに溶けていた酸素が気化して気体の泡となり、給水Wの液面上に向けて上昇する。このとき、給水Wに溶解していた重炭酸イオンが気化して二酸化炭素となり、給水Wに溶解していたアンモニウムイオンが気化してアンモニアとなる。そして、気化した二酸化炭素とアンモニアが気体の泡と共に給水Wの液面上に向けて上昇する。また、不活性ガス供給装置151により複数のノズル154から容器111内の給水Wに対して不活性ガスが供給されると、不活性ガスの泡が給水Wの液面上に向けて上昇する。すると、気化した二酸化炭素やアンモニアが不活性ガスの泡に取り込まれて給水Wの液面上に向けて上昇する。
そして、二酸化炭素とアンモニアと不活性ガスと給水Wの一部は、気体となって測定妨害物質排出部115から測定妨害物質排出ラインL23を通して排出される。このとき、減圧装置155により測定妨害物質排出ラインL23から測定妨害物質排出部115に負圧が作用することで、容器111内で気化した二酸化炭素とアンモニアと不活性ガスが測定妨害物質排出ラインL23に排出されやすくなる。一方、二酸化炭素とアンモニアが除去された給水Wは、液体のままで給水排出部114からオーバーフローして第1給水排出ラインL22に排出される。
このように本実施形態の酸電気伝導率の測定装置にあっては、給水Wを加熱して沸騰させることで給水Wに含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去装置101と、測定妨害物質除去装置101により測定妨害物質が除去された給水Wから陽イオンを除去する陽イオン交換装置(陽イオン除去装置)102と、陽イオン交換装置102により陽イオンが除去された給水Wの酸電気伝導率を測定する第1酸電気伝導率計103とを備える。
従って、測定妨害物質除去装置101により給水Wを加熱して沸騰させことで、給水Wに含まれる二酸化炭素やアンモニアなどの測定妨害物質が気化して分離され、陽イオン交換装置102によりナトリウムイオンが除去され、第1酸電気伝導率計103が給水Wの酸電気伝導率を測定する。第1酸電気伝導率計103は、二酸化炭素、アンモニア、ナトリウムイオンなどが除去された給水Wが供給されるため、酸電気伝導率を高精度に測定することができる。そして、事前に給水Wからアンモニアなどの測定妨害物質を気化して除去することから、陽イオン交換装置102は、アンモニアを除去する必要がなくなり、給水Wへの海水漏洩がない場合、陽イオン交換装置102に付着する測定妨害物質がほとんどなく、陽イオン交換装置102の寿命を延ばすことができると共に、陽イオン交換装置102の小型化を図ることができる。その結果、陽イオン交換装置102の交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。また、事前にアンモニアなどを除去してから第1酸電気伝導率計103が酸電気伝導率を測定することから、給水WのpH値が10.0より高い給水系統であっても、酸電気伝導率を高精度に測定することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wを冷却する冷却装置131を設けている。従って、陽イオン交換装置102が陽イオンを適正に除去することができると共に、陽イオン交換装置102の損傷を抑制することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、冷却装置131は、測定妨害物質除去装置101に供給される給水Wと測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wとの間で熱交換を行う熱交換器である。従って、冷却媒体として測定妨害物質除去装置101に供給される給水Wを用いることで、加熱後の給水Wから熱を回収して測定妨害物質除去装置101に供給される給水Wを加熱することとなり、熱の有効利用を図ることができると共に、別の冷却媒体を不要として構造の簡素化を図ることができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101により加熱された給水Wの温度を計測する温度計測器117と、温度計測器117が計測した給水Wの温度に基づいて測定妨害物質除去装置101による給水Wの加熱温度を制御する温度制御装置118とを設けている。従って、測定妨害物質除去装置101による給水Wの加熱温度を適正温度に制御することで、給水Wに含まれる二酸化炭素やアンモニアなどの測定妨害物質を効率良くに気化することができると共に、給水W自体の気化を抑制して適正量の給水Wを陽イオン交換装置102に供給することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101は、下部に供給部113が設けられて上部に排出部114,115が設けられる容器111と、容器111内の給水Wを加熱するヒータ112と、容器111内の給水Wに不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置151とを有する。従って、不活性ガス供給装置151により容器111内の給水Wに対して不活性ガスが供給されることで、不活性ガスの泡が給水W中を上昇するとき、二酸化炭素やアンモニアなどの測定妨害物質が不活性ガスの泡内に取り込まれて排出されることとなり、給水Wに含まれる測定妨害物質を効率良く分離して除去することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101の容器111は、上部に給水Wをオーバーフローにより排出する給水排出部114と、給水Wから気化した測定妨害物質を排出する測定妨害物質排出部115とを有し、測定妨害物質排出部115に減圧装置155が連結される。従って、容器111内で加熱されて二酸化炭素やアンモニアなどの測定妨害物質が分離された給水Wは、給水排出部114をオーバーフローして排出される一方、給水Wから分離された二酸化炭素やアンモニアなどの測定妨害物質の気体は、測定妨害物質排出部115から排出される。このとき、減圧装置155により測定妨害物質排出部115に負圧が作用することで、容器111内で分離された測定妨害物質の気体が測定妨害物質排出部115に吸引されて効率良く排出することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101から排出された給水Wの酸電気伝導率を測定する第2酸電気伝導率計141を設ける。従って、第2酸電気伝導率計141により測定妨害物質が除去された給水Wの酸電気伝導率を高精度に測定することができる。
本実施形態の酸電気伝導率の測定装置では、測定妨害物質除去装置101に供給される前の給水Wの電気伝導率を測定する電気伝導率計142を設ける。従って、電気伝導率計142が測定妨害物質除去装置101に供給される前の給水の電気伝導率を測定することから、アンモニアなどのpH調整剤の濃度を測定することができる。また、電気伝導率計142を給水分岐ラインL21に設けることで、1つの電気伝導率計142で、給水ラインL11を流れる給水と、酸電気伝導率の測定装置81,82,83,84,85,86,87,88に流れる給水におけるアンモニアなどのpH調整剤の濃度を測定することができる。
また、本実施形態の酸電気伝導率の測定方法にあっては、給水Wを加熱して沸騰させることで給水Wに含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去工程と、測定妨害物質が除去された給水Wから陽イオンを除去する陽イオン除去工程と、陽イオンが除去された給水Wの酸電気伝導率を測定する酸電気伝導率測定工程とを有する。
従って、第1酸電気伝導率計103に対して二酸化炭素、アンモニア、ナトリウムなどが除去された給水Wが供給されるため、第1酸電気伝導率計103は、酸電気伝導率を高精度に測定することができる。そして、事前に給水Wからアンモニアなどの測定妨害物質を気化して除去することから、陽イオン除去工程で除去する測定妨害物質の量が減少して装置の寿命を延ばすことができる。その結果、装置の交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の蒸気タービンプラントにあっては、排ガスEGの排熱により蒸気Sを生成する排熱回収ボイラ12と、排熱回収ボイラ12により生成された蒸気Sにより駆動する蒸気タービン13と、蒸気タービン13から排出された蒸気Sを海水SWにより冷却して生成された給水Wを排熱回収ボイラ12に戻す復水器35と、復水器35で冷却された給水の給水系統に設けられる酸電気伝導率の測定装置81,82,83,84,85,86,87,88とを備える。
従って、給水Wの酸電気伝導率を高精度に測定することができると共に、陽イオン交換装置102を構成する陽イオン交換樹脂に付着する測定妨害物質が減少し、陽イオン交換装置102の寿命を延ばして交換頻度を減少させることでコストの増加を抑制することができると共に、酸電気伝導率の測定作業の作業性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、陽イオン除去装置として、カラム内に陽イオン交換樹脂を充填した陽イオン交換装置102を用いたが、この構成に限定されるものではない。例えば、陽イオン除去装置として、電気式カチオン交換器を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、給水Wを加熱して測定妨害物質を除去する測定妨害物質除去装置101に電気式のヒータ112を適用したが、例えば、コンバインドサイクルプラント10で発生した蒸気Sや排ガスEGなどを利用してもよい。
また、上述した実施形態では、排熱回収ボイラ12は、低圧ユニット41と中圧ユニット42と高圧ユニット43と再熱器44を有するものとしたが、低圧ユニット41と高圧ユニット43だけでもよく、また、一つのユニットだけとしてもよい。
10 コンバインドサイクルプラント(蒸気タービンプラント)
11 ガスタービン
12 排熱回収ボイラ
13 蒸気タービン
14 発電機
21 圧縮機
22 燃焼器
23 タービン
24 ロータ(回転軸)
31 高圧タービン
32 中圧タービン
33 低圧タービン
35 復水器
36 復水ポンプ
37 グランドコンデンサ
38 給水予熱器
39 脱気器
41 低圧ユニット
42 中圧ユニット
43 高圧ユニット
44 再熱器
51 低圧節炭器
52 低圧ドラム
53 低圧蒸発器
54 低圧過熱器
61 中圧節炭器
62 中圧ドラム
63 中圧蒸発器
64 中圧過熱器
71 高圧節炭器
72 高圧ドラム
73 高圧蒸発器
74 高圧過熱器
77 アンモニア添加装置
81,82,83,84,85,86,87,88 酸電気伝導率の測定装置
101 測定妨害物質除去装置
102 陽イオン交換装置
103 第1酸電気伝導率計
111 容器
112 ヒータ
117 温度計測器
118 温度制御装置
131 冷却装置
141 第2酸電気伝導率計
142 電気伝導率計
151 不活性ガス供給装置
155 減圧装置
A 空気
AC 圧縮空気
F 燃料ガス
FG 燃焼ガス
EG 排ガス
W 給水

Claims (10)

  1. 給水を加熱して沸騰させることで給水に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去装置と、
    前記測定妨害物質除去装置により測定妨害物質が除去された給水から陽イオンを除去する陽イオン除去装置と、
    前記陽イオン除去装置により陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を測定する第1酸電気伝導率計と、
    を備えることを特徴とする酸電気伝導率の測定装置。
  2. 前記測定妨害物質除去装置から排出された給水を冷却する冷却装置が設けられることを特徴とする請求項1に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  3. 前記冷却装置は、前記測定妨害物質除去装置に供給される給水と前記測定妨害物質除去装置から排出された給水との間で熱交換を行う熱交換器であることを特徴とする請求項2に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  4. 前記測定妨害物質除去装置により加熱された給水の温度を計測する温度計測器と、前記温度計測器が計測した給水の温度に基づいて前記測定妨害物質除去装置による給水の加熱温度を制御する温度制御装置とが設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  5. 前記測定妨害物質除去装置は、下部に供給部が設けられて上部に排出部が設けられる容器と、前記容器内の給水を加熱するヒータと、前記容器内の給水に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置とを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  6. 前記測定妨害物質除去装置は、下部に供給部が設けられて上部に排出部が設けられる容器と、前記容器内の給水を加熱するヒータとを有し、前記排出部は、給水をオーバーフローにより排出する給水排出部と、給水から気化した測定妨害物質を排出する測定妨害物質排出部とを有し、前記測定妨害物質排出部に減圧装置が連結されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  7. 前記測定妨害物質除去装置から排出された給水の酸電気伝導率を測定する第2酸電気伝導率計が設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  8. 前記測定妨害物質除去装置に供給される前の給水の電気伝導率を測定する電気伝導率計が設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置。
  9. 給水を加熱して沸騰させることで給水に含まれる測定妨害物質を気化させて除去する測定妨害物質除去工程と、
    加熱沸騰した給水から陽イオンを除去する陽イオン除去工程と、
    陽イオンが除去された給水の酸電気伝導率を測定する酸電気伝導率測定工程と、
    を有することを特徴とする酸電気伝導率の測定方法。
  10. 排ガスの排熱により蒸気を生成する排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラにより生成された蒸気により駆動する蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンから排出された蒸気を冷却して生成された給水を前記排熱回収ボイラに戻す復水器と、
    前記復水器で冷却された給水の給水系統に設けられる請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の酸電気伝導率の測定装置と、
    を備えることを特徴とする蒸気タービンプラント。
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