JPWO2020027121A1 - Memsデバイス - Google Patents

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Abstract

接続部を構成する共晶合金の一部の金属が接続配線を伝って拡散するのを抑制することのできる、MEMSデバイスを提供する。共振装置1は、共振子10と、共振子10に電気的に接続する接続配線75とを含むMEMS基板50と、接続配線75に電気的に接続する接続部70であって、第1金属層71とMEMS基板50側に設けられる第2金属層72との共晶合金で構成される接続部70と、を備え、MEMS基板50の主面を平面視したときに、接続配線75の線幅WLは接続部の幅WCより小さい。

Description

本発明は、MEMSデバイスに関する。
従来、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて製造されたデバイスが普及している。このデバイスは、例えば共振子(圧電体)を有する下側基板に、上側基板を接合して形成される。
例えば、特許文献1には、素子(共振子)を有する下側基板と、素子と対向して設けられた上側基板と、素子の周囲において、下側基板と上側基板とを接合する接合部と、を備え、接合部は、過共晶合金を含む領域と、共晶合金を含む領域とを有するMEMSデバイスが開示されている。このMEMSデバイスは、過共晶合金が共晶合金を覆うことで、共晶接合の接合面から金属がはみ出ることを防いでいる。
国際公開第2017/047663号
ところで、特許文献1に記載されたMEMSデバイスにおいて、下側基板の素子の電極から外部端子を含む上側基板に引き出すために、共晶合金で構成される接続部を形成する方法が採用されている。
しかしながら、上側基板に配置された金属と上側基板に配置された金属とを共晶接合する際に、上側基板の金属が、接続部から延びる接続配線を伝って拡散するおそれがあった。その結果、接続部から拡散した上側基板の金属が下側基板の素子に影響を及ぼしたり、接続部において上側基板の金属の量が少なくなることで、共晶反応が実現せずに接続部の電気的接続が不安定になったりすることがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、接続部を構成する共晶合金の一部の金属が接続配線を伝って拡散するのを抑制することのできる、MEMSデバイスを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る共振デバイスは、素子と、素子に電気的に接続する接続配線とを含む基板と、接続配線に電気的に接続する接続部であって、第1金属と基板側に設けられる第2金属との共晶合金で構成される接続部と、を備え、基板の主面を平面視したときに、接続配線の幅は前記接続部の幅より小さい。
本発明によれば、接続部を構成する共晶合金の一部の金属が接続配線を伝って拡散するのを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る共振装置の外観を概略的に示す斜視図である。 図2は、図1に示した共振装置の構造を概略的に示す分解斜視図である。 図3は、図2に示した共振子の構造を概略的に示す平面図である。 図4は、図1から図3に示した共振装置のIV−IV線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。 図5は、図3に示した保持部の周辺を概略的に示す平面図である。 図6は、図5に示した接続部及び接続配線を示す要部拡大平面図である。 図7は、図6に示した接続配線の第1変形例を示す要部拡大平面図である。 図8は、接続部の幅及び接続配線の線幅の比と第1金属層の流れ込み量との関係を示すグラフである。 図9は、図6に示した接続配線の第2変形例を示す要部拡大平面図である。 図10は、図6に示した接続配線の第3変形例を示す要部拡大平面図である。 図11は、図6に示した接続配線の第4変形例を示す要部拡大平面図である。 図12は、接続配線の線幅及び長さと第1金属層の流れ込み量との関係を示すグラフである。 図13は、接続配線の線幅に対する長さと第1金属層の流れ込み量との関係を示すグラフである。 図14は、図6に示した接続配線の第5変形例を示す要部拡大平面図である。 図15は、図6に示した接続配線の第6変形例を示す要部拡大平面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
<実施形態>
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振装置1の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る共振装置1の外観を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示した共振装置1の構造を概略的に示す分解斜視図である。
共振装置1は、下蓋20と、共振子10(以下、下蓋20と共振子10とを合わせて「MEMS基板50」ともいう。)と、上蓋30と、を備えている。すなわち、共振装置1は、MEMS基板50と、接合部60と、上蓋30とが、この順で積層されて構成されている。なお、共振装置1は本発明の「共振デバイス」の一例に相当に、共振子10は本発明の「素子」の一例に相当し、MEMS基板50は本発明の「基板」の一例に相当する。
以下において、共振装置1の各構成について説明する。なお、以下の説明では、共振装置1のうち上蓋30が設けられている側を上(又は表)、下蓋20が設けられている側を下(又は裏)、として説明する。
共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS振動子である。共振子10と上蓋30とは、後述する接合部60を介して接合されている。また、共振子10と下蓋20は、それぞれシリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)を用いて形成されており、Si基板同士が互いに接合されている。なお、MEMS基板50(共振子10及び下蓋20)は、SOI基板を用いて形成されてもよい。
上蓋30はXY平面に沿って平板状に広がっており、その裏面に例えば平たい直方体形状の凹部31が形成されている。凹部31は、側壁33に囲まれており、共振子10が振動する空間である振動空間の一部を形成する。また、上蓋30の凹部31の共振子10側の面にはゲッター層34が形成されている。なお、上蓋30は凹部31を有さず、平板状の構成でもよい。
下蓋20は、XY平面に沿って設けられる矩形平板状の底板22と、底板22の周縁部からZ軸方向、つまり、下蓋20と共振子10との積層方向、に延びる側壁23と、を有する。下蓋20には、共振子10と対向する面において、底板22の表面と側壁23の内面とによって形成される凹部21が形成されている。凹部21は、共振子10の振動空間の一部を形成する。なお、下蓋20は凹部21を有さず、平板状の構成でもよい。また、下蓋20の凹部21の共振子10側の面にはゲッター層が形成されてもよい。
次に、図3を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振子10の概略構成について説明する。同図は、図2に示した共振子10の構造を概略的に示す平面図である。
図3に示すように、共振子10は、MEMS技術を用いて製造されるMEMS振動子であり、図3の直交座標系におけるXY平面内で面外振動する。なお、共振子10は、面外屈曲振動モードを用いた共振子に限定されるものではない。共振装置1の共振子は、例えば、広がり振動モード、厚み縦振動モード、ラム波振動モード、面内屈曲振動モード、表面波振動モードを用いるものであってもよい。これらの振動子は、例えば、タイミングデバイス、RFフィルタ、デュプレクサ、超音波トランスデューサー、ジャイロセンサ、加速度センサ等に応用される。また、アクチュエーター機能を持った圧電ミラー、圧電ジャイロ、圧力センサ機能を持った圧電マイクロフォン、超音波振動センサ等に用いられてもよい。さらに、静電MEMS素子、電磁駆動MEMS素子、ピエゾ抵抗MEMS素子に適用してもよい。
共振子10は、振動部120と、保持部140と、保持腕110と、を備える。
保持部140は、XY平面に沿って振動部120の外側を囲むように、矩形の枠状に形成される。例えば、保持部140は、角柱形状の枠体から一体に形成されている。なお、保持部140は、振動部120の周囲の少なくとも一部に設けられていればよく、枠状の形状に限定されるものではない。
保持腕110は、保持部140の内側に設けられ、振動部120と保持部140とを接続する。
振動部120は、保持部140の内側に設けられており、振動部120と保持部140との間には、所定の間隔で空間が形成されている。図3に示す例では、振動部120は、基部130と4本の振動腕135A〜135D(以下、まとめて「振動腕135」ともいう)と、を有している。なお、振動腕の数は、4本に限定されるものではなく、例えば1本以上の任意の数に設定される。本実施形態において、各振動腕135A〜135Dと、基部130とは、一体に形成されている。
基部130は、平面視において、X軸方向に長辺131a、131b、Y軸方向に短辺131c、131dを有している。長辺131aは、基部130の前端の面(以下、「前端131A」ともいう)の一つの辺であり、長辺131bは基部130の後端の面(以下、「後端131B」ともいう)の一つの辺である。基部130において、前端131Aと後端131Bとは、互いに対向するように設けられている。
基部130は、前端131Aにおいて、振動腕135に接続され、後端131Bにおいて、後述する保持腕110に接続されている。なお、基部130は、図3に示す例では平面視において、略長方形の形状を有しているがこれに限定されるものではない。基部130は、長辺131aの垂直二等分線に沿って規定される仮想平面Pに対して略面対称に形成されていればよい。例えば、基部130は、長辺131bが131aより短い台形であってもよいし、長辺131aを直径とする半円の形状であってもよい。また、基部130の各面は平面に限定されるものではなく、湾曲した面であってもよい。なお、仮想平面Pは、振動部120における、振動腕135が並ぶ方向の中心を通る平面である。
基部130において、前端131Aから後端131Bに向かう方向における、前端131Aと後端131Bとの最長距離である基部長は35μm程度である。また、基部長方向に直交する幅方向であって、基部130の側端同士の最長距離である基部幅は265μm程度である。
振動腕135は、Y軸方向に延び、それぞれ同一のサイズを有している。振動腕135は、それぞれが基部130と保持部140との間にY軸方向に平行に設けられ、一端は、基部130の前端131Aと接続されて固定端となっており、他端は開放端となっている。また、振動腕135は、それぞれ、X軸方向に所定の間隔で、並列して設けられている。なお、振動腕135は、例えばX軸方向の幅が50μm程度、Y軸方向の長さが465μm程度である。
振動腕135は、それぞれ、例えば開放端から150μm程度の部分が、振動腕135の他の部位よりもX軸方向の幅が広くなっている。この幅が広くなった部位は、錘部Gと呼ばれる。錘部Gは、例えば、振動腕135の他の部位よりも、X軸方向に沿って左右に幅が10μmずつ広く、X軸方向の幅が70μm程度である。錘部Gは、振動腕135と同一プロセスによって一体形成される。錘部Gが形成されることで、振動腕135は、単位長さ当たりの重さが、固定端側よりも開放端側の方が重くなっている。従って、振動腕135のそれぞれが開放端側に錘部Gを有することで、各振動腕における上下方向の振動の振幅を大きくすることができる。
振動部120の表面(上蓋30に対向する面)には、その全面を覆うように後述の保護膜235が形成されている。また、振動腕135A〜135Dの開放端側の先端における保護膜235の表面には、それぞれ、周波数調整膜236が形成されている。保護膜235及び周波数調整膜236によって、振動部120の共振周波数を調整することができる。
なお、本実施形態では、共振子10の表面(上蓋30と対向する側の面)は、その略全面が保護膜235によって覆われている。さらに保護膜235の表面は、その略全面が寄生容量低減膜240で覆われている。ただし、保護膜235は少なくとも振動腕135を覆っていればよく、共振子10の略全面を覆う構成に限定されるものではない。
次に、図4を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る共振装置1の積層構造について説明する。同図は、図1から図3に示した共振装置1のIV−IV線に沿った断面の構成を概略的に示す断面図である。
図4に示すように、共振装置1は、下蓋20の側壁23上に共振子10の保持部140が接合され、さらに共振子10の保持部140と上蓋30の側壁33とが接合される。このように下蓋20と上蓋30との間に共振子10が保持され、下蓋20と上蓋30と共振子10の保持部140とによって、振動腕135が振動する振動空間が形成される。また、上蓋30の上面(共振子10と対向する面と反対側の面)には端子T4が形成されている。端子T4と共振子10とは、貫通電極V3、接続部70及び接続配線75によって電気的に接続されている。
上蓋30は、所定の厚みのシリコン(Si)ウエハ(以下、「Siウエハ」という)L3により形成されている。上蓋30はその周辺部(側壁33)で後述する接合部60によって共振子10の保持部140と接合されている。上蓋30における、共振子10に対向する表面、裏面及び貫通電極V3の側面は、酸化ケイ素膜L31に覆われていることが好ましい。酸化ケイ素膜L31は、例えばSiウエハL3の表面の酸化や、化学気相蒸着(CVD:Chemical Vapor Deposition)によって、SiウエハL3の表面に形成される。
また、上蓋30の凹部31における、共振子10と対向する側の面にはゲッター層34が形成されている。ゲッター層34は、例えばチタン(Ti)等から形成され、振動空間に発生するアウトガスを吸着する。本実施形態に係る上蓋30には、凹部31において共振子10に対向する面のほぼ全面にゲッター層34が形成されるため、振動空間の真空度の低下を抑制することができる。
また、上蓋30の貫通電極V3は、上蓋30に形成された貫通孔に導電性材料が充填されて形成される。充填される導電性材料は、例えば、不純物ドープされた多結晶シリコン(Poly−Si)、銅(Cu)、金(Au)、不純物ドープされた単結晶シリコン等である。貫通電極V3は、端子T4と電圧印加部141とを電気的に接続させる配線としての役割を果たす。
下蓋20の底板22及び側壁23は、SiウエハL1により、一体的に形成されている。また、下蓋20は、側壁23の上面によって、共振子10の保持部140と接合されている。Z軸方向に規定される下蓋20の厚みは例えば、150μm、凹部21の深さは例えば50μmである。なお、SiウエハL1は、縮退されていないシリコンから形成されており、その抵抗率は例えば16mΩ・cm以上である。
共振子10における、保持部140、基部130、振動腕135、及び保持腕110は、同一プロセスで一体的に形成される。共振子10は、基板の一例であるシリコン(Si)基板(以下、「Si基板」という)F2の上に、Si基板F2を覆うように圧電薄膜F3が形成され、さらに圧電薄膜F3の上には、金属層E2が積層されている。そして、金属層E2の上には、金属層E2を覆うように圧電薄膜F3が積層されており、さらに、圧電薄膜F3の上には、金属層E1が積層されている。金属層E1の上には、金属層E1を覆うように保護膜235が積層され、保護膜235の上には寄生容量低減膜240が積層されている。
Si基板F2は、例えば、厚さ6μm程度の縮退したn型シリコン(Si)半導体から形成されており、n型ドーパントとしてリン(P)やヒ素(As)、アンチモン(Sb)等を含むことができる。Si基板F2に用いられる縮退シリコン(Si)の抵抗値は、例えば16mΩ・cm未満であり、より好ましくは1.2mΩ・cm以下である。さらに、Si基板F2の下面には、温度特性補正層の一例として、酸化ケイ素(例えばSiO)層F21が形成されている。これにより、温度特性を向上させることが可能になる。なお、酸化ケイ素層F21は、Si基板F2の上面に形成されてもよいし、Si基板F2の上面及び下面の両方に形成されてもよい。
また、金属層E1、E2は、例えば厚さ0.1μm以上0.2μm以下程度であり、成膜後に、エッチング等により所望の形状にパターニングされる。金属層E1、E2は、結晶構造が体心立法構造である金属が用いられている。具体的には、金属層E1、E2は、Mo(モリブデン)、タングステン(W)等を用いて形成される。
金属層E1は、例えば振動部120上においては、上部電極としての役割を果たすように形成される。また、金属層E1は、保持腕110や保持部140上においては、共振子10の外部に設けられた交流電源に上部電極を接続するための配線としての役割を果たすように形成される。
一方、金属層E2は、振動部120上においては、下部電極としての役割を果たすように形成される。また、金属層E2は、保持腕110や保持部140上においては、共振子10の外部に設けられた回路に下部電極を接続するための配線としての役割を果たすように形成される。
圧電薄膜F3は、印加された電圧を振動に変換する圧電体の薄膜である。圧電薄膜F3は、結晶構造がウルツ鉱型六方晶構造を持つ材質から形成されており、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等の窒化物や酸化物を主成分とすることができる。なお、窒化スカンジウムアルミニウムは、窒化アルミニウムにおけるアルミニウムの一部がスカンジウムに置換されたものであり、スカンジウムの代わりにマグネシウム(Mg)及びニオブ(Nb)やマグネシウム(Mg)及びジルコニウム(Zr)等の2元素で置換されていてもよい。また、圧電薄膜F3は、例えば1μmの厚さを有するが、0.2μmから2μm程度の厚さを用いることも可能である。
圧電薄膜F3は、金属層E1、E2によって圧電薄膜F3に印加される電界に応じて、XY平面の面内方向すなわちY軸方向に伸縮する。この圧電薄膜F3の伸縮によって、振動腕135は、下蓋20及び上蓋30の内面に向かってその自由端を変位させ、面外の屈曲振動モードで振動する。
本実施形態では、外側の振動腕135A、135Dに印加される電界の位相と、内側の振動腕135B、135Cに印加される電界の位相とが互いに逆位相になるように設定される。これにより、外側の振動腕135A、135Dと内側の振動腕135B、135Cとが互いに逆方向に変位する。例えば、外側の振動腕135A、135Dが上蓋30の内面に向かって自由端を変位すると、内側の振動腕135B、135Cは下蓋20の内面に向かって自由端を変位する。
保護膜235は、圧電振動用の上部電極である金属層E2の酸化を防ぐ。保護膜235は、エッチングによる質量低減の速度が周波数調整膜236より遅い材料により形成されることが好ましい。質量低減速度は、エッチング速度、つまり、単位時間あたりに除去される厚みと密度との積により表される。保護膜235は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、窒化スカンジウムアルミニウム(ScAlN)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)等の圧電膜の他、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化アルミナ(Al)等の絶縁膜で形成される。保護膜235の厚さは、例えば0.2μm程度である。
周波数調整膜236は、振動部120の略全面に形成された後、エッチング等の加工により所定の領域のみに形成される。周波数調整膜236は、エッチングによる質量低減の速度が保護膜235より速い材料により形成される。具体的には、周波数調整膜236は、モリブデン(Mo)や、タングステン(W)、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)等の金属で構成される。
なお、保護膜235と周波数調整膜236とは、質量低減速度の関係が前述の通りであれば、エッチング速度の大小関係は任意である。
寄生容量低減膜240は、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)から形成されている。寄生容量低減膜240の厚さは1μm程度である。引回し配線部における寄生容量を低減するとともに、異なる電位の配線がクロスする際の絶縁層としての機能と、振動空間を広げるためのスタンドオフとしての機能と、を有する。
接合部60は、MEMS基板50(共振子10及び下蓋20)と上蓋30との間に、XY平面に沿って矩形の環状に形成される。接合部60は、共振子10の振動空間を封止するように、MEMS基板50と上蓋30とを接合する。これにより、振動空間は気密に封止され、真空状態が維持される。
本実施形態では、接合部60は、アルミニウム(Al)層61、ゲルマニウム(Ge)層62、及びアルミニウム(Al)層63がこの順序で積層されて形成されている。接合部60の材料として後述する接続部70及び接続配線75と同じ種類の金属を用いることで、製造プロセスを簡略化することができる。
図4に示す例では、アルミニウム(Al)層61、ゲルマニウム(Ge)層62、及びアルミニウム(Al)層63は、それぞれ独立した層として記載しているが、実際には、これらの界面はそれぞれ共晶接合している。なお、接合部60は、金(Au)膜及び錫(Sn)膜等によって形成されてもよいし、金(Au)とシリコン(Si)、金(Au)と金(Au)、銅(Cu)と錫(Sn)等の組合せで形成されてもよい。また、密着性を向上させるために、接合部60は、積層された層間に、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)等が薄く挟まれていてもよい。
接続部70は、貫通電極V3を介して端子T4に電気的に接続するとともに、接続配線75に電気的に接続する。接続部70は、第1金属層71と第2金属層72とを含んでいる。図4に示す例では、第1金属層71と、第2金属層72とは、それぞれ独立した層として記載しているが、実際には、これらの界面は共晶接合している。すなわち、接続部70は、第1金属層71と第2金属層72との共晶合金で構成されている。
接続部70の形成は、最初に、第1金属層71は上蓋30側に設けられ、第2金属層72はMEMS基板50側に設けられる。次に、第1金属層71と第2金属層72とが一致するように、MEMS基板50と上蓋30との位置を合わせる。位置合わせをした後、ヒータ等によってMEMS基板50と上蓋30とが挟み込まれ、共晶接合のための加熱処理が行われる。共晶接合のための加熱処理における温度は、共焦点の温度以上、例えば424℃以上であり、加熱時間は、10分以上20分以下程度である。加熱時には、共振装置1は、上蓋30からMEMS基板50へと、例えば5MPa以上25MPa以下程度の圧力で押圧される。
本実施形態では、第1金属層71の金属はゲルマニウム(Ge)であり、第2金属層72の金属はアルミニウム(Al)である。ここで、ゲルマニウム(Ge)とアルミニウム(Al)との共晶合金は、他の材料の共晶合金と比較して異物パーティクルの許容量が多いので、共晶反応が実現しやすく、良好な共晶接合である接続部70を得ることができる。
接続配線75は、共振子10に電気的に接続する。具体的には、接続配線75は、後述するコンタクト電極76A,76Bを介して、共振子10の金属層E1、E2に電気的に接続する。接続配線75は、例えばアルミニウム(Al)、金(Au)、錫(Sn)等の金属で構成される。
本実施形態では、接続配線75の材料は、第2金属層72と同じアルミニウム(Al)である。これにより、第2金属層72と同時に形成することが可能となり、製造工程を簡略化することができる。
コンタクト電極76Aは、金属層E1に接触するように形成され、接続配線75と共振子10とを電気的に接続させる。コンタクト電極76Bは、金属層E2に接触するように形成され、接続配線75と共振子10とを電気的に接続させる。具体的には、コンタクト電極76Aと金属層E1との接続にあたり、金属層E1が露出するように、金属層E1上に積層された圧電薄膜F3、保護膜235、及び寄生容量低減膜240の一部が除去され、ビアV1が形成される。形成されたビアV1の内部にコンタクト電極76Aと同様の材料が充填され、金属層E1とコンタクト電極76Aとが接続される。同様に、コンタクト電極76Bと金属層E2との接続にあたり、金属層E2が露出するように、金属層E2上に積層された圧電薄膜F3及び寄生容量低減膜240の一部が除去され、ビアV2が形成される。形成されたビアV1の内部にコンタクト電極76Bが充填され、金属層E2とコンタクト電極76Bとが接続される。コンタクト電極76A、76Bは、例えばアルミニウム(Al)、金(Au)、錫(Sn)等の金属で構成される。なお、金属層E1とコンタクト電極76Aとの接続箇所、及び金属層E2とコンタクト電極76Bとの接続箇所は、振動部120の外側の領域であることが好ましく、本実施形態では保持部140で接続されている。
次に、図5及び6を参照しつつ、接続部70と接続配線75との関係について説明する。本発明の一実施形態に係る共振装置1の積層構造について説明する。図5は、図3に示した保持部140aの周辺を概略的に示す平面図である。図6は、図5に示した接続部70及び接続配線75を示す要部拡大平面図である。図7は、図6に示した接続配線75の第1変形例を示す要部拡大平面図である。
図4に示した接続部70は、第1金属層71と第2金属層72とが共晶接合されている。図5に示すように、MEMS基板50の主面を平面視(以下、単に「平面視」という)したときに、第1金属層71は相対的に大きい(広い)範囲に形成され、第2金属層は相対的に小さい(狭い)範囲に形成される。図6に示すように、第1金属層71と第2金属層72との重複部分が、接合されて共晶合金を構成する接続部70に相当する。平面視において、第2金属層72の形状、すなわち、接続部70の形状は略正方形であり、その一辺の長さは幅WCである。
接続配線75は、保持部140上を引き回され、コンタクト電極76Aを介して金属層E1に電気的に接続する。このように、接続配線75は、共振子10の上部電極となる金属層E1に電気的に接続する。なお、図示を省略するが、接続配線75は、図4に示したコンタクト電極76Bを介して共振子10の下部電極となる金属層E2にも電気的に接続する。
平面視において、接続配線75は線幅WLを有しており、その線幅WLは、接続部70の幅WCより小さい(線幅WL<幅WC)。具体的には、図6に示すように、接続配線75において、接続部70に接続する部分が線幅WLを有しており、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであるのに対し、接続配線75の線幅WLは15μmに設定されている。このように、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCより小さいことにより、接続配線の線幅が接続部70の幅WC以上である場合と比較して、共晶接合の際に第1金属層71の金属が接続配線75を伝って拡散しにくくなる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量を抑制することができる。また、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に影響を及ぼしたり、接続部における電気的接続が不安定になったりすることを防ぐことができる。
また、接続配線75は、平面視において、接続部70と金属層E1に接続するコンタクト電極76Aとの間に、電極パッド77を含む。電極パッド77は、製造工程において通電を検査するためのものであり、接続配線75の線幅WLより幅広の形状を有する。このように、接続配線75が平面視において接続部70とコンタクト電極76Aとの間に電極パッド77を含むことにより、接続配線75を伝って拡散する第1金属層71の金属の共振子10への流れ込みを電極パッド77がせき止める役割を果たす。
さらに、接続配線75は、圧電薄膜F3の上に形成されている。具体的には、図4に示したように、接続配線75は、圧電薄膜F3の上に積層される寄生容量低減膜240の上に形成されている。このように、接続配線75が圧電薄膜F3上に形成されていても、接続配線75の線幅WLが狭いので、接続配線75を伝わって第1金属層71の金属がビアV1,V2に流れ込むことが抑制される。従って、第1金属層71の金属が圧電薄膜F3に拡散することによって生じる絶縁抵抗の劣化を防ぐことができる。
図7に示すように、接続配線75の線幅WLは、図6に示した接続配線75の線幅WLより小さい値であってもよい。具体的には、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであり、図6に示した接続配線75の線幅WLが15μmであるのに対し、図7に示す接続配線75の線幅WLは5μmに設定されている。
次に、図8を参照しつつ、接続配線75の線幅WLと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係について説明する。図8は、接続部70の幅WC及び接続配線75の線幅WLの比と第1金属層71の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図8において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は線幅WL/幅WC、縦軸は接続配線75の金属に対して図6及び図7に示す接続配線75の位置P1に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法(SEM/EDX:Scanning Electron Microscope/Energy Dispersive X−ray spectroscopy)によって測定した。
図8に示すように、例えば、線幅WL/幅WCの値が1.0のときに第1金属層71のゲルマニウムの流れ込み量は2.7%であり、線幅WL/幅WCの値が0.8のときに第1金属層71のゲルマニウムの流れ込み量は1.5%である。線幅WL/幅WCの値、つまり、接続部70の幅WCに対する接続配線75の線幅WLが小さいほど、第1金属層71であるゲルマニウムが接続配線75の位置P1に流れ込む量を低減する。特に、線幅WLが幅WCの1/2以下であるときに、ゲルマニウムの流れ込み量の低減が顕著である。このように、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCの1/2以下であることにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
なお、接続配線75は、図6及び7に示した例に限定されるものではない。接続配線75は、平面視において接続部70の幅WCより小さければよく、例えば、接続配線75の長さ及び形状は、図6及び7以外の他の形態であってもよい。
次に、図9から11を参照しつつ、接続配線75の長さの変形例について説明する。図9は、図6に示した接続配線75の第2変形例を示す要部拡大平面図である。図10は、図6に示した接続配線75の第3変形例を示す要部拡大平面図である。図11は、図6に示した接続配線75の第4変形例を示す要部拡大平面図である。
図9に示す接続配線75の線幅WLは、図6に示した例と同様に、接続部70の一辺の幅WCより小さい値を有する。具体的には、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであるのに対し、図9に示す接続配線75の線幅WLは5μmに設定されている。また、図6及び図7に示した接続配線75のように接続部70との接続端と電極パッド77との直線的に結ぶ場合と異なり、図9に示す接続配線75は、その一部が屈曲した形状を有しており、電極パッド77、ひいては図5に示したコンタクト電極76Aまで引き回されている。そのため、図9に示す接続配線75は、接続部70からコンタクト電極76Aまでの長さが図6に示した接続配線75の長さ、つまり、接続部からコンタクト電極までの直線距離に対して5倍以上となっている。具体的には、図6に示した接続配線75の長さが14μmであるのに対し、図9に示す接続配線75の長さは106μmに設定されている。
図10に示す接続配線75の線幅WLは、図6に示した例と同様に、接続部70の一辺の幅WCより小さい値を有する。具体的には、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであるのに対し、図10に示す接続配線75の線幅WLは5μmに設定されている。また、図10に示す接続配線75は、曲がりくねった(蛇行した)形状、つまり、ミアンダ形状を有しており、電極パッド77まで引き回されている。そのため、図10に示す接続配線75の接続部70からコンタクト電極76Aまでの長さは、図6に示した接続配線75の長さの10倍以上となっている。具体的には、図6に示した接続配線75の長さが14μmであるのに対し、図10に示す接続配線75の長さは188μmに設定されている。
図11に示す接続配線75の線幅WLは、図6に示した例と同様に、接続部70の一辺の幅WCより小さい値を有する。具体的には、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであるのに対し、図10に示す接続配線75の線幅WLは5μmに設定されている。また、図11に示す接続配線75は、ミアンダ形状を有しており、図10に示した接続配線75よりもさらに長く電極パッド77まで引き回されている。そのため、図11に示す接続配線75の接続部70からコンタクト電極76Aまでの長さは、図6に示した接続配線75の長さの20倍以上となっている。具体的には、図6に示した接続配線75の長さが14μmであるのに対し、図11に示す接続配線75の長さは337μmに設定されている。
次に、図12を参照しつつ、接続配線75の長さと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係について説明する。同図は、接続配線75の線幅WL及び長さと第1金属層71の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図12において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は接続配線75における位置、縦軸は接続配線75の金属に対して図6、図7、図9、図10、図11に示す接続配線75の位置P1及び位置P2に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法によって測定した。さらに、図12において、図6に示した接続配線75の線幅(15μm)及び長さ(14μm)を太線で、図7に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(14μm)を実線で、図9に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(106μm)を破線で、図10に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(188μm)を一点鎖線で、図11に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(337μm)を二点鎖線で、それぞれ描画するものとする。
図12に示すように、接続配線75の長さが大きいほど、接続配線75の位置P1及び位置P2への第1金属層71であるゲルマニウムの流れ込み量が低減する。特に、接続部70からコンタクト電極76Aまでの接続配線75の長さが接続部70からコンタクト電極76Aまでの直線距離の5倍以上であるときに、ゲルマニウムの流れ込み量の低減が顕著である。このように、平面視において、接続部70からコンタクト電極76A,76Bまでの接続配線75の長さが接続部70とコンタクト電極76A,76Bとの直線距離の5倍以上であることにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
次に、図13を参照しつつ、接続配線75の幅に対する長さの関係について説明する。同図は、接続配線75の線幅WLに対する長さと第1金属層71の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図13において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は接続配線75の長さ/接続配線75の線幅WL、縦軸は接続配線75の金属に対して図6、図7、図9、図10、図11に示す接続配線75の位置P1に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法によって測定した。
図13に示すように、接続配線75の線幅WLに対して接続配線75の長さが大きいほど、接続配線75の位置P1への第1金属層71であるゲルマニウムの流れ込み量が低減する。特に、接続部70からコンタクト電極76Aまでの接続配線75の長さが接続配線75の線幅WLの3倍以上であるときに、ゲルマニウムの流れ込み量の低減が顕著である。このように、平面視において、接続部70からコンタクト電極76A,76Bまでの接続配線75の長さが接続配線75の線幅WLの3倍以上であることにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
次に、図14及び図15を参照しつつ、接続配線75の形状の変形例について説明する。図14は、図6に示した接続配線75の第5変形例を示す要部拡大平面図である。図15は、図6に示した接続配線75の第6変形例を示す要部拡大平面図である。
図14に示すように、接続配線75は渦巻状の形状を有しており、コンタクト電極76Aに接続している。なお、図14に示す接続配線75は、接続部70とコンタクト電極76Aとの間に、図6の例と同様に、電極パッドを含んでいてもよい。また、接続配線75の渦巻状の形状は、一部が屈曲した直線で構成される場合に限定されるものではなく、例えば曲線で構成されていてもよい。
図15に示すように、接続配線75は接続部70からコンタクト電極76Aに向かう途中に、分岐及び合流を含む形状を有している。なお、分岐は2つの場合に限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。このように、平面視において、接続配線75が図15に示す分岐及び合流を有する形状、若しくは図10及び図11に示したミアンダ形状を有することにより、接続配線75の長さを大きくすることができる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。本発明の一実施形態に係る共振装置1は、平面視したときに、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCより小さい。これにより、接続配線の線幅が接続部70の幅WC以上である場合と比較して、共晶接合の際に第1金属層71の金属が接続配線75を伝って拡散しにくくなる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量を抑制することができる。また、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に影響を及ぼしたり、接続部における電気的接続が不安定になったりすることを防ぐことができる。
また、前述した共振装置1において、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCの1/2以下である。これにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
また、前述した共振装置1において、平面視において、接続部70からコンタクト電極76A,76Bまでの接続配線75の長さが接続部70とコンタクト電極76A,76Bとの直線距離の5倍以上である。これにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
また、前述した共振装置1において、平面視において、接続部70からコンタクト電極76A,76Bまでの接続配線75の長さが接続配線75の線幅WLの3倍以上である。これにより、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
また、前述した共振装置1において、接続配線75が平面視において接続部70とコンタクト電極76Aとの間に電極パッド77を含む。これにより、接続配線75を伝って拡散する第1金属層71の金属の共振子10への流れ込みを電極パッド77がせき止める役割を果たす。
また、前述した共振装置1において、接続配線75が圧電薄膜F3の上に形成される。このように、接続配線75が圧電薄膜F3上に形成されていても、接続配線75の線幅WLが狭いので、接続配線75を伝わって第1金属層71の金属がビアV1,V2に流れ込むことが抑制される。従って、第1金属層71の金属が圧電薄膜F3に拡散することによって生じる絶縁抵抗の劣化を防ぐことができる。
また、前述した共振装置1において、平面視において、接続配線75が図15に示した分岐及び合流を有する形状、若しくは図10及び図11に示したミアンダ形状を有する。これにより、接続配線75の長さを大きくすることができる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量をさらに抑制することができる。
また、前述した共振装置1において、第1金属層71の金属がゲルマニウム(Ge)であり、第2金属層72の金属がアルミニウム(Al)である。ここで、ゲルマニウム(Ge)とアルミニウム(Al)との共晶合金は、他の材料の共晶合金と比較して異物パーティクルの許容量が多いので、共晶反応が実現しやすく、良好な共晶接合である接続部70を得ることができる。
また、前述した共振装置1において、接続配線75の材料が第2金属層72と同じアルミニウム(Al)である。これにより、第2金属層72と同時に形成することが可能となり、製造工程を簡略化することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。すなわち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…共振装置、10…共振子、20…下蓋、21…凹部、22…底板、23…側壁、30…上蓋、31…凹部、33…側壁、34…ゲッター層、50…MEMS基板、60…接合部、61…アルミニウム(Al)層、62…ゲルマニウム(Ge)層、63…アルミニウム(Al)層、70…接続部、71…第1金属層、72…第2金属層、75…接続配線、76A,76B…コンタクト電極、77…電極パッド、110…保持腕、120…振動部、130…基部、135,135A,135B,135C,135D…振動腕、140…保持部、141…電圧印加部、235…保護膜、236…周波数調整膜、240…寄生容量低減膜、E1,E2…金属層、F2 シリコン(Si)基板、F3…圧電薄膜、F21…酸化ケイ素層、G…錘部、L1…ウエハ、L3…シリコン(Si)ウエハ、L31…酸化ケイ素膜、P…仮想平面、P1,P2…位置、T4…端子、V1,V2…ビア、V3…貫通電極、WC…幅、WL…線幅。
しかしながら、上側基板に配置された金属と側基板に配置された金属とを共晶接合する際に、上側基板の金属が、接続部から延びる接続配線を伝って拡散するおそれがあった。その結果、接続部から拡散した上側基板の金属が下側基板の素子に影響を及ぼしたり、接続部において上側基板の金属の量が少なくなることで、共晶反応が実現せずに接続部の電気的接続が不安定になったりすることがあった。
接合部60は、MEMS基板50(共振子10及び下蓋20)と上蓋30との間に、XY平面に沿って矩形の状に形成される。接合部60は、共振子10の振動空間を封止するように、MEMS基板50と上蓋30とを接合する。これにより、振動空間は気密に封止され、真空状態が維持される。
接続部70の形成は、最初に、第1金属層71は上蓋30側に設けられ、第2金属層72はMEMS基板50側に設けられる。次に、第1金属層71と第2金属層72とが一致するように、MEMS基板50と上蓋30との位置を合わせる。位置合わせをした後、ヒータ等によってMEMS基板50と上蓋30とが挟み込まれ、共晶接合のための加熱処理が行われる。共晶接合のための加熱処理における温度は、共点の温度以上、例えば424℃以上であり、加熱時間は、10分以上20分以下程度である。加熱時には、共振装置1は、上蓋30からMEMS基板50へと、例えば5MPa以上25MPa以下程度の圧力で押圧される。
コンタクト電極76Aは、金属層E1に接触するように形成され、接続配線75と共振子10とを電気的に接続させる。コンタクト電極76Bは、金属層E2に接触するように形成され、接続配線75と共振子10とを電気的に接続させる。具体的には、コンタクト電極76Aと金属層E1との接続にあたり、金属層E1が露出するように、金属層E1上に積層された圧電薄膜F3、保護膜235、及び寄生容量低減膜240の一部が除去され、ビアV1が形成される。形成されたビアV1の内部にコンタクト電極76Aと同様の材料が充填され、金属層E1とコンタクト電極76Aとが接続される。同様に、コンタクト電極76Bと金属層E2との接続にあたり、金属層E2が露出するように、金属層E2上に積層された圧電薄膜F3及び寄生容量低減膜240の一部が除去され、ビアV2が形成される。形成されたビアVの内部にコンタクト電極76Bと同様の材料が充填され、金属層E2とコンタクト電極76Bとが接続される。コンタクト電極76A、76Bは、例えばアルミニウム(Al)、金(Au)、錫(Sn)等の金属で構成される。なお、金属層E1とコンタクト電極76Aとの接続箇所、及び金属層E2とコンタクト電極76Bとの接続箇所は、振動部120の外側の領域であることが好ましく、本実施形態では保持部140で接続されている。
次に、図5及び6を参照しつつ、接続部70と接続配線75との関係について説明する。本発明の一実施形態に係る共振装置1の積層構造について説明する。図5は、図3に示した保持部140の周辺を概略的に示す平面図である。図6は、図5に示した接続部70及び接続配線75を示す要部拡大平面図である。図7は、図6に示した接続配線75の第1変形例を示す要部拡大平面図である。
図4に示した接続部70は、第1金属層71と第2金属層72とが共晶接合されている。図5に示すように、MEMS基板50の主面を平面視(以下、単に「平面視」という)したときに、第1金属層71は相対的に大きい(広い)範囲に形成され、第2金属層72は相対的に小さい(狭い)範囲に形成される。図6に示すように、第1金属層71と第2金属層72との重複部分が、接合されて共晶合金を構成する接続部70に相当する。平面視において、第2金属層72の形状、すなわち、接続部70の形状は略正方形であり、その一辺の長さは幅WCである。
平面視において、接続配線75は線幅WLを有しており、その線幅WLは、接続部70の幅WCより小さい(線幅WL<幅WC)。具体的には、図6に示すように、接続配線75において、接続部70に接続する部分が線幅WLを有しており、例えば、接続部70の一辺の幅WCが30μmであるのに対し、接続配線75の線幅WLは15μmに設定されている。このように、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCより小さいことにより、接続配線75の線幅が接続部70の幅WC以上である場合と比較して、共晶接合の際に第1金属層71の金属が接続配線75を伝って拡散しにくくなる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量を抑制することができる。また、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に影響を及ぼしたり、接続部70における電気的接続が不安定になったりすることを防ぐことができる。
次に、図8を参照しつつ、接続配線75の線幅WLと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係について説明する。図8は、接続部70の幅WC及び接続配線75の線幅WLの比と第1金属層71の金属の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図8において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は線幅WL/幅WC、縦軸は接続配線75の金属に対して図6及び図7に示す接続配線75の位置P1に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法(SEM/EDX:Scanning Electron Microscope/Energy Dispersive X−ray spectroscopy)によって測定した。
なお、接続配線75は、図6及び7に示した例に限定されるものではない。接続配線75の線幅WLは、平面視において接続部70の幅WCより小さければよく、例えば、接続配線75の長さ及び形状は、図6及び7以外の他の形態であってもよい。
次に、図12を参照しつつ、接続配線75の長さと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係について説明する。同図は、接続配線75の線幅WL及び長さと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図12において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は接続配線75における位置、縦軸は接続配線75の金属に対して図6、図7、図9、図10、図11に示す接続配線75の位置P1及び位置P2に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法によって測定した。さらに、図12において、図6に示した接続配線75の線幅(15μm)及び長さ(14μm)を太線で、図7に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(14μm)を実線で、図9に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(106μm)を破線で、図10に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(188μm)を一点鎖線で、図11に示した接続配線75の線幅(5μm)及び長さ(337μm)を二点鎖線で、それぞれ描画するものとする。
次に、図13を参照しつつ、接続配線75の幅に対する長さの関係について説明する。同図は、接続配線75の線幅WLに対する長さと第1金属層71の金属の流れ込み量との関係を示すグラフである。なお、図13において、第1金属層71の金属はゲルマニウムであり、横軸は接続配線75の長さ/接続配線75の線幅WL、縦軸は接続配線75の金属に対して図6、図7、図9、図10、図11に示す接続配線75の位置P1に流れ込んだゲルマニウムの量の割合(%)である。また、接続配線75の金属に対するゲルマニウムの流れ込み量の割合は、走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法によって測定した。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。本発明の一実施形態に係る共振装置1は、平面視したときに、接続配線75の線幅WLが接続部70の幅WCより小さい。これにより、接続配線75の線幅が接続部70の幅WC以上である場合と比較して、共晶接合の際に第1金属層71の金属が接続配線75を伝って拡散しにくくなる。従って、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に流れ込む量を抑制することができる。また、接続部70の第1金属層71の金属が共振子10に影響を及ぼしたり、接続部70における電気的接続が不安定になったりすることを防ぐことができる。

Claims (9)

  1. 素子と、前記素子に電気的に接続する接続配線とを含む基板と、
    前記接続配線に電気的に接続する接続部であって、第1金属と前記基板側に設けられる第2金属との共晶合金で構成される接続部と、を備え、
    前記基板の主面を平面視したときに、前記接続配線の幅は前記接続部の幅より小さい、
    MEMSデバイス。
  2. 前記接続配線の幅は、前記接続部の幅の1/2以下である、
    請求項1に記載のMEMSデバイス。
  3. 前記基板は、前記接続配線と前記素子とを電気的に接続させるコンタクト電極をさらに含み、
    前記平面視において、前記接続部から前記コンタクト電極までの前記接続配線の長さは、前記接続部と前記コンタクト電極との直線距離の5倍以上である、
    請求項1又は2に記載のMEMSデバイス。
  4. 前記基板は、前記接続配線と前記素子とを電気的に接続させるコンタクト電極をさらに含み、
    前記平面視において、前記接続部から前記コンタクト電極までの前記接続配線の長さは、前記接続配線の幅の3倍以上である、
    請求項1又は2に記載のMEMSデバイス。
  5. 前記接続配線は、前記平面視において前記接続部と前記素子との間に形成される電極パッドをさらに含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  6. 前記基板は、前記主面に形成される圧電膜をさらに含み、
    前記接続配線は、前記圧電膜上に形成される、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  7. 前記平面視において、前記接続配線は、分岐及び合流を有する形状、若しくはミアンダ形状を有する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  8. 前記第1金属はゲルマニウムであり、前記第2金属はアルミニウムである、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のMEMSデバイス。
  9. 前記接続配線の材料、アルミニウムである、
    請求項8に記載のMEMSデバイス。
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