JPWO2020022206A1 - 測距装置 - Google Patents

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JPWO2020022206A1
JPWO2020022206A1 JP2020532353A JP2020532353A JPWO2020022206A1 JP WO2020022206 A1 JPWO2020022206 A1 JP WO2020022206A1 JP 2020532353 A JP2020532353 A JP 2020532353A JP 2020532353 A JP2020532353 A JP 2020532353A JP WO2020022206 A1 JPWO2020022206 A1 JP WO2020022206A1
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真太郎 杉本
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Abstract

透光カバー(12)は、発光素子(41)と受光素子(42)を覆い、車両の外面の一部を形成する。プロセッサ(15)は、発光素子(41)より検出光(L1)が出射されてから受光素子に反射光(L2)が入射するまでの時間に基づいて、反射光(L2)を生じた物体(200)までの距離を算出する。プロセッサ(15)は、少なくとも検出光(L1)が出射されてから透光カバー(12)の内面(12a)により反射された反射光(L3)が受光素子(42)に入射するまでの時間の経過後に、距離の算出を行なう。

Description

本開示は、車両に搭載される測距装置に関する。
特許文献1は、車両に搭載される距離センサの一例としてLiDAR(Light Detecting and Ranging)センサユニットを開示している。当該LiDARセンサユニットは、検出光を出射してから反射光が受光されるまでの時間に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を検出する。
日本国特許出願公開2018−049014号公報
上記のように車両に搭載される測距装置の測定精度を向上させることが求められている。
上記の要求に応えるための一態様は、車両に搭載される測距装置であって、
検出光を出射する発光素子と、
受光素子と、
前記発光素子より前記検出光が出射されてから前記受光素子に反射光が入射するまでの時間に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を算出するプロセッサと、
前記発光素子と前記受光素子を覆い、前記車両の外面の一部を形成する透光カバーと、
を備えており、
前記プロセッサは、少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間の経過後に、前記距離の算出を行なう。
車両の外面の一部を形成する透光カバーによって発光素子と受光素子が覆われる構成の場合、発光素子から出射された検出光の一部が透光カバーの内面によって反射され、内面反射光として受光素子に入射することがありうる。内面反射光に基づく受光信号が受光素子から出力されると、プロセッサは、透光カバーの位置に物体が存在すると認識してしまう可能性がある。
上記の構成例によれば、検出光が出射された時刻から内面反射光が受光素子に入射する時刻までの時間の経過後に、プロセッサによる物体までの距離の算出が可能とされる。そのため、透光カバーの内面反射がプロセッサによる物体までの距離算出に与える影響を排除できる。したがって、測距装置の測定精度が向上する。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記検出光の出射に基づいて時間の計測を開始するタイマを備えており、
前記プロセッサは、少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間が前記タイマにより計測された後に、前記距離の算出を行なう。
このような構成によれば、発光素子からの検出光の出射に基づいてタイマが時間の測定を開始するので、時間のより正確な測定が可能になる。
あるいは、上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間が経過した後に時間の計測を開始するタイマを備えており、
前記プロセッサは、前記タイマにより計測された時間に基づいて、前記距離の算出を行なう。
このような構成によれば、検出光が出射された時刻から内面反射光が受光素子に入射する時刻までの時間が経過する前に受光素子に反射光が入射しても、プロセッサは、この受光に基づく距離の算出を行なえない。距離の算出に用いられる時間の計測がタイマによって開始されていないからである。プロセッサは、受光素子からの出力の受け付けを制限する必要がないので、処理負荷の増大を抑制できる。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記透光カバーにより区画される空間内に配置されており、前記車両の外部に可視光を出射するランプユニットを備えている。
ランプユニットは、車両の四隅部に配置されることが一般的である。四隅部は、車両の外部の情報を検出するに際しての障害物が少ない箇所でもある。透光カバーにより区画される空間をランプユニットと共有するように発光素子と受光素子が配置されることにより、車両の外部の情報を効率的に検出できる。他方、ランプユニットから照射された光が透光カバーの内面によって反射されうる。しかしながら、前述のように、そのような内面反射がプロセッサによる物体までの距離算出に与える影響も排除されうる。
上記の測距装置は、以下のように構成されうる。
前記発光素子と前記受光素子は、LiDARセンサユニット、TOFカメラユニット、およびミリ波レーダユニットの少なくとも一つの一部である。
本明細書において用いられる「光」という語は、所望の情報を検出可能な任意の波長を有する電磁波を意味する。例えば、本明細書における「光」という語は、可視光のみならず、紫外光や赤外光、ミリ波やマイクロ波を含む意味で用いられる。
本明細書において用いられる「ランプユニット」という語は、所望の照明機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。
本明細書において用いられる「センサユニット」という語は、所望の情報検出機能を備えつつ、それ自身が単体で流通可能な部品の構成単位を意味する。
一実施形態に係る左前測距装置の構成を例示している。 図1の左前測距装置の車両における位置を例示している。 図1の左前測距装置の第一構成例を示している。 図3Aの左前測距装置の動作例を示している。 図3Aの左前測距装置の動作例を示している。 図1の左前測距装置の第二構成例を示している。 図5Aの左前測距装置の動作例を示している。 図5Aの左前測距装置の動作例を示している。 図1の左前測距装置の第三構成例を示している。 図7Aの左前測距装置の動作例を示している。 図7Aの左前測距装置の動作例を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
添付の図面において、矢印Fは、図示された構造の前方向を示している。矢印Bは、図示された構造の後方向を示している。矢印Uは、図示された構造の上方向を示している。矢印Dは、図示された構造の下方向を示している。矢印Lは、図示された構造の左方向を示している。矢印Rは、図示された構造の右方向を示している。以降の説明に用いる「左」および「右」は、運転席から見た左右の方向を示している。
図1は、一実施形態に係る左前測距装置1の構成を例示している。左前測距装置1は、図2に例示される車両100の左前部LFに配置される。左前部LFは、車両100の左右方向における中央よりも左側、かつ車両100の前後方向における中央よりも前側に位置する領域である。
図1に示されるように、左前測距装置1は、ハウジング11と透光カバー12を備えている。ハウジング11は、透光カバー12とともに収容室13を区画している。透光カバー12は、車両100の外面の一部を形成している。
左前測距装置1は、LiDARセンサユニット14を備えている。LiDARセンサユニット14は、収容室13内に配置されている。
図3Aは、左前測距装置1の第一構成例を示している。LiDARセンサユニット14は、発光素子41と受光素子42を備えている。透光カバー12は、発光素子41と受光素子42を覆っている。
発光素子41は、車両100の外部へ向けて検出光L1を出射するように構成されている。検出光L1としては、例えば波長905nmの赤外光が使用されうる。発光素子41としては、レーザダイオードや発光ダイオードなどの半導体発光素子が使用されうる。
LiDARセンサユニット14は、検出光L1を所望の方向へ照射するための不図示の光学系を適宜に備えうる。LiDARセンサユニット14は、検出光L1の照射方向を変更して検出領域内を走査するための不図示の走査機構を備えうる。
受光素子42は、入射した光量に応じた受光信号S1を出力するように構成されている。受光素子42としては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタなどが使用されうる。LiDARセンサユニット14は、受光信号S1を増幅するための不図示の増幅回路を備えうる。
左前測距装置1は、プロセッサ15を備えている。プロセッサ15は、収容室13内に配置されている。プロセッサ15は、LiDARセンサユニット14に内蔵されてもよい。プロセッサ15は、所望のタイミングで発光素子41に検出光L1を出射させる制御信号S0を出力する。プロセッサ15は、受光素子42から出力された受光信号S1を受信する。
プロセッサ15は、時間を測定するための内部タイマ15aを備えている。プロセッサ15は、発光素子41より検出光L1が出射されてから受光素子42に反射光L2が入射するまでの時間に基づいて、反射光L2を生じた物体200までの距離を算出する。LiDARセンサユニット14は、そのように算出された距離に係るデータを検出光L1の照射方向と関連付けて集積することにより、反射光L2に関連付けられた物体200の形状に係る情報を取得できる。
本構成例においては、プロセッサ15は、検出光L1が出射された時刻t0から透光カバー12の内面12aにより反射された反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1よりも長い時間の経過後に距離の算出を行なうように構成されている。
より具体的には、上記の時刻t0から透光カバー12の内面12aよりも車両100の外方へ距離dだけ離れた箇所に位置する仮想的な物体201により反射された反射光L4が受光素子42に入射する時刻までの時間T2の経過後に距離の算出を行なうように構成されている。距離dは、車両100の外部に位置する物体の測距(物体の検出)が意味を持つ値として設定される。換言すると、透光カバー12に近すぎる物体の検出を排除しうる値として距離dが設定される。
図3Bと図4は、このような動作を実現するための処理例を示している。まず、プロセッサ15は、発光素子41が検出光L1を出射した時刻t0より時間の測定を開始する(STEP11)。時間の測定は、プロセッサ15が備えている内部タイマ15aによって行なわれる。例えば、時刻t0は、プロセッサ15が発光素子41へ制御信号S0を出力するタイミングとされうる。
プロセッサ15は、内部タイマ15aにより測定された時間TがT2に達したかを判断する(STEP12)。測定された時間TがT2に達していなければ(STEP12においてN)、この判断処理が繰り返される。
測定された時間がT2に達すると(STEP12においてY)、プロセッサ15は、受光素子42から出力される受光信号S1の受け付けを開始する(STEP13)。すなわち、時間T2の経過後、プロセッサ15は、時刻t0から受光信号S1を受信した時刻までの時間に基づいて、受光信号S1に関連付けられた物体までの距離を算出可能になる。内部タイマ15aによる時間の測定は継続される。
プロセッサ15は、受光信号S1を受信したかを判断する(STEP14)。受光信号S1が受信されていなければ(STEP14においてN)、この判断処理が繰り返されて内部タイマ15aによる時間の測定が継続される。
受光信号S1が受信されると(STEP14においてY)、プロセッサ15は、内部タイマ15aによる時間の測定を停止する(STEP15)。図3Aと図3Bに示される例の場合、物体200からの反射光L2が受光素子42に入射したことにより出力された受光信号S1は、時刻t0から時間T3の経過後にプロセッサ15により受信されている。プロセッサ15は、時間T3に基づいて、物体200までの距離を算出する(図4におけるSTEP16)。
図3Bにおいて、期間P1は、プロセッサ15の内部タイマ15aによる時間の測定が行なわれている期間を示している。期間P2は、プロセッサ15が受光素子42からの受光信号S1を受信可能な期間を示している。換言すると、時間T2が経過する前に受光素子42に反射光が入射することによって受光信号S1が出力されても、プロセッサ15は、この受光信号S1に基づく距離の算出を行なわない。
LiDARセンサユニット14が収容室13内に配置される構成の場合、車両100の外面の一部を形成する透光カバー12によって発光素子41と受光素子42が覆われる。これにより、発光素子41から出射された検出光L1の一部が透光カバー12の内面12aによって反射され、反射光L3として受光素子42に入射することがありうる。反射光L3に基づく受光信号S1が受光素子42により出力されると、プロセッサ15は、透光カバー12の位置に物体が存在すると認識してしまう可能性がある。
上記の構成例によれば、検出光L1が出射された時刻t0から反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1の経過後に、プロセッサ15による受光信号S1の受信が開始され、物体までの距離の算出が可能とされる。そのため、透光カバー12の内面反射がプロセッサ15による物体までの距離算出に与える影響を排除できる。したがって、左前測距装置1の測定精度が向上する。
より具体的には、検出光L1が出射された時刻t0から透光カバー12の内面12aよりも車両100の外方へ距離dだけ離れた箇所に位置する仮想的な物体201により反射された反射光L4が受光素子42に入射する時刻までの時間T2の経過後に、プロセッサ15による受光信号S1の受信(すなわち物体までの距離の算出)が開始される。そのため、車両100の外部に位置しつつも透光カバー12に近すぎる物体が有意な測距を妨げる事態を回避できる。距離dは、透光カバー12の内面12aの形状に依らず比較的自由に設定できるので、特に透光カバー12を通過する検出光L1が走査される場合においては、処理の負荷が抑制される。
図5Aは、左前測距装置1の第二構成例を示している。図3Aに示される第一構成例と同一または同等の要素については、同一の参照符号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。
本例に係る左前測距装置1は、ビームスプリッタ16、受光素子17、およびタイマ18をさらに備えている。
ビームスプリッタ16は、発光素子41から出射された検出光L1の一部の通過を許容しつつ、別の一部を反射光L5として受光素子17へ向けて反射する。同様の機能を実現できるのであれば、ビームスプリッタ16は、少なくとも一つの適宜の光学素子で置き換えられうる。
ビームスプリッタ16からの反射光L5は、受光素子17に入射する。受光素子17は、反射光L5の入射に応答して受光信号S2を出力するように構成されている。受光素子17としては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタなどが使用されうる。すなわち、受光素子17から受光信号S2が出力された事実をもって、発光素子41から検出光L1が出射されたことが検出されうる。
タイマ18は、受光素子17から出力された受光信号S2を受信すると時間の測定を開始するように構成されている。すなわち、タイマ18は、発光素子41からの検出光L1の出射に基づいて時間の計測を開始するように構成されている。タイマ18は、プロセッサ15と通信可能に接続されている。
本構成例においては、プロセッサ15は、検出光L1が出射された時刻t0から透光カバー12の内面12aにより反射された反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1よりも長い時間の経過後に距離の算出を行なうように構成されている。
図5Bと図6は、このような動作を実現するための処理例を示している。受光素子17から受光信号S2が出力されるまで、タイマ18は待機状態にある(STEP21においてN)。
発光素子41からの検出光L1の出射に伴い、受光素子17から受光信号S2が出力されると(STEP21においてY)、タイマ18が起動される。すなわち、タイマ18は、実質的に発光素子41が検出光L1を出射した時刻t0より時間の計測を開始する(STEP22)。
タイマ18は、測定された時間TがT1に達したかを判断する(STEP23)。測定された時間TがT1に達していなければ(STEP23においてN)、この判断処理が繰り返される。
測定された時間TがT1に達すると(STEP23においてY)、タイマ18は、プロセッサ15に対して通知を行なう。この通知に応答して、プロセッサ15は、受光素子42から出力される受光信号S1の受け付けを開始する(STEP24)。すなわち、時間T1の経過後、プロセッサ15は、時刻t0から受光信号S1を受信した時刻までの時間に基づいて、受光信号S1に関連付けられた物体までの距離を算出可能になる。タイマ18による時間の測定は継続される。
プロセッサ15は、受光信号S1を受信したかを判断する(STEP25)。受光信号S1が受信されていなければ(STEP25においてN)、この判断処理が繰り返されてタイマ18による時間の測定が継続される。
受光信号S1が受信されると(STEP25においてY)、プロセッサ15は、タイマ18による時間の測定を停止させる(STEP26)。図5Aと図5Bに示される例の場合、物体200からの反射光L2が受光素子42に入射したことにより出力された受光信号S1は、時刻t0から時間T3の経過後にプロセッサ15により受信されている。プロセッサ15は、時間T3に基づいて、物体200までの距離を算出する(図6におけるSTEP27)。
図5Bにおいて、期間P3は、タイマ18による時間の測定が行なわれている期間を示している。期間P4は、プロセッサ15が受光素子42からの受光信号S1を受信可能な期間を示している。換言すると、時間T1が経過する前に受光素子42に反射光が入射することによって受光信号S1が出力されても、プロセッサ15は、この受光信号S1に基づく距離の算出を行なわない。
本構成例によれば、検出光L1が出射された時刻t0から反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1の経過後に、プロセッサ15による受光信号S1の受信が開始され、物体までの距離の算出が可能とされる。そのため、透光カバー12の内面反射がプロセッサ15による物体までの距離算出に与える影響を排除できる。したがって、左前測距装置1の測定精度が向上する。
さらに、発光素子41からの検出光L1の出射に基づいてタイマ18が時間T1の測定を開始するので、時間T1のより正確な測定が可能になる。特に透光カバー12を通過する検出光L1が走査される場合においては、透光カバー12の内面12aまでの距離が検出光L1の出射方向に応じて変化しうる。このような場合においても、内面12aまでの距離に応じて変化する時間T1を正確に設定し、測定できる。
図5Aに例示されるビームスプリッタ16、受光素子17、およびタイマ18を用いる構成は、図3Aに示される第一構成例にも適用可能である。すなわち、プロセッサ15の内部タイマ15aによる時間T2の測定は、発光素子41からの検出光L1の出射に基づいて起動されるタイマ18によって行なわれてもよい。
逆に、本構成例に係るビームスプリッタ16、受光素子17、およびタイマ18を用いた時間T1の測定に代えて、プロセッサ15の内部タイマ15aによって時間T1の測定が行なわれてもよい。
図7Aは、左前測距装置1の第三構成例を示している。図3Aに示される第一構成例と同一または同等の要素については、同一の参照符号を付与し、繰り返しとなる説明は省略する。
本例に係る左前測距装置1は、タイマ19をさらに備えている。タイマ19は、プロセッサ15と通信可能に接続されている。
本構成例においては、プロセッサ15は、検出光L1が出射された時刻t0から透光カバー12の内面12aにより反射された反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1よりも長い時間の経過後に距離の算出を行なうように構成されている。
図7Bと図8は、このような動作を実現するための処理例を示している。まず、プロセッサ15は、発光素子41が検出光L1を出射した時刻t0より時間の測定を開始する(STEP31)。時間の測定は、プロセッサ15が備えている内部タイマ15aによって行なわれる。例えば、時刻t0は、プロセッサ15が発光素子41へ制御信号S0を出力するタイミングとされうる。
プロセッサ15は、内部タイマ15aにより測定された時間TがT1に達したかを判断する(STEP32)。測定された時間TがT1に達していなければ(STEP32においてN)、この判断処理が繰り返される。
測定された時間TがT1に達すると(STEP32においてY)、プロセッサ15は、タイマ19を起動して時間の測定を開始させる(STEP33)。
プロセッサ15は、受光信号S1を受信したかを判断する(STEP34)。受光信号S1が受信されていなければ(STEP34においてN)、この判断処理が繰り返されてタイマ19による時間の測定が継続される。
受光信号S1が受信されると(STEP34においてY)、プロセッサ15は、タイマ19による時間の測定を停止させる(STEP35)。図7Aと図7Bに示される例の場合、物体200からの反射光L2が受光素子42に入射したことにより出力された受光信号S1は、時刻t0から時間T3の経過後にプロセッサ15により受信されている。プロセッサ15は、タイマ19により測定された時間に基づいて、物体200までの距離を算出する(図8におけるSTEP36)。
上記の例においては、タイマ19により測定された時間は、(T3−T1)である。例えば、プロセッサ15は、タイマ19により測定された時間(T3−T1)に内部タイマ15aで測定された時間T1を加算して時間T3の値を取得し、当該時間T3の値に対応する物体200までの距離を算出しうる。あるいは、時間T1は既知であるので、タイマ19により測定された時間値と物体までの距離値の対応関係が予めテーブルなどに保持されうる。この場合、プロセッサ15は、タイマ19により測定された時間とこの対応関係に基づいて、物体200までの距離を直接的に算出しうる。
図7Bにおいて、期間P5は、タイマ19による時間の測定が行なわれている期間を示している。期間P6は、プロセッサ15が受光素子42からの受光信号S1を受信可能な期間を示している。換言すると、時間T1が経過する前に受光素子42に反射光が入射することによって受光信号S1が出力されても、プロセッサ15は、この受光信号S1に基づく距離の算出を行なえない。距離の算出に用いられる時間の計測がタイマ19によって開始されていないからである。
本構成例によれば、検出光L1が出射された時刻t0から反射光L3が受光素子42に入射する時刻までの時間T1の経過後に、タイマ19による時間の測定が開始され、物体までの距離の算出が可能とされる。そのため、透光カバー12の内面反射がプロセッサ15による物体までの距離算出に与える影響を排除できる。したがって、左前測距装置1の測定精度が向上する。
さらに、プロセッサ15は、受光素子42からの受光信号S1の受信を制限する必要がない。したがって、プロセッサ15による処理負荷の増大を抑制できる。
なお、図7Aに破線で例示されるように、受光素子42から出力される受光信号S1は、タイマ19にも入力されうる。この場合、タイマ19は、受光信号S1の受信に応答して時間の測定を停止し、測定された時間をプロセッサ15に通知するように構成されうる。この場合、プロセッサ15を経由することによる測定停止のタイミングの遅延を抑制できるので、タイマ19による時間の測定精度が向上する。
図1に例示されるように、左前測距装置1は、ランプユニット20を備えうる。ランプユニット20は、収容室13内に配置される。ランプユニット20は、車両100の外方へ可視光を照射する装置である。ランプユニット20としては、前照灯ユニット、車幅灯ユニット、方向指示灯ユニット、霧灯ユニットなどが例示されうる。
ランプユニット20は、車両100の四隅部に配置されることが一般的である。四隅部は、車両100の外部の情報を検出するに際しての障害物が少ない箇所でもある。ランプユニット20と収容室13を共有するようにLiDARセンサユニット14が配置されることにより、車両100の外部の情報を効率的に検出できる。他方、ランプユニット20から照射された光が透光カバー12の内面12aによって反射されうる。しかしながら、上記の各構成例によれば、そのような内面反射がプロセッサ15による物体までの距離算出に与える影響も排除できる。
これまで説明したプロセッサ15の機能は、メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されてもよいし、マイクロコントローラ、FPGA、ASICなどの専用集積回路によって実現されてもよい。
上記の実施形態は、本開示の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本開示の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
図2に例示される車両100の右前部RFには、図1に例示される左前測距装置1と左右対称の構成を有する右前測距装置が搭載されうる。右前部RFは、車両100の左右方向における中央よりも右側、かつ車両100の前後方向における中央よりも前側に位置する領域である。
左前測距装置1の構成は、左後測距装置にも適用可能である。左後測距装置は、図2に例示される車両100の左後部LBに搭載される。左後部LBは、車両100の左右方向における中央よりも左側、かつ車両100の前後方向における中央よりも後側に位置する領域である。左後測距装置の基本的な構成は、左前測距装置1と前後対称でありうる。
左前測距装置1の構成は、右後測距装置にも適用可能である。右後測距装置は、図2に例示される車両100の右後部RBに搭載される。右後部RBは、車両100の左右方向における中央よりも右側、かつ車両100の前後方向における中央よりも後側に位置する領域である。右後測距装置の基本的な構成は、上述の左後測距装置と左右対称でありうる。
LiDARセンサユニット14は、車両100の外部に位置する物体200までの測距に用いられうる適宜のセンサユニットで置き換えられうる。そのようなセンサユニットとしては、TOFカメラユニットやミリ波レーダユニットが例示されうる。複数種の測定手法を用いる構成が単一のセンサユニットに内蔵されていてもよい。発光素子41により出射される検出光L1の波長、および受光素子42が感度を有する波長は、使用される測定手法に応じて適宜に定められうる。
本出願の記載の一部を構成するものとして、2018年7月27日に提出された日本国特許出願2018−141097号の内容が援用される。

Claims (5)

  1. 車両に搭載される測距装置であって、
    検出光を出射する発光素子と、
    受光素子と、
    前記発光素子より前記検出光が出射されてから前記受光素子に反射光が入射するまでの時間に基づいて、当該反射光を生じた物体までの距離を算出するプロセッサと、
    前記発光素子と前記受光素子を覆い、前記車両の外面の一部を形成する透光カバーと、
    を備えており、
    前記プロセッサは、少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間の経過後に、前記距離の算出を行なう、
    測距装置。
  2. 前記検出光の出射に基づいて時間の計測を開始するタイマを備えており、
    前記プロセッサは、少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間が前記タイマにより計測された後に、前記距離の算出を行なう、
    請求項1に記載の測距装置。
  3. 少なくとも前記検出光が出射されてから前記透光カバーの内面により反射された反射光が前記受光素子に入射するまでの時間が経過した後に時間の計測を開始するタイマを備えており、
    前記プロセッサは、前記タイマにより計測された時間に基づいて、前記距離の算出を行なう、
    請求項1に記載の測距装置。
  4. 前記透光カバーにより区画される空間内に配置されており、前記車両の外部に可視光を出射するランプユニットを備えている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の測距装置。
  5. 前記発光素子と前記受光素子は、LiDARセンサユニット、TOFカメラユニット、およびミリ波レーダユニットの少なくとも一つの一部である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の測距装置。
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