JPWO2020017648A1 - キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】内容物が勢いよく吐出することを防ぎ、所望の場所に所望の量を、供給速度を速めることなく吐出することができ、かつ、流通経路を効果的に密封するキャップを提供する。【解決手段】キャップ1は、吐出ノズル11を含むキャップ本体7と、蓋体13と、ホルダ部15と、弁体17とから構成される。内容物の使用時、スクイズ容器3を圧搾させることで、内容物がホルダ部15の連通孔51から流入し、弁体17を押上げて弾性変形させることにより、吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座される。これにより、連通孔51と吐出流路29とが連通し、スクイズ容器3と吐出流路29とが連通される。このとき、弁体17の流通路55から流れる内容物が一旦キャップ本体7の底面に衝突して流れが規制される。その結果、吐出流路29からの勢いよく吐出し難くなり、所望の場所に所望の量を、供給速度を速めることなく吐出させることができる。【選択図】図5
Description
本発明は、キャップ、特に、醤油等の液状内容物が充填されるスクイズ容器の口部に装着されるキャップに関するものである。
従来、スクイズ容器は、その胴部を圧搾(圧縮)することで、スクイズ容器内の圧力が増加し、この圧力によってスクイズ容器内の内容物を外部に吐出させている。一般に、スクイズ容器は、その口部にキャップが装着されている。このキャップには、弁体が設けられているものがあり、この弁体は、スクイズ容器内の圧力に応じて開閉することで、スクイズ容器内を開封及び密封するようにして、内容物を吐出する際の、液垂れや、容器転倒時の液漏れ等を防いでいる。
例えば、特許文献1には、キャップと、このキャップに掛合する冠蓋と、キャップと冠蓋との間に介在された断面S字状のダイアフラム弁とを備えたスクイズボトルの分配装置が開示されている。この分配装置は、内容物を吐出する場合、スクイズボトルを圧縮して内圧を加えることで、変形したダイアフラム弁の一方の弁周縁部が環状弁座から離座して、流体通路から内容物が吐出される構成となっている。また、スクイズボトルの圧縮を解除し、スクイズボトルの圧力が大気圧と等しくなることで、ダイアフラム弁が閉じて、スクイズボトルを密封するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、スクイズボトルの胴部を強く圧搾することで、ダイアフラム弁の開弁により形成された流体通路を経由して、直接中心孔(吐出口)に内容液が勢いよく流入するので、その勢いのまま吐出されることがある。これにより、内容物の所望量を所定の場所に吐出し難いという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、内容物が勢いよく吐出することを防ぎ、所望の場所に所望の量(微量)を、供給速度を速めることなく吐出することができ、かつ、流通経路を効果的に密封するキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、容器の口部に嵌合される合成樹脂製キャップであって、天井壁を上部に有する円筒状外側壁部と、前記天井壁の上面に突設した、前記天井壁を貫通する吐出流路を有する吐出ノズルと、前記天井壁の下面に設けられ、前記容器に連通する連通孔を有するホルダ部と、前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持され、常時前記吐出ノズルの吐出流路と前記ホルダ部の連通孔との連通を遮断するように配置された弁体とからなり、該弁体は、中央部に流通路を備えた円板状底壁部と、該円板状底壁部の外周縁から径方向外方に向かって延びる斜壁部と、前記円板状底壁部の前記流通路を取り囲むように設けた弁部と、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部とを備え、前記弁体の各弁部は、前記天井壁又は前記ホルダ部の夫々いずれか一方に着座するように配置されており、前記吐出ノズルの前記吐出流路と、前記容器内の内容物が前記弁体を通過する吐出側流路とは軸線方向で重ならないように設けたことを特徴とするものである。
請求項1に係るキャップは、内容物の使用時に、スクイズ容器を圧搾(圧縮)して内圧を加えることで、スクイズ容器の内圧により弁体が押上げられて弾性変形する。この弾性変形により、弁体の各弁部の一方のみが天井壁又はホルダ部から離座される。その結果、吐出ノズルの吐出流路とホルダ部の連通孔とが連通して、スクイズ容器の内容物が外部に吐出される。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、弁体の各弁部の他方が天井壁又はホルダ部から離座され、吐出流路とスクイズ容器とが直接連通される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(弁体の各弁部が天井壁又はホルダ部いずれか一方に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、弁体の各弁部の他方が天井壁又はホルダ部から離座され、吐出流路とスクイズ容器とが直接連通される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(弁体の各弁部が天井壁又はホルダ部いずれか一方に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
また、請求項1に係るキャップは、吐出ノズルの吐出流路と、容器内の内容物が弁体を通過する吐出側流路とが軸線方向で重ならないように設けられているので、弁体の流通路から流れた内容物が直接吐出ノズルの吐出流路に流れ難くなる。すなわち、スクイズ容器内から流れた内容物は、一旦天井壁の下面に衝突して流れが規制されてから吐出ノズルの吐出流路に流れる。これにより、内容物が外部に勢いよく吐出することを防ぎ、所望の場所に所望の量(微量)を、供給速度を速めることなく吐出することができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持され前記弁体は、前記円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部を前記ホルダ部の底面に着座し、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部を前記天井壁に着座するように設けたことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、内容物の吐出時に、スクイズ容器を圧搾(圧縮)して内圧を加えることで、スクイズ容器の内圧により弁体が押上げられて弾性変形する。この弾性変形により、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部がホルダ部から離座され、ホルダ部の連通孔と弁体の流通路とが連通して、この連通により、吐出流路とスクイズ容器が連通する。このとき、斜壁部の外周縁に設けた弁部は、天井壁の下面に着座されたままである。その結果、スクイズ容器の内容物が外部に吐出される。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、斜壁部の外周縁に設けた弁部が天井壁の下面から離座されて、弁体の外径側から吐出流路と連通孔とが直接連通される。このとき、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部がホルダ部に着座されるので、弁体の流通路を介して吐出流路とスクイズ容器とが連通する経路は遮断される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(各弁部がホルダ部又は天井壁の下面に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、斜壁部の外周縁に設けた弁部が天井壁の下面から離座されて、弁体の外径側から吐出流路と連通孔とが直接連通される。このとき、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部がホルダ部に着座されるので、弁体の流通路を介して吐出流路とスクイズ容器とが連通する経路は遮断される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(各弁部がホルダ部又は天井壁の下面に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持され前記弁体は、前記円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部を前記天井壁に着座し、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部を前記ホルダ部の底面に着座するように設けたことを特徴とするものである。
請求項3に係るキャップは、内容物の吐出時に、スクイズ容器を圧搾(圧縮)して内圧を加えることで、スクイズ容器の内圧により弁体が押上げられて弾性変形する。この弾性変形により、斜壁部の外周縁に設けた弁部がホルダ部から離座され、弁体の外周側からのホルダ部の連通孔と吐出ノズルの吐出流路とが連通して、この連通により、吐出流路とスクイズ容器が連通する。このとき、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部は、天井壁の下面に着座されたままである。その結果、スクイズ容器の内容物が外部に吐出される。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部が天井壁の下面から離座されて、円板状底壁部の流通路と吐出流路とが直接連通される。このとき、斜壁部の外周縁に設けた弁部がホルダ部に着座されるので、弁体の外周側からの経路は遮断される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(各弁部がホルダ部又は天井壁の下面に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
一方、スクイズ容器に対する圧搾を解除することで、スクイズ容器内が負圧となり、弁体がスクイズ容器側に引張られて、弾性変形する。この弾性変形により、円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部が天井壁の下面から離座されて、円板状底壁部の流通路と吐出流路とが直接連通される。このとき、斜壁部の外周縁に設けた弁部がホルダ部に着座されるので、弁体の外周側からの経路は遮断される。この結果、外気と共にキャップ内に残存した内容物がスクイズ容器内に流入される。そして、スクイズ容器内の圧力が大気圧と略同じになることで、弁体が元の状態(各弁部がホルダ部又は天井壁の下面に着座された状態)に戻り、吐出ノズルの吐出流路とスクイズ容器との連通を遮断し、スクイズ容器内を密封状態にすることができる。
請求項4に記載した発明は、請求項2に記載した発明において、前記円板状底壁部の前記流通路の開口面積を、前記吐出ノズルの前記吐出流路の開口面積より小さく形成したことを特徴とする
ものである。
ものである。
請求項5に記載した発明は、請求項3に記載した発明において、前記ホルダ部の前記連通孔の開口面積を、前記吐出ノズルの前記吐出流路の開口面積より小さく形成したことを特徴とするものである。
請求項4又は5に係るキャップは、円板状底壁部の流通路の開口面積及びホルダ部の連通孔の開口面積を、吐出ノズルの吐出流路の開口面積より小さくすることで、円板状底壁部の流通路又はホルダ部の連通孔でスクイズ容器から流れた内容物の量を規制することができる。これにより、吐出ノズルの吐出流路に流れる内容物の量が抑えられ、外部に所望の量を吐出することができる。
請求項6に記載した発明は、請求項1から請求項5に記載した発明において、前記弁体の前記流通路と前記ホルダ部の前記連通孔とが軸線方向で重ならないように設けたことを特徴とするものである。
請求項6に係るキャップは、弁体の流通路とホルダ部の連通孔とが軸線方向で重ならないように設けられているので、ホルダ部の連通孔から流れた内容物が直接弁体の流通路に流れ難くなる。すなわち、ホルダ部の連通孔から流れた内容物は、一旦弁体に衝突して流れが規制されてから弁体の流通路に流れる。これにより、供給速度を抑えることができる。
請求項7に記載した発明は、請求項1から請求項6に記載した発明において、前記ホルダ部の連通孔は、単一であり、該連通孔の径方向中心は、前記ホルダ部の径方向中心と同軸線状に配置される又は前記ホルダ部の径方向中心に対して前記容器を傾けた側に偏心して配置されることを特徴とするものである。
請求項7に係るキャップにおいて、ホルダ部は単一の連通孔を設け、連通孔の径方向中心がホルダ部の径方向中心と同軸線状に配置される又はホルダ部の径方向中心に対して容器を傾けた側に偏心して配置されることで、スクイズ容器内の内容物の吐出時、内容物が単一の連通孔に流れるため、その連通孔から空気が入り難くなり、内容物と空気との混合(泡立ち)を防ぐことができる。
本発明のキャップによれば、内容物が勢いよく吐出することを防ぎ、所望の場所に所望の量(微量)を、供給速度を速めることなく吐出することができ、かつ、流通経路を効果的に密封するキャップを提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係るキャップの構成を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1実施形態に係るキャップ1は、図1に示すように、スクイズ容器3の口部5に取付けられている。このキャップ1は、吐出ノズル11を含むキャップ本体7と、キャップ本体7に連接された蓋体13と、キャップ本体7に装着したホルダ部15と、キャップ本体7とホルダ部15との間に担持された弁体17とから概略構成されている。
本発明の第1実施形態に係るキャップ1は、図1に示すように、スクイズ容器3の口部5に取付けられている。このキャップ1は、吐出ノズル11を含むキャップ本体7と、キャップ本体7に連接された蓋体13と、キャップ本体7に装着したホルダ部15と、キャップ本体7とホルダ部15との間に担持された弁体17とから概略構成されている。
まず、キャップ1を被冠するスクイズ容器3について、図1を参照して説明する。
スクイズ容器3は、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂で成形された変形し易い容器であり、その内部には流動性のある内容物が充填される。この内容物は、例えば、ポン酢、醤油、食油、化粧水等が挙げられる。スクイズ容器3は、その胴部(図示せず)を圧搾(圧縮)するなどして内圧を加えることで内容物を吐出させるタイプのものである。スクイズ容器3の口部5には、その外周部に後述するキャップ本体7の円筒状外側壁部21の突条部39と係合する、径方向外側に突出する環状の係合突条部19が形成される。この係合突条部19は、その先端周縁がキャップ1と嵌合し易いようにテーパ状をなしている(図1参照)。さらに、スクイズ容器3には、その口部5にキャップ1を取付ける際、スクイズ容器3の胴部の変形を防止するための、径方向外側に突出した環状の突起部20が形成されている。この突起部20は、係合突条部19の下方に位置するように設けられている。
スクイズ容器3は、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂で成形された変形し易い容器であり、その内部には流動性のある内容物が充填される。この内容物は、例えば、ポン酢、醤油、食油、化粧水等が挙げられる。スクイズ容器3は、その胴部(図示せず)を圧搾(圧縮)するなどして内圧を加えることで内容物を吐出させるタイプのものである。スクイズ容器3の口部5には、その外周部に後述するキャップ本体7の円筒状外側壁部21の突条部39と係合する、径方向外側に突出する環状の係合突条部19が形成される。この係合突条部19は、その先端周縁がキャップ1と嵌合し易いようにテーパ状をなしている(図1参照)。さらに、スクイズ容器3には、その口部5にキャップ1を取付ける際、スクイズ容器3の胴部の変形を防止するための、径方向外側に突出した環状の突起部20が形成されている。この突起部20は、係合突条部19の下方に位置するように設けられている。
次に、キャップ1の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
キャップ1のキャップ本体7は、ポリエチレン等の合成樹脂から成形され、スクイズ容器3の口部5と嵌合される円筒状外側壁部21と、この円筒状外側壁部21の上部を塞ぐ天井壁27と、円筒状外側壁部21の内側に同心状に設けられかつ天井壁27から垂下された円筒状内側壁部23と、円筒状外側壁部21と円筒状内側壁部23との間に位置し、同心状に設けられかつ天井壁27から垂下された円筒状嵌合壁部25と、円筒状内側壁部23の内側の天井壁27から一体に上方に突設した吐出ノズル11と、から構成される。
キャップ1のキャップ本体7は、ポリエチレン等の合成樹脂から成形され、スクイズ容器3の口部5と嵌合される円筒状外側壁部21と、この円筒状外側壁部21の上部を塞ぐ天井壁27と、円筒状外側壁部21の内側に同心状に設けられかつ天井壁27から垂下された円筒状内側壁部23と、円筒状外側壁部21と円筒状内側壁部23との間に位置し、同心状に設けられかつ天井壁27から垂下された円筒状嵌合壁部25と、円筒状内側壁部23の内側の天井壁27から一体に上方に突設した吐出ノズル11と、から構成される。
天井壁27の上面に突設された吐出ノズル11は、天井壁27の下面から上面に通ずる吐出流路29を有し、その先端は基端側から先端に向かって拡径するように形成されている。また、吐出ノズル11の吐出流路29の径方向中心は、スクイズ容器3の胴部の径方向中心に対してヒンジ部31と反対側に偏心している(図1及び図2参照)。また、本実施形態において、吐出流路29の直径φ1は、4mmに設定されている。
キャップ本体7に被冠される蓋体13は、吐出ノズル11の吐出流路29を開閉すると共に、キャップ本体7の上面を被覆または開蓋するためのものである。蓋体13は、ヒンジ部31を介してキャップ本体7の円筒状外側壁部21の上縁に一体的に接続されている。また、蓋体13の外周壁には、ヒンジ部31の反対側に、使用者が蓋体13を開けるときに指または爪を掛ける突起33が設けられている。さらに、蓋体13には、その下面の、キャップ本体7の上面に突設した吐出流路29に対向する位置に、吐出流路29に緊密に嵌合する円筒状栓部35が垂設される。この円筒状栓部35は、その先端外周部がテーパ状をなしている。さらに、蓋体13は、その内周面下縁に、周方向に環状に延びる突条係止部37が形成される。また、天井壁27の外周上面には、周方向に沿って環状に延びる突条係止部49が形成されており、蓋体13を天井壁27上に被覆するとき、蓋体13の突条係止部37と天井壁27の突条係止部49とが係合する。
円筒状外側壁部21は、その先端内周部にスクイズ容器3の口部5の係合突条部19と係合する、径方向内側に突出する環状の突条部39が形成されている。この突条部39は、円筒状外側壁部21の先端から基端に向かって縮径するようにテーパ状をなしている。円筒状外側壁部21と円筒状嵌合壁部25との間には、スクイズ容器3の口部5を挿入するための第1空間41(図1及び図2参照)が設けられている。円筒状嵌合壁部25は、スクイズ容器3を第1空間41内への挿入を容易にするために、その先端外周部がテーパ状に形成されている(図1参照)。円筒状内側壁部23は、その外周部に、ホルダ部15の係合突起部53(後述参照)と係合する環状の係合突起部43が形成され、円筒状内側壁部23の内周部には、弁体17を位置決めするためのセンタリング45(位置決め部)が形成されている。円筒状内側壁部23と円筒状嵌合壁部25との間には、ホルダ部15を挿入するための第2空間47(図1及び図2参照)が形成されている。
図1及び図3に示すように、ホルダ部15は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなる有底円筒状をなし、その底面には、平面視略円形状の複数の連通孔51が形成されている。複数の連通孔51は、ホルダ部15の底面の一定範囲外、すなわち、ホルダ部15の中心Oから半径P3で描く円(図3(a)の一点鎖線の円参照)の外領域に、周方向に所定の間隔を置いて複数個(図示例では、6個)穿設される。半径P3の内領域には、連通孔51を設けない。また、ホルダ部15の内周部には、円筒状内側壁部23の係合突起部43と係合する環状の係合突起部53が形成されている。ホルダ部15の半径P3で描いた円の内側面の一部は、弁体17の弁座となる。本実施形態では、複数の連通孔51の直径φ2は、2.5mmに設定されている。この複数の連通孔51の開口の総面積(すなわち、複数の連通孔51の開口の面積の和)は、弁体17の流通路55の開口の面積より大きく設定されている。ホルダ15は、円筒状内側壁部23の外周面に下方から嵌合されて、図1に示すように、キャップ本体7の下面に装着され、キャップ本体7とホルダ部15との間の空間32に弁体17を保持する。
図1及び図4に示すように、弁体17は、弾性変形可能な略皿状をなし、吐出ノズル11の吐出流路29とホルダ部15の連通孔51との間の内容物の流れを連通または遮断するものである。具体的には、弁体17は、ポリエチレン等の合成樹脂から成形され、円板状底壁部17aと、この円板状底壁部17aの外縁部から径方向外側に向かって斜め上方に延びる斜壁部17bとからなる。ここで、弁体17は、弾性変形し易いように、斜壁部17bの厚さ寸法が円板状底壁部17aの厚さ寸法より小さく設定されている。この弁体17の円板状底壁部17aは、円板状底壁部17a上下に貫通する流通路55(吐出側流路)及び下面に流通路55を円環状に取り巻くように設けられた吐出弁部57(弁部)が設けられている。吐出弁部57は、平面視円環状であり、その半径は、図3(a)で示すホルダ部15の半径P3より短く設定されている。また、斜壁部17bの外周上縁部には、吐出ノズル11の吐出流路29を円環状に取り巻くように設けられた吸気弁部59(弁部)が設けられている。流通路55は、ホルダ部15の連通孔51から流れた内容物を吐出流路29に導くためのものであり、円板状底壁部17aの略中央に形成され、平面視略円形状をなしている。この流通路55は、吐出ノズル11の吐出流路29及びホルダ部15の複数の連通孔51に対して、軸線方向で重ならないように設けられている(図1参照)。具体的には、吐出流路29の軸線L1(図1の一点鎖線参照)と流通路55の軸線L2(図1の一点鎖線参照)との距離P1は、吐出流路29の半径と流通路55の半径とを加えた値よりも長く設定されている(本実施形態では、距離P1は、約5mmである)。さらに、複数の連通孔51の軸線L3(図1の一点鎖線参照)と流通路55の軸線L2との距離P2は、吐出流路29の半径と流通路55の半径とを加えた値よりも長く設定されている(本実施形態では、距離P2は、約5.7mmである)。また、本実施形態では、流通路55の直径φ3は、3mmに設定されている。ここで、流通路55の開口の面積は、吐出ノズル11の吐出流路29の開口の面積より小さく設定される。
図1に示すように、吐出弁部57は、ホルダ部15の底面に対向するように、円板状底壁部17aの外縁部に円環状に形成され、その先端が断面視半球状をなしている(図4参照)。ここで、ホルダ部15の、吐出弁部57に対向する半径P3以内の底面(ホルタ部15の底面の一定範囲内)が弁座として機能する。吸気弁部59は、天井壁27に対向するように、斜壁部17bの外周縁部に円環状に形成され、その先端は断面視半球状をなしている(図4参照)。ここで、天井壁27の、吸気弁部59に対向する壁面が弁座として機能し、吐出流路29は、吸気弁部59で取り囲まれた天井壁27に設けられている。
次に、第1実施形態に係るキャップ1の組み立て方法、並びに、キャップ1をスクイズ容器3の口部5に装着する方法について説明する。
まず、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に対向させた状態で、弁体17を円筒状内側壁部23内に収納する。このとき、弁体17の位置は、円筒状内側壁部23のセンタリング45によって、位置決めされる。そして、ホルダ部15の内周面がキャップ本体7の円筒状内側壁部23の外周壁面に沿って装着される。ホルダ部15の装着時、ホルダ部15の係合突起部53が円筒状内側壁部23の係合突起部43に係合され、この係合により、ホルダ15の脱落が防止される。そして、弁体17は、キャップ本体7とホルダ部15との協働により形成された空間内に保持される。この状態では、弁体17の吐出弁部57は、ホルダ部15の、複数の連通孔51が穿設されていない底面に着座され、吸気弁部59は、天井壁27の下面に着座されている(図1参照)。この組立により、弁体17の流通路55は、吐出流路29及び複数の連通孔51に対して重ならないように配置される。これにより、キャップ1の組み立てが完了する。
まず、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に対向させた状態で、弁体17を円筒状内側壁部23内に収納する。このとき、弁体17の位置は、円筒状内側壁部23のセンタリング45によって、位置決めされる。そして、ホルダ部15の内周面がキャップ本体7の円筒状内側壁部23の外周壁面に沿って装着される。ホルダ部15の装着時、ホルダ部15の係合突起部53が円筒状内側壁部23の係合突起部43に係合され、この係合により、ホルダ15の脱落が防止される。そして、弁体17は、キャップ本体7とホルダ部15との協働により形成された空間内に保持される。この状態では、弁体17の吐出弁部57は、ホルダ部15の、複数の連通孔51が穿設されていない底面に着座され、吸気弁部59は、天井壁27の下面に着座されている(図1参照)。この組立により、弁体17の流通路55は、吐出流路29及び複数の連通孔51に対して重ならないように配置される。これにより、キャップ1の組み立てが完了する。
そして、スクイズ容器3の口部5を、円筒状外側壁部21の内周壁に沿って、円筒状外側壁部21と円筒状嵌合壁部25との間の第1空間41に挿入する。このとき、スクイズ容器3の口部5の係合突条部19が円筒状外側壁部21の突条部39に係合することで、スクイズ容器3の脱落を防止する。これにより、スクイズ容器3に対する、キャップ1の装着が完了する。
次に、本発明の第1実施形態に係るキャップ1の作用を、図5を参照して説明する。
スクイズ容器3内の内容物を使用する場合、まず、蓋体13を開いて、吐出ノズル11を外部に露出させる。このとき、スクイズ容器3は、胴部(図示せず)が圧搾されていないため、弁体17の吐出弁部57及び吸気弁部59は、ホルダ部15の底面及び天井壁27の壁面に着座されたままである。
スクイズ容器3内の内容物を使用する場合、まず、蓋体13を開いて、吐出ノズル11を外部に露出させる。このとき、スクイズ容器3は、胴部(図示せず)が圧搾されていないため、弁体17の吐出弁部57及び吸気弁部59は、ホルダ部15の底面及び天井壁27の壁面に着座されたままである。
そして、吐出ノズル11を下方に向けてスクイズ容器3の胴部を圧搾して、スクイズ容器3内に内圧を加える。この内圧により、内容物が複数の連通孔51から流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げることにより、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座される。このとき、弁体17の吸気弁部59は、天井壁27の下面に着座されたままである。これにより、ホルダ部15の連通孔51と吐出ノズル11の吐出流路29とが連通し、この連通により、スクイズ容器3と吐出ノズル11の吐出流路29が連通される。その結果、スクイズ容器3内の内容物は、ホルダ部15の複数の連通孔51を通り、弁体17の流通路55(すなわち、吐出側流路)を通り、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出される(図5(a)の矢印参照)。ここで、吐出弁部57は、連通孔51から流通路55に流れる内容物の流体圧と流通路55から吐出流路29に流れる内容物の流体圧とにより、開放保持される。これにより、内容物を円滑かつ定量に流すことができる。また、弁体17の流通路55の開口の面積は、ホルダ部15の複数の連通孔51の開口の総面積より小さいため、流通路55を通過する内容物の流量が規制されて、外部に吐出する量を制限することができ、適量に吐出することができる。さらに、内容物が弁体17の流通路55を通過した際、内容物が天井壁27の下面に衝突し、進路を変えて、吐出流路29に向かう。これにより、内容物の流れの勢いが弱まり、外部へ勢いよく吐出するのを防ぐことができる。
次に、内容物の使用を中止する場合、内容物を吐出した後、スクイズ容器3の胴部に対する圧搾を止める。これにより、スクイズ容器3内が負圧となり、弁体17が自身の復元とスクイズ容器3側に引張られることで、弾性変形する。この弾性変形により、吸気弁部59が天井壁27の下面から離座され、吐出弁部57がホルダ部15の底面に着座される(図5(b)参照)。これにより、弁体17の流通路55を通過する経路が遮断されるが、弁体17の外周側から吐出流路29と連通孔51とが直接連通される(図5(b)の矢印参照)。その結果、外気がキャップ本体7の円筒状内側壁部23と弁体17の吸気弁部59の外周面との間の流路48(すなわち、吸気側流路)からスクイズ容器3内に流入される。このとき、キャップ1内に残存した内容物も外気の流入と共に、スクイズ容器3内に流れる。これにより、内容物がキャップ1内に残り難く、液垂れし難くすることができる。
そして、スクイズ容器3内の圧力が大気圧と略等しくなることで、弁体17が復元して、吐出弁部57及び吸気弁部59がホルダ部15の底面及び天井壁27の壁面に着座して、吐出流路29とスクイズ容器3とを遮断する。そして、ヒンジ部31を折り曲げて蓋体13を、キャップ本体7の上面を覆うように被せれば、蓋体13の突条係止部37が天井壁27の突条係止部49に係合すると共に、円筒状栓部35が吐出ノズル11の吐出流路29に緊密に嵌合される(図1参照)。これにより、キャップ本体7内への異物の混入を抑制すると共に、スクイズ容器3内を二重に密封することができ、スクイズ容器3内の内容物の酸化を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、弁体17の流通路55の開口の面積は、吐出ノズル11の吐出流路29の開口の面積より小さいので、スクイズ容器3から流れる内容物が流通路55を通過する際、内容物の流量が規制され、吐出ノズル11から外部に吐出される内容物の量を抑えられて、吐出する箇所へ適量に吐出することができる。
また、本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、吐出流路29の軸線L1と流通路55の軸線L2との距離P1は、吐出流路29の半径と流通路55の半径とを加えた値よりも長く設定されているので、弁体17の流通路55が吐出ノズル11の吐出流路29に対して重ならない。これにより、流通路55から流れる内容物が一旦天井壁27の下面に衝突して、その後、吐出流路29に導かれるため、内容物の流れが弱まり、外部への吐出される勢いも弱めることができる。その結果、吐出箇所へ適量に吐出することができる。
さらに、本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、弁体17の流通路55とホルダ部15の複数の連通孔51とが重ならず、かつ、流通路55の開口の面積が複数の連通孔51の開口の総面積より小さく形成されているので、複数の連通孔51を通った内容物が一旦弁体17の下面に衝突し、内容物の流れの勢いを弱めつつ外部への吐出量を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、スクイズ容器3の圧縮時、連通孔51から流通路55に流れる内容物の流体圧と流通路55から吐出流路29に流れる内容物の流体圧とにより、吐出弁部57の開放状態が保持される。その結果、内容物の使用時、スクイズ容器3と吐出流路29との連通を維持することができ、内容物を外部に円滑にかつ定量に吐出させることができる。
本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、スクイズ容器3の胴部の圧搾を解除したとき、スクイズ容器3内の圧力が負圧となり、弁体17がスクイズ容器3側に引張られて弾性変形することで、吸気弁部59が天井壁27の壁面から離座される。その結果、外気と共に、吐出ノズル11に残存する内容物がスクイズ容器3内に吸引されるので、再度内容物を吐出する際、液垂れし難くすることができる。
また、本発明の第1実施形態に係るキャップ1によると、ホルダ部15は、キャップ本体7の下面に弁体17と共に取付ける構成とされているので、キャップ本体7の構造が簡単となる。
次に、本発明の第2実施形態に係るキャップ1Aについて、図6〜図9を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態のキャップ1に対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本発明の第2実施形態に係るキャップ1Aのキャップ本体7の円筒状内側壁部23は、後述するホルダ部15の外壁部52及び内壁部54の間に嵌入されている。
本発明の第2実施形態に係るキャップ1Aのキャップ本体7の円筒状内側壁部23は、後述するホルダ部15の外壁部52及び内壁部54の間に嵌入されている。
図6及び図7に示すように、ホルダ部15は、その底面に、平面視略円形状の連通孔51A(本実施形態では、1個)が穿設されている。また、ホルダ部15は、その外壁部52の内側に同心状に、底面から立設された内壁部54が設けられ、その内壁部54の内周面には、周方向に所定の間隔を置いて設けられた、弁体17を位置決めするための複数のセンタリング45(位置決め部)が突設されている。本実施形態では、連通孔51Aの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Aの開口の面積は、吐出ノズル11の吐出流路29の開口の面積より小さく設定されている。ホルダ部15は、円筒状内側壁部23の外周面に下方から嵌合されて、図6に示すように、キャップ本体7の下面に装着され、キャップ本体7とホルダ部15との間の空間32に弁体17を、弁体17の円板状底壁部17aをキャップ本体7の天井壁27に向けて保持する。
図6及び図8に示すように、弁体17は、その上部中央に設けた円板状底壁部17aと、この円板状底壁部17aの外周縁下部から径方向外側に向かって斜め下方に湾曲をなして延びる斜壁部17bとからなる。ここで、弁体17は、弾性変形し易いように、斜壁部17bの厚さ寸法が円板状底壁部17aの厚さ寸法より小さく設定されている。弁体17の円板状底壁部17aは、円板状底壁部17aを上下に貫通する流通路55A及び上面に流通路55Aを円環状に取り巻く吸気弁部59(弁部)が設けられ、斜壁部17bの外周下縁部には、ホルダ部15の連通孔51Aを円環状に取り巻く吐出弁部57(弁部)が設けられている。
図6に示すように、弁体17をキャップ本体7とホルダ部15との間に、弁体17の円板状底壁部17aをキャップ本体7の天井壁27に向けて保持させたとき、弁体17の吸気弁部59は、キャップ本体7の天井壁27に当接し、弁体17の吐出弁部57は、ホルダ部15の底面に当接する。弁体17の吐出弁部57は、ホルダ部15の底面の、ホルダ部15の中心Oから半径P3の円(図7(a)の一点鎖線参照)上に当接し、この当接部分が弁座として機能する。常時、弁体17は、吐出ノズル11の吐出流路29とホルダ部15の連通孔51Aとの連通を遮断している。弁体17の流通路55A及び吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(すなわち、吐出側流路)は、吐出ノズル11の吐出流路29及びホルダ部15の連通孔51Aに対して、軸線方向で重ならないように設けられている(図6のL1,L2、L3及びL4参照)。また、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48の面積は、ホルダ15の底壁部15bの連通孔51Eの開口面積より大きく設定されている。
次に、本発明の第2実施形態に係るキャップ1Aの作用を、図9を参照して説明する。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、吐出ノズル11を下方に向けてスクイズ容器3の胴部を圧搾して、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Aから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に押圧されると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出される(図9(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出流路29の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Aによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、吐出ノズル11を下方に向けてスクイズ容器3の胴部を圧搾して、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Aから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に押圧されると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出される(図9(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出流路29の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Aによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
次に、内容物の吐出を中止する場合、スクイズ容器3の胴部に対する圧搾を止めることで、スクイズ容器3の復元、内容物の移動等により、スクイズ容器3内の負圧と、弁体17自身の復元力とによって、弁体17の周辺がスクイズ容器3側に引張られることで、弁体17が元の状態に戻る。そして、残存する負圧により、弁体17の吐出流路57がホルダ部15に当接した後、さらに弾性変形し、吸気弁部59が天井壁27の下面から離座する。これにより、弁体17の外周側を通る連通孔51Aから吐出流路29への流路が遮断されるが、弁体17の流通路55A(すなわち、吸気側流路)を通る吐出流路29からホルダ部15の連通孔51Aへの流路(図9(b)の矢印参照)が生ずる。その結果、吐出流路29内に残存する内容物と共に、外気が弁体17の流通路55Aを通り、ホルダ部15の連通孔51Aを通って、スクイズ容器3内に流入されるので(図9(b)の矢印参照)、内容物がキャップ1A内に残り難く、液垂れし難くすることができる。
そして、スクイズ容器3内の圧力が大気圧と略等しくなることで、弁体17が復元して、吐出弁部57及び吸気弁部59がホルダ部15の底面及び天井壁27の壁面に着座して、吐出流路29とスクイズ容器3とを遮断する。
本発明の第2実施形態に係るキャップ1Aによると、内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内の内容物が弁体17の外周側から吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出され、内容物の吐出を中止する場合、弁体17の流通路55Aとホルダ部15の連通孔51Aとが連通し、外気と共にキャップ1A内に残存した内容物をスクイズ容器3内に流入される。これにより、上述の第1実施形態に係るキャップ1と同様の作用効果を奏するものとなる。
次に、本発明の第3実施形態に係るキャップ1Bについて、図10〜図13を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第2実施形態のキャップ1Aに対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第3実施形態に係るキャップ1Bと第2実施形態のキャップ1Aとの相違点は、ホルダ部に穿設した連通孔の数及び弁体の円板状底壁部に穿設した流通路の数が相違しており、他の構成は同一である。
具体的には、図10及び図11に示すように、ホルダ部15は、その底面略中央に平面視略円形状の連通孔51Bが穿設されている。本実施形態では、連通孔51Bの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Bの開口の面積は、吐出ノズル11の吐出流路29の開口の面積より小さく設定されている。
具体的には、図10及び図11に示すように、ホルダ部15は、その底面略中央に平面視略円形状の連通孔51Bが穿設されている。本実施形態では、連通孔51Bの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Bの開口の面積は、吐出ノズル11の吐出流路29の開口の面積より小さく設定されている。
図10及び図12に示すように、弁体17の円板状底壁部17aには、その円板状底壁部17aの上下に貫通する複数の流通路55Bが吸気弁部59(弁部)の内側に接するように穿設されている。弁体17の流通路55B及び吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(すなわち、吐出側流路)は、吐出ノズル11の吐出流路29及びホルダ部15の連通孔51Bに対して、軸線方向で重ならないように設けられている(図10の軸線L1,L2、L3及び、L4参照)。また、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48の面積は、ホルダ15の底壁部15bの連通孔51Eの開口面積より大きく設定されている。
次に、本発明の第3実施形態に係るキャップ1Bの作用を、図13を参照して説明する。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Bから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に押圧されると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出される(図13(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出流路29の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Bによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Bから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を天井壁27に押圧されると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とホルダ部15の内壁部54との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出される(図13(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出流路29の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Bによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
次に、内容物の吐出を中止する場合、スクイズ容器3の胴部に対する圧搾を止めることで、スクイズ容器3内の負圧と、弁体17自身の復元力とによって、弁体17が元の状態に戻る。そして、残存する負圧により、弁体17がさらに弾性変形し、吸気弁部59が天井壁27の下面から離座する。これにより、弁体17の外周側を通る連通孔51Bから吐出流路29への流路が遮断されるが、弁体17の流通路55Bを通る吐出流路29からホルダ部15の連通孔51Bへの流路が生ずる(図13(b)参照)。その結果、吐出流路29内に残存する内容物と共に、外気が弁体17の流通路55B(吸気側流路)を通り、ホルダ部15の連通孔51Bを通って、スクイズ容器3内に流入されるので(図13(b)の矢印参照)、内容物がキャップ1B内に残り難く、液垂れし難くすることができる。
本発明の第3実施形態に係るキャップ1Bによると、内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内の内容物が弁体17の外周側から吐出ノズル11の吐出流路29を通って、外部に吐出され、内容物の吐出を中止する場合、弁体17の複数の流通路55Bとホルダ部15の連通孔51Bとが連通し、外気と共にキャップ1B内に残存した内容物をスクイズ容器3内に流入させる。これにより、上述の第1実施形態に係るキャップ1と同様の作用効果を奏するものとなる。
次に、本発明の第4実施形態に係るキャップ1Cについて、図14〜図17を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1,第2及び第3実施形態のキャップ1,1A,1Bに対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第4実施形態に係るキャップ1Cと第1,第2及び第3実施形態のキャップ1,1A,1Bとの相違点は、キャップ本体、蓋体、ホルダ部及び弁体の構成が相違しており、他の構成は同一である。
具体的には、キャップ本体7は、円筒状外側壁部21と、円筒状外側壁部21の上部を覆う天井壁27と、中央から中心に向かって上方に傾斜された、円錐状凹部を形成する傾斜壁28と、円筒状外側壁部21の内側に垂下した円筒状内側壁部23及び円筒状嵌合壁部25と、傾斜壁28から一体に上方に突設した吐出ノズル11とから構成される。吐出ノズル11の下部には、傾斜壁28で形成した円錐状凹部の中に有底筒状体11aを一体に突設し、その外周部に複数の吐出入口30,30(図示では2箇所)を穿設し、天井壁27(傾斜壁28)を貫通する吐出流路29Cに連通する。吐出ノズル11の有底筒状体11aの底板11bは、天井壁27の下面と略同一平面上に設けられている。底板11bは、天井壁27の一部である。なお、本説明において「略同一平面上」とは、完全同一のみならず、構造上や寸法精度上、作用を発揮する上で許容可能な範囲での位置の誤差を含む意味である。
具体的には、キャップ本体7は、円筒状外側壁部21と、円筒状外側壁部21の上部を覆う天井壁27と、中央から中心に向かって上方に傾斜された、円錐状凹部を形成する傾斜壁28と、円筒状外側壁部21の内側に垂下した円筒状内側壁部23及び円筒状嵌合壁部25と、傾斜壁28から一体に上方に突設した吐出ノズル11とから構成される。吐出ノズル11の下部には、傾斜壁28で形成した円錐状凹部の中に有底筒状体11aを一体に突設し、その外周部に複数の吐出入口30,30(図示では2箇所)を穿設し、天井壁27(傾斜壁28)を貫通する吐出流路29Cに連通する。吐出ノズル11の有底筒状体11aの底板11bは、天井壁27の下面と略同一平面上に設けられている。底板11bは、天井壁27の一部である。なお、本説明において「略同一平面上」とは、完全同一のみならず、構造上や寸法精度上、作用を発揮する上で許容可能な範囲での位置の誤差を含む意味である。
図14及び図15に示すように、ホルダ部15は、その底面が縁を残して内方へと隆起するように形成され、その底面に平面視略円形状の複数の連通孔51Cがホルダ部15の中心点Oから同一半径上に、略等間隔に6個穿設されている。連通孔51Cの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Cの開口の総面積は、弁体17の流通路55Cの開口の面積より大きく設定されている。
図14及び図16に示すように、弁体17は、各実施形態で示したように、中央部に流通路55Cを設けた円板状底壁部17aと、円板状底壁部17aの外周縁部から径方向外側に向かって斜め上方に延びる斜壁部17bと、円板状底壁部17aの周囲に設けた吐出弁部57(弁部)と、斜壁部17bの周囲に設けた吸気弁部59(弁部)とからなる。相違する構成としては、円板状底壁部17aの内側に凹部17cが形成されているだけである。流通路55Cは、吐出ノズル11の吐出流路29Cの複数の吐出入口30及びホルダ部15の連通孔51Cに対して、軸線方向で重ならないように設けられている(図14の軸線L1,L2及びL3参照)。流通路55Cの開口の面積は、吐出ノズル11の複数の吐出入口30の開口の総面積より小さく設定される。そして、弁体17は、キャップ本体7の天井壁27とホルダ部15との間の空間32に、吐出弁部57をホルダ部15の底面に当接させて保持される。
次に、本発明の第4実施形態に係るキャップ1Cの作用を、図17を参照して説明する。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Cから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、弁体17の流通路55Cを通過し、吐出ノズル11の底板11bの下面に当たってから、傾斜壁28で形成した円錐状凹部に沿って吐出入口30,30を通り、吐出ノズル11の吐出流路29Cを通って、外部に吐出される(図17(a)の矢印参照)。これにより、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Cから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、弁体17の流通路55Cを通過し、吐出ノズル11の底板11bの下面に当たってから、傾斜壁28で形成した円錐状凹部に沿って吐出入口30,30を通り、吐出ノズル11の吐出流路29Cを通って、外部に吐出される(図17(a)の矢印参照)。これにより、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
次に、内容物の吐出を中止する場合、スクイズ容器3の胴部に対する圧搾を止めることで、スクイズ容器3内の負圧と、弁体17自身の復元力とによって、弁体17が元の状態に戻る。そして、残存する負圧により、弁体17がさらに弾性変形し、吸気弁部59が天井壁27の下面から離座する。これにより、弁体17の流通路55Cを通る複数の連通孔51Cから吐出流路29Cへの流路が遮断されるが、弁体17の外周側を通る吐出流路29Cから複数の連通孔51Cへの流路が生ずる(図17(b)参照)。その結果、吐出流路29C内に残存する内容物と共に、外気が弁体17の外周側を通り、ホルダ部15の複数の連通孔51Cを通って、スクイズ容器3内に流入されるので(図17(b)の矢印参照)、内容物がキャップ1C内に残り難く、液垂れし難くすることができる。
本発明の第4実施形態に係るキャップ1Cによると、既述の第1実施形態に係るキャップ1と同様の作用効果を奏するものとなる。
次に、本発明の第5実施形態に係るキャップ1Dについて、図18〜図21を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第4実施形態のキャップ1Cに対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第5実施形態に係るキャップ1Dと第4実施形態のキャップ1Cとの相違点は、ホルダ部に穿設した連通孔の数及び弁体の配置並びに連通孔と流通路との位置関係が相違しており、他の構成は同一である。
具体的には、図18及び図19に示すように、ホルダ部15は、その底面略中央に平面視略円形状の連通孔51Dが1個穿設されている。本実施形態では、連通孔51Dの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Dの開口の面積は、吐出ノズル11の吐出入口30,30の総面積より小さく設定されている。
具体的には、図18及び図19に示すように、ホルダ部15は、その底面略中央に平面視略円形状の連通孔51Dが1個穿設されている。本実施形態では、連通孔51Dの直径φ2は、3mmに設定されている。この連通孔51Dの開口の面積は、吐出ノズル11の吐出入口30,30の総面積より小さく設定されている。
図18及び図20に示すように、キャップ1Dの弁体17は、第4実施形態に係るキャップ1Cの弁体17を反転させた状態、すなわち、キャップ本体7とホルダ部15との間に、弁体17の円板状底壁部17aが、吐出ノズル11の下部の有底筒状部11aの底板11bに向くように保持される。この配置により、弁体17の吐出弁部57は、ホルダ部15の底面の、ホルダ部15の中心Oから半径P3の円(図19(a)の一点鎖線参照)上に当接し、この当接部分が弁座として機能する。弁体17の吸気弁部59は、吐出ノズル11の有底筒状部11aの底板11bの下面に当接し、この下面が弁座として機能する。
弁体17の流通路55D及び吐出弁部57の外周面とキャップ本体7の円筒状内側壁部23との間の流路48(すなわち、吐出側流路)は、吐出ノズル11の吐出流路29Cの吐出入口30及びホルダ部15の連通孔51Dに対して、軸線方向で重ならないように設けられている(図18の軸線L1,L2、L3及びL4参照)。また、吐出弁部57の外周面とキャップ本体7の円筒状内側壁部23との間の流路48の面積は、ホルダ15の底壁部15bの連通孔51Dの開口面積より大きく設定されている。
次に、本発明の第5実施形態に係るキャップ1Dの作用を、図21を参照して説明する。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Dから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を有底筒状部11aの底板11bの下面を押圧すると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とキャップ本体7の円筒状内側壁部23との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29Cを通って、外部に吐出される(図21(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出入口30,30の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Dによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
スクイズ容器3内の内容物を吐出する場合、スクイズ容器3内に内圧を加えた際、この内圧により、内容物が連通孔51Dから流入し、弁体17の斜壁部17bの下面を押上げる。その結果、弁体17の吸気弁部59を有底筒状部11aの底板11bの下面を押圧すると共に、弁体17が弾性変形して、弁体17の吐出弁部57がホルダ部15の底面から離座され、内容物は、吐出弁部57の外周面とキャップ本体7の円筒状内側壁部23との間の流路48(吐出側流路)を通過し、天井壁27の下面に当たってから吐出ノズル11の吐出流路29Cを通って、外部に吐出される(図21(a)の矢印参照)。このとき、吐出ノズル11の吐出入口30,30の開口面積より小さいホルダ15の連通孔51Dによって、スクイズ容器3内の内容物の吐出量が制限され、内容物が勢いよく吐出されることなく、所定量吐出させることができる。
次に、内容物の吐出を中止する場合、スクイズ容器3の胴部に対する圧搾を止めることで、スクイズ容器3内の負圧と、弁体17自身の復元力とによって、弁体17が元の状態に戻る。そして、残存する負圧により、弁体17がさらに弾性変形し、吸気弁部59が吐出ノズル11の下面から離座する。これにより、弁体17の外周側を通る吐出流路29Cからホルダ部15の連通孔51Dへの流路が遮断されるが、弁体17の流通路55Dを通る吐出流路29Cからホルダ部15の連通孔51Dへの流路が生ずる(図21(b)参照)。その結果、吐出流路29C内に残存する内容物と共に、外気が弁体17の流通路55D(吸気側流路)を通り、ホルダ部15の連通孔51Dを通って、スクイズ容器3内に流入されるので(図21(b)の矢印参照)、内容物がキャップ1D内に残り難く、液垂れし難くすることができる。
本発明の第5実施形態に係るキャップ1Dによると、既述の第1実施形態に係るキャップ1と同様の作用効果を奏するものとなる。
次に、本発明の第6実施形態に係るキャップ1Eについて、図22〜図24を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1〜第5実施形態のキャップ1,1A,1B,1C,1Dに対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第6実施形態に係るキャップ1Eと第1〜第5実施形態のキャップ1,1A,1B,1C,1Dとの相違点は、キャップ本体7がホルダ部15の上部に装着される点及びキャップとスクイズ容器との取付方法が相違しており、他の構造は、第1〜第5実施形態のキャップ1,1A,1B,1C,1Dの各構成要素のいずれかと同一である。
具体的には、キャップ1Eとスクイズ容器3との取付は、スクイズ容器3の口部5の外周面に形成された雄ねじ24と円筒状外側壁部21の内周面に形成された雌ねじ26とを螺合することで、キャップ1Eがスクイズ容器3に取付けられる。
具体的には、キャップ1Eとスクイズ容器3との取付は、スクイズ容器3の口部5の外周面に形成された雄ねじ24と円筒状外側壁部21の内周面に形成された雌ねじ26とを螺合することで、キャップ1Eがスクイズ容器3に取付けられる。
図22を参照して、キャップ本体7は、蓋体13と一体に連接される円筒状外側壁部21と別体に形成され、円筒状内側壁部23と、円筒状内側壁部23の上部を覆う天井壁27と、円錐状凹部を形成する傾斜壁28と、傾斜壁28から一体に上方に突設した吐出ノズル11とから構成される。円筒状内側壁部23は、その内周面に、後述するホルダ部15の第1内周壁部15aの環状凹部36に係合する環状吐出部34が形成されている。キャップ本体7をホルダ部15に装着することで、円筒状外側壁部21の上部がキャップ本体7の天井壁27によって覆われ、キャップ本体7とホルダ部15との間に、弁体17を保持する空間32が形成される。
図22及び図23を参照して、ホルダ部15は、円筒状外側壁部21の略中央内周面に一体に形成され、スクイズ容器3に連通する連通孔51Eと、円筒状外側壁部21の内側に同心状に設けられかつホルダ部15の底面から突設された第1内周壁部15a、及び、第1内周壁部15aの内側にホルダ部15の下面から垂下された第2内周壁部15bとから構成される。第1内周壁部15aは、その外周面に環状凹部36が形成され、内周面に複数のセンタリング45が形成されている。円筒状外側壁部21と第2内周壁部15bとの間には、スクイズ容器3の口部5を挿入するための第1空間41が設けられている。円筒状外側壁部21と第1内周壁部15aとの間には、キャップ本体7の円筒状内側壁部23を挿入するための第2空間47が形成されている。第2内周壁部15bは、スクイズ容器3を第1空間41内への挿入を容易にするために、その先端外周部がテーパ状に形成されている。
本発明の第6実施形態に係るキャップ1Eの作用(図24参照)は、第5実施形態に係るキャップ1Dの作用(図21参照)と同様である。このため、第6実施形態に係るキャップ1Eは、既述の第1実施形態に係るキャップ1と同様の作用効果を奏するものとなる。
なお、本発明の第1〜第3及び第6実施形態に係るキャップ1,1A,1B,1Eでは、キャップ本体7と蓋体13とはヒンジ部31を介して一体に設けられているが、本発明の第4及び第5実施形態に係るキャップ1C,1Dのように、キャップ本体と蓋体とを別体にしてもよい。第4及び第5実施形態に係るキャップ1C,1Dにおいても、ヒンジ部を介してキャップ体と蓋体とを一体に設けてもよい。
また、本発明の第1〜第3実施形態に係るキャップ1,1A,1Bにおいて、弁体17の吐出弁部57及び吸気弁部59の先端は、断面視半球状をなしているが、例えば、球状、四角形等の他の形状であってもよい。第4〜第6実施形態に係るキャップ1C,1D,1Eの弁体17の吐出弁部57及び吸気弁部59の先端は、例えば、半球、球状、四角形等の他の形状であってもよい。
さらに、本発明の第1実施形態に係るキャップ1において、吐出流路29の直径φ1が4mmに設定され、連通孔51の直径φ2が2.5mmに設定され、流通路55の直径φ3が3mmに設定されいる。しかし、流通路55の開口面積が、吐出流路29の開口面積より小さくかつ吐出流路29と流通路55とが軸線方向で重ならない位置に設けられるのであれば、内容物の粘性に合わせて、それぞれの直径を適宜変更してもよい。例えば、吐出流路29の直径φ1を約2mm〜約8mmの範囲に設定し、連通孔51の直径φ2を約1mm〜約7mmの範囲に設定し、及び、流通路55の直径φ3を約1mm〜約7mmの範囲に設定しもよい。また連通孔51を一か所に設けても良い。
また、本発明の第1〜第6実施形態に係るキャップ1,1A,1B,1C,1D,1Eにおいて、上述の実施例では、やや粘性の高い内容物(例えば、醤油、食油等)を想定して説明しているが、ポン酢、化粧水等の粘性の低い内容物を使用する場合、本発明のキャップ1と1Cにおいて、ホルダ15の連通孔51,51Cの開口の面積又は総面積を弁体17の流通路55,55Cの開口の面積又は総面積より小さく設定してもよい。この場合、先ず内容物が連通孔51,51Cで流量規制され、その後、開口の面積が段階的に大きく設定された流通路55,55C及び吐出流路29,29Cを通過することで、内容物の流れが段階的に弱まり、外部への吐出される勢いも弱めることができる。その結果、粘性の低い内容物でも吐出箇所へ適量に吐出することができる。
また、本発明の第1〜第6実施形態に係るキャップ1,1A,1B,1C,1D,1Eにおいて、連通孔51,51A,51B,51C,51D,51Eは、平面視円形状をなしているが、長円、四角形等の他の形状をなしてもよく、連通孔の位置及び数は適宜変更されてよく、連通孔は単一でもよい。連通孔を単一にし、連通孔の径方向中心がホルダ部の径方向中心と同軸線状に配置される又はホルダ部の径方向中心に対して容器を傾けた側に偏心して配置されることにより、スクイズ容器3内の内容物の残量が少なくなったとき、内容物と空気との混合(泡立ち)を防ぐことができる。
第4実施形態に係るキャップ1Cにおいて、第5実施形態のように、弁体17を反転させて、キャップ本体7とホルダ部15との間に配置させるようにしてもよい。具体的には、弁体17の斜壁部17bが、円板状底壁部17aの外縁下部から径方向外側に向かって斜め下方に延びる。弁体17の円板状底壁部17aは、その上面に流通路55Cを取り巻く吸気弁部59(弁部)が設けられる。斜壁部17bの外周下縁部には、ホルダ部15の複数の連通孔51Cを取り巻く吐出弁部57(弁部)が設けられる。これにより、第2実施形態に係るキャップ1Aと同様の作用を奏するものとなる。
本発明の第1〜第5実施形態に係るキャップ1,1A,1B,1C,1Dにおいて、キャップ1,1A,1B,1C,1Dは、スクイズ容器3の口部5に嵌合されているが、第6実施形態に係るキャップ1Eのように、ねじ締結方法であってもよい。また、第6実施形態に係るキャップ1Eにおいても、スクイズ容器3の口部5に嵌合する方法であってもよい。
1,1A,1B,1C,1D…キャップ、3…スクイズ容器、5…口部、7…キャップ本体、11,11C…吐出ノズル、15…ホルダ部、17…弁体、21…円筒状外側壁部、27…天井壁、29,29C…吐出流路、32…空間、48…流路、51,51A,51B,51C,51D…連通孔、55,55A,55B,55C,55D…流通路、57…吐出弁部(弁部)、59…吸気弁部(弁部)
Claims (7)
- 容器の口部に嵌合される合成樹脂製キャップであって、
天井壁を上部に有する円筒状外側壁部と、
前記天井壁の上面に突設した、前記天井壁を貫通する吐出流路を有する吐出ノズルと、
前記天井壁の下面に設けられ、前記容器に連通する連通孔を有するホルダ部と、
前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持され、常時前記吐出ノズルの吐出流路と前記ホルダ部の連通孔との連通を遮断するように配置された弁体とからなり、
該弁体は、中央部に流通路を備えた円板状底壁部と、該円板状底壁部の外周縁から径方向外方に向かって延びる斜壁部と、前記円板状底壁部の前記流通路を取り囲むように設けた弁部と、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部とを備え、
前記弁体の各弁部は、前記天井壁又は前記ホルダ部の夫々いずれか一方に着座するように配置されており、
前記吐出ノズルの前記吐出流路と前記弁体の前記流通路とは軸線方向で重ならないように設けたことを特徴とするキャップ。 - 請求項1に記載したキャップにおいて、前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持された前記弁体は、前記円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部を前記ホルダ部の底面に着座し、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部を前記天井壁に着座するように設けたことを特徴とするキャップ。
- 請求項1に記載したキャップにおいて、前記天井壁と前記ホルダ部との間の空間に保持された前記弁体は、前記円板状底壁部の流通路を取り囲むように設けた弁部を前記天井壁に着座し、前記斜壁部の外周縁に設けた弁部を前記ホルダ部の底面に着座するように設けたことを特徴とするキャップ。
- 請求項2に記載したキャップにおいて、前記円板状底壁部の前記流通路の開口面積を、前記吐出ノズルの前記吐出流路の開口面積より小さく形成したことを特徴とするキャップ。
- 請求項3に記載したキャップにおいて、前記ホルダ部の前記連通孔の開口面積を、前記吐出ノズルの前記吐出流路の開口面積より小さく形成したことを特徴とするキャップ。
- 請求項1から請求項5に記載したキャップにおいて、前記弁体の前記流通路と前記ホルダ部の前記連通孔とが軸線方向で重ならないように設けたことを特徴とするキャップ。
- 請求項1から請求項6に記載したキャップにおいて、前記ホルダ部の連通孔は、単一であり、
該連通孔の径方向中心は、前記ホルダ部の径方向中心と同軸線状に配置される又は前記ホルダ部の径方向中心に対して前記容器を傾けた側に偏心して配置されることを特徴とするキャップ。
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