JPWO2020003484A1 - 磁性部品 - Google Patents

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Abstract

磁性部品は、一次コイル10と、前記一次コイル10に対向して配置される二次コイル20と、前記一次コイル10及び前記二次コイル20を通過するコア500と、少なくとも、前記一次コイル10及び前記二次コイル20と、前記一次コイル10及び前記二次コイル20と前記コア500との間の領域の一部又は全部を封止するコイル封止部50と、を有する。

Description

本発明は、一次コイル及び二次コイルを有する磁性部品に関する。
従来、一次コイル及び二次コイルを有するトランスにおいて、各コイルでの電気的な絶縁を保つために、各コイルを構成する配線間に放熱シートを設けることが一般的であった。しかしながら、このような放熱シートを設ける場合には、放熱シートの間に不可避的に空間が形成されてしまうことから、熱伝導率が下がってしまうという問題がある。特開2014−56868号では熱伝導性の良好な樹脂を用いて放熱性を確保することが提案されているものの、放熱性の観点からはまだ十分なものとは言えなかった。
また、従来から特開平5−283247のようにコイルを樹脂封止することは提案されているが、単純に一つのコイルを樹脂封止することが提案されるに留まっている。
本発明は、一次コイル及び二次コイルを有する磁性部品において、熱伝導率及び放熱性をより高めることができる態様を提供する。
[概念1]
本発明による磁性部品は、
一次コイルと、
前記一次コイルに対向して配置される二次コイルと、
前記一次コイル及び前記二次コイルを通過するコアと、
少なくとも、前記一次コイル及び前記二次コイルと、前記一次コイル及び前記二次コイルと前記コアとの間の領域の一部又は全部を封止するコイル封止部と、
を備えてもよい。
[概念2]
本発明の概念1による磁性部品において、
前記一次コイル又は前記二次コイルと前記コアとの間に絶縁シートが設けられてもよい。
[概念3]
本発明の概念1又は2のいずれかによる磁性部品において、
前記一次コイルもしくは前記二次コイルの一方面側と前記コアとの間、又は前記一次コイルもしくは前記二次コイルの他方面側と前記コアとの間に絶縁シートが設けられてもよい。
[概念4]
本発明の概念1乃至3のいずれか1つによる磁性部品において、
前記一次コイルもしくは前記二次コイルの一側方と前記コアとの間、又は前記一次コイルもしくは前記二次コイルの他側方と前記コアとの間に絶縁シートが設けられてもよい。
[概念5]
本発明の概念1乃至4のいずれか1つによる磁性部品において、
前記コアの他方面は前記コイル封止部から露出している、又は前記コアの一方面は前記コイル封止部から露出してもよい。
[概念6]
本発明の概念1乃至5のいずれか1つによる磁性部品において、
前記コイル封止部は前記コアの全体を覆い、
前記コイル封止部の他方面側の厚みは一方面側の厚みよりも薄い、又は前記コイル封止部の一方面側の厚みは他方面側の厚みよりも薄くてもよい。
[概念7]
本発明の概念1乃至6のいずれか1つによる磁性部品は、
前記一次コイルに接続された一次側電子素子と、前記一次側電子素子を封止する一次側封止部と、
前記二次コイルに接続された二次側電子素子と、前記二次側電子素子を封止する二次側封止部と、をさらに備え、
前記コイル封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じ材料であってもよい。
[概念8]
本発明の概念1乃至7のいずれか1つによる磁性部品において、
前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
前記第一封止部の材料は前記第二封止部の材料よりも流動性が高くてもよい。
[概念9]
本発明の概念1乃至8のいずれか1つによる磁性部品において、
前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
前記第二封止部は前記第一封止部よりも熱伝導率が高くてもよい。
[概念10]
本発明の概念1乃至9のいずれか1つによる磁性部品は、
前記一次コイルに接続された一次側電子素子と、前記一次側電子素子を封止する一次側封止部と、
前記二次コイルに接続された二次側電子素子と、前記二次側電子素子を封止する二次側封止部と、をさらに備え、
前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
前記第一封止部の材料と前記第二封止部の材料とは異なり、
前記第一封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じである、又は前記第二封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じであってもよい。
本発明の一態様として、一次コイル及び二次コイルを封止する封止樹脂からなるコイル封止部が設けられる態様を採用した場合には、一次コイルと二次コイルの間に不可避的に形成される熱伝導率の低い空間をなくすことができ、熱伝導率を上げることができる。また、本発明の一態様として、コアとコイルとの間の境界部分の一部又は全部もコイル封止部で封止される態様を採用した場合には、コアとコイルとの間に設けられていた熱伝導率の低い空間をなくすことができ、熱伝導率を上げることができる。このため、放熱性をより一層高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる電子装置をリードフレームから分離する前を示した平面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態で用いられうるコイル封止部、一次側封止部及び二次側封止部を示した図1に対応する平面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる一次コイル及び二次コイルを第三方向に沿って見た側方図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる一次コイル及び一次側延在部を示した斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる一次側電子素子及び二次側電子素子を示した側方断面図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態で用いられうる一次側電子素子及び二次側電子素子の別の態様を示した側方断面図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態で用いられうるコイル封止部、一次側封止部及び二次側封止部と冷却体との関係を示した側方図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態の変形例で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図12は、本発明の第3の実施の形態の変形例1で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図13は、本発明の第3の実施の形態の変形例2で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図14は、本発明の第3の実施の形態の変形例3で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図15は、本発明の第4の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図16は、本発明の第4の実施の形態の変形例1で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図17は、本発明の第4の実施の形態の変形例2で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図18は、本発明の第5の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図19は、本発明の第5の実施の形態の変形例1で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図20は、本発明の第5の実施の形態の変形例2で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図21は、本発明の第5の実施の形態の変形例3で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図22は、本発明の第5の実施の形態の変形例4で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図23は、本発明の第5の実施の形態の変形例5で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図24は、本発明の第6の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図25は、本発明の第7の実施の形態で用いられうる一次コイル、二次コイル、コア及びコイル封止部を第二方向に沿って見た側方図である。 図26は、本発明の第8の実施の形態で用いられうるコイル封止部、一次側封止部及び二次側封止部と冷却体との関係を示した側方図である。 図27は、本発明の実施の形態で用いられうる一次側封止部と二次側封止部の配置態様の一例を示した平面図である。
第1の実施の形態
《構成》
本実施の形態において、「一方側」は図3の上方側を意味し、「他方側」は図3の下方側を意味する。図3の上下方向を「第一方向」と呼び、左右方向を「第二方向」と呼び、紙面の表裏方向を「第三方向」と呼ぶ。第二方向及び第三方向を含む面内方向を「面方向」という。
本実施の形態によるトランス等の磁性部品は、図1に示すように、一次コイル10と、一次コイル10に対向して配置される二次コイル20と、一次コイル10及び二次コイル20を通過するコア500(図4参照)と、少なくとも、一次コイル10及び二次コイル20と、一次コイル10及び二次コイル20とコア500との間の領域(境界部分)の一部又は全部を封止するコイル封止部50(図4参照)と、を有してもよい。コア500は脚部510を中心に有するEコアからなってもよく、コア500の脚部510が一次コイル10及び二次コイル20の中心に設けられた略円形状の中心孔10c,20cを通過してもよい。脚部510とコイル10,20との間の領域の一部又は全部がコイル封止部50によって封止されてもよい。本実施の形態による電子装置は前述した磁性部品と、後述する一次側電子素子110及び二次側電子素子210とを有してもよい。
コイル封止部50はコア500の周縁外方の全体を覆い、コア500はコイル封止部50から露出しなくてもよい。
図1及び図2に示すように、一次コイル10に接続された一次側電子素子110は一次側封止部150によって封止されてもよい。二次コイル20に接続された二次側電子素子210は二次側封止部250によって封止されてもよい。コイル封止部50、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料は同じ材料であってもよい。但し、これに限られることはなく、コイル封止部50、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料の各々は異なる材料であってもよいし、一次側封止部150と二次側封止部250は同じ材料からなり、コイル封止部50と一次側封止部150及び二次側封止部250とは異なる材料であってもよい。
一次側電子素子110及び一次側封止部150を有する第一電子モジュール100が設けられてもよい。図1に示すように、第一電子モジュール100は、一次側基板120と、一次側基板120の一方面に設けられた複数の一次側導体層130と、一次側導体層130の一方面に設けられた一次側電子素子110と、を有してもよい。一次側電子素子110、一次側基板120の一方側の面及び一次側導体層130の一方側の面は一次側封止部150(図2参照)によって封止されてもよい。
図1に示すように、二次側電子素子210及び二次側封止部250を有する第二電子モジュール200が設けられてもよい。図1に示すように、第二電子モジュール200は、二次側基板220と、二次側基板220の一方面に設けられた複数の二次側導体層230と、二次側導体層230の一方面に設けられた二次側電子素子210と、を有してもよい。二次側電子素子210、二次側基板220の一方側の面及び二次側導体層230の一方側の面は二次側封止部250(図2参照)によって封止されてもよい。
図1に示す態様とは異なり、一次側電子素子110は一次コイル10からコイル封止部50の外方に延びた一次側延在部60に設けられてもよい。二次側電子素子210は二次コイル20からコイル封止部50の外方に延びた二次側延在部70に設けられてもよい。
一次側電子素子110は複数設けられ、そのうちの1つの一次側電子素子110又は2つ以上の一次側電子素子110がはんだ等の導電性接着剤を介して一次側延在部60に設けられ、残りの一次側電子素子110は一次側基板120に設けられてもよい。
二次側電子素子210は複数設けられ、そのうちの1つの二次側電子素子210又は2つ以上の二次側電子素子210が二次側延在部70に設けられ、その他の二次側電子素子210は二次側基板220に設けられてもよい。
図6に示すように、一次側電子素子110の一方面には一次側第一電極(例えばソース電極)111及び一次側第二電極(例えばゲート電極)112が設けられ、一次側電子素子110の他方面には一次側第三電極(例えばドレイン電極)113が設けられてもよい。一次側第一電極111と一次側導体層130とは一次側第一接続子116(図1参照)とはんだ等の導電性接着剤を介して接続されてもよい。一次側第二電極112と一次側導体層130とは一次側第二接続子117(図1参照)とはんだ等の導電性接着剤を介して接続されてもよい。一次側第三電極113と一次側導体層130とははんだ等の導電性接着剤を介して接続されてもよい。また、図7に示すように、一次側電子素子110の一方面には一次側第一電極111が設けられ、一次側電子素子110の他方面には一次側第二電極112が設けられてもよい。
図7に示すように、二次側電子素子210の一方面には二次側第一電極211が設けられ、二次側電子素子210の他方面には二次側第二電極212が設けられてもよい。二次側第一電極211と二次側導体層230とは二次側第一接続子216(図1参照)とはんだ等の導電性接着剤を介して接続されてもよい。また、図6に示すように、二次側電子素子210の一方面には二次側第一電極(例えばソース電極)211及び二次側第二電極(例えばゲート電極)212が設けられ、二次側電子素子210の他方面には二次側第三電極(例えばドレイン電極)213が設けられてもよい。二次側第三電極213と二次側導体層230とははんだ等の導電性接着剤を介して接続されてもよい。
図3に示すように、一次コイル10は、第一コイル10aと、第一コイル10aに連結された第二コイル10bとを有してもよい。第一コイル10aの一方側に第二コイル10bが設けられ、第一コイル10aと第二コイル10bとは第一方向に沿って延びる直線状の接続部19で連結されてもよい。接続部19は第一方向に完全に平行になっている必要はなく、第一方向に傾斜していてもよい。「第一方向に沿って延びる」という態様には、このように第一方向に傾斜して延びる態様も含まれている。第二コイル10bの一方側に二次コイル20が設けられてもよい。
一次コイル10の第一コイル10a及び第二コイル10bは同じ巻き数から構成されてもよいし、異なる巻き数から構成されてもよい。一例としては、一次コイル10の第一コイル10a及び第二コイル10bの各々は5回の巻き数からなってもよい。二次コイル20は巻き数が1からなってもよいし、2以上の巻き数となってもよい。二次コイル20については巻き数が1未満となり、1回転しない態様であってもよい。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果の一例について説明する。なお、「効果」で説明するあらゆる態様を、上記構成で採用することができる。
本実施の形態において、図4に示すように、一次コイル10及び二次コイル20を封止する封止樹脂からなるコイル封止部50が設けられる態様を採用した場合には、一次コイル10と二次コイル20の間に不可避的に形成される熱伝導率の低い空間をなくすことができ、熱伝導率を上げることができ、放熱性を高めることができる。また、コア500とコイル10,20との間の領域の一部又は全部もコイル封止部50で封止される態様を採用した場合には、コア500とコイルとの間に設けられていた熱伝導率の低い空間をなくすことができ、熱伝導率を上げることができる。このため、放熱性をより一層高めることができる。
図5に示すように、一次コイル10の第一コイル10aと一次側封止部150内まで延びる一次側延在部60とが一体になっている態様を採用した場合には、一次コイル10と一次側延在部60とを例えばリードフレームのような部材に形成しておき、不要な部分を除去することで一次コイル10と一次側延在部60が一体となった部材を容易に製造することができる点で有益である。
図1に示すように、二次コイル20と二次側封止部250内まで延びる二次側延在部70とが一体になっている態様を採用した場合には、二次コイル20と二次側延在部70とは例えばリードフレームのような部材に形成しておき、不要な部分を除去することで次コイルと二次側延在部70が一体となった部材を容易に製造することができる。
図8に示すように、コイル封止部50の他方面(裏面)、一次側封止部150の他方面(裏面)及び二次側封止部250の他方面(裏面)にヒートシンクのような冷却体350が設けられるようにしてもよい。このような態様を採用した場合には、コイル封止部50、一次側封止部150及び二次側封止部250を冷却体350で冷却することができる点で有益である。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図9に示すように、コイル封止部50の他方面側の厚みD1が一方面側の厚みD2よりも薄くなってもよい。その他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、第1の実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。第1の実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
コイル封止部50の他方面側の厚みD1が一方面側の厚みD2よりも薄くなっている態様を採用した場合には、コイル封止部50の他方面側での放熱効率を高めることができる。例えばコイル封止部50の他方面側にヒートシンク等の冷却体350が設けられる場合には、本実施の形態のようにコイル封止部50の他方面側の厚みD1が一方面側の厚みD2よりも薄くなる態様を採用してもよい。コイル封止部50の他方面側の厚みD1はコイル封止部50の一方面側の厚みD2の2分の1以下となってもよい。このような態様によれば、コイル封止部50の他方面側での放熱効率をかなり高めることができる。また、コイル封止部50の他方面側に巻き数が多い一次コイル10が設けられるところ、本態様によれば、当該一次コイル10から発生する熱を効果的に放熱することができる。
前述したような態様とは異なり、図10に示すように、コイル封止部50の一方面側の厚みD2が他方面側の厚みD1よりも薄くなっている態様を採用することもできる。この場合には、コイル封止部50の一方面側での放熱効率を高めることができる。例えばコイル封止部50の一方面側にヒートシンク等の冷却体350が設けられる場合に、本態様のようにコイル封止部50の一方面側の厚みD2が他方面側の厚みよりも薄くなる態様を採用してもよい。コイル封止部50の一方面側の厚みD2はコイル封止部50の他方面側の厚みD1の2分の1以下となってもよい。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図11に示すように、コア500の他方面はコイル封止部50から露出している。その他の構成については、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
図11に示すようにコア500の他方面がコイル封止部50から露出している態様を採用した場合には、コア500の他方面側での放熱効率を高めることができる。例えばコイル封止部50の他方面側にヒートシンク等の冷却体350が設けられる場合に、本実施の形態のようにコア500の他方面がコイル封止部50から露出している態様を採用してもよい。また、コイル封止部50の他方面側に巻き数が多い一次コイル10が設けられるところ、本態様によれば、当該一次コイル10から発生する熱を効果的に放熱することができる。コア500の一方側の面はコイル封止部50から露出していなくてもよい。コア500の他方面と冷却体350との間には放熱絶縁シートや放熱絶縁グリス等の放熱絶縁剤が設けられてもよい。
前述したような態様とは異なり、図12に示すように、コア500の一方面がコイル封止部50から露出している態様を採用することもできる。この場合には、コア500の一方面側での放熱効率を高めることができる。例えばコイル封止部50の一方面側にヒートシンク等の冷却体350が設けられる場合には、本態様のようにコア500の一方面がコイル封止部50から露出している態様を採用してもよい。コア500の他方側の面はコイル封止部50から露出していなくてもよい。コア500の一方面と冷却体350との間には放熱絶縁シートや放熱絶縁グリス等の放熱絶縁剤が設けられてもよい。
図13に示すように、コア500の一方面及び他方面がコイル封止部50から露出している態様を採用することもできる。この場合には、コア500の一方面及び他方面の両面側での放熱効率を高めることができる。
第一方向においてコイル10,20の一部又は全部を覆う位置にコイル封止部50が設けられ、コア500の一方面及び/又は他方面とコア500の側面の一部は露出してもよい。図14に示す態様では、第一方向においてコイル10,20の全部を覆う位置にコイル封止部50が設けられ、コア500の一方面及び他方面とコア500の側面の一部は露出してもよい。このような態様によれば、従前の絶縁シート600の代わりに設けられるコイル封止部50を極力少なくして露出面を増やすことで、コイル封止部50を採用する効果を維持しつつ高い放熱効果を期待できる。なお、コイル10,20の中心孔10c,20cとコア500の脚部510との間に絶縁シート600が設けられてもよい。
第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、一次コイル10又は二次コイル20とコア500との間に絶縁シート600が設けられる態様となっている。この絶縁シート600は放熱絶縁シートであってもよい。その他の構成については、上記各実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態において、コイル10,20(図16では二次コイル20)の一方面側とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。コイル10,20(図15では一次コイル10)の他方面側とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。コイル10,20(図17では二次コイル20)の一方面側とコア500との間及びコイル10,20(図17では一次コイル10)の他方面側とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。このように絶縁シート600を設けることで、コイル10,20の一方面又は他方面とコア500とが電気的に接続されることを防止できる。コイル封止部50として封止樹脂を用い、ある程度の圧力を加えて封止樹脂を金型に注入する場合には、封止樹脂からの圧力でコイル10,20の一方面又は他方面とコア500とが電気的に接続される可能性を否定できない。この点、本態様のように絶縁シート600を採用することでコイルとコア500とが電気的に接続されることを防止できる。
一例として、図17に示すように、コイル10,20のうち最も他方側に位置する第一コイル10aの他方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、コイル10,20のうち最も一方側に位置する第二コイル10bの一方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。なお、一次コイル10と二次コイル20の位置関係は特段限定されず、一次コイル10が二次コイル20の一方側に位置してもよい。
第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、コイル10,20の一側方とコア500との間、又はコイル10,20の他側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられる態様となっている。その他の構成については、上記各実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態において、コイル10,20の一側方とコア500の内周面との間に絶縁シート600が設けられてもよい(図18参照、図18では左側に絶縁シート600が設けられている。)。コイル10,20の他側方とコア500の内周面との間に絶縁シート600が設けられてもよい(図19参照、図19では右側に絶縁シート600が設けられている。)。図20に示すように、コイル10,20の一側方とコア500との間及びコイル10,20の他側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。このように絶縁シート600を設けることで、コイル10,20の側方面とコア500とが電気的に接続されることを防止できる。コイル封止部50として封止樹脂を用い、ある程度の圧力を加えて封止樹脂を金型に注入する場合には、封止樹脂からの圧力でコイル10,20の側方面とコア500とが電気的に接続される可能性を否定できない。この点、本態様のように絶縁シート600を採用することでコイルとコア500とが電気的に接続されることを防止できる。
一例として、図20に示すように、第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の一側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、かつ第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の他側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。図20では連続した絶縁シート600によって、第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の側方面とコア500の内周面とが接触することが防止されているが、このような態様に限られることはなく、第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の側方面に対応する個別の絶縁シート600が設けられてもよい。
前述したように、本実施の形態では、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができるところ、例えば第4の実施の形態で説明した態様を採用することができる。この場合には、コイル10,20の一方面側とコア500との間、及び/又はコイル10,20の他方面側とコア500との間に絶縁シート600が設けられることになる。
一例としては、図21に示すように、コイル10,20のうち最も他方側に位置する第一コイル10aの他方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、コイル10,20のうち最も一方側に位置する二次コイル20の一方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられつつ、第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の一側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、かつ第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の他側方とコア500との間に絶縁シート600が設けられてもよい。
コア500に対してコイルを押し付けて位置決めする方向にだけ絶縁シート600が設けられてもよい。一例として、コイル10,20をコア500の他方側に押し付けつつ、コイル10,20の一側方をコア500の内周面に押し付ける態様を採用する場合には、図22に示すように、コイル10,20のうち最も他方側に位置する第一コイル10aの他方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、かつ第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の一側方(図22では左側方)とコア500の内周面との間に絶縁シート600が設けられる態様を採用することもできる。同様に、コイルをコア500の一方側に押し付けつつ、コイル10,20の他側方をコア500の内周面に押し付ける態様を採用する場合には、図23に示すように、コイル10,20のうち最も一方側に位置する二次コイル20の一方側の面とコア500との間に絶縁シート600が設けられ、かつ第一コイル10a、第二コイル10b及び二次コイル20の各々の他側方(図22では右側方)とコア500の内周面との間に絶縁シート600が設けられる態様を採用することもできる。
第6の実施の形態
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図24に示すように、コイル封止部50が一次コイル10及び二次コイル20を封止する第一封止部50aと、第一封止部50aの一部又は全部とコア500の少なくとも一部を封止する第二封止部50bと、を有している。第一封止部50aの材料は第二封止部50bの材料よりも流動性が高い態様となっている。なお、第二封止部50bは第一封止部50aの周縁全体を覆ってもよいし、第一封止部50aの周縁の一部だけを覆ってもよい。その他の構成については、上記各実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
一次コイル10及び二次コイル20のようなコイル10,20の間の間隔が狭い場合には、当該間隔内に封止樹脂等の材料を注入しづらいことがある。このように封止樹脂が注入されない場合にはボイドが発生する等し、コイル10,20同士が電気的に接続されてしまう可能性が否定できない。この点、本態様のように第一封止部50aの封止樹脂等の材料として第二封止部50bの封止樹脂等の材料よりも流動性が高い材料を採用した場合には、前述したようなボイドが発生することを防止でき、ひいてはコイル10,20同士が電気的に接続されてしまう事態が発生することをより確実に防止できる。なお、図24では、一例としてコア500の一方面及び他方面とコア500の側面の一部が第二封止部50bから露出する態様が示されているが、このような態様に限られることはなく、例えば後述する図25に示すような態様を用いることもできる。
第7の実施の形態
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図25に示すように、コイル封止部50が一次コイル10及び二次コイル20を封止する第一封止部50aと、第一封止部50aの一部又は全部とコア500の少なくとも一部を封止する第二封止部50bと、を有している。そして、第二封止部50bは第一封止部50aよりも熱伝導率が高い態様となっている。なお、第二封止部50bは第一封止部50aの周縁全体を覆ってもよいし、第一封止部50aの周縁の一部だけを覆ってもよい。その他の構成については、上記各実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
一次コイル10及び二次コイル20の外周側にコア500が設けられることから、最終的にはコア500を介して熱が放熱されることとなる。この点、第二封止部50bが第一封止部50aよりも熱伝導率が高くなる態様を採用することで、コア500の少なくとも一部を封止する第二封止部50bを介して熱を逃がすことができる。なお、図25では、一例としてコア500の全体が第二封止部50bで封止される態様となっているが、このような態様に限られることはなく、例えば図24に示すような態様を用いることもできる。
前述したように、本実施の形態では、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができるところ、例えば第6の実施の形態で説明した態様を採用することができる。この場合には、第一封止部50aでは第二封止部50bと比較して相対的に流動性が高くかつ熱伝導性の低い材料を用い、第二封止部50bでは第一封止部50aと比較して相対的に流動性が低くかつ熱伝導率の高い材料を用いることができる。この結果として、第一封止部50aにおけるボイドの発生を防止してコイル10,20同士が電気的に接続されてしまう事態が発生することをより確実に防止し、第二封止部50bにおける高い熱伝導率により高い放熱効果を実現できる。
第8の実施の形態
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、コイル封止部50が一次コイル10及び二次コイル20を封止する第一封止部50aと、コア500の少なくとも一部を封止する第二封止部50bと、を有している(図24及び図25参照)。そして、第一封止部50aの材料と第二封止部50bの材料とは異なるが、第一封止部50a、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料の各々は同じである、又は第二封止部50b、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料の各々は同じである態様となっている。その他の構成については、上記第1実施の形態乃至第5の実施の形態と同様であり、上記第1実施の形態乃至第5の実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
例えば第一封止部50aの材料が第二封止部50bの材料よりも流動性が高い場合において、第二封止部50b、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料の各々は同じである場合には、第一封止部50aとしては流動性の高い特殊又は高価な材料を用いつつ、その他の第二封止部50b、一次側封止部150及び二次側封止部250については汎用性の高く安価な材料を用いることができる。
例えば第二封止部50bが第一封止部50aよりも熱伝導率が高い場合において、第一封止部50a、一次側封止部150及び二次側封止部250の材料の各々は同じである場合には、二封止部50bとしては熱伝導率が高い特殊又は高価な材料を用いつつ、その他の第一封止部50a、一次側封止部150及び二次側封止部250については汎用性の高く安価な材料を用いることができる。
第9の実施の形態
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、コイル封止部50と一次側封止部150との間の一次側延在部60に第一屈曲部310が設けられる、コイル封止部50と二次側封止部250との間の二次側延在部70に第二屈曲部320が設けられる、又はコイル封止部50と一次側封止部150との間の一次側延在部60に第一屈曲部310が設けられ、かつコイル封止部50と二次側封止部250との間の二次側延在部70に第二屈曲部320が設けられる態様となっている(図26参照)。その他の構成については、上記各実施の形態と同様であり、上記各実施の形態で説明したあらゆる態様を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材については同じ符号を用いて説明する。
本実施の形態によれば、コイル封止部50、一次側封止部150及び二次側封止部250の各々を異なる面方向に沿って配置することができる。また、一次側封止部150と二次側封止部250に関しては、互いの裏面が対面するように配置することもできる。コイル封止部50と一次側封止部150とが第一角度(例えば60度、90度、120度等)の角度で屈曲して配置され、コイル封止部50と二次側封止部250とが第二角度(例えば60度、90度、120度等)の角度で屈曲して配置されてもよい。
本実施の形態でも、コイル封止部50の裏面、一次側封止部150の裏面及び二次側封止部250の裏面にヒートシンクのような冷却体350が設けられるようにしてもよい。このような態様を採用した場合には、コイル封止部50、一次側封止部150及び二次側封止部250を冷却体350で冷却することができる点で有益である。一例として、例えばコイル封止部50と一次側封止部150とが90度で屈曲して配置され、コイル封止部50と二次側封止部250とが90度で屈曲して配置される態様を採用した場合には、ヒートシンク等からなる冷却体350の3つの面の各々に対してコイル封止部50の裏面、一次側封止部150の裏面及び二次側封止部250の裏面が当接するように配置することができ、高い冷却効果を期待できる点で有益である。
一次側端子60と二次側端子70とは直線状に沿って設けられる必要はなく、例えば面方向で互いに直交して設けられてもよいし、面方向で90度ではない角度で公差するようにして設けられてもよい。図27では、一次側端子60と二次側端子70とが面方向で互いに直交する態様が示されている。このように、本実施の形態によれば、面方向のあらゆる方向で一次側封止部150及び二次側封止部250を配置し、かつ第一屈曲部310及び第二屈曲部320を用いて曲げることができる。
上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。また、出願当初の請求項の記載はあくまでも一例であり、明細書、図面等の記載に基づき、請求項の記載を適宜変更することもできる。
10 一次コイル
20 二次コイル
50 コイル封止部
50a 第一封止部
50b 第二封止部
110 一次側電子素子
150 一次側封止部
210 二次側電子素子
250 二次側封止部
500 コア
600 絶縁シート


Claims (10)

  1. 一次コイルと、
    前記一次コイルに対向して配置される二次コイルと、
    前記一次コイル及び前記二次コイルを通過するコアと、
    少なくとも、前記一次コイル及び前記二次コイルと、前記一次コイル及び前記二次コイルと前記コアとの間の領域の一部又は全部を封止するコイル封止部と、
    を備える磁性部品。
  2. 前記一次コイル又は前記二次コイルと前記コアとの間に絶縁シートが設けられる請求項1に記載の磁性部品。
  3. 前記一次コイルもしくは前記二次コイルの一方面側と前記コアとの間、又は前記一次コイルもしくは前記二次コイルの他方面側と前記コアとの間に絶縁シートが設けられる請求項1に記載の磁性部品。
  4. 前記一次コイルもしくは前記二次コイルの一側方と前記コアとの間、又は前記一次コイルもしくは前記二次コイルの他側方と前記コアとの間に絶縁シートが設けられる請求項1に記載の磁性部品。
  5. 前記コアの他方面は前記コイル封止部から露出している、又は前記コアの一方面は前記コイル封止部から露出している請求項1に記載の磁性部品。
  6. 前記コイル封止部は前記コアの全体を覆い、
    前記コイル封止部の他方面側の厚みは一方面側の厚みよりも薄い、又は前記コイル封止部の一方面側の厚みは他方面側の厚みよりも薄い請求項1に記載の磁性部品。
  7. 前記一次コイルに接続された一次側電子素子と、前記一次側電子素子を封止する一次側封止部と、
    前記二次コイルに接続された二次側電子素子と、前記二次側電子素子を封止する二次側封止部と、をさらに備え、
    前記コイル封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じ材料である請求項1に記載の磁性部品。
  8. 前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
    前記第一封止部の材料は前記第二封止部の材料よりも流動性が高い請求項1に記載の磁性部品。
  9. 前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
    前記第二封止部は前記第一封止部よりも熱伝導率が高い請求項1に記載の磁性部品。
  10. 前記一次コイルに接続された一次側電子素子と、前記一次側電子素子を封止する一次側封止部と、
    前記二次コイルに接続された二次側電子素子と、前記二次側電子素子を封止する二次側封止部と、をさらに備え、
    前記コイル封止部は前記一次コイル及び前記二次コイルを封止する第一封止部と、前記コアの少なくとも一部を封止する第二封止部と、を有し、
    前記第一封止部の材料と前記第二封止部の材料とは異なり、
    前記第一封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じである、又は前記第二封止部、前記一次側封止部及び前記二次側封止部の材料は同じである請求項1に記載の磁性部品。
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