JPWO2022044541A5 - - Google Patents

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半導体装置1は、絶縁回路基板2と半導体チップ6a,6bとを含んでいる。絶縁回路基板2は、回路パターン3とおもて面(樹脂おもて面)に回路パターン3が形成された樹脂層4とおもて面に樹脂層4が形成されたベース板5とを含んでいる。回路パターン3及びベース板5は、導電性を有する金属により構成されている。樹脂層4は、熱抵抗が低く、絶縁性が高い樹脂により構成されている。半導体チップ6a,6bは、平面視で矩形状を成すパワーデバイスである。半導体チップ6a,6bは、回路パターン3のおもて面(回路おもて面)に接合されている。さらに、半導体チップ6a,6bは、回路パターン3の外周端部から側端部が所定の距離D1以上、回路パターン3の内側に離間して接合されている。この際、所定の距離D1は回路パターン3の厚さTに対応する。回路パターン3の厚さTは、半導体チップ6a,6bの一辺の長さの0.1倍以上である。つまり、所定の距離D1及び回路パターン3の厚さTは、共に半導体チップ6a,6bの一辺の長さの0.1倍以上である。半導体チップ6a,6bの側面視で互いに対向する側端部間の間隔D2は、所定の距離D1の2倍以上離間している。つまり、半導体チップ6a,6bの側面視で互いに対向する側端部間の間隔D2は、半導体チップ6a,6bの一辺の長さの0.2倍以上である。なお、ここで半導体チップ6a,6bの一辺の長さは、半導体チップ6a,6bが平面視で長方形状であればその短辺の長さでよい。
上記の半導体装置1は、絶縁回路基板2と半導体チップ6a,6bとを含む。絶縁回路基板2は、ベース板5とベース板5のおもて面に形成された樹脂層4と樹脂層4の樹脂おもて面に形成された回路パターン3とを含む。半導体チップ6a,6bは、回路パターン3の回路おもて面に、回路パターン3の外周端部から側端部が所定の距離D1以上、内側に離間して接合され、平面視で矩形状である。さらに、所定の距離D1は、それぞれ、半導体チップ6a,6bの一辺の長さ(長方形状であれば短辺の長さ)の0.1倍以上、より好ましくは、0.3倍以上であることを要する。
回路パターン22a2及び回路パターン22b2上に、半導体チップ30a,40a及び半導体チップ30b,40bがはんだを介して接合されている。なお、回路パターン22a及び回路パターン22b上には、半導体チップ30a,40a及び半導体チップ30b,40bの他に、必要に応じて、ワイヤ、リードフレーム及び接続端子等の配線部材並びに電子部品を、適宜配置することができる。なお、回路パターン22a2,22a3,22b2に記載されている四角はリードフレーム62~64の接合箇所を表している。このような回路パターン22a,22bに対して、耐食性に優れた材質によりめっき処理を行うことも可能である。このような材質は、例えば、ニッケル、または、ニッケルを含む合金等である。
ベース板23は、熱伝導性に優れた材料により構成されている。この材料は、例えば、アルミニウム、鉄、銀、銅、または、少なくともこれらの1種を含む合金である。また、このような材料として、金属複合材でもよい。金属複合材は、例えば、アルミニウム-炭化珪素(Al-SiC)、マグネシウム-炭化珪素(Mg-SiC)が挙げられる。また、耐食性を向上させるために、ベース板23の表面にめっき処理を行ってもよい。この際のめっき材は、例えば、ニッケル、ニッケル-リン合金、ニッケル-ボロン合金等がある。めっき膜の厚さは、1μm以上が好ましく、5μm以上がより好ましい。さらに、後述するようにベース板23の裏面に冷却ユニット(図示を省略)をはんだまたは銀ろう等を介して取り付けることができる。これにより、半導体装置10の放熱性を向上させることができる。この場合の冷却ユニットは、例えば、熱伝導性に優れた金属により構成される。金属は、アルミニウム、鉄、銀、銅、または、少なくともこれらの1種を含む合金等である。また、冷却ユニットは、1以上のフィンを備えるヒートシンクまたは水冷による冷却装置等である。また、ベース板23は、このような冷却ユニットと一体化されてもよい。その場合は、熱伝導性に優れたアルミニウム、鉄、銀、銅、または、少なくともこれらの1種を含む合金により構成される。そして、耐食性を向上させるために、例えば、冷却ユニットと一体化されたベース板23の表面にめっき処理を行ってもよい。この際のめっき材は、例えば、ニッケル、ニッケル-リン合金、ニッケル-ボロン合金等がある。なお、ベース板23の厚さは、2mm以上、10mm以下が好ましい。
したがって、このような絶縁回路基板20は、回路パターン22a,22b及びベース板23と樹脂層21との膨張係数の差を小さくすることができる。このため、半導体チップ30a,40a,30b,40bが発熱しても絶縁回路基板20の反りの発生を小さくすることができる。
ケース60は、枠体部61と枠体部61の開口上部に設けられた蓋部65とを有している。枠体部61は、中央部におもて面から裏面に貫通された開口部が形成されて、平面視で枠型を成している。また、枠体部61は、リードフレーム62~64を含んでいる。枠体部61は、インサート成形によりリードフレーム62~64と一体的に構成されている。インサート成形では、リードフレーム62~64に接合可能な熱可塑性樹脂が用いられる。なお、このような樹脂として、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンサクシネート樹脂、ポリアミド樹脂、または、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂がある。なお、蓋部65もまた枠体部61と同様の材質により構成されている。
この場合、絶縁回路基板20において、回路パターン22a2,22a3のおもて面が樹脂層21のおもて面と同一平面を成すように、回路パターン22a2,22a3が樹脂層21に埋設されている。第2の実施の形態で説明したように、絶縁回路基板20は、樹脂層21に回路パターン22a,22bを圧着することで得られる。この圧着の際に、回路パターン22a,22bを樹脂層21に対してより大きな圧力で押圧する。これにより、回路パターン22a,22bが樹脂層21に埋設される。この際、回路パターン22a,22bに押圧された樹脂層21の一部が、例えば、図8に示されるように、回路パターン22a2,22a3の隙間から突出する。そして、回路パターン22a2,22a3の間の樹脂層21が封止部材66に封止され、ベース板23側に押圧される。このため、第3の実施の形態と同様に回路パターン22a2,22a3の樹脂層21に対する剥離が防止され、絶縁回路基板20の放熱性の低下を防止できる。また、回路パターン22a2,22a3の間から樹脂層21が突出している。このため、封止部材66と樹脂層21との界面の長さ(沿面距離)が長くなり、回路パターン22a2,22a3とベース板23との絶縁性が向上する。これは、回路パターン22a2,22a3に限らず、他の回路パターン22a,22bでも同様である。したがって、半導体装置10の放熱性の低下と共に長期信頼性の低下を抑制することができる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、第2の実施の形態の半導体装置10に含まれる絶縁回路基板20において、回路パターン22a,22bの角部が面取りされている場合である。以下、この場合について、図10を用いて説明する。図10は、第5の実施の形態の半導体装置の要部断面図である。なお、図10は、図3に示した半導体装置10の一点鎖線X-Xにおける断面図に対応しており、この断面図の半導体チップ40aの周辺を示している。

Claims (12)

  1. ベース板と前記ベース板のおもて面に形成された樹脂層と前記樹脂層の樹脂おもて面に形成された回路パターンとを含む絶縁回路基板と、
    前記回路パターンの回路おもて面に、前記回路パターンの外周端部から側端部が所定の距離以上、内側に離間して接合され、平面視で矩形状の半導体チップと、
    を含み、
    前記所定の距離及び前記回路パターンの厚さは、それぞれ、前記半導体チップの一辺の長さの0.1倍以上である、
    半導体装置。
  2. 前記半導体チップが接合された1の前記回路パターンの前記回路おもて面に側面視で前記半導体チップに隣接して接合された別の半導体チップをさらに有し、
    前記半導体チップ及び前記別の半導体チップの側面視で互いに対向する側端部間の間隔は、前記所定の距離の2倍以上離間している、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記間隔における前記回路パターンの前記回路おもて面に接合された配線部材、
    をさらに有する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記間隔における前記回路パターンの前記回路おもて面に、平面視で、前記半導体チップ及び前記別の半導体チップに平行に形成された溝部、
    をさらに有する請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記溝部の深さは、前記半導体チップからの発熱が前記回路パターンを側面視で前記樹脂層に進むに連れて最外領域が45°で広がるように拡散する前記回路パターン中の熱拡散部の最外領域に達しないように形成されている、
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記回路パターンの回路裏面は前記樹脂層の前記樹脂おもて面よりも前記ベース板側に位置している、
    請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記回路パターンは、前記回路おもて面が前記樹脂層の前記樹脂おもて面と略同一平面を成して、前記樹脂層に埋設されている、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記回路パターンは、側面視で、前記半導体チップからの発熱が前記回路パターンを前記樹脂層に進むに連れて最外領域が45°で広がるように拡散する前記回路パターンにおける熱拡散部の最外領域に及ばないように面取りされている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記回路パターンは前記樹脂層側にダレが形成されており、前記回路おもて面側にバリが形成されている、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記樹脂層の前記樹脂おもて面に前記回路パターンと共に、前記半導体チップが配置されない非配置回路パターンが形成され、
    前記非配置回路パターンの厚さは、前記回路パターンの厚さよりも薄い、
    請求項1乃至8のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記非配置回路パターンは、前記半導体チップの制御電極に電気的に接続される制御回路パターンである、
    請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記半導体チップの前記一辺の長さは5.5mm以下である、
    請求項1乃至11のいずれかに記載の半導体装置。
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