JPWO2019239497A1 - 荷電粒子線装置 - Google Patents

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Abstract

荷電粒子線装置は、試料に照射する荷電粒子線を生成する荷電粒子源と、前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する荷電粒子検出部と、前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の強度のデータを生成する強度データ生成部と、前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の波高値のデータを生成する波高値データ生成部と、前記強度のデータに基づいた前記試料の第1画像と前記波高値のデータに基づいた前記試料の第2画像とを出力する出力部と、を含む。

Description

本開示は、荷電粒子線装置に関する。
近年、走査電子顕微鏡(SEM)は、幅広い分野で対象試料の表面や断面の観察に用いられている。SEMでは、一次電子ビームと試料の相互作用で発生した、0から50eVの比較的低いエネルギの二次電子(SE)と、50eVから一次電子ビームのエネルギまで幅広い分布を持った後方散乱電子(BSE)を検出して画像化している。
SEとBSEは試料の異なる情報を有する。例えば、SEは試料表面の凸凹情報や電位情報を多く有する。一方、BSEは、試料の組成情報や結晶情報を豊かに含む。試料の取得したい情報に合わせて、信号電子を上手く弁別検出してやることがSEM観察においては重要である。例えば、特許文献1では、シンチレータに入射するSEの強度(SEのエネルギの総和)をピクセル単位で積算して検出するアナログ検出器と、BSEの個数をピクセル単位で数え上げるパルスカウント検出器の二つを設置し、両検出器の取得信号を上手く活用することで、試料のパターンエッジの強調に成功している。
試料から放出される信号電子の1つであるBSEは、一次電子ビームである入射電子が試料中で散乱していく過程で後方に散乱し、試料表面から再び放出された電子である。散乱確率は試料の組成に敏感で、試料を構成する物質の原子番号が大きいほど、BSEは多く放出される。また、SEに比べて高いエネルギを持っているので、SEより深い場所からも放出される。
統計的には、試料の奥から散乱されてきた電子の方が、入射時から多くのエネルギを失っている。これを利用した例として、エネルギロスの少ない成分(LowLoss−BSE)のみをハイパス検出して、試料表面の情報を強調する観察手法は広く実施されている。
これに対し、BSEの任意のエネルギ帯をバンドパス検出できれば、試料の深さ方向の構造や組成分布が観察できるようになることが期待されている。例えば、特許文献2では、BSEエネルギのバンドパス検出を可能にする波高弁別検出器について記載がされている。波高弁別検出器は、検出器に入射してくる個々のBSEのエネルギに比例したパルス波高値を検出し、それをヒストグラム化することで、BSEのエネルギスペクトルを取得する。取得したエネルギスペクトルに対し、任意のエネルギ帯を設定し、設定したエネルギ帯内の頻度値の和を輝度値に対応させ、バンドパス像を求める。
特開2016−170896号公報 特開2013−33671号公報
BSEのバンドパス像(輝度値はある指定したエネルギ帯域の信号電子の個数に比例)と、BSEの強度像(輝度値は信号電子の個数とエネルギの積に比例)とを、同時に取得することができれば、試料の分析にとって有効である。例えば、BSEの強度像から興味のある領域(ROI)を決定して、そのROIのバンドパス像を取得する、というような使い方が考えられる。
BSEのバンドパス像を取得できる波高弁別検出器は、個々のBSEのエネルギを検出する。波高弁別検出器は、検出したBSEの個数と、個々のBSEのエネルギの情報を有しているため、強度像を出力することも可能である。しかしながら、波高弁別検出器で、高S(シグナル)/N(ノイズ)比な強度像を取得することは困難である。
理由は、波高弁別検出器の増幅回路応答速度の制限や、エネルギ分解能向上のために、単位時間あたりに検出できるパルス波高数(BSEの個数)に上限が存在するためである。単一の波高弁別検出器が検出できるBSEの電流値はおよそ10pA以下である。一方、強度像で高S/N比を得るためには、100pA以上のBSEの電流値が望ましい。
したがって、試料からの荷電粒子の強度に基づく高S/N比な画像と波高値に基づく高エネルギ分解能な画像とを取得できる荷電粒子線装置が望まれる。
本開示の一態様の荷電粒子線装置は、試料に照射する荷電粒子線を生成する荷電粒子源と、前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する荷電粒子検出部と、前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の強度のデータを生成する強度データ生成部と、前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の波高値のデータを生成する波高値データ生成部と、前記強度のデータに基づいた前記試料の第1画像と前記波高値のデータに基づいた前記試料の第2画像とを出力する出力部と、を含む。
本開示の一態様によれば、試料からの荷電粒子の強度に基づく高S/N比な画像と波高値に基づく高エネルギ分解能な画像とを取得できる。
実施例1における走査電子顕微鏡(SEM)の概略図である。 実施例1における画像表示部の表示例である。 実施例1における画像表示部の表示例である。 実施例1における画像表示部の表示例である。 実施例1における画像表示部の表示例である。 実施例1における画像表示部の表示例である。 実施例2における走査電子顕微鏡(SEM)の概略図である。 実施例2における電子検出部のシンチレータの概略図である。 実施例2における電子検出部の分割型検出器の概略図である。 実施例2における電子検出部の分割型検出器の概略図である。 実施例3における走査電子顕微鏡(SEM)の概略図である。 実施例3におけるピクセル型電子検出器の概略図である。 実施例3におけるピクセル型電子検出器の分割方法例である。 実施例3におけるピクセル型電子検出器の分割方法例である。 実施例3におけるピクセル型電子検出器の分割方法例である。
以下、添付図面を参照して実施形態を説明する。実施形態は本開示を実現するための一例に過ぎず、本開示の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。各図において共通の構成については同一の参照符号が付されている。
本開示は荷電粒子線装置に関し、特に、荷電粒子線装置の二次荷電粒子の検出に関する。荷電粒子装置は、荷電粒子線を発生させる荷電粒子源と、荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子の強度を検出する検出部と、荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子の波高値を検出する検出部とを含む。強度検出部と波高値検出部とを含むことで、高S/N比な強度像と高エネルギ分解能なエネルギスペクトル像の取得を両立できる。
以下においては、荷電粒子線走査装置の例として、走査電子顕微鏡(SEM)が説明される。本開示の特徴はSEMと異なる種類の荷電粒子線走査装置に適用することができる。
以下、本発明にかかる実施例1について、図を用いて説明する。図1に、実施例1におけるSEM1の概略図を示す。SEM1は、電子源(荷電粒子源)である電子銃101、コンデンサレンズ103、絞り104、偏向器105、対物レンズ106、強度像検出器150、波高弁別検出器151、画像処理部115、及び画像表示部116を含む。画像処理部115は、画像の処理、数値計算やSEMの制御を行う。画像表示部116は、画像を出力(表示)し、さらに、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)上でユーザからの入力を受け取る。
SEM1の動作概要について説明する。所望の加速電圧に加速された電子線102が、電子銃101から引き出される。試料107に照射する電子線102の電流値と収束角は、コンデンサレンズ103の励磁量や絞り104の穴径を変更することで設定できる。電子線102は、偏向器105で偏向され、対物レンズ106で細く絞られた後、試料107の表面を走査する。
SEM1は、電子線102と試料107の相互作用により放出された信号電子である後方散乱電子(BSE)108を検出し、走査タイミングに同期させることで試料の画像を取得する。画像の輝度値は、検出信号の大きさに依存する。
本実施例の特徴の一つとして、SEM1は、は、BSE108の2種類の検出器を含み、具体的には、強度像検出器150と波高弁別検出器151とを含む。強度像検出器150と波高弁別検出器151とを含むことで、高いS/N比の強度像と高エネルギ分解能のスペクトル像とを取得することができる。
強度像検出器150は、強度像用電子検出部109、強度像用増幅部110、及び強度像用画像化部111を含む。強度像用画像化部111は、強度データ生成部の例である。強度像用電子検出部109は、例えば、同軸円筒型の形状で対物レンズの直下に配置される。このように配置すると、試料から発生するBSE108を多く検出することができる。
強度像用電子検出部109は、単位時間あたりに入射するBSE108のエネルギの総和に比例した大きさの電流信号を出力する。強度像用電子検出部109としては、Si−PINフォトダイオードやSi−APDフォトダイオードなどの半導体検出器や、YAGシンチレータと光電子増倍管を組み合わせたものなどが用いられる。
強度像用電子検出部109から出力された電流信号は、強度像用増幅部110に入力される。強度像用増幅部110は、トランスインピーダンスアンプと電圧増幅回路を含む。強度像用増幅部110は、強度像用電子検出部109から出力された電流信号を、トランスインピーダンスアンプを用いて電流電圧変換し、さらに後段の回路で扱いやすいレベルまで電圧増幅回路で増幅する。強度像用画像化部111は、強度像用増幅部110から出力された信号をAD変換し、画像メモリに格納する。
波高弁別検出器151は、波高弁別用電子検出部112、波高弁別用増幅部113、及び波高弁別用画像化部114を含む。波高弁別用画像化部114は、波高値データ生成部の例である。また、SEM1の荷電粒子検出部(又は電子検出部)は、波高弁別用電子検出部112及び強度像用電子検出部109で構成されている。
波高弁別検出器151の細部の構成は、強度像検出器150と異なる。波高弁別用電子検出部112は、入射する個々のBSE108のエネルギに比例した大きさのパルス電流信号を出力する。波高弁別用電子検出部112としては、ショットノイズが小さいSi−PINフォトダイオードなどの半導体検出器が用いられる。
試料107から見た波高弁別用電子検出部112の電子感受面(単に感受面とも呼ぶ)の立体角は、試料107から見た強度像用電子検出部109の感受面の立体角よりも小さい。これは、波高弁別用電子検出部112は、BSE108の電流量に制限を有するからである。
高S/N比な強度像を取得するためには、大電流なBSEの入射が望ましい。一方、波高弁別検出器151においては、個々のBSEのパルス電流信号を分離して取得する必要がある。また、波高弁別用増幅部113の応答速度に制限がある。そのため、入射するBSEの電流量を強度像検出器より少なくすることが重要である。
試料から見た波高弁別用電子検出部112の感受面の立体角を、試料から見た強度像用電子検出部109の感受面の立体角よりも小さくすることで、波高弁別用電子検出部112へのBSE入射量を、強度像用電子検出部109のBSE入射量よりも少なくすることができる。
試料107から見た立体角は、感受面の面積及び試料107から感受面までの距離に依存する。本実施例において、波高弁別用電子検出部112は、強度像用電子検出部109より、試料107から離れた位置に設置されている。さらに、波高弁別用電子検出部112の感受面は、強度像用電子検出部109の感受面よりも小さい。
また、波高弁別検出器151のエネルギ分解能を向上するためには、波高弁別用増幅部113で発生するノイズを抑制する必要がある。波高弁別用増幅部113で発生するノイズは、波高弁別用電子検出部112の寄生容量の大きさに依存し、寄生容量が小さいほうがノイズは小さくなる。寄生容量は、感受面の面積に概ね比例する。したがって、波高弁別検出器151の感受面の大きさを、強度像検出器150よりも小さくすることで、波高弁別用増幅部113で発生するノイズを低減できる。
電子検出部として、感受面の大きさが大きくても寄生容量を小さくできるシリコンドリフトディテクタ(SDD)のような半導体検出器も存在する。波高弁別検出器151のエネルギ分解能向上のため、SDDを利用することも考えられる。SDDの感受面が大きい場合、BSEの電流量は、例えば、試料107とSDDとの距離を長くする、又は、強度測定と波高値測定を異なる期間に行い、波高値測定の電子線102の電流値を低減することで制限できる。
波高弁別用電子検出部112から出力されたパルス電流信号は、波高弁別用増幅部113に入力される。波高弁別用増幅部113はトランスインピーダンスアンプと電圧増幅回路を含む。波高弁別検出器151のトランスインピーダンスアンプや電圧増幅回路の帯域は、パルス波形を確保できるように、強度像用増幅部110よりも広い。
波高弁別用増幅部113は、波高弁別用電子検出部112から出力されたパルス電流信号を、トランスインピーダンスアンプを用いて電流電圧変換し、さらに後段の回路で扱いやすいレベルまで電圧増幅回路で増幅する。波高弁別用画像化部114は、波高弁別用増幅部113から出力されたパルス信号をAD変換する。波高弁別用画像化部114は、波高値を検出し、画像のピクセル毎にヒストグラム化して、エネルギスペクトルとしてヒストグラムメモリに格納する。
画像処理部115は、強度像用画像化部111の画像メモリ及び波高弁別用画像化部114のヒストグラムメモリからデータを取得して、特定の画像データを生成し、画像表示部116で表示する。
画像処理部115は、それぞれ、プログラムを実行するプロセッサで構成することができる。これらのプログラムは、同一又は異なるプロセッサで実行することができる。これらの機能の一部又は全部は、特定の集積回路で構成することができる。また、強度像用画像化部111及び波高弁別用画像化部114は、例えば、AD変換器、ヒストグラムメモリ、及びFPGA等のプロセッサで構成できる。
図2は、画像表示部116(出力部の例)による表示画像の例を示す。画像処理部115は、強度像用画像化部111の画像メモリに保存された強度像データのブライトネスやコントラストを調整し、強度像117を画像表示部116で表示する。
以下において、強度像117上でユーザが指定したROI118のバンドパス像を表示する例を説明する。波高弁別用画像化部114は、各画像ピクセルのエネルギスペクトルを保存している。
ユーザは、画像表示部116のGUIを介して、表示されている仮のバンドパス像119上で、エネルギスペクトルを抽出するピクセルポイント120を指定する。画像処理部115は、仮のバンドパス像を表示し、ピクセルポイント120ユーザ指定を受け付ける。仮のバンドパス像は、例えば、オールパス像である。
オールパス像は、画像ピクセルそれぞれでのエネルギ全域の頻度の総数、つまり、画像ピクセルそれぞれの総電子数を示す画像である。画像処理部115は、波高弁別用画像化部114から取得した各ピクセルのエネルギスペクトルを取得し、各ピクセルにおいてエネルギ全域の頻度の総数を計算する。
画像処理部115は、画像表示部116において、ユーザに指定されたピクセルポイント120のエネルギスペクトル121を表示する。ユーザは、画像表示部116のGUIを介して、ピクセルポイント120のエネルギスペクトル121から、特定のエネルギ帯122を指定する。
画像処理部115は、ユーザによるエネルギ帯122の指定を受け付け、指定されたエネルギ帯内の頻度を積算し、バンドパス像119を表示する。ユーザは、表示されたバンドパス像119を見ながら、さらに、エネルギ抽出ピクセルポイント120を移動してエネルギ帯122を再設定することも可能である。
以下において、図3〜6を参照して、波高弁別検出器151が取得したエネルギスペクトルのエネルギ分解能をデジタル信号処理により向上する手法について説明する。図3〜6は、それぞれ、画像表示部116が表示する画像例を示す。波高弁別検出器151のエネルギ分解能が不十分で、所望のスペクトルピークが観測できない場合がある。そのような場合、デジタル信号処理を用いて、エネルギ分解能を向上することが可能である。
デジタル信号処理のアルゴリズムとしては、直接法や反復法が存在する。直接法は、波高弁別検出器151の応答関数行列の逆行列を予め求めておいて、測定したエネルギスペクトルに掛けることで、エネルギ分解能を向上する。直接法は、計算処理時間が決定的で短い利点を持つが、エネルギ分解能向上率が低い。
一方、反復法は、応答関数行列を利用するが逆行列は求めない。ヤコビ法やガウス=ザイデル法を用いて、反復計算により、エネルギ分解能を向上する。反復法は、計算時間が非決定的で長いが、直接法よりも高いエネルギ分解能向上率を有する。
画像処理部115は、図3に示すように、ユーザに対して、上記2種類のアルゴリズムの一方を選択できるように、ボタン123及び124を表示する。例えば、ボタン123は、直接法を呼び出し、ボタン124は反復法を呼び出す。
図4に示すように、ユーザがボタン123を押すと、画像処理部115は、波高弁別検出器151が取得したデータに直接法を適用し、適用後のエネルギスペクトル126を表示する。この際、適用前のエネルギスペクトル125と同時に表示することも可能であり、ユーザはアルゴリズム適用前後のスペクトルが比較できる。図4の画像例においては、適用前のエネルギスペクトル125は破線で表わされ、適用後のエネルギスペクトル126は実線で表わされている。
直接法を適用することでスペクトルピークが分離できるようになった場合、図4に示すように、画像処理部115は、その位置127をユーザに表示する。スペクトルピークは、スペクトルの微分により特定することができる。ユーザはその表示を基に、さらに長時間の演算処理時間を掛けてエネルギ分解能を向上させるべきかどうかを、判断することが可能になる。
図5に示すように、ユーザがボタン124を押下すると、画像処理部115は、波高弁別検出器151が取得したデータに反復法を適用し、適用後のエネルギスペクトル128を表示する。エネルギスペクトル128は、直接法によるエネルギスペクトル126よりもさらにエネルギ分解能が向上されたエネルギスペクトルである。図5の画像例においては、適用前のエネルギスペクトル125は破線で表わされ、適用後のエネルギスペクトル128は実線で表わされている。
ユーザは、エネルギ分解能向上後のエネルギスペクトル126又は128において、1又は複数のエネルギ帯を指定し、それらのバンドパス像を取得できる。図6は、エネルギスペクトル128A、128Bそれぞれにおいて指定されたエネルギ帯122A、122Bのバンドパス像119A、119Bを示す。
より具体的には、画像表示部116は、ピクセルポイント120Aにおけるエネルギスペクトル128Aを示し、ユーザによりエネルギ帯122Aが指定されている。バンドパス像119Aは、このエネルギ帯122Aのバンドパス像である。バンドパス像119Aと強度像117とは、異なる色で重ねて表示されている。
画像表示部116は、さらに、ピクセルポイント120Bにおけるエネルギスペクトル128Bを示し、ユーザによりエネルギ帯122Bが指定されている。バンドパス像119Bは、このエネルギ帯122Bのバンドパス像である。バンドパス像119Bと強度像117とは、異なる色で重ねて表示されている。
異なるエネルギ帯122A、122Bのバンドパス像それぞれを、異なる色の強度像117に重ねて表示することで、試料の異なる組成情報や、深さ方向の構造を分かりやすく認識できる。
以上のように、BSE強度像検出器とBSE波高弁別検出器を個別に設置することで、高S/N比なBSEの強度像と高エネルギ分解能なバンドパス像の取得を両立できる。
図7に、実施例2におけるSEM1の概略図を示す。実施例1の図1で示す構成と同一の要素には同一の符号を付与している。本実施例のSEM1の構成の実施例1の構成との相違点の一つは、SEM1のBSE検出部(荷電粒子検出部)の構成である。
実施例1において、SEM1のBSE検出部は、強度像用電子検出部109と波高弁別用電子検出部112で構成されている。図1に示すように、強度像用電子検出部109と、波高弁別用電子検出部112とは、それぞれ個別のデバイスであり、試料107から異なる距離に配置されている。
実施例2において、SEM1のBSE検出部(荷電粒子検出部)は、シンチレータ130と分割型電子検出器131の組み合わせであり、同軸円筒型の形状で鏡筒内に設置される。図8にシンチレータ130の概略図を示す。さらに、図9A及び9Bに分割型の電子検出器131の概略図を示す。電子検出器131には、Si−PINフォトダイオードや、SiPMが用いられる。
BSE108がシンチレータ130に入射すると、BSE108のエネルギに比例した量の光子が発生する。後段の電子検出器131は、この光子を検出する。光子をできるだけ取り逃がさないように、シンチレータ130と電子検出器131は近づけて設置するのが好ましい。シンチレータ130と電子検出器131の間隔を近づけられない場合は、これらの間にライトガイドを配置して、ロスする光子の量を低減する。
図9Aに示す分割型の電子検出器131(の感受面)は、周に沿って12等分されている。3つの部分133A、133B及び133Cが強度像用である。残りの1つの部分132が波高弁別用である。このように、強度像用に大感受面積を割り当て、波高弁別用に小感受面積に割り当てる。この結果、電子検出器133に入射するBSE電流量は、強度像用が多くなり、波高弁別用が少なくなる。また、波高弁別用感受面の面積は小さいため、電子検出部の寄生容量が小さくなる。
図9Bに示す分割型の電子検出器131(の感受面)は、周に沿って12等分されている。8つの部分133A〜133Hが強度像用である。残りの4つの部分132A〜132Dが波高弁別用である。このように、強度像用に大感受面積を割り当て、波高弁別用に小感受面積に割り当てる。この結果、電子検出器131に入射するBSE電流量は、強度像用が多くなり、波高弁別用が少なくなる。また、波高弁別用感受面の面積は小さいため、電子検出部の寄生容量が小さくなる。
さらに、波高弁別用の部分132A〜132Dは、面内の垂直な任意の2軸について線対称である。同様に、強度像用の部分133A〜133Hは、面内の垂直な任意の2軸について線対称である。このため、取得するBSE108の試料方向依存性を排除し、照明効果を抑制できる。
以上のように、分割型電子検出部の大面積部を強度像用に使用し、小面積側を波高弁別用に使用することで、高S/N比なBSEの強度像と高エネルギ分解能なバンドパス像の取得を両立できる。
図10に、実施例3におけるSEM1の概略図を示す。実施例1の図1で示す構成と同一の要素には同一の符号を付与している。本実施例のSEM1の構成の実施例1の構成との相違点の一つは、SEM1のBSE検出部(荷電粒子検出部)の構成である。
図11に、実施例3に係るBSE検出部であるピクセル型電子検出器140を示す。ピクセル型電子検出器140は、ピクセル型電子検出部141、スイッチ144、強度像用プリアンプ142、波高弁別用プリアンプ143を含む。ピクセル型電子検出部141には、Si−PINフォトダイオードやSiPMなどが用いられる。ピクセル型電子検出器140には、電子線102が通過できるような穴が形成されている。ピクセル型電子検出器140は、試料から発生するBSE108を多く検出することができるように、対物レンズ直下に配置される。
スイッチ144の接続状態を制御することで、ピクセル型電子検出部141の各ピクセルと強度像用プリアンプ142、波高弁別用プリアンプ143の間の接続関係を決めることができる。画像処理部115は、スイッチ144の接続状態を制御する。なお、図11において、スイッチ144とピクセル型電子検出部141との接続は模式的に示されている。
強度像用プリアンプ142及び波高弁別用プリアンプ143は、ピクセル型電子検出部141から出力される電流信号を電流電圧変換するトランスインピーダンスアンプから構成される。実施例1、2では、トランスインピーダンスアンプは、強度像用増幅部110及び波高弁別用増幅部113に含まれている。これらは、強度像用電子検出部109及び波高弁別用電子検出部112から、離れた位置に設置され、これらとケーブルで接続される。
一方、実施例3は、電子検出部により近い位置にトランスインピーダンスアンプを配置する。これにより、電子検出部とトランスインピーダンスアンプ間の配線の寄生容量や寄生インダクタンスを低減し、この結果、ノイズを低減し、信号の発振を抑制できる。
一例において、ピクセル型電子検出部141、スイッチ144及びプリアンプ142、143は、一体的に半導体集積回路(同一半導体基板上の集積回路)に実装される。ピクセル型電子検出部141及びスイッチ144が一体的に半導体集積回路に実装され、当該シリコン集積回路が、プリント基板上で、他の半導体素子であるプリアンプ142、143とプリント配線により接続されてもよい。
図12、図13及び図14に、実施例3における、異なるスイッチ接続例のピクセル型電子検出部141の例の平面図を示す。図12、図13及び図14は、ピクセル型電子検出部141の感受面を示す。ピクセル型電子検出部141は、四角形で示されている複数のピクセルで構成されている。
平面視において、ピクセル型電子検出部141及びピクセルは正方向である。ピクセル型電子検出部141の中央に、電子線102が通過するための孔が形成されている。強度像用電子検出部145の感受面は白のピクセルで構成されており、波高弁別用電子検出部146の感受面はハッチングされたピクセルで構成されている。
図12、図13及び図14に示すいずれの例においても、強度像用電子検出部145の感受面積は、波高弁別用電子検出部146の感受面積よりも大きい。この結果、ピクセル型電子検出部141に入射する強度像用のBSE電流量が多くなり、波高弁別用のBSE電流量が少なくなる。また、波高弁別用電子検出部146の感受面積は小さいため、波高弁別用電子検出部146の寄生容量が小さくできる。
図12が示す例において、波高弁別用電子検出部146及び強度像用電子検出部145は、それぞれ、図の左右方向に延びる一軸について線対称であるが、上下方向の延びる軸については非対称である。このため、取得BSE108の試料方向依存性が存在する。
図13及び図14に示す例において、波高弁別用電子検出部146は、周方向に分離された同一形状の複数の部分で構成されている。また、波高弁別用電子検出部146及び強度像用電子検出部145は、それぞれ、直交する二軸それぞれについて線対称である。これにより、図12の例で生じる取得BSE108の試料方向依存性を排除し、照明効果を抑制することができる。
以上のように、ピクセル分割型電子検出部の大面積部をBSE強度像用に使用し、小面積側をBSE波高弁別用に使用することで、高S/N比なBSEの強度像と高エネルギ分解能なバンドパス像の取得を両立できる。
実施例1、2及び3において、強度像用電子検出部の感受面と波高弁別用電子検出部の感受面とは異なり、それら感受面は異なる位置に配置され、それらの位置及び形状は固定されている。例えば、実施例2の図9Aに分割型の電子検出器131において、3つの部分133A、133B及び133Cが常に強度像用として使用され、1つの部分132が常に波高弁別用として使用される。部分133A、133B及び133Cは、部分132と異なる位置に配置されており、これらの形状は一定である。
または、実施例3の図12、13及び14に示す例において、波高弁別用電子検出部146及び強度像用電子検出部145は、異なる位置に配置され、それらの位置及び形状は固定されている。このように、強度像用電子検出部と波高弁別用電子検出部とを異なる位置に配置することで、強度像用電子と波高弁別用電子とを全く同時に測定することができる。
これらと異なり、本実施例は、同一の感受面を、強度像用と波高弁別用電子の双方に使用する。つまり、一つの物理的な電子検出部が、強度像用と波高弁別用に共用される。具体的には、本実施例は、第1の期間において、電子検出部を強度像用に使用し、第1の期間と異なる第2の期間において当該電子検出部を波高弁別用に使用する。当該電子検出部は、第1の期間において強度像用電子検出部であり、第2の期間において波高弁別用電子検出部である。これにより、電子検出部の部品数を低減することができ、又、強度用感受面の面積を広くすることができる。
例えば、SEM1の電子検出部(荷電粒子検出部)は、実施例2のように、シンチレータ130と分割型電子検出器131の組み合わせである。電子検出部は、スイッチを介して強度像用増幅部及び波高弁別用増幅部に接続されている。画像処理部115は、スイッチを操作して、電子検出部を強度像用増幅部及び波高弁別用増幅部の一方に接続する。
例えば、第1の期間において、画像処理部115は、強度像用増幅部を分割型の電子検出器131の全ての部分又は一部に接続する。第2の期間において、画像処理部115は、電子検出器131の部分の一部を波高弁別用増幅部に接続する。他の例において、画像処理部115は、第2の期間において、電子検出器131の全ての部分を波高弁別用増幅部に接続し、電子線102の電流量を第1の期間より小さくしてもよい。この制御は、分割されていない電子検出器にも適用できる。
他の例として、SEM1の電子検出部(荷電粒子検出部)は、実施例3のように、ピクセル型電子検出器であってもよい。第1の期間において、画像処理部115は、強度像用増幅部を全てのピクセルに接続する。第2の期間において、画像処理部115は、一部のピクセルを波高弁別用増幅部に接続する。画像処理部115は、第2の期間において、全てのピクセルを波高弁別用増幅部に接続し、電子線102の電流量を第1の期間より小さくしてもよい。
以上のように、波高弁別用BSE電流を小さくし、強度像用BSE電流を大きくすることで、高S/N比なBSEの強度像と高エネルギ分解能なバンドパス像の取得を両立できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成・機能・処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。

Claims (13)

  1. 試料に照射する荷電粒子線を生成する荷電粒子源と、
    前記試料に前記荷電粒子線を照射したときに発生する荷電粒子を検出する荷電粒子検出部と、
    前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の強度のデータを生成する強度データ生成部と、
    前記荷電粒子検出部で検出された荷電粒子の波高値のデータを生成する波高値データ生成部と、
    前記強度のデータに基づいた前記試料の第1画像と前記波高値のデータに基づいた前記試料の第2画像とを出力する出力部と、を含む荷電粒子線装置。
  2. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部において、前記強度のデータを生成するための荷電粒子の感受面の前記試料から見た立体角は、前記波高値のデータを生成するための荷電粒子の感受面の前記試料から見た立体角よりも大きい、荷電粒子線装置。
  3. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部において、前記強度のデータを生成するための荷電粒子の感受面積は、前記波高値のデータを生成するための荷電粒子の感受面積よりも大きい、荷電粒子線装置。
  4. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部の感受面の少なくとも一部は、第1の期間において前記強度のデータを生成するための荷電粒子の検出のために使用され、前記第1の期間と異なる第2の期間において前記波高値のデータを生成するための荷電粒子の検出のために使用される、荷電粒子線装置。
  5. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部は、
    前記強度のデータを生成するための荷電粒子を検出する第1荷電粒子検出部と、
    前記第1荷電粒子検出部と異なる位置に配置された、前記波高値のデータを生成するための荷電粒子を検出する第2荷電粒子検出部と、を含む、荷電粒子線装置。
  6. 請求項5に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部は、複数のピクセルを含み、
    前記複数のピクセルの第1の部分は、前記強度のデータを生成するための荷電粒子を検出するために使用され、
    前記複数のピクセルの第2の部分は前記波高値のデータを生成するための荷電粒子の検出のために使用され、
    前記第1の部分のピクセル数は、前記第2の部分のピクセル数よりも多い、荷電粒子線装置。
  7. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子検出部と前記荷電粒子検出部の電流信号を増幅するプリアンプとは、シリコン集積回路内に収容されている、荷電粒子線装置。
  8. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記第2画像は、前記荷電粒子のエネルギスペクトルの一部のエネルギ帯を利用したバンドパス画像である、荷電粒子線装置。
  9. 請求項8に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記出力部は、前記第1画像と前記第2画像とを重ねて表示する、荷電粒子線装置。
  10. 請求項1に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記波高値のデータのエネルギ分解能を向上するようにデジタル信号処理を実行する、荷電粒子線装置。
  11. 請求項10に記載の荷電粒子線装置であって、
    ユーザ指定に応じて前記デジタル信号処理のアルゴリズムを切り替える、荷電粒子線装置。
  12. 請求項10に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記出力部は、前記デジタル信号処理のアルゴリズムの適用により分離されたピークを含むエネルギスペクトルを表示する、荷電粒子線装置。
  13. 請求項10に記載の荷電粒子線装置であって、
    前記出力部は、前記デジタル信号処理を実行した後のエネルギスペクトルと、前記デジタル信号処理の実行前のエネルギスペクトルを同時に表示する、荷電粒子線装置。
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