JPWO2019208147A1 - 蓄電装置、蓄電装置の制御装置及び蓄電装置の制御方法 - Google Patents

蓄電装置、蓄電装置の制御装置及び蓄電装置の制御方法 Download PDF

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JPWO2019208147A1
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Abstract

蓄電装置は、第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、第1の端子部、第2の端子部及び蓄電部を通電可能に接続する電線と、電線に設けられた第1の開閉器と、制御部とを備える。制御部は、第2の機器の動作異常を検知した場合に、第1の開閉器を開いて、第1の端子部と蓄電部とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部及び蓄電部と第2の端子部との間の通電を遮断する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年4月23日に日本国に特許出願された特願2018−82162の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
本開示は、蓄電装置、蓄電装置の制御装置及び蓄電装置の制御方法に関する。
従来、蓄電装置に異常が発生した場合に、蓄電装置からの通電を遮断する技術が知られている。例えば、特許文献1には、蓄電池を複数組み合わせてなる電池パックが異常状態である場合にそれ以上充電ができないように、電池パックから負荷への通電を遮断させる点検安全化装置が開示されている。
特開2017−073906号公報
本開示の実施形態に係る蓄電装置は、第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、前記電線に設けられた第1の開閉器と、制御部とを備える。前記制御部は、前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断する。
本開示の実施形態に係る制御装置は、第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、前記電線に設けられた第1の開閉器とを備える蓄電装置を制御可能な制御装置である。前記制御装置は、前記蓄電装置に、前記第2の機器の動作異常を検知させる。前記制御装置は、前記蓄電装置に、前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断させる。
本開示の実施形態に係る制御方法は、第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、前記電線に設けられた第1の開閉器とを備える蓄電装置の制御方法である。前記制御方法は、前記第2の機器の動作異常を検知するステップを含む。前記制御方法は、前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断するステップを含む。
本開示の一実施形態に係る蓄電システムの概略構成図である。 図1に記載の蓄電システムの動作の一例のシーケンスチャートである。 図1に記載の蓄電システムの動作の他の例のシーケンスチャートである。 図1に記載の蓄電装置が実行する処理の一例のフローチャートである。 図1に記載の蓄電装置が実行する処理の他の例のフローチャートである。 図1に記載の蓄電システムが実行する処理の例のシーケンスチャートである。
従来、複数の蓄電装置のうち一部の蓄電装置に異常が発生じた場合に、異常が発生しておらず正常に動作可能な蓄電装置を継続動作させるような、蓄電装置を制御する技術の有用性の更なる向上が望まれている。本開示は、蓄電装置を制御する技術の有用性を向上させる蓄電装置、蓄電装置の制御装置及び蓄電装置の制御方法を提供する。
(蓄電システムの構成)
図1は、本開示の一実施形態に係る蓄電システム1の一例を示す概略構成図である。蓄電システム1には、パワーコンディショナ10及び蓄電装置20A、20B及び20C等の機器が含まれてもよい。図1において、蓄電装置20A、20B及び20Cは電線40により並列に接続され、パワーコンディショナ10を介して電力系統60と接続される。本明細書において、電線40を介して接続される機器のうち、電力系統60により近い位置に接続された機器を「上位」の機器とよび、より遠い位置に接続された機器を「下位」の機器とよぶ。図1において、それぞれの機器は、パワーコンディショナ10、蓄電装置20A、20B及び20Cの順に、パワーコンディショナ10が最も上位に、蓄電装置20Cが最も下位に位置するように接続されている。例えば、蓄電装置20Aに着目すると、パワーコンディショナ10は蓄電装置20Aの上位に接続された機器であり、蓄電装置20B及び20Cは蓄電装置20Aの下位に接続された機器であるといえる。図1において、電線40は実線で示される。蓄電システム1は、電力系統60に接続され、電力系統60に接続された負荷70等に電力を供給する。負荷70は、例えば、照明、エアーコンディショナ又は情報処理装置等の電力を消費する任意の電気機器が含まれてもよい。また、蓄電システム1は、電力系統60から供給された電力を蓄電装置20A、20B及び20Cに蓄積する。以下、蓄電装置20A、20B及び20Cを特に区別しない場合、単に、蓄電装置20と総称する。蓄電システム1において、パワーコンディショナ10及び蓄電装置20等の蓄電システム1に含まれる機器は、通信線50により互いに通信可能に接続される。図1において、通信線50は点線で示される。通信線50は、例えば、バス型に構成され得る。図1では、一例として、1台のパワーコンディショナ10と、3台の蓄電装置20を含む蓄電システム1が図示されているが、蓄電システム1に含まれる機器の構成及び数は任意に定められてもよい。例えば、蓄電システム1に求められる蓄電容量等の要件に応じて、パワーコンディショナ10及び蓄電装置20は、増設又は撤去されてもよい。なお、通信線50は、有線であっても無線であってもよい。
パワーコンディショナ10は、PCS(Power Conditioning System:電力制御装置)ともいう。パワーコンディショナ10は、例えば、蓄電装置20から電力系統60又は負荷70等への電力の入出力を制御し、或いは蓄電装置20から出力された直流電力を交流電力に変換して電力系統60又は負荷70等に出力する。パワーコンディショナ10は、蓄電システム1の蓄電装置20のいずれかが破損又は故障し動作異常となった場合に、自身よりも下位に接続されている全ての蓄電装置20を切り離してもよい。これにより、蓄電システム1と外部との通電が遮断され、蓄電システム1全体の充放電等の動作が中断され得る。
蓄電装置20は、電力系統60に接続された負荷70等に電力を供給する。蓄電装置20は、売電可能な電力等を電力系統60に供給してもよい。また、蓄電装置20は、電力系統60から供給された電力を蓄積する。蓄電装置20は、パワーコンディショナ10から受信した制御信号に基づき、電力の供給、蓄積及び蓄電装置20自身に関する情報の提供等の動作をしてもよい。
本開示の一実施形態に係る蓄電システム1において、システムの蓄電装置20のいずれかが破損又は故障し動作異常となった場合に、詳細を後述するように動作異常の蓄電装置の上位に位置する蓄電装置の開閉器又は動作異常の蓄電装置自身の開閉器が開かれ得る。これにより、動作異常となった蓄電装置が切り離されて、一部の蓄電装置による縮退状態で蓄電システム1の充放電等の動作が継続され得る。以下、蓄電装置自身のことを自装置ともいう。
(蓄電装置の構成)
以下に、本開示の一実施形態に係る蓄電装置の一例である蓄電装置20の概略構成を示す。図1において、蓄電装置20は、制御部21、蓄電部22、第1の端子部23、第2の端子部24、電線25、第1の開閉器26、第2の開閉器27、通信部28、記憶部29、報知部30及び入力部31等の機能部を備える。
制御部21は、詳細を後述するように、蓄電装置20の各機能を実現するための制御及び処理能力を提供する1つ以上のプロセッサである。制御部21は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサで構成されてもよい。
制御部21は、上述した蓄電装置20の各機能部と有線又は無線により接続され、これらの機能部をはじめとして蓄電装置20の全体または一部を制御及び管理する。制御部21は、記憶部29に記憶されているプログラムを取得して、このプログラムを実行することにより、蓄電装置20の各機能部に係る種々の機能を実現する。制御部21が行う本実施形態に特徴的な制御については、さらに後述する。
蓄電部22は、制御部21の制御に基づき、電力の充電及び放電を行う。蓄電部22は、後述する2つの第1の端子部23及び第2の端子部24を介して、蓄電装置20の外部と通電可能に配置される。蓄電部22における電力の充電及び放電は、蓄電部22を構成するセルの単位で、制御部21により制御及び管理されてもよい。蓄電部22は複数のセルを備えていてもよい。また、セルは、複数のセルを接続したモジュール単位で、制御部21により制御及び管理されてもよい。
第1の端子部23及び第2の端子部24は、蓄電装置20の外部から電線40等を接続される端子を備える。本実施形態において、蓄電装置20は単相二線式にて他の機器と接続されることを想定している。そのため、第1の端子部23及び第2の端子部24はそれぞれ、正極端子23A(24A)及び負極端子23B(24B)を備えてもよい。蓄電装置20を含む蓄電装置の結線方式には、例えば、単相二線式、単相三線式、三相三線式又は三相四線式等様々な方式がある。蓄電装置の結線方式に応じて、第1の端子部23及び第2の端子部24に含まれる端子の数は、任意の数とされ得る。
第1の端子部23及び第2の端子部24は、電線40を介してそれぞれ異なる機器と通電可能に接続される。第1の端子部23は第1の機器と通電可能に接続される。第2の端子部24は第2の機器と通電可能に接続される。第1の機器及び第2の機器は、例えばパワーコンディショナ10又は蓄電装置20等の機器であってもよい。電線40により接続される機器は、パワーコンディショナ10及び蓄電装置20に限られず、例えば、太陽電池、風力発電装置、水力発電装置及び燃料電池等を含む任意の電源装置、或いは情報処理装置等を含む、任意の機器であってもよい。本実施形態において、第1の機器は蓄電装置20に接続された2つの機器のうち上位の機器であり、第2の機器は下位の機器とされ得る。
図1において、蓄電装置20Aの第1の端子部23の正極端子23A及び負極端子23Bはそれぞれパワーコンディショナ10の正極端子及び負極端子と電線40A及び40Bを介して接続される。蓄電装置20Aの第2の端子部24の正極端子24A及び負極端子24Bはそれぞれ蓄電装置20Bの第1の端子部23の正極端子23A及び負極端子23Bと電線40C及び40Dを介して接続される。また、蓄電装置20Bの第2の端子部24の正極端子24A及び負極端子24Bはそれぞれ蓄電装置20Cの第1の端子部23の正極端子23A及び負極端子23Bと電線40E及び40Fを介して接続される。これにより、蓄電システム1において、蓄電装置20A、20B及び20Cは並列に接続される。本実施形態において、蓄電装置20はそれぞれ第1の端子部23及び第2の端子部24の2つの端子部を備えるものとして説明するが、端子部の数は2以上の任意の数であってもよい。
第1の端子部23、第2の端子部24及び蓄電部22は電線25により通電可能に接続される。電線25の数は任意の数であってもよい。図1において、電線25には、第1の端子部23、第2の端子部24及び蓄電部22のそれぞれの正極端子同士を接続する電線25Aと、それぞれの負極端子同士を接続する電線25Bとが含まれている。
第1の開閉器26は、電線25に設けられる。具体的には、第1の開閉器26は、第2の開閉器27が閉じられた状態で第1の開閉器26が閉じられると、第1の端子部23と第2の端子部24と蓄電部22を通電可能に接続するように電線25に設けられる。これにより、蓄電装置20の蓄電部22と、第1の端子部23及び第2の端子部24それぞれに接続された機器とが通電可能に接続される。一方で、第1の開閉器26は、第2の開閉器27が閉じられた状態で第1の開閉器26が開かれると、第1の端子部23と蓄電部22とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断するように電線25に設けられる。これにより、第1の端子部23に接続された第1の機器と蓄電装置20の蓄電部22とは通電可能に接続された状態で、第1の機器及び蓄電部22と第2の端子部24に接続された第2の機器との通電が遮断される。第1の開閉器26の数は任意の数であってもよい。電線25に複数の電線25A及び25Bが含まれる場合、第1の開閉器26は複数の電線のそれぞれに設けられてもよい。
第2の開閉器27は、電線25に設けられる。具体的には、第2の開閉器27は、第1の開閉器26が閉じられた状態で第2の開閉器27が閉じられると、第1の端子部23と第2の端子部24と蓄電部22を通電可能に接続するように電線25に設けられる。一方で、第2の開閉器27は、第1の開閉器26が閉じられた状態で第2の開閉器27が開かれると、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び第2の端子部24と蓄電部22との間の通電を遮断するように電線25に設けられる。このため、第2の開閉器27により、蓄電装置20の蓄電部22と、第1の端子部23及び第2の端子部24それぞれに接続された外部の機器との通電が可能にされ、或いは遮断され得る。第2の開閉器27の数は任意の数であってもよい。電線25に複数の電線25A及び25Bが含まれる場合、第2の開閉器27は複数の電線のそれぞれに設けられてもよい。
第1の開閉器26及び第2の開閉器27は繰り返し開閉可能に構成されてもよい。第1の開閉器26及び第2の開閉器27は、例えば、トランジスタまたはMOSFET等の任意のスイッチング素子を含んでもよい。かかる場合、第1の開閉器26及び第2の開閉器27は、これらのスイッチング素子が制御されることで、ユーザによる作業を伴わずに開閉を繰り返し得る。これにより、蓄電装置20のユーザの利便性が向上する。一方で、第1の開閉器26及び第2の開閉器27は閉じられた状態から開かれた状態に不可逆的に遷移するように構成されてもよい。かかる構成によれば、第1の開閉器26及び第2の開閉器27は一度開かれると閉じられた状態に戻すことができない。第1の開閉器26及び第2の開閉器27は、例えば、ヒューズ等の素子を含んでもよい。かかる場合、第1の開閉器26及び第2の開閉器27は、ヒューズ等の素子が切れると閉じることができない。そのため、蓄電装置20は、例えばユーザ等により開閉器そのものの交換、或いは、ヒューズ等の素子の交換等されることで、再度使用可能になる。これにより、一度開かれた開閉器を閉じる前にユーザに対して蓄電装置20の安全性を確認する機会が与えられ得る。第1の開閉器26及び第2の開閉器27は蓄電装置20の用途に応じて、任意の構成及び任意の開閉可能回数とされてもよい。
通信部28は、制御部21の制御に基づき、他の機器と通信を行う。通信部28は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信モジュール、有線LAN通信モジュール又は無線LAN(Local Area Network)通信モジュール等を備えてもよい。図1において、蓄電装置20Aの通信部28は、蓄電システム1に含まれるパワーコンディショナ10、蓄電装置20B及び20Cとともに共通の通信線50に接続されている。これにより、蓄電装置20Aは、例えば、機器を制御する制御信号を蓄電システム1に含まれる他の機器から受信し、受信した制御信号に基づき動作することができる。制御信号には、蓄電装置の充放電等の動作を開始させる信号、動作を停止させる信号及び動作を再開させる信号等が含まれるが、この限りではない。また、蓄電装置20Aは、機器の動作異常を示す信号を蓄電システム1に含まれる他の機器と送受信を行うことができる。これらの信号には、例えば、信号の送信元の機器、信号の送信先の機器又は動作異常が生じた機器等の機器を特定するための情報が設定されてもよい。例えば、蓄電装置20をはじめ、通信線50に接続される機器には、通信を行う際に機器を一意に特定するための識別子(identifier:ID)が予め付与されていてもよい。かかる場合、信号には、上述した機器を特定するための情報としてIDが含まれてもよい。
記憶部29は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ又は光メモリ等を備える。記憶部29は、例えば主記憶装置又は補助記憶装置として機能してもよい。記憶部29は、制御部21に含まれるプロセッサのキャッシュメモリ等であってもよい。また、記憶部29は、揮発性の記憶装置であってもよく、不揮発性の記憶装置であってもよい。記憶部29は、蓄電装置20の各機能を実現するための制御及び処理に用いられる情報及びプログラムを記憶する。記憶部29は、例えば、第1の端子部23に接続された第1の機器及び第2の端子部24に接続された第2の機器を一意に特定するための情報を記憶してもよい。例えば、機器を一意に特定するための情報には、上述したID等が含まれ得る。また、記憶部29は、後述する自装置の動作異常が生じたか否かの判定に用いられる条件を記憶してもよい。記憶部29に記憶された情報及びプログラムの少なくとも一部が、他の機器との間で共有され、或いは同期されてもよい。
報知部30は、音、振動、ライトの点灯及び画像等で情報を報知する。報知部30は、例えばスピーカ、振動子、ライト及び表示デバイス等の少なくとも1つを含む。表示デバイスは、例えば液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等とすることができる。報知部30は、制御部21の制御に基づいて、蓄電装置20のID、蓄電装置20に蓄電された電力の残量の情報、第1の開閉器26又は第2の開閉器27の開閉状態、或いは蓄電装置20の動作異常が生じたか否かの情報等の少なくとも1つを報知してもよい。
入力部31は、ユーザからの入力操作を受け付ける。入力部31は、例えば報知部30の表示デバイスと一体的に設けられたタッチパネル、キーボード、マウス、カメラ又はマイク等の入力デバイス等を含んでもよい。入力部31は、ユーザ操作を検知すると、そのユーザ操作を電子情報として制御部21に送信する。報知部30及び入力部31の少なくとも一方は、例えば、蓄電装置20から物理的に切り離されたリモコン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ又は制御装置等に設けられてもよい。
以下に、制御部21による蓄電装置20の各機能の制御について説明する。制御部21は、第2の機器の動作異常を検知した場合に、第2の開閉器27は閉じた状態で第1の開閉器26を開いて、第1の端子部23と蓄電部22とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断する。例えば、蓄電装置20Aの制御部21は、第2の機器である蓄電装置20Bの動作異常を検知した場合に、第1の開閉器26を開く。それにより、制御部21は、第1の端子部23と蓄電部22とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断する。一方で、蓄電装置20Aの制御部21は、蓄電装置20B以外の機器、例えばパワーコンディショナ10又は蓄電装置20C等の動作異常を検知した場合には、第1の開閉器26を開かない。
制御部21は、任意の方法で第2の機器の動作異常を検知してもよい。制御部21は、以下に例示する方法又は方法の組合せにより第2の機器の動作異常を検知してもよい。例えば、制御部21は、通信部28において第2の機器の動作異常を示す信号を受信することにより、第2の機器の動作異常を検知してもよい。第2の機器の動作異常を示す信号には、例えば機器のID等、機器を特定する情報が含まれてもよい。制御部21は、記憶部29に記憶された第2の機器のIDと、第2の機器の動作異常を示す信号に含まれる機器のIDとを比較することにより、第2の機器の動作異常を示す信号を受信したか否かを判定してもよい。
第2の機器の動作異常を示す信号は、第2の機器の動作異常が生じた場合に送信される信号であってもよい。当該信号は、例えば、第2の機器において、異常な発熱が検知された場合、異常な電流量が検知された場合、或いは異常な電圧の上昇又は下降が検知された場合に送信されてもよい。また、第2の機器の動作異常を示す信号は、第2の機器の動作異常が生じた場合以外にも送信される信号であってもよい。例えば、第2の機器の動作異常を示す信号として、異常時又は通常時によらず定期的に送信される、機器の動作状態を通知する信号が用いられてもよい。制御部21は、第2の機器の動作状態を通知する信号に含まれる情報に基づき、第2の機器の動作異常を示す信号を受信したと判定してもよい。例えば第2の機器が蓄電装置である場合、当該信号には、蓄電装置の温度、電流量又は電圧値等の情報が含まれてもよい。制御部21は、第2の機器である蓄電装置の動作状態を通知する信号に含まれる温度、電流量又は電圧値等の値が所定の閾値を超えた場合に、第2の機器の動作異常を示す信号を受信したと判定してもよい。第2の機器の動作異常を示す信号は、任意の機器から送信されてもよい。例えば、第2の機器の動作異常を示す信号は、第2の機器自身から直接送信されてもよく、或いはパワーコンディショナ10等の第2の機器以外の機器から送信されてもよい。
制御部21は、通信部28において第2の機器との通信が途絶えたことにより、第2の機器の動作異常を検知してもよい。例えば、蓄電装置20は、正常動作時において、通信線50に接続された他の機器と定期的に通信を行ってもよい。当該通信は、上述した機器の動作状態を通知する信号の授受であってもよい。或いは、当該通信は、所謂、ハートビートと呼ばれる、ネットワークで接続された機器同士が互いの接続が有効であることを確認するために、定期的に送信される信号の授受であってもよい。制御部21は、第2の機器からの信号の受信に失敗した場合、第2の機器との通信が途絶えたと判定してもよい。当該判定において、制御部21は、例えは第2の機器からの信号を受信しない状態で所定期間が経過するとの条件、或いは自装置から所定回数の送信要求を繰り返した後、第2の機器からの信号を受信できないとの条件等を用いて判定を行ってもよい。
制御部21は、自装置のセンサにおいて第2の機器の動作異常を示す情報が検知されたことにより、第2の機器の動作異常を検知してもよい。そのために、蓄電装置20は、温度センサ、電流計又は電圧計等のセンサを備えてもよい。
制御部21は、第1の開閉器26を開いた状態で、蓄電装置20を動作させ得る。例えば、図1において、蓄電装置20A、20B及び20Cのそれぞれの第1の開閉器26が閉じられている場合、蓄電システム1は蓄電装置20A、20B及び20Cの3つの蓄電装置が並列に接続された蓄電システムとして動作し得る。一方で、蓄電装置20Bの第1の開閉器26が開かれている場合、蓄電装置20A及び20Bと蓄電装置20Cとの通電が遮断されるため、蓄電システム1は蓄電装置20A及び20Bのみが並列に接続された蓄電システムとして動作し得る。また、蓄電装置20Aの第1の開閉器26が開かれている場合、蓄電装置20Aと蓄電装置20Bとの通電が遮断される。蓄電装置20Aと蓄電装置20Bとの通電が遮断されると、それに伴い蓄電装置20Aと、蓄電装置20Bよりも下位に接続される全ての蓄電装置との通電も遮断される。このため、蓄電システム1は蓄電装置20Aのみが接続された蓄電システムとして動作し得る。
制御部21は、自装置の動作異常を検知した場合に、通信部28から自装置の動作異常を示す信号を送信する。自装置の動作異常を示す信号には、例えば自装置のID等、動作異常が生じた機器を特定する情報が含まれてもよい。また、制御部21は、当該信号を任意の方法で送信してもよい。例えば、制御部21は、送信対象の機器を指定せず、通信線50に接続された全ての機器に対して信号を送信してもよい。また、制御部21は、前述のID等を用いて送信対象を指定して、特定の機器に対して信号を送信してもよい。また、当該信号は他の機器に対して、通信部28から直接送信されてもよい。或いは、当該信号は、蓄電システム1全体を制御する制御装置、例えばパワーコンディショナ10等に一度送信され、当該制御装置から蓄電システム1に含まれる他の蓄電装置20に対して更に送信されてもよい。
制御部21は、任意の方法で自装置の動作異常を検知してもよい。制御部21は、自装置のセンサにおいて自装置の動作異常を示す情報が検知されたことにより、自装置の動作異常を検知してもよい。そのために、蓄電装置20は、温度センサ、電流計又は電圧計等のセンサを備えてもよい。また、制御部21は、上述した蓄電装置20が備える機能部のいずれかの動作異常を検知することにより、或いは機能部のいずれかの制御が不可能となったことにより、自装置の動作異常を検知してもよい。
制御部21は、自装置の動作異常を検知した場合に、第1の開閉器26は閉じた状態で第2の開閉器27を開いて、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び第2の端子部24と蓄電部22との間の通電を遮断してもよい。これにより、制御部21は、第1の端子部23に接続された第1の機器と第2の端子部24に接続された第2の機器との間の通電を維持した状態で、自装置の蓄電部22のみの通電を遮断することができる。本処理は、上述した通信部28から自装置の動作異常を示す信号を送信する処理と択一的に実施されてもよい。例えば、制御部21は、自装置の動作異常が検知された場合に、動作異常の内容に応じて、通信部28から自装置の動作異常を示す信号を送信して他の機器に自装置を切り離させるか、第2の開閉器27を開いて自身を他の機器から切り離すかを判定してもよい。例えば、制御部21は、自装置の蓄電部22による充放電が行われなければ、自装置の動作異常が他の蓄電装置の動作の安全性に影響を与えないと判定した場合、第2の開閉器27を開いてもよい。
例えば、図1において、蓄電装置20A、20B及び20Cのそれぞれの第1の開閉器26が閉じられている場合、蓄電システム1は蓄電装置20A、20B及び20Cの3つの蓄電装置が並列に接続された蓄電システムとして動作し得る。その後、蓄電装置20Bの制御部21は、蓄電装置20Bの動作異常が検知された場合に、第2の開閉器27を開く。これにより、蓄電装置20Bの制御部21は、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び第2の端子部24と蓄電部22との間の通電を遮断する。かかる場合、蓄電装置20Aと20Cとの通電は維持した状態で、蓄電装置20A及び20Cと蓄電装置20Bとの通電が遮断される。そのため、蓄電システム1は蓄電装置20A及び20Cのみが並列に接続された蓄電システムとして動作し得る。
制御部21は、自装置の第1の開閉器26が開かれると、第1の開閉器26が開かれた旨を報知部30から報知してもよい。かかる場合、報知された情報を見たユーザは、当該蓄電装置とその上位に設置された機器を用いた蓄電システム1の動作継続が可能であると判断し得る。また、ユーザは、当該蓄電装置の下位に設置された機器に動作異常が生じたと判断し得る。更に、制御部21は、自装置の第1の開閉器26が開かれる際に、自装置の動作の少なくとも一部を停止させて、第1の開閉器26が開かれた旨を報知部30から報知してもよい。停止させる自装置の動作の少なくとも一部には、例えば、蓄電部22の充電及び放電が含まれてもよい。その後、例えば蓄電装置20の動作継続を希望するユーザは、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる指示を入力する操作を行う。制御部21は、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる指示を入力部31にて受け付けると、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させてもよい。
本開示において、前述した制御部21をはじめとする蓄電装置20の機能の一部又は全部は、蓄電装置20を制御する制御装置により提供されてもよい。制御装置は、蓄電装置20に含まれてもよく、或いは蓄電装置20の外部に別体として設けられてもよい。別体として設けられる場合、制御装置は、例えばホームエネルギーマネジメントシステム(Home Energy Management System:HEMS)、バッテリーマネジメントシステム(Battery Management System:BMS)、リモコン、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末又はPC(Personal Computer)等を含む、蓄電装置20を制御可能な情報処理装置であってもよい。また、制御装置は、上述したパワーコンディショナ10、或いは他の蓄電装置20であってもよい。
例えば、制御装置は、上述した報知部30及び入力部31を備えてもよい。その場合、制御装置は、蓄電装置20の第1の開閉器26が開かれた旨を自身の報知部30から報知してもよい。そのために、蓄電装置20の制御部21は、通信部28から第1の開閉器26が開かれた旨を通知する信号を制御装置に送信してもよい。かかる場合、信号を受信した制御装置は、蓄電装置20とその上位に設置された機器を用いた蓄電システム1の動作継続が可能であると判断し得る。また、制御装置は、蓄電装置20の第1の開閉器26が開かれた状態で蓄電装置20の動作の少なくとも一部を再開させる指示を自身の入力部31にて受け付けてもよい。その後、制御装置は、蓄電装置20の第1の開閉器26が開かれた状態で蓄電装置20の動作の少なくとも一部を再開させる信号を蓄電装置20に送信してもよい。蓄電装置20の制御部21は、制御装置から送信された蓄電装置20の第1の開閉器26が開かれた状態で蓄電装置20の動作の少なくとも一部を再開させる信号を通信部28にて受信する。
(蓄電システムの動作例1)
図1及び図2を参照して、本開示の一実施形態に係る蓄電システム1が実行する、蓄電装置20の制御の一例を説明する。図1に示す蓄電システム1には、パワーコンディショナ10、蓄電装置20A、20B及び20Cの機器が含まれる。蓄電システム1において、蓄電装置20A、20B及び20Cは並列に接続されている。それぞれの蓄電装置20は、通信線50を介して通信を行うための自装置のIDと、自装置の第1の端子部23及び第2の端子部24にそれぞれ接続された機器のIDとを記憶する。パワーコンディショナ10、蓄電装置20A、20B及び20CのIDは、それぞれID10、ID20A、ID20B及びID20Cであるものとする。蓄電システム1において、パワーコンディショナ10は蓄電装置20A、20B及び20Cの制御装置として用いられるものとする。そのため、蓄電システム1のユーザは、パワーコンディショナ10のリモコンを用いて、蓄電システム1に含まれる機器を操作することができるものとする。以下、蓄電装置20は、第1の開閉器26及び第2の開閉器27が閉じられた状態で本動作を開始するものとして説明する。
図2を参照して、ユーザがリモコンにて蓄電システム1に運転を開始させる操作を行うと、パワーコンディショナ10から蓄電装置20A、20B及び20Cに動作を開始させる信号が送信される。蓄電装置20A、20B及び20Cは運転を開始させる指示を受信すると、指示に応じて蓄電部22の充放電等を含む動作を開始する。蓄電システム1の動作中、蓄電装置20A、20B及び20Cは、それぞれ自装置又は他の機器の動作異常が検知されるか否か監視を行う。例えば、蓄電装置20Bにおいて動作異常が生じた場合、蓄電装置20Bは、通信線50を介して、自装置の動作異常を示す信号を通信線50に接続された他の機器であるパワーコンディショナ10、蓄電装置20A及び20Cに送信する。他の機器は、当該信号を受信することにより、蓄電装置20Bの動作異常を検知する。その後、蓄電装置20Bは、自装置の充放電を停止可能な場合には、停止させる。
蓄電装置20A及び20Cは、蓄電装置20Bの動作異常を検知した場合に、蓄電装置20Bが自装置の第2の端子部24に接続された第2の機器であるか否かを判定する。蓄電装置20Aは、蓄電装置20Bが自装置の第2の端子部24に接続された第2の機器であるため、自装置の第1の開閉器26を開く。一方で、蓄電装置20Cは、蓄電装置20Cが自装置の第2の端子部24に接続された第2の機器ではないため、自装置の第1の開閉器26を開かない。これにより、蓄電システム1において、蓄電装置20Aよりも下位に接続された蓄電装置は切り離される。このため、蓄電システム1は、蓄電装置20Aのみが接続された縮退状態での運転が可能になる。蓄電装置20Aは、自装置の第1の開閉器26が開かれた旨を自装置のディスプレイに表示する。蓄電システム1に含まれる蓄電装置20のそれぞれは、安全のため、蓄電装置20Bの動作異常を検知した場合に、蓄電部22による充放電を停止させる。
ユーザは蓄電装置20Aのディスプレイに表示された情報をもとに、蓄電装置20Aのみを対象に蓄電システム1の運転を再開させるか否か検討する。その後、ユーザは蓄電装置20Aのタッチパネルに蓄電部22による充放電を再開させる指示を入力する。蓄電装置20Aは充放電を再開させる指示を受け付けると、蓄電装置20Aの第1の開閉器26が開かれた状態で蓄電部22による充放電を再開する。
(蓄電システムの動作例2)
図1及び図3を参照して、本開示の一実施形態に係る蓄電システム1が実行する、蓄電装置20の制御の他の例を説明する。動作例1では、蓄電システム1において他の蓄電装置の動作異常を検知した場合の蓄電装置20の制御を説明した。本動作例では、蓄電システム1において自装置の動作異常を検知した場合の蓄電装置20の制御を説明する。以下、蓄電装置20は、第1の開閉器26及び第2の開閉器27が閉じられた状態で本動作を開始するものとして説明する。
図3を参照して、例えば、蓄電装置20Bにおいて、自装置の動作異常が検知されたとする。蓄電装置20Bは、自装置の第2の開閉器27が制御可能である場合には、自装置の第2の開閉器27を開いて、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、蓄電部22を切り離す。その後、蓄電装置20Bは、自装置の充放電を停止可能な場合には、停止させる。これにより、蓄電システム1において、蓄電装置20Bの第1の端子部23と第2の端子部24とにそれぞれ接続されている蓄電装置20Aと20Cとは通電可能に接続された状態で、蓄電装置20Bの蓄電部22の充放電のみが行われなくなる。このため、蓄電システム1は、蓄電装置20A及び20Cのみが並列に接続された縮退状態での運転が可能になる。
動作例1と同様に、蓄電システム1に含まれる蓄電装置20のそれぞれは、安全のため、蓄電部22による充放電を停止させる。蓄電装置20A及び20Cは、ユーザにより蓄電システム1の運転を再開させる指示を受け付けると、それぞれの蓄電部22による充放電を再開させる。
(蓄電装置の処理例1)
図4を参照して、本開示の一実施形態に係る蓄電装置である蓄電装置20が実行する処理の一例を説明する。本処理例では、他の機器の動作異常を検知した場合の蓄電装置20が実行する処理を説明する。以下、蓄電装置20が、第1の開閉器26及び第2の開閉器27が閉じられた状態で動作しているものとして説明する。
ステップS101:制御部21は、第2の機器の動作異常を検知する。
ステップS102:制御部21は、第1の開閉器26を開いて、第1の端子部23と蓄電部22とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断する。
ステップS103:制御部21は、自装置の動作の少なくとも一部を停止させる。
ステップS104:制御部21は、第1の開閉器26が開かれた旨を報知部30から報知する。
ステップS105:制御部21は、第1の開閉器26が開かれた状態で自装置の動作の少なくとも一部を再開させる指示を入力部31にて受け付けた否か判定する。制御部21は、当該指示を受け付けない場合(ステップS105−No)、本ステップを繰り返す。
ステップS106:制御部21は、第1の開閉器26が開かれた状態で前記動作の少なくとも一部を再開させる信号を受信した場合(ステップS105−Yes)、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる。
(蓄電装置の処理例2)
図5を参照して、本開示の一実施形態に係る蓄電装置である蓄電装置20が実行する処理の他の例を説明する。本処理例では、自装置の動作異常を検知した場合の蓄電装置20が実行する処理を説明する。以下、蓄電装置20が、第1の開閉器26及び第2の開閉器27が閉じられた状態で動作しているものとして説明する。
ステップS111:制御部21は、自装置の動作異常を検知する。
ステップS112:制御部21は、第2の開閉器27を制御することが可能か否かを判定する。
ステップS113:制御部21は、第2の開閉器27が制御可能な場合(ステップS112−Yes)、第2の開閉器27を開いて、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び第2の端子部24と蓄電部22との間の通電を遮断する。
ステップS114:制御部21は、第2の開閉器27が制御可能ではない場合(ステップS112−No)、通信部28から自装置の動作異常を示す信号を送信する。
ステップS115:制御部21は、自装置の動作の少なくとも一部を停止させる。
(蓄電システムの処理例)
図6を参照して、本開示の一実施形態に係る蓄電システム1が実行する処理の一例を説明する。図1に示される蓄電システム1には、パワーコンディショナ10と、蓄電装置である蓄電装置20A、20B及び20Cが含まれる。蓄電システム1において、パワーコンディショナ10は蓄電装置20の制御装置として用いられるものとする。以下、蓄電装置20は、ユーザによるパワーコンディショナ10のリモコン操作等に基づき、第1の開閉器26及び第2の開閉器27が閉じられた状態で動作を開始するものとして説明する。
ステップS201:パワーコンディショナ10は、蓄電システム1の動作を開始させるユーザ操作を受け付けると、蓄電装置20A、20B及び20Cに、動作を開始させる信号を送信する。蓄電装置20A、20B及び20Cは、当該信号に基づき、動作を開始する。
ステップS202:蓄電装置20A、20B及び20Cの動作中に、蓄電装置20Cにおいて、動作異常が発生したとする。蓄電装置20Bは、自装置の動作異常を検知した場合に、通信部28から自装置の動作異常を示す信号をパワーコンディショナ10、蓄電装置20A及び20Cに送信する。
ステップS203:蓄電装置20Aは、蓄電装置20Cの動作異常を検知した場合に、蓄電装置20Cは第2の機器ではないため、第1の開閉器26を開かずに、例えば蓄電部22の充放電等、自装置の動作の少なくとも一部を停止させる。
ステップS204:蓄電装置20Bは、蓄電装置20Cの動作異常を検知した場合に、蓄電装置20Cは第2の機器であるため、第1の開閉器26を開いて、第1の端子部23と蓄電部33とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断する。これにより、蓄電装置20Aと蓄電装置20Bは通電可能に接続された状態で、蓄電装置20Bと蓄電装置20Cの通電が遮断される。
ステップS205:蓄電装置20Bは、例えば蓄電部22の充放電等、自装置の動作の少なくとも一部を停止させる。
ステップS206:蓄電装置20Bは、通信部28から自装置の第1の開閉器26が開かれた旨を通知する信号をパワーコンディショナ10に送信する。
ステップS207:パワーコンディショナ10は、リモコン等に蓄電装置20Bの開閉器が開かれた旨を表示する。
ステップS208:パワーコンディショナ10は、蓄電システム1の動作を再開させるユーザ操作を受け付けると、蓄電装置20A及び20Bに、動作の少なくとも一部を再開させる信号を送信する。
ステップS209:蓄電装置20A及び20Bは、当該信号に基づき、動作の少なくとも一部を再開する。これにより、蓄電システム1は縮退状態で運転を再開する。
ステップS210:ユーザが蓄電装置20Cを修理する際に、パワーコンディショナ10は、蓄電システム1の動作を停止させるユーザ操作を受け付けると、蓄電装置20A、20B及び20Cに、動作を停止させる信号を送信する。蓄電装置20A、20B及び20Cは、当該信号に基づき、動作を停止する。その後、ユーザは蓄電装置20Cを修理する。
ステップS211:ユーザによる蓄電装置20Cの修理が完了したのち、パワーコンディショナ10は、蓄電システム1の動作を開始させるユーザ操作を受け付けると、蓄電装置20A、20B及び20Cに、動作を開始させる信号を送信する。蓄電装置20A、20B及び20Cは、当該信号に基づき、動作を開始する。これにより、蓄電システム1は通常状態で運転を開始する。
以上述べたように、本実施形態によれば、蓄電装置20は、第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部23と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部24と、蓄電部22と、第1の端子部23、第2の端子部24及び蓄電部22を通電可能に接続する電線25と、電線25に設けられた第1の開閉器26と、制御部21とを備える。制御部21は、第2の機器の動作異常を検知した場合に、第1の開閉器26を開いて、第1の端子部23と蓄電部22とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び蓄電部22と第2の端子部24との間の通電を遮断する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、自装置よりも下位に接続されている他の機器を自動で切り離すことができる。これにより、蓄電装置20を含む蓄電システム1は正常に動作可能な一部の蓄電装置を継続動作させることができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20は、通信部28を更に備える。制御部21は、通信部28において第2の機器の動作異常を示す信号を受信することにより、第2の機器の動作異常を検知する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、自装置によって第2の機器の動作異常を特定できない場合においても、他の機器から送信された信号に基づき、第2の機器の動作異常を検知することができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置の制御部21は、自装置の動作異常を検知した場合に、通信部28から自装置の動作異常を示す信号を送信する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、自装置に動作異常が生じた場合に、自装置よりも上位に接続されている他の機器に自装置を切り離させ得る。これにより、蓄電装置20を含む蓄電システム1は正常に動作可能な一部の蓄電装置を継続動作させることができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20は、第2の開閉器27を更に備える。制御部21は、自装置の動作異常を検知した場合に、第2の開閉器27を開いて、第1の端子部23と第2の端子部24とを通電可能に接続した状態で、第1の端子部23及び第2の端子部24と蓄電部22との間の通電を遮断する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、自装置に動作異常が生じた場合に、自装置の上位及び下位に接続されている他の機器の通電を維持した状態で、自装置の蓄電部22を切り離させ得る。これにより、蓄電装置20を含む蓄電システム1は正常に動作可能な一部の蓄電装置を継続動作させることができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20は、報知部30を更に備える。制御部21は、自装置の第1の開閉器26が開かれると、第1の開閉器26が開かれた旨を報知部30から報知する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、自装置よりも上位に接続された機器が正常に動作し得ることをユーザに通知することができる。また、蓄電装置20は、自装置の下位に接続された機器に異常が生じたことをユーザに通知することができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20は、報知部30に加え、入力部31をも備える。制御部21は、自装置の第1の開閉器が開かれる際に、自装置の動作の少なくとも一部を停止させて、第1の開閉器26が開かれた旨を前記報知部から報知する。制御部21は、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる指示を入力部31にて受け付けると、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる。かかる構成によれば、蓄電装置20は、第2の機器に動作異常が発生した際に自装置の動作を停止させ、ユーザに対して自装置の動作について継続の要否の判断を仰いだ上で、自装置の動作を再開させることができる。これにより、ユーザに第2の機器に動作異常が生じた際に蓄電システム1を継続して動作させるか否かの判断を行う機会を与えられるため、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20の制御部21は、通信部28から自装置の第1の開閉器26が開かれると、第1の開閉器26が開かれた旨を通知する信号を送信する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、蓄電システム1において自装置よりも上位に接続された機器は正常に動作し得ることを他の機器に通知することができる。また、蓄電装置20は、自装置の下位に接続された機器に異常が生じたことを他の機器に通知することができる。これにより、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20の制御部21は、自装置の第1の開閉器26が開かれる際に、自装置の動作の少なくとも一部を停止させて、通信部28から第1の開閉器26が開かれた旨を通知する信号を送信する。制御部21は、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる信号を通信部28にて受け付けると、第1の開閉器26が開かれた状態で動作の少なくとも一部を再開させる。かかる構成によれば、蓄電装置20は、第2の機器に動作異常が発生した際に自装置の動作を停止させ、ユーザが操作可能な機器により自装置の動作を継続の要否の判断を仰いだ上で、自装置の動作を再開させることができる。これにより、第2の機器に動作異常が生じた際に、蓄電装置20と遠隔地にあるユーザに対しても他の機器を介して、蓄電システム1を継続して動作させるか否かの判断を行う機会が与えられるため、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
本実施形態によれば、蓄電装置20の第1の開閉器26は閉じられた状態から開かれた状態に不可逆的に遷移する。かかる構成によれば、蓄電装置20は、第1の開閉器26又はその部品を交換された場合にのみ、蓄電装置20の第1の開閉器26が閉じられた状態で動作することができる。これにより、ユーザに第2の機器及び蓄電装置20の安全を確認させる機会を与えられるため、蓄電装置を制御する技術の有用性が向上する。
前述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。従って、本開示は、前述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形又は変更が可能である。例えば、各手段又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、前述した実施形態において、蓄電システム1において、蓄電装置20等の機器が並列に接続される例を示したが、この限りではない。蓄電装置20等の機器が直列に接続されてもよい。
例えば、前述した実施形態において、蓄電装置は、外部に電力を供給できる任意の機器であってもよい。蓄電装置は、例えば、太陽電池、風力発電装置、水力発電装置及び燃料電池等を含む任意の電源装置であってもよい。かかる場合、前述した蓄電システムは電源システムであってもよく、蓄電部は発電して電力を供給する電源部であってもよい。
例えば、前述した実施形態において、通信線50に接続される機器のそれぞれに、機器を一意に特定するためのIDが1つずつ付与される例を示したが、この限りではない。それぞれの機器には、複数のIDを含む、ID群が付与されてもよい。かかる場合、ID群に含まれるIDは、機器を一意に特定するとともに、その機器に関する追加の情報も含み得る。機器に関する追加の情報は、その機器の動作状態であってもよい。例えば、蓄電装置20には、蓄電装置20を一意に特定して、自装置が正常動作であることを示すIDと、蓄電装置20を一意に特定して、自装置が動作異常であることを示すIDとを含むID群が付与されてもよい。
1 蓄電システム
10 パワーコンディショナ
20 蓄電装置
21 制御部
22 蓄電部
23 第1の端子部
24 第2の端子部
25 電線
26 第1の開閉器
27 第2の開閉器
28 通信部
29 記憶部
30 報知部
31 入力部
40 電線
50 通信線
60 電力系統
70 負荷

Claims (11)

  1. 第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、
    第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、
    蓄電部と、
    前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、
    前記電線に設けられた第1の開閉器と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断する、
    蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記通信部において前記第2の機器の動作異常を示す信号を受信することにより、前記第2の機器の動作異常を検知する、
    蓄電装置。
  3. 請求項2に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、自装置の動作異常を検知した場合に、前記通信部から自装置の動作異常を示す信号を送信する、
    蓄電装置。
  4. 請求項1又は2に記載の蓄電装置であって、
    前記電線に設けられた第2の開閉器を更に備え、
    前記制御部は、自装置の動作異常を検知した場合に、前記第2の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記第2の端子部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記第2の端子部と前記蓄電部との間の通電を遮断する、
    蓄電装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の蓄電装置であって、
    報知部を更に備え、
    前記制御部は、自装置の前記第1の開閉器が開かれると、前記第1の開閉器が開かれた旨を前記報知部から報知する、
    蓄電装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の蓄電装置であって、
    報知部と、入力部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    自装置の前記第1の開閉器が開かれる際に、自装置の動作の少なくとも一部を停止させて、前記第1の開閉器が開かれた旨を前記報知部から報知し、
    前記第1の開閉器が開かれた状態で前記動作の少なくとも一部を再開させる指示を前記入力部にて受け付けると、前記第1の開閉器が開かれた状態で前記動作の少なくとも一部を再開させる、
    蓄電装置。
  7. 請求項2又は3に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、前記通信部から自装置の前記第1の開閉器が開かれると、前記第1の開閉器が開かれた旨を通知する信号を送信する、
    蓄電装置。
  8. 請求項2又は3に記載の蓄電装置であって、
    前記制御部は、
    自装置の前記第1の開閉器が開かれる際に、自装置の動作の少なくとも一部を停止させて、前記通信部から前記第1の開閉器が開かれた旨を通知する信号を送信し、
    前記第1の開閉器が開かれた状態で前記動作の少なくとも一部を再開させる信号を前記通信部にて受け付けると、前記第1の開閉器が開かれた状態で前記動作の少なくとも一部を再開させる、
    蓄電装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の蓄電装置であって、
    前記第1の開閉器は閉じられた状態から開かれた状態に不可逆的に遷移する、
    蓄電装置。
  10. 第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、前記電線に設けられた第1の開閉器とを備える蓄電装置を制御可能な制御装置であって、
    前記蓄電装置に、前記第2の機器の動作異常を検知させ、
    前記蓄電装置に、前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断させる、
    制御装置。
  11. 第1の機器と通電可能に接続される第1の端子部と、第2の機器と通電可能に接続される第2の端子部と、蓄電部と、前記第1の端子部、前記第2の端子部及び前記蓄電部を通電可能に接続する電線と、前記電線に設けられた第1の開閉器とを備える蓄電装置の制御方法であって、
    前記第2の機器の動作異常を検知するステップと、
    前記第2の機器の動作異常を検知した場合に、前記第1の開閉器を開いて、前記第1の端子部と前記蓄電部とを通電可能に接続した状態で、前記第1の端子部及び前記蓄電部と前記第2の端子部との間の通電を遮断するステップ、
    を含む、制御方法。
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