JPWO2019181659A1 - サーバおよび管理システム - Google Patents

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Abstract

電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを管理する複数の管理装置と通信するサーバは、車両で使用されたバッテリには、車両に取り付けられてから取り外されるまでに車両においてバッテリがどのように使用されたかを示す使用履歴情報が書き込まれており、複数の管理装置のそれぞれは、バッテリを交換するためのステーションに配されており、サーバは、管理装置において車両で使用されたバッテリから読み出された使用履歴情報を、管理装置から受信する受信部と、車両が走行する環境に関する環境情報を取得する環境取得部と、環境取得部で取得された環境情報と、受信部で受信された使用履歴情報とに基づいて、ステーションにストックされているバッテリの過不足を予測して出力する予測部とを備える。

Description

本発明は、サーバおよび管理システムに関する。
時間期間に対するローミングEVの予測数を算出する予測EVモデルを用いて、予想対象となる時間と天気情報とに基づき、ローミングEVに対して必要となる各種タイプの電池の予測数を計算するエネルギーフロー管理システムがある(例えば、特許文献1を参照)。当該予測EVモデルは、例えば、履歴充電データにおいて、時間期間に充電スタンドに到来したEVの電池情報をタイプ及び容量毎にカウントすることで生成される。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2011−197932号公報
解決しようとする課題
しかしながら、上記システムでは、充電ステーションにおいて過去の特定の時間期間(例えば月曜の朝9時から10時)に必要とされたタイプ及び容量毎の電池情報の統計データを用いて、将来の同じ時間期間に必要とされるタイプ毎の電池の数及び容量を計算するので、各ローミングEVのユーザが、どのような態様で電池を使用し、どのような周期や頻度で充電ステーションに電池を交換しに行っているのか、といったユーザ毎の情報に基づいて充電ステーションの電池需要を予測することができなかった。
一般的開示
本発明の一態様においては、サーバを提供する。サーバは、電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを管理する複数の管理装置と通信してもよい。車両で使用されたバッテリには、車両に取り付けられてから取り外されるまでに車両においてバッテリがどのように使用されたかを示す使用履歴情報が書き込まれてもよい。複数の管理装置のそれぞれは、バッテリを交換するためのステーションに配されてもよい。サーバは、管理装置において車両で使用されたバッテリから読み出された使用履歴情報を、管理装置から受信する受信部を備えてもよい。サーバは、車両が走行する環境に関する環境情報を取得する環境取得部を備えてもよい。サーバは、環境取得部で取得された環境情報と、受信部で受信された使用履歴情報とに基づいて、ステーションにストックされているバッテリの過不足を予測して出力する予測部を備えてもよい。
環境情報は、天気に関する天気情報を含んでもよい。使用履歴情報は、車両で使用されたバッテリが車両に取り付けられてから取り外されるまでに車両が走行した経路の履歴を示す経路履歴情報を含んでもよい。
車両で使用されたバッテリには車両のユーザの個体を識別するためのユーザIDが書き込まれてもよい。受信部は、管理装置において車両で使用されたバッテリから読み出されたユーザIDを、管理装置から受信してもよい。サーバは、予測部で予測された過不足を解消するために、受信部で受信されたユーザIDに対応するユーザに対して特定のステーションでバッテリを交換することを推奨する推奨情報を、ユーザが所持している通信端末に送信する推奨部を更に備えてもよい。
サーバは、推奨部による推奨に応じて、車両で使用されたバッテリを特定のステーションで交換したユーザに対して報奨を与えるための報奨情報を、推奨に応じたユーザの通信端末に送信する報奨部を更に備えもよい。予測部は、受信部で受信された使用履歴情報に基づいて、車両で使用されているバッテリの電力残量を予測してもよい。推奨部は、予測部で予測されたバッテリの電力残量に基づいて、推奨情報を出力してもよい。
受信部は、通信端末で読み取られた、車両で使用されているバッテリの現在の電力残量を示す残量情報を、通信端末から受信してもよい。推奨部は、受信部で受信された残量情報に示される、車両で使用されているバッテリの現在の電力残量に基づいて、推奨情報を出力してもよい。
本発明の一態様においては、管理システムを提供する。管理システムは、複数の管理装置を備えてもよい。複数の管理装置は、電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを管理してもよい。管理システムは、サーバを備えてもよい。サーバは、複数の管理装置と通信してもよい。車両で使用されたバッテリには、車両に取り付けられてから取り外されるまでに車両においてバッテリがどのように使用されたかを示す使用履歴情報が書き込まれてもよい。複数の管理装置のそれぞれは、バッテリを交換するためのステーションに配されてもよい。複数の管理装置のそれぞれは、車両で使用されたバッテリから、使用履歴情報を読み出してサーバに送信してもよい。サーバは、複数の管理装置のそれぞれから使用履歴情報を受信する受信部を有してもよい。サーバは、車両が走行する環境に関する環境情報を取得する環境取得部を有してもよい。サーバは、環境取得部で取得された環境情報と、受信部で受信された使用履歴情報とに基づいて、ステーションにストックされているバッテリの過不足を予測して出力する予測部を有してもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態による電力ネットワーク10の概略図である。 車両100のブロック図である。 バッテリ200のブロック図である。 運転履歴格納部213に格納される運転情報履歴情報のテーブルの一例である。 使用状況履歴格納部215に格納される使用状況履歴情報のテーブルの一例を示す。 通信端末70のブロック図である。 ステーション300のブロック図である。 管理装置400のブロック図である。 サーバ500のブロック図である。 第1実施形態によるフロー図である。 第2実施形態による電力ネットワーク12の概略図である。 第2実施形態によるフロー図である。 本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されうるコンピュータ1200の例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
図1は、第1実施形態による電力ネットワーク10の概略図である。電力ネットワーク10は、電気で駆動する車両100に対して着脱可能なバッテリ200を管理する管理システム20と、変電装置35を管理する電力会社30の電力会社端末32と、車両100が走行する環境に関する環境情報を通信ネットワーク40に配信する環境情報配信装置50とを含む。なお電力会社30、変電装置35、および、変電装置35に電力を供給する発電装置をまとめて電力系統と称する。
電力ネットワーク10は、環境情報と、バッテリ200がどのように使用されたかを示す使用履歴情報とに基づいて、ステーション300にストックされているバッテリ200の過不足を予測することで、バッテリ200を活用してステーション300をVPPとして機能させ電力を融通する。
管理システム20は、ユーザ60によって使用される車両100と、車両100に装着されると車両100との間で電力を充放電するバッテリ200と、複数のバッテリ200を収容して充放電するステーション300とを備える。管理システム20は更に、バッテリ200を管理する管理装置400と、通信ネットワーク40を介して管理装置400と通信するサーバ500とを備える。通信ネットワーク40は、有線、無線を問わない。
管理システム20は更に、ユーザ60によって所持される通信端末70を備える。通信端末70は例えばスマートフォンであって、通信ネットワーク40を介してサーバ500と通信する。通信端末70は更に、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信手段により、バッテリ200と通信する。管理装置400は、バッテリ200およびステーション300を介して車両100の情報を取得する。
図1の例では、電力会社30はエリアAおよびエリアBを管轄している。エリアAおよびエリアBのそれぞれには、変電装置35、ステーション300および管理装置400が1つずつ配されている。各エリア内において、変電装置35はグリッド37を介してステーション300を含む需要者に電力を供給するとともに、当該需要者から電力を融通される。変電装置35はさらに、電力不足のために節電を要請することを示す節電要請情報を管理装置400に送信する。
ステーション300は、車両100で用いられるバッテリ200を収容して充電する。さらに、ステーション300は、バッテリ200をユーザ60に貸し出す。
管理装置400は例えばPCであって、ステーション300に配されるかまたは遠隔で、ステーション300を管理する。具体的には、管理装置400は、ステーション300に収容されたバッテリ200の充電、貸し出し、および、グリッド37への放電を制御する。さらに、管理装置400は、ステーション300を介してバッテリ200から取得した情報をサーバ500に送信する。
サーバ500は、電力会社端末32から、各エリアで節電要請が見込まれる時間帯と、当該時間帯における不足電力とを示す節電予告情報を受信する。また、サーバ500は、環境情報配信装置50から各エリアの環境情報を受信し、管理装置400からバッテリ200の情報を受信する。さらに、サーバ500は、節電予告情報、環境情報およびバッテリ200の情報に基づいて、各ステーション300にストックされているバッテリ200の過不足を予測する。さらに、サーバ500は、バッテリ200の過不足を予測した出力結果に基づき、バッテリ200の過不足を解消するための処理をする。
サーバ500が管理装置400から受信するバッテリ200の情報は、バッテリ200が車両100に取り付けられてから取り外されるまでの間、すなわちバッテリ200の取り付け期間に、車両100においてバッテリ200がどのように使用されたかを示す使用履歴情報を含む。また、サーバ500が管理装置400から受信するバッテリ200の情報は、車両100のユーザ60の個体を識別するためのユーザIDを含む。
環境情報配信装置50は、環境情報を配信する。環境情報配信装置50は、例えば環境省のウェブサーバや、国土交通省のウェブサーバなどである。環境情報は、各エリアの天気に関する天気情報、各エリアの道路における渋滞情報、各エリアの道路における工事情報、などを含む。
本実施形態において、車両100は自動二輪車である。これに代えてまたはこれに加えて、車両100は自動四輪車や電動自転車などであってもよい。
図2は、車両100のブロック図である。車両100は、バッテリ200を収容するバッテリ収容部101と、条件格納部121および車両ID格納部123を含む格納部120とを備える。バッテリ収容部101は、バッテリ200を収容するとともに電気的に接続する。
条件格納部121は、車両100のユーザ60の運転性向を判断するための運転性向判断条件、バッテリ200の適正範囲内のSOC(States of Charge)条件、および、バッテリ200の適正範囲内の温度条件を格納する。適正範囲内のSOC条件とは、予め定められた適正下限SOCを下回らないことを含む。適正範囲内の温度条件とは、予め定められた適正上限温度を上回らず、且つ、予め定められた適正下限温度を下回らないことを含む。車両ID格納部123は、車両100の個体を識別するための車両IDを格納する。車両IDは、例えばVIN(Vehicle Identification Number)を含む。
車両100は更に、充放電量計測部103とバッテリ温度計測部107とを備える。充放電量計測部103は、バッテリ200に出入りする電流とバッテリ200の電圧とを計測し、電流および電圧を積算して電力量を算出し、書込部125に出力する。バッテリ温度計測部107はバッテリ200の温度を計測し、書込部125に出力する。
車両100は更に、バッテリ200のブレーキ操作によって車両100で生成された回生電力をバッテリ200に充電する回生電力充電部109を備える。
車両100は更に、SOCを算出するSOC算出部105を備える。SOC算出部105は、充放電量計測部103からバッテリ200の電圧を入力され、バッテリ温度計測部107からバッテリ200の温度を入力されると、バッテリ200のSOCを算出する。
より具体的には、SOC算出部105は、予め測定されたバッテリ200の無負荷時放電特性(OCV[Open Circuit Voltage])、温度特性、特定の条件下で予め測定されたバッテリ200のSOC−OCV曲線などの測定データがリファレンスとしてバッテリ200に書き込まれていることを前提として、バッテリ200に書き込まれた当該測定データを読み出す。SOC算出部105は、充放電量計測部103およびバッテリ温度計測部107から入力されるバッテリ200の電圧および温度と、バッテリ200から読み出した測定データとを用いて、インピーダンス・トラック方式によりバッテリ200のインピーダンスを常時補足し、バッテリ200から読み出したSOC−OCV曲線を更新、すなわちバッテリ200に書き込む。SOC算出部105は、更新したSOC−OCV曲線と充放電量計測部103から入力されるバッテリ200の現在の電圧とに基づいて、バッテリ200の現在のSOCを算出し、書込部125に出力する。SOC算出部105はまた、条件格納部121を参照することにより、バッテリ200が車両100に取り付けられてから取り外されるまでの期間である取り付け期間におけるバッテリ200のSOCが適正範囲内であるか否かを判断し、書込部125に出力する。
車両100は更に、現在の日時を計測して書込部125に出力する日時計測部112と、車両100の現在の位置情報を取得して書込部125に出力する位置情報取得部111と、車両100の加速度を計測して書込部125に出力する加速度計測部113とを備える。
位置情報取得部111は、例えばGPS(全地球測位システム)から車両100の位置の緯度及び経度を表すGPSデータを取得し、GPSデータに示される車両100の位置が含まれる上記のエリア、例えばエリアAやエリアBなどを車両100の現在の位置情報として出力する。また、位置情報取得部111は、取得したGPSデータそのものを、車両100の現在の位置情報として出力する。
日時計測部112は、例えば車両100のイグニッションスイッチがONになってからOFFになるまでの1ドライブサイクルの時間帯および曜日を計測して出力する。
車両100は更に、車両100の1ドライブサイクル当たりの連続走行時間を計測して書込部125に出力する走行時間計測部115と、車両100の1ドライブサイクル当たりの連続走行距離を計測して書込部125に出力する走行距離計測部117とを備える。
車両100は更に、書込部125から入力された情報、および、条件格納部121に格納されている運転性向判断条件に基づき、車両100のユーザ60の運転性向を判断して書込部125に出力する運転性向判断部119を備える。運転性向判断部119は、当該運転性向判断条件に基づいて、加速重視型、省エネ重視型、長距離運転指向、長時間運転指向、短距離運転指向または短時間運転指向のいずれに該当するかを判断する。
上記の書込部125は、車両100の各構成から入力される複数の情報を、車両ID格納部123に格納された車両IDと共にバッテリ200に書き込む。
図3は、バッテリ200のブロック図である。バッテリ200は車両100から取り外された状態でユーザ60により持ち運び可能な、いわゆるモバイルバッテリである。
バッテリ200は、車両100から入力される複数種類の情報等を格納する格納部210と、ユーザ60によって所持される通信端末70と通信する通信部230と、バッテリ200の現在の劣化状態を表示する劣化表示部240とを備える。
格納部210は、バッテリ200の使用履歴情報を格納する使用履歴情報格納部211と、バッテリ200に関するバッテリ情報を格納するバッテリ情報格納部217とを含む。
使用履歴情報は、バッテリ200が車両100の取り付け期間に、車両100においてバッテリ200がどのように使用されたかを示す。使用履歴情報には、車両100の運転履歴を示す運転履歴情報と、バッテリ200の使用状況の履歴を示す使用状況履歴情報とが含まれる。これに対応して、使用履歴情報格納部211は運転履歴情報を格納する運転履歴格納部213と、使用状況履歴情報を格納する使用状況履歴格納部215とを含む。
運転履歴情報は、例えば、バッテリ200の取り付け期間に車両100が走行した経路の履歴を示す経路履歴情報を含む。また、運転履歴情報は、例えば、バッテリ200の取り付け期間における、車両100の1ドライブサイクル当たりの連続走行距離、連続走行時間、急加減速回数、走行時間帯、走行曜日、走行エリアなどの履歴情報の他、バッテリ200の取り付け期間の全ドライブサイクルの累積走行距離、累積走行時間などを含む。運転履歴情報には、さらに、上述した運転性向が含まれる。
使用状況履歴情報は、例えば、バッテリ200の取付日時、バッテリ200の取り付け期間における、バッテリ200のSOC、充電量および放電量、バッテリ200の温度が予め定められた適正上限温度以上となった回数、バッテリ200の温度が予め定められた適正下限温度以下となった回数などの履歴情報を含む。使用状況履歴情報は、バッテリ200の取り付け期間におけるバッテリ200のSOCが適正範囲内であるか否かの情報を含み、上述の通り、当該情報は車両100によって判断されて書き込まれる。
使用状況履歴情報は、バッテリ200の取り付け期間におけるバッテリ200の温度履歴そのものを含んでもよい。また、使用状況履歴情報は、バッテリ200の取り付け期間における車両100の走行時の情報だけでなく、当該期間における車両100の走行時以外の情報、例えばバッテリ200の自然放電や経年劣化などに起因する情報を含んでもよい。また、使用状況履歴情報は、バッテリ200の取り付け期間の、バッテリ200の劣化の度合いを示す劣化度(SOH[States of Health])、劣化度を段階的に示す劣化等級、劣化等級の変化などの情報を含んでもよく、当該情報は管理装置400によって判断されて書き込まれる。代替的に、当該劣化度の情報は、車両100の走行中に車両100によって算出されてもよい。
ここで、バッテリ200の劣化度(SOH)は、バッテリ200が未使用の状態におけるバッテリ200の容量に対する、バッテリ200の現状態におけるバッテリ200の容量の比の百分率である容量維持率で表される。劣化度(SOH)は、バッテリ200の公称容量に対する現在の容量の割合を百分率で示した値とも定義できる。
また、使用状況履歴情報は、バッテリ200の取り付け期間におけるバッテリ200の劣化度が適正範囲内であるか否かの情報を含んでもよく、当該情報は管理装置400によって判断されて書き込まれる。
バッテリ情報格納部217に格納されるバッテリ情報は、バッテリ200の個体を識別するためのバッテリIDを含む。バッテリ情報は更に、予め測定されたバッテリ200の無負荷時放電特性(OCV)、温度特性、特定の条件下で予め測定されたバッテリ200のSOC−OCV曲線などの測定データを含む。バッテリ情報はまた、特定の条件下で計測されたバッテリ200の公称容量を含んでもよい。また、バッテリ情報は更に、バッテリ200の種別の情報や、バッテリ200の現在の最大許容電流、最大許容電圧および最大許容温度の情報などを含んでもよい。バッテリ200の現在の最大許容電流、最大許容電圧および最大許容温度の情報などは、車両100の走行中に車両100によって計測されることが好ましい。また、使用状況履歴格納部215に格納されているバッテリ200のSOCの情報、および、バッテリ200の現在の劣化度の情報は、バッテリ情報としても用いられる。
通信部230は、ユーザ60によって所持される通信端末70との間で近距離無線通信を確立すると、バッテリ情報格納部217に格納されているバッテリ200のSOCの情報を、バッテリIDと共に通信端末70に送信する。なお、バッテリ200は、通信部230により、通信ネットワーク40を介して管理装置400およびサーバ500の何れか又は両方と通信してもよい。
劣化表示部240は、バッテリ200の現在の充電量である電力残量に拘わらず、バッテリ200の現在の劣化度または劣化等級を外部から視認可能に表示する。劣化表示部240は、例えば1つ又は複数のLEDを有し、LEDの表示色や点灯数などを変えることによって、バッテリ200の現在の劣化度または劣化等級を表示してもよい。また、劣化表示部240は、例えば劣化度または劣化等級に応じて色の異なるラベルを貼り付けられることによって、バッテリ200の現在の劣化度または劣化等級を表示してもよい。
図4は、運転履歴格納部213に格納される運転情報履歴情報のテーブルの一例である。当該テーブルにおいて、「参照番号」、「連続走行距離[km]」、「連続走行時間[h]」、「急加減速回数[回]」、「累積走行距離[km]」、「累積走行時間[h]」、「時間帯[時]」、「曜日」および「走行エリア」が対応付けて記録される。当該テーブルはユーザIDごと(または車両IDごと)に記録されており、テーブルごとに「運転性向」が記録されている。
例えば、参照番号1の行には、連続走行距離が3km、連続走行時間が0.4h、急加減速回数が2回、累積走行距離が3km、累積走行時間が0.4h、時間帯が8〜9時、曜日が金曜、および、走行エリアがAと記録されている。さらに、参照番号1から3までの3ドライブサイクル分の運転履歴データに基づき、当該バッテリ200を借りて車両100で使用しているユーザ60の運転性向は短距離運転指向で加速重視型と判断された結果が記憶されている。
図5は、使用状況履歴格納部215に格納される使用状況履歴情報のテーブルの一例を示す。当該テーブルにおいて、「参照番号」、「SOC」、「充電量[kWh]」、「放電量[kWh]」、「バッテリ温度≧適正上限温度[回]」および「バッテリ温度≦適正下限温度[回]」が対応付けて記録される。
例えば、参照番号1の行には、SOCが98、充電量が0.03kWh、放電量が0.3kWh、バッテリ温度≧適正上限温度となった回数が1回、および、バッテリ温度≦適正下限温度となった回数が0回と記録されている。なお、図4および図5の各テーブルの左端に記載された参照番号は相互に対応している。すなわち、同じ参照番号に示されているデータは、同じ1ドライブサイクルにおけるデータである。
図6は、通信端末70のブロック図である。通信端末70は、サーバ500およびバッテリ200と通信する通信部71と、ユーザ60に対して報奨を与えるための報奨情報などを表示する表示部73を備える。
図7は、ステーション300のブロック図である。ステーション300は、複数のバッテリ200を収容するバッテリ収容部301と、バッテリ収容部301に収容された複数のバッテリ200に対して、読み出しおよび書き込みを行う読み書き部303、および、管理装置400からの指示に従いバッテリ200の充放電を制御する充放電部305とを備える。
バッテリ収容部301は、管理装置400からの指示に基づいて、収容している特定のバッテリ200を貸し出し可能な状態、すなわち外部から取り出し可能な状態にする。バッテリ収容部301は、収容している特定のバッテリ200を外部から取り出し可能にすることに加えて、当該バッテリ200の収容場所が外部から容易に識別できるよう、例えば当該収容場所に設けられているLEDを点滅表示させたりしてもよい。
読み書き部303は、バッテリ収容部301にバッテリ200が収容されたことを検出すると、バッテリ200の情報を読み出して管理装置400に出力する。また、読み書き部303は、管理装置400からの指示に基づいて、管理装置400から入力される情報をバッテリ200に書き込む。
ステーション300は更に、管理装置400から入力される情報を表示する表示部307と、ユーザ60による入力を受け付ける入力部309とを備える。表示部307および入力部309は、一体的なタッチパネルであってもよい。また、入力部309は、表示部307から独立して配されている押しボタンであってもよい。
表示部307は、バッテリ200を返却したユーザ60に対して、例えば複数のバッテリ200の劣化等級および価格の一覧を表示してもよい。表示部307は、例えばバッテリ収容部301の画像を表示して当該画像内の特定の収容場所を点滅させることによって、管理装置400がリコメンドする又は選択したバッテリ200の収容場所をユーザ60に視覚的に知らせてもよい。
表示部307は、管理装置400から入力される報奨情報そのものを表示してもよい。この場合に、例えばバーコードを表示してユーザ60の通信端末70に読み取らせることによって通信端末70に報奨情報を表示させてもよい。
入力部309は、バッテリ200を返却したユーザ60から入力される情報を管理装置400に出力する。入力部309は、バッテリ収容部301に収容している特定のバッテリ200の貸し出しを受け付けてもよい。
図8は、管理装置400のブロック図である。管理装置400は、ステーション300にストックされているバッテリ200から、バッテリ200の情報を読み出す読出部401と、複数種類の情報を格納する格納部420とを備える。読出部401は、ステーション300に対して、ユーザ60から返却されたバッテリ200の情報を読み出す指示を出力する。
格納部420は、バッテリ情報に対応する充放電パターンを格納する充放電パターン格納部423と、複数の判断条件を格納する条件格納部425とを含む。
条件格納部425は、バッテリ200の劣化度から、バッテリ200の劣化度を段階的に示す劣化等級を判断するための劣化等級条件を格納する。劣化等級条件は、例えば、劣化度(SOH)と劣化等級との関係が、SOH=91〜100のときに劣化等級1、SOH=81〜90のときに劣化等級2、SOH=71〜80のときに劣化等級3、SOH=61〜70のときに劣化等級4、SOH=51〜60のときに劣化等級5、SOH≦50のときに使用不可能であることを含む。なお、管理装置400は、使用不可能なバッテリ200を回収対象と判断してもよい。条件格納部425はさらに、バッテリ200の適正範囲内の劣化度条件を格納する。適正範囲内の劣化度条件とは、予め定められた適正下限劣化度を下回らないことを含む。
格納部420は更に、ステーション300に返却されたバッテリ200から読出部401が読み出した使用履歴情報を累積した情報である累積使用履歴情報を、当該バッテリ200のバッテリIDに対応付けて格納する履歴格納部427を含む。履歴格納部427は、バッテリ200が装着された車両100の車両IDと、当該車両100で使用されていた期間における使用履歴情報とを、バッテリIDに対応付けて格納してもよい。
格納部420は更に、複数のIDのリストを格納するIDリスト格納部429を含む。IDリスト格納部429は、ストックされているバッテリ200を貸し出してよい、車両IDの車両IDリストおよびユーザIDのユーザIDリストを格納する。IDリスト格納部429は更に、ストックされているバッテリ200を貸し出してよいバッテリIDのバッテリIDリストを格納してもよい。
管理装置400は更に、サーバ500および変電装置35と通信する通信部403を備える。管理装置400は更に、ステーション300にストックされている特定のバッテリ200に対して、充放電を行うようステーション300に指示する充放電指示部409、および、管理装置400の各構成から入力される情報を書き込むようステーション300に指示する書込部417を備える。
通信部403は、ステーション300に返却されたバッテリ200から読出部401が読み出した使用履歴情報およびユーザIDを読出部401から入力されると、使用履歴情報およびユーザIDをサーバ500に送信する。通信部403はまた、変電装置35から節電要請情報を受信すると、充放電指示部409に節電要請情報を出力する。なお、サーバ500から配信される後述の推奨情報に応じてユーザ60が特定のステーション300でバッテリ200を交換した場合も、通信部403は上記と同様に、読出部401から入力される使用履歴情報および当該ユーザ60のユーザIDをサーバ500に送信する。
充放電指示部409は、ユーザ60によってステーション300に返却されたバッテリ200から読出部401が読み出したバッテリ情報を読出部401から入力されると、充放電パターン格納部423を参照し、当該バッテリ情報に対応する充放電パターンを判断して、ステーション300の充放電部305に対する指示を出力する。
充放電指示部409は、通信部403から節電要請情報を入力されていない場合には、充放電部305にバッテリ200への充電を指示する。この場合に充放電指示部409は、ステーション300にストックされている各バッテリ200から読出部401を介してバッテリ情報を読み出し、充放電パターン格納部423を参照してバッテリ情報に対応する充放電パターンを特定する。充放電指示部409は、特定した充放電パターンで充放電部305に電力系統からバッテリ200への充電を指示する。
一方、充放電指示部409が通信部403から節電要請情報を入力された場合には、充放電部305にバッテリ200からの放電を指示する。この場合、充放電指示部409は、ステーション300にストックされている各バッテリ200から読出部401を介してバッテリ情報を読み出し、充放電パターン格納部423を参照してバッテリ情報に対応する充放電パターンを特定する。充放電指示部409は、特定した充放電パターンで充放電部305にバッテリ200からグリッド37への放電を指示する。
書込部417は、ユーザ60によってステーション300に返却されたバッテリ200から読出部401が読み出して履歴格納部427に格納されている使用履歴情報を、ユーザ60に貸し出すバッテリ200に書き込む指示を出力する。この場合、書込部417は、履歴格納部427に格納されている累積使用履歴情報も、ユーザ60に貸し出すバッテリ200に書き込む指示を出力してもよい。
管理装置400は更に、ステーション300に返却されたバッテリ200の劣化度を算出する劣化度算出部411と、劣化度算出部411から入力される劣化等級に基づいて、バッテリ200における劣化等級の表示態様を判断する表示判断部413、および、バッテリ200の価格を判断する価格判断部415とを備える。表示判断部413および価格判断部415は、判断したバッテリ200の表示態様およびバッテリ価格を、書込部417に出力する。
劣化度算出部411は、読出部401で読み出されたバッテリIDを入力されると、当該バッテリIDにより履歴格納部427に格納された累積使用履歴情報を抽出し、抽出した累積使用履歴情報に基づいてバッテリ200の劣化の度合いを示す劣化度を算出し、出力する。なお、累積使用履歴情報に基づいてバッテリ200の劣化度を算出することには、累積した運転履歴情報に基づいて劣化度を算出することも、累積した使用状況履歴情報に基づいて劣化度を算出することも含まれる。
劣化度算出部411は、条件格納部425に格納された劣化等級条件を参照することにより、算出したバッテリ200の劣化度からバッテリ200の劣化等級を判断し、表示判断部413、価格判断部415および書込部417に出力する。劣化度算出部411はさらに、バッテリ200の劣化等級の変化を判断し、書込部417に出力する。劣化度算出部411はさらに、条件格納部425を参照することにより、バッテリ200の取り付け期間におけるバッテリ200の劣化度が適正範囲内であるか否かを判断し、書込部417に出力する。
管理装置400は更に、ステーション300にストックされている特定のバッテリ200に対して貸出処理を行う貸出処理部407を備える。貸出処理部407は、バッテリ200を貸し出してよいと判断した場合に、当該バッテリ200を貸し出す指示をステーション300に出力する。
この場合に、貸出処理部407は、読出部401で読み出された車両IDが、IDリスト格納部429に格納されている車両IDリストに含まれる車両IDと一致した場合に、ステーション300にストックされているバッテリ200を貸し出してよいと判断する。これに加えて、または、これに代えて、貸出処理部407は、読出部401で読み出されたユーザIDが、IDリスト格納部429に格納されているユーザIDリストに含まれるユーザIDと一致した場合に、バッテリ200を貸し出してよいと判断してもよい。さらに、これに代えて、または、これに加えて、貸出処理部407は、読出部401で読み出されたバッテリIDが、IDリスト格納部429に格納されているバッテリIDリストに含まれるバッテリIDと一致した場合に、バッテリ200を貸し出してよいと判断してもよい。
貸出処理部407は、通常は充電が完了したバッテリ200を貸し出す。ただし、サーバ500の予測部503により当該ステーション300でバッテリ200の過不足が予測された場合には、それに応じた充電量のバッテリ200を貸し出すようにしてもよい。
図9は、サーバ500のブロック図である。サーバ500は、電力会社端末32、通信端末70、管理装置400および環境情報配信装置50と通信する通信部501と、通信部501から入力される情報に基づいて、ステーション300にストックされているバッテリ200の過不足を予測する予測部503とを備える。通信部501は、受信部および環境取得部の一例である。
サーバ500は更に、予測部503で予測された過不足を解消するために、特定のステーション300でバッテリ200を交換することを推奨する推奨情報を、通信部501から通信端末70に送信する推奨部505と、推奨部505による推奨に応じて上記の特定のステーション300でバッテリ200を交換したユーザ60に対し、報奨を与えるための報奨情報を、通信部501から当該ユーザ60の通信端末70に送信する報奨部507とを備える。
サーバ500は更に、報奨情報格納部511、管理装置情報格納部513および累積使用履歴情報格納部515を含む格納部510を備える。報奨情報格納部511は、報奨情報を格納し、管理装置情報格納部513は、複数の管理装置400に関する情報、例えば各管理装置400のIPアドレスや住所情報などを格納する。また、累積使用履歴情報格納部515は、累積使用履歴情報を格納する。累積使用履歴情報は、使用履歴情報をユーザIDと対応付けて累積したものを含む。
通信部501は、各エリアの節電予告情報を電力会社端末32から受信すると、予測部503に出力する。通信部501はまた、管理装置400によって車両100で使用されたバッテリ200から読み出された使用履歴情報およびユーザIDを、管理装置400から受信すると、報奨部507および予測部503に出力する。通信部501はまた、各エリアの環境情報を環境情報配信装置50から受信すると、予測部503に出力する。
予測部503は、通信部501から節電予告情報を入力されると、節電予告情報に示される各エリアで節電要請が見込まれる時間帯において、各ステーション300から変電装置35に融通可能な電力を、通信部501から入力される各エリアの環境情報および使用履歴情報に基づいて予測する。予測部503は更に、予測した融通可能な電力が、節電予告情報に示される上記の時間帯における不足電力に対して予め定められた割合の融通電力分と比較して、多いか少ないかを判断する。これにより予測部503は各ステーション300でのバッテリ200の過不足を予測する。
推奨部505は、予測部503からバッテリ200の過不足の予測結果が入力されると、各ステーション300のバッテリ200の過不足を解消すべく、累積使用履歴情報格納部515に格納されているユーザIDに対応するユーザ60の通信端末70に推奨情報を送信して、ユーザ60に特定の行動を促す。
例えば推奨情報は、上記の節電要請が見込まれる時間帯における、上記の予め定められた融通電力分を確保すべく、「バッテリ200の不足が予測されるステーション300で上記の時間帯から予め定められた時間分だけ前、例えば2時間前までにバッテリ200を交換する」ことである。これに代えてまたはこれに加えて、推奨情報は、「バッテリ200の不足が予測されるステーション300で上記の時間帯の前後2時間を含む時間帯はバッテリ200を交換しない」こと、「バッテリ200の不足が予測されるステーション300で上記の時間帯までに充電済のバッテリ200を返却する」こと、「バッテリ200が不足と予測されるステーション300ではなくバッテリ200が過多と予測されるステーション300でバッテリ200を交換する」こと、であってもよい。
報奨部507は、通信部501から使用履歴情報およびユーザIDを入力されると、累積使用履歴情報格納部515を参照し、推奨部505が推奨情報を送信したユーザ60のユーザIDと、通信部501から入力されたユーザIDとが一致するか否かを判断する。一致する場合は、報奨情報格納部511を参照し、一致したユーザIDに対応する通信端末70に対して、通信部501から報奨情報を送信する。
サーバ500の予測部503による予測手法について、具体例を用いてさらに説明する。当該予測手法は、過去の実績若しくはシミュレーションに基づいて、またはAIの学習により設定される。当該予測手法は、数式、ソフトウェアの一部等として予測部503に記録される。
当該予測手法において、例えば、環境情報および使用履歴情報のそれぞれにおいて、対応するステーション300で交換されるバッテリ200の数が多くなる場合と少なくなる場合とに場合分けする。その場合に、交換されるバッテリ200の数のそれぞれの場合の比率を用いて予測する。
例えば、環境情報の一例である天気情報により特定のエリアにおいて雨、雪、みぞれ、ヒョウ等が降ることが示されている場合、予測手法は、晴れ、曇り等の場合に比べて、当該エリアのステーション300で交換されるバッテリ200の数を一定割合少なく予測する。車両100が自動四輪車の場合には、雨等が降ることが示されている場合、晴れ等の場合に比べて、交換されるバッテリ200の数を多く予測してもよい。
また、渋滞情報により、特定のエリアに含まれる道路で渋滞することが示されている場合、予測手法は、当該エリアのステーション300で交換されるバッテリ200の数を少なく予測する。また、工事情報により、特定のエリアの道路で工事で通行止めになることが示されている場合、予測手法は、当該エリアのステーション300で交換されるバッテリ200の数を少なく予測する。一方、通行止め道路の迂回路を含むエリアのステーション300で交換されるバッテリ200の数を多く予測する。
さらに、当該予測手法を用いて、例えば使用履歴情報の一例である充電量および放電量に基づいて、特定の時間帯にステーション300に返却されてくるバッテリ200の充電残量を予測する。さらに、当該充電残量と、使用履歴情報の他の例である劣化等級とに基づいて、特定の時間帯にステーション300に収容されているバッテリ200から電力系統へ融通が可能な電力量を予測する。
この場合に、劣化等級が高くなるほどすなわち劣化がすすんでいるほど融通可能電力が低く設定され、これによりバッテリの長寿命化が図られる。例えば、劣化等級1の新品で6kW、劣化等級2で5kW、劣化等級3で4kW、劣化等級4で3kW、劣化等級5で2kW等と設定される。
さらなる具体例の説明のために、図1において下記の状況を仮定する。エリアAおよびエリアBには同じバッテリ収容数のステーションA、ステーションBが設置されている。また、各エリアの節電要請予告情報には、エリアAでは14時から16時の間に3000kWの電力不足が見込まれ、エリアBでは8時から9時および17時から18時の間に1000kWの電力不足が見込まれると示されている。
また、ステーションA、ステーションBの両方において、各時間帯の不足電力分の1%を電力融通するものと予め定められ、すなわち、ステーションAは14時から16時の間に30kW電力融通し、ステーションBは8時から9時および17時から18時の間に10kW電力融通するものと定められている。
上記状況において、天気情報によると、明日はエリアAでは一日曇りになるが、エリアBでは午前中に雪が降ると示されているとする。また、使用履歴情報によると、明日は平日であって、ステーションAでは14時から16時の間にバッテリが全て貸し出し中になり、ステーションBでは8時から9時および17時から18時の間にバッテリが4個残るという履歴があるとする。
予測部503は、天気情報から、例えば、エリアAのステーションAでは通常通りのバッテリ貸出量になるが、エリアBのステーションBでは通常よりも少ない、例えば通常の8割程度のバッテリ貸出量になると予測する。さらに予測部503は使用履歴情報も参照して、明日、ステーションAでは14時から16時の間にバッテリが全て貸し出し中になり、ステーションBでは8時から9時および17時から18時の間にバッテリが5個残ると予測する。
更に、予測部503は、ステーションAでバッテリが0個であるから14時から16時の間における融通可能な電力は0kWと予測する。一方、予測部503は、ステーションBにおいて8時から9時および17時から18時の間に残る5個のバッテリの使用履歴情報に含まれる残充電量と劣化等級に基づいて、融通可能な電力が15kWと予測する。予測部503は更に、融通が要請されている電力と融通可能な電力とを対比して、ステーションAでは14時から16時の間に30kW不足し、ステーションBでは8時から9時および17時から18時の間に5kW過多になると予測する。
上記例示の通り、予測部503が予測するバッテリ200の過不足は、ステーション300に収容されるバッテリ200の個数、ステーション300に収容される複数のバッテリ200から電力系統に融通できる電力の量、電力系統から蓄電できる電力の量等を含む。
上記の予測結果に基づいて、推奨部505は、使用履歴情報を参照し、例えば、平日の日中は車両100を使用しておらず劣化等級1のバッテリ200をステーションAで借りている履歴があるユーザ60を複数人、例えば5人抽出する。さらに推奨部505は、12時までにステーションAにバッテリ200を返却することを推奨する推奨情報を当該ユーザ60の通信端末70に送信する。
これに代えて推奨部505は、使用履歴情報を参照し、例えば、平日の午前中にステーションAに劣化等級2で充電済のバッテリ200を借りに来た履歴がある6人のユーザ60を抽出し、「もし明日も通常通りステーションAにバッテリ200を借りに行く予定ならば劣化等級が高いバッテリ200を借りる」ことを推奨したり、「ステーションBに借りに行く」ことを推奨する推奨情報を送信してもよい。この場合、推奨部505は、使用履歴情報を参照し、例えば、ステーションBを利用した履歴があるユーザ60の通信端末70に後者の推奨情報を送信してもよい。
推奨部505は、推奨情報に、バッテリ200の過不足を解消できる程度に応じた推奨ランクを含めてもよい。そのような推奨情報の例は、「車に装着されているバッテリの現在の充電量が十分な方で明日お時間がある方は、明日の14時までにステーションAにバッテリを返却してください。報奨ランクはSです。」、「明日の12時から18時の間にステーションAで充電済のバッテリをお借りすることをご予定されている方は、ステーションAではなくステーションBに行ってください。報奨ランクはAです。」、「明日の14時までにステーションAで充電済のバッテリをお借りすることをご予定されている方は、劣化等級5以上のバッテリを借りてください。報奨ランクはBです。」である。報奨ランクは、例えばバッテリ貸出料金の割引、バッテリ貸出料金の支払いに利用できるポイントの付与、提携店舗で商品引換券の付与などの程度に反映される。なお、ユーザ60は、例えばバッテリ200の劣化表示部240によって、現在借りているバッテリ200の劣化等級を確認できてもよい。
図10は、第1実施形態によるフロー図である。車両100にバッテリ200が装着されているときに、車両100が使用履歴情報およびユーザIDを予めバッテリ200に書き込む(ステップS101)。バッテリ200がステーション300に返却されると、管理装置400は、ステーション300を介して、バッテリ200に書き込まれている使用履歴情報およびユーザIDを読み出す(ステップS103)。
管理装置400は、読み出した使用履歴情報およびユーザIDをサーバ500に送信し(ステップS105)、サーバ500は、受信した使用履歴情報およびユーザIDを対応付けて格納する(ステップS107)。ステップS101〜S107を繰り返すことにより、サーバ500は使用履歴情報をユーザIDと共に累積的に格納していく。
サーバ500は、電力会社端末32から、ステーション300が含まれるエリアにおける節電要請予告情報を受信すると(ステップS109)、環境情報配信装置50が通信ネットワーク40に配信している環境情報を取得し(ステップS111)、累積的に格納してある使用履歴情報と、環境情報とに基づいて、節電要請予告情報に示される時間帯における、ステーション300にストックされているバッテリ200の過不足を予測する(ステップS113)。
サーバ500は、過不足の予測結果に基づいて、推奨情報を特定のユーザ60の通信端末70に送信する(ステップS115)。通信端末70を介して推奨情報を認知したユーザ60は、推奨情報に示される推奨に応じて、上記の時間帯に又は当該時間帯の前後に、上記のステーション300又は別のステーション300にバッテリ200を返却する。この場合においても、ステップS101〜105と同様に、ユーザ60の車両100に装着されているときに、車両100が使用履歴情報およびユーザIDをバッテリ200に書き込む(ステップS117)。当該バッテリ200がステーション300に返却されると、管理装置400は、ステーション300を介して、バッテリ200に書き込まれている使用履歴情報およびユーザIDを読み出し(ステップS119)、読み出した使用履歴情報およびユーザIDをサーバ500に送信する(ステップS121)。
サーバ500は、受信した使用履歴情報およびユーザIDを格納すると共に、当該ユーザIDが、推奨情報を送信したユーザ60のユーザIDと一致するか否か、換言すると、推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却であるか否かを判断する(ステップS123)。推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却である場合(ステップS123:YES)、報奨情報を当該ユーザ60の通信端末70に送信し(ステップS125)、推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却ではない場合(ステップS123:NO)、報奨情報を当該ユーザ60の通信端末70に送信しない。
変電装置35は、自己のエリア内が電力不足状態だと判断すると、節電要請情報を管理装置400に送信する(ステップS127)。管理装置400は、変電装置35から節電要請情報を受信すると、ステーション300にストックされている充電済のバッテリ200を放電することにより、変電装置35に電力融通する(ステップS129)。
変電装置35は、節電要請情報を配信したことに応答してステーション300から電力融通を受けたと判断すると、融通電力量に応じた報酬をサーバ500に提供する(ステップS131)。以上、図10のフローはサーバ500などの各装置が動作している間は繰り返し実行される。
なお、ステップS101〜107では、使用履歴情報とともにユーザIDも送受信しているが、これに代えてユーザIDを送受信しなくてもよい。この場合には、ステップS113においてサーバ500が統計的にバッテリ200の過不足を予測する。
上記実施形態において、予測部503がステーション300におけるバッテリ200の個数の過不足を予測した場合に、推奨情報を送ることに代えて、管理システム20の管理会社の端末に過不足を解消するための指示を送信してもよい。例えば、今日の9時までに空のバッテリ200を少なくとも1つ、エリアAのステーション300からエリアBのステーション300に搬送する指示を、通信部501から管理会社の端末に送信してもよい。また同様に、予測部503は、エリアAのステーション300で今日の14時までに充電済のバッテリ200を少なくとも2つ余分に用意できるよう、今日の14時までに充電済のバッテリ200を少なくとも2つ、エリアBのステーション300からエリアAのステーション300に搬送する指示を通信部501から管理会社の端末に送信してもよく、2時間の充電時間を見積もって今日の12時までに空の又は十分に充電されていないバッテリ200を少なくとも2つ、エリアBのステーション300からエリアAのステーション300に搬送する指示を通信部501から管理会社の端末に送信してもよい。
上記実施形態において、サーバ500は電力会社端末32から節電要請予告情報を受信しているが、これに代えて、サーバ500自身が電力系統の需給バランスを計算して節電要請予告情報を生成してもよい。この場合にサーバ500は、複数のステーション300における環境情報および使用履歴情報も用いて、電力系統の需給バランスを計算してもよい。
さらにこの場合に、節電要請予告情報に代えて、または、これに加えて、サーバ500は電力系統が供給過剰となる時間帯を予測し、当該過剰な供給分をバッテリ200に充電するために、バッテリ200の過不足を予測してもよい。当該予測は、電力系統に太陽光などの再生可能エネルギーで発電する発電装置が組み込まれている場合により有効である。
上記実施形態において、予測部503は節電要請予告情報に示される時間帯におけるバッテリ200の過不足を予測しているが、これに代えて、任意の時間帯におけるバッテリ200の過不足を予測してもよい。
上記実施形態において、予測部503は、特定のステーション300に関して予測した融通可能な電力が上記の予め定められた割合の融通電力分よりも少ないと判断した場合に、推奨部505によりユーザ60の行動を促している。これに代えて、または、これに加えて、予測部503は管理装置400に指示を出力してもよい。例えば、予め定められた割合の融通電力分を可能な限り確保すべく、ステーション300におけるバッテリ200の貸し出しを、上記の時間帯よりも前から少なくとも当該時間帯が終了するまでの間は中止させたり制限させたり貸出料金を値上げさせたりする指示を、管理装置情報格納部513を参照して、通信部501から当該ステーション300を制御している管理装置400に送信してもよい。予測部503は、特定のステーション300に関して予測した融通可能な電力が上記の予め定められた割合の融通電力分よりも多いと判断した場合、例えば、上記の時間帯において当該ステーション300から変電装置35に余剰分の電力を融通する指示を、管理装置情報格納部513を参照して、通信部501から特定の管理装置400に送信してもよい。
上記実施形態において、SOC算出部105は、バッテリ200から読み出したSOC−OCV曲線を更新し、更新したSOC−OCV曲線と充放電量計測部103から入力されるバッテリ200の現在の電圧とに基づいて、バッテリ200の現在のSOCを算出するが、これに代えて、SOC算出部105は、特定の条件下で計測されたバッテリ200の公称容量をバッテリ200から読み出し、同じ特定の条件下でバッテリ200の現在の放電容量を計測し、公称容量に対する現在の放電容量の比としてSOCを算出してもよい。また代替的に、SOC算出部105は、特定の条件下で予め測定されたバッテリ200のSOC−OCV曲線をバッテリ200から読み出し、同じ特定の条件下でバッテリ200の現在の電圧を測定し、SOC−OCV曲線と照らし合わせることでSOCを概算的に計測してもよい。
以上、本実施形態によれば、サーバ500が各ステーション300の環境情報およびバッテリ200の使用履歴情報に基づいて、各ステーション300でのバッテリ200の過不足を予測するので、複数のバッテリ200を効率的に使用することができる。特に、当該過不足に基づいて、各ステーション300と電力系統との間で電力を融通するので、各ステーション300を電力ネットワーク10におけるVPPとして機能させることができる。
特に、バッテリ200が、ステーション300で交換式のモバイルバッテリなので、電力の融通時に車両100をステーション300に待機させることなく、バッテリ200を交換したら当該ステーション300から移動することができる。よって、バッテリ200のより一層の活用を促すことができる。また、車両100が自動二輪車の場合、自動二輪車は他の車格に比べて小さく、駆動に必要なバッテリ200のサイズも小さいので、ユーザ60によるバッテリ200の交換が容易である。そのため、ユーザ60によるステーション300でのバッテリ200の交換を促すことができ、本実施形態の管理システム20が好適である。
図11は第2実施形態による電力ネットワーク12の概略図であり、図12は第2実施形態によるフロー図である。電力ネットワーク12は、各ステーション300でのバッテリ200の交換による過不足を予測し、複数のステーション300間でバッテリ200を融通しあう。
図11および図12において、図1から図10と同じ構成には同じ参照番号を付して説明を省略する。また、特に断らない限り、エリアAおよびエリアBは同様の動作を行うので、エリアAでの動作の説明のみを行い、エリアBでの説明は省略する。さらに、図12のステップS201からS207は、図10のステップS101からS107と同じなので説明を省略する。本実施形態において、サーバ500は、エリアAおよびエリアBの、管理装置AおよびステーションAごと、管理装置BおよびステーションBごとに、使用履歴情報をユーザIDと共に累積的に格納していく。
サーバ500は、例えば毎日の深夜0時といった、予め定められた時刻が経過すると、環境情報配信装置50が通信ネットワーク40に配信している環境情報を取得し(ステップS211)、累積的に格納してある使用履歴情報と、環境情報とに基づいて、その日の任意の時間帯における、ステーションAにストックされているバッテリ200の過不足、および、ステーションBにストックされているバッテリ200の過不足を予測する(ステップS213)。
サーバ500は、過不足の予測結果に基づいて、推奨情報を特定のユーザ60の通信端末70に送信する(ステップS215)。推奨情報は、例えばバッテリ200が不足するステーション300よりも余っているステーション300で交換することを促す内容である。具体的には「本日の12時から18時の間にステーションBで充電済のバッテリをお借りすることをご予定されている方は、ステーションBではなくステーションAに行ってください。報奨ランクはAです。」といったメッセージが含まれる。
ユーザ60が推奨情報に示される推奨に応じてバッテリ200を返却する場合、ステップS201〜205と同様に、ユーザ60の車両100に装着されているバッテリ200に対して、車両100から使用履歴情報およびユーザIDを書き込む(ステップS217)。当該バッテリ200がステーション300に返却されると、管理装置400は、ステーション300を介して、バッテリ200に書き込まれている使用履歴情報およびユーザIDを読み出し(ステップS219)、読み出した使用履歴情報およびユーザIDをサーバ500に送信する(ステップS221)。
サーバ500は、受信した使用履歴情報およびユーザIDを格納すると共に、当該ユーザIDが、推奨情報を送信したユーザ60のユーザIDと一致するか否か、換言すると、推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却であるか否かを判断する(ステップS223)。推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却である場合(ステップS223:YES)、報奨情報を当該ユーザ60の通信端末70に送信し(ステップS225)、当該報酬情報が通信端末70の表示部73され、当該フローは終了する。推奨情報を送ったユーザ60によるバッテリ返却ではない場合(ステップS223:NO)、報奨情報を当該ユーザ60の通信端末70に送信しないで、当該フローは終了する。
なお、ステップS201〜207では、使用履歴情報の移動にユーザIDを伴わせ、ステップS213では、サーバ500がユーザ60個人の行動履歴を利用してバッテリの過不足を予測してもよいが、ステップS201〜207においてユーザIDを同伴させず、ステップS213においてサーバ500が統計的にバッテリの過不足を予測してもよい。
以上、本実施形態によれば、サーバ500が各ステーション300の環境情報およびバッテリ200の使用履歴情報に基づいて、各ステーション300でのバッテリ200の過不足を予測するので、複数のバッテリ200を効率的に使用することができる。特に、当該過不足に基づいて、複数のステーション300間でバッテリ200を融通するので、電力ネットワーク10の全体として、複数のバッテリ200を効率的に使用することができる。
上記いずれの実施形態においても、ステーション300には、太陽光などの再生可能エネルギーで発電する発電装置が設けられてもよい。この場合に、サーバ500は、ステーション300に設けられた発電装置の電力供給に対するバッテリ200の過不足を予測してもよい。これにより、ある時間帯において供給過剰によりバッテリ200で充電できる電力量が超えることが予測された場合に、当該時間帯よりも前に充電されていない、または、充電の残量が低いバッテリ200を当該ステーション300に返却するよう推奨してもよい。
上記いずれの実施形態においても、バッテリ200は、例えば全固体電池、リチウムイオン電池など、充放電可能ないずれの種類の電池であってもよい。さらに、上記いずれの実施形態においても、ステーション300には、バッファとしての緊急用バッテリが設けられていてもよい。緊急用バッテリは、例えば、劣化度が高くて貸し出し用バッテリとして用いることができない古いバッテリであってもよい。
上記いずれの実施形態においても、サーバ500の通信部501は、追加的に、通信ネットワーク40を介して通信端末70から、車両100で使用されているバッテリ200の現在の電力残量を示す残量情報をユーザIDと共に受信してもよい。この場合、推奨部505は、通信部501から入力される残量情報に示される現在の電力残量に基づいて、特定のユーザ60の通信端末70に推奨情報を送信してもよい。例えば、推奨部505は、特定の通信端末70から受信した、バッテリ200の現在の電力残量が予め定められた電力量よりも少ないと判断した場合に、当該通信端末70に推奨情報を送信してもよい。
上記いずれの実施形態においても、車両100は、通信ネットワーク40を介して管理装置400およびサーバ500の何れか又は両方と通信してもよい。
上記いずれの実施形態においても、ステーション300のバッテリ収容部301は、バッテリ200を内部で移動可能な状態で保持し、外部入力に基づいて取出し口からバッテリ200を排出する構成であってもよい。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図13は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されうるコンピュータ1200の例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。このようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、グラフィックコントローラ1216、及びディスプレイデバイス1218を含み、これらはホストコントローラ1210によって相互に接続される。コンピュータ1200はまた、通信インターフェース1222、ハードディスクドライブ1224、DVD−ROMドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、これらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続される。コンピュータはまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、これらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続される。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、これにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又は当該グラフィックコントローラ1216自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示させる。
通信インターフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD−ROMドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD−ROM1201から読み取り、ハードディスクドライブ1224にRAM1214を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230は、内部に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムが、DVD−ROM1201又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、ハードディスクドライブ1224、DVD−ROM1201、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、ハードディスクドライブ1224、DVD−ROMドライブ1226(DVD−ROM1201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような、様々なタイプの情報が、情報処理されるべく、記録媒体に格納されてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、これにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
以上の説明によるプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、これにより、プログラムをコンピュータ1200にネットワークを介して提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。また、各構成要素は、名称が同一で、参照符号が異なる他の構成要素と同様の特徴を有してもよい。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10、12 電力ネットワーク、20 管理システム、30 電力会社、32 電力会社端末、35 変電装置、37 グリッド、40 通信ネットワーク、50 環境情報配信装置、60 ユーザ、70 通信端末、71 通信部、73 表示部、100 車両、101 バッテリ収容部、103 充放電量計測部、105 SOC算出部、107 バッテリ温度計測部、109 回生電力充電部、111 位置情報取得部、112 日時計測部、113 加速度計測部、115 走行時間計測部、117 走行距離計測部、119 運転性向判断部、120 格納部、121 条件格納部、123 車両ID格納部、200 バッテリ、210 格納部、211 使用履歴情報格納部、213 運転履歴格納部、215 使用状況履歴格納部、217 バッテリ情報格納部、230 通信部、240 劣化表示部、300 ステーション、301 バッテリ収容部、303 読み書き部、305 充放電部、307 表示部、309 入力部、400 管理装置、401 読出部、403 通信部、407 貸出処理部、409 充放電指示部、411 劣化度算出部、413 表示判断部、415 価格判断部、417 書込部、420 格納部、423 充放電パターン格納部、425 条件格納部、427 履歴格納部、429 IDリスト格納部、500 サーバ、501 通信部、503 予測部、505 推奨部、507 報奨部、510 格納部、511 報奨情報格納部、513 管理装置情報格納部、515 累積使用履歴情報格納部、1200 コンピュータ、1201 DVD−ROM、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インターフェース、1224 ハードディスクドライブ、1226 DVD−ROMドライブ、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード

Claims (8)

  1. 電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを管理する複数の管理装置と通信するサーバであって、
    前記車両で使用された前記バッテリには、前記車両に取り付けられてから取り外されるまでに前記車両において前記バッテリがどのように使用されたかを示す使用履歴情報が書き込まれており、前記複数の管理装置のそれぞれは、前記バッテリを交換するためのステーションに配されており、
    前記サーバは、
    前記管理装置において前記車両で使用されたバッテリから読み出された前記使用履歴情報を、前記管理装置から受信する受信部と、
    前記車両が走行する環境に関する環境情報を取得する環境取得部と、
    前記環境取得部で取得された前記環境情報と、前記受信部で受信された前記使用履歴情報とに基づいて、前記ステーションにストックされている前記バッテリの過不足を予測して出力する予測部と
    を備えるサーバ。
  2. 前記環境情報は、天気に関する天気情報を含む、
    請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記使用履歴情報は、前記車両で使用されたバッテリが前記車両に取り付けられてから取り外されるまでに前記車両が走行した経路の履歴を示す経路履歴情報を含む、
    請求項1または2に記載のサーバ。
  4. 前記車両で使用されたバッテリには前記車両のユーザの個体を識別するためのユーザIDが書き込まれており、
    前記受信部は、前記管理装置において前記車両で使用されたバッテリから読み出された前記ユーザIDを、前記管理装置から受信し、
    前記予測部で予測された前記過不足を解消するために、前記受信部で受信された前記ユーザIDに対応する前記ユーザに対して特定の前記ステーションで前記バッテリを交換することを推奨する推奨情報を、前記ユーザが所持している通信端末に送信する推奨部を更に備える、請求項1から3の何れか一項に記載のサーバ。
  5. 前記推奨部による推奨に応じて、前記車両で使用されたバッテリを前記特定のステーションで交換した前記ユーザに対して報奨を与えるための報奨情報を、前記推奨に応じた前記ユーザの前記通信端末に送信する報奨部を更に備える、請求項4に記載のサーバ。
  6. 前記予測部は、前記受信部で受信された前記使用履歴情報に基づいて、前記車両で使用されている前記バッテリの電力残量を予測し、
    前記推奨部は、前記予測部で予測された前記バッテリの電力残量に基づいて、前記推奨情報を出力する、
    請求項4または5に記載のサーバ。
  7. 前記受信部は、前記通信端末で読み取られた、前記車両で使用されている前記バッテリの現在の電力残量を示す残量情報を、前記通信端末から受信し、
    前記推奨部は、前記受信部で受信された前記残量情報に示される、前記車両で使用されているバッテリの現在の電力残量に基づいて、前記推奨情報を出力する、
    請求項4から6の何れか一項に記載のサーバ。
  8. 電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを管理する複数の管理装置と、
    前記複数の管理装置と通信するサーバと
    を備え、
    前記車両で使用された前記バッテリには、前記車両に取り付けられてから取り外されるまでに前記車両において前記バッテリがどのように使用されたかを示す使用履歴情報が書き込まれており、
    前記複数の管理装置のそれぞれは、前記バッテリを交換するためのステーションに配されており、前記車両で使用されたバッテリから、前記使用履歴情報を読み出して前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記複数の管理装置のそれぞれから前記使用履歴情報を受信する受信部と、
    前記車両が走行する環境に関する環境情報を取得する環境取得部と、
    前記環境取得部で取得された前記環境情報と、前記受信部で受信された前記使用履歴情報とに基づいて、前記ステーションにストックされている前記バッテリの過不足を予測して出力する予測部と
    を有する、
    管理システム。
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