JP2023177413A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】充電設備における充電計画を考慮して、車両の用途に適した電気自動車を選択できるようにする。【解決手段】情報処理装置1は、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、電池を充電することなく候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出する航続可能距離算出部134と、候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量である必要充電量を算出する必要充電量算出部136と、候補車両が利用可能な充電設備の属性と、必要充電量と、の関係に基づいて、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する生成部と、充電計画情報を候補車両と関連付けて情報端末に出力する出力部138と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、電気自動車に関する情報を出力するための情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、ガソリン車から電気自動車に乗り換えるユーザが増えつつある。特許文献1には、カタログ等に記載されている車両の性能や装備等の情報(以下、「カタログ情報」という。)を管理する技術が開示されている。
ユーザは、業務や生活等の用途で電気自動車を走行させている間に電池が不足する場合には、自宅や営業所の外に設置された充電設備において電気自動車の電池を充電することができる。ユーザは、カタログ情報を参照することにより、電気自動車の性能を把握できるものの、充電設備における充電計画を考慮して車両の用途に適した電気自動車を選択することは容易ではなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、一例として、充電設備における充電計画を考慮して、車両の用途に適した電気自動車を選択できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理装置は、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出する航続可能距離算出部と、前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する必要充電量算出部と、前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する生成部と、前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力する出力部と、を有する。
前記情報処理装置は、電気自動車ごとに予め設定された電費である基準電費を記憶するとともに、前記電気自動車の用途ごとに前記電気自動車が当該用途で走行した場合における電費を予測するための予測パラメータを記憶する記憶部と、前記候補車両に対応する前記基準電費と、前記候補車両の用途に対応する前記予測パラメータと、を用いて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行した場合に想定される想定電費を算出する電費算出部と、をさらに有し、前記航続可能距離算出部は、前記想定電費と、前記電池の状態と、を用いて前記航続可能距離を算出してもよい。
前記情報処理装置は、前記候補車両が前記所定期間に訪問する一又は複数の施設の位置を記憶する記憶部と、前記所定期間における前記候補車両の出発地点及び帰着地点と前記一又は複数の施設の位置とを含む経路を走行するための距離を、前記基準航続距離として決定する基準航続距離決定部と、をさらに有してもよい。
前記生成部は、前記候補車両が出発地点を出発し、一又は複数の施設を訪問し、前記充電計画情報が示す一又は複数の前記充電設備において前記電池を充電し、帰着地点に到着するまでの総時間又は総移動距離が閾値以下であるか否かに対応する評価結果を生成し、前記出力部は、前記評価結果を前記情報端末に出力してもよい。
前記生成部は、前記候補車両が、前記充電計画情報が示す一又は複数の前記充電設備において前記電池を充電するための総充電時間に対応する評価結果を生成し、前記出力部は、前記評価結果を前記情報端末に出力してもよい。
前記必要充電量算出部は、前記候補車両が出発地点を出発してから帰着地点に到着する際に前記電池に基準保留量の電力が残るように、前記必要充電量を算出してもよい。
前記情報処理装置は、前記帰着地点に前記電池を充電するための充電器があるか否かに基づいて、前記基準保留量を決定する基準保留量決定部をさらに有してもよい。
前記情報処理装置は、グループに属する複数の前記候補車両が備える複数の前記電池において所定の総電力量が維持されるように、前記グループに属する複数の前記候補車両それぞれの前記基準保留量を決定する基準保留量決定部をさらに有し、前記必要充電量算出部は、前記基準保留量決定部が決定した前記基準保留量を用いて、前記グループに属する複数の前記候補車両それぞれの前記必要充電量を算出してもよい。
前記基準保留量決定部は、前記グループの種別に応じて、前記グループに属する複数の前記候補車両の複数の前記基準保留量を均等にする態様と、前記グループに属する複数の前記候補車両のうち一部の前記候補車両の前記基準保留量を他の前記候補車両の前記基準保留量よりも多くする態様と、を切り替えてもよい。
前記情報処理装置は、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備が存在しないことを条件として、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電することを可能にする充電設備の設置位置を決定する設置位置決定部をさらに有し、前記出力部は、前記設置位置を前記情報端末に出力してもよい。
本発明の第2の態様の情報処理方法は、コンピュータが実行する、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出するステップと、前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出するステップと、前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成するステップと、前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のプログラムは、コンピュータを、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出する航続可能距離算出部、前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する必要充電量算出部、前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する生成部、及び前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力する出力部、として機能させる。
本発明によれば、一例として、充電設備における充電計画を考慮して、車両の用途に適した電気自動車を選択できるという効果を奏する。
<第1実施形態>
[情報処理システムSの概要]
[情報処理システムSの概要]
図1は、本実施形態における情報処理システムSの概要を説明するための図である。情報処理システムSは、情報処理装置1と、情報端末2と、管理車両Vと、を有する。管理車両Vは、ユーザUが管理する車両であり、例えばガソリン車、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)又は電気自動車である。本実施形態においては、管理車両Vがガソリン車であるとして説明する。管理車両Vは、情報処理装置1と通信するための通信モジュールと、管理車両Vの位置を測定するためのGPS(Global Positioning System)受信機と、を有する。
情報端末2は、ユーザUが使用する端末である。ユーザUは、例えば、業務の用途で電気自動車を導入する可能性のある会社や公的機関等である。また、ユーザUは、例えば、生活の用途で電気自動車を導入する可能性のある人間であってもよい。情報端末2は、ユーザUによって入力された情報を情報処理装置1に送信するとともに、情報処理装置1から受信した情報を表示する。情報端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。情報端末2は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示部と、タッチパネル等の操作部と、を有する。
情報処理装置1は、電池により走行する電気自動車に関する情報をユーザUに提供するためのコンピュータである。情報処理装置1は、所定の距離を電気自動車である候補車両が走行した場合の充電計画情報を生成し、生成した充電計画情報を情報端末2に送信する。情報処理装置1は、例えば、サーバである。情報処理装置1は、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して、情報端末2との間でデータを送受信可能である。
以下、情報処理装置1が充電計画情報をユーザUに提供する処理の概要を説明する。まず、情報処理装置1は、管理車両Vから走行データを取得する(図1の(1))。走行データは、例えば、管理車両VがGPS受信機を介して受信したGPS情報であって、所定の期間において管理車両Vが走行した位置履歴を示すデータである。走行データは、例えば、位置座標と、当該位置座標が測定された測定時刻とが関連付けられたデータである。また、走行データは、所定の期間において管理車両Vが走行した地域を示すデータであってもよい。所定の期間は、予め定められた期間であり、例えば、1週間、1か月、1年等である。
情報処理装置1は、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、電池を満充電時から追加して充電することなく候補車両が走行可能な距離である航続可能距離(走行可能距離ともいう)を算出する(図1の(2))。候補車両は、ユーザUが導入する候補となる電気自動車である。電池の状態は、例えば、候補車両のカタログ情報が示す電池の容量と、電池の現在の状態データ(例えばSOH(State Of Health))と、を含む。SOHは、電池の劣化度合いを表す値であり、例えば、候補車両のカタログ情報が示す電池の容量に対する、現在の電池の容量の割合である。
情報処理装置1は、走行データに基づいて、基準航続距離を算出する。基準航続距離は、ユーザUが候補車両に要求する走行距離の基準値である。基準航続距離は、例えば、ユーザUが過去に管理車両Vを走行させたルートに対応する走行距離である。情報処理装置1は、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する(図1の(3))。必要充電量は、例えば、基準航続距離に対する航続可能距離の不足距離を候補車両が走行するために必要な電力量である。
情報処理装置1は、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する(図1の(4))。充電計画情報は、例えば、一又は複数の充電設備それぞれの位置と、当該充電設備で充電を行うことが推奨される充電時間と、を含む情報である。
そして、情報処理装置1は、生成した充電計画情報を候補車両と関連付けて情報端末2に表示させる(図1の(5))。
このように、情報処理システムSは、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、候補車両に要求される基準航続距離を走行するための充電計画情報を生成し、候補車両に関する情報と関連付けてユーザUに提示する。これにより、情報処理システムSは、ユーザUが充電設備における充電計画を考慮して車両の用途に適した電気自動車を選択しやすくすることができる。
[情報処理装置1の構成]
図2は、本実施形態に係る情報処理装置1のブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示したもの以外のデータの流れがあってもよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置1のブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示したもの以外のデータの流れがあってもよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を有する。情報処理装置1は、図2に示す具体的な構成に限定されない。情報処理装置1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
通信部11は、ネットワークを介して情報端末2との間でデータを送受信するための通信インターフェースを含む。通信部11は、情報端末2から受信したデータをデータ取得部131に入力する。また、通信部11は、出力部138から入力されたデータを情報端末2へと送信する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを予め記憶している。
また、記憶部12は、車両に関する情報を記憶している。車両に関する情報は、例えば、車両のメーカ又はメーカ以外の外部機関によって公開されている情報であり、少なくとも、性能値(電気自動車の電費を示す基準電費、及び電気自動車に搭載されている電池の容量を示す情報)を含む。性能値は、カタログ情報(カタログ等に記載されている車両の性能・装備などの情報)によって示される車両の性能を示す値であり、例えば、車両のメーカ又はメーカ以外の外部機関によって公開されている情報である。基準電費は、例えば、電気自動車ごとに予め設定された電費である。基準電費は、カタログ情報が示す電費であってもよい。
また、記憶部12は、管理車両Vに関する情報を記憶している。管理車両Vに関する情報は、例えば、通信部11が管理車両Vと通信するための情報、管理車両Vの用途等を含む。管理車両Vの用途は、例えば、長距離及び短距離を含む貨物を運搬する物流車両、人間を輸送する客輸送車両、その他の業務に用いられる業務用車両等である。
また、記憶部12は、候補車両に関する候補車両情報を記憶している。候補車両は、ユーザUが導入する候補となる電気自動車である。候補車両は、新車又は中古車の少なくとも一方を含む。候補車両情報は、例えば、車種、年式、電池の状態(例えば、電池の容量及びSOH)、候補車両の状態(例えば、走行距離、傷の有無、修復歴等)及び候補車両の価格等を含む。
また、記憶部12は、電気自動車が利用可能な充電設備の属性を示す充電設備情報を記憶している。充電設備の属性は、例えば、複数の充電設備それぞれの名称、位置、規格、出力電力量等を含む。また、充電設備の属性は、例えば、複数の充電設備それぞれの利用料金が有料か否か、複数の充電設備それぞれが特定の施設内にあるか否か、駐車場や施設の営業時間等に伴うなど利用可能時間等を示す情報を含んでもよい。
また、記憶部12は、電気自動車の用途ごとに当該電気自動車の用途に対応する予測パラメータを記憶している。予測パラメータは、電気自動車が所定の用途で走行した場合における電費を予測するためのパラメータである。予測パラメータは、ガソリン車が所定の用途で走行した場合における燃費を予測するためのパラメータであってもよい。予測パラメータは、例えば、1以下の正数によって表される数値である。
図3は、記憶部12において予測パラメータを管理するパラメータ管理データベースの構成の一例を示す図である。図3に示すように、パラメータ管理データベースは、車種と、用途と、予測パラメータとを関連付けて記憶している。
パラメータ管理データベースは、図3に示す例に限らず、様々な情報に対応する予測パラメータを記憶してもよい。例えば、パラメータ管理データベースは、所定の測定方法ごとに、当該測定方法に対応する予測パラメータを記憶してもよい。
図2に戻り、制御部13は、データ取得部131と、基準航続距離決定部132と、電費算出部133と、航続可能距離算出部134と、基準保留量決定部135と、必要充電量算出部136と、生成部137と、出力部138と、を有する。制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、データ取得部131、基準航続距離決定部132、電費算出部133、航続可能距離算出部134、基準保留量決定部135、必要充電量算出部136、生成部137及び出力部138として機能する。制御部13の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部13の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
以下、情報処理装置1が実行する処理について詳細に説明する。データ取得部131は、情報端末2において入力された使用条件を取得する。図4は、ユーザUが使用条件を入力するための画面の一例を示す図である。図4における領域R1は、ユーザUが候補車両の抽出の基準とする管理車両Vを入力するための領域である。領域R1は、ユーザUに関連付けられた複数の管理車両Vを表示しており、ユーザUからいずれかの管理車両Vの選択を受け付ける。領域R2は、ユーザUが電気自動車の用途を入力するための領域である。領域R2は、電気自動車の複数の用途を表示しており、ユーザUからいずれかの用途の選択を受け付ける。
情報端末2は、ユーザUが「検索」ボタンを押したことに応じて、ユーザUにより入力された内容を、使用条件を示すデータとして情報処理装置1に送信する。情報処理装置1において、データ取得部131は、情報端末2から使用条件を示すデータを取得する。
また、データ取得部131は、管理車両Vの走行データを取得する。走行データは、例えば、所定の期間において管理車両Vが走行した位置の履歴を示す位置情報、又は所定の期間において管理車両Vが走行した地域(エリア)を示す地域情報を含む。データ取得部131は、管理車両Vから走行データを取得してもよいし、管理車両Vの走行データを記憶している不図示の外部装置から当該走行データを取得してもよい。
基準航続距離決定部132は、ユーザUが候補車両に要求する走行距離の基準値である基準航続距離を決定する。基準航続距離決定部132は、例えば、走行データに基づいて、ユーザUが過去の所定期間(例えば、1日間)に管理車両Vを走行させた距離を、基準航続距離として決定する。これにより、情報処理装置1は、ユーザUが管理車両Vを実際に走行させた距離を用いて、充電計画情報を生成することができる。なお、基準航続距離決定部132は、データ取得部131が地域情報を含む走行データを取得した場合には、地域情報が示す一又は複数の地域の大きさや位置関係に基づいて、ユーザUが過去の所定の期間において管理車両Vを走行させた距離を概算し、概算の距離を基準航続距離として決定してもよい。
また、基準航続距離決定部132は、管理車両Vの走行データに基づいて、候補車両が所定期間(例えば、1日間)に訪問する一又は複数の施設の位置(例えば、訪問ルート)を特定してもよい。基準航続距離決定部132は、例えば、データ取得部131が取得した走行データが示す、管理車両Vが過去のいずれかの日付に訪問した一又は複数の施設を含む経路を、訪問ルートとして特定する。また、基準航続距離決定部132は、記憶部12に予め記憶された、訪問ルートを示す訪問先データを取得してもよい。そして基準航続距離決定部132は、特定した訪問ルートに基づいて、所定期間における候補車両の出発地点及び帰着地点と一又は複数の施設の位置とを含む経路を走行するための距離(道のり又は直線距離)を、基準航続距離として決定する。これにより、情報処理装置1は、管理車両Vがコネクテッドカーでなくとも、管理車両Vの過去の走行データまたは訪問先データから訪問ルートを特定し、充電計画に反映することができる。
電費算出部133は、データ取得部131が取得したデータに基づいて、基準航続距離決定部132が決定した基準航続距離を候補車両が走行した場合に想定される想定電費を算出する。候補車両は、複数の候補車両の中からランダムで選択された車両であってもよいし、複数の候補車両のうちの所定の条件を満たす車両であってもよい。所定の条件は、例えば、候補車両が管理車両Vの車種と同じ車種であること等である。
電費算出部133は、例えば、候補車両の基準電費と、候補車両の用途に対応する電気自動車の予測パラメータとに基づいて、候補車両が基準航続距離を走行した場合に想定される想定電費を算出する。電費算出部133は、以下の第1のステップから第2のステップまでの処理を実行することにより、想定電費を算出する。
第1に、電費算出部133は、データ取得部131が取得したデータに基づいて、候補車両の用途を特定する。電費算出部133は、例えば、データ取得部131が取得したデータが示す使用条件に含まれているユーザUによって入力された用途を、候補車両の用途として特定する。
また、電費算出部133は、データ取得部131が取得した走行データに基づいて、候補車両の用途を特定してもよい。この場合に、電費算出部133は、走行データに基づいて複数の場所(例えば、市街地、郊外、高速道路等)それぞれを管理車両Vが走行した走行割合を算出し、算出した走行割合に対応する車両の用途を特定する。
第2に、電費算出部133は、候補車両の基準電費と、特定した候補車両の用途に対応する電気自動車の予測パラメータとに基づいて、想定電費を算出する。電費算出部133は、例えば、候補車両の基準電費と、候補車両の用途に等しい電気自動車の用途に関連付けて記憶部12のパラメータ管理データベースに記憶されている予測パラメータによって示される数値とを乗算することにより、想定電費を算出する。
ここで、想定電費は、電気自動車の車種によって異なる。そこで、電費算出部133は、さらに電気自動車の車種に対応する予測パラメータに基づいて、エネルギーの消費率を算出してもよい。
具体的には、まず、電費算出部133は、管理車両Vの車種を示す情報をさらに取得する。電費算出部133は、例えば、管理車両Vに対応するカタログ情報を参照し、管理車両Vの車種を示す情報を取得する。電費算出部133は、管理車両Vの車種を示す情報を、情報端末2、車検証データ、ユーザが管理する車両管理データ等から取得してもよい。
電費算出部133は、複数の候補車両の中から、管理車両Vの車種と同じ車種または類似する車種の候補車両を選択する。なお、同じ車種とは同一車種の電気自動車を候補としてもよく、類似する車種として、車両の高さ、車幅、長さ、車型(ボディ形状)などを類似としてもよい。そして、電費算出部133は、選択した候補車両の電費情報と、選択した候補車両の車種及び特定した管理車両Vの用途に等しい電気自動車の用途に関連付けてパラメータ管理データベースに記憶されている予測パラメータとに基づいて、想定電費を算出する。このようにすることで、情報処理装置1は、想定電費を算出する精度を向上させることができる。
想定電費は、エアコンの使用有無によって異なる。そこで、電費算出部133は、エアコンの使用有無それぞれに対応する想定電費を算出してもよい。具体的には、電費算出部133は、エアコンの使用有りに対応する予測パラメータに基づいて、エアコンが使用された場合における想定電費を算出し、エアコンの使用無しに対応する予測パラメータに基づいて、エアコンが使用されなかった場合における想定電費を算出する。
想定電費は、月ごとに変動し得る。例えば、夏季においては冷房が使用され、冬季においては暖房が使用されるため、冷暖房が使用されない時期(例えば春季や秋季等)よりも想定電費が悪化し得る。そこで、電費算出部133は、月ごとに異なる予測パラメータに基づいて、エネルギーの消費率を算出してもよい。例えば、パラメータ管理データベースには、さらに月ごとに予測パラメータが関連付けて記憶されており、電費算出部133は、月ごとに、当該月にさらに関連付けてパラメータ管理データベースに記憶されている予測パラメータに基づいて、想定電費を算出する。
航続可能距離算出部134は、電費算出部133が算出した想定電費と、候補車両の電池の状態と、に基づいて、最大充電時における航続可能距離を算出する。航続可能距離算出部134は、例えば、電費算出部133が想定電費を算出した候補車両の候補車両情報を、記憶部12から取得する。航続可能距離算出部134は、電費算出部133が算出した想定電費と、取得した候補車両情報が示す電池の容量とを乗算することにより、最大充電時における航続可能距離を算出する。
電気自動車の航続可能距離は、電気自動車に搭載されている電池の劣化度合いによって異なる。そこで、航続可能距離算出部134は、算出した候補車両の想定電費と、取得した候補車両情報が示す電池の容量及びSOHに基づいて、候補車両の最大充電時における航続可能距離を算出してもよい。航続可能距離算出部134は、例えば、電費算出部133が算出した想定電費と、電池の容量と、SOHに対応する係数とを乗算する。このようにすることで、情報処理装置1は、候補車両の電池の状態に応じた航続可能距離を算出することができる。
基準保留量決定部135は、候補車両が出発地点を出発してから帰着地点に到着する際に候補車両の電池に残ることが求められる電力量である基準保留量を決定する。基準保留量決定部135は、例えば、情報端末2においてユーザUにより予め設定された値を、基準保留量として決定する。
また、基準保留量決定部135は、帰着地点に候補車両の電池を充電するための充電器があるか否かに基づいて、基準保留量を決定してもよい。この場合に、基準保留量決定部135は、帰着地点に充電器がない場合の基準保留量(例えば、60%)を、帰着地点に充電器がある場合の基準保留量(例えば、30%)よりも大きく決定する。これにより、情報処理装置1は、ユーザUの自宅や営業所等の帰着地点の設備に応じて、基準保留量を自動的に決定できる。
必要充電量算出部136は、基準航続距離決定部132が決定した基準航続距離を候補車両が走行する場合に候補車両の電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する。
図5は、必要充電量算出部136が必要充電量を算出する処理を説明するための模式図である。必要充電量算出部136は、例えば、基準航続距離から航続可能距離を減算することにより、基準航続距離に対する航続可能距離の不足距離を算出する。必要充電量算出部136は、不足距離を電費算出部133が算出した想定電費で除算した値である電力の不足量と、基準保留量決定部135が決定した基準保留量とを加算することにより、必要充電量を算出する。
候補車両は、いずれかの充電設備において必要充電量を充電することにより、航続可能距離に加えて必要充電量に対応する追加距離を走行可能になり、基準航続距離を走行できるようになる。そして候補車両は、基準航続距離を走行して帰着地点に到着した際に、候補車両の電池に基準保留量の電力を残すことができるようになる。
生成部137は、候補車両が利用可能な充電設備の属性と、必要充電量算出部136が算出した必要充電量と、の関係に基づいて、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する。生成部137は、例えば、記憶部12から充電設備情報を取得する。
生成部137は、取得した充電設備情報が示す複数の充電設備の中から、候補車両が利用可能な充電設備を選択する。生成部137は、例えば、候補車両が所定期間に訪問する一又は複数の施設の位置を基準として所定範囲内に位置しており、かつ候補車両の電池に充電可能な規格の充電設備を、候補車両が利用可能な充電設備として選択する。また、生成部137は、例えば、充電設備の利用が有料でないこと、充電設備が特定の施設内にないこと等、候補車両の用途で予定される利用時間が充電設備の利用可能時間内であることを条件として、候補車両が利用可能な充電設備を選択してもよい。
生成部137は、例えば、充電設備情報が示す出力電力量を用いて、選択した充電設備において必要充電量算出部136が算出した必要充電量を充電するための充電時間を算出する。生成部137は、候補車両が利用可能な複数の充電設備を選択した場合に、複数の充電設備のうちいずれか1つの充電設備において必要充電量を充電するための充電時間を算出してもよく、複数の充電設備のうち2つ以上の充電設備の組み合わせにおいて必要充電量を充電するための充電時間を算出してもよい。
生成部137は、算出した充電時間を充電設備ごとに示す充電計画情報を生成する。充電計画情報は、充電計画情報は、例えば、一又は複数の充電設備それぞれの位置と、当該充電設備で充電を行うことが推奨される充電時間と、を含む情報である。
出力部138は、生成部137が生成した充電計画情報を候補車両と関連付けて情報端末2に出力する。出力部138は、例えば、生成部137が生成した充電計画情報を、候補車両に対応する候補車両情報とともに、ネットワークを介して情報端末2に送信する。情報端末2は、情報処理装置1から受信した充電計画情報を表示部上に表示する。
図6は、充電計画情報を表示する画面の一例を示す図である。図6に示す画面には、1つの候補車両に関する情報が表示されている。ユーザUに提示する複数の候補車両が存在する場合、複数の候補車両それぞれに関する情報が表示されてもよい。
図6の左上の領域R3には、候補車両に対応する候補車両情報が表示されている。領域R3に表示される候補車両情報は、例えば、候補車両のメーカ、年式、車種、価格等を含む。
図6の右の領域R4には、充電計画情報に対応する画像が表示されている。領域R4に表示される画像は、例えば、地図上に、訪問ルートV1と、充電計画情報が示す充電設備の位置に対応するアイコンCと、充電設備における充電時間と、が重畳された画像を含む。また、領域R4に表示される画像は、例えば、充電設備において充電が必要な充電量(例えば、電池のSOC(State Of Charge))を含んでもよい。また、領域R4に表示される画像は、例えば、充電設備を訪問する順序を含んでもよい。
図6の左下の領域R5には、充電計画情報に対応するメッセージが表示されている。領域R5に表示されるメッセージは、例えば、充電計画情報が示す充電設備の名称と、充電設備における充電量と、を表す文を含む。また、領域R5に表示されるメッセージは、例えば、充電計画情報の生成に用いられた航続可能距離、基準航続距離、基準保留量等を表す文を含んでもよい。
出力部138は、図6において説明した具体的な表示態様に限られず、その他の表示態様で充電計画情報を出力してもよい。このように、情報処理装置1は、候補車両に関する情報と、充電計画に関する情報とを関連付けて提示することにより、管理車両Vから候補車両に乗り換える場合に必要な充電計画をユーザUに容易に把握させることができる。
[情報処理方法のフロー]
図7は、本実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理方法のフローチャートを示す図である。データ取得部131は、情報端末2から使用条件を示すデータを取得する(S11)。使用条件は、例えば、候補車両の抽出の基準とする管理車両Vと、電気自動車の用途と、を示す情報である。また、データ取得部131は、所定の期間において管理車両Vが走行した位置履歴を示す走行データを取得する。
図7は、本実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理方法のフローチャートを示す図である。データ取得部131は、情報端末2から使用条件を示すデータを取得する(S11)。使用条件は、例えば、候補車両の抽出の基準とする管理車両Vと、電気自動車の用途と、を示す情報である。また、データ取得部131は、所定の期間において管理車両Vが走行した位置履歴を示す走行データを取得する。
基準航続距離決定部132は、ユーザUが候補車両に要求する走行距離の基準値である基準航続距離を決定する(S12)。基準航続距離決定部132は、例えば、ユーザUが過去の所定期間に管理車両Vを走行させた距離を、基準航続距離として決定する。
電費算出部133は、データ取得部131が取得したデータに基づいて、基準航続距離決定部132が決定した基準航続距離を候補車両が走行した場合に想定される想定電費を算出する(S13)。電費算出部133は、例えば、候補車両の基準電費と、候補車両の用途に対応する電気自動車の予測パラメータとに基づいて、候補車両が基準航続距離を走行した場合に想定される想定電費を算出する。
航続可能距離算出部134は、電費算出部133が算出した想定電費と、候補車両の電池の状態と、に基づいて、最大充電時における航続可能距離を算出する(S14)。基準保留量決定部135は、候補車両が出発地点を出発してから帰着地点に到着する際に候補車両の電池に残ることが求められる電力量である基準保留量を決定する(S15)。基準保留量決定部135は、例えば、情報端末2においてユーザUにより予め設定された値を、基準保留量として決定する。
生成部137は、候補車両が利用可能な充電設備の属性と、必要充電量算出部136が算出した必要充電量と、の関係に基づいて、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する(S17)。
出力部138は、生成部137が生成した充電計画情報を候補車両と関連付けて情報端末2に出力する(S18)。出力部138は、例えば、生成部137が生成した充電計画情報を、候補車両に対応する候補車両情報とともに、ネットワークを介して情報端末2に送信する。
[実施形態の効果]
本実施形態に係る情報処理システムSにおいて、情報処理装置1は、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、候補車両に要求される基準航続距離を走行するための充電計画情報を生成し、候補車両に関する情報と関連付けてユーザUに提示する。これにより、情報処理システムSは、ユーザUが充電設備における充電計画を考慮して車両の用途に適した電気自動車を選択しやすくすることができる。
本実施形態に係る情報処理システムSにおいて、情報処理装置1は、電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、候補車両に要求される基準航続距離を走行するための充電計画情報を生成し、候補車両に関する情報と関連付けてユーザUに提示する。これにより、情報処理システムSは、ユーザUが充電設備における充電計画を考慮して車両の用途に適した電気自動車を選択しやすくすることができる。
[第1変形例]
情報処理装置1は、充電計画情報に従って電池を充電した場合の候補車両を評価した評価結果をユーザUに提示してもよい。以下、上述の実施形態とは異なる点を主に説明する。
情報処理装置1は、充電計画情報に従って電池を充電した場合の候補車両を評価した評価結果をユーザUに提示してもよい。以下、上述の実施形態とは異なる点を主に説明する。
生成部137は、候補車両が出発地点を出発し、一又は複数の施設を訪問し、充電計画情報が示す一又は複数の充電設備において電池を充電し、帰着地点に到着するまでの総時間及び総移動距離を算出する。生成部137は、例えば、既知の経路検索処理を実行し、又は経路検索処理を実行する外部のサーバに問い合わせることによって、候補車両が出発地点を出発し、一又は複数の施設を訪問し、充電計画情報が示す一又は複数の充電設備において電池を充電し、帰着地点に到着するまでの訪問ルートを決定する。
図8は、充電計画情報に従って電池を充電した場合の訪問ルートの一例を示す模式図である。図8の例では、候補車両は、出発地点を出発し、施設a及び施設bを順に訪問し、充電計画情報が示す充電設備で電池を充電する。その後、候補車両は、施設cを訪問し、帰着地点に到着する。図8の例では出発地点及び帰着地点は同じだが、異なっていてもよい。図8には、各地点間の移動距離L1、L2、L3、L4、L5が表されている。
生成部137は、候補車両が訪問ルートにおいて充電計画情報に従って電池を充電した場合の充電残量、移動距離及び所要時間を算出する。図9は、図8の各地点における充電残量、移動距離及び所要時間の一例を表す模式図である。
生成部137は、例えば、地点間の移動距離L1、L2、L3、L4、L5を、電費算出部133が算出した想定電費で除算することにより、地点間の移動で消費される電力量を算出する。生成部137は、充電計画情報が示す充電時間TXと、充電設備情報が示す出力電力量とを乗算することにより、充電設備において充電される電力量を算出する。生成部137は、出発地点における充電残量に対して、地点間の移動で消費される電力量を減算し、充電設備において充電される電力量を加算することにより、各地点の充電残量を算出する。
また、生成部137は、例えば、地点間の移動距離L1、L2、L3、L4、L5を、候補車両の速度で除算することにより、地点間の所要時間T1、T2、T3、T4、T5を算出する。候補車両の速度は、所定の速度(例えば、30km/h)であってもよく、データ取得部131が取得した走行データが示す車速の統計値(平均値、中央値、最大値等)であってもよい。
生成部137は、地点間の移動距離L1、L2、L3、L4、L5を合計することにより、総移動距離を算出する。また、生成部137は、地点間の所要時間T1、T2、T3、T4、T5及び一又は複数の充電設備の充電時間TXを合計することにより、総時間を算出する。また、生成部137は、一又は複数の充電設備の充電時間TXを合計することにより、総充電時間を算出する。
生成部137は、算出した総移動距離、総時間及び総充電時間それぞれが閾値以下であるか否かを判定する。移動距離、総時間及び総充電時間それぞれの閾値は、例えば、記憶部12に予め記憶されている。生成部137は、総移動距離、総時間及び総充電時間それぞれが閾値以下であるか否かに対応する評価結果を生成する。評価結果は、例えば、総移動距離、総時間及び総充電時間それぞれが閾値以下であるか否かを表す文字、記号等を含む情報である。
出力部138は、生成部137が生成した評価結果を候補車両と関連付けて情報端末2に出力する。出力部138は、例えば、生成部137が生成した充電計画情報及び評価結果を、候補車両に対応する候補車両情報とともに、ネットワークを介して情報端末2に送信する。情報端末2は、情報処理装置1から受信した充電計画情報及び評価結果を表示部上に表示する。
図10は、充電計画情報及び評価結果を表示する画面の一例を示す図である。図10に示す画面には、1つの候補車両に関する情報が表示されている。ユーザUに提示する複数の候補車両が存在する場合、複数の候補車両それぞれに関する情報が表示されてもよい。
図10の左上の領域R3には、候補車両に対応する候補車両情報が表示されている。領域R3に表示される候補車両情報は、例えば、候補車両のメーカ、年式、車種、価格等を含む。
図10の右の領域R6には、充電計画情報に対応する画像が表示されている。領域R6に表示される画像は、例えば、地図上に、充電計画情報が示す充電設備を含む訪問ルートV2と、充電計画情報が示す充電設備の位置に対応するアイコンCと、充電設備における充電時間と、が重畳された画像を含む。また、領域R6に表示される画像は、例えば、充電設備において充電が必要な充電量(例えば、電池のSOC)を含んでもよい。
図10の左下の領域R7には、評価結果に対応するメッセージが表示されている。領域R7に表示されるメッセージは、例えば、総移動距離、総時間(総業務時間)及び総充電時間それぞれの値と、総移動距離、総時間及び総充電時間それぞれが閾値以下であるか否かに対応する評価結果(例えば、「〇」又は「×」の記号)と、を含む。また、領域R7に表示されるメッセージは、例えば、候補車両が出発地点を出発してから帰着地点に到着する際に電池に残る充電残量(電力量又は割合)を含んでもよい。
出力部138は、図10において説明した具体的な表示態様に限られず、その他の表示態様で充電計画情報及び評価結果を出力してもよい。このように、本変形例に係る情報処理装置1は、充電計画情報に従って電池を充電した場合の候補車両を評価した評価結果を提示することにより、候補車両を採用することにより業務や日常生活におけるユーザUの負担を軽減できるかどうかをユーザUが把握しやすくすることができる。
ユーザUは、例えば、総移動距離が1日に移動可能な距離よりも長かったり、総時間が1日の業務時間よりも長かったり、総充電時間があまりにも長かったりした場合に、候補車両の採用により負担が軽減されない可能性を認識することができる。
[第2変形例]
情報処理装置1は、複数の候補車両の充電計画情報を集計して分析した結果をユーザUに提示してもよい。以下、上述の実施形態とは異なる点を主に説明する。
情報処理装置1は、複数の候補車両の充電計画情報を集計して分析した結果をユーザUに提示してもよい。以下、上述の実施形態とは異なる点を主に説明する。
生成部137は、複数の候補車両それぞれに対して、充電計画情報を生成する。生成部137は、例えば、複数の充電計画情報それぞれが示す充電設備を集計し、複数の充電計画情報に含まれている数が閾値以上の充電設備を、充電需要過密箇所として決定する。
出力部138は、例えば、情報端末2において、充電需要過密箇所として決定された充電設備の表示態様(色、大きさ、模様等)を、その他の充電設備の表示態様とは異ならせる。また、出力部138は、例えば、情報端末2において、充電需要過密箇所として決定された充電設備に関連付けて、充電需要過密箇所であることを表すラベルを表示してもよい。
これにより、情報処理装置1は、充電計画情報とともに、増強することが推奨される充電設備をユーザUに提示することができる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る情報処理装置1aは、候補車両の充電計画において必要な充電設備が存在しない場合に、充電設備の設置位置をユーザUに提案する。以下、第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
本実施形態に係る情報処理装置1aは、候補車両の充電計画において必要な充電設備が存在しない場合に、充電設備の設置位置をユーザUに提案する。以下、第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図11は、本実施形態に係る情報処理装置1aのブロック図である。情報処理装置1aの制御部13は、図2に示した情報処理装置1の制御部13の構成に加えて、設置位置決定部139を有する。
第1実施形態で説明したように、生成部137は、充電計画情報を生成する際に、充電設備情報が示す複数の充電設備の中から、候補車両が利用可能な充電設備を選択する。候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備が存在しない状況では、生成部137は候補車両が利用可能な充電設備を選択することができない。
そこで設置位置決定部139は、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電するための充電設備が存在しないことを条件として、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電することを可能にする充電設備の設置位置を決定する。
設置位置決定部139は、例えば、候補車両が所定期間に訪問する一又は複数の施設の位置を基準として所定範囲内(例えば、半径500メートル以内)において、充電設備が設置可能な所定条件を満たす場所(例えば、駐車場、公共施設、自社の拠点、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア等)を抽出し、抽出した場所を充電設備の設置位置として決定する。設置位置は、一又は複数の地点、又は面積を有する領域として表される。
また、設置位置決定部139は、例えば、複数の候補車両に対して抽出した複数の場所を集計し、複数の場所の中でニーズが高い順(例えば、抽出された数が大きい順)に所定数の場所を、設置位置として決定してもよい。
出力部138は、設置位置決定部139が決定した設置位置を、情報端末2に出力する。出力部138は、例えば、設置位置決定部139が決定した設置位置を示す情報を、候補車両に対応する候補車両情報とともに、ネットワークを介して情報端末2に送信する。情報端末2は、情報処理装置1から受信した設置位置を表示部上に表示する。
図12は、設置位置を表示する画面の一例を示す図である。図12に示す画面には、1つの候補車両に関する情報が表示されている。ユーザUに提示する複数の候補車両が存在する場合、複数の候補車両それぞれに関する情報が表示されてもよい。
図12の左上の領域R3には、候補車両に対応する候補車両情報が表示されている。領域R3に表示される候補車両情報は、例えば、候補車両のメーカ、年式、車種、価格等を含む。
図12の右の領域R8には、充電設備の設置位置に対応する画像が表示されている。領域R8に表示される画像は、例えば、地図上に、訪問ルートV1と、設置位置を表すエリアAと、が重畳された画像を含む。出力部138は、図12において説明した具体的な表示態様に限られず、その他の表示態様で設置位置を出力してもよい。
また、生成部137が複数の候補車両に対して充電計画情報を生成した場合であって、一部の候補車両において必要充電量を充電するための充電設備が存在しない場合に、出力部138は、充電設備が存在する候補車両の充電計画情報を、充電設備が存在しない候補車両の充電計画情報よりも優先的に情報端末2に出力してもよい。
この場合に、出力部138は、例えば、充電設備が存在する候補車両に、充電設備が存在しない候補車両よりも高い優先度を設定し、設定した優先度の順で複数の候補車両の充電計画情報を情報端末2に出力する。これにより、情報処理装置1aは、充電設備の新設が不要で導入しやすい候補車両をユーザUが把握しやすくすることができる。
図13は、本実施形態に係る情報処理装置1aが実行する情報処理方法のフローチャートを示す図である。情報処理装置1aは、図7に示したステップS11~S17を実行する。
生成部137は、ステップS17において充電計画情報を生成する際に、充電設備情報が示す複数の充電設備の中から、候補車両が利用可能な充電設備を選択する。候補車両の電池に対して必要充電量を充電するための充電設備が存在する場合(生成部137が充電設備を選択できた場合)に(S19のYES)、出力部138は、生成部137が生成した充電計画情報を候補車両と関連付けて情報端末2に出力する(S18)。
候補車両の電池に対して必要充電量を充電するための充電設備が存在しない場合(生成部137が充電設備を選択できなかった場合)に(S19のNO)、設置位置決定部139は、候補車両が基準航続距離を走行する場合に電池に対して必要充電量を充電することを可能にする充電設備の設置位置を決定する(S20)。設置位置決定部139は、例えば、候補車両が所定期間に訪問する一又は複数の施設の位置を基準として所定範囲内において、充電設備が設置可能な所定条件を満たす場所を抽出し、抽出した場所を充電設備の設置位置として決定する。
出力部138は、設置位置決定部139が決定した設置位置を、情報端末2に出力する(S21)。出力部138は、例えば、設置位置決定部139が決定した設置位置を示す情報を、候補車両に対応する候補車両情報とともに、ネットワークを介して情報端末2に送信する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置1は、候補車両の導入のために必要となる充電設備が存在しない場合であっても、充電設備の設置位置を提案することにより、ユーザUが候補車両の導入可否を検討しやすくすることができる。
<第3実施形態>
本実施形態において、情報処理装置1は、複数の候補車両をグループ化し、グループに属する複数の候補車両が有する複数の電池の総電力量が維持されるように基準保留量を決定する。以下、第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
本実施形態において、情報処理装置1は、複数の候補車両をグループ化し、グループに属する複数の候補車両が有する複数の電池の総電力量が維持されるように基準保留量を決定する。以下、第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
記憶部12に記憶されている候補車両情報は、候補車両が属するグループを示す情報を含む。グループは、例えば、複数の候補車両を導入する可能性がある会社や公的機関等であるユーザUごとに形成される。本実施形態では、1つのグループに属する複数の候補車両が拠点(出発地点又は帰着地点)に待機している状態において、災害時の電力備蓄や不測の事態への対応を目的として、当該複数の候補車両が有する複数の電池の総電力量が維持されることが求められている。
グループには、総電力量と、基準保留量を決定するための種別と、が予め関連付けられている。総電力量は、例えば、1つのグループに属する複数の候補車両が拠点に待機している状態における当該複数の候補車両が有する複数の電池の電力量の合計値である。種別は、例えば、基準保留量を均等にする第1種別と、基準保留量を偏らせる第2種別と、のどちらかを表す情報である。総電力量及び種別は、例えば、情報処理システムSの管理者によって予め記憶部12に記憶され、又は情報端末2においてユーザUによって入力される。
データ取得部131、基準航続距離決定部132、電費算出部133、航続可能距離算出部134は、ユーザUからの要求に応じて、ユーザUに対応するグループに属する複数の候補車両それぞれに対して、第1実施形態と同様に、基準航続距離を決定し、想定電費を算出し、航続可能距離を算出する。
基準保留量決定部135は、グループに属する複数の候補車両が備える複数の電池において、当該グループに関連付けられた総電力量が維持されるように、当該グループに属する複数の候補車両それぞれの基準保留量を決定する。基準保留量決定部135は、複数の候補車両が備える複数の電池の基準保留量の合計値が総電力量以上になるように、当該複数の電池の基準保留量を決定する。
また、基準保留量決定部135は、グループの種別に応じて、基準保留量を決定する態様を切り替えてもよい。図14(a)、図14(b)は、グループの種別に応じて基準保留量を決定する方法を説明するための模式図である。
グループの種別が第1種別である場合に、基準保留量決定部135は、図14(a)のようにグループに属する複数の候補車両の複数の基準保留量を均等にする。この場合に、基準保留量決定部135は、例えば、総電力量を複数の候補車両の数で除算した値を、複数の候補車両それぞれの基準保留量として決定する。
一方、グループの種別が第2種別である場合に、基準保留量決定部135は、図14(b)のようにグループに属する複数の候補車両のうち一部の候補車両の基準保留量を他の候補車両の基準保留量よりも多くする。この場合に、基準保留量決定部135は、例えば、総電力量が1つの候補車両の電池の容量以下である場合には、総電力量を当該候補車両の基準保留量として決定し、その他の候補車両の基準保留量をゼロに決定する。基準保留量決定部135は、例えば、総電力量が1つの候補車両の電池の容量を超える場合には、総電力量を複数の候補車両のうち一部の候補車両の数で除算した値を、当該一部の候補車両それぞれの基準保留量として決定し、その他の候補車両の基準保留量をゼロに決定してもよい。
これにより、情報処理装置1は、例えば、あるグループでは災害時の電力備蓄を目的として複数の車両の電力量を均等にし、別のグループでは不測の事態への対応のために一部の車両の航続可能距離を長くする等、ユーザUに対応するグループごとに総電力量の割り振り方を変えることができる。
また、基準保留量決定部135は、非常時の電源維持のために、グループに関連付けられた施設(例えば、グループに属する複数の候補車両が配備される予定の施設)に必要な電力に基づいて、当該グループに属する複数の候補車両の基準保留量を決定してもよい。この場合に、基準保留量決定部135は、例えば、施設に必要な電力量を、グループに関連付けられた総電力量として用いる。施設に必要な電力量は、例えば、医療施設の場合において、所定時間最低限の医療機器を持続稼働させるための電力量や、ビルの場合において、避難用のエレベータを稼働させるための電力量等である。これにより、情報処理装置1は、候補車両が配備される予定の施設に応じて、より適した基準保留量を決定することができる。
必要充電量算出部136は、基準航続距離決定部132が決定した基準保留量を用いて、第1実施形態と同様に、グループに属する複数の候補車両それぞれの必要充電量を算出する。生成部137及び出力部138は、必要充電量算出部136が算出した複数の候補車両それぞれの基準保留量を用いて、第1実施形態と同様に、充電計画情報を生成し、情報端末2に出力する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置1は、グループに属する複数の候補車両が有する複数の電池の総電力量が維持されるように充電計画を提示することにより、ユーザUが複数の候補車両の導入可否を検討しやすくすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
情報処理装置1のプロセッサは、図7、図13に示す情報処理方法に含まれる各ステップ(工程)を実行する。すなわち、情報処理装置1のプロセッサは、図7、図13に示す情報処理方法を実行するためのプログラムを実行することによって、図7、図13に示す情報処理方法を実行する。図7、図13に示す情報処理方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 情報処理システム
1 情報処理装置
1a 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 データ取得部
132 基準航続距離決定部
133 電費算出部
134 航続可能距離算出部
135 基準保留量決定部
136 必要充電量算出部
137 生成部
138 出力部
139 設置位置決定部
2 情報端末
1 情報処理装置
1a 情報処理装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 データ取得部
132 基準航続距離決定部
133 電費算出部
134 航続可能距離算出部
135 基準保留量決定部
136 必要充電量算出部
137 生成部
138 出力部
139 設置位置決定部
2 情報端末
Claims (12)
- 電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出する航続可能距離算出部と、
前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する必要充電量算出部と、
前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する生成部と、
前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力する出力部と、
を有する、情報処理装置。 - 電気自動車ごとに予め設定された電費である基準電費を記憶するとともに、前記電気自動車の用途ごとに前記電気自動車が当該用途で走行した場合における電費を予測するための予測パラメータを記憶する記憶部と、
前記候補車両に対応する前記基準電費と、前記候補車両の用途に対応する前記予測パラメータと、を用いて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行した場合に想定される想定電費を算出する電費算出部と、
をさらに有し、
前記航続可能距離算出部は、前記想定電費と、前記電池の状態と、を用いて前記航続可能距離を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記候補車両が前記所定期間に訪問する一又は複数の施設の位置を記憶する記憶部と、
前記所定期間における前記候補車両の出発地点及び帰着地点と前記一又は複数の施設の位置とを含む経路を走行するための距離を、前記基準航続距離として決定する基準航続距離決定部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記生成部は、前記候補車両が出発地点を出発し、一又は複数の施設を訪問し、前記充電計画情報が示す一又は複数の前記充電設備において前記電池を充電し、帰着地点に到着するまでの総時間又は総移動距離が閾値以下であるか否かに対応する評価結果を生成し、
前記出力部は、前記評価結果を前記情報端末に出力する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記生成部は、前記候補車両が、前記充電計画情報が示す一又は複数の前記充電設備において前記電池を充電するための総充電時間に対応する評価結果を生成し、
前記出力部は、前記評価結果を前記情報端末に出力する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記必要充電量算出部は、前記候補車両が出発地点を出発してから帰着地点に到着する際に前記電池に基準保留量の電力が残るように、前記必要充電量を算出する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記帰着地点に前記電池を充電するための充電器があるか否かに基づいて、前記基準保留量を決定する基準保留量決定部をさらに有する、
請求項6に記載の情報処理装置。 - グループに属する複数の前記候補車両が備える複数の前記電池において所定の総電力量が維持されるように、前記グループに属する複数の前記候補車両それぞれの前記基準保留量を決定する基準保留量決定部をさらに有し、
前記必要充電量算出部は、前記基準保留量決定部が決定した前記基準保留量を用いて、前記グループに属する複数の前記候補車両それぞれの前記必要充電量を算出する、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記基準保留量決定部は、前記グループの種別に応じて、前記グループに属する複数の前記候補車両の複数の前記基準保留量を均等にする態様と、前記グループに属する複数の前記候補車両のうち一部の前記候補車両の前記基準保留量を他の前記候補車両の前記基準保留量よりも多くする態様と、を切り替える、
請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備が存在しないことを条件として、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電することを可能にする充電設備の設置位置を決定する設置位置決定部をさらに有し、
前記出力部は、前記設置位置を前記情報端末に出力する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータが実行する、
電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出するステップと、
前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出するステップと、
前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成するステップと、
前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力するステップと、
を有する、情報処理方法。 - コンピュータを、
電気自動車である候補車両の電池の状態に基づいて、前記電池を充電することなく前記候補車両が走行可能な距離である航続可能距離を算出する航続可能距離算出部、
前記候補車両が所定期間において走行することが想定される距離である基準航続距離に対する前記航続可能距離の不足距離を走行するために必要な電力量であって、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して充電が必要な電力量である必要充電量を算出する必要充電量算出部、
前記候補車両が利用可能な充電設備の属性と、前記必要充電量と、の関係に基づいて、前記候補車両が前記基準航続距離を走行する場合に前記電池に対して前記必要充電量を充電するための充電設備ごとの充電時間を示す充電計画情報を生成する生成部、及び
前記充電計画情報を前記候補車両と関連付けて情報端末に出力する出力部、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022090054A JP2023177413A (ja) | 2022-06-02 | 2022-06-02 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
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Family Applications (1)
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2022
- 2022-06-02 JP JP2022090054A patent/JP2023177413A/ja active Pending
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