JPWO2019177066A1 - 3次元形状計測装置、3次元形状計測方法及びプログラム - Google Patents

3次元形状計測装置、3次元形状計測方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

3次元形状計測装置は、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンと、第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンと、を投射する1つの投影装置と、第1又は第2の光パターンが投影された被計測物の画像を取得する撮像装置と、撮像装置が取得した画像を処理する画像処理装置と、を有する。画像処理装置は、第1の光パターンが投影された被計測物の画像の輝度値に基づき、被計測物の各部における相対位相値を算出する相対位相値演算部と、第2の光パターンが投影された被計測物の画像の輝度値及び相対位相値に基づき、被計測物の各部における絶対位相値を算出する絶対位相値演算部と、絶対位相値に基づき、被計測物の各部における3次元座標を算出する3次元座標演算部と、を有する。

Description

本発明は、3次元形状計測装置、3次元形状計測方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、物体の3次元形状を計測する様々な方法が提案されている。例えば、複数のカメラを用いて被計測物を撮影し、三角測量の原理で立体形状を特定する方法や、被計測物に所定の光パターンを投射し、投影された光パターンを計測することにより立体形状を特定する方法が知られている。特許文献1乃至6には、被計測物に投射する光パターンとして正弦波パターンを用いることが記載されている。被計測物に投射する光パターンに正弦波パターンを用いることにより、投射される光の位相(輝度)を手がかりに被計測物上における位置を特定することができ、被計測物の立体形状を精度よく検出することができる。ただし、被計測物に投射する光パターンとして正弦波パターンのような周期性をもつ光パターンを用いる場合、その性質上、N周期シフトした点も候補となり得ることから、一意に立体形状を定めることが困難である。
そこで、特許文献1等においては、光パターンを投射するプロジェクタ又は被計測物を撮影するカメラを1つ以上追加することで上記の曖昧性を解消し、立体形状を一意に定めることが行われていた。また、特許文献6等においては、周期の異なる2種類の正弦波パターンをそれぞれ投射することで上記の曖昧性を解消し、立体形状を一意に定めることが行われていた。
特開2001−012925号公報 特開2003−269928号公報 特開2006−214785号公報 特開2008−009807号公報 特開2009−115612号公報 特開2010−281178号公報
周期の異なる2種類の正弦波パターンをそれぞれ投射することにより上記の曖昧性を解消する従来の方法は、光パターンの投射時間が倍になるため計測に要する時間が長くなるという問題があった。
本発明の目的は、より簡便なシステムで物体の立体形状を高精度且つ短時間で計測しうる3次元形状計測装置、3次元形状計測方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明の一観点によれば、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンと、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンと、を投射する1つの投影装置と、前記第1の光パターン又は前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する撮像装置と、前記撮像装置が取得した前記画像を処理する画像処理装置と、を有し、前記画像処理装置は、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する相対位相値演算部と、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する絶対位相値演算部と、前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する3次元座標演算部と、を有する3次元形状計測装置が提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンを投射し、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、前記第1の光パターンの投射に用いる投影装置と同じ投影装置により、前記被計測物に、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射し、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出するステップと、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出するステップと、前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出するステップとを有する3次元形状計測方法が提供される。
また、本発明の更に他の一観点によれば、コンピュータを、1つの投影装置を制御して、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターン、又は、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射させる手段、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像及び前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する手段、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する手段、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する手段、前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する手段、として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、より簡便なシステムで被計測物の立体形状を高精度且つ短時間で計測することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による3次元形状計測装置の構成例を示す概略図である。 図2Aは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる短周期光パターンの一例を示す図である。 図2Bは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる短周期光パターンの一例を示す図である。 図2Cは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる短周期光パターンの一例を示す図である。 図2Dは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる短周期光パターンの一例を示す図である。 図3Aは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。 図3Bは、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。 図4は、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法における絶対位相値の算出方法を示すグラフである。 図5は、本発明の第1実施形態による3次元形状計測方法を示すフローチャートである。 図6Aは、本発明の第2実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。 図6Bは、本発明の第2実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。 図7は、本発明の第2実施形態による3次元形状計測方法における絶対位相値の算出方法を示すグラフである。 図8は、本発明の第2実施形態による3次元形状計測方法を示すフローチャートである。 図9Aは、本発明の効果をコンピュータシミュレーションにより検証した結果を示すグラフである。 図9Bは、本発明の効果をコンピュータシミュレーションにより検証した結果を示すグラフである。 図10は、本発明の第3実施形態による3次元形状計測装置の構成例を示す概略図である。 図11Aは、本発明の実施形態の変形例による光パターンの例を示す図である。 図11Bは、本発明の実施形態の変形例による光パターンの例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による3次元形状計測装置及び3次元形状計測方法について、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態による3次元形状計測装置の構成例を示す概略図である。図2A乃至図2Dは、本実施形態による3次元形状計測方法に用いる短周期光パターンの一例を示す図である。図3A及び図3Bは、本実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。図4は、本実施形態による3次元形状計測方法における絶対位相値の算出方法を示すグラフである。図5は、本実施形態による3次元形状計測方法を示すフローチャートである。
本実施形態による3次元形状計測装置100は、図1に示すように、投影装置20と、撮像装置30と、画像処理装置40と、を含む。画像処理装置40は、投影パターン制御部42と、画像取得部44と、相対位相値演算部46と、絶対位相値演算部48と、3次元座標演算部50と、制御部52と、を含む。
投影装置20は、3次元形状の計測対象である被計測物10に、所定の光パターンを投射する装置である。投影装置20は、特に限定されるものではないが、例えば、DLP(Digital Light Processing)プロジェクタや液晶プロジェクタ等が挙げられる。DLPプロジェクタや液晶プロジェクタは、任意の光パターンを高速に投射することが可能であり、立体形状計測の短時間化を図るうえで好ましい。計測時間の短時間化は、特に、人物の顔認証を行う場合など、動きのある物体(動体)の立体形状を計測するうえで好適である。なお、被計測物10に投射する光パターンの詳細については後述する。被計測物10は、人物の顔、頭部、指、指紋、指紋の隆線、その他身体の一部を含むものであってもよいが、これに限定されない。
撮像装置30は、投影装置20から発せられた光パターンが投影された被計測物10の画像を撮影する装置である。撮像装置30は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を含む。また、撮像装置30は、被写体の像を固体撮像素子の撮像面に結像させる光学系、固体撮像素子の出力を信号処理して画素毎の輝度値を得る信号処理回路等を含む。
画像処理装置40は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、ディスプレイ、ハードディスク等の記憶装置、入出力用の各種インターフェース等を備える汎用の情報処理装置(コンピュータ)により構成され得る。また、画像処理装置40は、後述する3次元形状計測方法を情報処理装置に実行させるためのプログラムを備えており、CPUが当該プログラムを実行することにより、画像処理装置40の各部の機能を実現可能である。
投影パターン制御部42は、被計測物10に投射する光パターンを生成し、記憶装置に予め記憶する機能を有する。また、投影パターン制御部42は、記憶装置に記憶された光パターンのデータを、DVI(Digital Visual Interface)等の汎用のディスプレイ用インターフェースを介して投影装置20へと伝送する機能を有する。また、投影パターン制御部42は、RS232CやUSB(Universal Serial Bus)等の汎用の通信インターフェースを介して投影装置20の動作(光源の点灯・消灯や光量調整等)を制御する機能を有する。
画像取得部44は、撮像装置30が撮影した画像データを取得しメモリに記憶する機能を有する。また、画像取得部44は、RS232CやUSB等の汎用の通信インターフェースを介して撮像装置30の動作(撮像のタイミング等)を制御する機能を有する。また、画像取得部44は、投影パターン制御部42に対して投影装置20に光パターンを投射するように指示をする機能を有する。
相対位相値演算部46は、撮像装置30が撮影した画像に基づき、輝度値に応じた位相値(後述する位相値θ,φ)を画素毎に算出する機能を有する。なお、位相値の算出方法の詳細については、後述する。
絶対位相値演算部48は、相対位相値演算部46が算出した位相値に基づき、絶対位相値(後述する絶対位相値Θ)を画素毎に算出する機能を有する。なお、位相値の算出方法の詳細については、後述する。
3次元座標演算部50は、絶対位相値演算部48が算出した各画素の絶対位相値に基づき、画像上の点p(x,y)に対応する被計測物10上の投影点P(X,Y,Z)の3次元座標を演算により求める機能を有する。
制御部52は、画像処理装置40のこれら各部を統括的に制御する機能を有する。
次に、本実施形態による3次元形状計測方法を具体的に説明する前に、正弦波格子位相シフト法を用いた3次元形状計測方法の基本的な原理について説明する。
正弦波格子位相シフト法とは、図2A乃至図2Dに示すような正弦波格子状の光パターン(以下、正弦波パターン)を、少しずつ位相をずらしながら被計測物10に投射し、光パターンを投影した被計測物10の撮影画像をもとにその立体形状を特定する方法である。
図2A乃至図2Dには一例として、1/4波長ずつ位相をずらした4つの正弦波パターンを示している。図2A乃至図2Dの各図は、光パターンの投射領域における輝度をグレースケールで表している。図2A乃至図2Dの各図に示す正弦波パターンでは、図面の縦方向に沿って輝度が正弦波状に変化している。図2Aは時刻t=0のときに投射する光パターンであり、図2Bは時刻t=π/2のときに投射する光パターンであり、図2Cは時刻t=πのときに投射する光パターンであり、図2Dは時刻t=3π/2のときに投射する光パターンである。
なお、ここでは変数tを「時刻」と表記し、輝度の振幅を変調することを想定して説明した。実装上では、図2Aにおける光パターンを基準としたときの、縦方向の位相のずれ量を表していて、実際の時刻とは関係なく光パターンの投影タイミングを変更することもできる。後述する図3A及び図3Bについても同様である。
正弦波パターンを投影した被計測物10を撮像装置30で撮影したとき、得られる画像の(x,y)座標における時刻tの輝度値I(x,y,t)は、正弦波の振幅をA、位相値をθ、バイアス(正弦波の中心値)をBとして、以下の式(1)のように表される。
Figure 2019177066
投影装置20により投射される光パターンは、投影装置20から見た角度毎に位相値θが異なっていることから、座標(x,y)における位相値θを求めることができれば、座標(x,y)に対応する3次元的な位置を定めることができる。
式(1)における未知数は振幅A、位相値θ及びバイアスBの3つであることから、最少で3枚の光パターン投影画像があれば位相値θを算出することができる。光パターン投影画像を4枚以上撮影した場合には、最小二乗法などにより、より高精度に位相値θを算出することができる。
ここで、時刻t=0、時刻t=π/2、時刻t=π、時刻t=3π/2における画像をそれぞれ取得したとすると、各時刻における座標(x,y)の輝度値I(x,y,t)は、以下の式(2)〜式(5)のように表される。
Figure 2019177066
式(2)〜式(5)から最小二乗法により振幅A、位相値θ及びバイアスBを求めることにより、以下の式(6)〜式(8)が得られる。
Figure 2019177066
一般に、正弦波格子位相シフト法では、一周期に相当する奥行の1/200程度の分解能が得られることが経験的に判っており、一例では100μm〜200μm程度の精度が実際に得られている。
ただし、正弦波は繰り返し関数のため、得られる位相値θは−πからπの範囲(−π≦θ≦π)である。したがって、光パターンの投射領域に含まれる周期の数だけ同じ位相値θを示す点が存在する可能性があり、得られた位相値θから一意に座標を定めることはできない。撮影する画像の画面全体が1周期となるような正弦波パターンを用いればこの不確定性を解消することはできるが、奥行き計測精度がその分だけ悪化するというトレードオフの関係が存在する。そのため従来は、2つの撮像装置で取得した画像を利用してこの不確定性を解消する、いわゆる多眼正弦波格子位相シフト法を用いていた。しかしながら、多眼正弦波格子位相シフト法は、複数のプロジェクタ或いは複数の撮像装置を用いるため、システム構成や制御が複雑化する等の課題がある。
本実施形態による3次元形状計測方法では、被計測物10に投射する光パターンとして、2種類の光パターンを用いる。これら2種類の光パターンは、繰り返し周期の数が互いに異なる周期的な光パターンであり、ここではこれらを短周期光パターン及び長周期光パターンとして区別するものとする。すなわち、本実施形態による3次元形状計測方法は、上述した正弦波位相シフト法による計測と同様の短周期光パターンを用いた位相値の計測に追加して、長周期光パターンを用いた位相値の計測を行うものである。
本実施形態では、短周期光パターン及び長周期光パターンとして、いずれも正弦波パターンを用いる。短周期光パターンは、計測の分解能を決定する光パターンである。撮像装置30により撮影する画像の画面全体に含まれる短周期光パターンの周期の数が多いほど、計測の分解能は高くなる。そのため、短周期光パターンは、例えば図2A乃至図2Dに示すように、撮影する画像の画面全体に複数周期のパターンを含む光パターンであることが望ましい。画面全体に含まれる短周期光パターンの周期の数は、計測に必要とされる分解能に応じて適宜設定することができる。長周期光パターンは、絶対位相値Θを特定するための光パターンであり、撮像装置30により撮影する画像の画面全体に1周期以下のパターンを含む光パターンであることが望ましい。
長周期光パターンは、例えば図3A及び図3Bに示すように、撮影する画像の画面全体に1周期のパターンを含む光パターンを適用可能である。図3A及び図3Bの各図は、図2A乃至図2Dと同様、光パターンの投射領域における輝度をグレースケールで表したものである。図3A及び図3Bに示す正弦波パターンにおいても、図面の縦方向に沿って輝度が正弦波状に変化している。図3Aは時刻t=0のときに投射する光パターンであり、図3Bは時刻t=π/2のときに投射する光パターンである。
短周期光パターンを投影した被計測物10を撮像装置30で撮影したとき、得られる画像の(x,y)座標における時刻tの輝度値I(x,y,t)は、振幅をA、位相値をθ、バイアスをBとすると、上述の式(1)のように表される。
ここで、時刻t=0、時刻t=π/2、時刻t=π、時刻t=3π/2における画像をそれぞれ得たとすると、座標(x,y)における輝度値I(x,y,t)は、上述の式(2)〜式(5)のように表される。また、式(2)〜式(5)から最小二乗法により振幅A、位相値θ及びバイアスBを求めることにより、上述の式(6)〜式(8)が得られる。
一方、長周期光パターンを投影した被計測物10を撮像装置30で撮影したとき、得られる画像の(x,y)座標における時刻tの輝度値J(x,y,t)は、振幅をA′、位相値をφ、バイアスをB′とすると、以下の式(9)のように表される。
Figure 2019177066
ここで、時刻t=0、時刻t=π/2、時刻t=π、時刻t=3π/2における画像をそれぞれ得たとすると、座標(x,y)における輝度値J(x,y,t)は、以下の式(10)〜式(13)のように表される。
Figure 2019177066
式(10)〜式(13)から最小二乗法により振幅A′、位相値φ及びバイアスB′を求めることにより、以下の式(14)〜式(16)が得られる。
Figure 2019177066
一般に、正弦波格子位相シフト法では、1周期の幅に相当する奥行の1/200程度の分解能が得られることが経験的に判っている。上述のような4回撮像の場合、絶対位相を高い確信度で決定できることを設計指針とすると、±3σ程度、すなわち(6/200)−1、つまり33本程度繰り返す正弦波から求めた相対位相値から、その絶対位相値を決定できることとなる。
ここで、投影装置20として、液晶プロジェクタやDLPプロジェクタなど、任意の光パターンの投影が可能なプロジェクタを用いた場合、1つの投影装置20により短周期光パターンと長周期光パターンとを高速に切り替えて投射することが可能である。そして、1つの投影装置20により同じ光源から発せられた光をもとに生成した短周期光パターン及び長周期光パターンを投射する場合、これら光パターンの投射時における投影装置20の基本的な物理特性は同一であると仮定することができる。すなわち、短周期光パターン及び長周期光パターンの被計測物10への投影を同じ投影装置20を用いて行う場合、以下の式(17)が成立するものと考えられる。
A=A′,B=B′ …(17)
したがって、式(9)は、以下の式(18)及び式(19)のように書き換えることができ、未知数は、振幅A′、位相値φ及びバイアスB′の3つではなく、位相値φの1つだけとなる。これにより、長周期光パターンを投影した被計測物10を最少で1回だけ撮影すれば、位相値φを求めることが可能となる。
Figure 2019177066
このような観点から、本実施形態においては、1つの投影装置20から発せられる短周期光パターンと長周期光パターンとを被計測物10に投射するように構成し、被計測物10への投影回数を減らしつつ位相値φを算出することを可能としている。これにより、被計測物10の立体形状を短時間で計測することができる。
長周期光パターンを投影した被計測物10の撮影を2回行い最小二乗法により位相値φを求めることにより、位相値φの計測精度を向上することも可能である。この場合においても、最少3回の撮影が必要であった従来法と比較して撮影回数は減るため、被計測物10の立体形状の計測時間を短縮することができる。
半周期ずらして2回の撮影を行う場合、すなわち、時刻t=0、時刻t=πにおける画像をそれぞれ得たとすると、座標(x,y)における輝度値J(x,y,t)は、以下の式(20)及び式(21)のように表される。
Figure 2019177066
式(20)及び式(21)から最小二乗法により位相値φを求めることにより、以下の式(22)が得られる。
Figure 2019177066
ただし、式(19)及び式(22)により得られる位相値φの不確定性は、いずれも、2πの整数分ではなく、πの整数分となることに注意が必要である(得られる位相値φの範囲は、0≦φ≦π)。つまり、画像全体が1周期ではなく半周期となるような正弦波を投影しなければならない。これは、位相値φの相対的な誤差が2倍になることを意味する。
位相値φを2πの範囲で利用できるようにするためには、位相値φを求める式(19)或いは式(22)を、余弦関数ではなく正接関数の逆関数となるように書き換えればよい。1/4周期ずらす、すなわち、時刻t=0、時刻t=π/2の2回撮影を想定すると、座標(x,y)における輝度値J(x,y,t)は、以下の式(23)及び式(24)のように表される。
Figure 2019177066
式(23)及び式(24)から最小二乗法により位相値φを求めることにより、以下の式(25)が得られる。これにより得られる位相値φの不確定性は、2πの整数分となる(得られる位相値φの範囲は、−π≦ψ≦π)。
Figure 2019177066
なお、投影する長周期光パターンの位相値は全画面でなだらかに変化することから、平滑化やメディアンフィルタといったノイズ除去との相性がよいと想定できる。4回撮影時と同様の絶対位相決定精度となるように設計することで、撮影回数を減らしたことによるデメリットを打ち消すことが可能となる。
位相値θは、短周期光パターンの1周期毎の値、すなわち−π〜πの値となる。したがって、複数周期分が投影された光パターンにおける絶対位相値を求めるためには、次数n(一端から他端に向かって数えてn周期目であるかを示す値)のパターンが、撮影した各画像上でどの位置にあるかを推定する処理が必要である。本実施形態では、短周期光パターンの次数nの推定に、位相値φを用いる。
図4は、画面内の短周期光パターンが10周期であり長周期光パターンが1周期である場合における、相対位相値(位相値θ、位相値φ)と短周期光パターンの次数nとの関係の一例を示すグラフである。
図4に示すように、短周期光パターンの次数nは、位相値φの値に応じて一意に定めることができる。例えば、位相値φがπ/5〜2π/5の範囲において短周期光パターンの次数nは2であり、位相値φが−4π/5〜−3π/5の範囲において短周期光パターンの次数nは7である。
短周期光パターンの次数nが求まれば、位相値θと次数nから、絶対位相値Θ(=θ+2π(n−1))を算出することができる。撮影した画像上において絶対位相値Θが等しい点を連結して得られる線(等位相線)は、光切断法による切断線と同じく被計測物10をある平面で切断した断面の形状を表している。この絶対位相値Θをもとに三角測量の原理により被計測物10の3次元形状(画像各点での高さ情報)を計測することができる。すなわち、絶対位相値Θ及び投影装置20と撮像装置30との光学的な配置に基づき、三角測量の原理により画像上の各画素に対応する被計測物上の投影点の3次元空間での絶対的な座標値を求めることにより、被計測物10の3次元形状を特定することができる。
本実施形態による3次元形状計測方法は、短周期光パターン及び長周期光パターンの2つの光パターンを用いるため、1種類の光パターンを用いる場合と比較すると撮影時間は長くなる。しかしながら、光パターンの投射にDLPプロジェクタや液晶プロジェクタ等を用いることで、絶対時間としては十分に短くすることができる。また、本実施形態による3次元形状計測方法によれば、前述の多眼正弦波格子位相シフト法のデメリットである、3次元座標の計算時間が長い、左右のカメラとプロジェクタとの位置関係が狂うと計測ができなくなる、という課題を解消することが期待できる。
また、従来法において、短周期光パターン及び長周期光パターンの2つの光パターンを用いる場合、それぞれについて最少3回、計6回の光パターンの投射及び撮影が必要であった。これに対し、本実施形態による3次元形状計測方法では、最少で、短周期光パターンを用いて3回、長周期光パターンを用いて1回、計4回の光パターンの投射及び撮影を行えばよい。したがって、本実施形態による3次元形状計測方法によれば、投影枚数を削減することができ、撮影時間を短くすることができる。
なお、上記説明では、短周期光パターンを用いた計測を先に行い、振幅A及びバイアスBを算出したが、長周期光パターンを用いた計測を先に行い、振幅A′及びバイアスB′を算出するようにしてもよい。
本実施形態による3次元形状計測方法は、例えば図5に示すステップS101からステップS116に従って実行することができる。なお、ここでは、短周期光パターンである第1の光パターンを投射した被計測物10の画像から振幅A、バイアスB、位相値θを算出し、長周期光パターンである第2の光パターンを投射した被計測物10の画像から位相値φを算出する場合を例にして説明する。ただし、長周期光パターンである第1の光パターンを投射した被計測物10の画像から振幅A′、バイアスB′、位相値φを算出し、短周期光パターンである第2の光パターンを投射した被計測物10の画像から位相値θを算出するようにしてもよい。第2の光パターンの投射は、第1の光パターンの投射よりも先に行ってもよい。
まず、ステップS101において、第1の光パターンの投影回数Lを設定する。第1の光パターンを用いた計測は、振幅A、バイアスB、位相値θを決定するためのものであり、投影回数Lは3回以上となる。最小二乗法等を用いてより高精度の計測を行うためには、投影回数Lは4回以上であることが望ましい。ここでは一例として、第1の光パターンの投影回数Lは、4回であるものとする。
次いで、ステップS102において、投影パターン制御部42による制御のもと、投影装置20により、計測対象の被計測物10に第1の光パターンを投射する。ここでは一例として、被計測物10に、短周期光パターンである第1の光パターンを投射するものとする。短周期光パターンとしては、例えば図2Aのパターンを適用可能である。
次いで、ステップS103において、画像取得部44による制御のもと、撮像装置30により、第1の光パターンを投影した被計測物10の画像を撮影する。
次いで、ステップS104において、第1の光パターンの投影回数Lを1減じる。投影回数Lは、第1の光パターンの残りの投影回数を表す。
次いで、ステップS105において、第1の光パターンの投影回数Lが0であるかどうか、すなわちステップS101で設定した投影回数Lだけ第1の光パターンの投影及び撮影を行ったかどうかを判定する。
ステップS105における判定の結果、投影回数Lが0でなければ(ステップS105の「No」)、ステップS106において、被計測物10に投射する第1の光パターンの位相をずらし、ステップS102へと戻る。例えば、投影回数Lが4回の場合、投影パターン制御部42は、1/4波長ずつ位相をずらした短周期光パターン(図2B、図2C及び図2Dを参照)のデータを順次用意し、投影装置20へと伝送する。
ステップS105における判定の結果、投影回数Lが0であれば(ステップS105の「Yes」)、ステップS107に移行する。
次いで、ステップS107において、相対位相値演算部46は、ステップS103において撮影したL枚の画像の各画素の輝度値Iに基づき、振幅A、バイアスB、位相値θをそれぞれ算出する。振幅A、バイアスB、位相値θは、例えば式(6)〜式(8)に基づいて算出することができる。
次いで、ステップS108において、第2の光パターンの投影回数Mを設定する。第2の光パターンを用いた計測は、位相値φを決定するためのものであり、投影回数Mは1回以上となる。最小二乗法等を用いてより高精度の計測を行うためには、投影回数Mは2回以上であることが望ましい。ここでは一例として、第2の光パターンの投影回数Mは、2回であるものとする。
次いで、ステップS109において、投影パターン制御部42による制御のもと、投影装置20により、計測対象の被計測物10に第2の光パターンを投射する。ここでは一例として、被計測物10に、長周期光パターンである第2の光パターンを投射するものとする。長周期光パターンとしては、例えば図3Aのパターンを適用可能である。
次いで、ステップS110において、画像取得部44による制御のもと、撮像装置30により、第2の光パターンを投影した被計測物10を撮影する。
次いで、ステップS111において、第2の光パターンの投影回数Mを1減じる。投影回数Mは、第2の光パターンの残りの投影回数を表す。
次いで、ステップS112において、第2の光パターンの投影回数Mが0であるかどうか、すなわちステップS108で設定した投影回数Mだけ第2の光パターンの投影及び撮影が行ったかどうかを判定する。
ステップS112における判定の結果、投影回数Mが0でなければ(ステップS112の「No」)、ステップS113において、被計測物10に投射する第2のパターンの位相をずらし、ステップS109へと戻る。例えば、投影回数Mが2回の場合、投影パターン制御部42は、位相を1/4波長ずらした長周期光パターン(図3Bを参照)のデータを用意し、投影装置20へと伝送する。
ステップS112における判定の結果、投影回数Mが0であれば(ステップS112の「Yes」)、ステップS114に移行する。
次いで、ステップS114において、相対位相値演算部46は、ステップS107において算出した振幅A及びバイアスB、並びに、ステップS110において撮影したM枚の画像の各画素の輝度値Jに基づき、位相値φをそれぞれ算出する。位相値φは、例えば式(25)に基づいて算出することができる。
次いで、ステップS115において、絶対位相値演算部48は、ステップS107において算出した位相値θ及びステップS114において算出した位相値φに基づき、絶対位相値Θを算出する。
次いで、ステップS116において、3次元座標演算部50は、ステップS115において算出した絶対位相値Θに基づき、撮影した画像上の各画素に対応する被計測物10上の投影点の3次元空間での絶対的な座標値を算出する。これにより、被計測物10の3次元形状を特定することができる。
このように、本実施形態による3次元計測方法は、最少で、短周期光パターンを用いて3回、長周期光パターンを用いて1回、計4回の光パターンの投射及び撮影を行うことにより、被計測物の立体形状を計測することができる。したがって、本実施形態による3次元計測方法は、最少で、短周期光パターンを用いて3回、長周期光パターンを用いて3回、計6回の光パターンの投射及び撮影が必要であった従来法と比較して投影枚数を削減することができ、ひいては計測時間を短縮することができる。動きのある計測対象の立体形状を計測する場合、例えば人物の顔認証を行う場合などにおいては特に、短時間で計測を終えることが求められる。より短い計測時間で高精度の計測が可能な本実施形態による3次元計測方法は、例えば動画での顔認証を高精度で実施するうえで極めて有用である。
また、本実施形態による3次元計測方法は、短周期光パターンの投射と長周期パターンの投射とを1つの投影装置により行い、被計測物に投影された光パターンの撮影を1つの撮像装置により行うことが可能である。したがって、本実施形態による3次元計測装置は、複数の投影装置や撮像装置を用いる従来法と比較して、システム構成や制御を簡略化することができる。
したがって、本実施形態によれば、より簡便なシステムで物体の立体形状を高精度且つ短時間で計測しうる3次元形状計測方法及び装置を実現することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による3次元形状計測装置及び3次元形状計測方法について、図6A乃至図9Bを用いて説明する。第1実施形態による3次元形状計測装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図6A及び図6Bは、本実施形態による3次元形状計測方法に用いる長周期光パターンの一例を示す図である。図7は、本実施形態による3次元形状計測方法における絶対位相値の算出方法を示すグラフである。図8は、本実施形態による3次元形状計測方法を示すフローチャートである。図9A及び図9Bは、本発明の効果をコンピュータシミュレーションにより検証した結果を示すグラフである。
第1実施形態では、短周期光パターン及び長周期光パターンとして正弦波パターンを用いたが、短周期光パターン及び長周期光パターンは、必ずしも正弦波パターンである必要はなく、その他の周期パターンであってもよい。特に、長周期光パターンは、前画面上で場所が一意に定められれば十分であることから、種々の周期パターンを適用可能である。本実施形態では、その一例として、短周期光パターンとして正弦波パターンを用い、長周期光パターンとして輝度傾斜パターンを用いた例を説明する。
正弦波は、最大値・最小値付近の微分値が0に近いため、隣り合った角度において実質的に同じ輝度値を投影してしまう可能性が高い。実際、一般的なカメラ映像の大きさである640画素をカメラやプロジェクタの一般的な輝度量子化レベルである256のレベルで投影することを考えると、本発明のように光パターンの投射枚数を減らすことで正弦波の最大値・最小値付近での誤差が大きくなる。
このような問題を回避し、投射角度に依存しないようにするためには、微分値が一定値、すなわち輝度値が一定の割合で線形的に変化する輝度傾斜パターンを用いることが有効である。そこで、本実施形態においては、長周期光パターンとして、輝度傾斜パターンを適用する。図6A及び図6Bに、輝度傾斜パターンの一例を示す。図6Aは上から下に向かって輝度が一定の割合で明るくなる輝度傾斜パターンであり、図6Bは上から下に向かって輝度が一定の割合で暗くなる輝度傾斜パターンである。
輝度傾斜パターンを投影した被計測物10を撮像装置30で撮影したとき、得られる画像の(x,y)座標における時刻tの輝度値K(x,y,t)は、以下の式(26)のように表される。ここで、A″は振幅、B″はバイアス、ωは−1≦ω≦1の範囲で線形的に値が変化する変数である。
Figure 2019177066
輝度傾斜パターンを用いる場合においても、短周期光パターン及び長周期光パターンの投射に同じ投影装置20を用いる場合、以下の式(27)が成立する。したがって、長周期光パターンを投影した被計測物10を最少で1回だけ撮影すれば、位相値φを求めることが可能となる。
A=A″,B=B″ …(27)
第1実施形態の場合と同様、輝度傾斜パターンを投影した被計測物10の撮影を1回だけ行う場合、輝度値K(x,y,t)及び変数ωは、式(28)及び式(29)のように表される。
Figure 2019177066
また、輝度傾斜パターンを投影した被計測物10の撮影を2回行い、最少二乗法により変数ωを求めることもできる。すなわち、時刻t=0、時刻t=1における画像をそれぞれ得たとすると、座標(x,y)における輝度値K(x,y,t)は、以下の式(30)及び式(31)のように表される。そして、変数ωは、以下の式(32)のように表される。
Figure 2019177066
変数ωは、全画面でなだらかに変化することから、平滑化やメディアンフィルタといったノイズ除去との相性がよいと想定できる。4枚投影時と同様の絶対位相決定精度となるように設計することで、枚数を減らしたことによるデメリットを打ち消すことができるものと思われる。また、位相値とは異なり、厳密には周期的なものではないため、古典的なノイズ除去処理がそのまま利用可能である。
図7は、画面内の短周期光パターンが10周期であり長周期光パターン(輝度傾斜パターン)が1周期である場合における、相対位相値(位相値θ)及び変数ωと短周期光パターンの次数nとの関係を示すグラフである。
図7に示すように、短周期光パターンの次数nは、変数ωの値に応じて一意に定めることができる。例えば、変数ωが−0.8〜−0.6の範囲において短周期光パターンの次数nは2であり、変数ωが0.2〜0.4の範囲において短周期光パターンの次数nは7である。
短周期光パターンの次数nが求まれば、位相値θと次数nから、絶対位相値Θ(=θ+2π(n−1))を算出することができる。撮影した画像上において絶対位相値Θが等しい点を連結して得られる線(等位相線)は、光切断法による切断線と同じく被計測物10をある平面で切断した断面の形状を表している。この絶対位相値Θをもとに三角測量の原理により被計測物10の3次元形状(画像各点での高さ情報)を計測することができる。すなわち、絶対位相値Θ及び投影装置20と撮像装置30との光学的な配置に基づき、三角測量の原理により画像上の各画素に対応する被計測物上の投影点の3次元空間での絶対的な座標値を求めることにより、被計測物10の3次元形状を特定することができる。
本実施形態による3次元形状計測方法は、例えば図8に示すステップS201からステップS216に従って実行することができる。なお、ここでは、短周期光パターンである第1の光パターンを投射した被計測物10の画像から振幅A、バイアスB、位相値θを算出し、長周期光パターンである第2の光パターンを投射した被計測物10の画像から位相値φを算出する場合を例にして説明する。ただし、長周期光パターンである第1の光パターンを投射した被計測物10の画像から振幅A′、バイアスB′、位相値φを算出し、短周期光パターンである第2の光パターンを投射した被計測物10の画像から位相値θを算出するようにしてもよい。第2の光パターンの投射は、第1の光パターンの投射よりも先に行ってもよい。
まず、第1実施形態による3次元形状計測方法のステップS101からステップS107と同様にして、第1の光パターン(短周期光パターン)を用いた計測を行う。これにより、撮影したL枚の画像の各画素の輝度値Iに基づき、振幅A、バイアスB、位相値θをそれぞれ算出する(ステップS201〜ステップS207)。
次いで、ステップS208において、第2の光パターン(輝度傾斜パターン)の投影回数Mを設定する。第2の光パターンを用いた計測は、変数ωを決定するためのものであり、投影回数Mは1回以上となる。最小二乗法等を用いてより高精度の計測を行うためには、投影回数Mは2回以上であることが望ましい。ここでは一例として、第2の光パターンの投影回数Mは、2回であるものとする。
次いで、ステップS209において、投影パターン制御部42による制御のもと、投影装置20により、被計測物10に、輝度傾斜パターンである第2の光パターンを投射する。輝度傾斜パターンとしては、例えば図6Aのパターンを適用可能である。
次いで、ステップS210において、画像取得部44による制御のもと、撮像装置30により、第2の光パターンを投影した被計測物10を撮影する。
次いで、ステップS211において、第2の光パターンの投影回数Mを1減じる。投影回数Mは、第2の光パターンの残りの投影回数を表す。
次いで、ステップS212において、第2の光パターンの投影回数Mが0であるかどうか、すなわちステップS208で設定した投影回数Mだけ第2の光パターンの投影及び撮影を行ったかどうかを判定する。
ステップS212における判定の結果、投影回数Mが0でなければ(ステップS212の「No」)、ステップS213において、被計測物10に投射する第2のパターンの位相をずらし、ステップS209へと戻る。例えば、投影回数Mが2回の場合、投影パターン制御部42は、輝度傾斜を反転した輝度傾斜パターン(図6B参照)のデータを順次用意し、投影装置20へと伝送する。
ステップS212における判定の結果、投影回数Mが0であれば(ステップS212の「Yes」)、ステップS214へ移行する。
次いで、ステップS214において、相対位相値演算部46は、ステップS207において算出した振幅A及びバイアスB、並びに、ステップS210において撮影したM枚の画像の各画素の輝度値Kに基づき、変数ωをそれぞれ算出する。変数ωは、例えば式(32)に基づいて算出することができる。
次いで、ステップS215において、絶対位相値演算部48は、ステップS207において算出した位相値θ及びステップS214において算出した変数ωに基づき、絶対位相値Θを算出する。
次いで、ステップS216において、3次元座標演算部50は、ステップS215において算出した絶対位相値Θに基づき、撮影した画像上の各画素に対応する被計測物10上の投影点の3次元空間での絶対的な座標値を算出する。これにより、被計測物10の3次元形状を特定することができる。
図9A及び図9Bに、本発明の効果をコンピュータシミュレーションにより検証した結果を示す。図9Aは短周期光パターン及び長周期光パターンとして正弦波パターンを用いた第1実施形態の場合であり、図9Bは短周期光パターンとして正弦波パターンを用い長周期光パターンとして輝度傾斜パターンを用いた本実施形態の場合である。いずれの場合も、長周期光パターンの投射回数は2回を想定している。
コンピュータシミュレーションは、480×640画素の画像を対象として振幅A=64、バイアスB=127の正弦波パターン又は輝度傾斜パターンを生成した後、平均0、標準偏差σ=3の正規ノイズを重畳させ、0〜255の範囲で量子化した。形状計測用の正弦波は10回の繰り返しパターン(図2A乃至図2D参照)、絶対位相決定用の正弦波は半周期のパターンとした。図において、×のプロットが短周期光パターンであり、標準偏差σの範囲のエラーバーとともに示している。また、□のプロットが長周期光パターンであり、標準偏差σの3倍の範囲のエラーバーとともに示している。
長周期光パターンとして正弦波パターンを用いた場合、図9Aに示すように、長周期光パターンの微分値が0付近で、絶対位相値の決定に関わる精度が大きく落ちていることが判る。σが3のとき、長周期正弦波格子による位相推定精度の6倍範囲最大値は33.0%となり、短周期正弦波格子は画面内で3周期程度まで落とさないと絶対位相の決定が難しくなることが判る。前述のように、正弦波は、最大値・最小値付近の微分値が0に近いため、隣り合った角度において実質的に同じ輝度値を投影してしまう可能性が高い。本発明のように光パターンの投射枚数を減らすことで正弦波の最大値・最小値付近での誤差が大きくなる。
一方、長周期光パターンとして輝度傾斜パターンを用いた場合、図9Bに示すように、絶対位相値の決定に関わる精度は場所に依存せず一定であり、図9Aの場合と比較して全体で大きく改善できることが判る。σが3のとき、長周期正弦波格子による位相推定精度の6倍範囲最大値は4.5%となり、短周期正弦波格子は画面内で20周期程度まで増やせることが判る。このように、長周期光パターンとして輝度傾斜パターンを適用することで、計測誤差の投射角度依存性を低減することができ、より高精度の計測が可能となる。
このように、本実施形態による3次元計測方法では、長周期光パターンとして輝度傾斜パターンを用いるため、長周期パターンとして正弦波パターンを用いる第1実施形態による3次元計測方法と比較して、計測誤差を低減することができる。これにより、第1実施形態により奏される効果に加え、計測精度を更に向上することができる。
したがって、本実施形態によれば、より簡便なシステムで物体の立体形状を高精度且つ短時間で計測しうる3次元形状計測方法及び装置を実現することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による3次元形状計測装置について、図10を用いて説明する。第1及び第2実施形態による3次元形状計測装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図10は、本実施形態による3次元形状計測装置の構成例を示す概略図である。
第1及び第2実施形態による3次元形状計測装置は、例えば図10のように構成することも可能である。すなわち、本実施形態による3次元形状計測装置100は、被計測物10に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンと、第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンと、を投射する1つの投影装置20を有する。また、3次元形状計測装置100は、第1の光パターン又は第2の光パターンが投影された被計測物10の画像を取得する撮像装置30と、撮像装置30が取得した画像を処理する画像処理装置40と、を有する。画像処理装置40は、第1の光パターンが投影された被計測物10の画像の各々の画素における輝度値に基づき、各々の画素に対応する被計測物10の各部における相対位相値を算出する相対位相値演算部46を有する。また、画像処理装置40は、第2の光パターンが投影された被計測物10の画像の各々の画素における輝度値及び相対位相値に基づき、各々の画素に対応する被計測物10の各部における絶対位相値を算出する絶対位相値演算部48を有する。また、画像処理装置40は、絶対位相値に基づき、各々の画素に対応する被計測物10の各部における3次元座標を算出する3次元座標演算部50を有する。
このように構成することにより、より簡便なシステムで物体の立体形状を高精度且つ短時間で計測しうる3次元形状計測方法及び装置を実現することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
また、上記第1及び第2実施形態では、周期的な光パターンとして正弦波パターンを例示したが、周期的な光パターンは正弦波パターンに限定されるものではない。例えば、周期的な光パターンは、図11Aに示すようなのこぎり波パターンであってもよいし、図11Bに示すような三角波パターンであってもよい。第2実施形態で示した輝度傾斜パターンは、図11Aに示すのこぎり波パターンの1周期分の波形、或いは、図11Bに示す三角波パターンの半周期分の波形であるとも言える。かかる観点から、本明細書では、輝度傾斜パターンを、周期的な光パターンの一つとして扱うものとする。
また、上記実施形態では、被計測物10の一例として動きのある物体を例示したが、上記実施形態に記載の3次元形状計測方法及び装置は、種々の物体の形状の計測に適用可能であり、被計測物10は動体に限定されるものではない。
また、上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記録媒体に記録させ、該記録媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記録媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記録媒体はもちろん、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。
該記録媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記録媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンと、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンと、を投射する1つの投影装置と、
前記第1の光パターン又は前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する撮像装置と、
前記撮像装置が取得した前記画像を処理する画像処理装置と、を有し、
前記画像処理装置は、
前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する相対位相値演算部と、
前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する絶対位相値演算部と、
前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する3次元座標演算部と、を有する
ことを特徴とする3次元形状計測装置。
(付記2)
前記撮像装置は、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像と、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像と、を取得する
ことを特徴とする付記1記載の3次元形状計測装置。
(付記3)
前記第1の光パターンは、正弦波パターンである
ことを特徴とする付記1又は2記載の3次元形状計測装置。
(付記4)
前記第2の光パターンは、正弦波パターンである
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
(付記5)
前記第2の光パターンは、輝度が線形的に変化する輝度傾斜パターンである
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
(付記6)
前記第2の光パターンは、前記画像の画面全体が1周期となるパターンである
ことを特徴とする付記4又は5記載の3次元形状計測装置。
(付記7)
前記投影装置は、同じ光源から発せられた光から前記第1の光パターン及び前記第2の光パターンを生成する
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
(付記8)
前記投影装置は、DLPプロジェクタ又は液晶プロジェクタである
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
(付記9)
前記被計測物は、動体である
ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
(付記10)
前記動体は、人物の顔である
ことを特徴とする付記9記載の3次元形状計測装置。
(付記11)
被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンを投射し、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、
前記第1の光パターンの投射に用いる投影装置と同じ投影装置により、前記被計測物に、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射し、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、
前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出するステップと、
前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出するステップと、
前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出するステップと
を有することを特徴とする3次元形状計測方法。
(付記12)
前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップでは、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像を取得し、
前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップでは、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像を取得する
ことを特徴とする付記11記載の3次元形状計測方法。
(付記13)
前記第1の光パターンは、正弦波パターンである
ことを特徴とする付記11又は12記載の3次元形状計測方法。
(付記14)
前記第2の光パターンは、正弦波パターンである
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
(付記15)
前記第2の光パターンは、輝度が線形的に変化する輝度傾斜パターンである
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
(付記16)
前記第2の光パターンは、前記画像の画面全体において1周期となるパターンである
ことを特徴とする付記14又は15記載の3次元形状計測方法。
(付記17)
前記投影装置は、同じ光源から発せられた光から前記第1の光パターン及び前記第2の光パターンを生成する
ことを特徴とする付記11乃至16のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
(付記18)
前記投影装置は、DLPプロジェクタ又は液晶プロジェクタである
ことを特徴とする付記11乃至17のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
(付記19)
前記被計測物は、動体である
ことを特徴とする付記10乃至17のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
(付記20)
前記動体は、人物の顔である
ことを特徴とする付記19記載の3次元形状計測方法。
(付記21)
コンピュータを、
1つの投影装置を制御して、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターン、又は、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射させる手段、
前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像及び前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する手段、
前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する手段、
前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する手段、
前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する手段、
として機能させるプログラム。
(付記22)
前記画像を取得する手段は、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像と、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像と、を取得する
ことを特徴とする付記21記載のプログラム。
(付記23)
付記21又は22記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
この出願は、2018年3月16日に出願された日本出願特願2018−049546を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10…被計測物
20…投影装置
30…撮像装置
40…画像処理装置
42…投影パターン制御部
44…画像取得部
46…相対位相演算部
48…絶対位相演算部
50…3次元座標演算部

Claims (23)

  1. 被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンと、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンと、を投射する1つの投影装置と、
    前記第1の光パターン又は前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する撮像装置と、
    前記撮像装置が取得した前記画像を処理する画像処理装置と、を有し、
    前記画像処理装置は、
    前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する相対位相値演算部と、
    前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する絶対位相値演算部と、
    前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する3次元座標演算部と、を有する
    ことを特徴とする3次元形状計測装置。
  2. 前記撮像装置は、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像と、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像と、を取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の3次元形状計測装置。
  3. 前記第1の光パターンは、正弦波パターンである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の3次元形状計測装置。
  4. 前記第2の光パターンは、正弦波パターンである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
  5. 前記第2の光パターンは、輝度が線形的に変化する輝度傾斜パターンである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
  6. 前記第2の光パターンは、前記画像の画面全体が1周期となるパターンである
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の3次元形状計測装置。
  7. 前記投影装置は、同じ光源から発せられた光から前記第1の光パターン及び前記第2の光パターンを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
  8. 前記投影装置は、DLPプロジェクタ又は液晶プロジェクタである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
  9. 前記被計測物は、動体である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の3次元形状計測装置。
  10. 前記動体は、人物の顔である
    ことを特徴とする請求項9記載の3次元形状計測装置。
  11. 被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターンを投射し、前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、
    前記第1の光パターンの投射に用いる投影装置と同じ投影装置により、前記被計測物に、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射し、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップと、
    前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出するステップと、
    前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出するステップと、
    前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出するステップと
    を有することを特徴とする3次元形状計測方法。
  12. 前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップでは、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像を取得し、
    前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得するステップでは、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像を取得する
    ことを特徴とする請求項11記載の3次元形状計測方法。
  13. 前記第1の光パターンは、正弦波パターンである
    ことを特徴とする請求項11又は12記載の3次元形状計測方法。
  14. 前記第2の光パターンは、正弦波パターンである
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
  15. 前記第2の光パターンは、輝度が線形的に変化する輝度傾斜パターンである
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
  16. 前記第2の光パターンは、前記画像の画面全体において1周期となるパターンである
    ことを特徴とする請求項14又は15記載の3次元形状計測方法。
  17. 前記投影装置は、同じ光源から発せられた光から前記第1の光パターン及び前記第2の光パターンを生成する
    ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
  18. 前記投影装置は、DLPプロジェクタ又は液晶プロジェクタである
    ことを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
  19. 前記被計測物は、動体である
    ことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の3次元形状計測方法。
  20. 前記動体は、人物の顔である
    ことを特徴とする請求項19記載の3次元形状計測方法。
  21. コンピュータを、
    1つの投影装置を制御して、被計測物に、第1の周期で輝度が変化する第1の光パターン、又は、前記第1の周期よりも長い第2の周期で輝度が変化する第2の光パターンを投射させる手段、
    前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像及び前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像を取得する手段、
    前記第1の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の各部における相対位相値を算出する手段、
    前記第2の光パターンが投影された前記被計測物の画像の各々の画素における輝度値及び前記相対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における絶対位相値を算出する手段、
    前記絶対位相値に基づき、前記各々の画素に対応する前記被計測物の前記各部における3次元座標を算出する手段、
    として機能させるプログラム。
  22. 前記画像を取得する手段は、前記被計測物に投射する前記第1の光パターンの位相を変えて撮影した少なくとも3つの画像と、前記第2の光パターンが投影された前記被計測物を撮影した1つの画像、又は、前記被計測物に投射する前記第2の光パターンの位相を変えて撮影した2つの画像と、を取得する
    ことを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  23. 請求項21又は22記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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