JPWO2019167561A1 - 運転支援システム及び運転支援方法 - Google Patents

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Abstract

適切なタイミングで、運転手に対して報知を行うことができる運転支援システムを提供する。第1の車両に搭載される運転支援システムであって、第1の車両のドライバに対して行う報知のタイミングを記憶する記憶部と、第1の車両の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する第1センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の前方車両との第1の距離を取得すると共に、第1の車両の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する第2センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の後方車両との第2の距離を取得する取得部と、取得した第1及び第2の距離に基づいて、記憶した報知のタイミングを調整する調整部と、を備える。

Description

本発明は、車両の運転手に対する運転支援システム及び運転支援方法に関する。
近年、運転者の運転負荷を軽減することを目的として、車両の運転を支援するシステムが開発されている。例えば、特許文献1には、周辺車両と通信して手動運転車両を検出し、手動運転車両が存在する場合には、手動運転車両が存在しない場合よりも、自車両の運転者に対する注意喚起の頻度が高くなるように、自動運転の態様を変更するシステムが記載されている。
特開2017−30748号公報
運転支援システムから自車両の運転手に対して注意喚起等の報知をするタイミングは、自車両の周囲の環境や、運転手の注意の状態等に応じて、様々に変動すべきである。この点、特許文献1に記載されるような従来のシステムでは、必ずしも適切なタイミングで報知ができていない。例えば、前方車両が突然加速した場合であって、自車両の運転手が気が付かなかった場合等には、報知を早めにしなければ、後方車両に警笛(クラクション)を鳴らされてしまう可能性がある。一方で、自車両の運転手が前方車両の動きを認識しておりこれから対応しようとしているにもかかわらず、システムから報知を行った場合、運転手はこのような報知を煩わしく感じる可能性がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、適切なタイミングで、運転手に対して報知を行うことができる運転支援システム及び運転支援方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による運転支援システムは、第1の車両に搭載される運転支援システムであって、第1の車両のドライバに対して行う報知のタイミングを記憶する記憶部と、第1の車両の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する第1センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の前方車両との第1の距離を取得すると共に、第1の車両の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する第2センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の後方車両との第2の距離を取得する取得部と、取得した第1及び第2の距離に基づいて、記憶した報知のタイミングを調整する調整部と、を備える。
本発明の一実施形態による運転支援方法は、運転システムが第1の車両のドライバに対して行う運転支援の方法であって、第1の車両のドライバに対して行う報知のタイミングを記憶することと、第1の車両の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する第1センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の前方車両との第1の距離を取得すると共に、第1の車両の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する第2センサの出力値に基づいて第1の車両と当該第1の車両の後方車両との第2の距離を取得することと、取得した第1及び第2の距離に基づいて、記憶した報知のタイミングを調整することと、を含む。
なお、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
本発明の運転支援システム及び運転支援方法によれば、適切なタイミングで、運転手に対して報知を行うことができる。
一実施形態に係る運転支援システムの処理の概要を示す模式図である。 図1の運転支援システムの構成の一例を示す構成図である。 図1の運転支援システムの制御部の機能構成図である。 図1の運転支援システムの記憶部に記憶した報知タイミングテーブルの一例を示す図である。 図3の制御部が算出した、自ドライバと後方ドライバの利得の均衡値の一例を示す表である。 図3の制御部が算出した、後方ドライバと制御部の利得の均衡値の一例を示す表である。 図3の制御部の処理を説明するための表である。 図3の制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 図1の運転支援システムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
<1.システムの概要>
図1は、本実施形態に係る運転支援システム1の処理の概要を模式的に示す図である。運転支援システム1は、車両10(第1の車両の一例である。)に搭載される。以下、説明の便宜上、運転支援システム1を搭載した車両を自車両10という。運転支援システム1は、自車両10と、他の車両である前方車両A及び後方車両Bとの距離を適切に保つように機能する。具体的には、運転支援システム1は自車両10の前方にいる前方車両Aと、自車両10の後方にいる後方車両Bを監視する。そして、自車両10と前方車両A、後方車両Bとのそれぞれの距離D、dを用いて、所定のアルゴリズムに基づいて自車両10の運転手(ドライバ)に対して報知を行うか否かを決定する。
仮に、前方車両Aが突然加速した場合であって、自車両10の運転手が気が付かないあるいは気が付くのが遅れた場合には、距離Dが広がってしまい、その結果、後方車両Bに警笛(クラクション)を鳴らされてしまう可能性がある。一方で、自車両10の運転手が距離D,dの変動を認識しておりこれから対応しようとしているにもかかわらず、運転支援システム1から報知を行った場合、運転手はこのような報知を煩わしく感じる可能性がある。
そこで、運転支援システム1は、自車両10の運転手が自車両10を発進させるつもりがある場合には、発進タイミングよりも前には報知せず(すなわち、報知が早すぎない)、かつ、他の車両のドライバがクラクションを鳴らす前に報知する(すなわち、報知が遅すぎない)ように、報知のタイミングをコントロールするようにしている。これにより、運転手が快適に運転を行うことを支援することができる。
図2は、運転支援システム1のシステム構成図である。運転支援システム1は、例えば、制御部100と、前方センサ201と、DMS(Driver Monitoring System)202と、後方センサ203と、車両センサ204と、HMI205と、ブレーキECU206と、記憶装置207(記憶部)とを備えている。
前方センサ201(第1センサの一例である。)は、自車両10の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する。具体的には、前方センサ201は、自車両10の前方に存在するもの、例えば、車両や歩行者、障害物(電柱や側石等)等を検出する。前方センサ201は、このような自車両10の前方に存在するものを撮像する撮像センサを含むことができる。例えば、前方センサ201は、車両の前方を視野とするように自車両10の車体前部に取り付けられたモノカメラ等の撮像機器を含むことができる。
DMS202は、運転手の状態を検出するセンサである。例えばDMS202は、シートセンサや、ドライバが運転席に座った状態でドライバの上半身を撮影するカメラ等から構成されてもよい。さらにDMS202は、撮影した映像に基づいて、運転者の頭や眼球の動きを解析して、運転者の視線方向を検知し、その検知結果を制御部100へと出力することが好ましい。一例として、DMS202に採用されるカメラは、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等で構成される。
後方センサ203(第2センサの一例である。)は、自車両10の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する。具体的には、後方センサ203は、自車両10の後方に存在するもの、例えば、車両や歩行者、障害物(電柱や側石等)等を検出する。後方センサ203は、例えば車体後方部に配置され、車両の後方にミリ波等の信号を送信し、その反射波の受信状態により車両後方の車両等を検知する。後方センサ203は、例えばミリ波センサやレーダー、ライダー等で構成される。さらに後方センサ203は、音声センサを備え、後方車両が自車両10に対してクラクションを鳴らしたことを検出することができる。
車両センサ204(第3センサの一例である。)は、自車両10の走行状態に関する情報を取得するものである。車両センサ204は、図には示さないが、例えば車速センサ、加速度センサ、及びヨーレートセンサ等から構成される。車速センサは、車両の速度を検出する。加速度センサは、例えば、車両の前後方向の加速度を検出する。ヨーレートセンサは、車両の重心の鉛直軸周りの回転角速度を検出する。車両センサ204は、これらのセンサからの出力値に基づいて、自車両10の走行状態(例えばアクセルの状態)を検知し、自車両10が前方車両との車間をつめるために発進したタイミング(発進タイミング)を検出することができる。
HMI(Human Machine Interface)205は、自車両10のドライバ又は他の乗員と、運転支援システム1との間で情報の入出力を行うためのインタフェースである。例えばHMI205は、ドライバ等に各種の情報を提供するためのディスプレイやスピーカと、ドライバの音声を認識するためのマイクと、ドライバが入力操作を行うためのタッチパネルや操作ボタンなどの入力装置とを備える。HMI205は、ドライバに対して音声等による報知を行う報知デバイスとして機能する。ブレーキECU206は、制御部100からブレーキ駆動信号が入力されると、自車両10のブレーキを駆動させる。
記憶装置207は、例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive:HDD)によって構成される。記憶装置207には、自車両10のドライバに対して行う報知のタイミング(以下、これを規定するものを「報知タイミングテーブル」といい、その詳細は図4を用いて後述する。)や、地図データ、過去の運転履歴等が記憶されている。さらに記憶装置207には、自車両10の製造地やドライバの属性(国籍、性別、年代、運転歴等)等の情報があらかじめ、ドライバや製造者によって登録されていることが好ましい。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御部100は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、後述する機能及び処理を制御する。
<2.制御部100の機能構成>
図3に示すように、制御部100は機能部として、取得部101と、調整部102と、出力部103とを有している。取得部101は、前方センサ201及び後方センサ203などの各種センサの出力値等に基づいて、所定のパラメータを取得して調整部102へ入力する。所定のパラメータは、例えば、特徴パラメータ、車両パラメータ、及び行動パラメータである。
特徴パラメータは、例えば、後方車両と自車両10との距離(d:第2の距離)、対象車両である前方車両であると自車両10との距離(D:第1の距離)、アスペクト比の変化AC、及び対象物の信用性Cを含むことができる。距離dは、後方センサ203の出力値に基づいて取得される。距離Dは、前方センサ201の出力値に基づいて取得される。
アスペクト比の変化量ACは、前方センサ201(撮像センサ)が撮像した画像内における対象車両の占める割合の変化量(すなわち距離Dの変化)をいう。対象車両と自車両10との距離Dが急激に変化した場合には変化量ACは大きくなり、逆に距離Dが徐々に変化した場合には変化量ACは小さくなる。変化量ACは、前方センサ201の出力値に基づいて取得される。
対象物の信用性Cは、対象車両が前方に進む確度を表す。信用性Cは、例えば、前方センサ201の出力値に基づいて算出(取得)することができる。具体的には、対象車両がウィンカーを出している場合や、車線の一方によって走行している場合には、前方に進む確度は低くなる。
なお、取得部101は、自車両10の周辺を走行する車両から対象車両(前方車両)を選択することができる。例えば取得部101は、自車両10と同一車線において自車両10の進行方向に沿って前方を走行する車両を対象車両としてもよいし、自車両10とは異なる車線を走行中の車両のうち、自車両10の車線と同一の車線に向かって自車両10の前方に車線変更を行ってくる車両を対象車両としてもよい。
次に、車両パラメータは、自車両10の速度、加速度、ブレーキの状態等である。取得部101は、車両パラメータを車両センサ204やブレーキECU206から取得することができる。
また、行動パラメータは、ドライバの状態、属性等を含む。ドライバの状態は、DMS202から出力される、ドライバの視線や身体の動き、心拍、体格等である。ドライバの属性は、国籍、性別、年代の他、過去の運転履歴に基づく運転傾向(車間のとりかた、走行速度等)等である。取得部101は、ドライバの状態に関する行動パラメータをDMS202から取得する一方、取得部101は、ドライバの属性に関する行動パラメータを、記憶装置207から取得する。ただし、取得部101は、ドライバの属性に関する行動パラメータを、ドライバや、自車両10の製造者からの入力を受け付けることによって取得することもできる。
出力部103は、HMI205に制御信号を出力して、報知情報の出力を制御する。報知情報は、例えばドライバに対して、対象車両との距離Dを狭めることを促す情報である。
調整部102は、所定のモデルに従い、取得部101から入力された各種パラメータに基づいて、出力部103がHMI205に制御信号を出力するタイミングを制御する。このモデルは、ファジー理論に基づくものであり、複数プレイヤの混合的なナッシュ均衡を有することを特徴としている。
調整部102の処理について詳細に説明するにあたり、まず、上述した報知タイミングテーブルについて説明する。図4は報知タイミングテーブルの一例を示す図である。報知タイミングテーブルには、入力されたパラメータの値の組み合わせたレコードに、報知を行うタイミングが対応付けられて規定されている。図4の例では、パラメータの値は、以下の指標で示されている。
・後方車両との距離d:非常に近い、近い、適度、遠い、非常に遠い
・対象車両との距離D:非常に近い、近い、適度、遠い、非常に遠い
・変化量AC:小、中、大
・信用性C:低、平均、高
なお、各パラメータの各指標には、値の範囲が対応づいている。例えば距離dの場合、以下の範囲が対応づいている。
・非常に近い:10m未満
・近い:10m以上25m未満
・適度:25m以上50m未満
・遠い:50m以上70m未満
・非常に遠い:70m以上
各指標に対応する範囲は、行動パラメータや車両パラメータによって適宜更新されることが好ましい。例えば、車両パラメータにおいて、自車両10の走行速度が80kmである場合には、距離dの適度に対応する範囲は、走行速度が40kmである場合に比べ、大きい値が対応することが考えられる。同様に、行動パラメータにおいて、ドライバの運転歴が短いことが示されている場合いは、距離dの適度に対応する範囲は、運転歴が長いドライバよりも、大きい値が対応することが考えられる。
また、図4の例では、報知タイミングの列に示す各値は以下を意味している。なお、フレーム数は、例えば前方センサ201や後方センサ203に用いられているカメラのビデオレートを示している。
・VSR(Very Slow Response:非常にゆっくり):18−24フレーム後
・SR(Slow Response:ゆっくり):16−20フレーム後
・MR(Mid Response:中くらい):12−18フレーム後
・HR(High Response:はやく):6−12フレーム後
・VHR(Very High Response:非常にはやく):4−6フレーム後
・IR(Immediate Response:即座に):1−4フレーム後
図4に示す報知タイミングとパラメータとの対応関係に基づいて、実際に報知を行った場合、報知による利得が最大となるように、調整部102は上述した所定のモデルを用いて報知タイミングテーブルのチューニングを行う。以下では、報知タイミングテーブルのチューニングを行うことを、単に「報知タイミングのチューニング」や「報知タイミングの調整」ともいう。
ここで、本実施形態における「利得が最大になる」との意味について説明する。調整部102が報知タイミングをチューニングするにあたり、考慮するのは、自車両10のドライバ(以下「自ドライバ」ともいう。)の戦略と後方車両のドライバ(以下「後方ドライバ」ともいう。)の戦略である。自ドライバの戦略は、どのタイミングで自車両10と対象車両との距離Dを縮めるか(以下では「自車両10を発進させる」ともいう。)である。一例として、自ドライバは、対象車両との距離Dや変化量AC、信用性C等のパラメータを考慮してこのタイミングを決定することが考えられる。典型的には、自ドライバは、これらのパラメータの値が所定の範囲内に入ったか否かに基づいて、発進するか否かを判断することができる。このような判断に用いるパラメータの範囲を以下ではメンバーシップ関数と呼ぶ。
他方、後方ドライバの戦略はどのタイミングで自車両10に対してクラクションを鳴らすかである。一例として、後方ドライバは、自車両10との距離dを考慮してこのタイミングを決定することが考えられる。後方ドライバも、自ドライバの場合と同様に、距離dが所定の範囲内に入ったか否かに基づいて、クラクションを鳴らすか否かを判断することができる。つまり、この例では、距離dの範囲がメンバーシップ関数に相当する。このような例において、「報知による利得が最大になる」とは、自ドライバが自車両10を発進させるつもりがある場合には、発進タイミングよりも前に報知せず(すなわち、報知が早すぎない)、かつ、後方ドライバがクラクションを鳴らす前に報知する(すなわち、報知が遅すぎない)タイミングをいう。
この利得が最大になるタイミングに調整するにあたり、調整部102は、後方ドライバと自ドライバとの各戦略における利得の均衡値を算出する。図5は、調整部102が算出した、自ドライバと後方ドライバの利得の均衡値の一例を示す表である。各欄には(自ドライバの利得、後方ドライバの利得)が数値化して示されている。図5において行A1は、自ドライバが発進する場合の自ドライバと後方ドライバそれぞれの利得を、行A2は自ドライバが発進しない場合の自ドライバと後方ドライバそれぞれの利得を意味する。他方、列B1は、報知があった後に後方ドライバがクラクションを鳴らす場合の自ドライバと後方ドライバそれぞれの利得を、列B2は、報知があった後に後方ドライバがクラクションを鳴らさない場合の自ドライバと後方ドライバそれぞれの利得を意味する。
図5において、自ドライバの利得が最大化するのは、後方ドライバによってクラクションを鳴らされる前に発進する(行A1,列B2)シナリオが発生した場合である。他方、後方ドライバの利得が最大化するのは、後方ドライバがクラクションを鳴らすまで自ドライバが発進しない(行A2,列B1)シナリオが発生した場合である(ただし、この場合は自ドライバは、後方ドライバにクラクションを鳴らされた場合には発進すると仮定している。)。ここで、自ドライバが発進する戦略をとる確率をPh、後方ドライバがクラクションを鳴らす戦略をとる確率をPrとする。自ドライバも後方ドライバも、自分がいずれの戦略をとっても期待値は同じになるように振る舞うことから、以下の2式が成立する。
<自ドライバの期待値に関する式>
(行A1,列B1における自ドライバの利得)×Pr+(行A1,列B2における自ドライバの利得)×(1−Pr)=(行A2,列B1における自ドライバの利得)×Pr+(行A2,列B2における自ドライバの利得)×(1−Pr)・・・式(1)

<後方ドライバの期待値に関する式>
(行A1,列B1における後方ドライバの利得)×Ph+(行A2,列B1における後方ドライバの利得)×(1−Ph)=(行A1,列B2における後方ドライバの利得)×Ph+(行A2,列B2における後方ドライバの利得)×(1−Ph)・・・式(2)
次に、図6は、調整部102が算出した、後方ドライバと制御部100の利得の均衡値の一例を示す表である。各欄には(後方ドライバの利得、制御部100の利得)が数値化して示されている。図6において行A1は、後方ドライバがクラクションを鳴らす場合の後方ドライバと制御部100とのそれぞれの利得を、行A2は後方ドライバがクラクションを鳴らさない場合の後方ドライバと制御部100とのそれぞれの利得を意味する。他方、列B1は、報知を行う場合の後方ドライバと制御部100とのそれぞれの利得を、列B2は、報知を行ない場合の後方ドライバと制御部100とのそれぞれの利得を意味する。
図6において、後方ドライバの利得が最大化するのは、報知が行われる前にクラクションを鳴らす(行A1,列B2)シナリオが発生した場合である。他方、制御部100の利得が最大化するのは、報知を行うまで後方ドライバがクラクションを鳴らさない(行A2,列B1)シナリオが発生した場合である。ここで、後方ドライバがクラクションを鳴らす戦略をとる確率をPr、制御部100が報知を行う確率をPmとする。図5の例と同様に、後方ドライバも制御部100も、自分がいずれの戦略をとっても期待値は同じになるように振る舞うことから、以下の2式が成立する。
<後方ドライバの期待値に関する式>
(行A1,列B1における後方ドライバの利得)×Pm+(行A1,列B2における後方ドライバの利得)×(1−Pm)=(行A2,列B1における後方ドライバの利得)×Pm+(行A2,列B2における後方ドライバの利得)×(1−Pm)・・・式(3)

<制御部100の期待値に関する式>
(行A1,列B1における制御部100の利得)×Pr+(行A2,列B1における制御部100の利得)×(1−Pr)=(行A1,列B2における制御部100の利得)×Pr+(行A2,列B2における制御部100の利得)×(1−Pr)・・・式(4)
ここで、制御部100、自ドライバ及び後方ドライバが取りうる各戦略について、報知が行われるタイミングとの関係を加味した場合、図7に示す9つのシナリオが考えられる。図7において横軸は後方ドライバの戦略について、報知タイミングとの関係を示しており、縦軸は自ドライバの戦略について、報知タイミングとの関係を示している。さらに、図7の各欄には、図5及び6に基づいて調整部102が算出した均衡値及び確率に基づいて求められる、各シナリオにおける報知タイミングの適切度が、「(自ドライバに対する適切度、後方ドライバに対する適切度)」(例えばシナリオ1では、(低い、低い))の形式で示されている。
調整部102は、図7の表において、シナリオ9(又はシナリオ9、6、8)が発生するように報知タイミングテーブルのチューニングを行う。具体的には、調整部102は、パラメータの指標に対応する範囲を調整する。例えば、図7の表において、シナリオ4が発生した場合には、報知タイミングが遅いと考えられる。この場合には、一例として、調整部102は、距離Dの各指標に対応する範囲をより近い距離に更新することが好ましい(つまり、距離Dの適度な指標に対応していた範囲が25m以上50m未満であった場合、例えば10m以上30m未満等のより近い距離に更新することで、報知タイミングを早めることができる。)。このとき、例えば、調整部102は、各シナリオにおける報知タイミングの適切度に応じて調整幅を変更してもよい。つまり、調整部102は、適切度が低い場合や中の場合には、適切度が高い場合や非常に高い場合よりも、報知タイミングを大幅に調整することが考えられる。さらに調整部102は、報知タイミングテーブルをチューニングする度に、フィードバックをかけ上述した均衡値及び確率の計算を再度行うことで、各シナリオにおける報知タイミングの適切度を更新することも考えられる。これによって、より精度の高いチューニングが可能になる。
なお、調整部102は報知タイミングを調整する際にも、行動パラメータや車両パラメータを考慮することが好ましい。また、報知タイミングテーブルのチューニングは、上述の方法に限定されず、各レコードに対応する報知タイミングを直接更新する方法でもよい。
図8を参照して、制御部100が報知タイミングを調整する具体的な流れを説明する。運転開始後に、前回、自車両10のエンジンがオフされる直前のチューニング状態の報知タイミングテーブルが読み込まれる(S101)。次に、渋滞や信号機などによって車両が一時停止した際に(S102:YES)、読み込んだ報知タイミングテーブルに基づいてHMI205が報知を実行するように、出力部103に制御信号を出力させる(S103)。ただし、報知前に自車両10が発進した場合には、報知は実際には行われない。
調整部102は、制御信号が出力された際の、自車両10、及び後方車両の挙動(発進タイミングやクラクションのタイミング)に基づいて、報知タイミングが適切であったか否かを判断する(S104)。例えば、自車両10が報知もクラクションも受けずに発進した場合(図7のシナリオ9)には、報知タイミングが適切であったと判断し(S104:YES)、報知タイミングのチューニングは行わない。
他方、例えばHMI205によって報知が実行される前に後方車両にクラクションを鳴らされた場合(図7のシナリオ1,4、7)には、報知タイミングが遅かったと判断し(S104:NO)、報知タイミングテーブルを更新する(S105)。
制御部100は、このS102からS105の処理を、自車両10のエンジンが停止されるまで繰り返し実行する。これによって、報知タイミングの精度が向上する。
<3.フロー>
図9を参照して、運転支援システム1の全体の処理フローの一例について説明する。走行中、前方センサ201及び後方センサ203が自車両10周辺の対象物の情報を取得する(S201)。次に、取得部101は、自車両10の走行車線に基づいて、自車両10の周囲の車両の情報を抽出する(S202)。ここで、自車両10の周囲の車両とは、例えば自車両10と同一の車線や隣接する車線を走行する車両である。
取得部101は、抽出した車両から対象車両に相当する車両の有無を判定する(S203)。典型的には、対象車両は、自車両10と同一車線において前方を走行中の車両であって、自車両10の直前の車両である。なお、対象車両は、自車両10の直前にこれから割り込もうとしている車両でもよい。
取得部101が対象車両に相当する車両は走行していないと判定した場合(S203:NO)には、S201に戻って、再度、自車両10の周囲の対象物の情報が取得される。取得部101が対象車両に相当する車両が走行していると判定した場合(S203:YES)には、取得部101は、特徴パラメータ、車両パラメータ、及び行動パラメータを取得して調整部102へ入力する(S204)。次に、図8を用いて上述した報知タイミングテーブルを更新する処理が実行される。この処理において報知タイミングテーブルが更新されなかった場合(S205:NO)には、S201に戻って、再度、自車両10の周囲の対象物の情報が取得される。他方、報知タイミングテーブルが更新された場合(S205:YES)には、調整部102は、さらに行動パラメータや車両パラメータに基づいて、報知タイミングを調整する(S206)。
このように本実施形態に係る運転支援システム1は、報知タイミングを調整するにあたり、自ドライバの挙動だけでなく後方ドライバの挙動も考慮に入れてチューニングを行う。これにより、自ドライバが自車両10を発進させるつもりがある場合には、発進タイミングよりも前に報知せず(すなわち、報知が早すぎない)、かつ、他の車両のドライバがクラクションを鳴らす前に報知する(すなわち、報知が遅すぎない)タイミングにコントロールすることができるため、運転手が快適に運転を行うことを支援することができる。
1 運転支援システム
10 自車両
100 制御部
101 取得部
102 調整部
103 出力部
107 記憶装置
201 前方センサ
202 DMS
203 後方センサ
204 車両センサ
205 HMI
206 ブレーキECU
207 記憶装置

Claims (8)

  1. 第1の車両に搭載される運転支援システムであって、
    前記第1の車両のドライバに対して行う報知のタイミングを記憶する記憶部と、
    前記第1の車両の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する第1センサの出力値に基づいて前記第1の車両と当該第1の車両の前方車両との第1の距離を取得すると共に、前記第1の車両の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する第2センサの出力値に基づいて前記第1の車両と当該第1の車両の後方車両との第2の距離を取得する取得部と、
    前記取得した第1及び第2の距離に基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する調整部と、
    を備える運転支援システム。
  2. 前記調整部は、さらに、前記第1の車両の走行状態に関する情報を取得する第3センサの出力値から検知した前記第1の車両の発進タイミングに基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する、請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記調整部は、さらに、前記第2センサの出力値から検知した、前記後方車両が前記第1の車両に対してクラクションを鳴らしたタイミングに基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する、請求項1又は2に記載の運転支援システム。
  4. 前記第1センサは、前記第1の車両の進行方向側の周囲の対象物を撮像する撮像センサを含み、
    前記取得部は、さらに、前記撮像センサの出力値に基づいて、前記前方車両の占める割合の変化量を取得し、
    前記調整部は、さらに、前記取得した変化量に基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する、請求項1から3のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  5. 前記取得部は、さらに、前記第1センサの出力値に基づいて、前記前方車両が前方に進む確度を取得し、
    前記調整部は、さらに、前記取得した確度に基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する、請求項1から4のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  6. 前記記憶部は、前記第1の車両のドライバの属性情報を記憶しており、
    前記調整部は、さらに、前記記憶した属性情報に基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整する、請求項1から5のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  7. 前記前方車両は、前記第1の車両と同一車線において当該第1の車両の前方を走行する車両と、前記同一車線に向かって前記第1の車両の前方に車線変更を行ってくる車両と、の少なくとも一方を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  8. 運転システムが第1の車両のドライバに対して行う運転支援の方法であって、
    前記第1の車両のドライバに対して行う報知のタイミングを記憶することと、
    前記第1の車両の進行方向側の周囲の対象物の情報を取得する第1センサの出力値に基づいて前記第1の車両と当該第1の車両の前方車両との第1の距離を取得すると共に、前記第1の車両の進行方向と反対側の周囲の対象物の情報を取得する第2センサの出力値に基づいて前記第1の車両と当該第1の車両の後方車両との第2の距離を取得することと、
    前記取得した第1及び第2の距離に基づいて、前記記憶した報知のタイミングを調整することと、を含む方法。
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