JPWO2019163165A1 - 車載器、携帯機、及び車両遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
一実施形態に係る車載器は、ユーザによる携帯機への複数の操作の中から対象操作をランダムに選択する操作選択部と、前記対象操作を前記携帯機に無線で通知する操作通知部と、前記携帯機から無線で通知された、前記携帯機の操作内容に基づいて、前記対象操作が実行されたか判定する操作判定部と、前記操作判定部による判定結果に基づいて、車両に搭載された他の車載器又は外部機器へ制御信号を送信する車両制御部と、を備える。
Description
本発明は、車載器、携帯機、及び車両遠隔制御システムに関する。
近年、スマートフォンなどの携帯機から車載器に制御信号を無線で送信することにより、車両を遠隔制御する車両遠隔制御システムが開発されている。この車両遠隔制御システムにより、車両から離れたユーザが、自動駐車などの自動運転を車両に実行させることができる。
従来の車両遠隔制御システムでは、ユーザが自動運転の実行を制御する方法として、ユーザが携帯機に所定の操作(例えば、画面のスワイプ)を実行する方法が提案されている。この方法によれば、携帯機は、ユーザが所定の操作を実行している間、制御信号を送信し、車載器は、制御信号を受信している間、自動運転を実行する。これにより、ユーザは、所定の操作を実行するか否かにより、自動運転の実行を制御することができる。
しかしながら、上記従来の車両遠隔制御システムでは、車載器は、正規の制御信号と、第三者が模倣した不正の制御信号と、を判別できないため、第三者により自動運転が実行されるおそれがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、第三者による自動運転の実行を抑制することを目的とする。
一実施形態に係る車載器は、ユーザによる携帯機への複数の操作の中から対象操作をランダムに選択する操作選択部と、前記対象操作を前記携帯機に無線で通知する操作通知部と、前記携帯機から無線で通知された、前記携帯機の操作内容に基づいて、前記対象操作が実行されたか判定する操作判定部と、前記操作判定部による判定結果に基づいて、車両に搭載された他の車載器又は外部機器へ制御信号を送信する車両制御部と、を備える。
本発明の各実施形態によれば、第三者による自動運転の実行を抑制することができる。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
一実施形態に係る車両遠隔制御システム100(以下「システム100」という。)について、図1〜図8を参照して説明する。本実施形態に係るシステム100は、携帯機を利用して、車両の遠隔地から、車両に自動運転を実行させる遠隔制御を可能とするシステムである。自動運転は、例えば、駐車スペースへの自動駐車や駐車スペースからの自動出車であるが、これに限られない。
まず、システム100の構成について説明する。図1は、システム100の構成の一例を示す図である。図1のシステム100は、携帯機1と、車載器2と、を備える。
携帯機1は、車載器2と無線で通信可能な、車両Vの正規のユーザUが携帯するコンピュータである。携帯機1は、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)、又は携帯電話であるが、これに限られない。
車載器2は、携帯機1と無線で通信可能な、車両Vに搭載されたコンピュータである。車載器2は、CAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークを介して、車両Vに搭載された他の車載器や外部機器と通信可能である。
図2は、携帯機1及び車載器2のハードウェア構成の一例を示す図である。以下、携帯機1及び車載器2についてそれぞれ説明する。
まず、携帯機1のハードウェア構成について説明する。図2の携帯機1は、携帯機制御部101と、携帯機通信部102と、携帯機記憶部103と、マイク104と、音量ボタン105と、タッチパネル106と、を備える。
携帯機制御部101は、プログラムを実行することにより、携帯機1の全体を制御し、携帯機1の機能を実現する。携帯機制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせであるが、これに限られない。
携帯機通信部102は、所定の無線通信規格により、車載器2と無線で通信する通信モジュールである。無線通信規格は、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、又はBLE(Bluetooth Low Energy)であるが、これに限ら得ない。携帯機通信部102は、複数の無線通信規格により通信可能であってもよい。
携帯機記憶部103は、携帯機制御部101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶媒体である。携帯機記憶部103は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)、又はこれらの組み合わせであるが、これに限られない。携帯機制御部101が実行するプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD、フラッシュメモリなどの、コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録され得る。
マイク104は、入力装置の一例であり、外部の音を収集する集音装置である。マイク104は、集音した音に対応する音データを出力する。音データは、携帯機制御部101に入力される。
音量ボタン105は、入力装置の一例であり、スピーカ(図示省略)の音量を調整するためのハードウェアボタンである。音量ボタン105は、音量を大きくするUPボタンと、音量を小さくするDOWNボタンと、を含む。音量ボタン105は、ユーザUにより押下されると、押下信号を出力する。出力された押下信号は、携帯機制御部101に入力される。
タッチパネル106は、入力装置の一例であり、液晶ディスプレイなどの表示装置と、タッチパッドなどの入力装置と、を組み合わせた装置である。タッチパネル106は、ユーザUの接触を検出し、接触位置を示す検出信号を出力する。タッチパネル106が出力した検出信号は、携帯機制御部101に入力される。また、タッチパネル106は、携帯機制御部101からの要求に応じた画面を表示する。
次に、車載器2のハードウェア構成について説明する。図2の車載器2は、車載器制御部201と、車載器通信部202と、車載器記憶部203と、通信IF204と、を備える。
車載器制御部201は、プログラムを実行することにより、車載器2の全体を制御し、車載器2の機能を実現する。車載器制御部201は、CPU、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせであるが、これに限られない。
車載器通信部202は、所定の無線通信規格により、携帯機1と無線で通信する通信モジュールである。車載器通信部202の無線通信規格は、携帯機通信部102と同様である。
車載器記憶部203は、車載器制御部201が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶媒体である。車載器記憶部203は、ROM、RAM、SSD、HDD、又はこれらの組み合わせであるが、これに限られない。車載器制御部201が実行するプログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリなどの、コンピュータ読み取り可能な任意の記録媒体に記録され得る。
通信IF204は、車載器2を車載ネットワークに接続し、車載ネットワークを介して接続された車両Vに搭載された他の車載器や外部機器との通信を仲介するインタフェースである。車載器2は、通信IF204を介して、車両Vに搭載された駆動制御ユニット、ステアリング制御ユニット、ブレーキ制御ユニットなどと通信する。
次に、携帯機1及び車載器2の機能構成について説明する。以下、携帯機1及び車載器2についてそれぞれ説明する。
まず、携帯機1の機能構成について説明する。図3の携帯機1は、対象操作要求部11と、操作内容通知部12と、距離算出部13と、距離通知部14と、を備える。各機能構成は、携帯機制御部101がプログラムを実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。
対象操作要求部11は、車載器2から無線で通知された携帯機1の対象操作の実行を、ユーザUに要求する。対象操作は、ユーザUが車載器2に自動運転の実行を指示するための携帯機1への操作であり、車載器2により選択される。後述する通り、車載器2は、ユーザUが対象操作を実行している間、車両Vの自動運転を実行する。対象操作は、タッチパネル106の所定位置のタッチ(長押し)、所定位置のタップ、所定軌道(例えば、円軌道)のスワイプ、所定方向へのフリック、音量ボタン105などのハードウェアボタンの押下、又はマイク104への所定の音(例えば、タップ音)の入力であるが、これに限られない。
対象操作要求部11は、車載器2から対象操作を通知されると、対象操作の内容を示すテキストや画像を含む要求画面Scをタッチパネル106に表示したり、対象操作の内容を示す説明文をスピーカから音声出力したりすることにより、対象操作の実行をユーザUに要求する。
図4は、対象操作の要求画面Scの一例を示す図である。図4の例では、自動運転は自動駐車であり、対象操作は、円軌道のスワイプである。図4の要求画面Scには、対象操作を示す説明文sc1と、対象操作を示す画像(矢印sc2)と、自動駐車の実行を終了する終了ボタンsc3と、が表示されている。対象操作要求部11は、図4のような要求画面Scを表示すると共に、対象操作の説明文をスピーカから音声出力してもよい。
操作内容通知部12は、遠隔制御の実行中、ユーザUが携帯機1に対して実行した操作内容を、当該操作内容を示す信号を、携帯機通信部102を介して無線で送信することにより、車載器2に通知する。操作内容通知部12は、対象操作に応じた操作内容を車載器2に通知するのが好ましい。例えば、対象操作がタッチパネル106に対する操作である場合、ユーザUによるタッチパネル106に対する操作内容を車載器2に通知するのが好ましい。これは、対象操作がハードウェアボタンやマイク104に対する操作である場合も同様である。これにより、携帯機1から車載器2へ送信するデータ量を削減することができる。
距離算出部13は、車載器2から無線で受信した測距信号に基づいて、携帯機1から車載器2までの測定距離Dを算出する。測距信号は、送信信号強度が予め定められた信号である。距離算出部13は、測距信号の受信信号強度(RSSI)を算出し、携帯機記憶部103に予め記憶された距離テーブルを参照することにより、測定距離Dを算出する。距離テーブルは、測距信号の受信信号強度と、当該受信信号強度に対応する測定距離Dと、を保存したテーブルである。
距離通知部14は、距離算出部13が算出した測定距離Dを、当該測定距離Dを示す信号を、携帯機通信部102を介して無線で送信することにより、車載器2に通知する。車載器2は、測定距離Dに基づいて、車両Vの自動運転を実行するか判定する。
次に、車載器2の機能構成について説明する。図5は、車載器2の機能構成の一例を示す図である。図5の車載器2は、操作選択部21と、操作通知部22と、操作判定部23と、測距信号送信部24と、距離判定部25と、車両制御部26と、を備える。各機能構成は、車載器制御部201がプログラムを実行し、他のハードウェア構成と協働することにより実現される。
操作選択部21は、遠隔制御の実行中、携帯機1の複数の操作(複数の対象操作の候補)の中から、対象操作をランダムに選択する。操作選択部21は、対象操作を一度だけ選択してもよいし、2回以上繰り返し選択してもよい。後者の場合、操作選択部21は、毎回異なる対象操作を選択するのが好ましい。また、操作選択部21は、対象操作を所定時間ごとに選択してもよいし、ランダムなタイミングで選択してもよいし、所定のタイミングで選択してもよい。所定のタイミングは、携帯機1からの通信が一時的に途絶えた後に復帰したタイミングや、携帯機1から通知された操作内容が、操作判定部23により、ユーザUによる操作であるか疑わしいと判定されたタイミングであるが、これに限られない。
携帯機1から通知された操作内容が、ユーザUによる操作であるか疑わしい場合として、携帯機1から通知された操作内容が、対象操作を正確に再現したものである場合や、同一操作の正確な再現である場合が挙げられる。これは、対象操作の正確な再現や、同一操作の正確な再現が、ユーザUには、困難と考えられるためである。例えば、対象操作が円軌道のスワイプである場合、操作内容として真円軌道のスワイプが通知された場合、操作判定部23は、当該操作内容がユーザUによる操作であるか疑わしいと判定し、その旨を操作選択部21に通知する。操作選択部21は、当該通知に応じて、新たな操作内容を選択する。
操作通知部22は、操作選択部21が選択した対象操作を、当該対象操作を示す信号を、車載器通信部202を介して無線で送信することにより、携帯機1に通知する。操作通知部22は、操作選択部21が新たな対象操作を選択するたびに、選択された対象操作を携帯機1に通知する。
操作判定部23は、遠隔制御の実行中、携帯機1から通知された操作内容に基づいて、ユーザUが対象操作を実行したか判定する。操作判定部23は、操作内容と対象操作とが一致する場合、対象操作が実行されたと判定し、操作内容と対象操作とが一致しない場合、対象操作が実行されていないと判定する。
測距信号送信部24は、遠隔制御の実行中、車載器通信部202を介して、携帯機1に測距信号を所定時間ごとに送信する。測距信号送信部24は、操作通知部22が通知する対象操作と共に、測距信号を送信してもよい。
距離判定部25は、遠隔制御の実行中、携帯機1から通知された測定距離Dが、閾値Dth以下であるか判定する。閾値Dthは、予め設定された携帯機1による遠隔制御可能な距離の上限値であり、車載器記憶部203に予め記憶される。
車両制御部26は、操作判定部23及び距離判定部25の判定結果に基づいて、通信IF204を介して車両Vを制御する。具体的には、車両制御部26は、対象操作が実行されたと判定され、かつ、測定距離Dが閾値Dth以下であると判定された場合、車両Vの自動運転を実行し、それ以外の場合、車両Vの自動運転を実行しない。車両制御部26は、車両Vに搭載された他の車載器(駆動制御ユニット、ステアリング制御ユニット、及びブレーキ制御ユニットなど)又は外部機器に、自動運転に対応する制御信号を送信することにより、車両Vに自動運転を実行させてもよい。また、車両制御部26は、自動運転を実行する自動運転ユニットに、自動運転の実行を指示する制御信号を送信することにより、車両Vに自動運転を実行させてもよい。
次に、システム100が実行する遠隔制御について説明する。以下、携帯機1及び車載器2が実行する処理についてそれぞれ説明する。
まず、携帯機1が実行する処理について説明する。図6は、携帯機1が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザUが、携帯機1から車載器2に遠隔制御の開始要求を送信する(ステップS101)。ユーザUは、例えば、携帯機1で遠隔制御用のアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの画面に表示された開始ボタンなどをタップすることにより、開始要求を送信することができる。携帯機1は、開始要求を送信すると、車両Vの遠隔制御を開始する。
遠隔制御が開始されると、距離算出部13は、車載器2から測距信号を受信するまで待機する(ステップS102:NO)。
距離算出部13は、測距信号を受信すると(ステップS102:YES)、受信した測距信号に基づいて、測定距離Dを算出する(ステップS103)。距離算出部13は、算出した測定距離Dを距離通知部14に通知する。
距離通知部14は、距離算出部13から測定距離Dを通知されると、当該測定距離Dを車載器2に無線で通知する(ステップS104)。
距離算出部13及び距離通知部14は、ステップS102〜S104の処理を、車載器2から自動運転の完了を通知されるまで(ステップS108:NO)、繰り返し実行する。
一方、遠隔制御が開始されると、対象操作要求部11は、車載器2から対象操作を通知されるまで待機する(ステップS105:NO)。
対象操作要求部11は、車載器2から対象操作を通知されると(ステップS105:YES)、通知された対象操作の実行をユーザUに要求する(ステップS106)。対象操作の実行の要求方法は、上述の通りである。対象操作要求部11は、ユーザUに実行を要求している対象操作を、操作内容通知部12に通知する。
操作内容通知部12は、対象操作要求部11から対象操作を通知されると、対象操作に応じた携帯機1の入力装置に対する、ユーザUによる操作内容を取得し、取得した操作内容を車載器2に無線で通知する(ステップS107)。
対象操作要求部11及び操作内容通知部12は、ステップS105〜S107の処理を、車載器2から自動運転の完了を通知されるまで(ステップS108:NO)、繰り返し実行する。
携帯機1は、遠隔制御の実行中に、車載器2から自動運転の完了を通知されると(ステップS108:YES)、遠隔制御を終了する(ステップS109)。
次に、車載器2が実行する処理について説明する。図7は、車載器2が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
車載器2は、携帯機1から遠隔制御の開始要求を受信すると(ステップS201)、車両Vの自動運転の制御を開始する(ステップS202)。
自動運転の制御が開始されると、測距信号送信部24は、測距信号の送信タイミングが到来するまで待機する(ステップS203:NO)。具体的には、測距信号送信部24は、測距信号を前回送信してから所定時間経過するまで待機する。
測距信号送信部24は、測距信号の送信タイミングが到来すると(ステップS203:YES)、携帯機1に測距信号を無線で送信する(ステップS204)。なお、測距信号送信部24は、1回目の測距信号を、自動運転の制御開始後、速やかに送信するのが好ましい。測距信号送信部24は、測距信号を送信した旨を、距離判定部25に通知する。
距離判定部25は、測距信号送信部24から測距信号を送信した旨を通知されると、携帯機1から測定距離Dを通知されるまで待機する(ステップS205:NO)。
距離判定部25は、携帯機1から測定距離Dを通知されると(ステップS205:YES)、当該測定距離Dが閾値Dth以下であるか判定する(ステップS206)。距離判定部25は、判定結果を車両制御部26に通知する。
車両制御部26は、測定距離Dが閾値Dthより大きいと判定された場合(ステップS206:NO)、車両Vの自動運転を中断する(ステップS207)。
測距信号送信部24、距離判定部25、及び車両制御部26は、ステップS203〜S207の処理を、車両Vの自動運転が完了するまで(ステップS214:NO)、繰り返し実行する。
一方、自動運転の制御が開始されると、操作選択部21は、対象操作の選択タイミングが到来するまで待機する(ステップS208:NO)。対象操作の選択タイミングは、上述の通りである。
操作選択部21は、対象操作の選択タイミングが到来すると(ステップS208:YES)、携帯機1の複数の操作の中から、対象操作を選択する(ステップS209)。なお、操作選択部21は、1回目の対象操作を、自動運転の制御開始後、速やかに選択するのが好ましい。操作選択部21は、選択した対象操作を操作通知部22に通知する。
操作通知部22は、操作選択部21から対象操作を通知されると、当該対象操作を携帯機1に無線で通知する(ステップS210)。操作通知部22は、携帯機1に通知した対象操作を操作判定部23に通知する。
操作判定部23は、対象操作を通知されると、携帯機1から操作内容を通知されるまで待機する(ステップS211:NO)。
操作判定部23は、携帯機1から操作内容を通知されると(ステップS211:YES)、操作内容及び対象操作を比較して、ユーザUが対象操作を実行したか判定する(ステップS212)。この際、操作判定部23は、操作内容がユーザUによる操作であるか疑わしいか否かを判定してもよい。操作判定部23は、判定結果を車両制御部26に通知する。
車両制御部26は、ユーザUが対象操作を実行していないと判定された場合(ステップS212:NO)、車両Vの自動運転を中断する(ステップS207)。また、車両制御部26は、操作内容がユーザUによる操作であるか疑わしいと繰り返し判定された場合、車両Vの自動運転を中断してもよい。これにより、携帯機1にインストールされた不正なアプリケーションにより、対象操作に応じた操作内容が模倣された場合であっても、車両Vの自動運転を中断することができる。
これに対して、車両制御部26は、測定距離Dが閾値Dth以下であると判定され(ステップS206:YES)、かつ、ユーザUが対象操作を実行したと判定された場合(ステップS212:YES)、車両Vの自動運転を実行する(ステップS213)。
操作選択部21、操作通知部22、操作判定部23、及び車両制御部26は、ステップS208〜S213の処理を、車両Vの自動運転が完了するまで(ステップS214:NO)、繰り返し実行する。
車両制御部26は、車両Vの自動運転が完了すると(ステップS214:YES)、その旨を携帯機1に通知する(ステップS215)。自動運転の完了とは、例えば、自動運転が自動駐車である場合における車両Vの駐車完了に相当する。
その後、車両制御部26は、車両Vの自動運転の制御を終了する(ステップS216)。
ここで、図8は、遠隔制御の一例を示すタイミングチャートである。図8の上段は、携帯機1に通知された対象操作、中段はユーザUの操作内容、下段は車載器2による自動運転の制御を示している。図8の例では、測定距離Dが常に閾値Dth以下であるものとする。
図8の例では、時刻T1,T2,T4に、携帯機1に対象操作が通知されている。時刻T1に通知された対象操作は「A地点をタッチ」、時刻T2に通知された対象操作は「円軌道でスワイプ」、時刻T4に通知された対象操作は「音量ボタンを押下」である。また、ユーザUは、時刻T1から時刻T3までの間、タッチパネル106のA地点をタッチし、時刻T3から時刻T5までの間、タッチパネル106上を円軌道でスワイプし、時刻T5以降、音量ボタン105を押下している。
この場合、図8に示すように、車載器2は、時刻T1から時刻T2までの間、自動運転を実行し、時刻T2から時刻T3までの間、自動運転を中断し、時刻T3から時刻T4までの間、自動運転を実行し、時刻T4から時刻T5までの間、自動運転を中断し、時刻T5から自動運転が完了するまでの間、自動運転を実行する。
このように、本実施形態によれば、携帯機1(ユーザU)から車載器2(車両V)までの測定距離Dが閾値Dth以下である間、ユーザUは、対象操作を実行することにより、車両Vに自動運転の実行させることができる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、車載器2が対象操作を選択し、携帯機1がユーザUによる操作内容を送信し、車載器2が操作内容に基づいて対象操作が実行されたか判定し、判定結果に基づいて車両Vの自動運転を制御する。このように、本実施形態によれば、自動運転を実行させるための制御信号が携帯機1から送信されないため、第三者は、不正の制御信号により車両Vに自動運転を実行させることができない。また、対象操作が車載器2により選択されるため、第三者には対象操作がわからず、対象操作に応じた操作内容を車載器2に通知することも困難である。したがって、本実施形態によれば、第三者による車両Vの自動運転の実行を抑制し、車両Vの安全性(防盗性)を向上させることができる。
また、本実施形態によれ、ユーザUの意思を常に確認しながら自動運転を実行できるため、車両Vの自動運転を安全に実行することができる。
なお、本実施形態では、車載器2が測距信号を送信し、携帯機1が測定距離Dを算出する場合を例に説明したが、携帯機1が測距信号を送信し、車載器2が測定距離Dを算出することも可能である。この場合、測距信号送信部24を携帯機1に設け、距離算出部13を車載器2に設ければよい。距離通知部14は不要である。距離判定部25は、測距信号送信部24(携帯機1)から受信した測距信号に基づいて距離算出部13(車載器2)が算出した測定距離Dに基づいて、測定距離Dが閾値Dth以下であるか判定すればよい。
また、距離判定部25は、携帯機1及び車載器2の両方に設けられていてもよい。この場合、携帯機1の距離判定部25は、距離算出部13が算出した測定距離Dが閾値Dth以下であるか判定し、距離通知部14は、測定距離Dが閾値Dth以下である場合に測定距離Dを車載器2に通知すればよい。これにより、携帯機1は、測定距離Dが閾値Dthより大きい場合、測定距離Dを示す信号を無線で送信する必要がなくなるため、携帯機1の消費電力を低減できる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
また、本国際出願は、2018年2月23日に出願した日本国特許出願第2018−031089号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
1:携帯機
2:車載器
11:対象操作要求部
12:操作内容通知部
13:距離算出部
14:距離通知部
21:操作選択部
22:操作通知部
23:操作判定部
24:測距信号送信部
25:距離判定部
26:車両制御部
100:車両遠隔制御システム
2:車載器
11:対象操作要求部
12:操作内容通知部
13:距離算出部
14:距離通知部
21:操作選択部
22:操作通知部
23:操作判定部
24:測距信号送信部
25:距離判定部
26:車両制御部
100:車両遠隔制御システム
Claims (8)
- ユーザによる携帯機への複数の操作の中から対象操作をランダムに選択する操作選択部と、
前記対象操作を前記携帯機に無線で通知する操作通知部と、
前記携帯機から無線で通知された、前記携帯機の操作内容に基づいて、前記対象操作が実行されたか判定する操作判定部と、
前記操作判定部による判定結果に基づいて、車両に搭載された他の車載器又は外部機器へ制御信号を送信する車両制御部と、
を備える車載器。 - 前記操作選択部は、前記対象操作を2回以上選択する
請求項1に記載の車載器。 - 前記車両制御部は、前記操作判定部により前記対象操作が実行されたと判定された場合、前記他の車載器又は前記外部機器へ前記制御信号を送信する
請求項1又は請求項2に記載の車載器。 - 前記携帯機に測距信号を無線で送信する測距信号送信部と、
前記携帯機から通知された測定距離が閾値以下であるか判定する距離判定部と、
を更に備え、
前記車両制御部は、前記距離判定部による判定結果に基づいて、前記車両を制御する
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車載器。 - 車載器から無線で通知された対象操作の実行をユーザに要求する対象操作要求部と、
前記ユーザが実行した操作内容を前記車載器に無線で通知する操作内容通知部と、
を備える携帯機。 - 前記車載器から無線で受信した測距信号に基づいて、前記携帯機から前記車載器までの前記測定距離を算出する距離算出部と、
前記距離算出部により算出された前記測定距離を前記車載器に無線で通知する距離通知部と、
を更に備える請求項5に記載の携帯機。 - 前記測定距離が閾値以下であるか判定する距離判定部を更に備える
請求項6に記載の携帯機。 - 無線で通信可能な車載器及び携帯機を備える車両遠隔制御システムであって、
ユーザによる前記携帯機への複数の操作の中から対象操作をランダムに選択する操作選択部と、
前記対象操作を前記携帯機に無線で通知する操作通知部と、
前記携帯機の操作内容に基づいて、前記対象操作が実行されたか判定する操作判定部と、
前記操作判定部による判定結果に基づいて、車両を制御する車両制御部と、
前記車載器から無線で通知された前記対象操作の実行を前記ユーザに要求する対象操作要求部と、
前記ユーザが実行した前記操作内容を前記操作判定部に通知する操作内容通知部と、
を備える車両遠隔制御システム。
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