JPWO2019152474A5 - - Google Patents

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前述の段落では、本発明のあらゆる態様を定義することを意図しておらず、さらなる態様は、他の節、例えば、発明を実施するための形態において記載する。文書全体は、統合された開示として言及することを意図しており、特徴の組合せが、この文書の同一の文、または段落、または節中にともに見出されなくても、本明細書に記載する特徴のすべての組合せを検討していることが理解されるべきである。本発明は、さらなる態様として、上記の特定の段落により定義された変形形態よりも範囲が多少制限された、本発明のすべての実施形態を含む。例えば、1つの属として記載される本発明のある特定の態様の場合では、1つの属のあらゆるメンバーが、それぞれに、本発明の態様であることが理解されるべきである。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
被験体においてγサルコグリカン異常症を処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目2)
被験体において筋力、筋持久力、および/または筋量を増加させる方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目3)
被験体において線維症を低減する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目4)
被験体において収縮誘発性損傷を低減する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目5)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において筋ジストロフィーを処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目6)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において変性線維または壊死線維を低減する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目7)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において炎症を低減する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目8)
筋ジストロフィーに罹患している被験体においてクレアチンキナーゼレベルを上昇させる方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目9)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において筋線維の萎縮および肥大を処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目10)
筋ジストロフィーに罹患している被験体においてジストロフィー性石灰化を減少させる方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目11)
被験体において脂肪浸潤を減少させる方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目12)
被験体において中心核形成を減少させる方法であって、前記方法が、治療有効量の組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを前記被験体に投与するステップを含み、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、方法。
(項目13)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、項目1~12のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1に記載するヌクレオチド配列を含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記rAAVベクターが、自己相補性AAVベクターゲノムを含む、項目1~14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記rAAVベクターが、AAV repおよびcap DNAを欠くゲノムを含む、項目1~15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記rAAVベクターが、血清型AAV1、AAV2、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV13またはAAV rh74のベクターである、項目1~16のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記rAAVベクターが、血清型AAV rh74のベクターであり、前記rAAVベクターが、AAV rh.74カプシドを含む、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記AAV rh.74カプシドが、配列番号10に記載するアミノ酸配列を含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記rAAVベクターの前記ゲノムが、筋特異的制御エレメントを含み、γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチドが、前記筋特異的制御エレメントに動作可能に結合している、項目1~19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記筋特異的制御エレメントが、ヒト骨格筋アクチン遺伝子エレメント、心筋アクチン遺伝子エレメント、筋細胞特異的エンハンサー結合因子mef、筋クレアチンキナーゼ(MCK)、切断型MCK(tMCK)、ミオシン重鎖(MHC)、MHCK7、C5-12、マウスクレアチンキナーゼエンハンサーエレメント、骨格筋速筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋心筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋トロポニンI遺伝子エレメント、低酸素誘導核因子、ステロイド誘導エレメント、およびグルココルチコイド応答エレメント(gre)からなる群より選択される、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記筋特異的制御エレメントが、切断型MCK(tMCK)である、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記プロモーターが、MHCK7プロモーターである、項目1~22のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記MHCKプロモーターが、配列番号3に記載するヌクレオチド配列を含む、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記rAAVベクターの前記ゲノムが、配列番号5に記載するヌクレオチド配列を含むイントロンを含む、項目1~24のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号2のアミノ酸配列をコードする、項目1~25のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記rAAVベクターおよび薬学的に許容される担体を含む組成物を投与するステップを含む、項目1~26のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記被験体が、肢帯型筋ジストロフィーに罹患している、項目1~27のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記肢帯型筋ジストロフィーが、肢帯型筋ジストロフィー2C型である、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記rAAVベクター、または前記rAAVベクターおよび薬学的に許容される担体を含む前記組成物を、筋肉内注射または静脈内注射により投与するステップを含む、項目1~29のいずれか1項に記載の方法。
(項目31)
前記rAAVベクター、または前記rAAVベクターおよび薬学的に許容される担体を含む前記組成物を、全身投与するステップを含む、項目1~30のいずれか1項に記載の方法。
(項目32)
前記rAAVベクター、または前記rAAVベクターおよび薬学的に許容される担体を含む前記組成物を、注射、輸注、または移植により非経口投与するステップを含む、項目1~31のいずれか1項に記載の方法。
(項目33)
前記被験体の1つまたは複数の筋肉の筋力、筋持久力、および/または筋量を増加させる、項目1~32のいずれか1項に記載の方法。
(項目34)
1つまたは複数の前記筋肉が、心臓、横隔膜、大腿、下腿、骨盤帯、肩、および腕からなる群より選択される、項目33に記載の方法。
(項目35)
筋力、筋持久力、および/または筋量が、未処置対照被験体と比較して少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約50%、または少なくとも約80%増加する、項目33または項目34に記載の方法。
(項目36)
AAVカプシド、およびプロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含む、組換えAAV(rAAV)ベクター。
(項目37)
前記遺伝子発現カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接する、項目36のrAAVベクター。
(項目38)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、項目36または項目37に記載のrAAVベクター。
(項目39)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1に記載するヌクレオチド配列を含む、項目36~38のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目40)
血清型AAV1、AAV2、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV13またはAAV rh74のベクターである、項目36~39のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目41)
前記rAAVベクターのゲノムが、筋特異的制御エレメントを含み、前記ポリヌクレオチド配列が、前記筋特異的制御エレメントに動作可能に結合している、項目36~40のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目42)
前記筋特異的制御エレメントが、ヒト骨格筋アクチン遺伝子エレメント、心筋アクチン遺伝子エレメント、筋細胞特異的エンハンサー結合因子mef、筋クレアチンキナーゼ(MCK)、切断型MCK(tMCK)、ミオシン重鎖(MHC)、MHCK7、C5-12、マウスクレアチンキナーゼエンハンサーエレメント、骨格筋速筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋心筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋トロポニンi遺伝子エレメント、低酸素誘導核因子、ステロイド誘導エレメント、およびグルココルチコイド応答エレメント(gre)からなる群より選択される、項目41に記載のrAAVベクター。
(項目43)
前記筋特異的制御エレメントが、切断型MCK(tMCK)である、項目42に記載のrAAVベクター。
(項目44)
前記プロモーターが、MHCK7である、項目36~43のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目45)
前記MHCKプロモーターが、配列番号3に記載するヌクレオチド配列を含む、項目44に記載のrAAVベクター。
(項目46)
前記rAAVベクターの前記ゲノムが、配列番号5に記載するヌクレオチド配列を含む、項目36~45のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目47)
γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号2と少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一のアミノ酸配列をコードする、項目36~46のいずれか1項に記載のrAAVベクター。
(項目48)
項目36~47のいずれか1項に記載のrAAVベクターを含む組成物。
(項目49)
薬学的に許容される担体を含む、項目48に記載の組成物。
(項目50)
被験体においてγサルコグリカン異常症を処置するための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目51)
被験体において筋力、筋持久力、および/または筋量を増加させるための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目52)
被験体において線維症を低減するための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目53)
被験体において収縮誘発性損傷を低減するための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目54)
筋ジストロフィーに罹患している被験体における筋ジストロフィーのための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目55)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において変性線維または壊死線維を低減するための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目56)
筋ジストロフィーに罹患している被験体において炎症を低減するための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目57)
筋ジストロフィーに罹患している被験体においてクレアチンキナーゼレベルを上昇させるための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目58)
筋ジストロフィーに罹患している被験体における筋線維の萎縮および肥大のための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目59)
筋ジストロフィーに罹患している被験体においてジストロフィー性石灰化を減少させるための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目60)
被験体において脂肪浸潤を減少させるための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目61)
被験体において中心核形成を減少させるための、項目48または項目49に記載の組成物。
(項目62)
乳酸リンゲル液(LRS)を含む、項目48~61のいずれか1項に記載の組成物。
(項目63)
項目36~47のいずれか1項に記載のrAAVベクターを含む、宿主細胞。
(項目64)
項目48~62のいずれか1項に記載の組成物およびコルチコステロイドを含む、併用療法。
(項目65)
項目48~62のいずれか1項に記載の組成物およびコルチコステロイドまたは項目64に記載の併用療法を含む、キット。
(項目66)
コルチコステロイドを含む、項目65に記載のキット。

Claims (17)

  1. 被験体においてγサルコグリカン異常症処置、筋力、筋持久力、および/もしくは筋量の増加;または線維症の低減、または収縮誘発性損傷の低減において使用するための、組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを含む組成物であって、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接し、γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1または配列番号3と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、組成物
  2. 筋ジストロフィーに罹患している被験体において筋ジストロフィーもしくは筋線維の萎縮および肥大の処置;変性線維、壊死線維、もしくは炎症の低減;クレアチンキナーゼレベルの上昇;またはジストロフィー性石灰化の減少において使用するための、組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを含む組成物であって、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接し、γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1または配列番号3と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、組成物
  3. 被験体において脂肪浸潤または中心核形成の減少において使用するための、組換えアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを含む組成物であって、前記rAAVベクターが、プロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含み、前記カセットが、1つまたは複数のAAV逆位末端反復と隣接し、γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1または配列番号3と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、組成物
  4. γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1または配列番号3に記載するヌクレオチド配列を含む、請求項1のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  5. 前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号2のアミノ酸配列をコードする、請求項1~3のいずれか1項に記載の使用のための組成物。
  6. 前記rAAVベクターが、自己相補性AAVベクターゲノムを含む、AAV repおよびcap DNAを欠くゲノムを含む;血清型AAV1、AAV2、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV13またはAAV rh74のベクターである;AAV rh.74カプシドを含み、必要に応じて配列番号10に記載するアミノ酸配列を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  7. 前記rAAVベクターの前記ゲノムが、必要に応じてヒト骨格筋アクチン遺伝子エレメント、心筋アクチン遺伝子エレメント、筋細胞特異的エンハンサー結合因子mef、筋クレアチンキナーゼ(MCK)、切断型MCK(tMCK)、ミオシン重鎖(MHC)、MHCK7、C5-12、マウスクレアチンキナーゼエンハンサーエレメント、骨格筋速筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋心筋トロポニンc遺伝子エレメント、遅筋トロポニンI遺伝子エレメント、低酸素誘導核因子、ステロイド誘導エレメント、およびグルココルチコイド応答エレメント(gre)からなる群より選択される筋特異的制御エレメントを含み;さらに必要に応じて切断型MCK(tMCK)であり;γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチドが、前記筋特異的制御エレメントに動作可能に結合している、請求項1~のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  8. 前記プロモーターが、MHCK7プロモーターであり、必要に応じて配列番号4に記載するヌクレオチド配列を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  9. 前記rAAVベクターの前記ゲノムが、配列番号5に記載するヌクレオチド配列を含むイントロンを含む、請求項1~のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  10. 前記被験体が、肢帯型筋ジストロフィーに罹患しており、必要に応じて肢帯型筋ジストロフィー2C型に罹患している、請求項1~のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  11. 前記使用が、前記rAAVベクター、または前記rAAVベクターおよび薬学的に許容される担体を含む組成物を、筋肉内注射または静脈内注射により投与する;全身投与する、または注射、輸注、もしくは移植により非経口投与するステップを含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  12. 前記使用が、前記被験体の1つまたは複数の筋肉の筋力、筋持久力、および/または筋量を増加させ、必要に応じて1つまたは複数の前記筋肉が、心臓、横隔膜、大腿、下腿、骨盤帯、肩、および腕からなる群より選択され;さらに必要に応じて筋力、筋持久力、および/または筋量が、未処置対照被験体と比較して少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約50%、または少なくとも約80%増加する、請求項1~11のいずれか1項に記載の使用のための組成物
  13. AAVカプシド、およびプロモーターの転写制御下でγサルコグリカンをコードするポリヌクレオチド配列を含む遺伝子発現カセットを含む、組換えAAV(rAAV)ベクターであって、γサルコグリカンをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、配列番号1または配列番号3と少なくとも95%同一のヌクレオチド配列を含む、rAAVベクター
  14. 必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、請求項13に記載のrAAVベクターを含む組成物。
  15. 請求項13に記載のrAAVベクターを含む、宿主細胞。
  16. 請求項14に記載の組成物およびコルチコステロイドを含む、併用療法のための医薬
  17. 請求項14に記載の組成物または請求項16に記載の医薬を含む、キット。
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