JPWO2019150440A1 - 駆動制御システム、モータ、および、駆動制御システムの制御方法 - Google Patents

駆動制御システム、モータ、および、駆動制御システムの制御方法 Download PDF

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    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position

Abstract

駆動制御システムは、モータと、モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、モータの固定子に回転子の外周と対向する位置に設けられ、検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、モータの動作を制御するドライバ回路と、センサのホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータの位相を検出するとともに、ドライバ回路を制御してモータを駆動する制御部と、を備える。

Description

本発明は、駆動制御システム、モータ、および、駆動制御システムの制御方法に関する発明である。
従来、直流電源が出力する直流電圧を電力変換した交流電圧をモータに供給して、当該モータを駆動するインバータ回路を備えた駆動制御システムがある(例えば、特開2010−239748号参照)。
このような従来の駆動制御システムにおいて、例えば、図5に示すように、モータ102Pの回転角360°に対して基準磁極104aPを回転子102aPに設けているものがある。
そして、内燃機関のクランクXの基準位置に対応するN極の幅がモータの回転角90°に対応し、その他のN極及びS極の幅がモータの回転角30°に対応する(図5)。そして、固定子102bPに設けられたセンサ104Pのホール素子104bPのパルス信号により、モータ102Pの位相(すなわち、内燃機関のクランクXの基準位置)を把握し、クランクXの位置決めを行う(図6)。
この従来の方式では、モータ102P(内燃機関のクランク)が360°回転することで位置を特定して、モータの位相、すなわちクランク位置(内燃機関のステージ)を決定する(図6)。
このように、この従来の方式では、モータ102Pが360°回転しないとモータ102Pの位相を特定ができない(クランクXの基準位置を特定できない)ために、モータ102Pの位相を特定する時間が長くなり、モータ制御の高速化を図ることができない問題がある。
特開2010−239748号
そこで、本発明では、モータの位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることが可能な駆動制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った駆動制御システムは、
モータと、
前記モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、前記モータの固定子に設けられ、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、
前記モータの動作を制御するドライバ回路と、
前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータの位相を検出するとともに、前記ドライバ回路を制御して前記モータを駆動する制御部と、を備え、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に1回転する順番に、大きくなるように異なって設定され若しくは小さくなるように異なって設定されており、
前記モータの前記回転方向において連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の差が、前記モータの前記回転方向に1回転する範囲において、一定の大きさになるように設定されている
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差に対応する前記回転子の角度が3°、6°、又は、12°である
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記モータの前記回転方向における複数の前記第2の極性の磁極の幅は、前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差よりも、大きい
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記モータの前記回転方向における複数の前記第2の極性の磁極の幅は、前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差の3倍である
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記制御部は、
前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定し、測定した前記第2時間と前記第2の極性の磁極の幅に基づいて、前記モータの前記回転子の角速度を算出し、
前記第2時間を測定した後に、前記パルス信号が前記第1のレベルとなる第1時間を測定し、測定した前記第1時間と算出した前記角速度に基づいて、前記第2時間が測定された第2の極性の磁極に隣接する第1の極性の磁極の幅を推定し、推定した第1の極性の磁極の幅に関連付けられた前記モータの位相を特定することで、前記モータの位相を検出する
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記制御部は、
前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定した後、前記第1時間を測定し、再度、前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定し、測定した2つの前記第2時間の平均値と前記第2の極性の磁極の幅に基づいて、前記モータの前記回転子の角速度を算出する
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記第1の極性の磁極の幅と前記モータの位相とを関連付けて記憶する記憶部Mをさらに備えることを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記制御部は、前記モータの位相の検出時に、前記記憶部から、推定した前記第1の極性の磁極の幅に関連付けられた前記モータの位相を読み出す
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記モータは、前記回転子が内燃機関のクランク軸に接続されるとともに、前記内燃機関にトルクを付与するものであり、
前記制御部は、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記内燃機関のクランクの位相を検出する
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記制御部は、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータが回転している方向を特定する
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記ホール素子は、前記モータの前記回転子の外周に回転方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記駆動制御システムは、二輪車に積載され、前記モータは前記二輪車の内燃機関に接続され、前記制御部は、前記ドライバ回路により前記モータを駆動することにより、前記内燃機関を駆動する
ことを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、
前記モータの前記回転子における、最小の幅の第1の極性の磁極の位置は、内燃機関の上死点のクランク角に対応していることを特徴とする。
前記駆動制御システムにおいて、前記ホール素子は、前記回転子の前記外周と対向する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従った駆動制御システムの制御方法は、
モータと、前記モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、前記モータの固定子に設けられ、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、前記モータの動作を制御するドライバ回路と、制御部と、を備えた駆動制御システムの制御方法であって、
前記制御部により、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータの位相を検出するとともに、前記ドライバ回路を制御して前記モータを駆動すること、を備え、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施形態に従ったモータは、
モータであって、
回転子と、
固定子と、を備え、
センサの検出用磁石が、前記モータの前記回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成され、
前記センサのホール素子が、前記モータの前記固定子にに設けられ、
前記ホール素子は、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するものであり
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る駆動制御システムは、モータと、モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、モータの回転方向に第1の極性(例えば、N極)の磁極と第2の極性(例えば、S極)の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、モータの固定子に回転子の外周と対向する位置に設けられ、検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベル(例えば、“High”レベル)のパルス信号を出力するとともに検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベル(例えば、“Low”レベル)のパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、モータの動作を制御するドライバ回路と、センサのホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータの位相を検出するとともに、ドライバ回路を制御してモータを駆動する制御部と、を備える。
そして、モータの回転方向におけるセンサの複数の第1の極性の磁極の幅は、モータの回転方向に(順回転方向及び逆回転方向を含む方向)に異なって設定されており、モータの回転方向におけるセンサの複数の第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている。
このように、本発明の駆動制御システムでは、センサの複数の第1の極性の磁極の幅が異なって(不均一に)設定されており、複数の第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されていることから、センサのホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータが360°回転する前に、モータの位相が特定されることとなる。
すなわち、本発明の駆動制御システムによれば、モータの位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることができる。
図1は、実施例1に係る駆動制御システム1000の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示すモータ102及びセンサ104の概略構成の一例を示す図である。 図3は、図1、図2に示すセンサ104が出力するパルス信号と、内燃機関103のクランク角(モータ102の回転角)との関係の一例を示す図である。 図4は、図1、図2に示すセンサ104が出力するパルス信号と、内燃機関103のクランク角(モータ102の回転角)との関係の他の例を示す図である。 図5は、従来の駆動制御システムのモータ及びセンサの概略構成の一例を示す図である。 図6は、図5に示すセンサが出力するパルス信号と、内燃機関のクランク角(モータの回転角)との関係の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、実施例1に係る駆動制御システム1000の構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示すモータ102及びセンサ104の概略構成の一例を示す図である。また、図3は、図1、図2に示すセンサ104が出力するパルス信号と、内燃機関103のクランク角(モータ102の回転角)との関係の一例を示す図である。
本実施例1に係る内燃機関の駆動を制御する駆動制御システム1000は、例えば、図1、図2に示すように、駆動制御装置(ECU:Engine Control Unit)100と、バッテリBと、モータ102と、エンジン(内燃機関)103と、センサ104と、を備える。なお、図1の例では、モータ102とセンサ104とが別々の構成として表記されているが、モータ102とセンサ104とが一体になっている形態も想定される。
この駆動制御システム1000は、例えば、二輪車(図示せず)に積載される。この場合、モータ102は当該二輪車の内燃機関103に接続される。
内燃機関103は、ここでは、例えば、4ストロークエンジンである。したがって、内燃機関103の状態は、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、および、排気行程を遷移するようになっている。
また、図1に示すように、バッテリBは、モータ102に駆動電力を供給し、または、モータ102による回生電力を充電するようになっている。
そして、モータ102は、回転子102aが内燃機関のクランク軸Xに接続されるとともに、内燃機関103(すなわち、内燃機関103のクランク)にトルクを付与するようになっている。
ここでは、モータ102は、内燃機関103のクランク軸Xにトルクを授受可能に連結されている。すなわち、このモータ102は、電動機と発電機の両方の機能を併せ持つ。このように、モータ102は、内燃機関103により駆動されて発電し、交流電圧を出力する交流発電機(ACG)としても機能するようになっている。
このモータ102は、例えば、図2に示すように、固定子102bと、この固定子102bに設けられたU相コイル、V相コイル、及びW相コイル(図示せず)と、内燃機関103のクランク軸Xが接続された回転子102aと、を含む。
また、センサ104は、例えば、内燃機関103の回転速度(rpm)およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点)を検出し、この検出結果に応じた信号を出力するようになっている。
このセンサ104は、例えば、図2に示すように、検出用磁石104aと、ホール素子104bと、を含む。
そして、検出用磁石104aは、モータ102の回転子102aの外周に回転方向Rに沿って設けられている。
この検出用磁石104aは、モータ102の回転方向Rに第1の極性(図2の例では、例えば、N極)の磁極G1と第2の極性(図2の例では、例えば、S極)の磁極G2とが交互に複数個配置されて構成されている。
また、ホール素子104bは、モータ102の固定子102bに回転子102aの外周と対向する位置(例えば、固定子102bの内周)に設けられている。
そして、例えば、このホール素子104bは、検出用磁石104aの第1の極性G1の磁石の磁束を検出すると第1のレベル(例えば、“High”レベル)のパルス信号を出力するようになっている。
一方、このホール素子104bは、検出用磁石104aの第2の極性G2の磁極Gの磁束を検出すると第2のレベル(例えば、“Low”レベル)のパルス信号を出力するようになっている。
なお、ホール素子104bは、図2の例では1個であるが、モータ102の回転子102aの外周に回転方向Rに沿って複数個設けられているようにしてもよい。これにより、検出用磁石104aの磁束の検出の精度を向上することができる。
ここで、例えば、図2に示すように、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性(N極)の磁極G1の幅(長さ)は、モータ102の回転方向R(順回転方向及び逆回転方向を含む方向)に異なって設定されている。
この図2の例では、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性の磁極G1の幅は、モータ102の回転方向Rに1回転する順番に、大きくなるように異なって設定されている。
特に、図2の例では、最小の第1の極性の磁極G1の幅(長さ)は、モータ102の回転角12°に対応している。そして、この第1の極性の磁極G1の幅は、モータ102の回転方向Rに1回転する順番に、モータ102の回転角12°に対応する幅の単位で、大きくなるように設定されている。そして、最大の第1の極性の磁極G1の幅は、モータ102の回転角12°×5=60°に対応している。
また、この図2の例では、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第2の極性の磁極(S極)G2の幅(長さ)は、同じ(モータ102の回転角12°×3=36°)になるように設定されている。
なお、モータ102の回転子102aにおける、既述の最小の幅の第1の極性の磁極G1の位置は、例えば、内燃機関の上死点のクランク角(モータの位相)に対応している。
なお、モータ102の回転方向Rと直交する方向における、センサ104の複数の第1の極性の磁極(N極)G1及び第2の磁極(S極)G2の大きさは、例えば、同じになっている。
また、モータ102の回転方向Rにおいて連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の差が、モータ102の回転方向Rに1回転する範囲において、一定の大きさになるように設定されている。
特に、図2に示す例では、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差(例えば、モータ102の回転角48°に対応する幅−回転角36°に対応する幅)に対応する回転子102aの角度が、例えば、12°(モータ102の回転角12°に対応)である。しかしながら、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差に対応する回転子102aの角度が、3°又は6°(モータ102の回転角3°又は6°に対応)であってもよい。
また、例えば、図2に示すように、モータ102の回転方向Rにおける複数の第2の極性の磁極G2の幅(図2の例では、モータ102の回転角36°に対応)は、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差(図2の例では、モータ102の回転角12°に対応)よりも、大きくなるように設定されている。
また、例えば、図2に示すように、モータ102の回転方向Rにおける複数の第2の極性の磁極Gの幅(図2の例では、モータ102の回転角36°に対応)は、例えば、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差(図2の例では、モータ102の回転角12°に対応)の3倍である。
なお、図2の例では、第1の磁極G1をN極とし、第2の磁極G2をS極としているが、第1の磁極G1をS極とし、第2の磁極G2をN極としてもよい。
なお、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性の磁極(N極)G1の幅は、モータ102の回転方向Rに1回転する順番に、小さくなるように異なって設定されていてもよい。
ここで、駆動制御装置100は、例えば、図1に示すように、センサ104が出力する信号(すなわち、当該信号から得られるモータ102の回転速度および位相(クランク角、例えば、回転角度の変化、上死点))に基づいて、モータ102及び内燃機関103の駆動を制御するようになっている。
この駆動制御装置100は、例えば、図1に示すように、制御部(CPU:Central Processing Unit)CONと、記憶部Mと、ドライバ回路Dと、を有する。
そして、ドライバ回路Dは、内燃機関103にトルクを付与するモータ102の動作を制御するようになっている。
また、記憶部Mは、内燃機関103の始動等を制御するため(モータ102を制御するための)のマップを記憶するようになっている。
特に、記憶部Mは、複数の第1の極性の磁極G1のそれぞれの幅とモータ102の位相とを関連付けて記憶するようになっている。
ここで、既述のように、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性(N極)の磁極G1の幅は、モータ102の回転方向R(順回転方向及び逆回転方向を含む方向)に異なって設定されている。このため、複数の第1の極性の磁極G1の異なる幅と、それぞれ異なるモータ102の位相とを、一対一に対応するように設定して、記憶部Mに記憶することができる。
また、制御部CONは、電源が投入された後、内燃機関103の始動(点火制御)前に、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号に基づいて、モータ102の位相(内燃機関のクランクの位相(クランク角))を検出するようになっている。さらに、制御部CONは、センサ104のホール素子104bが出力する当該パルス信号に基づいて、モータ102が回転している方向を特定するようになっている。
そして、制御部CONは、記憶部Mを参照し、センサ104を用いて検出した内燃機関103の回転速度およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点)に基づいて、ドライバ回路Dを制御してモータ102を駆動することにより、内燃機関103を起動するとともに、内燃機関103を駆動するようになっている。
このように、制御部CONは、電源が投入された後、内燃機関103の始動(点火制御)前に、モータ102を回転させて、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号に基づいて、モータ102の位相(内燃機関のクランクの位相(クランク角))を検出して、この検出結果に基づいて、モータ102を駆動しつつ、内燃機関103を駆動するようになっている。
ここで、制御部CONは、例えば、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号が第2のレベル(“Low”レベル)となる第2時間(tl)を測定するようになっている(図3)。
そして、制御部CONは、測定した第2時間(tl)と第2の極性の磁極G2の幅に基づいて、モータ102の回転子102aの角速度を算出するようになっている。
なお、第2の極性の磁極G2の幅は、既述のように固定された(一定の)既知の値であるので、この既知の幅の値を測定した第2時間(tl)で除算することで、モータ102の回転子102aの角速度を算出することができる。
そして、制御部CONは、当該第2時間(tl)を測定した後に、パルス信号が第1のレベル(“High”レベル)となる第1時間(th)を測定するようになっている(図3)。
そして、制御部CONは、測定した第1時間(th)と算出した角速度に基づいて、当該第2時間が測定された第2の極性の磁極G2に隣接する第1の極性の磁極G1の幅を推定するようになっている。
なお、測定した第1時間(th)と算出した当該角速度とを乗算することで、当該第1の極性の磁極G1の幅が算出(推定)される。
そして、制御部CONは、モータ102の位相の検出時に、記憶部Mから、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を読み出すようになっている。
そして、制御部CONは、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を特定することで、モータ102の位相を検出するようになっている。
ここで、既述のように、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性(N極)の磁極G1の幅は、モータ102の回転方向Rに異なって設定されている。さらに、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第2の極性の磁極(S極)G2の幅(長さ)は、同じになるように設定されている。
これにより、センサ104のホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータ102が360°回転する前に、モータ102の位相が特定されることとなる。
さらに、既述のように、モータ102の回転方向Rにおける複数の第2の極性の磁極G2の幅(図2の例では、モータ102の回転角36°に対応)は、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差(図2の例では、モータ102の回転角12°に対応)よりも、大きくなるように設定されている。
これにより、制御部CONは、より確実にパルス信号のレベルの変化を検出して、モータ102の位相の推定を実行することができる。
以上のように、本実施例1に係る駆動制御システム1000によれば、センサ104の複数の第1の極性の磁極Gの幅が全て異なって(不均一に)設定されており、複数の第2の極性の磁極Gの幅は、全て同じになるように設定されていることから、センサ104のホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータ102が360°回転する前に、モータ102の位相が特定されることとなる。
すなわち、本実施例1に係る駆動制御システム1000によれば、モータ102の位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることができる。
次に、以上のような構成を有する駆動制御システム1000の制御方法の一例について説明する。ここでは、特に、図3を参照して、制御部CONが、センサ104が出力するパルス信号に基づいて、演算して、モータ102の位相を検出(推定)する動作について説明する。
先ず、制御部CONは、例えば、駆動制御システム1000に電源が投入された後、内燃機関103の始動(点火制御)前に、ドライバ回路Dを制御して、モータ102を回転させる。
そして、図3に示すように、制御部CONは、例えば、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号が第2のレベル(“Low”レベル)となる(パルス(3)の後の)第2時間(tl)を測定する。
そして、制御部CONは、測定した第2時間(tl)と第2の極性の磁極G2の幅に基づいて、モータ102の回転子102aの角速度を算出する。
なお、第2の極性の磁極G2の幅は、既述のように固定された(一定の)既知の値であるので、この既知の幅の値を測定した第2時間(tl)で除算することで、モータ102の回転子102aの角速度を算出することができる。
そして、制御部CONは、当該第2時間(tl)を測定した後に、パルス信号が第1のレベル(“High”レベル)となる(パルス(4)の)第1時間(th)を測定する。
そして、制御部CONは、測定した第1時間(th)と算出した角速度に基づいて、当該第2時間が測定された第2の極性の磁極G2に隣接する第1の極性の磁極G1の幅を推定する。
なお、パルス(4)の幅に対応する測定した第1時間(th)と、算出した当該角速度とを乗算することで、当該第1の極性の磁極G1の幅が算出(推定)される。
そして、制御部CONは、モータ102の位相の検出時に、記憶部Mから、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を読み出す。
そして、制御部CONは、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を特定することで、モータ102の位相を検出する。
ここで、既述のように、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第1の極性(N極)の磁極G1の幅は、モータ102の回転方向Rに異なって設定されている。さらに、モータ102の回転方向Rにおけるセンサ104の複数の第2の極性の磁極(S極)G2の幅(長さ)は、同じになるように設定されている。
これにより、センサ104のホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータ102が360°回転する前に、モータ102の位相が特定されることとなる。
さらに、既述のように、モータ102の回転方向Rにおける複数の第2の極性の磁極G2の幅(図2の例では、モータ102の回転角36°に対応)は、連続する2つの第1の極性の磁極G1の幅の既述の差(図2の例では、モータ102の回転角12°に対応)よりも、大きくなるように設定されている。
これにより、制御部CONは、より確実にパルス信号のレベルの変化を検出して、モータ102の位相の推定を実行することができる。
なお、図3の例では、最大位置決め回転角は、パルス(3)の幅、その後の“Low”レベルの期間、及びパルス(4)の幅となり、モータ102を360°回転する前に、モータ102の位相を特定することができる。
さらに、図3に示すように、モータの回転角は内燃機関103のクランク角と対応しており、モータの位相を特定することで、内燃機関のステージ(各工程)を特定することができる。
これにより、制御部CONは、記憶部Mを参照し、センサ104を用いて検出した内燃機関103の回転速度およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点)に基づいて、ドライバ回路Dを制御してモータ102を駆動することにより、内燃機関103を起動するとともに、内燃機関103を駆動することができる。
このように、本実施例1に係る駆動制御システム1000の制御方法によれば、センサ104の複数の第1の極性の磁極Gの幅が異なって(不均一に)設定されており、複数の第2の極性の磁極Gの幅は、同じになるように設定されていることから、センサ104のホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータ102が360°回転する前に、モータ102の位相が特定されることとなる。
すなわち、本実施例1に係る駆動制御システム1000の制御方法によれば、モータ102の位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることができる。
本実施例2では、駆動制御システム1000の制御方法の他の例について説明する。
ここで、図4は、図1、図2に示すセンサ104が出力するパルス信号と、内燃機関103のクランク角(モータ102の回転角)との関係の他の例を示す図である。
ここでは、特に、図4を参照して、制御部CONが、センサ104が出力するパルス信号に基づいて、演算して、モータ102の位相を検出(推定)する動作について説明する。
先ず、制御部CONは、例えば、駆動制御システム1000に電源が投入された後、内燃機関103の始動(点火制御)前に、ドライバ回路Dを制御して、モータ102を回転させる。
そして、図4に示すように、制御部CONは、例えば、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号が第2のレベル(“Low”レベル)となる(パルス(2)の後の)第2時間(tl)を測定する。
そして、制御部CONは、当該第2時間(tl)を測定した後に、パルス信号が第1のレベル(“High”レベル)となる(パルス(3)の)第1時間(th)を測定する。
そして、制御部CONは、センサ104のホール素子104bが出力するパルス信号が第2のレベル(“Low”レベル)となる第2時間(tl)を測定した後、第1時間(th)を測定し、再度、当該パルス信号が第2のレベル(“Low”レベル)となる第2時間(tl)を測定する。
そして、制御部CONは、測定した2つの当該第2時間(tl)、(tl)の平均値と第2の極性の磁極Gの幅に基づいて、モータ102の回転子102aの角速度を算出するようになっている。
なお、第2の極性の磁極G2の幅は、既述のように固定された(一定の)既知の値であるので、この既知の幅の値を測定した2つの当該第2時間(tl)、(tl)の平均値で除算することで、モータ102の回転子102aの角速度を算出することができる。
そして、制御部CONは、測定した第1時間(th)と算出した角速度に基づいて、当該第2時間が測定された第2の極性の磁極G2に隣接する第1の極性の磁極G1の幅を推定する。
なお、パルス(4)の幅に対応する測定した第1時間(th)と算出した当該角速度とを乗算することで、当該第1の極性の磁極G1の幅が算出(推定)される。
そして、制御部CONは、モータ102の位相の検出時に、記憶部Mから、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を読み出す。
そして、制御部CONは、推定した第1の極性の磁極Gの幅に関連付けられたモータ102の位相を特定することで、モータ102の位相を検出する。
なお、図4の例では、最大位置決め回転角は、パルス(3)の幅、その後の“Low”レベルの期間、及びパルス(4)の幅、その後の“Low”レベルの期間となり、モータ102を360°回転する前に、モータ102の位相を特定することができる。
そして、図4に示すように、モータの回転角は内燃機関103のクランク角と対応しており、モータの位相を特定することで、内燃機関のステージ(各工程)を特定することができる。
なお、実施例2のその他の構成及び機能は、実施例1と同様である。
すなわち、本実施例3に係る駆動制御システム1000の制御方法によれば、実施例1と同様に、モータ102の位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることができる。
以上のように、本発明の一態様に係る駆動制御システムは、モータ102と、モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、モータの回転方向に第1の極性(例えば、N極)の磁極と第2の極性(例えば、S極)の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、モータの固定子に回転子の外周と対向する位置に設けられ、検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベル(例えば、“High”レベル)のパルス信号を出力するとともに検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベル(例えば、“Low”レベル)のパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサ104と、モータの動作を制御するドライバ回路Dと、センサのホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータの位相を検出するとともに、ドライバ回路を制御してモータを駆動する制御部CONと、を備える。
そして、モータの回転方向におけるセンサの複数の第1の極性の磁極の幅は、モータの回転方向に(順回転方向及び逆回転方向を含む方向)に異なって設定されており、モータの回転方向におけるセンサの複数の第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている。
このように、本発明の駆動制御システムでは、センサの複数の第1の極性の磁極の幅が異なって(不均一に)設定されており、複数の第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されていることから、センサのホール素子が出力するパルス信号に基づいて、モータが360°回転する前に、モータの位相が特定されることとなる。
すなわち、本発明の駆動制御システムによれば、モータの位相を特定する時間を短縮して、モータ制御の高速化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1000 駆動制御システム
100 駆動制御装置
B バッテリ
102 モータ
103 エンジン(内燃機関)
104 センサ
CON 制御部
M 記憶部
D ドライバ回路

Claims (17)

  1. モータと、
    前記モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、前記モータの固定子に設けられ、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、
    前記モータの動作を制御するドライバ回路と、
    前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータの位相を検出するとともに、前記ドライバ回路を制御して前記モータを駆動する制御部と、を備え、
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
    ことを特徴とする駆動制御システム。
  2. 前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に1回転する順番に、大きくなるように異なって設定され若しくは小さくなるように異なって設定されており、
    前記モータの前記回転方向において連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の差が、前記モータの前記回転方向に1回転する範囲において、一定の大きさになるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御システム。
  3. 前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差に対応する前記回転子の角度が3°、6°、又は、12°である
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動制御システム。
  4. 前記モータの前記回転方向における複数の前記第2の極性の磁極の幅は、前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差よりも、大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載の駆動制御システム。
  5. 前記モータの前記回転方向における複数の前記第2の極性の磁極の幅は、前記連続する2つの前記第1の極性の磁極の幅の前記差の3倍である
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動制御システム。
  6. 前記制御部は、
    前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定し、測定した前記第2時間と前記第2の極性の磁極の幅に基づいて、前記モータの前記回転子の角速度を算出し、
    前記第2時間を測定した後に、前記パルス信号が前記第1のレベルとなる第1時間を測定し、測定した前記第1時間と算出した前記角速度に基づいて、前記第2時間が測定された第2の極性の磁極に隣接する第1の極性の磁極の幅を推定し、推定した第1の極性の磁極の幅に関連付けられた前記モータの位相を特定することで、前記モータの位相を検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動制御システム。
  7. 前記制御部は、
    前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定した後、前記第1時間を測定し、再度、前記パルス信号が前記第2のレベルとなる第2時間を測定し、測定した2つの前記第2時間の平均値と前記第2の極性の磁極の幅に基づいて、前記モータの前記回転子の角速度を算出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動制御システム。
  8. 前記第1の極性の磁極の幅と前記モータの位相とを関連付けて記憶する記憶部Mをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の駆動制御システム。
  9. 前記制御部は、前記モータの位相の検出時に、前記記憶部から、推定した前記第1の極性の磁極の幅に関連付けられた前記モータの位相を読み出す
    ことを特徴とする請求項8に記載の駆動制御システム。
  10. 前記モータは、前記回転子が内燃機関のクランク軸に接続されるとともに、前記内燃機関にトルクを付与するものであり、
    前記制御部は、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記内燃機関のクランクの位相を検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の駆動制御システム。
  11. 前記制御部は、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータが回転している方向を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御システム。
  12. 前記ホール素子は、前記モータの前記回転子の外周に回転方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1に記載の駆動制御システム。
  13. 前記駆動制御システムは、二輪車に積載され、前記モータは前記二輪車の内燃機関に接続され、前記制御部は、前記ドライバ回路により前記モータを駆動することにより、前記内燃機関を駆動する
    ことを特徴とする請求項10に記載の駆動制御システム。
  14. 前記モータの前記回転子における、最小の幅の第1の極性の磁極の位置は、内燃機関の上死点のクランク角に対応していることを特徴とする請求項10に記載の駆動制御システム。
  15. 前記ホール素子は、前記回転子の前記外周と対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の駆動制御システム。
  16. モータと、前記モータの回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成された検出用磁石と、前記モータの固定子に設けられ、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するホール素子と、を含むセンサと、前記モータの動作を制御するドライバ回路と、制御部と、を備えた駆動制御システムの制御方法であって、
    前記制御部により、前記センサの前記ホール素子が出力する前記パルス信号に基づいて、前記モータの位相を検出するとともに、前記ドライバ回路を制御して前記モータを駆動すること、を備え、
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
    ことを特徴とする駆動制御システムの制御方法。
  17. モータであって、
    回転子と、
    固定子と、を備え、
    センサの検出用磁石が、前記モータの前記回転子の外周に回転方向に沿って設けられ、前記モータの回転方向に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが交互に複数個配置されて構成され、
    前記センサのホール素子が、前記モータの前記固定子に設けられ、
    前記ホール素子は、前記検出用磁石の第1の極性の磁石の磁束を検出すると第1のレベルのパルス信号を出力するとともに前記検出用磁石の第2の極性の磁極の磁束を検出すると第2のレベルのパルス信号を出力するものであり
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第1の極性の磁極の幅は、前記モータの前記回転方向に異なって設定されており、
    前記モータの前記回転方向における前記センサの複数の前記第2の極性の磁極の幅は、同じになるように設定されている
    ことを特徴とするモータ。
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