JPWO2019142499A1 - シミュレーションシステム、およびシミュレート方法 - Google Patents

シミュレーションシステム、およびシミュレート方法 Download PDF

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Abstract

搬送システムの処理能力に関する情報を算出する複数の実行部と、複数の実行部との間で情報の授受を行う最適化部(120)とを備え、複数の実行部は、相互に異なる数式に基づきそれぞれシミュレーションを実行するものであり、最適化部(120)は、実行部のシミュレーション結果である結果値を取得し、取得した結果値が所定の判断条件を満たすか否かを判断する判断部(121)と、判断条件を満たしていない場合、結果値に基づき一の実行部とは異なる他の、または同一の実行部にシミュレーションを実行させる実行指示部(122)と、判断条件を満たしている場合、各実行部が算出した結果値を搬送システムの処理能力として出力する出力部(123)とを備えるシミュレーションシステム(100)。

Description

本願発明は、複数種類の搬送装置を備える搬送システムの処理能力をシミュレーションにより導出するシミュレーションシステムに関する。
配送センターなどに備えられる搬送システムは、荷物を搬送する搬送装置として、スタッカクレーンと棚とを備えた自動倉庫、コンベア、有軌道や無軌道の無人搬送車などを組み合わせた状態で備えている。従来、搬送システムの最適制御を達成するために、搬送システムに対応した荷物の搬送シミュレーションを随時実行し、搬送システムの構築を行っていた。
特許文献1には、搬送装置のレイアウトを容易に変更することができ、複雑なレイアウトでも短時間でシミュレーションを実行することができ、結果値として搬送システムの処理能力に関する情報を算出するシミュレーションシステムが開示されている。
特開2017−84080号公報
上記のようなシミュレーションは、任意に設定された搬送装置のレイアウトにおいて、所定のモデルを用いて荷物の搬送状態をシミュレーションし搬送システムの処理能力を結果値として算出する。
上記のようなシミュレーションプログラムを用いた場合、任意に設定した搬送装置のレイアウトに基づきシミュレーションを実行する。シミュレーション結果に基づいて搬送装置の入れ替えやレイアウトの変更などを変更してシミュレーションを再度実行する。これらを繰り返すことにより所望の処理能力を実現した最適な搬送システムを構築することが行われている。
しかし、シミュレーション用のモデルは複数種類あるため、搬送システムの構築に最適なシミュレーション結果を得るには、シミュレーションに対する豊富な専門的知識に基づき最適なシミュレーションプログラムを選定しなければならない。従って誰もが容易にシミュレーションを駆使し最適な搬送システムを構築できるとは限らない。また、シミュレーションのモデルを選定できたとしても、昨今では搬送システムの規模が大きく複雑になり、短い時間で最適な搬送システムを構築することが困難である。
本願発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、規模の大きく複雑な搬送システムであっても比較的短時間でシミュレーションを実行することができ、搬送システムを構築するための豊富な情報を提供することができるシミュレーションシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の1つであるシミュレーションシステムは、複数種類の搬送装置を備える搬送システムの処理能力に関する情報を算出する複数の実行部と、複数の前記実行部のそれぞれとの間で情報の授受を行う最適化部とを備え、複数の前記実行部は、相互に異なる数式に基づきそれぞれシミュレーションを実行するものであり、前記最適化部は、前記実行部のシミュレーション結果である結果値を取得し、取得した前記結果値が所定の判断条件を満たすか否かを判断する判断部と、前記判断部が判断条件を満たしていないと判断した場合、前記結果値に基づき前記実行部とは異なる他の、または同一の前記実行部にシミュレーションを実行させる実行指示部と、前記判断部が判断条件を満たしていると判断した場合、各実行部が算出した結果値を搬送システムの処理能力として出力する出力部とを備える。
これによれば、管理された条件下でモデルの異なるシミュレーションを各実行部が相互に情報を提供し合いながら行うため、搬送システム構築に必要な処理能力に関する確度の高い情報を比較的短時間で豊富に提供することができる。また、シミュレーションシステムを操作する操作者にシミュレーションに対する深い知識がない場合でも、搬送システム構築に必要な情報を提供することができる。
また、入力された前記搬送装置のレイアウトをレイアウト情報として受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けたレイアウト情報に基づき少なくとも1つの前記実行部がシミュレーションを実行するための情報を生成する情報生成部とを備え、前記実行指示部は、前記情報生成部が生成した情報に基づき選定した前記実行部にシミュレーションを実行させてもよい。
これにより、各搬送装置について実行部が初期に使用する情報を詳細に知らない操作者であっても、搬送装置のレイアウトを入力するだけで、搬送システムの処理能力を示す情報を取得することができる。
また、前記判断部は、前記実行部が算出した結果値が同一の実行部に対応した閾値以上である、または同一の実行部に対応した閾値未満であることを個別条件とし、所定数の前記実行部が算出した結果がそれぞれ個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断してもよい。また、前記判断部は、同じ前記実行部において、新しく算出した結果値が先に算出した結果値に対して変化が認められないことを個別条件とし、所定数の前記実行部の算出した結果値が個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断してもよい。
また、全ての前記実行部は、数理モデルに基づきシミュレーションを実行してもよい。
これによれば、迅速に搬送システムの処理能力を示す結果値を取得することができる。
また、前記実行部の一つは、待ち行列理論によりシミュレーションを実行し、前記実行部の他の一つは、スケジューリング理論によりシミュレーションを実行してもよい。
これによれば、搬送システムの処理能力を効果的費用化できる、待ち行列とガントチャートを求めることができる。
また、前記実行部が実行するシミュレーション結果に最も大きな影響を与える前記搬送装置の一つを探索により特定し報知する探索部をさらに備える。
これによれば、搬送装置のレイアウトを変更する際に好適に利用でき、より良いレイアウトを構築する一助となる。
なお、前記シミュレーションシステムが含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明は搬送システムの処理能力に関する豊富な情報を比較的短時間でシミュレーションにより得ることができる。
実施の形態に係るシミュレーションシステムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る出力部により表示装置に出力した一の出力例を示す図である。 実施の形態に係る出力部により表示装置に出力した他の出力例を示す図である。 実施の形態に係る受付部に基づくグラフィカルな接続状態が表示された画面を示す図である。 実施の形態に係るシミュレーションシステムの動作の流れを示すフローチャートである。 他の例における受付部に基づくグラフィカルな接続状態が表示された画面を示す図である。
次に、本願発明に係るシミュレーションシステムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係るシミュレーションシステムの一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本願発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本願発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本願発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
(実施の形態)
図1は、シミュレーションシステムの機能構成を示すブロック図である。シミュレーションシステム100は、複数種類の搬送装置を備える搬送システムについて、荷物の搬送に関するシミュレーションを実行し搬送システムの処理能力を導出するシステムであり、複数の実行部と、最適化部120とを備えている。本実施の形態の場合、シミュレーションシステムは受付部131と、情報生成部132と、記憶部101とをさらに備えている。
また本実施の形態の場合シミュレーションシステムは、CPU(Central Processing Unit)を備え、CPUが記憶部101に記憶されたプログラムを実行することにより各機能部を実現するものとして説明する。
また、シミュレーションの対象となる搬送システムが備える搬送装置としては、ケースなどの荷物を主として水平方向に搬送するケースコンベア、複数の荷物を一体に保持するパレットを主として水平方向に搬送するパレットコンベア、スタッカクレーンと荷物を保持する棚とが組み合わされた自動倉庫、荷物を振り分けるソーター、軌条に沿って荷物を搬送する有軌道無人搬送車、床面などを無軌条で走行し荷物を搬送する無軌道無人搬送車、人、またはロボットにより荷物の中から商品をオーダーに従って所定の個数をピックアップして複数の商品を集めて他の荷物に収納し搬出するピッキングステーション等を例示できる。また、パレットから荷物を取り出すバラし装置なども搬送装置に含まれる。さらに、塗装装置などの加工装置や検査装置なども、荷物が搬入され搬入された荷物に対して加工や検査などを行い、その後荷物を搬出し、複数の荷物を一時的に保管(バッファ)するため、シミュレーションシステム100に置いては、搬送装置の1つとして扱っている。
実行部は、仮想的にレイアウトされ相互に接続された複数の搬送装置からなる搬送システムの処理能力、具体的には、単位時間内に何個の荷物を受け入れ、単位時間内に搬送システム内で何個の荷物の搬送やバッファを行い、単位時間内に何個の荷物を搬出できるか等の処理能力を相互に別の数理モデル(数式)に従いそれぞれシミュレーションする処理部である。本実施の形態の場合、シミュレーションシステム100は、実行部として第一実行部111と、第二実行部112とを備えている。
第一実行部111は、待ち行列理論を用いたシミュレーションを実行する処理部である。第一実行部111に用いられる変数としては、例えば、搬送システムが備える搬送装置の数、各搬送装置の容量、各搬送装置のバッファ、各搬送装置の到着率、各搬送設備のサービス率などである。
第一実行部111のシミュレーション実行の結果値としては、例えば、各搬送装置の有効到着率、各搬送装置の有効サービス率、所定の搬送装置とその前後に接続される搬送装置の接続状態における定常状態確立などである。
第二実行部112は、スケジューリング理論を用いたシミュレーションを実行する処理部である。第二実行部112に用いられる変数としては、例えば、搬送装置の1つであるピッキングステーションの場所、ピッキングステーションの入力バッファ容量、出力バッファ容量、搬送及び作業待ちが発生することにより、荷物が滞留する箇所となるゲートの数を示すゲート数、ピッキング処理時間、入力バッファから次の入力バッファへの移動時間、出力バッファから次の出力バッファへの移動時間、ゲートと次のゲートへの移動時間、オーダーの発生時刻などである。
第一実行部111は、第二実行部112により算出された結果値、および情報生成部132から取得した情報の少なくとも一方を用いてシミュレーションを実行することができ、第二実行部112は、第一実行部111により算出された結果値、および情報生成部132から取得した情報の少なくとも一方を用いてシミュレーションを実行することができるものである。
第二実行部112のシミュレーション実行の結果値としては、例えば、各ピッキングステーションにおけるオーダーの処理開始時刻である。
最適化部120は、複数の実行部が算出する結果値が最適値となるように実行部との間で情報の授受を行う処理部であり、判断部121と、実行指示部122と、出力部123とを備えている。本実施の形態の場合最適化部120は、探索部124を備えている。最適化部120は、情報生成部132が生成した情報、第一実行部111が算出した結果値、および第二実行部112が算出した結果値の少なくとも1つを記憶する保持部を備えている。保持部は、同じ種類の結果値が入力された場合、上書きしても良く、また、所定量の情報を保持しておき、オーバーフローする場合は古い情報から消去するものなどでもよい。また、最適化部120は、保持部で記憶している情報を適宜第一実行部111、および第二実行部112の少なくとも一方に出力することができる。
判断部121は、複数の実行部の内のいずれかのシミュレーション結果である結果値を取得し、取得した結果値が所定の判断条件を満たすか否かを判断する処理部である。判断部121が判断するための基準である判断条件は、特に限定されるものではなく、対応する搬送システムの種類、目的などによって変化する。また、各実行部のシミュレーションのモデルが異なっているため、判断部121は、各実行部が算出した結果値をそれぞれの個別条件で判断し、各実行部の結果値に対する各判断結果の総括が判断条件を満たすか否かで判断を行ってもよい。この場合、実行部の数だけの個別条件と個別条件を満たしたか否かを総括的に判断する判断条件を判断部121は用いている。本実施の形態の場合、判断部121は、第一実行部111に対応する第一個別条件と、第二実行部112に対応する第二個別条件と、これらを総括する判断条件を備えている。
具体的に例えば、判断部121は、第一実行部111が算出した結果値が第一実行部111に対応した閾値以上である、または第一実行部111に対応した閾値未満であることを第一個別条件とし、第二実行部112が算出した結果値が第二実行部112に対応した閾値以上である、または第二実行部112に対応した閾値未満であることを第二個別条件とし、第一実行部111が算出した結果が第一個別条件を満たし、かつ第二実行部112が第二個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断する。
また、判断部121は、第一実行部111において、新しく算出した結果値が先に算出した結果値に対して変化が認められないことを第一個別条件とし、第二実行部112において、新しく算出した結果値が先に算出した結果値に対して変化が認められないことを第二個別条件とし、第一実行部111の算出した結果値、および第二実行部112が算出した結果値がそれぞれ個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断してもよい。
なお、判断部121は、全ての実行部の結果値を用いて判断するのではなく、実行部の内のいくつかの結果値だけに基づき判断条件を満たすか否かを判断してもかまわない。例えば、1つの実行部の結果値だけを判断する場合、個別条件と判断条件は一致する。
実行指示部122は、判断部121が判断条件を満たしていないと判断した場合、取得した結果値に基づき当該結果値を算出した実行部とは異なる他の、または同一の実行部にシミュレーションを実行させる処理部である。実行指示部122がいずれの実行部にシミュレーションを実行させるかは特に限定されるものではないが、例えば、シミュレーションを実行する実行部の順番を予め定めておき、実行指示部122は定められた順番に従い実行の指示を行ってもよい。また、実行指示部122は、取得した結果情報が個別条件を満たしていないため、判断条件を満たしていない場合は、個別条件を満たすまで同じ実行部にシミュレーションを実行させるなど、取得した結果値に基づきシミュレーションを実行させる実行部を動的に決定してもよい。
本実施の形態の場合、例えば、第二実行部112で算出された結果値によっては判断条件が満たされなかった場合、第二実行部112で算出された結果値の内のいくつかを第一実行部111の変数として第一実行部111に入力し、第一実行部111にシミュレーションを実行させ、また、第一実行部111で算出された結果値によっては判断条件が満たされなかった場合、第一実行部111で算出された結果値の内のいくつかを第二実行部112の変数として第二実行部112に入力し、第二実行部112にシミュレーションを実行させる。
具体的に例えば、待ち行列理論に基づき第一実行部111が算出した結果値が第一個別条件を満たしていないため判断条件が満たされない場合、算出された結果値の1つである最大バッファ数を第二実行部112の入力バッファ容量として入力する。
一方、スケジューリング理論に基づき第二実行部112が算出した結果値である各搬送装置の開始時間、終了時間などを第一実行部111に入力する。
出力部123は、判断部121が判断条件を満たしていると判断した場合、各実行部が最終的に算出した結果値を搬送システムの処理能力として表示装置210等に出力する処理部である。図2、図3は、出力部により表示装置に出力した出力例を示す図である。出力部123は、第一実行部111が最終的に出力した結果値である待ち行列を搬送装置と対応づけた表を作成して表示し(図2参照)、また、第二実行部112が算出した結果に基づき各搬送装置の搬送能力を含むガントチャートを作成して表示する。
探索部124は、実行部が実行するシミュレーション結果に最も大きな影響を与える搬送装置の少なくとも一つを探索により特定し報知する処理部である。本実施の形態の場合、出力部123が出力する。本実施の形態の場合、出力部123が表示のために作成した表、図、チャートなどを用いて探索した搬送装置を報知している。具体的には図2に示すように、転換機2の待ち行列が最も多く、搬送システム全体に最も大きな影響を与える搬送装置であるため、対応する待ち行列数と共に強調表示することにより報知している。
記憶部101は、各搬送装置の処理能力に関する情報である変数などを記憶する記憶装置である。記憶部101は、CPUに実行されるプログラムの一つである実行部に対応するシミュレーション用のプログラム等も格納される装置であり、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の記憶素子により構成されている。
記憶部101が記憶する変数などは特に限定されるものではないが、例えば、(a)速度、加減速度、動作タイマ値などの各搬送装置の制御パラメータ、(b)搬送装置の数、(c)搬送装置、ピッキング作業者に対する搬送、運搬の指示を決定する割付制御ロジック、(d)搬送レイアウトに記載されているバッファ数、搬送ルート長、(e)搬送物の流し方などを挙示することができる。
受付部131は、入力された搬送装置のレイアウトをレイアウト情報として受け付ける処理部である。本実施の形態の場合、図1に示すように、受付部131は、記憶部101に記憶された一の搬送装置のアウトプットと他の搬送装置のインプットとの接続をグラフィカルに受け付ける。受付部131は、搬送装置の種類に対応する第一アイコン221を表示させ、第一アイコン221を表示装置210の画面においてグラフィカルに接続することにより搬送装置の接続を受け付けている。
具体的には、インターフェース220により、画面の右端に並べて配置されている複数の第一アイコン221を左に設けられた接続画面229にドラッグし、接続画面229に先に配置されている第一アイコン221のOUTにドラックしている第一アイコン221のINが接続されるように配置することで、受付部131は、第一アイコン221に対応する搬送装置のアウトプットとインプットとの接続を受け付ける。
ここで、第一アイコン221の中に記載されているアルファベットは、本実施の形態の場合、以下のようになっている。つまり、CCV:ケースコンベア、PCV:パレットコンベア、AWH:自動倉庫、S:ソーター、RGV:有軌道無人搬送車、AGV:床無軌道無人搬送車等、DM:バラし装置である。
情報生成部132は、受付部131により受け付けたレイアウト情報に基づき少なくとも1つの実行部がシミュレーションを実行するための情報を生成する処理部である。情報生成部132が生成する情報は特に限定されるものではないが、例えば、各搬送装置の処理時間(搬送時間)、各搬送物の搬送開始時刻、各搬送物の搬送終了時刻、各搬送物の滞留(渋滞)時間などを挙示することができる。本実施の形態の場合、受付部131が受け付けた各搬送装置に対応する情報を記憶部101から抽出することにより情報を生成し、実行指示部122に情報を提供する。情報を情報生成部132から取得した実行指示部122は、取得した情報を初期条件とし、予め定められた実行部のいずれか、または、初期条件に適合しているとして選定した実行部のいずれかに初期条件を提供してシミュレーションを実行させる。
次に、シミュレーションシステム100の具体的動作の一例を図5に示すフローチャートに基づき説明する。
操作者は、インターフェース220を介して搬送システムのレイアウトを作図する(S101)。情報生成部132は、作図されたレイアウトに含まれる搬送装置の搬送能力、搬送スピードなどシミュレーションに用いられる情報を、記憶部101に記憶されたテーブルなどに基づき生成する。また、テーブルに登録されていない搬送装置や仕様が変更されている搬送装置についてはインターフェース220を介して操作者が入力し受付部131が受け付けてもかまわない。さらに、情報生成部132は、作図されたレイアウトに基づき搬送装置の接続状態を判定し、シミュレーションに必要な情報を生成する(S102)。なお、この段階で操作者が情報の追加、修正、削除などを行う事ができる。
次に、最適化部120の実行指示部122は、情報生成部132が生成した情報に基づき最初にどの実行部にシミュレーションを実行させるかを決定し、決定した実行部に情報を提供してこれに基づきシミュレーションを実行させる(S103)。最初にシミュレーションを実行する実行部は、特に限定されるものではなく、予め定められる、所定の確率で選定されるなどでもよい。本実施の形態の場合、第一実行部111に初期のシミュレーションを実行させることが予め定められている。
次に、実行指示部122に指示された実行部においてシミュレーションが実行され(S104)、算出された結果値が判断条件を満たすかを判断部121が判断する(S105)。なお、複数の実行部の全て、または所定の複数の実行部の結果値が得られるまで判断条件は満たさないものとなっている。
次に、判断条件が満たされていないと判断部121が判断した場合、実行指示部122は、次にシミュレーションを実行する実行部を決定し(S106)、新しく取得した結果値を決定した実行部に提供してシミュレーションを実行の指示を行う。指示を受けた実行部は、提供された結果値を変数などとしてシミュレーションを実行する(S104)。
一方、判断条件が満たされていると判断部121が判断した場合、各実行部が最終的に算出した結果値を出力部123が搬送システムの処理能力に変換し、表やガントチャートなど操作者などが理解しやすい情報に変換して(図2、図3参照)表示装置210に出力する(S107)。
次に、処理能力が出力されると、当該処理能力が算出された際の少なくとも1つの実行部における変数を探索部124が取得し、実行部が実行するシミュレーション結果に最も大きな影響を与える搬送装置の少なくとも一つを探索により特定し、該当する搬送装置やその変数を報知する(S108)。報知方法は特に限定されるものではなく、例えば、出力部123が生成した表、ガントチャートなどの情報に報知する情報を重畳して示してもよい。また、S101にて作図されたレイアウト図に報知する情報を重畳して示してもかまわない。
最後に、処理能力を示し、ボトルネック箇所が示された画像を表示装置210が表示する(S109)。
以上のシミュレーションシステム100によれば、種類の異なるシミュレーションモデルでシミュレーションを実行する複数の実行部を備え、シミュレーションの結果である結果値をシミュレーションのための変数として相互に利用することで、複雑なレイアウトの搬送システムであっても高い精度で処理能力を算出することが可能となる。
また、異なる観点でシミュレーションを実行するため、搬送システムに対する多くの情報を出力することができ、各搬送装置のレイアウトの決定などに効果的に貢献することが可能となる。
さらに、搬送システムに対する多くの情報に基づきボトルネックを探索し報知することができるため、搬送装置のレイアウト組替などに有効な情報を提供することが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、受付部131が受け付けるレイアウトの情報は図6に示すような簡易的なものであっても構わない。
また、実行部が2つの場合を説明したが、シミュレーションシステム100は、3以上の実行部を備えていてもかまわない。
本願発明は、物流拠点や生産工場など複数の搬送装置を組み合わせて、荷物を自動的に搬送する搬送システムの設計に利用可能である。
100 シミュレーションシステム
101 記憶部
111 第一実行部
112 第二実行部
120 最適化部
121 判断部
122 実行指示部
123 出力部
124 探索部
131 受付部
132 情報生成部
210 表示装置
220 インターフェース
221 第一アイコン
229 接続画面

Claims (8)

  1. 複数種類の搬送装置を備える搬送システムの処理能力に関する情報を算出する複数の実行部と、
    複数の前記実行部のそれぞれとの間で情報の授受を行う最適化部とを備え、
    複数の前記実行部は、
    相互に異なる数式に基づきそれぞれシミュレーションを実行するものであり、
    前記最適化部は、
    前記実行部のシミュレーション結果である結果値を取得し、取得した前記結果値が所定の判断条件を満たすか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が判断条件を満たしていないと判断した場合、前記結果値に基づき前記実行部とは異なる他の、または同一の前記実行部にシミュレーションを実行させる実行指示部と、
    前記判断部が判断条件を満たしていると判断した場合、各実行部が算出した結果値を搬送システムの処理能力として出力する出力部とを備える
    シミュレーションシステム。
  2. 入力された前記搬送のレイアウトをレイアウト情報として受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けたレイアウト情報に基づき少なくとも1つの前記実行部がシミュレーションを実行するための情報を生成する情報生成部とを備え、
    前記実行指示部は、
    前記情報生成部が生成した情報に基づき選定した前記実行部にシミュレーションを実行させる
    請求項1に記載のシミュレーションシステム。
  3. 前記判断部は、
    前記実行部が算出した結果値が同一の実行部に対応した閾値以上である、または同一の実行部に対応した閾値未満であることを個別条件とし、所定数の前記実行部が算出した結果がそれぞれ個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断する
    請求項1または2に記載のシミュレーションシステム。
  4. 前記判断部は、
    同じ前記実行部において、新しく算出した結果値が先に算出した結果値に対して変化が認められないことを個別条件とし、所定数の前記実行部の算出した結果値が個別条件を満たした場合に判断条件を満たしたと判断する
    請求項1または2に記載のシミュレーションシステム。
  5. 全ての前記実行部は、数理モデルに基づきシミュレーションを実行する
    請求項1から4のいずれか一項に記載のシミュレーションシステム。
  6. 前記実行部の一つは、待ち行列理論によりシミュレーションを実行し、前記実行部の他の一つは、スケジューリング理論によりシミュレーションを実行する
    請求項5に記載のシミュレーションシステム。
  7. 前記実行部が実行するシミュレーション結果に最も大きな影響を与える前記搬送装置の一つを探索により特定し報知する探索部をさらに備える
    請求項1から6のいずれか一項に記載のシミュレーションシステム。
  8. 複数種類の搬送装置を備える搬送システムの処理能力に関する情報を複数の実行部が算出し、
    複数の前記実行部のそれぞれとの間で最適化部が情報の授受を行うシミュレート方法であって、
    複数の前記実行部は、
    相互に異なる数式に基づきそれぞれシミュレーションを実行し、
    前記最適化部において、
    前記実行部のシミュレーション結果である結果値を取得し、取得した前記結果値が所定の判断条件を満たすか否かを判断部が判断し、
    前記判断部が判断条件を満たしていないと判断した場合、実行指示部が前記結果値に基づき前記実行部とは異なる他の、または同一の前記実行部にシミュレーションを実行させ、
    前記判断部が判断条件を満たしていると判断した場合、出力部が各実行部が算出した結果値を搬送システムの処理能力として出力する
    シミュレート方法。
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