JPWO2019111587A1 - エアバッグ装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造でありながらウィンドシールドの破損を防止可能なエアバッグ装置を提供すること。また、乗員の速やかな拘束に寄与するエアバッグを提供すること。【解決手段】本発明に係るエアバッグ装置は、車両のウィンドシールドの内側で膨張展開することで車室内の乗員を拘束するエアバッグと;エアバッグを膨張させるためのガスを発生するインフレータとを備えている。前記エアバッグは、乗員側に向かって展開する第1の折り畳み部分と;前記第1の折り畳み部分のウィンドシールド側に位置し、少なくとも一部に前記第1の折り畳み部分の上部に覆い被さるオーバーラップ領域を有する第2の折り畳み部分とを含む。そして、少なくとも前記エアバッグの展開初期の段階では、前記第1の折り畳み部分がウィンドシールド側に向かって展開するのを前記第2の折り畳み部分によって規制するように構成される。【選択図】図2

Description

本発明は車両用エアバッグ装置に関し、特に、インストルメントパネルに収容される助手席用エアバッグ装置の構造及び製造方法に関する。
車両の事故発生時に乗員を保護するために、1つまたは複数のエアバッグを車両に設けることは周知である。エアバッグは、例えば、自動車のステアリングホイールの中心付近から膨張して運転者を保護する、いわゆるドライバエアバッグ、助手席の乗員を保護する助手席用エアバッグ、自動車の窓の内側で下方向に展開して車両横方向の衝撃や横転、転覆事故時に乗員を保護するカーテンエアバッグ、車両横方向の衝撃時に乗員を保護すべく乗員の側部(シートの側部)で展開するサイドエアバッグなどの様々な形態がある。
ここで、助手席用エアバッグは、インストルメントパネル(ダッシュボード)内に収容され、ウィンドシールド(フロントガラス)の内側において助手席側に向かって展開する。このようなエアバッグにおいては、エアバッグの速やかな展開によって乗員を拘束することが基本的性能として要求される。
このような要求を満たすために、エアバッグの圧縮(折り畳み、ロール)の仕方を工夫することは、コストの面や、パッケージ性の面において有利であるが、現在までに実効性のある有効な手段は提案されていない。
また、上記のような助手席用エアバッグにおいては、展開時にウィンドシールドにエアバッグが強く接触し、ウィンドシールドが破損する恐れがあった。しかしながら、このような問題を解決する手段として、コストを含めて現実的なものは存在しない。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、簡素な構造でありながらウィンドシールドの破損を防止可能なエアバッグ装置及び、その製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、乗員の速やかな拘束に寄与するエアバッグ装置及び、その製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の形態に係るエアバッグ装置は、車両のウィンドシールドの内側で膨張展開することで車室内の乗員を拘束するエアバッグと;エアバッグを膨張させるためのガスを発生するインフレータとを備えている。前記エアバッグは、展開前の状態で、乗員側に位置する第1の折り畳み部分と;前記第1の折り畳み部分のウィンドシールド側に位置し、少なくとも一部に前記第1の折り畳み部分の上部に覆い被さるオーバーラップ領域を有する第2の折り畳み部分とを含む。そして、少なくとも前記エアバッグの展開初期の段階では、前記第1の折り畳み部分がウィンドシールド側に向かって展開するのを前記第2の折り畳み部分によって規制するように構成される。
本発明の第2の形態は、車両のウィンドシールドの内側で膨張展開することで車室内の乗員を拘束するエアバッグを製造する方法に適用され、前記エアバッグを平面に広げた状態から、車両の左右方向(幅方向)の両端部を内側に折り込んで、車両の前後方向に細長い形状とする工程と;前記細長い形状に折り畳まれた前記エアバッグの前記乗員側の所定範囲を折り畳んで第1の折り畳み部分を形成する工程と;前記細長い形状に折り畳まれたエアバッグの前記ウィンドシールド側の所定範囲を折り畳み、前記第1の折り畳み部分の上部に覆い被さるオーバーラップ領域を有する第2の折り畳み部分を形成する工程とを含む。そして、少なくとも前記エアバッグの展開初期の段階では、前記第2の折り畳み部分によって前記第1の折り畳み部分がウィンドシールド側に向かって展開するのを規制する。
上記のようなエアバッグ装置においては、エアバッグの展開初期の段階で、第2の折り畳み部分に相当する領域が第1の折り畳み部分に相当する領域の展開を規制するため、乗員側の領域(第1の折り畳み部分に相当)がウィンドシールド側に向かって急速に展開することがなく、エアバッグによるウィンドシールドへの衝撃を緩和することが可能となる。また、第1の折り畳み部分が無駄なく速やかに乗員側に展開するため、乗員の拘束性が向上することになる。
前記エアバッグの収容状態において、前記オーバーラップ領域の一部が、前記第1の折り畳み部分の折り目の一部に入り込む構造とすることができる。このような構造によれば、エアバッグの展開初期の段階において、第1の折り畳み部分がウィンドシールド側(垂直方向)に向かって急速に展開することを確実に抑制することが可能となる。
ここで、「オーバーラップ領域の一部が、第1の折り畳み部分の折り目の一部に入り込む」とは、第1の折り畳み部分の少なくとも一部を形成する重なり合った(向かい合う)2層の間に、オーバーラップ領域の一部が挟まれるように配置されることを意味する。
前記第1の折り畳み部分は展開時に主に乗員の胸部を拘束し、前記第2の折り畳み部分は乗員の頭部を拘束するように構成することができる。
前記第2の折り畳み部分の前記ウィンドシールド側に位置し、前記エアバッグの展開初期の段階で、前記第1及び第2の折り畳み部分が前記ウィンドシールド側に展開するのを規制する第3の折り畳み部分を更に設けることができる。このように、第3の折り畳み部分を形成することにより、第1の折り畳み部分の展開挙動をより確実に規制、制御することが可能となる。
前記エアバッグの収容時において、前記第3の折り畳み部分と前記第2の折り畳み部分との間に、縦方向に延びる谷部を形成することが好ましい。このような谷部は、折り畳み工程で容易に形成可能であるにも拘わらず、その効果は大きい。展開初期の段階で、膨張ガスが第2の折り畳み部分と第3の折り畳み部分に流れ込むと、これら2つの領域が谷部において前後方向に互いに押し合うような格好となり、第2の折り畳み部分と第1の折り畳み部分を乗員方向(後方)に押し出すように導くことが可能となる。
前記第1の折り畳み部分に相当する前記エアバッグの領域の容量を、当該エアバッグの容量の50%以上を占めるようにすることができる。
なお、本出願において、「上、下」とは垂直方向の上側及び下側、又はインストルメントパネルの表面に対して垂直方向を示すものとする。また、「前、後」とは、車両の進行方向の前方及び後方を示し、「左、右」とは車両進行方向を向いた状態で車両幅方向の左側及び右側を示すものとする。
また、「折り畳み」とは、狭義の意味の重ねて畳む以外にも、ロール状にすること等、エアバッグを圧縮する種々の手法を含む意味である。
図1は、本発明が適用可能な助手席用エアバッグ装置の作動状態を示す説明図である。 図2は、本発明の実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグの収容状態を模式的に示す断面図である。 図3は、説明の便宜上、図2に示すエアバッグの一部を開放した(解いた)状態を示すものである。 図4は、本発明の実施例に係るエアバッグを収容する前の広げた状態を示す平面図であり、インフレータ側(裏側)から観察した様子を示す。 図5は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図6は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図であり、図5(A)の反対面(上面)を示す。 図7は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図8は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図9は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図10は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図11は、実施例に係るエアバッグクッションの折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。 図12(A)〜(D)は、実施例に係るエアバッグの展開状態を段階的に示す説明図である。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用可能な一般的な助手席用エアバッグ装置10の作動状態を示す説明図である。このエアバッグ装置10は、膨張展開可能な状態でハウジング20に収容されたエアバッグユニット12と、膨張ガスを発生するインフレータ18とを備えている。エアバッグ装置10は、インストルメントパネル16内に配置され、基本的に助手席の乗員14を拘束する。図において、12aは展開状態のエアバッグを示し、22は座席シートを示す。なお、エアバッグユニット12は、膨張展開するエアバッグクッション100と、折り畳まれたエアバッグクッション100を包囲するカバー部材200とを含む(図5〜図11参照)。
図2は、本発明の実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグクッション100の収容状態を模式的に示す断面図である。図3は、図2に示すエアバッグクッション100の一部を意図的に開放した(ほどいた)状態を示すものである。
本実施例に係るエアバッグ装置は、車両のウィンドシールドWSの内側で膨張展開することで車室内の乗員14を拘束するエアバッグクッション100と;エアバッグクッション100を膨張させるためのガスを発生するインフレータ18とを備えている。
エアバッグクッション100は、乗員側に向かって展開する第1の折り畳み部分102と;第1の折り畳み部分102のウィンドシールドWS側に位置し、少なくとも一部に第1の折り畳み部分102の上部に覆い被さるオーバーラップ領域(図3参照)を有する第2の折り畳み部分104と;第2の折り畳み部分104のウィンドシールドWS側に位置する第3の折り畳み部分106を含む。なお、エアバッグクッション100は、3つの折り畳み部分102,104,106を含むが、クッションとしては単一の袋状であり、折り畳み方によって3つの折り畳み部分102,104,106が成形されているに過ぎない。
第1の折り畳み部分102は、少なくともエアバッグクッション100の展開初期の段階では、第2の折り畳み部分104によってウィンドシールドWS側に向かって展開するのを規制される。更に、第3の折り畳み部分106によって、第1及び第2の折り畳み部分102,104がウィンドシールドWS側に展開するのが規制される。このような構成により、エアバッグクッション100が展開初期の段階で真っ先にウィンドシールドWS側(垂直方向)に展開することなく、垂直よりも乗員側に傾いた斜め方向に展開するという展開挙動を導き出している。
なお、エアバッグクッション100の展開時において、第1の折り畳み部分102が乗員の胸部付近を拘束し、第2の折り畳み部分104が乗員の頭部付近を拘束するようになっている。
図2及び図3に示すように、エアバッグクッション100の収容状態において、第2の折り畳み部分104のオーバーラップ領域の一部(先端側)が、第1の折り畳み部分102の折り目の一部に入り込んでいる。すなわち、第1の折り畳み部分102の少なくとも一部を形成する重なり合った(向かい合う)2層の間に、オーバーラップ領域の一部が挟まれるように配置される。
なお、第2の折り畳み部分104のオーバーラップ領域は、必ずしも第1の折り畳み部分102の折り目に入り込んでいる必要はなく、上に被さっているだけでも、一定の効果を得ることができる。また、第2の折り畳み部分104のオーバーラップの先端が入り込む第1の折り畳み部分102の折り目は、最上段に限らず、蛇腹折りの2段目、3段目とすることも可能である。
図2及び図3に示すように、エアバッグクッション100の収容時において、第3の折り畳み部分106と第2の折り畳み部分104との間に、左右方向に幅を有し、縦方向(概ね垂直方向)に延びる谷部107が形成されている。
なお、第1の折り畳み部分102と、第2の折り畳み部分104と、第3の折り畳み部分106の各々に相当するエアバッグクッションの膨張空間については、第1の折り畳み部分102がエアバッグクッション100の総容量の50%以上を占める。このため、第1の折り畳み部分102に相当する領域がメイン領域と言うこともできる。
次に、エアバッグ12の収容手順について、エアバッグクッション100の折り畳み工程を中心に説明する。
図4は、エアバッグクッション100を収容する前の広げた状態を示す平面図であり、インフレータ側(裏側)から観察した様子を示す。図5〜図11は、本実施例に係るエアバッグクッション100の折り畳み工程を示す平面図(A)、側面図(B)である。
まず、図4に示すように、袋状のエアバッグクッション100を広げた状態から、前後方向に平行に延びる2本の折り線110に沿って、左右両側100L,100Rを内側に折り込み(タックインして)、図5(A)及び図6に示すように前後方向に細長い状態とする。符号108は、インフレータ18を配置する開口部である。
なお、図5(A)においては、説明の便宜上、カバー部材200の一部のみを図示する。また、図5(A),(B)において、黒塗りの半円は山折りの基準となるマークであり、白抜きの半円は谷折りの基準となるマークである。
次に、図6の状態から、エアバッグクッション100の後端側(乗員側)の部分102aを蛇腹状に折り畳んで第1の折り畳み部分102を形成する(図7参照)。なお、第1の折り畳み部分102は蛇腹状の他に、ロール状とすることもできる。
次に、エアバッグクッション100の前端部(ウィンドシールド側)の上層の部分104aを、図8に示すように、第1の折り畳み部分102の上に被さるように後方に向かって折り返す。
次に、第2の折り畳み部分104を構成する部分104aの先端側を、第1の折り畳み部分102の最上部の折り目の中に折り込むことで、第2の折り畳み部分104を成形する。この時、第2の折り畳み部分104の先端は、第1の折り畳み部分102の内側で二重に折り畳まれる。
次に、エアバッグクッション100の前端部(ウィンドシールド側)に残された層の部分106aを、図10に示すように、第2の折り畳み部分104に寄りかかるように、縦方向に長いロール状にすることで第3の折り畳み部分106を成形する。この時、第2の折り畳み部分104と第3の折り畳み部分106の境界部分には、縦方向に延びる谷部(隙間)107が形成される。ここで、谷部107は、上端部から第1の折り畳み部分102の根本付近まで延びる。なお、第3の折り畳み部分106を、ロール状ではなく、蛇腹状に折り畳むこともできる。
その後、図11に示すように、折り畳みが完成したエアバッグクッション100をカバー部材200で覆う。カバー部材200は1枚のファブリックから成形され、エアバッグクッション100を前後方向から包み込むようにする。
次に、図12(A)〜(D)を参照して、エアバッグクッション100の展開状態を段階的に説明する。
正面衝突のような異常事態が発生するとインフレータ18が作動し、膨張ガスがエアバッグクッション100の内部に流れ込む。そして、助手席前のインストルメントパネル16の表面が破断され、中からエアバッグクッション100がキャビン内に向かって展開する。エアバッグクッション100が展開を開始した直後には、第2の折り畳み部分104と第3の折り畳み部分106が膨張を開始し、谷部107を境にしてハウジング20の前後内壁を押すように展開する。
展開初期の段階では、図12(A)に示すように、第3の折り畳み部分106が略垂直方向に展開するとともに、第2の折り畳み部分104が展開を開始する。つづいて、(B)図に示すように、第1の折り畳み部分102が膨張を開始するが、第2及び第3の折り畳み部分104,106によって、第1の折り畳み部分102はウィンドシールドWS側への展開が規制され、乗員側に導かれるように展開を開始する。
その後、(C)図に示すように、最も容量の大きな第1の折り畳み部分102の展開が進むが、依然として第2の折り畳み部分104によって展開方向が乗員側にガイドされる。そして、エアバッグクッション100がフルに展開すると、(D)図のように、第2の折り畳み部分104に相当する領域が乗員の頭部付近を拘束し、第1の折り畳み部分102に相当する領域が乗員の胸部付近を拘束する。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。

Claims (12)

  1. 車両のウィンドシールドの内側で膨張展開することで車室内の乗員を拘束するエアバッグと;
    前記エアバッグを膨張させるためのガスを発生するインフレータとを備え、
    前記エアバッグは、展開前の状態で、乗員側に位置する第1の折り畳み部分と;前記第1の折り畳み部分のウィンドシールド側に位置し、少なくとも一部に前記第1の折り畳み部分の上部に覆い被さるオーバーラップ領域を有する第2の折り畳み部分とを含み、
    少なくとも前記エアバッグの展開初期の段階では、前記第1の折り畳み部分がウィンドシールド側に向かって展開するのを前記第2の折り畳み部分によって規制するように構成されたことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグの収容状態において、前記オーバーラップ領域の一部が、前記第1の折り畳み部分の折り目の一部に入り込むことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記第1の折り畳み部分は展開時に主に乗員の胸部を拘束し、前記第2の折り畳み部分は乗員の頭部を拘束するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記第2の折り畳み部分の前記ウィンドシールド側に位置し、前記エアバッグの展開初期の段階で、前記第1及び第2の折り畳み部分が前記ウィンドシールド側に展開するのを規制する第3の折り畳み部分を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記エアバッグの収容時において、前記第3の折り畳み部分と前記第2の折り畳み部分との間に、縦方向に伸びる谷部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記第1の折り畳み部分に相当する前記エアバッグの領域が、当該エアバッグの容量の50%以上を占めることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のエアバッグ装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のエアバッグ装置に使用されるエアバッグ。
  8. 車両のウィンドシールドの内側で膨張展開することで車室内の乗員を拘束するエアバッグを製造する方法において、
    前記エアバッグを平面に広げた状態から、車両の左右方向(幅方向)の両端部を内側に折り込んで、車両の前後方向に細長い形状とする工程と;
    前記細長い形状に折り畳まれた前記エアバッグの前記乗員側の所定範囲を折り畳んで第1の折り畳み部分を形成する工程と;
    前記細長い形状に折り畳まれたエアバッグの前記ウィンドシールド側の所定範囲を折り畳み、前記第1の折り畳み部分の上部に覆い被さるオーバーラップ領域を有する第2の折り畳み部分を形成する工程とを含み、
    少なくとも前記エアバッグの展開初期の段階では、前記第2の折り畳み部分によって前記第1の折り畳み部分がウィンドシールド側に向かって展開するのを規制することを特徴とするエアバッグの製造方法。
  9. 前記エアバッグの収容状態において、前記オーバーラップ領域の一部が、前記第1の折り畳み部分の折り目の一部に入り込むことを特徴とする請求項8に記載のエアバッグの製造方法。
  10. 前記第2の折り畳み部分の前記ウィンドシールド側に位置し、前記エアバッグの展開初期の段階で、前記第1及び第2の折り畳み部分が前記ウィンドシールド側に展開するのを規制する第3の折り畳み部分を更に有することを特徴とする請求項8又は9に記載のエアバッグの製造方法。
  11. 前記エアバッグの収容時において、前記第3の折り畳みと前記第2の折り畳み部との間に、縦方向に伸びる谷部を形成することを特徴とする請求項10に記載のエアバッグの製造方法。
  12. 前記第1の折り畳み部分に相当する前記エアバッグの領域が、当該エアバッグの容量の50%以上を占めることを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載のエアバッグの製造方法。
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