JPWO2019106738A1 - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019106738A1
JPWO2019106738A1 JP2019556445A JP2019556445A JPWO2019106738A1 JP WO2019106738 A1 JPWO2019106738 A1 JP WO2019106738A1 JP 2019556445 A JP2019556445 A JP 2019556445A JP 2019556445 A JP2019556445 A JP 2019556445A JP WO2019106738 A1 JPWO2019106738 A1 JP WO2019106738A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
pump
pump head
main body
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019556445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6769565B2 (ja
Inventor
潤 柳林
潤 柳林
信也 今村
信也 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Publication of JPWO2019106738A1 publication Critical patent/JPWO2019106738A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6769565B2 publication Critical patent/JP6769565B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/14Pistons, piston-rods or piston-rod connections
    • F04B53/144Adaptation of piston-rods
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/14Pistons, piston-rods or piston-rod connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/16Casings; Cylinders; Cylinder liners or heads; Fluid connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/22Arrangements for enabling ready assembly or disassembly

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

ポンプヘッド部は、最終的にはポンプボディに対してボルト等の固定部材によって固定されるが、固定部材によるポンプボディへの固定がなされる前の段階では、プランジャの軸方向に対して垂直な方向へポンプボディとは相対的に移動可能である。この状態で、プランジャ駆動部をポンプボディの先端側の所定位置まで移動させ、ポンプヘッド部とプランジャ駆動部とを嵌合させると、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致するような位置にポンプヘッド部が位置決めされる。この位置でポンプヘッド部を固定部材によってポンプボディに固定することで、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とを略一致させた状態でプランジャポンプを組み上げることができる。

Description

本発明は、例えば高速液体クロマトグラフ(HPLC)や超臨界流体クロマトグラフ(SFC)などの分析装置において移動相の送液に用いられるプランジャポンプに関するものである。
HPLCやSFCにおいて移動相を送液するための送液ポンプとして、2つのプランジャポンプを直列又は並列に接続したダブルプランジャ方式のポンプがよく用いられる。各プランジャポンプは、プランジャを先端で保持してプランジャの軸方向へ移動するプランジャ駆動部がポンプボディ内に収容され、ポンプボディの先端にポンプヘッドが配置されて構成されている。プランジャはポンプボディの先端からポンプヘッド内へ突出し、ポンプヘッド内に設けられたポンプ室内において軸方向へ摺動しながら往復動することで、ポンプ室内への液の吸入とポンプ室からの液の吐出が連続的に行なわれる。
ポンプヘッドのポンプ室の近傍には、プランジャの外周面を液密に保持してポンプ室からの液漏れを防止するプランジャシールが設けられている。プランジャシールは内周面がプランジャの外周面と摺動して磨耗するものであり、定期的な交換を要する消耗品である。プランジャシールが磨耗すると、ポンプ室からポンプボディ方向への液漏れが発生し、コンタミネーションや送液不良の原因となる。
プランジャシールの磨耗を促進させる要因として、プランジャとポンプ室との相対的な偏心、すなわち、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸との相対的なずれが挙げられる。プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが一致していれば、プランジャがプランジャシールの中心を通過するため、プランジャ外周面とプランジャシール内周面との間の摩擦力が均一に作用し、プランジャシールの内周面の磨耗が均一に進行することになる。
しかし、プランジャポンプを構成するポンプヘッドやポンプボディ、プランジャ駆動部といった部材には製造公差が存在するため、ポンプボディに対してポンプヘッドが正しく配置されていても、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸との間にずれが生じている場合が多い。プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸がずれていると、プランジャが動作する際のプランジャ外周面とプランジャシール内周面との間の摩擦力がプランジャシールの内周面で不均一になり、プランジャシールの磨耗が局所的に進行してプランジャシールの寿命が低下する。
そこで、プランジャ駆動部を揺動可能な状態にし、ポンプ室に対するプランジャの偏心が受動的に調整されるようにする技術が提案され、実施もなされている(特許文献1を参照。)。
米国特許第5938416号
特許文献1に開示の技術では、プランジャ駆動部をOリングで保持するとともにプランジャ駆動部の基端を固定しないことで揺動可能としている。しかし、このような構造を採用しても、プランジャとポンプ室との相対的な偏心が大きかったりOリングの取付け状態が悪かったりすると、プランジャとポンプ室との相対的な偏心が十分に調整されない場合があることがわかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、プランジャとポンプ室との相対的な偏心が小さい状態に組立て可能な構造をもつプランジャポンプを提供することを目的とするものである。
本発明は、ポンプボディにポンプヘッド部を組み付ける段階で、ポンプ室の中心軸とプランジャの中心軸とが略一致するようにプランジャとポンプヘッド部との相対的な位置関係を調整することを可能とするものである。
本発明に係るプランジャポンプは、ポンプボディと、プランジャと、プランジャ駆動部と、ポンプヘッド部と、を備えている。前記プランジャ駆動部は、前記ポンプボディの先端から前記プランジャを突出させるように先端で前記プランジャの基端を保持し、前記ポンプボディ内で前記プランジャの軸方向へ移動するものである。前記ポンプヘッド部は、前記プランジャの先端部が挿入されるポンプ室が内部に設けられているポンプヘッドを少なくとも有し、前記ポンプボディの先端に固定されているものである。
本発明に係るプランジャポンプの第1の態様では、前記ポンプヘッド部が、前記プランジャの中心軸と前記ポンプ室の中心軸とが略一致した状態で前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の所定位置まで移動したときに前記プランジャ駆動部と嵌合する形状を有し、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ前記ポンプボディとは相対的に移動可能な状態で前記ポンプボディの先端に配置され、前記プランジャ駆動部と嵌合可能な位置関係をもって前記ポンプボディの先端に固定されている。
すなわち、本発明の第1の態様では、ポンプヘッド部は、最終的にはポンプボディに対してボルト等の固定部材によって固定されるが、固定部材によるポンプボディへの固定がなされる前の段階では、プランジャの軸方向に対して垂直な方向へポンプボディとは相対的に移動可能である。この状態で、プランジャ駆動部をポンプボディの先端側の所定位置まで移動させ、ポンプヘッド部とプランジャ駆動部とを嵌合させると、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致するような位置にポンプヘッド部が位置決めされる。この位置でポンプヘッド部を固定部材によってポンプボディに固定することで、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とを略一致させた状態でプランジャポンプを組み上げることができる。
上記第1の態様の好ましい構成として、前記ポンプヘッド部は、前記ポンプヘッドを含むポンプヘッド部本体、及び前記ポンプヘッド部本体とは別体として設けられ、前記ポンプヘッド部本体の基端部と嵌合して前記ポンプヘッド部本体を保持するポンプヘッド保持部材を備え、前記ポンプヘッド保持部材が、前記プランジャ駆動部が前記所定位置まで移動したときに前記プランジャ駆動部と嵌合する形状を有し、前記ポンプヘッド保持部材は、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ移動可能な状態で前記ポンプボディの先端に配置され、前記プランジャ駆動部と嵌合可能な位置関係をもって前記ポンプボディの先端に固定されている構成が挙げられる。
上記の構成では、ポンプヘッド部のうちポンプヘッド保持部材を先にポンプボディに固定し、ポンプヘッド部本体をそのポンプヘッド保持部材に取り付ける。ポンプヘッド保持部材はポンプヘッド部の基端部と嵌合してポンプヘッド部を保持するため、ポンプヘッド保持部材が正しい位置に固定されていればポンプヘッド部本体を正しい位置、すなわち、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致する位置に取り付けることができる。これにより、ポンプヘッド部を交換する際に、ポンプヘッド保持部材をポンプボディに固定した状態でポンプヘッド部本体のみを交換することができるので、ポンプヘッド部の位置決めを再度行なう必要がない。
本発明に係るプランジャポンプの第2の態様では、前記プランジャ駆動部が、前記ポンプボディ内に収容されて前記プランジャの軸方向へ移動するプランジャ駆動部本体、及び前記プランジャ駆動部本体に取り付けられ、前記ポンプボディの先端から前記プランジャを突出させるようにプランジャの基端を保持するプランジャ保持部を有し、前記プランジャ保持部は、前記プランジャの中心軸と前記ポンプ室の中心軸とが略一致した状態で前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の所定位置まで移動したときに前記ポンプヘッド部と嵌合する形状を有し、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ前記プランジャ駆動部本体とは相対的に移動可能な状態で前記プランジャ駆動部本体の先端部に配置され、前記ポンプヘッド部と嵌合可能な位置関係をもって前記プランジャ駆動部本体に取り付けられている。
すなわち、本発明の第2の態様では、プランジャ駆動部のプランジャ保持部は、最終的にはプランジャ駆動部本体に対してボルト等の固定部材によって固定されるが、固定部材によるプランジャ駆動部本体への固定がなされる前の段階では、プランジャの軸方向に対して垂直な方向へプランジャ駆動部本体とは相対的に移動可能である。この状態で、プランジャ駆動部をポンプボディの先端側の所定位置まで移動させ、ポンプヘッド部とプランジャ駆動部とを嵌合させると、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致するような位置にプランジャ保持部が位置決めされる。この位置でプランジャ保持部を固定部材によってプランジャ駆動部本体に固定することで、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とを略一致させた状態でプランジャポンプを組み上げることができる。
上記第2の態様においても、前記ポンプヘッド部を、前記ポンプヘッドを含むポンプヘッド部本体、及び前記ポンプヘッド部本体とは別体として設けられ、前記ポンプヘッド部本体の基端部と嵌合して前記ポンプヘッド部本体を保持するポンプヘッド保持部材を備えたものとすることができる。この場合、前記プランジャ保持部は、前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の前記所定位置まで移動したときに前記ポンプヘッド保持部材の一部と嵌合する形状を有する。
本発明に係るプランジャポンプの第1の態様では、ポンプヘッド部を固定部材によってポンプボディへ固定する前の段階で、プランジャ駆動部をポンプボディの先端側の所定位置まで移動させてポンプヘッド部とプランジャ駆動部とを嵌合させるだけで、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致するような位置にポンプヘッド部を位置決めすることができる。これにより、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とを略一致させた状態でプランジャポンプを組み上げることができ、プランジャとポンプ室の相対的な偏心によるプランジャシールの寿命の低下を抑制することができる。
本発明に係るプランジャポンプの第2の態様では、プランジャ駆動部のプランジャ保持部を固定部材によってプランジャ駆動部本体へ固定する前の段階で、プランジャ駆動部をポンプボディの先端側の所定位置まで移動させてポンプヘッド部とプランジャ駆動部とを嵌合させるだけで、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とが略一致するような位置にプランジャ保持部を位置決めすることができる。これにより、プランジャの中心軸とポンプ室の中心軸とを略一致させた状態でプランジャポンプを組み上げることができ、プランジャとポンプ室の相対的な偏心によるプランジャシールの寿命の低下を抑制することができる。
プランジャポンプの一実施例を示す断面図である。 同実施例の分解断面図である。 同実施例において、ポンプヘッド保持部材の位置決め前の状態を示す断面図である。 同実施例において、ポンプヘッド保持部材の位置決め後の状態を示す断面図である。 プランジャポンプの他の実施例を示す図であって、プランジャ保持部材の位置決め前の状態を示す断面図である。 同実施例において、プランジャ保持部材の位置決め後の状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るプランジャポンプの好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示されているように、プランジャポンプ1は、ポンプボディ2、ポンプヘッド部4、プランジャ6、及びプランジャ駆動部8を備えている。ポンプヘッド部4はポンプボディ2の先端に取り付けられている。プランジャ駆動部8はポンプボディ2内に収容され、プランジャ6の基端を先端で保持している。
プランジャ駆動部8は、プランジャ駆動部本体13と、プランジャ駆動部本体13の基端側に設けられ、プランジャ6の軸方向に伸びたボールネジ10と羅号するナット12と、プランジャ駆動部本体13の先端側でプランジャ6の基端を保持するプランジャ保持部14と、を備えている。ボールネジ10はモータ(図示は省略)によって回転させられる。プランジャ6の軸方向に伸びるガイドレール18がポンプボディ2内に設けられており、ナット12の一部がプランジャ6の軸方向へスライド可能な状態で支持され、ボールネジ10が回転してもナット12が回転しないように構成されている。プランジャ駆動部8に取り付けられたスライドブロック16もガイドレール18に沿ってプランジャ6の軸方向へスライドするように構成されている。これにより、ボールネジ10が回転すると、プランジャ駆動部8がプランジャ6の軸方向へ移動する。なお、プランジャ駆動部8を移動させるための機構はボールネジ10とナット12を利用したものでなくてもよく、カム機構を利用したものであってもよい。
ポンプヘッド部4は、ポンプヘッド部本体22とポンプヘッド保持部材24を備えている。ポンプヘッド部本体22は、内部にポンプ室28が設けられているポンプヘッド26を備えている。ポンプ室28内にポンプボディ2の先端から突出したプランジャ6の先端部が挿入されている。プランジャ6がポンプ室28内に挿入されるポンプ室28の近傍の位置に、プランジャ6の外周面を液密に保持するプランジャシール30が設けられており、ポンプ室28の基端側端面がプランジャシール30によって封止されている。
ポンプヘッド部本体22内にはコイルバネなどの弾性部材32が収容されており、プランジャ6の基端部が弾性部材32の弾性力によってプランジャ保持部14側へ付勢されるように構成されている。プランジャ6の基端部はプランジャ保持部14の先端面に設けられた凹部14bに嵌め込まれており、弾性部材32によってプランジャ保持部14へ付勢されることで、プランジャ6がプランジャ保持部14によって安定的に保持される。凹部14bの内径d2はプランジャ6の基端部の外径d1と略同一に設計されており(図2を参照。)、プランジャ6の基端部と凹部14とが互いに嵌合して、プランジャ6の中心軸とプランジャ保持部14の中心軸とが略一致するように構成されている。
図2に示されているように、ポンプヘッド保持部材24は中空の円筒部24aとその円筒部24の先端部に設けられたフランジ部24bを備え、円筒部24aがポンプボディ2の先端面に設けられた円形の開口部20に挿入されることでポンプボディ2の先端に装着される。ポンプヘッド保持部材24の円筒部24aの外径はポンプボディ2の開口部20の内径よりも僅かに小さく設計されており、開口部20の内周面20aと円筒部24aの外周面との間に僅かな隙間が生じる。
ポンプヘッド部本体22の基端側に、ポンプヘッド保持部材24の内径と略同一の外径を有する円筒部22aが設けられている。ポンプヘッド部本体22とポンプヘッド保持部材24は、ポンプヘッド部本体22の円筒部22aがポンプヘッド保持部材24の内側に挿入されることで互いに嵌合し、ポンプヘッド部本体22がポンプヘッド部保持部材24によって保持される。ポンプヘッド部本体22の円筒部22aとポンプヘッド保持部材24が互いに嵌合するため、円筒部22aがポンプヘッド保持部材24の内側に挿入されるだけでポンプヘッド部本体22がポンプヘッド保持部材24に対して位置決めされる。
この実施例のプランジャポンプ1は、ポンプヘッド部4をポンプボディ2に取り付ける際に、まずポンプヘッド保持部材24の円筒部24aをポンプボディ2の開口部20に挿し込み、ポンプヘッド保持部材24の位置決めを行なった上でボルトなどの固定部材を用いてポンプヘッド保持部材24をポンプボディ2に固定し、そのポンプヘッド保持部材24に対してポンプヘッド本体22を取り付ける。ポンプヘッド保持部材24の位置決めは、プランジャ保持部14との相対的な位置関係を調整することによって行なう。
図3に示されているように、プランジャ保持部14の基端部には、ポンプヘッド保持部材24の内径と略同一の外径をもつフランジ部14aが設けられており、フランジ部14aとポンプヘッド保持部材24とが互いに嵌合するようになっている。
ポンプヘッド保持部材24はボルト33(固定部材)によってポンプボディ2に固定されるものである。ポンプヘッド保持部材24のボルト33用の孔34の内径は、ボルト33の径よりも大きくなっており、ボルト33をポンプボディ2のボルト孔36へ締め込む前の段階では、ポンプヘッド保持部材24がプランジャ6の軸方向に対して垂直な方向へ僅かに移動可能である。これにより、ポンプボディ2の先端部における位置の微調整を行なうことができる。
ポンプヘッド保持部材24の位置決めを行なう際は、ポンプヘッド保持部材24がプランジャ6の軸方向に対して垂直な方向へ移動可能な状態で、ボールネジ10を回転させてプランジャ駆動部8をポンプボディ2の先端側の所定位置(プランジャ保持部14のフランジ部14aがポンプヘッド保持部材24の基端部に到達する位置)まで移動させる。このとき、図4に示されているように、ポンプヘッド保持部材24の内側にプランジャ保持部14のフランジ部14aが嵌合するようにポンプヘッド保持部材24の位置を調整し、フランジ部14aとポンプヘッド保持部材24とを嵌合させた状態でボルト33を締め込んでポンプヘッド保持部材24の位置を固定する。これにより、ポンプヘッド保持部材24がプランジャ保持部14と嵌合可能な位置関係をもって固定される。プランジャ保持部14とポンプヘッド保持部材24とが互いに嵌合可能な位置関係をもつことで、両者の中心軸が略一致した状態となる。
ポンプヘッド保持部材24の位置決めが完了した後、ポンプヘッド保持部材24の内側にポンプヘッド部本体22の円筒部22aを差し込み、ボルト等の固定部材によってポンプヘッド部本体22をポンプヘッド保持部材24に対して固定することで、ポンプボディ2に対するポンプヘッド部4の取付けが完了する。
既述のように、プランジャ6の基端部とプランジャ保持部材14の凹部14bとが互いに嵌合することで,プランジャ保持部14の中心軸とプランジャ6の中心軸が一致するように設計されている。プランジャ6及びプランジャ保持部14は高い寸法精度で作成することが可能であるため、プランジャ6の中心軸とプランジャ保持部14の中心軸は略一致している。
さらに、ポンプヘッド部4において、ポンプヘッド部本体22の円筒部24aとポンプヘッド保持部材24とが互いに嵌合したときに、ポンプヘッド26内のポンプ室28の中心軸とポンプヘッド保持部材24の中心軸が一致するように設計されている。ポンプヘッド部本体22及びポンプヘッド保持部材24は高い寸法精度で作成することが可能であるため、円筒部24aとポンプヘッド保持部材24とを嵌合させたときのポンプ室28の中心軸とポンプヘッド保持部材24の中心軸が略一致している。
これらの関係から、ポンプヘッド保持部材2がプランジャ保持部14と嵌合可能な位置関係をもって固定されることで、プランジャ6の中心軸とポンプ室28の中心軸とが略一致した状態となる。
このように、この実施例のプランジャポンプ1は、ポンプヘッド部4をポンプボディ2に組み付ける際に、ポンプ室28の中心軸がプランジャ6の中心軸と略一致するような位置にポンプヘッド部4の位置を調整することができる。さらに、この実施例では、ポンプヘッド部4が、ポンプヘッド部本体22とは別体としてポンプヘッド保持部24を備えているので、ポンプヘッド保持部24をポンプボディ2に取り付けた状態でポンプヘッド部本体22のみの交換を行なうことができるので、ポンプヘッド保持部24の位置決めを再度実施する必要がない。
なお、上記実施例では、プランジャ6の中心軸とポンプ室28の中心軸とを略一致させるために、ポンプヘッド部4側の位置を調整する構造について説明したが、プランジャ6側の位置を調整するようになっていてもよい。
図5及び図6はプランジャ6側の位置を調整する構造の一例を示したものである。この実施例では、ポンプヘッド保持部材24の円筒部24aがポンプボディ2の開口部20の内径と略同一の外径をもち、ポンプヘッド保持部材24がプランジャ6の軸方向に対して垂直な方向へ移動しない。プランジャ保持部14はボルト38によってプランジャ駆動部本体13に固定されている。プランジャ保持部14のボルト38用の孔40はボルト38の径よりも大きくなっており、ボルト38をプランジャ駆動部本体13のボルト孔42へ締め込む前の段階では、プランジャ保持部14がプランジャ6の軸方向に対して垂直な方向へ僅かに移動可能である。これにより、プランジャ保持部14の位置の微調整を行なうことができる。
プランジャ保持部14の位置決めを行なう際は、プランジャ保持部14がプランジャ6の軸方向に対して垂直な方向へ移動可能な状態で、ボールネジ10を回転させてプランジャ駆動部8をポンプボディ2の先端側の所定位置(プランジャ保持部14のフランジ部14aがポンプヘッド保持部材24の基端部に到達する位置)まで移動させる。このとき、図6に示されているように、ポンプヘッド保持部材24の内側にプランジャ保持部14のフランジ部14aが嵌合するようにプランジャ保持部14の位置を調整し、フランジ部14aとポンプヘッド保持部材24とを嵌合させた状態でボルト38を締め込んでプランジャ保持部14の位置を固定する。これにより、プランジャ保持部14がポンプヘッド保持部材24と嵌合可能な位置をもってプランジャ駆動部本体13に固定され、両者の中心軸が略一致した状態となる。
既述のように、プランジャ6の中心軸とプランジャ保持部14の中心軸とが略一致し、ポンプ室28の中心軸とポンプヘッド保持部材24の中心軸とが略一致しているため、プランジャ保持部14がポンプヘッド保持部材24と嵌合可能な位置をもってプランジャ駆動部本体13に固定されることで、プランジャ6の中心軸とポンプ室28の中心軸とが略一致した状態となる。
以上において説明した実施例では、プランジャ保持部14又はポンプヘッド保持部材24のいずれか一方の位置を微調整してプランジャ6の中心軸とポンプ室28の中心軸とを略一致させる構造について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プランジャ保持部14とポンプヘッド保持部材24の両方の位置を調整できるように構成してもよい。
また、ポンプヘッド部4のポンプヘッド保持部材24がポンプヘッド部本体22とは別体として設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポンプヘッド保持部材24がポンプヘッド部本体22と一体的に設けられていてもよい。要は、ポンプヘッド部4の一部とプランジャ駆動部8の一部とが、プランジャ駆動部8が所定位置まで移動したときに互いに嵌合する形状を有し、両者の嵌合を利用してプランジャ6の中心軸とポンプ室28の中心軸とを略一致させるように、位置調整を行なうことができるようになっていればよい。
また、以上において説明した実施例では示されていないが、ポンプヘッド部本体22は、プランジャシール30よりも基端側(図1において右側)の位置に洗浄液を供給してプランジャ6の洗浄を行なうことができるような構造を具備していてもよい。
1 プランジャポンプ
2 ポンプボディ
4 ポンプヘッド部
6 プランジャ
8 プランジャ駆動部
10 ボールネジ
12 ナット
13 プランジャ駆動部本体
14 プランジャ保持部
14a フランジ部(プランジャ保持部)
14b 凹部(プランジャ保持部)
16 スライドブロック
18 ガイドレール
20 開口部
20a 内周面
22 ポンプヘッド部本体
22a 円筒部(ポンプヘッド部本体)
24 ポンプヘッド保持部材
24a 円筒部(ポンプヘッド保持部材)
24b フランジ部(ポンプヘッド保持部材)
26 ポンプヘッド
28 ポンプ室
30 プランジャシール
32 弾性体
33,38 ボルト
34,40 ボルト用貫通孔
36,42 ボルト孔

Claims (4)

  1. ポンプボディと、
    プランジャと、
    前記ポンプボディの先端から前記プランジャを突出させるように先端で前記プランジャの基端を保持し、前記ポンプボディ内で前記プランジャの軸方向へ移動するプランジャ駆動部と、
    前記プランジャの先端部が挿入されるポンプ室が内部に設けられているポンプヘッドを少なくとも有するとともに、前記プランジャの中心軸と前記ポンプ室の中心軸とが略一致した状態で前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の所定位置まで移動したときに前記プランジャ駆動部と嵌合する形状を有し、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ前記ポンプボディとは相対的に移動可能な状態で前記ポンプボディの先端に配置され、前記プランジャ駆動部と嵌合可能な位置関係をもって前記ポンプボディの先端に固定されているポンプヘッド部と、を備えているプランジャポンプ。
  2. 前記ポンプヘッド部は、前記ポンプヘッドを含むポンプヘッド部本体、及び前記ポンプヘッド部本体とは別体として設けられ、前記ポンプヘッド部本体の基端部と嵌合して前記ポンプヘッド部本体を保持するポンプヘッド保持部材を備え、
    前記ポンプヘッド保持部材が、前記プランジャ駆動部が前記所定位置まで移動したときに前記プランジャ駆動部と嵌合する形状を有し、
    前記ポンプヘッド保持部材は、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ移動可能な状態で前記ポンプボディの先端に配置され、前記プランジャ駆動部と嵌合可能な位置関係をもって前記ポンプボディの先端に固定されている、請求項1に記載のプランジャポンプ。
  3. ポンプボディと、
    プランジャと、
    前記プランジャの先端部が挿入されるポンプ室が内部に設けられているポンプヘッドを少なくとも有し、前記ポンプボディの先端に固定されているポンプヘッド部と、
    前記ポンプボディ内に収容されて前記プランジャの軸方向へ移動するプランジャ駆動部本体、及び前記プランジャ駆動部本体に取り付けられ、前記ポンプボディの先端から前記プランジャを突出させるようにプランジャの基端を保持するプランジャ保持部を有するプランジャ駆動部と、を備え、
    前記プランジャ保持部は、前記プランジャの中心軸と前記ポンプ室の中心軸とが略一致した状態で前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の所定位置まで移動したときに前記ポンプヘッド部と嵌合する形状を有し、前記プランジャの軸方向に対して垂直な方向へ前記プランジャ駆動部本体とは相対的に移動可能な状態で前記プランジャ駆動部本体の先端部に配置され、前記ポンプヘッド部と嵌合可能な位置関係をもって前記プランジャ駆動部本体に取り付けられている、プランジャポンプ。
  4. 前記ポンプヘッド部は、前記ポンプヘッドを含むポンプヘッド部本体、及び前記ポンプヘッド部本体とは別体として設けられ、前記ポンプヘッド部本体の基端部と嵌合して前記ポンプヘッド部本体を保持するポンプヘッド保持部材を備え、
    前記プランジャ保持部は、前記プランジャ駆動部が前記ポンプボディの先端側の前記所定位置まで移動したときに前記ポンプヘッド保持部材の一部と嵌合する形状を有する、請求項3に記載のプランジャポンプ。
JP2019556445A 2017-11-29 2017-11-29 プランジャポンプ Active JP6769565B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/042737 WO2019106738A1 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 プランジャポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019106738A1 true JPWO2019106738A1 (ja) 2020-04-02
JP6769565B2 JP6769565B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=66665488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019556445A Active JP6769565B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 プランジャポンプ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11319951B2 (ja)
JP (1) JP6769565B2 (ja)
CN (1) CN111065820B (ja)
WO (1) WO2019106738A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2513402Y2 (ja) * 1987-05-28 1996-10-09 株式会社島津製作所 プランジヤポンプ
JPH09137782A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Shimadzu Corp プランジャ往復動型ポンプの製造方法
JP3180706B2 (ja) 1997-03-07 2001-06-25 株式会社島津製作所 送液ポンプ
JPH11324905A (ja) * 1998-05-07 1999-11-26 Genus:Kk 高圧往復ポンプ
CN102472270B (zh) * 2009-07-27 2015-07-08 株式会社岛津制作所 柱塞驱动式计量泵
CN102312812A (zh) * 2010-06-29 2012-01-11 株式会社岛津制作所 供液泵
CN201723433U (zh) * 2010-07-07 2011-01-26 北京创新通恒科技有限公司 高压输液泵的定位机构
US9243629B1 (en) * 2013-03-15 2016-01-26 Sielc Technologies Corporation High pressure liquid chromatography pump

Also Published As

Publication number Publication date
US11319951B2 (en) 2022-05-03
WO2019106738A1 (ja) 2019-06-06
CN111065820A (zh) 2020-04-24
CN111065820B (zh) 2021-06-15
JP6769565B2 (ja) 2020-10-14
US20200263686A1 (en) 2020-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6214487B2 (ja) 電動弁
CN107407278B (zh) 转子以及泵装置
US9518694B2 (en) Worm mechanism and universal head apparatus using the same
US10120161B2 (en) Lens barrel and optical apparatus having the same
US20140092486A1 (en) Lens barrel and optical apparatus
KR102493588B1 (ko) 게이트 밸브
CN108761704B (zh) 一种两板式角度调整架
US7481126B2 (en) Precision table
CN111051952B (zh) 透镜镜筒及凸轮从动件
US20190329327A1 (en) Chuck device
US9200700B2 (en) Motion control system
JP6769565B2 (ja) プランジャポンプ
CN110173586B (zh) 电动阀以及冷冻循环系统
JP2011022461A (ja) 光学装置及び光学機器
US20080130136A1 (en) Fine adjustment mechanism for zoom lens assembly
CN217639697U (zh) 光栅旋转角度调节装置
US8369035B2 (en) Apparatus for adjusting position of optical element
TW200844536A (en) Lens drive device
FR2475132A1 (fr) Installation de reglage pour une pompe d'injection de carburant
US20080250921A1 (en) Stroke adjustment mechanism for reciprocating pumps
JP5336919B2 (ja) レンズ鏡筒
CN109312835B (zh) 机器人、马达单元及联轴器单元
CN111085909A (zh) 一种微调定位装置及无心磨床
KR20150050841A (ko) 평활축 베어링 스크류 이송장치
CN110161645B (zh) 可复位压板和接杆机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200907

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6769565

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151