JPWO2019069363A1 - 電動機制御装置 - Google Patents
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Abstract
この発明に係る電動機制御装置は、複数台が互いに並列に接続された電動機を駆動制御する電動機制御装置であって、電源からの電力を変換し、複数台の電動機に供給する電力変換装置と、オンまたはオフされて、電力変換装置と電動機との間を電気的に接続または切断する切替装置と、複数台の電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、切替装置および外部からの回転数指令値と電流検出手段の検出に係る電流値とに応じて、電力変換装置を制御する制御装置とを備え、制御装置は、各電動機において電動機を減速させる制御の開始タイミングが異なるように、切替装置をオフからオンにする制御を行うものである。
Description
この発明は、電力変換装置と並列接続した電動機の回転を制御する電動機制御装置に関する。
DC(Direct Current)ブラシレスモータにファンを取り付けた送風機などの製品では、起動前、外風などの影響により、フリー回転状態となる。フリー回転とは、電力供給していないのに、モータが回転する状態である。このとき、モータが回転しているため、回転数に応じた誘起電圧が発生し、モータ電流が流れる。そこで、DC(Direct Current)ブラシレスモータの構成例として、1台のインバータ装置に並列に接続された複数台のモータに関し、フリー回転状態のモータが、他のモータの負荷とならないように、インバータと各モータとを接続する三相線上に、スイッチを設置したものがある(たとえば、特許文献1参照)。
前述した特許文献1に開示された方法では、各スイッチがオンの状態のときに、モータを減速させるブレーキ制御を実施した場合、過大な電流が流れてしまうおそれがある。そして、最悪の場合、モータが減磁するおそれがある。特に、ファンモータの場合は、ブレーキ制御を行っているときに、外風により、ファンが回される状況が発生するため、過大な電流が流れやすく、モータの減磁が発生しやすくなる。
この発明は、上記のような課題を解決するため、ブレーキ制御を行っているときに、モータに流れる電流を抑制することができる電動機制御装置を提供するものである。
この発明に係る電動機制御装置は、複数台が互いに並列に接続された電動機を駆動制御する電動機制御装置であって、電源からの電力を変換し、複数台の電動機に供給する電力変換装置と、オンまたはオフされて、電力変換装置と電動機との間を電気的に接続または切断する切替装置と、複数台の電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、切替装置および外部からの回転数指令値と電流検出手段の検出に係る電流値とに応じて、電力変換装置を制御する制御装置とを備え、制御装置は、各電動機において電動機を減速させる制御の開始タイミングが異なるように、切替装置をオフからオンにする制御を行うものである。
この発明においては、制御装置が、切替装置をオンさせる時期を制御するようにしたので、各電動機のブレーキ制御の開始時期をずらすことができる。このため、電動機などに流れる実効値電流を抑制することができ、信頼性の高い電動機制御装置を得ることができる。
以下、発明の実施の形態に係る電動機制御装置0について、図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通とすることとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、圧力および温度の高低については、特に絶対的な値との関係で高低が定まっているものではなく、装置などにおける状態、動作などにおいて相対的に定まるものとする。そして、図面では、機器、素子などの各構成要素の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態1における電動機制御装置0を中心とする送風システムの一構成例を示す図である。図1に示すように、電動機制御装置0は、制御装置7および直流電圧を3相交流電圧に変換する1台のインバータ5を有する。インバータ5には、電動機制御装置0の制御対象となる第1電動機1および第2電動機2が並列接続されている。第1電動機1は、ファン3が取り付けられており、外風の影響で逆回転することもある。また、第2電動機2は、ファン4が取り付けられており、外風の影響で逆回転することもある。
実施の形態1について、図1〜図5を参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態1における電動機制御装置0を中心とする送風システムの一構成例を示す図である。図1に示すように、電動機制御装置0は、制御装置7および直流電圧を3相交流電圧に変換する1台のインバータ5を有する。インバータ5には、電動機制御装置0の制御対象となる第1電動機1および第2電動機2が並列接続されている。第1電動機1は、ファン3が取り付けられており、外風の影響で逆回転することもある。また、第2電動機2は、ファン4が取り付けられており、外風の影響で逆回転することもある。
第1電動機1は、3相電力線10を介して、インバータ5と接続されている。第2電動機2は、3相電力線10の途中から分岐した3相電力線11を介して、インバータ5と接続されている。第1電動機1および第2電動機2のそれぞれは、図示していない回転子と固定子とを有する。固定子は、印加される3相電圧にしたがって、回転子の周囲に回転磁界を発生させる。インバータ5は、直流電源6からの電力に、直流−交流変換を行って、第1電動機1および第2電動機2に変換した電力を供給する電力変換装置である。インバータ5は、制御装置7からの信号に含まれる3相電圧指令値Vuvw_refに基づいて、3相電圧指令値Vuvw_refの波形とキャリア波とを比較し、PWM制御による電力変換を行う。直流電源6は、インバータ5を介して、第1電動機1および第2電動機2に電力を供給する直流電圧電源である。ここで、たとえば、図示しない整流回路を備え、外部の3相電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する回路を、直流電源6としてもよい。
制御装置7には、後述するインバータ5の各相に設けられたシャント抵抗(8−1、8−2、8−3)(図3参照)から3相電圧降下dVuvwを含む信号が送られる。そして、制御装置7は、3相電圧降下dVuvwの値に基づいて、3相電流Iuvwを復元する処理を行う。制御装置7は、たとえば、図示していない、電動機制御装置0外部の上位制御部から信号として送られる回転数指令値ω_refと復元した3相電流Iuvwとにより、インバータ5に、3相電圧指令値Vuvw_refを出力し、インバータ5を駆動制御する。さらに、制御装置7は、復元した3相電流Iuvwを用いて、第1電動機1および第2電動機2のベクトル制御を実行する処理を行う。また、制御装置7は、後述するリレー9に切替指示信号SWを出力する処理を行う。切替指示信号SWは、たとえば、リレー9に対して、オフ状態からオン状態への切り替えまたはオン状態からオフ状態への切り替えを指示する信号である。
図2は、この発明の実施の形態1に係る制御装置7の構成を示す図である。実施の形態1の制御装置7は、前述した処理を行うため、処理装置71、記憶装置72およびカウント計時装置73を有している。記憶装置72は、処理装置71が処理を行う際に用いるデータを記憶する。また、カウント計時装置73は、タイマなどを有し、処理装置71が時間の判定に用いる計時を行う。
また、処理装置71は、インバータ制御部71A、リレー切替部71Bおよび回転数推定部71Cを有している。インバータ制御部71Aは、回転数指令値ω_refと3相電流Iuvwとに基づいて、インバータ5に、3相電圧指令値Vuvw_refを出力し、インバータ5の動作を制御する。また、リレー切替部71Bは、リレー9に切替指示信号SWを出力して、リレー9の動作を制御する。回転数推定部71Cは、3相電流Iuvwに基づいて、電動機の回転数を推定する。ここでは、回転数推定部71Cは、特に、第1電動機1の回転数を推定する。
ここで、制御装置7は、たとえば、マイクロコンピュータなどで構成されているものとする。処理装置71は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などを有している。また、記憶装置72は、たとえば、データを一時的に記憶できるランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性記憶装置(図示せず)およびハードディスク、データを長期的に記憶できるフラッシュメモリなどの不揮発性の補助記憶装置(図示せず)を有している。そして、記憶装置72には、インバータ制御部71A、リレー切替部71Bおよび回転数推定部71Cが行う処理手順をプログラムとしたデータを有している。そして、処理装置71がプログラムのデータに基づいて処理を実行して各部の処理を実現する。ただ、これに限定するものではなく、各装置を専用機器(ハードウェア)で構成してもよい。
リレー9は、3相電力線11との経路上に設置されている切替装置である。リレー9は、制御装置7から切替指示信号SWを受け取ると、切替指示信号SWにしたがって、オンまたはオフして、3相電力線10および3相電力線11を介して、インバータ5と第2電動機2とを電気的に接続したり、切断したりする。
リレー9がオフ状態であるとき、第2電動機2がインバータ5と電気的に切断された状態になる。たとえば、第1電動機1および第2電動機2のそれぞれには、負荷となるファン3およびファン4が接続されている。そして、第2電動機2は、リレー9がオフ状態なら、第1電動機1と接続されていない。したがって、外風などの外乱トルクによって第2電動機2が回転しても、第2電動機2の回転で発生する回生電流の第1電動機1に対する影響を遮断することができる。
図3は、この発明の実施の形態1における、図1に示したインバータ5の一構成例を示すブロック図である。図3に示すように、インバータ5は、上下一対で各相に対応して設置された6個のスイッチング素子(5−1〜5−6)と、各スイッチング素子(5−1〜5−6)に並列に設けられた逆流防止素子(5−7〜5−12)とを有する。インバータ5は、制御装置7から送られる3相電圧指令値Vuvw_refに応じて、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行い、直流電源6の直流電圧を3相の交流電圧に変換した電力を、少なくとも第1電動機1に供給する。ここで、スイッチング素子(5−4〜5−6)が同時にオンすることを下アーム短絡と称する。下アーム短絡により、第1電動機1または第2電動機2を減速させることが可能である。そして、下アーム短絡を行って、第1電動機1または第2電動機2を減速させる制御のことをブレーキ制御と定義する。ここでは、便宜的にスイッチング素子における対の関係を上下として記載するが、これは便宜的なものである。したがって、一対のスイッチング素子における物理的な配置関係が上下関係をなしている必要はない。
ここで、スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)を構成する材料例について説明する。スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)には、一般的には珪素(Si)を材料とする半導体を用いるのが主流である。ただし、スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)の基板材料として、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)系、ダイヤモンドなどに代表される半導体を材料とするワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。
ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)は、耐電圧性および許容電流がともに高く、素子の小型化をはかることができる。小型化されたスイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールを小型化することができる。また、ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)は耐熱性も高く、インバータ5の放熱に必要な冷却機構(たとえば、放熱フィン、水冷機構など)を小型化することができる。また、冷却方式を簡素化(たとえば、水冷方式から構造が簡素な空冷方式への変更)することもできる。そのため、スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)を組み込んだ半導体モジュールを、一層、小型化することができる。
さらに、ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)は、電力損失が低く、電力変換効率が向上する。このため、高い変換効率で第1電動機1または第2電動機2を駆動させることができる。ここで、スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)の両方がワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されていることが望ましいが、いずれか一方の素子がワイドバンドギャップ半導体を用いて形成されていてもよい。
そして、インバータ5において、スイッチング素子5−4と直流電源6のマイナス電源側との間にシャント抵抗8−1が設けられている。また、スイッチング素子5−5と直流電源6のマイナス電源側との間にシャント抵抗8−2が設けられている。さらに、スイッチング素子5−6と直流電源6のマイナス電源側との間にシャント抵抗8−3が設けられている。そして、シャント抵抗(8−1〜8−3)をまとめて3相シャント抵抗8とする。ここでは、3相シャント抵抗8が電流検出手段となる。
インバータ5では、シャント抵抗8−1に流れた電流に応じたu相の降下電圧dVuを検出することができる。また、シャント抵抗8−2に流れた電流に応じたv相の降下電圧dVvを検出することができる。さらに、シャント抵抗8−3に流れた電流に応じたw相の降下電圧dVwを検出することができる。検出された各相の降下電圧(dVu、dVv、dVw)に係る信号は、一括りにされて制御装置7に送られる。ここで、図示はしていないが、スイッチング素子(5−1〜5−3)と直流電源6のプラス電源側との間に、シャント抵抗8−1〜シャント抵抗8−3を設置するようにしてもよい。そして、スイッチング素子(5−1〜5−3)を同時にオンさせる上アーム短絡により、第1電動機1または第2電動機2を減速させることも可能である。
次に、図4、図5および図6を用いて、第1電動機1および第2電動機2に対して、制御装置7が行う制御の手順を説明する。図4は、この発明の実施の形態1における制御装置7が行う制御手順のフローチャートを示す図である。制御装置7は、リレーオフ処理ステップS7−1、回転数推定処理ステップS7−2、ブレーキ処理ステップS7−3および起動処理ステップS7−4の処理を順に実行する。まず、リレーオフ処理ステップS7−1では、制御装置7が、リレー9に、インバータ5と第2電動機2との電気的接続をオフさせる切替指示信号SWを出力する。これにより、インバータ5と第2電動機2との電気的接続は切断される。
次に、回転数推定処理ステップS7−2では、制御装置7は、回転数推定用に設定された3相電圧指令値Vuvw_refを出力する。インバータ5は、3相電圧指令値Vuvw_refに基づく電力変換を行う。制御装置7は、3相シャント抵抗8の検出に係る電流値から、第1電動機1における誘起電圧の位相および振幅のデータを得る。そして、制御装置7は、第1電動機1における誘起電圧の位相および振幅のデータに基づいて、第1電動機1の回転数を推定処理し、回転数推定値を導き出す。たとえば、第1電動機1が停止していれば、誘起電圧は0[V]となり、回転数は0[r/min]と推定される。
図5は、この発明の実施の形態1における制御装置7が行うブレーキ処理ステップS7−3の詳細な手順のフローチャートを示す図である。制御装置7は、リレー9がオフ状態のときに、ブレーキ制御に係る処理であるブレーキ処理ステップS7−3を実行する。ブレーキ処理ステップS7−3において、制御装置7は、3つの手順に基づく処理を行う。
まず、制御装置7は、ブレーキ処理ステップS7−3のステップS7−3−1に移行して、第1電動機1のブレーキ制御が行われたときからカウントを開始する。そして、カウント時間K1が、設定時間となる第一のブレーキ制御時間X1以上になったかどうかを判定する。第一のブレーキ制御時間X1以上になったものと判定すると、ステップS7−3−2に移行する。一方で、カウント時間K1が第一のブレーキ制御時間X1未満であると判定すると、再度、ステップS7−3−1を実行して、カウントを継続する。ここで、第一のブレーキ制御時間X1は、回転数推定処理ステップS7−2において推定した第1電動機1の回転数を参照して設定する。参照にあたっては、あらかじめ、実験によって、ある回転数からブレーキ制御を行って、回転数が0[r/min]になる参照時間をデータとして取得しておく。そして、参照時間のデータを用いて、第一のブレーキ制御時間X1を設定するとよい。
次に、ステップS7−3−2では、制御装置7が、リレー9に、インバータ5と第2電動機2との電気的接続をオンさせる切替指示信号SWを出力する、リレーオン処理を行う。これにより、インバータ5と第2電動機2とが電気的接続される。
そして、制御装置7は、ステップS7−3−3の処理に移行して、第2電動機2のブレーキ制御が行われたときからカウントを開始する。制御装置7は、カウント時間K2が、あらかじめ設定された第二のブレーキ制御時間X2以上になったものと判定すると、ブレーキ処理ステップS7−3を終了する。一方で、制御装置7は、カウント時間K2が、第二のブレーキ制御時間X2未満であると判定すると、再度、ステップS7−3−3を実行して、カウントを継続する。ここで、第二のブレーキ制御時間X2は、あらかじめ、実験によって、第2電動機2の最高回転数からブレーキ制御を実行し、回転数が0[r/min]になる時間をデータとして取得しておく。そして、取得したデータを用いて、第二のブレーキ制御時間X2を設定するとよい。ブレーキ制御を第二のブレーキ制御時間X2行うことにより、第1電動機1および第2電動機2の回転数を0[r/min]にすることができる。
ブレーキ処理ステップS7−3が終了すると、制御装置7は、図4に示すように、起動処理ステップS7−4を行う。起動処理ステップS7−4において、制御装置7は、第1電動機1と第2電動機2とが正転して駆動するのに必要となる3相電圧指令値Vuvw_refを出力する。インバータ5は、3相電圧指令値Vuvw_refに基づく電力変換を行う。第1電動機1と第2電動機2とは、回転数指令値ω_refに応じて加速する。ここで、第1電動機1と第2電動機2とが同期電動機である場合は、3相電圧指令値Vuvw_refを出力する前に、互いの磁極位置をあわせる同期引き込み動作を実行する。
図6は、この発明の実施の形態1における第1電動機1と第2電動機2とが起動処理を実行するまでのタイミングチャートを示す図である。以上のように、図4と図5とで説明した内容に関して、図6のタイミングチャートを用いて説明する。図6のタイミングチャートにおいて、1段目は、第1電動機1と第2電動機2との電動機回転数を表している。実線が第1電動機1の回転数を表し、点線が第2電動機2の回転数を表している。ここで、電動機回転数が0[r/min]以上のときを正転とし、0[r/min]未満のときを逆転と定義している。また、2段目は、第1電動機1と第2電動機2とに流れる実効値電流を表している。実線が第1電動機1の実効値電流であり、点線が第2電動機2の実効値電流を表している。3段目は、切替指示信号SWによるリレー9の駆動状態を表している。次に、回転数推定処理ステップS7−2、ブレーキ処理ステップS7−3、起動処理ステップS7−4の期間に分けて、第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とを説明する。
回転数推定処理ステップS7−2期間(T1)
期間T1において、第1電動機1および第2電動機2は、両方ともフリー回転している。図6では、第1電動機1および第2電動機2は、逆転している。そして、各電動機が異なった回転数で動作している。第1電動機1は、第2電動機2より高い回転数で逆転している。一方、期間T1の前にリレーオフ処理ステップS7−1が行われたため、期間T1では、リレー9は、オフ状態である。このため、第1電動機1のみが、インバータ5と電気的に接続されている状態である。また、実効値電流は、フリー回転の回転数に応じた電流が流れている。第1電動機1は、第2電動機2より高い実効値電流が流れている。この期間において、第1電動機1に関する回転数推定処理ステップS7−2が実行され、誘起電圧から回転数が推定される。
期間T1において、第1電動機1および第2電動機2は、両方ともフリー回転している。図6では、第1電動機1および第2電動機2は、逆転している。そして、各電動機が異なった回転数で動作している。第1電動機1は、第2電動機2より高い回転数で逆転している。一方、期間T1の前にリレーオフ処理ステップS7−1が行われたため、期間T1では、リレー9は、オフ状態である。このため、第1電動機1のみが、インバータ5と電気的に接続されている状態である。また、実効値電流は、フリー回転の回転数に応じた電流が流れている。第1電動機1は、第2電動機2より高い実効値電流が流れている。この期間において、第1電動機1に関する回転数推定処理ステップS7−2が実行され、誘起電圧から回転数が推定される。
ブレーキ処理ステップS7−3期間(期間T2と期間T3)
期間T2において、ステップS7−3−1にしたがったブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転の状態が継続される。ステップS7−3−1に係るブレーキ制御が実行される際、第1電動機1には、一瞬、電流C1の実効値電流が流れるが、回転数の減少に伴って、実効値電流が小さくなる。一方、第2電動機2は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転数に応じた実効値電流が流れ続ける。
期間T2において、ステップS7−3−1にしたがったブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転の状態が継続される。ステップS7−3−1に係るブレーキ制御が実行される際、第1電動機1には、一瞬、電流C1の実効値電流が流れるが、回転数の減少に伴って、実効値電流が小さくなる。一方、第2電動機2は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転数に応じた実効値電流が流れ続ける。
期間T3において、第1電動機1は、停止状態である。一方、ステップS7−3−2により、リレー9がオン状態となることで、第2電動機2は、インバータ5と電気的に接続される。ステップS7−3−3にしたがったブレーキ制御が実行され、第2電動機2は、ブレーキ制御により0[r/min]まで減速する。このとき、第1電動機1の実効値電流は、第1電動機1の回転数が0[r/min]なので、0[A]である。また、第2電動機2は、ステップS7−3−3に係るブレーキ制御が実行される際、第2電動機2には、一瞬、電流C2の実効値電流が流れるが、回転数の減速に伴って、実効値電流が小さくなる。
起動処理ステップS7−4期間(T4)
第1電動機1および第2電動機2の回転数は、0[r/min]である。また、第1電動機1と第2電動機2の実効値電流は、0[A]である。リレー9はオン状態である。
第1電動機1および第2電動機2の回転数は、0[r/min]である。また、第1電動機1と第2電動機2の実効値電流は、0[A]である。リレー9はオン状態である。
以上のように、実施の形態1の電動機制御装置0では、制御装置7は、ブレーキ処理ステップS7−3において、第1電動機1に対して最初に行われるブレーキ制御に係る第一のブレーキ制御時間X1経過後、リレーオン処理によりリレー9をオンするようにした。したがって、複数の電動機におけるブレーキ制御の開始タイミングを異ならせて、第1電動機1の実効値電流における電流C1の発生タイミングと第2電動機2の実効値電流における電流C2の発生タイミングとをずらすことが可能となる。このため、リレー9をオンした後において、第1電動機1および第2電動機2に流れる電流を抑制することができ、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。たとえば、回転数推定処理ステップS7−2直後にリレー9をオンし、第1電動機1において電流C1と第2電動機2において電流C2とが同タイミングで発生し、第1電動機1と第2電動機2との間に過大な電流が流れることを防止することができる。以上から、電動機の減磁を防止することができる。
また、制御装置7が、回転数推定処理ステップS7−2の結果に応じて、第1電動機1の第一のブレーキ制御時間X1を設定するようにした。このため、起動処理ステップS7−4を実行するまでの時間を短縮することができ、第1電動機1が減速途中でリレー9がオンすることを防止することができる。このことから、リレー9をオンした後の第1電動機1および第2電動機2に流れる電流を抑制することができるため、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態2の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7におけるブレーキ処理ステップS7−3以外の処理については、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態2の電動機制御装置0における具体的な処理について、図7と図8とを用いて説明する。
実施の形態2の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7におけるブレーキ処理ステップS7−3以外の処理については、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態2の電動機制御装置0における具体的な処理について、図7と図8とを用いて説明する。
図7は、この発明の実施の形態2における制御装置7が行うブレーキ処理ステップS7−3の詳細な手順のフローチャートを示す図である。実施の形態2に係るブレーキ処理ステップS7−3は、ステップS7−3−4とステップS7−3−2とステップS7−3−5とで構成されている。ステップS7−3−4では、制御装置7は、3相電流Iuvwのいずれか1つの実効値電流I1が、第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1以下になると、ステップS7−3−2に移行する。一方で、制御装置7は、3相電流Iuvwのいずれか1つの実効値電流I1が、第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1を超えると、再度、ステップS7−3−4を実行する。ここで、第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1は、第1電動機1がフリー回転状態で動作している実効電流値より低い値が望ましい。ここでは、ブレーキ制御実効値電流閾値Y1を、たとえば、0[A]に設定する。
次に、ステップS7−3−2では、制御装置7が、リレーオン処理を行い、リレー9に切替指示信号SWを出力する。ステップS7−3−5では、制御装置7は、3相電流Iuvwのいずれか1つの実効値電流I2が、第2電動機2のブレーキ制御実効値電流閾値Y2以下になると、ブレーキ処理ステップS7−3を終了する。一方で、制御装置7は、3相電流Iuvwのいずれか1つの実効値電流I2が、第2電動機2のブレーキ制御実効値電流閾値Y2を超えると、再度、ステップS7−3−5を実行する。第2電動機2のブレーキ制御実効値電流閾値Y2は、第2電動機2がフリー回転状態で動作している実効電流値より低い値が望ましい。ここでは、ブレーキ制御実効値電流閾値Y2を、たとえば、0[A]に設定する。
図8は、この発明の実施の形態2における第1電動機1と第2電動機2とが起動処理を実行するまでのタイミングチャートを示す図である。ここでは、さらに、図7で説明した内容に関して、図8のタイミングチャートを用いて説明する。1段目と2段目と3段目とにおける波形が表している内容については、実施の形態1で説明したことと同様である。また、回転数推定処理ステップS7−2が行われる期間T1および起動処理ステップS7−4が行われる期間T4については、実施の形態1で説明したことと同様である。次に、図7のブレーキ処理ステップS7−3期間について、第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とを説明する。
ブレーキ処理ステップS7−3期間(T2とT3)
期間T2において、ステップS7−3−1に基づいたブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転が継続される。ステップS7−3−1に係るブレーキ制御が実行される際、第1電動機1には、瞬時電流C1の実効値電流が流れるが、回転数の減少に伴って、実効値電流I1が第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1まで小さくなっていく。一方、第2電動機2の実効値電流は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転に応じた電流が流れ続ける。
期間T2において、ステップS7−3−1に基づいたブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転が継続される。ステップS7−3−1に係るブレーキ制御が実行される際、第1電動機1には、瞬時電流C1の実効値電流が流れるが、回転数の減少に伴って、実効値電流I1が第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1まで小さくなっていく。一方、第2電動機2の実効値電流は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転に応じた電流が流れ続ける。
期間T3において、第1電動機1の実効値電流が、第1電動機1のブレーキ制御実効値電流閾値Y1以下となる。一方、ステップS7−3−2により、リレー9がオン状態となることで、第2電動機2は、インバータ5と電気的に接続される。故に、第2電動機2は、ブレーキ制御により0[r/min]まで減速する。第1電動機1の実効値電流は、第1電動機1の回転数が0[r/min]なので、誘起電圧が発生せず、0[A]である。また、第2電動機2は、ブレーキ制御が実行されるため、第2電動機2には、瞬時電流C2として流れるが、回転数の減速に伴って、実効値電流が第2電動機2のブレーキ制御実効値電流閾値Y2まで小さくなっていく。
以上のように、実施の形態2の電動機制御装置0によれば、制御装置7は、ブレーキ処理ステップS7−3において、第1電動機1の実効値電流I1とブレーキ制御実効値電流閾値Y1とを比較してブレーキ制御を実行するようにした。また、第2電動機2の実効値電流I2とブレーキ制御実効値電流閾値Y2に基づいてブレーキ制御を実行するようにした。そのため、リレー9をオンに切り替える直前に突風が吹き、第1電動機1のフリー回転数が上昇してしまっても、リレー9がオンするタイミングを調整することができる。したがって、第1電動機1および第2電動機2に流れる電流を抑制することができ、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7における他の制御構成は、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態3の電動機制御装置0における具体的な処理について、図9と図10とを用いて説明する。
実施の形態3の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7における他の制御構成は、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態3の電動機制御装置0における具体的な処理について、図9と図10とを用いて説明する。
図9は、この発明の実施の形態3における制御装置7が行うブレーキ処理ステップS7−3の詳細な手順のフローチャートを示す図である。実施の形態3に係るブレーキ処理ステップS7−3は、ステップS7−3−1、ステップS7−3−6、ステップS7−3−2およびステップS7−3−3で構成されている。ここで、ステップS7−3−1、ステップS7−3−2およびステップS7−3−3は、実施の形態1において説明したことと同様の処理を行う。
制御装置7は、ステップS7−3−1において、カウント時間K1が、第一のブレーキ制御時間X1以上になると、ステップS7−3−6に移行する。ステップS7−3−6において、制御装置7は、直流励磁処理を行う。具体的には、制御装置7は、第1電動機1に直流電流が流れるような3相電圧指令値Vuvw_refの信号を、インバータ5に出力する。これにより、第1電動機1の回転数が0[r/min]になってから、任意に設定された時間、インバータ5から第1電動機1に直流電流が流れる。
図10は、この発明の実施の形態3における第1電動機1と第2電動機2とが起動処理を実行するまでのタイミングチャートを示す図である。さらに、図9で説明した内容に関して、図10のタイミングチャートを用いて説明する。1段目と2段目と3段目とにおける波形が表している内容については、実施の形態1で説明したことと同様である。図10では、さらに、3相電圧指令値Vuvw_refの発生状況を示した信号波形が4段目に示されている。また、回転数推定処理ステップS7−2が行われる期間T1および起動処理ステップS7−4が行われる期間T4については、実施の形態1で説明したことと同様である。次に、図9のブレーキ処理ステップS7−3期間について、第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とについて説明する。
ブレーキ処理ステップS7−3期間(T2とT3とT5)
ブレーキ処理ステップS7−3期間のうち、期間T2と期間T3における第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とについては、実施の形態1において説明した動作と同様である。実施の形態3においては、期間T2と期間T3との間に、制御装置7による直流励磁処理が行われる期間T5が追加されている。期間T5の長さは、特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
ブレーキ処理ステップS7−3期間のうち、期間T2と期間T3における第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とについては、実施の形態1において説明した動作と同様である。実施の形態3においては、期間T2と期間T3との間に、制御装置7による直流励磁処理が行われる期間T5が追加されている。期間T5の長さは、特に限定するものではなく、任意に設定することができる。
期間T5において、制御装置7は、ステップS7−3−1の処理により、第1電動機1の回転数が0[r/min]になったと判定すると、ステップS7−3−6において、直流励磁処理を行う。このとき、制御装置7は、3相電圧指令値Vuvw_refの信号を、インバータ5に出力する。直流励磁処理により、第1電動機1の固定子の巻線に直流電流が流れ、磁極が励磁されて、回転子が固定子に引き寄せられる。図10に示すように、第1電動機1には、正の実効値電流が流れる。一方、第2電動機2の実効値電流は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転に応じた電流が流れ続ける。期間T5として設定した時間が経過すると、制御装置7は、ステップS7−3−2に移行して、リレー9をオンさせ、インバータ5と第2電動機2とが電気的接続される。
以上のように、実施の形態3の電動機制御装置0によれば、制御装置7は、ブレーキ処理ステップS7−3の途中で、第1電動機1に直流電流が流れるように、3相電圧指令値Vuvw_refを発生し、インバータ5を制御するようにした。このため、回転子が固定子に引き寄せられた状態を保つようにし、第1電動機1が回転しないようにする。したがって、期間T5で、急激な突風により、フリー回転することを抑制することができ、期間T3に移行し、第2電動機2にブレーキ制御を行うタイミングで、第2電動機2に流れる瞬時電流C2が、過大になることを抑制することができる。故に、第1電動機1および第2電動機2に流れる電流を抑制することができ、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態4の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7における他の制御構成は、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態4の電動機制御装置0における具体的な処理について、図11と図12とを用いて説明する。
実施の形態4の電動機制御装置0は、実施の形態1の電動機制御装置0と比較して、制御装置7のブレーキ処理ステップS7−3の処理の内容が異なる。機器構成および制御装置7における他の制御構成は、実施の形態1で説明したことと同等である。以降、実施の形態4の電動機制御装置0における具体的な処理について、図11と図12とを用いて説明する。
図11は、この発明の実施の形態4におけるブレーキ処理ステップS7−3で入力されるブレーキパルスについて説明する図である。ブレーキ制御を行う際、たとえば、実施の形態1の電動機制御装置0では、インバータ5の出力が、3相とも連続して短絡させるパルス、通称、ベタオン出力となるように、スイッチング素子(5−1〜5−6)を制御する。一方、実施の形態4の電動機制御装置0では、インバータ5の出力が、ベタオン出力前にパルス出力となるように、スイッチング素子(5−1〜5−6)を制御するものである。
図12は、この発明の実施の形態4における第1電動機1と第2電動機2とが起動処理を実行するまでのタイミングチャートを示す図である。さらに、図11で説明した内容に関して、図12のタイミングチャートを用いて説明する。1段目と2段目と3段目とにおける波形が表している内容については、実施の形態1で説明したことと同様である。また、回転数推定処理ステップS7−2が行われる期間T1および起動処理ステップS7−4が行われる期間T4については、実施の形態1で説明したことと同様である。次に、図12のブレーキ処理ステップS7−3期間について、第1電動機1および第2電動機2の動作とリレー9の動作とを説明する。
ブレーキ処理ステップS7−3期間(T2とT3)
期間T2において、ステップS7−3−1にしたがって、ブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転が継続される。第1電動機1には、ブレーキ制御が実行されるため、第1電動機1には、瞬時電流C3として流れるが、回転数の減少に伴って小さくなっていく。一方、第2電動機2の実効値電流は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転に応じた電流が流れ続ける。
期間T2において、ステップS7−3−1にしたがって、ブレーキ制御が実行され、第1電動機1は、0[r/min]まで減速する。一方、第2電動機2は、リレー9がオフ状態であるため、インバータ5と電気的に接続されていない。したがって、第2電動機2については、フリー回転が継続される。第1電動機1には、ブレーキ制御が実行されるため、第1電動機1には、瞬時電流C3として流れるが、回転数の減少に伴って小さくなっていく。一方、第2電動機2の実効値電流は、インバータ5と電気的に接続されていない状態なので、フリー回転に応じた電流が流れ続ける。
期間T3においては、第1電動機1は、停止状態である。一方、第2電動機2は、リレー9がオン状態となることで、インバータ5と電気的に接続される。したがって、第2電動機2は、ブレーキ制御により0[r/min]まで減速する。第1電動機1の実効値電流は、第1電動機1の回転数が0[r/min]なので、誘起電圧が発生せず、0[A]である。また、第2電動機2は、ブレーキ制御が実行されるため、第2電動機2には、瞬時電流C4が流れるが、回転数の減速に伴って小さくなっていく。
以上のように、実施の形態4の電動機制御装置0によれば、制御装置7は、ブレーキ処理ステップS7−3におけるブレーキ制御時に、パルス状の出力を行った後に、ベタオン出力するブレーキ制御を行うようにした。故に、電動機が高速で回転しているときに、ベタオン出力することを防止することができ、ブレーキ制御を行う瞬間、リレー9がオン状態となった瞬間などに発生する電流を抑制することができる。このため、実施の形態1で発生する瞬時電流C1および瞬時電流C2よりも、実施の形態4で発生する瞬時電流C3と瞬時電流C4の方が小さくなる。したがって、第1電動機1および第2電動機2に流れる電流を抑制することができ、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。
実施の形態5.
前述した実施の形態1〜実施の形態4の電動機制御装置0においては、シャント抵抗(8−1〜8−3)を設置して、電流検出を行うようにしたが、これに限定するものではない。たとえば、3相電力線10とリレー9と第2電動機2との間に、電流センサを電流検出手段として設置するようにしてもよい。そして、制御装置7が、電流センサの検出に係る電流に基づく制御を行う。
前述した実施の形態1〜実施の形態4の電動機制御装置0においては、シャント抵抗(8−1〜8−3)を設置して、電流検出を行うようにしたが、これに限定するものではない。たとえば、3相電力線10とリレー9と第2電動機2との間に、電流センサを電流検出手段として設置するようにしてもよい。そして、制御装置7が、電流センサの検出に係る電流に基づく制御を行う。
また、検出した電流に基づいて、リレーオン処理を行ったときに検出した電流に基づいて、インバータ5が行っているブレーキ制御を停止するようにしてもよい。リレー9をオンしたときに、ファン4が逆回転していると、第2電動機2からインバータ5側に過大な電流が流れ、インバータ5を構成する素子を損傷するおそれがある。制御装置7は、検出した電流が、保護を考慮してあらかじめ定められた設定値よりも大きいと判定すると、インバータ5のブレーキ制御を停止することで、スイッチング素子(5−1〜5−6)および逆流防止素子(5−7〜5−12)を保護することができ、電動機制御装置0の信頼性が向上する効果を奏する。
また、実施の形態1〜実施の形態4の電動機制御装置0においては、制御装置7が回転数推定処理ステップ7−2を行い、推定して得られた回転数に基づくブレーキ制御を行うようにしたが、これに限定するものではない。検出された電流に基づいて、第一のブレーキ制御時間X1などを設定するようにしてもよい。
また、実施の形態1〜実施の形態4では、1台のインバータ5に対し、第1電動機1および第2電動機2の2台を並列接続した構成で説明したが、これに限定するものではない。3台以上となる複数台の電動機を並列接続するようにしてもよい。
0 電動機制御装置、1 第1電動機、2 第2電動機、3,4 ファン、5 インバータ、5−1〜5−6 スイッチング素子、5−7〜5−12 逆流防止素子、6 直流電源、7 制御装置、71 処理装置、71A インバータ制御部、71B リレー切替部、71C 回転数推定部、72 記憶装置、73 カウント計時装置、8 3相シャント抵抗、8−1〜8−3 シャント抵抗、9 リレー、10,11 三相電力線。
Claims (9)
- 複数台が互いに並列に接続された電動機を駆動制御する電動機制御装置であって、
電源からの電力を変換し、複数台の前記電動機に供給する電力変換装置と、
オンまたはオフされて、該電力変換装置と前記電動機との間を電気的に接続または切断する切替装置と、
複数台の前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記切替装置および外部からの回転数指令値と前記電流検出手段の検出に係る電流値とに応じて、前記電力変換装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、各電動機において前記電動機を減速させる制御の開始タイミングが異なるように、前記切替装置をオフからオンにする制御を行う電動機制御装置。 - 前記制御装置は、前記電流検出手段の検出に係る電流値から得られる前記電動機における誘起電圧の位相および振幅に応じて、前記電動機の回転数推定値を導き出す処理を行い、最初の前記電動機を減速させる制御を開始してから、前記回転数推定値に応じた設定時間が経過したと判定すると、前記切替装置をオフからオンにする請求項1に記載の電動機制御装置。
- 前記制御装置は、最初の前記電動機を減速させる制御を開始してから、前記電流検出手段の検出に係る電流値が、設定電流以下になったものと判定すると、前記切替装置をオフからオンにする請求項1に記載の電動機制御装置。
- 前記制御装置は、設定時間が経過したと判定した後、あらかじめ定められた時間、前記電力変換装置から前記電動機に直流電圧を印加して、前記切替装置をオフからオンにする請求項2または請求項3に記載の電動機制御装置。
- 前記電力変換装置は、前記電動機の各相に対応して上下一対のスイッチング素子を有し、
前記制御装置は、前記電力変換装置が有するすべての相の上側または下側の前記スイッチング素子をオンさせて、前記電動機を減速させる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電動機制御装置。 - 前記制御装置は、前記電動機を減速させる際、すべての相の上側または下側の前記スイッチング素子のオフとオンとを繰り返すパルス状の信号を前記電力変換装置に出力した後、前記スイッチング素子を連続してオンさせる信号を前記電力変換装置に出力する請求項5に記載の電動機制御装置。
- 前記スイッチング素子は、ワイドバンドギャップ半導体を用いた素子である請求項5または請求項6に記載の電動機制御装置。
- 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系またはダイヤモンドを材料とする請求項7に記載の電動機制御装置。
- 前記制御装置は、前記切替装置をオンしたときの前記電流検出手段の検出に係る電流に基づいて、前記電力変換装置の動作を停止する請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の電動機制御装置。
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