JPWO2019058958A1 - 光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法 - Google Patents
光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法 Download PDFInfo
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Abstract
それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡システムを開示する。この盗難追跡システムは、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付ける登録受付部と、当該受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として複数の情報通信端末に送信する通信部と、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得する取得部と、取得した無線アクセスポイントの識別子の中に盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定し、盗難品識別子に一致するものがあると判定した場合に、盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を送信する判定部と、送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知する通知部と、を備えている。
Description
本開示は、光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法に関する。
本出願は、2017年9月19日出願の日本出願第2017−178696号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用する。
本出願は、2017年9月19日出願の日本出願第2017−178696号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用する。
特許文献1には、光ファイバ同士を接続する融着接続装置が開示されている。
本開示は、光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システムを提供する。この盗難追跡システムは、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡システムである。この盗難追跡システムは、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付ける登録受付部と、登録受付部で受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として複数の情報通信端末に送信する通信部と、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得する取得部と、取得部で取得した無線アクセスポイントの識別子の中に盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定し、盗難品識別子に一致するものがあると判定した場合に、盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を送信する判定部と、送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知する通知部と、を備えている。
本開示は、光ファイバの融着接続装置の盗難追跡方法を提供する。この盗難追跡方法は、管理サーバ及び複数の情報通信端末を備えるシステムにより、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する。この盗難追跡方法は、管理サーバにて、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付けるステップと、管理サーバにて受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として管理サーバが複数の情報通信端末に送信するステップと、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得するステップと、複数の情報通信端末それぞれにおいて取得した無線アクセスポイントの識別子の中に管理サーバから送信された盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定するステップと、盗難品識別子に一致するものがあると判定された場合に、当該判定をした情報通信端末が盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を管理サーバに送信するステップと、情報通信端末から送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知するステップと、を備えている。
[本開示が解決しようとする課題]
融着接続装置は、例えば光ファイバを敷設する現場において使用される。敷設現場では、融着接続装置の使用者(作業員)は、光ファイバの融着作業以外の作業も行うため、融着接続装置から離れることがある。この際に融着接続装置が盗難されることがある。このような盗難に備え、パスワードによるロック機構といったセキュリティ機能を融着接続装置に設けることが考えられる。しかし、融着接続装置の盗難そのものを抑止することは難しい。また、パスワードを解除できれば転売されてしまう可能性もある。盗難の抑止といった観点で更なる改良が望まれている。
融着接続装置は、例えば光ファイバを敷設する現場において使用される。敷設現場では、融着接続装置の使用者(作業員)は、光ファイバの融着作業以外の作業も行うため、融着接続装置から離れることがある。この際に融着接続装置が盗難されることがある。このような盗難に備え、パスワードによるロック機構といったセキュリティ機能を融着接続装置に設けることが考えられる。しかし、融着接続装置の盗難そのものを抑止することは難しい。また、パスワードを解除できれば転売されてしまう可能性もある。盗難の抑止といった観点で更なる改良が望まれている。
[本開示の効果]
本開示によれば、盗難された融着接続装置を効率的に追跡して発見することができる。
本開示によれば、盗難された融着接続装置を効率的に追跡して発見することができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。本開示に係る融着接続装置の盗難追跡システムは、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡システムである。この盗難追跡システムは、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付ける登録受付部と、登録受付部で受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として複数の情報通信端末に送信する通信部と、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得する取得部と、取得部で取得した無線アクセスポイントの識別子の中に盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定し、盗難品識別子に一致するものがあると判定した場合に、盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を送信する判定部と、送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知する通知部と、を備えている。
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。本開示に係る融着接続装置の盗難追跡システムは、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡システムである。この盗難追跡システムは、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付ける登録受付部と、登録受付部で受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として複数の情報通信端末に送信する通信部と、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得する取得部と、取得部で取得した無線アクセスポイントの識別子の中に盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定し、盗難品識別子に一致するものがあると判定した場合に、盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を送信する判定部と、送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知する通知部と、を備えている。
本開示に係る融着接続装置の盗難追跡方法は、管理サーバ及び複数の情報通信端末を備えるシステムにより、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡方法である。この盗難追跡方法は、管理サーバにて、盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付けるステップと、管理サーバにて受け付けた識別情報に基づいて、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として管理サーバが複数の情報通信端末に送信するステップと、複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得するステップと、複数の情報通信端末それぞれにおいて取得した無線アクセスポイントの識別子の中に管理サーバから送信された盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定するステップと、盗難品識別子に一致するものがあると判定された場合に、当該判定をした情報通信端末が盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を管理サーバに送信するステップと、情報通信端末から送信された位置情報を盗難された融着接続装置の位置情報として通知するステップと、を備えている。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法では、各融着接続装置が無線接続可能となっている。これは、近年、融着接続装置の動作ソフトウェアの更新及び工事の進捗管理などにスマートフォンなどの情報通信端末が使われ始めており、相互に無線接続するため融着接続装置に無線機能を搭載することが検討又は実施されていることに起因している。そこで、この融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、この無線機能を利用し、盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子(盗難品識別子)が各情報通信端末により取得される端末周辺の無線アクセスポイントの識別子に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、その情報通信端末の位置情報を、盗難された融着接続装置の位置情報(近似位置情報)として通知する。作業現場等においては装置の外観からは盗難された融着接続装置であるか否かは一見して判別することが困難であるが、上記したように盗難を示す識別子(盗難品識別子)といった情報を用いることにより、この融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、盗難された融着接続装置を効率的に追跡して発見することができる。特に、上述した盗難追跡システムを構成する情報通信端末が作業現場等において用いられる場合、盗難された融着接続装置の発見をより効率的に実現することが可能となる。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法において、通信部は、盗難品識別子の情報を纏めたデータ又は盗難品識別子の更新情報の何れかを複数の情報通信端末に送信するようにしてもよい。盗難品として登録される融着接続装置の盗難品識別子を登録の都度、各情報通信端末に送信するようにしてもよいが、送信すべき盗難品識別子の数が多い場合もあり、また発見されて盗難品としての登録が不要となる場合もある。このため、盗難品識別子の情報を纏めたデータ又は盗難品識別子の更新情報を各情報通信端末に送信することにより、この盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、より効率的な処理を実現する。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法において、複数の情報通信端末のそれぞれは、融着接続装置それぞれの動作ソフトウェアの更新情報を各融着接続装置に送信する更新処理部を備えていてもよい。この場合、この盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、情報通信端末を介して融着接続装置の動作ソフトウェアの更新処理を行うことが可能となる。また、複数の情報通信端末のそれぞれは、融着接続装置の盗難を検知する盗難検知部を備えていてもよい。この場合、この盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、例えば融着接続装置の無線の電波強度の変化などから融着接続装置の不審な動きを検知して盗難を検知し、融着接続装置の盗難自体を防止できる。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法において、取得部は、情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を1時間毎以上の周期又は1日に一度の周期で取得してもよい。盗難された融着接続装置が作業現場等において使用される場合、一日の中で頻繁に移動することは少ないため、それほど頻繁に無線アクセスポイントの識別子の取得を行わなくても、この盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、盗難された融着接続装置を発見することができる。また、取得の頻度を下げることにより、この盗難追跡システム及び盗難追跡方法は、情報通信端末での処理負担を軽減させる。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法において、 取得部は、盗難品識別子の受信をトリガーとして、情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得してもよい。
この光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法において、判定部は、複数の情報通信端末それぞれに設けられていてもよい。また、融着接続装置に搭載される無線モジュールの電波範囲が半径20m以下であってもよい。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法について、以下に図面を参照して説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本開示の実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法について、以下に図面を参照して説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る盗難追跡システムによって盗難追跡の対象となる融着接続装置10について、図1及び図2を参照して、説明する。図1及び図2は、融着接続装置の外観を示す斜視図であり、図1は、風防カバーが閉じている状態の融着接続装置の外観を示し、図2は、風防カバーが開けられて融着接続装置の内部構造が見える状態の外観を示す。融着接続装置10は、光ファイバ同士を融着接続するための装置であり、図1及び図2に示すように、箱状の筐体2を備えている。筐体2の上部には、光ファイバ同士を融着するための融着機構3と、融着機構3で融着される光ファイバの融着接続部に被せられるファイバ補強スリーブを加熱収縮させる加熱器4とが設けられている。融着接続装置10は、筐体2の内部に配置されたカメラ(図示せず)によって撮像された光ファイバ同士の融着接続状況を表示するモニタ5を備えている。さらに、融着接続装置10は、融着機構3への風の進入を防止するための風防カバー6を備えている。
融着機構3は、図2に示すように、一対のファイバ位置決め部3aと、一対の放電電極3bと、一対の光ファイバホルダ3cを載置可能なホルダ載置部と、を有している。融着対象の光ファイバそれぞれは光ファイバホルダ3cに保持固定され、当該光ファイバホルダはそれぞれホルダ載置部に載置固定される。ファイバ位置決め部3aは、光ファイバホルダ3c同士の間に配置され、光ファイバホルダ3cのそれぞれに保持された光ファイバの先端部を位置決めする。放電電極3bは、ファイバ位置決め部3a同士の間に配置され、アーク放電によって光ファイバの先端同士を融着する。融着接続装置10では、ファイバ位置決め部3aによるファイバの位置決め処理や、放電電極3bによるアーク放電の各種条件等が、融着接続装置10のメモリ等に格納されている動作ソフトウェアによって制御される。
融着接続装置10には、このような動作ソフトウェアを無線接続によって更新するための無線モジュール(又は無線内蔵カード)が搭載されている。融着接続装置10の通信部は、例えば無線LANカードなどを含んで構成され、IEEE802.11に準拠した2.4GHz帯での無線通信を後述する情報通信端末30との間で行う。各融着接続装置10固有の無線アクセスポイント(無線AP)のSSID(識別子)は、例えば半径10m程度の範囲で無線送信される。SSIDの例としては、例えば、1台目の融着接続装置10の無線APのSSIDが「T71C_420000001」であり、2台目の融着接続装置10の無線APのSSIDが「T71C_420000002」であり、3台目の融着接続装置10の無線APのSSIDが「T71C_420000003」であり、4台目の融着接続装置10の無線APのSSIDが「T71C_420000004」であり、互いに異なる識別子を有する。融着接続装置10による無線通信は上述した通信規格に限られず、他の通信規格であってもよい。
次に、このような無線機能を有する融着接続装置10が盗難された場合に、盗難された融着接続装置(以下「盗難品」とも記す)を追跡する盗難追跡システム1の概要について、図3を参照して説明する。図3は、光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システムの一例の概要を示す図である。図3に示す融着接続装置10aは、例えば、盗難された融着接続装置を示す。盗難追跡システム1は、管理サーバ20と、複数の情報通信端末30(例えばスマートフォン等)と、を備えて構成されている。盗難追跡システム1は、盗難された融着接続装置10aの所有者又は管理者P1が融着接続装置10aの識別情報(管理番号等)をコンピュータ等を介して入力し、管理サーバ20に識別情報を登録できるように構成されている。管理サーバ20は、登録された融着接続装置10aに搭載されている無線アクセスポイントのSSID(識別子)を盗難品SSID(盗難品識別子)として、複数の情報通信端末30へ送信する。例えば、上述した4台目の融着接続装置が盗難品として登録される場合、盗難品SSIDは、「T71C_420000004」となる。情報通信端末30は、対応する融着接続装置10との間で例えばIEEE802.11に準拠した2.4GHz帯での無線通信を行えるように構成されており、例えば作業者P2等により融着接続装置10の動作ソフトウェアの更新処理又は工事の進捗管理などに用いられる。情報通信端末30は、一般点な情報通信端末であってもよい。
盗難追跡システム1では、盗難品SSIDを受信した各情報通信端末30が、端末周辺のSSIDを取得し、取得したSSIDが盗難品SSIDに一致するか否かを判定する。そして、盗難品SSIDに一致したSSIDを取得した情報通信端末30は、管理サーバ20との間に確立されている電気通信回線等(一部無線通信含む)により、管理サーバ20に当該情報通信端末30の位置情報と判定対象の盗難品SSIDとを紐付けて送信する。なお、融着接続装置10aに搭載されている無線モジュールは、その電波範囲Rが例えば半径10m程度であることから、融着接続装置10aを発見した情報通信端末30の位置情報はその発見した融着接続装置10aの位置情報と見做すことができる。無線モジュールの電波範囲Rは、例えば20m以下であってもよい。端末の位置情報を受信した管理サーバ20は、融着接続装置10aの位置情報として、当該情報通信端末の位置情報を、登録した所有者又は管理者P1に通知する。通知する手段は電子メールなどの送信手段を用いることができる。以上により、盗難追跡システム1は、盗難された融着接続装置10aを追跡することができる。
続いて、図4〜図6を参照して、盗難追跡システム1の構成をより詳細に説明する。図4は、盗難追跡システム1の機能ブロック図である。図5は、管理サーバ20のハードウェア構成を示すブロック図である。図6は、情報通信端末30のハードウェア構成を示すブロック図である。管理サーバ20は、図4に示すように、機能的には、通信部21、装置管理部22、登録受付部23、盗難管理部24、及び、通知部25を備えている。管理サーバ20は、物理的には、図5に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、キーボード等の入力装置20d、各種のデータを送受信する通信モジュール20e、半導体メモリ又はハードディスク等の補助記憶装置20f、及び、ディスプレイ等の出力装置20g等のハードウェアを備えるコンピュータを含むものとして構成される。管理サーバ20は、RAM20b等のハードウェア上に取り込まれたプログラム等により、CPU20aの制御のもとでこれらハードウェアを動作させると共にRAM20b及び補助記憶装置20f等におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、管理サーバ20の各機能を実現する。
通信部21は、電気通信回線(一部、無線通信含む)を介して情報通信端末30の通信部31との間で情報の送受信を行う。通信部21は、装置管理部22によって管理されている融着接続装置10による工事の進捗管理又は融着接続装置10の動作ソフトウェア又はその更新情報と、盗難管理部24によって生成される融着接続装置10aの盗難品SSIDと、を各情報通信端末30に送信する。また、通信部21は、情報通信端末30からの進捗管理情報と、融着接続装置10aを発見した場合の位置情報と、を含む各種情報を受信する。
装置管理部22は、情報通信端末30を介しての融着接続装置10による工事の進捗管理情報又は融着接続装置10の動作ソフトウェアの情報等を管理する。盗難追跡システム1では、融着接続装置10が情報通信端末30と無線接続されるように構成されているため、かかる無線接続により融着接続装置10の各種情報を情報通信端末30を介して取得し、これらの情報を管理及び処理することが可能となっている。
登録受付部23は、盗難された融着接続装置10aの所有者又は管理者P1から融着接続装置10aの識別情報の入力があった場合に、その入力の登録を受け付ける。登録受付部23は、融着接続装置10aの識別情報の入力があった場合、当該識別情報を管理サーバ20の記憶領域に記録する。
盗難管理部24は、登録受付部23で登録を受け付けた融着接続装置10aの識別情報から融着接続装置10aの無線アクセスポイントのSSIDを所定のデータベースから取得して、当該識別情報とその無線アクセスポイントのSSIDとを紐付けて盗難情報として管理する。盗難管理部24は、盗難情報に含まれる無線アクセスポイントのSSIDを盗難品SSIDとして、通信部21を介して複数の情報通信端末30に送信する。盗難管理部24は、登録受付部23での登録を受け付ける毎に盗難品SSIDを情報通信端末30に送信させてもよいし、所定の周期で取りまとめた盗難品SSIDの纏め情報を情報通信端末30に送信してもよい。盗難管理部24は、盗難品が発見されて盗難登録が一部外された盗難品SSIDの更新情報を情報通信端末30に送信するようにしてもよい。
通知部25は、融着接続装置10aを発見した情報通信端末30から送信された当該情報通信端末の位置情報を融着接続装置10aの位置情報として登録者に通知する。通知部25は、かかる位置情報が情報通信端末30から通信部21を介して受信されると、当該位置情報に紐付いている盗難品SSIDから識別情報を読み出して、対象である所有者又は管理者P1を割り出し、電子メール等の通知手段を用いて通知する。電子メール等による通知を受けた所有者又は管理者P1は、当該通知メールに含まれる位置情報から、融着接続装置10aを発見することが可能となる。
情報通信端末30は、例えばスマートフォンなどの携帯型無線通信端末又は無線通信機能を備えたパーソナルコンピュータ(PC)などの情報通信端末から構成される。情報通信端末30は、機能的には、通信部31、更新処理部32、盗難検知部33,取得部34、及び、判定部35を備えている。情報通信端末30は、物理的には、図6に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、タッチパネル等のユーザ操作の入力を受け付けるための入力装置30d、データを無線にて送受信する無線通信モジュール30e、半導体メモリ又はハードディスク等の補助記憶装置30f、ディスプレイ等の出力装置30g、及び、位置情報を取得するためのGPS30h等のハードウェアを備えるコンピュータを含むものとして構成される。情報通信端末30は、RAM30b等のハードウェア上に取り込まれたプログラム等により、CPU30aの制御のもとでこれらハードウェアを動作させると共にRAM30b及び補助記憶装置30f等におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、情報通信端末30の各機能を実現する。
通信部31は、例えば無線通信モジュール30eを含んで構成され、融着接続装置10との間で無線通信により各種の無線信号の受信を行う。通信部31は、例えば、端末に内蔵される無線LANモジュールなどを含んで構成され、融着接続装置10側の無線規格に対応するように、例えばIEEE802.11に準拠した2.4GHz帯での通信を行う。通信部31は、融着接続装置10、10aそれぞれから各融着接続装置10,10aに個別に割り当てられたSSID(識別子)を無線信号により受信する。通信部31は、所定の電気通信網(一部、無線を含む)等を通じて、管理サーバ20との間で所定の信号の送受信を行う。
更新処理部32は、通信部31によって受信されたSSID(識別子)が割り当てられている融着接続装置10それぞれの動作ソフトウェアが更新対象であるか否かを判定して、必要に応じて、動作ソフトウェアの更新処理を行う。更新処理部32は、融着接続装置10からSSIDを受信すると、所定の電気通信網を介して管理サーバ20のデータベースにアクセスし、動作ソフトウェアの更新処理が必要となる対象装置リストを取得し、当該対象装置リストの中に受信したSSIDが含まれているか否か、すなわち動作ソフトウェアの更新処理が必要な融着接続装置10であるか否かを判定する。そして、更新処理部32は、動作ソフトウェアの更新処理が必要な融着接続装置10であると判定した場合には、必要な情報を融着接続装置10へ無線送信する。融着接続装置10では、この情報を取得した場合、必要な動作ソフトウェアの更新処理を実行する。
盗難検知部33は、融着接続装置10との間の無線信号の強度変化を利用して、融着接続装置10が作業現場等において盗難されることを事前検知する。盗難検知部33は、融着接続装置10との間の無線信号の強度変化を利用して、融着接続装置10の盗難状態を事前に検知し、作業者にブザー又は振動等により報知する。盗難検知部33は、無線信号の強度変化が通常よりも急な変化を見せた場合又は、無線信号の強度が所定値よりも弱くなった場合(融着接続装置10がより遠くに離れてしまった場合)に盗難状態として検知してもよい。
取得部34は、情報通信端末30にて、融着接続装置10aに予め割り当てられている無線アクセスポイントのSSID(盗難品SSID)を受信した場合に、所定周期で各情報通信端末30の周辺の無線アクセスポイントのSSIDを取得する。取得部34は、取得した周辺の無線アクセスポイントのSSIDの情報を判定部35に受け渡す。
判定部35は、取得部34で取得した無線アクセスポイントのSSIDの中に管理サーバ20から送信された盗難品SSIDに一致するものがあるか否かを判定する。判定部35は、取得部34から周辺の無線アクセスポイントのSSIDの情報を受け取ると、これらの無線アクセスポイントのSSIDの中に管理サーバ20から送信された盗難品SSIDに一致するものがあるか否かを判定する。判定部35は、盗難品SSIDに一致するものがあると判定した場合に、盗難品SSIDと共に当該情報通信端末30の位置情報を通信部31を介して管理サーバ20に送信する。これにより、管理サーバ20による融着接続装置10aの位置情報の通知が実行される。
次に、盗難された融着接続装置の盗難追跡方法について、図7を参照して説明する。図7は、盗難追跡システム1により、盗難された融着接続装置を追跡する方法を示すシーケンス図である。
まず、所有者又は管理者P1により盗難された融着接続装置の識別情報の登録が行われると、盗難追跡システム1の管理サーバ20は、その識別情報の登録受付を行う(ステップS1)。盗難された融着接続装置の識別情報の登録受付が行われると、管理サーバ20は、管理データベースからその識別情報に該当する融着接続装置の無線アクセスポイントのSSIDを読み出し、当該識別情報とその無線アクセスポイントのSSIDとを紐付けて盗難情報として管理する。これに加え、管理サーバ20は、その無線アクセスポイントのSSIDを盗難品SSIDとして複数の情報通信端末30に送信する(ステップS2)。
盗難品SSIDを受信した各情報通信端末30は、受信した盗難品SSIDを所定の記憶領域に記憶して登録すると共に(ステップS3)、端末周辺の無線アクセスポイントのSSIDを取得する処理を行う(ステップS4)。そして、情報通信端末30は、取得した端末周辺のSSIDの何れかが盗難品SSIDに一致するか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5の判定にて、取得したSSIDのいずれもが盗難品SSIDに一致しない場合、情報通信端末30は、所定期間の経過を待ち(ステップS6)、ステップS4の端末周辺の無線アクセスポイントのSSIDの取得、及び、ステップS5の盗難品SSIDとの対比処理を再度、実行する。ここでいう所定期間の経過としては、例えば1時間以上の時間又は1日などであってもよい。つまり、上述した取得判定処理を1時間毎以上の周期又は1日に一度の周期で実行してもよい。
一方、ステップS5の判定にて、取得したSSIDのいずれかが盗難品SSIDに一致した場合、その情報通信端末30は、自機の位置情報をGPSなどから取得し、その位置情報を盗難品SSIDと紐付けて管理サーバ20に送信する(ステップS7)。位置情報を送信した情報通信端末30は、他の盗難品SSIDの追跡処理のため、所定期間の経過を待ち(ステップS8)、ステップS4の端末周辺の無線アクセスポイントのSSIDの取得、及び、ステップS5の盗難品SSIDとの対比処理を再度、実行する。
情報通信端末30から、盗難品の位置情報として当該情報通信端末の位置情報が送られてくると、管理サーバ20は、当該位置情報に紐付けられた盗難品SSIDを管理している盗難情報に照合し、対象となる識別情報を有する融着接続装置又はその所有者を特定する。管理サーバ20は、その所有者に対して、盗難された融着接続装置の位置情報を電子メールなどの通知手段により通知する(ステップS9)。以上により、盗難された融着接続装置の盗難追跡方法が終了する。
以上、本実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム1及び盗難追跡方法によれば、融着接続装置10,10aに搭載されている無線機能を利用し、盗難された融着接続装置10aに予め割り当てられている無線アクセスポイントのSSID(盗難品SSID)が各情報通信端末30により取得される端末周辺の無線アクセスポイントのSSIDに一致するか否かを判定する。盗難追跡システム1は、一致すると判定した場合には、その情報通信端末30の位置情報を盗難された融着接続装置10aの位置情報(近似位置情報)として通知する。作業現場等においては装置の外観からは盗難された融着接続装置であるか否かは一見して判別することが困難であるが、上記したように盗難を示す識別子(盗難品識別子)といった情報を用いることにより、盗難された融着接続装置10aを効率的に追跡して発見することが可能となる。特に、上述した盗難追跡システム1を構成する情報通信端末30が作業現場等において用いられる場合、盗難された融着接続装置10aの発見をより効率的に実現することが可能となる。
本実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム1及び盗難追跡方法において、管理サーバ20は、盗難品SSIDの情報を纏めたデータ又は盗難品SSIDの更新情報の何れかを各情報通信端末30に送信することも可能である。盗難品として登録される融着接続装置の盗難品SSIDを登録の都度、各情報通信端末30に送信するようにしてもよいが、送信すべき盗難品SSIDの数が多い場合もあり、また発見されて盗難品としての登録が不要となる場合もある。このため、盗難追跡システム1は、盗難品SSIDの情報を纏めたデータ又は盗難品SSIDの更新情報を各情報通信端末30に送信することにより、より効率的な処理が可能となる。
本実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム1及び盗難追跡方法において、複数の情報通信端末30のそれぞれは、融着接続装置10それぞれの動作ソフトウェアの更新情報を各融着接続装置に送信する更新処理部32を備えている。このため、情報通信端末30を介して融着接続装置10の動作ソフトウェアの更新処理を行うことが可能となる。また、複数の情報通信端末30のそれぞれは、融着接続装置10の盗難を検知する盗難検知部33を備えている。このため、例えば融着接続装置からの無線の電波強度の変化などから融着接続装置の不審な動きを検知して盗難を検知することができ、融着接続装置10の盗難自体を防止することが可能となる。このように、盗難検知機能及び盗難追跡機能の2つの機能を備えていることから、盗難追跡システム1は、より一層、融着接続装置の盗難を抑止する。
本実施形態に係る光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム1及び盗難追跡方法において、取得部34は、情報通信端末30周辺の無線アクセスポイントのSSIDを1時間毎以上の周期又は1日に一度の周期で取得することもできる。盗難された融着接続装置10aが作業現場等において使用される場合、一日の中で頻繁に移動されることは少ないため、それほど頻繁に無線アクセスポイントのSSIDの取得を行わなくても盗難品を発見することは可能である。また、取得の頻度を下げることにより、盗難追跡システム1は、情報通信端末30での処理負担を軽減できる。
以上、本実施形態に係る融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法について説明してきたが、本発明に係る盗難追跡システム及び盗難追跡方法は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形を適用することができる。
1…盗難追跡システム、10,10a…融着接続装置、20…管理サーバ、21…通信部、22…装置管理部、23…登録受付部、24…盗難管理部、25…通知部、30…情報通信端末、31…通信部、32…更新処理部、33…盗難検知部、34…取得部、35…判定部、P1…所有者又は管理者、P2…作業者。
Claims (10)
- それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡システムであって、
前記盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付ける登録受付部と、
前記登録受付部で受け付けた前記識別情報に基づいて、前記盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として複数の情報通信端末に送信する通信部と、
前記複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得する取得部と、
前記取得部で取得した前記無線アクセスポイントの識別子の中に前記盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定し、前記盗難品識別子に一致するものがあると判定した場合に、前記盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を送信する判定部と、
前記送信された位置情報を前記盗難された融着接続装置の位置情報として通知する通知部と、
を備える、融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記通信部は、前記盗難品識別子の情報を纏めたデータ又は前記盗難品識別子の更新情報の何れかを前記複数の情報通信端末に送信する、
請求項1に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記複数の情報通信端末のそれぞれは、前記融着接続装置それぞれの動作ソフトウェアの更新情報を各融着接続装置に送信する更新処理部を備える、
請求項1又は請求項2に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記複数の情報通信端末のそれぞれは、前記融着接続装置の盗難を検知する盗難検知部を備える、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記取得部は、前記情報通信端末周辺の前記無線アクセスポイントの識別子を1時間毎以上の周期又は1日に一度の周期で取得する、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記取得部は、前記盗難品識別子の受信をトリガーとして、前記情報通信端末周辺の前記無線アクセスポイントの識別子を取得する、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記判定部は、前記複数の情報通信端末それぞれに設けられている、
請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 前記融着接続装置に搭載される無線モジュールの電波範囲が半径20m以下である、
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の融着接続装置の盗難追跡システム。 - 管理サーバ及び複数の情報通信端末を備えるシステムにより、それぞれが無線接続可能な複数の融着接続装置のうち盗難された少なくとも1つの融着接続装置を追跡する盗難追跡方法であって、
前記管理サーバにて前記盗難された融着接続装置の識別情報の登録を受け付けるステップと、
前記管理サーバにて受け付けた前記識別情報に基づいて、前記盗難された融着接続装置に予め割り当てられている無線アクセスポイントの識別子を盗難品識別子として前記管理サーバが複数の情報通信端末に送信するステップと、
前記複数の情報通信端末それぞれにおいて所定周期で各情報通信端末周辺の無線アクセスポイントの識別子を取得するステップと、
前記複数の情報通信端末それぞれにおいて取得した前記無線アクセスポイントの識別子の中に前記管理サーバから送信された前記盗難品識別子に一致するものがあるか否かを判定するステップと、
前記盗難品識別子に一致するものがあると判定された場合に、当該判定をした情報通信端末が前記盗難品識別子と共に当該情報通信端末の位置情報を前記管理サーバに送信するステップと、
前記情報通信端末から送信された前記位置情報を前記盗難された融着接続装置の位置情報として通知するステップと、
を備える、融着接続装置の盗難追跡方法。 - 前記取得するステップは、前記盗難品識別子の受信をトリガーとして、各情報通信端末周辺の前記無線アクセスポイントの識別子を取得する、
請求項9に記載の融着接続装置の盗難追跡方法。
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