JP2006058474A - 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置 - Google Patents

光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006058474A
JP2006058474A JP2004238682A JP2004238682A JP2006058474A JP 2006058474 A JP2006058474 A JP 2006058474A JP 2004238682 A JP2004238682 A JP 2004238682A JP 2004238682 A JP2004238682 A JP 2004238682A JP 2006058474 A JP2006058474 A JP 2006058474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
cutting
cutting device
blade
fusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004238682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4383289B2 (ja
Inventor
Junichi Kazama
純一 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2004238682A priority Critical patent/JP4383289B2/ja
Publication of JP2006058474A publication Critical patent/JP2006058474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4383289B2 publication Critical patent/JP4383289B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

【課題】切断刃の正確な寿命の確認を出切るようにして、光ファイバの切断・融着接続を高品質に行えるようにし、かつ切断・融着接続に係る加工処理の詳細で容易な管理方法を提供する。
【解決手段】融着接続機100は、単に切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定するだけでなく、切断部の形状が不良であるか否か(すなわち、切断角θが所定閾値θ1を超えたか否か)も更に判定し、当該両判定結果により、切断回数が閾値Nを超え、なお且つ切断角θが閾値θ1を超えた場合に、刃の調整及び/又は交換要請を切断装置作業者に通知する。また、切断装置200は、当該通知に基づいて例えば刃の交換を示すアラートを操作者に報知する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置に関する。
光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃(以下、単に刃という)は、使用回数の増加に伴って磨耗し、寿命を迎えることが知られている。このような寿命を過ぎた刃を用いて切断された光ファイバは、断面が略鏡面状にならない、又は、端面が光ファイバの長手方向(光軸)に略垂直ではなかったりする。このような状態で融着接続されると、当該接続個所に亀裂や気泡等の不良部分が形成される恐れがある。
刃の寿命は、実際に切断した光ファイバの数にほぼ依存する。このため、従来では、切断回数を計測するための機械的なカウンタ機能を切断装置本体に備えた光ファイバ切断装置が考案されている(例えば、特許文献1)。このような光ファイバ切断装置では、刃が動く度に当該カウンタ値が1ずつ機械的にインクリメントされ、これにより、切断回数が計測される。
また、光ファイバ切断装置本体に備える刃が当たる力を調整するバネやネジ緩み等の不具合により、切断状況が悪くなる。又は、特許文献1のような手に持って切断する形式のものでは、作業者の熟練度により、切断状況が悪い場合があった。
また、光ファイバ融着接続機において、所定位置にセットされた光ファイバを観察し断部の状況を熟練した作業者がモニタ画面をみて光ファイバ端部の良否を判定することがあった。
さらに、融着接続後の接続部の判定も作業者の熟練度によるものがあった。
また、光ファイバ融着接続機において、カメラ、CPU、放電回路等を備えるもので、放電後における光ファイバの溶融量を観察するものがあった(例えば、特許文献2)。
また、光ファイバ切断装置及び/又は光ファイバ融着接続機自体の管理や、切断部や接続部等を管理しながら接続作業をするようなことはあまり実施されていなかった。
実開平2−62405号公報 特開平5−150132号公報
上記従来の光ファイバ切断装置が有するような機械的なカウンタ機能では、光ファイバがM本(Mは自然数)の光ファイバを含むような場合には、1回の切断でM本の光ファイバが切断されるため、光ファイバの実際の切断心数Mを、当該従来のカウンタ機能によるカウント値に正確に反映させるのは困難である。また、光ファイバ1本毎の切断状況を把握することは困難であった。このため、刃の正確な寿命の確認が困難となり、光ファイバの切断・融着接続が高品質に行えない等の困難が生じ得る。また、このような切断・融着接続に係る加工処理の高品質化を実現するため、当該加工処理に対する詳細且つ容易な管理方法の考案が望まれている。
本発明の課題は、光ファイバの切断・融着接続が高品質に行えるようにするとともに、この切断・融着接続に係る加工処理に対する詳細且つ容易な管理方法を実現することである。
この発明の光ファイバ切断装置の第1の態様は、光ファイバを切断する光ファイバ切断装置において、
自機を他の光ファイバ切断装置と識別するための識別手段を備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第2の態様は、光ファイバを把持固定する光ファイバ把持具を所定位置に着脱できるセット部と、前記セット部には前記光ファイバ把持具を特定するための特定手段とを備えることを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第3の態様は、光ファイバを切断する光ファイバ切断装置において、光ファイバを切断する切断回数をカウントする少なくとも1つのカウント手段を有することを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第4の態様は、光ファイバを切断する光ファイバ切断装置において、光ファイバに加傷するための刃の調整及び/又は交換指示を外部機器から受信する第1の通信手段を備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第5の態様は、前記受信した刃の調整及び/又は交換指示に応じて、当該指示内容を報知する報知手段を備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第1の態様は、光ファイバを把持固定する光ファイバ把持具を所定位置に着脱できるセット部と、
少なくとも一方の光ファイバを移動及び/又は回転させる稼動機構と、
光ファイバを加熱するエネルギーを発生させる放電電極とを備え、
少なくとも光ファイバの端部状況と、
前記放電電極により発生されるエネルギーと、
光ファイバの接続後の接続部状況との情報を蓄積及び/又は処理できることを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第2の態様は、光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続機において、
外部に設けられた光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウント手段と、
前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像手段と、
前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する解析手段と、
前記切断部の画像を蓄積及び/又は処理できることを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第3の態様は、前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定手段と、
前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第4の態様は、上述した光ファイバ切断装置との間でデータの送受信を行う第2の通信手段を更に備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第5の態様は、上述した記載の光ファイバ切断装置との間でデータ通信可能な光ファイバ融着接続機であって、
前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウント手段と、
前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像手段と、
前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する解析手段と、
前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定手段と、
前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置に送信する第2の通信手段と、
を備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第6の態様は、前記カウント手段は、前記刃の調整及び/又は交換時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数を、融着接続回数に基づいてカウントし、
前記解析手段は、前記切断部の画像から、当該切断部の形状の良否を判定し、
前記判定手段は、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第7の態様は、前記解析手段は、前記切断部の画像から、少なくとも1本の光ファイバを計測するとともに、当該切断部の形状の良否を判定し、
前記カウント手段は、前記計測結果に基づいて光ファイバの切断回数をカウントし、
前記判定手段は、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ把持具の第1の態様は、光ファイバを把持して、光ファイバ切断装置や光ファイバ融着接続機に当該光ファイバをそれぞれ装着するための光ファイバ把持具において、
自具を識別するための光ファイバ把持具識別データを読出し可能に保持する光ファイバ把持具識別データ保持手段を備えたことを特徴とする光ファイバ把持具である。
この発明の光ファイバ補強装置の第1の態様は、融着接続後の光ファイバの当該融着接続個所を補強するための光ファイバ補強装置において、
融着接続を含む光ファイバに対する加工処理に係る履歴データを、書込み及び/又は読出し可能に保持する履歴データ保持手段を備えたことを特徴とする光ファイバ補強装置である。
この発明の光ファイバ補強装置の第2の態様は、前記履歴データを外部機器から受信する履歴データ受信手段を更に備え、
前記履歴データ保持手段は、前記受信された履歴データを、書込み及び/又は読出し可能に保持することを特徴とする光ファイバ補強装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第6の態様は、上述した光ファイバ把持具を装着するための第1の装着手段と、
前記装着された光ファイバ把持具から前記光ファイバ把持具識別データを読出す第1の光ファイバ把持具識別データ読出し手段と、
を更に備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第7の態様は、自機を識別するための光ファイバ切断装置識別データを読出し可能に保持する光ファイバ切断装置識別データ保持手段を更に備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第8の態様は、前記切断装置識別データには、前記刃の識別データが含まれていることを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ切断装置の第9の態様は、上述した通信手段は、前記切断装置識別データを外部機器に送信することを特徴とする光ファイバ切断装置である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第8の態様は、光ファイバの切断から融着接続までの加工処理に係る履歴データを蓄積する履歴データ蓄積手段を更に備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第9の態様は、上述した光ファイバ把持具を装着するための第2の装着手段と、
前記装着された光ファイバ把持具から前記把持具識別データを読出す第2の把持具識別データ読出し手段と、
を更に備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第10の態様は、前記第2の通信手段は、上述した光ファイバ切断装置から当該切断装置を識別するための切断装置識別データを受信することを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第11の態様は、前記履歴データ蓄積手段は、前記把持具識別データ、前記切断装置識別データ、自機を識別するための光ファイバ融着接続機識別データのうち少なくとも一つの識別データを前記履歴データに加えて蓄積することを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第12の態様は、前記履歴データを上述した光ファイバ補強装置に送信する履歴データ送信手段を更に備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ融着接続機の第13の態様は、少なくとも前記光ファイバ切断装置を識別するための識別手段と、
前記光ファイバ把持具を特定するための特定手段と、
判別可能な判別手段とを備えることを特徴とする光ファイバ融着接続機である。
この発明の光ファイバ切断接続システムの第1の態様は、少なくとも上述した光ファイバ切断装置と、上述した光ファイバ融着接続機とをデータ通信可能にする通信部を備えたことを特徴とする光ファイバ切断接続システムである。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第1の態様は、光ファイバを切断する光ファイバ切断装置と、光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続機とを用いた光ファイバの切断・融着接続に係る加工処理を管理する光ファイバ加工管理方法であって、
前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウントステップと、
前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像するステップと、
前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する画像解析ステップと、
前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定ステップと、
前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置に送信する送信ステップと、
前記刃の調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置を介して報知する報知ステップと、
を含むことを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第2の態様は、光ファイバを切断する光ファイバ切断装置と、光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続機とを用いた光ファイバの切断・融着接続に係る加工処理を管理する光ファイバ加工管理方法であって、
前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウントステップと、
前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像ステップと、
前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する画像解析ステップと、
前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定ステップと、
前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を報知する報知ステップと、
を含むことを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第3の態様は、前記カウントステップでは、前記刃の調整及び/又は交換時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数を、融着接続回数に基づいてカウントし、
前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、当該切断部の形状の良否を判定し、
前記判定ステップでは、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第4の態様は、前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、当該切断部の角度を判定し、前記角度が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第5の態様は、前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、少なくとも1本の光ファイバを計測するとともに当該切断部の形状の良否を判定し、
前記カウントステップでは、前記計測結果に基づいて光ファイバの切断回数をカウントし、
前記判定ステップでは、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第6の態様は、光ファイバに対する切断から融着接続までの加工処理に係る履歴データを、前記光ファイバ融着接続機が具備するデータの書込み・読出しが可能なメモリに蓄積させる履歴データ蓄積ステップと、
データの書込み・読出しが可能であり、当該加工処理後の光ファイバに装着される光ファイバ補強装置に、前記履歴データを記録する履歴データ記録ステップと、
を更に含むことを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第7の態様は、自具の識別データを読出し可能に保持する光ファイバ把持具を用いて、前記光ファイバ切断装置及び光ファイバ融着接続機に光ファイバを装着し、
前記履歴データ蓄積ステップでは、前記光ファイバ把持具から把持具識別データを取得し、前記光ファイバ切断装置から当該光ファイバ切断装置を識別するための切断装置識別データを取得し、前記光ファイバ融着接続機から当該光ファイバ融着接続機を識別するための光ファイバ融着接続機識別データを取得して、当該三つの識別データのうち少なくとも一つの識別データを前記履歴データに含めて蓄積することを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
この発明の光ファイバ加工管理方法の第8の態様は、複数の前記光ファイバ切断装置及び/又は複数の前記前記光ファイバ把持具とを判別可能な判別手段を備え、
前記複数の前記光ファイバ切断装置及び/又は前期複数の前記前記光ファイバ把持具の1つずつを光ファイバ融着接続機において少なくとも履歴データを管理できることを特徴とする光ファイバ加工管理方法である。
従って、本発明によれば、刃の劣化状態を光ファイバの端部状況及び/又は融着接続状況によって確認し、光ファイバ切断装置本体や刃を調整及び/又は交換をすることにより、光ファイバの切断・融着接続が高品質に行える。また、このような切断・融着接続に係る加工処理の高品質化を実現するため、当該加工処理に対する詳細且つ容易な管理方法が提供できる。
以下、図面を参照して本実施の形態について説明する。
まず、本実施の形態における光ファイバ切断接続システム1の概略構成について説明する。光ファイバ切断接続システム1は、図1に示すように、光ファイバ同士を互いに融着接続する融着接続機100と、光ファイバを切断する切断装置200とが、切断装置200の識別手段を融着接続機100の判別手段によって識別することや、切断装置200の保持する情報を読み取ることができるものである。及び/又は、切断装置200と融着接続機100とを有線または無線にて片方、又は、相互にデータ通信可能に接続される。
次に、図2、図3を参照して、融着接続機100の制御系に係る概略構成について説明する。
融着接続機100は、図2に示すように、融着接続機制御部10、放電ユニット11、駆動機構12、照明部13、撮像部14、モニタ15、電源ユニット16、操作ユニット17、画像記憶部18、通信部19及びデータ書込み/読取り部1a等を備える。
放電ユニット11は、融着接続を行う2本の光ファイバB1、B2を載置するための載置台(図示略)に向けた二つの電極11a、11bを有し、融着接続機制御部10からの指示に応じてその電極11a、11bが放電して当該載置台に載置された光ファイバB1、B2(すなわち、光ファイバB1、B2に含まれる各光ファイバ)の融着接続を行う。駆動機構12は、融着接続を行う2本の光ファイバB1、B2を載置する上記載置台を、少なくとも1本のファイバを少なくともZ軸方向に稼動させ、光ファイバB1、及び/又は、B2の互いに向き合う端部(以下、切断部という)を所定位置に移動(調心等)を行う。撮像部14は、図3(a)、図3(b)に示すように、融着接続を行う上記載置台に載置された光ファイバB1、B2の接続個所を、X軸方向から撮像するX軸方向カメラ(CCD(Charge Coupled Device)カメラやC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等)14aと、Y軸方向から撮像するY軸方向カメラ14bとを備える。
なお、融着接続機100はX方向、Y方向にも稼動すれば、さらに精度よく光ファイバを調心できる。また、光ファイバの長手方向(光軸)と垂直方向に回転できるようにすれば、光ファイバを傾斜させることができる。さらに、例えば、偏波保持光ファイバ等回転が必要な場合には、少なくとも一方の光ファイバを所定の角度回転して調心することができ、融着接続ができる。
ここで、光ファイバB1、B2のファイバ長手方向をZ軸方向とすると、X軸方向、Y軸方向は、互いに垂直であって、共にZ軸方向に垂直な方向である。X軸方向カメラ14a、Y軸方向カメラ14bは、図3(a)に示すように、光ファイバB1、B2の融着接続個所を挟んで、それぞれ、X軸上、Y軸上で互いに向き合う位置に配置される。照明部13は、図3(a)、図3(b)に示すように、X軸方向照明13a、Y軸方向照明13bを備え、融着接続を行う光ファイバB1、B2の接続部分を二方向(X軸方向、Y軸方向)から照明する。モニタ15は、LCD(Liquid Crystal Diplay)等の表示装置であり、画像処理部1aからの指示に応じて画像記憶部18に記憶された各種画像(X軸方向画像、Y軸方向画像等)を表示する。
融着接続機制御部10は、図示しないCPU(Central Perocessing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、このROMに格納された各種プログラムを実行することにより、融着接続機100の各部を統括的に制御して、光ファイバB1、B2に対する融着接続処理を行う。特に、融着接続機制御部10は、図5のフローチャートに示す処理を行う。
融着接続機制御部10は、切断装置200の識別手段を判別することや、切断装置200の保持する情報を読み取ることができるものである。あるいは、データ通信可能に接続された切断装置200による切断回数をカウントする。この際、融着接続機制御部10は、刃が交換された切断装置200又は刃の光ファイバとの当接個所が移動・変更された切断装置200が、データ通信可能に接続されると、例えば、切断装置200のICタグ(ICチップ)からこれまでの切断回数を読み取り、切断回数を切断装置200及び/又は融着接続機に積算するものである。若しくは、データ通信可能に接続の際に、融着接続機100が有する図示しないリセットスイッチが押下され、融着接続機制御部10のカウンタ値を初期化(ゼロに設定)する。このカウンタ値は、切断装置200による切断回数を表すものであり、融着接続を一回行う毎に、接続する光ファイバの数(すなわち、融着接続機の観察による結果、又は、融着接続機に入力されている光ファイバ種による“心線数”)に応じて当該カウンタ値が全ての心線数ずつインクリメントされる。
なお、ICタグ(ICチップ)は、読み取り専用や読み書き可能なものである。ただし、書き込める形式のものは、装置や機械の識別番号等は変更できないようにしておくことが望ましい。
また、ICタグ(ICチップ)は、それ単体で読み書き可能であってよい。例えば、表面に接点を持ち、読書装置と接触して情報をやりとりするもの。また、外部からの磁力により起電力が発生し、読書装置と情報をやりとりするものなどであってよい。
電源ユニット16は、外部電源から供給される電圧を融着接続機100の各部に供給するための装置である。
操作ユニット17は、融着接続機100を作動操作するための各種指示信号を融着接続機制御部10に出力するための各種操作ボタンを備える。ここで、上記操作ボタンは、各種ファンクションキー(カーソルキーや実行キー等)を含むキーボードであってもよいし、モニタ15に設けたタッチパネルや、マウス等のポインティングデバイスであってもよい。
通信部19は、RS232CやUSB(Universal Serial Bus)やその他の通信規格に基づいて、及び/又は、赤外線等の無線にて、切断装置200との間でデータ通信を行うためのインターフェースを備える。
データ書込み部1aは、融着接続による加工処理後の光ファイバに取り付けられた補強スリーブ等が具備するICタグ等の小型メモリに対し、当該光ファイバに対する加工処理(切断装置200による切断処理や融着接続機100による融着処理等)に係る履歴データを当該ICタグに送信して書き込む、及び/又は、ICタグから情報を読みとる。ここで、ICタグは、誘導起電力を発生させるコイルと、データの送受信を行う通信手段と、データを保持するメモリとを備える。
ここで、上記履歴データのデータ内容は、例えば、作業者により入力される任意コメント、切断角度(左、右、及び左右の合計)、推定接続損失、ID番号、光ファイバが接続された日付・時間、接続プログラム番号(放電時間、押し込み速度等を指定するプログラム番号)、放電カウンタ(累積カウンタや個々の電極11a、11bに対する放電カウンタ)、放電強度、接続状況(接続個所の状態であり、例えば、バブル、太り、細り、ストリーク、未接合等)、作業者の識別データ等である。
次に、図4を参照して、切断装置200の制御系に係る概略構成について説明する。
切断装置200は、図4に示すように、切断装置制御部20、切断ユニット21、アラート(注意喚起や警報)報知部22、通信部23等を備える。
切断装置制御部20は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備え、アラート報知部22、通信部23等を統括的に制御する。特に、切断装置制御部20は、融着接続機制御部10からのアラート報知指示(切断ユニット21が備える刃の調整及び/又は交換や再切断等を指示するものであり、後述する図5に示すステップS5、S7を参照、以下同様)に応じて、当該アラートの報知(視覚若しくは聴覚に対するアラート報知)をアラート報知部22を用いて行う。
切断ユニット21は、各光ファイバに対し切断用の初期傷をつけるための図示しない刃を備える。当該刃は、交換可能、若しくは、上記初期傷をつける際に光ファイバに当接する個所の移動・変更が可能なものとなっている。以下、このような刃の調整及び/又は交換又は光ファイバとの当接個所の移動・変更を、単に“刃の交換”と総称する。
アラート報知部22は、切断装置制御部20からの指示に応じてアラート報知する。アラート報知部22の具体的態様としては、例えば、スピーカ(音によるアラート)、発光ダイオード(光の点滅・点灯によるアラート)や、LCD(文字等の画像によるアラート)等の画像表示装置等である。
通信部23は、RS232CやUSBやその他の通信規格に基づいて、及び/又は赤外線等の無線にて、融着接続機100との間でデータ通信を行うためのインターフェースを備える。
次に、図5、図6を参照して光ファイバ切断接続システム1による光ファイバに対する加工処理について説明する。ここで、融着接続機制御部10がプログラム(融着接続機制御部10のROM内に格納されている)を実行することにより、下記に示す各ステップが行われる。
まず、駆動機構12を駆動制御して、当該整列台に載置された光ファイバB1、B2を、撮像部14により撮像可能な位置まで移動させて、切断部同士を所定位置に移動(調心等)する(ステップS1)。
そして、撮像部14を用いて光ファイバB1、B2の切断部を撮像し、当該撮像画像を画像解析して、各切断部の光ファイバ長手方向に対する傾斜角(若しくは、当該切断部と光ファイバ長手方向(光軸)に垂直な面との間の角であり、以下、切断角という)θを算出する(ステップS2)。そして、ステップS2を行う度に(或いは、ステップS1のみを行う度に)、切断装置200に対する光ファイバの切断回数のカウンタ値を心線数(すなわち、2本分の光ファイバB1、B2に対し、融着接続機の観察により、又は、融着接続機に入力されている光ファイバ種により求める)づつインクリメントする。
ここで、切断角θと、当該切断角θを有する光ファイバを融着接続させて加工する際の接続損失との間には顕著な相関が存在する。この相関関係の概略を図6に示す。図6に示すように、切断角θが予め設定された閾値θ1を超えると、切断部が不良となり、接続損失が急激に増大する。
また、切断角を求める際、1本の光ファイバの端部を光ファイバの長手方向(光軸)に任意の幅ずつの切断位置及び/又は切断角を求め、それらを平均化した値を新たに切断位置及び/又は切断角とすることができる。例えば、図7(c)のように、光ファイバ切断部の任意の数点を選択して一次近似を求め、その一次近似の仮想線から所定距離であるかどうかを判定するものである。
さらに、一次近似の仮想線と光ファイバ長手方向(光軸)に垂直な面との間の角を切断角とし、その切断角が所定の大きさであるかどうかを判定するものである。
また、対向する及び/又は並列する光ファイバ複数本の切断角を平均化したθaveを求め、θaveにて切断部の良否判定をすることができる。
また、切断角θ、一次近似の仮想線、切断角を平均化したθave等は、X軸方向又はY軸方向の一方又は両方観察によって、例えば、どちらか一方でも切断部が不具合であればステップS4へ移行する。又は、X軸方向とY軸方向の平均により判定してもよい。
そこで、ステップS1の後、当該切断角θが閾値θ1を超えたか否か(すなわち、切断部が不良かそれとも良か)を判定し、切断角θが閾値θ1を超えた場合、すなわち、切断部が不良となっている場合には(ステップS3;Yes)、ステップS4に移行して切断装置200による切断回数(カウンタ値)を算出する(ステップS4)。この場合、光ファイバB1、B2のうち少なくとも一方の切断角θが閾値θ1を超えればステップS4に移行する。及び/又は、切断部が観察される欠けやバリ等の状態が不具合のとき、または、切断回数が規定回数を超えた場合にはステップS4に移行する。
ステップS3において、切断角θが閾値θ1以下の場合、すなわち、切断部が良の場合には(ステップS3;No)、ステップS8に移行して当該光ファイバの融着接続処理を行う。そして、ステップS8の後、当該融着接続された接続個所を撮像部14を用いて撮像し(ステップS9)、当該撮像画像に基づいて接続損失の推定値を算出する(ステップS10)。
そして、ステップS10の後、上記推定接続損失が予め設定された損失閾値を超えたか否か、すなわち、接続状態が不良であるか否かを判定し(ステップS11)、推定接続損失が上記損失閾値を超えた場合、すなわち、接続状態が不良の場合には(ステップS11;Yes)、当該内容をモニタ15に表示して操作者に融着接続の再実行(再接続指示)を促し(ステップS12)、推定接続損失が上記損失閾値以下の場合、すなわち、接続状態が良の場合には(ステップS11;No)、光ファイバの加工(切断・融着接続)処理(ステップS1〜11)に係る履歴データを作成する。その後、当該履歴データを、当該加工後の光ファイバに装着された補強スリーブが具備するICタグにデータ書込み部1aを介して無線(或いは有線により)送信して補強スリーブに当該履歴データの書込みを行う(ステップS13)。
ステップS4に戻って説明する。ステップS4において、切断回数(カウンタ値)が規定回数Nを超えた場合には(ステップS4;Yes)、切断装置200へのアラート報知を行い(ステップS5)、切断回数(カウンタ値)が予め設定された規定回数N以下の場合には(ステップS4;No)、切断装置200へのアラート報知を行わずに(ステップS6)、ステップS7に移行して、当該光ファイバ(切断角θが閾値θ1を超えている光ファイバ)に対する再切断指示をモニタ15に表示する(或いは、当該再切断指示を切断装置200に送信する)。
さらに、融着接続機100は、融着接続前に光ファイバ端部状況を撮像し、当該撮像した端部状況(図7に示す、例えば、(a)欠け、(b)バリ等)の良否判断を行った後、不良と判断した(図8に示す、(a)接続部の太り、(b)細り、(c)気泡を内包、(d)接続されない等の不良状態の)画像及び/又は接続良否判断若しくは光ファイバ種類等の情報を記録する。
さらに、融着接続機100から作業者へ、音及び/又は表示(ランプ、文字等)によって報せることができる。外部機器と融着接続機100との間でデータを送受信できる。
上記説明した光ファイバ切断接続システム1によれば、従来の光ファイバ切断装置が有するような機械的なカウンタ機能では、光ファイバがM本(Mは自然数)の光ファイバを含む場合には、1回の切断でM本の光ファイバが切断されるため、光ファイバの実際の切断心数Mを、当該従来のカウンタ機能によるカウント値に正確に反映させるのは困難であるが、光ファイバ切断接続システム1が備える融着接続機100は、単に切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定するだけでなく、切断部の形状が不良であるか否か(すなわち、切断角θが所定閾値θ1を超えたか否か)をも更に判定し、その結果、切断回数が閾値Nを超え、なお且つ切断角θが閾値θ1を超えた場合に、刃の調整及び/又は交換要請を切断装置200に通知する。切断装置200は、当該通知に基づいて刃の調整及び/又は交換を示すアラートを操作者に報知する。これにより、操作者は、従来より正確に刃の調整及び/又は交換タイミングが確認可能となる。
また、光ファイバの切断・融着接続に係る加工処理の際の各種履歴データが、当該加工後の光ファイバの補強スリーブに設けられたICタグ等の小型メモリに記録できるので、光ファイバの加工処理(切断・融着接続処理)に対する詳細管理が容易に行える。
なお、本実施の形態における記述は、上記したものに限定されない。本実施の形態における光ファイバ切断接続システム1や、融着接続機100、切断装置200の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、切断装置200は、高精度な光ファイバの切断を行うためのものであってもよいし、切断ユニット21のみを備えたステイプル形式のような簡易型のものであってもよく、光ファイバを切断する全ての切断装置に対し適用可能である。
また、融着接続機制御部10により、切断部の撮像画像から光ファイバの実際の切断心数がカウントされ、当該カウント値が、切断装置200に通知されたり或いはモニタ15に表示されるような構成であってもよい。これによれば、光ファイバの切断数が計測可能となり、切断装置自体や刃の調整及び/又は交換タイミングの取得可能となる。
融着接続機100と切断装置200との間のデータ通信は、有線のみならず、IrDA(Infra-red Data Association)や Bluetooth 等を用いた無線通信によっても可能である。
また、光ファイバを融着接続機100や切断装置200にセットする際に用いる図示しない光ファイバ把持具に、当該光ファイバ把持具のIDデータが記録されたバーコードやICタグを設けるようにしてもよい。この場合、融着接続機100や切断装置200には光ファイバ把持具を装着する装着部が形成されており、当該装着部には、当該バーコードやICタグからデータを読み取るための読取器が設けられている。これにより、切断処理から融着接続処理にわたって、加工処理対象の光ファイバが容易に特定可能となるため、当該光ファイバの加工処理に対する一貫した管理が容易に行える。
また、融着接続機100、切断装置200や上記光ファイバ把持具が各々識別データを有するようであってもよい。更に、当該各識別データのうち少なくとも一つの識別データを履歴データに加えるようにしてもよい。各識別データは、それぞれ、融着接続機100の融着接続機制御部10が有するRAM、切断装置200の切断装置制御部20が有するRAM、光ファイバ把持具が有するバーコードやICタグ等(何れも図示略)に記録保持される。この場合、融着接続機100や切断装置200は、装着された光ファイバ把持具に設けられたバーコードやICタグから識別データを読み出すための読出し手段を備える。
また、具体的な例としては、図9に示すような光ファイバ切断装置201は、単心又は多心の光ファイバ把持具30(図9では、30aと30bとは光ファイバ把持具の形状は異なる)、31、32(図10参照)をセット台201aに着脱できるものであるが、光ファイバ把持具30、31,32を装着する際に、セット台201aに設けた図示しない判別手段(バーコードリーダやICチップ読み取り部等)により、光ファイバ把持具30、31に備えたバーコード(図10(a)に示す光ファイバ把持具31を参照)やICチップ(図10(b)に示す光ファイバ把持具32を参照)等の情報を読み取ることができるものである。さらに、切断装置201に記憶部(図示略)を備え、光ファイバ把持具30、31,32の識別情報や使用回数等を記憶して、切断装置201自体が各種情報を報知する、あるいは、外部機器とデータをやりとり可能とすれば、管理情報として使うことができる。また、図9(a)のように光ファイバの切断回数をカウントするカウンタ202や、図9(b)のように表示装置203や外部機器との間を有線や無線で通信する通信手段204が設けることができる。
また、光ファイバ把持具は3つ以上、例えば、次に融着接続作業を行う予定の光ファイバを予め準備しておき複数使用する。又は、異種の光ファイバ(例えば、単心の光ファイバの融着接続作業に続けて、リボン型の光ファイバを融着接続する等)の際に、光ファイバ種に応じた専用の光ファイバ把持具を複数使用するようにしてよい。さらに、光ファイバ切断装置も複数使用してよい。
また、切断に使用している光ファイバ切断装置の判定が刃の調整及び/又は交換となった場合、刃の調整及び/又は交換しても改善されない、例えば、光ファイバ切断装置の本体の不具合(磨耗やネジ緩み等)によるものと考えられるときには、あらたな光ファイバ切断装置を用いても上述のように融着接続機にて管理することができる。
また、図9のように光ファイバ切断装置にバーコードやICチップを備え、光ファイバ融着接続機や読取装置等によって光ファイバ切断装置の情報を把握することができるものであってよい。さらに、バーコードやICチップは光ファイバ切断装置の裏面や蓋体等の任意の位置に備えるようにしてよい。
さらに、カウンタや、表示装置、通信手段についても、光ファイバ切断装置の裏面や上面又は蓋体等の任意の位置に備えるようにしてよい。
また、図9では光ファイバ把持具をセットする光ファイバ切断装置を記したが、光ファイバ把持具を用いない、例えば、クランプ等の光ファイバを把持する機構が付いているものであってよい。もちろん、特許文献1のような手に持って切断する形式の光ファイバ切断装置であってよい。
また、図11に示すような融着接続機101は、放電電極101aや、図示しないカメラ等の観察装置、光ファイバを稼動する装置等が配され、所定の搭載部に光ファイバ把持具30(図9参照)、31、32(図10参照)、33(図11参照)、並びに、34、35(図13参照)を着脱できるものである。光ファイバ融着接続機101は、単心又は多心等各種の光ファイバ把持具を装着する際に、光ファイバ把持具を装着するセット台に設けた図示しない判別手段(バーコードリーダやICチップ読み取り部等)により、光ファイバ把持具に備えたバーコード(図10(a)、図13(b)に示す光ファイバ把持具を参照)やICチップ(図10(b)、図13(a)に示す光ファイバ把持具を参照)等の情報を読み取ることができるものである。さらに、融着接続機101に図示しない記憶部を備え、光ファイバ把持具の識別情報や使用回数等を記憶して、融着接続機101自体が各種情報を報知する、あるいは、外部機器とデータをやりとり可能とすれば、管理情報として使うことができる。
また、図12は、光ファイバの融着接続部を補強した例を示すものである。図12(a)に示す例は補強スリ−ブを用いた補強例である。この補強スリーブは、熱収縮チューブに補強金属が挿入され、全体を加熱してチューブを収縮させて光ファイバの融着接続部を補強するものであり、ICチップや図示しないバーコード等を備えるものである。また、図12(b)に示す例は再被覆(リコート)を用いた補強例である。この再被覆は、光ファイバの被覆材料と同等のUV硬化樹脂を融着接続部に施し補強するものであり、ICチップや図示しないバーコード等を備えるものである。
また、図13には、光ファイバ把持具の他の例を示すものであり、光ファイバ把持具34,35の本体部分は削り出しや一体成形にて作られ、蓋を付けて光ファイバ把持具となる。その本体部分の裏面側には、二次元バーコードが付けられたり(図13(a)に示す光ファイバ把持具34)、ICチップ等を備えたりする(図13(b)に示す光ファイバ把持具35)。
また、図3では照明部13と撮像部14が2つずつであるが、これ以上の数量あってもよい。また、それぞれの数量は異なってよい。さらに、照明部13と撮像部14が1つずつによる構成であってよい。
また、画像データ等を蓄積及び/又は処理できる融着接続機において、例えば、表1のように、融着接続毎の作業番号、作業番号、作業者、光ファイバ把持具種と番号、切断装置種(番号)を履歴として保持しておく機能を有するようにして良く。また、融着接続機のモニタや、コンピュータ等の外部機器の表示により見ることができるものである。
Figure 2006058474
また、表1のように、隣り合う融着接続作業の作業者、使用する光ファイバ把持具、切断装置等が異なる場合があるが、融着接続機にて、融着接続前に少なくとも切断装置を識別させ、どの切断装置を使っての光ファイバの切断であるかを認識でき、当該切断装置による切断状況を観察することができる。また、切断装置のシリアル番号等により種別し、同じ切断装置が使われた場合には、切断回数を積算できるようにしておいてよい。
また、融着接続機に有する、又は、取付けられる接続部をスリーブや再被覆等にて補強する補強装置において、バーコードを読取れる、又は、ICチップを読書きできるようにしてよい。
また、識別手段は、磁気テープや磁気カード、又は、レーザ等で任意に作成したホログラム等であってよい。
さらに、光ファイバの被覆除去装置に識別手段を備えれば、例えば、光ファイバの被覆除去の状況及び/又は、ガラス部表面状況を判定し、被覆除去装置に備える被覆除去用の刃の調製及び/又は交換の時期を報せる等ができ、光ファイバの被覆除去装置も管理することが可能となる。
本発明を適用した光ファイバ切断接続システムの概略構成を示す図である。 図1に示す融着接続機の制御系の概略構成を示す図である。 図2に示す放電ユニットの概略構成を示す図である。 図1に示す切断装置の制御系の概略構成を示す図である。 本発明を適用した光ファイバに対する加工管理処理を説明するフローチャートである。 切断角と接続損失との相関を示す図である。 光ファイバの切断部の状況例を示す図である。 光ファイバの融着接続部の不良例を示す図である。 本発明を適用した切断装置および光ファイバの具体例を示す図である。 本発明を適用した光ファイバ把持具を示す図である。 本発明を適用した融着接続機の具体例を示す図である。 本発明を適用した光ファイバの融着接続部を補強した例を示す図である。 本発明を適用した他の光ファイバ把持具を示す図である。
符号の説明
1 光ファイバ切断接続システム
10 融着接続機制御部
100、101 融着接続機
101a、セット台
11 放電ユニット
11a、11b 電極
12 駆動機構
13 照明部
13a X軸方向照明
13b Y軸方向照明
14 撮像部
14a X軸方向CCD
14b Y軸方向CCD
15 モニタ
16 電源ユニット
17 操作ユニット
18 画像記憶部
19 通信部
1a データ書込み部
20 切断装置制御部
200、201 切断装置
201a セット台
21 切断ユニット
22 アラート報知部
23 通信部
30〜35 光ファイバ把持具

Claims (34)

  1. 光ファイバを切断する光ファイバ切断装置であって、
    自機を他の光ファイバ切断装置と識別するための識別手段を備えたことを特徴とする光ファイバ切断装置。
  2. 光ファイバを把持固定する光ファイバ把持具を所定位置に着脱できるセット部と、
    前記セット部に前記光ファイバ把持具を特定するための特定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ切断装置。
  3. 光ファイバを切断する切断回数をカウントする少なくとも1つのカウント手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバ切断装置。
  4. 光ファイバに加傷するための刃の調整及び/又は交換指示を外部機器から受信する第1の通信手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の光ファイバ切断装置。
  5. 前記受信した刃の調整及び/又は交換指示に応じて、当該指示内容を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の光ファイバ切断装置。
  6. 光ファイバを把持固定する光ファイバ把持具を所定位置に着脱できるセット部と、
    少なくとも一方の光ファイバを移動及び/又は回転させる稼動機構と、
    光ファイバを加熱するエネルギーを発生させる放電電極とを備え、
    少なくとも光ファイバの端部状況と、
    前記放電電極により発生されるエネルギーと、
    光ファイバの接続後の接続部状況との情報を蓄積及び/又は処理できることを特徴とする光ファイバ融着接続機。
  7. 外部に設けられた光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウント手段と、
    前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する解析手段と、
    前記切断部の画像を蓄積及び/又は処理できることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ融着接続機。
  8. 前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定手段と、
    前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光ファイバ融着接続機。
  9. 前記光ファイバ切断装置との間でデータの送受信を行う第2の通信手段を更に備えたことを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  10. 前記光ファイバ切断装置との間でデータ通信可能な光ファイバ融着接続機であって、
    前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウント手段と、
    前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する解析手段と、
    前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定手段と、
    前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置に送信する第2の通信手段と、
    を備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続機。
  11. 前記カウント手段は、前記刃の調整及び/又は交換時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数を、融着接続回数に基づいてカウントし、
    前記解析手段は、前記切断部の画像から、当該切断部の形状の良否を判定し、
    前記判定手段は、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項6から請求項10の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  12. 前記解析手段は、前記切断部の画像から、少なくとも1本の光ファイバを計測するとともに、当該切断部の形状の良否を判定し、
    前記カウント手段は、前記計測結果に基づいて光ファイバの切断回数をカウントし、
    前記判定手段は、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項6から請求項11の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  13. 光ファイバを把持して、光ファイバ切断装置や光ファイバ融着接続機に当該光ファイバをそれぞれ装着するための光ファイバ把持具であって、
    自具を識別するための光ファイバ把持具識別データを読出し可能に保持する光ファイバ把持具識別データ保持手段を備えたことを特徴とする光ファイバ把持具。
  14. 融着接続後の光ファイバの当該融着接続個所を補強するための光ファイバ補強装置であって、
    融着接続を含む光ファイバに対する加工処理に係る履歴データを、書込み及び/又は読出し可能に保持する履歴データ保持手段を備えたことを特徴とする光ファイバ補強装置。
  15. 前記履歴データを外部機器から受信する履歴データ受信手段を更に備え、
    前記履歴データ保持手段は、前記受信された履歴データを、書込み及び/又は読出し可能に保持することを特徴とする請求項14に記載の光ファイバ補強装置。
  16. 前記光ファイバ把持具を装着するための第1の装着手段と、
    前記装着された光ファイバ把持具から前記光ファイバ把持具識別データを読出す第1の光ファイバ把持具識別データ読出し手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1つに記載の光ファイバ切断装置。
  17. 自機を識別するための切断装置識別データを読出し可能に保持する切断装置識別データ保持手段を更に備えたことを特徴とする請求項2から請求項5、並びに請求項16のうち何れか1つに記載の光ファイバ切断装置。
  18. 前記切断装置識別データには、前記刃の識別データが含まれていることを特徴とする請求項17に記載の光ファイバ切断装置。
  19. 前記第1の通信手段は、前記切断装置識別データを外部機器に送信することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の光ファイバ切断装置。
  20. 光ファイバの切断から融着接続までの加工処理に係る履歴データを蓄積する履歴データ蓄積手段を更に備えたことを特徴とする請求項6から請求項12の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  21. 前記光ファイバ把持具を装着するための第2の装着手段と、
    前記装着された光ファイバ把持具から前記把持具識別データを読出す第2の把持具識別データ読出し手段と、
    を更に備えたことを特徴とする6から請求項12、並びに請求項20の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  22. 前記第2の通信手段は、前記光ファイバ切断装置から当該切断装置を識別するための切断装置識別データを受信することを特徴とする9から請求項12、並びに請求項20から請求項21に記載の光ファイバ融着接続機。
  23. 前記履歴データ蓄積手段は、前記把持具識別データ、前記切断装置識別データ、自機を識別するための光ファイバ融着接続機識別データのうち少なくとも一つの識別データを前記履歴データに加えて蓄積することを特徴とする請求項20から請求項22の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  24. 前記履歴データを前記光ファイバ補強装置に送信する履歴データ送信手段を更に備えたことを特徴とする請求項20から請求項23の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  25. 少なくとも前記光ファイバ切断装置を識別するための識別手段と、
    前記前記光ファイバ把持具を特定するための特定手段と、
    判別可能な判別手段とを備えることを特徴とする請求項6から請求項12、並びに請求項20から請求項24の何れか1つに記載の光ファイバ融着接続機。
  26. 請求項1から請求項12、並びに請求項16から請求項25の何れか1つに記載のうち、少なくとも前記光ファイバ切断装置と、前記光ファイバ融着接続機とをデータ通信可能にする通信部を備えたことを特徴とする光ファイバ切断接続システム。
  27. 光ファイバを切断する光ファイバ切断装置と、光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続機とを用いた光ファイバの切断・融着接続に係る加工処理を管理する光ファイバ加工管理方法であって、
    前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウントステップと、
    前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像するステップと、
    前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する画像解析ステップと、
    前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置に送信する送信ステップと、
    前記刃の調整及び/又は交換指示を前記光ファイバ切断装置を介して報知する報知ステップと、
    を含むことを特徴とする光ファイバ加工管理方法。
  28. 光ファイバを切断する光ファイバ切断装置と、光ファイバを融着接続する光ファイバ融着接続機とを用いた光ファイバの切断・融着接続に係る加工処理を管理する光ファイバ加工管理方法であって、
    前記光ファイバ切断装置が具備し、光ファイバに加傷するための刃が調整及び/又は交換された時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数をカウントするカウントステップと、
    前記光ファイバ切断装置により切断された当該融着接続の対象となる光ファイバの切断部を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像された前記切断部の画像を画像解析する画像解析ステップと、
    前記刃の調整及び/又は交換が必要か否かを、前記切断回数のカウント値及び/又は前記画像解析結果とに基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定結果により前記刃の調整及び/又は交換が必要となった場合には、当該刃に対する調整及び/又は交換指示を報知する報知ステップと、
    を含むことを特徴とする光ファイバ加工管理方法。
  29. 前記カウントステップでは、前記刃の調整及び/又は交換時点から、当該刃を用いた光ファイバに対する切断回数を、融着接続回数に基づいてカウントし、
    前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、当該切断部の形状の良否を判定し、
    前記判定ステップでは、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項27または請求項28に記載の光ファイバ加工管理方法。
  30. 前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、当該切断部の角度を判定し、
    前記角度が所定閾値を超えたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項27から請求項29の何れか1つに記載の光ファイバ加工管理方法。
  31. 前記解析ステップでは、前記切断部の画像から、少なくとも1本の光ファイバを計測するとともに当該切断部の形状の良否を判定し、
    前記カウントステップでは、前記計測結果に基づいて光ファイバの切断回数をカウントし、
    前記判定ステップでは、前記切断部形状良否の判定結果が切断部不良を示す場合には、前記カウントされた切断回数が所定閾値を超えたか否かを判定することを特徴とする請求項27から請求項30の何れか1つに記載の光ファイバ加工管理方法。
  32. 光ファイバに対する切断から融着接続までの加工処理に係る履歴データを、前記光ファイバ融着接続機が具備するデータの書込み・読出しが可能なメモリに蓄積させる履歴データ蓄積ステップと、
    データの書込み・読出しが可能であり、当該加工処理後の光ファイバに装着される光ファイバ補強装置に、前記履歴データを記録する履歴データ記録ステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項27から請求項31の何れか1つに記載の光ファイバ加工管理方法。
  33. 自具の識別データを読出し可能に保持する光ファイバ把持具を用いて、前記光ファイバ切断装置及び光ファイバ融着接続機に光ファイバを装着し、
    前記履歴データ蓄積ステップでは、前記光ファイバ把持具から把持具識別データを取得し、前記光ファイバ切断装置から当該光ファイバ切断装置を識別するための切断装置識別データを取得し、前記光ファイバ融着接続機から当該光ファイバ融着接続機を識別するための光ファイバ融着接続機識別データを取得して、当該三つの識別データのうち少なくとも一つの識別データを前記履歴データに含めて蓄積することを特徴とする請求項32に記載の光ファイバ加工管理方法。
  34. 複数の前記光ファイバ切断装置及び/又は複数の前記前記光ファイバ把持具とを判別可能な判別手段を備え、
    前記複数の前記光ファイバ切断装置及び/又は前期複数の前記前記光ファイバ把持具の1つずつを光ファイバ融着接続機において少なくとも履歴データを管理できる
    ことを特徴とする請求項27から請求項33の何れか1つに記載の光ファイバ加工管理方法。

JP2004238682A 2004-08-18 2004-08-18 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置 Expired - Fee Related JP4383289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238682A JP4383289B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238682A JP4383289B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006058474A true JP2006058474A (ja) 2006-03-02
JP4383289B2 JP4383289B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=36105999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238682A Expired - Fee Related JP4383289B2 (ja) 2004-08-18 2004-08-18 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4383289B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227496A (ja) * 2010-04-17 2011-11-10 Weidmueller Interface Gmbh & Co Kg ペンチ型工具用の操作装置
KR20140051409A (ko) * 2011-08-12 2014-04-30 에스이아이 옵티프론티어 가부시키가이샤 광섬유 커터
WO2018083816A1 (ja) * 2016-11-02 2018-05-11 株式会社フジクラ 光ファイバ切断システム
CN108427160A (zh) * 2017-02-14 2018-08-21 株式会社藤仓 光纤包覆去除装置、去除系统、去除方法及外部装置
JP2018132757A (ja) * 2017-11-24 2018-08-23 株式会社フジクラ 光ファイバ被覆除去装置、融着接続装置、光ファイバ被覆除去システム及び光ファイバ被覆除去方法
CN108693601A (zh) * 2017-04-04 2018-10-23 株式会社藤仓 光纤切断系统
WO2019058958A1 (ja) * 2017-09-19 2019-03-28 Seiオプティフロンティア株式会社 光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法
WO2019124218A1 (ja) * 2017-12-22 2019-06-27 Seiオプティフロンティア株式会社 融着接続装置、無線情報端末、融着接続システム、及び融着接続方法
WO2019142652A1 (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 Seiオプティフロンティア株式会社 融着接続装置の管理システム、及び、融着接続装置の管理方法
EP3477349A4 (en) * 2017-02-24 2019-10-23 Fujikura Ltd. COATING REMOVAL DEVICE
JP2020201367A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 古河電気工業株式会社 融着機、ホルダ
WO2021230115A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 住友電工オプティフロンティア株式会社 劣化推定方法及び劣化推定システム
WO2022080592A1 (ko) * 2020-10-12 2022-04-21 (주)파이버폭스 Ai기반 능동형 광선로 관리 시스템
CN115480346A (zh) * 2022-09-20 2022-12-16 中邮通建设咨询有限公司 通信工程光纤接续智能识别方法
WO2023058818A1 (ko) * 2021-10-08 2023-04-13 (주)파이버폭스 인공지능을 활용한 능동형 광선로 관리 시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6263666B1 (ja) * 2017-08-02 2018-01-17 株式会社フジクラ 光ファイバ切断システム、及び、光ファイバ切断システムの測定方法

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227496A (ja) * 2010-04-17 2011-11-10 Weidmueller Interface Gmbh & Co Kg ペンチ型工具用の操作装置
KR20140051409A (ko) * 2011-08-12 2014-04-30 에스이아이 옵티프론티어 가부시키가이샤 광섬유 커터
KR101644719B1 (ko) 2011-08-12 2016-08-01 에스이아이 옵티프론티어 가부시키가이샤 광섬유 커터
US9678274B2 (en) 2011-08-12 2017-06-13 Sei Optifrontier Co., Ltd. Optical fiber cutter
WO2018083816A1 (ja) * 2016-11-02 2018-05-11 株式会社フジクラ 光ファイバ切断システム
KR20180065968A (ko) * 2016-11-02 2018-06-18 가부시키가이샤후지쿠라 광섬유 절단 시스템
US10416387B2 (en) 2016-11-02 2019-09-17 Fujikura Ltd. Optical fiber cutting system
KR101964170B1 (ko) * 2016-11-02 2019-07-31 가부시키가이샤후지쿠라 광섬유 절단 시스템
CN108427160B (zh) * 2017-02-14 2020-12-25 株式会社藤仓 光纤包覆去除装置、去除系统、去除方法及外部装置
US10816730B2 (en) 2017-02-14 2020-10-27 Fujikura Ltd. Optical fiber coating removal device, external device, optical fiber coating removal system, and optical fiber coating removal method
WO2018150595A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社フジクラ 光ファイバ被覆除去装置、外部装置、光ファイバ被覆除去システム及び光ファイバ被覆除去方法
CN108427160A (zh) * 2017-02-14 2018-08-21 株式会社藤仓 光纤包覆去除装置、去除系统、去除方法及外部装置
EP3477349A4 (en) * 2017-02-24 2019-10-23 Fujikura Ltd. COATING REMOVAL DEVICE
CN108693601A (zh) * 2017-04-04 2018-10-23 株式会社藤仓 光纤切断系统
US10591673B2 (en) 2017-04-04 2020-03-17 Fujikura Ltd. Optical fiber cutting system
CN108693601B (zh) * 2017-04-04 2020-05-19 株式会社藤仓 光纤切断系统
JPWO2019058958A1 (ja) * 2017-09-19 2020-10-15 住友電工オプティフロンティア株式会社 光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法
JP7099683B2 (ja) 2017-09-19 2022-07-12 住友電工オプティフロンティア株式会社 光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法
WO2019058958A1 (ja) * 2017-09-19 2019-03-28 Seiオプティフロンティア株式会社 光ファイバの融着接続装置の盗難追跡システム及び盗難追跡方法
US10989875B2 (en) 2017-09-19 2021-04-27 Sei Optifrontier Co., Ltd. Theft tracking system and theft tracking method for optical fiber fusion splicing device
JP2018132757A (ja) * 2017-11-24 2018-08-23 株式会社フジクラ 光ファイバ被覆除去装置、融着接続装置、光ファイバ被覆除去システム及び光ファイバ被覆除去方法
JP7485265B2 (ja) 2017-12-22 2024-05-16 住友電工オプティフロンティア株式会社 融着接続装置、無線情報端末、融着接続システム、及び融着接続方法
WO2019124218A1 (ja) * 2017-12-22 2019-06-27 Seiオプティフロンティア株式会社 融着接続装置、無線情報端末、融着接続システム、及び融着接続方法
US11768328B2 (en) 2017-12-22 2023-09-26 Sei Optifrontier Co., Ltd. Fusion connection device, wireless information terminal, fusion connection system, and fusion connection method
JPWO2019124218A1 (ja) * 2017-12-22 2020-12-24 住友電工オプティフロンティア株式会社 融着接続装置、無線情報端末、融着接続システム、及び融着接続方法
JP7220673B2 (ja) 2017-12-22 2023-02-10 住友電工オプティフロンティア株式会社 融着接続装置、無線情報端末、融着接続システム、及び融着接続方法
US11454761B2 (en) 2017-12-22 2022-09-27 Sei Optifrontier Co., Ltd. Fusion connection device, wireless information terminal, fusion connection system, and fusion connection method
US20200341196A1 (en) * 2018-01-17 2020-10-29 Sumitomo Electric Optifrontier Co., Ltd. Fusion splicing device management system and fusion splicing device management method
JPWO2019142652A1 (ja) * 2018-01-17 2021-02-25 住友電工オプティフロンティア株式会社 融着接続装置の管理システム、及び、融着接続装置の管理方法
JP7367975B2 (ja) 2018-01-17 2023-10-24 住友電工オプティフロンティア株式会社 融着接続装置の管理システム、及び、融着接続装置の管理方法
WO2019142652A1 (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 Seiオプティフロンティア株式会社 融着接続装置の管理システム、及び、融着接続装置の管理方法
JP2020201367A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 古河電気工業株式会社 融着機、ホルダ
WO2021230115A1 (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 住友電工オプティフロンティア株式会社 劣化推定方法及び劣化推定システム
EP4152061A4 (en) * 2020-05-12 2023-11-08 Sumitomo Electric Optifrontier Co., Ltd. DEGRADATION ESTIMATION METHOD AND DEGRADATION ESTIMATION SYSTEM
WO2022080592A1 (ko) * 2020-10-12 2022-04-21 (주)파이버폭스 Ai기반 능동형 광선로 관리 시스템
WO2023058818A1 (ko) * 2021-10-08 2023-04-13 (주)파이버폭스 인공지능을 활용한 능동형 광선로 관리 시스템
KR20230050859A (ko) * 2021-10-08 2023-04-17 (주)파이버폭스 인공지능을 활용한 능동형 광선로 관리 시스템 및 방법
KR102566847B1 (ko) * 2021-10-08 2023-08-16 (주)파이버폭스 인공지능을 활용한 능동형 광선로 관리 시스템 및 방법
CN115480346A (zh) * 2022-09-20 2022-12-16 中邮通建设咨询有限公司 通信工程光纤接续智能识别方法
CN115480346B (zh) * 2022-09-20 2023-09-19 中邮通建设咨询有限公司 通信工程光纤接续智能识别方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4383289B2 (ja) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4383289B2 (ja) 光ファイバ切断装置、光ファイバ融着接続機、光ファイバ切断接続システム、光ファイバ加工管理方法、光ファイバ把持具及び光ファイバ補強装置
CN107850550B (zh) 显示系统、显示装置、显示方法以及存储介质
CN103460094B (zh) 熔接接合机及光纤判别方法
EP3012673B1 (en) Optical fiber fusion splicer and optical fiber fusion splicing apparatus provided with same
KR20140002488A (ko) 팁 홀더
JP2006139793A (ja) 加工作業管理支援システム及び加工作業管理支援方法
US20220378560A1 (en) Dental machining system for predicting the wear condition of a dental tool
JP2007226488A (ja) 器具管理システム及び器具管理方法
CN108020885B (zh) 光纤切断系统
JP6063248B2 (ja) レンズ加工システム、発注側端末装置およびレンズ発注方法
JP2007118094A (ja) 工作機械における部品寿命管理システム
JP2007265361A (ja) 製造工程に使用されるツール情報を管理,運用する方法
US20230222649A1 (en) Deterioration estimation method and deterioration estimation system
JP4893723B2 (ja) 工作機械における部品寿命管理システム
KR20140002490A (ko) 기판 가공 시스템 및 이것에 사용하는 팁 홀더의 설치 방법
JP7364012B2 (ja) ワイヤハーネスの製造装置
JP3929038B2 (ja) 加工作業管理支援システム及び加工作業管理支援方法
JP7095082B2 (ja) リード線切断ユニットおよびそれを備える実装機
CN109387943B (zh) 加工装置的信息传递机构
JP4671889B2 (ja) 穿孔装置及び穿孔方法
JP2019194602A (ja) 頭部装着型表示装置を用いた車両の検査補助装置
JP5888106B2 (ja) スクライブ処理システム
JP2013237236A (ja) スクライブ処理システム
JP5966600B2 (ja) スクライブ処理システム
US20190286112A1 (en) Manufacturing environment management system

Legal Events

Date Code Title Description
RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20061215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070501

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090918

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4383289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees