JPWO2019054035A1 - 電流生成回路および診断回路 - Google Patents

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Abstract

機能回路に用いられる基準電流の精度を維持する。電流生成回路1は、基準電流I2が用いられる機能回路500と、基準電流I2に基づいて生成される周期信号の周期T1と、外部から入力される基準クロックの周期T2との比較結果T3に基づいて、基準電流I2を診断する診断回路600とを備える。

Description

本発明は、基準電流が用いられる機能回路に適用可能な電流生成回路および診断回路に関する。
半導体回路の高集積化や微細化などに伴って半導体回路に用いられる基準電流の精度の要求が高くなっている。また、トランジスタや抵抗などの素子が経年劣化し易い高温環境などでは、基準電流の精度の維持が困難になっている。さらに、電子機器などに複数の機能回路が搭載されている場合、各機能回路に入力される基準電流の精度の経年劣化が個別に異なることがあった。
特許文献1には、カレントミラー回路で発生する電流ばらつきを小さくするため、基準電流源をなすトランジスタを周期的に切り替え、N+1個全てのトランジスタの電流ばらつきを時間で平均化する方法が開示されている。
特開2003−66904号公報
しかしながら、基準電流源をなすトランジスタの電流ばらつきを時間で平均化する方法では、基準電流源の経年劣化に起因する基準電流の精度の低下に対応できなかった。また、この方法では、複数の機能回路に個別に入力される基準電流の精度の経年劣化に対応できなかった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、機能回路に用いられる基準電流の精度を維持することが可能な電流生成回路および診断回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の観点に係る電流生成回路は、基準電流が用いられる機能回路と、前記基準電流に基づいて生成される周期信号の周期と、外部から入力される基準クロックの周期との比較結果に基づいて、前記基準電流を診断する診断回路とを備える。
本発明によれば、機能回路に用いられる基準電流の精度を維持することができる。
図1は、第1実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る電流生成回路の初期診断動作を示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態に係る電流生成回路の電流調整動作を示すフローチャートである。 図4は、第2実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。 図5は、図4の演算部の構成例を示すブロック図である。 図6は、第2実施形態に係る電流生成回路の電流調整動作を示すフローチャートである。 図7は、第3実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。 図8は、第3実施形態に係る電流生成回路の初期診断動作を示すフローチャートである。 図9は、第4実施形態に係る電流生成回路が用いられる診断システムの構成を示すブロック図である。 図10は、第5実施形態に係る電流生成回路に用いられる基準クロックの周期誤差の温度依存性を示す図である。 図11は、第6実施形態に係る電流生成回路が用いられる診断システムの構成を示すブロック図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。
図1において、電流生成回路1には、基準電流源100、カレントミラー回路200、調整レジスタ300、切替スイッチ400、機能回路500および診断回路600が設けられている。診断回路600は、基準クロック入力部700に接続されている。
基準電流源100は、上流の基準電流I1を生成する。カレントミラー回路200は、基準電流I1に基づいて、下流の基準電流I2を生成する。基準電流I2は、基準電流I1に比例することができる。その比例係数は変更可能である。調整レジスタ300は、カレントミラー回路200の比例係数を変更可能なレジスタ値を保持する。切替スイッチ400は、機能回路500と診断回路600との間で基準電流I2の入力先を切り替える。
機能回路500は、基準電流I2に基づいて特定の機能を実行する。機能回路500で実行される機能の誤差は、基準電流I2の精度に依存する。機能回路500は、電子回路を用いることができる。機能回路500は、半導体回路で構成することができる。機能は、演算機能であってもよいし、記憶機能であってもよいし、増幅機能であってもよいし、変換機能であってもよいし、検出機能であってもよいし、通信機能であってもよいし、制御機能であってもよいし、それ以外の機能であってもよい。
診断回路600は、基準電流I2に基づいて生成される周期信号の周期T1と、外部から入力される基準クロックの周期T2との比較結果T3に基づいて、基準電流I2を診断する。基準クロック入力部700は、基準クロックの周期T2を診断回路600に入力する。基準クロックの周期T2は、周期信号の周期T1よりも高精度を維持することができる。この時、基準クロックの周期T2の精度は経年劣化しないことが好ましい。基準クロックの周期T2は、例えば、1〜2MHzの範囲に設定することができる。
診断回路600には、発振器610、比較器620、630、初期値記憶部640およびレジスタ調整部650が設けられている。
発振器610は、機能回路500で用いられる基準電流I2に基づいて周期信号を生成し、その周期信号の周期T1を比較器620に入力する。周期T1は、T1=A/I2という関係で表すことができる。ただし、Aは発振器610に固有の比例定数である。この時、周期T1と基準電流I2は一意に対応付けることができる。
比較器620は、周期信号の周期T1と基準クロックの周期T2とを比較し、その比較結果T3を出力する。初期値記憶部640は、比較器620による初期の比較結果T3を初期値として記憶する。初期値記憶部640は、NANDフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置を用いることができる。
比較器630は、比較器620による異なる時刻の比較結果T3を比較し、その比較結果T4を出力する。この時、比較器630は、初期値記憶部640に記憶された初期の比較結果T3と、それより後の比較結果T3とを比較することができる。初期の比較結果T3は、製品出荷前の製造元で初期値記憶部640に記憶させるようにしてもよいし、製品出荷後のユーザ側で製品の最初の使用時などに初期値記憶部640に記憶させるようにしてもよい。
レジスタ調整部650は、比較器630から出力された比較結果T4に基づいて、調整レジスタ300のレジスタ値を調整する。この時、比較結果T4が、初期値記憶部640に記憶された初期の比較結果T3と、それより後の比較結果T3との差分であるとすると、レジスタ調整部650は、その差分が小さくなるように調整レジスタ300のレジスタ値を調整することができる。
ここで、基準クロックの周期T2が一定であるものとすると、基準電流I2の変動は周期T1に反映され、周期T1の変動は比較結果T3に反映される。このため、初期の比較結果T3と、それより後の比較結果T3との差分が小さくなるように調整レジスタ300のレジスタ値を調整することにより、基準電流I2の初期からの変化分を小さくすることができ、基準電流I2の絶対値の精度を維持することができる。
図2は、第1実施形態に係る電流生成回路の初期診断動作を示すフローチャートである。
図2において、診断回路600を起動する(801)。この時、診断回路600の最初の起動時に初期診断動作に移行することができる。診断回路600は、電流生成回路1の電源がオンされた直後などに起動することができる。診断回路600は、所定の周期で定期的に起動してもよい。
次に、切替スイッチ400は、その出力を診断回路600に切り替える(802)。
次に、カレントミラー回路200は、基準電流源100で生成された基準電流I1に基づいて基準電流I2を生成し、発振器610に出力する。次に、発振器610は、基準電流I2に基づいて周期信号を生成し、その周期信号の周期T1を比較器620に出力する(803)。
次に、基準クロック入力部700は、基準クロックの周期T2を比較器620に出力する(804)。基準クロックは、電流生成回路1の外部から診断回路600に入力することができる。基準クロックは、例えば、通信信号のクロックを用いることができる。
次に、比較器620は、周期信号の周期T1と基準クロックの周期T2とを比較し、その比較結果T3を出力する(805)。比較結果T3は、周期T1と周期T2との比率を用いることができる。この時、T3=T2/T1となる。比較結果T3は、ログとして保持するようにしてもよい。そのログは、電流生成回路1の故障予測などに用いることができる。
次に、初期値記憶部640は、比較器620による比較結果T3を初期値として記憶する(806)。
次に、切替スイッチ400は、その出力を診断回路600から機能回路500に切り替える(807)。
次に、診断回路600を停止する(808)。
この初期診断動作により、初期の基準電流I2と周期T2との相対関係を初期値記憶部640に記憶することができる。ここで、発振器610および比較器620の特性が変わらなければ、T1=A/I2およびT3=T2/T1という関係は変化しない。このため、I2=A×T3/T2という関係が成り立ち、基準電流I2と周期T2とは一意に対応付けることができる。
図3は、第1実施形態に係る電流生成回路の電流調整動作を示すフローチャートである。以下、初期診断動作時から基準クロックの周期T2に変化はなく、基準電流I2は、初期診断動作時からΔIだけの比率で増加し、I2×(1+ΔI)に変化したものとして説明する。
図3において、診断回路600を起動する(801)。この時、診断回路600は、2回目以降の起動時に電流調整動作に移行することができる。
次に、切替スイッチ400は、その出力を診断回路600に切り替える(802)。
次に、カレントミラー回路200は、基準電流源100で生成された基準電流I1に基づいて基準電流I2×(1+ΔI)を生成し、発振器610に出力する。次に、発振器610は、基準電流I2×(1+ΔI)に基づいて周期信号を生成し、その周期信号の周期T1/(1+ΔI)を比較器620に出力する(803)。
次に、基準クロック入力部700は、基準クロックの周期T2を比較器620に出力する(804)。
次に、比較器620は、周期信号の周期T1/(1+ΔI)と基準クロックの周期T2とを比較し、その比較結果T3×(1+ΔI)を出力する(805)。
次に、比較器630は、初期診断動作で得られた比較結果T3と、電流診断動作で得られた比較結果T3×(1+ΔI)とを比較し、その比較結果T4を出力する。(809)。ここで、比較結果T4は、初期診断動作で得られた比較結果T3と、電流診断動作で得られた比較結果T3×(1+ΔI)との差分とすると、T4=T3×(1+ΔI)−T3=T3×ΔIとなる。この時、比較結果T4は、初期からの基準電流I2の変化分に対応させることができる。比較結果T4は、基準電流I2を増減させるための条件判定に用いることができる。
次に、レジスタ調整部650は、比較結果T4が許容範囲LIMIT内にあるかどうかを判定する(810a)。具体的には、比較結果T4の絶対値が許容範囲LIMITより小さいかどうかを判定する。比較結果T4が許容範囲LIMIT内にある場合、ステップ807に進む。
一方、比較結果T4が許容範囲LIMITを超えている場合、T4>0かどうかを判定する(810b)。T4>0の場合、経年劣化で基準電流I2が増大しているので、基準電流I2が減少するように調整レジスタ300のレジスタ値を調整し、ステップ803に戻る(811a)。一方、T4<0の場合、経年劣化で基準電流I2が減少しているので、基基準電流I2が増加するように調整レジスタ300のレジスタ値を調整し、ステップ803に戻る(811b)。この時、基準電流I2の調整の増減値は予め与えられた固定値とすることができる。
なお、基準電流I2の増減値は、基準電流I2の初期診断動作時からの変化分に設定するようにしてもよい。この時、調整レジスタ300のレジスタ値の調整後にステップ803に戻る処理を省略し、ステップ807に進むことができる。
そして、比較結果T4が許容範囲LIMIT内に入るまでステップ803〜811aまたはステップ803〜811bまでの処理を繰り返し、比較結果T4が許容範囲LIMIT内に入ったら、ステップ807に進む。図3のそれ以降の処理は、図2の同一符号を付した処理と同様である。
この電流診断動作により、|T4|<LIMITに収束するが、比較結果T4は、今回の比較結果T3×(1+ΔI)と初期診断時に記憶した比較結果T3との差分である。初期診断時の基準電流はI2=A×T3/T2であったので、電流診断動作後の基準電流をI2´とすると、I2´=A×(T3±LIMIT)/T2またはI2´=A×T3/T2×(1±LIMIT/T3)と表すことができる。
ここで、初期診断以降は比較結果T3は固定値のため変化しない。従って、比例定数Aと周期T2が変化なければ、I2´=I2×(1±LIMIT/T3)となる。この場合、基準電流源100からカレントミラー回路200までの物理的な劣化により変動した基準電流I2の初期からの変化分ΔIを、±LIMIT/T3以下に任意に制御することができる。
なお、電流診断動作後の基準電流I2´の調整可能な分解能は、カレントミラー回路200で設定可能な最少分解能で決めることができる。
また、比例定数Aと周期T2の変化分を、それぞれΔA、ΔT2(ΔA<<1、ΔT2<<1)として考慮すると、I2´=I2×(1±ΔA)(1±LIMIT/T3)/(1±ΔT2)となる。このため、基準電流I2の初期からの変化分ΔIの制御範囲は、±(ΔA+ΔT2+LIMIT/T3)と表すことができる。
例えば、LIMIT=1とし、T3=2000程度に設定した場合、LIMIT/T3=0.05%となる。また、例えば、車載用コントロールユニットのシステムでは、ユニット間やIC間の通信にはCAN(Controller Area Network)やSPI(Serial Peripheral Interface)などのプロトコルが用いられている。これらの通信で使用される基本周期は、水晶振動子の発振周期を元にしている。水晶振動子は、例えば、車載用途向けとして、周波数偏差±100ppm、エージング±5ppm/年のものがある。この場合、20年間の動作を考えた場合でも、誤差は±100ppm(=0.01%)程度であり、ΔT2=0.01%程度となる。
比例定数Aの変化分ΔAは、診断回路600自体の劣化である。この劣化原因の主要因は、熱ストレスと、バイアス条件によるストレスである。診断時以外は診断回路600の電源を停止し、製品の生涯に渡る合計診断時間を限定することで、バイアス条件によるストレスによる劣化はほぼ無視することができる。熱ストレスによる劣化は、例えば±0.2%程度である。
以上の例では、基準電流I2の初期からの変化分ΔIの制御範囲は±0.3%程度になる。これは、基準電流源100やカレントミラー回路200の総合的な特性劣化と比べて低く抑えられており、特にカレントミラー段数が多い場合など、基準電流の上流から下流までの劣化要因の数によらず、一定の範囲に制御することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。
図4の電流生成回路2では、図1の調整レジスタ300、機能回路500および診断回路600の代わりに調整レジスタ300´、機能回路500´および診断回路600´が設けられている。
調整レジスタ300´は、演算部500aの係数を変更可能なレジスタ値を保持する。機能回路500´には、演算部500aが設けられている。演算部500aは、基準電流I2に基づいて演算を行う。この演算は、例えば、乗算や除算などを挙げることができる。診断回路600´には、レジスタ調整部650の代わりにレジスタ調整部650´が設けられている。レジスタ調整部650´は、比較器630から出力された比較結果T4に基づいて、調整レジスタ300´のレジスタ値を調整する。この時、比較結果T4が、初期値記憶部640に記憶された初期の比較結果T3と、それより後の比較結果T3との差分であるとすると、レジスタ調整部650´は、その差分が打ち消されるように調整レジスタ300´のレジスタ値を調整することができる。
ここで、調整レジスタ300´のレジスタ値を調整することにより、基準電流I2の初期からの変化分が打ち消されるように演算部500aの係数を変更することができ、機能回路500´の動作精度を維持することができる。
図5は、図4の演算部の構成例を示すブロック図である。
図5において、演算部500aには、電流検出器501、電流比較器502および電流計算器503が設けられている。
電流検出器501は、機能回路500´で用いられる電流Ixをモニタする。電流検出器501は、例えば、電流センサを用いることができる。電流検出器501の特性が1次関数で表され、電流検出器501に固有の比例係数をBとおくと、電流検出器501からはIx×Bの電流が出力される。
電流比較器502は、電流検出器501の出力Ix×Bと、機能回路500´に入力される基準電流I2を比較する。そして、電流比較器502は、比較結果としてIx×B/I2という値を出力することができる。この時、電流比較器502は、除算器を用いることができる。
電流計算器503は、電流比較器502の比較結果に補正係数をかけることで、電流検出値Ix´を決定する。補正係数をCとすると、検出電流値Ix´はIx×B×C/I2と表すことができる。この時、B×C/I2=1を満たすように補正係数Cが設定されているとすると、電流検出値Ix´は、電流検出器501でモニタされる電流Ixと一致させることができる。
上記の構成において、基準電流I2が初期から比率でΔIだけ変化したとして、I2×(1+ΔI)となったものとする。補正係数Cが固定されているものとすると、電流検出値Ix´は、1/(1+ΔI)だけ変動する。
一方、基準電流I2が初期から比率でΔIだけ変化した時に、電流検出値Ix´の変化分と同じだけ補正係数Cを変化させることにより、電流検出値Ix´の変化分を打ち消すことができる。このため、基準電流I2が初期から変化した場合においても、電流検出値Ix´は、電流検出器501でモニタされる電流Ixと一致させることができる。
図6は、第2実施形態に係る電流生成回路の電流調整動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図3と同一の符号の処理は図3と同様なので、それらの説明は省略する。
図6において、比較結果T4が許容範囲LIMITを超えている場合(810a)、補正係数Cを(1+ΔI)倍することで、電流検出値Ix´の変化分1/(1+ΔI)を打ち消す。
すなわち、図3のフローチャートで説明したように、T4=T3×ΔIであることから、ΔI=T4/T3である。従って、比較結果T4が許容範囲LIMITを超えている場合(810a)、補正係数Cが(1+T4/T3)倍されるように調整レジスタ300´のレジスタ値を変更し(812)、ステップ807に進む。
補正係数Cを(1+T4/T3)倍する方法では、補正係数Cの1回の変更で電流検出値Ix´の変化分1/(1+ΔI)を打ち消すことができる。このため、調整レジスタ300´のレジスタ値を変更した後に、ステップ803に戻る必要がなく、図3の方法に比べて処理を簡略化することができる。
また、図6の方法では、論理計算に用いる補正係数Cの数値データが調整される。数値データは、デジタルデータで格納されるため、調整可能な分解能を上げたければ、補正係数Cの数値データのビット数を上げればよい。このため、物理的特性の精度が必要なため素子形状に制約があるカレントミラー回路200の調整に比べると、拡張性に優れている。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態に係る電流生成回路の構成を示すブロック図である。
図7において、電流生成回路3には、基準電流源100、カレントミラー回路210、200(1)〜200(3)、調整レジスタ300(1)〜300(3)、切替スイッチ400(1)〜400(3)、セレクタ430、機能回路500(1)〜500(3)および診断回路601が設けられている。診断回路601は、基準クロック入力部700に接続されている。
カレントミラー回路200(1)〜200(3)、調整レジスタ300(1)〜300
(3)および切替スイッチ400(1)〜400(3)は、各機能回路500(1)〜500(3)に対応して設けられている。機能回路500(1)〜500(3)は、同一の機能を持っていてもよいし、異なる機能を持っていてもよい。
カレントミラー回路210は、基準電流I1に基づいて、各カレントミラー回路200(1)〜200(3)の基準電流I2(1)〜I2(3)を生成する。セレクタ430は、入力先となる調整レジスタ300(1)〜300(3)を選択する。
診断回路601は、各基準電流I2(1)〜I2(3)に基づいて生成される周期信号の周期T1と、外部から入力される基準クロックの周期T2との比較結果T3に基づいて、各基準電流I2(1)〜I2(3)を診断する。診断回路601は、機能回路500(1)〜500(3)に共通に設けることができる。
診断回路601には、発振器610、比較器620、630、初期値記憶部640(1)〜640(3)、レジスタ調整部650およびセレクタ410、420が設けられている。初期値記憶部640(1)〜640(3)は、各機能回路500(1)〜500(3)に対応して設けられている。セレクタ410は、入力先となる初期値記憶部640(1)〜640(3)を選択する。セレクタ420は、出力元となる初期値記憶部640(1)〜640(3)を選択する。
ここで、機能回路500(1)〜500(3)で1つの診断回路601を共有することにより、各基準電流I2(1)〜I2(3)の絶対値の精度を維持することが可能となるとともに、基準電流I2(1)〜I2(3)を同一値に揃えることができる。このため、同じ機能を持つ機能回路を複数のチャンネル分だけ搭載している場合、初期からの基準電流I2(1)〜I2(3)の変動を抑えつつ、チャンネル間の特性劣化のばらつきを抑えることができる。
なお、図7の構成では、3個の機能回路500(1)〜500(3)を設けた場合を例にとったが、N(Nは2以上の整数)個の機能回路がある場合に適用することができる。
また、図7の構成では、各カレントミラー回路200(1)〜200(3)について、図1の構成と同様の調整方法を用いたが、各機能回路500(1)〜500(3)について、図4の構成と同様の調整方法を用いるようにしてもよい。また、各カレントミラー回路200(1)〜200(3)についての図1の構成と同様の調整方法と、各機能回路500(1)〜500(3)についての図4の構成と同様の調整方法とを併用するようにしてもよい。
図8は、第3実施形態に係る電流生成回路の初期診断動作を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図2と同一の符号の処理は図2と同様なので、それらの説明は省略する。
図8の処理では、各機能回路500(1)〜500(3)で用いられる基準電流I2(1)〜I2(3)が診断回路601に順次入力され、各基準電流I2(1)〜I2(3)について図2と同様の処理が実行される。
すなわち、診断回路601が起動されると、X=1に設定され、1つ目の機能回路500(X)を選択する(821)。ただし、Xは各機能回路500(1)〜500(3)を特定する番号である。図7の構成では、機能回路500(1)〜500(3)が3個あるので、Xには、1〜3のいずれかが代入される
次に、切替スイッチ400(X)は、その出力を診断回路601に切り替える(822)。
次に、ステップ803〜805の処理を実行する。
次に、初期値記憶部640(X)は、比較器620による比較結果T3を初期値として記憶する(823)。
次に、切替スイッチ400(X)は、その出力を診断回路601から機能回路500(X)に切り替える(824)。
次に、診断回路601は、Xを1だけインクリメントし(825)、X>3かどうかを判断する(825)。X>3でない場合は、ステップ822に戻り、X>3になるまでステップ822〜826の処理を繰り返す。そして、X>3になると、ステップ808に進む。
なお、図8では、図7の電流生成回路3の初期診断動作について説明したが、各機能回路500(1)〜500(3)で用いられる基準電流I2(1)〜I2(3)を診断回路601に順次入力し、各基準電流I2(1)〜I2(3)について図3と同様の処理を実行することで、電流調整動作を実現することができる。
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態に係る電流生成回路が用いられる診断システムの構成を示すブロック図である。
図9において、診断システム10には、電流生成回路1および基準クロック生成回路902が設けられている。電流生成回路1は、基準クロック入力部700を介して基準クロック生成回路902に接続されている。基準クロック生成回路902には、振動子901が接続されている。
振動子901は、基準クロックの元になる周期信号を生成する。基準クロック生成回路902は、振動子901が生成する周期信号に基づいて基準クロックを生成し、基準クロック入力部700に出力する。なお、基準クロック生成回路902で生成される基準クロックの周波数が高い場合、基準クロック生成回路902で生成される基準クロックを分周した分周信号を基準クロック入力部700に入力するようにしてもよい。
電流生成回路1と基準クロック生成回路902とは物理的に離れた位置に設置することができる。この時、振動子901および基準クロック生成回路902の設置環境K1の熱ストレスは、電流生成回路1の設置環境K2の熱ストレスよりも小さくすることができる。熱ストレスが高い環境とは、例えば、高温環境、寒暖の差が激しい環境、寒暖の周期が短い環境を挙げることができる。
ここで、振動子901および基準クロック生成回路902を熱ストレスが小さな設置環境K1に設置することにより、基準クロックの周期T2の精度の経年劣化を抑えることができる。
なお、図9の構成では、診断システム10に図1の電流生成回路1を用いた場合を例にとったが、図4の電流生成回路2を用いるようにしてもよいし、図7の電流生成回路3を用いるようにしてもよい。
(第5実施形態)
図10は、第5実施形態に係る電流生成回路に用いられる基準クロックの周期誤差の温度依存性を示す図である。
図9の診断システム10において、電流生成回路1および基準クロック生成回路902の特性は温度依存性を持つ。このため、図10に示すように、初期診断動作時に環境温度がTP1であったものとすると、TP1と異なる環境温度では、基準クロックの周期T2および診断回路600に誤差ER1、ER2がそれぞれ発生する。
この時、初期診断動作時とそれより後の診断時の環境温度の差異によっては、誤差ER2が大きくなり過ぎ、診断結果が所望の精度に収まらない場合が発生する。このため、診断結果が所望の精度に収まるように誤差ER2に許容範囲HAを設定する。そして、許容範囲HAに収まる上限の環境温度をTP2、許容範囲HAに収まる下限の環境温度をTP3とし、TP2以上の環境温度とTP3以下の環境温度を診断禁止範囲HBに設定することができる。
これにより、診断結果が所望の精度に収まるような所定の環境温度範囲で診断を行うことができ、診断回路600の初期特性の再現性を向上させることができる。
(第6実施形態)
図11は、第6実施形態に係る電流生成回路が用いられる診断システムの構成を示すブロック図である。
図11において、自動車11には、室内空間20およびエンジンルーム30が設けられている。
室内空間20には、ダッシュボード40が設けられている。ダッシュボード40には、表示装置50および通信装置60が設けられている。表示装置50は、速度メータや地図やナビゲーション情報や渋滞情報などを表示することができる。通信装置60は、車載用コントロールユニットのユニット間やIC間の通信を行うことができる。あるいは、通信装置60は、ナビゲーション情報や渋滞情報など受信可能であってもよい。
エンジンルーム30には、電流生成回路2、基準クロック入力部700、ソレノイド80および温度センサ90が設けられている。ソレノイド80は、オートトランスミッションの変速を行うための油圧の切替制御や、燃料噴射装置のインジェクタの開弁制御などに用いることができる。温度センサ90は、電流生成回路2に近接して配置することができる。通信装置60に用いられる基準クロックは、基準クロック入力部700に入力することができる。
電流生成回路2には、ソレノイド80を駆動するソレノイドドライバおよびソレノイドドライバから出力される駆動電流を検出する検出器が設けられている。この検出器には、図5と同様の構成を設けることができる。この時、図5の電流Ixとしてソレノイドドライバから出力される駆動電流を用いることができる。
ここで、電流生成回路2に設けられている図4の診断回路600´は、基準電流I2が変動した場合においても、通信装置60から出力される基準クロックの周期T2を参照することで、ソレノイドドライバから出力される駆動電流と電流検出値Ix´とを一致させることができる。
ここで、室内空間20に設置された通信装置60から出力される基準クロックを用いることで、エンジン動作時の高温に通信装置60が曝されるのを防止することができ、基準クロックの周期T2の精度の経年劣化を抑えることができる。
なお、診断回路600は、診断動作時に温度センサ90で検出された温度を参照することができる。そして、温度センサ90で検出された温度が図10の診断禁止範囲HBにある場合、診断を禁止することができる。この時、診断回路600は、例えば、エンジン起動直後のエンジンが温まる前に診断動作を実行することができる。
なお、図11の構成では、診断システムに図4の電流生成回路2を用いた場合を例にとったが、図1の電流生成回路1を用いるようにしてもよいし、図7の電流生成回路3を用いるようにしてもよい。また、図11の構成では、通信装置60に用いられる基準クロックを基準クロック入力部700に入力する方法について説明したが、表示装置50に用いられる基準クロックを基準クロック入力部700に入力するようにしてもよい。あるいは、基準クロック入力部700に入力される基準クロックを生成する専用の基準クロック生成回路を室内空間20に設けるようにしてもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、フローチャートに記載の比較計算は、一例であり、これに限定するものではない。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば、ひとつの集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよいし、複数の集積回路で実現してもよい。
100…基準電流源、200…カレントミラー回路、300…調整レジスタ、400…切替スイッチ、500…機能回路、600…診断回路、610…発振器、620、630…比較器、640…初期値記憶部、650…レジスタ調整部、700…基準クロック入力部

Claims (15)

  1. 基準電流が用いられる機能回路と、
    前記基準電流に基づいて生成される周期信号の周期と、外部から入力される基準クロックの周期との比較結果に基づいて、前記機能回路に流れる基準電流を診断する診断回路とを備える電流生成回路。
  2. 前記比較結果は、異なる時刻における第1の比較結果と第2の比較結果とを備え、
    前記診断回路は、前記第1の比較結果と前記第2の比較結果とを比較した第3の比較結果に基づいて、前記基準電流を診断する請求項1に記載の電流生成回路。
  3. 前記第1の比較結果は、前記機能回路で前記基準電流が用いられる時の初期値であり、前記第3の比較結果は、前記第1の比較結果と前記第2の比較結果との差分である請求項2に記載の電流生成回路。
  4. 前記基準電流を生成するカレントミラー回路を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  5. 前記診断回路は、前記基準電流の診断結果に基づいて前記カレントミラー回路のミラー比を調整する請求項4に記載の電流生成回路。
  6. 前記機能回路は、前記基準電流に基づいて演算を行う演算部を備え、
    前記診断回路は、前記基準電流の診断結果に基づいて前記演算部の係数を調整する請求項1から4のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  7. 前記機能回路と前記診断回路との間で前記基準電流の入力先を切り替える切替スイッチを備える請求項1から6のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  8. 前記切替スイッチは、前記機能回路で前記基準電流が用いられる時は前記基準電流の入力先を前記機能回路に切り替え、前記比較結果の生成時は前記基準電流の入力先を前記診断回路に切り替える請求項7に記載の電流生成回路。
  9. 前記機能回路は複数設けられ、
    前記基準電流は前記機能回路ごとに生成され、
    前記診断回路は前記複数の機能回路で共有され、
    前記切替スイッチは、前記機能回路ごとに設けられ、各機能回路の基準電流が前記診断回路に順次入力されるように前記基準電流の入力先を前記機能回路から前記診断回路に順次切り替える請求項7または8に記載の電流生成回路。
  10. 前記診断回路は、前記機能回路ごとに個別に用いられる前記基準電流が互いに等しくなるように前記基準電流を個別に調整する請求項9に記載の電流生成回路。
  11. 前記基準クロックの発振源は、前記基準電流の電流源よりも熱的ストレスが小さい環境下に設置されている請求項1から10のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  12. 前記診断回路は、所定の環境温度範囲を逸脱する場合は動作しない請求項1から11のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  13. 前記機能回路は、
    ソレノイドを駆動するソレノイドドライバと、
    前記ソレノイドドライバから出力される駆動電流を検出する検出器を備え、
    前記診断回路は、前記ソレノイドドライバから出力される駆動電流が前記検出器の検出値に一致するように前記検出器の演算に用いられる係数を調整する請求項1から12のいずれか1項に記載の電流生成回路。
  14. 電子回路で用いられる電流に基づいて生成される周期信号の周期と、外部から入力される基準クロックの周期とを比較する第1比較器と、
    前記第1比較器の比較結果に基づいて、前記電流を調整する調整部とを備える診断回路。
  15. 前記電子回路で用いられる電流に基づいて前記周期信号を生成する発振器と、
    前記第1比較器の第1時刻の比較結果を記憶する記憶部と、
    前記第1時刻の比較結果と、前記第1比較器の第2時刻の比較結果とを比較する第2比較器とをさらに備え、
    前記調整部は、前記第2比較器の比較結果に基づいて、前記電流を調整する請求項14に記載の診断回路。
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