JPWO2019026431A1 - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

角部(91)を有する角型容器(90)の内部に挿入されて、角型容器(90)の内面を紫外線の照射により滅菌する紫外線照射装置(1)である。紫外線照射装置(1)は、角部(91)の数よりも多い紫外線光源(2,2a,2b)と、紫外線光源(2,2a,2b)が配置された光源支持体(3)とを備える。紫外線照射装置(1)は、角型容器(90)における角部(91)であるコールドスポットに、紫外線光源(2a)からの紫外線の照射を増大させる照射量増大機構(4)として傾斜部(41)を備える。

Description

本発明は、容器などの滅菌対象物の内面を紫外線の照射により滅菌する紫外線照射装置に関するものである。
飲食品用または医療用の容器を取り扱う企業は、その容器の殺菌が不十分ゆえに食中毒または医療の事故を引き起こすと、社会からの信用が大きく失墜することになる。このため、これらの容器などには、安全性が重要視される先進諸国で、確実な滅菌が必要である。
現在では、容器を確実に滅菌するための装置として、容器に紫外線を照射する紫外線照射装置が採用されている。紫外線照射装置は、同じ乾式滅菌装置であるガンマ線照射装置や電子線照射装置と比べて、滅菌の対象である容器などを劣化させにくいという長所がある反面、滅菌のために照射時間が若干長くなるという短所がある。従来の紫外線照射装置としては、図23に示すように、横断面が円形の光源支持体103の外周囲に、90°間隔で紫外線光源102を配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2016−78895号公報
ところで、前記特許文献1に記載の紫外線照射装置は図23に示すプリフォームPの内面を滅菌の対象にしているが、このプリフォームPにおける円形の内面は、紫外線光源102との距離が不均一なので、照射される紫外線も不均一になる。特に、図24に示す角型容器90の内面を滅菌の対象にした場合、その内面は、紫外線光源102との距離が著しく不均一なので、照射される紫外線も著しく不均一になり、紫外線光源102から最も離れた箇所である角部91での照射が極めて小さくなる。
容器を紫外線照射装置で滅菌する場合、照射が最も小さい箇所を基準に紫外線の照射量が設定されるので、容器の内面で紫外線の照射が著しく不均一であれば、照射の時間が長くなる、および、余分な照射がされる箇所も生じるなど、様々な問題が発生する。
そこで、本発明は、紫外線をより均一に照射し得る紫外線照射装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、第1の発明に係る紫外線照射装置は、角部を有する角型容器の内部に挿入されて、当該角型容器の内面を紫外線の照射により滅菌する紫外線照射装置であって、
前記角型容器における前記紫外線が照射されにくい部分および前記角部であるコールドスポットの数よりも多い紫外線光源と、
前記紫外線光源が配置された光源支持体と、
前記コールドスポットに、前記紫外線光源からの紫外線の照射を増大させる照射量増大機構とを備えるものである。
また、第2の発明に係る紫外線照射装置は、第1の発明に係る紫外線照射装置における前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源に、他の紫外線光源よりも高い電力を供給する電力制御部である。
さらに、第3の発明に係る紫外線照射装置は、第1または第2の発明に係る紫外線照射装置における前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、これら紫外線光源からの紫外線の照射中心が前記コールドスポットに当たる角度にする角度調整部である。
加えて、第4の発明に係る紫外線照射装置は、第1または第2の発明に係る紫外線照射装置における前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、他の紫外線光源よりも角型容器の内部に接近させる突出部である。
また、第5の発明に係る紫外線照射装置は、第1の発明に係る紫外線照射装置における前記照射量増大機構が、
前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源に、他の紫外線光源よりも低い電力を供給する電力制御部、並びに、
前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、これら紫外線光源からの紫外線の照射中心が前記コールドスポットに当たる角度にする角度調整部、および/または、
前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、他の紫外線光源よりも角型容器の内部に接近させる突出部、
である。
また、第6の発明に係る紫外線照射装置は、第1または第2のいずれかの発明に係る紫外線照射装置における前記角型容器が、紙を一部で重なり合うようにして角型形状に構成した紙パックで、前記紙に形成される段差もコールドスポットであり、
前記照射量増大機構が、前記段差にも紫外線光源からの紫外線の照射を増大させるものである。
また、第7の発明に係る紫外線照射装置は、第1または第2のいずれかの発明に係る紫外線照射装置において、前記角型容器の内部に挿入された紫外線光源から順に紫外線を照射させる、および/または、前記角型容器の外部に退出された紫外線から順に紫外線の照射を停止させる、ON/OFF制御部を備えるものである。
また、第8の発明に係る紫外線照射装置は、第1または第2のいずれかの発明に係る紫外線照射装置において、前記紫外線光源を前記角型容器の内部に挿入および当該内部から退出させる速度を制御する速度制御部を備え、
前記速度制御部が、前記紫外線光源が角型容器の内部に挿入され始めてから全て挿入されるまでの間における当該挿入の速度、および/または、前記紫外線光源が角型容器の外部に退出され始めてから全て退出されるまでの間における当該退出の速度、並びに、前記紫外線光源が前記挿入から退出への切換の間における当該挿入および退出の速度、を低くするものである。
前記紫外線照射装置によると、照射量増大機構により前記角型容器のコールドスポットに照射される紫外線が増大するので、前記角型容器の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
本発明の実施の形態1に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である角型容器を示す斜視図である。 図1の横断面図であるA−A断面図である。 本発明の実施の形態2に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である角型容器を示す横断面図である。 本発明の実施の形態3に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である角型容器を示す横断面図である。 本発明の実施の形態4に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である角型容器を示す横断面図である。 同紫外線照射装置およびその滅菌の対象である角型容器を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である紙パックを示す斜視図である。 同紫外線照射装置およびその滅菌の対象である紙パックを示す横断面図である。 同紫外線照射装置およびその滅菌の対象である紙パックを示す縦断面図である。 同紫外線照射装置の紫外線光源が紙パックの内部に挿入され始めた状態を示す縦断面図である。 同紫外線照射装置の紫外線光源が紙パックの内部にさらに挿入された状態を示す縦断面図である。 同紫外線照射装置の紫外線光源が紙パックの内部に全て挿入された状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る紫外線照射装置の変形例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る紫外線照射装置およびその滅菌の対象である飲み口にキャップが装着可能なゲーブルトップの紙パックを示す縦断面図である。 紙パックの段差としてストロー穴を封止する箔とその周囲との境界を示す断面図である。 角度調整部の他の例を示す断面図である。 角度調整部の透光体として凸レンズを採用した図14に対応する斜視図である。 角度調整部の透光体としてシリンドリカルレンズを採用した図16に対応する斜視図である。 図18をY方向から見た図である。 図18をX方向から見た図である。 角度調整部が紫外線反射膜である場合の図19に対応する図である。 特殊な形状のレンズを採用した場合の図12に対応する図である。 従来の紫外線照射装置およびその滅菌の対象であるプリフォームを示す横断面図である。 従来の紫外線照射装置を角型容器に適用した状態を示す横断面図である。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1に係る紫外線照射装置について図1および図2に基づき説明する。
図1に示すように、この紫外線照射装置1は、角部91を有する角型容器90の内部に挿入されて、当該角型容器90の内面を紫外線の照射により滅菌するものである。この角型容器90は角部91を有していればよく、一例として横断面が四角形の角型容器90を図1および図2に示す。勿論、角型容器は、横断面が三角形または五角形以上の多角形でもよい。また、角型容器は、横断面が多角形でなくても(円形であっても)、例えば底部を有する円筒形であれば当該底部と側部との境界に角部を有するので、横断面が多角形に限られない。本実施の形態1では、説明を簡単にするために、角型容器90はその横断面が四角形として説明する。
図2に示すように、前記紫外線照射装置1は、横断面視で12個の紫外線光源2(2a,2b)を備える。これら紫外線光源2の横断面視での個数(12個)は、角型容器90の横断面視での角部91の個数(4個)よりも多く設計される。すなわち、これら紫外線光源2の横断面視での個数は、12個に限られず、角型容器90の横断面視の個数以上であれば足りる。前記紫外線光源2は、図1および図2に示すように、角型容器90の内面に紫外線を照射するように、前記紫外線照射装置1が備える光源支持体3の外周囲に配置されている。
ここで、前記角型容器90において、紫外線が照射されにくい部分がコールドスポットである。このような部分は、図1および図2に示す例だと、前記角部91のみとなる。勿論、前記角型容器90が、角部91の他に、凸凹など紫外線が照射されにくい部分を有するのであれば、そのような部分もコールドスポットとなる。
前記紫外線照射装置1は、コールドスポットである前記角部91に、前記紫外線光源2aからの紫外線の照射を増大させる照射量増大機構4を備える。すなわち、この照射量増大機構4は、コールドスポットに照射される紫外線を増大させて、角型容器90の内面に紫外線を従来の紫外線照射装置よりも均一に照射しようとするものである。具体的に説明すると、本実施の形態1に係る照射量増大機構4は、角型容器90におけるコールドスポット(図1および図2の例だと4個の角部91)に最も近い4個の紫外線光源2aを、これら紫外線光源2aからの紫外線の照射中心20が前記コールドスポットに当たる角度にする傾斜部41(角度調整部の一例である)である。これら傾斜部41は前記光源支持体3に形成されているので、前記光源支持体3は、図2に示すように、横断面視が四角形における4つの角を二等辺直角三角形で切り落とした形状、すなわち、八角形である。前記四角形における4つの角が切り落とされた箇所(具体的には前記二等辺直角三角形の底辺)が前記傾斜部41となり、これら4つの傾斜部41にそれぞれ紫外線光源2aが配置される。前記傾斜部41に配置された紫外線光源2aの照射中心20は、角部91(厳密な角に限られず現実的な誤差を含む)に向けられている。
このように、本実施の形態1に係る紫外線照射装置1によると、照射量増大機構4である傾斜部41(角度調整部の一例)により前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大するので、前記角型容器90の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
[実施の形態2]
以下、本発明の実施の形態2に係る紫外線照射装置1について図3に基づき説明する。
本実施の形態2に係る紫外線照射装置1は、前記実施の形態1に係る紫外線照射装置1のうち、照射量増大機構4が異なるものである。以下、前記実施の形態1と異なる照射量増大機構4に着目して説明するとともに、前記実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態2に係る照射量増大機構4は、図3に示すように、角型容器90におけるコールドスポット(図3の例だと4個の前記角部91)に最も近い紫外線光源2aに、他の紫外線光源2bよりも高い電力を電源10から供給する電力制御部42である。この電力制御部42により、コールドスポットに最も近い紫外線光源2aからの紫外線の出力が、他の紫外線光源2bからの出力よりも上がることになる。このため、前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大する。前記電力制御部42は、角型容器90の内面に照射される紫外線がより均一になるように、コールドスポットに最も近い紫外線光源2aからの紫外線の出力と他の紫外線光源2bからの紫外線の出力との差を、制御するものである。
このように、本実施の形態2に係る紫外線照射装置1によると、照射量増大機構4である電力制御部42により前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大するので、前記角型容器90の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
[実施の形態3]
以下、本発明の実施の形態3に係る紫外線照射装置1について図4に基づき説明する。
本実施の形態3に係る紫外線照射装置1は、前記実施の形態1および2に係る紫外線照射装置1のうち、照射量増大機構4が異なるものである。以下、前記実施の形態1および2と異なる照射量増大機構4に着目して説明するとともに、前記実施の形態1および2と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態3に係る照射量増大機構4は、図4に示すように、角型容器90におけるコールドスポット(図4の例だと4個の前記角部91)に最も近い紫外線光源2aを、他の紫外線光源2bよりも角型容器90の内面に接近させる突出部43である。これら突出部43は、前記光源支持体3に形成されているので、前記光源支持体3は、図4に示すように、四角形における4つの角にそれぞれ当該四角形よりも小型の四角形43を付加した形状である。これら小型の四角形43が突出部43となり、これら4つの突出部43にそれぞれ2個の紫外線光源2aが配置される。
前記突出部43により、コールドスポットに最も近い紫外線光源2aが、前記角型容器90の内面に近づくことになる。このため、前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大する。前記突出部43の高さは、角型容器90の内面に照射される紫外線がより均一になるように、設計される。
このように、本実施の形態3に係る紫外線照射装置1によると、照射量増大機構4である突出部43により前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大するので、前記角型容器90の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
[実施の形態4]
以下、本発明の実施の形態4に係る紫外線照射装置1について図5および図6に基づき説明する。
前記実施の形態1〜3では、前記照射量増大機構4として、それぞれ傾斜部41(角度調整部の一例)、電力制御部42および突出部43について説明したが、これらの一部を組み合わせてもよく、または全てを組み合わせてもよい。前記照射量増大機構4が、傾斜部41(角度調整部の一例)、電力制御部42および突出部43を全て組み合わせたものを、本実施の形態4として説明する。以下でも、前記実施の形態1〜3と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態4に係る照射量増大機構4は、図5に示すように、傾斜部41(角度調整部の一例)、電力制御部42および突出部43である。
光源支持体3は、四角形における4つの角をそれぞれ角型容器90の角部91に向けて突出させた形状である。これら突出させた4つの箇所の先端面が傾斜部41となり、突出させた4つの箇所自身が突出部43となる。これら突出させた4つの箇所の先端面にそれぞれ紫外線光源2aが配置される。これら突出させた4つの箇所に配置された紫外線光源2aの照射中心20は、角部91(厳密な角に限られず現実的な誤差を含む)に向けられている。
前記電力制御部42は、前記突出させた4つの箇所に配置された紫外線光源2aに、他の紫外線光源2bよりも高い電力を電源10から供給するものである。この電力制御部42により、前記突出させた4つの箇所に配置された紫外線光源2aが、他の紫外線光源2bからの出力よりも上がることになる。このため、前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大する。
前記角型容器90の内面に照射される紫外線がより均一になるように、前記電力制御部42は紫外線光源2a,2bからの紫外線の出力を制御するとともに、前記突出部43の高さが設計される。
本実施の形態4では、角型容器90が底部を有する場合についても説明する。図6に示すように、前記角型容器90は、底部92および側部93を有し、当該底部92と側部93との境界で角部91(厳密な角に限られず現実的な誤差を含む)が形成されている。これら角部91もコールドスポットである。
本実施の形態4に係る照射量増大機構4は、前記角型容器90の底部92と側部93との境界で形成される角部91にも、紫外線光源2aからの紫外線の照射を増大させるものである。図6に示す照射量増大機構4は、傾斜部41(角度調整部の一例)および電力制御部42である。
このように、本実施の形態4に係る紫外線照射装置1によると、照射量増大機構4である傾斜部41(角度調整部の一例)、電力制御部42および突出部43により前記角型容器90のコールドスポットである角部91に照射される紫外線が増大するので、前記角型容器90の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
以下、前記実施の形態1〜4をより具体的に示した実施例に係る紫外線照射装置1について図面に基づき説明する。以下、前記実施の形態1〜4と異なる構成に着目して説明するとともに、前記実施の形態1〜4と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、本実施例に係る紫外線照射装置1により内面が滅菌される角型容器90は、紙を一部で重なり合うようにして角型形状に構成した紙パック90である。この紙パック90は、紙が重なり合うことで形成される段差94を有し、このような段差94もコールドスポットになる。また、前記紙パック90は、横断面視が長方形であり、横断面視で4個の角部91(コールドスポットである)を有する。
前記紫外線照射装置1は、前記紙パック90のコールドスポットの数よりも多い紫外線光源2(2a,2b)と、これら紫外線光源2が外周囲に配置される光源支持体3と、この光源支持体3に接続された熱交換体5と、前記紫外線光源2およびその近傍を冷却する冷却機構6とを備える。前記紫外線光源2の配列は、紙パック90の軸方向に4行、および、紙パック90の軸方向に直交する方向に14列である。これら紫外線光源2は、行方向および列方向に、規則的に光源支持体3の外周囲に配置されている。また、紫外線光源2は、高温になると性能が著しく低下するので、前記光源支持体3および熱交換体5により熱を逃がし易くされている。具体的には、紫外線光源2が配置された光源支持体3、および、当該光源支持体3に接続された熱交換体5は、熱伝導率の高い材料(例えば、熱伝導率がアルミニウム以上の金属)で構成されている。また、前記熱交換体5は、前記光源支持体3を介して伝えられた紫外線光源2からの熱を効果的に逃がすために、表面積を増大させるフィン部51を有する。前記冷却機構6は、例えば水冷式により前記紫外線光源2を冷却するものであり、図示しないが、前記光源支持体3の内部で紫外線光源2に沿うように形成された冷媒循環路と、この冷媒循環路に液体の冷媒(例えば水)を循環させる冷媒循環機とを有する。勿論、前記冷却機構6は、前記紫外線光源2を冷却するものであればよいので、液冷式に限られず、空冷式またはペルティエ素子を使用する方式でもよい。
ここで、前記照射量増大機構4について詳細に説明する。前記紙パック90の内部に紫外線光源2が挿入された状態における、横断面視を図8に示し、縦断面視を図9に示す。前記紙パック90の内面には、図8に示すように、前記紙の両端部が重なり合って接合されることで形成される段差94と、図9に示すように、前記紙が折り返されることで重なり合って形成される段差94とがある。いずれの段差94も、角部91とともにコールドスポットである。前記照射量増大機構4は、本実施例だと少なくとも傾斜部41および突出部43である。このため、図8および図9に示すように、前記光源支持体3は、前記紙パック90の角部91に対応する箇所に傾斜部41が形成され、前記段差94に対応する箇所に突出部43および傾斜部41が形成される。
また、前記紫外線照射装置1は、図7に示すように、前記紫外線光源2を前記光源支持体3ごと前記紙パック90の内部に挿入および当該内部から退出させる挿入退出機構7と、前記紫外線光源2、冷却機構6および挿入退出機構7を制御する制御部8とを備える。前記挿入退出機構7は、前記紫外線光源2を前記紙パック90の内部に挿入および当該内部から退出させるものであればよいが、例えば、本体部71と、この本体部71の内部に配置された図示しないアクチュエータと、このアクチュエータにより前記紙パック90の軸方向に往復移動する移動部72と、前記紫外線光源2と紙パック90との相対位置を検出する図示しないセンサとを有する。
前記制御部8は、前記電力制御部42と、前記紫外線光源2に供給される電力のON/OFFを制御するON/OFF制御部82と、前記冷却機構6による紫外線光源2の冷却を制御する冷却制御部86と、前記挿入退出機構7での前記移動部72の速度を制御する速度制御部87とを有する。また、前記制御部8は、前記挿入退出機構7のセンサから前記紫外線光源2と紙パック90との相対位置のデータが入力され、このデータは前記ON/OFF制御部82および速度制御部87で共有される。
前記ON/OFF制御部82は、紙パック90の外部にある状態で紫外線光源2をOFFにするとともに、図10〜図12の順に示すように、紙パック90の内部に挿入された紫外線光源2から順にON(紫外線を照射させる)にするものである。また、前記ON/OFF制御部82は、図12〜図10の順に示すように、紙パック90の外部に退出された紫外線光源2から順にOFF(紫外線を照射させない)にするものでもよい。勿論、前記ON/OFF制御部82は、紙パック90の内部に挿入された紫外線光源2から順にON(紫外線を照射させる)にする機能と、紙パック90の外部に退出された紫外線光源2から順にOFF(紫外線を照射させない)にする機能との両方を具備してもよい。
前記速度制御部87は、前記紫外線光源2が前記紙パック90の内部に挿入され始めてから全て挿入されるまでの間における当該挿入の速度、および/または、前記紫外線光源2が前記紙パック90の内部から退出され始めてから全て退出されるまでの間における当該退出の速度、並びに、前記紫外線光源2が前記挿入から退出への切換の間における当該挿入および退出の速度、を低くするものである。言い換えれば、前記速度制御部87は、前記紫外線光源2が前記紙パック90の内部における当該紙パック90の開口近傍での位置と、前記紫外線光源2が前記紙パック90の内部における底部92の近傍の位置とで、前記速度を低くするものである。なぜなら、図10〜図12に示すように、前記紙パック90の内面における当該紙パック90の開口近傍での位置では、ON/OFF制御部82による制御により、他の位置よりも紫外線光源2からの紫外線の照射が少ないからである。さらに、前記紙パック90の内面における底部92には、図9に示すように、当該紙パック90の底部92と側部93との境界で形成される角部91(コールドスポット)と、前記紙パック90の紙が折り返されることで重なり合って形成される段差94(コールドスポット)とがあるので、紫外線光源2aからの紫外線の照射を増大させる必要があるからである。
次に、本実施例に係る紫外線照射装置1の動作について説明する。
まず、図7に示すように、紙パック90の外部にある状態で紫外線光源2が、ON/OFF制御部82によりOFFにされたままの状態で、速度制御部87により紙パック90に向けて移動部72とともに移動する。
そして、図10〜図12の順に示すように、紫外線光源2が紙パック90の内部に挿入されていくと、ON/OFF制御部82により紙パック90の内部に挿入された紫外線光源2から順にONにされていくとともに、速度制御部87により移動の速度が低くされる。紙パック90の内部に挿入された紫外線光源2から順にONにされていくことで、紫外線光源2を紙パック90の外部でONにするという余分な照射が省かれ、これにより、余分な照射により生じる熱の発生も抑えられて紫外線光源2の性能の低下も抑えられる。また、速度が低くされることで、前記紙パック90の内面における当該紙パック90の開口近傍での位置でも、十分に紫外線が照射される。
その後、紫外線光源2が、ON/OFF制御部82によりONにされたままの状態で、速度制御部87により速度を戻した状態で紙パック90の内部の奥に向けて挿入される。紫外線光源2が紙パック90の底部92の近傍まで達すると、速度制御部87により速度が再び低くされる。そして、速度が低くされたまま、紫外線光源2の移動が挿入から退出に切り換えられる。速度が低くされることで、図9に示すように、紙パック90の底部92と側部93との境界で形成される角部91、および紙パック90の紙が折り返されることで重なり合って形成される段差94も、十分に紫外線が照射される。紫外線光源2が紙パック90の底部92の近傍から離れると、速度制御部87により速度が再び戻される。
次いで、図12〜図10の順に示すように、紫外線光源2が紙パック90の外部に退出されていくと、ON/OFF制御部82により紙パック90の外部に退出された紫外線光源2から順にOFFにされていくとともに、速度制御部87により移動の速度が低くされる。紙パック90の外部に退出された紫外線光源2から順にOFFにされていくことで、紫外線光源2を紙パック90の外部でONにするという余分な照射が省かれ、これにより、余分な照射により生じる熱の発生も抑えられて紫外線光源2の性能の低下も抑えられる。また、速度が低くされることで、前記紙パック90の内面における当該紙パック90の開口近傍での位置でも、十分に紫外線が照射される。
なお、速度制御部87による紫外線光源2の速度の調整、および、光源支持体3の形状(傾斜部41および突出部43)だけでは紙パック90の内部に紫外線がそれほど均一に照射されないのであれば、電力制御部42により紫外線光源2a,2bごとの出力を制御してもよい。
このように、本実施例に係る紫外線照射装置1によると、照射量増大機構4である傾斜部41、電力制御部42および突出部43により前記紙パック90のコールドスポットである角部91および段差94に照射される紫外線が増大するので、前記紙パック90の内面に紫外線をより均一に照射することができる。
また、ON/OFF制御部82により、紙パック90の内部にある紫外線光源2のみがONになるので、余分な紫外線の照射を抑えて電力の節約につながるとともに、余分な熱の発生を抑えて紫外線光源2の性能の低下を抑えることができる。
さらに、速度制御部87により、紫外線光源2の速度が適切に制御されるので、紙パック90の軸方向においても内面に紫外線をより均一に照射することができる。
ところで、前記実施の形態1では、1個の角部91に最も近い紫外線光源2aを1個として説明したが、図13に示すように、1個の角部91に最も近い紫外線光源2aが2個でもよい。この場合、これら2個の紫外線光源2aを合わせた照射中心20が当該角部91に向けられる。
また、前記実施の形態2および3では紫外線光源2における角型容器90の軸方向での配置を説明せず、前記実施の形態1および4並びに実施例では紫外線光源2の当該軸方向での配置が同一であるとして図示したが、これに限られるものではない。例えば、紫外線光源2の当該軸方向での配置が異なる千鳥配置にしてもよい。具体的には、ある横断面視では図2に示す配置にし、これに隣接する行での横断面視では図3に示す配置としてもよい。さらに、ある横断面視では、図2における角部91に照射中心20を向けた紫外線光源2aのみを残した配置、つまり、コールドスポットに対応した紫外線光源2aのみを残した配置にしてもよい。
加えて、前記実施の形態2および4では、電力制御部42として、角型容器90におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源2aに、他の紫外線光源2bよりも高い電力を電源10から供給するものについて説明したが、他の紫外線光源2bよりも低い電力を電源10から供給するものであってもよい。この場合、図5に示すような傾斜部41(角度調整部の一例)および突出部43、図6に示すような傾斜部41(角度調整部の一例)、または、突出部43が必須の構成となる。この場合、紫外線光源2は、ある横断面視が、傾斜部41および/または突出部43に配置された紫外線光源2aのみであってもよい。このような構成により、角型容器90の内面に照射される紫外線がより均一になるように、コールドスポットに最も近い紫外線光源2aからの紫外線の出力と他の紫外線光源2bからの紫外線の出力との差が、制御される。
また、前記実施の形態1〜4および実施例では、単一の光源支持体3にコールドスポットの数よりも多い紫外線光源2が配置されたとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の光源支持体3に紫外線光源2が配置され、それぞれの光源支持体3に配置された紫外線光源2がコールドスポットの数より少なくても、複数の光源支持体3全体として、配置された紫外線光源2がコールドスポットの数よりも多ければよい。具体的な例としては、光源支持体3が2つあり、一方の光源支持体3にはコールドスポットに対応する紫外線光源2aのみが配置され(紫外線光源2aはコールドスポットと同数)、他方の光源支持体3にはコールドスポット以外に対応する紫外線光源2bのみが配置された(紫外線光源2bはコールドスポットの数以下)構成でもよい。それぞれの光源支持体3には、図7に示すような、熱交換体5、冷却機構6、挿入退出機構7および制御部8が備えられる。さらに、コールドスポットに対応する紫外線光源2aのみが配置された光源支持体3は、様々な角型容器90に対応可能なように、図7に示す熱交換体5に対して脱着式であってもよい。
また、前記実施例では、電力制御部42とは別個のON/OFF制御部82について説明したが、電力制御部42がON/OFF制御部82の機能も具備してもよく、ON/OFF制御部82が電力制御部42の機能を具備してもよい。ON/OFF制御部82が電力制御部42の機能を具備する例としては、ON/OFF制御部82において、紫外線光源2に供給する電力のデューティー比を制御する、つまりONの時間とOFFの時間との比を制御することで、紫外線光源2に供給する電力の制御が可能になる。ON/OFF制御部82から紫外線光源2に供給する電力を、パルス幅が数msec〜数十msecのパルスにすることで、同一の電力を連続的に供給する場合に比べて、滅菌の効率が向上する。なお、ON/OFF制御部82によるONおよびOFFの制御は、全ての紫外線光源2で同一のタイミングとしてもよく、異なるタイミングとしてもよい。
また、前記実施の形態1〜4および実施例では、説明を簡単にするために、比較的単純な形状の角型容器90および紙パック90について説明したが、図14に示すような複雑な形状の角型容器90であってもよい。図14に示す角型容器90は、ゲーブルトップ(切妻屋根型)で且つ飲み口にキャップ99が装着可能な紙パック90である。このような複雑な形状の角型容器90であっても、照射量増大機構4(傾斜部41などの角度調整部、電力制御部42、および/または、突出部43)により、その内面に紫外線をより均一に照射することができる。
さらに、前記実施例では、紙パック90に形成される段差94として、紙が重なり合うことで形成される段差94を図8および図9に基づいて説明したが、このような段差94に限られない。例えば、図15に示すように、ストロー穴96を封止する箔97(紙に限られない)とその周囲との境界に形成される段差94も、コールドスポットであり、照射量増大機構4(図15では一例として傾斜部41および突出部43)により紫外線光源2aからの紫外線の照射が増大される。
加えて、角度調整部の一例として、傾斜部41を図2に基づいて説明したが、傾斜部41に限られず、紫外線光源2aからの紫外線の照射中心20がコールドスポットに当たる角度にするものであればよい。例えば、角度調整部は、図16に示すように、紫外線光源2aからの紫外線の照射中心20がコールドスポットに当たる角度に屈折する透光体44であってもよい。
前記透光体44の材質は、紫外線を透過させるものであればよく、例えば、石英、サファイア、フッ化カルシウムまたは紫外線透過性の樹脂などである。また、前記透光体44には、図16に示すようなプリズムの他に、レンズなどが採用される。採用されるレンズは、紫外線を照射するコールドスポットの形状に応じたものである。
例えば、図14に示すような円形状のキャップ99による段差94に紫外線を照射する場合、照射される対象が円形状であるから、採用されるレンズは、図17に示す凸レンズ45が好ましい。この凸レンズ45により、照射される紫外線が均一に集光されるので、キャップ99による段差94の形状に応じた紫外線が十分に照射される。
例えば、図16に示すようなストロー穴96を封止する箔97による段差94に紫外線を照射する場合、照射される対象が線形状であるから、採用されるレンズは、図18〜図20に示すシリンドリカルレンズ46が好ましい。このシリンドリカルレンズ46は、一方向(図18および図19に示すX方向)には紫外線を集光させるが、当該一方向に直交する方向(図18および図20に示すY方向)には紫外線を集光させない。このため、図18に示すように、照射される紫外線がX方向に集光されてY方向の線形状になるので、箔97による段差94の形状に応じた紫外線が十分に照射される。なお、前記シリンドリカルレンズ46のような透光体44ではなく、図21に示す紫外線反射膜48を採用してもよい。この紫外線反射膜48は、X方向に紫外線を集光させるように配置される。これにより、前記シリンドリカルレンズ46と同様に、照射される紫外線がX方向に集光されてY方向の線形状になるので、箔97による段差94の形状に応じた紫外線が十分に照射される。
一般的に、シリンドリカルレンズは、かまぼこ形(hog-backed形)であり、つまり直方体の隣り合う平行な2辺を曲面にした形状である。これら2辺のうち1辺のみを曲面にした形状のレンズを採用してもよい。図22に示すように、このようなレンズ47は、前記曲面47rを熱交換体5側に向けた状態で、当該熱交換体5に最も近い行の紫外線光源2bに設けられる。これにより、紙パック90に挿入される元側への紫外線の拡がりが抑えられるので、ON/OFF制御部82で電力を制御しない場合、紙パック90の開口から漏れる紫外線が減少する。
また、前記実施の形態1〜4および実施例では、照射量増大機構4として、角度調整部(傾斜部41、透光体44および紫外線反射膜48を含む)、電力制御部42および突出部43について説明したが、これらは一例に過ぎず、コールドスポットに紫外線光源2からの紫外線の照射を増大させるものであればよい。すなわち、照射量増大機構4は、それが無い場合に比べて、コールドスポットへの紫外線の照射を増大させるものである。
また、前記実施の形態1〜4および実施例は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上述した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。前記実施の形態1〜4および実施例で説明した構成のうち「課題を解決するための手段」での第1の発明として記載した構成以外については、任意の構成であり、適宜削除および変更することが可能である。

Claims (8)

  1. 角部を有する角型容器の内部に挿入されて、当該角型容器の内面を紫外線の照射により滅菌する紫外線照射装置であって、
    前記角型容器における前記紫外線が照射されにくい部分および前記角部であるコールドスポットの数よりも多い紫外線光源と、
    前記紫外線光源が配置された光源支持体と、
    前記コールドスポットに、前記紫外線光源からの紫外線の照射を増大させる照射量増大機構とを備えることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源に、他の紫外線光源よりも高い電力を供給する電力制御部であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、これら紫外線光源からの紫外線の照射中心が前記コールドスポットに当たる角度にする角度調整部であることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記照射量増大機構が、前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、他の紫外線光源よりも角型容器の内部に接近させる突出部であることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記照射量増大機構が、
    前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源に、他の紫外線光源よりも低い電力を供給する電力制御部、並びに、
    前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、これら紫外線光源からの紫外線の照射中心が前記コールドスポットに当たる角度にする角度調整部、および/または、
    前記角型容器におけるコールドスポットに最も近い紫外線光源を、他の紫外線光源よりも角型容器の内部に接近させる突出部、
    であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記角型容器が、紙を一部で重なり合うようにして角型形状に構成した紙パックで、前記紙に形成される段差もコールドスポットであり、
    前記照射量増大機構が、前記段差にも紫外線光源からの紫外線の照射を増大させるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
  7. 前記角型容器の内部に挿入された紫外線光源から順に紫外線を照射させる、および/または、前記角型容器の外部に退出された紫外線から順に紫外線の照射を停止させる、ON/OFF制御部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
  8. 前記紫外線光源を前記角型容器の内部に挿入および当該内部から退出させる速度を制御する速度制御部を備え、
    前記速度制御部が、前記紫外線光源が角型容器の内部に挿入され始めてから全て挿入されるまでの間における当該挿入の速度、および/または、前記紫外線光源が角型容器の外部に退出され始めてから全て退出されるまでの間における当該退出の速度、並びに、前記紫外線光源が前記挿入から退出への切換の間における当該挿入および退出の速度、を低くするものであることを特徴とする請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
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