JPWO2019021408A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転電機は、2極を有する回転子と、84個のスロットが形成されている固定子と、を備え、第1のU相直列回路、第1のV相直列回路、および第1のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X- 6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、結線されており、第2のU相直列回路、第2のV相直列回路、および第2のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(t)、導体X- 2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、結線されている。

Description

本発明は、回転電機に関わり、特に、固定子が84個のスロットを備えた、3相2極の回転電機に関する。
中、大容量回転電機、タービン発電機などの回転電機は、固定子コイルを設置するためのスロットを備えた固定子鉄心を有している。中、大容量の回転電機、タービン発電機などでは、固定子コイルのインピーダンスの低減、漏れリアクタンスの低減、あるいは電圧の低減などの目的で、固定子コイルを並列回路で構成することが一般に行われている(例えば、特許文献1と特許文献2を参照)。特に、大容量の2極タービン発電機では、3並列を超える並列回路数の結線が必要とされている。
これらの回転電機の固定子コイルでは、1つのスロットに上口コイル(内周側巻き線)と下口コイル(外周側巻き線)が形成されている。スロット内に配置された上口コイルと下口コイルは、二層巻きと呼ばれる結線方法によって、コイルエンドで接続されている。2極4並列巻き線構造では、並列回路に発生する電圧に回路間で差があれば、この電圧差を0にするように循環電流が流れる。
循環電流により発熱が生じると、コイルの温度上昇やエネルギー効率の低下などが発生する。この循環電流によるエネルギー効率の損失を低減するためには、並列回路の発生電圧に生じる不平衡をできる限り小さくすることが肝要である。そのためには、各相帯中の各々の直列回路に属するコイルの配置に、特別な配慮を必要とする。
2極4並列巻き線構造の回転電機において、循環電流を抑制する方法として、コイル接続の組合せを変更する方法が知られている。例えば、特許文献1には、84個のスロットを備えた固定子鉄心を有する回転電機について、循環電流を減らすための結線方法が開示されている。
特許文献1による回転電機では、並列回路を解放した時に生じる電圧のバランスを考慮して、コイル接続の組合せが変更されている。このようにコイル接続の組合せを変更して配置することで、並列回路の不平衡を抑制している。ここでは、コイル接続の組合せを変更するために、ジャンパ線が、相帯1つにつき2本使用されている。この配置は、部品点数が少なく、工作作業も少なくできる特長を有する。
特開2009 - 183102号公報 特開2009 - 100549号公報
2極4並列巻き線構造では、出力を取り出すための口出し線とコイル端部は、リード線で接続されている。特許文献1による結線では、このリード線の近傍にジャンパ線が取り付けられている。ジャンパ線の取り付けには複雑な工作作業と、大きな取り付けスペースが必要となる。このため、リード線の近傍にジャンパ線を取り付ける場合、ジャンパ線の配置は、リード線の設計に大きく影響する。
本発明は、回転電機における、上述の点を、鑑みて、なされたものである。その目的とするところは、2極4並列巻き線構造の固定子コイルを備えた回転電機において、回路間の循環電流を抑制することにある。
本発明に係わる回転電機は、2極を有する回転子と、
84個のスロットが形成されている固定子と、を備え、
前記固定子の各々のスロットには、(t)で表される第1のコイル片および(b)で表される第2のコイル片が配置され、
この第1のコイル片および第2のコイル片は、どちらも、U相+帯、U相-帯、V相+帯、V相-帯、W相+帯およびW相-帯からなる6相帯を形成し、
この6相帯を形成する第1のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(t)、導体W- n(t)、導体V+ n(t)、導体U- n(t)、導体W+ n(t)、導体V- n(t)、と表し、
また、第2のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(b)、導体W- n(b)、導体V+ n(b)、導体U- n(b)、導体W+ n(b)、導体V- n(b)、と表すと、
導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)および導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)は、第1のU相直列回路、第2のU相直列回路、第3のU相直列回路、および第4のU相直列回路からなるU相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)および導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)は、第1のV相直列回路、第2のV相直列回路、第3のV相直列回路、および第4のV相直列回路からなるV相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)および導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)は、第1のW相直列回路、第2のW相直列回路、第3のW相直列回路、および第4のW相直列回路からなるW相の4列並列巻き線構造を形成し、
XをU、V、Wのいずれかであるとすると、
前記第1のU相直列回路、前記第1のV相直列回路、および前記第1のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X- 6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、結線されており、
前記第2のU相直列回路、前記第2のV相直列回路、および前記第2のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(t)、導体X- 2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、結線されているものである。
本発明に係わる回転電機は、2極を有する回転子と、
84個のスロットが形成されている固定子と、を備え、
前記固定子の各々のスロットには、(t)で表される第1のコイル片および(b)で表される第2のコイル片が配置され、
この第1のコイル片および第2のコイル片は、どちらも、U相+帯、U相-帯、V相+帯、V相-帯、W相+帯およびW相-帯からなる6相帯を形成し、
この6相帯を形成する第1のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(t)、導体W- n(t)、導体V+ n(t)、導体U- n(t)、導体W+ n(t)、導体V- n(t)、と表し、
また、第2のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(b)、導体W- n(b)、導体V+ n(b)、導体U- n(b)、導体W+ n(b)、導体V- n(b)、と表すと、
導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)および導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)は、第1のU相直列回路、第2のU相直列回路、第3のU相直列回路、および第4のU相直列回路からなるU相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)および導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)は、第1のV相直列回路、第2のV相直列回路、第3のV相直列回路、および第4のV相直列回路からなるV相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)および導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)は、第1のW相直列回路、第2のW相直列回路、第3のW相直列回路、および第4のW相直列回路からなるW相の4列並列巻き線構造を形成し、
XをU、V、Wのいずれかであるとすると、
前記第1のU相直列回路、前記第1のV相直列回路、および前記第1のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X- 6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、結線されており、
前記第2のU相直列回路、前記第2のV相直列回路、および前記第2のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(t)、導体X- 2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、結線されているものであることにより、固定子は、2極4並列巻き線構造を備えており、回路間の循環電流を抑制することが可能である。また、一つの相帯につきジャンパ線の接続箇所を2箇所で済ますことができる。さらに、取り付けたジャンパ線がリード線の構造設計へ影響しない回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態に関わる回転電機の内部構造を示す片側断面図である。 本発明の実施の形態に関わる回転電機の回転子を表している模式構成図である。 本発明の実施の形態に関わる回転電機の固定子を表している模式構成図である。 本発明の実施の形態に関わるスロットに形成された3相の電機子巻き線の配置を表している図である。 本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を模式的に表している図である。 本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を簡略化して表している第1の図である。 本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を簡略化して表している第2の図である。 本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線(U相:V相:W相)の構造を簡略化して表している第3の図である。 本発明の実施の形態に関わる第1のX相直列回路と第2のX相直列回路の構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わる第3のX相直列回路と第4のX相直列回路の構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わるU相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。 本発明の実施の形態に関わるV相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。 本発明の実施の形態に関わるW相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。 本発明の実施の形態に関わる第1のX相直列回路と第2のX相直列回路の構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わる第3のX相直列回路と第4のX相直列回路の構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わるU相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わるV相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。 本発明の実施の形態に関わるW相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。
本発明の実施の形態に係わる回転電機について、図を参照しながら以下に説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については同じ符号を付しており、対応する各構成部のサイズや縮尺はそれぞれ独立している。例えば、構成の一部を変更した断面図の間で、変更されていない同一構成部分を図示する際に、同一構成部分のサイズや縮尺が異なっている場合もある。また、回転電機は、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、他の部分については省略している。
実施の形態.
以下、本発明の実施の形態に関わる回転電機を、図を用いて説明する。なお、各位実施例において、同一構成部品には同符号を使用している。図1は、回転電機100の内部構造を示す片側断面図である。本発明の実施の形態に関わる回転電機100は、固定子1と回転子2とケース10とを備えている。固定子1は、固定子鉄心3と、ヨーク4と、コイル6などから構成されている。回転子2は、回転軸2a(シャフト)を有している。回転子2と固定子1は、ケース10に収納されている。固定子1(および固定子鉄心3)は、回転子2の外周側に配置されている。ヨーク4は、固定子鉄心3の外周側に配置されている。
コイル6は、積層された固定子鉄心の回りに、回転磁界を発生させるために巻き回されている。固定子鉄心3に巻き回されたコイル6は、例えば外部のインバータに接続される。コイル6に、例えば3相(U相、V相、W相)の交流電流が供給されることにより、固定子1に回転磁界が発生する。このような回転電機100は、家庭用電器に設けられるブラシレスモーター、あるいは一般的な産業用機械に使用される駆動モーター、あるいは中、大容量回転電機、タービン発電機などに適用できる。
図2は、本発明の実施の形態に関わる回転電機100の回転子2を表している模式構成図である。本発明の実施の形態に関わる回転子2は、2極ロータ構造を有する。鉄製の回転軸2a(シャフト)には、導線2bが巻き付けられている。この導線2b(巻き線)に直流電流を通電することで、回転子2は、2極(N極とS極)の電磁石になる。楔2cは、回転子2の導線2b(巻き線)が回転中に飛び出さないように、導線2bをスロットに固定している。
図3は、本発明の実施の形態に関わる回転電機100の固定子1を表している模式構成図である。固定子1は、固定子鉄心3aの内側に、84個のスロット11が等間隔で配置されている。1つのスロットには、上口コイル(内周側コイル)と下口コイル(外周側コイル)が配置されている。このため、それぞれのスロットには、上層巻き線と上層巻き線が配置された、2層巻き線が形成されている。発電機は、スロット内に2本の導体(コイル)が配置された2層巻き構造を有する。発電機の導体は、1本が1/2ターンなので、84個のスロット11には168個のハーフコイルが配置されている。
上口コイル(第1のコイル片)と下口コイル(第2のコイル片)は、交互に接続されて、3相(U相:V相:W相)の電機子巻き線を形成している。電機子巻き線は、1相につき2個の相帯を有している。このため、本発明の実施の形態に関わる固定子1は、U相+帯と、W相-帯と、V相+帯と、U-相帯と、W相+帯と、V-相帯とからなる6相帯を有している。電機子巻き線構造の各相帯は、反時計回りに、数えるものとする。
図4は、スロットに形成された3相の電機子巻き線の構成の一例を表している。図には、84個のスロット(第1スロット〜第84スロット)が4段にわたって、表現されている。第1段目には、第1スロット〜第21スロットに収容されている42個の導体が図示されている。第2段目には、第22スロット〜第42スロットに収容されている42個の導体が図示されている。第3段目には、第43スロット〜第63スロットに収容されている42個の導体が図示されている。第4段目には、第64スロット〜第84スロットに収容されている42個の導体が図示されている。
各々のスロットには、2本の導体(上口コイルと下口コイル)が配置されている。上口コイル(第1のコイル片)は、(t)で表すことにする。下口コイル(第2のコイル片)は、(b)で表すことにする。導体X+ n(t)は、X相+帯のn番目の上口コイルであることを示している。導体X+ n(b)は、X相+帯のn番目の下口コイルであることを示している。導体X- n(t)は、X相-帯のn番目の上口コイルであることを示している。導体X- n(b)は、X相-帯のn番目の下口コイルであることを示している。ここで、nは、1から14の自然数である。また、X相は、3相(U相:V相:W相)の何れかを指している。
上口コイルは、導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)、導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)、導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)、導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)、導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)、導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)から構成されている。下口コイルは、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)から構成されている。導体U+ 1(b)と、導体U+ 9(b)が、同じスロットに配置されている。図では、導体U+ 1(t)と導体U- 1(b)は、反時計まわりで34スロット離れているが、スロットピッチは、これに限定されるものではない。
図5は、本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を模式的に表している。本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線は、2極3相巻き線構造を有している。2極3相電機子巻き線は、U相帯(U相+帯およびU相-帯)、V相帯(V相+帯およびV相-帯)、W相帯(W相+帯およびW相-帯)からなり、各位相が120°ずつ異なるように配置されている。発電機の場合、回転電機100のコイルには、分布巻きが採用されている。U相+端子と、V相+端子と、W相+端子とは、系統に接続され、電力供給を行う。U相-端子と、V相-端子と、W相-端子とは、中性点となる。
図6は、本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)と、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)と、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。したがって、U相電機子巻き線は、4個の直列回路からなる4列並列巻き線構造を備えている。ここで、U相の一つの直列回路は、14個の導体から構成されている。
導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)と、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)と、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。したがって、V相電機子巻き線は、4個の直列回路からなる4列並列巻き線構造を備えている。ここで、V相の一つの直列回路は、14個の導体から構成されている。
導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)と、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)と、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)は、循環電流を減らすために、本発明の実施の形態に関わる結線方法によって接続されていて、2個の直列回路を形成している。それぞれの直列回路は、プラス側がU相+端子に接続され、マイナス側が中性点に接続される。したがって、W相電機子巻き線は、4個の直列回路からなる4列並列巻き線構造を備えている。ここで、W相の一つの直列回路は、14個の導体から構成されている。
図7は、本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。U相電機子巻き線、V相電機子巻き線、およびW相電機子巻き線は、それぞれ、4列並列巻き線構造を備えている。4列並列巻き線構造は、4個の直列巻き線を並列に結線した構成となっている。各直列巻き線に誘起される電圧の絶対値および位相が異なると、回路間に循環電流が流れる。U相電機子巻き線、V相電機子巻き線、およびW相電機子巻き線は、マイナス側端子(U相-端子、V相-端子、およびW相-端子)が中性点で接続されている。U相+端子と、V相+端子と、W相+端子とは、それぞれが系統に接続しており、電力供給を行う。本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線は、循環電流を低減して、電機子巻き線の発生損失を低下させるために、特殊な結線構造が適用されている。
図8は、本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。電機子巻き線(U相:V相:W相)は、それぞれ、4列並列巻き線構造を備えている。4列並列巻き線構造は、第1のX相直列回路20aと、第2のX相直列回路20bと、第3のX相直列回路20cと、第4のX相直列回路20dから構成されている。ここで、X相は、U相、V相、W相の何れかを表している。マイナス側端子(U相-端子、V相-端子、およびW相-端子)は、中性点で接続されている。プラス側端子(U相+端子、V相+端子、およびW相+端子)は、系統に接続されている。この並列回路に発生する電圧に、回路間で差があれば、この電圧差を0にするように循環電流が流れる。この循環電流による発熱で、コイルの温度上昇やエネルギー効率の低下などが発生する。本発明の実施の形態に関わる電機子巻き線は、循環電流を低減するために、特殊な結線構造を適用している。
図9は、本発明の実施の形態に関わる第1のX相直列回路と第2のX相直列回路の構造を表している図である。図中、X相は、U相、V相、W相の何れかを表している。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bは、導体X+ 1(t)〜導体X+ 14(t)と導体X- 1(b)〜導体X- 14(b)から構成されている。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bでは、28個の導体が、循環電流を減らすための結線方法によって、結線されている。各導体は、コイルエンドを有しており、図中上側を接続側コイルエンドと、図中下側を反接続側コイルエンドと、呼ぶことにする。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bから引き出されたリード線21は、口出し線22によって、X相+端子または中性点に繋がっている。
一つの相帯中の上口コイルおよび下口コイルの位置を、プラス端子側から中性点側に向かって数えた位置で表すとする。実線で表示されている第1のX相直列回路20aでは、1番目、3番目、6番目、8番目、10番目、11番目、13番目の上口コイルを、順番に接続している。また、1番目、4番目、6番目、8番目、10番目、11番目、13番目の下口コイルを、順番に接続している。点線で表示されている第2のX相直列回路20bでは、2番目、4番目、5番目、7番目、9番目、12番目、14番目の上口コイルを順番に接続している。また、2番目、3番目、5番目、7番目、9番目、12番目、14番目の下口コイルを、順番に接続している。
このため、第1のX相直列回路20aでは、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X-6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、導体が結線されている。また、第2のX相直列回路20bでは、導体X+ 2(t)、導体X-2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、導体が結線されている。
なお、第2のX相直列回路20bにおいて、導体X- 9(b)と導体X+ 12(t)は、接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第1のX相直列回路20aにおいて、導体X- 10(b)と導体X+ 11(t)は、接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。また、第2のX相直列回路20bにおいて、導体X+ 4(t)と導体X- 3(b)は、反接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第1のX相直列回路20aにおいて、導体X+ 3(t)と導体X- 4(b)は、反接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。ジャンパ線の設置個所を相帯1つあたり2箇所のみで済ますことができている。ジャンパ線の取り付けには複雑な工作作業と、大きな取り付けスペースが必要である。本発明の実施の形態に関わる結線方法によれば、ジャンパ線の接続箇所が、リード線21から離れているため、ジャンパ線とリード線の干渉を回避できる。
図10は、本発明の実施の形態に関わる第3のX相直列回路と第4のX相直列回路の構造を表している図である。図中、X相は、U相、V相、W相の何れかを表している。第3のX相直列回路20cと第4のX相直列回路20dは、導体X+ 1(b)〜導体X+ 14(b)と導体X- 1(t)〜導体X- 14(t)から構成されている。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bでは、28個の導体が、循環電流を減らすための結線方法によって、結線されている。各導体は、コイルエンドを有しており、図中上側を接続側コイルエンドと、図中下側を反接続側コイルエンドと、呼ぶことにする。第3のX相直列回路20cと第4のX相直列回路20dから引き出されたリード線21は、口出し線22によって、X相+端子または中性点に繋がっている。
一つの相帯中の上口コイルおよび下口コイルの位置を、プラス端子側から中性点側に向かって数えた位置で表すとする。実線で表示されている第3のX相直列回路20cでは、1番目、3番目、6番目、8番目、10番目、11番目、13番目の上口コイルを、順番に接続している。また、1番目、4番目、6番目、8番目、10番目、11番目、13番目の下口コイルを、順番に接続している。点線で表示されている第4のX相直列回路20dでは、2番目、4番目、5番目、7番目、9番目、12番目、14番目の上口コイルを順番に接続している。また、2番目、3番目、5番目、7番目、9番目、12番目、14番目の下口コイルを、順番に接続している。
このため、第3のX相直列回路20cでは、導体X+ 1(b)、導体X- 1(t)、導体X+ 3(b)、導体X- 4(t)、導体X+ 6(b)、導体X- 6(t)、導体X+ 8(b)、導体X- 8(t)、導体X+ 10(b)、導体X- 10(t)、導体X+ 11(b)、導体X- 11(t)、導体X+ 13(b)、導体X- 13(t)の順で、導体が結線されている。また、第4のX相直列回路20dでは、導体X+ 2(b)、導体X- 2(t)、導体X+ 4(b)、導体X- 3(t)、導体X+ 5(b)、導体X- 5(t)、導体X+ 7(b)、導体X- 7(t)、導体X+ 9(b)、導体X- 9(t)、導体X+ 12(b)、導体X- 12(t)、導体X+ 14(b)、導体X- 14(t)の順で、導体が結線されている。
なお、第4のX相直列回路20dにおいて、導体X- 9(t)と導体X+ 12(b)は、接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第3のX相直列回路20cにおいて、導体X- 10(t)と導体X+ 11(b)は、接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。また、第4のX相直列回路20dにおいて、導体X+4(b)と導体X- 3(t)は、反接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第3のX相直列回路20cにおいて、導体X+ 3(b)と導体X- 4(t)は、反接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。ジャンパ線の設置個所を相帯1つあたり2箇所のみで済ますことができている。ジャンパ線の取り付けには複雑な工作作業と、大きな取り付けスペースが必要である。本発明の実施の形態に関わる結線方法によれば、ジャンパ線の接続箇所が、リード線21から離れているため、ジャンパ線とリード線の干渉を回避できる。
図11は、本発明の実施の形態に関わるU相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。U相電機子巻き線は、4列並列巻き線構造を備えている。第1のU相直列回路20aと第2のU相直列回路20bは、導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)と導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)から構成されている。第3のU相直列回路20cと第4のU相直列回路20dは、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)と導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)から構成されている。第1のU相直列回路20a、第2のU相直列回路20b、第3のU相直列回路20cおよび第4のU相直列回路20dは、4列並列巻き線構造を備えている。
図12は、本発明の実施の形態に関わるV相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。V相電機子巻き線は、4列並列巻き線構造を備えている。第1のV相直列回路20aと第2のV相直列回路20bは、導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)と導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)から構成されている。第3のV相直列回路20cと第4のV相直列回路20dは、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)と導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)から構成されている。第1のV相直列回路20a、第2のV相直列回路20b、第3のV相直列回路20cおよび第4のV相直列回路20dは、4列並列巻き線構造を備えている。
図13は、本発明の実施の形態に関わるW相電機子巻き線の構造を簡略化して表している図である。W相電機子巻き線は、4列並列巻き線構造を備えている。第1のW相直列回路20aと第2のW相直列回路20bは、導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)と導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)から構成されている。第3のW相直列回路20cと第4のW相直列回路20dは、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)と導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)から構成されている。第1のW相直列回路20a、第2のW相直列回路20b、第3のW相直列回路20cおよび第4のW相直列回路20dは、4列並列巻き線構造を備えている。
図14は、本発明の実施の形態に関わる第1のX相直列回路と第2のX相直列回路の構造を表している図である。ここで、X相は、U相、V相、W相の何れかを表している。図中、「第1」および「第2」は、それぞれ、第1のX相直列回路および第2のX相直列回路を表している。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bは、導体X+ 1(t)〜導体X+ 14(t)と導体X- 1(b)〜導体X- 14(b)から構成されている。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bでは、28個の導体が、循環電流を減らすための結線方法によって、結線されている。各導体は、コイルエンドを有しており、図中上側を接続側コイルエンドと、図中下側を反接続側コイルエンドと、呼ぶことにする。第1のX相直列回路20aと第2のX相直列回路20bから引き出されたリード線21は、口出し線22によって、X相+端子または中性点に繋がっている。
本発明の実施の形態に関わる回転電機は、2極の回転子、84個のスロット、3相の電機子巻き線を有している。スロットの内径側に上口コイルが、スロットの外径側に下口コイルが収容されている。上口コイルと下口コイルは、接続されて3相の電機子巻き線を形成している。この電機子巻き線は、1相につき2個の相帯(プラス相帯およびマイナス相帯)を有している。該相帯は、2個の直列回路から成り、前記相帯を構成する全ての上口コイル及び下口コイルの円周方向平均位置を相帯の中心とする。
ここで、少なくとも1個の相帯における第1のX相直列回路及び第2のX相直列回路の配置を相帯の中心に近い順に見た時、上口コイルが、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路の順に配置されている。
また、上口コイルと接続される下口コイルは、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路、第1のX相直列回路、第2のX相直列回路の順に配置されている。
なお、第2のX相直列回路20bにおいて、導体X- 9(b)と導体X+ 12(t)は、接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第1のX相直列回路20aにおいて、導体X- 10(b)と導体X+ 11(t)は、接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。また、第2のX相直列回路20bにおいて、導体X+ 4(t)と導体X- 3(b)は、反接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第1のX相直列回路20aにおいて、導体X+ 3(t)と導体X- 4(b)は、反接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。ジャンパ線の設置個所を相帯1つあたり2箇所のみで済ますことができている。ジャンパ線の取り付けには複雑な工作作業と、大きな取り付けスペースが必要である。本発明の実施の形態に関わる結線方法によれば、ジャンパ線の接続箇所が、リード線21から離れているため、ジャンパ線とリード線の干渉を回避できる。
図15は、本発明の実施の形態に関わる、第3のX相直列回路と第4のX相直列回路の構造を表している図である。ここで、X相は、U相、V相、W相の何れかを表している。図中、「第3」および「第4」は、それぞれ、第3のX相直列回路および第4のX相直列回路を表している。第3のX相直列回路20cと第4のX相直列回路20dは、導体X+ 1(b)〜導体X+ 14(b)と導体X- 1(t)〜導体X- 14(t)から構成されている。第3のX相直列回路20cと第4のX相直列回路20dでは、28個の導体が、循環電流を減らすための結線方法によって、結線されている。各導体は、コイルエンドを有しており、図中上側を接続側コイルエンドと、図中下側を反接続側コイルエンドと、呼ぶことにする。第3のX相直列回路20cと第4のX相直列回路20dから引き出されたリード線21は、口出し線22によって、X相+端子または中性点に繋がっている。
本発明の実施の形態に関わる回転電機は、2極の回転子、84個のスロット、3相の電機子巻き線を有している。スロットの内径側に上口コイルが、スロットの外径側に下口コイルが収容されている。上口コイルと下口コイルは、接続されて3相の電機子巻き線を形成している。この電機子巻き線は、1相につき2個の相帯(プラス相帯およびマイナス相帯)を有している。該相帯は、2個の直列回路から成り、前記相帯を構成する全ての上口コイル及び下口コイルの円周方向平均位置を相帯の中心とする。
ここで、少なくとも1個の相帯における第3のX相直列回路及び第4のX相直列回路の配置を相帯の中心に近い順に見た時、上口コイルが、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路の順に配置されている。
また、上口コイルと接続される下口コイルは、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路、第3のX相直列回路、第4のX相直列回路の順に配置されている。
なお、第4のX相直列回路20dにおいて、導体X- 9(t)と導体X+ 12(b)は、接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第3のX相直列回路20cにおいて、導体X- 10(t)と導体X+ 11(b)は、接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。また、第4のX相直列回路20dにおいて、導体X+4(b)と導体X- 3(t)は、反接続側コイルエンドで交差しており、ジャンパ線9を使って、結線されている。そこで、第3のX相直列回路20cにおいて、導体X+ 3(b)と導体X- 4(t)は、反接続側コイルエンドで、ジャンパ線9を使って、結線されている。ジャンパ線の設置個所を相帯1つあたり2箇所のみで済ますことができている。ジャンパ線の取り付けには複雑な工作作業と、大きな取り付けスペースが必要である。本発明の実施の形態に関わる結線方法によれば、ジャンパ線の接続箇所が、リード線21から離れているため、ジャンパ線とリード線の干渉を回避できる。
図16は、本発明の実施の形態に関わるU相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。第1のU相直列回路20aと第2のU相直列回路20bは、導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)と導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)から構成されている。第1のU相直列回路20aにおいて、導体U+ 1(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 1(b)と接続されている。導体U- 1(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 3(t)と接続されている。導体U+ 3(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 4(b)と接続されている。導体U- 4(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 6(t)と接続されている。導体U+ 6(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 6(b)と接続されている。導体U- 6(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 8(t)と接続されている。
導体U+ 8(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 8(b)と接続されている。導体U- 8(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 10(t)と接続されている。導体U+ 10(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 10(b)と接続されている。導体U- 10(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 11(t)と接続されている。導体U+ 11(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 11(b)と接続されている。導体U- 11(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 13(t)と接続されている。導体U+ 13(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 13(b)と接続されている。
第2のU相直列回路20bにおいて、導体U+ 2(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 2(b)と接続されている。導体U- 2(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 4(t)と接続されている。導体U+ 4(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 3(b)と接続されている。導体U- 3(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 5(t)と接続されている。導体U+ 5(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 5(b)と接続されている。導体U- 5(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 7(t)と接続されている。導体U+ 7(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 7(b)と接続されている。
導体U- 7(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 9(t)と接続されている。導体U+ 9(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 9(b)と接続されている。導体U- 9(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 12(t)と接続されている。導体U+ 12(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 12(b)と接続されている。導体U- 12(b)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 14(t)と接続されている。導体U+ 14(t)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 14(b)と接続されている。
第3のU相直列回路20cにおいて、導体U+ 1(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 1(t)と接続されている。導体U- 1(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 3(b)と接続されている。導体U+ 3(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 4(t)と接続されている。導体U- 4(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 6(b)と接続されている。導体U+ 6(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 6(t)と接続されている。導体U- 6(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 8(b)と接続されている。
導体U+ 8(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 8(t)と接続されている。導体U- 8(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 10(b)と接続されている。導体U+ 10(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 10(t)と接続されている。導体U- 10(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 11(b)と接続されている。導体U+ 11(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 11(t)と接続されている。導体U- 11(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 13(b)と接続されている。導体U+ 13(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 13(t)と接続されている。
第4のU相直列回路20dにおいて、導体U+ 2(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 2(t)と接続されている。導体U- 2(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 4(b)と接続されている。導体U+ 4(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 3(t)と接続されている。導体U- 3(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 5(b)と接続されている。導体U+ 5(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 5(t)と接続されている。導体U- 5(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 7(b)と接続されている。導体U+ 7(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 7(t)と接続されている。
導体U- 7(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 9(b)と接続されている。導体U+9(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U-9(t)と接続されている。導体U-9(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 12(b)と接続されている。導体U+ 12(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 12(t)と接続されている。導体U- 12(t)は、接続側コイルエンドで、導体U+ 14(b)と接続されている。導体U+ 14(b)は、反接続側コイルエンドで、導体U- 14(t)と接続されている。
図17は、本発明の実施の形態に関わるV相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。第1のV相直列回路20aと第2のV相直列回路20bは、導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)と導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)から構成されている。第3のV相直列回路20cと第4のV相直列回路20dは、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)と導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)から構成されている。
第1のV相直列回路では、導体が、導体V+ 1(t)、導体V- 1(b)、導体V+ 3(t)、導体V- 4(b)、導体V+ 6(t)、導体V- 6(b)、導体V+ 8(t)、導体V- 8(b)、導体V+ 10(t)、導体V- 10(b)、導体V+ 11(t)、導体V- 11(b)、導体V+ 13(t)、導体V- 13(b)の順で、結線されており、第2のV相直列回路では、導体が、導体V+ 2(t)、導体V- 2(b)、導体V+ 4(t)、導体V- 3(b)、導体V+ 5(t)、導体V- 5(b)、導体V+ 7(t)、導体V- 7(b)、導体V+ 9(t)、導体V- 9(b)、導体V+ 12(t)、導体V- 12(b)、導体V+ 14(t)、導体V- 14(b)の順で、結線されている。
第3のV相直列回路では、導体が、導体V+ 1(b)、導体V- 1(t)、導体V+ 3(b)、導体V- 4(t)、導体V+ 6(b)、導体V- 6(t)、導体V+ 8(b)、導体V- 8(t)、導体V+ 10(b)、導体V- 10(t)、導体V+ 11(b)、導体V- 11(t)、導体V+ 13(b)、導体V- 13(t)の順で、結線されており、第4のV相直列回路では、導体が、導体V+ 2(b)、導体V- 2(t)、導体V+ 4(b)、導体V- 3(t)、導体V+ 5(b)、導体V- 5(t)、導体V+ 7(b)、導体V- 7(t)、導体V+ 9(b)、導体V- 9(t)、導体V+ 12(b)、導体V- 12(t)、導体V+ 14(b)、導体V- 14(t)の順で、結線されている。
図18は、本発明の実施の形態に関わるW相電機子巻き線の具体的な配線構造を表している図である。第1のW相直列回路20aと第2のW相直列回路20bは、導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)と導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)から構成されている。第3のW相直列回路20cと第4のW相直列回路20dは、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)と導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)から構成されている。
第1のW相直列回路では、導体が、導体W+ 1(t)、導体W- 1(b)、導体W+ 3(t)、導体W- 4(b)、導体W+ 6(t)、導体W- 6(b)、導体W+ 8(t)、導体W- 8(b)、導体W+ 10(t)、導体W- 10(b)、導体W+ 11(t)、導体W- 11(b)、導体W+ 13(t)、導体W- 13(b)の順で、結線されており、第2のW相直列回路では、導体が、導体W+ 2(t)、導体W- 2(b)、導体W+ 4(t)、導体W- 3(b)、導体W+ 5(t)、導体W- 5(b)、導体W+ 7(t)、導体W- 7(b)、導体W+ 9(t)、導体W- 9(b)、導体W+ 12(t)、導体W- 12(b)、導体W+ 14(t)、導体W- 14(b)の順で、結線されている。
第3のW相直列回路では、導体が、導体W+ 1(b)、導体W- 1(t)、導体W+ 3(b)、導体W- 4(t)、導体W+ 6(b)、導体W- 6(t)、導体W+ 8(b)、導体W- 8(t)、導体W+ 10(b)、導体W- 10(t)、導体W+ 11(b)、導体W- 11(t)、導体W+ 13(b)、導体W- 13(t)の順で、結線されており、第4のW相直列回路では、導体が、導体W+ 2(b)、導体W- 2(t)、導体W+ 4(b)、導体W- 3(t)、導体W+ 5(b)、導体W- 5(t)、導体W+ 7(b)、導体W- 7(t)、導体W+ 9(b)、導体W- 9(t)、導体W+ 12(b)、導体W- 12(t)、導体W+ 14(b)、導体W- 14(t)の順で、結線されている。
このような本実施例の構成とすることにより、2極4並列回路であっても、相帯1つあたりのジャンパ線の本数を2本のみで済ますことができる。ジャンパ線の数が低減されるので作業性の低下が抑制され、作業性が改善されることで製作コストの低減が可能となる。また、ジャンパ線の接続箇所がリード線から離れるため、ジャンパ線とリード線の干渉を回避できる。更に、ジャンパ線を用いているので、回路間の循環電流を抑制することができ、熱過大による巻き線焼損に至ることを回避できる。
すなわち、本発明に係わる回転電機は、2極を有する回転子と、
84個のスロットが形成されている固定子と、を備え、
前記固定子の各々のスロットには、(t)で表される第1のコイル片および(b)で表される第2のコイル片が配置され、
この第1のコイル片および第2のコイル片は、どちらも、U相+帯、U相-帯、V相+帯、V相-帯、W相+帯およびW相-帯からなる6相帯を形成し、
この6相帯を形成する第1のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(t)、導体W- n(t)、導体V+ n(t)、導体U- n(t)、導体W+ n(t)、導体V- n(t)、と表し、
また、第2のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(b)、導体W- n(b)、導体V+ n(b)、導体U- n(b)、導体W+ n(b)、導体V- n(b)、と表すと、
導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)および導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)は、第1のU相直列回路、第2のU相直列回路、第3のU相直列回路、および第4のU相直列回路からなるU相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)および導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)は、第1のV相直列回路、第2のV相直列回路、第3のV相直列回路、および第4のV相直列回路からなるV相の4列並列巻き線構造を形成し、
導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)および導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)は、第1のW相直列回路、第2のW相直列回路、第3のW相直列回路、および第4のW相直列回路からなるW相の4列並列巻き線構造を形成し、
XをU、V、Wのいずれかであるとすると、
前記第1のU相直列回路、前記第1のV相直列回路、および前記第1のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X- 6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、結線されており、
前記第2のU相直列回路、前記第2のV相直列回路、および前記第2のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(t)、導体X- 2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、結線されているものである
本発明によれば、2極4並列巻き線構造であっても、ジャンパ線の本数を低減して回路間の循環電流を抑制することは勿論、取り付けたジャンパ線がリード線の構造設計へ影響しない回転電機を提供することができる。
本発明は、2極の回転子、84個のスロット、3相の電機子巻き線を有し、積層鉄心に設けられたスロットに納められており、当該巻き線の各相帯は2つの並列回路から成り、各並列回路は直列コイルを有し、各直列コイルは接続側コイルエンド及び反接続側コイルエンドでそれぞれ互いに接続される上コイル片と下コイル片の2つのコイル片を有し、一つの相帯中の上コイル片および下コイル片の相対位置を極中心から数えた位置で表した場合に、各並列回路の半分の並列回路においては同一の並列回路に含まれる上コイル片および下コイル片の位置が極中心から1,3,6,8,10,11,13番目の位置となるように接続し、各並列回路の残りの半分の並列回路においては同一の並列回路に含まれる上コイル片および下コイル片の位置が極中心から2,4,5,7,9,12,14番目の位置となるように接続したものである。
また、本発明は、2極3相の2層巻き電機子巻き線であって、当該巻き線の各相は4つの並列回路を有し、2つの相帯に分割され積層鉄心に設けられた84個のスロットに納められており、第1の相帯の上コイル片および下コイル片の極中心から数えた並列回路番号の配列が順に1,2,1,2,2,1,2,1,2,1,1,2,1,2となり、第2の相帯の上コイル片および下コイル片の極中心から数えた並列番号の配列が順に3,4,3,4,4,3,4,3,4,3,3,4,3,4となるように接続したものである。
本発明は、図9に示す如く、2極の回転子、84個のスロット、3相の電機子巻き線を有し、スロットの内径側に上コイル及び外径側に下コイルが収容され、上コイルと下コイルが接続されて電機子巻き線を形成し、この電機子巻き線は1相につき2個の相帯を有し、該相帯は2個の並列巻き線から成り、前記相帯を構成する全ての上コイル及び下コイルの円周方向平均位置を相帯の中心としたとき、少なくとも1個の相帯における第1及び第2の並列巻き線の配置を相帯の中心に近い順に見た時、上コイルが第1、第2、第1、第2、第2、第1、第2、第1、第2、第1、第1、第2、第1、第2の並列巻き線の順に配置され、上コイルと接続される下コイルが第1、第2、第1、第2、第2、第1、第2、第1、第2、第1、第2、第1、第1、第2の並列巻き線の順に配置されているものである。
本発明は、84個のスロットを備えた固定子鉄心と2極4並列巻き線構造を有し、循環電流を低減するだけでなく、作業性でも有利な回転電機を提供することを課題とする。本発明は、内周側に複数の固定子スロットを有し、前記複数の固定子スロットに固定子コイルが、並列接続されるコイル回路の数が同じ並列回路を各相で形成するように複数の固定子スロットに亘って巻回されかつ、各固定子スロットにおいて外周側に下口コイル、内周側に上口コイルを構成するよう二層巻きされた固定子鉄心を備えた回転電機であって、前記固定子コイルの上口コイルと下口コイルを接続するスロットピッチが回転電機の各極のコイル回路で等しく、極数を2、並列回路のコイル回路数を4、毎極毎相のスロット数が84であり、コイル接続の組合せを変更するためのジャンパ線の数を低減し、ジャンパ線が他の構造物との干渉を回避できることを特徴とする回転電機に関わっている。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明に係わる回転電機は、中、大容量の回転電機、タービン発電機などとして利用することができる。
1 固定子、2 回転子、2a 回転軸、2b 導線、2c 楔、3 固定子鉄心、3a 固定子鉄心、4 ヨーク、9 ジャンパ線、10 ケース、11 スロット、20a X相直列回路、20b X相直列回路、20c X相直列回路、20d X相直列回路、21 リード線、100 回転電機

Claims (2)

  1. 2極を有する回転子と、
    84個のスロットが形成されている固定子と、を備え、
    前記固定子の各々のスロットには、(t)で表される第1のコイル片および(b)で表される第2のコイル片が配置され、
    この第1のコイル片および第2のコイル片は、どちらも、U相+帯、U相-帯、V相+帯、V相-帯、W相+帯およびW相-帯からなる6相帯を形成し、
    この6相帯を形成する第1のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(t)、導体W- n(t)、導体V+ n(t)、導体U- n(t)、導体W+ n(t)、導体V- n(t)、と表し、
    また、第2のコイル片を、1から14の自然数nを使って、導体U+ n(b)、導体W- n(b)、導体V+ n(b)、導体U- n(b)、導体W+ n(b)、導体V- n(b)、と表すと、
    導体U+ 1(t)〜導体U+ 14(t)、導体U- 1(b)〜導体U- 14(b)、導体U+ 1(b)〜導体U+ 14(b)および導体U- 1(t)〜導体U- 14(t)は、第1のU相直列回路、第2のU相直列回路、第3のU相直列回路、および第4のU相直列回路からなるU相の4列並列巻き線構造を形成し、
    導体V+ 1(t)〜導体V+ 14(t)、導体V- 1(b)〜導体V- 14(b)、導体V+ 1(b)〜導体V+ 14(b)および導体V- 1(t)〜導体V- 14(t)は、第1のV相直列回路、第2のV相直列回路、第3のV相直列回路、および第4のV相直列回路からなるV相の4列並列巻き線構造を形成し、
    導体W+ 1(t)〜導体W+ 14(t)、導体W- 1(b)〜導体W- 14(b)、導体W+ 1(b)〜導体W+ 14(b)および導体W- 1(t)〜導体W- 14(t)は、第1のW相直列回路、第2のW相直列回路、第3のW相直列回路、および第4のW相直列回路からなるW相の4列並列巻き線構造を形成し、
    XをU、V、Wのいずれかであるとすると、
    前記第1のU相直列回路、前記第1のV相直列回路、および前記第1のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(t)、導体X- 1(b)、導体X+ 3(t)、導体X- 4(b)、導体X+ 6(t)、導体X- 6(b)、導体X+ 8(t)、導体X- 8(b)、導体X+ 10(t)、導体X- 10(b)、導体X+ 11(t)、導体X- 11(b)、導体X+ 13(t)、導体X- 13(b)の順で、結線されており、
    前記第2のU相直列回路、前記第2のV相直列回路、および前記第2のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(t)、導体X- 2(b)、導体X+ 4(t)、導体X- 3(b)、導体X+ 5(t)、導体X- 5(b)、導体X+ 7(t)、導体X- 7(b)、導体X+ 9(t)、導体X- 9(b)、導体X+ 12(t)、導体X- 12(b)、導体X+ 14(t)、導体X- 14(b)の順で、結線されていることを特徴とする回転電機。
  2. 前記第3のU相直列回路、前記第3のV相直列回路、および前記第3のW相直列回路では、導体が、導体X+ 1(b)、導体X- 1(t)、導体X+ 3(b)、導体X- 4(t)、導体X+ 6(b)、導体X- 6(t)、導体X+ 8(b)、導体X- 8(t)、導体X+ 10(b)、導体X- 10(t)、導体X+ 11(b)、導体X- 11(t)、導体X+ 13(b)、導体X- 13(t)の順で、結線されており、
    前記第4のU相直列回路、前記第4のV相直列回路、および前記第4のW相直列回路では、導体が、導体X+ 2(b)、導体X- 2(t)、導体X+ 4(b)、導体X- 3(t)、導体X+ 5(b)、導体X- 5(t)、導体X+ 7(b)、導体X- 7(t)、導体X+ 9(b)、導体X- 9(t)、導体X+ 12(b)、導体X- 12(t)、導体X+ 14(b)、導体X- 14(t)の順で、結線されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
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