JP2012151935A - 固定子及び電動機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定子(10)は、固定子コア(30)の一端面の周方向に設けられ、各相の巻線部(41,42,43)の一端が個別に接続された3つの接続部(61,62,63)と、各接続部(61,62,63)から固定子コア(30)の外周部に位置する1つの引き出し部(80)まで、固定子コア(30)の周方向に引き回された複数の引き出し線(71,72,73)とを備えている。接続部(61,62,63)から引き出し部(80)に至る引き回し距離が最も長くなる接続部(63)の引き出し線(73)は、他の接続部(61,62)の引き出し線(71,72)よりも本数が多い。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態1に係る電動機(1)は、圧縮機等を駆動するものである。
実施形態1では、各接続部(61,62,63)から引き出し部(80)に至る引き回し距離が最も長いW相の引き出し線(73)の本数を2本にして、他の接続部(61,62)の引き出し線(71,72)の本数よりも多くした。これにより、W相の引き出し線(73)の引き回し部分の抵抗値を低くすることができ、3相の引き回し部分の抵抗値ばらつきを抑制することができる。これにより、回転駆動が不安定なったり、流れる電流がばらついたりして発生する振動や騒音を抑制することができる。
上記実施形態1では、各相の引き出し線(71,72,73)は、導体の断面積が同じであったが、本変形例では、W相の2本の引き出し線(73)の導体の断面積を、U相及びV相の引き出し線(71,72)の導体の断面積よりも大きくしている。つまり、引き回し距離が最も長い引き出し線(73)の断面積を、他の引き出し線(71,72)の断面積よりも大きくしている。具体的には、W相の2本の引き出し線(73)の導体の断面積を22mm2とし、U相及びW相の引き出し線(71,72)の導体の断面積を14mm2としている。引き回し部分の抵抗値は、導体の断面積に反比例する。そのため、引き回し距離が最も長いV相の引き出し線(73)の断面積を大きくすることによって、W相の引き回し部分の抵抗値だけを更に小さくすることができ、引き回し部分の抵抗値の相間ばらつきを一層低減することができる。
上記実施形態1の変形例1では、W相の2本の引き出し線(73)の導体の断面積を22mm2とし、U相及びV相の引き出し線(71,72)の導体の断面積を14mm2としたが、本変形例では、W相の2本の引き出し線(73)の導体の断面積を14mm2とし、U相及びV相の引き出し線(71,72)の導体の断面積を22mm2としている。このように引き出し線(71,72,73)の導体の断面積を変更すると、引き回し部分の抵抗値の相間ばらつきは、変形例1ほど低減はできないが、従来よりも低減することができる。また、変形例1と同様に、上記線束が実施形態1に比べて細くなるため、引き出し線(71,72,73)の配線スペースを小さくすることができ、線束の取り回しが行い易くなる。尚、本変形例では、引き出し線(71,72,73)の本数及び導体の断面積については、これに限らない。また、その他の構成、作用及び効果は、実施形態1と同様である。
本変形例は、上記実施形態1の各相の接続部(61,62,63)の配置を変更したものである。上記実施形態1では、各相の接続部(61,62,63)は、各相の巻線部(41,42,43)のコイル端の長さが等しくなるように配置されていた。これに対し、本変形例では、各相の接続部(61,62,63)を固定子コア(30)の周方向に互いに等間隔に配置するようにした。具体的には、図4に示すように、W相の接続部(63)は、固定子コア(30)の軸心を挟んで引き出し部(80)の反対側に設けられている。一方、U相の接続部(61)は、固定子コア(30)の一方の周方向に、V相の接続部(62)は、U相の接続部(61)とは反対の周方向に、それぞれ引き出し部(80)から60度の位置に設けられている。このように、各接続部(61,62,63)が等間隔に配置されると、U相及びW相の引き回し距離を同じにすることができる。つまり、W相の引き出し線(73)の本数を多くするだけで、引き回し部分の抵抗値の相間ばらつきをなくすことができる。尚、本変形例では、各相の巻線部(41,42,43)のコイル端の長さが等しくなるように、W相の第2コイル(43b)の端部が固定子コア(30)の周方向に折り返されてW相の接続部(63)に接続されている。そして、各相の巻線部(41,42,43)のコイル(41a〜41f,42a〜42f,43a〜43f)は、図5のように接続されている。また、その他の構成、作用及び効果は、実施形態1と同様である。
次に、本発明の実施形態2を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、上記実施形態1において、各相の接続部の数を変更したものである。つまり、上記実施形態1では、各相に1つずつ接続部(61,62,63)が設けられていたが、本実施形態では、図6に示すように、各相に3つずつ接続部(61a〜61c,62a〜62c,63a〜63c)を設けるようにした。
上記実施形態2では、各相の引き出し線(71,72,73)は、導体の断面積が同じであったが、本変形例では、各相の第3引き出し線(71c,72c,73c)の導体の断面積を、第1及び第2引き出し線(71a,71b,72a,72b,73a,73b)の導体の断面積よりも大きくしている。つまり、各相において、引き回し距離が最も長い引き出し線(71c,72c,73c)の断面積を、他の引き出し線(71a,71b,72a,72b,73a,73b)の断面積よりも大きくしている。具体的には、第3引き出し線(71c,72c,73c)の導体の断面積を22mm2とし、第1及び第2引き出し線(71a,71b,72a,72b,73a,73b)の導体の断面積を14mm2としている。引き回し部分の抵抗値は、導体の断面積に反比例する。そのため、引き回し距離が最も長い第3引き出し線(71c,72c,73c)の断面積を大きくすることによって、第3引き出し線(71c,72c,73c)の引き回し部分の抵抗値だけを更に小さくすることができ、各相における引き回し部分の抵抗値のばらつきを一層低減することができる。
上記実施形態2の変形例1では、各相の第3引き出し線(71c,72c,73c)の導体の断面積を22mm2とし、第1及び第2引き出し線(71a,71,b72a,72b,73a,73b)の導体の断面積を14mm2としたが、本変形例では、各相の第3引き出し線(71c,72c,73c)の導体の断面積を14mm2とし、第1及び第2引き出し線(71a,71b,72a,72b,73a,73b)の導体の断面積を22mm2としている。このように引き出し線(71,72,73)の導体の断面積を変更すると、実施形態2の変形例1に比べて、各相における引き出し線(71,72,73)の引き回し部分の抵抗値ばらつきは低減できないが、引き回し部分の抵抗値を全体的に小さくすることができる。そのため、引き回し部分の抵抗値の相間ばらつきがあっても、その影響を小さくすることができる。また、実施形態2の変形例1と同様に、上記線束が実施形態1の線束と比べて細くなるため、線束の取り回しが行い易くなる。尚、本変形例では、引き出し線(71,72,73)の本数及び導体の断面積については、これに限らない。また、その他の構成、作用及び効果は、実施形態2と同様である。
10 固定子
20 回転子
22 永久磁石
30 固定子コア
34 ティース
41 U相巻線部(巻線部)
42 V相巻線部(巻線部)
43 W相巻線部(巻線部)
41a,42a,43a 第1コイル(コイル)
41b,42b,43b 第2コイル(コイル)
41c,42c,43c 第3コイル(コイル)
41d,42d,43d 第4コイル(コイル)
41e,42e,43e 第5コイル(コイル)
41f,42f,43f 第6コイル(コイル)
61 U相接続部(接続部)
62 V相接続部(接続部)
63 W相接続部(接続部)
61a,62a,63a 第1接続部(接続部)
61b,62b,63b 第2接続部(接続部)
61c,62c,63c 第3接続部(接続部)
71 U相引き出し線(引き出し線)
72 V相引き出し線(引き出し線)
73 W相引き出し線(引き出し線)
71a,72a,73a 第1引き出し線(引き出し線)
71b,72b,73b 第2引き出し線(引き出し線)
71c,72c,73c 第3引き出し線(引き出し線)
80 引き出し部
Claims (7)
- 略円筒状に形成され、複数のティース(34)が周方向に配列された固定子コア(30)と、
上記ティース(34)に巻装された3相の巻線部(41,42,43)と、
上記固定子コア(30)の一端面の周方向に設けられ、上記各相の巻線部(41,42,43)の一端が個別に接続された3つの接続部(61,62,63)と、
上記各接続部(61,62,63)から上記固定子コア(30)の外周部に位置する1つの引き出し部(80)まで、上記固定子コア(30)の周方向に引き回された複数の引き出し線(71,72,73)とを備えた固定子であって、
上記接続部(61,62,63)から上記引き出し部(80)に至る引き回し距離が最も長くなる接続部(63)の引き出し線(73)は、他の接続部(61,62)の引き出し線(71,72)よりも本数が多い
ことを特徴とする固定子。 - 略円筒状に形成され、複数のティース(34)が周方向に配列された固定子コア(30)と、
上記ティース(34)に巻装される複数のコイル(41a〜41f,42a〜42f,43a〜43f)によって各相が構成された3相の巻線部(41,42,43)と、
上記固定子コア(30)の一端面の周方向に設けられ、上記各コイル(41a〜41c,42a〜42c,43a〜43c)の一端が個別に接続された複数の接続部(61a〜61c,62a〜62c,63a〜63c)と、
上記各接続部(61a〜61c,62a〜62c,63a〜63c)から上記固定子コアの外周部に位置する1つの引き出し部(80)まで、上記固定子コア(30)の周方向に引き回された複数の引き出し線(71a〜71c,72a〜72c,73a〜73c)とを備えた固定子であって、
3相のうち少なくとも1つの相において、上記接続部(61a〜61c,62a〜62c,63a〜63c)から上記引き出し部(80)に至る引き回し距離が最も長くなる接続部(61c,62c,63c)の引き出し線(71c,72c,73c)は、他の接続部(61a,61b,62a,62b,63a,63b)の引き出し線(71a,71b,72a,72b,73a,73b)よりも本数が多い
ことを特徴とする固定子。 - 請求項1または2において、
上記引き回し距離が最も長くなる接続部の引き出し線は、上記固定子コア(30)の周方向の一方と他方とに分かれて引き回されている
ことを特徴とする固定子。 - 請求項1乃至3の何れか1項において、
上記引き回し距離が最も長くなる接続部の引き出し線は、他の引き出し線よりも断面積が大きい
ことを特徴とする固定子。 - 請求項1において、
上記3つの接続部(61,62,63)は、上記固定子コア(30)の周方向に互いに等間隔に配置され、上記引き回し距離が最も長くなる接続部(62)は、上記固定子コア(30)の軸心を挟んで上記引き出し部(80)の反対側に設けられる
ことを特徴とする固定子。 - 請求項2において、
上記接続部(61a〜61c,62a〜62c,63a〜63c)は、各相に3つずつ上記固定子コア(30)の周方向に互いに等間隔に配置され、
上記引き回し距離が最も長くなる接続部(61c,62c,63c)は、上記固定子コア(30)の軸心を挟んで上記引き出し部(80)の反対側に設けられる
ことを特徴とする固定子。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載の固定子と、
上記固定子の内周側に回転可能に装着され、永久磁石(22)を有する回転子(20)とを備える
ことを特徴とする電動機。
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- 2011-01-17 JP JP2011007023A patent/JP5644526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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