JPWO2019021390A1 - 金属部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
金属部材13の製造方法は、複数の層を積層方向DLに積み重ねながら結合させることにより、金属製の立体造形物11を付加製造により製造する造形工程を含む。立体造形物11は、オーバーハング部14を有する金属部材13と、オーバーハング部14を支持する、金属部材13と一体の複数のサポート12とを備える。サポート12は、積層方向DLにおけるサポート12の先端部だけで金属部材13に接している。サポート12の先端部の断面積は、サポート12の他の部分の断面積よりも小さい。
Description
本発明は、3Dプリンティングとも呼ばれる付加製造(additive manufacturing)によって金属部材を製造する金属部材の製造方法に関する。
3Dプリンティングでは、複数の層を積層方向に積み重ねながら結合させることにより立体造形物を製造する。3Dプリンティングの多くの方式では、最終的に得たい製品にオーバーハング部、つまり、空中に浮いている部分が含まれる場合、オーバーハング部を支持するサポート(サポート材とも呼ばれる)が製品と一緒に製造される。そして、製品部分とサポート部分とを含む立体造形物が製造された後、サポートが立体造形物から除去される。たとえば特許文献1には、ウォータジェットを用いて造形物からサポート材を除去する装置が開示されている。
立体造形物が樹脂製である場合、オーバーハング部とは異なる樹脂材料でサポートを形成し、立体造形物の製造後にサポートを液体に溶解させて除去する方法が知られている。立体造形物が金属製である場合は、このような方法を採ることができず、物理的にサポートを除去する必要がある。しかしながら、多くのサポートが立体造形物に含まれている場合、全てのサポートを短時間で除去することができない。特に、立体造形物が金属製である場合は、樹脂製である場合と比較してサポートの強度が高いので、サポートを簡単に除去できない。さらに、中空部の中にサポートがある場合は、サポートが中空部で隠れるので、サポートの除去がさらに難しい。
そこで、本発明の目的の一つは、サポートの除去に要する負担を軽減できる、金属部材の製造方法を提供することである。
本発明の一実施形態は、複数の層を積層方向に積み重ねながら結合させることにより、金属製の立体造形物を付加製造により製造する造形工程を含む、金属部材の製造方法であって、前記立体造形物は、オーバーハング部を有する金属部材と、前記オーバーハング部を支持する、前記金属部材と一体の複数のサポートと、を備え、前記サポートは、前記積層方向における前記サポートの先端部だけで前記金属部材に接しており、前記サポートの先端部の断面積は、前記サポートの他の部分の断面積よりも小さい、金属部材の製造方法を提供する。断面は、積層方向に直交する断面を意味し、断面積は、積層方向に直交する断面の面積を意味する。前記金属部材の製造方法は、サポート除去装置に前記立体造形物を振動させることにより、前記サポートを破断させる破断工程をさらに含んでいてもよい。
この構成によれば、複数の層を積層方向に積み重ねながら結合させることにより、金属製の立体造形物を製造する。立体造形物は、オーバーハング部を有する金属部材と、オーバーハング部を支持する複数のサポートとを含んでいる。サポートは、金属部材と同じ金属材料で形成された、金属部材と一体の部分である。サポートは、積層方向におけるサポートの先端部だけで金属部材に接している。この先端部の断面積は、サポートの他の部分の断面積よりも小さい。言い換えると、サポートの先端部の強度は、サポートの他の部分の強度よりも低い。
立体造形物を振動させると、金属部材と共に各サポートが振動し、サポートの各部に応力が生じる。サポートの先端部は、サポートの中で最も強度が低い。サポートの先端部に生じる応力がサポートの先端部の強度を超えると、サポートの先端部が破断する。つまり、サポートの中で最も脆弱な先端部が最初に破断し、サポートが金属部材から切断される。したがって、立体造形物の全体を振動させるだけで、各サポートを金属部材から切断できる。これにより、サポートの除去に要する負担を軽減できる。
本実施形態において、以下の特徴の少なくとも一つが、前記金属部材の製造方法に加えられてもよい。
前記サポートの少なくとも一部は、幅が厚みよりも大きい断面を有している。
この構成によれば、サポートの断面の厚みが、サポートの断面の幅よりも小さい。つまり、サポートは、厚み方向に薄く、サポートの厚み方向に撓み易い。立体造形物を振動させると、サポートは、厚み方向への変形と復元とを交互に繰り返す。これにより、大きさおよび方向が規則的に変化する繰り返し荷重をサポートに加えることができ、サポートの先端部を確実に破断できる。
サポートの断面の幅とサポートの断面の厚みは、互いに直交する方向の寸法である。サポートの断面は、楕円状、ひし形状、および長方形状のいずれであってもよい。サポートの断面がこれらのいずれであっても、サポートの断面の幅は、サポートの断面の厚みよりも大きい。
前記複数のサポートは、それぞれの固有振動数が第1固有振動数である複数の第1サポートと、それぞれの固有振動数が前記第1固有振動数とは異なる第2固有振動数である複数の第2サポートとを含む。
この構成によれば、立体造形物を第1振動数で振動させると、第1サポートの振動数が第1固有振動数に近づき、第1サポートが共振する。これにより、大きな応力が第1サポートの先端部に生じ、第1サポートの先端部が破断する。その一方で、立体造形物を第1振動数とは異なる第2振動数で振動させると、第2サポートの振動数が第2固有振動数に近づき、第2サポートが共振する。これにより、大きな応力が第2サポートの先端部に生じ、第2サポートの先端部が破断する。したがって、立体造形物を2つの振動数で振動させるだけで、第1サポートおよび第2サポートの全てまたは殆ど全てを金属部材から切断することができる。
前記複数のサポートが前記複数の第1サポートと前記複数の第2サポートとを含む場合、前記破断工程は、前記第1サポートが前記第1固有振動数で振動する第1振動数で第1サポート除去装置に前記立体造形物を振動させることにより、前記第1サポートを破断させる第1破断工程と、前記第1破断工程の前または後に、前記第2サポートが前記第2固有振動数で振動する第2振動数で第2サポート除去装置に前記立体造形物を振動させることにより、前記第2サポートを破断させる第2破断工程とを含んでいてもよい。前記第2サポート除去装置は、前記第1サポート除去装置と同じ装置であってもよいし、別の装置であってもよい。
前記複数のサポートは、固有振動数が互いに等しい。
この構成によれば、立体造形物をある振動数で振動させると、サポートの振動数が固有振動数に近づき、サポートが共振する。これにより、大きな応力がサポートの先端部に生じ、サポートの先端部が破断する。したがって、立体造形物を1つの振動数で振動させるだけで、全てのサポートまたは殆ど全てのサポートを金属部材から切断することができる。
前記金属部材は、前記金属部材の外面で開口する穴と、前記穴から前記金属部材の内部に延びる空洞と、が設けられた中空部を含み、前記サポートは、前記中空部の中に配置されている。
この構成によれば、サポートが金属部材の中空部の中に配置されているので、サポートを切断する工具をサポートに接触させ難い。しかしながら、そのような工具を用いなくても、立体造形物を振動させるだけで、各サポートを切断できる。そして、金属部材の外面で開口する中空部の穴を通じて、切断されたサポートを空洞の外に排出できる。これにより、金属部材からサポートを除去することができる。
前記サポートは、前記サポートの外面で開口するノッチをさらに含み、前記積層方向における前記サポートの先端部から前記ノッチまでの前記積層方向の寸法は、前記穴の直径の最大値よりも小さい。
この構成によれば、サポートの外面で開口するノッチが、サポートに設けられている。金属部材から切断されたサポートが金属部材に衝突すると、ノッチで応力集中が生じる。この応力がサポートの強度を超えると、サポートがノッチで折れる。サポートの先端部からノッチまでの積層方向の寸法は、穴の直径の最大値よりも小さい。したがって、金属部材から切断されたサポートを、穴の直径よりも短い複数の破片に裁断することができる。これにより、切断されたサポートを中空部の穴を通じて効率的に排出できる。
前記サポートは、前記サポートの外面で開口するノッチをさらに含む。
この構成によれば、サポートの外面で開口するノッチが、サポートに設けられている。金属部材から切断されたサポートが金属部材に衝突すると、ノッチで応力集中が生じる。この応力がサポートの強度を超えると、サポートがノッチで折れる。したがって、金属部材から切断されたサポートを、より短い複数の破片に裁断することができる。
本発明によれば、サポートの除去に要する負担を軽減できる、金属部材の製造方法を提供することができる。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る金属部材13の製造システム1の概要を示すブロック図である。図1は、理解を容易にするために、実際とは異なる形状の金属部材13およびサポート12を示している。
金属部材13の製造システム1は、立体造形物11の3Dデータ(いわゆる、3Dモデル)を作成するパーソナルコンピューター2と、コンピューター2で作成された立体造形物11の3Dデータに基づいて金属製の立体造形物11を製造する3Dプリンター3と、3Dプリンター3によって製造された金属製の立体造形物11からサポート12を除去するサポート除去装置4とを含む。
金属部材13を製造するときは、コンピューター2を用いて立体造形物11の3Dデータを作成する3Dモデリングを行う。その後、立体造形物11の3Dデータに基づいて3Dプリンター3に金属製の立体造形物11を製造させる3Dプリンティングを行う。その後、立体造形物11を手動または自動でサポート除去装置4に搬送し、サポート除去装置4にサポート12を除去させる。これにより、金属部材13が製造される。
コンピューター2には、立体造形物11の3Dデータを積層方向DL(鉛直方向)と平行な複数の層に分割するスライシングと、スライシングにより生成された各層の造形順序を規定する指示データ(いわゆる、Gコード)の作成と、を行うソフトウェア(いわゆる、スライサー)がインストールされている。スライサーの機能は、コンピューター2にインストールされた3DCADソフトまたは3DCGソフトに含まれていてもよい。
3Dプリンター3は、Gコードにしたがって、立体造形物11に含まれる全ての層を造形ステージ3a側から順に積層方向DLに積み重ねながら結合させる。3Dプリンター3は、金属の粉体層の特定の部分だけをレーザーの照射によって焼結させる選択的レーザー焼結(selective laser sintering)により、立体造形物11に含まれる各層を製造する。選択的レーザー焼結は、付加製造の一種である。付加製造であれば、3Dプリンター3は、選択的レーザー焼結以外の方法により、金属製の立体造形物11を製造してもよい。
立体造形物11は、鉄など金属材料で形成されている。立体造形物11は、オーバーハング部14を有する金属部材13と、オーバーハング部14を支持するサポート12とを含む。金属部材13の3Dデータは、コンピューター2にインストールされた3DCADソフトまたは3DCGソフトによって作成されてもよいし、3Dスキャナーによって作成されてもよい。サポート12の3Dデータは、自動で金属部材13の3Dデータに付加される。この付加は、スライスソフトによって行われてもよいし、3DCADソフトまたは3DCGソフトによって行われてもよい。
図2は、図1に示す製造システム1によって製造された金属製の立体造形物11を示す模式図である。図3は、図2に示す立体造形物11に設けられたサポート12(第1サポート12a)を示す模式図である。
図2(a)は、図2(b)に示す矢印IIAの方向に見た立体造形物11の外観図である。図2(b)は、図2(a)に示すIIB−IIB線に沿う立体造形物11の断面図である。図2(c)は、図2(b)に示す矢印IICの方向に見た立体造形物11の外観図である。図3(a)は、図3(c)に示す矢印IIIAの方向に見たサポート12の側面図である。図3(b)は、図3(c)に示す矢印IIIBの方向に見たサポート12の正面図である。図3(c)は、図3(b)に示す矢印IIICの方向に見たサポート12の平面図である。
図2(b)に示すように、金属部材13は、空洞18を形成する中空部15を含む。空洞18は、金属部材13の外面で開口する2つの穴を繋いでいてもよいし、金属部材13の外面で開口する1つの穴から金属部材13の内部に延びており、金属部材13の内部で閉じていてもよい。図2(b)は、前者の例を示している。金属部材13がたとえばエンジン部品に含まれるシリンダヘッドである場合、中空部15は、エンジンを冷却する冷却水を案内するウォータージャケットに相当する。
中空部15は、金属部材13の外面で開口する第1の穴17と、金属部材13の外面で開口する第2の穴19と、第1の穴17から第2の穴19に延びる空洞18とを含む。第1の穴17は、円形または楕円形であってもよいし、これら以外の形状であってもよい。これは、第2の穴19についても同様である。第1の穴17の面積は、第2の穴19の面積よりも小さい。第1の穴17の面積は、第2の穴19の面積と等しくてもよいし、第2の穴19の面積よりも大きくてもよい。
中空部15の空洞18は、空洞18の中心線L1を取り囲む筒状の内周面16によって形成されている。中空部15の内周面16は、中空部15の周方向(中心線L1まわりの方向)に全周にわたって連続している。空洞18は、第1の穴17から第2の穴19の方に延びる第1通路18aと、第1通路18aから第2の穴19の方に延びる第2通路18bと、第2通路18bから第2の穴19の方に延びる第3通路18cと、第3通路18cから第2の穴19に延びる第4通路18dとを含む。第2通路18bの直径は、第3通路18cの直径よりも大きい。
複数のサポート12は、中空部15の中、つまり、空洞18に配置されている。図2(b)では、理解を容易にするために、サポート12の本数を減らしているが、実際にはより多くのサポート12が中空部15の中に配置される。また、図2(b)では、第2通路18bおよび第3通路18cだけにサポート12が配置されているが、第1通路18aおよび第4通路18dの少なくとも一方にもサポート12が配置されていてもよい。
各サポート12は、金属部材13と一体であり、金属部材13と同じ金属材料で形成されている。各サポート12は、積層方向DLにおけるサポート12の2つの先端部、つまり、サポート12の上端部12uおよび下端部12Lだけで、金属部材13に接している。各サポート12は、中空部15の内周面16の下部から中空部15の内周面16の上部まで積層方向DLに延びている。オーバーハング部14は、中空部15の天井部、つまり、中空部15の内周面16の上部に設けられている。したがって、オーバーハング部14は、複数のサポート12によって支持されている。
サポート12は、中実であってもよいし、中空であってもよい。より具体的には、サポート12の全体が中実または中空であってもよいし、中実の部分と中空の部分とがサポート12に設けられていてもよい。サポート12の全体が中空である、または、中空の部分がサポート12に設けられている場合、サポート12は、網目状の断面を有していてもよいし、内部空間を取り囲む環状の断面を有していてもよい。図4Aは、前者の例を示しており、図4Bは、後者の例を示している。
図3(a)、図3(b)、および図3(c)に示すように、サポート12の上端部12uは、積層方向DLにおけるサポート12の中央部12cよりも細い。つまり、サポート12の上端部12uの外周の長さは、サポート12の中央部12cの外周の長さよりも短い。同様に、サポート12の下端部12Lは、積層方向DLにおけるサポート12の中央部12cよりも細い。
サポート12の太さ、つまり、サポート12の外周の長さは、サポート12の中央部12cに近づくにしたがって増加している。サポート12の上端部12uは、サポート12の下端部12Lよりも太いまたは細くてもよいし、サポート12の下端部12Lと等しい太さを有していてもよい。サポート12の外径の最大値(図4Aおよび図4Bに示す幅W1)は、第1の穴17の直径の最大値Φ1(図2(a)参照)よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2(図2(c)参照)よりも小さい。
サポート12の断面積(積層方向DLに直交する断面の面積)は、積層方向DLにおけるサポート12の中央部12cに近づくにしたがって連続的または段階的に増加している。図3(a)および図3(b)は、サポート12の断面積が連続的に増加している例を示している。サポート12の先端部(サポート12の上端部12uまたは下端部12L)の断面積は、同じサポート12の他の部分の断面積よりも小さい。この場合、サポート12の上端部12uの断面積は、同じサポート12の下端部12Lの断面積よりも大きいまたは小さくてもよいし、同じサポート12の下端部12Lの断面積と等しくてもよい。
図4Aおよび図4Bは、サポート12がひし形状の断面を有している例を示している。サポート12は、積層方向DLのいずれの位置においてもこのような形状の断面を有していてもよいし、ある特定の位置においてだけこのような形状の断面を有していてもよい。また、サポート12は、楕円状または長方形状の断面を有していてもよいし、これら以外の形状の断面を有していてもよい。サポート12の断面がこれらのいずれであっても、サポート12の断面の幅W1は、サポート12の断面の厚みT1よりも大きい。全てのサポート12は、サポート12の厚み方向Dtが空洞18の軸方向Da(空洞18の中心線L1の方向)と平行または概ね平行になるように配置されている。
複数のサポート12は、第2通路18bに配置された複数の第1サポート12aと、第3通路18cに配置された複数の第2サポート12bとを含む。第1サポート12aは、第2サポート12bよりも積層方向DLに長い。積層方向DLへの第2サポート12bの長さは、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも大きく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも大きい。したがって、積層方向DLへの第1サポート12aの長さは、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも大きく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも大きい。
第1サポート12aは、第1固有振動数を有している。第2サポート12bは、第2固有振動数を有している。つまり、第1サポート12aの固有振動数を決定する各要素(形状、断面積、大きさ等)は、第1サポート12aの固有振動数が第1固有振動数になるように設定されている。同様に、第2サポート12bの固有振動数を決定する各要素は、第2サポート12bの固有振動数が第2固有振動数になるように設定されている。第1固有振動数は、第2固有振動数よりも低い。
各サポート12は、サポート12の外面で開口する複数のノッチを含む。図3(a)に示すように、第1サポート12aは、積層方向DLにおいて互いに異なる位置に配置された上側ノッチ20uおよび下側ノッチ20Lを含む。図2(b)に示すように、第2サポート12bは、積層方向DLにおける第2サポート12bの上端部12uと第2サポート12bの下端部12Lとの間に配置された中央ノッチ20cを含む。積層方向DLにおける第1サポート12aの中央部12cは、積層方向DLにおける上側ノッチ20uと下側ノッチ20Lとの間に配置されている。
第1サポート12aの上端部12uから上側ノッチ20uまでの積層方向DLの寸法D1は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。同様に、第1サポート12aの下端部12Lから下側ノッチ20Lまでの積層方向DLの寸法D3は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。さらに、上側ノッチ20uから下側ノッチ20Lまでの積層方向DLの寸法D2は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。
第2サポート12bの上端部12uから中央ノッチ20cまでの積層方向DLの寸法D4は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。同様に、第2サポート12bの下端部12Lから中央ノッチ20cまでの積層方向DLの寸法D5は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。
次に、サポート12の除去について説明する。
図5は、サポート除去装置4の一例を示す模式図である。図6Aは、第1サポート12aが金属部材13から切断された状態を示す断面図である。図6Bは、第1サポート12aがノッチで折れ、第2サポート12bが金属部材13から切断された状態を示す断面図である。図6Cは、第2サポート12bがノッチで折れた状態を示す断面図である。図6Dは、切断されたサポート12が金属部材13から排出された状態を示す断面図である。
図5に示すように、立体造形物11からサポート12を除去するサポート除去装置4は、立体造形物11を保持するホルダー31と、ホルダー31に保持されている立体造形物11を振動させる振動モータ32とを備えている。3Dプリンター3(図1参照)で製造された金属製の立体造形物11から全てのサポート12を除去するときは、立体造形物11がホルダー31に取り付けられる。この状態で、振動モータ32が一定の振動方向Dbに立体造形物11を振動させる。
具体的には、振動モータ32は、第1振動数で立体造形物11を振動させ、その後、第2振動数で立体造形物11を振動させる。第1振動数は、第1サポート12aの固有振動数、つまり、第1固有振動数で第1サポート12aが振動する振動数である。第2振動数は、第2サポート12bの固有振動数、つまり、第2固有振動数で第2サポート12bが振動する振動数である。第1振動数は、第2振動数よりも低い。
立体造形物11を振動させると、第1サポート12aが撓み、第1サポート12aの中央部12cが第1サポート12aの上端部12uおよび下端部12Lに対して振動方向Dbに変位する。これにより、第1サポート12aの上端部12uおよび下端部12Lに応力が生じる。同様に、立体造形物11を振動させると、第2サポート12bの中央部12cが第2サポート12bの上端部12uおよび下端部12Lに対して振動方向Dbに変位し、第2サポート12bの上端部12uおよび下端部12Lに応力が生じる。
第1サポート12aの断面の厚みT1が第1サポート12aの断面の幅W1よりも小さいので、第1サポート12aは、第1サポート12aの厚み方向Dtに撓み易い。同様に、第2サポート12bの断面の厚みT1が第2サポート12bの断面の幅W1よりも小さいので、第2サポート12bは、第2サポート12bの厚み方向Dtに撓み易い。各サポート12の厚み方向Dtは、立体造形物11の振動方向Dbに一致または概ね一致している。したがって、第1サポート12aおよび第2サポート12bを安定して振動方向Dbに変形させることができる。
第1サポート12aの振動数が第1固有振動数に近づくと、第1サポート12aが共振し、第1サポート12aの上端部12uおよび下端部12Lに生じる応力が大きくなる。第1サポート12aの上端部12uおよび下端部12Lの強度は、第1サポート12aの他の部分の強度よりも低い。図6Aに示すように、この応力が第1サポート12aの上端部12uの強度を超えると、第1サポート12aの上端部12uが破断する。同様に、この応力が第1サポート12aの下端部12Lの強度を超えると、第1サポート12aの下端部12Lが破断する。
第2サポート12bの固有振動数(第2固有振動数)は、第1サポート12aの固有振動数(第1固有振動数)よりも高い。サポート除去装置4が第1振動数で立体造形物11を振動させているとき、第1サポート12aおよび第2サポート12bの両方が振動するものの、第1サポート12aおよび第2サポート12bの固有振動数が互いに異なるので、第2サポート12bは共振しない。したがって、図6Aに示すように、第1サポート12aが金属部材13から切断された後も、第2サポート12bは、金属部材13に結合されている。
サポート除去装置4が立体造形物11の振動数を第2振動数に変更すると、第2サポート12bが共振し、第2サポート12bの上端部12uおよび下端部12Lに生じる応力が大きくなる。第2サポート12bの上端部12uおよび下端部12Lの強度は、第2サポート12bの他の部分の強度よりも低い。図6Bに示すように、この応力が第2サポート12bの上端部12uの強度を超えると、第2サポート12bの上端部12uが破断する。同様に、この応力が第2サポート12bの下端部12Lの強度を超えると、第2サポート12bの下端部12Lが破断する。
図6Bに示すように、各サポート12は、サポート12の外面で開口する複数のノッチ20u、20c、20Lを含む。立体造形物11を振動させると、各サポート12が変形し、ノッチ20u、20c、20Lで応力が生じる。サポート12が金属部材13から切断された後は、立体造形物11の振動によりサポート12が繰り返し金属部材13に衝突するので、サポート12が切断された後もノッチ20u、20c、20Lで応力が生じる。図6Bおよび図6Cに示すように、サポート12は、金属部材13から切断された後にノッチ20u、20c、20Lで折れる。これにより、金属部材13から切断されたサポート12を、第1の穴17および第2の穴19の直径よりも短い複数の破片に裁断することができる。
立体造形物11を第1振動数および第2振動数で振動させ、全てのサポート12を金属部材13から切断した後は、図6Dに示すように、切断されたサポート12を第1の穴17および第2の穴19の少なくとも一方を通じて中空部15の空洞18から排出する。サポート12の排出は、空気や水などの流体を空洞18に流すことにより行ってもよいし、金属部材13を傾けて振ることにより行ってもよい。また、必要であれば、切断されたサポート12を金属部材13から排出した後に、ドリル加工や研磨加工などの機械加工を金属部材13に施してもよい。
以上のように本実施形態では、複数の層を積層方向DLに積み重ねながら結合させることにより、金属製の立体造形物11を製造する。立体造形物11は、オーバーハング部14を有する金属部材13と、オーバーハング部14を支持する複数のサポート12とを含んでいる。サポート12は、金属部材13と同じ金属材料で形成された、金属部材13と一体の部分である。サポート12は、積層方向DLにおけるサポート12の先端部(サポート12の上端部12uまたは下端部12L)だけで金属部材13に接している。この先端部の断面積は、サポート12の他の部分の断面積よりも小さい。言い換えると、サポート12の先端部の強度は、サポート12の他の部分の強度よりも低い。
立体造形物11を振動させると、金属部材13と共に各サポート12が振動し、サポート12の各部に応力が生じる。サポート12の先端部は、サポート12の中で最も強度が低い。サポート12の先端部に生じる応力がサポート12の先端部の強度を超えると、サポート12の先端部が破断する。つまり、サポート12の中で最も脆弱な先端部が最初に破断し、サポート12が金属部材13から切断される。したがって、立体造形物11の全体を振動させるだけで、各サポート12を金属部材13から切断できる。これにより、サポート12の除去に要する負担を軽減できる。
本実施形態では、サポート12の断面の厚みT1が、サポート12の断面の幅W1よりも小さい。つまり、サポート12は、厚み方向Dtに薄く、サポート12の厚み方向Dtに撓み易い。立体造形物11を振動させると、サポート12は、厚み方向Dtへの変形と復元とを交互に繰り返す。これにより、大きさおよび方向が規則的に変化する繰り返し荷重をサポート12に加えることができ、サポート12の先端部を確実に破断できる。
本実施形態では、立体造形物11を第1振動数で振動させると、第1サポート12aの振動数が第1固有振動数に近づき、第1サポート12aが共振する。これにより、大きな応力が第1サポート12aの先端部に生じ、第1サポート12aの先端部が破断する。その一方で、立体造形物11を第1振動数とは異なる第2振動数で振動させると、第2サポート12bの振動数が第2固有振動数に近づき、第2サポート12bが共振する。これにより、大きな応力が第2サポート12bの先端部に生じ、第2サポート12bの先端部が破断する。したがって、立体造形物11を2つの振動数で振動させるだけで、第1サポート12aおよび第2サポート12bの全てまたは殆ど全てを金属部材13から切断することができる。
本実施形態では、サポート12が金属部材13の中空部15の中に配置されているので、サポート12を切断する工具をサポート12に接触させ難い。しかしながら、そのような工具を用いなくても、立体造形物11を振動させるだけで、各サポート12を切断できる。そして、金属部材13の外面で開口する中空部15の穴を通じて、切断されたサポート12を空洞18の外に排出できる。これにより、金属部材13からサポート12を除去することができる。
本実施形態では、サポート12の外面で開口するノッチ20u、20c、20Lが、サポート12に設けられている。金属部材13から切断されたサポート12が金属部材13に衝突すると、ノッチ20u、20c、20Lで応力集中が生じる。この応力がサポート12の強度を超えると、サポート12がノッチ20u、20c、20Lで折れる。サポート12の先端部(上端部または下端部)からノッチ20u、20c、20Lまでの積層方向DLの寸法D1、D2、D4、およびD5は、第1の穴17の直径の最大値Φ1よりも小さく、第2の穴19の直径の最大値Φ2よりも小さい。したがって、金属部材13から切断されたサポート12を、第1の穴17および第2の穴19の直径よりも短い複数の破片に裁断することができる。これにより、切断されたサポート12を中空部15の穴を通じて効率的に排出できる。
他の実施形態
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
たとえば、金属部材13は、シリンダヘッド以外のエンジン部品であってもよいし、エンジン部品以外の部品であってもよい。
サポート12は、中空部15の外に配置されていてもよい。たとえば、サポート12は、造形ステージ3a(図1参照)からオーバーハング部14に延びていてもよい。つまり、サポート12の下端部12Lは、金属部材13ではなく、造形ステージ3aに接していてもよい。
ノッチ20u、20c、20Lがサポート12から省略されてもよい。
サポート12の幅および厚みの一方が一定で、幅および厚みの他方がサポート12の先端部に近づくにしたがって減少していてもよい。
全てのサポート12の固有振動数が互いに等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。前者の場合、立体造形物11を1つの振動数で振動させるだけで、全てのサポート12または殆ど全てのサポート12を共振させて、金属部材13から切断することができる。
サポート12の上端部12uおよび下端部12Lが破断する値であれば、立体造形物11の振動数は、サポート12が共振する振動数でなくてもよい。
前述の全ての構成の2つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :製造システム
2 :コンピューター
3 :3Dプリンター
3a :造形ステージ
4 :サポート除去装置
11 :立体造形物
12 :サポート
12a :第1サポート
12b :第2サポート
12u :サポートの上端部
12c :サポートの中央部
12L :サポートの下端部
13 :金属部材
14 :オーバーハング部
15 :中空部
16 :中空部の内周面
17 :第1の穴
18 :空洞
18a :第1通路
18b :第2通路
18c :第3通路
18d :第4通路
19 :第2の穴
20u :上側ノッチ
20c :中央ノッチ
20L :下側ノッチ
31 :ホルダー
32 :振動モータ
D1〜D5 :寸法
Da :空洞の軸方向
Db :振動方向
DL :積層方向
Dt :厚み方向
L1 :空洞の中心線
T1 :サポートの断面の厚み
W1 :サポートの断面の幅
Φ1 :第1の穴の直径の最大値
Φ2 :第2の穴の直径の最大値
2 :コンピューター
3 :3Dプリンター
3a :造形ステージ
4 :サポート除去装置
11 :立体造形物
12 :サポート
12a :第1サポート
12b :第2サポート
12u :サポートの上端部
12c :サポートの中央部
12L :サポートの下端部
13 :金属部材
14 :オーバーハング部
15 :中空部
16 :中空部の内周面
17 :第1の穴
18 :空洞
18a :第1通路
18b :第2通路
18c :第3通路
18d :第4通路
19 :第2の穴
20u :上側ノッチ
20c :中央ノッチ
20L :下側ノッチ
31 :ホルダー
32 :振動モータ
D1〜D5 :寸法
Da :空洞の軸方向
Db :振動方向
DL :積層方向
Dt :厚み方向
L1 :空洞の中心線
T1 :サポートの断面の厚み
W1 :サポートの断面の幅
Φ1 :第1の穴の直径の最大値
Φ2 :第2の穴の直径の最大値
Claims (8)
- 複数の層を積層方向に積み重ねながら結合させることにより、金属製の立体造形物を付加製造により製造する造形工程を含む、金属部材の製造方法であって、
前記立体造形物は、オーバーハング部を有する金属部材と、前記オーバーハング部を支持する、前記金属部材と一体の複数のサポートと、を備え、
前記サポートは、前記積層方向における前記サポートの先端部だけで前記金属部材に接しており、
前記サポートの先端部の断面積は、前記サポートの他の部分の断面積よりも小さい、金属部材の製造方法。 - サポート除去装置に前記立体造形物を振動させることにより、前記サポートを破断させる破断工程をさらに含む、請求項1に記載の金属部材の製造方法。
- 前記サポートの少なくとも一部は、幅が厚みよりも大きい断面を有している、請求項1または2に記載の金属部材の製造方法。
- 前記複数のサポートは、それぞれの固有振動数が第1固有振動数である複数の第1サポートと、それぞれの固有振動数が前記第1固有振動数とは異なる第2固有振動数である複数の第2サポートとを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の金属部材の製造方法。
- 前記複数のサポートは、固有振動数が互いに等しい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の金属部材の製造方法。
- 前記金属部材は、前記金属部材の外面で開口する穴と、前記穴から前記金属部材の内部に延びる空洞と、が設けられた中空部を含み、
前記サポートは、前記中空部の中に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の金属部材の製造方法。 - 前記サポートは、前記サポートの外面で開口するノッチをさらに含み、
前記積層方向における前記サポートの先端部から前記ノッチまでの前記積層方向の寸法は、前記穴の直径の最大値よりも小さい、請求項6に記載の金属部材の製造方法。 - 前記サポートは、前記サポートの外面で開口するノッチをさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の金属部材の製造方法。
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