JPWO2019003945A1 - 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

本開示の燃料電池モジュールは、複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、セルスタックの一端側に位置し原燃料ガスを改質して生成した改質ガスをマニホールドに供給する改質器と、セルスタックおよび前記マニホールドと改質器とを収容する収納容器とを備え、改質器は、収納容器の内側の側壁に臨む側面に突起部材を含み、収納容器は、突起部材に対向する位置に、該突起部材を係止して支持する支持部材を含む。

Description

本発明は、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、水素含有ガス(燃料ガス)と酸素含有ガス(通常は空気)とを用いて電力を得ることができる燃料電池装置の開発が進められている。燃料電池装置は、燃料電池セルおよび水素含有ガスを生成する改質器を収納容器内に収納した燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールから排出される排ガスと熱媒体との間で熱交換する熱交換器、および、熱交換器と蓄熱タンクとの間を循環する熱媒体を冷却する放熱器などの燃料電池モジュールを作動させるための補機とを、外装ケースに収納した構成をとる。
一般に、改質器は、燃料電池セルを複数配列したセルスタックの上方に配置される。この改質器は、金属製の容器に改質触媒が充填されて構成されており、重量が大きいため、改質器に接続される水供給管、原燃料供給管および改質ガス導出管などの、各種の供給管によって支持されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2011−96577号公報
本開示の燃料電池モジュールは、複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、前記セルスタックの一端側に位置し、原燃料ガスを改質して生成した改質ガスを前記マニホールドに供給する改質器と、前記セルスタックおよび前記マニホールドと、前記改質器とを収容する収納容器と、を備える。
前記改質器は、前記収納容器の内側の側壁に臨む側面に突起部材を含み、前記収納容器は、前記突起部材に対向する位置に、該突起部材を係止して支持する支持部材を含む。
また、本開示の燃料電池装置は、上記の燃料電池モジュールと、前記燃料電池モジュールを作動させるための補機と、前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を備える。
本開示の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とから、より明確になるであろう。
実施形態のセルスタック装置の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池モジュールの構成を示す断面図である。 図2の切断面線B−Bにおける燃料電池モジュールの断面図である。 実施形態の改質器をセルスタック上の支持部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 実施形態の改質器を支持部材に取り付けた構成例を示す上面図である。 実施形態の改質器を支持部材に取り付けた他の構成例を示す上面図である。 実施形態の改質器の支持部材を側方から見た形状例を示す正面図である。 実施形態の改質器の他の支持部材を側方から見た形状例を示す正面図である。 切欠部を有する、実施形態の改質器の支持部材を側方から見た形状例を示す正面図である。 実施形態の燃料電池装置の構成を示す斜視図である。
図1は、実施形態に係るセルスタック装置の概略構成を示す斜視図である。
なお、以下で用いるセルスタック装置は、複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、セルスタックの下側(下端)から各燃料電池セルに改質ガスを供給および分配するマニホールドと、を備える。
セルスタック装置10は、後述する改質器で改質された燃料ガス(以下、「改質ガス」と称する)を利用して発電を行う装置である。改質器において生成された改質ガスは、改質ガス導出管(図示せず)を介してマニホールド4に供給され、個々の燃料電池セル1に分配される。
セルスタック装置10は、複数の燃料電池セル1が配列され立設されたセルスタック2と、これら複数の燃料電池セル1それぞれの下端を固定して各燃料電池セル1に改質ガスを分配するマニホールド4を有する。なお、図1におけるx方向は燃料電池セル1の配列方向であり、y方向は燃料電池セル1の立設方向である。
図1に示すセルスタック装置10では、2個のマニホールド4が配設され、各マニホールド4に2個のセルスタック2が固定される。4個のセルスタック2は、端部の引出部2a同士が連結部材2bで連結され、電気的に直列に接続される。
図2は、実施形態の燃料電池モジュールの構成を示す断面図である。図2は、上記図1の切断面線A−Aと同じ位置で燃料電池モジュール50を切断した場合の模式的な断面を示している。図2に示すように、燃料電池モジュール50の収納容器20は、外壁と内壁とを有する、少なくとも二重壁構造である。外壁21によって収納容器20の外枠が構成されるとともに、内壁22と排ガス壁25によって、排ガス回収部28Aと排ガス流路28が形成されている。また、排ガス壁25の内部に、セルスタック装置10を収納する収納室23を有する。
排ガス回収部28Aは、各燃料電池セル1により排出される排ガスを一旦回収する領域である。上記のとおり、セルスタック装置10は、複数の燃料電池セル1を配列させたセルスタック2、改質器3およびマニホールド4を有する。
なお、図2においては、4個のセルスタック2を配設した燃料電池モジュール50の例が示されているが、これを1組として複数組み収納してもよい。内壁22および排ガス壁25と天板25Aとは、本開示における内壁の一例である。
図2に示す改質器3は、例えばW字状(ミアンダ形状)の改質器(図4を参照)であり、4個のセルスタック2の一端側に配設される。言い換えれば、改質器3は、セルスタック2の上方に配設される。そして、改質器3で生成された改質ガスは、改質ガス導出管(図示せず)によって2個のマニホールド4に供給され、マニホールド4を介して各燃料電池セル1に供給される。なお、セルスタック2の個数は、4個に限定するものではなく、2個または8個などであってもよい。
改質器3は、後述する原燃料供給管を介して供給される天然ガスまたは灯油等の原燃料を改質して改質ガスを生成する。なお、改質器3は、改質効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることができる。水を気化させるための気化部(図示せず)、および原燃料を改質ガスに改質するための改質触媒が配置された改質部(図示せず)を備える。
なお、改質器3の断面は矩形状であり、その側面には突起部材5Aが設けられる。実施形態では、突起部材5Aは、改質器3の側面の中央に設けられている(図4を参照)。そして、改質器3は、突起部材5Aに対向する位置に配設された、該突起部材5Aに嵌合する孔部6aを有する支持部材6によって、支持される。なお、実施形態における「嵌合」とは、これら突起部材等が、孔(穴)形状部または切り欠き形状部を有する支持部材に対して、挿通、係合、係止等の掛かり止めにより固定される状態を全て包含する。
ここで、図2および図4に示すように、上記孔部6aも、支持部材6の中央に設けられる。これによって、改質器3は、支持部材6によって係止され、より安定的な支持が可能となる。
また、支持部材6は、板状の部材であり、例えばステンレス鋼を用いてプレス加工によって形成される。この支持部材6は、排ガス壁25の天板25Aに保持される固定部材7によって固定される。なお、支持部材6の材質は、上記のステンレス鋼に限定するものではなく、チタン(Ti)、タングステン(W)などの他の材質を用い、他の製法によって設けられたものであってもよい。また、固定部材7は、前述の支持部材6を突起部材5Aに対向する位置に配設可能な場所(領域)に、設けられている。
上記のように、燃料電池モジュール50は、収納容器20内に、複数の燃料電池セル1が配列されたセルスタック2と、複数の燃料電池セル1それぞれの下端を固定し、各燃料電池セル1に改質ガスを分配するマニホールド4とを備えるセルスタック装置10と、原燃料ガスを改質反応させて改質ガスを生成する改質器3と、が収納される。そして、改質器3は、収納容器20の内側の側壁に臨む側面に突起部材5Aを含み、この突起部材を係止して支持する支持部材6によって固定される。
つぎに、燃料電池モジュール50における各種のガスの流れについて説明する。
収納容器20内には、外壁21と内壁22とによって、酸素含有ガスを流過させる反応ガス流路27が設けられ、吸気口27aおよび反応ガス流路27を介して、外部から取り入れた酸素含有ガスが収納室23に導入される。
さらに、収納容器20の内部には、各燃料電池セル1に酸素含有ガスを導入するための反応ガス導入部材24が配設される。反応ガス導入部材24は、マニホールド4上に並置されたセルスタック2の間に配置され、供給された酸素含有ガスが、燃料電池セル1間を下端部から上端部に向けて流過する。
反応ガス導入部材24は、上端側に酸素含有ガスを流入させるための酸素含有ガス流入口(図示せず)とフランジ部31とを備える。反応ガス導入部材24の下端部には、燃料電池セル1の下端部に酸素含有ガスを導入するための酸素含有ガス流出口33が設けられる。なお、フランジ部31と内壁22との間には、断熱部材32が配置される。
収納室23内には、燃料電池モジュール50内の熱が極端に放散され、燃料電池セル1(セルスタック2)の温度が低下して発電量が減少しないように、燃料電池モジュール50の温度を高温に維持するための断熱部材19が、複数個配設される。
ここで、収納室23内の排ガスは、排ガス壁25の天板25Aに設けられた孔部を経て排ガス回収部28Aに回収され、排ガス回収部28Aから排ガス流路28に沿って上方から下方に向けて流過し、収納容器20の底部に設けられた排気孔29を経て外部に排気される。
さらに、反応ガス導入部材24の内側には熱電対30が挿入され、測温部30aにおいて、セルスタック2の近傍の温度が測定される。
図3は、図2に示す燃料電池モジュールを切断面線B−Bで切断した場合の断面図である。図3に示すように、改質器3は、例えば、その断面が矩形状であり、収納容器20の内側の側壁である排ガス壁25(以下、「第1側壁」とも称する)に臨む側面3A(以下、「第1側面」とも称する)に突起部材5A(以下、「第1突起部材」とも称する)を有する改質器である。そして、改質器3は、支持部材6および固定部材7を介して、収納容器20内の排ガス壁25の天板25Aに固定される。
より詳細には、改質器3の突起部材5Aが支持部材6の孔部6aと係合し、支持部材6が排ガス壁25の天板25Aに保持される固定部材7によって固定される。なお、支持部材6は、ボルト61,62によって固定部材7に固定され、固定部材7は、ボルト71等の締結部材を用いて天板25Aに固定される。なお、支持部材6および固定部材7を固定する方法は、上記の締結部材を用いた固定方法に限定するものではなく、他の方法によってそれぞれ固定してもよい。
図4は、実施形態の支持部材をセルスタック上に取り付けた状態を示す斜視図である。なお、図4においてはマニホールド4を省略して示している。図4に示すように、改質器3の側面には突起部材5Aを備えており、上述のように、固定部材7を介して排ガス壁25の天板25Aに固定された支持部材6の孔部6aと突起部材5Aとが嵌合および係止することによって、改質器3を支持する。
ところで、改質器3は、改質反応に伴う熱膨張または改質器の自重によって傾斜するなど、その位置が変動してしまう場合があった。この場合、例えば改質器3と、燃料電池セルおよびセルスタック2の上端との距離を一定に保つことができなるため、改質器3の温度制御に影響が生じ、改質触媒の劣化、発電効率の低下などの問題を引き起こすことがあった。
さらに、改質器3内の気化部における気化の状態や位置が変わるため、水の蒸発箇所が局所的になり、ガスラインの圧力変動が大きくなったり、燃焼部から失火したりするなどの問題が発生する場合もあった。
これに対して、実施形態の燃料電池モジュール50およびセルスタック装置10は、支持部材6による突起部材5Aの係止により、改質器3が、安定して、所定の位置に支持または保持される。これにより、改質器3の位置の変動または変化が抑制される。したがって、実施形態の燃料電池モジュール50は、前述のような問題の発生を抑制することができ、その結果、安定した発電運転を継続することができる。
ここで、孔部6aは、突起部材5Aを容易に嵌合および係止させることが可能な矩形状(例えば、突起部材5Aの外周より数ミリ大きい程度)を有する。なお、上記の孔部6aに替えて、図9に示すように、支持部材26の中央に、突起部材5Aを係止可能な、上側から切り欠いた切欠部26a等を設け、これによって上記の突起部材5Aを係止してもよい。
また、上記の突起部材5Aと支持部材6の孔部6aとの嵌合および係止状態については、改質器3を支持できればよいため、少なくとも支持部材6の孔部6aによって突起部材を係止可能な構成であればよい。図4における切断面線C−Cの位置は、上記図1における切断面線A−Aの位置に一致するものであり、図4は、図1の視点とは反対側の位置(裏側)から見た斜視図に相当する。
さらに、図4に示すように、改質器3に、突起部材5Aを設けた第1側面に対向する側面(以下、「第2側面」とも称する)に補強部材3cを設けて、第2側面側の部材の位置ずれを抑制し、改質器3の安定性をより高めるように構成してもよい。
そして、図4に示すように、改質器3は、水供給管と原燃料供給管とを兼ねる二重配管8によって、内管内に流過する原燃料と、外管内に流過する水の供給を受ける。二重配管8の外管によって供給された水は気化部で加熱されて水蒸気になる。
一方、二重配管8の内管によって供給された原燃料は、気化部で生成された水蒸気と混合しながら改質され、改質ガスとして改質ガス導出管9から導出される。この改質ガス導出管9を流過する改質ガスは、下方にあるそれぞれのマニホールド4に分配される。
なお、実施形態では、水供給管と原燃料供給管とを兼ねる二重配管を用いて水および原燃料を供給する実施例を示したが、二重配管に限定するものではなく、水供給管および原燃料供給管をそれぞれ個別に配設してもよい。
図5および図6は、実施形態の支持部材を改質器に取り付ける際の具体例を模式的に示す上面図である。図5は、改質器の片側に突起部材5Aを設け、これに嵌合する1個の支持部材で改質器を係止および支持する場合を模式的に示す上面図である。また、図6は、改質器の両側に突起部材5Aと5B,5Cとを設け、これらに嵌合する2個の支持部材で改質器を係止および支持する場合を模式的に示す上面図である。
図5は、先に説明したように、突起部材5Aに嵌合する孔部6を有する支持部材6によって、改質器3の片側を係止および支持する場合を示している(図2〜図4を参照)。
一方、図6は、支持部材6および支持部材16によって、改質器13の両側で支持を行う場合を示している。すなわち、図6においては、収納容器20内の排ガス壁25の上記第1側壁に対向する第2側壁(図示せず)に臨む改質器13の第2側面3Bに突起部材5B,5C(以下、「第2突起部材」とも称する)を改質器13に設け、これらの突起部材5B,5Cに嵌合して係止する孔部16a,16bを設けた支持部材16と、上記の支持部材6とによって、改質器13を係止および支持する。
なお、突起部材5B,5Cの位置については、3点支持によって改質器13をより安定的に支持できるように、図6に示すように、第2側面3Bの対照的な位置に、突起部材5B,5Cを設けることができる。
図7,図8,図9は、実施形態の支持部材の具体例を模式的に示す正面図である。図7は、改質器の片側を支持する場合の孔部を有する支持部材の正面図であり、図8は、改質器の両側で支持する場合の反対側の支持部材の正面図であり、図9は、孔部に替えて切欠部を有する支持部材の正面図である。
図7に示す支持部材6は、改質器3の突起部材5Aと嵌合および係止する孔部6aが設けられており、この支持部材6のみで改質器3を片側で支持し、または、上記の支持部材16と組み合わせることによって改質器13を両側で支持する。この支持部材6および後記の支持部材16,26には、ボルト用の挿通孔として、孔部6b〜6eを設けている。上記の孔部6aを有する支持部材6を用いることにより、簡素な構成で改質器をより安定的に支持することが可能となる。
図8に示す支持部材16は、改質器13における2個の突起部材5B,5Cに嵌合および係止する孔部16a,16bを設けた支持部材である。これらの孔部16a,16bを有する支持部材16と上記の支持部材6とを組み合わせて用いることにより、改質器を、より安定的に支持することが可能となる。
図9に示す支持部材26は、上記図7の孔部6aに替えて、切欠部26aを設けた支持部材である。この切欠部26aは、改質器3の突起部材5Aの形状に合わせて、支持部材26の中央付近の上方から一部を切り欠いたものであるため、上記の孔部6aのように突起部材5Aとの嵌合作業が不要となる。言い換えれば、単に支持部材26の上から改質器3を載置させるので、設置作業がより容易になる。
この切欠部26aを有する支持部材26を用いることにより、より簡素な作業で、改質器3を安定的に支持することが可能となる。そして、支持部材16,26においても、上記支持部材6と同様に、ボルト用の孔部が設けられている。
なお、支持部材6または支持部材16を用いて、管状の部材(例えば、二重配管8、改質ガス導出管9等)を固定することもできる。この場合、支持部材6または支持部材16に、これら水供給管,原燃料供給管,改質ガス導出管の少なくとも1つを挿通可能もしくは係止可能な、孔部もしくは切欠部を設けて固定することができる。切欠部を設ける場合には、例えばL字状として、各管状の部材をひっかけるようにして固定することもできる。そのため、L字状とする場合には、支持部材6または支持部材16を、上から切り欠くほか、下から切り欠くようにしてもよい。
図10は、実施形態に係る燃料電池装置の構成例を概略的に示す斜視図である。図10では、外装ケース60内に燃料電池モジュール50と、燃料電池モジュール50を動作させるための補機類とを収納する燃料電池装置100を示している。なお、図10においては一部構成を省略している。
燃料電池装置100は、支柱54と外装板55とから構成される外装ケース内を仕切板56により上下に区画し、その上方側を上述した各モジュールを収納するモジュール収納室57とし、下方側を、各モジュールを動作させるための補機類を収納する補機収納室58として構成される。なお、補機収納室58に収納する補機類は省略している。
また、仕切板56には、補機収納室58の空気をモジュール収納室57側に流すための空気流通口59が設けられており、モジュール収納室57を構成する外装板55の一部に、モジュール収納室57内の空気を排気するための排気口53が設けられる。
実施形態の燃料電池装置100によれば、前述の構成の燃料電池モジュール50およびセルスタック装置10が用いられているため、改質器の位置の変化に伴う種々の問題の発生が回避される。これにより、発電効率を落とすことなく、安定して発電運転を継続することができる。
以上、本開示について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、改良または組合せ等が可能である。
例えば、実施形態においては、支持部材を、固定部材を介して天板に固定する実施例について説明したが、支持部材を、固定部材を介して内壁の側板に固定してもよい。さらに、実施形態においては、ミアンダ形状の改質器に突起部材を設けた実施例について説明したが、U字状の改質器に突起部材を設けて支持部材によって支持してもよい。
さらに、本開示は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本開示の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本開示の範囲内のものである。
1 燃料電池セル
2 セルスタック
3,13 改質器
3A 第1側面
3B 第2側面
4 マニホールド
5A,5B,5C 突起部材
6,16,26 支持部材
7 固定部材
10 セルスタック装置
20 収納容器
22 内壁
25 排ガス壁
25A 天板
50 燃料電池モジュール
100 燃料電池装置

Claims (6)

  1. 複数の燃料電池セルを備えるセルスタックと、
    各燃料電池セルに改質ガスを分配するマニホールドと、
    前記セルスタックの一端側に位置し、原燃料ガスを改質して生成した改質ガスを前記マニホールドに供給する改質器と、
    前記セルスタックおよび前記マニホールドと、前記改質器とを収容する収納容器と、
    を備え、
    前記改質器は、前記収納容器の内側の側壁に臨む側面に突起部材を含み、
    前記収納容器は、前記突起部材に対向する位置に、該突起部材を係止して支持する支持部材を含む、燃料電池モジュール。
  2. 前記支持部材は、前記突起部材を係止可能な、孔部または切欠部を含む、請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記改質器に水を供給する水供給管と、
    前記改質器に原燃料ガスを供給する原燃料供給管と、
    前記改質器で生成された改質ガスを前記マニホールドに供給する改質ガス導出管と、をさらに備え、
    前記支持部材は、前記水供給管と前記原燃料供給管および前記改質ガス導出管のうち少なくとも1つの管を挿通可能もしくは係止可能な、孔部または切欠部を含む、請求項1または2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記改質器は、前記収納容器の内側の第1側壁に臨む第1側面に第1突起部材を含むとともに、前記収納容器の前記第1側壁に対向する第2側壁に臨む第2側面に第2突起部材を含み、
    前記収納容器は、前記改質器の前記第1突起部材を係止可能な第1支持部材と、前記改質器の前記第2突起部材を係止可能な第2支持部材とを備える、請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記収納容器は、少なくとも外壁と内壁とを含む二重壁構造と、前記内壁の上部に位置する天板とを有しており、
    前記天板に、前記支持部材を固定可能な固定部材を備える、請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料電池モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールを作動させるための補機と、
    前記燃料電池モジュールおよび前記補機を収容する外装ケースと、を備える燃料電池装置。
JP2019526797A 2017-06-30 2018-06-14 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 Active JP6878585B2 (ja)

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