JP6878591B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本開示は、燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と空気(酸素含有ガス)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールを動作させるための補機とを、筐体である外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている。
このような燃料電池装置においては、燃料電池セルの発電で用いられなかった燃料ガスを燃焼させることによって、燃料電池セルの温度を上昇させることが知られている。このような、燃料電池装置の稼動に伴って生じる排ガス中に、燃料ガスが不完全燃焼して生じる一酸化炭素や、未使用の燃料ガスなどの成分が含まれる場合がある。
これらの成分を含有する排ガスをそのまま排気すると、安全性や環境等への影響が懸念される。それゆえ、燃料電池装置の稼動に伴って生じる排ガス中に含有される成分を除去するための手段を設けた燃料電池装置が提案されている。たとえば、燃料電池セルから排出された排ガスを浄化するための燃焼触媒を具備する燃料電池装置が提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。
また、燃料電池装置が暖まっていない状態においては、排ガスおよび燃焼触媒が低温のため、燃料触媒が十分に機能しないおそれがある。そのため、加熱手段によって、排ガスを加熱する加熱手段を具備する燃料電池装置が提案されている(たとえば、特許文献2を参照。)。
特開2006−32291号公報 特開2010−192272号公報
本開示の燃料電池装置は、
複数の燃料電池セルを積層したセルスタックを有する燃料電池モジュールと、
前記燃料電池モジュールに一端が接続され、前記燃料電池モジュールから排出される排ガスが流入する排ガス流路と、
前記排ガス流路内に配設される燃焼触媒と、
前記燃焼触媒よりも上流側の前記排ガス流路内に配設される、排ガス加熱用のヒータと、
前記ヒータと前記燃焼触媒との間に配設される、排ガスの流れを規制する排ガス規制部材であって、複数の開口が設けられた穴あき板である排ガス規制部材と、を備える。
本開示の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とから、より明確になるであろう。
実施形態の燃料電池装置の構成を示すブロック図である。 実施形態の燃料電池装置のセルスタック装置の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池装置の排気流路の構成を示す断面図である。 実施形態の燃料電池装置のフィルタ室の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池装置のフィルタ室の他の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池装置の排ガス規制部材の構成を示す平面図である。 実施形態の燃料電池装置の排ガス規制部材の他の構成を示す断面図である。 実施形態の燃料電池装置の燃焼触媒室の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池装置の燃焼触媒室の他の構成を示す斜視図である。 実施形態の燃料電池装置の燃料電池モジュールと排気流路の構成を示す断面図である。 実施形態の燃料電池装置の構成を示す分解斜視図である。
以下、図面を参考にして、実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態の燃料電池装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、実施形態の燃料電池装置のセルスタック装置の構成を示す斜視図である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
燃料電池装置1は、収納容器(図示せず)に改質器10およびセルスタック装置20を収納して構成される燃料電池モジュール2を含む。また、燃料電池装置1は、燃料電池モジュール2を作動させるための、熱交換器31、凝縮水タンク32、パワーコンディショナ33、燃料供給装置34、空気供給装置35および改質水ポンプ36等の補機類とともに、外装ケース(図示せず)に納められている。外装ケース内には、補機類の全てが収められる必要はなく、たとえば、熱交換器31と熱交換をした水などの熱媒体を蓄える蓄熱タンク37を外装ケースの外部に配設してもよい。
改質器10には、炭化水素ガスなどの原燃料を供給する原燃料供給管100と、改質水を供給する水供給管101とが接続されている。原燃料供給管100と水供給管101とが一体となった管路で改質器10に接続する構成であってもよい。
原燃料供給管100には、改質器10に原燃料を送り込むための燃料供給装置34が設けられている。原燃料と改質水とは、加熱された改質器10で改質反応し、水素を含む改質ガスが生成される。改質器10で生成された改質ガスは、改質ガス供給管102を通ってセルスタック装置20に供給される。
セルスタック装置20は、マニホールド21および燃料電池セル22を多数接続したセルスタック23を含む。なお、図2においては、燃料電池セル22として、柱状で固体酸化物形の燃料電池セルを例示している。
改質器10から、セルスタック装置20に供給された改質ガスはマニホールド21から燃料電池セル22内に供給される。セルスタック装置20において、燃料電池セル22の外側には空気供給路103から酸素含有ガスである空気が導入されている。空気供給路103には、空気供給装置35が接続されており、空気供給装置35によって、セルスタック装置20に空気を送り込む。改質ガスが燃料電池セル22内を通過するときに、この空気と反応して発電が行われる。
発電に使用されなかった改質ガスは、セルスタック23の上部で発電に使用されなかった空気と合流して燃焼し、高温の排ガスが生成される。また、燃焼で発生した熱によって改質器10を加熱する。燃料電池モジュール2で発電された電気は、パワーコンディショナ33に送られ、電力消費および蓄電池への蓄電などに用いることができる。
改質器10およびセルスタック装置20は高温となるため、断熱材などで包囲されて収納容器(図示せず)に収められ、燃料電池モジュール2として、補機とともに外装ケース内に配置されている。
燃料電池モジュール2内で生じた排ガスは、セルスタック装置20から排出された後、排ガス流路104を通って熱交換器31に供給される。熱交換器31には、循環ライン105が接続されており、この循環ライン105に導入されている媒体と排ガスとで熱交換を行う。媒体としては、水などを用いることができる。
熱交換によって、排ガスは冷却され、媒体は排ガスの熱によって加熱される。排ガスは冷却されて、排ガス中に含まれる水蒸気が、水と気体に分離される。気体は、排気流路107を通って外部に排出される。排ガスを冷却することによって分離された水は、凝縮水回収流路106を通って凝縮水タンク32に送られる。
凝縮水タンク32においては、水はイオン交換などを経て純水化され、純水化された水は、水供給管101に導入され、改質水ポンプ36により改質水として改質器10に供給される。不要な水はドレイン108から排出される。
熱交換器31で暖められた媒体は、蓄熱タンク37に移動する。媒体は、循環ライン105を循環しながら熱を蓄えることができる。蓄えられた熱は、給湯などに利用することができる。蓄熱タンク37に蓄えられた媒体が水の場合には、蓄熱タンク37の水を給湯に利用してもよい。
蓄熱タンク37の媒体の温度が高くなりすぎた場合には、ラジエタを設けて熱交換器31に供給する媒体の温度を低下させる構成にしてもよい。
図3は、実施形態の燃料電池装置の排ガス流路を示す断面図である。排ガス流路104は、燃料電池モジュール2と、熱交換器31とを接続している。
排ガス流路104は、たとえば、フィルタ室40、ヒータ室50、燃焼触媒室60および接続室70をこの順に連結して構成されている。フィルタ室40、ヒータ室50、燃焼触媒室60および接続室70からなる排ガス流路104を構成する管路は、たとえば、ステンレス鋼板などで構成されている
排ガス流路104の上方には、燃料電池モジュール2が配置されており、燃料電池モジュール2の排気口29は燃料電池モジュール2の底面に設けられている。排ガス流路104の下方には熱交換器31が配置されている。
本実施形態においては、排ガス流路104は上方から下方に排ガスが流れるように設けられており、排ガスは上方の燃料電池モジュール2の排気口29からフィルタ室40に流入し、ヒータ室50、燃焼触媒室60および接続室70を順に通過して、熱交換器31に流出する。
フィルタ室40は、上流側が燃料電池モジュール2の排気口29に連通し、下流側がヒータ室50に連通している。フィルタ室40は、管体41で構成され、円筒状である。フィルタ室40内には、シリカ除去部材であるフィルタ42と、第3制限部材であるフィルタ支持部材43とが設けられている。
また、排ガス流路104を構成するフィルタ室40の機能の一部を燃料電池モジュール2内に設けてもよい。たとえば、フィルタ室40は、燃料電池モジュール2の内部に設けることもでき、たとえば、シリカ除去部材であるフィルタ42およびフィルタ支持部材43は、燃料電池モジュールの排気口29内に設けてもよい。
図4は、実施形態の燃料電池装置のフィルタ室の構成例を示す斜視図である。フィルタ室40の内壁41aは仮想線で示している。フィルタ42は円柱状であり、直径は管体41の内径とほぼ同じであり、フィルタ42の側面が管体41の内壁41aに密着して設けられている。フィルタ42の下方に設けられたフィルタ支持部材43は、フィルタ42が、ヒータ室50に落下することを防いでいる。
フィルタ42は、たとえば、酸化アルミニウム(アルミナ)がコーティングされたFe−Cr−Al系ステンレス合金で構成されており、排ガスに含まれるシリカ粒子を取り除くことが可能である。このことによって、燃料触媒に粒子が詰まって性能が低下することを軽減できる。また、排ガスとともにシリカの微粒子が大気中に放出されることを抑制することができる。
フィルタ支持部材43は、たとえば、フェライト系ステンレス鋼板からなる円弧状のばねであり、フィルタ室40の内壁41aに付勢接触するように取り付けられている。たとえば、振動などによって、フィルタ42が下方に移動しようとしても、フィルタ支持部材43によって支持されるので、フィルタ42がヒータ室に落ちることを防ぐことができ、フィルタ42の位置を安定させることができる。
図5は、実施形態の燃料電池装置のフィルタ室の他の構成例を示す斜視図である。フィルタ室40の内壁41aは仮想線で示している。フィルタ42は、図3に示すものと同様である。フィルタ42の上下に円弧状のばねであるフィルタ支持部材43a、43bが、フィルタ42を上下から挟むように設けられている。このことによって、輸送時などにおいて、フィルタ42の振動などによる位置ずれを軽減することができる。
つぎに、図3に示すヒータ室50は、直方体状である。ヒータ室50は、上方がフィルタ室40に連通しており、下方が燃焼触媒室60に連通している。ヒータ室50を構成する管体51の内壁51aにはヒータ52を挿入するための穴が複数設けられており、棒状のヒータ52が複数挿入されている。
ヒータ室50に流入した排ガスはヒータ52によって加熱される。ヒータ52を制御して、燃焼触媒が機能する温度を超えるように排ガスを加熱する。燃料電池装置1の運転が継続されて、排ガスの温度が十分高くなっている場合には、ヒータ52は、動作させなくてもよい。なおヒータ室50は直方体状に限られるものではなく、円柱状であってもよい。また、ヒータ52は1つであってもよい。
ヒータ52の下流側に、排ガス規制部材53が設けられている。図6は、実施形態の燃料電池装置の排ガス規制部材の構成を示す平面図であり、図7は、施形態の燃料電池装置の排ガス規制部材のA−A断面を示す断面図である。
排ガス規制部材53は、上面53aがヒータ室50の内壁51aに沿った矩形状であり、孔53bが縦横に多数設けられている穴あき板である。排ガス規制部材53の開口の形状としては、開口が多数設けられたパンチングメタル状のほか、メッシュ状であってもよい。
また、排ガス規制部材53の縁部53c、53dは折曲げられて脚部53e,52fが形成されている。排ガス規制部材53の断面は、コの字状である。また、脚部53e,53fは、管体51の底面51b上に載置されている。排ガス規制部材53は、縁部53c,53dが折曲げられているので、排ガス規制部材53の強度を確保することができる。なお、排ガス規制部材53の形状は、ヒータ室50の内壁51aの形状に合わせて適宜変更することができる。
排ガス規制部材53によって、ヒータ室50を通って燃焼触媒室60へ流れる排ガスに対する流路抵抗が増加し、排ガスがヒータ室50内に滞留するようになって、ヒータ52で加熱され、温度が上昇しやすくなる。
また、ステンレス鋼板などの金属で構成されている排ガス規制部材53は、ヒータ52の輻射熱で加熱されているので、排ガスが排ガス規制部材53を通過することによって、排ガス規制部材53から排ガスに熱が伝導して排ガスをさらに加熱することができる。排ガス規制部材53によって、ヒータ室50から流れる排ガスは整流されて燃焼触媒室60に送られる。
特に、ヒータ52にて排ガスをより効率よく加熱するにあたっては、排ガス規制部材53の開口を、ヒータ52の直下にのみ位置するように設けることがよい。それにより、ヒータ52を稼働させたときに、排ガスがヒータ52の熱を受けた後に、燃焼触媒室60に流れることとなり、より効率よく排ガスを加熱することができる。
以上、詳述したように、本実施形態の燃料電池装置1によれば、ヒータ52による排ガスの加熱状況が改善され、燃焼触媒の機能が高まって、排ガスの処理効率を向上させることができる。
つぎに、図3において、燃焼触媒室60は円筒状であり、上流側がヒータ室50と連通し、下流側が接続室70と連通している。燃焼触媒室60は、管体61で構成されている。燃焼触媒室60の形状は円柱状である。
図8は、実施形態の燃料電池装置の燃焼触媒室の構成例を示す斜視図である。仮想線は、管体61の内壁61aを示す。なお、図8において、燃焼触媒保持部材64は省略されている。
管体61内に、円柱状の燃焼触媒62が配設されている。燃焼触媒62の直径は、燃焼触媒室60の内径とほぼ同じである。燃焼触媒62としては、たとえば、多孔質のアルミナ担持体に白金を担持させた燃焼触媒や、酸化アルミニウム(アルミナ)がコーティングされたFe−Cr−Al系ステンレス合金に白金、パラジウムを坦持させた燃焼触媒を用いることができる。なお、燃焼触媒室60は円筒状に限られるものではなく、また燃焼触媒62も燃焼触媒室60の形状に合わせて適宜変更可能である。
燃焼触媒62の上方に、第1制限部材である燃焼触媒支持部材63が設けられている。燃焼触媒支持部材63は、円弧状のばねであり、円筒状の燃焼触媒室60の内壁61aに付勢接触して取付けられている。たとえば、振動などによって、燃焼触媒62が上方に移動しようとしても、燃焼触媒62の上面が、燃焼触媒支持部材63に当接して、燃料触媒の変位を制限する。このことによって、燃焼触媒62の位置を安定させることができる。
燃焼触媒62の下面に当接して、第2制限部材である燃焼触媒保持部材64が設けられている。燃焼触媒保持部材64の外径は、内壁61aの直径とほぼ等しく、燃焼触媒保持部材64は、円盤状の部材であって、円形の開口を有しており、円環部64aと、円環部64aから下方に伸びる脚部64bとからなっている。
燃焼触媒62が下方に移動しようとすると、燃焼触媒保持部材64が当接して、燃焼触媒62の変位を制限する。また、燃焼触媒保持部材64の脚部64bは、管体61の底面61b上に載置されている。このため、燃焼触媒62は、底面61bに接触せず、燃焼触媒62と、底面61bとの間に空間が確保される。
たとえば、燃焼触媒62が底面61bと接触していると、燃焼触媒62を通過する排ガスの出口が狭くなり、燃焼触媒62の中央部に排ガスが集中するので、流路抵抗が大きくなったり、排ガスを処理する効率が悪くなったりするおそれがある。しかしながら、燃焼触媒保持部材64によって燃焼触媒62下方の空間を確保することで、燃焼触媒62全体に排ガスを流すことができるので、燃焼触媒62おける排ガスの処理効率を高めることができる。
図9は、実施形態の燃料電池装置の燃焼触媒室の他の構成例を示す斜視図である。仮想線は、管体61の内壁61aを示す。
燃焼触媒62の上方に、第1制限部材である燃焼触媒支持部材63aが設けられている。また、前述の燃焼触媒保持部材64に代えて、燃焼触媒62の下方に、第1制限部材である燃焼触媒支持部材63bが設けられている。燃焼触媒支持部材63a,63bは、円弧状のばねであり、燃焼触媒室60の内壁61aに付勢接触して取付けられている。
このように、燃焼触媒62の上下を燃焼触媒支持部材63a,63bで挟むことによって、燃焼触媒62の位置ずれを抑制することができる。また、燃焼触媒62は、底面61bに接触せず、燃焼触媒62と、底面61bとの間に空間が確保されているので、燃焼触媒62全体に排ガスを流すことができるので、燃焼触媒62おける排ガスの処理効率を高めることができる。
つぎに、燃焼触媒室60の下流側には開口60aが設けられており、開口60aに接続室70が接続されている。接続室70は管体71で形成されている。
接続室70はL字状であり、接続室70の上流側は、燃焼触媒室60に接続され、下流側は、熱交換器31の側面に接続している。このように接続室70をL字状にして熱交換器31の側面に接続する構成とすることによって、排ガス流路104および熱交換器31を含む全体の高さを抑制する。
また、このことによって、燃料電池装置1の高さを抑え、小型化を実現することができる。なお、接続室70は、熱交換器31の排ガス流入口の場所に合わせて適宜変更することができる。
図10は、実施形態の燃料電池装置の燃料電池モジュールと排気流路の構成を示す断面図である。燃料電池モジュール2は、図2に示すセルスタック装置20が4つ横並びに収納容器30に納められている。
セルスタック装置20は内壁26内に設置され、内壁26の外側を中壁25が覆っている。空気供給路103から供給された空気と燃料電池セル22内を通る改質ガスを反応させて発電を行った後、空気と改質ガスは燃料電池セル22上方で合流して燃焼し、改質器10を加熱し、排ガスになる。
排ガスは、改質器上方の内壁26の開口26aから内壁26と中壁25の間の空間に形成された排出流路27を通って排気口29へ導かれる。排気口29に導かれた排ガスは、排ガス流路104のフィルタ室40に流入して、熱交換器31へ向かって移動していく。なお、外壁24と、中壁25との間の空間28には、酸素含有ガスである空気が流通している。
図11は、実施形態の燃料電池装置の構成を示す分解斜視図である。外装ケース80内に燃料電池モジュール2、各モジュールを動作させるための補機およびそれらを接続する配管を収納してなる。なお、図11においては一部構成を省略して示している。
燃料電池装置1は、支柱81と外装板82とから構成される外装ケース80の内部を仕切板83によって上下に区画し、その上方側に燃料電池モジュール2を収納している。下方側には、各モジュールを動作させるための補機類が収納されている。また、燃料電池モジュール2の底面に接続された排ガス流路104(図示せず)は、仕切板83を貫通して設けられ、仕切板83の下方側に設置された熱交換器31(図示せず)に接続されている。
仕切板83には、仕切板83の下方側の空気を仕切板83の上方側に流すための空気流通口84が設けられており、外装板82の上部には、外装ケース80内の空気を排気するための排気口85が設けられている。
上記構成の燃料電池装置1によれば、先にも述べたように、ヒータ52による排ガスの加熱状況が改善され、燃焼触媒の機能が高まって、排ガスの処理効率を向上させることができる。
以上、本開示について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、改良等が可能である。
さらに、本開示は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本開示の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲に属する変形や変更は全て本開示の範囲内のものである。
1 燃料電池装置
2 燃料電池モジュール
52 ヒータ
53 排ガス規制部材
62 燃焼触媒
104 排ガス流路

Claims (8)

  1. 複数の燃料電池セルを積層したセルスタックを有する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュールに一端が接続され、前記燃料電池モジュールから排出される排ガスが流入する排ガス流路と、
    前記排ガス流路内に配設される燃焼触媒と、
    前記燃焼触媒よりも上流側の前記排ガス流路内に配設される、排ガス加熱用のヒータと、
    前記ヒータと前記燃焼触媒との間に配設される、排ガスの流れを規制する排ガス規制部材であって、複数の開口が設けられた穴あき板である排ガス規制部材と、を備える燃料電池装置。
  2. 前記穴あき板は、縁部が折曲げられている、請求項に記載の燃料電池装置。
  3. 前記燃焼触媒に近接して前記排ガス流路内に設けられ、前記燃焼触媒の変位を制限する第1制限部材を備える請求項1または2に記載の燃料電池装置。
  4. 前記排ガス流路は、円筒状の燃焼触媒室を備え、
    前記燃焼触媒室内に、前記燃焼触媒と、前記第1制限部材とが配置され、
    前記燃焼触媒は、円柱状であり、
    前記第1制限部材は、前記燃焼触媒室内壁に付勢接触している円弧状ばねである、請求項に記載の燃料電池装置。
  5. 前記燃焼触媒に近接して前記排ガス流路内に設けられ、前記燃焼触媒の変位を制限する円盤状の第2制限部材を備える請求項に記載の燃料電池装置。
  6. 前記ヒータの上流側の前記排ガス流路内または前記燃料電池モジュールの排気口内にシリカ除去部材を備える請求項1〜のいずれか1つに記載の燃料電池装置。
  7. 前記シリカ除去部材に近接して前記排ガス流路内または前記燃料電池モジュールの排気口内に設けられ、前記シリカ除去部材の変位を制限する第3制限部材を備える請求項に記載の燃料電池装置。
  8. 前記ヒータの上流側に円筒状のフィルタ室を備え、
    前記フィルタ室内に、前記シリカ除去部材と、前記シリカ除去部材の下方配置された前記第3制限部材とを備え、
    前記シリカ除去部材は円柱状であり、
    前記第3制限部材は、前記フィルタ室内壁に付勢接触している円弧状ばねである、請求項に記載の燃料電池装置。
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