JPWO2018198838A1 - はんだサンプル管理システム、はんだ管理用サーバ装置、及びはんだサンプル管理方法 - Google Patents

はんだサンプル管理システム、はんだ管理用サーバ装置、及びはんだサンプル管理方法 Download PDF

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Abstract

スマートフォン7は、はんだ槽3に付与された槽識別情報の読み取りと、容器6に付与されたサンプル識別情報の読み取りとが可能なカメラ71と、その槽識別情報とサンプル識別情報とをはんだ管理用サーバ装置1へ送信する識別情報取得部72とを備え、はんだ管理用サーバ装置1は、スマートフォン7から送信された、槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部17と、容器6に収容されたサンプルの成分分析結果と容器6に付与されたサンプル識別情報とを取得し、サンプル情報記憶部17に対応付けて記憶させる分析結果取得部12とを含む。

Description

本発明は、はんだのサンプルを管理するためのはんだサンプル管理システム、はんだ管理用サーバ装置、及びはんだサンプル管理方法に関する。
従来より、ディップはんだ付装置のはんだ槽から採取した金属サンプルに、監視対象の特定、及び採取時間を含めたロット記号を付与したうえでこれを分析し、この分析データをロット記号と共にホストコンピュータに入力し、溶融温度と前記分析データを予めホストコンピュータに備えた分析プログラムで分析する発明が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−168569号公報
ところで、金属サンプルの成分分析には、蛍光X線分析装置等の分析装置が必要となる。このような分析装置は、高価であり、かつ大きな設置スペースを必要とするため、はんだ槽毎に分析装置を設置することは困難である。そのため、はんだ槽から採取したサンプルを、遠方に設置された分析装置まで、送付する必要がある。また、そのサンプルがどこのはんだ槽から採取されたものかを特定する必要があるため、そのはんだ槽が設置されている場所やそのはんだ槽の管理番号等を、作業者が用紙に記入するなどしてサンプルと一緒に分析装置の有るところへ送付する必要があった。
しかしながら、はんだ槽の設置場所や管理番号を用紙に記入するのは手間がかかり、記入しても誤記入や記入漏れ等があるとせっかくサンプルの成分分析を行ってもその分析結果をはんだ槽に正しく反映することができない。
本発明の目的は、はんだ槽から採取されたサンプルと、そのサンプルが採取されたはんだ槽とを容易に対応付けることができ、かつその対応付けを誤るおそれを低減することができるはんだサンプル管理システム、はんだ管理用サーバ装置、及びはんだサンプル管理方法を提供することである。
本発明の一局面に従うはんだサンプル管理システムは、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置とを備え、前記端末装置は、はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能な容器であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備え、前記はんだ管理用サーバ装置は、前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだ管理用サーバ装置は、はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備えた端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置であって、前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだサンプル管理方法は、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、はんだを溶融するはんだ槽に、当該はんだ槽を識別する槽識別情報を読み取り可能に付与する槽識別情報付与工程と、はんだのサンプルを収容可能な容器に、当該サンプルを識別するサンプル識別情報を読み取り可能に付与するサンプル識別情報付与工程と、前記容器に、前記はんだ槽内のはんだを採取するサンプル採取工程と、前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを読み取らせる読取工程と、前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信させる識別情報送信工程と、前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだサンプル管理方法は、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、槽識別情報が読み取り可能に付与され、当該槽識別情報により識別されるはんだ槽内のはんだのサンプルが採取された容器であって、当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器を取得するサンプル容器取得工程と、前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、前記容器取得工程で取得された容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含む。
本発明の一実施形態に係るはんだサンプル管理システム、及びはんだサンプル管理方法を大略的に説明するための概念図である。 本発明の一実施形態に係るはんだサンプル管理システムの電気的構成の一例を示すブロック図である。 はんだ槽情報の一例を示す表形式の説明図である。 図2に示すサンプル情報記憶部に記憶された情報の一例を示す表形式の説明図である。 はんだサンプル管理方法の一例を示すフローチャートである。 はんだサンプル管理方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係るはんだサンプル管理システム、及びはんだサンプル管理方法を大略的に説明するための概念図である。
図1に示す例では、電子機器の製造を行う工場Aと、工場Aで採取されたはんだサンプルの分析を行う分析所Bとが、離れて立地している例を示している。分析所Bには、はんだ管理用サーバ装置1と、分析装置2とが設置されている。工場Aと分析所Bとは、同じ事業者が運営していてもよく、異なる事業者が運営していてもよい。また、はんだサンプル管理システム10が、工場Aと分析所Bとに分かれて配置される例に限らない。
工場Aには、はんだを溶融するためのはんだ槽3が設置されている。はんだ槽3は、いわゆるフローソルダリングを行うためのフローはんだ付け装置等に設けられている。はんだ槽3内に、溶融したはんだ4が貯留されている。図1では、はんだ槽3に基板を搬送する搬送機構やはんだの噴流機構等の記載は省略している。
はんだ槽3の外表面には、はんだ槽3を識別する槽識別情報を示す二次元コードが印刷された槽識別ラベルL1が貼付されている。また、はんだ槽3の外表面には、はんだ管理用サーバ装置1と通信可能な表示装置5が取り付けられている。二次元コードとしては、例えばQRコード(登録商標)を用いることができる。
容器6は、例えば耐熱紙などで構成されたサンプル採取用のカップ状の容器である。容器6には、容器6に採取されたサンプルを識別するサンプル識別情報を示す二次元コードが印刷されたサンプル識別ラベルL2が貼付されている。サンプル識別ラベルL2には、二次元コードの他に、分析装置2で分析を行う作業者が読み取れるように、サンプル識別情報が文字で表記されていることが好ましい。
工場Aで作業するユーザUは、例えば、ユーザUを識別するユーザ識別情報を示す二次元コードが印刷された名札L3を、身に付けている。
図2は、本発明の一実施形態に係るはんだサンプル管理システム10の電気的構成の一例を示すブロック図である。図2に示すはんだサンプル管理システム10は、はんだ管理用サーバ装置1、分析装置2、表示装置5、及びスマートフォン7(端末装置)を備えている。はんだ管理用サーバ装置1とスマートフォン7、はんだ管理用サーバ装置1と表示装置5は、それぞれネットワーク8を介して互いに通信可能に構成されている。
ネットワーク8は、例えばインターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、及び移動体通信網等、有線又は無線の種々の通信ネットワーク、あるいはこれらが組み合わせられた通信ネットワークである。
スマートフォン7は、カメラ71(読取部)と、識別情報取得部72とを備えている。スマートフォン7は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、所定の制御プログラム等を記憶するフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部、移動体通信回路やWifi(Wireless Fidelity)等の無線通信回路、タッチ操作可能なタッチスクリーン(タッチパネルディスプレイ)、RTC(Real Time Clock)、及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。
そして、スマートフォン7は、記憶部に記憶された制御プログラムを実行することによって、識別情報取得部72として機能する。スマートフォン7を識別情報取得部72として機能させるためのプログラムは、例えば、いわゆるアプリとしてネットワーク8を介してスマートフォン7へダウンロード可能とされている。以下、スマートフォン7を識別情報取得部72として機能させるためのプログラムを、コード読取アプリと称する。
カメラ71は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いて構成されている。ユーザUは、はんだ槽3内の溶融はんだ4を容器6に収容し、スマートフォン7を操作してコード読取アプリを起動し、はんだ槽3に付与された槽識別ラベルL1と容器6に付与されたサンプル識別ラベルL2とユーザUの名札L3とをカメラ71によって撮像させた後、例えば識別情報の取得操作が終了した旨を示す撮影終了ボタンをタッチする。撮影終了ボタンは、例えばコード読取アプリによってタッチスクリーンに表示されるようになっている。
識別情報取得部72は、撮影終了ボタンがタッチされると、カメラ71によって撮像された、槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3の画像からそれぞれ二次元コードを抽出する。そして、識別情報取得部72は、抽出された二次元コードをデコードして、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を取得し、これらの識別情報を対応付けて、RTCで得られた現在日時を示す日時情報と共にネットワーク8を介してはんだ管理用サーバ装置1へ送信する。
なお、識別情報取得部72は、必ずしも二次元コードをデコードしなくてもよい。識別情報取得部72は、読み取られた二次元コードをそのまま槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報としてはんだ管理用サーバ装置1へ送信し、はんだ管理用サーバ装置1で二次元コードをデコードしてもよい。
また、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報は、二次元コードで表示される例に限らない。槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3には、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報は、バーコードで表示されていてもよく、文字で表示されていてもよい。文字で表示されていた場合、識別情報取得部72は、OCR(Optical Character Recognition/Reader)によって、槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3の画像から、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を読み取る構成としてもよい。また、ラベルを用いずに直接識別情報を表示してもよい。
また、二次元コード、バーコード、及び文字等により槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を表示する例に限らない。例えば、いわゆるIDタグを用いて槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を、はんだ槽3、容器6、及びユーザUに付与し、端末装置にIDタグの読取装置を備えてもよい。また、はんだ槽3、容器6、及びユーザUへの槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報の付与方法は、互いに異なっていてもよい。
しかしながら、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を、二次元コード又はバーコードで表示する構成とすれば、識別情報取得部72による各識別情報の取得処理が容易であり、かつIDタグよりも安価である。
分析装置2は、容器6に採取されたはんだサンプルの成分を分析する分析装置である。分析装置2としては、例えば蛍光X線分析装置等を用いることができる。分析装置2は、はんだサンプルの成分を分析し、その成分分析結果を示す情報を生成する。成分分析結果は、例えば、サンプルに含まれるSn(錫)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Ge(ゲルマニウム)、Pb(鉛)等、はんだサンプルに含まれる成分の含有比率を示す情報である。
分析装置2で分析を行う際に、作業者は、例えば容器6のサンプル識別ラベルL2に文字で記載されたサンプル識別情報を読み取って、図略のキーボードを用いてそのサンプル識別情報を分析装置2に入力する。あるいは、二次元コードやバーコード等の図略の読取装置を用いてサンプル識別ラベルL2からサンプル識別情報を読み取って、分析装置2に入力するようにしてもよい。これにより、分析装置2によるはんだサンプルの成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けることができる。
分析装置2は、例えばLAN等のネットワークを介してはんだ管理用サーバ装置1と通信可能に接続されている。分析装置2は、成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けてネットワークを介してはんだ管理用サーバ装置1へ送信する。なお、分析装置2は、成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けた情報を、メモリカード等の記憶媒体に記憶し、その記憶媒体をはんだ管理用サーバ装置1で読み取ることで、はんだ管理用サーバ装置1が、サンプル識別情報と対応付けられた成分分析結果を取得する構成であってもよい。
はんだ管理用サーバ装置1は、例えば所定の演算処理を実行するCPU、データを一時的に記憶するRAM、所定の制御プログラム等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置、ネットワーク8にアクセス可能な通信インターフェイス回路、キーボード、マウス、ディスプレイ、及びこれらの周辺回路等を備えて構成されている。
はんだ管理用サーバ装置1は、記憶装置に記憶された制御プログラムを実行することによって、記憶処理部11、分析結果取得部12、対応方法判断部13、及び報知処理部14として機能する。また、記憶装置は、はんだ槽情報記憶部16及びサンプル情報記憶部17として用いられる。
はんだ槽情報記憶部16には、槽識別情報により識別されるはんだ槽に関するはんだ槽情報が予め記憶されている。図3は、はんだ槽情報D1の一例を示す表形式の説明図である。図3に示すはんだ槽情報D1では、槽識別情報と対応付けて、その槽識別情報により識別されるはんだ槽の管理者である会社の会社名と、そのはんだ槽が設置されている工場名及び製造ラインのライン名称と、そのはんだ槽に取り付けられた表示装置5の通信アドレスと、成分分析結果を判断するための基準となる基準成分情報とが対応付けられている。
基準成分情報は、対応するはんだ槽で用いられているはんだの、適切な各成分の含有比率を示す情報である。
記憶処理部11は、スマートフォン7から送信された、槽識別情報、サンプル識別情報、ユーザ識別情報、及び日時情報を受信し、これらの情報を対応付けてサンプル情報記憶部17に記憶させる。図4は、サンプル情報記憶部17に記憶された情報の一例を示す表形式の説明図である。図4に示すように、記憶処理部11には、スマートフォン7から送信された槽識別情報、サンプル識別情報、ユーザ識別情報、及び日時情報が、対応付けられて記憶されている。
分析結果取得部12は、サンプル識別情報と対応付けられた成分分析結果を、分析装置2から受信したり、あるいは成分分析結果が記憶された記憶媒体から読み取ったりすることによって、容器6に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器6に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて取得する。そして、分析結果取得部12は、図4に示すように、サンプル情報記憶部17に、サンプル識別情報と対応付けてその成分分析結果を記憶させる。
対応方法判断部13は、成分分析結果と基準成分情報とに基づいて、対応するはんだ槽内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断する。報知処理部14は、成分分析結果、又は対応方法を報知情報として報知する。
次に、上述のように構成されたはんだサンプル管理システム10を用いたはんだサンプル管理方法について説明する。図5、図6は、はんだサンプル管理方法の一例を示すフローチャートである。以下の各ステップの実行順序も一例であって、下記の順序に限らない。
まず、ユーザUは、はんだ槽3に槽識別ラベルL1を貼付し、はんだ槽3に槽識別情報を付与する(ステップS1:槽識別情報付与工程)。
次に、分析所Bの作業者が、はんだ管理用サーバ装置1を操作して、槽識別ラベルL1の槽識別情報と対応するはんだ槽情報を、はんだ槽情報記憶部16に記憶させる(ステップS2:槽情報記憶工程)。
次に、分析所Bの作業者が、サンプル識別ラベルL2を容器6に貼付してユーザUに配布する(ステップS3: サンプル識別情報付与工程)。例えば分析所Bの作業者が、互いに異なるサンプル識別情報が印字されたサンプル識別ラベルL2を複数の容器6に貼付し、それら複数の容器6を予めユーザUに配布しておくとよい。
次に、ユーザUが、成分分析しようとするはんだ槽3内のはんだ4を容器6に採取する(ステップS4:サンプル採取工程)。次に、ユーザUが、スマートフォン7のコード読取アプリを起動し、槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3を撮像し、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報の読み取りを実行する(ステップS5:読取工程)。
次に、ユーザUが、スマートフォン7のタッチスクリーンに表示された撮影終了ボタンをタッチすると、識別情報取得部72によって、槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3の画像から抽出された二次元コードがデコードされ、槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報が取得され、これらの識別情報が対応付けられて、RTCで得られた現在日時を示す日時情報と共にネットワーク8を介してはんだ管理用サーバ装置1へ送信される(ステップS6:識別情報送信工程)。
一方、はんだ管理用サーバ装置1は、スマートフォン7から、槽識別情報、サンプル識別情報、ユーザ識別情報、及び日時情報を受信し、これらを対応付けてサンプル情報記憶部17に記憶させる(ステップS7:サンプル情報記憶工程)。
また、ユーザUは、はんだサンプルの入った容器6を、例えば郵送するなどして分析所Bへ送付する(ステップS8)。
分析所Bでは、送付されてきたはんだサンプル入りの容器6を受け取って(ステップS11:サンプル容器取得工程)、分析装置2を用いて容器6に収容されたはんだサンプルの成分を分析する(ステップS12:成分分析工程)。このとき、作業者は、容器6のサンプル識別ラベルL2に記載されたサンプル識別情報を読み取って分析装置2に入力する。分析装置2は、成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて、はんだ管理用サーバ装置1へ送信する。
成分分析結果と容器6に付与されたサンプル識別情報とを受信したはんだ管理用サーバ装置1は、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けてサンプル情報記憶部17に記憶する(S13:分析結果記憶工程)。
これにより、サンプル情報記憶部17には、図4に示すように、検査対象のはんだ槽3を識別する槽識別情報と、サンプルを特定するサンプル識別情報と、サンプルを採取したユーザUのユーザ識別情報と、そのサンプルの成分分析結果とが対応付けられて記憶されるので、はんだサンプルの成分分析結果を適切に管理することが可能となる。また、はんだ槽情報記憶部16には、槽識別情報と対応付けて、はんだ槽3の管理者である会社名や設置場所等を示すはんだ槽情報D1が予め記憶されているので、サンプル情報記憶部17とはんだ槽情報D1とを参照することで、槽識別情報に基づいて、はんだ槽3のはんだ成分の分析結果と、そのはんだ槽3の管理者やそのはんだ槽3が何処に設置されているかとを、容易に知ることができる。
また、ユーザUは、はんだサンプルを取得する際に、はんだ槽が設置されている場所やそのはんだ槽の管理番号等を、用紙に記入するなどする必要がなく、スマートフォン7で槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3を撮像するだけでよいので、はんだ槽から採取されたサンプルと、そのサンプルが採取されたはんだ槽とを対応付ける作業が容易となる。また、ユーザUによる誤記や記入漏れが防止されるので、サンプルとそのサンプルが採取されたはんだ槽との対応付けを誤るおそれが低減される。
次に、対応方法判断部13は、サンプル情報記憶部17に記憶された成分分析結果と、はんだ槽情報記憶部16に記憶されたはんだ槽情報D1に含まれる基準成分情報とに基づいて、対応するはんだ槽内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断する(S14:対応方法判断工程)。
具体的には、対応方法判断部13は、成分分析結果で示される各成分の含有比率と、基準成分情報で示される各成分の含有比率とを比較し、すべての成分について、基準成分情報で示される含有比率との差が、成分毎に予め設定された判定基準以下の場合、例えば30%以下の場合、適正であると判定する。一方、対応方法判断部13は、成分分析結果で示される成分の含有比率と基準成分情報で示される含有比率との差が、判定基準を超える成分があった場合、不適正と判定する。
さらに、不適正と判定された場合、対応方法判断部13は、差が判定基準を超えた成分について、はんだ槽3内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断する。具体的には、差が判定基準を超えて過剰な成分があった場合、その成分を除いた他の成分をはんだ槽3に投入する方法がある。例えば、基準成分情報で示される成分がSn(錫)、Cu(銅)、Ni(ニッケル)であり、過剰な成分がCu(銅)の場合、Sn(錫)とNi(ニッケル)をはんだ槽3に投入することによってはんだ槽3内のはんだ成分を改善できる。
あるいは、はんだに含まれる各成分の融点の差に基づいて、過剰な成分を取り除く方法がある。例えば、過剰な成分がCu(銅)の場合、Cu(銅)の融点は他の成分より高いので、溶融はんだの温度をゆっくり低下させるとCu(銅)が析出する。析出したCu(銅)を取り除くことによって、はんだ槽3内のはんだ成分を改善できる。
不適正となった場合のこのような改善方法を、成分毎に予めはんだ管理用サーバ装置1の記憶装置に記憶しておくことによって、対応方法判断部13は、差が判定基準を超えた成分について、はんだ槽3内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断することが可能となる。
次に、報知処理部14は、はんだ槽情報記憶部16を参照し、はんだ槽情報D1によって、対象の槽識別情報と対応付けられている通信アドレスを取得する。そして、報知処理部14は、サンプル情報記憶部17を参照し、対象の槽識別情報と対応付けられている分析結果と、適正か不適正かの判断結果と、はんだ成分を改善するための対応方法とを示す報知情報を、この通信アドレス宛に送信する。これにより、対象のはんだ槽3に取り付けられた表示装置5によって、そのはんだ槽3内の溶融はんだの成分分析結果と、適正か不適正かの判断結果と、はんだ成分を改善するための対応方法とが表示される(ステップS15:報知処理工程)。
なお、表示装置5を備えず、報知処理部14は、はんだ管理用サーバ装置1のディスプレイ装置に報知情報を表示させたり、プリンターで報知情報を印刷したりしてもよい。このような場合であっても、サンプル情報記憶部17にはユーザ識別情報がサンプル識別情報と対応付けて記憶されているので、分析所Bの作業者は、そのユーザ識別情報で示されるユーザUに対して報知情報を知らせることができる。
ステップS1〜S15の工程により、ユーザUは、はんだサンプルを容器6に採取して分析所Bへ送付し、スマートフォン7で槽識別ラベルL1、サンプル識別ラベルL2、及び名札L3を撮像するだけで、そのはんだ槽3内のはんだ4の成分分析結果、適正か不適正かの判断結果、及びはんだ成分を改善するための対応方法を知ることができるので、ユーザUの利便性が向上する。
なお、サンプル情報記憶部17には、必ずしもユーザ識別情報を記憶する必要はなく、ステップS5において、名札L3からユーザ識別情報を読み取らなくてもよい。また、はんだサンプル管理方法は、分析所Bで実施される方法であってもよく、ステップS1,S5,S6,S8を含んでいなくてもよい。また、はんだ管理用サーバ装置1は、必ずしも成分分析結果の判断を行う必要はなく、対応方法判断部13を備えず、ステップS14を実行しなくてもよい。また、はんだ管理用サーバ装置1は、報知処理部14を備えず、ステップS15を実行しなくてもよい。
すなわち、本発明の一局面に従うはんだサンプル管理システムは、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置とを備え、前記端末装置は、はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能な容器であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備え、前記はんだ管理用サーバ装置は、前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだ管理用サーバ装置は、はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備えた端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置であって、前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだサンプル管理方法は、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、はんだを溶融するはんだ槽に、当該はんだ槽を識別する槽識別情報を読み取り可能に付与する槽識別情報付与工程と、はんだのサンプルを収容可能な容器に、当該サンプルを識別するサンプル識別情報を読み取り可能に付与するサンプル識別情報付与工程と、前記容器に、前記はんだ槽内のはんだを採取するサンプル採取工程と、前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを読み取らせる読取工程と、前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信させる識別情報送信工程と、前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含む。
また、本発明の一局面に従うはんだサンプル管理方法は、ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、槽識別情報が読み取り可能に付与され、当該槽識別情報により識別されるはんだ槽内のはんだのサンプルが採取された容器であって、当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器を取得するサンプル容器取得工程と、前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、前記容器取得工程で取得された容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含む。
これらの構成によれば、ユーザが、容器にはんだサンプルを採取し、端末装置を用いて、はんだ槽の槽識別情報と容器に付与されたサンプル識別情報とを読み取るだけで、槽識別情報とサンプル識別情報とサンプルの成分分析結果とを対応付けてサンプル情報記憶部に記憶させることができる。すなわち、容器にはんだサンプルを採取し、端末装置を用いて、はんだ槽の槽識別情報と容器に付与されたサンプル識別情報とを読み取るだけで、はんだ槽から採取されたサンプルと、そのサンプルが採取されたはんだ槽とを容易に対応付けることができ、かつこれらの情報を手作業で記入する必要がないから、その対応付けを誤るおそれを低減することができる。
また、前記成分分析結果を報知情報として報知する報知処理部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、報知処理部によって成分分析結果が報知されるから、成分分析結果を知るためにサンプル情報記憶部を参照する手間が省ける。
また、前記はんだ管理用サーバ装置は、前記槽識別情報により識別されるはんだ槽に関するはんだ槽情報を予め記憶するはんだ槽情報記憶部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、はんだ槽情報に基づいて、サンプル情報記憶部に記憶された情報に対してはんだ槽に関するさらに詳しい情報を対応付けることが容易である。
また、前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報により識別されるはんだ槽の管理者を示す情報を少なくとも含むことが好ましい。
この構成によれば、槽識別情報により識別されるはんだ槽の管理者を示す情報を少なくとも含むはんだ槽情報が、はんだ管理用サーバ装置に予め記憶されているので、サンプル情報記憶部に記憶された情報と、はんだ槽情報とに基づいて、成分分析結果を適切な管理者に連絡することが容易となる。
また、前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報と対応して予め設定されたはんだ成分を示す基準成分情報を含み、前記はんだサンプル管理システムは、前記成分分析結果と前記基準成分情報とに基づいて、前記はんだ槽内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断する対応方法判断部と、前記対応方法を報知情報として報知する報知処理部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、はんだ槽内のはんだ成分を改善するための対応方法が報知されるので、ユーザが、はんだ槽内のはんだ成分を改善することが容易となる。
また、前記はんだ槽に取り付け可能であって、前記はんだ管理用サーバ装置と通信可能な表示装置をさらに備え、前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報と対応付けて当該槽識別情報で識別されるはんだ槽に取り付けられる表示装置と通信するための通信アドレスをさらに含み、前記報知処理部は、前記報知情報を、その報知情報に対応する槽識別情報で識別されるはんだ槽に取り付けられる表示装置の前記通信アドレス宛に送信することによって前記報知を実行することが好ましい。
この構成によれば、はんだ槽に取り付けられた表示装置によって、成分分析結果又ははんだ成分を改善するための対応方法を表示させることができるので、ユーザの利便性が向上する。
また、前記読取部は、さらに、前記ユーザを識別するユーザ識別情報を読み取り可能とされており、前記識別情報取得部は、さらに、前記読取部によって読み取られたユーザ識別情報を、前記はんだ管理用サーバ装置へ送信し、前記サンプル情報記憶部は、前記槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を対応付けて記憶することが好ましい。
この構成によれば、槽識別情報及びサンプル識別情報に対して、ユーザを識別するユーザ識別情報が対応付けられる。従って、成分分析結果又ははんだ成分を改善するための対応方法を、適切なユーザに知らせることが容易となる。
また、前記槽識別情報は、バーコード又は二次元コードによって前記はんだ槽に付与され、前記サンプル識別情報は、バーコード又は二次元コードによって前記容器に付与されることが好ましい。
槽識別情報及びサンプル識別情報を、バーコード又は二次元コードによって表示すれば、端末装置によって読み取ることが容易となる。
このような構成のはんだサンプル管理システム、はんだ管理用サーバ装置、及びはんだサンプル管理方法によれば、はんだ槽から採取されたサンプルと、そのサンプルが採取されたはんだ槽とを容易に対応付けることができ、かつその対応付けを誤るおそれを低減することができる。
この出願は、2017年4月28日に出願された日本国特許出願特願2017−89654を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。なお、発明を実施するための形態の項においてなされた具体的な実施態様又は実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明は、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではない。
1 管理用サーバ装置
2 分析装置
3 はんだ槽
4 はんだ
5 表示装置
6 容器
7 スマートフォン(端末装置)
8 ネットワーク
10 はんだサンプル管理システム
11 記憶処理部
12 分析結果取得部
13 対応方法判断部
14 報知処理部
16 はんだ槽情報記憶部
17 サンプル情報記憶部
71 カメラ(読取部)
72 識別情報取得部
A 工場
B 分析所
D1 はんだ槽情報
L1 槽識別ラベル
L2 サンプル識別ラベル
L3 名札
U ユーザ

Claims (11)

  1. ユーザが操作する端末装置と、
    前記端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置とを備え、
    前記端末装置は、
    はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能な容器であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、
    前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備え、
    前記はんだ管理用サーバ装置は、
    前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、
    前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含むはんだサンプル管理システム。
  2. 前記成分分析結果を報知情報として報知する報知処理部をさらに備える請求項1記載のはんだサンプル管理システム。
  3. 前記はんだ管理用サーバ装置は、前記槽識別情報により識別されるはんだ槽に関するはんだ槽情報を予め記憶するはんだ槽情報記憶部をさらに備える請求項1又は2に記載のはんだサンプル管理システム。
  4. 前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報により識別されるはんだ槽の管理者を示す情報を少なくとも含む請求項3記載のはんだサンプル管理システム。
  5. 前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報と対応して予め設定されたはんだ成分を示す基準成分情報を含み、
    前記はんだサンプル管理システムは、
    前記成分分析結果と前記基準成分情報とに基づいて、前記はんだ槽内のはんだ成分を改善するための対応方法を判断する対応方法判断部と、
    前記対応方法を報知情報として報知する報知処理部とをさらに備える請求項3又は4に記載のはんだサンプル管理システム。
  6. 前記はんだ槽に取り付け可能であって、前記はんだ管理用サーバ装置と通信可能な表示装置をさらに備え、
    前記はんだ槽情報は、前記槽識別情報と対応付けて当該槽識別情報で識別されるはんだ槽に取り付けられる表示装置と通信するための通信アドレスをさらに含み、
    前記報知処理部は、前記報知情報を、その報知情報に対応する槽識別情報で識別されるはんだ槽に取り付けられる表示装置の前記通信アドレス宛に送信することによって前記報知を実行する請求項2又は5に記載のはんだサンプル管理システム。
  7. 前記読取部は、さらに、前記ユーザを識別するユーザ識別情報を読み取り可能とされており、
    前記識別情報取得部は、さらに、前記読取部によって読み取られたユーザ識別情報を、前記はんだ管理用サーバ装置へ送信し、
    前記サンプル情報記憶部は、前記槽識別情報、サンプル識別情報、及びユーザ識別情報を対応付けて記憶する請求項1〜6のいずれか1項に記載のはんだサンプル管理システム。
  8. 前記槽識別情報は、バーコード又は二次元コードによって前記はんだ槽に付与され、
    前記サンプル識別情報は、バーコード又は二次元コードによって前記容器に付与される請求項1〜7のいずれか1項に記載のはんだサンプル管理システム。
  9. はんだを溶融するはんだ槽であって、かつ当該はんだ槽を識別する槽識別情報が読み取り可能に付与されたはんだ槽からの前記槽識別情報の読み取りと、はんだのサンプルを収容可能であって、かつ当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器からの前記サンプル識別情報の読み取りとが可能な読取部と、前記読取部によって読み取られた、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信する識別情報取得部とを備えた端末装置と通信可能なはんだ管理用サーバ装置であって、
    前記端末装置から送信された、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを対応付けて記憶するサンプル情報記憶部と、
    前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを取得し、その成分分析結果とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果取得部とを含むはんだ管理用サーバ装置。
  10. ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、
    はんだを溶融するはんだ槽に、当該はんだ槽を識別する槽識別情報を読み取り可能に付与する槽識別情報付与工程と、
    はんだのサンプルを収容可能な容器に、当該サンプルを識別するサンプル識別情報を読み取り可能に付与するサンプル識別情報付与工程と、
    前記容器に、前記はんだ槽内のはんだを採取するサンプル採取工程と、
    前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを読み取らせる読取工程と、
    前記端末装置によって、前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを前記はんだ管理用サーバ装置へ送信させる識別情報送信工程と、
    前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、
    前記容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、
    前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含むはんだサンプル管理方法。
  11. ユーザが操作する端末装置と、前記端末装置と通信可能であって管理対象のはんだサンプルに関する情報を記憶するためのサンプル情報記憶部を備えたはんだ管理用サーバ装置とを用いてはんだの成分分析結果を管理するはんだサンプル管理方法であって、
    槽識別情報が読み取り可能に付与され、当該槽識別情報により識別されるはんだ槽内のはんだのサンプルが採取された容器であって、当該サンプルを識別するサンプル識別情報が読み取り可能に付与された容器を取得するサンプル容器取得工程と、
    前記はんだ管理用サーバ装置が、前記端末装置によって読み取られた前記槽識別情報と前記サンプル識別情報とを受信し、その槽識別情報とサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させるサンプル情報記憶工程と、
    前記容器取得工程で取得された容器に収容されたサンプルの成分を分析する成分分析工程と、
    前記容器に収容されたサンプルの成分分析結果と当該容器に付与されたサンプル識別情報とを対応付けて前記サンプル情報記憶部に記憶させる分析結果記憶工程とを含むはんだサンプル管理方法。
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