JP2017041089A - 情報管理システム、情報管理プログラム、情報管理方法、及び情報処理装置 - Google Patents

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Aiko Otsuka
愛子 大塚
荒木 禎史
Sadafumi Araki
禎史 荒木
由登 西原
Yoshitaka Nishihara
由登 西原
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Abstract

【課題】簡便な手法で、建築物の検査と対応状況を一覧管理することのできる技術を提供する。【解決手段】1以上の情報処理装置を含む情報管理システムは、建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付け、前記指摘項目ごとに識別情報を付与して是正作業の進捗状態を管理する管理手段と、前記指摘項目ごとに現在の状態を記録する記録手段と、前記指摘項目ごとの記録の一覧を表示する表示手段と、を含み、前記管理手段は、前記識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、当該指摘項目の状態を更新するステータス管理部、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、建築現場における施工検査と対応状況を管理する情報管理の技術に関する。
ビル、住宅等の建築の現場では、一定の工程が終わる都度、施工状態の検査を行う。建築の規模が大きくなると、総合建設業者の下で多数の施工業者が建築に関与する。また、作業の種類の増大により、一回の検査に関与する検査者の数も多くなる。
現状では、施工検査の際に検査者が不備のある箇所と内容を検査シートに記入し、検査シートを手作業で整理、分類して、それぞれの施工業者に指摘箇所の是正作業を依頼している。たとえばマンションの内装検査の場合、一度に複数の検査者が検査に入り、各検査者が平面図にチェックを入れながら検査シートに不備のある箇所を記入する。ひとつの検査段階で検査者ごとに検査シートが存在し、指摘された箇所の内装を担当した施工業者も多数にわたる。同じ施工業者が複数の検査シートにまたがって登場する場合も多い。そのため、指摘内容の種別整理と施工業者への是正依頼の振り分けに、多くの時間を要する。各施行業者からの是正報告もばらばらに行われ、検査者による再確認が煩雑になる。
是正指示と完了報告を容易かつ迅速に行うために、2次元コードと管理コンピュータのデータベースを用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、現場監督者が、携帯端末を用いて是正指示データを2次元コード化し、印刷した是正シールを是正箇所に貼り付ける。施工業者は2次元コードを携帯端末で読み取って是正指示を取得する。
しかし、従来の方法では、複数の検査者と複数の施工業者が交錯する建築現場で複数同時に存在する多種多様な指示と報告を一覧管理するのは困難である。
そこで、簡便な手法で建築物の検査と対応状況を一覧管理することのできる技術の提供を目的とする。
本発明の一態様では、1以上の情報処理装置を含む情報管理システムは、
建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付け、前記指摘項目ごとに識別情報を付与して是正作業の進捗状態を管理する管理手段と、
前記指摘項目ごとに現在の状態を記録する記録手段と、
前記指摘項目ごとの記録の一覧を表示する表示手段と、
を含み、
前記管理手段は、
前記識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、当該指摘項目の状態を更新するステータス管理部、
を有する。
上記の構成により、簡便な手法で建築物の検査と対応状況を一覧管理することが可能になる。
実施形態の情報管理システムの概要を示す図である。 情報管理システムの機能ブロック図である。 ステータス遷移の一例を示す図である。 指摘項目一覧の一例を示す図である。 指摘内容の登録から指摘先への通知までのフローチャートである。 指摘登録画面の一例を示す図である。 進捗画面の一例を示す図である。 指摘通知メッセージの一例を示す図である。 指摘カードの一例を示す図である。 指摘内容の登録から通知までのシーケンス図である。 指摘カードの未対応ボックスへの収容のフローチャートである。 是正対応の開始と報告のフローチャートである。 作業終了報告画面の一例を示す図である。 指摘カードの読み込み結果の一例を示す図である。 エラー通知の一例を示す図である。 是正対応の開始と報告のシーケンス図である。 作業終了処理のフローチャートである。 作業終了の確認処理のフローチャートである。 対応結果画面の一例を示す図である。 ステータスエラー画面の一例を示す図である。 現場確認処理のフローチャートである。 現場確認画面の一例を示す図である。 指摘カード読み込み結果の一例を示す図である。 エラー通知の一例を示す図である。 現場確認のシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。実施形態では、建築検査における指摘項目ごとに識別情報を付けて現在の状態を管理し、指摘項目ごとに作成される指摘カードを中心に、作業の進捗状態を自動管理する。
<システムの概要>
図1は、実施形態の情報管理システム1の概要を示す。情報管理システム1は、クライアントコンピュータ(以下、単に「コンピュータ」とする)2と、サーバ3と、作業者端末6と、検査者端末8を含む。作業者端末6は、図中の作業者端末6−1〜6−Nの総称であり、施工業者の携帯端末を示す。検査者端末8は、図中の検査者端末8−1〜8−3の総称であり、検査者の携帯端末を示す。
コンピュータ2は、たとえば総合建設業者の建設事務所に設置されるパーソナルコンピュータ(PC)である。一般に、建築期間中、建築現場に建設事務所が設置されている。サーバ3は、任意の場所に設置され、コンピュータ2と通信可能に接続されている。詳細は後述するが、情報管理システム1の管理機能は、コンピュータ2に持たせてもよいし、サーバ3に持たせてもよい。あるいは、コンピュータ2とサーバ3を一体化してもよい。図1の例では、サーバ3に管理機能を持たせている。
まず、全体の流れを説明する。建築現場では、一定の工程が完了すると、施工業者以外の第三者(検査者)による検査が行われる。検査者は、検査機関の担当者でもよいし、総合建設業者の現場監督であってもよい。
検査者によって指摘された事項は、サーバ3に登録される(処理(1))。登録は指摘項目ごとに行われるので、この処理を「指摘登録」と呼んでもよい。指摘登録の方法は問わない。図1のように、各検査者が指摘リストを作成して建設事務所に提出、またはファクシミリで送信し、建設事務所の担当者がコンピュータ2に入力することでサーバ3に登録してもよい。指摘リストとして、既存の検査シートを用いてもよい。あるいは、検査者端末8に検査シートのアプリケーションを実装して、サーバ3に無線送信してもよい。指摘内容はサーバ3で収集され、指摘項目ごとに識別番号(ID)が付与されて記録される。
サーバ3は、指摘項目ごとに指摘通知メッセージを作成し、その施工を行った施工業者(指摘先)に指摘事項を通知する(処理(2))。また、指摘項目ごとに指摘カード45を生成し、直接、またはコンピュータ2を介して、指摘カード45を出力させる(処理(3))。指摘カード45の詳細は後述する。出力された指摘カード45は、未対応ボックス51に収容される。
通知を受けた作業者は、建設事務所の未対応ボックス51から対応する指摘カード45を取り出す。未対応ボックス51は、カードの挿抜を検出するセンサ55と、LED等のアラーム53を有している。センサ55は指摘カード45の取り出しを検出すると(処理(4))と、検出結果をサーバ3に通知する(処理(4−a))。サーバ3は、指摘カード45の取り出し通知を受けて、対応する指摘項目の状態を「対応開始」に更新する(処理(4−b))。サーバ3が管理する状態の詳細は後述する。
作業者は、建築現場で指摘カード45に記載されている是正作業を行う。是正作業が終了すると、作業者端末6で指摘カード45を読み取って、この指摘カード45で特定される指摘項目についての作業報告をサーバ3に送信し、登録する(処理(5))。その後、指摘カード45を対応済みボックス52に返却する。
対応済みボックス52は、カードの挿抜を検出するセンサ56と、LED等のアラーム54を有している。センサ56は、指摘カード45の挿入を検出すると(処理(6))、検出結果をサーバ3に通知する(処理(6−a))。サーバ3は、指摘カード45の挿入通知を受けて、管理している項目の状態を「対応終了」に更新する(処理(6−b))。
この例では、管理機能をサーバ3に持たせているため、未対応ボックス51と対応済みボックス52は、少なくともサーバ3に接続されている。管理機能をコンピュータ2に持たせる場合は、未対応ボックス51と対応済みボックス52をコンピュータ2にだけ接続してもよい。
検査者は、コンピュータ2の画面で管理状態が「対応終了」であることを確認すると、現場で是正状態の確認(「現場確認」という)を行い、検査者端末8を用いて現場確認の結果をサーバ3に送信する(処理(7))。現場確認は、指摘カード45を用いて行われる。この処理の詳細については、後述する。現場確認の通知を受けて、サーバ3は状態を「現場確認済み」に更新する(処理(7−a))。
このような情報管理システム1を構築することで、ひとつの検査イベントで、複数の検査者が数日にわたって検査を行い、無作為に多大な項目が指摘された場合でも、指摘項目ごとに各状態を一覧管理することができる。元請業者(総合建設業者)は、検査と是正作業の進捗状況を簡便かつ迅速に確認することができ、建築検査の管理を最適化することができる。
<システムの機能構成>
図2は、図1の情報管理システム1の機能ブロック図である。情報管理システム1は、管理部10、表示部20、記録部30、作業者端末の表示部60、対応結果処理部70、検査者端末の表示部80、及び現場確認処理部90を有する。管理部10に、指摘カード出力機40と、指摘カード収納機50が接続されている。指摘カード出力機40は、プリンタ等の一般的な画像形成装置であってもよい。指摘カード収納機50は、未対応ボックス51と、対応済みボックス52を含む。
管理部10は、情報収集部11、通知部12、指摘カード作成部13、指摘カード読取部14、及びステータス管理部15を有する。ステータス管理部15は、ステータス更新判断部16、ステータス更新部17、ステータスエラー通知部18を含む。管理部10は、図1のコンピュータ2に設けられてもよいし、サーバ3に設けられてもよい。コンピュータ2に設けられる場合は、管理部10と表示部20がコンピュータ2と含まれる。管理部10がサーバ3に設けられる場合は、管理部10と記録部30がサーバ3に含まれる。実施形態の構成例では、管理部10はサーバ3に含まれることとする。管理部10の各機能の詳細は後述する。
コンピュータ(PC)2の表示部20は、指摘登録画面表示部21、進捗画面表示部22、ステータスエラー表示部23、及び対応結果表示部24を有する。各部の機能については後述する。
記録部30はデータベース31を有し、指摘情報32、指摘対応結果33、現場確認結果34、指摘項目一覧35などの情報を記録する。指摘情報32は、検査者により指摘された項目の詳細な内容、平面図上の位置、指摘箇所の画像(写真)等を含む。指摘対応結果33は、施工業者による是正作業の具体的内容、是正後の画像(写真)等を含む。現場確認結果34は、検査者の評価内容、是正箇所の画像(写真)等を含む。指摘項目一覧35は、指摘項目ごとに、指摘内容、検査及び是正作業の進捗状況、指摘先(施工業者)の情報等を記述した記録である。指摘項目一覧35の具体例は、図4を参照して後述する。
作業者端末6の表示部60は、終了報告画面表示部61と、指摘カード読み取り結果表示部62を有する。対応結果処理部70は、指摘項目ID抽出部71と、対応結果読取部72を有する。対応結果処理部70は、作業者端末6に設けられてもよいし、サーバ3に設けられてもよい。
検査者端末8の表示部80は、現場確認画面表示部81と、指摘カード読み取り結果表示部82を有する。現場確認処理部90は、指摘カードバーコード抽出部91と、確認結果読取部92を有する。現場確認処理部90は、検査者端末8に設けられてもよいし、サーバ3に設けられてもよい。
図3は、情報管理システム1で管理される状態の例を示す。各状態は、更新条件と関連付けられて、ステータス管理部15で管理されている。状態「001」は指摘登録済みの状態を示す。図1で、サーバ3に指摘登録がなされたときに(処理(1))、ステータスは「001」に設定される。
状態「002」は、指摘通知済みの状態を示す。図1で、サーバ3から作業者端末6に指摘通知が送信されたときに(処理(2))、ステータスは「001」から「002」に更新される。
状態「003」は、対応待ちの状態を示す。図1で、指摘カード45が未対応ボックス51にセットされ、未対応ボックス51で指摘カード45の挿入が検出されたときに(処理(3))、ステータスは「002」から「003」に更新される。
状態「004」は、施工業者による対応が開始された状態を示す。図1で、指摘カード45が未対応ボックス51から取り出され、未対応ボックス51で指摘カード45の取り出しが検出されたときに(処理(4))、ステータスは「003」から「004」に更新される。
状態「005」は、施工業者による対応結果が記録済みの状態を示す。図1で、作業者端末6からサーバ3に対応結果を示す作業報告が送信され、記録されたときに(処理(5))、ステータスは「004」から「005」に更新される。
状態「006」は、施工業者による対応が終了した状態を示す。図1で、指摘カード45が対応済みボックス52に返却され、対応済みボックス52で指摘カード45の挿入が検出されたときに(処理(6))、ステータスは「005」から「006」に更新される。
状態「007」は、検査者により施工業者の対応結果が確認された状態を示す。図1の概要では省略されているが、指摘カード45は現場確認でも用いられることから、是正作業が終了し、かつ指摘カード45が対応済みボックス52に返却されていることが必要である。コンピュータ2の画面上で、検査者によって作業の対応結果が確認(閲覧)されたときに、ステータスは「006」から「007」に更新される。
状態「008」は、検査者による現場確認中の状態を示す。図1の概要では省略されているが、現場確認を行うに際して、検査者は対応済みボックス52から、指摘カード45を取り出す。指摘カード45は現場確認に用いられる。したがって、対応済みボックス52から指摘カード45が取り出されたことが検出されると、ステータスは「007」から「008」に更新される。
状態「009」は、現場確認済みの状態を示す。図1で、現場確認結果の通知が検査者端末8からサーバ3に送信され、記録されたときに(処理(7))、ステータスは「008」から「009」に更新される。
図4は、図3の状態情報を用いた指摘項目一覧35の一例である。指摘項目一覧35はひとつの建築現場において、検査段階ごとに作成されてもよい。たとえば、基礎工事、建て前、外装、設備工事、内装等が各段階で行われる検査ごとに作成される。
指摘項目一覧35で、指摘項目ごとに識別番号(ID)が付けられ、指摘項目単位で状態が管理される。指摘項目IDと対応付けて、場所、状態、指摘登録日、指摘先(施工業者の連絡先)、エラー情報等が記録される。「場所」は不備が指摘された場所を示す。平面図上で示される具体的な位置は、別途、データベース31の指摘情報32に格納されてもよい。「状態」は、当該指摘項目が図3のいずれの状態にあるかを示す。「登録日」は指摘項目が登録された日を示す。「指摘先」は、指摘された箇所の施工を行った業者の連絡先を示す。「エラー」は、後述するように、ステータスの更新が正しく行われているか否かを示す。「エラー」の有無は、たとえば1ビットのフラグを立てることで示されてもよい。これらの情報に加えて、検査者IDを対応付けて記録してもよい。
サーバ3で指摘項目一覧35を保持することで、ひとつの検査に多くの検査者と施工業者が数日にわたって関与する場合でも、検査及び是正作業の進捗状況を簡単に一覧管理することができる。
<指摘内容の登録と指摘先への通知>
図5は指摘内容の登録から指摘先への通知までのフローチャートである。指摘内容を登録させるために、建設事務所のコンピュータ(PC)2の指摘登録画面表示部21は、指摘登録画面Aを表示し(S11)、入力担当者による入力を受け付ける(S12)。指摘登録画面Aは、指摘項目ごとに状態管理に必要な事項を入力させる画面であり、入力すべき事項は適宜設定することができる。
図6は、指摘登録画面Aの一例である。指摘登録画面Aは、入力ボックス26a、26b、26cと、登録ボタン25を有する。入力ボックス26aは、不備の指摘がなされた場所を入力するボックスである。たとえば、「1302号室、キッチン」等のように入力してもよい。入力ボックス26aとともに、または入力ボックスに替えて、指摘登録画面Aに平面図を表示し、ポインタで指摘箇所を指定して入力する構成にしてもよい。
入力ボックス26bは、たとえば「クロス汚れ」のように、不備の内容を入力するボックスである。必要に応じて、「ふき取り洗浄」、「一部張り替え」などのように是正作業の内容を指示してもよい。また、図示しないスキャナで指摘箇所の写真等を取り込んで、画像データを入力してもよい。
入力ボックス26cは、指摘先、すなわち指摘された箇所の施工を行った業者の連絡先を入力する。業者名を入力することで、別途記録されている業者リストから自動的に連絡先メールアドレスが読み出される構成としてもよい。
入力ボックス26a、26b、26cのセットは複数あり、入力者は画面をスクロールして、指摘された不備ごとに、順次、指摘項目を入力する。入力された指摘項目をサーバ3に登録するときは、登録ボタン25が選択される。
図5に戻って、指摘登録画面表示部21は、登録ボタン25の押下があるまで入力を受け付ける(S13でNO)。登録ボタン25が押下されると(S13でYES)、入力されたデータをサーバ3に送信し、記録する(S14)。具体的には、管理部10の情報収集部11が入力されたデータを受け付け、記録部30のデータベース31に指摘項目一覧35として記録する。必要に応じて、指摘内容の詳細なデータを指摘項目IDと関連付けて、指摘情報32に記録する。
管理部10のステータス管理部15は、指摘項目一覧35に新規に追加された指摘項目の状態を、「001」(指摘登録済み)に設定する(S15)。
登録ボタン25が押下されると、コンピュータ2の進捗画面表示部22は、進捗画面Bを表示する(S16)。進捗画面Bは、図4の指摘項目一覧35を表示する画面であり、ユーザ(たとえば建設事務所の担当者、現場監督者など)が検査と是正作業の進捗状況を一目で把握できる画面構成を有する。
図7は、進捗画面Bの一例である。表示される項目は、図4の指摘項目一覧35を同じである。各項目の進捗状態は、進捗の割合を視覚的に表示するプログレスバーで示されているが、この例に限られず、「指摘登録済み」などのように文字表示されてもよい。これにより、入力者が新規入力された指摘項目が登録されたことを確認することができる。
図5に戻って、管理部10の通知部12は、登録された指摘項目ごとに、指摘通知メッセージを生成して、指摘事項を指摘先に通知する(S17)。図8は、指摘通知メッセージの一例である。検査日、場所、不備の内容等が示されている。指摘通知メッセージは、サーバ3から作業者端末6に電子メールで送信されてもよい。
指摘通知メッセージが送信されると、管理部10のステータス更新部17は、指摘項目一覧35の対応する項目の状態を、「001(指摘登録済み)」から「002(指摘通知済み)」に更新する(S18)。
指摘の通知と同時、または前後して、メッセージの管理部10の指摘カード作成部13は、入力された指摘内容に基づいて指摘カード45を作成し、指摘カード出力機40から出力させる(S19)。
図9は指摘カード45の一例である。指摘カード45には、指摘項目ID、検査の日時(または指摘登録の日時)、場所、不備の内容、指摘連絡先等が印字されている。また、バーコード45aにより、指摘項目IDとその内容が示されている。バーコード45aに替えて2次元QRコードを用いてもよい。2次元QRコードを用いる場合は、平面図上の位置情報を含めてもよい。
指摘カード45はまた、検出用タグ45cを有する。検出用タグ45cを貼付することで、未対応ボックス51のセンサ55、及び対応済みボックス52のセンサ56が指摘カード45の挿入と取り出しを検出する。検出用タグ45cは、センサ55,56によって検出され得る任意のタグであり、磁気的、電気的、光学的、または磁気光学的な任意の手段を用いることができる。たとえば、指摘項目IDが記録された磁気ストライプ、樹脂記録層、ICチップ、光チップなどを用いることができる。検出用タグ45cとして、小型アンテナ内蔵のRFタグを用いてもよい。この場合は、センサ55,56に替えてRFリーダを用いてもよい。
図10は、指摘項目の登録から指摘カード出力までのシーケンス図である。図5のフローと同じステップには同じ符号を付けて、説明を簡略化する。図10でも、管理部10はサーバ3に設けられているものとする。この場合、コンピュータ(図中、「ゼネコンPC」と表記)2は、主としてユーザインタフェースとして機能する。
まず、コンピュータ2に指摘登録画面(図6参照)を表示し(S11)、指摘項目の入力を受け付ける(S12)。指摘登録画面で登録ボタン25が選択されると、コンピュータ2は登録要求とともに入力データをサーバ3に送信する(S13)。サーバ3は、指摘項目を記録し(S14)、記録された指摘項目の状態を「001(指摘登録済み)」に設定する(S15)。
一方、コンピュータ2では、登録ボタン25が選択されると、進捗画面(図7参照)を表示する(S16)。ユーザは、進捗画面にて、指摘項目が登録されたことを確認できる。
サーバ3は、指摘項目が登録されると、作業者端末6−1、6−2に対応する指摘事項を通知し(S17)、ステータスを「002(指摘通知済み)」に変更する(S18)。通知と同時に、または前後して、指摘カード45を生成して指摘カード出力機40から出力させる(S19)。出力された指摘カード45は、未対応ボックス51に収容される。
<未対応ボックスへの指摘カードのセット>
図11は、未対応ボックス51への指摘カード45の収容のフローチャートである。未対応ボックス51に指摘カード45がセットされると(S21)、センサ55が指摘カード45に付されている検出用タグ45cから指摘項目IDを読み取って、読み取り結果をボックスIDとともに、サーバ3に通知する(S22)。サーバ3の管理部10の指摘カード読取部14は、送られてきた通知から指摘項目IDを抽出し、この指摘項目について状態の更新が可能か否かを判断する(S23、S24)。具体的には、ステータス更新判断部16が、更新後の状態「003(対応待ち)」が成立するか否かを判断する。
未対応ボックス51からカード挿入通知を受信したときは、状態を「003(対応待ち)」に更新するルールである。ただし、指摘項目の現在の状態が「002」であることが前提条件となっている(図3参照)。指摘項目の現在の状態が「002」であるときは、更新可能(ステータス成立)と判断される(S24でYES)。この場合、ステータス更新部17は、指摘項目一覧35で対応する指摘項目の状態を「003」に更新する(S25)。また、コンピュータ2の進捗画面表示部22に、更新された進捗画面を表示させる(S27)。
更新後の状態が成立しない場合(S24でNO)は、ステータスエラー通知部18がコンピュータ2及び未対応ボックス51にエラーを通知し、指摘項目一覧35にエラーフラグを立てる(S26)。更新後の状態が成立しない場合とは、たとえば、作業者が是正作業終了後に、指摘カード45を誤って未対応ボックス51に挿入した場合等である。この場合、すでに是正作業が終了していることから、指摘項目一覧35上の状態は「006(対応終了)」になっている。したがって、「003」への状態更新はできないと判断して、エラー通知を行う。
エラー通知を受けて、コンピュータ2のステータスエラー表示部23は、エラー表示を行う。エラー表示は、エラーメッセージのポップアップ表示でもよいし、進捗画面上の対応する指摘項目の欄を強調表示してもよい。未対応ボックス51は、アラーム53をオンにして、指摘カード45を挿入した施工業者に警告を発する。
<是正作業の開始と結果報告>
図12は、是正作業の開始と作業報告のフローチャートである。作業者端末6にて指摘事項の通知メッセージを受信した施工業者は、未対応ボックス51から対応の指摘カード45を取り出す。未対応ボックス51は、指摘カード45の取り出しを検出すると、未対応ボックスIDとともにカード取り出し通知を管理部10に送信する(S31)。
ステータス更新部17は、この指摘項目の状態を「004(対応開始)」に更新可能か否かを判断する(S32)。更新可能な場合とは、現在の状態が「003(対応待ち)」になっている場合である。カード取り出し通知を受信したときに、指摘項目の状態が「003」であれば、更新可能と判断される。ステータス更新部17は、指摘項目一覧35の対応する指摘項目の状態を「004」に更新する(S33)。
現在の状態が「003」でない場合は、更新不可として、未対応ボックス51にエラー通知を送信し、指摘項目一覧35にエラーフラグを立てる(S34)。また、コンピュータ2にエラー通知を送ってもよい。
未対応ボックス51から指摘カード45が適正に取り出されると、作業者は指摘カード45の内容に応じた是正作業を行う。作業が終了すると、作業者端末6で作業終了報告画面Cを呼び出す。作業者端末6の終了報告画面表示部61は、作業終了報告画面Cを表示する(S35)。
図13は、作業終了報告画面Cの一例である。作業終了報告画面Cは、指摘内容表示エリア63と、写真添付エリア64を有する。作業者端末6は、内蔵または外付けのコードリーダを有しており、作業終了報告画面Cが表示されると、指摘カード45のバーコード45aを読み取る(S37)。作業者端末6の指摘カード読み取り結果表示部62は、読み取った内容を作業者端末に表示する(S38)。
図14は、読み取り結果画面Dの表示例である。指摘項目ID及び作業内容を含む指摘内容65と、カメラボタン67が表示される。カメラボタン67の操作により、作業後の状態が撮影され、作業後の画像66が写真エリアに表示される。図示しない送信ボタンの選択により、指摘内容65と作業後の画像66を含む作業結果が、作業者端末6から管理部10に報告される(S39)。
作業結果を受信した管理部10のステータス更新判断部16は、指摘項目の状態の更新の可否を判断する(S40)。更新可能であれば(S40でYES)、ステータス更新部17は指摘項目一覧35の状態を「005(結果記録済み)」に更新する(S41)。また、対応結果処理部70が受信情報から指摘項目IDを抽出し、対応結果をデータベース31の指摘対応結果33に記録する。その後、コンピュータ2に更新後の進捗画面Bを表示させてもよい。
更新不可の場合は(S40でNO)、指摘項目一覧35の指摘項目にエラーフラグを立てるとともに、作業者端末6に、たとえば図15のようなエラー通知を行う(S42)。更新不可の場合とは、たとえば指摘項目一覧35での状態が、「004(対応開始)」になっていない場合である。
図16は、是正作業の開始と報告のシーケンス図である。図12と同じ工程には同じ符号を付けて説明を簡略化する。未対応ボックス51から指摘カード45が取り出されると(S31a)、カード取り出しの検出結果が、未対応ボックスIDとともにサーバ3に送信される(S31b)。サーバ3は、状態の更新の可否を判断し(S32)、判断に応じた処理を行う。すなわち、更新可能であれば、指摘項目一覧35の対応する指摘項目の状態を「004(対応開始)」に更新する(S33)。更新不可の場合は、エラーフラグを立てるとともに、未対応ボックス51とコンピュータ2にエラー通知を送信する(S34)。
指摘カード45の抜き取が適正に行われ、現場で是正作業が終了すると、作業者端末6は作業終了報告画面C(図13参照)を読み出す(S35)。作業者端末6は指摘カード45を読み取って(S37)、読み取り結果画面Dを表示する(S38)。読み取り結果画面Dに結果作業後の状態を撮影した画像データ等を取り込み(S39a)、作業結果をサーバ3に報告する(S39b)。
作業結果を受信したサーバ3は、ステータスの更新が可能か否かを判断し(S40)、判断に応じた処理を行う。更新可能な場合は、作業結果の報告内容をデータベース31に記録し、指摘項目一覧35の対応する指摘項目の状態を「005(結果記録済み)」に更新する(S41)。更新できないと判断された場合は、指摘項目一覧35にエラーフラグを立てるとともに、作業者端末6にエラー通知を送信する(S42)。また、コンピュータ2にエラー通知を送信してもよい。
<是正作業の終了>
図17は、作業終了処理のフローチャートである。是正作業が終了し、サーバ3への作業結果の報告が終わると、指摘カード45は対応済みボックス52に返却される(S51)。対応済みボックス52のセンサ56は、指摘カード45の挿入を検出すると、指摘カード45から読み取った指摘項目IDを、対応済みボックスIDとともに管理部10(サーバ3)に送信する(S52)。ステータス更新判断部16は、ステータスの更新が可能か否かを判断する(S53)。更新可能であれば(S53でYES)、ステータス更新部17は指摘項目一覧35の指摘項目の状態を「006(対応終了)」に更新する。
更新不可と判断された場合は(S53でNO)、ステータスエラー通知部18は、対応済みボックス52とコンピュータ2にエラー通知を送り、指摘項目一覧35の対応する指摘項目にエラーフラグを立てる(S55)。更新できない場合とは、この指摘項目の現在の状態が「005(結果記録済み)」になっていない場合である。たとえば、建設事務所の担当者が、指摘カード出力機40から出力された指摘カードを誤って対応済みボックス52に収容した場合等である。
作業結果の報告がデータベース31に記録されたうえで、指摘カード45が対応済みボックス52に最初に挿入されたときに、作業は終了したとみなされる。状態が「006(対応終了)」に変更された時点で、検査者端末8に作業終了の通知を電子メールで送信してもよい。
<作業終了の確認>
図18は、作業終了の確認処理のフローチャートである。検査者は、コンピュータ2で進捗画面Bを読み出し(S61)、作業の終了を確認する。具体的には、進捗画面B上で対応する指摘項目の「ID」または「指摘内容」の欄をクリックして、サーバ3に対応結果を要求する(S62)。サーバ3は、データベース31の指摘対応結果33と指摘項目一覧35を検索して(S63)、コンピュータ2に対応結果画面Eを表示させる(S64)。
図19は、対応結果画面Eの一例である。コンピュータ2の対応結果表示部24は、サーバ3からの検索結果を受け取って対応結果画面Eを提示する。対応結果画面Eは、作業内容、作業終了報告の日時、作業者報告欄27、検査者確認欄28、バーコード29を有する。作業者報告欄27は、たとえば作業者端末6から報告された作業後の写真を提示する。検査者確認欄28は検査者が現場で是正作業の結果を確認したときに用いられ、現段階では空白である。バーコード29は、指摘項目IDを少なくとも含み、指摘箇所の場所や、平面図上の位置情報を含んでいてもよい。
図18に戻って、対応結果画面Eが表示されると、ステータス更新判断部16は指摘項目の状態を更新可能か否かを判断する(S65)。更新可能な場合は(S65でYES)、状態を「007(終了確認済み)」に更新する(S66)。更新可能な場合とは、コンピュータ2の対応結果画面Eで作業結果が確認され、かつ現在の状態が「006(対応終了)」になっている場合である。
ステータスの更新が不可の場合は(S65でNO)、ステータスエラー通知部18はコンピュータ2のステータスエラー表示部23にステータスエラー画面Fを表示させる(S67)。更新が不可の場合とは、現在の状況が「006(対応終了)」になっていない場合である。たとえば、進捗画面Bで閲覧された時点で作業結果がまだ登録されていない場合、あるいは、作業結果は記録されているが指摘カード45が対応済みボックス52に返却されていない場合にエラーが発生する。
図20は、ステータスエラー画面Fの一例である。状態を「007」に更新できない場合は、図20に示すステータスエラー画面Fで、検査者に確認を促す。
<検査者による現場確認>
図21は、現場確認処理のフローチャートである。現場確認とは、検査者による現場での作業結果の確認である。コンピュータ2上で、作業結果が閲覧、確認されたならば、検査者は、対応済みボックス52から指摘カード45を取り出す(S71)。対応済みボックス52のセンサ56は、指摘カード45の取り出しを検出すると、対応済みボックスIDとともに取り出しの検出をサーバ3に通知する。ステータス更新判断部16は、取り出し検出通知を受けて、ステータスの更新が可能か否かを判断する(S72)。更新可能であれば(S72でYES)、対応する指摘項目の状態を「008(現場確認中)」に更新する(S73)。
更新できない場合は(S72でNO)、指摘項目一覧35にエラーフラグを立て、対応済みボックス52とコンピュータ2にエラー通知を送信して(S74)、処理を終了する。更新できない場合とは、現在の状態が「007」でない場合、たとえばコンピュータ2上で対応結果が閲覧されていない場合などである。対応済みボックス52はLED等のアラーム54をオンにし、コンピュータ2のステータスエラー表示部23はエラーを表示する。
対応済みボックス52から指摘カード45が適正に取り出されると、検査者は指摘カード45を参照して、現場で作業結果を確認する。確認が終了すると、検査者端末8で現場確認画面Gを呼び出す。検査者端末8の現場確認画面表示部81は、現場確認画面Gを表示する(S75)。
図22は、現場確認画面Gの一例である。現場確認画面Gは、指摘内容表示エリア83と、写真添付エリア84を有する。現場確認画面Gが表示されると、検査者端末8は、指摘カード45を読み取る(S77)。検査者端末8の指摘カード読み取り結果表示部82は読み取った内容を検査者端末8に表示する(S78)。
図23は、読み取り結果画面Hの表示例である。指摘項目ID及び作業内容を含む指摘内容85と、カメラボタン87が表示される。カメラボタン87の操作により、確認時の指摘箇所の状態が撮影され、画像86が写真エリアに表示される。図示しない送信ボタンの選択により、指摘内容85と現場確認時の画像86を含む現場確認結果が、検査者端末8から管理部10に報告される(S79)。
現場確認結果を受信した管理部10のステータス更新判断部16は、指摘項目の状態の更新の可否を判断する(S80)。更新可能であれば(S80でYES)、ステータス更新部17が指摘項目一覧35の状態を「009(現場確認済み)」に更新する(S81)。また、現場確認処理部90が受信結果から指摘項目IDを抽出し、現場確認結果をデータベース31の現場確認結果34に記録する。その後、コンピュータ2に更新後の進捗画面Bを表示させてもよい。
更新不可の場合は(S80でNO)、指摘項目一覧35の指摘項目にエラーフラグを立てるとともに、検査者端末8に、たとえば図24のようなエラー通知を行う(S82)。更新不可の場合とは、たとえば指摘項目一覧35での状態が、「008(確認中)」になっていない場合である。
図25は、現場確認のシーケンス図である。図21と同じ工程には同じ符号を付けて説明を簡略化する。対応済みボックス52から指摘カード45が取り出されると(S71a)、カード取り出しの検出結果が、対応済みボックスIDとともにサーバ3に送信される(S71b)。サーバ3は、状態の更新の可否を判断し(S72)、判断に応じた処理を行う(S73、S74)。更新可能であれば、指摘項目一覧35の対応する指摘項目の状態を「008(現場確認中)」に更新する(S73)。更新不可の場合は、エラーフラグを立てるとともに、対応済みボックス52とコンピュータ2にエラー通知を送信する(S74)。
指摘カード45の抜き取が適正に行われ、現場確認が終了すると、検査者端末8は現場確認画面G(図22参照)を読み出す(S75)。検査者端末8は指摘カード45を読み取って(S77)、読み取り結果画面Hを表示する(S78)。読み取り結果画面Hに現場確認の状態を撮影した画像データ等を取り込み(S79a)、現場確認結果をサーバ3に送信する(S79b)。
現場確認結果を受信したサーバ3は、ステータスの更新が可能か否かを判断し(S80)、判断に応じた処理を行う。更新可能な場合は、現場確認の結果をデータベース31に記録し、指摘項目一覧35の対応する指摘項目の状態を「009(現場確認済み)」に更新する(S81)。更新できないと判断された場合は、指摘項目一覧35にエラーフラグを立てるとともに、検査者端末8にエラー通知を送信する(S42)。また、コンピュータ2にエラー通知を送信してもよい。
このような情報管理システムの動作、処理により、建築現場での施工検査と対応状況が簡便に一覧管理される。
上述のように、管理部10は、サーバ3に配置してもよいし、コンピュータ2に配置してもよい。あるいは、コンピュータ2とサーバ3を一体化して管理部10を配置してもよい。指摘カード45は、紙媒体に限定されず、プラスチック、金属など、情報を書き込むことのできる任意の記録媒体を含む。また、指摘カード出力機40は、必ずしも管理部10に接続されていなくてもよく、指摘カード作成部13によって作成されたカードデータに基づいて、外部で指摘カード45を作製してもよい。
管理部10の動作をコンピュータプログラムで実現してもよい。この場合、プログラムは、少なくとも
(a)建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付ける手順と、
(b)指摘項目ごとに識別情報を付与し、各指摘項目をその指摘項目の現在の状態に関連付けて記録部30に記録する手順と、
(c)識別情報とともに所定の作業関連情報を外部から受信したときに、その識別情報で特定される指摘項目の現在の状態と、受信した作業関連情報とに応じて、この指摘項目の状態を更新する手順と、
を実行する。
このようなプログラムによっても、簡便な手法で建築現場での施工検査と対応状況を一覧管理することが可能となる。
1 情報管理システム
2 コンピュータ(情報処理装置)
3 サーバ(情報処理装置)
6 作業者端末(第1のユーザ端末)
8 検査者端末(第2のユーザ端末)
10 管理部(管理手段)
11 情報収集部
12 通知部
13 指摘カード作成部
15 ステータス管理部
16 ステータス更新判断部
17 ステータス更新部
20 表示部(表示手段)
30 記録部(記録手段)
31 データベース
40 指摘カード出力機
50 指摘カード収納機
51 未対応ボックス(第1のボックス)
52 対応済みボックス(第2のボックス)
55 センサ(第1検出手段)
56 センサ(第2検出手段)
特開2006−113625号公報

Claims (16)

  1. 1以上の情報処理装置を含む情報管理システムであって、
    建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付け、前記指摘項目ごとに識別情報を付与して是正作業の進捗状態を管理する管理手段と、
    前記指摘項目ごとに現在の状態を記録する記録手段と、
    前記指摘項目ごとの記録の一覧を表示する表示手段と、
    を含み、
    前記管理手段は、
    前記識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、当該指摘項目の状態を更新するステータス管理部、
    を有することを特徴とする情報管理システム。
  2. 前記ステータス管理部は、
    前記現在の状態と、前記作業関連情報とに基づいて、前記指摘項目の状態の更新の可否を判断する判断部、
    を有し、
    前記判断部は、前記現在の状態が、前記作業関連情報を受信するタイミングであることを示している場合に更新可能と判断することを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記ステータス管理部は、前記指摘項目が前記記録手段に最初に記録されたときに、前記指摘項目の状態を第1状態に設定することを特徴とする、請求項1または2に記載の情報管理システム。
  4. 前記管理手段は、前記指摘項目ごとに前記識別情報と指摘内容を含む情報媒体を作成し出力させる作成部、
    を有し、
    前記管理手段で受信される前記識別情報は、前記情報媒体から読み取られた情報であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報管理システム。
  5. 前記情報媒体の作成後に最初に前記情報媒体を収容し、前記情報媒体の挿抜を検出する第1検出手段を有する第1のボックス、
    をさらに含み、
    前記ステータス管理部は、前記第1検出手段から、前記識別情報とともに前記情報媒体の挿入検出通知を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が、前記第1検出手段から前記挿入検出通知を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項4に記載の情報管理システム。
  6. 前記ステータス管理部は、前記第1検出手段から、前記識別情報とともに前記情報媒体の取り出し検出通知を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が、前記第1検出手段から前記取り出し検出通知を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項5に記載の情報管理システム。
  7. 前記指摘項目に対する作業の終了後に前記情報媒体を収容し、前記情報媒体の挿抜を検出する第2検出手段を有する第2のボックス、
    をさらに含み、
    前記ステータス管理部は、前記第2検出手段から、前記識別情報とともに前記情報媒体の挿入検出通知を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が、前記第2検出手段から前記挿入検出通知を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項4に記載の情報管理システム。
  8. 前記ステータス管理部は、前記第2検出手段から、前記識別情報とともに前記情報媒体の取り出し検出通知を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が、前記第2検出手段から前記取り出し検出通知を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項7に記載の情報管理システム。
  9. 前記指摘項目に対する作業の終了後に、前記情報媒体から前記識別情報を読み取り、前記識別情報とともに作業結果を示す情報を前記管理手段に送信する第1のユーザ端末、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の情報管理システム。
  10. 前記ステータス管理部は、前記第1のユーザ端末から前記識別情報とともに、前記作業結果を示す情報を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が前記作業結果を示す情報を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項9に記載の情報管理システム。
  11. 前記是正作業の現場確認後に、前記情報媒体から前記識別情報を読み取り前記識別情報とともに現場確認結果を示す情報を前記管理手段に送信する第2のユーザ端末、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の情報管理システム。
  12. 前記ステータス管理部は、前記第2のユーザ端末から前記識別情報とともに、前記現場確認結果を示す情報を受信した場合であって、かつ前記現在の状態が前記現場確認結果を示す情報を受信するタイミングであることを示している場合に、前記指摘項目の状態を更新することを特徴とする請求項11に記載の情報管理システム。
  13. 前記表示手段を有する第1の情報処理装置と、
    前記記録手段を有する第2の情報処理装置と、
    を含み、前記管理手段は、前記第1の情報処理装置または前記第2の情報処理装置に配置されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の情報管理システム。
  14. 情報処理装置に以下の手順を実行させるプログラムであって、
    建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付ける手順と、
    前記指摘項目ごとに識別情報を付与し、前記指摘項目を当該指摘項目の現在の状態に関連付けて記録する手順と、
    前記識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される前記指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、当該指摘項目の状態を更新する手順と、
    を実行させる情報管理プログラム。
  15. 1以上の情報処理装置を含む情報管理システムで用いられる情報処理装置であって、
    建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付け、前記指摘項目ごとに識別情報を付与して是正作業の進捗状態を管理する管理部と、
    前記指摘項目ごとに現在の状態を記録する記録部と、
    を有し、
    前記管理部は、
    前記識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、当該指摘項目の状態を更新するステータス管理部、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  16. 情報処理装置にて、建築物の検査で指摘された指摘項目を入力として受け付け、
    前記指摘項目ごとに識別情報を付与し、前記指摘項目を当該指摘項目の現在の状態に関連付けて記録部に記録し、
    前記情報処理装置にて、識別情報とともに所定の作業関連情報を受信したときに、前記識別情報で特定される前記指摘項目の前記現在の状態と、前記作業関連情報とに応じて、前記指摘項目の状態を更新する、
    工程を含む情報管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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