JPWO2018174024A1 - エアダンパー - Google Patents

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Abstract

シリンダーのコンパクト化を図りつつ制動力の調整が容易なエアダンパーを提供する。このエアダンパ−10は、シリンダー20と、ピストン30とを有しており、シリンダー壁部の軸方向に直交する断面は長軸及び短軸を有する断面形状をなし、ピストン30は頭部31と軸部33とを有し、シリンダー内に第1室R1及び第2室R2が形成され、軸部33は第2室R2内に配置される弁体収容部40を有し、弁体収容部40内に弁座41が設けられ、ピストン30は連通路45を有し、その第2室R2側の開口46が弁座41内に位置し、弁体収容部40に第2開口46を開閉する弁体60が収容されており、弁座41は、シリンダー20の長軸に沿った壁部内面に面している。

Description

本発明は、例えば、自動車のグローブボックスの開閉動作等の制動に用いられるエアダンパーに関する。
例えば、自動車のグローブボックスには、リッドが急に開くのを抑制して緩やかに開かせるために、エアダンパーが用いられることがある。
従来のこの種のエアダンパーとして、下記特許文献1には、筒状に延び、一端に閉塞部を設けた壁部を有するシリンダーと、シリンダー内に摺動可能に挿入されたピストンと、ピストンに連結されたロッドと、シリンダーの閉塞部及びピストンで囲まれる内部空間を、外部に連通させる流通路とを有し、シリンダーの壁部の、軸方向に直交する断面は、長軸及び短軸を有する断面形状をなしたエアダンパーが記載されている。また、ピストンの外側面には、前記内部空間を外部に連通させる溝部が形成されていると共に、同ピストン外周には、溝部を開閉するシールリングが装着されている。
そして、ピストンがシリンダー閉塞部から離れる方向に摺動した場合には、シールリングが変形せず、溝部が閉じた状態となるので、シリンダーの内部空間が減圧されて、ピストンに制動力が付与される。一方、ピストンがシリンダー閉塞部に近づく方向に摺動した場合には、シールリングが変形して溝部が開くので、前記流通路を広げて、ピストンの制動力が解除されるようになっている。
また、下記特許文献2には、筒状のシリンダーと、シリンダー内を移動するピストンと、シリンダーの一端開口部を閉塞するキャップとを備え、シリンダーは環状のシール面を形成し、キャップはシリンダーの一端開口部側に移動可能に取り付けられ、シリンダー内でのピストンの移動に伴う圧力変動でシール面と接離して、基板に第1オリフィスを開設し、第1オリフィスの作動中に、キャップとシリンダーの間に、上記第1オリフィスよりも流入面積が小さな第2オリフィスを画成したエアダンパーが記載されている。
そして、グローブボックスが開き、ピストンがシリンダーの一端から離れるときに、エアダンパーに入力される荷重が低い場合は、第1オリフィスのみを通過する空気の流動抵抗で、グローブボックスはゆっくりと開き(図5参照)、一方、エアダンパーに入力される荷重が高い場合には、キャップがシリンダー内で大きく移動して、第1オリフィスから第2オリフィスに切り替わるので、第2オリフィスを通過する空気の流動抵抗で、グローブボックスの開き速度が調整されるようになっている(図6参照)。
特開2015−230017号公報 国際公開WO2010/061500号
ところで、エアダンパーにおいては、付加される荷重によって、制動力を調整したい場合があった。例えば、グローブボックスが重く、エアダンパーに付加される荷重が大きい場合に、その制動力を高め、一方、グローブボックスが軽く、エアダンパーに付加される荷重が小さい場合には、制動力を弱めたいといった要望があった。
しかしながら、上記特許文献1のエアダンパーの場合には、ピストン移動時における、シールリングの変形によって溝部を開閉させて、制動力を調整する構造であるので、制動力の調整が難しい。
一方、上記特許文献2のエアダンパーでは、ピストン移動時において、キャップの移動による第1オリフィス及び第2オリフィスを切り替える構造であるので、制動力の調整はしやすいが、シリンダーが円筒状をなしているため、シリンダーの薄型化を図ることは難しい。
したがって、本発明の目的は、シリンダーの薄型化を図りつつ、制動力の調整が容易な、エアダンパーを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、筒状に延びる壁部を有し、その一端に端部壁、他端に開口部が設けられたシリンダーと、該シリンダー内に摺動可能に挿入されたピストンとを有しており、前記シリンダーの壁部の、軸方向に直交する断面は、長軸及び短軸を有する断面形状をなし、かつ、該壁部は、前記長軸を境にして、対向して配置される一対の長軸壁部を有しており、前記ピストンは、前記シリンダーの壁部内周との隙間をシールするシール部を有する頭部と、該頭部から前記シリンダーの開口部側へ延びる軸部とを有しており、前記シリンダー内には、前記ピストンのシール部を境にして、前記端部壁側に第1室、前記開口部側に第2室が形成されるようになっており、前記頭部及び/又は前記軸部は、前記第2室内に配置される弁体収容部を有しており、該弁体収容部内に弁座が設けられており、前記ピストンは、前記第1室及び前記第2室を連通させる連通路を有しており、該連通路の、前記第2室側の開口が、前記弁座内に位置しており、前記弁体収容部には、前記ピストンの頭部が、前記シリンダーの端部壁から近接離反するときに、前記弁座に接離して、前記連通路の第2室側の開口を開閉する弁体が収容されており、前記弁座は、前記シリンダーの長軸壁部に、面していることを特徴とする。
本発明によれば、ピストンの頭部が制動方向(頭部がシリンダーの端部壁から離れる方向又は近接する方向)に摺動すると、弁体が弁座に当接して、連通路の第2室側の開口を閉塞するので、第1室内が減圧されて、ピストンに制動力が付与されると共に、ピストンの頭部が上記制動方向とは反対方向に摺動すると、弁座から弁体が離れて、連通路の第2室側の開口を開くので、第1室内の空気が連通路を通って第2室側に排気されて、ピストンに付与された制動力が解除される。
そして、シリンダーの壁部の、軸方向に直交する断面は、長軸及び短軸を有する断面形状をなしていると共に、弁体収容部に設けられ、弁体が接離する弁座が、シリンダーの長軸壁部に面しているので、シリンダーの厚さ方向(壁部の短軸に沿った方向)の寸法を小さくして、シリンダーの薄型化を図りつつ、弁座に接離する弁体によって、連通路の第2室側の開口をしっかりと開閉することができ、ピストンに付与される制動力を容易に調整することができる。
本発明に係るエアダンパーの第1実施形態を示す分解斜視図である。 同エアダンパーの斜視図である。 同エアダンパーの要部拡大斜視図である。 同エアダンパーを構成するシリンダーを、エアダンパーの軸方向に直交する方向から見た場合の断面図である。 同エアダンパーを構成するピストンの、図3のE1−E1矢示線における要部拡大断面斜視図である。 同エアダンパーを構成する弁体を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 同エアダンパーの使用状態を示しており、(a)はピストンがシリンダーの端部壁に近接した状態の説明図、(b)はピストンに制動力が付与された状態の説明図、(c)はピストンに対する制動力が解除された状態の説明図である。 同エアダンパーにおいて、シリンダーのみを断面とした場合の、説明図である。 本発明に係るエアダンパーの第2実施形態を示しており、その要部拡大斜視図である。 同エアダンパーを構成する弁体を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。ある。 同エアダンパーの、図9のE2−E2矢示線における要部拡大断面斜視図である。 同エアダンパーの使用状態を示しており、(a)はピストンがシリンダーの端部壁に近接した状態の説明図、(b)はピストンに制動力が付与された状態の説明図、(c)はピストンに対する制動力が解除された状態の説明図である。 本発明に係るエアダンパーの第3実施形態を示しており、その要部拡大斜視図である。 同エアダンパーを構成する弁体を示しており、(a)はその斜視図、(b)は(a)とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 同エアダンパーの、図13のE3−E3矢示線における要部拡大断面斜視図である。 同エアダンパーの使用状態を示しており、(a)はピストンがシリンダーの端部壁に近接した状態の説明図、(b)はピストンに制動力が付与された状態の説明図、(c)はピストンに対する制動力が解除された状態の説明図である。
以下、図1〜8を参照して、本発明に係るエアダンパーの第1実施形態について説明する。
図2に示すように、このエアダンパー10は、相対的に近接離反する一対の部材間に配設されるものであって、例えば、自動車のインストルメントパネルに設けられた収容部の開口部に、開閉可能に取付けられたグローブボックスやリッド等の、制動用として用いることができる。なお、以下の実施形態においては、一方の部材を、インストルメントパネルの収容部等の固定体とし、他方の部材を、固定体の開口部に開閉可能に取付けられた、グローブボックスやリッド等の開閉体として説明するが、一対の部材は互いに近接離反可能なものであれば、特に限定はされない。
図1に示すように、この実施形態のエアダンパー10は、筒状に延びる壁部21を有するシリンダー20と、該シリンダー20内に摺動可能に挿入されたピストン30と、ピストン30に装着されたシールリング35と、ピストン30に形成された弁体収容部40に収容配置された弁体60と、シリンダー20の開口部23に装着されるキャップ80とから、主として構成されている。
図1に示すように、シリンダー20は、筒状に所定長さで延びる壁部21を有し、その一端に端部壁22が設けられており、シリンダー20の一端側が閉塞されている(図8参照)。ただし、端部壁22の所定箇所に通孔を設けて、これをシリンダー20とは別体のキャップで閉塞してもよい。また、壁部21の他端側に、前記開口部23が設けられており、キャップ80が装着されるようになっている。
図4に示すように、壁部21は、その軸方向に直交する断面が、長軸A及び短軸Bを有し、一方向に長く延びる環状の断面形状をなしており、かつ、この壁部21は、長軸Aを境にして、対向して配置される一対の長軸壁部24,24と、短軸Bを境にして、対向して配置される一対の短軸壁部25,25とを有している。この実施形態における壁部21は、長軸A方向に沿って直線状に延び、互いに平行となるように配置された長軸壁部24,24と、これらの長軸壁部24,24の両端部どうしを連結し、円弧状に屈曲した形状をなす、一対の短軸壁部25,25とを有している。なお、壁部としては、例えば、楕円形状や、長方形状等としてもよく、長軸及び短軸を有する断面をなし、長軸を境にして対向配置される一対の長軸壁部と、短軸を境にして対向配置される一対の短軸壁部とを有する形状であればよく、上記形状に限定されるものではない。
また、図1や図8に示すように、端部壁22の外面からは取付部22aが設けられており、該取付部22aを介して、図示しないグローブボックスやリッド等の開閉機構に、シリンダー20が取付けられるようになっている。更に、各長軸壁部24の開口部23側であって、その長軸A側の端部には、長孔状をなした係止孔23aがそれぞれ形成されている(図1参照)。
図1に示すように、前記キャップ80は、シリンダー20の壁部21に適合して、一方向に長く延びるカバー壁81を有しており、このカバー壁81の長手方向中央には、ロッド挿出口81aが形成されている。また、カバー壁81の長手方向両端部の裏側からは、枠状部82が突設されており、該枠状部82に撓み可能な係止片83が形成されている。この係止片83がシリンダー20の係止孔23aに係止することで、シリンダー20の開口部23にキャップ80が装着されるようになっている。
また、図6(a),(b)に示すように、前記弁体60は、ゴムや弾性エラストマー等の弾性材料から形成されるものであって、表面側に円形凹部を有する略円板状の基部61と、該基部61の裏面側から斜め外方に向けて傘状に延出したシールフランジ62とを有している。また、基部61の外周の、裏面寄りの位置には、複数の抜け止め突部63が、周方向に均等な間隔をあけて突設されている。更に、基部61の外周の、表面寄りの位置には、複数の位置決め突部64が、前記複数の抜け止め突部63に対して位置ずれして、周方向に均等な間隔をあけて突設されている。
更に図6や図7に示すように、基部61の中央には、その表面側から裏面側に向けて、基部61の厚さ方向に貫通する、細孔状の第1オリフィス65が形成されている。また、図6(b)に示すように、基部61の裏面側であって、前記シールフランジ62の基端部よりも内側には、基部61の径方向に沿って延びる、溝状の第2オリフィス66が形成されている。これらの第1オリフィス65及び第2オリフィス66は、図7(a)に示すように、ピストン30の弁体収容部40に弁体60が収容された状態で、後述する連通路45の、第2室R2側の開口46に連通するようになっている。更に図7に示すように、第2オリフィス66の流路面積は、第1オリフィス65よりも小さく形成されている。なお、弁体は上記形状に限定されるものではなく、弁座に接離して、連通路の第2開口を開閉可能であればよい。
次に、ピストン30について説明する。図3に示すように、前記ピストン30は、シリンダー20の壁部内周との隙間をシールするシール部を有する頭部31と、該頭部31から、シリンダー20の開口部23側へ延びる軸部33とを有している。
この実施形態における頭部31は、シリンダー20の断面形状に適合するように、一方向に長く延びる形状をなしており、その外周にリング装着溝31aが形成されている。このリング装着溝31aに、ゴムや弾性エラストマー等の弾性材料からなる、環状のシールリング35が装着されており、このシールリング35が、シリンダー20の壁部21の内周面に摺接する。すなわち、この実施形態におけるシールリング35が、本発明における「シール部」をなしている。なお、図1や図7(a)に示すように、シールリング35の一端側には、薄肉状のリップ35a,35bが二股状に設けられており、外側のリップ35aがシリンダー20の壁部21の内周面に摺接し、内側のリップ35bが頭部31のリング装着溝31aに当接する。
また、頭部31の長手方向両端であって、シリンダー20の開口部23側に向く面からは、突部32がそれぞれ突設されている。これらの突部32,32は、シリンダー20の端部壁22からピストン30の頭部31が最も離れたときに、前記キャップ80の枠状部82の先端面に当接して、シリンダー20の開口部23からのピストン30の抜け止めがなされると共に、その状態で、撓み可能な係止片83の裏側に配置されるので、係止片83の撓みを規制して、係止孔23aからの係止解除が防止され、開口部23からのキャップ80の脱落が防止されるようになっている。
そして、図7や図8に示すように、シリンダー20内には、ピストン30の前記シール部(ここではシールリング35)を境にして、シリンダー20の端部壁22側に第1室R1、開口部23側に第2室R2が形成されるようになっている。
一方、前記軸部33は、頭部31の長手方向中央から延びており、シリンダー20の断面形状に対応して、一方向に長く延びる断面形状をなしており、その先端部には取付部33aが設けられている。この取付部33aを介して、図示しないグローブボックスやリッド等の開閉機構に、ピストン30が取付けられるようになっている。
また、図3に示すように、軸部33には、前記第2室R2内に配置される弁体収容部40を有しており、この弁体収容部40内に、弁体60が接離する(ここでは弁体60のシールフランジ62が接離する)、弁座41が設けられている。この実施形態の弁体収容部40は、ピストン30のシール部寄りの位置に配置されている。より具体的には、軸部33の軸方向基端側であって、その長手方向に沿った一側面に、上方が開口した略円形の凹状をなした弁体収容部40が形成されており、その底面が前記弁座41をなしている。すなわち、この弁座41は円形状をなしている。
なお、弁体収容部40は、頭部31に形成されていてもよく、頭部及び軸部に亘って形成されていてもよい。また、弁体収容部40は、円形凹状をなしているが、例えば、矩形状や楕円状等をなした凹状としてもよく、特に限定はされない。この場合には、弁座41も、矩形状や楕円状等をなすこととなる。
また、円形状の弁座41の表面側の中央からは、略円筒状をなした弁支持部43が突設されている。そして、図7に示すように、弁体収容部40に弁体60が収容配置された状態で、この弁支持部43の内部空間に整合するように、弁体60の第1オリフィス65が位置すると共に、第2オリフィス66の一部が位置するようになっている。
更に図5や図7に示すように、ピストン30は、シリンダー20内の第1室R1及び第2室R2を連通させる、連通路45を有しており、該連通路45の、第2室R2側の第2開口46(以下、単に「第2開口46」ともいう)が弁座41内に位置している。この実施形態での連通路45は、その第2室R2側の第2開口46が弁座41内に位置し、円形凹状をなした弁体収容部40の内部空間に連通していると共に、この第2開口46から、ピストン30の頭部31側に向けて、シール部(シールリング35)の内側を通過するように、ピストン30の軸部33の軸方向に対して斜めに延びており、更に第1室R1側の第1開口47(以下、単に「第1開口47」ともいう)が、頭部31の、シリンダー20の端部壁22側の端面において、長孔状をなすように開口した形状となっている(図5及び図7参照)。また、図7に示すように、前記第2開口46は、ピストン30の軸部33の軸方向に直交するように設けられている。なお、前記第2開口46が、本発明における「連通路の、第2室側の開口」をなしている。
上記弁体収容部40には、図7(b),(c)に示すように、ピストン30の頭部31が、シリンダー20の端部壁22から近接離反するときに、弁座41に接離して、連通路45の第2室R2側の第2開口46を開閉する、前記弁体60が収容されるようになっている。そして、図7に示すように、前記弁座41は、シリンダー20の長軸壁部に面している。この実施形態では、弁座41の表面が、シリンダー20の長軸壁部24の内面に対して、互いに平行となるように対向して配置されており、その結果、弁座41の表面が長軸壁部24の内面に面した状態となっている。
更に、弁体収容部40の内周には、複数の抜け止め溝48が、周方向に均等な間隔をあけて形成されている。これらの複数の抜け止め溝48に、弁体60の複数の抜け止め突部63がそれぞれ係合することで、弁体60が弁体収容部40の上方開口から抜け出ないように抜け止め保持される。すなわち、この実施形態では、弁体60の抜け止め突部63及び弁体収容部40の抜け止め溝48が、本発明における「抜け止め手段」をなしている。また、この抜け止め手段によって、弁体60が弁体収容部40に抜け止めされた状態で、図4に示すように、弁体60は、シリンダー20の壁部内周(ここでは長軸壁部24の内周)に当接しないように構成されている。
また、弁体収容部40の内周であって、その上方開口部側には、複数の位置決め溝49が、前記複数の抜け止め溝48に対して周方向に位置ずれするように、周方向に均等な間隔をあけて形成されている。これらの複数の位置決め溝49に、弁体60の複数の位置決め突部64がそれぞれ入り込むことで、弁体収容部40に対して弁体60が回転しないように位置決めされる。
そして、上記のように、弁体収容部40に収容配置された弁体60は、図7(a)に示すように、シリンダー20の端部壁22に対して、ピストン30の頭部31が近接した状態で、シールフランジ62が弁座41に当接して、連通路45の第2開口46を閉じており、図7(b)に示すように、端部壁22から頭部31が離れる方向にピストン30が摺動すると、シールフランジ62で第2開口46を閉じた状態に維持しつつ、弁座41の表面に近接する方向に移動し、更に図7(c)に示すように、端部壁22に対して頭部31が近接する方向にピストン30が摺動すると、シールフランジ62が弁座41から離れて、連通路45の第2開口46を開くようになっている。
次に、上記構成からなるエアダンパー10の作用効果について説明する。
図7(a)に示すように、シリンダー20の端部壁22に対して、ピストン30の頭部31が近接した状態では、シールフランジ62の外周縁部が弁座41に当接して、連通路45の第2開口46を閉じており、また、弁支持部43の先端部から、弁体60の基部61の裏面側が離れている。この状態で、例えば、積載物が少ないか又は積載物がない状態のグローブボックス等が開口部から開いて、ピストン30に荷重が付加され、ピストン30が制動方向(シリンダー20の端部壁22から頭部31が離反する方向)に摺動すると、第1室R1が減圧されるので、ピストン30が制動方向とは反対方向(シリンダー20の端部壁22に頭部31が近接する方向)に引張られて、ピストン30に制動力が付与される(図7(a)参照)。この際、空気が、シリンダー20の第2室R2側から第1オリフィス65を通過して、第2開口46から連通路45内に流入して、第1開口47から第1室R1側へと流れ込むので、ピストン30に付与される制動力が調整される。その結果、グローブボックス等を、インストルメントパネルの収容部の開口部等から、緩やかに開くことができる。
また、例えば、重量物が積載された状態のグローブボックス等が開口部から開いて、ピストン30に、上記図7(a)の場合よりも高い荷重が付加された場合も、上述したのと同様に、ピストン30が制動方向に摺動して、第1室R1が減圧されると、ピストン30が制動方向とは反対方向に引張られて、ピストン30に制動力が付与される(図7(b)参照)。この場合、第1室R1内が急激に減圧されることで、弁体60が吸引されて、弁体収容部40内において、弁体60が、弁座41の表面に近接する方向に大きく移動する。その結果、図7(b)に示すように、弁体60のシールフランジ62が潰れて、その裏面が弁座41に大きく密接すると共に、弁体60の基部61が、弁支持部43の先端部に当接して支持されるので、第1オリフィス65を通過した空気は、弁支持部43の内部空間を通って、第2オリフィス66を通過することになり、該空気は、第2開口46から連通路45内に流入して、第1開口47から第1室R1側へと流れ込む。このように、ピストン30に高荷重が付加された場合には、空気は、流路面積の大きい第1オリフィス65から、それよりも流路面積の小さい第2オリフィス66を通過するため、第2室R2からの空気の流入量が減少して、オリフィスによるピストン30の制動力に対する調整力が低下するので、第1オリフィス65により制動力が調整される場合(図7(a)参照)よりも、ピストン30に対する制動力を高めることができ、重量物が積載されたグローブボックス等であっても、しっかりと制動して緩やかに開くことができる。
一方、グローブボックス等を開口部に対して閉じると、ピストン30が上記制動方向とは反対方向(シリンダー20の端部壁22に頭部31が近接する方向)に摺動する。すると、図7(c)に示すように、第1室R1内の空気が、第1開口47から連通路45内に流入し、第2開口46から流出するので、弁体60が押し上げられて、そのシールフランジ62が弁座41から離れて、第2開口46が開口する。その結果、第1室R1内の空気が、第2室R2側に排気されるので、ピストン30に付与された制動力が解除されて、グローブボックス等をスムーズに閉じることができる。
なお、この実施形態においては、ピストン30の頭部31がシリンダー20の端部壁22から離反する方向に摺動したときに、ピストン30に制動力が付与されるように構成されているが、これとは逆に、ピストンの頭部がシリンダーの端部壁に近接する方向に摺動したときに、ピストンに制動力を付与し、離反する方向に摺動したときに制動力を解除するようにしてもよい。
そして、このエアダンパー10においては、図4に示すように、シリンダー20の壁部21の、軸方向に直交する断面は、長軸及び短軸を有する断面形状をなしていると共に、弁体収容部40に設けられ、弁体60が接離する弁座41が、シリンダー20の長軸壁部24に面しているので、シリンダー20の厚さ方向、すなわち、壁部21の短軸Bに沿った方向の寸法を小さくして、シリンダー20の薄型化を図りつつ、弁座41に接離する弁体60によって、連通路45の第2室R2側の開口46をしっかりと開閉することができ、ピストン30に付与される制動力を容易に調整することができる。
また、この実施形態においては、弁体60及び弁体収容部40には、弁体60を弁体収容部40から抜け止めするための、抜け止め手段(弁体60の抜け止め突部63及び弁体収容部40の抜け止め溝48)が設けられており、これにより弁体60が弁体収容部40に抜け止めされた状態で、弁体60は、シリンダーの20壁部内周に当接しないように構成されている(図4参照)。そのため、図7(b),(c)に示すように、シリンダー20内でピストン30が摺動するときに、弁体60がシリンダー20の壁部21(長軸壁部24や短軸壁部25)の内周に当接しないため、ピストン30に付与される制動力に、影響を及ぼしにくくすることができる。
更に、この実施形態においては、図2や図7に示すように、弁体収容部40は、ピストン30のシール部(シールリング35)寄りの位置に配置されているので、第1室R1及び第2室R2を連通させる連通路45を短くすることができ、その結果、空気を連通路45内においてスムーズに流通させることができるため、ピストン30に制動力が付与されるとき、又は、ピストン30への制動力が解除されるときの、応答性を高めることができる。
図9〜12には、本発明に係るエアダンパーの第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態のエアダンパー10Aは、主として、弁体60Aが前記実施形態と異なっている。この実施形態における弁体60Aの基部61Aは、その中央部67の裏面側から軸部68が突設されていると共に(図10(b)参照)、中央部67の基端外周から、撓み可能な薄肉状の撓み変形部69が延設されている。この撓み変形部69に、細孔状の第1オリフィス65が形成されている。また、軸部68は、先端側に向けて次第に縮径する略円柱状をなしていると共に、その外周には、軸部68の突出方向に沿って延びる、溝状の第2オリフィス66が形成されている(図10(b)参照)。
更に、撓み変形部69の外周縁部から内周壁70が垂下すると共に、該内周壁70の下端から環状のシールフランジ71が広がっており、更にシールフランジ71の外周縁部から外周壁72が垂設している。この外周壁72の外周に複数の抜け止め突部63が突設されており、これらの抜け止め突部63が弁体収容部40の抜け止め溝48に係合して、弁体収容部40に対して弁体60Aが抜け止め保持される。また、図10(b)に示すように、シールフランジ71の裏面側の内周縁部からは、環状をなしたシール突部71aが突設されており、このシール突部71aが弁座41に接離するようになっている(図12参照)。
一方、この実施形態における、第1室R1及び第2室R2を連通させる連通路45Aは、図11や図12に示すように、ピストン30の軸部33の軸方向に沿って延びており、その第2室R2側の第2開口46が、円形状をなした弁座41の中心に位置するように開口している。また、この第2開口46の内周は、弁体収容部40側が拡径し、連通路45A側に向けてやや縮径している(図12参照)。この第2開口46内に、弁体60Aの軸部68が昇降可能に配置されて、図12(a)〜(c)に示すように、シリンダー20の第1室R1内の圧力変動によって、第2オリフィス66の流路長が変化するように構成されている。
すなわち、図12(a)に示すように、シリンダー20の端部壁22に対して、ピストン30の頭部31が近接した状態では、シールフランジ71のシール突部71aが弁座41に当接して、連通路45の第2開口46を閉じていると共に、第2開口46内に弁体60Aの軸部68が、第2オリフィス66の先端側が位置する程度に入り込んでいる。この状態で、ピストン30に荷重が付加され、ピストン30が制動方向に摺動すると、第1室R1が減圧されて、ピストン30が制動方向とは反対方向に引張られることで、ピストン30に制動力が付与される。この際、空気が、シリンダー20の第2室R2側から第1オリフィス65及び第2オリフィス66を通過して、第2開口46から連通路45内に流入し、第1開口47から第1室R1側へと流れ込むことで、ピストン30に付与される制動力が調整されて、グローブボックス等を緩やかに開くことができる。
また、ピストン30に高荷重が付加された場合は、上述したのと同様にピストン30に制動力が付与されると共に、第1室R1内の圧力が急減して、弁体60Aが吸引されて、撓み変形部69が撓み変形し、図12(b)に示すように、弁体60Aの軸部68が、第2開口46内により深く入り込んで、第2開口46の内周に当接する。その結果、第2オリフィス66の流路長が減少するので、第2室R2からの空気の流入量が減少して、オリフィスによるピストン30の制動力に対する調整力が低下し、ピストン30に対する制動力が高まるため、重量物が積載されたグローブボックス等であっても緩やかに開くことができる。
一方、グローブボックス等を閉じて、ピストン30が上記制動方向とは反対方向に摺動すると、図12(c)に示すように、第1室R1内の空気が第2開口46から流出して、弁体60Aが押し上げられて、シール突部71aが弁座41から離れると共に、軸部68が上昇して、第2開口46が開口するので、第1室R1内の空気が第2室R2側に排気されて、ピストン30に付与された制動力が解除され、グローブボックス等をスムーズに閉じることができる。
上記のように、この実施形態においては、シリンダー20の第1室R1内の圧力変動によって、オリフィス(ここでは第2オリフィス65)の流路長が変化するように構成されているので、例えば、グローブボックス等にエアダンパー10Aを取付けた場合に、通常は、その開閉体の重さ等による変動する、固定体に対する開閉体の開き速度を、ほぼ一定となるように調整しやすくすることができる。
なお、上記実施形態では、弁体60Aの軸部68に第2オリフィス66を設けたが、オリフィスとしては、弁体60Aと弁座41との間に、連通路45の第2開口46に連通するように設けられていればよい。例えば、軸部74に第2オリフィス66を設けずに、弁体60Aと弁座41との間に位置する、第2開口46の内周に、溝状のオリフィスを設けてもよく、シリンダー20の第1室R1内の圧力変動によって、オリフィスの流路長が変化するように構成されていればよい。
図13〜16には、本発明に係るエアダンパーの第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態のエアダンパー10Bは、主として、弁体60Bが前記実施形態と異なっている。この実施形態における弁体60Bは、略円板状の基部61Bと、その外周から円環状に広がるシールフランジ73と、基部61Bの裏側から突設した軸部74とからなり、全体として傘型をなした傘状弁となっている。また、軸部74の先端側には、拡径した係合部74aが設けられている。更に図14(b)に示すように、シールフランジ73の裏面側には、径方向に沿って溝状のオリフィス75が形成されている。また、図14(b)に示すように、オリフィス75の内径側の先端部は、シールフランジ73の内径側周縁から、基部61Bの傘状部分の裏側に至るまで延びており、かつ、この部分におけるオリフィス75の溝深さは、基部61Bの内径方向中心に向けて、徐々に浅くなるように形成されている。
一方、図15や図16に示すように、弁体収容部40の中央には、ピストン30の軸部33の軸方向に直交して、前記軸部74を挿通支持するための、軸挿通孔50が形成されている。また、軸部33の、弁体収容部40とは反対側の他側面には、円形凹状の凹部51が形成されている。そして、弁体60Bの軸部74を、軸挿通孔50の弁体収容部40側の面から挿通して、係合部74aを凹部51側の軸挿通孔50の周縁に係合させることで、弁体収容部40から弁体60が抜け止め保持される。また、第1室R1及び第2室R2を連通させる連通路45Bは、前記第2実施形態と同様に、ピストン30の軸部33の軸方向に沿って延びている。この連通路45Bの第2室R2側の第2開口46は、前記軸挿通孔50の前後に一対設けられている。
そして、図16(a)に示すように、シリンダー20の端部壁22に対して、ピストン30の頭部31が近接した状態では、シールフランジ73が弁座41に当接して、連通路45の一対の第2開口46,46を閉じている。この状態で、ピストン30に荷重が付加され、ピストン30が制動方向に摺動すると、第1室R1が減圧されて、ピストン30が制動方向とは反対方向に引張られることで、ピストン30に制動力が付与される。この際、空気が、シリンダー20の第2室R2側からオリフィス75を通過して、一対の第2開口46,46から連通路45内に流入して、第1開口47から第1室R1側へと流れ込むことで、ピストン30に付与される制動力が調整されて、グローブボックス等を緩やかに開くことができる。
また、ピストン30に高荷重が付加された場合は、上述したのと同様にピストン30に制動力が付与されると共に、第1室R1内の圧力が急減して、弁体60Bが吸引されて、図16(b)に示すように、シールフランジ73に設けたオリフィス75の、内径側先端部の裏面側における、浅い溝を有する部分の周縁部が、弁座41に密接することで、オリフィス75の流路面積(断面積)が小さくなり、空気の流入量が低下するので、オリフィス75によるピストン30の制動力に対する調整力が低下し、ピストン30に対する制動力が高まるため、重量物が積載されたグローブボックス等であっても緩やかに開くことができる。
一方、グローブボックス等を閉じて、ピストン30が上記制動方向とは反対方向に摺動すると、図16(c)に示すように、第1室R1内の空気が一対の第2開口46,46から流出して、シールフランジ73が弁座41から離れて、各第2開口46が開口するので、第1室R1内の空気が第2室R2側に排気されて、ピストン30に付与された制動力が解除され、グローブボックス等をスムーズに閉じることができる。また、シリンダー20の第1室R1内の圧力変動によって、オリフィス75の流路面積が変化するように構成されているので、グローブボックス等にエアダンパー10Aを取付けた場合に、開閉体の重さ等による変動する、固定体に対する開閉体の開き速度を、ほぼ一定となるように調整しやすくすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10,10A,10B エアダンパー
20 シリンダー
21 壁部
22 端部壁
23 開口部
24 長軸壁部
25 短軸壁部
30 ピストン
31 頭部
33 軸部
35 シールリング(シール部)
40 弁体収容部
41 弁座
45,45A,45B 連通路
46 第2開口(連通路の第2室側の開口)
47 第1開口(連通路の第1室側の開口)
60,60A,60B 弁体
65 第1オリフィス
66 第2オリフィス
75 オリフィス
80 キャップ
A 長軸
B 短軸
R1 第1室
R2 第2室

Claims (4)

  1. 筒状に延びる壁部を有し、その一端に端部壁、他端に開口部が設けられたシリンダーと、
    該シリンダー内に摺動可能に挿入されたピストンとを有しており、
    前記シリンダーの壁部の、軸方向に直交する断面は、長軸及び短軸を有する断面形状をなし、かつ、該壁部は、前記長軸を境にして、対向して配置される一対の長軸壁部を有しており、
    前記ピストンは、前記シリンダーの壁部内周との隙間をシールするシール部を有する頭部と、該頭部から前記シリンダーの開口部側へ延びる軸部とを有しており、
    前記シリンダー内には、前記ピストンのシール部を境にして、前記端部壁側に第1室、前記開口部側に第2室が形成されるようになっており、
    前記頭部及び/又は前記軸部は、前記第2室内に配置される弁体収容部を有しており、該弁体収容部内に弁座が設けられており、
    前記ピストンは、前記第1室及び前記第2室を連通させる連通路を有しており、該連通路の、前記第2室側の開口が、前記弁座内に位置しており、
    前記弁体収容部には、前記ピストンの頭部が、前記シリンダーの端部壁から近接離反するときに、前記弁座に接離して、前記連通路の第2室側の開口を開閉する弁体が収容されており、
    前記弁座は、前記シリンダーの長軸壁部に、面していることを特徴とするエアダンパー。
  2. 前記弁体及び前記弁体収容部には、前記弁体を前記弁体収容部から抜け止めするための、抜け止め手段が設けられており、
    該抜け止め手段によって、前記弁体が前記弁体収容部に抜け止めされた状態で、前記弁体は、前記シリンダーの壁部内周に当接しないように構成されている請求項1記載のエアダンパー。
  3. 前記弁体収容部は、前記ピストンのシール部寄りの位置に配置されている請求項1又は2記載のエアダンパー。
  4. 前記弁体と前記弁座との間に、前記連通路の第2室側の開口に連通する、オリフィスが設けられており、
    前記シリンダーの第1室内の圧力変動によって、前記オリフィスの流路面積又は流路長が変化するように構成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアダンパー。
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