JPWO2018168414A1 - 塗布方法 - Google Patents

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圭一郎 篠木
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宗之 大谷
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Abstract

塗布方法は、a)樹脂製のレンズ本体の一方のレンズ面に樹脂を含む塗布液を供給する工程と、b)所定の回転軸を中心として前記レンズ本体を回転することにより、前記塗布液の膜を前記レンズ面上に形成する工程と、を備える。前記塗布液の膜が、前記レンズ本体と反射防止層との間に設けられる緩衝層である。前記レンズ面が凸面である場合、前記塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が4500rpm以上、かつ、30000rpm以下である。

Description

本発明は、塗布方法に関する。
従来、ガラスにより形成される光学レンズでは、反射防止層が表面に設けられる。反射防止層の形成では、蒸着法等により無機物がレンズ本体にコーティングされる。レンズ本体および反射防止層の双方が無機物により形成されるため、両者間において高い密着性が得られる。また、両者間では、線膨張係数等の物性も近いため、温度変化または湿度変化が生じても、ひび割れ、剥がれ等の問題が発生しにくい。
近年、レンズの軽量化および低コスト化を図るために、レンズ本体を樹脂にて形成することが試みられている。例えば、特開2011−191395号公報では、光学樹脂材料からなるレンズ本体が開示されている。当該レンズ本体の表面には、反射防止膜からなる光学機能膜が蒸着により形成される。
なお、特開2008−86923号公報では、スピンコート法によりレンズ本体に反射防止膜を形成する手法が開示されている。当該手法では、粘度が20cP以下の塗布液が用いられ、レンズ本体が8000rpm以上の回転数で回転される。また、特開2007−72248号公報では、ガラスレンズ母材に樹脂層を接合してなるハイブリッドレンズにスピンコート法により塗膜を形成する手法が開示されている。当該手法では、粘度が0.1〜10cPの塗布液が用いられ、ハイブリッドレンズが1200rpm以上の回転数で回転される。
特開2011−191395号公報 特開2008−86923号公報 特開2007−72248号公報
ところで、樹脂製のレンズ本体の表面に反射防止層を直接設けると、両者間における線膨張係数の違いにより、高温環境下等において反射防止層に割れ等が発生する問題がある。そこで、レンズ本体と反射防止層との間に中間層である緩衝層を設け、反射防止層の割れ等を防止することが考えられる。
しかしながら、実際には、緩衝層が薄すぎる場合、反射防止層の割れ等を防止することができなくなる。また、緩衝層が厚すぎる場合、緩衝層の厚さのばらつきが大きくなり、レンズの形状が実質的に歪んでしまう。したがって、緩衝層および反射防止層を含むレンズにおいて、反射防止層の割れ等の防止、および、所定のレンズ性能の確保を図るには、緩衝層の厚さおよび厚さのばらつきを所定の範囲内に納める必要がある。そこで、厚さおよび厚さのばらつきが所定の範囲内となる、緩衝層に適した膜を容易に形成する手法が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、緩衝層に適した膜を容易に形成することを目的としている。
本発明の例示的な塗布方法は、a)樹脂製のレンズ本体の一方のレンズ面に樹脂を含む塗布液を供給する工程と、b)所定の回転軸を中心として前記レンズ本体を回転することにより、前記塗布液の膜を前記レンズ面上に形成する工程と、を備える。前記塗布液の膜が、前記レンズ本体と反射防止層との間に設けられる緩衝層である。
前記レンズ面が凸面である場合、前記塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が4500rpm以上、かつ、30000rpm以下である。
前記レンズ面が凹面である場合、前記塗布液の粘度が4mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下である。
前記レンズ面を凸面と凹面とで区別しない場合、前記塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下である。
本発明によれば、緩衝層に適した膜を容易に形成することができる。
図1は、レンズの構成を示す断面図である。 図2は、レンズの製造の流れを示す図である。 図3は、緩衝層の形成を説明するための図である。 図4は、緩衝層の形成を説明するための図である。 図5は、緩衝層の形成を説明するための図である。 図6は、塗布液の粘度およびレンズ本体の回転数の複数の組合せに対する、緩衝層の厚さおよびPV値を示す図である。 図7は、塗布液の粘度およびレンズ本体の回転数の複数の組合せに対する、緩衝層の厚さおよびPV値を示す図である。 図8は、塗布液の粘度およびレンズ本体の回転数と、緩衝層の厚さおよびPV値との関係を説明するための図である。 図9は、塗布液の粘度およびレンズ本体の回転数の複数の組合せに対する、緩衝層の厚さおよびPV値を示す図である。 図10は、塗布液の粘度およびレンズ本体の回転数と、緩衝層の厚さおよびPV値との関係を説明するための図である。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係るレンズ1の構成を示す断面図である。レンズ1は、例えば、車載用の撮像装置に設けられるレンズユニットにおいて最外、すなわち、最も物体側に配置されるレンズである。レンズ1は、レンズユニットにおける最外のレンズ以外のレンズであってもよい。
レンズ1は、レンズ本体2と、緩衝層3と、反射防止層4と、を含む。レンズ本体2は、樹脂製である。例えば、レンズ本体2は、樹脂のみにより構成される。レンズ本体2を形成する樹脂としては、様々なものが利用可能である。例えば、アクリル樹脂、非結晶ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂が利用可能である。
レンズ1の光軸上におけるレンズ本体2の厚さは、例えば、0.3mm(ミリメートル)以上であり、好ましくは、1.5mm以上である。図1の例では、レンズ本体2の厚さは、2.96mmである。樹脂製のレンズの通常の用途を考慮すると、レンズ本体2の厚さは、例えば、12mm以下である。レンズ本体2の厚さは、好ましくは、8.0mm以下であり、より好ましくは、5.0mm以下である。レンズ本体2の直径は、例えば、3.0mm以上であり、好ましくは、7.0mm以上である。ここで、レンズ本体2の直径は、レンズとして機能する部位の直径である。図1の例では、レンズ本体2の直径は、11.6mmである。樹脂製のレンズの通常の用途を考慮すると、レンズ本体2の直径は、例えば、30mm以下である。レンズ本体2の直径は、好ましくは、20mm以下であり、より好ましくは、15mm以下である。
レンズ本体2は、2つのレンズ面21,22を含む。一方のレンズ面21は、物体側に配置される面であり、凸面である。レンズ面21は、例えば、球面である。レンズ面21の曲率半径は、例えば、8mm以上であり、好ましくは、10mm以上である。図1の例では、レンズ面21の曲率半径は、13.8mmである。上記撮像装置において最外レンズとして用いられる場合、凸面であるレンズ面21の曲率半径は、例えば、10mm以上であり、好ましくは、12mm以上である。他方のレンズ面22は、像側に配置される面であり、図1では、平面である。レンズ面22は、凸面または凹面であってもよい。
レンズ面21上には、緩衝層3が設けられる。好ましくは、緩衝層3は、レンズ面21上に直接的に設けられる。すなわち、緩衝層3がレンズ面21と接触する。緩衝層3は、例えば、無機粒子を含む樹脂製であり、透明薄膜である。緩衝層3では、樹脂の層の内部に無機粒子が分散している。緩衝層3に無機物を含む樹脂を用いることにより、高硬度で高い耐擦傷性能の膜を実現することができる。当該樹脂として、例えば、アクリル樹脂、非結晶ポリオレフィン樹脂等が利用可能である。また、当該無機粒子は、例えば、アモルファスシリカ、アルミナ等の金属酸化物の粒子を含む。当該無機粒子は、金属酸化物以外の粒子を含んでもよい。好ましい緩衝層3は、レンズ本体2よりも高い硬度を有する。このような緩衝層3は、ハードコート層とも呼ばれる。
緩衝層3上には、反射防止層4が設けられる。好ましくは、反射防止層4は、緩衝層3上に直接的に設けられる。すなわち、反射防止層4が緩衝層3と接触する。反射防止層4は、例えば、無機酸化物製であり、透明薄膜である。当該無機酸化物としては、例えば、酸化ケイ素、酸化チタン、チタン酸ランタン、酸化タンタル、酸化ニオブ等の金属酸化物等が利用可能である。好ましい反射防止層4では、複数種類の金属酸化物の層が積層される。
レンズ本体2と反射防止層4との間に設けられる緩衝層3の存在により、レンズ1における反射防止層4の密着性が向上する。また、緩衝層3の線膨張係数は、レンズ本体2の線膨張係数と、反射防止層4の線膨張係数との間である。緩衝層3により、レンズ本体2と反射防止層4との間の線膨張係数の差により反射防止層4に生じる応力が低減される。その結果、反射防止層4において、温度変化に起因するクラックが生じることが防止される。本明細書において、反射防止層の「クラック」とは、反射防止層に生じる微細な割れや微細な剥離等の損傷を意味する。反射防止層4上には撥水層やその他の機能性層が設けられてもよい。また、他方のレンズ面22上に機能性層が設けられてもよい。
反射防止層4におけるクラックの発生をより確実に防止するには、緩衝層3の厚さは、例えば、0.5μm(マイクロメートル)以上であり、好ましくは、1.0μm以上であり、より好ましくは1.5μm以上である。緩衝層3の厚さが過度に大きい場合には、レンズ1の各種性能に及ぼす影響が大きくなるため、緩衝層3の厚さは、3.5μm以下であることが好ましく、3.0μm以下であることがより好ましい。緩衝層3の厚さは、例えば光学式の膜厚計等により測定可能である。
また、緩衝層3の厚さのばらつきが大きい場合、レンズ1の各種性能が低下する。例えば、緩衝層3の厚さのばらつき、すなわち、緩衝層3の厚さの均一性を示す指標としてPV値が利用可能である。PV値は、レンズ面21の各位置における緩衝層3の厚さの最大値と最小値との差を示す。レンズ1の各種性能を確保するには、PV値は、4.5μm以下であることが好ましく、3.0μm以下であることがより好ましい。緩衝層3のPV値の算出では、例えば、接触式の表面形状測定器を用いて、緩衝層3の形成前後におけるレンズ面21の表面形状が測定される。そして、これらの表面形状を重ね合わせた際における各位置での高さの差を求め、全ての位置における当該差の最大値と最小値との差がPV値として求められる。
反射防止層4の厚さは、例えば、0.05μm以上かつ0.90μm以下であり、好ましくは、0.10μm以上かつ0.60μm以下である。反射防止層4の厚さは、緩衝層3の厚さよりも小さい。反射防止層4の厚さは、緩衝層3と同様に、例えば光学式の膜厚計等により測定可能である。
次に、レンズ1の製造について図2を参照して説明する。レンズ1の製造では、まず、レンズ本体2が準備される(ステップS11)。レンズ本体2は、例えば、レンズ本体形成材料の射出成形により形成される。レンズ本体形成材料は、レンズ本体2の材料として例示した樹脂等を含む。当該樹脂は、熱可塑性を有する。樹脂製のレンズ本体2が準備されると、レンズ本体2の一方のレンズ面21上に緩衝層3が形成される。
図3ないし図5は、緩衝層3の形成を説明するための図である。緩衝層3の形成では、まず、図3に示すコーティング装置における回転保持部51上に、レンズ本体2が載置される。レンズ本体2は、図示省略のクランプ機構により回転保持部51上にて保持される。レンズ本体2は、吸引吸着等により保持されてもよい。回転保持
部51は、シャフトを中心として図示省略のモータにより回転可能である。本処理例では、凸面であるレンズ面21が上方を向いた状態で、レンズ本体2が回転保持部51により静止状態で保持される。以下の説明では、レンズ面21を「対象レンズ面21」という。
続いて、回転保持部51の上方に配置されたノズル52から、塗布液が対象レンズ面21上に所定量だけ滴下され、塗布液が対象レンズ面21に供給される(ステップS12)。好ましくは、塗布液は、対象レンズ面21の中央に滴下される。塗布液は、無機粒子および樹脂を含む液状である。塗布液は、緩衝層3の材料として例示した無機粒子および樹脂等を含み、緩衝層形成材料である。例えば、塗布液は、揮発性の有機溶剤等も含む。本処理例では、塗布液が、紫外線硬化性を有する。レンズ本体2の材料等によっては、塗布液は、熱硬化性を有してもよい。凸面である対象レンズ面21に緩衝層3を形成する場合、塗布液の粘度は、例えば8mPa・s(ミリパスカル秒)以上であり、26mPa・s以下である。塗布液の粘度は、14mPa・s以上であることが好ましい。塗布液の一例は、アモルファスシリカ、アクリル樹脂、光重合開始剤、および、PGM(プロピレングリコールモノメチルエーテル)を主成分とする溶剤、を所望の割合で混合した液である。
コーティング装置では、塗布液の滴下後、所定時間が経過するまで、レンズ本体2の静止状態が維持される。対象レンズ面21に対する塗布液の濡れ性が高いため、レンズ本体2の静止状態が維持される間に、対象レンズ面21上の塗布液が広がり、対象レンズ面21の外縁へと到達する。好ましくは、塗布液が、全周に亘って対象レンズ面21の外縁へと到達する、すなわち、対象レンズ面21の外縁の全域へと到達する。これにより、対象レンズ面21の全体が塗布液により覆われる。対象レンズ面21上への塗布液の滴下後、塗布液が対象レンズ面21の全体を覆うまでに要する時間は、例えば、3秒以下であり、好ましくは2.5秒以下である。当該時間は、例えば0.1秒以上である。典型的には、図4に示すように、対象レンズ面21の外縁において表面張力により塗布液が保持される。換言すると、対象レンズ面21に滴下される塗布液の量は、静止状態において対象レンズ面21上にて保持される量に調整されることが好ましい。以上のように、対象レンズ面21への塗布液の供給では、対象レンズ面21に塗布液が滴下されるとともに、レンズ本体2の静止状態が維持される。
続いて、図5に示すように、回転保持部51がレンズ本体2を所定の回転数で回転する(ステップS13)。ここでは、シャフトの中心線、すなわち回転軸は、レンズ本体2の中心線である光軸と重なる。したがって、レンズ本体2は、当該中心線を中心として回転する。レンズ本体2の回転速度は、静止状態から、設定された回転数まで短時間で上昇し、当該回転数にて維持される。本処理例におけるレンズ本体2の回転数は、例えば4500rpm以上であり、30000rpm以下である。レンズ本体2の回転数は、20000rpm以下であることが好ましい。レンズ本体2の回転により、塗布液の余剰が対象レンズ面21の外縁から飛散して除去される。これにより、塗布液の膜が形成される。レンズ本体2の回転開始から所定時間が経過すると、レンズ本体2の回転が停止される。
レンズ本体2は、回転保持部51から取り外され、光照射装置へと搬送される。光照射装置は、紫外線を出射する光源部を含み、レンズ本体2は、当該紫外線の照射位置に配置される。そして、対象レンズ面21上の塗布液の膜に、所定光量の紫外線を照射することにより、当該膜の硬化が行われる(ステップS14)。紫外線の照射は、レンズ本体2が回転保持部51上に保持された状態で行われてもよい。以上のように、対象レンズ面21上の塗布液の膜を硬化することにより、被覆層である緩衝層3が形成される。緩衝層3は、硬化した塗布液の膜である。
緩衝層3が形成されると、緩衝層3上に反射防止層4が形成される(ステップS15)。反射防止層4の形成では、例えば、蒸着法により反射防止層形成材料が緩衝層3上に成膜される。好ましい蒸着法は、イオンアシスト法である。イオンアシスト法により、密着性および緻密性の高い膜が形成される。反射防止層4は、スパッタリング等により形成されてもよい。反射防止層形成材料は、反射防止層4の材料として例示した無機酸化物等を含む。反射防止層4の一例は、酸化ケイ素の薄膜と、酸化チタンの薄膜とが交互に積層された多層膜である。当該多層膜は、例えば、5層または7層の薄膜の集合である。以上の処理により、レンズ1が製造される。
以上に説明したように、レンズ本体2への塗布液の塗布では、対象レンズ面21に塗布液を滴下するとともに、塗布液が対象レンズ面21の外縁に到達するまで静止状態が維持される。その後、所定の回転軸を中心としてレンズ本体2を回転することにより、対象レンズ面21から塗布液の余剰が除去される。これにより、塗布液を過度に使用することなく、対象レンズ面21に塗布液の膜を適切に形成することができる。
次に、凸面である対象レンズ面21に緩衝層3を形成する場合において、好ましい塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数について説明する。図6および図7は、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数の複数の組合せに対する、緩衝層3の厚さおよびPV値を示す図である。図6および図7では、緩衝層3の厚さを「物理膜厚」の行に示し、PV値を「PV」の行に示している。緩衝層3の厚さおよびPV値の単位は、共にマイクロメートル(μm)である。後述の図9において同様である。
図6の実験では、直径が8.5mmであり、曲率半径が30mmであるレンズ本体2を用い、図7の実験では、直径が11.5mmであり、曲率半径が23mmであるレンズ本体2を用いた。緩衝層3の厚さは、光学式の膜厚計によりレンズ本体2の中央の位置で測定した。PV値の測定では、接触式の表面形状測定器を用いた。具体的には、緩衝層3の形成前に対象レンズ面21の表面形状を測定し、緩衝層3の形成後に緩衝層3の表面形状を測定した。続いて、これらの表面形状を重ね合わせた際における各位置での高さの差を求めた。そして、全ての位置における当該差の最大値と最小値との差をPV値として求めた。
図8は、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数と、緩衝層3の厚さおよびPV値との関係を説明するための図である。図8では、図6中の塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数の複数の組合せのうち、緩衝層3の厚さが0.5μmよりも小さくなる組合せの欄、および、緩衝層3の厚さが3.5μmよりも大きくなる組合せの欄に「×」を記している。また、緩衝層3の厚さが0.5μm以上となり、かつ、1.0μmよりも小さくなる組合せの欄、および、緩衝層3の厚さが3.0μmよりも大きくなり、かつ、3.5μm以下となる組合せの欄に「△」を記し、緩衝層3の厚さが1.0μm以上となり、かつ、3.0μm以下となる組合せの欄に「〇」を記している。図8では、さらに、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数の複数の組合せのうち、PV値が4.5μmよりも大きくなる組合せの欄に実線のハッチングを付し、PV値が3.0μmよりも大きくなり、かつ、4.5μm以下となる組合せの欄に破線のハッチングを付している。PV値が3.0μm以下となる組合せの欄にはハッチングは付していない。
図8中に太い実線の矩形で囲むように、塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、レンズ本体2の回転数が5000rpm以上、かつ、30000rpm以下であることにより、厚さが0.5μm以上、かつ、3.5μm以下となるとともに、PV値が4.5μm以下となる緩衝層3が得られる。実際には、図7の結果から、塗布液の粘度が8mPa・s以上であれば、レンズ本体2の回転数が4500rpmであっても、厚さおよびPV値が上記範囲に含まれる緩衝層3が得られることが判る。したがって、上記太い実線の範囲におけるレンズ本体2の回転数の下限値は、4500rpmとなる。後述の太い破線の範囲におけるレンズ本体2の回転数の下限値において同様である。
また、図8中に太い破線の矩形で囲むように、上記太い実線の範囲において、塗布液の粘度を14mPa・s以上に制限し、レンズ本体2の回転数を20000rpm以下に制限することにより、PV値が3.0μm以下、実際には、1.0μm未満となる緩衝層3が得られる。また、この範囲の大部分では、緩衝層3の厚さが1.0μm以上、かつ、3.0μm以下となる。反射防止層4におけるクラックの発生をより確実に防止するために、緩衝層3の厚さを1.5μm以上とする場合には、上記太い破線の範囲において、レンズ本体2の回転数を8000rpm以下に制限する、または、上記太い破線の範囲において、塗布液の粘度を19mPa・s以上に制限し、レンズ本体2の回転数を15000rpm以下に制限することが好ましい。
以上のように、対象レンズ面21が凸面である場合には、塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、レンズ本体2の回転数が4500rpm以上、かつ、30000rpm以下であることが好ましい。これにより、厚さおよび厚さのばらつきが所定の範囲内となる、緩衝層3に適した膜を容易に形成することができる。また、塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、レンズ本体2の回転数が20000rpm以下であることにより、緩衝層3に適した膜をより確実に形成することができる。凸面である対象レンズ面21の曲率半径は、例えば8mm以上であり、30mm以下である。
次に、凹面である対象レンズ面21に緩衝層3を形成する場合において、好ましい塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数について説明する。図9は、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数の複数の組合せに対する、緩衝層3の厚さおよびPV値を示す図である。図9の実験では、直径が6mmであり、曲率半径が3mmであるレンズ本体2を用いた。
図10は、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数と、緩衝層3の厚さおよびPV値との関係を説明するための図である。図10において、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数の各組合せの欄に記す「×」、「△」、「〇」は、図8の場合と同じ基準である。各組合せの欄に付す実線のハッチング、破線のハッチング、ハッチング無しの基準も図8の場合と同じである。
図10中に太い実線の矩形で囲むように、塗布液の粘度が4mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、レンズ本体2の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下であることにより、厚さが0.5μm以上、かつ、3.5μm以下となるとともに、PV値が3.0μm以下となる緩衝層3が得られる。また、図10中に太い破線の矩形で囲むように、上記太い実線の範囲において、塗布液の粘度を14mPa・s以上に制限し、レンズ本体2の回転数を20000rpm以下に制限することにより、厚さが1.0μm以上、かつ、3.0μm以下となる緩衝層3が得られる。反射防止層4におけるクラックの発生をより確実に防止するために、緩衝層3の厚さを1.5μm以上とする場合には、上記太い破線の範囲において、塗布液の粘度を19mPa・s以上に制限し、レンズ本体2の回転数を15000rpm以下に制限することが好ましい。
以上のように、対象レンズ面21が凹面である場合には、塗布液の粘度が4mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、レンズ本体2の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下であることが好ましい。これにより、厚さおよび厚さのばらつきが所定の範囲内となる、緩衝層3に適した膜を容易に形成することができる。また、塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、レンズ本体2の回転数が20000rpm以下であることにより、緩衝層3に適した
膜をより確実に形成することができる。凹面である対象レンズ面21の曲率半径は、例えば1mm以上であり、5mm以下である。
対象レンズ面21が凸面であるか、凹面であるかを問わず、図8および図10の結果を一般化する場合、すなわち、対象レンズ面21を凸面と凹面とで区別しない場合には、図8中の太い実線の矩形と、図10中の太い実線の矩形とが重なる範囲が好ましい。すなわち、塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、レンズ本体2の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下であることが好ましい。これにより、緩衝層3に適した膜を容易に形成することができる。また、塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、レンズ本体2の回転数が20000rpm以下であることにより、緩衝層3に適した膜をより確実に形成することができる。さらに、塗布液の粘度が19mPa・s以上であり、レンズ本体2の回転数が15000rpm以下であることにより、緩衝層3の厚さを1.5μm以上として、反射防止層4におけるクラックの発生をより確実に防止することができる。
上記レンズ1およびレンズ1に対する塗布方法では、様々な変形が可能である。
図2のステップS12における塗布液の滴下位置は、対象レンズ面21の中央以外であってもよい。この場合、対象レンズ面21の外縁の少なくとも一部へと塗布液が到達するまで、レンズ本体2の静止状態が維持される。好ましくは、対象レンズ面21の外縁の全域に塗布液が到達するまで、レンズ本体2の静止状態が維持される。また、対象レンズ面21に塗布液を供給する前に、塗布液に対する濡れ性を高くする親液処理が、対象レンズ面21に対して行われてもよい。親液処理は、例えば放電処理等である。
レンズ本体2の回転における回転軸は、レンズ本体2の中心線とずれていてもよい。また、レンズ本体2を回転させながら、対象レンズ面21に塗布液が供給されてもよい。対象レンズ面21に対する塗布液の供給は、容器に貯溜された塗布液中への対象レンズ面21の浸漬、すなわち、ディッピングにより行われてもよい。この場合も、塗布液の粘度およびレンズ本体2の回転数を上述の範囲内とすることにより、緩衝層3に適した膜を容易に形成することが可能となる。
レンズ1は、車載用の撮像装置以外に用いられてよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
本発明は、様々な用途のレンズにおける塗布液の塗布に利用可能である。
1 レンズ 2 レンズ本体 3 緩衝層 4 反射防止層 21,22 レンズ面 S11〜S15 ステップ

Claims (9)

  1. a)樹脂製のレンズ本体の一方のレンズ面に樹脂を含む塗布液を供給する工程と、 b)所定の回転軸を中心として前記レンズ本体を回転することにより、前記塗布液の膜を前記レンズ面上に形成する工程と、を備え、 前記塗布液の膜が、前記レンズ本体と反射防止層との間に設けられる緩衝層であり、 前記塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下である、塗布方法。
  2. 前記塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が20000rpm以下である、請求項1に記載の塗布方法。
  3. 前記a)工程において、静止状態で保持される前記レンズ本体の前記レンズ面に、前記塗布液が滴下されるとともに、前記塗布液が前記レンズ面の外縁に到達するまで前記静止状態が維持され、 前記b)工程において、前記レンズ本体の回転により前記レンズ面から前記塗布液の余剰が除去される、請求項1または2に記載の塗布方法。
  4. a)樹脂製のレンズ本体の一方のレンズ面に樹脂を含む塗布液を供給する工程と、 b)所定の回転軸を中心として前記レンズ本体を回転することにより、前記塗布液の膜を前記レンズ面上に形成する工程と、を備え、 前記レンズ面が凸面であり、 前記塗布液の膜が、前記レンズ本体と反射防止層との間に設けられる緩衝層であり、 前記塗布液の粘度が8mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が4500rpm以上、かつ、30000rpm以下である、塗布方法。
  5. 前記塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が20000rpm以下である、請求項4に記載の塗布方法。
  6. 前記a)工程において、静止状態で保持される前記レンズ本体の前記レンズ面に、前記塗布液が滴下されるとともに、前記塗布液が前記レンズ面の外縁に到達するまで前記静止状態が維持され、 前記b)工程において、前記レンズ本体の回転により前記レンズ面から前記塗布液の余剰が除去される、請求項4または5に記載の塗布方法。
  7. a)樹脂製のレンズ本体の一方のレンズ面に樹脂を含む塗布液を供給する工程と、 b)所定の回転軸を中心として前記レンズ本体を回転することにより、前記塗布液の膜を前記レンズ面上に形成する工程と、を備え、 前記レンズ面が凹面であり、 前記塗布液の膜が、前記レンズ本体と反射防止層との間に設けられる緩衝層であり、 前記塗布液の粘度が4mPa・s以上、かつ、26mPa・s以下であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が8000rpm以上、かつ、30000rpm以下である、塗布方法。
  8. 前記塗布液の粘度が14mPa・s以上であり、 前記b)工程における前記レンズ本体の回転数が20000rpm以下である、請求項7に記載の塗布方法。
  9. 前記a)工程において、静止状態で保持される前記レンズ本体の前記レンズ面に、前記塗布液が滴下されるとともに、前記塗布液が前記レンズ面の外縁に到達するまで前記静止状態が維持され、 前記b)工程において、前記レンズ本体の回転により前記レンズ面から前記塗布液の余剰が除去される、請求項7または8に記載の塗布方法。
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