JPWO2018163565A1 - 導電性部材およびタッチパネル - Google Patents

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Abstract

寄生容量が小さく検出感度が高い広ピッチのメッシュパターンを有した検出電極部を用いても、視認性の向上およびモアレ発生の抑制を図ることができる導電性部材およびタッチパネルを提供する。導電性部材は、透明絶縁基板の第1の面上に形成された第1電極11の第1検出電極部11Aと透明絶縁基板の第2の面上に形成された第2電極21の第2電極内ダミー部21Bとが、互いに組み合わされて第1のメッシュパターンMP1を形成し、透明絶縁基板の第2の面上に形成された第2電極21の第2検出電極部21Aと透明絶縁基板の第1の面上に形成された第1電極11の第1電極内ダミー部11Bとが、互いに組み合わされて第2のメッシュパターンMP2を形成し、第1のメッシュパターンMP1と第2のメッシュパターンMP2が互いに組み合わされて第3のメッシュパターンMP3を形成する。

Description

この発明は、導電性部材に関し、特に、タッチセンサとして利用される導電性部材に関する。
また、この発明は、導電性部材を用いたタッチパネルにも関する。
近年、タブレット型コンピュータおよびスマートフォン等の携帯情報機器をはじめとした各種の電子機器において、液晶表示装置等の表示装置と組み合わせて用いられ、指、スタイラスペン等の細い先端を有する部材を画面に接触または近接させることにより電子機器への入力操作を行うタッチパネルの普及が進んでいる。
タッチパネルには、透明基板上に、指、スタイラスペン等の細い先端を有する部材の接触または近接によるタッチ操作を検出するための検出部が形成された導電性部材が用いられる。
検出部は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電性酸化物で形成されるが、透明導電性酸化物以外に金属でも形成される。金属は上述の透明導電性酸化物に比べて、パターニングがしやすく、屈曲性に優れ、抵抗がより低い等の利点があるため、タッチパネル等において銅または銀等の金属が導電性細線に用いられている。
特許文献1には、金属細線を用いたタッチパネルが記載されている。特許文献1のタッチパネルは、基材と、複数のY電極パターンと、複数のX電極パターンと、複数のジャンパ絶縁層と、複数のジャンパ配線と、透明絶縁層とを備えた静電容量センサである。複数のY電極パターンは、それぞれ略菱形形状を有しており、その頂点同士が相互に対向するように、基材の表面上にX方向およびY方向に沿ってマトリクス状に配列されている。複数のX電極パターンは、Y電極パターンと同じ略菱形形状である。特許文献1のX電極パターンとY電極パターンは菱形のメッシュパターンである。
特開2014−115694号公報
このような金属細線により形成されるメッシュパターンを用いたタッチパネルでは、メッシュピッチを小さな値に設定すると、電極の寄生容量が増大して、その結果、タッチ位置の検出感度が低下してしまう。
一方、検出感度を向上させるために金属細線のメッシュピッチを大きくすると、隣接する金属細線の間隔が広がって、金属細線が目立ちやすくなり、視認性が低下するという問題が発生する。さらに、金属細線のメッシュピッチを拡大することにより、タッチパネルと組み合わせて使用される表示装置の周期的な画素パターンと金属細線とが干渉して発生するモアレが目立つという問題が生じる。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、寄生容量が小さく検出感度が高い広ピッチのメッシュパターンを有した検出電極部を用いても、視認性を向上させるとともに、表示装置と組み合わせて使用した際のモアレの発生を抑制することができる導電性部材を提供することを目的とする。
また、この発明は、このような導電性部材を備えるタッチパネルを提供することも目的とする。
この発明に係る導電性部材は、透過領域を有する導電性部材であって、透明絶縁部材と、それぞれ第1の方向に延び且つ第1の方向に直交する第2の方向に並列配置された複数の第1電極と、それぞれ第2の方向に延び且つ第1の方向に並列配置された複数の第2電極とを備え、複数の第1電極と複数の第2電極とは、透明絶縁部材を介して配置され、第1電極は、金属細線により形成される第1検出電極部と、金属細線により形成され且つ第1検出電極部から絶縁されるように配置された第1電極内ダミー部とを有し、第2電極は、金属細線により形成される第2検出電極部と、金属細線により形成され且つ第2検出電極部から絶縁されるように配置された第2電極内ダミー部とを有し、第1電極と前記第2電極とが重なる領域において、第1検出電極部と第2電極内ダミー部が組み合わされて複数の第1メッシュセルにより構成される第1のメッシュパターンを形成し、第2検出電極部と第1電極内ダミー部が組み合わされて複数の第2メッシュセルにより構成される第2のメッシュパターンを形成し、第1のメッシュパターンと第2のメッシュパターンが組み合わされて複数の第3メッシュセルにより構成される第3のメッシュパターンを形成するものである。
第1のメッシュパターンは、第1のメッシュピッチを有し、第2のメッシュパターンは、第2のメッシュピッチを有し、第1のメッシュパターンを形成する金属細線と第2のメッシュパターンを形成する金属細線とは、点状に重なる部分以外は互いに異なる位置となるように配置され、第3のメッシュパターンは、第1のメッシュピッチおよび第2のメッシュピッチよりも小さい第3のメッシュピッチを有することが好ましい。
第1のメッシュピッチと第2のメッシュピッチは、互いに同一であり、第2のメッシュパターンは、第1のメッシュパターンから第1のメッシュピッチの1/2だけずれた位置に配置され、第3のメッシュピッチは、第1のメッシュピッチおよび第2のメッシュピッチの1/2の値を有することが好ましい。
また、第1検出電極部は、第1検出単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、第1電極内ダミー部は、第1検出単位パターン内に配置された第1ダミー単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、第2検出電極部は、第1検出単位パターンと同じ大きさの第2検出単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、第2電極内ダミー部は、第2検出単位パターン内に配置された第2ダミー単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有することが好ましい。
第1メッシュセル、第2メッシュセルおよび第3メッシュセルは、それぞれ四角形の形状を有することができる。この場合、四角形は、菱形であることが好ましい。また、第1メッシュセルと第2メッシュセルは、互いに同一の形状を有していてもよい。
さらに、第3メッシュセルの辺の長さは、第3のメッシュパターンを構成する複数の第3メッシュセルの辺の長さの平均値に対して、−10%以上+10%以下の不規則な値を有するように構成することもできる。
この発明に係るタッチパネルは、上記の導電性部材を用いたものである。
この発明によれば、透明絶縁基板の第1の面上に配置される第1検出電極部と透明絶縁基板の第2の面上に配置される第2電極内ダミー部が組み合わされて複数の第1メッシュセルにより構成される第1のメッシュパターンを形成し、透明絶縁基板の第2の面上に配置される第2検出電極部と透明絶縁基板の第1の面上に配置される第1電極内ダミー部が組み合わされて複数の第2メッシュセルにより構成される第2のメッシュパターンを形成し、第1のメッシュパターンと第2のメッシュパターンが組み合わされて複数の第3メッシュセルにより構成される第3のメッシュパターンを形成する。このため、寄生容量が小さく検出感度が高い広ピッチのメッシュパターンを有した検出電極部を用いても、視認性を向上させるとともに、表示装置と組み合わせて使用した際のモアレの発生を抑制することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る導電性部材を用いたタッチパネルを示す部分断面図である。 実施の形態に係る導電性部材を示す平面図である。 実施の形態に係る導電性部材の電極交差部における第1電極のみを視認側から見た部分平面図である。 第1電極の第1検出電極部の第1検出単位パターンを視認側から見た平面図である。 第1電極の第1電極内ダミー部の第1ダミー単位パターンを視認側から見た平面図である。 第1電極の第1検出電極部を形成する金属細線と第1電極内ダミー部を形成する金属細線を示す部分拡大平面図である。 実施の形態に係る導電性部材の電極交差部における第2電極のみを視認側から見た部分平面図である。 第2電極の第2検出電極部の第2検出単位パターンを視認側から見た平面図である。 第2電極の第2電極内ダミー部の第2ダミー単位パターンを視認側から見た平面図である。 第2電極の第2検出電極部を形成する金属細線と第2電極内ダミー部を形成する金属細線を示す部分拡大平面図である。 実施の形態に係る導電性部材の電極交差部における第1電極の第1検出電極部と第2電極の第2電極内ダミー部により形成された第1のメッシュパターンを視認側から見た部分平面図である。 実施の形態に係る導電性部材の電極交差部における第1電極の第1電極内ダミー部と第2電極の第2検出電極部により形成された第2のメッシュパターンを視認側から見た部分平面図である。 実施の形態に係る導電性部材の電極交差部における第1電極と第2電極により形成された第3のメッシュパターンを視認側から見た部分平面図である。
以下に、添付の図面に示す好適な実施の形態に基づいて、この発明に係る導電性部材およびタッチパネルを詳細に説明する。
なお、以下において、数値範囲を示す表記「〜」は、両側に記載された数値を含むものとする。例えば、「sが数値t1〜数値t2である」とは、sの範囲は数値t1と数値t2を含む範囲であり、数学記号で示せばt1≦s≦t2である。
「直交」および「平行」等を含め角度は、特に記載がなければ、技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含むものとする。
「透明」とは、光透過率が、波長400〜800nmの可視光波長域において、少なくとも40%以上のことであり、好ましくは75%以上であり、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上のことである。光透過率は、JIS K 7375:2008に規定される「プラスチック--全光線透過率および全光線反射率の求め方」を用いて測定されるものである。
図1に、この発明の実施の形態に係る導電性部材1を用いたタッチパネル2の構成を示す。
タッチパネル2は、表面2Aと裏面2Bを有し、裏面2B側に液晶表示装置等の図示しない表示装置が配置された状態で使用される。タッチパネル2の表面2Aは、タッチ検出面であり、タッチパネル2の操作者が、タッチパネル2を通して表示装置の画像を観察する視認側となる。
タッチパネル2は、表面2A側に配置され且つ平板形状を有する透明な絶縁性のカバーパネル3を有し、表面2Aとは反対側のカバーパネル3の面上に導電性部材1が透明な接着剤4により接合されている。
導電性部材1は、透明絶縁部材である透明絶縁基板5の両面上に金属細線6Aおよび金属細線6Bがそれぞれ形成されたものである。タッチパネル2の表面2A側に向けられる透明絶縁基板5の第1の面5Aとタッチパネル2の裏面2B側に向けられる透明絶縁基板5の第2の面5Bとを有し、第1の面5A上に金属細線6Aが形成され、第2の面5B上に金属細線6Bが形成されている。図1に示されるように、平坦化または金属細線6Aおよび6Bを保護する目的で、金属細線6Aおよび6Bを覆うように透明絶縁基板5の第1の面5Aおよび第2の面5B上に、それぞれ、透明な保護層7Aおよび7Bが配置されていてもよい。
図2に示されるように、導電性部材1には、透過領域S1が区画されると共に、透過領域S1の外側に周辺領域S2が区画されている。
透明絶縁基板5の第1の面5A上には、金属細線6Aにより構成され、それぞれ第1の方向D1に沿って延び且つ第1の方向D1に直交する第2の方向D2に並列配置された複数の第1電極11が形成され、透明絶縁基板5の第2の面5B上には、金属細線6Bにより構成され、それぞれ第2の方向D2に沿って延び且つ第1の方向D1に並列配置された複数の第2電極21が形成されている。このように、複数の第1電極11と複数の第2電極21は、透明絶縁基板5を介して配置されている。
透過領域S1内には、透明絶縁基板5の第1の面5A上(視認側)に形成された第1電極11と透明絶縁基板5の第2の面5B上(表示装置側)に形成された第2電極21とが互いに重なるように交差して配置されている。
一方、周辺領域S2における透明絶縁基板5の第1の面5A上に、複数の第1電極11に接続された複数の第1周辺配線12が形成されている。透明絶縁基板5の縁部に複数の第1外部接続端子13が配列形成され、それぞれの第1電極11の端部に第1コネクタ部14が形成されている。第1コネクタ部14に、対応する第1周辺配線12の一端部が接続され、第1周辺配線12の他端部は、対応する第1外部接続端子13に接続されている。
同様に、周辺領域S2における透明絶縁基板5の第2の面5B上に、複数の第2電極21に接続された複数の第2周辺配線22が形成されている。透明絶縁基板5の縁部に複数の第2外部接続端子23が配列形成され、それぞれの第2電極21の端部に第2コネクタ部24が形成されている。第2コネクタ部24に、対応する第2周辺配線22の一端部が接続され、第2周辺配線22の他端部は、対応する第2外部接続端子23に接続されている。
第1電極11と第2電極21が重なる電極交差部内の領域R0における第1電極11のみを視認側から見た部分平面図を図3に示す。
第1電極11は、図3に比較的太い線で描かれた第1検出電極部11Aと、図3に比較的細い線で描かれた第1電極内ダミー部11Bとを有している。第1検出電極部11Aおよび第1電極内ダミー部11Bは、それぞれ、金属細線M1Aおよび金属細線M1Bから形成されており、第1電極内ダミー部11Bは、第1検出電極部11Aに電気的に接続されておらず、第1検出電極部11Aから絶縁されるように配置されている。
第1検出電極部11Aは、図4に示される第1検出単位パターンT1Aを構成単位とする繰り返しパターンを有し、第1電極内ダミー部11Bは、図5に示される第1ダミー単位パターンT1Bを構成単位とする繰り返しパターンを有している。繰り返しパターンを用いることにより、電極のメッシュパターンの設計が容易にできるので、好ましい。これらの第1検出単位パターンT1Aおよび第1ダミー単位パターンT1Bは、いずれも図3の、例えば、領域R1内に存在する第1検出電極部11Aの金属細線M1Aおよび第1電極内ダミー部11Bの金属細線M1Bにより形成されるパターンであり、互いに同じ大きさを有している。
図6に示されるように、第1検出電極部11Aを形成する金属細線M1Aの線幅W1Aと、第1電極内ダミー部11Bを形成する金属細線M1Bの線幅W1Bは、視認性を確保するために、例えば、10μm以下、特に、0.5μm〜5μmの範囲内に設定されることが望ましい。本明細書において、「視認性を確保する」とは、導電性部材1を図1に示したタッチパネル2に使用した際に、肉眼により金属細線M1AおよびM1Bの存在が目立たず、導電性部材1を通して、図示しない表示装置の画像を明瞭に確認することができることをいうものとする。
なお、第1検出電極部11Aを形成する金属細線M1Aの線幅W1Aと、第1電極内ダミー部11Bを形成する金属細線M1Bの線幅W1Bは、互いに等しい値とすることが好ましいが、互いに異なっていてもよい。
また、図3においては、第1検出電極部11Aを形成する金属細線M1Aと第1電極内ダミー部11Bを形成する金属細線M1Bが互いに交わるように見える偽交差箇所が、多数存在するが、図6に示されるように、偽交差箇所においても、金属細線M1Aと金属細線M1Bは、ギャップG1を隔てて離れており、互いに接触することはない。このため、第1検出電極部11Aを形成する金属細線M1Aと第1電極内ダミー部11Bを形成する金属細線M1Bは、透明絶縁基板5の同一面(第1の面5A)上に形成されているものの、互いに電気的に絶縁された状態にある。なお、金属細線M1Aと金属細線M1Bの間のギャップG1は、例えば、0.1μm〜50μm、好ましくは、0.5μm〜40μm、より好ましくは、1.0μm〜30μm、さらに好ましくは、3.0μm〜25μmの値に設定することができる。
第1電極11と第2電極21とが重なる電極交差部内の領域R0における第2電極21のみを視認側から見た部分平面図を図7に示す。
第2電極21は、図7に比較的太い破線で描かれた第2検出電極部21Aと、図7に比較的細い破線で描かれた第2電極内ダミー部21Bとを有している。第2検出電極部21Aおよび第2電極内ダミー部21Bは、それぞれ、金属細線M2Aおよび金属細線M2Bから形成されており、第2電極内ダミー部21Bは、第2検出電極部21Aに電気的に接続されておらず、第2検出電極部21Aから絶縁されるように配置されている。
第2検出電極部21Aは、図8に示される第2検出単位パターンT2Aを構成単位とする繰り返しパターンを有し、第2電極内ダミー部21Bは、図9に示される第2ダミー単位パターンT2Bを構成単位とする繰り返しパターンを有している。繰り返しパターンを用いることにより、電極のメッシュパターンの設計が容易にできるので、好ましい。これらの第2検出単位パターンT2Aおよび第2ダミー単位パターンT2Bは、いずれも図7の、例えば、領域R2内に存在する第2検出電極部21Aの金属細線M2Aおよび第2電極内ダミー部21Bの金属細線M2Bにより形成されるパターンであり、図4に示した第1電極11の第1検出電極部11Aの第1検出単位パターンT1Aおよび図5に示した第1電極11の第1電極内ダミー部11Bの第1ダミー単位パターンT1Bと同じ大きさを有している。
図10に示されるように、第2検出電極部21Aを形成する金属細線M2Aの線幅W2Aと、第2電極内ダミー部21Bを形成する金属細線M2Bの線幅W2Bは、視認性を確保するために、例えば、10μm以下、特に、0.5μm〜5μmの範囲内に設定されることが望ましい。
なお、第2検出電極部21Aを形成する金属細線M2Aの線幅W2Aと、第2電極内ダミー部21Bを形成する金属細線M2Bの線幅W2Bは、互いに等しい値とすることが好ましいが、互いに異なっていてもよい。
また、図7においては、第2検出電極部21Aを形成する金属細線M2Aと第2電極内ダミー部21Bを形成する金属細線M2Bが互いに交わるように見える偽交差箇所が、多数存在するが、図10に示されるように、偽交差箇所においても、金属細線M2Aと金属細線M2Bは、ギャップG2を隔てて離れており、互いに接触することはない。このため、第2検出電極部21Aを形成する金属細線M2Aと第2電極内ダミー部21Bを形成する金属細線M2Bは、透明絶縁基板5の同一面(第2の面5B)上に形成されているものの、互いに電気的に絶縁された状態にある。なお、金属細線M2Aと金属細線M2Bの間のギャップG2は、例えば、0.1μm〜50μm、好ましくは、0.5μm〜40μm、より好ましくは、1.0μm〜30μm、さらに好ましくは、3.0μm〜25μmの値に設定することができる。
なお、第1電極11と第2電極21とが重なる電極交差部内の領域R0において、透明絶縁基板5の第1の面5A上に形成された第1電極11の第1検出電極部11Aと、透明絶縁基板5の第2の面5B上に形成された第2電極21の第2電極内ダミー部21Bは、視認側から見たときに、図11に示されるように、互いに組み合わされて第1のメッシュパターンMP1を形成している。第1のメッシュパターンMP1は、菱形の第1メッシュセルC1を繰り返し構成単位とし、第1のメッシュピッチP1を有するメッシュパターンである。ここで、第1のメッシュピッチP1は、第1の方向D1において互いに隣接する第1メッシュセルC1の重心間の第1の方向D1における距離として定義されるものとする。
また、第1電極11と第2電極21が重なる電極交差部内の領域R0において、透明絶縁基板5の第2の面5B上に形成された第2電極21の第2検出電極部21Aと、透明絶縁基板5の第1の面5A上に形成された第1電極11の第1電極内ダミー部11Bは、視認側から見たときに、図12に示されるように、互いに組み合わされて第2のメッシュパターンMP2を形成している。第2のメッシュパターンMP2は、第1のメッシュパターンMP1と同様に、菱形の第2メッシュセルC2を繰り返し構成単位とし、第2のメッシュピッチP2を有するメッシュパターンである。ここで、第2のメッシュピッチP2は、第1の方向D1において互いに隣接する第2メッシュセルC2の重心間の第1の方向D1における距離として定義されるものとする。
ここで、第1メッシュセルC1と第2メッシュセルC2とが同一形状であることが、タッチパネルの感度均一性を向上し、また、電極のメッシュパターンの設計を簡易にできるという観点から好ましい。第1メッシュセルC1と第2メッシュセルC2の形状は、表示装置と組み合わせて使用した際のモアレ抑制の観点から、菱形が好ましい。
なお、第2のメッシュピッチP2は、第1のメッシュピッチP1とは異なる値に設定されることができるが、第2のメッシュピッチP2は、第1のメッシュピッチP1と同じであることが、タッチパネルの感度の均一性が向上する点および視認性が向上する点で好ましい。以下においては、第1のメッシュピッチP1と第2のメッシュピッチP2とが互いに同一で、且つ、第1メッシュセルC1と第2メッシュセルC2の形状が同一の菱形である例として説明する。
ここで、第2のメッシュパターンMP2は、第1のメッシュパターンMP1に対して、第1のメッシュピッチP1の1/2だけずれた位置に配置されており、これにより、電極交差部内の領域R0において、透明絶縁基板5の第1の面5A上に形成された第1電極11と透明絶縁基板5の第2の面5B上に形成された第2電極21を視認側から見たときに、図13に示されるように、第1のメッシュパターンMP1と第2のメッシュパターンMP2が互いに組み合わされて第3のメッシュパターンMP3が形成されている。第1のメッシュパターンMP1を形成する金属細線と第2のメッシュパターンMP2を形成する金属細線とは、点状に重なるように配置されている。
具体的には、第2のメッシュパターンMP2は、第1のメッシュパターンMP1に対して、第1の方向D1に距離ΔLだけずれた位置に配置されることで、第2のメッシュパターンMP2を形成する金属細線と、この金属細線に隣接し且つ第1のメッシュパターンMP1を形成する金属細線との間隔が、第1のメッシュピッチP1の1/2となるように、第1のメッシュパターンMP1と第2のメッシュパターンMP2の相対位置が設定されている。このような配置にすることにより、第1電極11と第2電極21の交差部における寄生容量を下げることが可能となり、タッチパネルの感度を向上させることができる。
第3のメッシュパターンMP3は、菱形の第3メッシュセルC3を繰り返し構成単位とし、第3のメッシュピッチP3を有するメッシュパターンである。ここで、第3のメッシュピッチP3は、第1の方向D1において互いに隣接する第3メッシュセルC3の重心間の第1の方向D1における距離として定義されるものとする。第3のメッシュピッチP3は、第1のメッシュパターンMP1の第1のメッシュピッチP1および第2のメッシュパターンMP2の第2のメッシュピッチP2の1/2の値を有している。
このように、透明絶縁基板5の第1の面5A上に形成された第1電極11の第1検出電極部11Aと透明絶縁基板5の第2の面5B上に形成された第2電極21の第2電極内ダミー部21Bとが、視認側から見たときに、互いに組み合わされて第1のメッシュパターンMP1を形成し、透明絶縁基板5の第2の面5B上に形成された第2電極21の第2検出電極部21Aと透明絶縁基板5の第1の面5A上に形成された第1電極11の第1電極内ダミー部11Bとが、視認側から見たときに、互いに組み合わされて第2のメッシュパターンMP2を形成している。さらに、視認側から見たときに、第1のメッシュパターンMP1と第2のメッシュパターンMP2が互いに組み合わされて第3のメッシュパターンMP3を形成している。
このため、タッチ操作を検出するために使用される第1電極11の第1検出電極部11Aおよび第2電極21の第2検出電極部21Aを、第1のメッシュパターンMP1の第1メッシュセルC1および第2のメッシュパターンMP2の第2メッシュセルC2、第3のメッシュパターンMP3の第3メッシュセルC3に比べて、より大きな繰り返しパターンとすることができる。
したがって、視認側から見たときに、金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bの存在が目立ちにくくなるように、互いに隣接する金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bの間隔が狭められ、且つ、タッチパネル2と組み合わせて表示装置を使用した際にモアレの発生を低減するように、第3メッシュセルC3の大きさおよび角度を選択して第3のメッシュパターンMP3を設計しても、第1検出電極部11Aおよび第2検出電極部21Aの寄生容量を小さく押さえることができる。すなわち、視認性の向上およびモアレ発生の低減を図りながらも、タッチ位置の検出感度を高めることが可能となる。
なお、透明絶縁基板5の第1の面5A上に並列配置された複数の第1電極11の間の領域に、これら第1電極11の第1検出電極部11Aから電気的に絶縁されたダミー電極を有し、透明絶縁基板5の第2の面5B上に並列配置された複数の第2電極21の間の領域に、これら第2電極21の第2検出電極部21Aから電気的に絶縁されたダミー電極を有する構成とすることができる。
複数の第1電極11の間に位置するダミー電極は、図3に示した第1電極11の第1検出電極部11Aおよび第1電極内ダミー部11Bの双方による繰り返しパターンを有するように金属細線から形成され、複数の第2電極21の間に位置するダミー電極は、図7に示した第2電極21の第2検出電極部21Aおよび第2電極内ダミー部21Bの双方による繰り返しパターンを有するように金属細線から形成される。なお、第1電極11とダミー電極の絶縁、および、第2電極21とダミー電極の絶縁は、金属細線に断線幅0.5〜30μmの断線部分を設けることで形成される。ダミー電極を構成する金属細線の内部にさらに複数の断線部分を設けて、ダミー電極を絶縁領域としてもよい。
透明絶縁基板5の第1の面5A上および第2の面5B上にそれぞれこのようなダミー電極を形成することにより、視認側から見たときに、第1電極11と第2電極21が重なる電極交差部だけでなく、透過領域S1の全面にわたって図13に示される第3のメッシュパターンMP3が形成されることとなり、第1電極11と第2電極21のパターン見えを防止でき、さらに、視認性の向上およびモアレ発生の低減を実現することができる。
以下、導電性部材1を構成する各部材について説明する。
<透明絶縁基板>
透明絶縁基板5は、透明で電気絶縁性を有し、第1電極11および第2電極21を支持することができれば、特に限定されるものではないが、透明絶縁基板5を構成する材料として、例えば、ガラス、強化ガラス、無アルカリガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET:polyethylene terephthalate)、ポリエチレンナフタレート(PEN:polyethylene naphthalate)、シクロオレフィンポリマー(COP:cyclo-olefin polymer)、環状オレフィン・コポリマー(COC:cyclic olefin copolymer)、ポリカーボネート(PC:polycarbonate)、アクリル樹脂、ポリエチレン(PE:polyethylene)、ポリプロピレン(PP:polypropylene)、ポリスチレン(PS:polystylene)、ポリ塩化ビニル(PVC:polyvinyl chloride)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC:polyvinylidene chloride)、トリアセチルセルロース(TAC:cellulose triacetate)等を使用することができる。透明絶縁基板5の厚さは、例えば、20〜1100μmが好ましい。特に、PETのような有機樹脂基板の場合は、厚さ30〜100μmが好ましい。
透明絶縁基板5の全光線透過率は、40%〜100%であることが好ましい。全光透過率は、例えば、JIS K 7375:2008に規定される「プラスチック--全光線透過率および全光線反射率の求め方」を用いて測定されるものである。
透明絶縁基板5の好適態様の1つとしては、大気圧プラズマ処理、コロナ放電処理および紫外線照射処理からなる群から選択される少なくとも1つの処理が施された処理済基板が挙げられる。上述の処理が施されることにより、処理された透明絶縁基板5の表面にOH基等の親水性基が導入され、第1電極11および第2電極21との密着性が向上する。上述の処理の中でも、第1電極11および第2電極21との密着性がより向上する点で、大気圧プラズマ処理が好ましい。
透明絶縁基板5の他の好適態様としては、第1電極11が形成される第1の面5Aおよび第2電極21が形成される第2の面5B上に、高分子を含む下塗り層を有することが好ましい。この下塗り層上に、第1電極11および第2電極21を形成するための感光性層が形成されることにより、第1電極11と第1の面5Aおよび第2電極21と第2の面5Bとの密着性がより向上する。
下塗り層の形成方法は特に限定されるものではないが、例えば、高分子を含む下塗り層形成用組成物を基板上に塗布して、必要に応じて加熱処理を施す方法が挙げられる。下塗り層形成用組成物には、必要に応じて、溶媒が含まれていてもよい。溶媒の種類は特に限定されるものではないが、後述する感光性層形成用組成物において使用される溶媒が例示される。また、高分子を含む下塗り層形成用組成物として、ゼラチン、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、無機または高分子の微粒子を含むアクリル・スチレン系ラテックス等を使用してもよい。
下塗り層の厚みは特に限定されるものではないが、第1電極11および第2電極21の透明絶縁基板5との密着性がより優れる点において、0.02〜0.3μmが好ましく、0.03〜0.2μmがより好ましい。
なお、必要に応じて、導電性部材1は、透明絶縁基板5と第1電極11および第2電極21との間に他の層として、上述の下塗り層以外に、例えば、アンチハレーション層を備えていてもよい。
<金属細線>
図6および図10を参照して上述したように、第1電極11の第1検出電極部11Aを形成する金属細線M1Aおよび第1電極内ダミー部11Bを形成する金属細線M1B、並びに、第2電極21の第2検出電極部21Aを形成する金属細線M2Aおよび第2電極内ダミー部21Bを形成する金属細線M2Bは、視認性を確保するために、例えば、0.5〜5μmの範囲内に設定された線幅を有することが望ましい。金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bが、このような線幅を有していれば、低抵抗の第1検出電極部11Aおよび第2検出電極部21Aを比較的容易に形成することができる。
金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bの厚さは、特に限定されるものではないが、1〜200μmが好ましく、10μm以下であることがより好ましく、2μm以下であることがさらに好ましく、0.01〜2μmであることが特に好ましく、0.05〜1μmであることが最も好ましい。これにより、第1検出電極部11Aおよび第2検出電極部21Aの低抵抗化と、第1検出電極部11A、第1電極内ダミー部11B、第2検出電極部21Aおよび第2電極内ダミー部21Bの耐久性の向上を比較的容易に実現することができる。
金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bは、金属または合金を形成材料とし、例えば、銅、アルミニウムまたは銀から形成することができる。金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bには、金属銀が含まれることが好ましいが、金属銀以外の金属、例えば、金、銅等が含まれていてもよい。また、金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bは、メッシュパターンの形成に好適な、金属銀およびゼラチンまたはアクリル−スチレン系ラテックス等の高分子バインダーが含有されたものであることが好ましい。その他の好ましいものとして、銅、アルミニウム、銀、モリブデン、チタンの金属およびその合金が挙げられる。また、これらの積層構造であってもよく、例えば、モリブデン/アルミニウム/モリブデンの積層構造の金属細線が使用できる。
さらに、金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bは、例えば、金属酸化物粒子、銀ペーストおよびは銅ペースト等の金属ペースト、並びに銀ナノワイヤおよび銅ナノワイヤ等の金属ナノワイヤ粒子を含むものであってもよい。
金属細線の視認性を向上させるために、少なくとも金属細線の視認側に黒化層を形成してもよい。黒化層としては、金属酸化物、金属窒化物、金属酸窒化物、金属硫化物等が使用され、代表的には、酸窒化銅、窒化銅、酸化銅、酸化モリブデン等が使用できる。
第1のメッシュパターンMP1と第2のメッシュパターンMP2が互いに組み合わされて形成される第3のメッシュパターンMP3の第3のメッシュピッチP3の大きさは、特に制限されないが、視認性を考慮して、50〜500μmであることが好ましく、150〜300μmであることがさらに好ましい。
第1のメッシュパターンMP1の構成単位となる第1メッシュセルC1と第2のメッシュパターンMP2の構成単位となる第2メッシュセルC2および第3のメッシュパターンMP3の構成単位となる第3メッシュセルC3は、表示装置と組み合わせて使用する際のモアレ抑制の観点から、四角形、特に菱形が好ましい。この菱形の鋭角の大きさは、例えば、10度〜88度、好ましくは、30度〜88度、より好ましくは、40度〜88度、さらに好ましくは、50度〜88度とすることができる。
また、図13に示される第3のメッシュパターンMP3は、多数の第3メッシュセルC3が第1の方向D1および第2の方向D2にそれぞれ配列された定型のパターンであるが、これに限るものではなく、不規則なパターンとしてもよい。
また、第3のメッシュパターンMP3は、第3メッシュパターンMP3を構成する複数の第3メッシュセルC3の辺の長さの平均値に対して、−10%〜+10%の不規則な辺の長さを有する多角形状、特に、四角形状の第3メッシュセルにより構成された不規則なパターンであってもよい。上記の構成により、表示装置と組み合わせた時にモアレの低減とカラーノイズ低減の両立ができる。
また、複数の第3メッシュセルC3の辺の長さの平均値を算出する際には、定められた面積を有する領域内に配置されている複数の第3メッシュセルC3に対して辺の長さの平均値を算出することができる。例えば、10mm×10mmの領域内に配置されている複数の第3メッシュセルC3に対して辺の長さの平均値を算出することが好ましい。
第3のメッシュパターンMP3をこのような不規則なパターンとするためには、不規則な形状を有する複数の第1メッシュセルC1により形成された第1のメッシュパターンMP1および不規則な形状を有する複数の第2メッシュセルC2により形成された第2のメッシュパターンMP2を用いて第3のメッシュパターンMP3を形成することもできる。この場合には、第1のメッシュパターンMP1の第1のメッシュピッチP1は、第1の方向において互いに隣接する2つの第1メッシュセルC1の重心間の第1の方向における距離の平均値により定義されることができる。また、第2のメッシュパターンMP2の第2のメッシュピッチP2も、第1の方向において互いに隣接する2つの第2メッシュセルC2の重心間の第1の方向における距離の平均値により定義されることができる。
また、互いに隣接するメッシュセルの重心間の距離の平均値を算出する際には、定められた面積を有する領域内に配置されている複数の第1メッシュセルC1および複数の第2メッシュセルC2について、互いに隣接するメッシュセルの重心間の距離の平均値を算出することができる。例えば、10mm×10mmの領域内に配置されている複数の第1メッシュセルC1および第2メッシュセルC2に対して辺の長さの平均値を算出することが好ましい。
さらに、第1のメッシュパターンMP1の構成単位となる第1メッシュセルC1と第2のメッシュパターンMP2の構成単位となる第2メッシュセルC2の大きさまたは形状(角度を含む)を、互いに異ならせることによっても、不規則な形状を有する複数の第3メッシュセルC3により形成された第3のメッシュパターンMP3を構成することができる。
次に、金属細線M1A、M1B、M2AおよびM2Bの形成方法について説明する。これらの金属細線の形成方法として、例えば、めっき法、銀塩法、蒸着法および印刷法等が適宜利用可能である。
めっき法による金属細線の形成方法について説明する。例えば、金属細線は、無電解めっき下地層に無電解めっきを施すことにより下地層上に形成される金属めっき膜を用いて構成することができる。この場合、金属細線は、少なくとも金属微粒子を含有する触媒インクを基材上にパターン状に形成した後に、基材を無電解めっき浴に浸漬し、金属めっき膜を形成することにより形成される。より具体的には、特開2014−159620号公報に記載の金属被膜基材の製造方法を利用することができる。また、金属細線は、少なくとも金属触媒前駆体と相互作用し得る官能基を有する樹脂組成物を基材上にパターン状に形成した後、触媒または触媒前駆体を付与し、基材を無電解めっき浴に浸漬し、金属めっき膜を形成することにより形成される。より具体的には、特開2012−144761号公報に記載の金属被膜基材の製造方法を応用することができる。
銀塩法による金属細線の形成方法について説明する。まず、ハロゲン化銀が含まれる銀塩乳剤層に、金属細線となる露光パターンを用いて露光処理を施し、その後現像処理を行うことにより、金属細線を形成することができる。より具体的には、特開2012−6377号公報、特開2014−112512号公報、特開2014−209332号公報、特開2015−22397号公報、特開2016−192200号公報および国際公開第2016/157585号に記載の金属細線の製造方法を利用することができる。
蒸着法による金属細線の形成方法について説明する。まず、蒸着により、銅箔層を形成し、フォトリソグラフィー法により銅箔層から銅配線を形成することにより、金属細線を形成することができる。銅箔層は、蒸着銅箔以外にも、電解銅箔が利用可能である。より具体的には、特開2014−29614号公報に記載の銅配線を形成する工程を利用することができる。
印刷法による金属細線の形成方法について説明する。まず、導電性粉末を含有する導電性ペーストを金属細線と同じパターンとなるように基板に塗布し、その後、加熱処理を施すことにより金属細線を形成することができる。導電性ペーストを用いたパターン形成は、例えば、インクジェット法またはスクリーン印刷法を用いることができる。導電性ペーストとしては、より具体的には、特開2011−28985号公報に記載の導電性ペーストを利用することができる。
<保護層>
透明な保護層7Aおよび7Bとしては、ゼラチン、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の有機膜、および、二酸化シリコン等の無機膜を使用することができ、膜厚は、10nm以上10000nm以下であることが好ましい。
また必要に応じて、保護層上に透明コート層を形成してもよい。透明コート層としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の有機膜が使用され、膜厚は1μm以上100μm以下が好ましい。
また、タッチパネル2を構成するカバーパネル3の材質としては、強化ガラス、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA:polymethyl methacrylate)等を使用することができ、カバーパネル3の厚さは0.1〜1.5mmが好ましい。また、カバーパネル3には、周辺領域S2を遮光する加飾層を形成してもよい。
さらに、カバーパネル3に導電性部材1を接合するための透明な接着剤4としては、光学透明粘着シート(OCA:Optical Clear Adhesive)または光学透明粘着樹脂(OCR:Optical Clear Resin)を使用することができ、好ましい膜厚は、10μm以上200μm以下である。光学透明粘着シートとしては、例えば、3M社製の8146シリーズの使用が可能である。
<周辺配線絶縁膜>
図2に示す第1周辺配線12、第2周辺配線22上に、周辺配線間のショートおよび周辺配線の腐食を防止する目的で、周辺配線絶縁膜を形成してもよい。周辺配線絶縁膜としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の有機膜が使用され、膜厚は1μm以上30μm以下が好ましい。周辺配線絶縁膜は、第1周辺配線12、第2周辺配線22のどちらか一方のみに形成してもよい。
ここで、一例として、銀塩法により金属細線を形成して導電性部材1を作製する方法を具体的に説明する。
(ハロゲン化銀乳剤の調製)
温度38℃、pH(potential of hydrogen)4.5に保たれた下記1液に、下記2液および3液の各々90%に相当する量を、攪拌しながら同時に20分間にわたって加え、0.16μmの核粒子を形成した。続いて下記の4液および5液を8分間にわたって加え、さらに、下記の2液および3液の残りの10%の量を2分間にわたって加え、粒子を0.21μmまで成長させた。さらに、ヨウ化カリウム0.15gを加え、5分間熟成し粒子形成を終了した。
1液:
水・・・750ml
ゼラチン・・・9g
塩化ナトリウム・・・3g
1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−チオン・・・20mg
ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム・・・10mg
クエン酸・・・0.7g
2液:
水・・・300ml
硝酸銀・・・150g
3液:
水・・・300ml
塩化ナトリウム・・・38g
臭化カリウム・・・32g
ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウム(0.005%KCl 20%水溶液)・・・8ml
ヘキサクロロロジウム酸アンモニウム(0.001%NaCl 20%水溶液)・・・10ml
4液:
水・・・100ml
硝酸銀・・・50g
5液:
水・・・100ml
塩化ナトリウム・・・13g
臭化カリウム・・・11g
黄血塩・・・5mg
その後、常法に従い、フロキュレーション法によって水洗した。具体的には、温度を35℃に下げ、3リットルの蒸留水を加え、硫酸を用いてハロゲン化銀が沈降するまでpHを下げた(pH3.6±0.2の範囲であった)。次に、上澄み液を約3リットル除去した(第一水洗)。さらに3リットルの蒸留水を加えてから、ハロゲン化銀が沈降するまで硫酸を加えた。再度、上澄み液を3リットル除去した(第二水洗)。第二水洗と同じ操作をさらに1回繰り返して(第三水洗)、水洗−脱塩工程を終了した。水洗−脱塩後の乳剤をpH6.4、pAg7.5に調整し、ゼラチン3.9g、ベンゼンチオスルホン酸ナトリウム10mg、ベンゼンチオスルフィン酸ナトリウム3mg、チオ硫酸ナトリウム15mgおよび塩化金酸10mgを加え55℃にて最適感度を得るように化学増感を施し、安定剤として1,3,3a,7−テトラアザインデン100mg、および防腐剤としてプロキセル(商品名、ICI Co.,Ltd.製)100mgを加えた。最終的に得られた乳剤は、沃化銀を0.08モル%含み、塩臭化銀の比率を塩化銀70モル%、臭化銀30モル%とする、平均粒子径0.22μm、変動係数9%のヨウ塩臭化銀立方体粒子乳剤であった。
(感光性層形成用組成物の調製)
上述の乳剤に1,3,3a,7−テトラアザインデン1.2×10-4モル/モルAg、ハイドロキノン1.2×10-2モル/モルAg、クエン酸3.0×10-4モル/モルAg、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩0.90g/モルAg、および微量の硬膜剤を添加し、クエン酸を用いて塗布液pHを5.6に調整した。
上述の塗布液に、含有するゼラチンに対して、(P−1)で表されるポリマーと分散剤としてのジアルキルフェニルPEO硫酸エステルとを含有するポリマーラテックス(分散剤/ポリマーの質量比が2.0/100=0.02)をポリマー/ゼラチン(質量比)=0.5/1になるように添加した。
さらに、架橋剤としてEPOXY RESIN DY 022(商品名、ナガセケムテックス社製)を添加した。なお、架橋剤の添加量は、後述する感光性層中における架橋剤の量が0.09g/mとなるように調整した。
以上のようにして感光性層形成用組成物を調製した。
なお、上述の(P−1)で表されるポリマーは、特許第3305459号および特許第3754745号を参照して合成した。
(感光性層形成工程)
透明絶縁基板5の両面に、上述のポリマーラテックスを塗布して、厚み0.05μmの下塗り層を設けた。透明絶縁基板5には、38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(富士フイルム社製)を用いた。
次に、下塗り層上に、上述のポリマーラテックスとゼラチン、および光学濃度が約1.0で現像液のアルカリにより脱色する染料の混合物により形成されるアンチハレーション層を設けた。なお、アンチハレーション層におけるポリマーとゼラチンとの混合質量比(ポリマー/ゼラチン)は2/1であり、ポリマーの含有量は0.65g/mであった。
上述のアンチハレーション層の上に、上述の感光性層形成用組成物を塗布し、さらに上記ポリマーラテックスとゼラチンとエポクロスK−2020E(商品名、日本触媒株式会社製、オキサゾリン系架橋反応性ポリマーラテックス(架橋性基:オキサゾリン基))、スノーテックスC(登録商標、商品名、日産化学工業株式会社製、コロイダルシリカ)とを固形分質量比(ポリマー/ゼラチン/エポクロスK−2020E/スノーテックスC(登録商標))1/1/0.3/2で混合した組成物を、ゼラチン量が0.08g/mとなるように塗布し、両面に感光性層が形成された支持体を得た。両面に感光性層が形成された支持体をフィルムAとする。形成された感光性層は、銀量6.2g/m、ゼラチン量1.0g/mであった。
(露光現像工程)
図3に示すようなパターンを有する第1のフォトマスクおよび図7に示すようなパターンを有する第2のフォトマスクをそれぞれ用意しておき、フィルムAの両面に、それぞれ、第1のフォトマスクおよび第2のフォトマスクを配置し、高圧水銀ランプを光源とした平行光を用いて両面同時露光を行った。
露光後、下記の現像液で現像し、さらに定着液(商品名、CN16X用N3X−R、富士フィルム社製)を用いて現像処理を行った。さらに、純水でリンスし、乾燥することにより、両面にAg(銀)からなる金属細線とゼラチン層とが形成された支持体を得た。ゼラチン層は金属細線間に形成されていた。得られたフィルムをフィルムBとする。
(現像液の組成)
現像液1リットル(L)中に、以下の化合物が含まれる。
ハイドロキノン・・・0.037mol/L
N−メチルアミノフェノール・・・0.016mol/L
メタホウ酸ナトリウム・・・0.140mol/L
水酸化ナトリウム・・・0.360mol/L
臭化ナトリウム・・・0.031mol/L
メタ重亜硫酸カリウム・・・0.187mol/L
(ゼラチン分解処理)
フィルムBに対して、タンパク質分解酵素(ナガセケムテックス社製ビオプラーゼAL−15FG)の水溶液(タンパク質分解酵素の濃度:0.5質量%、液温:40℃)への浸漬を120秒間行った。フィルムBを水溶液から取り出し、温水(液温:50℃)に120秒間浸漬し、洗浄した。ゼラチン分解処理後のフィルムをフィルムCとする。
(低抵抗化処理)
フィルムCに対して、金属製ローラを備えたカレンダ装置を用いて、30kNの圧力でカレンダ処理を行った。このとき、線粗さRa=0.2μm、Sm=1.9μm(株式会社キーエンス製形状解析レーザ顕微鏡VK−X110にて測定(JIS−B−0601−1994))の粗面形状を有するPETフィルム2枚を、これらの粗面がフィルムCの表面および裏面と向き合うように共に搬送して、フィルムCの表面および裏面に粗面形状を転写形成した。
カレンダ処理後、フィルムCを温度150℃の過熱蒸気槽に120秒間かけて通過させて、加熱処理を行った。加熱処理後のフィルムをフィルムDとする。このフィルムDが導電性部材1である。
上記の実施の形態では、図1に示す透明絶縁基板5の両面に金属細線により形成される第1電極11と第2電極21とが配置された構成を説明したが、このような構成に限定されるものではない。本発明は、第1電極11と第2電極21とが透明絶縁部材を介して絶縁されている構成であればよく、例えば、特開2016−126731号公報の図11に示されるように、2枚の電極基板が透明粘着層を介して貼り合わされた構成としてもよく、あるいは、特開2010−97536号公報の図4に示されるように、透明基板上に列配線と行配線とを層間絶縁膜を介して設ける構造であってもよい。前者の場合は、電極基板と透明粘着層とで透明絶縁部材を構成し、後者の場合は、層間絶縁層が透明絶縁部材に相当する。
1 導電性部材、2 タッチパネル、3 カバーパネル、4 接着剤、5 透明絶縁基板、5A 第1の面、5B 第2の面、6A,6B 金属細線、7A,7B 保護層、11 第1電極、11A 第1検出電極部、11B 第1電極内ダミー部、12 第1周辺配線、13 第1外部接続端子、14 第1コネクタ部、21 第2電極、21A 第2検出電極部、21B 第2電極内ダミー部、22 第2周辺配線、23 第2外部接続端子、24 第2コネクタ部、S1 透過領域、S2 周辺領域、D1 第1の方向、D2 第2の方向、M1A,M1B,M2A,M2B 金属細線、G1,G2 ギャップ、W1A,W1B,W2A,W2B 線幅、R0,R1,R2 領域、T1A 第1検出単位パターン、T1B 第1ダミー単位パターン、T2A 第2検出単位パターン、T2B 第2ダミー単位パターン、MP1 第1のメッシュパターン、MP2 第2のメッシュパターン、MP3 第3のメッシュパターン、C1 第1メッシュセル、C2 第2メッシュセル、C3 第3メッシュセル、P1 第1のメッシュピッチ、P2 第2のメッシュピッチ、P3 第3のメッシュピッチ、ΔL 距離。

Claims (9)

  1. 透過領域を有する導電性部材であって、
    透明絶縁部材と、
    それぞれ第1の方向に延び且つ前記第1の方向に直交する第2の方向に並列配置された複数の第1電極と、
    それぞれ前記第2の方向に延び且つ前記第1の方向に並列配置された複数の第2電極と
    を備え、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極とは、前記透明絶縁部材を介して配置され、
    前記第1電極は、金属細線により形成される第1検出電極部と、金属細線により形成され且つ前記第1検出電極部から絶縁されるように配置された第1電極内ダミー部とを有し、
    前記第2電極は、金属細線により形成される第2検出電極部と、金属細線により形成され且つ前記第2検出電極部から絶縁されるように配置された第2電極内ダミー部とを有し、
    前記第1電極と前記第2電極とが重なる領域において、前記第1検出電極部と前記第2電極内ダミー部が組み合わされて複数の第1メッシュセルにより構成される第1のメッシュパターンを形成し、前記第2検出電極部と前記第1電極内ダミー部が組み合わされて複数の第2メッシュセルにより構成される第2のメッシュパターンを形成し、前記第1のメッシュパターンと前記第2のメッシュパターンが組み合わされて複数の第3メッシュセルにより構成される第3のメッシュパターンを形成する導電性部材。
  2. 前記第1のメッシュパターンは、第1のメッシュピッチを有し、
    前記第2のメッシュパターンは、第2のメッシュピッチを有し、
    前記第1のメッシュパターンを形成する金属細線と前記第2のメッシュパターンを形成する金属細線とは、点状に重なる部分以外は互いに異なる位置となるように配置され、
    前記第3のメッシュパターンは、前記第1のメッシュピッチおよび前記第2のメッシュピッチよりも小さい第3のメッシュピッチを有する請求項1に記載の導電性部材。
  3. 前記第1のメッシュピッチと前記第2のメッシュピッチは、互いに同一であり、
    前記第2のメッシュパターンは、前記第1のメッシュパターンから前記第1のメッシュピッチの1/2だけずれた位置に配置され、
    前記第3のメッシュピッチは、前記第1のメッシュピッチおよび前記第2のメッシュピッチの1/2の値を有する請求項2に記載の導電性部材。
  4. 前記第1検出電極部は、第1検出単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、
    前記第1電極内ダミー部は、前記第1検出単位パターン内に配置された第1ダミー単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、
    前記第2検出電極部は、前記第1検出単位パターンと同じ大きさの第2検出単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有し、
    前記第2電極内ダミー部は、前記第2検出単位パターン内に配置された第2ダミー単位パターンを構成単位とする繰り返しパターンを有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性部材。
  5. 前記第1メッシュセル、前記第2メッシュセルおよび前記第3メッシュセルは、それぞれ四角形の形状を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性部材。
  6. 前記四角形は、菱形である請求項5に記載の導電性部材。
  7. 前記第1メッシュセルと前記第2メッシュセルは、互いに同一の形状を有する請求項5または6に記載の導電性部材。
  8. 前記第3メッシュセルの辺の長さは、前記第3のメッシュパターンを構成する複数の前記第3メッシュセルの辺の長さの平均値に対して、−10%以上+10%以下の不規則な値を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性部材。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の導電性部材を用いたタッチパネル。
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