JPWO2018150898A1 - ニッケル亜鉛電池 - Google Patents

ニッケル亜鉛電池 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018150898A1
JPWO2018150898A1 JP2018568104A JP2018568104A JPWO2018150898A1 JP WO2018150898 A1 JPWO2018150898 A1 JP WO2018150898A1 JP 2018568104 A JP2018568104 A JP 2018568104A JP 2018568104 A JP2018568104 A JP 2018568104A JP WO2018150898 A1 JPWO2018150898 A1 JP WO2018150898A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ldh
separator
nickel zinc
zinc battery
nickel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018568104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6978006B2 (ja
Inventor
範之 園山
範之 園山
直美 橋本
直美 橋本
直美 齊藤
直美 齊藤
鬼頭 賢信
賢信 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Nagoya Institute of Technology NUC
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Nagoya Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd, Nagoya Institute of Technology NUC filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JPWO2018150898A1 publication Critical patent/JPWO2018150898A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978006B2 publication Critical patent/JP6978006B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/489Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/24Alkaline accumulators
    • H01M10/30Nickel accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/24Electrodes for alkaline accumulators
    • H01M4/32Nickel oxide or hydroxide electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/52Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of nickel, cobalt or iron
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/409Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
    • H01M50/443Particulate material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
    • H01M50/489Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
    • H01M50/497Ionic conductivity
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

容量の改善されたニッケル亜鉛電池が提供される。本発明のニッケル亜鉛電池は、Ni及び遷移金属Mを構成元素として含有する層状複水酸化物(Ni−M−LDH)を含む正極と、亜鉛及び/又は酸化亜鉛を含む負極と、アルカリ金属水酸化物水溶液を含む電解液と、正極と負極とを水酸化物イオン伝導可能に隔離する、層状複水酸化物(LDH)セパレータとを備えたものである。

Description

本発明は、ニッケル亜鉛電池に関するものである。
ニッケル亜鉛二次電池は古くから開発及び検討がなされてきたものの、実用化への障壁が大きいことが知られている。これは、充電時に負極を構成する亜鉛がデンドライトという樹枝状結晶を生成し、このデンドライトがセパレータを突き破って正極と短絡を引き起こすという問題があるためである。一方で、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池が既に商品化されている。しかしながら、ニッケル亜鉛二次電池は、ニッケルカドミウム二次電池と比べて約5倍、ニッケル水素二次電池と比べて2.5倍、リチウムイオン電池と比べて1.3倍という極めて高い理論容量密度を有し、かつ、原料価格も低いとの長所を有している。したがって、ニッケル亜鉛二次電池において、亜鉛デンドライトによる短絡を防止する技術が強く望まれている。
そのような問題ないし要望に対処すべく、水酸化物イオン(OH)伝導性を有する層状複水酸化物(LDH)セパレータが提案されている。例えば、特許文献1(国際公開第2013/118561号)には、ニッケル亜鉛二次電池において、亜鉛デンドライトによる短絡の防止を目的として、LDHセパレータを正極及び負極間に設けることが開示されている。また、特許文献2(国際公開第2016/076047号)には、多孔質基材と複合化されたLDHセパレータを備えたセパレータ構造体が開示されており、LDHセパレータがガス不透過性及び/又は水不透過性を有する程の高い緻密性を有することが開示されている。
一方、特許文献3(特開昭61−285661号公報)には、アルカリ蓄電池において、非充電状態で一般式[M2+ (1−x)Fe3+ (OH)X+[(x/n)Xn−,yHO]X−(式中、xは0.05〜0.4であり、M2+は酸化性及び還元性の陽イオンを表し、Xn−は少なくとも錯体複水酸化物の陽イオンを充電保証する任意の陰イオンを表す)の複水酸化物である陽蓄電池電極を用いることが開示されている。
国際公開第2013/118561号 国際公開第2016/076047号 特開昭61−285661号公報
ところで、上述したようなLDHセパレータ搭載ニッケル亜鉛電池では、ニッケル正極にβ−Ni(OH)が使用されているが、ほぼ100%の反応電子数で充放電しているため、更なる容量増加が見込めないとの問題がある。そこで、更なる容量増加が見込める新たな正極が求められる。
本発明者らは、今般、ニッケル亜鉛電池において、Ni及び遷移金属Mを構成元素として含有する層状複水酸化物(Ni−M−LDH)をニッケル亜鉛電池の正極に用いることで、ニッケル亜鉛電池の容量を改善できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、容量の改善されたニッケル亜鉛電池を提供することにある。
本発明の一態様によれば、Ni及び遷移金属Mを構成元素として含有する層状複水酸化物(Ni−M−LDH)を含む正極と、
亜鉛及び/又は酸化亜鉛を含む負極と、
アルカリ金属水酸化物水溶液を含む電解液と、
所望により、前記正極と前記負極とを水酸化物イオン伝導可能に隔離する、層状複水酸化物(LDH)セパレータと、
を備えた、ニッケル亜鉛電池が提供される。
本発明のニッケル亜鉛二次電池の一態様を示す図である。 例1で作製されたNi−Fe−LDH粉末を40000倍で撮影したSEM像である。 例1で作製されたNi−Fe−LDH粉末を正極に用いたニッケル亜鉛二次電池について測定された充放電曲線である。 例4で作製されたNi−V−LDH粉末を40000倍で撮影したSEM像である。 例4で作製されたNi−V−LDH粉末を正極に用いたニッケル亜鉛二次電池について測定された充放電曲線である。
図1に本発明によるニッケル亜鉛電池が概念的に示される。図1に示されるように、ニッケル亜鉛電池10は、正極12と、負極14と、電解液16と、所望により層状複水酸化物(LDH)セパレータ28とを備える。正極12は、Ni及び遷移金属Mを構成元素として含有する層状複水酸化物(Ni−M−LDH)を含む。負極14は、亜鉛及び/又は酸化亜鉛を含む。電解液16は、アルカリ金属水酸化物水溶液を含む。LDHセパレータ28は、正極12と負極14とを水酸化物イオン伝導可能に隔離する。かかる構成によれば、Ni−M−LDHをニッケル亜鉛電池の正極に用いることで、ニッケル亜鉛電池の容量を改善することができる。前述のとおり、従来のLDHセパレータ搭載ニッケル亜鉛電池ではβ−Ni(OH)が正極に使用されているが、ほぼ100%の反応電子数で充放電しているため、更なる容量増加が見込めないとの問題がある。この点、α−Ni(OH)はβ−Ni(OH)の1.5倍の反応電子数を見込めるが、タップ密度が低いため、体積当たりの容量が小さくなってしまうとの問題がある。そこで、本発明者らは層状複水酸化物(LDH)に着目した。LDHもα−Ni(OH)と同様にプロトンの挿入離脱が起こるものと考えられ、1.5倍の電子反応が見込めるとともに、LDHにNi及び遷移金属Mを構成元素として含有させることで反応電子数の増加が期待できる。実際、本発明のNi−M−LDH含有正極によれば更なる容量増加が可能となる。
正極12は、Ni−M−LDHを含む。Ni−M−LDHは、層状複水酸化物(LDH)であって構成元素としてNi及び遷移金属Mを含有するものである。すなわち、一般的に知られているように、LDHは、複数の水酸化物基本層と、これら複数の水酸化物基本層間に介在する中間層とから構成される。水酸化物基本層は主として金属元素(典型的には金属イオン)とOH基で構成される。LDHの中間層は、陰イオン及びHOで構成される。陰イオンは1価以上の陰イオン、好ましくは1価又は2価のイオンである。好ましくは、LDH中の陰イオンはOH及び/又はCO 2−を含む。したがって、Ni−M−LDHは、水酸化物基本層を構成する金属元素の一部としてNi及び遷移金属Mないしそれらのイオンを含むものである。遷移金属Mは特に限定されず、任意の遷移金属であることができる。
本発明の好ましい態様によれば、遷移金属MがFeである。すなわち、Ni−M−LDHはNi及びFeを含むNi−Fe−LDHであるのが好ましい。この場合、LDHの水酸化物基本層を構成する金属元素がNi及びFeを含むものとなる。こうすることで、所望の組成のNi−Fe−LDH粉末が作製しやすくなる上、ニッケル亜鉛電池10の正極12に使用した場合に充放電容量を向上することができる。これらの観点から、Ni−M−LDH(すなわちNi−Fe−LDHにおける)Fe/(Ni+Fe)のモル比は0.15〜0.50であるのが好ましく、より好ましくは0.20〜0.40であり、さらに好ましくは0.20〜0.35である。これらの範囲内であると、ニッケル亜鉛電池10の正極12に使用した場合に充放電容量を更に向上することができる。
本発明の別の好ましい態様によれば、遷移金属MがVである。すなわち、Ni−M−LDHはNi及びVを含むNi−V−LDHであるのが好ましい。この場合、LDHの水酸化物基本層を構成する金属元素がNi及びVを含むものとなる。こうすることで、所望の組成のNi−V−LDH粉末が作製しやすくなる上、ニッケル亜鉛二次電池10の正極12に使用した場合に充放電容量を向上することができる。これらの観点から、Ni−M−LDH(すなわちNi−V−LDHにおける)V/(Ni+V)のモル比は0.15〜0.50であるのが好ましく、より好ましくは0.20〜0.40であり、さらに好ましくは0.20〜0.35である。これらの範囲内であると、ニッケル亜鉛電池10の正極12に使用した場合に充放電容量を更に向上することができる。
遷移金属Mの種類に関わらず、Ni−M−LDHは粒子状の形態を有するのが好ましい。粒子状であることで表面積が増大して大電流放電に対応可能となる。粒子状の形態のNi−M−LDHは0.05〜3μmの平均一次粒径を有するのが好ましく、より好ましくは0.1〜3μm、さらに好ましくは0.1〜1μm、特に好ましくは0.1〜0.6μm、最も好ましくは0.1〜0.4μmである。LDHは一般的に導電性に乏しいため、膜状の微構造よりも、粒子状の形態(特に上記のように一次粒径の小さいもの)の方が反応性が高いものと考えられる。本明細書において、一次粒径は、Ni−M−LDH一次粒子(板状粒子)の径の最長距離であり、走査型電子顕微鏡(SEM)により一次粒子観察可能な倍率(例えば40000倍)で観察し、SEMのソフトウェアの測長機能を用いて測定できるものである。また、平均一次粒径は、1視野あたり10個の一次粒子について一次粒径を測定するものとし、2視野分(すなわち合計20個の一次粒子)の一次粒径の平均値を算出することにより決定するのが望ましい。
Ni−M−LDH粉末の製造方法は特に限定されないが、上述したような粒径の小さいLDHを作製できる点で、共沈法または水熱法を採用するのが好ましい。例えば、Ni−M−LDH粉末は以下の手順により好ましく製造することができる。
1)エチレングリコール、アンモニア水及び炭酸ナトリウムを混合した溶液に、Niと遷移金属Mを所望の割合で含む金属イオン水溶液を加え攪拌する。
2)原料水溶液をオートクレーブに入れ、150〜200℃で3〜24時間水熱合成により結晶成長させ、LDH沈殿物を得る。
3)LDH沈殿物を含む溶液を吸引濾過してLDH沈殿物を回収し、水で洗浄し、エタノールでさらに洗浄後、真空中80℃で乾燥させてNi−M−LDH粉末を得る。
負極14は、亜鉛及び/又は酸化亜鉛を含む。亜鉛は、負極に適した電気化学的活性を有するものであれば、亜鉛金属、亜鉛化合物及び亜鉛合金のいずれの形態で含まれていてもよい。負極材料の好ましい例としては、酸化亜鉛、亜鉛金属、亜鉛酸カルシウム等が挙げられるが、亜鉛金属及び酸化亜鉛の混合物がより好ましい。負極14はゲル状に構成してもよいし、電解液16と混合して負極合材としてもよい。負極材料の形状は特に限定されないが、粉末状とすることが好ましく、それにより表面積が増大して大電流放電に対応可能となる。
電解液16は、アルカリ金属水酸化物水溶液を含む。すなわち、アルカリ金属水酸化物を含む水溶液が電解液16(例えば正極電解液16a及び負極電解液16b)として用いられる。アルカリ金属水酸化物の例としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化アンモニウム等が挙げられるが、水酸化カリウムがより好ましい。
電解液16は、正極12が浸漬される正極電解液16aと、負極14が浸漬される負極電解液16bとに分離されていてもよい。負極電解液16bには、亜鉛及び/又は酸化亜鉛の自己溶解を抑制するために、酸化亜鉛、水酸化亜鉛等の亜鉛化合物を添加するのが好ましい。電解液16(例えば正極電解液16a及び負極電解液16b)は正極12及び/又は負極14と混合させて正極合材及び/又は負極合材の形態で存在させてもよい。また、電解液の漏洩を防止するために電解液をゲル化してもよい。
電解液16が正極電解液16aと負極電解液16bとに分離される場合、正極12及び正極電解液16aが、負極14及び負極電解液16bと、層状複水酸化物(LDH)セパレータ28によって水酸化物イオン伝導可能に隔離されるのが好ましい。また、電解液16が正極電解液16aと負極電解液16bとに完全には分離されない場合(すなわち正極室と負極室で共通の電解液16が液絡している場合)であっても、正極12は負極14とLDHセパレータ28によって水酸化物イオン伝導可能に隔離されるのが好ましい。いずれにしても、LDHセパレータ28は、前述したように、亜鉛二次電池の分野において水酸化物イオン伝導性を有する緻密セパレータとして知られているものであり、亜鉛デンドライトによる正負極間の短絡を効果的に防止できるものであるが、以下にその好適態様を説明する。
LDHセパレータ28は層状複水酸化物(LDH)を含むセラミックスセパレータであり、正極12と負極14とを水酸化物イオン伝導可能に隔離する。好ましいLDHセパレータ28はガス不透過性及び/又は水不透過性を有する。換言すれば、LDHセパレータ28はガス不透過性及び/又は水不透過性を有するほどに緻密化されているのが好ましい。なお、本明細書において「ガス不透過性を有する」とは、特許文献2(国際公開第2016/076047号)に記載されるように、水中で測定対象物(すなわちLDHセパレータ28及び/又は多孔質基材30)の一面側にヘリウムガスを0.5atmの差圧で接触させても他面側からヘリウムガスに起因する泡の発生がみられないことを意味する。また、本明細書において「水不透過性を有する」とは、特許文献2(国際公開第2016/076047号)に記載されるように、測定対象物(例えばLDH膜及び/又は多孔質基材)の一面側に接触した水が他面側に透過しないことを意味する。すなわち、LDHセパレータ28がガス不透過性及び/又は水不透過性を有するということは、LDHセパレータ28が気体又は水を通さない程の高度な緻密性を有することを意味し、透水性を有する多孔性フィルムやその他の多孔質材料ではないことを意味する。こうすることで、LDHセパレータ28は、その水酸化物イオン伝導性に起因して水酸化物イオンのみを選択的に通すものとなり、電池用セパレータとしての機能を呈することができる。このため、充電時に負極14から生成して進展する亜鉛デンドライトによるセパレータの貫通を物理的に阻止して正負極間の短絡を防止するのに極めて効果的な構成となっている。もっとも、図1に示されるようにLDHセパレータ28が多孔質基材30と複合化されてよいのはいうまでもない。いずれにしても、LDHセパレータ28は水酸化物イオン伝導性を有するため、正極電解液16aと負極電解液16bとの間で必要な水酸化物イオンの効率的な移動を可能として正極12及び負極14における充放電反応を実現することができる。
LDHセパレータ28は層状複水酸化物(LDH)を含み、好ましくはLDHで構成される。前述したように、LDHは、複数の水酸化物基本層と、これら複数の水酸化物基本層間に介在する中間層とから構成される。水酸化物基本層は主として金属元素(典型的には金属イオン)とOH基で構成される。LDHの中間層は、陰イオン及びHOで構成される。陰イオンは1価以上の陰イオン、好ましくは1価又は2価のイオンである。好ましくは、LDH中の陰イオンはOH及び/又はCO 2−を含む。また、LDHはその固有の性質に起因して優れたイオン伝導性を有する。一般的に、LDHは、M2+ 1−x3+ (OH)n− x/n・mHO(式中、M2+は2価の陽イオンであり、M3+は3価の陽イオンであり、An−はn価の陰イオンであり、nは1以上の整数であり、xは0.1〜0.4であり、mは0以上である)の基本組成式で代表されるものとして知られている。上記基本組成式において、M2+は任意の2価の陽イオンでありうるが、好ましい例としてはMg2+、Ca2+及びZn2+が挙げられ、より好ましくはMg2+である。M3+は任意の3価の陽イオンでありうるが、好ましい例としてはAl3+又はCr3+が挙げられ、より好ましくはAl3+である。An−は任意の陰イオンでありうるが、好ましい例としてはOH及びCO 2−が挙げられる。したがって、上記基本組成式において、M2+がMg2+を含み、M3+がAl3+を含み、An−がOH及び/又はCO 2−を含むのが好ましい。nは1以上の整数であるが、好ましくは1又は2である。xは0.1〜0.4であるが、好ましくは0.2〜0.35である。mは水のモル数を意味する任意の数であり、0以上、典型的には0を超える又は1以上の実数である。もっとも、上記基本組成式は、一般にLDHに関して代表的に例示される「基本組成」の式にすぎず、構成イオンを適宜置き換え可能なものである。例えば、上記基本組成式においてM3+の一部または全部を4価またはそれ以上の価数の陽イオンで置き換えてもよく、その場合は、上記一般式における陰イオンAn−の係数x/nは適宜変更されてよい。
LDHセパレータ28は、板状、膜状又は層状のいずれの形態であってもよく、膜状又は層状の形態である場合、膜状又は層状のLDHセパレータ28が多孔質基材30と複合化されている、例えば多孔質基材30上又はその中に形成されたものであるのが好ましい。板状の形態であると十分な堅さを確保して亜鉛デンドライトの貫通をより効果的に阻止することができる。一方、板状よりも厚さが薄い膜状又は層状の形態であると亜鉛デンドライトの貫通を阻止するための必要最低限の堅さを確保しながらセパレータの抵抗を有意に低減できるとの利点がある。板状のLDHセパレータ28の好ましい厚さは、0.01〜0.5mmであり、より好ましくは0.02〜0.2mm、さらに好ましくは0.05〜0.1mmである。また、LDHセパレータ28の水酸化物イオン伝導度は高ければ高い方が望ましいが、典型的には10−4〜10−1S/mの伝導度を有する。一方、膜状又は層状の形態の場合には、厚さが100μm以下であるのが好ましく、より好ましくは75μm以下、さらに好ましくは50μm以下、特に好ましくは25μm以下、最も好ましくは5μm以下である。このように薄いことでLDHセパレータ28の低抵抗化を実現できる。厚さの下限値は用途に応じて異なるため特に限定されないが、セパレータ膜ないし層として望まれるある程度の堅さを確保するためには厚さ1μm以上であるのが好ましく、より好ましくは2μm以上である。
LDHセパレータ28は多孔質基材30と複合化されているのが好ましい。例えば、LDHセパレータ28の片面又は両面に多孔質基材30を設けてもよい。LDHセパレータ28の片面に多孔質基材30が設けられる場合、多孔質基材30はLDHセパレータ28の負極14側の面に設けてもよいし、LDHセパレータ28の正極12側の面に設けてもよい。多孔質基材30は透水性を有し、それ故電解液16(例えば正極電解液16a及び負極電解液16b)がLDHセパレータ28に到達可能であることはいうまでもないが、多孔質基材30があることでLDHセパレータ28上により安定に水酸化物イオンを保持することも可能となる。また、多孔質基材30により強度を付与できるため、LDHセパレータ28を薄くして低抵抗化を図ることもできる。また、多孔質基材30上又はその中にLDHの緻密膜ないし緻密層を形成することもできる。LDHセパレータ28の片面に多孔質基材を設ける場合には、多孔質基材を用意して、この多孔質基材にLDHを成膜する手法が考えられる。一方、LDHセパレータ28の両面に多孔質基材を設ける場合には、2枚の多孔質基材の間にLDHの原料粉末を挟んで緻密化を行うことが考えられる。なお、図1において多孔質基材30はLDHセパレータ28の片面の全面にわたって設けられているが、LDHセパレータ28の片面の一部(例えば充放電反応に関与する領域)にのみ設ける構成としてもよい。例えば、多孔質基材30上又はその中にLDHを膜状又は層状に形成した場合、その製法に由来して、LDHセパレータ28の片面の全面にわたって多孔質基材30が設けられた構成になるのが典型的である。一方、LDH体を(基材を必要としない)自立した板状に形成した場合には、LDHセパレータ28の片面の一部(例えば充放電反応に関与する領域)にのみ多孔質基材30を後付けしてもよいし、片面の全面にわたって多孔質基材30を後付けしてもよい。
LDHセパレータ28の一方の側に多孔質基材30が設けられる場合、LDHセパレータ28は多孔質基材30の正極12側及び負極14側のいずれに設けられてもよい。もっとも、LDHセパレータ28は多孔質基材30の負極14側に設けられるのが好ましい。こうすることで、LDHセパレータ28の多孔質基材30からの剥離をより効果的に抑制することができる。すなわち、負極14に由来して亜鉛デンドライトが成長してLDHセパレータ28に到達した場合に、亜鉛デンドライトの成長に伴い発生しうる応力が、LDHセパレータ28を多孔質基材30に押し付ける方向に働くことになり、その結果、LDHセパレータ28が多孔質基材30から剥離しにくくなる。
多孔質基材30は、セラミックス材料、金属材料、及び高分子材料からなる群から選択される少なくとも1種で構成されるのが好ましく、より好ましくはセラミックス材料及び/又は高分子材料、さらに好ましくは高分子材料である。多孔質基材は、セラミックス材料で構成されるのがより好ましい。この場合、セラミックス材料の好ましい例としては、アルミナ、ジルコニア、チタニア、マグネシア、スピネル、カルシア、コージライト、ゼオライト、ムライト、フェライト、酸化亜鉛、炭化ケイ素、及びそれらの任意の組合せが挙げられ、より好ましくは、アルミナ、ジルコニア、チタニア、及びそれらの任意の組合せであり、特に好ましくはアルミナ及びジルコニアであり、最も好ましくはアルミナである。これらの多孔質セラミックスを用いると緻密性に優れたLDHセパレータ28を形成しやすい。金属材料の好ましい例としては、アルミニウム、亜鉛、及びニッケルが挙げられる。高分子材料の好ましい例としては、ポリスチレン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルファイド、親水化したフッ素樹脂(四フッ素化樹脂:PTFE等)、セルロース、ナイロン、ポリエチレン及びそれらの任意の組合せが挙げられる。上述した各種の好ましい材料から電池の電解液に対する耐性として耐アルカリ性に優れたものを適宜選択するのが更に好ましい。
好ましくは、LDHセパレータ28が、複数のLDH板状粒子の集合体で構成され、複数のLDH板状粒子がそれらの板面が多孔質基材30の表面(多孔構造に起因する微細凹凸を無視できる程度に巨視的に観察した場合における多孔質基材の主面)と垂直に又は斜めに交差するような向きに配向している。なお、LDHセパレータ28は多孔質基材30の孔内に少なくとも部分的に組み込まれていてもよく、その場合、多孔質基材30の孔内にもLDH板状粒子は存在しうる。
LDHセパレータ28、例えば多孔質基材30と複合化されたLDHセパレータ28の製造方法は特に限定されず、既に知られるLDHセパレータの製造方法(例えば特許文献1及び2)を参照することにより作製することができる。また、特許文献2に開示されるように、LDHセパレータ28及び/又は多孔質基材30の外周が樹脂製の外枠で覆われていてもよい。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
例1
(1)Ni−Fe−LDH粉末の作製
Ni:Feのモル比が4:1のNi−Fe−LDH(NiFe(OH)20(CO)・mHO、但しmは0以上)を以下の手順で作製した。エチレングリコール20ml、アンモニア水15ml及び炭酸ナトリウム5mlを混合した。得られた混合液に、硝酸ニッケル(II)6水和物(Ni(NO・6HO、キシダ化学株式会社製、特級)と硝酸鉄(III)9水和物(Fe(NO・9HO、キシダ化学株式会社製、特級)をNi:Fe(モル比)=4:1の割合で含む金属イオン水溶液10mlを加えて攪拌した。得られた原料水溶液をオートクレーブに入れ、170℃で18時間水熱合成により結晶成長させ、LDH沈殿物を析出させた。こうして得られた沈殿物含有溶液を吸引濾過して沈殿物を回収した。回収したLDH沈殿物を水で洗浄し、さらにエタノールで洗浄した後、真空中80℃で乾燥させてNi−Fe−LDH粉末を得た。
(2)SEM観察及び粒径の測定
得られたNi−Fe−LDH粉末を走査型電子顕微鏡(SEM)(JEOL社製、JSM−6610LV)で観察した。図2にLDH粉末の、一次粒子観察に適した倍率(40000倍)で撮影されたSEM像を示す。図2に示されるように、Ni−Fe−LDH粉末の一次粒径は0.1〜0.6μmであった。また、Ni−Fe−LDH粉末の平均一次粒径は0.24μmであった。平均一次粒径の測定は、SEM像において板状粒子の径の最長距離を測長することにより行った。この測定に用いたSEM像の倍率は40000倍であり、1視野あたり10個の一次粒子について一次粒径を測定するものとし、2視野分(すなわち合計20個の一次粒子)の一次粒径の平均値を算出して平均一次粒径とした。測長にはSEMのソフトウェアの測長機能を用いた。
(3)X線回折による評価
得られたNi−Fe−LDH粉末に対してX線回折測定を行った。具体的には、X線回折装置(株式会社リガク製、RINT TTR III)を用いて、電圧:50kV、電流値:300mA、測定範囲:10〜70°の測定条件で上記粉末のXRDプロファイルを得た。得られたXRDプロファイルから上記粉末がLDHであることが確認された。
(4)ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価
(4a)電極作製
Ni−Fe−LDH粉末とアセチレンブラック(AB)を20:80の重量比で混合し、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を加えて混練した後、シート状に成形した。得られたシートを発泡ニッケルにプレスしてLDH電極を作製した。
(4b)ニッケル亜鉛二次電池の作製
正極としてLDH電極、負極としてZn−ZnO電極(亜鉛金属と酸化亜鉛の混合物を含む)、電解液として6MのKOH水溶液に酸化亜鉛を飽和溶解させたものを用いてニッケル亜鉛二次電池を構成した。
(4c)充放電試験
得られたニッケル亜鉛二次電池に対して充放電試験を行った。充放電試験は東陽テクニカ株式会社製の580型Battery Test Systemを使用し、10時間率で充放電試験を行った。得られた充放電曲線を図3に示す。また、測定された放電容量を、Ni(OH)正極を用いた場合(後述する例7)に対する相対値として、表1に示す。
例2及び3
表1に示されるNi:Feのモル比が3:1(例2)又は2:1(例3)になるようにNi−Fe−LDH組成を変えたこと以外は例1と同様にして、ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価を行った。結果は表1に示されるとおりであった。なお、Ni−Fe−LDH粉末の平均一次粒径は0.1〜3μmの範囲内であった。
例4
(1)Ni−V−LDH粉末の作製
Ni:Vのモル比が4:1のNi−V−LDH(NiV−LDH(Ni(OH)20(CO)・mHO、但しmは0以上)を以下の手順で作製した。エチレングリコール20ml、アンモニア水15ml及び炭酸ナトリウム5mlを混合した。得られた混合液に、塩化ニッケル(II)6水和物(NiCl・6HO、キシダ化学株式会社製、特級)と塩化バナジウム(III)(VCl、キシダ化学株式会社製、特級)をNi:V(モル比)=4:1の割合で含む金属イオン水溶液10mlを加えて攪拌した。得られた原料水溶液をオートクレーブに入れ、170℃で18時間水熱合成により結晶成長させ、LDH沈殿物を析出させた。こうして得られた沈殿物含有溶液を吸引濾過して沈殿物を回収した。回収したLDH沈殿物を水で洗浄し、さらにエタノールで洗浄した後、真空中80℃で乾燥させてNi−V−LDH粉末を得た。
(2)SEM観察及び粒径の測定
得られたNi−V−LDH粉末を例1と同様にしてSEM観察した。図4にLDH粉末の、一次粒子観察に適した倍率(40000倍)で撮影されたSEM像を示す。図4に示されるように、Ni−V−LDH粉末の一次粒径は0.05〜0.5μmであった。また、Ni−V−LDH粉末の平均一次粒径は0.15μmであった。
(3)X線回折による評価
得られたNi−V−LDH粉末に対して例1と同様にしてX線回折測定を行い、上記粉末のXRDプロファイルを得た。得られたXRDプロファイルから上記粉末がLDHであることが確認された。
(4)ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価
得られたNi−V−LDH粉末を用いたこと以外は例1と同様にして、ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価を行った。得られた充放電曲線を図5に示す。また、測定された放電容量を、Ni(OH)正極を用いた場合(後述する例7)に対する相対値として、表1に示す。
例5及び6
表1に示されるNi:Vのモル比が3:1(例5)又は2:1(例6)になるようにNi−V−LDH組成を変えたこと以外は例4と同様にして、ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価を行った。結果は表1に示されるとおりであった。なお、Ni−V−LDH粉末の平均一次粒径は0.05〜3μmの範囲内であった。
例7(比較)
Ni−Fe−LDH粉末の代わりにNi(OH)粉末を用いたこと以外は、例1と同様にして、ニッケル亜鉛二次電池の作製及び評価を行った。結果は表1に示されるとおりであった。

Claims (10)

  1. Ni及び遷移金属Mを構成元素として含有する層状複水酸化物(Ni−M−LDH)を含む正極と、
    亜鉛及び/又は酸化亜鉛を含む負極と、
    アルカリ金属水酸化物水溶液を含む電解液と、
    前記正極と前記負極とを水酸化物イオン伝導可能に隔離する、層状複水酸化物(LDH)セパレータと、
    を備えた、ニッケル亜鉛電池。
  2. 前記遷移金属MがFeである、請求項1に記載のニッケル亜鉛電池。
  3. 前記Ni−M−LDHにおけるFe/(Ni+Fe)のモル比が0.15〜0.50である、請求項2に記載のニッケル亜鉛電池。
  4. 前記遷移金属MがVである、請求項1に記載のニッケル亜鉛電池。
  5. 前記Ni−M−LDHにおけるV/(Ni+V)のモル比が0.15〜0.50である、請求項4に記載のニッケル亜鉛電池。
  6. 前記Ni−M−LDHが粒子状の形態を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のニッケル亜鉛電池。
  7. 前記粒子状の形態のNi−M−LDHが0.05〜3μmの平均一次粒径を有する、請求項6に記載のニッケル亜鉛電池。
  8. 前記LDHセパレータがガス不透過性及び/又は水不透過性を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のニッケル亜鉛電池。
  9. 前記LDHセパレータが多孔質基材と複合化されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のニッケル亜鉛電池。
  10. 前記LDHセパレータが、複数のLDH板状粒子の集合体で構成され、該複数のLDH板状粒子がそれらの板面が前記多孔質基材の表面と垂直に又は斜めに交差するような向きに配向している、請求項9に記載のニッケル亜鉛電池。
JP2018568104A 2017-02-17 2018-02-01 ニッケル亜鉛電池 Active JP6978006B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017028026 2017-02-17
JP2017028026 2017-02-17
JP2017147040 2017-07-28
JP2017147040 2017-07-28
PCT/JP2018/003462 WO2018150898A1 (ja) 2017-02-17 2018-02-01 ニッケル亜鉛電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018150898A1 true JPWO2018150898A1 (ja) 2019-12-12
JP6978006B2 JP6978006B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=63170655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018568104A Active JP6978006B2 (ja) 2017-02-17 2018-02-01 ニッケル亜鉛電池

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6978006B2 (ja)
WO (1) WO2018150898A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111261953A (zh) * 2019-12-04 2020-06-09 超威电源集团有限公司 一种高比能量锌镍电池的电解液及其制备方法
WO2021176869A1 (ja) * 2020-03-02 2021-09-10 日本碍子株式会社 層状複水酸化物およびその製造方法、ならびに、該層状複水酸化物を用いた空気極および金属空気二次電池

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61285661A (ja) * 1985-06-05 1986-12-16 ヴアルタ・バツテリ−・アクチエンゲゼルシヤフト アルカリ電解液を有する蓄電池の陽蓄電池電極、及びアルカリ蓄電池の蓄電池電極の製造法
WO2013118561A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 日本碍子株式会社 亜鉛二次電池
WO2016076047A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 日本碍子株式会社 亜鉛二次電池に用いられるセパレータ構造体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61285661A (ja) * 1985-06-05 1986-12-16 ヴアルタ・バツテリ−・アクチエンゲゼルシヤフト アルカリ電解液を有する蓄電池の陽蓄電池電極、及びアルカリ蓄電池の蓄電池電極の製造法
WO2013118561A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 日本碍子株式会社 亜鉛二次電池
WO2016076047A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 日本碍子株式会社 亜鉛二次電池に用いられるセパレータ構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6978006B2 (ja) 2021-12-08
WO2018150898A1 (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6977989B2 (ja) 正極及び二次電池
JP6001198B2 (ja) 層状複水酸化物を用いた電池
US10483596B2 (en) Secondary battery with hydroxide-ion-conducting ceramic separator
JP5986697B2 (ja) 水酸化物イオン伝導性セラミックスセパレータを用いた二次電池
WO2016088673A1 (ja) 亜鉛空気二次電池
US10446821B2 (en) Secondary battery using hydroxide ion-conductive ceramic separator
WO2017002815A1 (ja) 亜鉛空気電池セルパック及びそれを用いた組電池
JP6598290B2 (ja) 水酸化物イオン伝導性セラミックスセパレータを用いた二次電池
JP6429378B2 (ja) 水酸化物イオン伝導性セラミックスセパレータを用いた二次電池
JPWO2016167030A1 (ja) 層状複水酸化物、層状複水酸化物緻密膜及び複合材料
JP6408878B2 (ja) 水酸化物イオン伝導性セラミックスセパレータを用いた二次電池
JP6978006B2 (ja) ニッケル亜鉛電池
TWI829813B (zh) 層狀雙氫氧化合物隔離膜及鋅二次電池
JP6313156B2 (ja) 亜鉛空気二次電池
JP6573682B2 (ja) 電極積層体及びそれを用いたニッケル亜鉛電池
JP6876257B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極
JP2017016901A (ja) 亜鉛空気電池
JP6978007B2 (ja) マンガン二次電池
JP2020176210A (ja) 多孔膜及び亜鉛電池
WO2018078738A1 (ja) ニッケル亜鉛電池
JP6587837B2 (ja) ニッケル電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150