JPWO2018109812A1 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

サイドパネル(3)は、外層複合シート(22)及びサイドパネル(3)の内面側に配される肌側シート(20)に、接続用接着剤層を介して接合されている。接続用接着剤層(62)は、使い捨ておむつの幅方向において、サイドパネル(3)の内方側縁(3c)よりも外方側で、サイドパネル(3)と外層複合シート(22)とを接合しており、且つサイドパネル(3)の内方側縁(3c)よりも内方側で、外層複合シート(22)と、表面シート(21)とを接合している。外層接着剤層(61)は、使い捨ておむつの厚み方向(Z)においてサイドパネル(3)の内方側縁(3c)と重なる位置に、接着剤が配されていない間欠部(7)を有している。

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、吸収体を含む吸収性本体における、着用時に着用者の背中側に配される部分に、該吸収性本体の幅方向に伸縮する伸縮性のサイドパネルを取り付けてなる展開型の使い捨ておむつが知られている。この種の使い捨ておむつは、サイドパネルの先端部に設けられたファスニングテープ等を引っ張っておむつを装着するため、サイドパネルと吸収性本体との接合部の強度の観点から、該接合部の構成について検討されたものが提案されている。
例えば、本出願人は、先に、サイドパネルは、2枚のシート及び該2枚のシート間に固定された弾性部材を有し、先端部にファスニングテープが設けられており、前記外層複合シートは、防漏シート及び該防漏シートの外面側に外層接着剤層を介して接合された外層不織布を有しており、サイドパネルは、弾性部材の吸収性本体側の端部又はその近傍を固定している本体側接着剤層及び該弾性部材の前記サイドパネルの先端部側の端部又はその近傍を固定している先端側接着剤層を有し、該サイドパネルの前記吸収性本体側の端部が、前記本体側接着剤層と重なるか又は連続する補強用接着剤層を用いて補強され、補強された該端部が、接続用接着剤層により前記外層複合シートと接合されており、おむつ幅方向において、前記本体側接着剤層は、前記外層接着剤層より外方に離間させて形成されており、該本体側接着剤層、前記補強用接着剤層、前記接続用接着剤層及び前記外層接着剤層は、おむつ幅方向に隙間が生じないように設けられている、使い捨ておむつを提案している(特許文献1)。このような使い捨ておむつは、柔軟性等の低下を抑制しつつ、サイドパネルと吸収性本体との接合強度を高めることができる。
特開2013−46751号公報
本発明は、吸収体及び該吸収体の外面側に配された外層複合シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の一方又は両方の側部に取り付けられたサイドパネルを備えた使い捨ておむつに関する。前記サイドパネルは、2枚のシート及び該2枚のシート間に固定された弾性部材を有し、先端部にファスニングテープが設けられている。前記外層複合シートは、液不透過性又は液難透過性の防漏シート及び該防漏シートの外面側に外層接着剤層を介して接合された外層不織布を有している。前記サイドパネルは、前記外層複合シート及び前記サイドパネルの内面側に配される肌側シートに、接続用接着剤層を介して接合されている。前記接続用接着剤層は、前記使い捨ておむつの幅方向において、前記サイドパネルの内方側縁よりも外方側で、前記サイドパネルと前記外層複合シートとを接合しており、且つ前記サイドパネルの内方側縁よりも内方側で、前記外層複合シートと前記肌側シートとを接合している。前記外層接着剤層は、前記使い捨ておむつの厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁と重なる位置に、接着剤が配されていない間欠部を有している。
図1は、本発明の一実施形態である使い捨ておむつの展開且つ伸長状態を示す平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつのサイドパネル及びその近傍を示す拡大平面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、図4に示すサイドパネルの内方側縁近傍における各構成部材の接合態様を示す拡大断面図である。
発明の詳細な説明
特許文献1に記載のおむつは、サイドパネルの先端部に設けたファスニングテープ等を引っ張り、おむつを装着する際、サイドパネルと吸収性本体の接合部やその近傍における裂けや破れの発生を抑制できるものの、吸収性本体の外面側に配される外層複合シートの強度に改善の余地があった。
本発明の課題は、従来技術が有する欠点を解決し得る使い捨ておむつを提供することにある。
以下、本発明を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1に示すように、吸収体23及び該吸収体23の外面側に配された外層複合シート22を含む吸収性本体2と、該吸収性本体2の両側部に取り付けられたサイドパネル3,3を備えている。
吸収性本体2は、図1に示すように、展開且つ伸長状態においては縦長の形状を有しており、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A、着用者の背側に位置する背側部B、及び股間部に位置する股下部Cを有している。吸収性本体2は、図1に示すように、平面状に拡げた状態において長方形状である。サイドパネル3,3は、背側部Bにおける吸収性本体2の両側部に、それぞれ吸収性本体2の両側縁部から外方に突出するように取り付けられている。
ここでおむつ1の展開且つ伸長状態とは、展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
使い捨ておむつ1の長手方向は、図中のY方向であり、吸収性本体の長手方向と同方向である。使い捨ておむつ1の幅方向は、図中のX方向であり、吸収性本体2の幅方向と同方向である。以下の説明においては、おむつ1の長手方向又は該おむつ1の構成部材のおむつ長手方向に対応する方向を単にY方向、おむつ1の幅方向又は該おむつ1の構成部材のおむつ幅方向に対応する方向を単にX方向ともいう。また、おむつ1やおむつ1の構成部材における内面は、着用時に、着用者の肌側に向けられる面であり、おむつ1やおむつ1の構成部材における外面は、着用時に、着用者の肌とは反対側に向けられる面である。さらに、おむつ1やおむつ1の構成部材における内方側は、おむつ1の幅方向における吸収性本体側であり、おむつ1やおむつ1の構成部材における外方側は、おむつ1の幅方向におけるファスニングテープ4側である。
吸収性本体2は、図1及び図4に示すように、液透過性の表面シート21と、外層複合シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。外層複合シート22は、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の防漏シート22aと、該防漏シート22aの外面側(図4中Q側)に外層接着剤層61を介して接合された外層不織布22bとを有している。外層不織布22bは、吸収性本体2と平面視形状が等しく、防漏シート22aは、図4に示すように、X方向の幅が若干小さい以外は、外層不織布22bと同様の平面視形状を有している。外層不織布22bの存在により、おむつ外面の肌触りが良好である。
また、吸収性本体2の長手方向の両側部には、図1に示すように、該長手方向に沿って立体ガード形成用シート24,24が配設されている。立体ガード形成用シート24は、図4に示すように、吸収性本体2の長手方向の両側部において、表面シート21、該表面シートの側縁から延出した外層複合シート22及びサイドパネル3を構成するシート31に接着剤層62,66〜68を介して固定されている。接着剤層62,66,67は、吸収性本体2の略全長に亘って形成されているが、接着剤層68は、腹側部A及び背側部Bに設けられている一方、股下部Cには設けられていない。
各立体ガード形成用シート24は、吸収性本体2の幅方向(X方向)内方側の端縁近傍に該端縁に沿って立体ガード形成用の弾性部材25を有しており、着用時には、その弾性部材25の収縮力により、股下部Cにおける、該端縁から所定幅の部分が表面シート21から離間して立体ガードを形成する。また、吸収性本体2の長手方向両側部の脚廻りに配される部分には、図1に示すように、レッグギャザー形成用の弾性部材26が配されている。
本実施形態においては、立体ガード形成用シート24として、一枚のシートを、折り畳むことなく用いている。これに代えて、一枚のシートを、折り畳んで2層構造とし、その2層間を、散点状に配した熱融着部により接合して一枚のシート状となしたものを用いることもできる。また、一枚のシートを、弾性部材25を固定する部分のみを2層構造として用いることもできる。
2層構造部分の層間を接合する熱融着には、例えばヒートシール、超音波シール、高周波シール、又はこれらの2種以上の組み合わせ等を用いることができる。また、散点状に配した接着剤により接合することもできる。
また、シールパターンは、散点状に熱融着部が形成されるドットパターンが好ましいが、それに制限されるものではなく、例えば、線状の熱融着部がおむつ1の長手方向等に1本又は複数本形成される線状パターンや、格子状パターン等であっても良い。また、2種以上のシールパターンを併用しても良い。
おむつ1における立体ガード形成用シート24は、吸収性本体2の両側部の内面を形成している。また、立体ガード形成用シート24は、吸収体23の内面側に配された表面シート21の両側部に接合されている。
表面シート21と、該表面シート21のY方向における両側部にその一部を重ねた状態で内面側に配される一対の立体ガード形成用シート24は、おむつ1の着用時に着用者の肌と対向する肌側シート20を形成している。おむつ1における肌側シート20は、表面シート21及びその両側に連結された立体ガード形成用シート24からなる。肌側シート20は、少なくともサイドパネル3と重なる部分において、該サイドパネル3より内面側に配されていれば良い。肌側シートは、表面シートのみからなるものであっても良い。
なお、「シートの内面側」は図4中P側(サイドパネルの着用者の肌側に向けられる面側)であり、「シートの外面側」は図4中Q側(サイドパネルの着用者の肌とは反対側に向けられる面側)である。
おむつ1は、図1に示すように、吸収性本体2を幅方向(X方向)に2等分する長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されている。そのため、サイドパネル3,3の構成及びそれらと吸収性本体2及びファスニングテープ4との接合態様については、主に図1の左側のサイドパネルを例に説明するが、右側のサイドパネルについても左右対称となる以外は同様である。
おむつ1におけるサイドパネル3は、図3に示すように、平面状に拡げた状態において、矩形状である。また、サイドパネル3は、図4に示すように、不織布製の2枚のシート31,32と、2枚のシート31,32間に、おむつ幅方向(X方向)に伸長した状態で固定されている複数本の弾性部材33とを有している。サイドパネル3の先端部3aには、サイドパネル3を、他の部位に止着するためのファスニングテープ4が設けられている。ファスニングテープ4は、図4に示すように、接着剤層65を介して、サイドパネル3の外面側のシート32に接合している。
弾性部材33は、図3に示すように、それぞれ、おむつ1の幅方向(X方向)に沿って配されている。また、各サイドパネル3における複数本の弾性部材33は、おむつの長手方向(Y方向)に略等しい間隔を設けて配されている。
おむつ1におけるサイドパネル3は、図4に示すように、該サイドパネル3を構成する2枚のシート31,32間が、接着剤層35,36,37を介して接合されている。これらの接着剤層35,36,37は、何れも、おむつ長手方向(Y方向)に延びて形成されている。また、これらの接着剤層35,36,37においては、複数本の弾性部材33が、各接着剤層を構成する接着剤を介して2枚のシート31,32間に伸長状態で固定されていると共に、弾性部材33が介在していない部位においては2枚のシート31,32どうしが各接着剤層を構成する接着剤を介して直接接合されている。
接着剤層35は、サイドパネル3の延出方向における吸収性本体2側に設けられており、個々の弾性部材33の、吸収性本体2側の端部又はその近傍を固定している。接着剤層36は、サイドパネル3の延出方向における先端部3a側に設けられており、個々の弾性部材33の、サイドパネル3の先端部3a側の端部又はその近傍を固定している。接着剤層37は、図3に示すように、サイドパネル3の延出方向における接着剤層35と接着剤層36との間の領域である中間領域30に複数本設けられている。接着剤層37は、前記の両接着剤層35,36の何れよりも幅が小さく、中間領域30に間欠的に複数本形成されているが、おむつの幅方向(X方向)に連続して形成されていても良い。接着剤層37は、前記の両接着剤層35,36の何れか1又は両方と連続して形成されていても良い。本実施形態のおむつ1においては、サイドパネル3の延出方向は、おむつ幅方向と一致している。
接着剤層35,36,37は、図3に示すように、何れも、X方向に延びる複数本(より好ましくは3本以上)の弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びている。これら接着剤層35,36,37は、何れも、X方向に延びる総ての弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びていることが好ましく、サイドパネル3の上下縁3u,3d間の全長に亘っていることが更に好ましい。
サイドパネル3は、図4に示すように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、サイドパネル3の外面側(図4中Q側)に位置するシート32が、サイドパネル3の両端部3a,3bにおいて該シート32の内面側(図4中Q側)に折り返されており、その折り返された部分が、それぞれ補強用接着剤層63,64を介して該シート32の内面に接合されている。
他方、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、サイドパネル3の内面側(図4中P側)に位置するシート31は、該シート31の外面側にも内面側にも折り返されていない。
このように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32は、該シート31,32の外面側(図4中Q側)又は内面側(図4中P側)にも折り返されていても良く、折り返されていなくても良い。
本実施形態のサイドパネル3は、図4に示すように、外面側のシート32の幅方向における両端部3a,3bそれぞれに、補強用接着剤層63,64が形成されている。サイドパネル3を構成する2枚のシート31,32の幅方向の両端部3a,3bに形成されている補強用接着剤層63,64は、図4に示すように、サイドパネル3の外面側(図4中Q側)に位置するシート32の、内面側に折り返された部分に形成されていても良いが、サイドパネル3の外面側(図4中Q側)に位置するシート32の、外面側に折り返された部分に形成されていても良い。いずれの場合も補強用接着剤層が形成されていることで、サイドパネル3の接合強度が向上する。補強用接着剤層63,64は、図4に示すように、該2枚のシート31,32間を接合している接着剤層35,36とそれぞれ連続していても良く、連続していなくても良い。
なお、サイドパネル3を構成する2枚のシート31,32は、いずれも、幅方向の両端部3a,3bに折り返し部分を有していなくても良い。
サイドパネル3は、外層複合シート22及びサイドパネル3の内面側に配される肌側シート20に、接続用接着剤層62を介して接合されている。接続用接着剤層62は、X方向において、サイドパネル3の内方側縁3cよりも外方側で、サイドパネル3と外層複合シート22とを接合しており、且つサイドパネル3の内方側縁3cよりも内方側で、外層複合シート22と、肌側シート20とを接合している。より具体的には、図5に示すように、接続用接着剤層62は、サイドパネル3の内方側縁3cの外方側及び内方側に配されており、該外方側においてサイドパネル3の内方端部3bと防漏シート22aとの間を接合していると共に、該内方側において防漏シート22aと、立体ガード形成用シート24又は表面シート21との間を接合している。
本実施形態において接続用接着剤層62は、図4に示すように、サイドパネル3の内面側のシート31と立体ガード形成用シート24とを接合している接着剤層66と離間しているが、該接着剤層66と連続していても良い。また、接続用接着剤層62は、図4に示すように、表面シート21と立体ガード形成用シート24とを接合している接着剤層67と離間しているが、該接着剤層67と連続していても良い。
外層接着剤層61は、図5に示すように、外層複合シート22を構成する防漏シート22aと外層不織布22bとを接合しており、さらにおむつ1の厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3cと重なる位置に、接着剤が配されていない間欠部7を有している。
間欠部7においては、防漏シート22aが外層不織布22bと接合されていないことによって、防漏シート22aが幅方向(X方向)に伸び易くなる。これにより、サイドパネル3を外方側に引っ張り、おむつ1を装着する際、防漏シート22aに歪みが局所的に集中することを抑制することができ、防漏シート22aが幅方向に裂け難くなる。
一方、防漏シート22aの外面が、外層接着剤層61を介して外層不織布22bと幅方向に連続的に接合されており、また、防漏シート22aの内面は、接続用接着剤層62を介してサイドパネル3及び表面シート21と幅方向に連続的に接合されていると、防漏シート22aは、幅方向(X方向)の内方及び外方の何れにも伸び難い。そのため、サイドパネル3を外方側に引っ張ると、接続用接着剤層62を介して防漏シート22aに外方側へ張力が加わり、サイドパネル3の内方側縁3c近傍に局所的に歪みが集中する。これにより、おむつの厚み方向Zの前記内方側縁3cと重なる部分において、防漏シート22aが裂けることがある。
間欠部7は、厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3cと重なる位置に配されている。この内方側縁3cと重なる位置を、内方側縁線3cL(図5参照)を用いて示す。
防漏シート22aが幅方向に裂けることをより抑制する観点から、幅方向(X方向)における間欠部7の長さW1(図5参照)は、好ましくは1mm以上、より好ましくは1.5mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは1mm以上5mm以下、より好ましくは1.5mm以上3mm以下である。
また、間欠部7をサイドパネル3の内方側縁線3cLを境に内方側部分7aと外方側部分7bとに分けた際、幅方向(X方向)における、内方側部分7aの長さW1a(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは0.5mm以上5mm以下、より好ましくは1mm以上3mm以下である。さらに、幅方向(X方向)における、外方側部分7bの長さW1b(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは0.5mm以上5mm以下、より好ましくは1mm以上3mm以下である。
なお、本明細書において間欠部7等の各部の寸法等は、弾性部材33等の弾性部材を伸長させて、サイドパネルやおむつを設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態で測定する。
外層接着剤層61は、図5に示すように、おむつ1の厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3cを含むその近傍と重なる領域Rにおいて、接着剤が配された部分71が幅方向(X方向)に間欠的に配されたストライプ塗工部70を有している。この接着剤が配された部分71間には、接着剤が配されていない部分72が配されており、該部分72の一つが上記の間欠部7を構成している。斯かる構成により、サイドパネル3を幅方向の外方に引っ張る際、防漏シート22aへの歪みが前記内方側縁3cの近傍の領域に局所的に集中することをより抑制することができる。このように、外層接着剤層61は、おむつ1の厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3c及びその近傍と重なる領域Rにおいて、ストライプ塗工部70を有していることが好ましい。また、ストライプ塗工部70において、接着剤が配された部分71間に位置する接着剤が配されていない部分72の一つが間欠部7を構成していることが好ましい。ストライプ塗工部70は、間欠部7を含む接着剤が配されていない部分72が2つ以上あれば良い。
ストライプ塗工部70は、外層接着剤層61の厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3c及びその近傍と重なる領域Rに配されていれば良く、外層接着剤層61の幅方向全域に亘って配されていても良い。サイドパネル3の内方側縁3c及びその近傍と重なる領域Rは、幅方向(X方向)において、前記内方側縁3cの両側それぞれ10mm以内の領域である。
上記の効果をより確実に奏させる観点から、幅方向(X方向)における接着剤が配された部分71の長さW2(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは3mm以下、より好ましくは2mm以下であり、好ましくは0.5mm以上3mm以下、より好ましくは1mm以上2mm以下である。
また、幅方向(X方向)における接着剤が配された部分71の長さW2(図5参照)は、接着剤が配されていない部分72の長さW3(図5参照)に対して、好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは80%以下であり、好ましくは20%以上100%以下、より好ましくは30%以上80%以下である。
また、幅方向(X方向)における接着剤が配されていない部分72の長さW3(図5参照)は、好ましくは1mm以上、より好ましくは1.5mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは1mm以上5mm以下、より好ましくは1.5mm以上3mm以下である。
サイドパネル3の内方側縁3cよりも外方側において、外層複合シート22は、防漏シート22aと外層不織布22bとの間の幅方向のせん断強度が、幅方向における防漏シート22aの引張強度よりも大きいことが好ましい。斯かる構成により、サイドパネル3を幅方向の外方へ引っ張る際に外層接着剤層61に掛かるせん断方向の荷重に対し、サイドパネル3と吸収性本体2との接合強度をより確実に担保することができる。この外層複合シート22のせん断強度が、防漏シート22aの引張強度よりも大きいかは、サイドパネル3を引っ張る際に、防漏シート22aと外層不織布22bとが剥がれるよりも先に、防漏シート22aが幅方向(X方向)に裂けることで判断することができる。この外層複合シート22のせん断強度と防漏シート22aの引張強度の大小関係をより詳細に確認する方法を以下に示す。図5に示すサイドパネル3の内方側縁3c近傍の部分を含む部分を、長辺を幅方向(X方向)、短辺を長手方向(Y方向)とした長方形状のサンプル片としておむつ1から切り出す。このサンプル片の防漏シート22a及び外層不織布22bを、内方側縁線3cLに相当する位置で長手方向(Y方向)に裁断する。その後に、このサンプル片のサイドパネル3と吸収性本体2の内方側縁線3cLよりも長手方向中央線CL側を挟持して、サンプル片が破断するまで幅方向(X方向)の向きに引っ張る。この時に防漏シート22aと外層不織布22bとが剥がれるよりも先に、防漏シート22aが幅方向(X方向)に裂ければ、外層複合シート22のせん断強度が、防漏シート22aの引張強度よりも大きいと判断できる。
外層複合シート22のせん断強度は、接着剤61を介して防漏シート22aと外層不織布22bを接着する際に、強固に押圧する、あるいは加温しながら押圧する等の手段により高めることができる。
また、幅方向(X方向)における防漏シート22aの引張強度は、好ましくは100cN/25mm以上、より好ましくは150cN/25mm以上であり、また好ましくは400cN/25mm以下、より好ましくは300cN/25mm以下、好ましくは100cN/25mm以上400cN/25mm以下、より好ましくは150cN/25mm以上300cN/25mm以下である。この引張強度は、以下の様に測定される。まず、おむつ1から、接着剤を可溶化する溶剤、あるいはコールドスプレーを用いて外層不織布22b、及び防漏シート22aを分離する。この分離した防漏シート22aを、長手方向(Y方向)を25mm幅、幅方向(X方向)を約100mm幅とした短冊状のサンプル片に裁断する。このサンプル片について、引っ張り試験機(株式会社オリエンテックの「テンシロン」RTC−1150A)を用いてサンプル片をおむつ幅方向(X方向)に対応する向きに引っ張った時の最大点荷重を計測し、計測された最大点荷重を防漏シート22aの引張強度とする。この時チャック間隔は50mm、引っ張り速度は300mm/minとする。
また、外層不織布22bは、幅方向(X方向)における引張強度が、防漏シート22aよりも大きいことが好ましい。斯かる構成により、サイドパネル3を幅方向の外方へ引っ張ることで、外層不織布22bに幅方向に荷重が掛かっても、外層不織布22bが幅方向に裂けることをより抑制することができる。
上記の効果をより確実に奏させる観点から、幅方向(X方向)における外層不織布22bの引張強度は、好ましくは300cN/25mm以上、より好ましくは400cN/25mm以上であり、また好ましくは1000cN/25mm以下、より好ましくは800cN/25mm以下、好ましくは300cN/25mm以上1000cN/25mm以下、より好ましくは400cN/25mm以上800cN/25mm以下である。外層不織布22bの引張強度は、前述した防漏シート22aの引張強度と同じ方法で測定される。
防漏シート22aは、図5に示すように、幅方向(X方向)において、該防漏シート22aの外方側縁22a1が、サイドパネル3の内方側縁3cよりも外側で、且つ、外層不織布22bの外方側縁22b1よりも内方側に位置している。換言すれば、防漏シート22aの外方側縁22a1は、幅方向(X方向)において、外層不織布22bの外方側縁22b1とサイドパネル3の内方側縁3cとの間に位置している。この外層不織布22bにおける、防漏シート22aの外方側縁22a1から延出した部分を延出部分22b2ともいう。そして、サイドパネル3は、幅方向(X方向)において該サイドパネル3の内方端部3bが、外層不織布22bの延出部分22b2と、接続用接着剤層62を介して接合されている。このように、接続用接着剤層62において、サイドパネル3の内方端部3bと、外層不織布22bの延出部分22b2とを接合する部分を、延出接着部62aともいう。斯かる構成により、サイドパネル3と外層不織布22bとが直接接合する部分が設けられるため、サイドパネル3を幅方向の外方側に引っ張る際、防漏シート22aと外層不織布22bとの接合部分に掛かるせん断方向の荷重をより低くすることができる。このように、幅方向において、防漏シート22aは、その外方側縁22a1が、サイドパネル3の内方側縁3cよりも外側で、且つ、外層不織布22bの外方側縁22b1よりも内方側に位置しており、サイドパネル3は、幅方向において該サイドパネル3の内方端部3bが、外層不織布22bにおける防漏シート22aの外方側縁から延出した延出部分22b2と、接続用接着剤層62を介して接合されていることが好ましい。
上記の効果をより確実に奏させる観点から、幅方向(X方向)における外層不織布22bの延出部分22b2の長さW5(図5参照)は、好ましくは5mm以上、より好ましくは10mm以上であり、また好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下であり、好ましくは5mm以上30mm以下、より好ましくは10mm以上20mm以下である。
また、接続用接着剤層62における延出接着部62aの長さW6(図5参照)は、外層不織布22bの延出部分22b2の長さW5に対して、好ましくは30%以上、より好ましくは60%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは90%以下であり、好ましくは30%以上100%以下、より好ましくは60%以上90%以下である。
また、接続用接着剤層62における延出接着部62aの長さW6(図5参照)は、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上であり、また好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下であり、好ましくは3mm以上20mm以下、より好ましくは5mm以上10mm以下である。
接続用接着剤層62は、図5に示すように、サイドパネル3の内方側縁3cの近傍において、接着剤が配されていない間欠部75を有している。斯かる構成により、防漏シート22aに局所的に歪みが集中することをより抑制することができる。このように、接続用接着剤層62は、図5に示すように、おむつ1の厚み方向Zにおいてサイドパネル3の内方側縁3cと重なる位置において、接着剤が配されていない間欠部75を有していることが好ましい。
上記の効果をより確実に奏させる観点から、幅方向(X方向)における接続用接着剤層62の間欠部75の長さW4(図5参照)は、好ましくは1mm以上、より好ましくは1.5mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは1mm以上5mm以下、より好ましくは1.5mm以上3mm以下である。
また、接続用接着剤層62の間欠部75をサイドパネル3の内方側縁3cを境に内方側部分75aと外方側部分75bとに分けた際、幅方向(X方向)における、内方側部分75aの長さW4a(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは0.5mm以上5mm以下、より好ましくは1mm以上3mm以下である。さらに、幅方向(X方向)における、外方側部分75bの長さW4b(図5参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下であり、好ましくは0.5mm以上5mm以下、より好ましくは1mm以上3mm以下である。
なお、本実施形態において、接続用接着剤層62の間欠部75は、その幅方向(X方向)における長さW4が、外層接着剤層61の間欠部7の幅方向(X方向)における長さW1と同じであるが、両間欠部7,75の幅方向における長さW1,W4はそれぞれ異なっていても良い。
おむつ1を、着用者に装着する際には、ファスニングテープ4を手で引っ張り、サイドパネル3を伸長させた状態で、該ファスニングテープ4の止着部41を、ランディングゾーン5に押し付けて止着する。
前述した、接続用接着剤層62、外層接着剤層61、及び各接着剤層35,36,37,63,64,65は、それぞれを挟む2枚のシートの何れか一方又は双方に各種公知の方法により接着剤を塗工した後、それら2枚のシートを重ね合わせて加圧することにより形成することができる。
なお、各接着剤層を形成する接着剤の塗工パターンは、接着剤塗工機として、スプレーガン、コーターガン等を用いて、所謂ベタ塗りすることが好ましいが、接着剤塗工機として、ビードガン、スパイラルスプレーガン、オメガ字状スプレーガン、転写ロール等を用いて、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状等のパターン塗工を行うこともできる。
サイドパネル3には、該サイドパネル3を構成するシート31,32として、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられている各種のシート材を、特に制限なく用いることができる。サイドパネル3を幅方向の外方側に引っ張る際、サイドパネル3の内方側縁3cの近傍に、歪みが起きることを防止する観点から、サイドパネル3は、2枚の非伸張性シート、及び該2枚の非伸張性シート間に伸長状態で配された弾性部材33を有する、伸縮性サイドパネルであることが好ましい。ここで、非伸縮性シートとは、「伸長回復率の測定方法」により測定した伸長回復率(%)が20%以下のシート、もしくは100%伸長する前に破断するシートをいう。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmの伸縮性シートのサンプル片を用意し、引っ張り試験機(株式会社オリエンテックの「テンシロン」RTC−1150A)を用いて、チャック間隔K0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さK2(K2=K0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さK1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(K2−K1)/(K2−K0)〕×100
非伸縮性シートは、伸長性を有しても有していなくてもよいが、最大伸度が90%以下であることが好ましい。ここでいう、伸長性は、構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても繊維同士の交点において熱融着していた両繊維同士が離れたり、繊維同士の熱融着等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維層全体として伸長する場合の何れであってもよい。
非伸縮性シートとしては、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層材、多孔性フィルム等が好ましい。非伸縮性シートは、通気性、風合いを良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましく、また、排泄物の漏れ防止の観点から、撥水性の不織布から形成されているものが好ましい
伸縮性サイドパネル3に配する糸状の弾性部材33は、伸縮性サイドパネル3の柔軟性向上や伸縮性の確保の観点から、その幅(Y方向の寸法)や直径が、0.1mm以上2mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1mm以上1mm以下である。また、伸縮性サイドパネル3に配する糸状の弾性部材33の本数は、1本以上25本以下程度とすることが好ましく、より好ましくは3本以上20本以下である。また、伸長率は従来公知の中から適宜選択でき、伸長率100%に伸長した時の応力が0.1N以上1N以下の糸状の1本の弾性部材33が、伸長率50%以上300%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが好ましく、100%以上250%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが更に好ましい。尚、伸長率は、自然長に対する、伸長されて増加した分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのものを20cmに伸長するとその伸長率は100%とされる。
伸長状態の複数本の弾性部材33は、各弾性部材33と交差してY方向に延びる複数本の接着剤(不図示)を介して内面側シート31及び外面側シート32の間に固定されていると共に、弾性部材33が介在していない部位においては内面側シート31及び外面側シート32どうしが各前記接着剤(不図示)を介して直接接合されている。複数本の接着剤(不図示)は、何れも、X方向に延びる総ての糸状の弾性部材33と交差してY方向に延びていることが好ましく、伸縮性サイドパネル3のY方向の全長に亘っていることが更に好ましい。接着剤(不図示)は、X方向に略等しい間隔を設けて複数本配されている。伸縮性サイドパネル3は、内面側シート31及び外面側シート32の何れか一方又は双方に各種公知の方法によって複数本の接着剤(不図示)を塗工し、塗工後に、それらのシート31,32を重ね合わせて加圧することにより複数本の伸長状態の弾性部材33を固定して形成される。このように形成された伸縮性サイドパネル3における弾性部材33は、図3に示すように、X方向の内方(吸収性本体2寄り)固定端部33I及び外方固定端部33Oを有しており、内方固定端部33I及び外方固定端部33Oにおいては、もはや収縮力を有さず、伸縮非可能状態になっている。外方固定端部33OのX方向の長さは、図3に示す伸縮性サイドパネル3の自然状態において、糸状の弾性部材33のX方向の全長の10%以上40%以下の範囲であることが好ましく、15%以上35%以下の範囲であることが更に好ましい。内方固定端部33IのX方向の長さも、外方固定端部33OのX方向の長さと同様である。尚、伸縮性サイドパネル3は、接着剤(不図示)による固定以外に、ヒートシール等による融着固定を組み合わせて施してもよい。
おむつ1のサの各構成部材について、その構成材料を説明する。
ファスニングテープ4のテープ基材42としては、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられている各種のシート材を、特に制限なく用いることができる。
例えば、シート31,32、テープ基材42としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
吸収性本体2を構成する表面シート21、外層複合シート22、吸収体23としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。外層複合シート22としては、防漏シート22aが、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルム、外層不織布22bが、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)からなるものを用いることができる。外層不織布22bは多層構造のものであっても良い。また、吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。
弾性部材33、立体ガードを構成する弾性部材25、レッグ部弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いることができる。一枚のサイドパネルに配する複数本の弾性部材33は、同一種類のものが同一の伸長率で配されていることが、製造コストや製造工程の簡易化等の観点から好ましい。
弾性部材33を固定する接着剤34をはじめ、各部材間を接合するための接着剤の好ましい材料としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
本発明の範囲はかかる実施形態に制限されない。また本発明は更に以下の使い捨ておむつを開示する。
<1>
吸収体及び該吸収体の外面側に配された外層複合シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の一方又は両方の側部に取り付けられたサイドパネルを備えた使い捨ておむつであって、
前記サイドパネルは、2枚のシート及び該2枚のシート間に固定された弾性部材を有し、先端部にファスニングテープが設けられており、
前記外層複合シートは、液不透過性又は液難透過性の防漏シート及び該防漏シートの外面側に外層接着剤層を介して接合された外層不織布を有しており、
前記サイドパネルは、前記外層複合シート、及び前記サイドパネルの内面側に位置する肌側シートに、接続用接着剤層を介して接合されており、
前記接続用接着剤層は、前記使い捨ておむつの幅方向において、前記サイドパネルの内方側縁よりも外方側で、前記サイドパネルと前記外層複合シートとを接合しており、且つ前記サイドパネルの内方側縁よりも内方側で、前記外層複合シートと前記肌側シートとを接合しており、
前記外層接着剤層は、前記使い捨ておむつの厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁と重なる位置に、接着剤が配されていない間欠部を有している、使い捨ておむつ。
<2>
前記幅方向における前記間欠部の長さW1は、1mm以上、好ましくは1.5mm以上であり、5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記間欠部を、前記サイドパネルの内方側縁線を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、該内方側部分の長さW1aは、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記間欠部を、前記サイドパネルの内方側縁線を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、該外方側部分の長さW1bは、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記外層接着剤層は、前記厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁及びその近傍と重なる領域において、接着剤が配された部分と配されていない部分とが前記幅方向に繰り返し配置され、前記接着剤が配された部分間に位置する前記接着剤が配されていない部分の一つが前記間欠部を構成している、ストライプ塗工部を有している、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記幅方向における前記接着剤が配された部分の長さW2は、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、また3mm以下、好ましくは2mm以下である、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記幅方向における前記接着剤が配された部分の長さW2は、前記接着剤が配されていない部分の長さW3に対して、20%以上、好ましくは30%以上であり、また100%以下、好ましくは80%以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記幅方向における前記接着剤が配されていない部分の長さW3は、1mm以上、好ましくは1.5mm以上であり、また5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記サイドパネルの内方側縁よりも外方側において、外層複合シートは、前記防漏シートと前記外層不織布との間の前記幅方向のせん断強度が、前記幅方向における前記防漏シートの引張強度よりも大きい、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記外層不織布は、前記幅方向における引張強度が、前記防漏シートよりも大きい、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記幅方向における前記防漏シートの引張強度は、100cN/25mm以上、好ましくは150cN/25mm以上であり、また400cN/25mm以下、好ましくは300cN/25mm以下である、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記幅方向における前記外層不織布の引張強度は、300cN/25mm以上、好ましくは400cN/25mm以上であり、また1000cN/25mm以下、好ましくは800cN/25mm以下である、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記幅方向において、前記防漏シートは、その外方側縁が、前記サイドパネルの内方側縁よりも外側で、且つ、前記外層不織布の外方側縁よりも内方側に位置しており、
前記サイドパネルは、前記幅方向において該サイドパネルの内方端部が、前記外層不織布における前記防漏シートの外方側縁から延出した延出部分と、前記接続用接着剤層を介して接合されている、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記幅方向における前記外層不織布の延出部分の長さW5は、5mm以上、好ましくは10mm以上であり、また30mm以下、好ましくは20mm以下である、前記<13>に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの前記内方端部と、前記外層不織布の前記延出部分とを接合する延出接着部を有し、
前記接続用接着剤層における前記延出接着部の長さW6は、前記外層不織布の前記延出部分の長さW5に対して、30%以上、好ましくは60%以上であり、また100%以下、好ましくは90%以下である、前記<13>又は<14>に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの前記内方端部と、前記外層不織布の前記延出部分とを接合する延出接着部を有し、
前記接続用接着剤層における前記延出接着部の長さW6は、3mm以上、好ましくは5mm以上であり、また20mm以下、好ましくは10mm以下である、前記<13>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記接続用接着剤層は、前記厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁と重なる位置において、接着剤が配されていない間欠部を有している、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記幅方向における前記接続用接着剤層の前記間欠部の長さW4は、1mm以上、好ましくは1.5mm以上であり、また5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<17>に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記接続用接着剤層の前記間欠部を前記サイドパネルの前記内方側縁を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、前記内方側部分の長さW4aは、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、また5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<17>又は<18>に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記接続用接着剤層の前記間欠部を前記サイドパネルの前記内方側縁を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記外方側部分の長さW4bは、0.5mm以上、好ましくは1mm以上であり、また5mm以下、好ましくは3mm以下である、前記<17>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記接続用接着剤層の前記間欠部は、その幅方向における長さW4が、前記外層接着剤層の前記間欠部の幅方向における長さW1と同じである、前記<17>〜<20>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記サイドパネルは、2枚の非伸張性シート、及び該2枚の非伸張性シート間に伸長状態で配された前記弾性部材を有する、伸縮性サイドパネルである、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記サイドパネルに配する前記弾性部材は糸状であり、
前記糸状の弾性部材は、その幅や直径が、0.1mm以上2mm以下、好ましくは0.1mm以上1mm以下である、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記サイドパネルに配する前記弾性部材は糸状であり、
前記サイドパネルに配する前記糸状の弾性部材の本数は、1本以上25本以下程度、好ましくは3本以上20本以下である、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記サイドパネルに配する前記弾性部材は、使い捨ておむつの幅方向に沿って配されている、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記サイドパネルには複数本の前記弾性部材が配されており、
前記サイドパネルにおける複数本の前記弾性部材は、使い捨ておむつの長手方向に略等しい間隔を設けて配されている、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記サイドパネルは、該サイドパネルを構成する前記2枚のシート間が、複数の接着剤層を介して接合されており、
複数の前記接着剤層は、何れも、使い捨ておむつ長手方向に延びて形成されている、前記<1>〜<26>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<28>
複数の接着剤層においては、複数本の前記弾性部材が、各接着剤層を構成する接着剤を介して前記2枚のシート間に伸長状態で固定されていると共に、該弾性部材が介在していない部位においては該2枚のシートどうしが各接着剤層を構成する接着剤を介して直接接合されている、前記<27>に記載の使い捨ておむつ。
<29>
複数の前記接着剤層は、前記サイドパネルの延出方向における前記吸収性本体側に設けられた本体側接着剤層と、該サイドパネルの延出方向における先端部側に設けられた先端部側接着剤層と、該サイドパネルの延出方向における前記本体側接着剤層と前記先端部側接着剤層との間の領域である中間領域に複数本設けられている中間接着剤層とを有し、
前記中間接着剤層は、前記本体側接着剤層と前記先端部側接着剤層の何れよりも幅が小さく、前記中間領域に間欠的に複数本形成されている、前記<27>又は<28>に記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの外面側に位置するシートの前記幅方向における両端部それぞれに、補強用接着剤層が形成されている、前記<1>〜<29>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<31>
前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの内面側に位置するシートは、該シートの外面側にも内面側にも折り返されていない、前記<1>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<32>
前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの外面側に位置するシートが、該サイドパネルの両端部において該シートの内面側に折り返されており、その折り返された部分が、それぞれ補強用接着剤層を介して該シートの内面に接合されている、前記<1>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<33>
前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートの幅方向の両端部に形成されている前記補強用接着剤層は、該サイドパネルの外面側に位置するシートの、内面側に折り返された部分に形成されている、前記<30>〜<32>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<34>
前記補強用接着剤層は、前記サイドパネルを構成する前記2枚のシート間を接合している接着剤層とそれぞれ連続している、前記<30>〜<33>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<35>
前記肌側シートは表面シートと、該表面シートの長手方向における両側部にその一部を重ねた状態で内面側に配される一対の立体ガード形成用シートを有し、
前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの内方側縁の外方側及び内方側に配されており、該外方側において該サイドパネルの内方端部と前記防漏シートとの間を接合していると共に、該内方側において該防漏シートと、前記立体ガード形成用シート又は前記表面シートとの間を接合している、前記<1>〜<34>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
「該防漏シートと、前記立体ガード形成用シート又は前記表面シートとの間を接合している」という表現には、前記防漏シートと、前記立体ガード形成用シートとの間及び防漏シートと前記表面シートとの間のいずれか一方を接合している場合の他、前記防漏シートと前記立体ガード形成用シートとの間及び前記防漏シートと前記表面シートとの間の両方を接合している場合も含む。
<36>
前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの内面側に位置するシートと立体ガード形成用シートとを接合している接着剤層と離間している、前記<35>に記載の使い捨ておむつ。
本発明によれば、サイドパネルの先端部に設けたファスニングテープ等を引っ張り、おむつを装着する際、吸収性本体の外面側に配される外層複合シートに裂けや破れが生じにくい、使い捨ておむつを提供することができる。

Claims (36)

  1. 吸収体及び該吸収体の外面側に配された外層複合シートを含む吸収性本体と、該吸収性本体の一方又は両方の側部に取り付けられたサイドパネルを備えた使い捨ておむつであって、
    前記サイドパネルは、2枚のシート及び該2枚のシート間に固定された弾性部材を有し、先端部にファスニングテープが設けられており、
    前記外層複合シートは、液不透過性又は液難透過性の防漏シート及び該防漏シートの外面側に外層接着剤層を介して接合された外層不織布を有しており、
    前記サイドパネルは、前記外層複合シート、及び前記サイドパネルの内面側に位置する肌側シートに、接続用接着剤層を介して接合されており、
    前記接続用接着剤層は、前記使い捨ておむつの幅方向において、前記サイドパネルの内方側縁よりも外方側で、前記サイドパネルと前記外層複合シートとを接合しており、且つ前記サイドパネルの内方側縁よりも内方側で、前記外層複合シートと前記肌側シートとを接合しており、
    前記外層接着剤層は、前記使い捨ておむつの厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁と重なる位置に、接着剤が配されていない間欠部を有している、使い捨ておむつ。
  2. 前記幅方向における前記間欠部の長さは、1mm以上5mm以下である、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記間欠部を、前記サイドパネルの内方側縁線を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、該内方側部分の長さは0.5mm以上5mm以下である、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記間欠部を、前記サイドパネルの内方側縁線を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、該外方側部分の長さは、0.5mm以上5mm以下である、請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記外層接着剤層は、前記厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁及びその近傍と重なる領域において、接着剤が配された部分と配されていない部分とが前記幅方向に繰り返し配置され、前記接着剤が配された部分間に位置する前記接着剤が配されていない部分の一つが前記間欠部を構成している、ストライプ塗工部を有している、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記幅方向における前記接着剤が配された部分の長さは、0.5mm以上3mm以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記幅方向における前記接着剤が配された部分の長さは、前記接着剤が配されていない部分の長さに対して、20%以上100%以下である、請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記幅方向における前記接着剤が配されていない部分の長さは、1mm以上5mm以下である、請求項1〜7の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記サイドパネルの内方側縁よりも外方側において、外層複合シートは、前記防漏シートと前記外層不織布との間の前記幅方向のせん断強度が、前記幅方向における前記防漏シートの引張強度よりも大きい、請求項1〜8の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記外層不織布は、前記幅方向における引張強度が、前記防漏シートよりも大きい、請求項1〜9の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  11. 前記幅方向における前記防漏シートの引張強度は、100cN/25mm以上400cN/25mm以下である、請求項1〜10の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  12. 前記幅方向における前記外層不織布の引張強度は、300cN/25mm以上1000cN/25mm以下である、請求項1〜11の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  13. 前記幅方向において、前記防漏シートは、その外方側縁が、前記サイドパネルの内方側縁よりも外側で、且つ、前記外層不織布の外方側縁よりも内方側に位置しており、
    前記サイドパネルは、前記幅方向において該サイドパネルの内方端部が、前記外層不織布における前記防漏シートの外方側縁から延出した延出部分と、前記接続用接着剤層を介して接合されている、請求項1〜12の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  14. 前記幅方向における前記外層不織布の延出部分の長さは、5mm以上30mm以下である、請求項13に記載の使い捨ておむつ。
  15. 前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの前記内方端部と、前記外層不織布の前記延出部分とを接合する延出接着部を有しており、
    前記接続用接着剤層における前記延出接着部の長さは、前記外層不織布の前記延出部分の長さに対して、30%以上100%以下である、請求項13又は14に記載の使い捨ておむつ。
  16. 前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの前記内方端部と、前記外層不織布の前記延出部分とを接合する延出接着部を有しており、
    前記接続用接着剤層における前記延出接着部の長さは、3mm以上20mm以下である、請求項13〜15の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  17. 前記接続用接着剤層は、前記厚み方向において前記サイドパネルの内方側縁と重なる位置において、接着剤が配されていない間欠部を有している、請求項1〜16の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  18. 前記幅方向における前記接続用接着剤層の前記間欠部の長さは、1mm以上5mm以下である、請求項17に記載の使い捨ておむつ。
  19. 前記接続用接着剤層の前記間欠部を前記サイドパネルの前記内方側縁を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、前記内方側部分の長さは、0.5mm以上5mm以下である、請求項17又は18に記載の使い捨ておむつ。
  20. 前記接続用接着剤層の前記間欠部を前記サイドパネルの前記内方側縁を境に内方側部分と外方側部分とに分けた際、前記幅方向における、前記外方側部分の長さは、0.5mm以上5mm以下である、請求項17〜19の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  21. 前記接続用接着剤層の前記間欠部は、その幅方向における長さが、前記外層接着剤層の前記間欠部の幅方向における長さと同じである、請求項17〜20の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  22. 前記サイドパネルは、2枚の非伸張性シート、及び該2枚の非伸張性シート間に伸長状態で配された前記弾性部材を有する、伸縮性サイドパネルである、請求項1〜21の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  23. 前記サイドパネルに配する前記弾性部材は糸状であり、
    前記糸状の弾性部材は、その幅や直径が、0.1mm以上2mm以下である、請求項1〜22の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  24. 前記サイドパネルに配する前記弾性部材は糸状であり、
    前記サイドパネルに配する前記糸状の弾性部材の本数は、1本以上25本以下である、請求項1〜23の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  25. 前記サイドパネルに配する前記弾性部材は、前記使い捨ておむつの幅方向に沿って配されている、請求項1〜24の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  26. 前記サイドパネルには複数本の前記弾性部材が配されており、
    前記サイドパネルにおける複数本の前記弾性部材は、使い捨ておむつの長手方向に略等しい間隔を設けて配されている、請求項1〜25の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  27. 前記サイドパネルは、該サイドパネルを構成する前記2枚のシート間が、複数の接着剤層を介して接合されており、
    複数の前記接着剤層は、何れも、前記使い捨ておむつ長手方向に延びて形成されている、請求項1〜26の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  28. 複数の接着剤層においては、複数本の前記弾性部材が、複数の前記接着剤層それぞれを構成する接着剤を介して前記2枚のシート間に伸長状態で固定されていると共に、該弾性部材が介在していない部位においては該2枚のシートどうしが複数の前記接着剤層それぞれを構成する接着剤を介して直接接合されている、請求項27に記載の使い捨ておむつ。
  29. 複数の前記接着剤層は、前記サイドパネルの延出方向における前記吸収性本体側に設けられた本体側接着剤層と、該サイドパネルの延出方向における先端部側に設けられた先端部側接着剤層と、該サイドパネルの延出方向における前記本体側接着剤層と前記先端部側接着剤層との間の領域である中間領域に複数本設けられている中間接着剤層とを有し、
    前記中間接着剤層は、前記本体側接着剤層と前記先端部側接着剤層との何れよりも幅が小さく、前記中間領域に間欠的に複数本形成されている、請求項27又は28に記載の使い捨ておむつ。
  30. 前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの外面側に位置するシートの前記幅方向における両端部それぞれに、補強用接着剤層が形成されている、請求項1〜29の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  31. 前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの内面側に位置するシートは、該内面側に位置するシートの外面側にも内面側にも折り返されていない、請求項1〜30の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  32. 前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの外面側に位置するシートが、該サイドパネルの両端部において該外面側に位置するシートの内面側に折り返されており、その折り返された部分が、それぞれ補強用接着剤層を介して該シートの内面に接合されている、請求項1〜30の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  33. 前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートの幅方向の両端部に形成されている前記補強用接着剤層は、該サイドパネルの外面側に位置するシートの、内面側に折り返された部分に形成されている、請求項30〜32の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  34. 前記補強用接着剤層は、前記サイドパネルを構成する前記2枚のシート間を接合している接着剤層とそれぞれ連続している、請求項30〜33の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  35. 前記肌側シートは表面シートと、該表面シートの長手方向における両側部にその一部を重ねた状態で内面側に配される一対の立体ガード形成用シートを有し、
    前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルの内方側縁の外方側及び内方側に配されており、該外方側において該サイドパネルの内方端部と前記防漏シートとの間を接合していると共に、該内方側において該防漏シートと、前記立体ガード形成用シート又は前記表面シートとの間を接合している、請求項1〜34の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  36. 前記接続用接着剤層は、前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの内面側に位置するシートと立体ガード形成用シートとを接合している接着剤層と離間している、請求項35に記載の使い捨ておむつ。
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