JPWO2018092874A1 - 複層塗膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)被塗物上に、着色塗料(W)を塗装し、加熱して着色塗膜を形成する工程、
(2)工程(1)で形成される着色塗膜上に、ベース塗料(X)を塗装してベース塗膜を形成する工程、
(3)工程(2)で形成されるベース塗膜上に、光輝性顔料分散体(Y)を塗装して光輝性塗膜を形成する工程、
(4)工程(3)で形成される光輝性塗膜上に、クリヤー塗料(Z)を塗装してクリヤー塗膜を形成する工程、及び
(5)工程(2)〜(4)で形成された未硬化のベース塗膜、未硬化の光輝性塗膜及び未硬化のクリヤー塗膜を加熱することによって、これら3つの塗膜を同時に硬化させる工程、
を順次行うことにより複層塗膜を形成する方法であって、
光輝性顔料分散体(Y)が、水、表面調整剤(A)、鱗片状光輝性顔料(B)及び粘性調整剤(C)を含有し、且つ固形分含有率が0.5〜10質量%である複層塗膜形成方法。
1.工程(1)
工程(1)は、被塗物上に、着色塗料(W)を塗装し、加熱して着色塗膜を形成する工程である。
本発明の方法を適用することのできる被塗物としては、特に限定されるものではなく、例えば、乗用車、トラック、オートバイ、バスなどの自動車車体の外板部;自動車部品;携帯電話、オーディオ機器などの家庭電気製品の外板部などを挙げることができ、中でも、自動車車体の外板部及び自動車部品が好ましい。
着色塗料(W)は、塗膜の表面平滑性を確保し、且つ耐衝撃性及び耐チッピング性などの塗膜物性を強化するために使用される塗料である。ここで耐チッピング性とは、小石などの障害物の衝突によって生じる塗膜の損傷に対する耐性のことである。
工程(2)は、工程(1)で形成される着色塗膜上に、ベース塗料(X)を塗装してベース塗膜を形成する工程である。本発明において、ベース塗料(X)は複層塗膜が下地隠蔽性を発揮する上で必須の構成要素である。
ベース塗料としては、それ自体既知の塗料組成物を使用することができる。特に、ベース塗料として、自動車車体などを塗装する場合に通常用いられる塗料組成物を使用することが好適である。
ベース塗料(X)が透明塗料である場合には、着色顔料を含まず、必要に応じて体質顔料を含有することができる。体質顔料としては、例えば、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、シリカ、炭酸マグネシウム、タルク、アルミナホワイトなどを挙げることができる。
工程(3)は、工程(2)で形成されるベース塗膜上に、光輝性顔料分散体(Y)を塗装して光輝性塗膜を形成する工程である。
光輝性顔料分散体(Y)は、水、表面調整剤(A)、鱗片状光輝性顔料(B)及び粘性調整剤(C)を含有し、かつ該光輝性顔料分散体(Y)の固形分含有率は、得られる塗膜の金属調光沢感の点から、0.5〜10質量%、好ましくは0.7〜9質量%、さらに好ましくは1〜8質量%である。特に鱗片状光輝性顔料(B)が蒸着アルミニウムフレーク顔料である場合には、製造上の容易性から、該光輝性顔料分散体(Y)の固形分含有率が1〜5質量%であることが好ましい。
表面調整剤(A)は、被塗物への光輝性顔料分散体(Y)の塗装時に、水に分散された後述の鱗片状光輝性顔料(B)を被塗物上に一様に配向するのを支援するために使用される。
光輝性顔料分散体(Y)における鱗片状光輝性顔料(B)としては、例えば、蒸着金属フレーク顔料、アルミニウムフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料などの金属フレーク顔料、光干渉性顔料などを挙げることができる。中でも金属調光沢に優れた塗膜を得る観点から、蒸着金属フレーク顔料及びアルミニウムフレーク顔料が好適である。
本発明の光輝性顔料分散体における粘性調整剤(C)としては既知のものを使用できるが、例えば、シリカ系微粉末、鉱物系粘性調整剤、硫酸バリウム微粒化粉末、ポリアミド系粘性調整剤、有機樹脂微粒子粘性調整剤、ジウレア系粘性調整剤、ウレタン会合型粘性調整剤、アクリル膨潤型であるポリアクリル酸系粘性調整剤、セルロース系粘性調整剤などを挙げることができる。なかでも金属調光沢に優れた塗膜を得る観点から特に、鉱物系粘性調整剤、ポリアクリル酸系粘性調整剤、セルロース系粘性調整剤を使用することが好ましく、特にセルロース系粘性調整剤を使用することが好ましい。これらの粘性調整剤はそれぞれ単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
光輝性顔料分散体(Y)は、特に、光輝性顔料分散体(Y)が蒸着金属フレーク顔料又はアルミニウムフレーク顔料を含有する場合、得られる塗膜の金属調光沢及び耐水性の観点から、リン酸基含有樹脂を含有することが好ましい。
光輝性顔料分散体(Y)は、得られる塗膜の耐水付着性の観点から、架橋性成分(D)を含んでいてもよい。特に、後述するクリヤー塗料(Z)が1液型クリヤー塗料であって該架橋性成分(D)を含まない場合は、光輝性顔料分散体(Y)が該架橋性成分(D)を含んでいることが好ましい。
光輝性顔料分散体(Y)の接触角は、金属調光沢に優れる塗膜を得る観点から、好ましくは8〜20°、より好ましくは10〜18°である。このとき、使用する接触角計は、協和界面科学社製 CA−X150であり、光輝性顔料分散体(Y)を、B型粘度計でローター回転速度60rpmでの粘度が150mPa・sとなるように調整し、予め脱脂したブリキ板(パルテック社製)上に10μL滴下し10秒経過後に測定した値を指す。
光輝性顔料分散体(Y)の塗装において、金属調光沢に優れる塗膜を得る観点から、光輝性顔料分散体(Y)の粘度は、金属調光沢に優れる塗膜を得る観点から、温度20℃においてB型粘度計で測定する60rpmで1分後の粘度(本明細書では「B60値」ということがある)が好ましくは60〜2000mPa・s、より好ましくは60〜1500mPa・s、さらに好ましくは60〜1000mPa・sである。このとき、使用する粘度計は、LVDV−I(商品名、BROOKFIELD社製、B型粘度計)である。
x=(sc*10000)/(S*sg) ・・・(2)
x:膜厚[μm]
sc:塗着固形分[g]
S:塗着固形分の評価面積[cm2]
sg:塗膜比重[g/cm3]
工程(4)は、工程(3)で形成される光輝性塗膜上に、クリヤー塗料(Z)を塗装してクリヤー塗膜を形成する工程である。
クリヤー塗料(Z)は、基体樹脂と硬化剤とを含有する1液型クリヤー塗料であることもできるし、又は水酸基含有樹脂及びポリイソシアネート化合物を有する2液型クリヤー塗料であることもできる。
水酸基含有樹脂としては、水酸基を含有するものであれば従来公知の樹脂が制限なく使用できる。該水酸基含有樹脂としては例えば、水酸基含有アクリル樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂、水酸基含有ポリエーテル樹脂、水酸基含有ポリウレタン樹脂などを挙げることができ、好ましいものとして、水酸基含有アクリル樹脂及び水酸基含有ポリエステル樹脂を挙げることができ、特に好ましいものとして水酸基含有アクリル樹脂を挙げることができる。
ポリイソシアネート化合物は、1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有する化合物であって、例えば、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネート、これらのいずれかのポリイソシアネートの誘導体などを挙げることができる。
カルバミン酸エステル系ブロック剤としては、N−フェニルカルバミン酸フェニルなどが挙げられる。
工程(5)は、工程(2)〜(4)で形成された未硬化のベース塗膜、未硬化の光輝性塗膜及び未硬化のクリヤー塗膜を加熱することによって、これら3つの塗膜を同時に硬化させる工程である。
製造例1
温度計、サーモスタット、撹拌装置、還流冷却器、窒素導入管及び滴下装置を備えた反応容器に脱イオン水128部、及び「アデカリアソープSR−1025」(商品名、ADEKA製、乳化剤、有効成分25%)2部を仕込み、窒素気流中で撹拌混合し、80℃に昇温させた。
製造例2
温度計、サーモスタット、撹拌装置、還流冷却器、窒素導入管及び滴下装置を備えた反応容器にプロピレングリコールモノプロピルエーテル35部を仕込み85℃に昇温後、メチルメタクリレート30部、2−エチルヘキシルアクリレート20部、n−ブチルアクリレート29部、2−ヒドロキシエチルアクリレート15部、アクリル酸6部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル15部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.3部の混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後1時間熟成した。その後さらにプロピレングリコールモノプロピルエーテル10部及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1部の混合物を1時間かけて滴下し、滴下終了後1時間熟成した。さらにジエタノールアミン7.4部を加え、固形分55%のアクリル樹脂溶液(R−2)を得た。得られた水酸基含有アクリル樹脂は酸価が47mgKOH/g、水酸基価が72mgKOH/g、重量平均分子量が58000であった。
製造例3
温度計、サーモスタット、攪拌装置、還流冷却器及び水分離器を備えた反応容器に、トリメチロールプロパン109部、1,6−ヘキサンジオール141部、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物126部及びアジピン酸120部を仕込み、160℃から230℃迄3時間かけて昇温させた後、230℃で4時間縮合反応させた。次いで、得られた縮合反応生成物に、カルボキシル基を導入するために、無水トリメリット酸38.3部を加えて、170℃で30分間反応させた後、2−エチル−1−ヘキサノールで希釈し、固形分70%のポリエステル樹脂溶液(R−3)を得た。得られた水酸基含有ポリエステル樹脂は、酸価が46mgKOH/g、水酸基価が150mgKOH/g、数平均分子量が1400であった。
製造例4
温度計、サーモスタット、撹拌器、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器にメトキシプロパノール27.5部及びイソブタノール27.5部の混合溶剤を入れ、110℃に加熱した後、110℃に保持しつつ、スチレン25部、n−ブチルメタクリレート27.5部、分岐高級アルキルアクリレート(商品名「イソステアリルアクリレート」、大阪有機化学工業社製)20部、4−ヒドロキシブチルアクリレート7.5部、下記リン酸基含有重合性モノマー15部、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート12.5部、イソブタノール10部及びtert−ブチルパーオキシオクタノエート4部からなる混合物121.5部を4時間かけて上記混合溶剤に滴下し、さらにtert−ブチルパーオキシオクタノエート0.5部とイソプロパノール20部とからなる混合物を1時間滴下した。その後、1時間攪拌熟成して固形分50%のリン酸基含有アクリル樹脂溶液(R−4)を得た。リン酸基含有アクリル樹脂は、酸価が83mgKOH/g、水酸基価が29mgKOH/g、重量平均分子量が10000であった。
製造例5
アクリル樹脂溶液(R−2)を327部(固形分で180部)、脱イオン水360部、サーフィノール104A(商品名、エアープロダクツ社製消泡剤、固形分50%)6部、及びバリファインBF−20(商品名、堺化学工業社製、硫酸バリウム粉末、平均粒子径0.03μm)250部を、ペイントコンディショナー中に入れ、ガラスビーズ媒体を加えて、室温で1時間混合分散し、固形分44%の体質顔料分散液(P−1)を得た。
製造例6
アクリル樹脂溶液(R−2)を327部(固形分で180部)、「TITANIX JR−806」(商品名、テイカ株式会社製、酸化チタン)500部、「MA−100」(商品名、三菱化学社製、カーボンブラック)5部及び脱イオン水500部を混合し、2−(ジメチルアミノ)エタノールでpH8.2に調整した後、ペイントシェーカーで30分間分散して固形分51%の着色顔料分散液(P−2)を得た。
透明ベース塗料(X−1)の製造
製造例7
攪拌混合容器に、体質顔料分散液(P−1)を固形分で14部、アクリル樹脂水分散体(R−1)を固形分で40部、ポリエステル樹脂溶液(R−3)を固形分で23部、「ユーコートUX−310」(商品名、三洋化成社製、ウレタン樹脂水分散体、固形分含有率40%)を固形分で10部、及び「サイメル251」(商品名、日本サイテックインダストリーズ社製、メラミン樹脂、固形分含有率80%)を固形分で27部となるように添加して攪拌混合し、透明ベース塗料(X−1)を調製した。
製造例8
攪拌混合容器に、着色顔料分散液(P−2)を固形分で23部、アクリル樹脂水分散体(R−1)を固形分で40部、ポリエステル樹脂溶液(R−3)を固形分で23部、「ユーコートUX−310」(商品名、三洋化成社製、ウレタン樹脂水分散体、固形分含有率40%)を固形分で10部、及び「サイメル251」(商品名、日本サイテックインダストリーズ社製、メラミン樹脂、固形分含有率80%)を固形分で27部となるように添加して攪拌混合し、着色ベース塗料(X−2)を調製した。
後述する光輝性顔料分散体(Y)の製造に使用する表面調整剤(A)の性質を、それぞれ表1に示す。
製造例9
攪拌混合容器に、蒸留水を3部、表面調整剤(A−3)を固形分で0.02部、Hydroshine WS−3004(水性用蒸着アルミニウムフレーク顔料、Eckart社製、固形分:10%、内部溶剤:イソプロパノール、平均粒子径D50:13μm、厚さ:0.05μm、表面がシリカ処理されている)を固形分で1.4部、「レオクリスタ」(商品名、第一工業製薬社製、セルロースナノファイバー、固形分:2%)を固形分で0.4部、ジメチルエタノールアミンを0.1部、及びリン酸基含有アクリル樹脂溶液(R−4)を固形分で0.5部となるように添加して攪拌混合し、光輝性顔料分散体(Y−1)を調整した。
表2に記載の配合とする以外は全て製造例9と同様にして光輝性顔料分散体(Y−2)〜(Y−17)を得た。表2の光輝性顔料(B)として蒸着アルミニウムフレークを用いた系では、蒸着アルミニウムフレーク自体の固形分が10質量%であるため固形分含有率が10質量%を超える光輝性顔料分散体(Y)を製造することが困難であった。
「Acrysol ASE−60」(商品名) ダウケミカル社製、ポリアクリル酸系粘性調整剤、固形分:28%
「サイメル327」(商品名)水溶性メラミン樹脂、固形分90%
「HR−517」商品名:ダイヤナールHR517、三菱レイヨン社製、重合性成分としてN−ブトキシメチルアクリルアミドを含むアクリル樹脂、固形分50%
「シアニンブルー5206」(商品名)大日精化工業社製、有機系青色顔料
着色塗料(W−1)として、「TP−65 ダークグレー」(商品名、関西ペイント社製、ポリエステル樹脂系溶剤中塗り塗料、得られる塗膜のL*値:20)を用いた。
クリヤー塗料(Z−1)
「KINO6510」(商品名:関西ペイント株式会社、水酸基/イソシアネート基硬化型アクリル樹脂及びウレタン樹脂系2液型有機溶剤型塗料)を、クリヤー塗料(Z−1)として用いた。
「KINO1200」(商品名:関西ペイント株式会社、酸/エポキシ硬化型アクリル樹脂系1液型有機溶剤型塗料)を、クリヤー塗料(Z−2)として用いた。
「マジクロンTC−71」(商品名:関西ペイント株式会社、アクリル及びメラミン樹脂系1液型有機溶剤型塗料)を、クリヤー塗料(Z−3)として用いた。
脱脂及びリン酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント社製、アミン変性エポキシ樹脂系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネート化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて被塗物1を得た。
実施例1
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させた。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−1)を、表2に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−1)の乾燥塗膜が0.5μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)を、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
x=(sc*10000)/(S*sg) ・・・(2)
x:膜厚[μm]
sc:塗着固形分[g]
S:塗着固形分の評価面積[cm2]
sg:塗膜比重[g/cm3]
表4に記載のベース塗料(X)、分散体(Y)、クリヤー塗料(Z)及び光輝性塗膜の乾燥膜厚とする以外は全て実施例1と同様にして試験板を得た。
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させた。次いで#2000の研磨紙を使用して塗膜を研削し、さらにガソリンで塗面を拭いた。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−2)を、表2に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−2)の乾燥塗膜が0.5μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)を、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、室温にて15分間放置した。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−2)を、表2に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−2)の乾燥塗膜が0.5μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)をABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させた。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−18)を、表3に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−18)の乾燥塗膜が0.5μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)を、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
表5に記載のベース塗料(X)、分散体(Y)、クリヤー塗料(Z)及び光輝性塗膜の乾燥膜厚とする以外は全て実施例24と同様にして試験板を得た。
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させた。次いで#2000の研磨紙を使用して塗膜を研削し、さらにガソリンで塗面を拭いた。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−19)を、表3に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−19)の乾燥塗膜が0.9μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)を、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
工程(1):被塗物1上に、着色塗料(W−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚30〜40μmになるように静電塗装し、室温にて15分間放置した。
工程(2):次いで、硬化された塗膜の上に、透明ベース塗料(X−1)を回転霧化型のベル型塗装機を用いて、硬化膜厚10〜12μmになるように静電塗装し、2分間放置した。
工程(3):次いで、塗膜の上に、光輝性顔料分散体(Y−19)を、表3に記載の塗料粘度に調整し、ABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後の光輝性顔料分散体(Y−19)の乾燥塗膜が0.9μmとなるように塗装した。その後、80℃にて3分間放置した。
工程(4):次いで、乾燥塗膜の塗面に、クリヤー塗料(Z−1)をABB社製ロボットベルを用いて、ブース温度23℃、湿度68%の条件で、工程(5)の後のクリヤー塗料(Z−1)の乾燥塗膜が25〜35μmとなるように塗装した。
工程(5):塗装後、室温にて7分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥せしめて試験板とした。
実施例1〜23、及び比較例1〜3の塗膜評価
上記のようにして得られた各試験板について塗膜の外観及び性能を評価し、表4にその結果を示した。
塗膜外観は、粒子感、耐水付着性、鏡面光沢度(60°グロス)、下地隠蔽性によって評価した。
粒子感は、Hi−light Graininess値(以下、「HG値」と略記する)で評価した。HG値は、塗膜面を微視的に観察した場合におけるミクロ光輝感の尺度の一つであり、ハイライトにおける粒子感を表す指標である。HG値は、次のようにして、算出される。先ず、塗膜面を、光の入射角15度/受光角0度にてCCDカメラで撮影し、得られたデジタル画像データ(2次元の輝度分布データ)を2次元フーリエ変換処理して、パワースペクトル画像を得る。次に、このパワースペクトル画像から、粒子感に対応する空間周波数領域のみを抽出して得られた計測パラメータを、更に0〜100の数値を取り、且つ粒子感との間に直線的な関係が保たれるように変換した値が、HG値である。HG値は、光輝性顔料の粒子感が全くないものを0とし、光輝性顔料の粒子感が最も大きいものを100とした。
試験板を80℃の温水に5時間浸漬し、引き上げ直後、試験板の複層塗膜を素地に達するようにカッターで格子状に切り込み、大きさ2mm×2mmのゴバン目を100個作成した。続いて、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、20℃においてそのテープを急激に剥離した後のゴバン目塗膜の残存状態を調べ、下記基準で耐水付着性を評価した。
合格:ゴバン目塗膜が100個残存し、カッターの切り込みの縁において塗膜の小さなフチカケが生じていない
不合格:ゴバン目塗膜の残存数が99個以下
上記で得られた試験板について、光沢計(micro−TRI−gloss、BYK−Gardner社製)を用いて60°グロス値を測定した。数値が120以上が合格である。
実施例1〜22及び比較例1〜2において、工程(2)の着色塗料(W−1)による着色塗膜を得た後に、#2000の研磨紙を使用して塗膜表面を研削し、さらにガソリンで塗膜表面を拭いて、次いで工程(3)以降の工程を行うことによって得られた複層塗膜を目視し、下記基準で下地隠蔽性を評価した。実施例23の試験塗板はそのまま下地隠蔽性の試験に供した。
合格:削り跡が確認できない
不合格:削り跡が確認できる
比較例2の試験塗板の複層塗膜は下地隠蔽性がないため、本発明の複層塗膜として不適であった。
上記のようにして得られた各試験板について塗膜の外観及び性能を評価し、表5にその結果を示した。
塗膜外観は、粒子感、耐水付着性、鏡面光沢度(60°グロス)、下地隠蔽性によって評価した。
粒子感は、Hi−light Graininess値(以下、「HG値」と略記する)で評価した。HG値は、塗膜面を微視的に観察した場合におけるミクロ光輝感の尺度の一つであり、ハイライトにおける粒子感を表す指標である。HG値は、次のようにして、算出される。先ず、塗膜面を、光の入射角15度/受光角0度にてCCDカメラで撮影し、得られたデジタル画像データ(2次元の輝度分布データ)を2次元フーリエ変換処理して、パワースペクトル画像を得る。次に、このパワースペクトル画像から、粒子感に対応する空間周波数領域のみを抽出して得られた計測パラメータを、更に0〜100の数値を取り、且つ粒子感との間に直線的な関係が保たれるように変換した値が、HG値である。HG値は、光輝性顔料の粒子感が全くないものを0とし、光輝性顔料の粒子感が最も大きいものを100とした。
試験板を80℃の温水に5時間浸漬し、引き上げ直後、試験板の複層塗膜を素地に達するようにカッターで格子状に切り込み、大きさ2mm×2mmのゴバン目を100個作成した。続いて、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、20℃においてそのテープを急激に剥離した後のゴバン目塗膜の残存状態を調べ、下記基準で耐水性を評価した。
合格:ゴバン目塗膜が100個残存し、カッターの切り込みの縁において塗膜の小さなフチカケが生じていない
不合格:ゴバン目塗膜の残存数が99個以下
上記で得られた試験板について、光沢計(micro−TRI−gloss、BYK−Gardner社製)を用いて60°グロス値を測定した。数値が105以上が合格である。
実施例24〜45、比較例4〜7において、工程(2)の着色塗料(W−1)による着色塗膜を得た後に、#2000の研磨紙を使用して塗膜表面を研削し、さらにガソリンで塗膜表面を拭いて、次いで工程(3)以降の工程を行うことによって得られた複層塗膜を目視し、下記基準で下地隠蔽性を評価した。実施例46の試験塗板はそのまま下地隠蔽性の試験に供した。
合格:削り跡が確認できない
不合格:削り跡が確認できる
比較例6の試験塗板の複層塗膜は下地隠蔽性がないため、本発明の複層塗膜として不適であった。
Claims (10)
- 下記の工程(1)〜(5):
(1)被塗物上に、着色塗料(W)を塗装し、加熱して着色塗膜を形成する工程、
(2)工程(1)で形成される着色塗膜上に、ベース塗料(X)を塗装してベース塗膜を形成する工程、
(3)工程(2)で形成されるベース塗膜上に、光輝性顔料分散体(Y)を塗装して光輝性塗膜を形成する工程、
(4)工程(3)で形成される光輝性塗膜上に、クリヤー塗料(Z)を塗装してクリヤー塗膜を形成する工程、及び
(5)工程(2)〜(4)で形成された未硬化のベース塗膜、未硬化の光輝性塗膜及び未硬化のクリヤー塗膜を加熱することによって、これら3つの塗膜を同時に硬化させる工程、
を順次行うことにより複層塗膜を形成する方法であって、
光輝性顔料分散体(Y)が、水、表面調整剤(A)、鱗片状光輝性顔料(B)及び粘性調整剤(C)を含有し、且つ固形分含有率が0.5〜10質量%である
複層塗膜形成方法。 - 温度20℃における、B型粘度計でローター回転速度60rpmでの光輝性顔料分散体(Y)の粘度(B60)が60〜2000mPa・sである請求項1に記載の複層塗膜形成方法。
- 表面調整剤(A)の動的表面張力が50〜70mN/mである請求項1又は2に記載の複層塗膜形成方法。
- 鱗片状光輝性顔料(B)の含有量が、光輝性顔料分散体(Y)100質量部を基準として0.2〜5質量部である請求項1〜3のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- 粘性調整剤(C)がセルロースナノファイバーである請求項1〜4のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- 光輝性塗膜が、0.02〜5μmの乾燥膜厚を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- ベース塗膜が、透明塗膜もしくは着色塗膜である請求項1〜6のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- クリヤー塗料(Z)が、水酸基含有樹脂及びポリイソシアネート化合物を含有する2液型クリヤー塗料である請求項1〜7のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- 鱗片状光輝性顔料(B)が蒸着金属フレーク顔料であり、複層塗膜の60°グロス値が120以上であり、HG値が10〜40である請求項1〜8のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
- 鱗片状光輝性顔料(B)がアルミニウムフレーク顔料であり、複層塗膜の60°グロス値が105以上であり、HG値が35〜65である請求項1〜8のいずれか一項に記載の複層塗膜形成方法。
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