JPWO2018066313A1 - 反射屈折光学系および光学装置 - Google Patents

反射屈折光学系および光学装置 Download PDF

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Abstract

反射屈折光学系(LS)が、物体からの光を反射させる第1反射鏡(M1)と、第1反射鏡(M1)で反射した光を反射させる第2反射鏡(M2)と、第1反射鏡(M1)で反射して第2反射鏡(M2)に向かう光を透過させ、且つ第2反射鏡(M2)で反射した光を透過させる第1レンズ群(G1)と、第2反射鏡(M2)で反射して第1レンズ群(G1)を透過した光を透過させる第2レンズ群(G2)とを備え、第2レンズ群(G2)を透過した光によって物体の像が結像されるように構成される。

Description

本発明は、反射屈折光学系および光学装置に関する。
例えば、特許文献1には、反射鏡とレンズを組み合わせて構成された反射屈折光学系が開示されている。このような反射屈折光学系は、製造コストの観点から簡便な構成であることが好ましい。
特開2011−248122号公報
第1の態様に係る反射屈折光学系は、物体からの光を反射させる第1反射鏡と、前記第1反射鏡で反射した光を反射させる第2反射鏡と、前記第1反射鏡で反射して前記第2反射鏡に向かう光を透過させ、且つ前記第2反射鏡で反射した光を透過させる第1レンズ群と、前記第2反射鏡で反射して前記第1レンズ群を透過した光を透過させる第2レンズ群とを備え、前記第2レンズ群を透過した光によって物体の像が結像され、以下の条件式を満足している。
0≦f/|f2|<5.50
但し、
f:前記反射屈折光学系の焦点距離、
|f2|:前記第2レンズ群の焦点距離。
第2の態様に係る光学装置は、上述の反射屈折光学系を備えている。
第1実施例に係る反射屈折光学系の構成図である。 第1実施例に係る反射屈折光学系の横収差図である。 第2実施例に係る反射屈折光学系の構成図である。 第2実施例に係る反射屈折光学系の横収差図である。 第3実施例に係る反射屈折光学系の構成図である。 第3実施例に係る反射屈折光学系の横収差図である。 第4実施例に係る反射屈折光学系の構成図である。 第4実施例に係る反射屈折光学系の横収差図である。 望遠鏡の模式図である。
以下、本実施形態の反射屈折光学系、および光学装置について図を参照して説明する。本実施形態の反射屈折光学系を備えた光学装置としてカセグレン型の望遠鏡1が図9に示されている。望遠鏡1は、図9に示すように、鏡筒部2と、鏡筒部2の先端側に収容された反射屈折光学系LSと、鏡筒部2の基端側に収容された検出部3とを有して構成される。検出部3は、イメージセンサー等から構成される。このような望遠鏡1において、物体からの光は、反射屈折光学系LSにより集光されて検出部3に導かれ、検出部3の撮像面において結像される。反射屈折光学系LSにより集光されて結像した物体の像は、検出部3によって検出される。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSの一例としての反射屈折光学系LS(1)は、図1に示すように、第1反射鏡M1と、第2反射鏡M2と、第1レンズ群G1とを備えて構成される。第1反射鏡M1は、物体からの光を反射させる。第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1で反射した光を反射させる。第1レンズ群G1は、第1反射鏡M1で反射して第2反射鏡M2に向かう光を透過させ、且つ第2反射鏡M2で反射した光を透過させる。これにより、簡便な構成で製造コストの低い反射屈折光学系LSおよび、これを備えた望遠鏡1(光学装置)を得ることが可能になる。本実施形態に係る反射屈折光学系LSは、図3に示す反射屈折光学系LS(2)でもよく、図5に示す反射屈折光学系LS(3)でもよく、図7に示す反射屈折光学系LS(4)でもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光を透過させる第2レンズ群G2を備え、第2レンズ群G2を透過した光によって物体の像が結像されることが好ましい。これにより、球面収差および非点収差を良好に補正することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、次の条件式(1)で表される条件を満足することが好ましい。
0≦f/|f2|<5.50 ・・・(1)
但し、
f:反射屈折光学系LSの焦点距離、
|f2|:第2レンズ群G2の焦点距離。
条件式(1)は、反射屈折光学系LS全系の焦点距離と第2レンズ群G2の焦点距離との比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(1)を満足することで、像面湾曲およびディストーションの発生を抑えつつ、球面収差および軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、像面湾曲およびディストーションの発生を抑えることが困難になり、良好な像が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を好ましくは4.80としてもよい。
条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、同様に像面湾曲およびディストーションの発生を抑えることが困難になり、良好な像が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を好ましくは0.03としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1反射鏡M1は、光の入射側に対して凹面の形状を有し、第2反射鏡M2は、光の入射側に対して凸面の形状を有することが好ましい。これにより、物体からの光を集光して結像させることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1反射鏡M1は、開口部Ho1を有し、当該開口部Ho1は、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光が通過可能な位置に設けられることが好ましい。例えば、開口部Ho1は、第1反射鏡M1の中央部に設けられてもよい。これにより、焦点距離に対して全長の短い反射屈折光学系LSを得ることができる。なお、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光の全てが開口部Ho1を通過する構成としてもよく、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光の少なくとも一部が開口部Ho1を通過する構成としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1の開口部Ho1と対向して配置され、第1レンズ群G1は、第1反射鏡M1と第2反射鏡M2との間に配置されることが好ましい。これにより、焦点距離に対して全長の短い反射屈折光学系LSを得ることができる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1反射鏡M1は、物体からの光が透過可能な第1透過面Th1と、第1透過面Th1を透過した光が反射可能な第1反射面Rf1とを有する裏面鏡であり、第1透過面Th1の曲率半径と第1反射面Rf1の曲率半径とが異なることが好ましい。これにより、球面収差とコマ収差を良好に補正することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、次の条件式(2)で表される条件を満足することが好ましい。
0.50<RM1a/RM1b<2.00 ・・・(2)
但し、
RM1a:第1透過面Th1の曲率半径、
RM1b:第1反射面Rf1の曲率半径。
条件式(2)は、第1反射鏡M1における第1透過面Th1と第1反射面Rf1との曲率半径の比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(2)を満足することで、倍率色収差の発生を抑えつつ、球面収差およびコマ収差を良好に補正することができる。
条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、倍率色収差の発生を抑えることが困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を好ましくは1.50としてもよい。
条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、同様に倍率色収差を抑えることが困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を好ましくは0.60としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1透過面Th1および第1反射面Rf1が球面であることが好ましい。これにより、第1透過面Th1および第1反射面Rf1を有する第1反射鏡M1を、非球面レンズに比べて容易に作製することができるため、製造コストの低い反射屈折光学系LSを得ることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1からの光が透過可能な第2透過面Th2と、第2透過面Th2を透過した光が反射可能な第2反射面Rf2とを有する裏面鏡であり、第2透過面Th2の曲率半径と第2反射面Rf2の曲率半径とが異なることが好ましい。これにより、球面収差およびコマ収差を良好に補正することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、次の条件式(3)で表される条件を満足することが好ましい。
−2.00<RM2a/RM2b<−0.50 ・・・(3)
但し、
RM2a:第2透過面Th2の曲率半径、
RM2b:第2反射面Rf2の曲率半径。
条件式(3)は、第2反射鏡M2における第2透過面Th2と第2反射面Rf2との曲率半径の比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(3)を満足することで、球面収差およびコマ収差を良好に補正することができる。
条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、球面収差およびコマ収差の補正が困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を好ましくは−0.60としてもよい。
条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、同様に球面収差およびコマ収差の補正が困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を好ましくは−1.50としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2透過面Th2および第2反射面Rf2が球面であることが好ましい。これにより、第2透過面Th2および第2反射面Rf2を有する第2反射鏡M2を、非球面レンズに比べて容易に作製することができるため、製造コストの低い反射屈折光学系LSを得ることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1レンズ群G1は、1枚のレンズからなり、次の条件式(4)で表される条件を満足することが好ましい。
−0.50<R1a/R1b<1.50 ・・・(4)
但し、
R1a:第1レンズ群G1のレンズにおける第1反射鏡M1が配置される側のレンズ面の曲率半径、
R1b:第1レンズ群G1のレンズにおける第2反射鏡M2が配置される側のレンズ面の曲率半径。
条件式(4)は、第1レンズ群G1のレンズにおける第1反射鏡M1が配置される側のレンズ面と第2反射鏡M2が配置される側のレンズ面との曲率半径の比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(4)を満足することで、コマ収差を良好に補正することができる。
条件式(4)の対応値が上限値を上回ると、コマ収差の補正が困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を好ましくは1.20としてもよい。
条件式(4)の対応値が下限値を下回ると、同様にコマ収差の補正が困難になり、高い解像度が得られない傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を好ましくは0としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1レンズ群G1は、1枚の正メニスカスレンズからなることが好ましい。これにより、コマ収差を良好に補正することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1レンズ群G1の各レンズ面が球面であることが好ましい。これにより、第1レンズ群G1を、非球面レンズに比べて容易に作製することができるため、製造コストの低い反射屈折光学系LSを得ることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1反射鏡M1は、物体からの光が透過可能な第1透過面Th1と、第1透過面Th1を透過した光が反射可能な第1反射面Rf1とを有する裏面鏡であり、第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1からの光が透過可能な第2透過面Th2と、第2透過面Th2を透過した光が反射可能な第2反射面Rf2とを有する裏面鏡であり、次の条件式(5)で表される条件を満足することが好ましい。
0.80<RM1b/RM2b<2.00 ・・・(5)
但し、
RM1b:第1反射面Rf1の曲率半径、
RM2b:第2反射面Rf2の曲率半径。
条件式(5)は、第1反射鏡M1における第1反射面Rf1と第2反射鏡M2における第2反射面Rf2との曲率半径の比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(5)を満足することで、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(5)の対応値が上限値を上回ると、像面湾曲の補正が困難になり、画角を広げることが困難になる傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を好ましくは1.70としてもよい。
条件式(5)の対応値が下限値を下回ると、同様に像面湾曲の補正が困難になり、画角を広げることが困難になる傾向にある。本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を好ましくは0.90としてもよい。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1正レンズと、負レンズと、第2正レンズとからなることが好ましい。これにより、球面収差および非点収差を良好に補正することができる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第2レンズ群G2の各レンズ面が球面であることが好ましい。これにより、第2レンズ群G2を、非球面レンズに比べて容易に作製することができるため、製造コストの低い反射屈折光学系LSを得ることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、第1反射鏡M1は、物体からの光が透過可能な第1透過面Th1と、第1透過面Th1を透過した光が反射可能な第1反射面Rf1とを有する裏面鏡であり、第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1からの光が透過可能な第2透過面Th2と、第2透過面Th2を透過した光が反射可能な第2反射面Rf2とを有する裏面鏡であり、第1反射鏡M1を構成する第1透過面Th1および第1反射面Rf1が設けられる光学素子と、第2反射鏡M2を構成する第2透過面Th2および第2反射面Rf2が設けられる光学素子と、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を構成する各レンズとが同じ材料からなることが好ましい。これにより、反射屈折光学系LSの熱膨張もしくは熱収縮を均一化することができるため、温度変化に伴う反射屈折光学系LSの変形を抑えることができ、高温もしくは低温になる過酷な環境においても、反射屈折光学系LSを使用することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、上述の材料の線熱膨張係数が6×10-7/K以下であることが好ましい。このように、線熱膨張係数の小さい材料を用いることで、温度変化に伴う反射屈折光学系LSの変形を抑えることができ、高温もしくは低温になる過酷な環境においても、反射屈折光学系LSを使用することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、上述の材料の比重が3g/cm3以下であることが好ましい。このように、比重の小さい材料を用いることで、反射屈折光学系LSを軽くすることができ、例えば、小型の無人飛行装置にも反射屈折光学系LSを好適に搭載することが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、上述の材料が石英ガラスであることが好ましい。このように、線熱膨張係数の小さい材料を用いることで、温度変化に伴う反射屈折光学系LSの変形を抑えることができ、高温もしくは低温になる過酷な環境においても、反射屈折光学系LSを使用することが可能になる。なお、石英ガラスは、非球面等の複雑な加工において手間の掛かる硬質な材料に分類されるが、上述のように、光学面が加工の容易な球面に形成されることで、硬質な石英ガラスであっても容易に用いることが可能になる。
本実施形態に係る反射屈折光学系LSにおいて、次の条件式(6)で表される条件を満足することが好ましい。
|Dexit|/f≧0.3 ・・・(6)
但し、
|Dexit|:反射屈折光学系LSの像面から射出瞳までの距離。
条件式(6)は、反射屈折光学系LSの像面から射出瞳までの距離と、反射屈折光学系LS全系の焦点距離との比について適切な範囲を規定する条件式である。条件式(6)を満足することで、反射屈折光学系LSの焦点距離、波面収差等の光学性能を計測する際、反射屈折光学系LSに対して計測装置を回転させずに計測を行うことが可能になる。そのため、反射屈折光学系LSの光学性能を計測するための装置構成を簡略化することができる。なお、反射屈折光学系LSの像面から射出瞳までの距離は、物体から像面に向かう方向の距離を正とした場合の絶対値である。
条件式(6)の対応値が下限値を下回ると、反射屈折光学系LSの焦点距離、波面収差等の光学性能を計測する際、反射屈折光学系LSに対して計測装置を回転させて計測を行う必要があり、反射屈折光学系LSの光学性能を計測するための装置構成が複雑になる。また、条件式(6)の上限値を6.0以下として設けるようにしてもよい。
なお、本実施形態の反射屈折光学系を備えた光学装置としてカセグレン型の望遠鏡1を例示して説明したが、これに限られるものではない。例えば、光学装置は、本実施形態の反射屈折光学系を望遠レンズとして備えた撮像装置であってもよい。
以下、本願の各実施例を図面に基づいて説明する。図1、図3、図5、および図7に、第1〜第4実施例に係る反射屈折光学系LS{LS(1)〜LS(4)}の構成を示す。これら図1、図3、図5、および図7において、各反射鏡を符号Mと数字の組み合わせにより、各レンズ群を符号Gと数字の組み合わせにより、各レンズを符号Lと数字の組み合わせにより、それぞれ表している。この場合において、符号、数字の種類および数が多くなって煩雑化するのを防止するため、実施例毎にそれぞれ独立して符号と数字の組み合わせを用いてレンズ群等を表している。このため、実施例間で同一の符号と数字の組み合わせが用いられていても、同一の構成であることを意味するものでは無い。
以下に表1〜表4を示すが、この内、表1は第1実施例、表2は第2実施例、表3は第3実施例、表4は第4実施例における諸元の値を示す表である。各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長λ=587.6nm)、g線(波長λ=435.8nm)、t線(波長λ=1013.9nm)を選んでいる。
各表の[諸元データ]において、fは反射屈折光学系LS全系の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、FNOはFナンバーを、ωは半画角(単位は「°」)を、BFはバックフォーカスを、RCは第1面(反射屈折光学系LSに対する光の入射面)における中心遮蔽径を、|Dexit|は反射屈折光学系LSの像面から射出瞳までの距離をそれぞれ示す。[レンズデータ]において、面番号は物体側から数えた各レンズ面の番号を、Rは各レンズ面の曲率半径を、Dは各レンズ面の間隔を、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率を、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数を、φは有効径をそれぞれ示す。[条件式対応値]には、各条件式の対応値をそれぞれ示す。なお、第1カラム(面番号)の右に付した*aは、そのレンズ面が反射面であることを示す。曲率半径の「∞」は平面又は開口を示し、空気の屈折率nd=1.000000の記載は省略している。曲率半径の正負については、物体側に凸面を向けたレンズ面の曲率半径を正の値とする。
なお、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径R、その他の長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での重複する説明は省略する。
(第1実施例)
まず、本願の第1実施例について図1〜図2および表1を用いて説明する。図1は第1実施例に係る反射屈折光学系LS(1)の構成図である。第1実施例に係る反射屈折光学系LS(1)は、光軸に沿って配置された、第1反射鏡M1と、第2反射鏡M2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2とから構成される。
第1反射鏡M1は、中央に開口部Ho1を有する円盤状に形成され、物体側と対向して配置される。第1反射鏡M1は、物体からの光を第2反射鏡M2に向けて反射させる。第1反射鏡M1は、物体側からの光が透過可能な表側の第1透過面Th1と、第1透過面Th1を透過した光が反射可能な裏側の第1反射面Rf1とを有する裏面反射鏡である。第1透過面Th1は、光の入射側(物体側)に対し凹面を向けた球面形状に形成される。第1反射面Rf1は、光の入射側(物体側)に対し凹面を向けた球面形状に形成される。第1反射面Rf1の曲率半径は、第1透過面Th1の曲率半径と異なっている。開口部Ho1は、第1反射鏡M1の中央部に貫通形成され、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を透過する光が像面I側に向けて通過できるようになっている。
第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1よりも外径の小さい円盤状に形成され、第1反射鏡M1の開口部Ho1と対向して配置される。第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1で反射した光を第1反射鏡M1の開口部Ho1に向けて反射させる。第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1からの光が透過可能な表側の第2透過面Th2と、第2透過面Th2を透過した光が反射可能な裏側の第2反射面Rf2とを有する裏面反射鏡である。第2透過面Th2は、光の入射側(像面I側)に対し凹面を向けた球面形状に形成される。第2反射面Rf2は、光の入射側(像面I側)に対し凸面を向けた球面形状に形成される。第2反射面Rf2の曲率半径は、第2透過面Th2の曲率半径と異なっている。第2反射面Rf2には、開口絞りSが配置される。
第1レンズ群G1は、1枚の第1レンズL1のみから構成され、第1反射鏡M1と第2反射鏡M2との間に配置される。第1レンズ群G1は、第1反射鏡M1で反射して第2反射鏡M2に向かう光を透過させ、且つ第2反射鏡M2で反射した光を透過させる。第1レンズL1は、第1反射鏡M1が配置される側(像面I側)に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第1レンズL1における両側のレンズ面は球面である。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第2レンズL2と、第3レンズL3とから構成される。第2レンズ群G2の第2レンズL2および第3レンズL3は、第1反射鏡M1と第1レンズ群G1との間に配置される。第2レンズ群G2は、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光を透過させる。これにより、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を透過した光によって物体の像が結像される。第2レンズL2は、像面I側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第2レンズL2における両側のレンズ面は球面である。第3レンズL3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズである。第3レンズL3における両側のレンズ面は球面である。なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、不図示の迷光絞りが配置される。
第1反射鏡M1を構成する第1透過面Th1および第1反射面Rf1が形成される光学素子の材料として、石英ガラスが用いられる。第2反射鏡M2を構成する第2透過面Thおよび第2反射面Rf2が形成される光学素子の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第1レンズ群G1を構成する第1レンズL1の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第2レンズ群G2を構成する第2レンズL2および第3レンズL3の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。石英ガラスの線熱膨張係数は、例えば0〜100℃の範囲で、約5.1×10-7/Kである。石英ガラスの比重は、約2.2g/cm3である。
下の表1に、第1実施例における各諸元を示す。なお、第1面は、第1実施例に係る反射屈折光学系LS(1)に対する光の入射面(鏡筒部2の開口が設けられる面)である。
(表1)
[諸元データ]
f=859.26
f2=-208.99
FNO=6.6
ω=1.44°
BF=175.06
RC=80.7
|Dexit|=260.35
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd φ
1 ∞ 141.26 153.4
2 -403.274 6.51 1.45847 67.8 146.7
3*a -559.404 -6.51 1.45847 67.8 147.4
4 -403.274 -149.72 143.7
5 -99.039 -9.76 1.45847 67.8 69.3
6 -1003.581 -5.21 67.0
7 304.543 -6.51 1.45847 67.8 64.5
8*a -371.850 6.51 1.45847 67.8 61.4 (開口絞り)
9 304.543 5.21 61.4
10 -1003.581 9.76 1.45847 67.8 61.7
11 -99.039 65.10 62.2
12 ∞ 37.69 49.5 (迷光絞り)
13 -84.395 6.51 1.45847 67.8 43.3
14 -78.131 5.50 43.5
15 276.139 4.56 1.45847 67.8 41.6
16 65.824 BF 40.3
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f2|=4.10
条件式(2) RM1a/RM1b=0.72
条件式(3) RM2a/RM2b=-0.82
条件式(4) R1a/R1b=0.10
条件式(5) RM1b/RM2b=1.50
条件式(6) |Dexit|/f=0.30
図2は、第1実施例に係る反射屈折光学系LS(1)の横収差図である。横収差図において、破線はd線(λ=587.6nm)、一点鎖線はg線(λ=435.8nm)、実線はt線(波長λ=1013.9nm)における収差をそれぞれ示す。横収差図において、RFHは像高比(Relative Field Height)を示す。なお、以下に示す各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用い、重複する説明は省略する。そして、横収差図より、第1実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
以下、本願の第2実施例について図3〜図4および表2を用いて説明する。図3は第2実施例に係る反射屈折光学系LS(2)の構成図である。第2実施例に係る反射屈折光学系LS(2)は、光軸に沿って配置された、第1反射鏡M1と、第2反射鏡M2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2とから構成される。第2実施例において、第1反射鏡M1、第2反射鏡M2、および第1レンズ群G1は、第1実施例と同様の構成であり、第1実施例の場合と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第2レンズL2と、第3レンズL3とから構成される。第2レンズ群G2の第2レンズL2および第3レンズL3は、第1反射鏡M1と第1レンズ群G1との間に配置される。第2レンズ群G2は、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光を透過させる。これにより、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を透過した光によって物体の像が結像される。第2レンズL2は、両凸形状の正レンズである。第2レンズL2における両側のレンズ面は球面である。第3レンズL3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズである。第3レンズL3における両側のレンズ面は球面である。なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、不図示の迷光絞りが配置される。
第1反射鏡M1を構成する第1透過面Th1および第1反射面Rf1が形成される光学素子の材料として、石英ガラスが用いられる。第2反射鏡M2を構成する第2透過面Thおよび第2反射面Rf2が形成される光学素子の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第1レンズ群G1を構成する第1レンズL1の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第2レンズ群G2を構成する第2レンズL2および第3レンズL3の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。
下の表2に、第2実施例における各諸元を示す。なお、第1面は、第2実施例に係る反射屈折光学系LS(2)に対する光の入射面(鏡筒部2の開口が設けられる面)である。
(表2)
[諸元データ]
f=859.26
f2=14802.50
FNO=6.3
ω=1.44°
BF=209.26
RC=72.3
|Dexit|=317.92
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd φ
1 ∞ 185.52 175.1
2 -779.543 8.46 1.45847 67.8 166.0
3*a -730.348 -8.46 1.45847 67.8 166.2
4 -779.543 -188.78 162.8
5 -126.859 -9.76 1.45847 67.8 62.1
6 -204.625 -8.46 58.0
7 374.574 -6.51 1.45847 67.8 54.5
8*a -540.073 6.51 1.45847 67.8 51.4 (開口絞り)
9 374.574 8.46 50.9
10 -204.625 9.76 1.45847 67.8 50.7
11 -126.859 78.11 51.1
12 ∞ 3.25 43.0 (迷光絞り)
13 606.874 7.81 1.45847 67.8 43.0
14 -162.790 8.93 43.0
15 207.980 5.21 1.45847 67.8 41.4
16 77.027 BF 40.3
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f2|=0.06
条件式(2) RM1a/RM1b=1.07
条件式(3) RM2a/RM2b=-0.69
条件式(4) R1a/R1b=0.62
条件式(5) RM1b/RM2b=1.35
条件式(6) |Dexit|/f=0.37
図4は、第2実施例に係る反射屈折光学系LS(2)の横収差図である。そして、横収差図より、第2実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
以下、本願の第3実施例について図5〜図6および表3を用いて説明する。図5は第3実施例に係る反射屈折光学系LS(3)の構成図である。第3実施例に係る反射屈折光学系LS(3)は、光軸に沿って配置された、第1反射鏡M1と、第2反射鏡M2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2とから構成される。第3実施例において、第1反射鏡M1および第2反射鏡M2は、第1実施例と同様の構成であり、第1実施例の場合と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
第1レンズ群G1は、1枚の第1レンズL1のみから構成され、第1反射鏡M1と第2反射鏡M2との間に配置される。第1レンズ群G1は、第1反射鏡M1で反射して第2反射鏡M2に向かう光を透過させ、且つ第2反射鏡M2で反射した光を透過させる。第1レンズL1は、第1反射鏡M1が配置される側(像面I側)に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第1レンズL1における両側のレンズ面は球面である。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4とから構成される。第2レンズ群G2の第2レンズL2および第3レンズL3は、第1反射鏡M1と第1レンズ群G1との間に配置される。第2レンズ群G2の第4レンズL4は、第1反射鏡M1と像面Iとの間に配置される。第2レンズ群G2は、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光を透過させる。これにより、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を透過した光によって物体の像が結像される。第2レンズL2は、両凸形状の正レンズである。第2レンズL2における両側のレンズ面は球面である。第3レンズL3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズである。第3レンズL3における両側のレンズ面は球面である。第4レンズL4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第4レンズL4における両側のレンズ面は球面である。なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、不図示の迷光絞りが配置される。
第1反射鏡M1を構成する第1透過面Th1および第1反射面Rf1が形成される光学素子の材料として、石英ガラスが用いられる。第2反射鏡M2を構成する第2透過面Thおよび第2反射面Rf2が形成される光学素子の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第1レンズ群G1を構成する第1レンズL1の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第2レンズ群G2を構成する第2レンズL2、第3レンズL3、および第4レンズL4の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。
下の表3に、第3実施例における各諸元を示す。なお、第1面は、第3実施例に係る反射屈折光学系LS(3)に対する光の入射面(鏡筒部2の開口が設けられる面)である。
(表3)
[諸元データ]
f=859.26
f2=307.22
FNO=6.3
ω=1.44°
BF=45.94
RC=72.3
|Dexit|=5027.53
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd φ
1 ∞ 172.50 174.4
2 -943.552 13.02 1.45847 67.8 165.9
3*a -738.268 -13.02 1.45847 67.8 166.1
4 -943.552 -175.76 161.0
5 -80.835 -9.76 1.45847 67.8 60.4
6 -78.932 -8.46 54.8
7 849.598 -6.51 1.45847 67.8 53.0
8*a -678.636 6.51 1.45847 67.8 50.2 (開口絞り)
9 849.598 8.46 49.6
10 -78.932 9.76 1.45847 67.8 49.2
11 -80.835 71.60 50.6
12 ∞ 56.23 44.3 (迷光絞り)
13 4145.615 7.81 1.45847 67.8 44.0
14 -207.703 15.24 43.9
15 409.401 5.21 1.45847 67.8 42.1
16 81.728 121.23 41.3
17 85.641 11.07 1.45847 67.8 51.6
18 458.143 BF 50.6
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f2|=2.80
条件式(2) RM1a/RM1b=1.28
条件式(3) RM2a/RM2b=-1.25
条件式(4) R1a/R1b=1.02
条件式(5) RM1b/RM2b=1.09
条件式(6) |Dexit|/f=5.85
図6は、第3実施例に係る反射屈折光学系LS(3)の横収差図である。そして、横収差図より、第3実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
以下、本願の第4実施例について図7〜図8および表4を用いて説明する。図7は第4実施例に係る反射屈折光学系LS(4)の構成図である。第4実施例に係る反射屈折光学系LS(4)は、光軸に沿って配置された、第1反射鏡M1と、第2反射鏡M2と、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2とから構成される。第4実施例において、第1反射鏡M1は、第1実施例と同様の構成であり、第1実施例の場合と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1よりも外径の小さい円盤状に形成され、第1反射鏡M1の開口部Ho1と対向して配置される。第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1で反射した光を第1反射鏡M1の開口部Ho1に向けて反射させる。第2反射鏡M2は、第1反射鏡M1からの光が透過可能な表側の第2透過面Th2と、第2透過面Th2を透過した光が反射可能な裏側の第2反射面Rf2とを有する裏面反射鏡である。第2透過面Th2は、光の入射側(像面I側)に対し凹面を向けた球面形状に形成される。第2反射面Rf2は、光の入射側(像面I側)に対し凸面を向けた球面形状に形成される。第2反射面Rf2の曲率半径は、第2透過面Th2の曲率半径と異なっている。第2透過面Th2には、開口絞りSが配置される。
第1レンズ群G1は、1枚の第1レンズL1のみから構成され、第1反射鏡M1と第2反射鏡M2との間に配置される。第1レンズ群G1は、第1反射鏡M1で反射して第2反射鏡M2に向かう光を透過させ、且つ第2反射鏡M2で反射した光を透過させる。第1レンズL1は、第1反射鏡M1が配置される側(像面I側)に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第1レンズL1における両側のレンズ面は球面である。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4とから構成される。第2レンズ群G2の第2レンズL2および第3レンズL3は、第1反射鏡M1と第1レンズ群G1との間に配置される。第2レンズ群G2の第4レンズL4は、第1反射鏡M1と像面Iとの間に配置される。第2レンズ群G2は、第2反射鏡M2で反射して第1レンズ群G1を透過した光を透過させる。これにより、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を透過した光によって物体の像が結像される。第2レンズL2は、両凸形状の正レンズである。第2レンズL2における両側のレンズ面は球面である。第3レンズL3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズである。第3レンズL3における両側のレンズ面は球面である。第4レンズL4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズである。第4レンズL4における両側のレンズ面は球面である。なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に、不図示の迷光絞りが配置される。
第1反射鏡M1を構成する第1透過面Th1および第1反射面Rf1が形成される光学素子の材料として、石英ガラスが用いられる。第2反射鏡M2を構成する第2透過面Thおよび第2反射面Rf2が形成される光学素子の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第1レンズ群G1を構成する第1レンズL1の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。第2レンズ群G2を構成する第2レンズL2、第3レンズL3、および第4レンズL4の材料として、同様に石英ガラスが用いられる。
下の表4に、第4実施例における各諸元を示す。なお、第1面は、第4実施例に係る反射屈折光学系LS(4)に対する光の入射面(鏡筒部2の開口が設けられる面)である。
(表4)
[諸元データ]
f=859.26
f2=504.06
FNO=6.3
ω=1.44°
BF=32.98
RC=72.0
|Dexit|=771.62
[レンズデータ]
面番号 R D nd νd φ
1 ∞ 217.18 176.3
2 -957.090 20.75 1.45847 67.8 166.0
3*a -773.034 -20.75 1.45847 67.8 166.0
4 -957.090 -181.53 166.0
5 -119.707 -11.99 1.45847 67.8 60.3
6 -132.217 -7.77 54.5
7 ∞ -0.66 51.6 (開口絞り)
8 506.098 -14.26 1.45847 67.8 51.6
9*a -636.999 14.26 1.45847 67.8 48.6
10 506.098 8.43 51.9
11 -132.217 11.99 1.45847 67.8 54.5
12 -119.707 82.34 60.3
13 ∞ 18.15 44.1 (迷光絞り)
14 1916.086 6.48 1.45847 67.8 44.7
15 -167.799 21.39 44.7
16 152.338 7.78 1.45847 67.8 42.1
17 65.842 123.18 40.8
18 155.591 9.72 1.45847 67.8 46.7
19 1242.230 32.98 46.7
[条件式対応値]
条件式(1) f/|f2|=1.70
条件式(2) RM1a/RM1b=1.24
条件式(3) RM2a/RM2b=-0.79
条件式(4) R1a/R1b=0.91
条件式(5) RM1b/RM2b=1.21
条件式(6) |Dexit|/f=0.90
図8は、第4実施例に係る反射屈折光学系LS(4)の横収差図である。そして、横収差図より、第4実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることがわかる。
以上、各実施例によれば、簡便な構成で製造コストの低い反射屈折光学系および、これを備えた望遠鏡(光学装置)を実現することができる。
なお、以下の内容は、本実施形態の光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本実施形態の反射屈折光学系を構成するレンズ群として、2群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、3群等)にすることもできる。具体的には、本実施形態の反射屈折光学系の最も像面側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。
各レンズ面の一部は、球面に限らず、非球面で形成されても構わない。非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでも構わない。
また、第1反射鏡M1および第2反射鏡M2を構成する各光学素子と、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2を構成する各レンズの材料は、石英ガラスに限らず、他の(例えば、線熱膨張係数が6×10-7/K以下の)ガラス素材であってもよい。
1 望遠鏡(光学装置)
LS 反射屈折光学系
M1 第1反射鏡 Ho1 開口部
Th1 第1透過面 Rf1 第1反射面
M2 第2反射鏡
Th2 第2透過面 Rf2 第2反射面
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
I 像面
第1の態様に係る反射屈折光学系は、物体からの光が直接入射し、当該光を反射させる第1反射鏡と、前記第1反射鏡で反射した光を反射させる第2反射鏡と、前記第1反射鏡で反射して前記第2反射鏡に向かう光を透過させ、且つ前記第2反射鏡で反射した光を透過させる第1レンズ群と、前記第2反射鏡で反射して前記第1レンズ群を透過した光を透過させる第2レンズ群とにより、実質的に2つの反射鏡と2つのレンズ群とからなり、前記第2レンズ群を透過した光によって物体の像が結像され、以下の条件式を満足している。
0≦f/|f2|<5.50
但し、
f:前記反射屈折光学系の焦点距離、
|f2|:前記第2レンズ群の焦点距離。

Claims (22)

  1. 物体からの光を反射させる第1反射鏡と、
    前記第1反射鏡で反射した光を反射させる第2反射鏡と、
    前記第1反射鏡で反射して前記第2反射鏡に向かう光を透過させ、且つ前記第2反射鏡で反射した光を透過させる第1レンズ群と、
    前記第2反射鏡で反射して前記第1レンズ群を透過した光を透過させる第2レンズ群とを備え、
    前記第2レンズ群を透過した光によって物体の像が結像され、
    以下の条件式を満足する反射屈折光学系。
    0≦f/|f2|<5.50
    但し、
    f:前記反射屈折光学系の焦点距離、
    |f2|:前記第2レンズ群の焦点距離。
  2. 前記第1反射鏡は、光の入射側に対して凹面の形状を有し、
    前記第2反射鏡は、光の入射側に対して凸面の形状を有する請求項1に記載の反射屈折光学系。
  3. 前記第1反射鏡は、開口部を有し、
    前記開口部は、前記第2反射鏡で反射して前記第1レンズ群を透過した光が通過可能な位置に設けられる請求項1または2に記載の反射屈折光学系。
  4. 前記第2反射鏡は、前記第1反射鏡の前記開口部と対向して配置され、
    前記第1レンズ群は、前記第1反射鏡と前記第2反射鏡との間に配置される請求項3に記載の反射屈折光学系。
  5. 前記第1反射鏡は、物体からの光が透過可能な第1透過面と、前記第1透過面を透過した光が反射可能な第1反射面とを有する裏面鏡であり、
    前記第1透過面の曲率半径と前記第1反射面の曲率半径とが異なる請求項1〜4のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  6. 以下の条件式を満足する請求項5に記載の反射屈折光学系。
    0.50<RM1a/RM1b<2.00
    但し、
    RM1a:前記第1透過面の曲率半径、
    RM1b:前記第1反射面の曲率半径。
  7. 前記第1透過面および前記第1反射面が球面である請求項5または6に記載の反射屈折光学系。
  8. 前記第2反射鏡は、前記第1反射鏡からの光が透過可能な第2透過面と、前記第2透過面を透過した光が反射可能な第2反射面とを有する裏面鏡であり、
    前記第2透過面の曲率半径と前記第2反射面の曲率半径とが異なる請求項1〜7のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  9. 以下の条件式を満足する請求項8に記載の反射屈折光学系。
    −2.00<RM2a/RM2b<−0.50
    但し、
    RM2a:前記第2透過面の曲率半径、
    RM2b:前記第2反射面の曲率半径。
  10. 前記第2透過面および前記第2反射面が球面である請求項8または9に記載の反射屈折光学系。
  11. 前記第1レンズ群は、1枚のレンズからなり、
    以下の条件式を満足する請求項1〜10のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
    −0.50<R1a/R1b<1.50
    但し、
    R1a:前記第1レンズ群の前記レンズにおける前記第1反射鏡が配置される側のレンズ面の曲率半径、
    R1b:前記第1レンズ群の前記レンズにおける前記第2反射鏡が配置される側のレンズ面の曲率半径。
  12. 前記第1レンズ群は、1枚の正メニスカスレンズからなる請求項11に記載の反射屈折光学系。
  13. 前記第1レンズ群の各レンズ面が球面である請求項1〜12のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  14. 前記第1反射鏡は、物体からの光が透過可能な第1透過面と、前記第1透過面を透過した光が反射可能な第1反射面とを有する裏面鏡であり、
    前記第2反射鏡は、前記第1反射鏡からの光が透過可能な第2透過面と、前記第2透過面を透過した光が反射可能な第2反射面とを有する裏面鏡であり、
    以下の条件式を満足する請求項1〜13のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
    0.80<RM1b/RM2b<2.00
    但し、
    RM1b:前記第1反射面の曲率半径、
    RM2b:前記第2反射面の曲率半径。
  15. 前記第2レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1正レンズと、負レンズと、第2正レンズとからなる請求項1〜14のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  16. 前記第2レンズ群の各レンズ面が球面である請求項1〜15のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  17. 前記第1反射鏡は、物体からの光が透過可能な第1透過面と、前記第1透過面を透過した光が反射可能な第1反射面とを有する裏面鏡であり、
    前記第2反射鏡は、前記第1反射鏡からの光が透過可能な第2透過面と、前記第2透過面を透過した光が反射可能な第2反射面とを有する裏面鏡であり、
    前記第1反射鏡を構成する前記第1透過面および前記第1反射面が設けられる光学素子と、前記第2反射鏡を構成する前記第2透過面および前記第2反射面が設けられる光学素子と、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群を構成する各レンズとが同じ材料からなる請求項1〜16のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  18. 前記材料の線熱膨張係数が6×10-7/K以下である請求項17に記載の反射屈折光学系。
  19. 前記材料の比重が3g/cm3以下である請求項17または18に記載の反射屈折光学系。
  20. 前記材料が石英ガラスである請求項17〜19のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
  21. 以下の条件式を満足する請求項1〜20のいずれか一項に記載の反射屈折光学系。
    |Dexit|/f≧0.3
    但し、
    |Dexit|:前記反射屈折光学系の像面から射出瞳までの距離。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の反射屈折光学系を備えることを特徴とする光学装置。
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