JPWO2018051874A1 - ジオキサジンバイオレット顔料組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、塗料として用いたときに粘度上昇が顕著に抑制され、さらにその塗布物の彩度が非常に高いという両特性を高度に兼備するジオキサジン顔料組成物を提供することを課題とする。ジオキサジンバイオレット顔料と、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体と、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体とを、含有することを特徴とする顔料組成物及びこれを含有することを特徴とする塗料を提供することで上記課題を解決することができる。

Description

本発明は、顔料として、塗料用途に用いることができるジオキサジンバイオレット顔料組成物に関する。
塗料は、無機顔料、有機顔料、光輝剤などの種々の顔料で作られた塗料を配合して、特徴的な塗色を作り出している。従って、有機顔料においては、意匠性の観点から彩度が高いことは、色再現が広くできることから望ましい特性である。
また、塗料にした時の粘度が低いことは、配合できる量や組み合わせを広くすることができるため望ましい。塗膜としての基本性能は、塗料組成中で最も多量に使われる樹脂がベースの性能を作り出す。しかしながら、顔料によっては、該樹脂に対して大幅に粘度が上がったり、塗膜を脆弱にしたりしてしまう場合がある。粘度の上昇は、塗料製造時の分散機での分散不良や、場合によっては装置を停止させてしまうことになる。また、出来上がった塗料は、エアースプレー塗装等で塗布される場合があるが、その場合、スプレーノズルから噴霧することが必須であり、粘度特性は重要になる。
塗膜性能を決定することになる樹脂については、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂など様々である。コストと性能とのバランスを取るために、2種類以上の樹脂を配合することもなされる。中でも、アクリル樹脂は安価であり、性能も良好であることから、広くベース樹脂として使われている。特に、環境に配慮して、水性化が進み、アクリル樹脂の利用が広がっている。
塗料用としてのジオキサジンバイオレット顔料組成物として、従来の技術として、ジオキサジンバイレット顔料とジオキサジンバイレット顔料の誘導体とを含む顔料組成物が提案されている。その製造方法としては、例えば、ジオキサジンバイオレット粗顔料を食塩のような磨砕助剤とポリエチレングリコールのような湿潤剤を併用してニーダー、バンバリーミキサー等によって磨砕する、ソルベントソルトミリング法による顔料化方法や、ジオキサジンバイオレット粗顔料をボールミル、アトライター、または振動ボールミル等で乾式磨砕して、乾式磨砕物とした後に、アルコール類と水の混合溶媒、ケトン類と水の混合溶媒、または芳香族溶媒と水の混合溶媒と共にソルベントボイリング処理する顔料化方法等によって、予めジオキサジンバイオレット顔料だけを製造しておき、その後に、これと対応するジオキサジンバイオレット顔料の誘導体とを混合して顔料組成物する方法がある。
また、3−アミノ−9−エチルカルバゾールとクロラニルの縮合・閉環によってジオキサジンバイオレット粗顔料を製造する段階で、上記した様なジオキサジンバイオレット顔料の誘導体を併用して、ジオキサジンバイオレット顔料の誘導体を含有するジオキサジンバイオレット粗顔料を製造した後、上記のような公知の方法でその粗顔料組成物を顔料化する方法が提案されている。
しかしながら、前記した従来のジオキサジンバイオレット顔料の誘導体を併用する方法は、それを含有する着色皮膜の光沢低下が現れるという欠点があった。しかも、ジオキサジンバイオレット顔料の誘導体を含有する顔料組成物は親水性となり、耐ブリード性に劣る(ブリードとは、着色皮膜の耐水性が劣り、水分が付着した場合に色素が溶け出す性質)欠点がある上、使用する用途によっては、増粘(粘度上昇)による流動性低下等の欠点が現れる場合があった。
特許文献1には、ジオキサジンバイオレットの粗顔料を製造する段階で、上記ジオキサジンバイオレット顔料のスルホン酸誘導体等を併用して、ジオキサジンバイオレット顔料のスルホン酸誘導体等を含有するジオキサジンバイオレット粗顔料を製造し、この粗顔料を常法により顔料化する方法が提案されている。
また特許文献2には、ジオキサジンバイオレット顔料のウェットケーキにジオキサジンバイオレット色素のスルホンアミド系誘導体を加えて、サンドミルで湿式粉砕した後、常法により濾過、水洗、乾燥してスルホンアミド系誘導体を含有するジオキサジンバイオレット顔料を製造する方法が提案されている。
また特許文献3には、ジオキサジンバイオレット顔料に対して、比較的多量のベンゼンスルホン酸誘導体を加えて粉砕し、それを水酸化カリウム水溶液に加えてスラリーとして高温で攪拌後、濾過水洗乾燥するジオキサジンバイレット顔料の製造方法が開示されている。
また特許文献4には、粗製ジオキサジンを摩砕助剤としての無機塩およびアルコール類またはポリオール類の1種以上からなる有機液体とともに湿式摩砕する方法においてジオキサジン誘導体を上記粗製ジオキサジン100重量部に対し0.2〜20重量部添加して摩砕することを特徴とするβ型ジオキサジン顔料の製造方法が開示されている。
また特許文献5には、ジオキサジン顔料に、フタルイミドメチル基を導入したジオキサジン顔料誘導体を0.1〜30重量%混和してなる顔料組成物が開示されている。
特開平8−48687号公報 特開平2−102272号公報 特開平3−9960号公報 特開平6−228454号公報 特開平4−246469号公報
しかしながら、特許文献1〜3の方法から得られたジオキサジンバイオレット顔料組成物は、いずれも、それから着色皮膜を形成した場合に彩度が低いという欠点があった。また、ジオキサジンバイオレット顔料の誘導体を含有する顔料組成物は、いずれも親水性となり、例えば、耐ブリード性が劣る、使用する用途によっては流動性が悪い(粘度上昇)等の課題があった。
特許文献4及び5の方法では、低粘度化については達成しているものの、依然として彩度については十分とは言えないものであった。
また、近年、作業性及び品質に影響する低粘度化と彩度の向上に関しては、より高性能なものが希求されている。
このように、塗料として用いたときに、粘度上昇が顕著に抑制され、さらにその塗布物の彩度が非常に高いという両特性を高度に兼備するジオキサジン顔料組成物が求められていた。
本発明者らは、塗料において、低粘度で作業性が良好であり、その塗料により得られる塗布物の彩度に優れるジオキサジン顔料組成物を見出すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、ジオキサジンバイオレット顔料と、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体と、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体とを、含有することを特徴とする顔料組成物を提供する。
また、質量換算で、ジオキサジンバイオレット顔料70〜94%、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体4〜15%、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体2〜15%の割合で含有することを特徴とする顔料組成物を提供する。
また、前記記載の顔料組成物を含有することを特徴とする塗料を提供する。
本発明の顔料組成物は、ジオキサジンバイオレット顔料と、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体と、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体と、を含有するジオキサジンバイオレット顔料組成物であり、該顔料組成物を含有する塗料は、低粘度で作業性が良好であり、さらにその塗布物は彩度が非常に高いという特別顕著な効果を奏するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、ジオキサジンバイオレット顔料と、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体と、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体とを含有することを特徴とする顔料組成物に関する。
本発明における顔料組成物は、ジオキサジンバイオレット顔料を必須の構成顔料とするものであり、ジオキサジンバイオレット顔料とは、C.I.ピグメントバイオレット23であり、下記化学構造式(I)の有機顔料を意味する。
Figure 2018051874
ジオキサジンバイオレット顔料の顔料化方法としては、例えば、ソルベントソルトミリング法やソルベント法がよく知られている。これらの方法は、下記の通りである。
ソルベントソルトミリング法は、例えば、ジオキサジンバイオレット粗顔料を食塩のような水溶性の磨砕助剤とポリエチレングリコールのような湿潤剤を併用してニーダー、バンバリーミキサー等によって磨砕した後、水洗、乾燥する方法である。一方、ソルベント法としては、例えば、ジオキサジンバイオレット粗顔料を、ボールミル、アトライターや振動ボールミル等で乾式磨砕して得られる乾式磨砕物(粉砕粗顔料組成物)を、アルコール類と水の混合溶媒、ケトン類と水の混合溶媒、または芳香族溶媒と水の混合溶媒と共に、常圧下加熱し、濾過、洗浄、乾燥する方法である。
ソルベント法は、質量基準でジオキサジンバイオレット粗顔料100部と、アルコール類と水の混合溶媒、アミド化合物類と水の混合溶媒、ケトン類と水の混合溶媒または芳香族溶媒と水の混合溶媒の400〜1,000部とを混合し、加熱することにより行うことができる。この際のアルコール類としては、例えば、n−ブタノール、イソブタノール等が、アミド化合物類としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドンが、ケトン類としては、例えば、メチルイソブチルケトンが、芳香族溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン等が挙げられる。質量基準でアルコール類と水または芳香族溶媒と水との割合は、例えば、アルコール類または芳香族溶媒/水=15/85〜85/15とすることができる。加熱条件は特に制限されるものではないが、例えば、323K(ケルビン温度)以上共沸温度、1〜8時間である。
ジオキサジンバイオレット顔料の一次粒子径としては、たとえば0.01〜0.2μmであり且つBET比表面積が50〜130m/gの範囲にあるものが好適に使用することができる。より好適には、100〜125m/gの範囲にあるものが彩度向上に寄与する点で好ましい。
ここで、一次粒子径とは、透過型電子顕微鏡又は走査型電子顕微鏡で視野内の粒子を撮影し、二次元画像上の凝集体を構成する顔料一次粒子の20個につき、その最大径(長径)を各々求め、それを平均した値である。
一方、BET比表面積とは、日本工業規格JIS Z8830の付属書2に規定する「1点法による気体吸着量の測定方法」に従って測定した粉末の比表面積値である。このBET比表面積は、例えば、マイクロ・データ(株)製マイクロソープ自動表面積計MODEL4232IIのような装置により測定することができる。
また、本発明で使用されるフタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体は、下記一般式(II)で表される。
Figure 2018051874
・・・式(II)
フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体は、例えば次のようにして得ることができる。すなわち、ジオキサジンバイオレットを、15重量倍の80%硫酸溶液中に攪拌しながら加え、50℃にてN−メチロールフタルイミドを加え、4時間攪拌した後、水中に取り出し、濾過、水洗、乾燥する方法が挙げられる。N−メチロールフタルイミドの代わりに、等モル量のホルムアルデヒドおよびフタルイミドを加えてもよい。
フタルイミドメチル基を有する顔料誘導体は、顔料をインキ、塗料、カラーフィルタ、トナー等のアプリケーションの用途に使用する際に、結晶成長を抑制し、また、分散性を付与するために顔料に添加される。フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体におけるフタルイミドメチル基は、最外殻のベンゼン環に置換した場合、1〜10の置換が可能であるが、好適には1〜8の置換数のものを用いることができる。
本発明においては、前記記載のようにフタルイミドメチル置換数は、1〜10の顔料誘導体を使用することが可能であり、その中でも置換基数を平均化した場合、置換基数が1〜6のものが、粘度が低く、塗布物の彩度が高いという特性が得られる。また、平均化した置換基数が1〜5のものがより好ましく、1〜4のものがさらに好ましい特性が得られる。なお、本発明で用いるフタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体は、前記方法により製造して用いても良いし、市販品を用いても良い。ここで、製造されたフタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体や市販品のフタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体は、合成時に置換されなかった無置換体を含む場合があり、前記「平均化した置換基数」の記載においては、このような無置換体も含めて測定された値である。
一方、本発明にジオキサジンバイオレット顔料とともに使用される銅フタロシアニン誘導体は、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体である。一般的な構造としては、下記一般式(III)で表される構造である。
Figure 2018051874
・・・式(III)
ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の製造方法としては、例えば、特公平7−2911号公報に記載されている方法などが挙げられる。上記式(III)の通り、置換基数は1〜4のものを好適に用いることができる。また、平均化した置換基数が、0.2〜3のものを用いることができる。
本発明で用いるジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体は、前記方法(特公平7−2911号公報に記載の方法など)により製造して用いても良いし、市販品を用いても良い。ここで、製造されたジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体や市販品のジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体は、合成時に置換されなかった無置換体を含む場合があり、前記「平均化した置換基数」の記載においては、このような無置換体も含めて測定された値である。
本発明の最大の特徴は、ジオキサジンバイオレット顔料と、2種類の顔料誘導体であるフタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体およびジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体とが共存することで、該顔料組成物を含有した塗料が低粘度で、塗布物の彩度が非常に高いという顕著な効果を示すものである。従来の技術において、バイオレット顔料に異種の化学構造を有する顔料誘導体を添加して、分散性を改良する提案は、特にカラーフィルタの用途では報告されている。しかし、塗料のように反射光の色相を表現する用途において、構造の違いによる色相の変化は、わずかでも問題になることが多い。そこで、本発明は、より優れた顔料誘導体の組み合わせを見出し、異種構造の顔料誘導体の添加量をそれほど多くせずとも、優れた効果を奏することが可能であるため、色相に及ぼす影響は小さい。さらに、このように色相に及ぼす影響が小さいにもかかわらず、塗料粘度、塗布物の彩度に与える効果が、非常に高いことを見出したものである。
本発明は、質量換算で、ジオキサジンバイオレット顔料70〜94%、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル顔料誘導体4〜15%、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体2〜15%の割合で含有する顔料組成物であることが、好適である。
本発明の顔料組成物を着色剤としての塗料とする場合、塗料として使用される樹脂としては、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂など様々である。コストと性能について、バランスを取るために、2種類以上の樹脂を配合することもなされるが、中でも、アクリル樹脂は安価であり、性能も良好であることから、広くベース樹脂として使われている。特に近年、環境に配慮して、水性化が進み、アクリル樹脂の利用が広がっている。
塗料に使用される溶媒としては、トルエンやキシレン、メトキシベンゼン等の芳香族系溶剤、酢酸エチルや酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル系溶剤、エトキシエチルプロピオネート等のプロピオネート系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶剤、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、ヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクタム、N−メチル−2−ピロリドン、アニリン、ピリジン等の窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶剤、カルバミン酸メチルとカルバミン酸エチルの48:52の混合物のようなカルバミン酸エステル、水等がある。溶媒としては、特にプロピオネート系、アルコール系、エーテル系、ケトン系、窒素化合物系、ラクトン系、水等の極性溶媒で水可溶のものが適している。
また、顔料添加剤及び/又は顔料組成物を、液状樹脂中で分散し又は混合し、塗料用樹脂組成物とする場合に、通常の添加剤類、例えば、分散剤類、充填剤類、塗料補助剤類、乾燥剤類、可塑剤類及び/又は補助顔料を用いることができる。これは、それぞれの成分を、単独又は幾つかを一緒にして、全ての成分を集め、又はそれらの全部を一度に加えることによって、分散又は混合して達成される。
上記顔料組成物を分散する分散機としては、ディスパー、ホモミキサー、ペイントコンディショナー、スキャンデックス、ビーズミル、アトライター、ボールミル、二本ロール、三本ロール、加圧ニーダー等の公知の分散機が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本発明の顔料組成物の分散は、これらの分散機にて分散が可能な粘度になるよう、樹脂、溶剤が添加され分散される。分散後の高濃度塗料ベースは固形分5〜20%であり、これにさらに樹脂、溶剤を混合し塗料として使用に供される。
こうして得られた本発明のジオキサジンバイオレット顔料組成物は、塗料用途に好適に使用されるが、着色機能として、印刷インキ、塗料、着色成形品、静電荷像現像用トナー、液晶表示装置のカラーフィルタ、インクジェット記録用水性インク等の公知慣用の各種用途に使用することができる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に詳細に説明する。以下の実施例及び比較例において特に断りの無い限り、「%」は「質量%」を表すものとする。
本実施例での各種評価法は以下の通りである。
1)粘度:東機産業製RB85L型粘度計を用いて、粘度を測定した。測定は原色塗料を20℃にて回転数6rpmの条件で測定した。粘度が低い方が良好と評価した。
2)彩度:展色後の淡色塗料の試験片を分光光度計(データカラーインターナショナル社製の「SPECTRAFLASH SF500」)を用いて測色し、△C*を計測した。
混合前のジオキサジンバイオレットは、以下の3つの方法にて製造した。なお、文中の(a)〜(d)は、後述する実施例において、表1、3及び5に記載の組成に従い、各実施例、比較例にあうよう、変更した数値である。
[製造例1]
ジオキサジンバイオレット((商品名)カルバゾールバイオレット23クルード(海迪化工製))を81部(a)とジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体(DIC株式会社製(FD−MS測定により、置換基数が1〜7の混合物であり、平均置換基数は2.7であることを確認した))9部(b)、塩化ナトリウム 900部、ジエチレングリコール150部を2Lニーダーに仕込み、7時間塩磨砕する。得られたスラリーを濾過し、水で洗浄し、塩化ナトリウムを洗い流す。濾別されたウエットケーキを、乾燥・粉砕して、顔料粉末85部を得た。
[製造例2]
ジオキサジンバイオレット((商品名)カルバゾールバイオレット23クルード(海迪化工製))を360部(a)とジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体(DIC株式会社製(置換基数は1〜7の混合物、平均置換基数2.7))40部(b)を5Lアトライターに仕込み、50分乾式磨砕して、395部の粗顔料を得た。この粗顔料90部、イソブタノール144.3部、水410.7部を混合加熱し、363Kで5時間共沸後イソブタノールを蒸留回収して、濾過、洗浄し、濾別されたウェットケーキを、乾燥・粉砕して、顔料粉末88部を得た。
[製造例3]
ジオキサジンバイオレット((商品名)カルバゾールバイオレット23クルード(海迪化工製))を360部(a)とジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体(DIC株式会社製(置換基数が1〜7の混合物であり、平均置換基数は2.7))40部(b)を5Lアトライターに仕込み、50分乾式磨砕して、395部の粗顔料を得た。この粗顔料50部、N−メチル−2−ピロリドン570部、水30部を混合加熱し、333K6時間攪拌し、濾過、洗浄し、濾別されたウェットケーキを乾燥、粉砕して顔料粉末47部を得た。
<実施例1>
(原色塗料の作製、および展色塗装片の作成)
製造例1にて得られた顔料粉末47.5部(c)に、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体(置換基数が1〜4の混合物であり、平均置換基数は0.5)2.5部(d)を均一になるように混合する。混合された顔料のジオキサジンバイオレットとジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の比率は、90.2%:4.8%:5.0%である。
混合された顔料粉末 4.8部にアクリディック47−712(DIC製)を31.2部、混合溶剤(キシレン/n−ブタノール=3/1)32部とガラスビーズ120部を250mlポリビンに入れ、東洋精機製ペイントシェーカーにて2時間分散する。その後、アクリディック47−712(DIC製)72部とスーパーベッカミンL−117−60(DIC製)を20部追加してペイントシェーカーにて10分間分散し、原色塗料120部を得た。得られた原色塗料を20℃恒温槽で1時間以上静置して、粘度測定を行った。
(白塗料の作製)
タイペークR−930(石原産業株式会社製)を36部とアクリディック47−712(DIC製)を20.4部と混合溶剤(キシレン/n−ブタノール=3/1)7.2部とガラスビーズ90部を250mlポリビンに入れ、東洋精機製ペイントシェーカーにて2時間分散する。その後、アクリディック47−712(DIC製)47.6部とスーパーベッカミンL−117−60(DIC製)を8.8部追加してペイントシェーカーにて10分間分散し、白塗料を得た。
(淡色塗料の作成、および展色塗装片の作成)
実施例1(原色塗料の作製)で得た原色塗料10部と白塗料10部を遊星ミル(KURABO製)にて混合し、淡色塗料を得た。得られた淡色塗料を6milアプリケーターにてアート紙に展色し、室温で1時間以上静置してから140℃で15分間焼付けを行った。この展色試験片を分光光度計にて測色した。
<実施例2〜6>
同様にして、製造例1にて使用したジオキサジンバイオレット(a)、フタルイミドメチル誘導体(b)、原色塗料作成(実施例1)に使用した顔料粉末(c)、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体(置換基数が1〜4の混合物であり、平均置換基数は0.5)(d)の量を表1の通りに変更し、試験サンプルを作成し評価を行った。実施例1及び実施例2〜6におけるジオキサジンバイオレット顔料(前記顔料粉末(c)に相当)のBET比表面積(測定方法は上述の通り)はいずれの場合も100〜125m/gの範囲内にあった。
<比較例1〜2>
同様の操作をフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニンの一方、または両方を添加せずに試験サンプルを作成した。
使用したジオキサジンバイオレット(a)、フタルイミドメチル誘導体(b)、原色塗料作成に使用した顔料粉末(c)、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体(d)の量は、表1の通りである。
Figure 2018051874
表中の各化合物は以下のように略称で表記する。
V−23 :ジオキサジンバイオレット顔料
IM−Violet:フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体
DM−CuPc :ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体
上記、実施例及び比較例にて塗料作成に供した顔料の組成比、評価結果(原色塗料のB型粘度(6rpm)、淡色塗料の彩度(C*))を表2に示す。
Figure 2018051874
製造したジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加されていないもの(比較例)は、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方を満たすことが出来なかった。一方、ジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加された実施例1〜6では、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方の特性を高度に兼備するものであった。
<実施例7、8、及び比較例3〜5>
製造例2により混合前の顔料を製造し、上記と同様の操作を行った。変更した量を表3に示す。ジオキサジンバイオレット顔料(顔料粉末(c)に相当)のBET比表面積(測定方法は上述の通り)はいずれの場合も100〜125m/gの範囲内にあった。
Figure 2018051874
上記、実施例、比較例にて塗料作成に供した顔料の組成比、得られた評価結果(原色塗料のB型粘度(6rpm)、淡色塗料の彩度(C*))を表4に示す。
Figure 2018051874
前例と同様に、ジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加されていないもの(比較例)は、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方を満たすことが出来なかった。一方、ジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加された実施例7及び8では、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方の特性を高度に兼備するものであった。
<実施例9、10、比較例6〜8>
製造例3により混合前の顔料を製造し、上記と同様の操作を行い(変更した量を表5に示す)、得られた評価結果(原色塗料のB型粘度(6rpm)、淡色塗料の彩度(C*))を表6に示す。ジオキサジンバイオレット顔料(顔料粉末(c)に相当)のBET比表面積(測定方法は上述の通り)はいずれの場合も100〜125m/gの範囲内にあった。
Figure 2018051874
Figure 2018051874
前例と同様に、ジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加されていないものは、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方を満たすことが出来なかった。一方、ジオキサジンバイオレット顔料において、ジオキサジンバイオレットのフタルイミドメチル誘導体、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体の両方が添加された実施例9及び10では、原色塗料の粘度低減、淡色塗料の彩度向上の両方の特性を高度に兼備するものであった。

Claims (3)

  1. ジオキサジンバイオレット顔料と、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体と、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体とを、含有することを特徴とする顔料組成物。
  2. 質量換算で、ジオキサジンバイオレット顔料70〜94%、フタルイミドメチルジオキサジンバイオレット顔料誘導体4〜15%、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン顔料誘導体2〜15%の割合で含有することを特徴とする請求項1に記載の顔料組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の顔料組成物を含有することを特徴とする塗料。
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