JPWO2018051844A1 - 管理システム、管理方法およびプログラム - Google Patents

管理システム、管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

管理システム(1)は、学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗DB(14)と、学習進捗DB(14)に、単元の授業を行ったこと、および、単元のテストの合否を入力する入力部(31)と、学習進捗DB(14)から読み出したデータを出力する出力部(32)とを備え、学習進捗DB(14)に、生徒を受け持つ担当の先生を識別するデータを記憶しておき、各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を学習進捗DB(14)から読み出し、授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力する。平均進度やテストの合格率は、ランキング表示、アラート表示、先生へのメール送信等の様々な形式で出力してよい。

Description

本発明は、学校、塾、スポーツクラブ、カルチャークラブ等において用いられるシステムに関する。
従来から、学校での学習を補助するための教育機関が広く普及している。代表的なものとして、生徒を教室に集めて授業を行う学習塾、自宅で課題に取り組み、その解答を送って添削を受ける通信教育、自宅にて授業を行う家庭教師がある。学習塾については、多数の生徒に対して授業を行うタイプと、少数の生徒に対して個別指導を行うタイプが存在する。
こうした教育機関においては、生徒の学習を支援するために生徒の理解度や学習到達度を把握することが重要である。従来、生徒からの解答をもとに理解度を解析する装置が知られている(特開2015−197460号公報、特開2011−75837号公報、特開2003−255818号公報)。これらの文献では、生徒の理解度に応じて次の出題のレベルや傾向を変えることが記載されている。
生徒の学習を支援して成績を向上させるためには、生徒の学習を助ける品質の高い授業を提供することが重要である。そして、そのためには、先生の質を評価することが前提となるが、従来、先生の評価は、生徒や保護者へのアンケート等によって行われ、客観的な指標での評価はなされてこなかった(特開2002−203212号公報、特開2005−17318号公報)。
ところで、個別指導を行うタイプの学習塾においては多数の先生が在籍する。特に、複数の校舎、さらには複数の県に跨って大規模に展開しているような学習塾の場合には、何百人もの先生を抱えていることも珍しくはない。アンケートによる評価では、授業の品質がばらついていても、これを発見することが困難で、結果として、一部で品質の低い授業を提供してしまうおそれがあった。学習塾における上記の課題と同様の課題は、学校、スポーツクラブ、カルチャークラブ等の教育、指導等を行う他の機関においても同様に生じ得る。
そこで、本発明は、先生を客観的に評価することができる装置を提供することを目的とする。
本発明の管理システムは、学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースと、前記学習進捗データベースに、前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否を入力する入力部と、前記学習進捗データベースから読み出したデータを出力する出力部とを備え、前記学習進捗データベースに、生徒を受け持つ担当の先生を識別するデータを記憶しておき、各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出し、前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力する。
本発明では、学習範囲を分割した単元を用いて平均進度を計算することにより、先生が1回の授業で指導した分量を客観的に比較することができる。なお、「学習範囲」とは、先生(インストラクターやコーチも含む)が生徒に対して教授・指導する内容の範囲であり、学校や塾での勉強に限定されるものではない。
また、平均進度だけを評価指標とすると、単元を多くこなすことだけが目標となって、生徒の理解がついていかないおそれがあるが、本発明では、単元の理解度を確認するテストの合格率も評価指標としている。これにより、平均進度と合格率という客観的な2つの指標により、先生が受け持つ生徒が、先生の指導によって学習内容をどの程度習得できたかを測り、先生を評価することができる。平均進度とテストの合格率の出力の態様としては様々な方法が考えられる。平均進度と合格率をランキングして表示してもよいし、成績の良い方から所定数だけ表示してもよい。
本発明の管理システムは、前記合格率が所定の閾値を下回る場合には、当該先生を識別するデータを出力してもよい。
この構成により、生徒の合格率を高めることができない先生を特定してユーザ(例えば、学習塾の運用者)に知らせることにより、そうした先生に対して授業のやり方を指導する等の対策をとることができる。先生を識別するデータの出力の態様としては様々な方法が考えられる。運用者に知らせるために管理システムの出力部にアラート表示してもよいし、該当の先生に対してメールする形で出力してもよい。
本発明の管理システムは、1回の授業で実施すべくあらかじめ設定された単元数を適正進度として記憶した適正進度データ記憶部と、先生が担当する授業のうち平均進度が前記適正進度以上の授業数を、先生が担当する全授業数で割った適正進度達成率を計算する適正進度達成率計算部とを備えてもよい。
このように適正進度を達成している授業数の割合を求めることで、適正な進度で授業を進めることができているかどうかを容易に把握することができる。なお、適正進度達成率は、先生が所属するグループごとに適正進度達成率を計算してもよい。また、適正進度達成率の計算は、学期などの所定の期間ごとに計算することとしてもよい。
本発明の管理システムは、前記適正進度達成率が所定の閾値を下回る場合には、当該先生を識別するデータを出力してもよい。この構成により、1回の授業で実施すべくあらかじめ設定された単元数だけ授業を進めることができない先生を特定してユーザ(例えば、学習塾の運用者)に知らせることにより、そうした先生に対して授業のやり方を指導する等の対策をとることができる。
本発明の管理システムは、前記適正進度達成率と前記合格率とに基づいて、先生が所属するグループ、または先生個人の評価値を計算する評価値計算部を備えてもよい。
この構成により、例えば、校舎や地域等などのような先生が属するグループごと、または先生個人の比較を行うことができる。
本発明の管理システムは、すべての単元の学習を終了した以降の授業回数は、前記平均進度の計算から除外してもよい。
平均進度が早い先生は、学習範囲を所定期間より前に終了してしまう場合があり、その場合には残りの授業で生徒に学習範囲の復習をさせることになる。そうした場合に、復習のための授業回数を平均進度の計算に加味すると、実態と異なって平均進度が低下してしまうが、本発明によれば、そうした不都合が生じない。
本発明の管理システムは、1人の生徒を複数の先生が担当した場合には、前記学習進捗データベースに、授業ごとに生徒を受け持った担当の先生を識別するデータを記憶しておき、前記平均進度は、授業を担当した回数とその授業で指導した単元数に基づいて求め、合格率は担当した授業に対応する単元のテストの合否に基づいて求めてもよい。
この構成により、代講の場合も含め、1人の生徒を複数の生徒が担当した場合にも、適切に平均進度を求めることができる。また、テストの合否は、授業でテストを実施した先生ではなく、そのテストの単元を担当した先生の指導により左右されるものなので、担当した授業に対応する単元のテストの合否に基づいて求めることにより、先生の評価を適切に行える。
本発明の管理システムにおいて、前記学習進捗データベースは、前記平均進度および前記合格率を計算する対象期間の間、退塾した生徒のデータを記憶しておく構成を有してもよい。
退塾した生徒のデータは、その生徒の学習進捗の管理という意味では不要であるが、本発明の構成により、退塾した生徒を教えた先生を評価するためのデータとして用いることができる。
本発明の管理システムは、生徒の学校での成績に関するデータを記憶する成績データ記憶部と、前記成績データ記憶部から読み出した成績に関するデータと合格率との相関関係を計算する相関関係計算部と、前記成績に関するデータと前記合格率の関係が、前記相関関係から所定の閾値より大きくかい離している生徒を検索する検索部とを備え、前記検索された生徒を担当する先生を識別するデータを出力してもよい。
テストの合格率を先生の評価指標とすると、先生が自分の評価を高めるために生徒にテストの答えを教えてしまう可能性がある。多数の生徒の成績に関するデータと合格率に基づいて相関関係を求めておくことで、この相関関係から大きくかい離している場合には、不正を見つけるきっかけを得ることができる。
本発明の管理システムは、前記学習進捗データベースに記録された前記単元ごとの合否のデータに基づいて前記単元ごとの合格率を求め、前記合格率が所定の閾値以下である場合に、テキストの前記単元にかかる部分の見直しを促すメッセージを出力してもよい。この構成により、例えば、テキストが難しすぎて理解が深まらないような場合に、テキストの内容を見直して、当該単元の学習内容を理解しやすくすることができる。なお、テキストの見直しを促すメッセージは、ある単元の合格率が所定の閾値以下となったときに、自動的に出力してもよいし、テキストの見直しを行うか否かを判断するための確認ボタン等をユーザが押下または選択したときに、合格率が所定の閾値以下の単元について、テキストの見直しを促すメッセージを出力してもよい。
本発明の管理システムは、前記学習進捗データベースに記録された前記単元ごとの合否のデータに基づいて前記単元ごとの合格率を求め、合格率の分布の中で合格率が所定の閾値以上に突出している単元を抽出し、その単元のテストの見直しを促すメッセージを出力してもよい。単元のテストの合格率が高すぎる、あるいは低すぎる場合には、単元に対する理解度を適切に測れない可能性があるので、このような場合にテストの内容を見直して、単元の理解度を適切に測れるようにすることができる。なお、テストの見直しを促すメッセージは、ある単元の合格率が所定の閾値以上に突出したときに、自動的に出力してもよいし、テストの見直しを行うか否かを判断するための確認ボタン等をユーザが押下または選択したときに、合格率が所定の閾値以上に突出している単元について、テストの見直しを促すメッセージを出力してもよい。
本発明の管理方法は、学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースを備え、生徒の学習進捗を管理する管理システムによって、先生の評価を行う方法であって、前記管理システムが、前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否に、授業を行った先生を識別するデータを関連付けて前記学習進捗データベースに記録するステップと、前記管理システムが、各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出すステップと、前記管理システムが、前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力するステップとを備える。また、本発明の方法は、上記した管理システムの各種の構成を備えてもよい。
本発明のプログラムは、学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースを備え、生徒の学習進捗を管理する管理システムによって、先生の評価を行うためのプログラムであって、前記管理システムに、前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否に、授業を行った先生を識別するデータを関連付けて前記学習進捗データベースに記録するステップと、各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出すステップと、前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力するステップとを実行させる。また、本発明のプログラムは、上記した管理システムの各種の構成を備えてもよい。
本発明は、平均進度と合格率という客観的な2つの指標により、先生が受け持つ生徒が、先生の指導によって学習内容をどの程度習得したかを測り、先生を評価することができる。
実施の形態の管理システムの構成を示す図である。 学習進捗DBに記憶されたデータの例を示す図である。 進行管理画面の例を示す図である。 適正進度データ記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 合格率と成績目標クリア率との相関関係を示すグラフである。 実施の形態の管理システムの動作を示す図である。 実施の形態の管理システムの動作を示す図である。 単元のテストの合格率の分布の例を示す図である。
本発明の実施の形態の管理システムについて図面を参照しながら説明する。実施の形態の管理システムは、学習塾において用いられる生徒の学習進捗を管理するシステムであって、先生の客観的な評価を行うことができる管理システムである。ここでは、学習塾で用いられる管理システムを挙げて説明するが、本発明の管理システムは学習塾に限らず、学校、スポーツクラブ、カルチャークラブ等におけるインストラクター、コーチ等の管理を行うために用いることも可能である。
図1は、管理システム1の構成を示す図である。管理システム1は、管理装置10と、管理装置10にネットワークによって接続された携帯端末30とによって構成される。図1では、携帯端末30は1台のみ記載しているが、実際には多数の携帯端末30が接続されている。管理装置10は、複数の校舎に在籍する多数の生徒を一元的に管理することを想定している。
携帯端末30は、例えばタブレット端末であり、通常のタブレット端末と同様に、入力部31、出力部32、通信部33、制御部34を有している。携帯端末30は、先生によって使用されるほか、システムの運用者によっても使用される。先生は、携帯端末30を授業に持っていき、生徒の出席状況や、テスト結果等をその場で入力することができる。システムの運用者は、生徒が通う学校から得た情報、例えば、1学期に学習を行う学習範囲等の情報を携帯端末30から入力する。なお、先生とシステム運用者では管理システム1へのアクセス権限が異なるので、管理システム1は、アクセス権限の管理のために、IDおよびパスワードの管理も行う。
管理装置10は、入力部11と、出力部12と、通信部13と、各種の記憶部14〜16と、制御部20とを有している。管理装置10は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成されており、ハードウェアとしては、CPU、RAM、ROM、モニタ、キーボード、マウス、ハードディスク、通信インターフェース等を備えている。
制御部20は、先生の評価を行うための構成として、平均進度計算部21と、適正進度達成率計算部22と、合格率計算部23と、評価値計算部24と、相関関係計算部25と、検索部26とを有している。制御部20のこれらの機能は、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行することによって実現される。なお、本実施の形態では、先生の評価を行う機能について説明することを目的としているので、それ以外の機能についての詳しい説明は省略するが、管理装置10は、もともとは生徒の学習進捗を管理することを目的とする装置であり、例えば、生徒の学習進捗に関するデータを出力したり、生徒の志望校に合格した過去の生徒との比較・分析等を行う機能を備えている。
管理装置10は、記憶部として、学習進捗データベース(以下「学習進捗DB」という)14と、適正進度データ記憶部15と、成績データ記憶部16と、ユーザデータ記憶部17とを備えている。
図2は、学習進捗DB14に記憶されたデータの例を示す図である。学習進捗DB14には、生徒ごとに、学習の進捗状況を示すデータを記憶している。図2では、生徒IDが「S1001」の生徒の学習進捗状況を示している。学習進捗DB14には、生徒数と同じ数だけ、「S1001」と同様のデータが記憶されている。
学習進捗DB14は、単元と、単元のタイトルと、指導日と、担当IDと、テスト結果のデータを記憶している。単元は、学習範囲を分割したものである。学習範囲は、例えば、学校の1つの学期に学習する範囲である。学習範囲の情報は、学校にヒアリングすることにより取得することができる。
単元は、学習内容のまとまりに基づいて構成される。例えば、参考書や教科書でいえば、「第X章」といった「章」を一つの単元としてもよいし、「第X章 第Y節」や「第X章 第Y節 第Z項」のように、より細分化した「節」や「項」を一つの単元としてもよい。こうした「章」「節」「項」などの区切りは、学習者が理解しやすいような単位で区切られた適切な範囲なので、単元として使用することにより、学習者にとっても、先生を評価するのにも適している。また、単元は、学習内容のまとまりを考慮しつつ、指導に要する時間が均等になるように分割したものであってもよい。例えば、30分で指導できる範囲を1単元として、学習範囲を分割する。この場合、単元は、教科書の章や節とは1対1には対応せず、例えば、一つの項が短い場合には、「第2章 第1節 第1項」と「第2章 第1節 第2項」を合わせて一つの単元としたり、一つの項が長い場合には、「第5章 第2節 第1項前半」「第5章 第2節 第1項後半」といったように分割したものを一つの単元としてもよい。
タイトルは、単元に対応する学習内容を示すタイトルである。学習進捗DB14に、タイトルのデータを記憶しておくか否かは任意であり、必ずしも記憶しておかなくてもよい。単元とタイトルとを関連付けたデータベースを別途用意しておき、生徒の学習進捗を表示する際に、学習進捗DB14に記憶された単元に対応するタイトルと別に用意したデータベースから読み出してもよい。
指導日は、単元を指導した月日のデータである。指導日が入っていない単元は、授業を行っていないことを示す。担当IDは、授業を担当した先生を識別するIDである。テスト結果は、単元の理解を確認するテストの合否を示すデータである。テスト結果が入っていない単元は、テストを行っていないことを示す。
図3は、学習進捗DB14に保存するデータを入力するための画面の例を示す図である。学習塾に出勤してきた先生が、携帯端末30からログインすると、その先生が直近に授業を教える生徒についての進行管理画面が表示される。進行管理画面は、[生徒]の項目に記載された生徒の学習進捗状況を表示すると共に、授業の進行やテストの結果等を入力する画面である。図3に示すように、進行管理画面は上下に2つのウィンドウを有している。なお、図3に示す画面は一例であり、ウィンドウ数は2つに限られない。
上のウィンドウの[日付]および[時限]の項目は、直近の授業を特定しており、[先生]の項目には生徒の担当である先生の名前が表示される。また、上のウィンドウには、ここまでの結果として、これまでの[平均進度]、[合格率]が表示されると共に、[残り授業回数]が表示される。また、その科目の[適正進度]も表示されるので、適正進度と比べてその生徒の平均進度が早いか遅いかを直ちに判断できる。上のウィンドウは、表示専用で、入力は行えない。
下のウィンドウには、学習範囲の単元の情報が表示されていると共に、その単元の指導を行った指導日と、単元のテスト結果が表示されている。先生は、当日の授業で指導した単元と、授業において行ったテストの結果を下のウィンドウに入力する。入力は、例えば、プルダウンによって日付を表示したり、合否を示す「合格」「不合格」を表示することとし、タブレットのようなキーボードを有しない端末でも容易に入力できるように工夫している。なお、入力ミスの防止、および不正防止のため、一定期間より過去のデータを書き換えることができないように、ロックしてもよい。
図3に示すように、基本的には、生徒を担当する先生は決まっているので、単元ごとに先生のIDを入力しなくても、図2に示す学習進捗DB14に先生のIDが入力される。決まった先生が都合により休みをとったというような状況においては、他の先生が代講を行う。この場合には、システムの運用者が代講の先生を割り当てておくことにより、代講の先生が管理システム1にログインすると、その日に授業を行うべき生徒の進行管理画面が表示される。これにより、代講の先生は、普段教えていない生徒であっても、過去の学習進捗を参照することにより、どのような生徒であるかを把握することが可能である。また、代講で授業を行った先生が自分で意識してIDを入力しなくても、図2に示す学習進捗DB14に先生のIDが入力される。
図4は、適正進度データ記憶部15に記憶されたデータを示す図である。適正進度データ記憶部15には、1回の授業で行うべき単元数が科目ごとに記憶されている。適正進度は、学習範囲と授業の回数等に応じて、運用者が設定するものである。
成績データ記憶部16は、生徒の学校の成績に関するデータを記憶している。本実施の形態では、学校での定期テスト(中間テスト、期末テスト、実力テスト等)の点数のデータを記憶している。また、成績データ記憶部16に、次のテストの目標点を記憶しておくこととしてもよい。これにより、生徒が目標をクリアできたか否かを把握することができる。ここでは、学校での定期テストの点数のデータを記憶する例を挙げたが、例えば、学校での偏差値や志望校に対する合格可能性のデータを記憶することとしてもよい。
次に、制御部20について説明する。平均進度計算部21は、1回の授業で進んだ単元数の平均を計算する機能を有する。平均進度は、授業単位で(生徒ごと、科目ごとに)計算される。平均進度は、例えば、図3の[平均進度]に示すように、進行管理画面に表示される。
適正進度達成率計算部22は、学習進捗DB14のデータに基づいて、計算対象の先生の担当IDに関連付けられた授業を特定し、当該先生が担当した全授業のうち、平均進度が適正進度以上の授業数の割合を求め、適正進度達成率を計算する機能を有する。例えば、先生が受け持つ20コマの授業のうち、15コマにおいて適正進度を達成しているときは、適正進度達成率は、15/20×100=75%となる。全ての授業の平均進度が適正進度以上の場合には、適正進度達成率は100%となる。
合格率計算部23は、先生が指導した単元についてのテストの合格率を計算する。学習進捗DB14から、計算対象の先生の担当IDに関連付けられたテスト結果のデータを読み出し、合格回数をテストの全回数で割って合格率を求める。
評価値計算部24は、適正進度達成率のデータと合格率のデータに基づいて、先生が属するグループごと、または先生個人の評価値を計算する。ここでは、先生が所属する校舎の評価値を計算する例を挙げて説明する。校舎ごとに所属する先生のデータの合計から適正進度達成率と合格率を求める。そして、適正進度達成率と合格率の校舎のランキングを出す。
具体的には、適正進度達成率と合格率のそれぞれについて、1位の校舎にポイント付与対象の校舎数と同じ数字をポイントとして付与し、2位以降に順次1ポイントずつを減じたポイントを付与する。例えば、50の校舎があるとすると、1位の校舎に50ポイント、2位の校舎に49ポイント、・・・50位の校舎に1ポイントである。このようにして各校舎の適正進度達成率ポイントと合格率ポイントを求める。
評価値計算部24は、適正進度達成率ポイントと合格率ポイントに重み付けをして、各校舎の評価値ポイントを計算する。本実施の形態では、適正進度達成率ポイントに「1」、合格率ポイントに「2」の重み付けをし、評価値=適正進度達成率ポイント+合格率ポイント×2によって計算する。このように評価値を計算することにより、校舎単位で先生の質を評価することができる。なお、ここで説明した評価値の計算方法は一例であり、ここで示した以外の方法によって評価値を計算することも可能である。
相関関係計算部25は、生徒の合格率と成績データ記憶部16に記憶されたデータに基づいて求められる成績の伸び率との相関を計算する機能を有する。成績の伸び率は、生徒と先生とが相談して決めた目標点をどの程度達成できたかを示す成績目標クリア率によって規定してもよいし、単純に、テストの点数の前回比によって規定してもよい。本実施の形態では、成績目標クリア率を用いることとする。
図5は、相関関係計算部25にて計算した相関関係を示す図である。相関関係計算部25は、横軸を単元のテストの合格率、縦軸を成績目標クリア率とするグラフ上に、生徒のデータをプロットする。一般に、単元のテストの合格率が高い生徒は、単元についての理解が深く、成績目標クリア率も高くなるから、多数の生徒のデータをプロットすると、そのデータは右肩上がりの領域に分布する。相関関係計算部25は、合格率と成績目標クリア率との相関を表わす直線を、例えば、最小2乗法などの方法によって求める。なお、相関関係を表わすグラフは、必ずしも1次関数でなくてもよく、2次関数や3次関数であってもよい。
検索部26は、合格率と成績目標クリア率との関係が相関関係計算部25にて求めた相関関係から所定の閾値より大きくかい離している生徒を検索する。図5においては、「E」で示す点は、相関関係からのかい離が大きい異常値である。この生徒の場合、単元のテストの合格率が高い割には成績目標クリア率が低い。単元のテストの際に、先生に答えを教えてもらっている可能性があるので、管理装置10は、こうして発見された生徒を教えている先生を識別するデータをモニタ(出力部12の一つ)にアラート出力し、先生が不正を行っていないか確認をするためのきっかけとすることができる。
ユーザ管理部27は、管理システム1を使用するユーザを管理する機能を有している。ユーザIDとパスワードが記憶されたユーザデータ記憶部17からデータを読み出し、ログインを許容するかどうかの判断を行ったり、ログイン/ログアウトの日時を記録したりする機能を有する。
次に、実施の形態の管理システム1の動作について説明する。図6は、管理システム1に対して、生徒の学習進捗を入力する動作を示すフローチャートである。なお、図6には、管理システム1への学習進捗の入力動作の理解に資するため、管理システム1が行う動作以外のステップも記載している。
図6に示すように、先生は授業のはじめに、前回学習した単元についての理解を確認するため、前回の単元のテストを行う(S10)。そして、先生は、携帯端末30の進行管理画面において、テストの結果を入力する(S11)。ここで、学習進捗DB14に前回単元のテスト結果のデータが記憶される。管理システム1は、入力されたテスト結果を生徒の保護者にメールする(S12)。また、テスト結果が不合格の場合には、補習の日程を組む画面を出力し、補習の日程を入力してもよい。これにより、生徒が単元のテストに合格するまで、フォローすることができる。
次に、先生は、生徒に、学校でどの単元を勉強したか(学校進度)を聞き、進行管理画面にて学校進度を入力すると(S13)、管理システム1は、その一つ先の単元を、その日の授業で学習すべき単元として表示する(S14)。学校より一つ先の単元をあらかじめ勉強して予習しておくことにより、学校での学習をより効果的なものとすることができる。また、学校の授業が理解できることにより、生徒は自信をつけることができる。
先生は、授業を終えると、その日の授業で指導した単元に対して指導日を入力する(S15)。その日の授業で複数の単元を指導した場合には、複数の単元に指導日を入力する。これにより、学習進捗DB14に指導日のデータが記憶される。なお、先生のIDについては、その日の授業をどの先生が行ったかは、進行管理画面に遷移する前に管理システム1に既知であるので、先生が敢えて自分のIDを入力しなくても、学習進捗DB14に記憶される。
図7は、先生の評価を行う動作を示すフローチャートである。管理装置10は、学習進捗DB14から先生ごとの授業実施状況と合否のデータを読み出す(S20)。なお、学習進捗DB14は、図2に示すように生徒毎にデータが整理されているが、本実施の形態の管理装置10では、先生のIDを検索キーとして、先生が授業を行った単元のデータを、生徒が誰であったかということに関係なく抽出できるようにデータベースが構築されている。
次に、管理装置10は、授業実施状況に基づいて、平均進度が適正進度以上の授業数を全授業数で割ることによって適正進度達成率を求める(S21)。また、管理装置10は、合否のデータに基づいて、合格回数を総テスト回数で割って合格率を求める(S21)。ここでは、先生ごとの適正進度達成率と合格率を求めているので、計算対象となっている先生が教えている複数の生徒の平均進度および合格率をまとめて扱う。
次に、管理装置10は、校舎ごとの評価値を計算する(S22)。具体的には、校舎ごとに適正進度達成率と合格率の平均値を計算し、それぞれの指標について校舎をランキングし、ランキングに基づいて適正進度達成率ポイントと合格率ポイントを付与する。ランキングに基づくポイントの付与については、上で説明したとおりである。適正進度達成率ポイント+合格率ポイント×2という算式により、適正進度達成率ポイントに対して合格率ポイントの重みを2倍にして評価値を計算する。
また、管理装置10は、全生徒について、合格率と成績目標クリア率の関係データをグラフ上にプロットし、合格率と成績目標クリア率との相関関係を計算する(S23)。その上で、管理装置10は、合格率と成績目標クリア率との関係が相関関係から大きくかい離した生徒とその担当の先生を検索する(S24)。
管理装置10は、以上のステップによって求めた評価に関する各種のデータを出力する(S25)。すなわち、管理装置10は、先生ごとの適正進度達成率や合格率、校舎ごとの評価値、および、相関関係からかい離した生徒の担当の先生を識別する情報を出力する。これらの情報の出力の仕方としては、いろいろな態様が考えられる。
例えば、先生ごとの適正進度達成率や合格率は、高い方から順にランキングにして、管理装置1のモニタに表示してもよいし、トップテンだけを表示することもできる。また、管理装置10は、適正進度達成率を算出する前の平均進度のデータを出力することも可能である。所定の適正進度達成率に達しない先生や、所定の合格率に達しない先生を抽出して、管理装置1のモニタにアラート表示してもよいし、ランキング中でそれらの先生を目立つように表示してもよい。また、所定の合格率に達しない先生に対してメールを送信することも出力態様の一つである。なお、先生に出すメールに、その先生に合ったアドバイス等をサポート情報として加えてもよい。校舎ごとの評価値についても同様に、ランキングにして表示してもよいし、評価値の高い校舎だけ、または、評価値の低い校舎だけを表示してもよい。
図7では、説明の便宜上、適正進度達成率及び合格率、評価値、および相関関係からかい離した生徒を担当する先生の情報を順に求め、それらを出力する例をあげたが、必ずしも、毎回すべての指標を計算して出力しなければならないわけではなく、これらのうちのいずれか1つを計算して出力することも可能である。以上、実施の形態の管理システム1の構成および動作について説明した。
本実施の形態の管理システム1は、学習範囲を分割した「単元」を単位として、進度を評価することにより、先生が1回の授業で指導した分量を客観的に比較することができる。また、単元の理解度を確認するテストの合格率も評価指標としているので、平均進度と合格率という客観的な2つの指標により、先生が受け持つ生徒が、先生の指導によって学習内容をどの程度習得できたかを測り、先生を評価することができる。
本実施の形態の管理システム1は、学習進捗データベースに記録された前記単元ごとの合否のデータに基づいて単元ごとの合格率を求め、合格率が所定の閾値以下である場合に、テキストの当該単元にかかる部分の見直しを促すメッセージを出力する機能を有してもよい。このように合格率が低い単元については、例えば、テキストの内容が難しすぎて生徒が理解できていない可能性がある。合格率が所定の閾値以下の場合には、テキストの内容を見直すように促すメッセージを出力することにより、テキストを適切な内容に改訂するきっかけを得られる。なお、テキストの見直しを促すメッセージを出力するタイミングは、条件を満たしたときに自動的に出力してもよいし、ユーザからテキストの妥当性を確認したい旨の入力があったときに出力してもよい。
なお、本実施の形態では学習塾を例として説明しているので、テキストの例としては教科書、参考書、問題集等が挙げられるが、テキストはこれらに限られず、例えば、学習指導要領のように学習方針を示すものであってもよい。また、スポーツクラブやカルチャークラブで用いられるテキストも含まれる。また、テキストは紙媒体に限られず、電子媒体であってもよい。
また、合格率が高すぎたり、低すぎたりする場合には、単元の理解度を測るためのテストが簡単すぎる、あるいは、難しすぎる可能性がある。合格率が全単元の合格率の分布の中で突出している場合には、単元についての生徒の理解度を適切に測ることができないので、当該単元のテストの見直しを促すメッセージを出力することとしてもよい。ここで、合格率が突出しているかどうかは、例えば、図8に示すように、合格率が、平均値±(標準偏差×2)の範囲に入っていない単元は、合格率が突出して高い、あるいは低いと判定することができる。なお、テストの見直しを促すメッセージを出力するタイミングは、条件を満たしたときに自動的に出力してもよいし、ユーザからテストの妥当性を確認したい旨の入力があったときに出力してもよい。
以上、本発明の管理システムについて、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。学習塾を退塾した生徒の学習進捗データの扱いであるが、その生徒の学習進捗管理という意味では、もはや必要のないデータであるので削除することも可能であるが、本発明の管理システムでは、退塾した生徒の学習進捗データも一定期間保存しておき、先生の評価に用いる。これにより、多くのデータにより、先生を適切に評価することができる。
本実施の形態では、評価値計算部24は、校舎ごとの評価値を計算したが、評価値は、塾全体、エリア別、あるいは、先生を担当する担当者別に計算することができる。このように、評価する単位を変えて評価値を求めることで、どこに問題があるのかを分析することができる。
学習範囲のすべての単元を終了した後の授業回数は、平均進度の計算から除外することとしてもよい。平均進度は、所定期間内に指導した単元数を授業回数で割ることによって求められるが、全単元の学習を終えた後の授業回数を分母に加えると、実際の進度よりも平均進度が小さくなってしまうが、そうした不都合を防止することができる。
本発明は、教育機関、特に多数の先生を抱える教育機関において、先生を評価するシステムとして有用である。

Claims (13)

  1. 学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースと、
    前記学習進捗データベースに、前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否を入力する入力部と、
    前記学習進捗データベースから読み出したデータを出力する出力部と、
    を備え、
    前記学習進捗データベースに、生徒を受け持つ担当の先生を識別するデータを記憶しておき、
    各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出し、前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力する、
    管理システム。
  2. 前記合格率が所定の閾値を下回る場合には、当該先生を識別するデータを出力する請求項1に記載の管理システム。
  3. 1回の授業で実施すべくあらかじめ設定された単元数を適正進度として記憶した適正進度データ記憶部と、
    先生が担当する授業のうち平均進度が前記適正進度以上の授業数を、先生が担当する全授業数で割った適正進度達成率を計算する適正進度達成率計算部と、
    を備える請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記適正進度達成率が所定の閾値を下回る場合には、当該先生を識別するデータを出力する請求項3に記載の管理システム。
  5. 前記適正進度達成率と前記合格率とに基づいて、先生が所属するグループ、または先生個人の評価値を計算する評価値計算部を備える請求項4に記載の管理システム。
  6. すべての単元の学習を終了した以降の授業回数は、前記平均進度の計算から除外する、請求項1に記載の管理システム。
  7. 1人の生徒を複数の先生が担当した場合には、前記学習進捗データベースに、授業ごとに生徒を受け持った担当の先生を識別するデータを記憶しておき、
    前記平均進度は、授業を担当した回数とその授業で指導した単元数に基づいて求め、合格率は担当した授業に対応する単元のテストの合否に基づいて求める請求項1に記載の管理システム。
  8. 前記学習進捗データベースは、前記平均進度および前記合格率を計算する対象期間の間、退塾した生徒のデータを記憶しておく請求項1に記載の管理システム。
  9. 生徒の学校での成績に関するデータを記憶する成績データ記憶部と、
    前記成績データ記憶部から読み出した成績に関するデータと合格率との相関関係を計算する相関関係計算部と、
    前記成績に関するデータと前記合格率の関係が、前記相関関係から所定の閾値より大きくかい離している生徒を検索する検索部と、
    を備え、
    前記検索された生徒を担当する先生を識別するデータを出力する請求項1に記載の管理システム。
  10. 前記学習進捗データベースに記録された前記単元ごとの合否のデータに基づいて前記単元ごとの合格率を求め、前記合格率が所定の閾値以下である場合に、テキストの前記単元にかかる部分の見直しを促すメッセージを出力する請求項1に記載の管理システム。
  11. 前記学習進捗データベースに記録された前記単元ごとの合否のデータに基づいて前記単元ごとの合格率を求め、合格率の分布の中で合格率が所定の閾値以上に突出している単元を抽出し、その単元のテストの見直しを促すメッセージを出力する請求項1に記載の管理システム。
  12. 学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースを備え、生徒の学習進捗を管理する管理システムによって、先生の評価を行う方法であって、
    前記管理システムが、前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否に、授業を行った先生を識別するデータを関連付けて前記学習進捗データベースに記録するステップと、
    前記管理システムが、各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出すステップと、
    前記管理システムが、前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力するステップと、
    を備える管理方法。
  13. 学習範囲を分割した単元ごとに、授業を行ったか否かの授業実施状況、および、単元のテストに合格したか否かの合否を記録する学習進捗データベースを備え、生徒の学習進捗を管理する管理システムによって、先生の評価を行うためのプログラムであって、前記管理システムに、
    前記単元の授業を行ったこと、および、前記単元のテストの合否に、授業を行った先生を識別するデータを関連付けて前記学習進捗データベースに記録するステップと、
    各先生が担当する複数の生徒の授業実施状況および合否を前記学習進捗データベースから読み出すステップと、
    前記授業実施状況に基づいて1回の授業で指導した単元数の平均である平均進度と、テストの合格率を計算して出力するステップと、
    を実行させるプログラム。
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