JP2004252115A - 学習進度管理システムおよびそのコンピュータプログラム - Google Patents
学習進度管理システムおよびそのコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】受講生データ記憶手段、進度管理データ記憶手段、テスト問題データ記憶手段、および成績管理データ記憶手段のデータを、クライアント端末からの入力により、データベースサーバに処理させ、モニタ画面上の学習スケジュール表に、受講生に関する受講科目ごとに行われたテスト問題の合否についての現在時点における段・級の進度、達成率、合格率などデータを、モニタ画面に表示させることで、受験指導者側および受講生側に進学における重要な情報を提供するようにした。
【選択図】 図23
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、学習進度管理システムおよびそのコンピュータプログラムに係り、日々の学力をデータベースに蓄積し、そのデータベースに蓄積されたデータを基にして担当講師や進路指導者の受講生(以下「生徒」とも称する)に対する進路・進学指導の能率を向上する一方、受講生による理解・習得学習の無駄を廃し、効率的な学習効果を得られるようにした学習進度管理システムおよびそのコンピュータプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
志望進学校(中学校、高校、大学校など)を目指す受講生は、受験指導校に通学し、受験に必要な科目の授業を受講し、自己の学力の向上に努める。そこでは、受講生の学力の高低差を考慮することなく、志望校目的別に編成されたクラス授業において、マンツーマン制度が採用されることなく、講師により一方的に授業が行われ、家で勉強をしているだけに過ぎず、時間割も固定的であり、結果として各受講生の習熟度が顧みられることがなく、そのため、能力のある受講生と、そうでない受講生との間に、理解習得の格差が拡大する傾向を助長し、ひいては能力の比較的低い受講生は、クラス授業に付いていけず、途中から脱落してしまう恐れがあった。
【0003】
このような一方的、受け身的な授業の問題を回避すべく、習熟度を考慮する方法として、例えば、特開2002−311812号公報に記載の技術が公知である。この公報に記載の技術は、受講者(学習者)と受験指導校(管理者)との間にネットワークを介在させ、受講生は、ネットワークを介して管理者端末により管理コンピュータから配布された各分野のテスト問題を回答し、そのテストの得点結果を管理コンピュータが評価集計する。そして、その評価集計結果を習熟度一覧表にして、管理者端末の画面に表示することで、受講者の習熟度を把握し、不得意な学習分野の有無を容易に把握できるようにしたものである。
【0004】
ところが、上記特開2002−311812号公報の技術では、習熟度一覧表で、受講者の習熟度を把握できたとしても、講師と受講者との間でマンツーマンにより個別指導する方法が採用されておらず、しかも習熟度一覧表で表示されるデータは、一回ごとのテスト結果から把握される習熟度を示したものに過ぎない。そのため、一覧表形式で画面に表示はされるものの、年間の学習スケジュールの中に占める全科目に関する習熟度、すなわち学習達成度ともいうべき観点からの段階別学習進度を一覧表形式で眺めて把握できるような構成にはなっておらず、受講生に的確な受験指導(進路指導)を行えないものである。
【0005】
そこで、本出願人は、上記受験指導校の問題点を克服するマンツーマンによる個別指導の長所、および上記特開2002−311812号公報の問題点を排除した、いわゆる「55段階制個別マスター指導」方法を採用するに至った。これは、図31に示すように、当該受講生の目標受験進学校ごとに合わせた受講科目を設定し、年間学習スケジュールにおいても、全受講科目ごとに受講者の能力に見合ったクラスに編成し、時間割も一人ひとりの成績に応じたオリジナルのものを作成して授業を受け、授業内容を理解する学習とする。マスター指導の過程においては、学習内容を中学一年の学習内容のレベルから大学進学の高度なレベルに亘る55段階のレベルに区分けし、マスター講師により受講生の理解できない問題点を指導、解説を一人一人に対して行う。受講生は、習得したのでテストを受けたい、との申し込みをマスター講師に行うと、受講範囲毎に設定された内容について筆記テストが実施され、マスター講師はテストを採点する。
【0006】
その一方で、受講生は、図32に示すような一覧表(段位表)を携行している。この一覧表は、自己が受講する科目の欄と、年間の学習スケジュールを通して55段階の学習進度に区分けした段・級ランクの欄とが印刷された「勝利の55段階」という一覧表である。受講生は、テストを終えた後、その一覧表と、採点されたテストを担当者(マスター講師ではない)に提示する。担当者は、テストが一定基準点を取得している場合には、その一覧表の該当箇所に「合格」印を押印する。テストに不合格になった場合には、再度マスター講師の下で、習得学習が行われ、マスター講師にテストの再実施を申し込む。合格するまで習得学習が反復され、テストに合格するとその時点で、担当者により「合格」印が押印される。合格印が押印されることで、受講生の指導内容は段・級が進級した次の高いレベルの指導に進むことができる。
【0007】
そして、進路指導を受ける場合には、受講者は進路指導者(マスター講師とは別の人)に、この一覧表を見せて進路指導を受けていた。このように、一覧表に押印された「合格」印が増えていくことで、受講生には一段一段確実に実力を養成でき、また、一覧表の合格印が増えることで、学習意欲が刺激されるようになるものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記「55段階制個別マスター指導」において、受講生が携行する一覧表は、いつも受講者が携行していなければならないために煩瑣である。また、逐一、担当者(例えば、受付スタッフ)までテスト結果を携えて持参し、合格印を押印するために、それだけ受付スタッフによる手間を要してしまい、さらに、一覧表を紛失した場合には、貴重な学習データが紛失してしまう恐れもあった。さらにまた、一覧表だけでは、現在時点での学習の進度率の把握が行えないために、得意科目、不得手科目間の進度ペース配分の融通調整、学習が順調なペースで運んでいるかどうかの確認などを行うことが困難であり、テスト合格率把握が不可能であり、よりきめ細かな進路指導を行うためのデータが不足するといった問題がある。
【0009】
そこで、本出願人は、上記問題点を克服することを目的として工夫されたものであり、受講生に携行させていた一覧表を、学習進度管理システムのデータベースサーバに学習習得の結果をクライアント端末(キーボード、カードリーダーなど)から入力することにより、当該受講者の学習進度をモニタ画面に一覧表形式の学習スケジュール表で表示させることで置き換える。これにより、進度の見直し、進路指導の効率化、マスター講師自身によるテストの合否判定入力、テスト問題、復習テスト問題、誤答問題に関するアドバイスシート、誤答英熟単語のカードなどのプリントアウトを円滑に行えるようにした、学習進度管理システムおよびそのコンピュータプログラムを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、次のような手段を講じることとした。すなわち、請求項1記載の発明に係る発明は、学習進度管理システムであって、データベースサーバに記憶されたデータに基づいて、学習スケジュール表に設定された所定数の段・級に、受講科目ごとに合格基準値をクリアした進度に応じてその状況を、クライアント端末のモニタ画面に表示するように処理することで、受講生の学習進度を管理評価する学習進度管理システムであって、前記データベースサーバは、学習を受講する受講生に関する基礎データを記録する受講生データ記憶手段と、前記段・級の目標段・級、志望進学校、および前記受講科目ごとのデータを記録する進度管理データ記憶手段と、前記受講科目ごとの進度に応じて実施されるテスト問題を記録したテスト問題データ記憶手段と、前記テスト問題の結果に関するデータを記録する成績管理データ記憶手段とで形成され、前記クライアント端末を介して前記データベースサーバにアクセスされるとき、前記受講生データ記憶手段、前記進度管理データ記憶手段、前記テスト問題データ記憶手段、および前記成績管理データ記憶手段のデータが処理されることにより、前記モニタ画面上の前記学習スケジュール表に、前記受講生に関する受講科目ごとに行われた前記テスト問題の合格に応じた現在時点における前記段・級の進度がグラフ表示されて学習進度を管理するようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の学習進度管理システムに係り、前記データベースサーバは、前記進度管理データ記憶手段に記録された学習開始日から現在時点までの経過日数を、学習開始日から目標段・級を達成する日までに至る総日数で除し、この除した値に、前記進度管理データ記憶手段に記録された前記目標段・級の総段階数を乗じて求められる進度を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の学習進度管理システムに係り、前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録した現在時点において合格している段・級に達するまでに取得した総段階数を、前記進度で除算し、その演算結果を達成率として前記学習スケジュール表に表示することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の学習進度管理システムに係り、前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録された前記テスト問題の合格・不合格のデータに基づいて合格率を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示することを特徴とする。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の学習進度管理システムに係り、前記受講科目ごとに応じて、段・級と、この段・級に応じた前記テスト問題の範囲と、このテスト問題の範囲に応じた前記合格・不合格とに関するデータを、前記モニタ画面に一覧表形式で表示されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の学習進度管理システムに係り、前記テスト問題データ記憶手段には、前記テスト問題を受けた受講生により記入された誤答問題マークシートの誤答問題データが備えられ、この誤答問題データに基づいて、復習用のチェック項目記載のアドバイスシート、誤答問題を再編集した復習テスト、および英単熟語シートなどを、前記モニタ画面に表示処理して閲覧し、あるいはプリントアウト処理して配布するようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7記載の発明は、学習進度管理システムのコンピュータプログラムであって、データベースサーバに記憶されたデータに基づいて、学習スケジュール表に設定された所定数の段・級に、受講科目ごとに合格基準値をクリアした進度に応じてその状況を、クライアント端末のモニタ画面に表示するように処理することで、受講生の学習進度をコンピュータにより管理評価するコンピュータプログラムであって、学習を受講する受講生に関する基礎データを記録させて基礎データを作成し、前記段・級の目標段・級、志望進学校、および前記受講科目ごとのデータを記録させて進度管理データを作成し、前記受講科目ごとの進度に応じて実施されるテスト問題を記録させてテスト問題データを作成し、さらに前記テスト問題の結果に関するデータを記録させて成績管理データを作成し、前記モニタ画面上の前記学習スケジュール表に、前記受講生に関する受講科目ごとに行われた前記テスト問題の合格に応じた現在時点における前記段・級の進度をグラフ表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラムに係り、前記データベースサーバは、前記進度管理データ記憶手段に記録された学習開始日から現在時点までの経過日数を、学習開始日から目標段・級を達成する日までに至る総日数で除し、この除した値に、前記進度管理データ記憶手段に記録された前記目標段・級の総段階数を乗じて求められる進度を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示させる、とをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラムに係り、前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録した現在時点において合格している段・級に段・級に達するまでに取得した総段階数を、前記進度で除算し、その演算結果を達成率として前記学習スケジュール表に表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0019】
また、請求項10記載の発明は、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラムに係り、前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録された前記テスト問題の合格・不合格のデータに基づいて合格率を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0020】
また、請求項11記載の発明は、請求項9記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラムに係り、前記成績管理データ記憶手段は、前記受講科目ごとに応じて、段・級と、この段・級に応じた前記テスト問題の範囲と、このテスト問題の範囲に応じた合格・不合格とに関するデータを、前記モニタ画面に一覧表形式で表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0021】
また、請求項12記載の発明は、請求項7乃至11のいずれか一項に記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラムに係り、前記テスト問題データ記憶手段には、前記テスト問題を受けた受講生により記入された誤答問題マークシートの誤答問題データが備えられ、この誤答問題データに基づいて、復習用のチェック項目記載のアドバイスシート、誤答問題を再編集した復習テスト、および英単熟語シートなどを、前記モニタ画面に表示処理して閲覧させたり、あるいはプリントアウト処理して配布させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする。
【0022】
この請求項1または7に記載の発明によれば、データベースサーバの受講生データ記憶手段と、進度管理データ記憶手段と、テスト問題データ記憶手段と、成績管理データ記憶手段を備えており、これら各データ記憶手段には、段階制マスター講師などによりクライアント端末から各種データがインプットされてデータベースサーバで管理される。これにより、クライアント端末から管理コンピュータであるデータベースサーバにアクセスすることで、閲覧したいと思う受講生に関する受講科目ごとの、テスト問題の合格レベルに応じた現在時点における段・級の到達状況を、学習スケジュール表中の段・級の表示部分と平行してグラフの形態で表示されるので、各受講生ごとの学習進度を一目するだけで、現在時点での学習の進み具合を容易に把握することが可能となる。また、この場合、合格に到達している段・級の対応部分に、例えばその合格した日付を付すことで、合格した日付も知ることが可能となる。これにより、進路指導をモニタ画面を見ながら的確に行えるようになり、また、必要に応じてこのモニタ画面に表示された学習スケジュール表をカラー表示などによりプリントアウトして受講生に手渡すことで、利便性を増大できるようになる。
【0023】
この請求項2または8に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、学習開始日から目標の段・級(目標段位)に到達するまでに要する総日数からみて、現在時点の経過日数において、到達していなければならない理想的な、あるべき学習の段・級、すなわち進度を、学習スケジュール表の段・級の表示部分に平行して表示するので、現在時点において実際に合格している段・級を比較して表示できるので、自己の学習進度の遅速具合を一目して判断するができ、これにより、受講科目の進度を遅くするか、早めるかの進度判断することで、学習のペース配分調整を容易に行えるようになる。また、進度を表す段・数を、現在時点で実際に合格している段・数と異なるカラーで色分け表示することで、より一層学習スケジュール表の視認性を向上できるようになっている。
【0024】
この請求項3または9に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、現在時点において実際に合格している段・級に到達するまでの総段階数を、理想的な段・級を示す進度に到達するまでの総段階数で除算した比率を演算し、この比率を達成率として学習スケジュール表に表示できるので、この達成率を判断することで、自己の学習が進んでいるか、遅れているかを、判断できるようになり、学習の進捗を図る上での重要な指針を与える。
【0025】
この請求項4または10に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、受講科目ごとの合格率が、スケジュール表に表示されるため、上記進度、達成率などの指標と比較しながら、判断していくことができ、受講科目の理解度、習得度などの学習状況を総合的に判断するのに好都合となり、便利となる。
【0026】
また、請求項5または11に記載の発明によれば、受講科目の段・級と、テスト問題の出題範囲と、合格・不合格に関する詳細なデータを、モニタ画面に一覧表形式で表示することができ、よりきめ細かい助言を与えることができるようになり、円滑な進路指導を効果的に行えるようになる。
【0027】
この請求項6または12に記載の発明によれば、テスト問題データ記憶手段に蓄積された誤答問題データに関連づけられて、アドバイスシート、復習テスト問題、英単熟語シートなどを、モニタ画面に表示し、またはこれらをプリントアウトして配布できるようになり、受講生の復習による習得学習を効果的に行えるのをバックアップすることができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明を図1〜図30に示す実施の形態に基づいて詳述する。本実施の形態におけるシステム構成は、図1に示すように、例えばLANなどの社内ネットワークNを介して段階制指導におけるマスター講師が管理するノート型パーソナルコンピュータなどのクライアント端末A,B,C・・・が、データベースサーバ1(以下「データベース」を「DB」という)に接続することで形成される。データベースサーバ1は、生徒情報DBである受講生データ記憶手段2と、進度表管理DBである進度管理データ記憶手段3と、テスト問題DBであるテスト問題データ記憶手段4と、成績管理DBである成績管理データ記憶手段5を有する。
なお、上記LANに限定されるものでなく、WAN、インターネット、イントラネットなどの通信ネットワークを介して接続して適用することも可能である。
【0029】
上記受講生データ記憶手段2(生徒情報DB)は、学習を受講する受講生に関する氏名、生年月日、生徒ID(受講生ID)、学籍番号、志望大学(目標大学)、受講科目、受講科目ごとに能力別に編成されたクラス、マスター講師などに関する基礎データが記録される。
【0030】
この生徒情報DB2のデータ構造は、図2に示されるように、例えば、生徒IDに関連づけられた生徒氏名、生年月日、学籍番号の項目についてレコードが記録されるフィールドを用意し生徒情報データテーブルA、図3に示すように、生徒IDに関連づけられて志望大学、受講科目(例えば、英文法、英単熟語、英語構文・・・)の項目について記録されるフィールドを備えた志望大学データテーブルB、図4のように、生徒IDに関連づけられて、英語、現代文、古文、漢文、世界史といったように受講科目の項目について受講する科目のデータを格納するフィールドを設けた受講科目データテーブルCなどでなるファイルで構成されている。
【0031】
生徒情報の生徒情報DB2への登録は図5のフローに示すように、生徒氏名、生年月日を入力することにより(ステップS1)、その入力データが生徒情報データテーブルAに登録される(ステップS2)。これにより、生徒IDが生成され(ステップS3)、次いで学籍番号が作成され、生徒情報データテーブルAに格納される(ステップS4)。
【0032】
進度管理データ記憶手段3(進度表管理DB)には、年間の学習スケジュール表(図23参照)に設定される目標とすべき段・級、受講科目ごとの所定範囲ごとに行われるテスト問題の合否、その合否に関連づけられて学習スケジュール表に表示される段・級の表示、進度率などのデータが記録される。
【0033】
この進度表管理DB3のデータ構造は、例えば、図6に示すような「55段階進度表データテーブルD」で形成されている。すなわち、55段階進度表データテーブルDは、生徒IDに関連づけられて、目標とする段・級、目標大学(志望大学)、受講科目(例えば、当該受講生の受講科目である英文法・・・など)、習得学習の進み具合の指標である進度、テスト問題の合格の割合を示す合格率、学習の達成度の割合を示す達成率などの項目があり、それら項目に各データを格納できるフィールドが設けられたものである。
【0034】
上記進度表管理DB3へのデータの登録は、図7に示す55段階制表管理フローに沿って行われる。すなわち、クライアント端末A,B,C・・・の適宜の端末の図示しない入力画面において、目標とする段・級および目標大学を入力する(ステップS1)と、その入力データは、進度表管理DB3に登録される(ステップS2)。次いで、受講科目の入力画面(図示しない)において、当該受講生が受講する受講科目を入力(ステップS3)し、その入力は進度表管理DB3に格納される(ステップS4)。ステップS5において、データベースサーバ1による演算によって進度、合格率および達成率が求められ(ステップS5)、その演算結果は進度表管理DB3に格納される(ステップS6)。なお、進度、合格率および進度率の求め方については、後述する。
【0035】
なお、ここにいう「55段階」とは、或る受講生の年間学習スケジュールに沿って、学習レベルの向上に伴って学習進度を55段階に区分けしたものである(図 参照)。つまり、級と段とからなり、級は、45級から始まり、45級から初級までの45段階と、初段から10段までの10段階との合計55段階の学習レベルに区分けし、55段階レベルに到達すると、目標大学に十分に合格可能な実力がその受講生に養成されている状態にあることを示す指標である。現在時点の学習レベルの習得を終えたことが認められる(合格する)と、学習進度が1級繰り上がって進級していくようにした個別指導システムのことである。もちろん、「55段階」に限定されることはなく、受講生の能力、目標大学に応じて、それより低い段階を目標段・級に設定することは可能である。
【0036】
また、テスト問題データ記憶手段4(テスト問題DB)は、段・級、問題番号(テスト問題の番号)、テキストのポイント、出題範囲(テキストの範囲)、問題文などに関するデータが記録されている。
【0037】
このテスト問題DB4のデータ構造は、例えば、図8に示すテスト問題番号データテーブルE、図9に示されるテスト問題の出題範囲などを記録したテキスト範囲データテーブルF、図10に示されるテスト問題プリントデータテーブルGなどで構成される。テキスト問題番号データテーブルEには、生徒IDで関連づけられる問題ID、受講科目、段・級、問題番号の項目があり、各項目にレコードが格納されることでファイルが形成される。 また、問題文データテーブルFは、問題IDで特定されるテキストのポイント、テキストの範囲、問題文などの各項目があり、レコードが各項目を記録することによりファイルが形成される。
さらに、テスト問題プリントデータテーブルGは、生徒IDで関連づけられる問題ID、段・級、テスト問題をプリントアウト(出力)した日時などの項目からなるファイルである。
【0038】
また、成績管理データ記憶手段5(成績管理DB)には、テスト問題の結果に関連づけられるデータ、および進度率、合格率、段・級に応じたテスト問題の出題範囲や、このテスト問題の出題範囲に応じた合格・不合格に関するデータなどが記録される。
【0039】
この成績管理DB5は、図11に示すテスト問題結果データテーブルH、図12に示すテスト問題正誤データテーブルI、図13の成績管理データテーブルJなどでなる。テスト問題結果データテーブルHは、生徒IDで関連づけられる講師ID、問題ID、段・級、合否結果、日時、段・級コードなどの項目からなるファイル、テスト問題正誤データテーブルIは、生徒IDで関連づけられた問題ID、段・級、合否結果、日時、正誤問題の各項目からなるファイル、および成績管理データテーブルJは、生徒IDで関連づけられる科目、段・級、進度率、合格率などの項目からなるファイルで形成される。
また、講師(マスター講師)に関しては、例えば、図14に示すような講師データテーブルが形成され、テストを採点した担当講師のデータが入力され、担当講師と受講生との受講状況を把握できるようにしている。
【0040】
ここで、前述したように、図7の55段階進度表管理フローのステップS5における合格率、進度および達成率の演算について説明する。
まず、合格率の計算については、図15の合格率計算フローに示すように、ステップS1で成績管理DB5のテスト問題結果データテーブルH(図11参照)から合否の合格点Nを取り出す。ここで合計点とは、その段・級におけるテストが最終的に合格するまでに至る過程で受けたテストの不合格回数と合格数との合計数(つまり、受けたテストの回数)をいう。ステップS2において、計算式(1/N)×100より、合格率A%を演算する。その演算結果は、マスター講師や進路指導の講師のクライアント端末A、B、C・・・のモニタ画面上に表示される後述の学習スケジュール表に表示される(ステップS3)と共に、図13の成績管理データテーブルJに記録される。
【0041】
次に、進度の求め方を図16に示す進度の計算フローに基づいて説明する。すなわち、進度表管理DB3の55段階進度表データテーブルD(図6参照)から目標の段・級の総段階数Zを読み出し(ステップS1)。ステップS2において、同様に進度表データテーブルDから目標の段・級(目標段位)を達成する日までに要する総日数Xを読み出す。また、ステップS3で、学習開始日から現在時点の日まで経過した総経過日数Yを読み出す。そして、計算式(Y/X)×Z=Pより、或る受講科目に関する進度P(段階数)が求められ(ステップS4)、その結果Pをモニタ画面上の学習スケジュール表に表示する(ステップS5)と共に、進度表データテーブルDに記録される。
【0042】
また、達成率は、図17の達成率の計算フローに示されるように、進度表管理DB3の55段階進度表データテーブルD(図6)から、その受講生の受講科目に関する進度P(段階数)が読み出される(ステップS1)。ステップS2において、成績管理DB5の成績管理データテーブルJ(図13)から現在時点において合格している段・級に達するまでに取得した総段階数Nを読み出す。ステップS3で、計算式(N/P)×100=Q%より、学習の現在時点における達成率Qを求める。結果Qは、クライアント端末のモニタ画面における学習スケジュール表中に同時に表示される(ステップS4)と共に、図13の成績管理データテーブルJに記録される。
【0043】
次に、本実施の形態の学習進度管理システムにおける「55段階制個別マスター指導」の概要を説明する。このマスター指導は、中学一年から大学の学習レベルまでの範囲を、55段階に区分けして受講生(生徒)を希望する志望進学校に合格させる進学指導システムである。ここでは、受講生が真にクラス授業で行った学習を完全に理解し、習得するために、実戦演習をさせるものである。ここでは、専任のマスター講師(クラス授業における講師とは別の講師)によるマンツーマンの個別指導が行われ、受講生がクラス授業で理解できなかった点、不完全理解の点などが習得できるようになるまで指導する。
【0044】
すなわち、図18に示すように、「55段階制個別マスター指導」においては、マスター講師によって個別指導に入る(ステップS1)。そこでは、クラス授業で理解できなかった点、不完全な理解点、弱点などが理解して習熟できるようになるまで指導が行われる(ステップS2)。習熟学習を終えたと思う受講生は、マスター講師にテスト問題(演習問題)の申し込みを行う(ステップS3)。マスター講師は、その申し込みを受けると、マスター講師が手元に有する、例えば
図19に示すクライアント端末Aのモニタ画面10に表示される「バーコードを読み込んでください」との指示により、受講生が携帯する生徒IDカードのバーコードをマークシートリーダ(図示しない)で読み取り、生徒IDが読み込まれる。すると、図20に示されるように、生徒情報(生徒ID、学籍番号、氏名)と、印刷科目の入力部を表示した画面11が表示される。そこで、マスター講師は、画面11の印刷科目に、例えば「科目」として「英文法」、「段・級」に「43級」をセレクトして入力し、印刷ボタンを押す。これにより、出力装置であるプリンタ装置(図示しない)から、図10のテスト問題プリントデータテーブルGに基づいて、例えば、43級の英文法のテスト問題(図示しない)がプリントアウトされ、受講生に配布されて(ステップS4)、テストを受けることができる(ステップS5)。
【0045】
テスト実施後に、テストの採点がマスター講師により行われる(ステップS6)。このとき、マスター講師は、採点結果に基づいて基準点(合格点)に到達しているかどうかを判断し(ステップS7)、基準点に到達している場合には、図21に示すように、予め呼び出しているテスト結果の入力画面12に、合格した「段・級」および「合格」を入力する(ステップS8)。これにより、その受講生は、次の上級レベルに進級することができる(ステップS9)。不合格と判断される場合には、「不合格」を入力する(ステップS10)。これら、合格または不合格の結果は、図11に示すテスト問題結果データテーブルHに記録される。
【0046】
また、誤答した問題の管理については、図22に示すような誤答問題マークシート13が予め受講生に渡されていて、そこに自己が誤答した問題にマークを付してもらい、回収したマークシートをマークシートリーダーで読みとる。読み取られたデータは、図12のテスト問題正誤データテーブルIに誤答した問題IDなどが記録されることとなる。
【0047】
こうして、テストに不合格になった場合には、55段階制個別マスター指導による問題点などについて解説を受けるなどの個人指導を受け(ステップS11)、習得学習が再テストに合格するまで反復される。こうして、クラス授業で行った授業内容を理解したかどうかを確実にするために、その都度テスト問題を実施し、一定の合格基準点を取得するまでは何度でもテストが行われ、そこでテストに合格して初めて、次の上の段・級に進級することができる。
【0048】
したがって、本実施の形態によれば、データベースサーバ1に備えた各生徒情報DB2(受講生データ記憶手段),進度表管理DB3(進度管理データ記憶手段),テスト問題DB4(テスト問題データ記憶手段),および成績管理DB5(成績管理データ記憶手段)に格納された各データが、データベースサーバ1により処理されることにより、クライアント端末A,B,C・・・のモニタ画面14に、図23および図23の部分拡大図である図24に示されるように、学習スケジュール表15が表示される。この学習スケジュール表15には、年間スケジュール表に沿って、左から右方向に進度が進級するように段階ごとに配列された段・級表示部16、その下に平行して配列され、受講生が現在時点までに合格してきた実績段・級表示部17、およびこの実績段・級表示部17に重なるように配列され、現在時点での理想とする合格段・級を表示する進度段・級表示部18が設けられている。
【0049】
実績段・級表示部17は、進度段・級表示部18とオーバーラップするように表示されるが、実績段・級表示部17の各段・級に実際に合格した日付を付すことで、なにも日付を付さない進度段・級表示部18と区別して視認できるようにしている。また、学習スケジュール表15の左方には、合格率と達成率とを表示する合格率表示部19と達成率表示部20とが、設けられている。
なお、学習スケジュール表15は、画面14を左右方向にスクロールして閲覧することができる。
なおまた、他の受講生に関する学習スケジュール表は、呼出ボタン14’をクリックすることで、表示されるようになっている。
【0050】
このため、学習スケジュール表15に、実績段・級表示部17、進度段・級表示部18、合格表示部19、および達成率表示部20などの受験指導、進路指導における重要な指標が、グラフ表示による一覧表形式で閲覧することができるので、テスト問題の合格に応じた実績段・級の進度を一目して把握でき、的確に学習進度を管理することができるようなるばかりか、マスター講師、進路指導者、受講者、その親などを交え画面14、あるいは適宜のプリントアウトしたシートを見ながら、的確な指導、助言を与えられ、効率的な学習の習得ができるようになる。
【0051】
なお、画面14における「時間割」ボタン21をクリックすることで、図25に示す或る受講生の時間割表示画面22を表示できるようになっている。
また、画面14の縦棒グラフ表示部23は、おおむね1週間において、その受講生が、テスト問題に合格することで、全科目に亘って合格した進級数の合計数を表示したもので、その起伏状態を把握することにより、その受講生の勉強にムラがあるかどうかを知ることができ、ムラがないように一定のペース配分で学習していけるように指導する目安となるものである。
【0052】
また、本実施の形態によれば、図26およびその部分拡大図である図27に示すように、成績管理データ記憶手段5は、受講科目ごとに応じて、段・級と、この段・級に応じたテスト問題の範囲(テーマ)、およびこのテスト問題の範囲に応じた合格・不合格とに関する、「合」、「否」、「合格率%」などのデータを、モニタ画面24に科目の詳細を一覧表25形式で表示することができ、受講科目ごとの、きめ細かな重要データとなり、確度の高い分析を行えるようになる。かかる画面表示は、学習スケジュール表15の表示画面14における「合格率表示部19」を押したり、あるいは「科目詳細26」のボタンをクリックして表示される図示されない科目メニューのチェックボックスにチェックマークを付与したりすることにより呼び出して表示できる。なお、一覧表25は上下方向にスクロールして表示できるようになっている。
【0053】
また、一覧表25の上部に、合格率と達成率(ここでいう達成率は、上記達成率表示部20における達成率とは別のものである)とを、大分類別の指標ごとに分けたレーダーグラフ26が表示される。このため、達成率と合格率とが一致する場合には、学習が最も好ましい状態にあり、一致しなくなるほど好ましくない状態にあると判断でき、受講生本人の絶対評価を行えて便利となる。
【0054】
また、一覧表25の上部には、合格率、進度段・級を表す現在の目標級、実績段・級である現在の合格級、最終目標の段・級(目標段位)、およびこれらの各データから導かれる1週間あたりに進級すべき進級数なども表示されるので、便利となる。
【0055】
また、本実施の形態によれば、画面24(英文法の画面)のアドバイスシートのボタン27を押すことで、図28に示すような英文法に関するアドバイスシートの画面29が表示される。これは、受講生に誤答問題に関するアドバイスが書き込まれているもので、ボタン30を押すことにより、これを打ち出して受講生に手渡すことも可能となり便利である。
【0056】
また、本実施の形態によれば、例えば、誤答した英単熟語に関しては、誤答した英単熟語について、図29に示されるように、ミシン線で区分けされて印刷された英単熟語シート31が打ち出せるので、覚えるのに便利となる。
また、例えば、英文法において、不合格となった受講生に対しては、例えば、図26のモニタ画面に設けられた「誤答問題」用のボタン(図示はしない)を押すことにより、上記英単熟語シート31の場合と同様に、図30に示すような、誤答問題に関する復習テストの画面32が表示されるようになっている。この画面32の内容を印刷することで、受講生の復習テストによる習得を確実に行えるようになる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、データベースサーバの受講生データ記憶手段と、進度管理データ記憶手段と、テスト問題データ記憶手段と、成績管理データ記憶手段を備えており、これら各データ記憶手段には、段階制マスター講師などによりクライアント端末から各種データがインプットされてデータベースサーバで管理される。これにより、クライアント端末から管理コンピュータであるデータベースサーバにアクセスすることで、閲覧したいと思う受講生に関する受講科目ごとの、テスト問題の合格レベルに応じた現在時点における段・級の到達状況を、学習スケジュール表中の段・級の表示部分と平行してグラフの形態で表示されるので、各受講生ごとの学習進度を一目するだけで、現在時点での学習の進み具合を容易に把握することが可能となる。また、この場合、合格に到達している段・級の対応部分に、例えばその合格した日付を付すことで、合格した日付も知ることが可能となる。これにより、進路指導をモニタ画面を見ながら的確に行えるようになり、また、必要に応じてこのモニタ画面に表示された学習スケジュール表をカラー表示などによりプリントアウトして受講生に手渡すことで、利便性を増大できる効果を奏する。
【0058】
また、請求項2または8に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、学習開始日から目標の段・級(目標段位)に到達するまでに要する総日数からみて、現在時点の経過日数において、到達していなければならない理想的な、あるべき学習の段・級、すなわち進度を、学習スケジュール表の段・級の表示部分に平行して表示するので、現在時点において実際に合格している段・級を比較して表示できるので、自己の学習進度の遅速具合を一目して判断するができ、これにより、受講科目の進度を遅くするか、早めるかの進度判断することで、学習のペース配分調整を容易に行えるようになる。また、進度を表す段・数を、現在時点で実際に合格している段・数と異なるカラーで色分け表示することで、より一層学習スケジュール表の視認性を向上できる効果を奏する。
【0059】
また、請求項3または9に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、現在時点において実際に合格している段・級に到達するまでの総段階数を、理想的な段・級を示す進度に到達するまでの総段階数で除算した比率を演算し、この比率を達成率として学習スケジュール表に表示できるので、この達成率を判断することで、自己の学習が進んでいるか、遅れているかを、判断できるようになり、学習の進捗を図る上での重要な指針を与える効果を奏する。
【0060】
また、請求項4または10に記載の発明によれば、データベースサーバの処理により、受講科目ごとの合格率が、スケジュール表に表示されるため、上記進度、達成率などの指標と比較しながら、判断していくことができ、受講科目の理解度、習得度などの学習状況を総合的に判断するのに好都合となり、便利となる効果を奏する。
【0061】
また、請求項5または11に記載の発明によれば、受講科目の段・級と、テスト問題の出題範囲と、合格・不合格に関する詳細なデータを、モニタ画面に一覧表形式で表示することができ、よりきめ細かい助言を与えることができるようになり、円滑に進路指導を行える効果を奏する。
【0062】
また、請求項6または12に記載の発明によれば、テスト問題データ記憶手段に蓄積された誤答問題データに関連づけられて、アドバイスシート、復習テスト問題、英単熟語シートなどを、モニタ画面に表示できたり、これらをプリントアウトして配布できるようになり、受講生の復習による習得学習を効果的に行えるのをバックアップすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステム構成図である。
【図2】上記実施の形態における生徒情報データテーブルである。
【図3】志望大学のデータテーブルである。
【図4】受講科目のデータテーブルである。
【図5】生徒情報の登録フロー図である。
【図6】55段階進度表のデータテーブルである。
【図7】55段階進度表管理のフロー図である。
【図8】テスト問題番号のデータテーブルである。
【図9】テスト範囲のデータテーブルである。
【図10】テスト問題プリントのデータテーブルである。
【図11】テスト問題結果のデータテーブルである。
【図12】テスト問題正誤のデータテーブルである。
【図13】成績管理のデータテーブルである。
【図14】講師のデータテーブルである。
【図15】合格率計算のフロー図である。
【図16】進度の計算フロー図である。
【図17】達成率の計算フロー図である。
【図18】55段階制個別マスター指導のフロー図である。
【図19】生徒情報の入力を行うモニタ画面を示す図である。
【図20】生徒情報の入力画面を示す図である。
【図21】テストの結果を入力する画面を示す図である。
【図22】誤答問題のマークシートである。
【図23】学習スケジュール表を表示したモニタ画面を示す図である。
【図24】図23の部分拡大図である。
【図25】時間割の一例を表示したモニタ画面を示す図である。
【図26】受講科目の一例(英文法)に係る詳細データを一覧表で表示したモニタ画面を示す図である。
【図27】図26の部分拡大図である。
【図28】アドバイスシートの一例(英文法)を表示したモニタ画面を示す図である。
【図29】英単熟語を打ち出したシートの一例を示した図である。
【図30】復習テストの一例(英語文法)を表示したモニタ画面を示す図である。
【図31】従来における55段階制の授業全体の流れを概観するフロー図である。
【図32】従来における段位表のサンプルを示す図である。
【符号の説明】
1…データベースサーバ
2…生徒情報DB(受講生データ記憶手段)
3…進度表管理DB(進度管理データ記憶手段)
4…テスト問題DB(テスト問題データ記憶手段)
5…成績管理DB(成績管理で記憶手段)
13…マークシート
14…学習スケジュール表を表示するモニタ画面
15…学習スケジュール表
16…段・級表示部
17…実績段・級表示部
18…進度段・級表示部
19…合格率表示部
20…到達率表示部
25…科目詳細一覧表
29…アドバイスシート
31…英単熟語打ち出しシート
32…復習テスト表示画面
A…生徒情報データテーブル
B…志望大学データテーブル
C…受講科目データテーブル
D…55段階進度表データテーブル
E…テスト問題番号データテーブル
F…テキスト範囲データテーブル
G…テスト問題プリントデータテーブル
H…テスト問題結果データテーブル
I…テスト問題正誤データテーブル
J…成績管理データテーブル
N…LAN
Claims (12)
- データベースサーバに記憶されたデータに基づいて、学習スケジュール表に設定された所定数の段・級に、受講科目ごとに合格基準値をクリアした進度に応じてその状況を、クライアント端末のモニタ画面に表示するように処理することで、受講生の学習進度を管理評価する学習進度管理システムであって、前記データベースサーバは、学習を受講する受講生に関する基礎データを記録する受講生データ記憶手段と、前記段・級の目標段・級、志望進学校、および前記受講科目ごとのデータを記録する進度管理データ記憶手段と、前記受講科目ごとの進度に応じて実施されるテスト問題を記録したテスト問題データ記憶手段と、前記テスト問題の結果に関するデータを記録する成績管理データ記憶手段とで形成され、前記クライアント端末を介して前記データベースサーバにアクセスされるとき、前記受講生データ記憶手段、前記進度管理データ記憶手段、前記テスト問題データ記憶手段、および前記成績管理データ記憶手段のデータが処理されることにより、前記モニタ画面上の前記学習スケジュール表に、前記受講生に関する受講科目ごとに行われた前記テスト問題の合格に応じた現在時点における前記段・級の進度がグラフ表示されて学習進度を管理するようにしたことを特徴とする学習進度管理システム。
- 前記データベースサーバは、前記進度管理データ記憶手段に記録された学習開始日から現在時点までの経過日数を、学習開始日から目標段・級を達成する日までに至る総日数で除し、この除した値に、前記進度管理データ記憶手段に記録された前記目標段・級の総段階数を乗じて求められる進度を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示することを特徴とする請求項1記載の学習進度管理システム。
- 前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録した現在時点において合格している段・級に達するまでに取得した総段階数を、前記進度で除算し、その演算結果を達成率として前記学習スケジュール表に表示することを特徴とする請求項1または2記載の学習進度管理システム。
- 前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録された前記テスト問題の合格・不合格のデータに基づいて合格率を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の学習進度管理システム。
- 前記成績管理データ記憶手段は、前記受講科目ごとに応じて、段・級と、この段・級に応じた前記テスト問題の範囲と、このテスト問題の範囲に応じた前記合格・不合格とに関するデータを、前記モニタ画面に一覧表形式で表示されることを特徴とする請求項4記載の学習進度管理システム。
- 前記テスト問題データ記憶手段には、前記テスト問題を受けた受講生により記入された誤答問題マークシートの誤答問題データが備えられ、この誤答問題データに基づいて、復習用のチェック項目記載のアドバイスシート、誤答問題を再編集した復習テスト、および英単熟語シートなどを、前記モニタ画面に表示処理して閲覧し、あるいはプリントアウト処理して配布するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の学習進度管理システム。
- データベースサーバに記憶されたデータに基づいて、学習スケジュール表に設定された所定数の段・級に、受講科目ごとに合格基準値をクリアした進度に応じてその状況を、クライアント端末のモニタ画面に表示するように処理することで、受講生の学習進度をコンピュータにより管理評価するコンピュータプログラムであって、学習を受講する受講生に関する基礎データを記録させて基礎データを作成し、前記段・級の目標段・級、志望進学校、および前記受講科目ごとのデータを記録させて進度管理データを作成し、前記受講科目ごとの進度に応じて実施されるテスト問題を記録させてテスト問題データを作成し、さらに前記テスト問題の結果に関するデータを記録させて成績管理データを作成し、前記モニタ画面上の前記学習スケジュール表に、前記受講生に関する受講科目ごとに行われた前記テスト問題の合格に応じた現在時点における前記段・級の進度をグラフ表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にしたことを特徴とする学習進度管理システムのコンピュータプログラム。
- 前記データベースサーバは、前記進度管理データ記憶手段に記録された学習開始日から現在時点までの経過日数を、学習開始日から目標段・級を達成する日までに至る総日数で除し、この除した値に、前記進度管理データ記憶手段に記録された前記目標段・級の総段階数を乗じて求められる進度を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする請求項7記載の学習進度管理システム。
- 前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録した現在時点において合格している段・級に段・級に達するまでに取得した総段階数を、前記進度で除算し、その演算結果を達成率として前記学習スケジュール表に表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする請求項7または8記載の学習進度管理システム。
- 前記データベースサーバは、前記成績管理データ記憶手段に記録された前記テスト問題の合格・不合格のデータに基づいて合格率を演算し、その演算結果を、前記学習スケジュール表中に表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラム。
- 前記成績管理データ記憶手段は、前記受講科目ごとに応じて、段・級と、この段・級に応じた前記テスト問題の範囲と、このテスト問題の範囲に応じた前記合格・不合格とに関するデータを、前記モニタ画面に一覧表形式で表示させる、ことをコンピュータにより実行可能にするとを特徴とする請求項9記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラム。
- 前記テスト問題データ記憶手段には、前記テスト問題を受けた受講生により記入された誤答問題マークシートの誤答問題データが備えられ、この誤答問題データに基づいて、復習用のチェック項目記載のアドバイスシート、誤答問題を再編集した復習テスト、および英単熟語シートなどを、前記モニタ画面に表示処理して閲覧し、あるいはプリントアウト処理して配布させる、ことをコンピュータにより実行可能にすることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の学習進度管理システムのコンピュータプログラム。
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