JPWO2018051453A1 - 耳栓およびイヤーセット - Google Patents

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Abstract

骨伝導による音の知覚を確保しながら、遮音性の向上等を図るために、耳栓(10)は、音響信号を振動に変換するアクチュエーター(130)と、前記アクチュエーター(130)に着脱自在であって、当該アクチュエーター(130)が着装された状態で外耳道に挿入されるための多孔質の弾性体(120)とを含む。

Description

本発明は、骨伝導音を知覚させながら、遮音性を確保した耳栓およびイヤーセットに関する。
いわゆる骨伝導イヤフォンは、鼓膜を介さずにユーザの骨を直接的に振動させることによって、音響信号を当該ユーザに音として知覚させるものである(特許文献1参照)。すなわち、骨伝導イヤフォンは、電気的な音響信号を物理的な振動に変換し、当該振動をユーザーの骨に伝達させて、当該骨の振動を介して蝸牛に伝わる骨伝導音を知覚させるものである。
このような骨伝導イヤフォンでは外耳道が塞がれない。このため、ユーザーは、鼓膜の振動を介して蝸牛に伝わる気道音を知覚するので、周辺の環境音を聴くことができる。
特開2010−273084号公報
しかしながら、このような骨伝導イヤフォンにあっては、飛行機内およびレース場(ドライバー席、観客席およびパドック)などのように環境音が比較的大きい状況のもとでは、環境音に比べて、骨伝導によって知覚される音が相対的に小さくなり、イヤフォンとしての機能低下が著しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、骨伝導による音の知覚を確保しながら、遮音性の向上等を図った技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る耳栓は、音響信号を振動に変換するアクチュエーターと、前記アクチュエーターに着脱自在であって、当該アクチュエーターに着装された状態で外耳道に挿入されるための多孔質の弾性体と、を含む。
第1実施形態に係る耳栓の構成を示す図である。 耳栓を分解した状態で示す図である。 第1実施形態に係る耳栓の第1の変形例を示す図である。 第1実施形態に係る耳栓の第2の変形例を示す図である。 第2実施形態に係る耳栓の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る耳栓の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るイヤーセットの構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係るイヤーセットの構成を示す図である。 第5実施形態に係るイヤーセットの使用状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る耳栓10の構成を示す図であり、図2は、当該耳栓10を分解して示す斜視図である。
これらの図に示されるように、耳栓10は、弾性体110および120と、アクチュエーター130と、支持体140とを含み、アクチュエーター130および支持体140が弾性体110および120によって挟み込まれて内包される構成となっている。弾性体110および120は、アクチュエーター130および支持体140を挟み込んだ状態において円筒形状となる。ただし、使用状態においては、弾性体110の先端(図1において右側の端部)がユーザーによって圧縮され、当該ユーザーの外耳道に挿入される。このため、使用状態においては、弾性体120は、例えば図1の破線120aに示されるように、外耳道の形状に合わせて変形する。
アクチュエーター130は、配線136を介して供給される電気的な音響信号を、物理的な振動に変換するトランスデューサーの一種である。詳細には、アクチュエーター130は、コイルが固定された円柱状の基体132と、上記コイルの磁界発生方向に対して移動自在の磁石を含む円柱状の振動体134とを有し、音響信号が上記コイルに流れると、電磁誘導によって磁石とともに振動体134が振動する構成となっている。
なお、アクチュエーター130は、コイルおよび磁石によって音響信号にしたがって振動するので、アクチュエーター130それ自身には、電源が不要である。また、アクチュエーター130に含まれるコイルおよび磁石については図示省略している。
支持体140は、振動体134に固着される円板状の基体142と、当該基体142の鉛直軸とほぼ同軸であって、その上面143から垂直に突出する円柱状の突起体144とに大別される。
なお、基体142と突起体144とは別体であっても良いし、一体成形したものであっても良い。また、突起体144は、図では基体142よりも小径となっているが、同径であっても良い。
支持体140の材質は、次に説明する弾性体120よりも硬質であって、例えばプラスティックまたは金属が好ましい。
弾性体110は、アクチュエーター130の一部、例えば基体132に対して着脱自在である。このように着脱自在とするために、弾性体110には、当該基体132が嵌め込まれる窪み状の穴112と、基体132が嵌め込まれたときに配線136を引き出すためのスリット114とが設けられている。
弾性体120は、上記アクチュエーター130の一部を除いた残部と支持体140とに対して着脱自在である。このように着脱自在とするために、弾性体120には、振動体134と基体142とが嵌め込まれる窪み状の穴122が設けられ、さらに突起体144が挿入される穴124が、当該穴122に連続して設けられる。
なお、穴112の内径は、基体132の外径と同一である必要はない。同様に、穴122の内径は、基体142の外径と同一である必要はないし、穴124の内径は、突起体144の外径と同一である必要はない。この理由は、次に説明するように弾性体110および120が柔軟性に富むからである。
弾性体110および120の各々は、それぞれ多孔質の部材を、上述した形状に成形したものである。ここで、多孔質とは、気泡の穴が多数あって、穴の存在しない場合と比較して表面積が多いことを意味し、それゆえに柔軟性に富み、高い復元性および遮音性を有する。なお、ここでいう復元性とは、外力によって変形させても、当該外力が解除されても、変形前の元の形状に戻る性質をいう。
多孔質の部材の典型例としては、ポリウレタンが挙げられる。なお、ポリウレタンは、ポリオールとポリイソシアネートとを主成分とし、発泡剤、整泡剤、触媒および着色剤などを混合して、樹脂化させながら発泡させたものである。なお、弾性体110および120に適用可能な部材としては、ポリウレタンに限られず、同様な性質を有するものであれば良い。例えば、多孔質のシリコンゴムであっても良い。
弾性体110に基体132が嵌め込まれて、配線136がスリット114から引き出されるとともに、弾性体120に振動体134および支持体140が嵌め込まれると、図1に示されるように、アクチュエーター130および支持体140の全体が、弾性体110および120同士の密着により覆われることになる。
このような構成の耳栓10を使用する場合、ユーザーは、弾性体120の先端を圧縮して外耳道に挿入する。このとき、突起体134は、弾性体120の芯材となるので、外耳道への挿入性が向上する。
耳栓10を装着したユーザーは、弾性体120によって外耳道が塞がれる。このため、ユーザーは、気道音をほとんど聴き取ることができない。一方、アクチュエーター130によって音響振動から変換された振動は、振動体134のみならず、基体142および突起体144の全体にわたって効率良く、ユーザーの骨に伝達される。このため、ユーザーは、当該骨の振動による骨伝導音については、気道音と比較して明瞭に聴き取ることができる。
したがって、耳栓10によれば、骨伝導による音の知覚を確保しながら、遮音性の向上を図ることができるのである。
耳栓10では、弾性体110および120が、アクチュエーター130および支持体140に対して着脱自在となっている。このため、弾性体110および120を新品に取り替えることによって外耳道の衛生を保つことができる。
弾性体110および120が着脱自在であることは、次のような利点もある。
上述したように弾性体110および120は、ポリウレタンなどの多孔質の樹脂からなる。ポリウレタンの樹脂化の際に、発泡剤の選択により、気泡密度をある程度コントロールすることができる。一般には、気泡密度が高くなるにつれて、硬質となり、遮音性が高くなる。また、材質等によっても、遮音時の周波数特性が異なる、と考えられる。
そこで、気泡密度および材質が異なる弾性体110および120を、それぞれ複数個、予め用意しておき、環境音の大きさ、および、遮音したい音の周波数特性に応じて、それぞれ複数の弾性体110および120のなかから、1つずつ適切なものを組み合わせて用いることができる。
また、樹脂化の際に、着色剤により、弾性体110および120の色を選択することができる。このため、外側に露出する弾性体110の色を目立たせたり、弾性体110および120の色を異ならせたりすることができるので、ファッション性の向上も期待できる。
なお、耳栓10に、支持体140を設けると、弾性体120を外耳道に挿入しやすくなり、また、振動を効率良く骨に伝導することができるが、骨伝導音の知覚、および、遮音性の向上という観点からいえば、必ずしも必須ではない。このため、図3に示される第1の変形例のように、耳栓10として、支持体140を有しない構成としても良い。
一方、支持体140を有しない構成の場合、図4に示される第2の変形例のように、図1および図2と同様な穴124を設けて、当該穴124に、弾性体120よりも硬質の弾性体126を充填しても良い。これにより、弾性体126が突起体として機能することになる。
なお、弾性体120および126については、別体としても良いし、気泡密度を部分的に異ならせて一体形成しても良い。
また、耳栓10は、使用状態においては、アクチュエーター130のうち、外耳道とは反対側に位置する基体132が弾性体110により覆われるので、アクチュエーター130の振動に伴う音が外側に漏れるのを防止することができる。ただし、騒音下での使用を想定すると、第三者に対して音漏れを気遣う必要が乏しいので、弾性体110は無くても良い場合がある。
弾性体110および120は、別体ではなく、一体としても良い。一体とする場合、例えば、弾性体110に相当する部分が弾性体120に対して扉状に開閉し、開状態のとき、アクチュエーター130および支持体140を着脱する構成となる。また、一体とする場合のほかの例として、内部空洞の弾性体に対してスリットを設けて、当該スリットを介してアクチュエーター130および支持体140を着脱する構成としても良い。
また、一体とする場合には、上述したように、気泡密度を部分的に異ならせて形成しても良い。
図1から図4までを用いて説明した耳栓10には、音響信号が配線136を介してアクチュエーター130に供給される構成である。このため、ユーザーは、配線136を煩わしいと感じたり、活動範囲が配線136の長さの範囲に制限されたりする、という問題がある。そこで次に、このような問題を解消する第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係る耳栓の構成を示すブロック図である。
この図に示される耳栓10は、電池150と、外部から音響信号をワイヤレスで受信して、アクチュエーター130に供給するレシーバー160を有する構成となっている。電池150は、レシーバー160の電源である。電池150としては、ボタン型の乾電池でも良いが、充放電が繰り返し可能な小型の二次電池が好ましい。また、ワイヤレスの受信の例としては、無線または赤外線を用いたものが挙げられる。
第2実施形態によれば、配線136がないので、当該配線が存在することによる煩わしさ、および、活動範囲の制限から、ユーザーを解放することができる。また、配線が存在しないので、配線のこすれ音も発生しない。
上述した耳栓10では、ほぼ骨伝導のみによって音をユーザーに知覚させるので、気道音の知覚と比較して、音質の低下および音量の低下が免れない。そこで次に、音質の低下を抑えた第3実施形態について説明し、音質の低下を抑えた第3実施形態について説明し、音量の低下を抑えた第4実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態に係る耳栓の構成を示すブロック図である。
この図に示される耳栓10は、電池150と信号処理部170とを有する構成となっている。電池150は、信号処理部170の電源である。信号処理部170は、配線136を介して供給された音響信号にイコライジング処理を施してアクチュエーター130に供給する。ここでいうイコライジング処理とは、例えば、骨伝導によって生じる音質の劣化を補償する処理である。イコライジング処理が施された音響信号によって、アクチュエーター130は、骨伝導による劣化を見越して振動することになるので、第3実施形態では、音質の低下を抑えることができる。
図7は、第4実施形態に係るイヤーセット20の構成を示すブロック図である。
この図に示されるイヤーセット20は、耳栓10と、アクチュエーター138と、フック202とを有する。
フック202は、耳栓10とアクチュエーター138とを連結するとともに、使用状態においては、ユーザーの耳介に掛けられる。アクチュエーター138は、アクチュエーター130とは独立の別体であるが、同じ音響信号が分配されて供給される。また、アクチュエーター138は、耳栓10におけるアクチュエーター130と異なり、弾性体に覆われておらず、ほぼ露出している。
耳栓10の先端が、例えばユーザーの右耳に挿入されるとともに、フック202が右の耳介に掛けられると、アクチュエーター138が、ユーザーの耳介の後方で接触する。
このため、音響信号から振動への変換は、耳栓10におけるアクチュエーター130にアクチュエーター138が加わるので、アクチュエーター130のみの場合と比較して、骨伝導によって知覚される音量の増大が期待される。
第1乃至第3実施形態に係る耳栓10と、第4実施形態に係るイヤーセット20とについては、ユーザーにおける一方の耳だけに装着され、他方の耳には、アクチュエーター130を有しない耳栓、すなわち弾性体のみの耳栓が装着された状態で使用されて良い。このような状態で使用されても、骨伝導音の知覚、および、遮音性の向上との両立を図ることができるためである。
なお、他方の耳についても、次の第5実施形態のように、アクチュエーター130を有する耳栓が装着されて、両耳において骨伝導音の知覚、および、遮音性の向上との両立を図っても良い。
図8は、第5実施形態に係るイヤーセット22の構成を示す図である。
この図に示されるように、イヤーセット22は、左耳用の耳栓10Lと右耳用の耳栓10Rとをネックバンド212により接続した構成となっている。イヤーセット22において、耳栓10Lには、配線136Lを介して、ステレオにおける左チャネルの音響信号Linが供給され、耳栓10Rには、配線136Rを介して、右チャネルの音響信号Rinが供給される。
図9は、イヤーセット22の使用状態を示す図である。この図に示されるように、ユーザーWは、ネックバンド212を、ユーザーW自身の後方から、耳栓10Lおよび10Rが前方にくるようにして耳に引っ掛けるとともに、耳栓10Lの弾性体先端を左耳の外耳道に挿入し、耳栓10Rの弾性体先端を右耳の外耳道に挿入する。そして、ユーザーWは、例えば端末装置40を操作することによって、当端端末装置40から音響信号LinおよびRinを出力させる。
なお、イヤーセット22に供給される音響信号については、ステレオに限られず、モノラルであっても良いのはもちろんである。
このイヤーセット22によれば、骨伝導による音をステレオまたはモノラルで知覚させるとともに、遮音性を向上させることができる。
また、耳栓10Lおよび10Rを、ネックバンド212ではなく、ヘッドバンドで接続しても良い。さらに、イヤーセット22に、図5で説明したレシーバー160を設けても良いし、図6で説明した信号処理部170を設けても良い。さらに、イヤーセット22に、図7で説明した別のアクチェーター132を左耳および右耳の各々に、または両耳のうい一方に設けても良い。
本発明は、上述した各種の実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。なお、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
耳栓10またはイヤーセット20を装着したユーザーの音声を入力するマイクロフォンを設けても良い。なお、騒音下での使用が想定される場合、空気の振動を信号に変換するマイクロフォンでは、音声が周囲音に埋もれてしまう可能性がある。このため、耳栓10またはイヤーセット20に適用するマイクロフォンとしては、骨伝導マイクロフォンが好ましい。なお、ここでいう骨電動マイクロフォンとは、ユーザーが音声を発したときに、当該音声によって外耳道に伝達した振動を電気信号に変換して出力するマイクロフォンをいう。
アクチュエーター130に加えて、周辺環境を測定するセンサーを設けた構成としても良い。センサーの測定対象としては、温度、湿度、騒音レベル(音圧)、および気圧などが挙げられる。
耳栓10(10Lおよび10R)に防水機能を持たせても良い。
上述した実施形態や、応用・変形の態様からは、骨伝導音の知覚、および、遮音性の向上との両立を図る、という観点より、以下の発明が把握される。
まず、音響信号を振動に変換するアクチュエーターと、前記アクチュエーターに着脱自在であって、当該アクチュエーターに着装された状態で外耳道に挿入されるための多孔質の弾性体と、を含む耳栓が把握される。上記耳栓によれば、骨伝導による音の知覚を確保しながら、遮音性の向上を図ることができる。
上記耳栓において、前記弾性体は、使用状態で、前記アクチュエーターのうち、前記外耳道とは反対側の部分を覆う構成が把握される。上記構成によれば、アクチュエーターからの音漏れを抑えることができる。
上記耳栓において、前記アクチュエーターから前記外耳道に沿った方向に突出する柱状の突起体を含み、前記突起体は、前記弾性体よりも硬質であり、前記弾性体には、前記突起体が挿入される構成が把握される。上記構成によれば、弾性体を外耳道に挿入しやすくなるとともに、アクチュエーターによる振動を効率良く骨に伝達することができる。
上記耳栓において、音響信号をワイヤレスで受信し、受信した音響信号を前記アクチュエーターに供給するレシーバーを有する構成が把握される。上記構成によれば、当該耳栓を装着するユーザーの活動範囲が配線で狭められるという点が解消される。
上記耳栓において、音響信号に所定の信号処理を施して前記アクチュエーターに供給する信号処理部を有する構成が把握される。上記構成によれば、骨伝導による音質の低下を抑えることができる。
上記耳栓において、前記弾性体が挿入された外耳道の振動を音声信号に変換して出力するマイクロフォンを有する構成が把握される。上記構成によれば、当該耳栓を装着するユーザーの音声を、周囲音に埋もれることなく収音することができる。
次に、上記耳栓と、当該アクチュエーターとは異なる別のアクチュエーターであって、前記音響信号を振動に変換する別のアクチュエーターと、前記耳栓と前記別のアクチュエーターとを連結するフックと、を有するイヤーセットが把握される。上記イヤーセットによれば、耳栓におけるアクチュエーターの振動の不足分が、別のアクチュエーターによって補われるとともに、耳への装着性がフックにより向上する。
また、音響信号を振動に変換する第1のアクチュエーターと、前記第1のアクチュエーターに着脱自在であって、当該第1のアクチュエーターに着装された状態で左耳の外耳道に挿入されるための多孔質の第1の弾性体と、前記音響信号、または、前記音響信号とは異なる音響信号を振動に変換する第2のアクチュエーターと、前記第2のアクチュエーターに着脱自在であって、当該第2のアクチュエーターに着装された状態で右耳の外耳道に挿入されるための多孔質の第2の弾性体と、を含むイヤーセットが把握される。上記イヤーセットによれば、骨伝導による骨伝導による音をステレオまたはモノラルでユーザーに知覚させるとともに、遮音性を向上させることができる。
10…耳栓、20、22…イヤーセット、110…弾性体、112…穴、120…弾性体、122、124…穴、130…アクチュエーター、132…基体、134…振動体、140…支持体、160…レシーバー、170…信号処理部、202…フック、212…ネックバンド。

Claims (5)

  1. 音響信号を振動に変換するアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターに着脱自在であって、当該アクチュエーターに着装された状態で外耳道に挿入されるための多孔質の弾性体と、
    を含む耳栓。
  2. 前記弾性体は、前記アクチュエーターのうち、前記外耳道とは反対側の部分を覆う
    請求項1に記載の耳栓。
  3. 前記アクチュエーターから前記外耳道に沿った方向に突出する柱状の突起体を含み、
    前記突起体は、前記弾性体よりも硬質であり、
    前記弾性体には、前記突起体が挿入される
    請求項1に記載の耳栓。
  4. 音響信号をワイヤレスで受信し、受信した音響信号を前記アクチュエーターに供給するレシーバーを有する
    請求項1に記載の耳栓。
  5. 音響信号を振動に変換する第1のアクチュエーターと、
    前記第1のアクチュエーターに着脱自在であって、当該第1のアクチュエーターに着装された状態で左耳の外耳道に挿入されるための多孔質の第1の弾性体と、
    前記音響信号、または、前記音響信号とは異なる音響信号を振動に変換する第2のアクチュエーターと、
    前記第2のアクチュエーターに着脱自在であって、当該第2のアクチュエーターに着装された状態で右耳の外耳道に挿入されるための多孔質の第2の弾性体と、
    を含むイヤーセット。
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