JPWO2018034074A1 - 手技シミュレータ - Google Patents

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Abstract

手技シミュレータ(10)は、容器(62)内に設けられたゲル状の模擬皮下組織(64)と、模擬皮下組織(64)に埋設された模擬血管(20)と、模擬皮下組織(64)の表層部(64a)及び表層部(64a)と模擬血管(20)との間の少なくとも一方に設けられた繊維層(72)と、を備える。繊維層(72)は、模擬血管(20)と模擬皮膚(74)との間に設けられている。

Description

本発明は、模擬血管に医療機器を経皮的に穿刺する手技シミュレータに関する。
経皮的心肺補助法(PCPS:Percutaneous cardiopulmonary support)は、一般的に、遠心ポンプと人工肺とを用いた閉鎖回路の人工心肺装置により、大腿動脈及び大腿静脈経由で心肺補助を行うものである(例えば、特開2016−67383号公報参照)。このPCPSでは、大腿動脈及び大腿静脈にカニューレを穿刺する。
ところで、カニューレ等の医療機器を血管に経皮的に穿刺する手技を習得するために、ゲル状の模擬皮下組織に模擬血管を埋設した手技シミュレータが用いられることがある。しかしながら、このような手技シミュレータでは、ゲル状の模擬皮下組織を用いているため、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に、模擬皮下組織が破損するおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織の破損を抑制できる手技シミュレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る手技シミュレータは、容器と、前記容器内に設けられたゲル状の模擬皮下組織と、前記模擬皮下組織に埋設された模擬血管と、前記模擬皮下組織の表層部及び前記表層部と前記模擬血管との間の少なくとも一方に設けられた繊維層と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、模擬皮下組織のうち繊維層に接触する部位の強度を向上させることができるため、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織の破損を抑制できる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記模擬皮下組織の前記表層部を覆う模擬皮膚を備え、前記繊維層は、前記模擬血管と前記模擬皮膚との間に設けられていてもよい。
このような構成によれば、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の感覚を実際の手技に近似させることができる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記繊維層は、前記模擬皮下組織に埋設されていてもよい。
このような構成によれば、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に繊維層が模擬皮下組織に対してずれることを抑制できる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記繊維層内には、前記模擬皮下組織が含浸されていてもよい。
このような構成によれば、繊維層を模擬皮下組織に対して強固に結合させることができる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記繊維層は、吸液性を有する繊維で構成されていてもよい。
このような構成によれば、模擬皮下組織中の液体を繊維層の繊維に吸収させることにより、繊維層を模擬皮下組織に対して一層強固に結合させることができる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記模擬血管内には、模擬血液が流通し、前記繊維層は、前記模擬血管の外周面に設けられていてもよい。
このような構成によれば、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織及び模擬血管の間に模擬血液が漏出することを繊維層によって抑えることができる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記模擬血管は、人体の大腿動脈を模した模擬大腿動脈と、人体の大腿静脈を模した模擬大腿静脈と、を有していてもよい。
このような構成によれば、大腿動脈及び大腿静脈に医療機器を穿刺する手技を模擬体験することができる。
上記の手技シミュレータにおいて、模擬血液が流通する血液回路モデルを備え、前記血液回路モデルは、模擬心臓と、前記模擬大腿動脈及び前記模擬大腿静脈と、前記模擬心臓内の前記模擬血液を前記模擬大腿動脈に導く第1流路と、前記模擬大腿動脈内の前記模擬血液を前記模擬大腿静脈に導く第2流路と、前記模擬大腿静脈内の前記模擬血液を前記模擬心臓内に導く第3流路と、を有し、前記第1流路には、前記模擬心臓内の前記模擬血液を前記模擬大腿動脈に送るポンプが設けられていてもよい。
このような構成によれば、人体に対してPCPSを行っている時の血液循環を血液回路モデルで再現することができる。
上記の手技シミュレータにおいて、前記第1流路は、人体の大動脈を模した模擬大動脈を有し、前記第3流路は、人体の下大静脈を模した模擬下大静脈を有し、前記模擬大動脈及び前記模擬下大静脈のそれぞれは、可撓性及び透明性を有する材料によって構成されていてもよい。
このような構成によれば、血液回路モデルによりPCPSを行っている際に発生する様々なトラブル事象を再現するとともにその現象を視認することができる。
本発明によれば、模擬皮下組織のうち繊維層に接触する部位の強度を向上させることができるため、模擬血管に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織の破損を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る手技シミュレータの平面模式図である。 前記手技シミュレータを構成する穿刺モデルの平面図である。 前記穿刺モデルの斜視図である。 図4Aは図2のIVA−IVA線に沿った縦断面図であり、図4Bは図2のIVB−IVB線に沿った横断面図である。 図5Aは前記穿刺モデルの第1の製造説明図であり、図5Bは前記穿刺モデルの第2の製造説明図である。 図6Aは前記穿刺モデルの第3の製造説明図であり、図6Bは前記穿刺モデルの第4の製造説明図である。 図7Aは、模擬血管にプレダイレータを挿入している状態を示す断面説明図であり、図7Bは模擬血管にカニューレを挿入している状態を示す断面説明図である。 前記手技シミュレータを用いたPCPSの手技の説明図である。 図9Aは変形例に係る繊維層を有する穿刺モデルの縦断面図であり、図9Bは図9Aに示す穿刺モデルの横断面図である。
以下、本発明に係る手技シミュレータ10について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図4A、図4B、図7A、図7B、図9A及び図9Bでは、模擬血液12の図示を省略している。
本実施形態に係る手技シミュレータ10は、PCPSにおいて大腿動脈及び大腿静脈にカニューレを穿刺する手技のトレーニングとして利用される。
図1に示すように、手技シミュレータ10は、模擬血液12が流通する血液回路モデル14と、血液回路モデル14に設けられた穿刺モデル16とを備えている。模擬血液12は、人体の血液を模したものであって、例えば、水を赤色で着色したものを用いることができる。血液回路モデル14は、模擬心臓18、模擬血管20、第1流路22、第2流路24、第3流路26、第4流路28、貯留部30及び第5流路32を有している。
模擬心臓18は、人体の心臓を模したものである。模擬心臓18は、柔軟性及び透明性を有する樹脂材料によって構成されている。この種の樹脂材料としては、例えば、シリコーンゴム(シリコーンエラストマー)や熱硬化性のポリウレタンエラストマー等のエラストマー系材料、シリコーンハイドロゲルやPVAハイドロゲルやゼラチン等のゲル、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリメタクリル酸メチル等の熱可塑性樹脂を単独で、又は複数組み合わせたもの等が挙げられる。
模擬血管20は、穿刺モデル16の一部を構成し、人体の大腿動脈を模した模擬大腿動脈34と、人体の大腿静脈を模した模擬大腿静脈36とを含む。模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36は、一方向に延在した状態で並設されている。なお、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36の詳細については後述する。
第1流路22は、模擬心臓18内の模擬血液12を模擬大腿動脈34に導くものであって、模擬心臓18に連なる第1チューブ38と、第1チューブ38及び模擬大腿動脈34の一端部を連結する模擬大動脈40とを有する。第1チューブ38には、模擬心臓18の拍動を再現するためのポンプ42が設けられている。つまり、ポンプ42は、模擬心臓18内の模擬血液12を模擬大動脈40を介して模擬大腿動脈34に送る。第1チューブ38は、透明性を有する樹脂材料により構成されている。後述する第2チューブ44、第3チューブ50、第4チューブ52、第5チューブ54及び第6チューブ58のそれぞれについても同様である。
模擬大動脈40は、人体の大動脈を模したものであり、可撓性及び透明性を有する樹脂材料によって構成されている。このような樹脂材料としては、例えば、上述した模擬心臓18を構成する樹脂材料と同じものが挙げられる。模擬大動脈40は、人体の大動脈弓を模した模擬大動脈弓40aと、人体の腹大動脈を模した模擬腹大動脈40bを含む。
第2流路24は、模擬大腿動脈34内の模擬血液12を模擬大腿静脈36に導くためのものであって、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36の他端部同士を互いに連結する第2チューブ44を有する。第2チューブ44は、略Y字状に形成された二股のチューブである。なお、第2チューブ44のうち模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36とは反対側の端部には、閉塞部材46が設けられている。
第3流路26は、模擬大腿静脈36内の模擬血液12を模擬心臓18内に導くためのものであって、人体の下大静脈を模した模擬下大静脈48を有する。また、模擬下大静脈48は、可撓性及び透明性を有する樹脂材料によって構成されている。このような樹脂材料としては、例えば、上述した模擬心臓18を構成する樹脂材料と同じものが挙げられる。
第4流路28は、模擬腹大動脈40bと貯留部30とを連結する第3チューブ50と、模擬大動脈弓40a及び第3チューブ50を連結する第4チューブ52と、模擬下大静脈48及び第4チューブ52を連結する第5チューブ54とを有する。第3チューブ50のうち第4チューブ52との連結部よりも下流側には、模擬血液12の流通を遮断するための鉗子56が設けられる。
貯留部30内には、模擬血液12が貯留されている。第5流路32は、貯留部30内の模擬血液12を模擬下大静脈48に導く第6チューブ58を有する。第6チューブ58には、模擬血液12の流通を遮断するための鉗子60が設けられる。
図2〜図4Bに示すように、穿刺モデル16は、容器62、模擬皮下組織64、模擬骨部66、模擬大腿動脈34、模擬大腿静脈36、繊維層72及び模擬皮膚74を有する。容器62は、片側が開口した略直方体形状の箱型の容器であって、ポリプロピレン等の樹脂材料により構成されている。容器62の外側面には、模擬皮膚74を固定するための複数の第1係止部76が設けられている(図4A〜図5A参照)。
模擬皮下組織64は、人体の大腿部を模したゲル状部材であって、容器62内に充填されている。模擬皮下組織64は、例えば、水、アクリルアミド、酸化アルミニウム等の混合液に硬化剤を入れてブロック状にしたものである。このように構成された模擬皮下組織64は、人体の大腿部のように軟組織の感触を得ることができる。また、模擬皮下組織64は、酸化アルミニウムを含んでいるため、超音波検査装置を用いてエコー画像を画面に表示させることができる。
模擬骨部66は、模擬皮下組織64に埋設されており、人体の上前腸骨棘を模した模擬上前腸骨棘66aと、人体の恥骨結節を模した模擬恥骨結節66bとを有する(図2参照)。模擬上前腸骨棘66a及び模擬恥骨結節66bは、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36の位置を特定する際の目印(ランドマーク)となるものである。このような模擬骨部66は、例えば、エポキシ樹脂等によって人体データに基づいて3Dプリンターを用いて製造することができる。
模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36は、互いに隣接した状態で容器62の長手方向に沿って延在している。模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36は、模擬皮下組織64に埋設された状態で容器62の長手方向の両側部を貫通している。模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36は、模擬骨部66よりも上方(容器62の底面とは反対に位置する模擬皮膚74側)に位置している(図4A及び図4B参照)。模擬大腿動脈34は、模擬皮膚74の外表面から約150mmの深さに位置している。ただし、模擬大腿動脈34の模擬皮膚74の外表面からの深さは、任意に変更可能である。
模擬大腿動脈34は、模擬大腿静脈36よりも上方且つ模擬上前腸骨棘66aが位置する側に位置している。模擬大腿動脈34の内径は模擬大腿静脈36の内径よりも小さく設定されている。具体的には、模擬大腿動脈34の内径は、6mm〜8mmの範囲が好ましく、7mmがより好ましい。模擬大腿静脈36の内径は、9mm〜11mmの範囲が好ましく、10mmがより好ましい。この場合、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を心停止した状態の患者の大腿動脈及び大腿静脈に近似させることができる。
模擬大腿動脈34の長さは、模擬大腿静脈36の長さよりも短い。具体的には、模擬大腿動脈34の長さは、70mm〜90mmの範囲が好ましく、80mmがより好ましい。模擬大腿静脈36の長さは、110mm〜130mmの範囲が好ましく、120mmがより好ましい。この場合、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を効果的に脈動(拍動)させることができる。
模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36は、例えば、シリコンゴム、ポリビニルアルコール、天然ゴム等の樹脂材料により構成されている。模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を構成する樹脂材料は、JIS K 6253規格に基づいてタイプAで測定したデュロメータ硬さが30A〜40Aの範囲のものが好ましく、35Aのものがより好ましい。この場合、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を好適に脈動させることができるとともにガイドワイヤ、プレダイレータ、ダイレータ及びカニューレ等の医療機器(以下、単に医療機器と称する。)を穿刺した際の感覚を人体の大腿動脈及び大腿静脈に穿刺した感覚に近似させることができる。
繊維層72は、模擬皮下組織64における模擬血管20の上方に埋設された中間繊維部73を有している。すなわち、中間繊維部73は、模擬皮下組織64の表層部64a及び模擬血管20の間に設けられている。
中間繊維部73は、例えば、ポリエステル繊維等の吸液性(吸水性)を有する繊維によって構成された不織布である。中間繊維部73は、その内部に模擬皮下組織64が含浸(充填)されることによって模擬皮下組織64に対して強固に結合している。中間繊維部73は、吸液性を有しない繊維で構成されていてもよいし、不織布ではなく織布であってもよい。
模擬皮膚74は、例えば、シリコンゴムで構成されたシート部材である。模擬皮膚74は、JIS K 6252規格に基づいた測定で30kN/m以上の引裂強度を有するのが好ましい。この場合、医療機器の穿刺又は抜去時に模擬皮膚74が引き裂かれることを抑えることができる。
模擬皮膚74の裏面には、容器62に設けられた第1係止部76に係止可能な複数の第2係止部78が設けられている。第1係止部76及び第2係止部78は、例えば、面ファスナーとして構成されている。模擬皮膚74は、所定のテンションが付与された状態で模擬皮下組織64の外表面に接触(密着)している。模擬皮膚74は、リアリティを持たせるために、人体の皮膚の色に対応した色に着色されているのが好ましい。模擬皮膚74の構成材料は、シリコンゴムに限定されず任意に変更可能である。
次に、穿刺モデル16の製造方法について説明する。
まず、図5Aに示すように、容器62内に模擬骨部66を配設し、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を容器62の長手方向の両側壁を貫通するように配設する。その後、図5Bに示すように、皮下組織成形材料80に硬化剤を混合し、硬化する前の皮下組織成形材料80を容器62内に所定量(例えば、容器62内の容量の8割程度の量)だけ注入する。これにより、模擬骨部66、模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36が、皮下組織成形材料80によって完全に隠されるとともに、容器62における皮下組織成形材料80よりも上方に所定の空間が形成される。
続いて、繊維層72を容器62内の皮下組織成形材料80の上の空間に配置する(図6A参照)。次いで、前記空間を満たすように硬化する前の皮下組織成形材料80を容器62内にさらに注入する。そして、皮下組織成形材料80が繊維層72内に入り込み、容器62内の皮下組織成形材料80が硬化することにより模擬皮下組織64が形成される。このとき、繊維層72は、皮下組織成形材料80中の水分を吸収するため、模擬皮下組織64に対して強固に結合する。
その後、図6Bに示すように、模擬皮下組織64の上方から模擬皮膚74を被せ、模擬皮膚74にテンションを付与した状態で模擬皮膚74の第2係止部78を容器62の第1係止部76に係止する。これにより、穿刺モデル16が製造されるに至る。
次に、上記のように構成された手技シミュレータ10を用いたPCPSの手技の手順について説明する。
まず、図8に示すように、PCPSの手技に用いられるポンプシステム100のセットアップを行う。ポンプシステム100は、脱血チューブ102、遠心ポンプ104、駆動モータ106、人工肺108、送血チューブ110及びコントローラ112を備えている。
脱血チューブ102は、脱血用のカニューレ130から導かれた模擬血液12を遠心ポンプ104に導くものである。遠心ポンプ104は、脱血チューブ102から導かれた模擬血液12を人工肺108に導く。駆動モータ106は、遠心ポンプ104を駆動させるためのモータである。人工肺108は、膜型人口肺であって、遠心ポンプ104から導かれた模擬血液12のガス交換(模擬血液12中の二酸化炭素を排除し酸素を取り込むこと)を行う。送血チューブ110は、ガス交換が行われて酸素化された模擬血液12を送血用のカニューレ128に導くものである。コントローラ112は、駆動モータ106を駆動制御する。
次に、鉗子56によって第3チューブ50の模擬血液12の流通を遮断するとともに鉗子60によって第6チューブ58の模擬血液12の流通を遮断した状態でポンプ42を駆動させる。そうすると、模擬心臓18内の模擬血液12は、第1チューブ38、模擬大動脈40、模擬大腿動脈34、第2チューブ44、模擬大腿静脈36、模擬下大静脈48を介して模擬心臓18に循環する。このように、ポンプ42を駆動させると模擬血液12が血液回路モデル14内を循環するため、模擬血管20が模擬血液12によって脈動する。なお、後述するカニュレーションによって模擬血管20から模擬血液12が漏出した場合には、例えば、鉗子60を操作して貯留部30内の模擬血液12を第6チューブ58を介して模擬心臓18内に供給する。
また、ユーザは、例えば、模擬大腿動脈34に送血用のカニューレ128を挿入する(模擬大腿動脈34に対するカニュレーションを行う)。具体的には、ユーザは、模擬皮膚74を手指で触ることにより模擬上前腸骨棘66a及び模擬恥骨結節66bの位置から穿刺部位を確認し、模擬皮膚74を切皮メスで小切開する。次いで、セルジンガー法によってガイドワイヤ120(図7A参照)を模擬大腿動脈34内に経皮的に挿入する。
その後、図7Aに示すように、ガイドワイヤ120を通して模擬大腿動脈34内にプレダイレータ122を挿入する。この際、ユーザの手技の習熟度によっては、超音波検査装置124のエコー画像を用いて模擬大腿動脈34とプレダイレータ122との位置関係を確認しながら行う。続いて、プレダイレータ122を抜去し、図7Bに示すように、ダイレータ126を挿入した送血用のカニューレ128をガイドワイヤ120に沿って模擬大腿動脈34内に挿入する。この際、ユーザの手技の習熟度によっては、超音波検査装置124のエコー画像を用いて模擬大腿動脈34とダイレータ126との位置関係を確認しながら行う。その後、図8に示すように、送血用のカニューレ128の先端を模擬腹大動脈40bの所定位置に留置し、ガイドワイヤ120及びダイレータ126を抜去する。
また、ユーザは、模擬大腿静脈36に脱血用のカニューレ130を挿入する(模擬大腿静脈36に対するカニュレーションを行う)。なお、模擬大腿静脈36に対する脱血用のカニューレ130の穿刺手順は、模擬大腿動脈34に対する送血用のカニューレ128の穿刺手順と同様であるため、その詳細な説明は省略する。脱血用のカニューレ130の先端は、模擬下大静脈48の所定位置に留置する。
その後、送血用のカニューレ128のハブ128aに送血チューブ110を接続するとともに脱血用のカニューレ130のハブ130aに脱血チューブ102を接続し、コントローラ112を操作することによって、遠心ポンプ104を駆動させる。なお、この際、人工肺108に酸素を供給する。これにより、模擬下大静脈48から脱血用のカニューレ130に導かれた模擬血液12は、脱血チューブ102を介して遠心ポンプ104に導かれる。そして、遠心ポンプ104から導出された模擬血液12は、人工肺108においてガス交換が行われた後、送血チューブ110及び送血用のカニューレ128を介して模擬腹大動脈40bに導かれる。
この際、鉗子56、60を操作して、血液回路モデル14内の模擬血液12が適当な量になるように調整する。PCPSを終了する場合には、遠心ポンプ104の駆動を停止し、人工肺108への酸素の供給を停止する。また、送血用のカニューレ128を模擬大腿動脈34から抜去し、脱血用のカニューレ130を模擬大腿静脈36から抜去する。
本実施形態では、模擬皮下組織64の表層部64aと模擬血管20との間に中間繊維部73を設けているため、模擬皮下組織64のうち中間繊維部73に接触する部位の強度を向上させることができる。これにより、模擬血管20に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織64の破損を抑制できる。
また、模擬血管20に対する医療機器の穿刺及び抜去の際、模擬皮下組織64の一部が医療機器に付着することがある。しかしながら、本実施形態では、模擬皮下組織64のうち医療機器に付着した付着組織を中間繊維部73によって剥離することができるため、模擬血管20に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に模擬皮下組織64の破損を効果的に抑制できる。
本実施形態の穿刺モデル16は、模擬皮下組織64の表層部64aを覆う模擬皮膚74を備えているため、模擬血管20に対する医療機器の穿刺及び抜去の感覚を実際の手技に近似させることができる。
また、中間繊維部73は模擬皮下組織64に埋設されているため、模擬血管20に対する医療機器の穿刺及び抜去の際に中間繊維部73が模擬皮下組織64に対してずれることを抑制できる。
さらに、中間繊維部73内には模擬皮下組織64が含浸されているため、中間繊維部73を模擬皮下組織64に対して強固に結合させることができる。さらにまた、中間繊維部73は吸液性を有する繊維で構成されているため、模擬皮下組織64中の液体を中間繊維部73の繊維に吸収させることができる。よって、中間繊維部73を模擬皮下組織64に対して一層強固に結合させることができるとともに、模擬皮膚74の上に、模擬血液12が漏出することを防ぐことができる。
本実施形態では、模擬血管20が模擬大腿動脈34及び模擬大腿静脈36を有しているため、人体の大腿動脈及び大腿静脈に医療機器を穿刺する手技を模擬体験することができる。
本実施形態において、血液回路モデル14は、模擬心臓18、第1流路22、模擬大腿動脈34、第2流路24、模擬大腿静脈36、第3流路26を有し、第1流路22には、模擬心臓18内の模擬血液12を模擬大腿動脈34に送るポンプ42が設けられている。また、第1流路22の模擬大動脈40及び第3流路26の模擬下大静脈48が透明性を有する樹脂材料で構成されている。これにより、人体に対してPCPSを行っている時の血液の流れを血液回路モデル14で再現するとともにその血液回路モデル14内の模擬血液12の流れを容易に視認することができる。これにより、血液回路モデル14内の模擬血液12の流れを視認しながら人体にPCPSを行っている際の血液循環(PCPSの原理)を学ぶことができる。
ところで、人体にPCPSを行っている際に、心臓に自己拍動がある場合、自己拍動によって大動脈に送られた血液と送血用のカニューレから大動脈に送られた酸素化された血液とが衝突する。この場合、酸素濃度の低い血液が脳に循環している可能性がある。このような症状は、通常、左右の橈骨動脈の採血データの差が目安になることが知られている。
本実施形態では、ポンプ42から模擬大動脈40に送られた模擬血液12と、送血用のカニューレ128から模擬大動脈40に送られた酸素化された血液に見立てた模擬血液とを衝突させることができる。これにより、自己拍動によって大動脈に送られた血液と、送血用のカニューレから大動脈に送られた酸素化された血液との衝突を血液回路モデル14で再現するとともにその様子を視認することができる。よって、人体にPCPSを行っている際に左右の橈骨動脈の採血データに差が生じる原理等を手技シミュレータ10により学ぶことができる。
また、人体にPCPSを行っている際に中心静脈カテーテルの先端が脱血用のカニューレの先端の近傍に位置する場合、脱血用のカニューレの作用によって下大静脈内が陰圧になるため、薬物投与用の中心静脈カテーテルが挿入されている患者の中心静脈カテーテルのコックを開くと、血管内に気泡が浸入することがある。
本実施形態では、模擬下大静脈48に中心静脈カテーテルを挿入し、その先端を脱血用のカニューレ130の先端付近に位置させることができる。また、模擬下大静脈48が可撓性を有しているため、PCPSを行っている際に模擬下大静脈48に陰圧を作用させることができる。これにより、PCPSを行っている際に中心静脈カテーテルから模擬下大静脈48に気泡が浸入する現象を血液回路モデル14で再現するとともにその様子を視認することができる。よって、人体にPCPSを行っている際に中心静脈カテーテルから血管内に気泡が浸入する原理等を手技シミュレータ10により学ぶことができる。
さらに、人体にPCPSを行っている際に下大静脈が陰圧になることによって、脱血用のカニューレに下大静脈が張り付き、カニューレによる脱血量が減少する脱血不良が生じることがある。
本実施形態では、PCPSを行っている際に模擬下大静脈48を陰圧にし、模擬下大静脈48を脱血用のカニューレ130に張り付かせることができる。これにより、PCPSを行っている際に下大静脈が脱血用のカニューレに張り付く現象を血液回路モデル14で再現するとともにその様子を視認することができる。よって、人体にPCPSを行っている際の脱血不良の原理等を手技シミュレータ10により学ぶことができる。
このように、本実施形態では、模擬大動脈40及び模擬下大静脈48のそれぞれが可撓性及び透明性を有する材料により構成されているため、血液回路モデル14によりPCPSを行っている際の様々なトラブル事象を再現するとともにその現象を視認するこができる。これにより、人体にPCPSを行っている際に発生する様々なトラブル事象を手技シミュレータ10により学ぶことができる。
本実施形態は、上述した構成に限定されない。穿刺モデル16は、繊維層72に代えて図9A及び図9Bに示す繊維層140を有していてもよい。図9A及び図9Bに示すように、繊維層140は、第1外周繊維部142、第2外周繊維部144、中間繊維部73及び表面繊維部148を有している。
第1外周繊維部142は、模擬大腿動脈34のうち模擬皮下組織64に埋設されている部分の外周面の全体を被覆するように設けられている。第1外周繊維部142は、例えば、ポリエステル繊維等の吸液性(吸水性)を有する繊維によって構成されており、その内部に模擬皮下組織64が充填されることによって模擬皮下組織64に対して強固に結合している。ただし、第1外周繊維部142は、吸液性を有しない繊維によって構成されていてもよい。第1外周繊維部142は、例えば、前記繊維で構成された不織布又は織布を模擬大腿動脈34の外周面に巻き付けて接着剤で接着することにより形成されている。
第2外周繊維部144は、模擬大腿静脈36のうち模擬皮下組織64に埋設されている部分の外周面の全体を被覆するように設けられている。第2外周繊維部144は、第1外周繊維部142と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
表面繊維部148は、模擬皮下組織64における外表面に配設されている。表面繊維部148は、例えば、ポリエステル繊維によって構成された不織布である。ただし、表面繊維部148は、ポリエステル繊維以外の繊維で構成されていてもよいし、不織布ではなく織布であってもよい。
このような構成によれば、模擬大腿動脈34の外周面に第1外周繊維部142を設けているため、模擬皮下組織64及び模擬大腿動脈34の間に模擬血液12が漏出することを抑えることができる。また、模擬皮下組織64のうち第1外周繊維部142に接触する部位の強度を向上させることができる。さらに、模擬大腿動脈34に対する医療機器の穿刺の際に、医療機器の付着組織を第1外周繊維部142によって剥離することができる。
さらにまた、模擬大腿静脈36の外周面に第2外周繊維部144を設けているため、模擬皮下組織64及び模擬大腿静脈36の間に模擬血液12が漏出することを抑えることができる。また、模擬皮下組織64のうち第2外周繊維部144に接触する部位の強度を向上させることができる。さらに、模擬大腿静脈36に対する医療機器の穿刺の際に、医療機器の付着組織を第2外周繊維部144によって剥離することができる。
さらにまた、模擬皮下組織64の表層部64aに表面繊維部148を設けているため、模擬皮下組織64のうち表面繊維部148に接触している部位の強度を向上させることができる。また、模擬血管20に対する医療機器の抜去の際に、医療機器の付着組織を表面繊維部148によって剥離することができる。
繊維層140は、上述した構成に限定されない。繊維層140は、第1外周繊維部142、第2外周繊維部144、中間繊維部73及び表面繊維部148の少なくともいずれか1つが省略されていてもよい。
すなわち、例えば、繊維層140は、第1外周繊維部142及び第2外周繊維部144の少なくともいずれかを有し、中間繊維部73及び表面繊維部148が省略されていてもよい。また、例えば、繊維層140は、第1外周繊維部142及び第2外周繊維部144の少なくともいずれか並びに中間繊維部73を有し、表面繊維部148が省略されていてもよい。
さらに、例えば、繊維層140は、第1外周繊維部142及び第2外周繊維部144の少なくともいずれか並びに表面繊維部148を有し、中間繊維部73が省略されていてもよい。さらにまた、例えば、繊維層140は、表面繊維部148を有し、第1外周繊維部142及び第2外周繊維部144の少なくともいずれか並びに中間繊維部73が省略されていてもよい。
また、例えば、繊維層140は、表面繊維部148及び中間繊維部73を有し、第1外周繊維部142及び第2外周繊維部144の少なくともいずれかが省略されていてもよい。
本発明に係る手技シミュレータは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (9)

  1. 容器(62)と、
    前記容器(62)内に設けられたゲル状の模擬皮下組織(64)と、
    前記模擬皮下組織(64)に埋設された模擬血管(20)と、
    前記模擬皮下組織(64)の表層部(64a)及び前記表層部(64a)と前記模擬血管(20)との間の少なくとも一方に設けられた繊維層(72、140)と、を備える、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  2. 請求項1記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記模擬皮下組織(64)の前記表層部(64a)を覆う模擬皮膚(74)を備え、
    前記繊維層(72、140)は、前記模擬血管(20)と前記模擬皮膚(74)との間に設けられている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  3. 請求項2記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記繊維層(72、140)は、前記模擬皮下組織(64)に埋設されている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  4. 請求項3記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記繊維層(72、140)内には、前記模擬皮下組織(64)が含浸されている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  5. 請求項4記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記繊維層(72、140)は、吸液性を有する繊維で構成されている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記模擬血管(20)内には、模擬血液(12)が流通し、
    前記繊維層(140)は、前記模擬血管(20)の外周面に設けられている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記模擬血管(20)は、
    人体の大腿動脈を模した模擬大腿動脈(34)と、
    人体の大腿静脈を模した模擬大腿静脈(36)と、を有する、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  8. 請求項7記載の手技シミュレータ(10)において、
    模擬血液(12)が流通する血液回路モデル(14)を備え、
    前記血液回路モデル(14)は、
    模擬心臓(18)と、
    前記模擬大腿動脈(34)及び前記模擬大腿静脈(36)と、
    前記模擬心臓(18)内の前記模擬血液(12)を前記模擬大腿動脈(34)に導く第1流路(22)と、
    前記模擬大腿動脈(34)内の前記模擬血液(12)を前記模擬大腿静脈(36)に導く第2流路(24)と、
    前記模擬大腿静脈(36)内の前記模擬血液(12)を前記模擬心臓(18)内に導く第3流路(26)と、を有し、
    前記第1流路(22)には、前記模擬心臓(18)内の前記模擬血液(12)を前記模擬大腿動脈(34)に送るポンプ(42)が設けられている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
  9. 請求項8記載の手技シミュレータ(10)において、
    前記第1流路(22)は、人体の大動脈を模した模擬大動脈(40)を有し、
    前記第3流路(26)は、人体の下大静脈を模した模擬下大静脈(48)を有し、
    前記模擬大動脈(40)及び前記模擬下大静脈(48)のそれぞれは、可撓性及び透明性を有する材料によって構成されている、
    ことを特徴とする手技シミュレータ(10)。
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