JP7370030B2 - 模擬皮膚装置、模擬皮膚装置の使用方法、縫合評価方法および制御装置 - Google Patents
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Description
模擬皮と、前記模擬皮の一方の側に設けられた液体収容部とを含み、
前記液体収容部に液体を収容した状態で、前記液体収容部がある側とは反対側から前記模擬皮を切開したときに、前記液体が漏出され得るものである。
模擬皮と、前記模擬皮の一方の側に設けられた液体収容部とを含み、
前記模擬皮は、開口部を含み、
前記液体収容部に液体を収容した際に、前記模擬皮の開口部から前記液体が漏出され得るものである。
請求項7に記載の模擬皮膚装置の前記液圧センサから液圧を取得し、前記液圧センサの液圧に基づき皮膚の縫合のレベルを評価する評価部と、
前記評価部の評価結果を報知する報知部とを含む。
模擬皮膚装置10は、図1に示すように、模擬皮12と、模擬皮12の一方の側に設けられた液体収容部30とを含む。
1)正しく縫合閉鎖された場合には出血が止まる、もしくは出血量が減少する
2)縫合がゆるい場合きつい場合のいずれも切創部分に隙間が生じ、血液がもれる
3)カッター、はさみ等で適当な形に切れる
このような素材としては、たとえば、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、天然ゴム、水溶性ゲルなどからなることができる。
模擬皮膚装置10の使用方法は、模擬皮膚装置10の模擬皮12を切る工程と、切られた模擬皮12を縫合する工程とを含む。切開するのは、模擬皮膚装置10の態様にも異なるが、模擬皮下組織14がある場合には模擬皮下組織14まで、模擬皮下組織14および模擬血管20がある場合には模擬皮下組織14および模擬血管20まで切開することができる。筋膜や筋層がさらにある場合には、筋膜まで、または筋層まで切開することができる。模擬皮12は、表皮側(液体収容部30または模擬皮下組織14の反対側)から切る。
(1)出血態様1
皮膚などからのにじみ出でるような出血(圧迫で止血→適切な縫合処置が必し要)。
(2)出血態様2
図2に示すような、出血している模擬血管20に対する結紫による止血が必要な状況
(3)出血態様3
筋膜の縫合が必要な状況
模擬皮12としては、創がなく、健常な皮膚を再現し、使用者がトレーニング内容に応じて処置する創の形を自作することがでできる。具体的には、ハサミやメスなどで切創を作ることができる。
実施の形態に係る評価方法は、模擬皮膚装置10を用いた処置訓練の評価方法であり、模擬皮12が切り込まれて液体が漏出してから、模擬皮12が縫合されるまでの間に漏れだした液体量に基づき、縫合のレベルを評価するものである。第1の管路22に第1の液圧センサS1を設けた場合には、第1の液圧センサS1の液圧に基づき皮膚の縫合のレベルを評価することができる。
(a)本実施の形態によれば、出血を伴う機能(出血モデル)を有する皮膚縫合シミュレータを実現することができる。皮膚を切開すると、ゆっくりと出血がはじまり(血が滲み出し)、その心理的ストレスのなかで的確に止血が必要であれば止血し、的確に皮膚を縫合閉鎖するための訓練を行うことができる。このように従来型シミュレータにない実践に近い手技の練習が可能である。
本出願時点で最新版の「医学教育モデル・コア・カリキュラム」にて、「G 臨床実習/G-3・3)外科手技」として基本的な縫合と抜糸ができることが医学生の卒業時に求められている。
模擬皮膚装置10は、図24に示すように、液体収容部30において、液体を注入する注入部30aを設け、排出部を設けない態様であってもよい。
エア圧で液体収容部30内の液体に常時圧をかけておき、液体収容部30内の圧が抜けて(切創ができた時に)来たらコンプレッサで液体を液体収容部30に供給し、液体収容部30内の液体圧を戻してもよい。
縫合針を刺す際、皮膚を抑える為、模擬血液を拭いながら切創部分の確認をしている例である。
12 模擬皮
14 模擬皮下組織
16 模擬筋膜
18 模擬筋層
20 模擬血管
22 第1の管路
24 第2の管路
30 液体収容部
30a 注入部
30b 排出部
40 制御装置
40a 評価部
42 報知装置
S1 第1の液圧センサ
S2 第2の液圧センサ
P1 第1のポンプ
P2 第2のポンプ
P3 第3のポンプ
P4 第4のポンプ
42a 第1のコネクタ
42b 第2のコネクタ
50 コンプレッサ
52 液供給装置
54 液体貯留部
60 液体貯留タンク
Claims (16)
- 模擬皮と、前記模擬皮の一方の側に設けられた液体収容部とを含む模擬皮膚装置であり、
前記模擬皮膚装置は、前記液体収容部に液体を収容した状態で、前記液体収容部がある側とは反対側から前記模擬皮を切開したときに、前記液体が漏出され得るものであり、
前記液体収容部内に模擬皮下組織が設けられ、
前記模擬皮下組織は、前記模擬皮の側方に設けられ、かつ、液体が浸透可能なものである模擬皮膚装置。 - 模擬皮と、前記模擬皮の一方の側に設けられた液体収容部とを含み、
前記模擬皮は、開口部を含み、
前記液体収容部に液体を収容した際に、前記模擬皮の開口部から前記液体が漏出され得る模擬皮膚装置。 - 請求項2において、
前記液体収容部内に模擬皮下組織が設けられ、
前記模擬皮下組織は、前記模擬皮の側方に設けられ、かつ、液体が浸透可能なものである模擬皮膚装置。 - 請求項1または3において、
前記液体収容部内に模擬筋膜が設けられ、
前記模擬筋膜は、前記模擬皮が設けられている側と反対側の模擬皮下組織の側方に設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項4において、
前記液体収容部内に模擬筋層が設けられ、
前記模擬筋層は、前記模擬皮下組織が設けられている側と反対側の前記模擬筋膜の側方に設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項1、3、4または5において、
前記液体収容部内の前記模擬皮下組織に液体を注入するための注入部を含む模擬皮膚装置。 - 請求項6において、
前記注入部に接続される、液体を供給するための管路が設けられ、
前記管路内の液体の圧力を測定するための液圧センサが設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項6または7において、
前記注入部に接続される、液体を供給するための管路が設けられ、
前記管路において、前記液体収容部に対して液を供給する量を調整するためのポンプが設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項6~8のいずれかにおいて、
前記注入部に接続される、液体を供給するための管路が設けられ、
前記管路において、ポンプに接続され得るコネクタ部が設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項1、3、4、5、6、7、8または9において、
前記模擬皮下組織内に模擬血管が設けられている模擬皮膚装置。 - 請求項1~10のいずれかにおいて、
前記模擬皮膚装置は、縫合処置訓練用ものものである模擬皮膚装置。 - 請求項1~11のいずれかに記載の模擬皮膚装置の模擬皮を切る工程と、
切られた模擬皮を縫合する工程とを含む模擬皮膚装置の使用方法。 - 請求項1に記載の模擬皮膚装置を用いた処置訓練の評価方法であり、
前記模擬皮が切り込まれて液体が漏出してから、前記模擬皮が縫合されるまでの間に漏れだした液体量に基づき、縫合のレベルを評価する縫合評価方法。 - 請求項7に記載の模擬皮膚装置を用いた処置訓練の評価方法であり、
前記液圧センサの液圧に基づき皮膚の縫合のレベルを評価する縫合評価方法。 - 請求項14において、
前記模擬皮膚装置は、前記模擬皮下組織内に設けられた模擬血管を含み、
前記液圧センサの液圧に基づき模擬血管が縛られているかどうかを評価する縫合評価方法。 - 請求項7に記載の模擬皮膚装置の前記液圧センサから液圧を取得し、前記液圧センサの液圧に基づき皮膚の縫合のレベルを評価する評価部と、
前記評価部の評価結果を報知する報知部とを含む制御装置。
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