JPWO2018025368A1 - 給油式空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率を高めることができる給油式空気圧縮機を提供する。給油式空気圧縮機は、圧縮機本体2の吸気温度Tsを検出する吸気温度センサ11と、圧縮機本体2の圧縮室への給油温度Toilを検出する給油温度センサ12と、給油温度と吸気温度との差(Toil−Ts)を演算し、この温度差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲となるように、オイルクーラ8の冷却力を可変制御する制御装置10とを備える。

Description

本発明は、圧縮室に油を注入しつつ空気を圧縮する給油式空気圧縮機に関する。
給油式空気圧縮機は、圧縮機本体、油分離器、及び給油系統を備える。圧縮機本体は、空気の圧縮熱の冷却、ロータの潤滑、及び圧縮室のシールなどを目的として圧縮室に油を注入しつつ、空気を圧縮する。油分離器は、圧縮機本体から吐出された圧縮空気から油を分離する。給油系統は、油分離器で分離された油を圧縮機本体の圧縮室へ供給しており、油を冷却するオイルクーラを有する。
このような給油式空気圧縮機において、オイルクーラへ冷却風を供給する冷却ファンと、冷却ファンの回転数を可変制御する制御装置と、圧縮機本体と油分離器の間に設けられた吐出温度センサとを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。制御装置は、吐出温度センサで検出された吐出温度が予め設定された所定値(詳細には、凝縮水が発生する限界値より高い値)となるように、冷却ファンの回転数を可変制御して、圧縮機本体の圧縮室への給油温度を制御する。これにより、圧縮空気の温度が低下して凝縮水が発生するのを防止するようになっている。
特開2009−85045号公報
ところで、例えば昼夜や季節の変化に伴い、外気温度が変動して、圧縮機本体の吸気温度が変動する。上記従来技術では、圧縮機本体の吐出温度が目標値となるように圧縮室への給油温度を制御することから、吸気温度が高くなれば給油温度を下げる一方、吸気温度が低くなれば給油温度を上げる。そのため、給油温度と吸気温度の差が著しく変動する。したがって、圧縮効率が変動し、条件によっては圧縮効率が低下する。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率を高めることを課題の一つとする。
上記課題を解決するために、請求の範囲に記載の構成を適用する。本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、圧縮室に油を注入しつつ空気を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気から油を分離する油分離器と、前記油分離器で分離された油を前記圧縮機本体の圧縮室へ供給する給油系統と、前記給油系統に設けられて油を冷却するオイルクーラと、を備えた給油式空気圧縮機において、前記圧縮機本体の吸気温度を検出する吸気温度センサと、前記圧縮機本体の圧縮室への給油温度を検出する給油温度センサと、前記給油温度センサで検出された給油温度と前記吸気温度センサで検出された吸気温度との差を演算し、この温度差が予め設定された目標範囲又は目標値となるように、前記オイルクーラの冷却力を可変制御する制御装置と、を備える。
本発明によれば、吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率を高めることができる。
なお、上記以外の課題、構成及び効果は、以下の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。 本発明の第1の実施形態における制御装置の制御内容を表すフローチャートである。 給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と体積効率ηvの関係を表す図である。 給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と油の動粘度の関係を表す図である。 給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と全断熱効率ηadの関係を表す図である。 本発明の一変形例における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。 本発明の第2の実施形態における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。 本発明の第2の実施形態における制御装置の制御内容を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。 本発明の第3の実施形態における制御装置の処理手順を表すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。
本実施形態の給油式空気圧縮機は、モータ1(電動機)と、モータ1によって駆動する圧縮機本体2と、圧縮機本体2の吸入側に接続された吸入系統3と、圧縮機本体2の吐出側に吐出系統4を介し接続された油分離器5とを備える。
圧縮機本体2は、詳細を図示しないものの、互いに噛み合う雌雄一対のスクリューロータと、それらを収納するケーシングとを有しており、スクリューロータの歯溝に圧縮室が形成される。モータ1によってスクリューロータが回転すると、圧縮室がロータの軸方向に移動する。圧縮室は、吸入系統3から空気を吸入し、空気を圧縮し、圧縮空気を吐出系統4に吐出する。圧縮機本体2は、空気の圧縮熱の冷却、ロータの潤滑、及び圧縮室のシールなどを目的として、吸気過程の圧縮室に油を注入するようになっている。
油分離器5は、圧縮機本体2から吐出された圧縮空気から油を分離する。油分離器5で分離された圧縮空気は、圧縮空気系統6を介し需要先へ供給される。一方、油分離器5で分離された油は、油分離器5と圧縮機本体2の圧縮室の間の圧力差によって、給油系統7を介し圧縮室へ供給される。給油系統7は、空冷式のオイルクーラ8(熱交換器)を有している。オイルクーラ8は、冷却ファン9から供給された冷却風によって油を冷却する。
本実施形態の給油式空気圧縮機は、モータ1及び冷却ファン9を制御する制御装置10を備える。また、吸入系統3に設けられ、圧縮機本体2の吸気温度を検出する吸気温度センサ11と、給油系統7のオイルクーラ8の下流側に設けられ、圧縮機本体2の圧縮室への給油温度を検出する給油温度センサ12を備える。また、吐出系統4(言い換えれば、圧縮機本体2と油分離器5の間)に設けられた吐出温度センサ13を備える。
制御装置10は、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsとの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(目標高値(Th+ΔTh)から目標低値(Th−ΔThまでの範囲)となるように、冷却ファン9の回転数を可変制御するようになっている。なお、値Thは、油の種類に応じて設定すればよく、例えばISO粘度グレード32の油であれば、30℃に設定することが好ましい(詳細は後述)。値ΔThは、例えば3℃、2℃、又は1℃に設定することが好ましい。
また、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが予め設定された所定値Tdst(詳細には、凝縮水が発生する限界値、若しくはそれより高い値)より大きくなるように、冷却ファン9の回転数を可変制御するようになっている。
次に、本実施形態の制御装置10の制御手順について説明する。図2は、制御装置10の制御内容を表すフローチャートである。
まず、ステップS100にて、制御装置10は、運転スイッチの操作等に応じてモータ1を起動する。その後、ステップS110に進み、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが所定値Tdstより大きいかを判定する。吐出温度Tdが所定値Tdst以下である場合は、ステップS110の判定が満たされず、ステップS110の判定を繰り返す。吐出温度Tdが所定値Tdstより大きい場合は、ステップS110の判定が満たされ、ステップS120に移る。
ステップS120では、制御装置10は、冷却ファン9を起動する。その後、ステップS130に進み、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが予め設定された制限値Tdlim(但し、Tdlim<Tdst)以上であるかを判定する。吐出温度Tdが制限値Tdlimより小さい場合は、ステップS130の判定が満たされず、ステップS140に移る。ステップS140では、制御装置10は、警報器を駆動するとともに、モータ1を停止する。吐出温度Tdが制限値Tdlim以上である場合は、ステップS130の判定が満たされ、ステップS150に移る。
ステップS150では、制御装置10は、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下であるかを判定する。温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)より大きい場合は、ステップS150の判定が満たされず、ステップS160に移る。
ステップS160では、制御装置10は、冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxより小さいかを判定する。冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxより小さい場合は、ステップS160の判定が満たされ、ステップS170に移る。ステップS170では、制御装置10は、冷却ファン9の回転数Nfを増加して、オイルクーラ8の冷却力を上げる。これにより、給油温度Toilを下げる。その後、上述のステップS130に移って上記同様の手順を繰り返す。冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxに達している場合は、ステップS160の判定が満たされず、上述のステップS130に移って上記同様の手順を繰り返す。
ステップS150にて温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下である場合は、その判定が満たされ、ステップS180に移る。ステップS180では、制御装置10は、温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上であるか判定する。温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)より小さい場合は、ステップS180の判定が満たされず、ステップS190に移る。
ステップS190では、制御装置10は、冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminより大きいかを判定する。冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminより大きい場合は、ステップS190の判定が満たされ、ステップS200に移る。ステップS200では、制御装置10は、冷却ファン9の回転数Nfを減少して、オイルクーラ8の冷却力を下げる。これにより、給油温度Toilを上げる。その後、上述のステップS130に移って上記同様の手順を繰り返す。冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminに達している場合は、ステップS190の判定が満たされず、上述のステップS130に移って上記同様の手順を繰り返す。
ステップS180にて温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上である場合は、その判定が満たされ、ステップS210に移る。ステップS210では、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが所定値Tdstより大きいかを判定する。吐出温度Tdが所定値Tdst以下である場合は、ステップS210の判定が満たされず、上述のステップS190に移って上記同様の手順を繰り返す。吐出温度Tdが所定値Tdstより大きい場合は、ステップS210の判定が満たされ、上述のステップS130に移って上記同様の手順を繰り返す。
以上のように本実施形態では、制御装置10は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように、冷却ファン9の回転数を可変制御する。これにより、吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率(全断熱効率)を高めることができる。
上述した本発明の効果を、図3〜図5を用いて説明する。図3は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と体積効率ηvの関係を表す図である。図4は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と油の動粘度の関係を表す図である。図5は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)と全断熱効率ηadの関係を表す図である。
図3で示すように、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が減少すると、下記の式(1)で定義された圧縮機の体積効率ηvが増加する。式(1)中のVthは理論空気量(一定値)、Qsは吸入状態に換算した実空気量である(但し、Qs≦Vth)。
Figure 2018025368
すなわち、例えば、圧縮室に注入した油によって空気の温度が20℃から60℃に上昇する場合より、空気の温度が20℃から50℃に上昇した場合のほうが、空気の膨張率が小さいため、吸入状態(吸気温度20℃)に換算した実空気量Qsが大きくなる。そのため、下記の式(2)で定義された理論断熱空気動力Ladが大きくなり、下記の式(3)で定義された全断熱効率ηadが大きくなる。ここで、式(2)中のkは比熱比、Psは吸入圧力(絶対圧)、Pdは吐出圧力(絶対圧)である。式(3)中のLsは実際の軸動力である。
Figure 2018025368
Figure 2018025368
したがって、図5で示すように、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が値Thより大きければ、温度差(Toil−Ts)の減少に従って全断熱効率ηadが増加する傾向となる。
一方、図4で示すように、温度差(Toil−Ts)の減少に従って油の粘度が増加する。そして、温度差(Toil−Ts)が値Thより小さくなれば、油の粘性による機械損失が増加し始める。そのため、実際の軸動力Lsが大きくなり、全断熱効率ηadが小さくなる。
したがって、図5で示すように、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が値Thより小さければ、温度差(Toil−Ts)の減少に従って全断熱効率ηadが減少する傾向となる。なお、本願発明者らの実験結果によれば、ISO粘度グレード32の油を用いた場合に、Th=30℃程度である。
そして、本実施形態では、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように制御することにより、圧縮効率(全断熱効率)を高めることができる。
また、本実施形態では、吐出温度Tdが所定値Tdstより大きくなるように制御することにより、圧縮空気の温度が低下して凝縮水が発生するのを防止することができる。
なお、第1の実施形態において、制御装置10は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように、冷却ファン9の回転数(すなわち、オイルクーラ8の冷却力)を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、制御装置10は、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標値Thとなるように、オイルクーラ8の冷却力を可変制御してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態において、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度が予め設定された所定値Tdstより大きくなるように、オイルクーラ8の冷却力を可変制御する場合(すなわち、図2のステップS210の判定を行うとともに、ステップS210の判定が満たされないときにステップS190及びS200の処理を行う場合)を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
具体的には、図6で示す変形例のように、給油系統7Aは、オイルクーラ8をバイパスするバイパス配管14と、バイパス配管14の上流側分岐点に設けられた温度調節弁(三方弁)15とを有してもよい。温度調節弁15は、油の温度を検知するとともに、油の温度に応じてオイルクーラ8側の流量とバイパス配管14側の流量の割合を調節する。これにより、吐出温度Tdが所定値Tdstより大きくなるように、圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の温度を調整する。したがって、制御装置10は、ステップS220の判定を行わないように構成することが可能となる。このような変形例でも、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第2の実施形態を、図7及び図8を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図7は、本実施形態における給油式空気圧縮機の構成を表す概略図である。
本実施形態では、冷却ファン9は、一定の回転数で駆動する。給油系統7Bは、オイルクーラ8の上流側(但し、下流側であってもよい)に設けられた流量制御弁16を有する。流量制御16は、その開度によって、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を制御可能としている。
制御装置10Aは、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsとの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(目標高値(Th+ΔTh)から目標低値(Th−ΔThまでの範囲)となるように、流量制御弁16の開度を可変制御するようになっている。
また、制御装置10Aは、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが予め設定された所定値Tdst(詳細には、凝縮水が発生する限界値、若しくはそれより高い値)より大きくなるように、流量制御弁16の開度を可変制御するようになっている。
次に、本実施形態の制御装置10Aの制御手順について説明する。図8は、制御装置10Aの制御内容を表すフローチャートである。
ステップS100〜S120を経て、ステップS220に進み、制御装置10Aは、流量制御弁16を全開にする。その後、ステップS130を経て、ステップS150に進み、制御装置10Aは、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下であるかを判定する。温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)より大きい場合は、ステップS150の判定が満たされず、ステップS230に移る。
ステップS230では、制御装置10Aは、流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminより大きいかを判定する。流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminより大きい場合は、ステップS230の判定が満たされ、ステップS240に移る。ステップS240では、制御装置10Aは、流量制御弁16の開度Ovを減少する。これにより、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を減少させるとともに、給油温度Toilを下げる。その後、ステップS130に移る。流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminに達している場合は、ステップS230の判定が満たされず、ステップS130に移る。
ステップS150にて温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下である場合は、その判定が満たされ、ステップS180に移る。ステップS180では、制御装置10Aは、温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上であるか判定する。温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)より小さい場合は、ステップS180の判定が満たされず、ステップS250に移る。
ステップS250では、制御装置10Aは、流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxより小さいかを判定する。流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxより小さい場合は、ステップS250の判定が満たされ、ステップS260に移る。ステップS260では、制御装置10Aは、流量制御弁16の開度Ovを増加する。これにより、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を増加させるとともに、給油温度Toilを上げる。その後、ステップS130に移る。流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxに達している場合は、ステップS250の判定が満たされず、ステップS130に移る。
ステップS180にて温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上である場合は、その判定が満たされ、ステップS210に移る。ステップS210では、制御装置10Aは、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが所定値Tdstより大きいかを判定する。吐出温度Tdが所定値Tdst以下である場合は、ステップS210の判定が満たされず、上述のステップS250に移って上記同様の手順を繰り返す。吐出温度Tdが所定値Tdstより大きい場合は、ステップS210の判定が満たされ、S130に移る。
以上のように構成された本実施形態においても、第1の実施形態と同様、吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率を高めることができる。
詳しく説明すると、給油流量の変動を考慮する必要があるものの、上述の図5で示すように、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が値Thより大きければ、温度差(Toil−Ts)の減少に従って全断熱効率ηadが増加する傾向となる。また、給油流量の変動を考慮する必要があるものの、上述の図5で示すように、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が値Thより小さければ、温度差(Toil−Ts)の減少に従って全断熱効率ηadが減少する傾向となる。そして、本実施形態では、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように制御することにより、圧縮効率(全断熱効率)を高めることができる。
また、本実施形態では、吐出温度Tdが所定値Tdstより大きくなるように制御することにより、圧縮空気の温度が低下して凝縮水が発生するのを防止することができる。
なお、第2の実施形態において、制御装置10Aは、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように、流量制御弁16の開度(すなわち、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量)を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、制御装置10Aは、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標値Thとなるように、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態において、制御装置10Aは、吐出温度センサ13で検出された吐出温度が予め設定された所定値Tdstより大きくなるように、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御する場合(すなわち、図8のステップS210の判定を行うとともに、ステップS210の判定が満たされないときにステップS250及びS260の処理を行う場合)を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
具体的には、上述の図6で示した変形例と同様、給油系統7Aは、オイルクーラ8をバイパスするバイパス配管14と、バイパス配管14の上流側分岐点に設けられた温度調節弁(三方弁)15とを有してもよい。温度調節弁15は、油の温度を検知するとともに、油の温度に応じてオイルクーラ8側の流量とバイパス配管14側の流量の割合を調節する。これにより、吐出温度Tdが所定値Tdstより大きくなるように、圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の温度を調整する。したがって、制御装置10Aは、ステップS220の判定を行わないように構成することが可能となる。このような変形例でも、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の実施形態を、図9及び図10を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1及び第2の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図9は、本実施形態における給油式圧縮機の構成を表す概略図である。
本実施形態では、制御装置10Bは、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsとの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(目標高値(Th+ΔTh)から目標低値(Th−ΔThまでの範囲)となるように、冷却ファン9の回転数及び流量制御弁16の開度を可変制御するようになっている。
また、制御装置10Bは、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが予め設定された所定値Tdst(詳細には、凝縮水が発生する限界値、若しくはそれより高い値)より大きくなるように、冷却ファン9の回転数及び流量制御弁16の開度を可変制御するようになっている。
次に、本実施形態の制御装置10Bの制御手順について説明する。図10は、制御装置10Bの制御内容を表すフローチャートである。
ステップS100〜S120、S220、及びS130を経て、ステップS150に進み、制御装置10Bは、給油温度センサ12で検出された給油温度Toilと吸気温度センサ11で検出された吸気温度Tsの差を演算し、この温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下であるかを判定する。温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)より大きい場合は、ステップS150の判定が満たされず、ステップS160に移る。
ステップS160では、制御装置10Bは、冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxより小さいかを判定する。冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxより小さい場合は、ステップS160の判定が満たされ、ステップS170に移る。ステップS170では、制御装置10Bは、冷却ファン9の回転数Nfを増加して、オイルクーラ8の冷却力を上げる。これにより、給油温度Toilを下げる。その後、ステップS130に移る。
ステップS160にて冷却ファン9の回転数Nfが最大値Nfmaxに達している場合は、その判定が満たされず、ステップS230に移る。ステップS230では、制御装置10Bは、流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminより大きいかを判定する。流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminより大きい場合は、ステップS230の判定が満たされ、ステップS240に移る。ステップS240では、制御装置10Bは、流量制御弁16の開度Ovを減少する。これにより、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を減少させるとともに、給油温度Toilを下げる。その後、ステップS130に移る。流量制御弁16の開度Ovが最小値Ovminに達している場合は、ステップS230の判定が満たされず、ステップS130に移る。
ステップS150にて温度差(Toil−Ts)が目標高値(Th+ΔTh)以下である場合は、その判定が満たされ、ステップS180に移る。ステップS180では、制御装置10Bは、温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上であるか判定する。温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)より小さい場合は、ステップS180の判定が満たされず、ステップS190に移る。
ステップS190では、制御装置10Bは、冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminより大きいかを判定する。冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminより大きい場合は、ステップS190の判定が満たされ、ステップS200に移る。ステップS200では、制御装置10Bは、冷却ファン9の回転数Nfを減少して、オイルクーラ8の冷却力を下げる。これにより、給油温度Toilを上げる。その後、ステップS130に移る。
ステップ190にて冷却ファン9の回転数Nfが最小値Nfminに達している場合は、その判定が満たされず、ステップS250に移る。ステップS250では、制御装置10Bは、流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxより小さいかを判定する。流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxより小さい場合は、ステップS250の判定が満たされ、ステップS260に移る。ステップS260では、制御装置10Bは、流量制御弁16の開度Ovを増加する。これにより、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を増加させるとともに、給油温度Toilを上げる。その後、ステップS130に移る。流量制御弁16の開度Ovが最大値Ovmaxに達している場合は、ステップS250の判定が満たされず、ステップS130に移る。
ステップS180にて温度差(Toil−Ts)が目標低値(Th−ΔTh)以上である場合は、その判定が満たされ、ステップS210に移る。ステップS210では、制御装置10Bは、吐出温度センサ13で検出された吐出温度Tdが所定値Tdstより大きいかを判定する。吐出温度Tdが所定値Tdst以下である場合は、ステップS210の判定が満たされず、上述のステップS190に移って上記同様の手順を繰り返す。吐出温度Tdが所定値Tdstより大きい場合は、ステップS210の判定が満たされ、S130に移る。
以上のように構成された本実施形態においても、第1及び第2の実施形態と同様、吸気温度の変動にかかわらず、圧縮効率を高めることができる。
なお、第3の実施形態において、制御装置10Bは、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標範囲(Th+ΔTh)〜(Th−ΔTh)となるように、冷却ファン9の回転数(すなわち、オイルクーラ8の冷却力)を可変制御するとともに、流量制御弁16の開度(すなわち、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量)を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、制御装置10Bは、給油温度と吸気温度の差(Toil−Ts)が予め設定された目標値Thとなるように、オイルクーラ8の冷却力を可変制御するとともに、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態において、制御装置10は、吐出温度センサ13で検出された吐出温度が予め設定された所定値Tdstより大きくなるように、オイルクーラ8の冷却力を可変制御するとともに、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御する場合(すなわち、図10のステップS210の判定を行うとともに、ステップS210の判定が満たされないときにステップS190、S200、S250、及びS260の処理を行う場合)を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
具体的には、上述の図6で示した変形例と同様、給油系統7Aは、オイルクーラ8をバイパスするバイパス配管14と、バイパス配管14の上流側分岐点に設けられた温度調節弁(三方弁)15とを有してもよい。温度調節弁15は、油の温度を検知するとともに、油の温度に応じてオイルクーラ8側の流量とバイパス配管14側の流量の割合を調節する。これにより、吐出温度Tdが所定値Tdstより大きくなるように、圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の温度を調整する。したがって、制御装置10Bは、ステップS220の判定を行わないように構成することが可能となる。このような変形例でも、上記同様の効果を得ることができる。
また、第1及び第2の実施形態において、給油式空気圧縮機は、空冷式のオイルクーラ8と、オイルクーラ8へ冷却風を供給する冷却ファン9を備え、制御装置10又は10Aは、オイルクーラ8の冷却力を可変制御するために、冷却ファン9の回転数を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、給油式圧縮機は、水冷式のオイルクーラと、オイルクーラへ冷却水を供給する冷却水供給系統とを備え、制御装置は、オイルクーラの冷却力を可変制御するために、冷却水の供給流量を可変制御してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、第2及び第3の実施形態において、給油系統7Bは、流量制御弁16を有し、制御装置10A又は10Bは、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御するために、流量制御弁16の開度を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、給油系統は、ポンプを有し、制御装置は、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を可変制御するために、ポンプの回転数を可変制御してもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、第1〜第3の実施形態において、給油式空気圧縮機は、スクリュー型の圧縮機本体2を備えた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、給油式空気圧縮機は、例えばスクロール型の圧縮機本体を備えてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
2…圧縮機本体、5…油分離器、7,7A,7B…給油系統、8…オイルクーラ、9…冷却ファン、10,10A,10B…制御装置、11…吸気温度センサ、12…給油温度センサ、13…吐出温度センサ、16…流量制御弁
本実施形態では、冷却ファン9は、一定の回転数で駆動する。給油系統7Bは、オイルクーラ8の上流側(但し、下流側であってもよい)に設けられた流量制御弁16を有する。流量制御16は、その開度によって、オイルクーラ8を経由して圧縮機本体2の圧縮室へ供給する油の流量を制御可能としている。

Claims (13)

  1. 圧縮室に油を注入しつつ空気を圧縮する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気から油を分離する油分離器と、
    前記油分離器で分離された油を前記圧縮機本体の圧縮室へ供給する給油系統と、
    前記給油系統に設けられて油を冷却するオイルクーラと、を備えた給油式空気圧縮機において、
    前記圧縮機本体の吸気温度を検出する吸気温度センサと、
    前記圧縮機本体の圧縮室への給油温度を検出する給油温度センサと、
    前記給油温度センサで検出された給油温度と前記吸気温度センサで検出された吸気温度との差を演算し、この温度差が予め設定された目標範囲又は目標値となるように、前記オイルクーラの冷却力を可変制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする給油式空気圧縮機。
  2. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記圧縮機本体と前記油分離器の間に設けられた吐出温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が予め設定された所定値より大きくなるように、前記オイルクーラの冷却力を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  3. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記オイルクーラへ冷却風を供給する冷却ファンを備え、
    前記制御装置は、前記冷却ファンの回転数を可変制御することにより、前記オイルクーラの冷却力を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  4. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記目標範囲は27℃〜33℃であることを特徴とする給油式空気圧縮機。
  5. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記目標範囲は28℃〜32℃であることを特徴とする給油式空気圧縮機。
  6. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記目標範囲は29℃〜31℃であることを特徴とする給油式空気圧縮機。
  7. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記目標値は30℃であることを特徴とする給油式空気圧縮機。
  8. 請求項1に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記制御装置は、前記温度差が前記目標範囲又は前記目標値となるように、前記オイルクーラの冷却力を可変制御するとともに、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  9. 請求項8に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記圧縮機本体と前記油分離器の間に設けられた吐出温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が予め設定された所定値より大きくなるように、前記オイルクーラの冷却力を可変制御するとともに、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  10. 請求項8に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記給油系統における前記オイルクーラの上流側又は下流側に設けられた流量制御弁を備え、
    前記制御装置は、前記流量制御弁の開度を可変制御することにより、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  11. 圧縮室に油を注入しつつ空気を圧縮する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体から吐出された圧縮空気から油を分離する油分離器と、
    前記油分離器で分離された油を前記圧縮機本体の圧縮室へ供給する給油系統と、
    前記給油系統に設けられて油を冷却するオイルクーラと、を備えた給油式空気圧縮機において、
    前記圧縮機本体の吸気温度を検出する吸気温度センサと、
    前記圧縮機本体の圧縮室への給油温度を検出する給油温度センサと、
    前記給油温度センサで検出された給油温度と前記吸気温度センサで検出された吸気温度との差を演算し、この温度差が予め設定された目標範囲又は目標値となるように、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする給油式空気圧縮機。
  12. 請求項11に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記圧縮機本体と前記油分離器の間に設けられた吐出温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記吐出温度センサで検出された吐出温度が予め設定された所定値より大きくなるように、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
  13. 請求項11に記載の給油式空気圧縮機において、
    前記給油系統における前記オイルクーラの上流側又は下流側に設けられた流量制御弁を備え、
    前記制御装置は、前記流量制御弁の開度を可変制御することにより、前記オイルクーラを経由して前記圧縮機本体の圧縮室に供給する油の流量を可変制御することを特徴とする給油式空気圧縮機。
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