JP2022113946A - 気体圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体圧縮機の経年劣化や変化に伴う冷却系統の性能低下や気体圧縮機の動力効率の低下を防止する。【解決手段】気体を圧縮する気体圧縮機本体と、気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のエアクーラ及び気体圧縮機本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、エアクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統とを備える気体圧縮機であって、冷却媒体配管系統が、主配管からエアクーラとオイルクーラに向かって分岐するものであり、エアクーラの下流の圧縮気体温度及びオイルクーラの下流の潤滑油温度を夫々検出する温度検出器と、前記分岐配管の夫々に冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、圧縮気体の温度が閾値以上の時に、調整弁体の開度変更によって、エアクーラに流通する冷却媒体の流量を増加させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、気体圧縮機に係り、圧縮気体及び機器等の冷却液量の調節を行う気体圧縮機に関する。
気体(例えば、大気等)を圧縮する圧縮機では、圧縮した気体や機器を冷却する冷却媒体に液体(例えば、水や油等)を使用する液冷式の気体圧縮機が知られている。特許文献1は、水冷式の圧縮機であって、圧縮した気体を所定温度に冷却する為や気体圧縮機本体といった構成機器を冷却する為のクーラ(熱交換器)に冷却媒体が流れ、圧縮気体や機器冷却液と熱交換することで冷却を行う圧縮機を開示する。クーラに冷却液を吸収する冷却液系統は、主配管と分岐配管からなり、各分岐配管が各クーラに接続する。このような構成の圧縮機では、各分岐系統は所定の液量が流れるように、配管系や配管構成等予め構造的な仕様によって液圧が調節されているのが一般的である。
また、気体圧縮機において、圧縮気体や潤滑油の過度な温度上昇は装置に悪影響を及ぼすため保護装置(例えば、温度センサ及びその制御装置)を設けて状態を監視し、過度な温度上昇等を検出する場合に、気体圧縮機を強制停止する機能を有するものも知らている。
ところで、冷却液が供給されるクーラや圧縮機本体等の供給対象は、気体圧縮機の使用態様や経年劣化によって、当初の設計値と異なる冷却性能となる虞もある。例えば、経年劣化気体圧縮機本体が吐き出す圧縮空気の温度が、過度に上昇する場合、クーラと気体圧縮機本体の熱交換率も変化し、気体圧縮機の保守の面で支障をきたす虞があろう。
また例えば、汚れや堆積物によってクーラ内部の流路の詰まり等が発生すれば、同様に冷却媒体との熱交換率が変化し、十分な冷却性能を維持できない虞もあろう。
更には、経年変化は気体圧縮機を構成する各構成部品間の冷却バランスの崩れも招来し、動力効率の低下を招来する虞もあろう。
更には、経年変化は気体圧縮機を構成する各構成部品間の冷却バランスの崩れも招来し、動力効率の低下を招来する虞もあろう。
気体圧縮機の経年劣化や変化に伴う冷却系統の性能低下や動力効率の低下を防止する技術が望まれる。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。本願は上記課題を解決するための複数の技術を開示しているが、その一例として、気体を圧縮する気体圧縮機本体と、前記気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のエアクーラ及び前記気体圧縮機本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記エアクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記エアクーラとオイルクーラに向かって分岐するエアクーラ分岐配管とオイルクーラ分岐配管を有するものであり、前記エアクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する気体温度検出装置と、前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、前記エアクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、前記制御部が、前記気体温度検出器の検出値が所定の閾値以上の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記エアクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである。
また、他の例として、低圧段と高圧段を含む少なくとも2つの圧縮機本体と、前記低圧段気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のインタクーラと、前記高圧段気体圧縮機本体から吐き出さる圧縮気体の冷却を行う液冷式のアフタクーラと、前記低圧段及び高圧段気体圧縮本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに向かって分岐するインタクーラ分岐配管、アフタクーラ分岐配管及びオイルクーラ分岐配管を有するものであり、前記インタクーラの下流で前記低圧段気体圧縮機が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第1温度検出器と、前記アフタクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第2温度検出装置と、前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、前記インタクーラ分岐配管、前記アフタクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、前記制御部が、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値未満の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである。
また、他の例として、低圧段と高圧段を含む少なくとも2つの圧縮機本体と、前記低圧段気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のインタクーラと、前記高圧段気体圧縮機本体から吐き出さる圧縮気体の冷却を行う液冷式のアフタクーラと、前記低圧段及び高圧段気体圧縮本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに向かって分岐するインタクーラ分岐配管、アフタクーラ分岐配管及びオイルクーラ分岐配管を有するものであり、前記インタクーラの下流で前記低圧段気体圧縮機が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第1温度検出器と、前記アフタクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第2温度検出装置と、前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、前記インタクーラ分岐配管、前記アフタクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、前記制御部が、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値未満の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである。
本発明によれば、気体圧縮機の使用に伴う冷却液系統の性能低下や動力効率の低下を防止することができる。
本発明の他の課題、構成及び効果は、以下の記載により明らかになる。
以下、本発明を実施する形態について、図面を用いて説明する。
図1に、実施例による水冷式気体圧縮機1の構成及び流体の流れを示す。まず、水冷式気体圧縮機1は、制御部2、可変速制御装置3、駆動装置M、動力伝達機構G、1段圧縮機本体101、2段圧縮機102、インタクーラ103、アフタクーラ104、潤滑油クーラ106を備える。
制御部2は、水冷式圧縮機1を構成する種々の構成要素と電気的に接続(不図示)し、運転制御を行う。本実施例において、制御部2は、演算部とプログラムの協働による機能部を実現し、これにより制御を行うものとして説明する。なお、本発明はこれに限定するものではなく、制御部2の他の構成例として、一部又は全部がアナログ構成によって実現されてもよい。更に、制御部2は、必ずしも水冷式圧縮機1に搭載するものに限定されず、有線/無線の通信線を介して、外部の制御装置から制御されるように構成することもできる。また、制御指令は、一部が外部の制御装置、一部が搭載された制御装置によって入出力されるように構成することも可能である。
可変速制御装置2は、例えば電力変換装置であり、制御部2からの指令に応じて電力周波数を変換して駆動源Mに供給することで、回転速度を可変とする制御装置である。本例では、インバータを適用するものとして説明する。
駆動装置Mは、可変速制御装置2から供給された駆動エネルギから1段圧縮機本体101及び2段圧縮機本体102を駆動するための機械エネルギを生成する装置である。本実施例では電動機を適用するものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、内燃機関や風力・水力といった自然エネルギを用いる駆動装置であってもよい。なお、内燃機関や自然エネルギを用いる駆動装置を適用する場合、可変速装置2は、可変速ギヤや遠心プーリ等となろう。
動力伝達機構Gは、駆動装置Mからの駆動エネルギを1段圧縮機101及び2段圧縮機102に伝達する機構である。本実施例では、動力伝達機構Gとして、プッシュギヤ及びブルギヤの組み合わせからなるギヤ装置を適用するものとする。動力伝達機構Gの他の構成例としては、チェーンやベルト駆動等があげらよう。なお、本実施例では、1の駆動装置Mを動力伝達機構Gを介して2つの圧縮機本体を駆動する構成として説明するが、本発明はこれに限定されず、各圧縮機本体に独立した駆動装置Mを直動式で構成することも可能である。また、本実施例は、いわゆる多段機を例とするが、単段機であっても本発明は適用することができるものである。
1段圧縮機本体101及び2段圧縮機102は、容積型の圧縮機であり、駆動装置Mの駆動エネルギによって作動することで、圧縮気体を生成する。本実施例では、オイルフリー型でスクリュー式の圧縮機を適用するものとするが、本発明はこれに限定されるものではなく、圧縮作動室に液体(油・水)を供給する給液式の圧縮機や、スクロール、レシプロ、ベーン、クローといった他の容積型圧縮機を適用することも可能であるし、ターボ式等の遠心式スクリュー圧縮機を適用することもできる。また、1段圧縮機本体101や2段圧縮機本体102は、スクリューロータハウジングが冷却ジャケットとして構成され、内部に冷却液(例えば、水等)が流通して、圧縮機本体の冷却を行うようになっている。
インタクーラ103及びアフタクーラ104は、圧縮気体(例えば、圧縮空気)と冷却液(例えば、水等)の熱交換を行う熱交換器である。インタークーラ101は、1段圧縮機101から吐き出された一次圧縮空気を冷却し、アフタクーラ104は、2段圧縮機102から吐き出された二次圧縮空気を冷却するようになっている。
圧縮される空気は、図示するように、空気配管系統120から吸気され、1段圧縮機101にて一次圧縮された後、インタークーラ103で冷却される。その後、一次圧縮空気は、2段圧縮機102に吸入され、2段圧縮機102にて二次圧縮された気体は、アフタクーラ(熱交換器)104で冷却された後、機外へ吐出されるようになっている。
オイルポンプ105は、動力伝達装置G、1段圧縮機本体101及び2段圧縮機本体102の可動部を潤滑及び冷却したり、圧縮機本体のケーシングに設けられた冷却ジャケットに潤滑油を搬送する圧送装置であり、潤滑油配管系統121に配置され、これらの機器に潤滑油が循環するようになっている。圧縮機本体の可動部としては、スクリューロータといった圧縮作動部材の軸受やタイミングギヤ等が含まれる。
潤滑油配管系統121は、オイルクーラ106を備える。潤滑油は、オイルポンプ105によって吸い込まれた後、オイルクーラ106で冷却媒体と熱交換がなされて冷却される。オイルクーラ106で冷却された潤滑油は、1段圧縮機101及び2段圧縮機102に供給される。
冷却媒体配管系統は、外部から通水する主配管150からインタクーラ配管系統123、アフタクーラ配管系統124、オイルクーラ配管系統124の3系統の配管に分岐するようになっている。インタクーラ配管系統123は、インタクーラ103と接続し、1段圧縮機本体101から吐き出された一次圧縮空気を冷却する系統である。アフタクーラ配管系統124は、アフタクーラ104と接続し、2段圧縮機本体102から吐き出された2次圧縮気体を冷却する系統である。オイルクーラ配管系統124は、オイルクーラ106と接続し、潤滑油を冷却する系統である。分岐配管は、各クーラの下流側で合流し、機外に排出されるようになっている。
なお、機外から冷却配管系統150に供給される冷却水は、例えば、ポンプ装置や冷却棟と接続された、給排水設備と循環される構成でも、例えば河川等の水源から給水し、浄化装置等を介して下水道等に排出される偏方向の流れの構成でもよい。
なお、機外から冷却配管系統150に供給される冷却水は、例えば、ポンプ装置や冷却棟と接続された、給排水設備と循環される構成でも、例えば河川等の水源から給水し、浄化装置等を介して下水道等に排出される偏方向の流れの構成でもよい。
ここで、上記分岐配管の各系統に分配される冷却水量は、通常は配管経路ごとの抵抗に応じて決定される。そのため、一度機外から一定量の冷却水を通水すると、分岐後の3系統に流れる水量は一定量となる。よって、水冷式気体圧縮機1の経年劣化や、分岐配管系統のつまり等といった後発的な要因によって、当初の冷却性能が不十分となる虞がある。圧縮機本体の吐出温度変化やクーラの性能劣化といった冷却性能の低下は、構成部品で平滑的に発生するとは限らず、性能低下のアンバランスが発生する虞がある。即ち冷却性能の劣化が平滑的に発生する場合には、冷却媒体配管系統150から給排水する流量を多くすれば経年劣化等に対処することも可能であるが、アンバランスに性能劣化が発生する場合には、一方の構成部品には冷却性能を維持できても他方の構成部品には過冷却となるといった不具合も想定される。
そこで、本実施例では、水冷式圧縮機1が各分岐配管系統に水量調整弁を備え、後述する種々の温度検出器からの検出値から各分岐系統の冷却性能を監視し、要件に応じて各分岐配管系統を流通する水量を調整することを特徴の一つとする。
水冷式圧縮機1は、インタークーラ配管系統123に水量調整弁110、アフタクーラ配管系統124に水量調整弁112、オイルクーラ配管系統126に水量調整弁111を備える。各水量調整弁は、例えば電動による自動バルブ(弁体)であり、多段階に水量を調整することができるようになっている。各水量調整弁110、111、112は制御部2と通信可能に接続され、制御部2の指令によって、弁体の開度を調整するようになっている。
なお、本実施例では各水量調整装置が自動であるものとして説明するが、一部手動との混成であってもよい。
なお、本実施例では各水量調整装置が自動であるものとして説明するが、一部手動との混成であってもよい。
また、水冷式圧縮機1は、インタクーラ103を介して1段圧縮機本体101から2段圧縮機102に吐き出される一次圧縮空気の温度を検出する温度検出器107と、オイルクーラ106を介してギア室Gから1段圧縮機101及び2段圧縮機102に流れ、やがてギア室Gに還流される潤滑油の温度を検出する温度検出器109と、アフタクーラ106を介して2段圧縮機102から吐き出される二次圧縮空気の温度を検出する温度検出器108を備える。各温度検出器107、108、109は、制御部2と通信可能に接続し、検出した温度を制御部2に任意の間隔で出力するようになっている。制御部2は、これら各温度検出器の検出温度に応じて、水量調整弁110、111、112の開度を調整し、インタクーラ103、オイルクーラ106、アフタクーラ104に流れる冷却水の流量を制御するようになっている。
ここで、水量調整弁110、111、112の開度調整は、1の水量調整弁のみの開度変更で調整する方式であってもよいが、複数の水量調整弁の開度変更を組み合わせて調整する方法であってもよい。例えば、水量調整弁110の開度を拡大すれば、インタクーラ103への冷却水の流入量は増加するが、アフタクーラ104やオイルクーラ106への流量は相対的に減少する。他方、水量調整弁111や112の開度を縮小すれば、相対的に、インタクーラ103への流入量は増加する。以下の説明では、特定のクーラへの冷却水増加のために、特定の水量調整弁の開度を増減させるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で、特定クーラへの流量制御のために、特定の水量調整弁とは異なる他の水量調整弁の開度を増減させるケースや各水量調整弁体の開度の組み合わせのケースを含むものである。
図2に、実施例1による水冷式気体圧縮機1の制御の流れを示す。本制御は、制御部2によって実行される。なお、以下の説明にある種々の所定温度閾値は、水冷式圧縮機1の稼働状態(駆動装置Mの回転数、可変速制御装置3の出力値、空気配管系統上の圧力検出装置(不図示)等)を考慮して予め仕様として設定された温度である。本実施例において、各温度閾値は、安全な運転を可能とする上限温度よりも一定幅低い閾値として設定するものとして説明する。
まず、S101で、制御部2は、温度検出器107からの入力に応じて、2段圧縮機本体102の吸い込み空気温度(1段圧縮機本体101から吐き出され、インタクーラ103を通過した空気の温度)が、所定の温度閾値以上であるかを判断する。空気温度が所定の閾値温度以上であれば、S103に進み(S101:YES)、所定の温度閾値未満であれば、温度監視を継続する(S101:NO)。
まず、S101で、制御部2は、温度検出器107からの入力に応じて、2段圧縮機本体102の吸い込み空気温度(1段圧縮機本体101から吐き出され、インタクーラ103を通過した空気の温度)が、所定の温度閾値以上であるかを判断する。空気温度が所定の閾値温度以上であれば、S103に進み(S101:YES)、所定の温度閾値未満であれば、温度監視を継続する(S101:NO)。
S103で、制御部2は、水量調整弁110の開度を拡大し、インタクーラ103に供給する水量を増加させる。
S105で、制御部2は、オイルクーラ配管系統に設置された温度検出器109からの潤滑油温度が、所定の温度閾値未満であるか否かを判断する。潤滑油温度が所定の温度閾値未満の場合、S107に進む(S105:YES)。潤滑油温度が所定の温度閾値を超過する場合、S111に進む(S105:YES)。
S107で、制御部2は、温度検出器106からの入力に応じて、アフタクーラ104を通過後の空気温度(2段圧縮機本体102から吐き出され、アフタクーラ104を通過した後の空気温度)が、所定の温度閾値温度未満かを判断する。制御部2は、温度検出器106の検出温度が所定温度閾値未満である場合(S107:YES)、S109に進む。制御部2は、温度検出器106の検出温度が所定温度閾値を超過する場合(S107:NO)、S111に進む。
S109で、制御部2は、温度検出器107から入力される温度から再度2段圧縮機本体102が吸い込む空気温度(インタクーラ103を通過後の空気温度)が所定温度閾値未満か否かを判断する。制御部2は、所定温度閾値未満である場合(S109:YES)、S111の処理に進む。制御部2は、所定温度閾値を超過する場合(S109:NO)、S103に戻り、更に水量調整弁110の開度を拡大する。
S111で、制御部2は、水量調整弁110の開度を縮小する。即ち本ステップでは、S103で拡大した水量調整弁110の影響で、アフタクーラ104、オイルクーラ106の冷却性能が必要以上に不足することを防止する。
このように、本実施例によれば、アフタクーラ104、オイルクーラ106の冷却性能を損なうことなく、冷却性能が低下したインタクーラ103の冷却性能を補うことができる。例えば、各温度検出器の異常温度検出により水冷式圧縮機1の運転を制限(停止や縮退)を行う保護機能がついている場合等には、運転制限を低減することができ、その分圧縮空気の安定供給を行うことができる。
なお、本実施例は上記種々の要件に限定されるものではない。特に、図2の制御では、温度調節器107の検出温度に応じて水量調整弁110の開度のみを変更する例としたが、水量調整弁110の開度変更に応じて、水量調整弁111及び/又は112の開度を反対側に変更するようにすることも可能である(例えば、水量調整弁110の開度を拡大するのに応じて水量調整弁111及び/又は112の開度を縮小する等である。)。
更に、本実施例では、温度検出器107の検出温度に応じて、水量調整弁110を開度変更する例を説明したが、他の温度検出器106又は108の検出温度に応じて水量調整弁110の開度を調整するようにすることもできる。
次いで、本発明の実施例2を説明する。実施例1では、温度検出装置によって構成部品(例えば、インタクーラ103等)の経年変化等による冷却性能低下を監視し、分岐配管系統に流れる水量を調整することで、当該構成部品の冷却性能低下を防止しつつ水冷式圧縮機1からの安定した圧縮空気の供給を図ることを特徴の一つとした。
これに対して実施例2は、水冷式圧縮機1の経変変化等により機器の冷却性能や特性のバランスが変化した場合でも、当該バランスが変化した状況下で動力の削減を図ることを特徴の一つとする。より具体的には、本実施例のような2段(多段)圧縮機では、より高圧空気の吸い込み及び吐き出しを行う2段圧縮機本体102の吸い込み空気温度を低下させると動力が削減されるという特徴を有する。
以下、図1及び図3を用いて、実施例2の制御について説明する。なお、下記説明で実施例1と機能・構成が同じ要素については、同一符号を用いて詳細な説明を省略する場合がある。
S201で、制御部2は、温度検出器109からの入力から潤滑油の温度が所定の閾値温度未満か否かを判断する。所定の閾値温度未満の場合(S201:YES)、制御部2はS203の処理に進む。所定の閾値温度を超過する場合(S201:NO)、潤滑油温度の監視を継続する。
S203で、制御部2は、温度検出器108からの入力からアフタクーラ104を通過後の空気温度が所定の閾値温度未満か否かを判断する。所定の閾値温度未満の場合(S203:YES)、制御部2はS205の処理に進む。所定の閾値温度未満の場合(S203:NO)、制御部2はS201の処理に戻る。
S205で、制御部2は、水量調整弁110の開度を拡大し、インタクーラ103に流通する水量を増加させる。これにより1段圧縮機本体101から吐き出された一次圧縮気体がより低温となる。
S207で、制御部2は、温度検出器109からの入力から潤滑油温度が所定閾値温度未満かを再度判断する。所定閾値温度未満の場合(S207:YES)、制御部2はS209の処理に進む。所定閾値温度を超過する場合(S207:NO)、制御部2はS211の処理に進む。
S209で、制御部2は、温度検出器108からの入力からアフタクーラ104を通過後の空気温度が所定の閾値温度以上か否かを判断する。所定の閾値温度以上の場合(S203:YES)、制御部2は、S205の処理に進む。所定の閾値温度未満の場合(S203:NO)、制御部2はS201の処理に戻る。即ち制御部2は、S205の処理を再度行うことで、水量調整弁110の開度をより拡大し、インタクーラ103に流れる冷却水量を更に増加させることで一次圧縮空気の温度を低下させ、2段圧縮機本体102の動力効率向上を図るようになっている。
なお、S211では、制御部2は、水量調整弁110の開度を縮小させ、オイルクーラ106とアフタクーラ104に流通する冷却水を増加させる。即ち機器の保守と最終的な吐出空気温度の低下を図る。
このように実施例2によれば、水冷式圧縮機1各部の冷却性能及び最終的な吐出空気温度を一定水準以下にさせつつ、一次圧縮空気の温度を低下させて、動力効率の向上を行うことができる。特に、実施例2では、S205で水量調整弁110の開度を拡大した後、潤滑油温度及び2段圧縮機本体102から吐き出される圧縮空気温度を閾値温度の変化を確認しつつ、S209からS205のループ(S209:NO)を繰り返すことから、機器の保守等を維持しながら実測状況に応じて動力の向上を徐々に実現するという効果を有するものである。
次いで、本発明の実施例3について説明する。
実施例1は、水冷式圧縮機1の冷却を行う一部の構成要素(例えば、インタクーラ103)について冷却性能が低下したした場合に、各分岐配管系統の水量を変更することでこれを防止することを特徴の一つとした。実施例2は、水冷式圧縮機1の動力効率を向上するべく、各分岐配管系統の水量を調整することで、機器の保守及び最終吐出圧縮空気の温度維持と、動力効率の向上を図ることを特徴の一つとした。
実施例1は、水冷式圧縮機1の冷却を行う一部の構成要素(例えば、インタクーラ103)について冷却性能が低下したした場合に、各分岐配管系統の水量を変更することでこれを防止することを特徴の一つとした。実施例2は、水冷式圧縮機1の動力効率を向上するべく、各分岐配管系統の水量を調整することで、機器の保守及び最終吐出圧縮空気の温度維持と、動力効率の向上を図ることを特徴の一つとした。
これに対して実施例3は、潤滑油温度を一定以上に維持することで粘度を低下させることで、水冷式圧縮機1の動力効率の向上と、機器の保守及び最終吐出圧縮空気の温度維持とを図ることを特徴の一つとする。即ち潤滑油は温度の高低によって粘度が変化する。より低粘度であれば、潤滑油の供給先の機械損や潤滑油の流通抵抗が低下し、その分、動力低減を図ることができる。
以下、図1及び図4を用いて、実施例2の制御について説明する。なお、下記説明で実施例1と機能・構成が同じ要素については、同一符号を用いて詳細な説明を省略する場合がある。
図4のS301で、制御部2は、温度検出器109からの入力から潤滑油温度が所定の閾値以下であるか否かの判断を行う。潤滑油温度が所定の閾値以下の場合(S301:YES)、制御部2はS303の処理に進む。潤滑油温度が所定の閾値未満である場合(S301:NO)、制御部2は、潤滑油温度の監視を継続する。
S303で、制御部2は、水量調整弁111の開度を縮小し、オイルクーラ106に流入する冷却水の流量を減少させる。これにより、潤滑油温度が一定の高温となり、粘性が低下する。
S305で、制御部2は、温度検出器109からの入力から潤滑油温度が所定の閾値を超過するか否かを判断する。潤滑油温度が所定の閾値以下の場合(S305:NO)、制御部2は、S303の処理に戻り、水量調整弁111の開度を更に拡大する。即ち本処理により潤滑油温度が閾値(保守温度)を超えない限り、潤滑油温度を向上させて粘度の低下を図る為である。潤滑油温度が所定の閾値を超過する場合、制御部2は、S307の処理に進む。
S307で、制御部2は、水量調整弁111の開度を縮小する。なお、この時の水量調整弁の縮小は、現在の開度よりも一段階(或いはこれより多段階)縮小した開度である。一段階縮小された開度は、潤滑油温度が閾値以下の場合の開度である為、潤滑油温度の上昇を可能な限り抑制しつつ潤滑油の粘性を低下を図ることのできる開度である。これにより潤滑油温度が閾値(保守温度)以下に低下し、その分動力の低減を図りつつ機器の保守等を実現することができる。
以上、本発明を実施するための実施例1から3について説明したが、本発明は上記構成や処理に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の構成や処理に置換できるものである。例えば、一方の実施例の構成や処理を他の実施例の構成や処理に置換することも可能であるし、これ以外の構成を適用することも可能である。
1…水冷式気体圧縮機、2…制御装置、3…可変速制御装置、M…駆動装置、G…動力伝達装置、101…1段圧縮機、102…2段圧縮機、103…インタークーラ、104…アフタークーラ、105…オイルポンプ、106…オイルクーラ、107・108・109…温度検出器、110・111・112…水量調節弁、120…圧縮気体流路、121…潤滑油流路、123…インタクーラ分岐配管、126…オイルクーラ分岐配管、124…アフタクーラ分岐配管、150…主配管、160…逆止弁
Claims (15)
- 気体を圧縮する気体圧縮機本体と、前記気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のエアクーラ及び前記気体圧縮機本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記エアクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、
前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記エアクーラとオイルクーラに向かって分岐するエアクーラ分岐配管とオイルクーラ分岐配管を有するものであり、
前記エアクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する気体温度検出装置と、
前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、
前記エアクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、
前記制御部が、前記気体温度検出器の検出値が所定の閾値以上の時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更して、前記エアクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである気体圧縮機。 - 請求項1に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更した後、前記油温度検出器の検出温度が所定の閾値以上となる時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更し、前記エアクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項1に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更した後、前記油温度検出器の検出温度が所定の閾値未満となる時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更し、前記エアクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を更に増加させるものである気体圧縮機。 - 前記気体圧縮機本が、低圧段と高圧段を含む少なくとも2つの圧縮機本体を有する多段圧縮機本体からなるものであり、
前記エアクーラが、前記低圧段圧縮機本体が吐き出す圧縮気体を冷却するインタクーラと前記高圧段圧縮機本体が吐き出す圧縮気体を冷却するアフタクーラとを備えるものであり、
前記エアクーラ分岐配管が、前記主配管から分岐するインタクーラ分岐配管と前記主配管から分岐するアフタクーラ分岐配管を備え、該インタクーラ分岐配管とアフタクーラ分岐配管の夫々に前記調整弁体を備えるものであり、
前記気体温度検出器が、前記インタクーラの下流で前記低圧段圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第1温度検出器と前記アフタクーラの下流で前記高圧段圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第2温度検出器とを備えるものであり、
前記制御部が、前記第1気体温度検出器の検出値が所定の閾値以上の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである気体圧縮機。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載の気体圧縮機であって、
前記気体圧縮機が、空気を圧縮するオイルフリー式又は給液式のものであり、
前記冷却媒体が水を含む冷却液である気体圧縮機。 - 低圧段と高圧段を含む少なくとも2つの圧縮機本体と、前記低圧段気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のインタクーラと、前記高圧段気体圧縮機本体から吐き出さる圧縮気体の冷却を行う液冷式のアフタクーラと、前記低圧段及び高圧段気体圧縮本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、
前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに向かって分岐するインタクーラ分岐配管、アフタクーラ分岐配管及びオイルクーラ分岐配管を有するものであり、
前記インタクーラの下流で前記低圧段気体圧縮機が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第1温度検出器と、
前記アフタクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第2温度検出装置と、
前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、
前記インタクーラ分岐配管、前記アフタクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、
前記制御部が、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値未満の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである気体圧縮機。 - 請求項6に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値未満且つ前記第2温度検出器の検出する温度が所定の閾値未満の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更し前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を増加させるものである気体圧縮機。 - 請求項6に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更した後、前記油温度検出器の検出温度が所定の閾値未満となる時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更し、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を更に増加させるものである気体圧縮機。 - 請求項6に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更した後、前記油温度検出器の検出温度が所定の閾値未満となる時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更し、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項6に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更した後、前記油温度検出器の検出温度が所定の閾値未満且つ前記第2温度検出器の検出温度が所定の閾値以上となる時に、前記少なくとも1の調整弁体の開度を変更し、前記インタクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項6~10のいずれか一項に記載の気体圧縮機であって、
前記気体圧縮機が、空気を圧縮するオイルフリー式又は給液式のものであり、
前記冷却媒体が水を含む冷却液である気体圧縮機。 - 低圧段と高圧段を含む少なくとも2つの圧縮機本体と、前記低圧段気体圧縮機本体から吐き出される圧縮気体の冷却を行う液冷式のインタクーラと、前記高圧段気体圧縮機本体から吐き出さる圧縮気体の冷却を行う液冷式のアフタクーラと、前記低圧段及び高圧段気体圧縮本体を潤滑/冷却する潤滑油を冷却する液冷式のオイルクーラと、前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに冷却媒体を供給する冷却媒体配管系統と、制御装置とを備える気体圧縮機であって、
前記冷却媒体配管系統が、主配管と、前記主配管から前記インタクーラ、アフタクーラ及びオイルクーラに向かって分岐するインタクーラ分岐配管、アフタクーラ分岐配管及びオイルクーラ分岐配管を有するものであり、
前記インタクーラの下流で前記低圧段気体圧縮機が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第1温度検出器と、
前記アフタクーラの下流で前記気体圧縮機本体が吐き出す圧縮気体の温度を検出する第2温度検出装置と、
前記オイルクーラの下流で前記潤滑油温度を検出する油温度検出器と、
前記インタクーラ分岐配管、前記アフタクーラ分岐配管及び前記オイルクーラ分岐配管の夫々に、前記冷却媒体の流通量を変更する調整弁体とを備え、
前記制御部が、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値未満の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項12に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させた後、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値以下の時に、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を更に減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項12に記載の気体圧縮機であって、
前記制御部が、前記少なくとも1つの調整弁体の開度を変更して、前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させた後、前記油温度検出器の検出値が所定の閾値を超過する時に、前記少なくとも1との調整弁体の開度を変更して前記オイルクーラ分岐配管に流通する冷却媒体の流量を減少させるものである気体圧縮機。 - 請求項12~14のいずれか一項に記載の気体圧縮機であって、
前記気体圧縮機が、空気を圧縮するオイルフリー式又は給液式のものであり、
前記冷却媒体が水を含む冷却液である気体圧縮機。
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