JPWO2018021382A1 - 端末装置及びピッキングシステム - Google Patents

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佳祐 三ツ井
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研二 林
智也 山下
智也 山下
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康夫 羽合
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    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation

Abstract

安価な構成でありながら、誤ピッキングを有効に抑制できる端末装置及びピッキングシステムを提供する。作業者の操作に応じて読み取り装置が物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、制御装置は、入力された前記物品識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記移送すべき物品の物品識別情報と一致すると判断した場合は、前記特定のカートのカート識別情報の入力を促す案内情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記案内情報を表示して、前記読み取り装置からの入力を待ち、前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記特定のカートにおけるカートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記特定のカートのカート識別情報と一致すると判断した場合は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記正常情報を表示する。

Description

本発明は、物品のピッキングに用いると好適な端末装置及びピッキングシステムに関する。
近年、急速に発達した通信販売やコンビニエンスストア等のロジスティクスにおいては、多品種小ロットの物品に対して顧客の注文に即時対応することが求められており、その取扱量は今後も増大する傾向にあるため、物流及び倉庫管理における物品のピッキング作業の高効率化が重要な課題となっている。特にピッキング作業は、保管されている多種多様な物品の中から顧客の注文に応じた物品を作業者の手で選別して移送する作業であることから、正確なピッキング作業を行うためには時間を要し、また例え時間をかけても誤ピッキングを完全になくすことはできず、これが物流の効率化を妨げる要因となっている。従って、正確かつ迅速にピッキング作業を実行できる種々の支援システムが従来より開発されてきた。
特許文献1には、作業者がピッキングした品物に付されているバーコードを読取るバーコードリーダと、前記品物を複数個載置することのできる秤と、この秤により計量された重量と前記バーコードリーダにより得られたバーコード情報とから前記秤に載置された品物の個数を算出する算出手段と、その算出結果を作業者に告知する告知手段とを備えたピッキング台車が開示されている。作業者が品物をピッキングする際、先ずその品物に付されているバーコードをバーコードリーダで読取り、次いでその品物を所定数秤に載置する。すなわち、所定数の品物をバケットに入れる前に一旦秤に載置する。すると、算出手段によって、秤により計量された重量と前記バーコードリーダにより得られたバーコード情報とから前記秤に載置された品物の個数が算出され、その算出結果が告知手段によって作業者に告知される。したがって、作業者は、ピッキングした個数に誤りがないかどうかを確認することができ、これによって作業の確実性が向上するという効果があるとされている。
特開平05−147708号公報 特開平06−64713号公報 特開平05−286512号公報 特開平02−18204号公報
しかしながら特許文献1の技術によれば、同種の品物であっても個体差から重量が異なる場合があり、正しい品物を予定された個数分だけバケットに載置しても、告知手段から告知された算出結果が適正値にならない場合があり、作業者の混乱を招く恐れがある。一方、それとは逆に異種の品物であっても重量が同じ場合があるが、同重量且つ異種の品物を誤ってバケットに載置したような場合には、告知手段から告知された算出結果が適正値となることがあり、それにより誤ピッキングの恐れがある。
特許文献2には、物品を収容する複数の小間を備えた物品棚の該複数の小間毎に付設された小間内の物品の取り出しを検出する物品取り出しセンサと、該物品取り出しセンサの出力に基づいて物品取り出し信号を発生する信号発生手段とを有するピッキング用装置が開示されている。かかる技術によれば、物品棚の小間から物品が取り出されたことを、物品取り出しセンサで検出し、この物品取り出しセンサの出力に基づいて、信号発生手段から物品取り出し信号を発生させ、この物品取り出し信号を用いることで、物品の取り出しとは直接関係のない動作を要さずに、例えば、作業者に作業位置を知らせるための表示器を制御する制御装置による、ある作業位置でのピッキング完了の判別などを行わせることができるようになるとされる。しかしながら、特許文献2の技術によれば、物品棚の複数の小間毎に物品取り出センサを設ける必要があり、設備コストが膨大なものとなる。
特許文献3には、記憶手段に記憶された固有情報、すなわち棚からの取出し物品に付記すべき情報が読み出されてラベル発行装置に送られ、その固有情報すなわちラベル発行情報に基づいて取出し物品に付設するラベルがラベル発行装置によって発行される技術が開示されている。それら発行されたラベルは、例えばピッキング作業者が棚から取出した物品に付設される。従って、取出し物品の種類や数量等に正確に対応したラベルが人手を介さずに自動発行されるので、ラベル発行作業の省力化を実現でき、併せて、上記取出し物品に正確に対応したラベルを各物品に付設することによって取出し物品の種類や数量の確認つまり検品が自動的に行われるという効果が生じるとされる。しかしながら、発行されたラベルを、ピッキング作業者が誤って違う物品に付設すると、誤ピッキングが生じることとなり、またラベルを付設する作業自体が作業者の大きな負担になって問題である。
特許文献4には、商品を品目毎に保管した多数のポケットを有する商品棚が備えられたピッキングゾーンと、複数の仕向先別のコンテナを上記のピッキングゾーンへ搬送するコンテナ搬送手段と、上記商品棚に設けられて各ポケット内の商品のピッキング個数を表示するポケット表示器とを有し、上記ピッキングゾーンに配置された作業者が各ポケット内の商品を上記ポケット表示器の表示に従ってピッキングして該当するコンテナに集品するように構成されたピッキングシステムにおいて、上記ピッキングゾーンにおける各コンテナへの集品位置の近傍に、少なくともピッキングした商品に対する投入すべきコンテナ番号を表示する投入指示装置を備えたものが開示されている。しかしながら、特許文献4に開示されたピッキングシステムにおいては、商品棚のポケット毎にポケット表示器を設置しなくてはならず、設備コストが膨大なものとなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、安価な構成でありながら、誤ピッキングを有効に抑制できる端末装置及びピッキングシステムを提供することを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した端末装置は、作業者が保管場所から複数種類の物品のいずれかを選択して特定のカートに移送させる際に用いる端末装置であって、前記物品には種類に応じた物品識別情報を示す物品マーカーが付与されており、前記カートには固有のカート識別情報を示すカートマーカーが付与されており、
前記作業者が読み取りできるように情報を表示するディスプレイと、
移送すべき物品に関する物品識別情報と前記特定のカートに関するカート識別情報を記憶する記憶部を備え、前記ディスプレイに表示する情報を作成して前記ディスプレイに入力する制御装置と、
前記物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力すると共に、前記カートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力する読み取り装置とを有する端末装置において、
前記制御装置が、移送すべき物品を示す移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記移送情報を表示して、前記読み取り装置からの入力を待ち、
前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が前記移送すべき物品の物品識別情報と一致すると判断した場合は、前記特定のカートのカート識別情報の入力を促す案内情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記案内情報を表示して、前記読み取り装置からの入力を待ち、
前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記特定のカートにおけるカートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が前記特定のカートのカート識別情報と一致すると判断した場合は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記正常情報を表示するものである。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したピッキングシステムは、作業者が保管場所から複数種類の物品のいずれかを選択して特定のカートに移送させる際に用いるピッキングシステムであって、前記物品には種類に応じた物品識別情報を示す物品マーカーが付与されており、
前記作業者が読み取りできるように情報を表示するディスプレイと、前記物品識別情報を記憶する記憶部を備え、前記ディスプレイに表示する情報を作成して前記ディスプレイに入力する制御装置と、前記物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力する端末読み取り装置とを有する端末装置と、
前記特定のカートを識別して、その少なくとも物品の載置場所に前記作業者が接近したことを検出する検出装置と、を含むピッキングシステムにおいて、
前記制御装置が、移送すべき物品を示す移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記移送情報を表示して、前記端末読み取り装置からの入力を待ち、
前記作業者の操作に応じて前記端末読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が前記移送すべき物品の物品識別情報と一致すると判断した場合は、前記特定のカートへの接近を促す案内情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記案内情報を表示して、前記検出装置の検出を待ち、
前記作業者が前記特定のカートの少なくとも物品の載置場所に接近したことを前記検出装置が検出したときに、前記制御装置は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記正常移送情報を表示するものである。
本発明によれば、安価な構成でありながら、誤ピッキングを有効に抑制できる端末装置及びピッキングシステムを提供することができる。
第1の実施形態にかかるピッキングシステムの概略を説明するための図である。 本実施形態にかかるヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという)100の斜視図である。 端末装置であるHMD100及び腕装着型スキャナ200のブロック図である。 作業者がHMD100及び腕装着型スキャナ200を装着した状態を示す図である。 ディスプレイユニット104の構成を示す概略断面図である。 ディスプレイユニット104の画像表示部104Bに表示される情報の例である。 腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、その商品CMのバーコードBC1に照射してバーコード情報(物品識別情報)を読み取る状態を示す図である。 腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、カートCTのバーコードBC2に照射してバーコード情報(カート識別情報)を読み取る状態を示す図である。 ディスプレイユニット104の画像表示部104Bに表示される警告情報の例である。 ディスプレイユニット104の画像表示部104Bに表示される警告情報の例である。 第2の実施形態にかかるカートCTと作業者WKを示す図である。 第2の実施形態にかかる図3と同様なブロック図である。 第3の実施形態にかかるカートCTと作業者WKを示す図である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態にかかるピッキングシステムの概略を説明するための図であり、倉庫内でのピッキング作業の例を示している。図1において、倉庫内には複数の棚SFが設置され、各棚SFには商品CMが保管されている。又、商品CMが保管された棚SFには、棚番号を付したプレートPTが取り付けられている。各商品CMには、商品の種別(識別情報)を示すバーコードBC1(物品マーカー)が付されたシールが貼り付けられている。又、作業者WKが、棚SFから移送するカートCTの取手HNには、カートCTの固有の識別情報を示すバーコードBC2(カートマーカー)が付されたシールが貼り付けられている。
更にデータベースサーバDSには、通信販売会社やコンビニエンスストアから発注された商品(物品)名や個数が記憶されている。データベースサーバDSにネットワークで接続されたピッキングサーバPSは、データベースサーバDSからの指示に従い、倉庫内に保管された商品の中からピッキングする商品及び個数を特定して、移送すべき商品の商品情報(移送すべき物品を示す移送情報)を作成するものである。又、ピッキングサーバPSには、棚SFと、そこに保管された商品CMとが対応づけて記憶されている。作成された商品情報は作業者毎に仕分けされて、アクセスポイントAPから無線LANで、作業者WKの持つウェラブル端末(HMD)に送信される。
図2は、本実施形態にかかるヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという)100の斜視図である。図3は、端末装置を構成するHMD100及び腕装着型スキャナ200のブロック図である。図4は、作業者がHMD100及び腕装着型スキャナ200を装着した状態を示す図である。
図2に示すように、本実施形態のHMD100は,支持部材であるフレーム101を有している。上方から見てコ字状であるフレーム101は、前方の一端側下部に矩形枠102を取り付け、その上部に本体部103を取り付けている。本体部103は、配線CDによりコントロールボックスCBに接続されており、コントロールボックスCBに内蔵された不図示の電池から給電されている。図4に示すように、フレーム101を作業者WKの頭部に装着した状態で、作業者WKの右目の前に矩形枠102が配置される。矩形枠102内には、スルー表示が可能な画像表示部104Bが、ディスプレイユニット104の構成部品として配置されている。
作業者WKが身につけたコントロールボックスCB内には、図3に示すように、ピッキングサーバPSから情報をダウンロード可能な通信部105と、ディスプレイユニット104の表示を制御する表示制御部106と、これらを司る制御部107が設けられている。表示制御部106と共に制御装置を構成する制御部107は、記憶部を内蔵している。一方、(端末)読み取り装置である腕装着型スキャナ200は、赤外光を投光して、その反射光からバーコード情報を読み取るバーコードスキャナ201と、バーコードスキャナ201が読み取ったバーコード情報を、HMD100の通信部105へとBluetooth(登録商標)などにより無線送信する通信部202と、赤外光のオンオフ等の操作を可能にする操作部203とを有している。図4に示すように、腕装着型スキャナ200は、ピッキング作業を邪魔しないように作業者WKの腕AMに装着され、且つ作業者WKの腕に装着したまま、バーコードスキャナ201から赤外光を出射して、バーコード情報を読み取り可能となっている。
図5は、ディスプレイユニット(ディスプレイともいう)104の構成を示す概略断面図である。表示装置としてのディスプレイユニット104は、画像形成部104Aと画像表示部104Bとからなる。画像形成部104Aは、本体部103内に組み込まれており、光源104aと、一方向拡散板104bと、集光レンズ104cと、表示素子104dとを有している。一方、いわゆるシースルー型の表示部材である画像表示部104Bは、本体部103から下方に延在するように配置された全体的に板状であって、接眼プリズム104fと、偏向プリズム104gと、ホログラム光学素子104hとを有している。
光源104aは、表示素子104dを照明する機能を有し、例えば光強度のピーク波長及び光強度半値の波長幅で462±12nm(B光)、525±17nm(G光)、635±11nm(R光)となる3つの波長帯域の光を発するRGB一体型のLEDで構成されている。このように光源104aが所定の波長幅の光を出射することにより、表示素子104dを照明して得られる画像光に所定の波長幅を持たせることができ、ホログラム光学素子104hにて画像光を回折させたときに、瞳孔Bの位置にて観察画角全域にわたって作業者WKに画像を観察させることができる。また、光源104aの各色についてのピーク波長は、ホログラム光学素子104hの回折効率のピーク波長の近傍に設定されており、光利用効率の向上がはかられている。
また、光源104aは、RGBの光を出射するLEDで構成されているので、光源104aのコストを抑えることができるとともに、表示素子104dを照明したときに、表示素子104dにてカラー画像を表示することが可能となり、そのカラー画像を作業者WKが視認可能とすることができる。また、RGBの各LED素子は発光波長幅が狭いので、そのようなLED素子を複数用いることにより、色再現性が高く、明るい画像表示が可能となる。
表示素子104dは、光源104aからの出射光を画像データに応じて変調して画像を表示するものであり、光が透過する領域となる各画素をマトリクス状に有する透過型の液晶表示素子で構成されている。なお、表示素子104dは反射型であってもよい。
接眼プリズム104fは、基端面PL1を介して入射する表示素子104dからの画像光を、相対する平行な内側面PL2と外側面PL3とで全反射させ、ホログラム光学素子104hを介して作業者WKの瞳に導く一方、外光を透過させて作業者WKの瞳に導くものであり、偏向プリズム104gとともに、例えばアクリル系樹脂で構成されている。この接眼プリズム104fと偏向プリズム104gとは、内側面PL2及び外側面PL3に対して傾斜した傾斜面PL4、PL5でホログラム光学素子104hを挟み、接着剤で接合されている。
偏向プリズム104gは、接眼プリズム104fに接合されて、接眼プリズム104fと一体となって略平行平板となるものである。この偏向プリズム104gを接眼プリズム104fに接合することにより,作業者WKがディスプレイユニット104を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
すなわち、例えば、接眼プリズム104fに偏向プリズム104gを接合させない場合、外光は接眼プリズム104fの傾斜面PL4を透過するときに屈折するので、接眼プリズム104fを介して観察される外界像に歪みが生じる。しかし、接眼プリズム104fに相補的な傾斜面PL5を有する偏向プリズム104gを接合させて一体的な略平行平板を形成することで、外光が傾斜面PL4,PL5(ホログラム光学素子104h)を透過するときの屈折を偏向プリズム104gでキャンセルすることができる。その結果、シースルーで観察される外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
ホログラム光学素子104hは、表示素子104dから出射される画像光(3原色に対応した波長の光)を回折反射して瞳孔Bに導き、表示素子104dに表示される画像を拡大して作業者WKの瞳に虚像として導く体積位相型の反射型ホログラムである。このホログラム光学素子104hは、例えば、回折効率のピーク波長および回折効率半値の波長幅で465±5nm(B光)、521±5nm(G光)、634±5nm(R光)の3つの波長域の光を回折(反射)させるように作製されている。ここで、回折効率のピーク波長は、回折効率がピークとなるときの波長のことであり、回折効率半値の波長幅とは、回折効率が回折効率ピークの半値となるときの波長幅のことである。
反射型のホログラム光学素子104hは、高い波長選択性を有しており、上記波長域(露光波長近辺)の波長の光しか回折反射しないので、回折反射される波長以外の波長を含む外光はホログラム光学素子104hを透過することになり、高い外光透過率を実現することができる。
次に、ディスプレイユニット104の動作について説明する。光源104aから出射された光は、一方向拡散板104bにて拡散され、集光レンズ104cにて集光されて表示素子104dに入射する。表示素子104dに入射した光は、表示制御部106から入力された画像データに基づいて画素ごとに変調され、画像光として出射される。これにより、表示素子104dには、カラー画像が表示される。
表示素子104dからの画像光は、接眼プリズム104fの内部にその基端面PL1から入射し、内側面PL2と外側面PL3で複数回全反射されて、ホログラム光学素子104hに入射する。ホログラム光学素子104hに入射した光は、そこで反射され、内側面PL2を透過して瞳孔Bに達する。瞳孔Bの位置では、ユーザーは、表示素子104dに表示された画像の拡大虚像を観察することができ、画像表示部104Bに形成される画面として視認することができる。この場合、ホログラム光学素子104hが画面を構成しているとみることもできるし、内側面PL2に画面が形成されているとみることもできる。
一方、接眼プリズム104f、偏向プリズム104gおよびホログラム光学素子104hは、外光をほとんど全て透過させるので、作業者WKはこれらを介して外界像(実像)を観察することができる。したがって、表示素子104dに表示された画像の虚像は、外界像の一部に重なって観察されることになるから、画像が表示された状態でも商品CMを観察することができ、ピッキング作業を邪魔する恐れが少ない。このようにして、HMD100を装着した作業者WKは、ホログラム光学素子104hを介して、表示素子104dから提供される画像と外界像とを同時に観察することができ、並行してピッキング作業を行える。
尚、ディスプレイユニット104が非表示状態のとき画像表示部104Bは素通しとなり、外界像のみを観察できる。本例では、光源と液晶表示素子と光学系とを組み合わせてディスプレイユニットを構成しているが、光源と液晶表示素子の組合せに代えて、自発光型の表示素子(例えば、有機EL表示素子)を用いても良い。また、光源と液晶表示素子と光学系の組合せに代えて、非発光状態で透過性を有する透過型有機EL表示パネルを用いてもよい。いずれにしても、画像表示部104Bに対向する作業者WKの眼の視野に入るように、好ましくは、有効視野に少なくとも一部が重なるように、画面を配置すると、作業者WKは画像を容易に視認することができる。
次に、本実施形態のHMD100及び腕装着型スキャナ200を用いたピッキング支援動作について説明する。図6は、ディスプレイユニット104の画像表示部104Bに表示される情報の例である。図1において、データベースサーバDSから商品名と個数を含む発注情報をダウンロードしたピッキングサーバPSは、アクセスポイントAPを介して,ある作業者WKのHMD100の通信部105に対して無線通信により、棚SFから移送すべき商品に関する情報を送信する。かかる情報を受信した制御部107は、移送すべき商品に関する情報と、その移送を指示された作業者WKの使用する(特定の)カートの情報とを,内蔵する記憶部に記憶し、更に表示制御部106を制御して、送信された情報に基づいて表示すべき画像を作成させ、その画像情報を、配線CDを介してディスプレイユニット104に送信する。かかる画像情報を入力したディスプレイユニット104は、対応する画像(移送情報)を表示する。表示された画像の例を、図6(a)に示す。
ここで、ディスプレイユニット104に表示された画像は、具体的には「棚番」、「商品名」、「商品番号」、「ピッキング予定数」に加えて、移送すべき商品の画像と、「類似品に注意」などの注意書きを含んでいると好ましい。表示された画像を見た作業者WKは、自分のカートCTを押しながら、その棚番を頼りに商品が保管されている場所まで移動する。
移送すべき商品(ここではビール500mの6缶パック)を発見した作業者WKは、図7に示すように、腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、その商品CMのバーコードBC1に照射してバーコード情報(物品識別情報)を読み取る。読み取られたバーコード情報は、通信部202を介してコントロールボックスCBの通信部105へと送信される。尚、同一の商品でも個数が違えば、種類が異なるものとして扱う。
送信されたバーコード情報を入力したHMD100の制御部107は、その記憶部に記憶された商品のバーコード情報に照らし合わせ、両者が一致すると判断した場合は、表示制御部106を制御して、カートCTに付されたバーコードBC2の入力を促す画像を作成させ、その画像情報を、配線CDを介してディスプレイユニット104に送信する。かかる画像情報を入力したディスプレイユニット104は、対応する画像(案内情報)を表示する。表示された画像の例を、図6(b)に示す。
ここで、ディスプレイユニット104に表示された画像は、例えば移送を指示された作業者WKのカートCTのカート番号(ここでは31番)と、そのバーコードBC2が付与された場所(取手HN)を示すことが好ましい。かかる画像を見た作業者WKは、先にバーコード情報を読み取った商品CMが移送すべき正しいものであることが分かるから誤ピッキングが防止され、同時に次の作業としてカートCTのバーコードBC2を読み取る必要があることが分かる。バーコードBC2を読み取るためには作業者WKが一旦カートCTに近づかなくてはならないから、先にバーコード情報を読み取った商品CMを保持してカートCTに移送することができる。これにより商品CMを載せ忘れるというミスを防止できる。
一方、制御部107が、送信された商品のバーコード情報と、記憶された商品のバーコード情報とが不一致であると判断した場合、ディスプレイユニット104に表示される画像として、図6(a)に示すものを維持することができる。画像が切り変わらないことを視認した作業者WKは、先にバーコード情報を読み取った商品CMが移送すべき不適切であることが分かり、それにより誤ピッキングが防止される。
もしくは、制御部107が、送信された商品のバーコード情報と、記憶された商品のバーコード情報とが不一致であると判断した場合、第1エラー情報を作成してディスプレイユニット104に入力することで、これに基づき図9に示す警告画像(第1エラー情報)をディスプレイユニット104に切り替えて表示することができる。図9に示す警告画像を視認した作業者WKは、ピッキングした商品が誤ったものであることを直ちに認識できる。尚、この警告画像は例えば5秒間だけ表示され、その後は図6(a)に示す画像に切り替えることが望ましい。
正しい商品CMの1パック目をカートCTに移送した作業者WKは、図8に示すように、腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、カートCTのバーコードBC2に照射してバーコード情報(カート識別情報)を読み取る。読み取られたバーコード情報は、通信部202を介してコントロールボックスCBの通信部105へと送信される。
送信されたバーコード情報を入力したHMD100の制御部107は、その記憶部に記憶されたカートのバーコード情報に照らし合わせ、両者が一致すると判断した場合は、表示制御部106を制御して、次に移送されるべき商品を示す画像を作成させ、その画像情報を、配線CDを介してディスプレイユニット104に送信する。ここでは、同じ商品CMが2パック移送されるものとする。かかる画像情報を入力したディスプレイユニット104は、対応する画像を表示する。表示された画像の例を、図6(c)に示す。
尚、図6(c)の表示画像を図6(a)の表示画像と比べると、ピッキング予定数が「0/2」から「1/2」に変わっていることが分かる。よって、かかる画像(正常移送情報)を見た作業者WKは、商品CMを移送したカートが適切であったことが分かると共に、次の作業として同じ商品CMをカートCTに移送させる必要があることが分かる。
一方、制御部107が、送信されたカートのバーコード情報と、記憶されたカートのバーコード情報とが不一致であると判断した場合、ディスプレイユニット104に表示される画像として、図6(b)に示すものを維持することができる。画像が切り変わらないことを視認した作業者WKは、商品CMを移送したカートが不適切であることが分かり、それにより誤ピッキングが防止される。
もしくは、制御部107が、送信されたカートのバーコード情報と、記憶されたカートのバーコード情報とが不一致であると判断した場合、第2エラー情報を作成してディスプレイユニット104に入力することで、これに基づき図10に示す警告画像(第2エラー情報)をディスプレイユニット104に切り替えて表示することができる。図10に示す警告画像を視認した作業者WKは、商品CMを移送したカートCTが誤ったものであることを直ちに認識できる。尚、この警告画像は例えば5秒間だけ表示され、その後は図6(b)に示す画像に切り替えることが望ましい。
図6(c)に示す画像を視認した作業者WKは、図7に示すように、腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、ピッキングした商品CMのバーコードBC1に照射してバーコード情報を読み取ると、ディスプレイユニット104の表示は図6(d)に示す画像へと切り替わり、これによりピッキングした商品CMが正しいものであることが分かる。
続けて、作業者WKが商品CMをカートCTに移送した際に、図8に示すように、腕装着型スキャナ200の赤外光IRを、自身のカートCTのバーコードBC2に照射してバーコード情報を読み取ると、ディスプレイユニット104の表示は図6(e)に示す画像(正常移送情報)へと切り替わり、これにより商品CMを適切なカートCTに移送したことが分かる。この時点で、図6(e)の表示画像は、ピッキング予定数が「2/2」に変わっているため、作業者WKは、同じ商品CMのピッキングが完了したことが分かる。このように商品CMをカートCTに移送する毎に、商品CMのバーコードBC1とカートCTのバーコードBC2を読み取って移送チェックを行うので、誤ピッキングを有効に防止できる。尚、商品CMのバーコード情報やカートCTのバーコード情報が一致しない場合には、不一致と判断した上述の制御を行う。
更に、図6(e)の画像は、制御部107に制御に従い、例えば5秒間だけ表示された後に、図6(f)に示す画像へと切り替わる。但し、図6(f)に示す画像への切り替えは、正常移送情報(特定のカートへの物品の移送が完了したことを示す情報)としての意味を持つが、例えば「商品***の移送は正常に行われました。」などの表示を、例えば3秒間だけディスプレイユニット104に表示した後に、図6(f)に示す画像へと切り替えるようにしても良い。かかる画像を視認した作業者WKは、別の棚にある商品(酎ハイ350ml6缶パック)をカートCTに移送させる必要があることが分かるので、表示された棚番までカートCTを移動して、以下、同様な作業を行う。以上を繰り返すことで、作業者WKは移送すべき全ての商品を効率的にカートCTへと移送させることができる。
図11は、第2の実施形態にかかるカートCTと作業者WKを示す図である。図12は、第2の実施形態にかかる図3と同様なブロック図である。第2の実施形態が、上述した第1の実施形態と異なる点は、図11に示すようにカートCTの取手HNに検出装置300を設置している点である。
図12に示すように、検出装置300は、カートCTに備えられた固有のカート識別情報を記憶した記憶部(カート記憶部)301と、カート識別情報をBluetooth(登録商標)等の無線通信で送信する送信部302と、カートCTから,少なくとも商品載置場所LDを含む所定範囲内(例えば商品載置場所LD側に向かって1.5m以内)にのみ検出光DL(例えば赤外光カーテン)を投射し,その反射光を受光することにより作業者WKの接近を検出する光センサ部303を有している。光センサ部303が作業者WKの接近を検出したときは、送信部302から、作業者WKの持つコントロールボックスCBの制御部107へカート識別情報を送信して入力するようになっている。本実施形態においては、カートマーカーは不要である。
本実施形態の動作について説明する。作業者WKがHMD100の指示に従い、腕装着型スキャナ200により物品マーカーを読み取って、商品CMをカートCTに移送するまでは、上述した実施形態と同様に動作するため説明を省略する。
ここで、コントロールボックスCBの制御部107は、腕装着型スキャナ200により正しい商品CMがスキャンされるまで、検出装置300からの入力を受け付けないようになっている。これにより商品移送のタイミング以外で、作業者WKがカートCTに接近した場合も、誤った制御を招くことが抑制される。腕装着型スキャナ200により正しい商品CMがスキャンされたとき、HMD100のディスプレイユニット104には、図6(a)に示す画像が表示されることとなるから、この時点から制御部107は検出装置300からの入力を受け付ける。
一方、商品CMを保持した作業者WKがカートCTに接近して、その商品載置場所LDに商品CMを載置すると、カートCTの検出装置300から出射されている検出光DLを遮ることとなる。その際に発生する反射光を光センサ部303が受光したことに応じて、送信部302が記憶部301からカート識別情報を読み出して、コントロールボックスCBの通信部105へと送信する。
送信されたカート識別情報を入力したHMD100の制御部107は、その記憶部に記憶されたカート識別情報に照らし合わせ、両者が一致すると判断した場合は、表示制御部106を制御して、次に移送されるべき商品を示す画像を作成させ、その画像情報を、配線CDを介してディスプレイユニット104に送信する。かかる画像情報を入力したディスプレイユニット104は、対応する画像(図6(c)参照)を表示する。ここでカート識別情報が不一致の場合は、上述した実施形態と同様な表示制御を行うこととなる。その他、同様であるため説明を省略する。検出装置300は作業者WKが保持した商品CMにスキャン光を投射して、そのバーコードBC1を読み取ってコントロールボックスCBに送信するようにしても良い。これにより、商品CMのバーコード情報とカートCTのカート識別情報とが同時に入力できるので、腕装着型スキャナ200は不要になる。
図13は、第3の実施形態にかかるカートCTと作業者WKを示す図である。第3の実施形態が、上述した第2の実施形態と異なる点は、検出装置の構成にある。カートCTは、少なくとも商品載置場所LDを含む所定範囲内(例えば半径1.5m以内)にのみ固有のカート識別情報を含む電波を発信する電波発信部310を備えている。一方、コントロールボックスCBの通信部105は、電波受信部を兼ねている。電波発信部310と通信部105とにより検出装置を構成する。
本実施形態の動作について説明する。作業者WKがHMD100の指示に従い、腕装着型スキャナ200により物品マーカーを読み取って、商品CMをカートCTに移送するまでは,上述した実施形態と同様に動作するため説明を省略する。又、第2の実施形態と同様に、コントロールボックスCBの制御部107は、腕装着型スキャナ200により正しい商品CMがスキャンされるまで、電波発信部310からの入力を受け付けないようになっている。
腕装着型スキャナ200により正しい商品CMがスキャンされた後、商品CMを保持した作業者WKがカートCTに接近して、その商品載置場所LDに商品CMを載置すると、カートCTの検出装置310から出射されている電波を通信部105が受信し、それに含まれたカート識別情報を制御部107へと入力する。制御部107は、入力されたカート識別情報と、記憶しているカート識別情報とを照合し、両者が一致すると判断した場合は、表示制御部106を制御して、次に移送されるべき商品を示す画像を作成させ、その画像情報を、配線CDを介してディスプレイユニット104に送信する。かかる画像情報を入力したディスプレイユニット104は、対応する画像(図6(c)参照)を表示する。ここでカート識別情報が不一致の場合は、上述した実施形態と同様に表示制御を行うこととなる。その他、同様であるため説明を省略する。
本発明は、明細書に記載の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施形態は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。
以上述べた実施形態では、商品マーカーやカートマーカーとしてバーコードを用いたが、QRコード(登録商標)などや、固有の画像などを用いても良い。固有の画像を読み取る読み取り装置としては、例えばHMDに設置されたカメラ等を用いることができる。又、端末装置の例としてHMDを挙げているが,スマートフォンやタブレット、或いは腕等に装着して用いる例えば時計型の端末装置などを用いても良い。コントロールボックスは、HMDの本体部と無線通信可能なスマートフォンやタブレットで代用しても良いし、腕装着型スキャナの代わりに、HMD内蔵型のスキャナを用いても良い。
100 HMD
101 フレーム
102 矩形枠
103 本体部
104 ディスプレイユニット
104A 画像形成部
104B 画像表示部
104a 光源
104b 一方向拡散板
104c 集光レンズ
104d 表示素子
104f 接眼プリズム
104g 偏向プリズム
104h ホログラム光学素子
105 通信部
106 表示制御部
107 制御部
200 腕装着型スキャナ
201 バーコードスキャナ
202 通信部
203 操作部
300 検出装置
301 記憶部
302 送信部
303 光センサ部
310 電波発信部
310 検出装置
AP アクセスポイント
BC1 バーコード情報
BC2 バーコード情報
CB コントロールボックス
CD 配線
CM 商品
CT カート
DL 検出光
DS データベースサーバ
HN 取手
LD 商品載置場所
PS ピッキングサーバ
PT プレート
SF 棚
WK 作業者

Claims (13)

  1. 作業者が保管場所から複数種類の物品のいずれかを選択して特定のカートに移送させる際に用いる端末装置であって、前記物品には種類に応じた物品識別情報を示す物品マーカーが付与されており、前記カートには固有のカート識別情報を示すカートマーカーが付与されており、
    前記作業者が読み取りできるように情報を表示するディスプレイと、
    移送すべき物品に関する物品識別情報と前記特定のカートに関するカート識別情報を記憶する記憶部を備え、前記ディスプレイに表示する情報を作成して前記ディスプレイに入力する制御装置と、
    前記物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力すると共に、前記カートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力する読み取り装置とを有する端末装置において、
    前記制御装置が、移送すべき物品を示す移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記移送情報を表示して、前記読み取り装置からの入力を待ち、
    前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記移送すべき物品の物品識別情報と一致すると判断した場合は、前記特定のカートのカート識別情報の入力を促す案内情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記案内情報を表示して、前記読み取り装置からの入力を待ち、
    前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記特定のカートにおけるカートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記特定のカートのカート識別情報と一致すると判断した場合は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記正常情報を表示する端末装置。
  2. 前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記移送すべき物品の物品識別情報と不一致であると判断した場合は、前記ディスプレイにおいて前記移送情報を表示した状態を維持するか、又は第1エラー情報を前記ディスプレイに入力して前記ディスプレイに前記第1エラー情報を表示させる請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記作業者の操作に応じて前記読み取り装置が前記特定のカートにおけるカートマーカーを読み取って、そのカート識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記特定のカートのカート識別情報と不一致であると判断した場合は、前記ディスプレイにおいて前記案内情報を表示した状態を維持するか、又は第2エラー情報を前記ディスプレイに入力して前記ディスプレイに前記第2エラー情報を表示させる請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記正常移送情報とは、次に移送すべき物品を示す情報、又は前記特定のカートへの物品の移送が完了したことを示す情報である請求項1〜3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 前記物品マーカー及び前記カートマーカーは、バーコード又はQRコード(登録商標)である請求項1〜4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記作業者の頭部に取り付けられた支持部材が、前記ディスプレイを前記作業者の眼前に位置するように支持するようになっている請求項1〜5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 作業者が保管場所から複数種類の物品のいずれかを選択して特定のカートに移送させる際に用いるピッキングシステムであって、前記物品には種類に応じた物品識別情報を示す物品マーカーが付与されており、
    前記作業者が読み取りできるように情報を表示するディスプレイと、移送すべき物品に関する前記物品識別情報を記憶する記憶部を備え、前記ディスプレイに表示する情報を作成して前記ディスプレイに入力する制御装置と、前記物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力する端末読み取り装置とを有する端末装置と、
    前記特定のカートを識別して、その少なくとも物品の載置場所に前記作業者が接近したことを検出する検出装置と、を含むピッキングシステムにおいて、
    前記制御装置が、移送すべき物品を示す移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記移送情報を表示して、前記端末読み取り装置からの入力を待ち、
    前記作業者の操作に応じて前記端末読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記移送すべき物品の物品識別情報と一致すると判断した場合は、前記特定のカートへの接近を促す案内情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記案内情報を表示して、前記検出装置の検出を待ち、
    前記作業者が前記特定のカートの少なくとも物品の載置場所に接近したことを前記検出装置が検出したときに、前記制御装置は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力した後、前記ディスプレイが前記正常移送情報を表示するピッキングシステム。
  8. 前記作業者の操作に応じて前記端末読み取り装置が前記物品における物品マーカーを読み取って、その物品識別情報を前記制御装置に入力したときに、前記制御装置は、入力された前記物品識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記移送すべき物品の物品識別情報と不一致であると判断した場合は、前記ディスプレイにおいて前記移送情報を表示した状態を維持するか、又は第1エラー情報を前記ディスプレイに入力して前記ディスプレイに前記第1エラー情報を表示させる請求項7に記載のピッキングシステム。
  9. 前記検出装置は、前記カートに備えられた、固有のカート識別情報を記憶したカート記憶部、前記カート識別情報を送信する送信部、及び前記カートから所定範囲内にのみ検出光を投射し,その反射光を受光することにより前記作業者の接近を検出する光センサ部を有し、前記制御装置の前記記憶部は、特定のカートの識別情報を記憶しており、
    前記光センサ部が前記作業者の接近を検出したときは、前記カート記憶部に記憶された前記カート識別情報を前記送信部から前記端末装置の制御装置へ送信して入力し、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記特定のカートのカート識別情報と一致すると判断した場合は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力する請求項7又は8に記載のピッキングシステム。
  10. 前記検出装置は、前記カートに設けられて所定範囲内にのみ固有のカート識別情報を含む電波を発信する電波発信部と、前記端末装置に設けられた電波受信部とを有し、前記制御装置の前記記憶部は、特定のカートの識別情報を記憶しており、
    前記所定範囲内に前記作業者が進入したときに、前記電波を前記電波受信部が検知することにより、前記電波に含まれた前記カート識別情報を前記制御装置に入力し、前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記特定のカートのカート識別情報と一致すると判断した場合は、物品が正常に移送されたことを示す正常移送情報を前記ディスプレイに入力する請求項7又は8に記載のピッキングシステム。
  11. 前記制御装置は、入力された前記カート識別情報が、前記記憶部に記憶されている前記カート識別情報と不一致であると判断した場合は、前記ディスプレイにおいて前記案内情報を表示した状態を維持するか、又は第2エラー情報を前記ディスプレイに入力して前記ディスプレイに前記第2エラー情報を表示させる請求項9又は10に記載のピッキングシステム。
  12. 前記物品マーカーは、バーコード又はQRコード(登録商標)である請求項7〜11のいずれかに記載のピッキングシステム。
  13. 前記端末装置において、前記作業者の頭部に取り付けられた支持部材が、前記ディスプレイを前記作業者の眼前に位置するように支持するようになっている請求項7〜12のいずれかに記載のピッキングシステム。
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